JPH10205213A - 戸のストッパー装置及びそのストッパー具 - Google Patents

戸のストッパー装置及びそのストッパー具

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JPH10205213A
JPH10205213A JP1068197A JP1068197A JPH10205213A JP H10205213 A JPH10205213 A JP H10205213A JP 1068197 A JP1068197 A JP 1068197A JP 1068197 A JP1068197 A JP 1068197A JP H10205213 A JPH10205213 A JP H10205213A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き戸タイプ及び開き戸タイプ等の戸の開閉
において、閉じ状態での戸の確実な停止及び振れの防止
を行い、且つ極めて簡単なる構造にすること。 【解決手段】 閉じ側端部1aの下面箇所に被挿入部2
と磁石体3を設けた引き戸タイプの戸Aと、床面13上
に装着し,前記戸Aの閉じ位置状態のみ突出して被挿入
部2に挿入する被吸着体からなる突出部材9を設けたス
トッパー具Bとからなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸タイプ及び
開き戸タイプ等の戸の開閉において、閉じ状態での戸の
確実な停止及び振れの防止を行い、且つ極めて簡単なる
構造にすることができる戸のストッパー装置及びそのス
トッパー具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一般的なタイプの戸はその開閉
構造によって、引き戸タイプ及び開き戸タイプ等が存在
している。特に、引き戸タイプとしたものでは、天井等
の上部箇所にガイドレールを装着し、ローラを備えた吊
具装置を介して戸を前記ガイドレールに装着し、吊戸が
ガイドレールに沿って移動する構造としたものが多い。
【0003】このように戸の開閉構造を引き戸タイプと
したものでは、前記上部のガイドレールと同方向に床面
側に下部ガイドレールを設け、該下部ガイドレールにス
トッパー部材を装着する等して、引き戸タイプ戸の停止
位置での停止を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では、ワ
ンルーム等の比較的小さい部屋が多くなっており、この
ような部屋では、特に居間,寝室,キッチン或いは物置
等でこれらを仕切るための仕切壁が存在せず、部屋を有
効に使用する傾向にある。このようなタイプの部屋で
は、急の来客等で寝室,物置等の区域を一時的に覆い隠
しておきたいことがある。
【0005】そこで、常時は、開放状態で一時的に特定
箇所を覆い隠すことができるものとして引き戸タイプと
した隠戸等が好適であるが、このものでは、前述したよ
うに、戸の開閉動作時における適正位置での確実な停止
及びその停止位置での振れやガタ等を最小限とするた
め、床面上にも開閉方向に沿った下部ガイドレールを設
けなければならない。
【0006】しかし、頻繁に使用しない戸で、且つ常時
はほとんど開放状態とすることの方が多いものでは、こ
のような床面上の下部ガイドレールは、部屋の美観を損
ねるし、またその下部ガイドレールは、その断面形状が
一般的には凹或いは凸形状であり、それゆえに住人は、
歩行時にはつまずたり、またゴミが溜まったりする等で
掃除がとても面倒となる。このようなことから、特に引
き戸タイプの戸においては、床面上に下部ガイドレール
を設置せず、戸の開閉を行い、適正なる閉じ位置での確
実なる停止を行うことのできるものが望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を閉じ
側端部の下面箇所に被挿入部を設けた戸と、床面上に装
着し,突出部材を設けたストッパー具とからなり、前記
戸の閉じ位置状態にて前記突出部材が前記被挿入部に挿
入してなる戸のストッパー装置及びそのストッパー具と
したことにより、極めて簡単なる構造とし、その戸の閉
じ位置状態における確実性のある停止及び停止位置での
振れの最小限に防止を行うことができ上記課題を解決し
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の第1実施の形態に
ついて述べる。まず、引き戸タイプとした構造であり、
図1に示すように、戸Aは、主に戸本体部1,被挿入部
2,磁石体3及び案内溝5等から構成されている。その
戸Aの横方向において、閉じる動作を行った場合の移動
方向先端箇所を戸本体部1の閉じ側の端部(以下,閉じ
側端部1aと称する)とする〔図5(A),(B)及び
図6(A),(B)等参照〕。その戸Aの閉じ側端部1
aの下端箇所に、被挿入部2及び磁石体3が設けられて
いる。
【0009】具体的には、被挿入部2の形成箇所の頂部
に磁石体3が装着された構造となっている〔図3(C)
或いは図4(D)等参照〕。その磁石体3は、戸Aの被
挿入部2に固定するための枠部材4にて装着されている
〔図3(A),(C)或いは図7(A),(B)等参
照〕。さらに、その戸Aは、戸本体部1の下面側に長手
方向に沿って案内溝5が形成されている〔図1,図3或
いは図7(A),(B)等参照〕。
【0010】該枠部材4の具体的な構成としては、図3
(C)に示すように、上下一対の部材からなり、略ハッ
ト形状に屈曲形成された下部枠板4aと上部枠板4bと
から構成されたものである。その下部枠板4aの凸状屈
曲部4a1 と,上部枠板4bの凸屈曲部4b1 が重合さ
れ、凸状屈曲部4a1 と凸屈曲部4b1 との間に磁石体
3が挟持され、その枠部材4が閉じ側端部1a箇所の下
部に装着される。その被挿入部2は、枠部材4の下部枠
板4aの凸状屈曲部4a1 の下面内側における空間とな
る。
【0011】その戸本体部1の上部箇所にはローラを備
えた吊具7が戸本体部1の横方向両端位置に装着されて
おり、該吊具7を介してその戸Aが上部ガイドレール1
5に吊るされ、且つ上部ガイドレール15の長手方向に
沿って開閉動作を自在に行うことができるようにしたも
のである。その戸Aの閉じ側端部1aの下部で前記被挿
入部2箇所を被覆するために、カバープレート6が装着
されている。該カバープレート6は、戸Aの下端箇所を
補強し、また化粧プレートとしての役目をなすものであ
り、金属材或いは合成樹脂材等にて形成される。
【0012】さらに、上記カバープレート6と前記枠部
材4とが一体的に形成されたタイプのものが存在する
〔図9(A),(B)参照〕。該カバープレート6及び
枠部材4は、合成樹脂等の一体的成形に好適な材質のも
のから形成されている。その枠部材4は、図10(A)
に示すように、磁石体収納部4cが形成され、該磁石体
収納部4cには、磁石体3が収納される〔図10
(B),(C)参照〕。その磁石体収納部4cは、磁石
体3が丁度入り易い広さを有しており、該磁石体収納部
4cの対向する両内壁面の上部箇所には係止用爪4
1 ,4c1 が形成されている。
【0013】その磁石体収納部4cに磁石体3を挿入す
るときには、該磁石体3は前記両係止用爪4c1 ,4c
1 を押し退けつつ磁石体収納部4c内に収まり、該磁石
体収納部4c内に一旦収納された磁石体3は、その両係
止用爪4c1 ,4c1 により、再度磁石体収納部4cよ
り外れることがない。また、磁石体収納部4cのカバー
プレート6側には小膨出条4c2 ,4c2 が形成され、
該小膨出条4c2 ,4c2 により、磁石体収納部4c内
に収納した磁石体3を押圧して、他側壁面に押しつけ、
ガタが生じないようにする。
【0014】また、戸Aが開閉移動する床面13上に
は、ストッパー具Bと固定案内具11とが装着されてい
る(図1,図2参照)。ストッパー具Bは、戸Aが閉じ
位置状態となったときの閉じ側端部1aに対応する床面
13上に設置される。まず、ストッパー具Bは、図4
(A)乃至(C)に示すように、筺体部8と,被吸着体
からなる突出部材9とから構成され、該突出部材9は、
筺体部8の上方に突出自在としたものである。
【0015】その突出部材9は、前記磁石体3の近接に
より筺体部8から突出するものであり、近接状態が解除
されると突出部材9が筺体部8に引込む構造となってい
る〔図7(A),(B)参照〕。その突出部材9を構成
する被吸着体としては、磁石体3に吸着される磁性体で
ある。該筺体部8は、フランジ部8aと収納室8bとか
ら構成され、そのフランジ部8aは、ストッパー具Bを
床面13上に装着したときに、そのフランジ部8aのみ
が床面13上に露出する〔図2,図4(D)参照〕。
【0016】その突出部材9の具体的なものとしては、
図4(C)に示すように、突出片9aと回動部材9bと
からなり、該回動部材9bに突出片9aがビス等の固着
具にて固着されている。その回動部材9bは、前記筺体
部8の収納室8b内に枢支ピン10にて枢支され、その
回動部材9bの回動部材9bとともに突出片9aが筺体
部8のフランジ部8aより上方に突出する構造となって
いる。
【0017】その突出部材9が引込んだ状態では、突出
片9aと筺体部8のフランジ部8aとが同一平面となる
ようになっている(図2参照)。図4(A)及び図4
(D)は、突出部材9が筺体部8から突出した状態を示
している。図4(B)は、突出部材9が筺体部8に納ま
った状態を示している。ここで、突出部材9は、その突
出片9aのみが前記磁石体3に吸着される材質の被吸着
体であればよく、回動部材9bは合成樹脂等の非被吸着
体であってもよい。また、そのストッパー具Bのフラン
ジ部8aは、床面13上より極めて僅かしか露出しない
ことが好ましい。
【0018】また、筺体部8の収納室8b内には当接部
8cが形成され、回動部材9bはその当接部8cに当接
し、突出部材9が一定角度以上回動することなく、突出
片9aも所定角度以上には突出しないようになっている
〔図4(C)参照〕。即ち、当接部8cは、突出状態の
突出部材9がその自重にて筺体部8内に引込むことがで
きる範囲で突出部材9の突出を規制するようになってい
る。その当接部8cは、具体的には収納室8bより内部
に僅かに膨出した部位であり、被吸着体からなる突出部
材9の回動部材9bが一定以上回動すると、その回動部
材9b或いは突出片9aが当接部8cに当接し、その当
接した時点でそれ以上の回動を停止するものである。
【0019】そのストッパー具Bの突出部材9は、突出
状態で前記戸Aの被挿入部2内に挿入する。具体的に
は、被吸着体からなる突出部材9に戸Aの磁石体3が近
接するときに、磁石体3と突出部材9との間に磁気によ
る吸引力が生じ突出部材9が筺体部8より突出し、磁石
体3に当接することにより突出部材9が被挿入部2に挿
入する。
【0020】次に、固定案内具11は、図1,図2等に
示すように、床面13上に設置されるものであり、案内
部11a及び取付部材11bにより形成されている。そ
の案内部11aは略円筒形状をなし、前記戸Aの案内溝
5内に挿入するものであり、戸Aの開閉動作における下
部箇所の移動案内は、その案内部11aによって行われ
る〔図7(A),(B)或いは図8(A),(B),
(C)等参照〕。即ち、戸Aは、上部において幅方向両
端に設けた吊具7,7にて上部ガイドレール15に沿っ
た正確な開閉動作を行い、且つ戸Aの下部では、前記案
内部11aにより案内溝5が戸Aの厚さ方向に振れがほ
とんど生じないようにするか、その振れを最小限にする
ことができる。
【0021】その固定案内具11は、取付部材11bが
小間仕切り板14或いは床面13上に固着され、案内部
11aを所定位置に固定するものである。また、取付部
材11bは、戸Aを開放状態としたときの戸Aの閉じ側
端部1a付近となるように設置される〔図1,図2或い
は図8(A)等参照〕。
【0022】次に、本発明の第2実施の形態について説
明する。該実施の形態では、図11乃至図13等に示す
ように、第1実施の形態における戸Aと、該戸Aと平行
に開閉動作する第2戸A2 とから構成されるものであ
る。その第2戸A2 は、戸Aと同様に吊具7,7を介し
て上部ガイドレール15を長手方向に沿って移動するも
のである。その第2戸A2 も戸Aと同様に閉じ位置状態
においてストッパー具Bにて閉じ側端部1a下端が振れ
ないように、固定することができるようになっている。
【0023】また、第2戸A2 の下部は、可動案内具1
2によって開閉動作を行うものである。該可動案内具1
2は、前記戸A側に装着され(図12,図13参照)、
該戸Aの開閉動作に伴い移動する。その可動案内具12
は、固定案内具11と同様に案内部12aと固定部12
bとから構成され、取付部材12bが戸Aの閉じ側端部
1aの下部位置に装着される(図12,図13参照)。
【0024】また、このように、戸A及び第2戸A2
らなる開き戸タイプのものと同様のタイプとして第3戸
或いは第4戸を追加したものが存在する。図18は、戸
A,第2戸A2 に加えて第3戸A3 を追加したものであ
る。このタイプでは、第2戸A2 の閉じ側端部1aの下
部に、可動ガイド部材12が装着され、該可動ガイド部
材12の案内部12aが第3戸A3 の案内溝5に遊挿さ
れている(図19参照)。
【0025】次に、本発明の第3実施の形態について説
明する。該実施の形態では戸Aは、図15,図16に示
すように、開き戸として使用されるものである。その戸
Aの幅方向一端側が丁番16側であり、その反対側を閉
じ側端部1aとする。該閉じ側端部1aには前述したよ
うに被挿入部2及び磁石体3が装着され、該磁石体3は
枠部材4によって固定されている〔図17(A)乃至
(C)参照〕。ストッパー具Bは、その戸Aを閉じた状
態の閉じ側端部1aに対応する位置の床面13上に装着
される。また、ストッパー具Bの床面13上への装着方
向として、閉じ位置状態における戸Aの幅方向に突出部
材9の長手方向が平行となるように配置される場合(図
16において実線にて示したストッパー具Bを参照)
と、閉じ位置状態における戸Aの幅方向に突出部材9の
長手方向が略直交するように配置される場合とがある
(図16において想像線にて示したストッパー具Bを参
照)。
【0026】また、図20(A),(B)は、固定案内
具11及び戸Aの案内溝5を設けないタイプである。こ
のタイプは、戸Aに案内溝5が形成されておらず、上部
ガイドレール15と吊具7,7のみで戸Aが開閉動作す
る。その閉じ側端部1aがストッパー具Bの位置に到達
したときに、磁石体3が突出部材9上に近接し、その磁
力にて突出部材9を引き上げ、戸Aの被挿入部2に突出
部材9が挿入する。そして、該突出部材9の先端が被挿
入部2の内壁に突き当たり、戸Aを移動方向に停止さ
せ、且つ厚さ方向における振れを防止したり最小限とす
る。
【0027】
【作用】まず、引き戸タイプとした戸Aの場合には、部
屋の仕切りを必要とする箇所に、小間仕切り板14及び
上部ガイドレール15が設けられている(図1参照)。
その小間仕切り板14の開放側端と戸Aの閉じ側端部1
aとが揃うように戸Aが設置されている。該戸Aを上部
ガイドレール15に沿って引き出すと、まず戸Aは、下
面側の案内溝5に案内部11の案内部11aが挿入して
いるので、戸Aの下部側を安定させつつ移動する〔図8
(A),(B)参照〕。
【0028】その戸Aが閉じ状態となったときに、閉じ
側端部1aの下端がストッパー具Bの位置に達し、磁石
体3がストッパー具Bの突出部材9に最も近接した状態
で、その磁石体3が磁力を介して突出部材9を引出し、
該突出部材9を戸Aの被挿入部2に挿入させる。これに
よって、戸Aの閉じ側端部1aにおける厚さ方向の振れ
を防止し、閉じ位置状態における戸Aの安定した固定状
態を確保することができる〔図4(D)或いは図7
(B)等参照〕。
【0029】次に、戸A及び第2戸A2 から構成された
ものでは、まず第2戸A2 を上部ガイドレール15に沿
って移動させる。この第2戸A2 の開閉動作により、閉
じ側端部1aの反対側が戸Aの閉じ側端部1a箇所に達
すると、第2戸A2 の案内溝5の端部が案内部11aに
当たり、これによって第2戸A2 が戸Aを引きずりなが
ら移動する。これによって、第2戸A2 及び戸Aがとも
に移動する〔図12(A)乃至(C)参照〕。
【0030】図21は、部屋において、戸Aを閉じ位置
状態とし、ベッド等の隠したい部分を一部開放した状態
で隠している状態を示したものである。これは、最も簡
単なる具体例で、隠したいものを僅かに隠せればよい場
合に好適である。また、図22は、本発明にて、戸A或
いは第2戸A2 を使用してコーナー状となるようにして
ベッド等の隠したい部分を全部隠すことができる状態を
示したものである。
【0031】これは、開閉方向の異なる引き戸タイプの
戸A,A同士を使用し、戸A,A同士を突き合わせるよ
うにして、部屋のコーナー部分を間仕切り壁で仕切るよ
うにしたもので、特に、図22(A)では、戸A及び第
2戸A2 からなる構成と、戸Aのみからなる構成とを使
用し、戸Aと第2戸A2 とが略直角をなすようにしてコ
ーナーを構成する。そのコーナー箇所での両ストッパー
具B,Bの配置は、図22(B)での(イ)部詳細に示
されている。
【0032】つぎに、戸Aを開き戸タイプとしたもので
は、戸Aを閉じ位置状態としたときに、戸Aの閉じ側端
部に形成した被挿入部2がストッパー具Bと対応した位
置となり、そこで、被挿入部2箇所に設けた磁石体3が
ストッパー具Bの突出部材9を引き上げ、該突出部材9
を被挿入部2に遊挿し、戸Aが閉じ位置状態となったと
きのストッパーとしての役目をなすものである。図23
は、開き戸タイプの両戸A,Aを使用して両開きとした
ものである。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、閉じ側端部1aの下
面箇所に被挿入部2を設けた戸Aと、床面13上に装着
し,突出部材9を設けたストッパー具Bとからなり、前
記戸Aの閉じ位置状態にて前記突出部材9が前記被挿入
部2に挿入してなる戸のストッパー装置としたことによ
り、戸Aの開閉動作において、その床面13を整然とす
ることができる。即ち、ストッパー具Bは、戸Aの閉じ
位置状態としたのみで突出部材9が被挿入部2に挿入す
る構造としている。これによって、床面13上には下部
ガイドレールを設置する必要がなく、戸Aが全開状態で
あってもストッパー具Bのみが存在し、床面13にはス
トッパー具B以外なんら存在せず、床面13上を整然と
したものにできる。
【0034】次に、請求項2の発明は、閉じ側端部1a
の下面箇所に被挿入部2と磁石体3を設けた引き戸タイ
プの戸Aと、床面13上に装着し,前記戸Aの閉じ位置
状態のみ突出して被挿入部2に挿入する被吸着体からな
る突出部材9を設けたストッパー具Bとからなる戸のス
トッパー装置としたことにより、まず、第1に引き戸タ
イプの戸Aとしたものであっても、特に床面13上に下
部ガイドレールを装着することなく、ストッパー具Bの
みで戸Aの閉じ位置状態での安定した停止状態を確保す
ることができるし、第2に構造を簡単にすることができ
る。
【0035】即ち、戸Aの閉じ位置状態において、磁石
体3が磁力を介して突出部材9を引き寄せ、該突出部材
9を被挿入部2に挿入させることができる。この磁力に
よる磁石体3と突出部材9との吸着は確実に行われる。
また、このように戸Aに設けた磁石体3と、ストッパー
具Bの突出部材9とからなる戸Aのストッパー構造は、
極めて簡単なる構造とすることができ、床面13上には
ストッパー具Bのみが存在するだけであり、床面13上
を整然とすることができるとともに、施工も簡単にでき
る等の利点がある。
【0036】次に、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記戸Aの下面側には案内溝5を形成し、案内部1
1aを設けた固定案内具11の案内部11aを前記戸A
の案内溝5に遊挿して、戸Aに対して不動状態に設置し
てなる戸のストッパー装置としたことにより、戸Aは、
その下面側に設けた案内溝5と、戸Aに対して不動状態
の案内部11aにより、戸Aの開閉動作時での戸Aの下
部の厚さ方向の振れを防止或いは最小限とし、安定した
開閉動作を確保することができる。
【0037】次に、請求項4の発明は、閉じ側端部1a
の下面箇所に被挿入部2と磁石体3を設け,且つ下面側
に案内溝5を形成した引き戸タイプの戸Aと、該戸Aと
平行に開閉し,戸Aと同様に被挿入部2,磁石体3及び
案内溝5を設けた第2戸A2と、床面13上に装着し,
前記戸A及び第2戸A2 の閉じ位置状態のみ突出して被
挿入部2に挿入する被吸着体からなる突出部材9を設け
たストッパー具Bと、前記戸Aに対して不動状態に設置
し,前記案内溝5に遊挿する案内部11aを設けた固定
案内具11と、前記戸Aの閉じ側端部1a箇所に設け,
前記第2戸A2の案内溝5に挿入する可動案内部12a
を設けた可動案内部材12とからなることを特徴とした
戸のストッパー装置としたことにより、複数の開き戸か
らなる構造としても、その開閉動作を良好にすることが
でき、且つ戸A及び第2戸A2 の閉じ位置状態における
厚さ方向における振れを最小限にすることができる。即
ち、戸Aは、固定案内具11により開閉時の動作を安定
且つ確実なものとし、さらに、第2戸A2 は、戸Aに装
着した可動案内具12により戸Aと同様に開閉時の動作
を安定且つ確実なものとすることができる。
【0038】次に、請求項5の発明は、幅方向一端を回
転中心とし,その自由端側を閉じ側端部1aとし,該閉
じ側端部1aの下面箇所に被挿入部2と磁石体3を設け
た開き戸タイプの戸Aと、床面13上に装着し,前記戸
Aの閉じ位置状態のみ突出して被挿入部2に挿入する被
吸着体からなる突出部材9を設けたストッパー具Bとか
らなる戸のストッパー装置としたことにより、開き戸タ
イプの戸Aにおいてその閉じ位置状態における停止固定
を確実に行うことができ、且つその構造を簡単なものに
できる。
【0039】次に、請求項6の発明は、戸A側に装着す
る磁石体3と、床面13上に装着する筺体部8と、該筺
体部8に垂直方向に回動自在として突出自在な突出部材
9とからなり、前記磁石体3の近接状態のみ突出部材9
が筺体部8から突出してなるストッパー具としたことに
より、その突出部材9は筺体部8に対して回動自在なる
構成にて突出及び引き込み動作をするものとしているの
で、磁石体3の磁力によって突出部材9の筺体部8から
の突出及び引き込み動作を滑らかにすることができる。
それゆえに、磁石体3が突出部材9より離れたときに、
該突出部材9は筺体部8内にその自重にてすぐに引っ込
みやすくすることができ、突出部材9が突出したままの
状態で放置される危険性を極めて少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において引き戸タイプとした戸による斜
視図
【図2】ストッパー具と安定具とを床面上に装着した要
部斜視図
【図3】(A)は戸の被挿入部にストッパー具の突出部
材が挿入した状態を示す要部斜視図 (B)は案内溝に案内部が挿入している状態を示す要部
縦断正面図 (C)は被挿入部に突出部材が挿入している状態を示す
要部縦断正面図
【図4】(A)はストッパー具の突出部材が筺体部から
突出した状態を示す斜視図 (B)はストッパー具の突出部材が筺体部に引っ込んだ
状態を示す斜視図 (C)はストッパー具の縦断側面図 (D)は戸の被挿入部及び磁石体の装着箇所及びストッ
パー具の構造を示す要部縦断側面図
【図5】(A)は引き戸タイプの戸の開き位置状態を示
す平面略示図 (B)は引き戸タイプの戸の閉じ位置状態を示す平面略
示図
【図6】(A)は引き戸タイプの戸の開き位置状態を示
す側面略示図 (B)は引き戸タイプの戸の閉じ位置状態を示す側面略
示図
【図7】(A)は引き戸タイプの戸の開き位置状態とそ
のときのストッパー具の状態を示す要部側面図 (B)は引き戸タイプの戸の閉じ位置状態とそのときの
ストッパー具の状態を示す要部側面図
【図8】(A)は戸が全開状態における案内溝と案内部
との状態を示す作用図 (B)は戸が半開状態における案内溝と案内部との状態
を示す作用図 (C)は戸が全閉状態における案内溝と案内部との状態
を示す作用図
【図9】(A)はカバープレートと枠部材とを一体的に
形成したものを戸の閉じ側端部に装着した状態の下側よ
り見た要部斜視図 (B)はカバープレートと枠部材とを一体的に形成した
ものを戸の閉じ側端部に装着した状態の要部縦断側面図
【図10】(A)はカバープレートと枠部材とを一体的
に形成した構造を示す斜視図 (B)はカバープレートと枠部材とを一体的に形成し磁
石体を装着した構造を示す縦断側面図 (C)は(B)のX−X矢視断面図
【図11】引き戸タイプの戸及び第2戸からなる実施の
形態の斜視図
【図12】戸及び第2戸の閉じ位置状態を示す要部斜視
【図13】引き戸タイプの戸及び第2戸からなる実施の
形態の縦断正面図
【図14】(A)は戸及び第2戸が全開状態における案
内溝と案内部との状態を示す作用図 (B)は第2戸が半開状態における案内溝と案内部との
状態を示す作用図 (C)は戸及び第2戸が全閉状態における案内溝と案内
部との状態を示す作用図
【図15】開き戸タイプの戸を使用した斜視図
【図16】開き戸タイプの戸を使用した平面図
【図17】(A)は開き戸タイプの戸を使用した要部斜
視図 (B)は戸の被挿入部箇所を下側から見た要部斜視図 (C)は磁石体及び枠部材の斜視図
【図18】引き戸タイプの戸,第2戸及び第3戸からな
る実施の形態の斜視図
【図19】引き戸タイプの戸,第2戸及び第3戸からな
る実施の形態の要部縦断正面図
【図20】(A)は安定具及び戸の案内溝を装着しない
タイプの一部断面にした要部側面図 (B)は安定具及び戸の案内溝を装着しないタイプの要
部縦断平面図
【図21】部屋に引き戸タイプの戸からなる本発明を使
用した平面略示図
【図22】(A)は部屋に直交するしてコーナー部を構
成する引き戸タイプの戸からなる本発明を使用した平面
略示図 (B)は(A)のイ部詳細図
【図23】部屋に開き戸タイプの戸からなる本発明を使
用した平面略示図
【符号の説明】
A…戸 A2 …第2戸 B…ストッパー具 1a…閉じ側端部 2…被挿入部 3…磁石体 5…案内溝 8…筺体部 9…突出部材 11…固定案内具 11a…案内部 12…可動案内部材 12a…可動案内部 13…床面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉じ側端部の下面箇所に被挿入部を設け
    た戸と、床面上に装着し,突出部材を設けたストッパー
    具とからなり、前記戸の閉じ位置状態にて前記突出部材
    が前記被挿入部に挿入してなることを特徴とした戸のス
    トッパー装置。
  2. 【請求項2】 閉じ側端部の下面箇所に被挿入部と磁石
    体を設けた引き戸タイプの戸と、床面上に装着し,前記
    戸の閉じ位置状態のみ突出して被挿入部に挿入する被吸
    着体からなる突出部材を設けたストッパー具とからなる
    ことを特徴とした戸のストッパー装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記戸の下面側には
    案内溝を形成し、案内部を設けた固定案内具の案内部を
    前記戸の案内溝に遊挿して、戸に対して不動状態に設置
    してなることを特徴とした戸のストッパー装置。
  4. 【請求項4】 閉じ側端部の下面箇所に被挿入部と磁石
    体を設け,且つ下面側に案内溝を形成した引き戸タイプ
    の戸と、該戸と平行に開閉し,戸と同様に被挿入部,磁
    石体及び案内溝を設けた第2戸と、床面上に装着し,前
    記戸及び第2戸の閉じ位置状態のみ突出して被挿入部に
    挿入する被吸着体からなる突出部材を設けたストッパー
    具と、前記戸に対して不動状態に設置し,前記案内溝に
    遊挿する案内部1を設けた固定案内具と、前記戸の閉じ
    側端部箇所に設け,前記第2戸の案内溝に挿入する可動
    案内部を設けた可動案内部材とからなることを特徴とし
    た戸のストッパー装置。
  5. 【請求項5】 幅方向一端を回転中心とし,その自由端
    側を閉じ側端部とし,該閉じ側端部の下面箇所に被挿入
    部と磁石体を設けた開き戸タイプの戸と、床面上に装着
    し,前記戸の閉じ位置状態のみ突出して被挿入部に挿入
    する被吸着体からなる突出部材を設けたストッパー具と
    からなることを特徴とした戸のストッパー装置。
  6. 【請求項6】 戸側に装着する磁石体と、床面上に装着
    する筺体部と、該筺体部に垂直方向に回動自在として突
    出自在な突出部材とからなり、前記磁石体の近接状態の
    み突出部材が筺体部から突出してなることを特徴とした
    ストッパー具。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002285750A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Okamura Corp 可動パネルの支持装置
JP2009108649A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Tostem Corp ドアストッパ
JP2010106444A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Best:Kk 吊戸用振れ止め装置
JP2011247025A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Komatsu Wall Ind Co Ltd 扉用振れ止め装置
JP2013027607A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Dic Corp 両面引き出し機構及び該機構を有する両面引き出し収納
JP2013072203A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sugatsune Ind Co Ltd 引き戸の案内装置

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