JPH08158759A - 引き違い戸 - Google Patents

引き違い戸

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JPH08158759A
JPH08158759A JP30601594A JP30601594A JPH08158759A JP H08158759 A JPH08158759 A JP H08158759A JP 30601594 A JP30601594 A JP 30601594A JP 30601594 A JP30601594 A JP 30601594A JP H08158759 A JPH08158759 A JP H08158759A
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handrail
door
sliding door
corridor
fusuma
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JP30601594A
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Kanji Mori
完二 森
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引き違い戸に手摺を設けて歩行あるいは立ち
座りの補助を行えるようにして、壁面部分と連続して前
記補助を行えるようにすること。 【構成】 引き違いに設けられた第1襖5の前面に第1
襖5の全幅に略等しい長さの第1手摺9が、また、第2
襖6の前面に第2襖6の全幅に略等しい長さの第2手摺
10が、それぞれ各戸のスライド方向に延在されるとと
もに、戸のスライド時に相互が干渉しないように配置さ
れて設けられ、第1手摺9は、第1襖5に強固に固定さ
れ、第2手摺10は、左側端部が第2襖6に支持されて
いるとともに、右側端部が第1手摺9に相対スライド可
能に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、襖や戸などの建物の開
口を開閉する建具や、靴箱などのキャビネットの開閉を
行う戸などのように住宅内に用いられる引き違い戸に関
する。
【0002】
【従来の技術】住宅では、高齢者あるいは足腰が不自由
な人への対応の1つの手段として、図4に示すように廊
下01の壁面02あるいは階段の壁面に沿って手摺03
を取り付けることが成されている。
【0003】しかしながら、図4に示すように廊下01
の途中に襖などの引き違い戸04が設けられている場
合、前記壁面02がこの引き違い戸04の部分で途切れ
ることから手摺03もこの部分で途切れてしまうもの
で、歩行の補助として十分な機能が果たされていないと
いう問題があった。また、図5に示すように廊下01の
先端に玄関05が設けられ、この玄関05に図示のよう
に埋込式あるいは設置式の収納用のキャビネット06が
設けられ、廊下01の壁面02がキャビネット06で途
切れている場合も、壁面02に沿って設けられた手摺0
3がこのキャビネット06の部分で途切れてしまい、玄
関05まで歩行の補助を行うことができず、十分な補助
機能が得られないという問題があった。
【0004】すなわち、従来の引き違い戸にあっては、
手摺が設けられたものがなく歩行の補助あるいは立ち座
りの補助を行うことができなかった。
【0005】ところで、戸の位置でも歩行の補助を行う
ことができる可能性のあるものとして、特開平2−27
083号公報に記載された建具振れ止め装置がある。こ
の装置は、図6に示すように壁面02に沿って設けられ
た手摺03を吊戸式の建具07の走行方向に延在し、建
具07の前面には、前記手摺03を相対摺動可能に挿入
させたパイプ08を取り付け、建具07が手摺03に支
持された状態で手摺03に沿ってスライドするように構
成されている。したがって、建具07を閉じた状態で
は、建具07の位置に手摺03に連続したパイプ08が
配置されているため、このパイプ08を手摺として使用
することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術を引き違い戸に適用しようとしても、すなわち、図6
において壁の09で示す部分をもう一方の戸とする引き
違い戸を構成した場合、このもう一方の戸を開いたとき
に開口の部分に手摺03が存在して出入りすることがで
きない。よって、引き違い戸として機能せず、上記公報
の技術は引き違い戸には適用できないものであった。
【0007】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、引き違い戸に手摺を設けて歩行あるい
は立ち座りの補助を行えるようにして、壁面部分と連続
して前記補助を行えるようにすることを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の引き違い戸は、開口に第1の戸と第2の
戸が第1の戸を前にして引き違いに設けられ、前記第1
の戸の前面に第1の戸の全幅に略等しい長さの第1手摺
が、また、第2の戸の前面に第2の戸の全幅に略等しい
長さの第2手摺が、それぞれ各戸のスライド方向に延在
されるとともに、戸のスライド時に相互が干渉しないよ
うに配置されて設けられ、前記第1手摺は、前記第1の
戸に固定され、前記第2手摺は、開口の端部側の一端部
が前記第2の戸に支持されているとともに、他端部が第
1手摺に相対スライド可能に支持されている構成とし
た。
【0009】また、請求項2記載の発明では、前記第1
手摺に沿ってガイドレールが設けられ、前記第2手摺の
他端部には、前記ガイドレールにスライド可能に挿入さ
れたスライダが取り付けられている構成とした。
【0010】また、請求項3記載の発明では、前記開口
は、廊下と部屋とを区画する壁に設けられ、前記第1・
第2各手摺は、前記廊下に沿って壁面に取り付けられて
いる手摺と同じ高さに配置されている構成とした。
【0011】
【作用】本発明の引き違い戸では、全閉時には、第1・
第2の各戸に設けられた第1手摺と第2手摺とが連続し
た状態で、引き違い戸の前面の全幅に亘って延在され
る。したがって、この範囲で歩行を補助することができ
る。よって、請求項3に記載のように、廊下の壁面に沿
って手摺が設けられ、この壁面の途中に引き違い戸が設
けられている場合でも、手摺が引き違い戸の部分で途切
れることなく連続させることができる。
【0012】また、引き違い戸の開閉時には、第1の戸
と第2の戸との相対移動に伴って、第2手摺の他端が第
1手摺に沿ってスライドする。したがって、第1・第2
手摺が引き違い戸の開閉を妨げるといったことがないと
ともに、各戸を移動させて開いた開口の部分に手摺が存
在することがなく、この開口の出入りを邪魔することが
ない。
【0013】なお、請求項2記載のものでは、上記開閉
時に第2手摺の他端に取り付けたスライダが第1手摺に
設けたガイドレールに沿ってスライドする。
【0014】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の実施例の引き違い戸Aを示す平面図であ
って、この引き違い戸Aは、廊下1と部屋2とを区画す
る壁3の開口に設けられ、建具枠4と、この建具枠4内
に引き違いに設けられた第1襖(第1の戸)5ならびに
第2襖(第2の戸)6とを備えている。なお、前記壁3
には、壁3と平行に木製の手摺7,8が設けられてお
り、各手摺7,8は、同軸に配置されている。また、図
中左側の手摺8の右側の先端部は、円形の端面8aが図
中右側を向いた形状に形成されており、一方、図中右側
の手摺7の左側の先端部は、円形の端面7aを廊下1側
に向けて形成されている。
【0015】各襖5,6には、それぞれ廊下1側の面に
それぞれ前記手摺7,8と同径の木製の第1手摺9,第
2手摺10が設けられている。すなわち、前記第1襖5
に設けられている第1手摺9は、各手摺7,8,10よ
りも廊下1に突出する方向に位置をずらして配置されて
おり、その軸方向の両端部をブラケット9a,9aを介
して第1襖5に強固に支持されている。また、この第1
手摺9は、図中左右の先端部において円形の端面9b,
9cを室内2の方向に向けて形成されており、引き違い
戸Aの全閉時には、端面9bは、前記手摺7の端面7a
と対向される。そして、前記第1手摺9の内部には、図
2の断面図に示すように、第1襖5側に開口を有した樹
脂製のガイドレール9dが第1手摺9の略全長に亘って
設けられている。なお、前記ブラケット9aは、図2に
示すように、第1手摺9の上方位置に配置されている。
ちなみに、図2は、図1において第2手摺10が想像線
で示す位置に移動した状態におけるS2−S2断面であ
る。
【0016】一方、前記第2襖6の第2手摺10は、壁
3の手摺7,8と同軸に配設され、図1において左側の
先端部の端面10aは、引き違い戸Aの全閉時に前記手
摺8の端面8aと対向するように図中左側を向いて形成
されている一方で、図中右側の先端部の端面10bは、
引き違い戸Aの全閉時に前記第1手摺9の端面9cと対
向するように廊下1側向きに形成されている。また、前
記第2手摺10は、図中左側の端部がブラケット10c
を介して第2襖6に強固に固定されている一方で、図中
右側の端部は、図3に示すように前記端面10bに固定
されたステンレス製のスライダ10dの廊下1側に突出
した頭部10eを、前記ガイドレール9dの内部にスラ
イド自在であるとともに図2において水平方向で係合す
るように差し込むことで前記第1手摺9に支持されてい
る。
【0017】本実施例の引き違い戸Aでは、上述のよう
に構成したため、引き違い戸Aを全閉としたときには、
図1に示すように引き違い戸Aの部分で途切れることな
く各手摺7,8,9,10が連続して配置される。した
がって、引き違い戸Aの部分でも各手摺9,10を伝い
歩きすることができる。
【0018】また、引き違い戸Aの開閉の際には、第2
手摺10の図1の右側端部は、第1手摺9のガイドレー
ル9dに沿ってスライドするから、第2襖6を開いたと
きには第2手摺10も一緒に移動して開口の部分に残る
ことがないから、廊下1と部屋2との間の移動の邪魔に
はならない。なお、第1手摺9を支持するブラケット9
a,9aは、第1手摺9よりも上方位置に配置されてい
るから、第2手摺10が第1手摺9に対してスライドす
る際には、ブラケット9aと干渉することがなくスライ
ドが妨げられない。
【0019】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発
明に含まれる。例えば、第1手摺と第2手摺を同軸に設
け、第1手摺を中空パイプとし第2手摺は第1手摺の中
空部に挿入されてスライド可能に支持されるものであっ
てもよい。ただし、第1手摺は中空パイプとしても手摺
として十分な強度が要求されるのは当然である。
【0020】実施例では、引き違い戸の第1・第2の戸
として廊下1と部屋2とを区画する建具である襖を示し
たが、襖以外の建具に適用することができるし、あるい
は、図5に示すキャビネットを開閉する戸にも適用でき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1〜3
に記載した各引き違い戸にあっては、引き違いに設けら
れた第1の戸と第2の戸のそれぞれに第1手摺,第2手
摺を設け、第1手摺は第1の戸に強固に固定する一方、
第2手摺は、開口の端部側の一端部を第2の戸に支持さ
せるとともに、他端部を第1手摺に相対スライド可能に
支持させた構成としたため、引き違い戸の全閉時には、
第1手摺と第2手摺が引き違い戸の略全幅に亘って延在
され、この引き違い戸の部分でも歩行の補助を行うこと
ができ、また、第1の戸と第2の戸のいずれを開いた場
合でも、第1手摺と第2手摺とが相対スライドして、い
ずれの手摺も開口の部分に存在することがなく、出入り
の邪魔になることがないという効果が得られる。
【0022】また、請求項3記載の引き違い戸にあって
は、第1・第2手摺を、廊下に沿って壁面に取り付けら
れている手摺と同じ高さに配置させたため、引き違い戸
の全閉時には、廊下の手摺と同じ高さで第1・第2手摺
が延在されるため、廊下の手摺が引き違い戸で途切れる
ことがないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の引き違い戸を示す一部を断面し
た平面図である。
【図2】図1において第2手摺が想像線で示す位置に移
動した状態におけるS2−S2断面図である。
【図3】第2手摺の要部を示す斜視図である。
【図4】従来技術を示す斜視図である。
【図5】従来技術を示す平面図である。
【図6】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 引き違い戸 1 廊下 3 廊下 5 第1襖(第1の戸) 6 第2襖(第2の戸) 7,8 手摺 9 第1手摺 9d ガイドレール 10 第2手摺 10d スライダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口に第1の戸と第2の戸が第1の戸を
    前にして引き違いに設けられ、 前記第1の戸の前面に第1の戸の全幅に略等しい長さの
    第1手摺が、また、第2の戸の前面に第2の戸の全幅に
    略等しい長さの第2手摺が、それぞれ各戸のスライド方
    向に延在されるとともに、戸のスライド時に相互が干渉
    しないように配置されて設けられ、 前記第1手摺は、前記第1の戸に固定され、 前記第2手摺は、開口の端部側の一端部が前記第2の戸
    に支持されているとともに、他端部が第1手摺に相対ス
    ライド可能に支持されていることを特徴とする引き違い
    戸。
  2. 【請求項2】 前記第1手摺に沿ってガイドレールが設
    けられ、 前記第2手摺の他端部には、前記ガイドレールにスライ
    ド可能に挿入されたスライダが取り付けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の引き違い戸。
  3. 【請求項3】 前記開口は、廊下と部屋とを区画する壁
    に設けられ、 前記第1・第2各手摺は、前記廊下に沿って壁面に取り
    付けられている手摺と同じ高さに配置されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の引き違い戸。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015034450A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 株式会社ノダ 手摺構造

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