JP2519420Y2 - 家具用レールの継手機構 - Google Patents

家具用レールの継手機構

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JP2519420Y2
JP2519420Y2 JP2741893U JP2741893U JP2519420Y2 JP 2519420 Y2 JP2519420 Y2 JP 2519420Y2 JP 2741893 U JP2741893 U JP 2741893U JP 2741893 U JP2741893 U JP 2741893U JP 2519420 Y2 JP2519420 Y2 JP 2519420Y2
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JP
Japan
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rail
joint
rails
base
pieces
Prior art date
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JP2741893U
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JPH0679980U (ja
Inventor
繁夫 尾野
茂 峪口
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Senju Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Senju Metal Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家具用のレール、特に
折戸を設置するに適したレールの継手機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の家具は美観上の問題、収納スペー
スの有効利用、等の観点から部屋の一隅に組み込む所謂
「据付家具」が多くなっている。
【0003】据付家具は、天井や床面に鴨居や敷居等の
建材を設置し、該建材を据付家具の一部にしている。従
って、据付家具の戸は鴨居と敷居の間に取り付けられ
る。
【0004】据付家具における開閉部分は、開き戸、引
き戸、或は折戸であるが、引き戸や折戸を使用する場
合、戸が走行するレールが必要となる。引き戸では、戸
が走行する走行レールが敷居に取り付けられ、戸が外れ
るのを防ぐガイドレールが鴨居に取り付けられる。ま
た、折戸でも引き戸と同様、走行レールとガイドレール
を鴨居や敷居に取り付けるが、戸を鴨居から吊設する折
戸では走行レールを鴨居に、そして戸の下部をガイドす
るガイドレールを敷居に取り付ける。一方、戸を敷居で
受ける折戸では、走行レールを敷居に、そしてガイドレ
ールを鴨居に取り付けている。
【0005】引き戸を据付家具に設置する場合は、先ず
鴨居に取り付けられたガイドレールの溝に引き戸の上部
を溝の奥まで挿入する。すると引き戸の下部と走行レー
ルの間が少しあくので、引き戸の下部を走行レールの溝
の上まで押し込み、引き戸を下に降ろすと、引き戸は下
部が走行レールの所定の位置に収まる。この状態では、
引き戸の上部はガイドレールの溝内にあるので引き戸は
外れることなく円滑に走行するようになる。つまり、引
き戸を家具に設置する場合は家具の正面から簡単に行え
るものである。
【0006】ところで折戸は戸の開閉時に、走行レール
やガイドレールに対して平行に掛かる力と、横方に掛か
る力が作用するため、引き戸のようなレール、即ち両側
に側壁を形成して引き戸が外れるのを防ぐ形状のレール
は採用できない。従って、折戸用のレールは、折戸の走
行部(ローラー)が上下方向に抜けるのを防ぐためにレ
ールの側壁間の開口部には内側に突出したフランジが形
成されている。このフランジ間で形成される開口は当
然、ローラーの幅よりも狭くなっている。
【0007】該開口部にフランジが形成されたレールで
戸をレールに設置する場合、引き戸のように開口部の上
方から走行部を挿入することはできない。従って、折戸
を使用する据付家具では、折戸をレールに設置する時
に、レールの端部から折戸の走行部を挿入しなければな
らないものである。しかしながら、据付家具ではレール
の端部となるところが部屋の壁や他の建材があったりし
て、そのままでは折戸の走行部を挿入させることができ
なかった。そのためレールを途中で切断し、切断した箇
所から走行部の挿入を行っていた。切断後のレールは、
継手でつないでいた。
【0008】一般に折戸用のレール及び継手からなる継
手機構は、図4、5に示すような内装式と図6、7に示
す外装式とがある。従来の内装式の継手機構は、二本の
レール1、1を継ぐ継手部の内側底面に板状の継手2を
挿入し、継手の細長い孔3に木ネジ4、4を挿入して敷
居のような建材5に固定するものであった。また従来の
外装式の継手機構は、二本のレール1、1の継手部を外
側から包むようにして継手6を嵌合し、レールと継手を
木ネジ4、4で建材5に固定していた。
【0009】ところで、従来の内装式の継手機構では、
レールの内側底面だけを板状の継手で固定するものであ
るため、二本のレールの底面は面一にすることはできる
が、その両側の側壁はずれてしまうことがあった。側壁
がずれて取り付けられると、折戸を走行させた時に、走
行部がずれた所に当たって走行部の円滑な走行を妨げた
り、走行部を傷付けるという不都合を生じるものであっ
た。
【0010】また、外装式の継手機構は、継手6の内側
がレール1の外周と同一形状となっており、レールの底
面と両側壁を固定することができるため全ての面は面一
となる。しかしながら、外装式はレールを外側から包囲
することから、継手が外部に露出して美観を損なうばか
りでなく、継手部が他の部分よりも継手の肉厚分だけ持
ち上がってしまうため、そのまま建材に固定すると図7
に示すようにレールが変形してしまうことがあった。レ
ールが変形すると前述内装式のレールがずれた時と同じ
ように走行部の円滑走行を妨げたり、走行部を擦って騒
音を発生させるようになってしまう。
【0011】本考案は、従来の家具用レールの欠点に鑑
みなされたもので、二本のレールの底面、両側壁の面が
必ず面一となり、しかも二本のレールをつないだ後にも
決して変形することがないというレールの継手機構を提
供することにある。
【0012】本考案者等は、外装式の継手機構がレール
の全ての面を面一にできるのは、底面と両側壁の三面を
拘束しているからであり、内装式は継手を内側に設置す
ることから美観に優れているという外装式と内装式のそ
れぞれの長所だけを取り入れることができれば、従来の
欠点を解消できることに着目して本考案を完成させた。
【0013】本考案は、レールの内側底面には長手方向
に平行した一対の突出片が形成されているとともに、該
突出片の内側壁面は突出片間の基底に対して鈍角をなし
ており、また該レールを接続する継手は基面の両側に立
片を有する断面略コ字型で、しかも弾性材料で形成され
ていて、継手の外側基面が前記一対の突出片間の基底の
幅と同一か或は少し小さくなっており、さらに立片の基
面となす角度が前述突出片の角度よりも大きくなってお
り、2本のレールの一対の突出片間に継手を圧嵌して2
本のレールを継ぐ構造となっていることを特徴とする家
具用レールの継手機構である。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案を説明する。図
1は本考案の継手機構において継手の取り付けを説明す
る斜視図、図2はその組立を説明する正面断面図、図3
はレールと継手を家具の一部に取り付けた状態を説明す
る正面断面図である。
【0015】レール1には底面7、底面両側の側壁8、
8および側壁上部の内方フランジ9、9が形成されてい
る。底面7には長手方向に平行した二本の突出片10、
10が形成されている。突出片10、10間の基底11
には、もう一本のレールをつなぐ継手部近傍に孔12が
穿設されている。突出片10の内側壁面と基底11のな
す角度Aは90度以上の鈍角となっている。
【0016】上記レールをつなぐ継手13は、鋼のよう
な弾性材料から構成されており、基面14の両側に立片
15、15を有する断面コ字型となっている。該継手の
基面14の外側の幅は、前記レールの基底11の幅と同
一か、或はそれよりも少し小さくなっている。そして継
手の立片15と基面14のなす角度Bは前述突出片10
の内側壁面と基底11のなす角度Aよりも大きくなって
いる。また継手13の両端近傍には長手方向に細長くな
った孔16、16が穿設されている。
【0017】次に上記構造を有するレールと継手から成
る継手機構について説明する。たとえば、間口が180
cmの据付家具に吊設式の折戸を設置する場合、鴨居に
取り付ける走行レールは30cmと150cmの長さの
ものを用意しておき、先に150cmの走行レールを鴨
居に取り付けておく。そして折戸を畳んだ状態にして1
50cmの走行レールの端部(もう一本のレールをつな
ぐ方の端部)から挿入して折戸を設置する。その後、3
0cmの走行レールの端部を150cmの走行レールの
端部に合わせて所定の位置に置き、150cmの走行レ
ールと30cmの走行レールの継手部となるところの一
対の突出片上に継手13を置く。この時、継手13の両
立片15の角度Bが突出片10の内側壁面のなす角度A
よりも大きく(B>A)なっているため、継手13は一
対の突出片10、10間に入らない。この状態で継手の
細長い孔16とレールの孔12から木ネジ4を挿入し、
建材5に螺入していくと、木ネジの螺入に従って継手1
3はバネ付勢に抗しながらレールの突出片間に嵌入して
いく。継手をレールの突出片間に嵌入後は、継手が二本
のレールの突出片の内壁と基底を常にバネ力で押してい
るため、全ての面は面一状態となる。
【0018】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案の継手機構
は、従来の内装式のように継手が外部から見えなくなっ
ていて美観上良好であり、しかも取り付けが簡単である
ばかりでなく、取り付け後はレールの内側に形成した一
対の突出片とその間の基底の三面に対してバネ力が働い
て常に三面を面一にすることができることから、二本の
レールが変形することなく完全に真っすぐな状態で取り
付けられるという従来にない優れた効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の継手機構の斜視図
【図2】本考案の継手機構の組立を説明する正面断面図
【図3】レールと継手を家具の一部に取り付けた状態を
説明する正面断面図
【図4】従来の内装式継手機構の斜視図
【図5】図4の側面断面図
【図6】従来の外装式継手機構の斜視図
【図7】図6の側面断面図
【符号の説明】
1 レール 4 木ネジ 5 建材 7 レールの底面 8 レールの側面 9 内方フランジ 10 突出片 11 基底 13 継手 14 基面 15 立片 A 突出片の角度 B 立片の角度

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールの内側底面には長手方向に平行し
    た一対の突出片が形成されているとともに、該突出片の
    内側壁面は突出片間の基底に対して鈍角をなしており、
    また該レールを接続する継手は基面の両側に立片を有す
    る断面略コ字型で、しかも弾性材料で形成されていて、
    継手の外側基面が前記一対の突出片間の基底の幅と同一
    か或は少し小さくなっており、さらに立片の基面となす
    角度が前記突出片の角度よりも大きくなっており、2本
    のレールの一対の突出片間に継手を圧嵌して2本のレー
    ルを継ぐ構造となっていることを特徴とする家具用レー
    ルの継手機構。
JP2741893U 1993-04-28 1993-04-28 家具用レールの継手機構 Expired - Lifetime JP2519420Y2 (ja)

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JPH0679980U JPH0679980U (ja) 1994-11-08
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JP6376815B2 (ja) * 2014-04-11 2018-08-22 株式会社明工 吊戸用上レールの継ぎ目構造及びそのための施工方法
JP2016130395A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社小林製作所 分割レール接続部材、それを用いた分割レール接続構造、および、それを用いた引戸

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