JP3307845B2 - 引き戸のストッパー構造 - Google Patents

引き戸のストッパー構造

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JP3307845B2
JP3307845B2 JP01068197A JP1068197A JP3307845B2 JP 3307845 B2 JP3307845 B2 JP 3307845B2 JP 01068197 A JP01068197 A JP 01068197A JP 1068197 A JP1068197 A JP 1068197A JP 3307845 B2 JP3307845 B2 JP 3307845B2
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不二夫 片桐
博幸 村田
吉史 狩野
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株式会社シモダイラ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸の開閉にお
いて、閉じ状態での引き戸の確実な停止及び振れの防止
を行い、且つ極めて簡単なる構造にすることができる引
き戸のストッパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一般的なタイプの戸はその開閉
構造によって、引き戸タイプ及び開き戸タイプ等が存在
している。特に、引き戸は、天井等の上部箇所にガイド
レールを装着し、ローラを備えた吊具装置を介して戸を
前記ガイドレールに装着し、吊戸がガイドレールに沿っ
て移動する構造としたものが多い。
【0003】このように引き戸は、前記上部のガイドレ
ールと同方向に床面側に下部ガイドレールを設け、該下
部ガイドレールにストッパー部材を装着する等して、引
き戸の所定の停止位置で停止を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では、ワ
ンルーム等の比較的小さい部屋が多くなっており、この
ような部屋では、特に居間,寝室,キッチン或いは物置
等でこれらを仕切るための仕切壁が存在せず、部屋を有
効に使用する傾向にある。このようなタイプの部屋で
は、急の来客等で寝室,物置等の区域を一時的に覆い隠
しておきたいことがある。
【0005】そこで、常時は、開放状態で一時的に特定
箇所を覆い隠すことができるものとして引き戸タイプと
した隠戸等が好適であるが、このものでは、前述したよ
うに、戸の開閉動作時における適正位置での確実な停止
及びその停止位置での振れやガタ等を最小限とするた
め、床面上にも開閉方向に沿った下部ガイドレールを設
けなければならない。
【0006】しかし、頻繁に使用しない戸で、且つ常時
はほとんど開放状態とすることの方が多いものでは、こ
のような床面上の下部ガイドレールは、部屋の美観を損
ねるし、またその下部ガイドレールは、その断面形状が
一般的には凹或いは凸形状であり、それゆえに住人は、
歩行時にはつまずたり、またゴミが溜まったりする等で
掃除がとても面倒となる。このようなことから、特に引
き戸タイプの戸においては、床面上に下部ガイドレール
を設置せず、戸の開閉を行い、適正なる閉じ位置での確
実なる停止を行うことのできるものが望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、下
面側長手方向に沿って案内溝を形成し,且つ閉じ側端部
の下面箇所に前記案内溝と連続形成した被挿入部と,該
被挿入部の上方に位置する磁石体と設けた引き戸と、該
引き戸の閉じ位置状態のみ突出して前記被挿入部に挿入
され,引き戸の厚さ方向における振れを最小限にする揺
動片を設けたストッパー具と、前記引き戸の案内溝に遊
挿する案内部を設けた固定案内具とからなり、前記案内
部は引き戸に対して不動状態に設置してなる引き戸のス
トッパー構造等としたことにより、極めて簡単なる構造
とし、その戸の閉じ位置状態における確実性のある停止
及び停止位置での振れの最小限に防止を行うことができ
上記課題を解決したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の第1実施の形態に
ついて述べる。図1に示すように、引き戸Aは、主に戸
本体部1,被挿入部2,磁石体3及び案内溝5等から構
成されている。その引き戸Aの横方向において、閉じる
動作を行った場合の移動方向先端箇所を戸本体部1の閉
じ側の端部(以下,閉じ側端部1aと称する)とする
〔図5(A),(B)及び図6(A),(B)等参
照〕。その引き戸Aの閉じ側端部1aの下端箇所に、被
挿入部2及び磁石体3が設けられている。
【0009】具体的には、被挿入部2の形成箇所の頂部
に磁石体3が装着された構造となっている〔図3(C)
或いは図4(D)等参照〕。その磁石体3は、引き戸A
の被挿入部2に固定するための戸端部材4にて装着され
ている〔図3(A),(C)或いは図7(A),(B)
等参照〕。さらに、その引き戸Aは、戸本体部1の下面
側に長手方向に沿って案内溝5が形成されている〔図
1,図3或いは図7(A),(B)等参照〕。そして、
閉じ側端部1aの下面箇所で前記案内溝5の一端側と前
記被挿入部2とは、連続形成されている〔図9(A),
(B)参照〕。
【0010】該戸端部材4の具体的な構成としては、図
3(C)に示すように、上下一対の部材からなり、略ハ
ット形状に屈曲形成された下部枠板4aと上部枠板4b
とから構成されたものである。その下部枠板4aの凸状
屈曲部4a1 と,上部枠板4bの凸屈曲部4b1 が重合
され、凸状屈曲部4a1 と凸屈曲部4b1 との間に磁石
体3が挟持され、その戸端部材4が閉じ側端部1a箇所
の下部に装着される。その被挿入部2は、戸端部材4の
下部枠板4aの凸状屈曲部4a1 の下面内側における空
間となる。
【0011】その戸本体部1の上部箇所にはローラを備
えた吊具7が戸本体部1の横方向両端位置に装着されて
おり、該吊具7を介してその引き戸Aが上部ガイドレー
ル15に吊るされ、且つ上部ガイドレール15の長手方
向に沿って開閉動作を自在に行うことができるようにし
たものである。その引き戸Aの閉じ側端部1aの下部で
前記被挿入部2箇所を被覆するために、カバープレート
6が装着されている。該カバープレート6は、引き戸A
の下端箇所を補強し、また化粧プレートとしての役目を
なすものであり、金属材或いは合成樹脂材等にて形成さ
れる。
【0012】さらに、上記カバープレート6と前記戸端
部材4とが一体的に形成されたタイプのものが存在する
〔図9(A),(B)参照〕。該カバープレート6及び
戸端部材4は、合成樹脂等の一体的成形に好適な材質の
ものから形成されている。その戸端部材4は、図10
(A)に示すように、磁石体収納部4cが形成され、該
磁石体収納部4cには、磁石体3が収納される〔図10
(B),(C)参照〕。その磁石体収納部4cは、磁石
体3が丁度入り易い広さを有しており、該磁石体収納部
4cの対向する両内壁面の上部箇所には係止用爪4
1 ,4c1 が形成されている。
【0013】その磁石体収納部4cに磁石体3を挿入す
るときには、該磁石体3は前記両係止用爪4c1 ,4c
1 を押し退けつつ磁石体収納部4c内に収まり、該磁石
体収納部4c内に一旦収納された磁石体3は、その両係
止用爪4c1 ,4c1 により、再度磁石体収納部4cよ
り外れることがない。また、磁石体収納部4cのカバー
プレート6側には小膨出条4c2 ,4c2 が形成され、
該小膨出条4c2 ,4c2 により、磁石体収納部4c内
に収納した磁石体3を押圧して、他側壁面に押しつけ、
ガタが生じないようにする。
【0014】また、引き戸Aが開閉移動する床面13上
には、ストッパー具Bと固定案内具11とが装着されて
いる(図1,図2参照)。ストッパー具Bは、引き戸A
が閉じ位置状態となったときの閉じ側端部1aに対応す
る床面13上に設置される。まず、ストッパー具Bは、
図4(A)乃至(C)に示すように、筺体部8と,被吸
着体からなる揺動片9とから構成され、該揺動片9は、
筺体部8の上方に突出自在としたものである。
【0015】その揺動片9は、前記磁石体3の近接によ
り筺体部8から突出するものであり、近接状態が解除さ
れると揺動片9が筺体部8に引込む構造となっている
〔図7(A),(B)参照〕。その揺動片9を構成する
被吸着体としては、磁石体3に吸着される磁性体であ
る。該筺体部8は、フランジ部8aと収納室8bとから
構成され、そのフランジ部8aは、ストッパー具Bを床
面13上に装着したときに、そのフランジ部8aのみが
床面13上に露出する〔図2,図4(D)参照〕。
【0016】その揺動片9の具体的なものとしては、図
4(C)に示すように、突出片9aと回動部材9bとか
らなり、該回動部材9bに突出片9aがビス等の固着具
にて固着されている。その回動部材9bは、前記筺体部
8の収納室8b内に枢支ピン10にて枢支され、その回
動部材9bの回動部材9bとともに突出片9aが筺体部
8のフランジ部8aより上方に突出する構造となってい
る。
【0017】その揺動片9が引込んだ状態では、突出片
9aと筺体部8のフランジ部8aとが同一平面となるよ
うになっている(図2参照)。図4(A)及び図4
(D)は、揺動片9が筺体部8から突出した状態を示し
ている。図4(B)は、揺動片9が筺体部8に納まった
状態を示している。ここで、揺動片9は、その突出片9
aのみが前記磁石体3に吸着される材質の被吸着体であ
ればよく、回動部材9bは合成樹脂等の非被吸着体であ
ってもよい。また、そのストッパー具Bのフランジ部8
aは、床面13上より極めて僅かしか露出しないことが
好ましい。
【0018】また、筺体部8の収納室8b内には当接部
8cが形成され、回動部材9bはその当接部8cに当接
し、揺動片9が一定角度以上回動することなく、突出片
9aも所定角度以上には突出しないようになっている
〔図4(C)参照〕。即ち、当接部8cは、突出状態の
揺動片9がその自重にて筺体部8内に引込むことができ
る範囲で揺動片9の突出を規制するようになっている。
その当接部8cは、具体的には収納室8bより内部に僅
かに膨出した部位であり、被吸着体からなる揺動片9の
回動部材9bが一定以上回動すると、その回動部材9b
或いは突出片9aが当接部8cに当接し、その当接した
時点でそれ以上の回動を停止するものである。
【0019】そのストッパー具Bの揺動片9は、突出状
態で前記引き戸Aの被挿入部2内に挿入する。具体的に
は、被吸着体からなる揺動片9に引き戸Aの磁石体3が
近接するときに、磁石体3と揺動片9との間に磁気によ
る吸引力が生じ揺動片9が筺体部8より突出し、磁石体
3に当接することにより揺動片9が被挿入部2に挿入す
る。そして、揺動片9の突出する起き上がり部位が被挿
入部2に挿入した状態で、揺動片9の両側箇所が被挿入
部2の内壁に略接する状態となる。ここで、略接するこ
ととは、揺動片9が被挿入部2に挿入自在で、且つ揺動
片9の両側と被挿入部2の内壁との間に僅かの隙間が存
在することをいう。
【0020】次に、固定案内具11は、図1,図2等に
示すように、床面13上に設置されるものであり、案内
部11a及び取付部材11bにより形成されている。そ
の案内部11aは略円筒形状をなし、前記引き戸Aの案
内溝5内に挿入するものであり、引き戸Aの開閉動作に
おける下部箇所の移動案内は、その案内部11aによっ
て行われる〔図7(A),(B)或いは図8(A),
(B),(C)等参照〕。即ち、引き戸Aは、上部にお
いて幅方向両端に設けた吊具7,7にて上部ガイドレー
ル15に沿った正確な開閉動作を行い、且つ引き戸Aの
下部では、前記案内部11aにより案内溝5が引き戸A
の厚さ方向に振れがほとんど生じないようにするか、そ
の振れを最小限にすることができる。
【0021】その固定案内具11は、取付部材11bが
小間仕切り板14或いは床面13上に固着され、案内部
11aを所定位置に固定するものである。また、取付部
材11bは、引き戸Aを開放状態としたときの引き戸A
の閉じ側端部1a付近となるように設置される〔図1,
図2或いは図8(A)等参照〕。
【0022】次に、本発明の第2実施の形態について説
明する。該実施の形態では、図11乃至図13等に示す
ように、第1実施の形態における引き戸Aと、該引き戸
Aと平行に開閉動作する第2引き戸A2 とから構成され
るものである。その第2引き戸A2 は、引き戸Aと同様
に吊具7,7を介して上部ガイドレール15を長手方向
に沿って移動するものである。その第2引き戸A2 も引
き戸Aと同様に閉じ位置状態においてストッパー具Bに
て閉じ側端部1a下端が振れないように、固定すること
ができるようになっている。
【0023】また、第2引き戸A2 の下部は、可動案内
具12によって開閉動作を行うものである。該可動案内
具12は、前記引き戸A側に装着され(図12,図13
参照)、該引き戸Aの開閉動作に伴い移動する。その可
動案内具12は、前記固定案内具11と同様に可動案内
部12aと固定部12bとから構成され、該固定部12
bが前記引き戸Aの閉じ側端部1aの下部位置に装着さ
れる(図12,図13参照)。
【0024】また、このように、引き戸A及び第2引き
戸A2 からなる開き戸と同様のタイプとして第3引き戸
或いは第4引き戸を追加したものが存在する。図15及
び図16は、引き戸A,第2引き戸A2 に加えて第3引
き戸A3 を追加したものである。このタイプでは、第2
引き戸A2 の閉じ側端部1aの下部に、可動案内具12
が装着され、該可動案内具12の可動案内部12aが第
3引き戸A3 の案内溝5に遊挿されている(図16参
照)。
【0025】また、図17(A),(B)は、固定案内
具11及び引き戸Aの案内溝5を設けないタイプであ
る。このタイプは、引き戸Aに案内溝5が形成されてお
らず、上部ガイドレール15と吊具7,7のみで引き戸
Aが開閉動作する。その閉じ側端部1aがストッパー具
Bの位置に到達したときに、磁石体3が揺動片9上に近
接し、その磁力にて揺動片9を引き上げ、引き戸Aの被
挿入部2に揺動片9が挿入する。そして、該揺動片9の
先端が被挿入部2の内壁に接して、引き戸Aの厚さ方向
における振れを防止したり最小限に抑える。
【0026】
【作用】小間仕切り板14の開放側端と引き戸Aの閉じ
側端部1aとが揃うように引き戸Aが設置された状態か
ら該引き戸Aを上部ガイドレール15に沿って引き出す
と、まず引き戸Aは、下面側の案内溝5に固定案内具1
1の案内部11aが挿入しているので、引き戸Aの下部
側を安定させつつ移動する〔図8(A),(B)参
照〕。
【0027】その引き戸Aが閉じ状態となったときに、
閉じ側端部1aの下端がストッパー具Bの位置に達し、
磁石体3がストッパー具Bの揺動片9に最も近接した状
態で、その磁石体3が磁力を介して揺動片9を引出し、
該揺動片9を引き戸Aの被挿入部2に挿入させる。これ
によって、引き戸Aの閉じ側端部1aにおける厚さ方向
の振れを防止し、閉じ位置状態における引き戸Aの安定
した固定状態を確保することができる〔図4(D)或い
は図7(B)等参照〕。
【0028】次に、引き戸A及び第2引き戸A2 から構
成されたものでは、まず第2引き戸A2 を上部ガイドレ
ール15に沿って移動させる。この第2引き戸A2 の開
閉動作により、閉じ側端部1aの反対側が引き戸Aの閉
じ側端部1a箇所に達すると、第2引き戸A2 の案内溝
5の端部が案内部11aに当たり、これによって第2引
き戸A2 が引き戸Aを引きずりながら移動する。これに
よって、第2引き戸A2 及び引き戸Aがともに移動する
〔図12(A)乃至(C)参照〕。
【0029】図18は、部屋において、引き戸Aを閉じ
位置状態とし、ベッド等の隠したい部分を一部開放した
状態で隠している状態を示したものである。これは、最
も簡単なる具体例で、隠したいものを僅かに隠せればよ
い場合に好適である。また、図19は、本発明にて、引
き戸A或いは第2引き戸A2 を使用してコーナー状とな
るようにしてベッド等の隠したい部分を全部隠すことが
できる状態を示したものである。
【0030】これは、開閉方向の異なる引き戸A,A同
士を使用し、引き戸A,A同士を突き合わせるようにし
て、部屋のコーナー部分を間仕切り壁で仕切るようにし
たもので、特に、図19(A)では、引き戸A及び第2
引き戸A2 からなる構成と、引き戸Aのみからなる構成
とを使用し、引き戸Aと第2引き戸A2 とが略直角をな
すようにしてコーナーを構成する。そのコーナー箇所で
の両ストッパー具B,Bの配置は、図19(B)での
(イ)部詳細に示されている。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、下面側長手方向に沿
って案内溝5を形成し,且つ閉じ側端部の下面箇所に前
記案内溝5と連続形成した被挿入部2と,該被挿入部2
の上方に位置する磁石体と設けた引き戸Aと、該引き戸
Aの閉じ位置状態のみ突出して前記被挿入部2に挿入さ
れ,引き戸Aの厚さ方向における振れを最小限にする揺
動片9を設けたストッパー具Bと、前記引き戸Aの案内
溝5に遊挿する案内部11aを設けた固定案内具11と
からなり、前記案内部は引き戸Aに対して不動状態に設
置してなる引き戸のストッパー構造としたことにより、
引き戸Aの開閉動作において、その床面13を整然とす
ることができる。
【0032】即ち、ストッパー具Bは、引き戸Aの閉じ
位置状態としたのみで揺動片9が被挿入部2に挿入し、
立ち上がり状態の揺動片9の両側が前記被挿入部2の内
壁に略接する構造としている。これによって、床面13
上には下部ガイドレールを設置する必要がなく、引き戸
Aが全開状態であってもストッパー具Bのみが存在し、
床面13にはストッパー具B以外なんら存在せず、床面
13上を整然としたものにできる。
【0033】また、揺動片9の被挿入部2への挿入は、
磁石体3の吸着にて確実に行われるし、このように引き
戸Aに設けた磁石体3と、ストッパー具Bの揺動片9と
からなる引き戸Aのストッパー構造は、極めて簡単なる
構造とすることができ、施工も簡単にできる等の利点が
ある。さらに、引き戸Aは、その下面側に設けた案内溝
5と、引き戸Aに対して不動状態の案内部11aによ
り、引き戸Aの開閉動作時での引き戸Aの下部の厚さ方
向の振れを防止或いは最小限とし、安定した開閉動作を
確保することができる。
【0034】次に、請求項2の発明は、下面側長手方向
に沿って案内溝5を形成し,且つ閉じ側端部の下面箇所
に前記案内溝5と連続形成した被挿入部2と,該被挿入
部2の上方に位置する磁石体と設けた引き戸Aと、該引
き戸Aと平行に開閉し,前記案内溝5,被挿入部2及び
磁石体を同様に設けた第2引き戸A2 と、前記引き戸A
及び第2引き戸A2 の閉じ位置状態のみ突出して前記被
挿入部2に挿入され,前記引き戸A及び第2引き戸A2
の厚さ方向における振れを最小限にする揺動片9を設け
たストッパー具Bと、前記引き戸Aに対して不動状態に
設置し,前記案内溝5に遊挿する案内部を設けた固定案
内具11と、前記引き戸Aの閉じ側端部箇所に設け,前
記第2引き戸A2 の案内溝5に挿入する可動案内部12
aを設けた可動案内具12とからなる引き戸のストッパ
ー構造としたことにより、複数の開き戸からなる構造と
しても、その開閉動作を良好にすることができ、且つ引
き戸A及び第2引き戸A2 の閉じ位置状態における厚さ
方向における振れを最小限にすることができる。即ち、
引き戸Aは、固定案内具11により開閉時の動作を安定
且つ確実なものとし、さらに、第2引き戸A2 は、引き
戸Aに装着した可動案内具12により引き戸Aと同様に
開閉時の動作を安定且つ確実なものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における引き戸の斜視図
【図2】ストッパー具と固定案内具とを床面上に装着し
た要部斜視図
【図3】(A)は戸の被挿入部にストッパー具の揺動片
が挿入した状態を示す要部斜視図 (B)は案内溝に案内部が挿入している状態を示す要部
縦断正面図 (C)は被挿入部に揺動片が挿入している状態を示す要
部縦断正面図
【図4】(A)はストッパー具の揺動片が筺体部から突
出した状態を示す斜視図 (B)はストッパー具の揺動片が筺体部に引っ込んだ状
態を示す斜視図 (C)はストッパー具の縦断側面図 (D)は戸の被挿入部及び磁石体の装着箇所及びストッ
パー具の構造を示す要部縦断側面図
【図5】(A)は引き戸の開き位置状態を示す平面略示
図 (B)は引き戸の閉じ位置状態を示す平面略示図
【図6】(A)は引き戸の開き位置状態を示す側面略示
図 (B)は引き戸の閉じ位置状態を示す側面略示図
【図7】(A)は引き戸の開き位置状態とそのときのス
トッパー具の状態を示す要部側面図 (B)は引き戸の閉じ位置状態とそのときのストッパー
具の状態を示す要部側面図
【図8】(A)は引き戸が全開状態における案内溝と固
定案内具との状態を示す作用図 (B)は引き戸が半開状態における案内溝と固定案内具
との状態を示す作用図 (C)は引き戸が全閉状態における案内溝と固定案内具
との状態を示す作用図
【図9】(A)はカバープレートと戸端部材とを一体的
に形成したものを引き戸の閉じ側端部に装着した状態の
下側より見た要部斜視図 (B)はカバープレートと戸端部材とを一体的に形成し
たものを引き戸の閉じ側端部に装着した状態の要部縦断
側面図
【図10】(A)はカバープレートと戸端部材とを一体
的に形成した構造を示す斜視図 (B)はカバープレートと戸端部材とを一体的に形成し
磁石体を装着した構造を示す縦断側面図 (C)は(B)のX−X矢視断面図
【図11】引き戸及び第2引き戸からなる実施の形態の
斜視図
【図12】引き戸及び第2引き戸の閉じ位置状態を示す
要部斜視図
【図13】引き戸及び第2引き戸からなる実施の形態の
縦断正面図
【図14】(A)は引き戸及び第2引き戸が全開状態に
おける案内溝と固定案内具との状態を示す作用図 (B)は第2引き戸が半開状態における案内溝と固定案
内具との状態を示す作用図 (C)は引き戸及び第2引き戸が全閉状態における案内
溝と固定案内具との状態を示す作用図
【図15】引き戸,第2引き戸及び第3引き戸からなる
実施の形態の斜視図
【図16】引き戸,第2引き戸及び第3引き戸からなる
実施の形態の要部縦断正面図
【図17】(A)は固定案内具及び引き戸の案内溝を装
着しないタイプの一部断面にした要部側面図 (B)は固定案内具及び引き戸の案内溝を装着しないタ
イプの要部縦断平面図
【図18】部屋に本発明を使用した平面略示図
【図19】(A)は部屋に直交するしてコーナー部を構
成する本発明を使用した平面略示図 (B)は(A)のイ部詳細図
【符号の説明】
A…引き戸 A2 …第2引き戸 B…ストッパー具 1a…閉じ側端部 2…被挿入部 3…磁石体 5…案内溝 8…筺体部 9…揺動片 11…固定案内具 11a…案内部 12…可動案内具 12a…可動案内部 13…床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−277678(JP,A) 特開 平6−235275(JP,A) 特開 平10−115139(JP,A) 実開 平3−31679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 5/00 - 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面側長手方向に沿って案内溝を形成
    し,且つ閉じ側端部の下面箇所に前記案内溝と連続形成
    した被挿入部と,該被挿入部の上方に位置する磁石体と
    設けた引き戸と、該引き戸の閉じ位置状態のみ突出して
    前記被挿入部に挿入され,引き戸の厚さ方向における振
    れを最小限にする揺動片を設けたストッパー具と、前記
    引き戸の案内溝に遊挿する案内部を設けた固定案内具と
    からなり、前記案内部は引き戸に対して不動状態に設置
    してなることを特徴とする引き戸のストッパー構造。
  2. 【請求項2】 下面側長手方向に沿って案内溝を形成
    し,且つ閉じ側端部の下面箇所に前記案内溝と連続形成
    した被挿入部と,該被挿入部の上方に位置する磁石体と
    設けた引き戸と、該引き戸と平行に開閉し,前記案内
    溝,被挿入部及び磁石体を同様に設けた第2引き戸と、
    前記引き戸及び第2引き戸の閉じ位置状態のみ突出して
    前記被挿入部に挿入され,前記引き戸及び第2引き戸の
    厚さ方向における振れを最小限にする揺動片を設けたス
    トッパー具と、前記引き戸に対して不動状態に設置し,
    前記案内溝に遊挿する案内部を設けた固定案内具と、前
    記引き戸の閉じ側端部箇所に設け,前記第2引き戸の案
    内溝に挿入する可動案内部を設けた可動案内具とからな
    ることを特徴とする引き戸のストッパー構造。
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