JPH11241555A - 引き違いサッシ - Google Patents

引き違いサッシ

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Publication number
JPH11241555A
JPH11241555A JP1743898A JP1743898A JPH11241555A JP H11241555 A JPH11241555 A JP H11241555A JP 1743898 A JP1743898 A JP 1743898A JP 1743898 A JP1743898 A JP 1743898A JP H11241555 A JPH11241555 A JP H11241555A
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JP
Japan
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sliding door
door
sash
frame
sliding
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Application number
JP1743898A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Tsunosaki
崎 哲 夫 角
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Aluminium Industry Co Ltd filed Critical Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵埃が溜まりにくく、掃除が簡単で、浴室戸
とした場合は、浴室から脱衣室側への漏水を阻止する。 【解決手段】 下枠3の引戸走行域Aに長手方向の1本
のガイド溝31を設けると共に、浴室側引戸7にガイド
溝31と摺動可能に係合するガイドピン73を設け、上
枠2に吊り下げた脱衣室側引戸5,中間引戸6にガイド
溝31に摺動可能に挿入するガイドピン53,63を各
々設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き違いサッシに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、下枠をできるだけフラッ
トにして、人が通る際に躓いたり、車椅子が支えたりす
るの防ぐようにした引き違いサッシが考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
引き違いサッシでは、下枠に引戸の枚数に合わせてガイ
ド部を設けている都合上、ガイド部が多い分だけ塵埃が
溜まりやすいうえに、掃除もしずらいという問題を有し
ており、この問題を解決することが従来の課題であっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、人が通る際に躓いたり、車椅子が支
えたりするの防ぐことができると共に、引戸を軽く開閉
することが可能であるのは勿論のこと、下枠に塵埃が溜
まりにくく、そして、掃除を楽に行うことができ、しか
も浴室の出入り口に採用した場合には、浴室から脱衣室
側への漏水を防止することが可能である引き違いサッシ
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明は、上枠と、略平坦な上面を有する下枠と、上,
下枠の間において外側に配置した外側引戸と、外側引戸
よりも内側に位置して上枠に吊り下げた内側引戸を備
え、下枠の引戸走行域には長手方向の1本のガイド溝を
設け、ガイド溝に摺動可能に挿入する係合部を外側引戸
に設けて外側引戸を案内すると共に、振れ止め部を設け
て内側引戸を案内する構成としており、この引き違いサ
ッシの構成を従来の課題を解決するための手段としてい
る。
【0006】また、本発明の請求項2に係わる引き違い
サッシでは、外側引戸を上枠に吊り下げた構成としてい
る。
【0007】さらに、本発明の請求項3に係わる引き違
いサッシでは、内側引戸に振れ止め部を設け、振れ止め
部を外側引戸のガイド溝に摺動可能に挿入した構成と
し、本発明の請求項4に係わる引き違いサッシでは、内
側引戸および外側引戸のいずれか一方に振れ止め部を設
け、振れ止め部を内側引戸および外側引戸のいずれか他
方に摺動可能に係合した構成としている。
【0008】さらにまた、本発明の請求項5に係わる引
き違いサッシでは、外側引戸および内側引戸を重ね合わ
せた状態において、外側引戸の係合部および内側引戸の
振れ止め部は互いにガイド溝の長手方向のずれた部位に
位置する構成とし、本発明の請求項6に係わる引き違い
サッシでは、外側引戸の係合部および内側引戸の振れ止
め部が互いに当接するのを防ぐストッパを設けた構成と
している。
【0009】さらにまた、本発明の請求項7に係わる引
き違いサッシでにおいて、上枠は、上枠本体と、上枠本
体に取り外し可能に装着して引戸の上端部が摺動可能に
係合する係合溝を形成する補助枠を備え、補助枠を上枠
本体から取り外した状態で引戸の建込みを可能とした構
成としている。
【0010】本発明に係わる引き違いサッシにおける外
側引戸とは、浴室の出入り口を開閉するに採用した場合
において、浴室側に位置する引戸のことを指し、内側引
戸とは、浴室側引戸よりも脱衣室側に位置する引戸のこ
とを指す。また、本発明に係わる引き違いサッシを玄関
に採用した場合において、外側引戸とは、室外側に位置
する引戸を指し、内側引戸とは、室外側引戸よりも室内
側に位置する引戸のことを指す。
【0011】なお、本発明の請求項1,3〜7に係わる
引き違いサッシにおいて、外側引戸は、下枠上を走行す
る引戸としてもよく、この場合において、係合部はガイ
ド溝と係合して振れ止めとしても機能する。
【0012】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる引き違いサッ
シにおいて、引戸の開閉が見込み方向に振れることなく
なされる(内側引戸の開閉は小さな操作力でなされる)
うえ、下枠の引戸走行域には長手方向に沿う1本のガイ
ド溝を設けているだけなので、下枠が略平坦な上面を有
していることとも相俟って、下枠上の段差がほとんどな
くなり、人が躓いたり車椅子が支えたりすることが回避
されることとなり、加えて、ガイド部を多数設けた従来
の引き違いサッシと比較して下枠には塵埃が溜まりにく
く、そして、掃除が簡単なものとなる。
【0013】また、この引き違いサッシを、例えば、浴
室の出入り口に採用した際には、下枠の引戸走行域に1
本だけ設けたガイド溝が下枠の浴室側に位置しているの
で、下枠に水や湯水がかかった場合であったとしても、
このガイド溝に水や湯水が入り込んで止水がなされるの
に加えて、従来の引き違いサッシのように水や湯水が複
数のガイド部を順次伝わって下枠の脱衣室側へ流れるよ
うなことがなく、したがって、浴室から脱衣室側への漏
水が阻止されることとなる。
【0014】本発明の請求項2に係わる引き違いサッシ
では、内側引戸だけでなく外側引戸の開閉も小さな操作
力でなされることとなる。
【0015】本発明の請求項3に係わる引き違いサッシ
では、内側引戸の見込み方向の移動の規制が簡単な構造
でなされることとなり、本発明の請求項4に係わる引き
違いサッシでは、上記した構成としていることから、振
れ止め部が外側引戸および内側引戸の間に位置すること
となって、意匠性に優れたものとなる。
【0016】本発明の請求項5に係わる引き違いサッシ
では、引戸の開閉に際して、外側引戸の係合部および内
側引戸の振れ止め部が一切干渉しないので、引戸の移動
が支障なく円滑になされることとなり、本発明の請求項
6に係わる引き違いサッシでは、外側引戸の係合部およ
び内側引戸の振れ止め部の衝突が阻止されるので、係合
部および振れ止め部の破損が回避されることとなる。
【0017】本発明の請求項7に係わる引き違いサッシ
では、上記した構成としているため、倹飩のように引戸
を一旦うえに持ち上げる必要がなく、したがって、引戸
の建込みが簡単になされることとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0019】図1〜図3は本発明に係わる引き違いサッ
シの一実施例を示しており、この実施例では、本発明に
係わる引き違いサッシが浴室の出入り口を開閉する引き
違いサッシである場合を示す。
【0020】図1および図3に示すように、この引き違
いサッシ1は、上枠2と、略平坦状をなす上面3aを有
する下枠3と、竪枠4と、上枠2に吊り下げた内側引戸
としての脱衣室側引戸5,中間引戸6および外側引戸と
しての浴室側引戸7を備えている。
【0021】上枠2は、脱衣室側に位置する上枠本体2
1と、この上枠本体21に装着して脱衣室側引戸5の上
端部が摺動可能に係合する係合溝26を形成する脱衣室
側補助枠22と、上枠本体21に装着して中間引戸6の
上端部が摺動可能に係合する係合溝27を形成する中間
補助枠23と、上枠本体21に装着して浴室側引戸7の
上端部が摺動可能に係合する係合溝28を形成する浴室
側補助枠24を備えている。
【0022】中間補助枠23および浴室側補助枠24に
は、係合溝28内において互いに対向するハンガーロー
ラー25,25が長手方向に所定の間隔をもって複数個
ずつそれぞれ設けてあり、図3左側に位置する浴室側引
戸7は、その上端部に設けたハンガーレール71を中間
補助枠23および浴室側補助枠24によって形成される
係合溝28に挿入してハンガーローラ25,25に引掛
けることにより、上枠2に移動可能に支持されるように
なっている。脱衣室側補助枠22と中間補助枠23、お
よび、上枠本体21と脱衣室側補助枠22にも、係合溝
27,26内において互いに対向するハンガーローラ2
5,25がそれぞれ設けてあり、中間引戸6および脱衣
室側引戸5は、上記浴室側引戸7と同様にして、上枠2
に移動可能に支持されるようになっている。
【0023】この場合、脱衣室側補助枠22,中間補助
枠23および浴室側補助枠24は、いずれも上枠本体2
1に対して浴室側から見込み方向に取り外し可能となっ
ており、引戸5,6,7の建込みを行う際には、補助枠
22,23,24を上枠本体21から外して、脱衣室側
引戸5,中間引戸6および浴室側引戸7の順で建込むよ
うにしている。
【0024】一方、下枠3における引戸走行域Aの浴室
側には、長手方向に沿う1本のガイド溝31が設けてあ
り、3枚の引戸5,6,7のうちの浴室側引戸7は、こ
のガイド溝31の上方を移動するようになっている。
【0025】この浴室側引戸7の下端には、脱衣室側に
位置して下枠3の上面3aと摺接するタイト材72が設
けてあると共に、図2にも示すように、下枠3のガイド
溝31に摺動可能に挿入する係合部としてのガイドピン
73が設けてあり、このガイドピン73は、両竪框7
4,74の各下端に設けてある。
【0026】また、下枠3のガイド溝31から離れた部
位に位置する引戸、すなわち、中間引戸6および脱衣室
側引戸5の各下端にも、脱衣室側に位置して下枠3の上
面3aと摺接するタイト材62,52が設けてあると共
に、下枠3のガイド溝31に摺動可能に挿入して振れ止
め部として機能するガイドピン63,53がそれぞれ設
けてある。この実施例において、中間引戸6は、その戸
先側框64にガイド溝31上に延出して浴室側引戸7の
移動を規制する延出部分(ストッパ)65を一体で具備
しており、一方、脱衣室側引戸5も、その戸先側框54
にガイド溝31上に延出して中間引戸6の移動を規制す
る延出部分(ストッパ)55を一体で具備しており、中
間引戸6および脱衣室側引戸5の各ガイドピン63,5
3は、これらの延出部分65,55の各下端に各々設け
てあって、引戸5,6,7を重ね合わせた状態におい
て、各々のガイドピン73,63,53は、互いにガイ
ド溝31の長手方向のずれた部位に位置するようにして
ある。
【0027】なお、図1(b)における符号8は補助ロ
ーラである。
【0028】この引き違いサッシ1において、引戸5,
6,7を上枠2に吊り下げているので、引戸5,6,7
の開閉操作力が軽いものとなるうえ、下枠3の引戸走行
域Aには長手方向に沿うガイド溝31が1本設けてある
だけなので、下枠3が略平坦状の上面3aを有している
こととも相俟って、下枠3上の段差がほとんどなくな
り、人が躓いたり車椅子が支えたりすることが回避され
ることとなり、ガイド溝31の数が少ない分だけ塵埃が
溜まりにくく、そして、掃除が簡単なものとなる。
【0029】また、下枠3に水や湯水がかかった場合で
あったとしても、下枠3の引戸走行域Aに1本だけ設け
たガイド溝31が下枠3の浴室側に位置しているので、
まず、水や湯水がこのガイド溝31に入り込んで止水が
なされるうえ、従来の引き違いサッシのように水や湯水
が複数のガイド部を順次伝わって脱衣室側へ流れるよう
なことがなく、したがって、浴室から脱衣室側への漏水
が阻止されることとなる。
【0030】さらに、この引き違いサッシ1では、下枠
3のガイド溝31に摺動可能に挿入した中間引戸6およ
び脱衣室側引戸5の各ガイドピン63,53を振れ止め
部としているので、中間引戸6および脱衣室側引戸5の
見込み方向の移動の規制が簡単な構造でなされることと
なり、加えて、下枠3のガイド溝31から離れた部位に
位置する中間引戸6および脱衣室側引戸5の各ガイドピ
ン63,53は、各々の戸先側框64,54からガイド
溝31上に延出して浴室側引戸7の移動を規制する延出
部分65,55の各下端にそれぞれに設けてあるので、
引戸5,6,7の開閉に際して、浴室側引戸7と中間引
戸6の延出部分65とが当接して各々の動作が規制され
るまでの間、ならびに、中間引戸6と脱衣室側引戸5の
延出部分55とが当接して各々の動作が規制されるまで
の間、中間引戸6および脱衣室側引戸5の各ガイドピン
63,53が他の引戸に一切干渉しないことから、引戸
5,6,7の移動が支障なく円滑になされることとなる
うえ、各ガイドピン73,63,53同士の衝突が阻止
されるため、各ガイドピン73,63,53が破損する
ようなことが回避されることとなる。
【0031】さらにまた、この引き違いサッシ1では、
引戸5,6,7の各上端部が摺動可能に係合する係合溝
26,27,28を形成する脱衣室側補助枠22,中間
補助枠23および浴室側補助枠24が、上枠本体21に
対して浴室側から見込み方向に着脱可能としてあるの
で、補助枠22,23,24を上枠本体21から外し
て、脱衣室側引戸5,脱衣室側補助枠22,中間引戸
6,中間補助枠23,浴室側引戸7および浴室側補助枠
24の順で上枠本体21にセットすれば、引戸5,6,
7の建込みが完了することとなり、すなわち、倹飩のよ
うに引戸を一旦うえに持ち上げたりすることなく、引戸
5,6,7の建込みが完了することとなり、したがっ
て、引戸5,6,7の建込みが簡単になされることとな
る。
【0032】図4〜図6は本発明に係わる引き違いサッ
シの他の実施例を示しており、この実施例においても、
本発明に係わる引き違いサッシが浴室の出入り口を開閉
する引き違いサッシである場合を示す。
【0033】図4および図6に示すように、この引き違
いサッシ101が先の実施例における引き違いサッシ1
と相違するところは、中間引戸106および脱衣室側引
戸105の各下端部に、浴室側引戸107および中間引
戸106に摺動可能に係合する振れ止め部としてのロー
ラ163,153をそれぞれ設けた点にあり、他の構成
は先の実施例における引き違いサッシ1と同じである。
【0034】中間引戸106のローラ163は、中間引
戸106の浴室側引戸107と対向する側壁106aを
内側から貫通するピン軸166に嵌装され、ストップリ
ング167により軸方向への移動が規制されており、こ
の実施例において、ローラ163は、浴室側引戸107
の中間引戸106と対向する側壁107aに全幅にわた
って形成したローラ溝177にその端部から嵌め込まれ
て、見込み方向の移動が規制された状態で図4に一点鎖
線で示す位置から二点鎖線で示す位置までの範囲で移動
するようになっている。
【0035】一方、脱衣室側引戸105のローラ153
もローラ163と同じ構造で支持されており、この脱衣
室側引戸105のローラ153は、中間引戸106の脱
衣室側引戸105と対向する側壁106bに全幅にわた
って形成したローラ溝168に嵌め込まれて、その見込
み方向の移動が規制された状態でローラ溝168に沿っ
て移動するようになっている。
【0036】この場合、ローラ163,153は、図5
に仮想線で示すように、引戸105,106,107を
重ね合わせた状態において、浴室側引戸107の一方の
ガイドピン73に対して出入り方向に略重なる部位に位
置するようにしてある。
【0037】なお、図4における符号108はキャップ
である。
【0038】この引き違いサッシ101において、振れ
止め部としてのローラ163,153が、浴室側引戸1
07と中間引戸106との間、および、中間引戸106
と脱衣室側引戸105との間にそれぞれ位置することと
なって、意匠性に優れたものとなり、加えて、引戸10
5,106,107を重ね合わせた状態では、ローラ1
63,153が浴室側引戸107の一方のガイドピン7
3に対して出入り方向に略重なる部位に位置するように
してあるので、引戸105,106,107が移動方向
に互いに位置ずれなく重なり合うこととなり、浴室の出
入り口がその分だけ広がってより一層通りやすくなる。
【0039】上記した実施例では、本発明に係わる引き
違いサッシを浴室の出入り口に採用した場合を示したが
これに限定されるものではなく、本発明に係わる引き違
いサッシを例えば玄関やテラスの出入り口に採用するこ
とも可能である。
【0040】また、本発明に係わる引き違いサッシの詳
細な構成は、上記した実施例に限定されるものではな
く、他の構成として、例えば、浴室側引戸7のガイドピ
ン73と、中間引戸6および脱衣室側引戸5の各ガイド
ピン63,53とが互いに当接するのを防ぐストッパ
は、例えば、下枠に設けたり、下枠および引戸の双方に
設けたりする構成としてもよい。
【0041】さらに、図4〜図6に示した引き違いサッ
シ101では、内側引戸としての中間引戸106の下端
部に、外側引戸としての浴室側引戸107に摺動可能に
係合する振れ止め部としてのローラ163を設けた構成
としているが、振れ止め部(例えばローラ)を外側引戸
としての浴室側引戸107の下端部に設け、この振れ止
め部を内側引戸としての中間引戸106に摺動可能に係
合させる構成としてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる引き違いサッシにおいて、上記した構成とした
から、人が通る際に躓いたり、車椅子が支えたりするの
防ぐことができると共に、引戸を軽くそして見込み方向
に振れることなく開閉することが可能であり、加えて、
下枠に溜まる塵埃の量を少なく抑えることができると共
に、塵埃を簡単に除去することが可能であり、とくに、
この引き違いサッシを例えば浴室の出入り口や玄関に採
用した場合には、浴室から脱衣室側への漏水や屋外から
屋内側への漏水を防ぐことが可能であるという非常に優
れた効果がもたらされる。
【0043】また、本発明の請求項2に係わる引き違い
サッシでは、内側引戸だけでなく外側引戸をも小さな操
作力で開閉することができ、本発明の請求項3に係わる
引き違いサッシでは、上記した構成としているので、内
側引戸の見込み方向の移動を簡単な構造で規制すること
が可能であり、本発明の請求項4に係わる引き違いサッ
シでは、上記した構成としたため、振れ止め部周辺の意
匠性の向上を実現できるという非常に優れた効果がもた
らされる。
【0044】さらに、本発明の請求項5に係わる引き違
いサッシでは、引戸の移動を支障なくスムーズに行うこ
とができ、本発明の請求項6に係わる引き違いサッシで
は、外側引戸の係合部および内側引戸の振れ止め部が衝
突するのを阻止できるので、係合部および振れ止め部が
破損するのを防ぐことが可能であるという非常に優れた
効果がもたらされる。
【0045】さらにまた、本発明の請求項7に係わる引
き違いサッシでは、上記した構成としたため、倹飩方式
で引戸を建込む場合と比較して、引戸を簡単に建込むこ
とが可能であるという非常に優れた効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる引き違いサッシの一実施例を示
す引き違いサッシの上枠および引戸上端部を俯瞰した状
態の部分斜視説明図(a)および引き違いサッシの下枠
および引戸下端部を仰視した状態の部分斜視説明図
(b)である。
【図2】図1に示した引き違いサッシにおける引戸の簡
略底面説明図である。
【図3】図1に示した引き違いサッシ下側部分における
拡大縦断面説明図である。
【図4】本発明に係わる引き違いサッシの他の実施例を
示す引き違いサッシの下枠および引戸の下端部を俯瞰し
た状態の部分斜視説明図である。
【図5】図4に示した引き違いサッシにおける引戸の簡
略底面説明図である。
【図6】図4に示した引き違いサッシ下側部分における
拡大縦断面説明図である。
【符号の説明】
1,101 引き違いサッシ 2 上枠 3 下枠 3a 下枠の上面 5,105 脱衣室側引戸(内側引戸) 6,106 中間引戸(内側引戸) 7,107 浴室側引戸(外側引戸) 21 上枠本体 22 脱衣室側補助枠 23 中間補助枠 24 浴室側補助枠 26,27,28 係合溝 31 ガイド溝 53,63 ガイドピン(振れ止め部) 55,65 延出部分(ストッパ) 73 ガイドピン(係合部) 153,163 ローラ(振れ止め部) A 引戸走行域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠と、略平坦な上面を有する下枠と、
    上,下枠の間において外側に配置した外側引戸と、外側
    引戸よりも内側に位置して上枠に吊り下げた内側引戸を
    備え、下枠の引戸走行域には長手方向の1本のガイド溝
    を設け、ガイド溝に摺動可能に挿入する係合部を外側引
    戸に設けて外側引戸を案内すると共に、振れ止め部を設
    けて内側引戸を案内することを特徴とする引き違いサッ
    シ。
  2. 【請求項2】 外側引戸を上枠に吊り下げた請求項1に
    記載の引き違いサッシ。
  3. 【請求項3】 内側引戸に振れ止め部を設け、振れ止め
    部を外側引戸のガイド溝に摺動可能に挿入した請求項1
    または2に記載の引き違いサッシ。
  4. 【請求項4】 内側引戸および外側引戸のいずれか一方
    に振れ止め部を設け、振れ止め部を内側引戸および外側
    引戸のいずれか他方に摺動可能に係合した請求項1また
    は2に記載の引き違いサッシ。
  5. 【請求項5】 外側引戸および内側引戸を重ね合わせた
    状態において、外側引戸の係合部および内側引戸の振れ
    止め部は互いにガイド溝の長手方向のずれた部位に位置
    する請求項3に記載の引き違いサッシ。
  6. 【請求項6】 外側引戸の係合部および内側引戸の振れ
    止め部が互いに当接するのを防ぐストッパを設けた請求
    項3または5に記載の引き違いサッシ。
  7. 【請求項7】 上枠は、上枠本体と、上枠本体に取り外
    し可能に装着して引戸の上端部が摺動可能に係合する係
    合溝を形成する補助枠を備え、補助枠を上枠本体から取
    り外した状態で引戸の建込みを可能とした請求項1〜6
    のいずれかに記載の引き違いサッシ。
JP1743898A 1997-12-24 1998-01-29 引き違いサッシ Pending JPH11241555A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244661A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd パネルカーテン
JP2008280801A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Ykk Ap株式会社 建具及び位置決め部材
CN102606062A (zh) * 2012-03-31 2012-07-25 张家港固耐特围栏系统有限公司 平移门
CN105927082A (zh) * 2016-05-24 2016-09-07 上海洋洋大多利五金制品有限公司 一种移门五金件

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