JP2002534255A - 耐久性層状コーティング物の作製方法 - Google Patents

耐久性層状コーティング物の作製方法

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JP2002534255A JP2000593152A JP2000593152A JP2002534255A JP 2002534255 A JP2002534255 A JP 2002534255A JP 2000593152 A JP2000593152 A JP 2000593152A JP 2000593152 A JP2000593152 A JP 2000593152A JP 2002534255 A JP2002534255 A JP 2002534255A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アルミニウムなどのコーティング困難な基材に耐久性の多層コーティング物を作製する方法に関する。本発明の方法は、コーティング困難な基材の表面を接着促進処理工程に付し、その後、2段階の重合プロセスによって製造されたポリエステル共重合体を含有する可撓性の下地剤の中間層を塗布することを含む。次いで、透明なコーティング組成物の耐損傷性の上塗り層が、多層の耐久性コーティング物をコーティング困難な基材に作製するために中間層の上に塗布される。所望する場合には、中間層は着色することができ、あるいは異なる色の1つまたは複数のパターン化層の形態で塗布することができる。あるいは、異なる色の1つまたは複数のパターン化層を、耐損傷性の上塗り層が塗布される前に、中間層の上に塗布することができる。所望する場合には、耐損傷性の上塗り層およびパターン化層の塗布を、使用者が配達用バンの車体などのコーティングされた構成要素を大量生産することができるように12週間まで遅らせることができ、このとき、中間層は白色などの基礎的な色であり、次いで、様々な意匠パターンが顧客によりコーティングされ、その後、耐損傷性の上塗り層を塗布することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、一般的には層状コーティング物の作製方法に関し、より詳細には、
様々なコーティング困難な基材に層状の耐久性コーティング物を作製する単純化
された方法に関する。
【0002】 アルミニウムなどのコーティング困難な基材に塗布される保護コーティング物
は、鋼、木材またはセメント材などのコーティングがあまり困難でない基材に塗
布されるコーティング物よりも耐久性が小さくなりやすい。コーティング困難な
基材は、一般に、そのような基材の表面コーティングが試みられる前に、コロナ
放電、酸エッチングまたはサンドブラスト処理を行い、その後、水または溶媒に
よる清浄化および下地処理を行うことなどによる広範な表面処理を必要とする。
さらに、多層コーティングシステムもまた、その後のコーティング物が塗布され
る前にサンダー仕上げなどの表面処理を一般に必要とする。最後に、コーティン
グ困難な基材におけるそのようなコーティング物の耐久性は、そのような基材が
、正常な運転状態のときに自動車およびトラックの車体が受ける浸食などの環境
的浸食に曝されたときに弱くなる。
【0003】 欧州特許出願0525867A1(以降、’867号出願とする)は、様々な
基材、特にアルミニウム基材における塗布に好適な多層コーティングシステムを
提供しようとしている。’867号出願は、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリレート樹脂またはメラミン含有樹
脂の最初のコーティング物を塗布し、その後、マイカ顔料を含有する金属化した
透明な粉末コーティング層を塗布することを含む。
【0004】 しかし、コーティング困難な基材に耐久性コーティング物を作製するためのよ
り少ない処理工程の方法が求められている。
【0005】 (発明の提示) 本発明は、コーティング困難な基材に耐久性コーティング物を作製する方法に
関する。この方法は、上記コーティング困難な基材の表面を接着促進処理に付す
工程と、 上記コーティング困難な基材の上記接着促進処理表面に可撓性下地剤の中間層
を塗布する工程であって、上記可撓性下地剤はポリエステル共重合体および架橋
剤を含み、上記ポリエステル共重合体は2段階の重合プロセスによって製造され
、上記ポリエステル共重合体は、末端ヒドロキシル基を有し、かつGPC数平均
分子量(Mn)が500から3000までの範囲にある直鎖状セグメントと、側
方ヒドロキシル基を有し、かつGPC数平均分子量(Mn)が750から150
0までの範囲にある分枝状セグメントとを有する工程と、 透明なコーティング組成物の耐損傷性上塗り層を上記中間層に塗布して、上記
コーティング困難な基材上に上記耐久性コーティング物を作製する工程であって
、上記透明なコーティング組成物はポリイソシアナートバインダ、フッ素化ポリ
イソシアナートバインダ、アクリル系フルオロカーボンバインダまたはこれらの
組合せを含む工程とを有する。
【0006】 本発明の利点の1つは、本発明により、使用者が、従来のコーティング方法に
おいて使用されている工程よりも著しく少ない処理工程で耐久性コーティング物
をコーティング困難な基材に塗布することができるということである。
【0007】 本発明のもう1つの利点は、本発明により、使用者が、面倒で時間のかかるサ
ンダー仕上げ工程および清浄化工程を行うことなく、耐損傷性上塗り層の塗布を
かなりの期間にわたって遅らせることができるということである。
【0008】 (詳細な説明) 本明細書中においては下記のように定義される: 「耐久性コーティング物」は、コーティング物、特に、自動車およびトラック
の構成体(車体、ドアパネル、運転席、トレーラ車体など)、飛行機の構成体(
胴体および翼など)において使用されているコーティング物が典型的に受ける湿
度および摩耗に曝されたときに、チッピング、剥離、損傷または層間剥離を実質
的に生じさせないコーティング物を意味する。チッピング性能は、下記に記載さ
れる改変されたASTM D3170−87グラベロメータ(Gravelometer)試
験で試験される。
【0009】 「清浄な基材」は、物理的な研磨、あるいはクロム酸などの化学的エッチング
またはリン酸もしくはクロム酸などを用いた化学的な陽極酸化による化学的な処
理ではなく、溶媒洗浄または石けんおよび水での洗浄が行われた基材を意味する
。一般に、そのような清浄化工程は、その表面に汚染物が存在する場合にはそれ
を除くために、基材がコーティングされる前に必要とされる。
【0010】 「アルミニウム」は、アルミニウムおよびアルミニウム合金を意味する。
【0011】 「コーティング困難な基材」は、アルミニウム基材、クロムメッキ鋼基材、ス
テンレス鋼基材、またはポリアミド、ポリエーテルイミドおよびポリアセタール
などのある種の樹脂に由来する基材などの基材を意味する。
【0012】 本発明の方法は、コーティング困難な基材に耐久性の保護コーティングを作製
することに好適である。本発明の方法は、アルミニウムおよびポリアミドに特に
好適であり、より詳細にはアルミニウムに好適である。しかし、所望する場合に
は、本発明の方法は、コーティングがあまり困難でない基材をコーティングする
ために容易に使用することができる。
【0013】 さらに、本発明の方法により作製された耐久性コーティング物は、保護的であ
ることに加えて、装飾的であってもよい。
【0014】 従来の方法では、下地である基材表面における何らかの以降のコーティング物
の初期および長期間での接着性を改善するために、一般に基材表面の機械的な研
磨が必要であることが見出された。機械的な研磨は、サンドペーパー、グリット
ブラスティングまたはショットブラスティングの使用を意味する。これに対して
、本発明の方法では、その後のコーティング物の表面での接着性を改善するため
に、基材表面を機械的に研磨し、その後、表面の下地処理を行うことを一般には
必要としない。結果として、かなりの数の表面処理工程が本発明の方法では除か
れ、その結果として、大きな費用削減が達成される。さらに、表面の機械的な研
磨が必要でないので、薄い基材がコーティングされる場合には特に、下地構造の
構造的強度が損なわれない。
【0015】 基材の表面が清浄でない場合、耐久性コーティング物が本発明の方法によって
塗布される前に、汚れ、空気により運ばれた汚染物、オイル状物質、ワックス状
物資またはグリース状物質などの何らかの表面汚染物を表面から除くことが望ま
しい。
【0016】 清浄化工程では、ワックス、グリース、シリコーン、ほこりまたは他の汚染物
が存在しないことを確実にするために、ワックスおよびグリースの除去剤、溶剤
洗浄、酸洗浄または塩基洗浄、あるいは石けん/水を使用して、表面を清浄化し
てもよい。耐久性コーティング物は、ワックスで覆われた表面には適正に接着し
ない。基材のサイズに依存して、その表面を浸漬処理することができ、あるいは
、3812S Fast−Dryうすめ液または3832Sうすめ液(ともにD
uPont社(Wilmington、Delaware)により販売されてい
る)などのワックスおよびグリースの従来の除去剤に浸した清浄な乾燥布または
ペーパータオルで拭くことができる。そのような除去剤溶剤の1つは、80重量
パーセントから95重量パーセントの水性媒体と、水性媒体と実質的に混和し得
る5重量パーセントから20重量パーセントの有機媒体とを含む。有機媒体は、
好ましくは、 1.10パーセントから50パーセントのアルキルエステル; 2.プロポキシアルカノールおよびエトキシアルカノールから選択される40
パーセントから85パーセントのグリコールエーテル;および 3.2.5パーセントから10パーセントの従来の非イオン性界面活性剤 を含む。この場合、重量はすべて溶剤の総重量を基準とする。
【0017】 上記清浄化工程の後、清浄化された基材表面は接着促進処理に付され、表面に
おけるその後のコーティング物に対するコーティング困難な基材表面の接着性が
改善される。クロム酸陽極酸化およびリン酸陽極酸化などの化学的な処理を使用
することができる。しかし、好ましい接着促進処理が米国特許第5,578,3
47号に記載されており、これを参考することにより本明細書の一部とする。そ
のような好ましい方法により、下記に記載される接着促進剤の薄い、実質的に均
一なフィルムを塗布することが提供される。「薄い」は、単層程度の層、あるい
は著しく過剰でない程度の層を意味し、例えば、2,540オングストローム(
Å)(0.1ミル)未満の乾燥厚さ、好ましくは100Åから2,500Åまで
の範囲にある乾燥厚さを有する層を意味する。シランコーティング物の必要な薄
さは、過剰な接着促進剤を除くことによって確保される。これは、典型的には、
水または水性有機溶媒で仕上げ処理すること、水で湿らした材料で拭くこと、ま
たは空気を吹き付けることにより達成される。残留する水は、下地剤および/ま
たは上塗り層を塗布する前に乾燥(強制的にまたは自然に)することにより除か
れる。
【0018】 本発明において使用される好適なシラン接着促進剤には、下記の式を有する1
つまたは複数のシランの溶液が含まれ、
【0019】
【化4】
【0020】 式中、xは、1、2または3であり、Rは、1個から3個の範囲の炭素原子を有
する同じアルキル基または異なるアルキル基であり、aは、0、1、2または3
であり、bはa−3に等しく、Rは、下式、
【0021】
【化5】
【0022】 (式中、zは、0、1、2または3である)からなる群から選択される。この場
合、上記シランは、0.001パーセントから10.0パーセントの範囲の濃度
で、好ましくは0.5パーセントから7.0パーセントの範囲の濃度で、より好
ましくは1.5パーセントから3.5パーセントの範囲の濃度で存在する。すべ
ての重量パーセントは溶液の総重量を基準とする。シランの好ましい化学種には
、α−グリシドオキシプロピルトリメトキシシランおよびγ−アミノプロピルト
リエトキシシランが含まれる。シランのさらなる好ましい化学種が米国特許第5
,578,347号に開示されており、これを参考することにより本明細書の一
部とする。上記のシラン接着促進剤は、METLOK(登録商標)230S A
dhesion Systemの商標でDuPont社(Wilmington
、Delaware)から販売されている。
【0023】 上記工程が完了すると、可撓性下地剤の中間層が、コーティング困難な基材の
接着促進処理された表面に従来的に塗布される。本発明において使用される好適
な可撓性下地剤は、ポリエステル共重合体および好適な架橋剤を含む。ポリエス
テル共重合体は2段階の重合プロセスによって製造され、GPC数平均分子量(
Mn)が500から3000までの範囲にあり、かつ末端ヒドロキシル基を有す
る直鎖状セグメントと、GPC数平均分子量(Mn)が750から1500まで
の範囲にあり、かつ側方ヒドロキシル基を有する分枝状セグメントとを有する。
【0024】 このプロセスの第1段階において、二酸または二酸無水物のカルボキシル基の
半数を、適切な化学量論的な割合で、(A)直鎖状セグメントのヒドロキシル基
の半数および(B)分枝状セグメントのヒドロキシル基の10%から80%の一
方と反応させて第1の反応生成物を生成する。その後、プロセスの第2段階にお
いて、第1の反応生成物の残り半数のカルボキシル基を適切な化学量論的な割合
で(A)および(B)のもう一方のヒドロキシル基と反応させる。
【0025】 好ましくは、重合の第1段階の後で、しかし第2段階の前において、分枝状セ
グメントは、750から1000までの数平均分子量、175から300までの
ヒドロキシル価、カルボキシル基が分枝状セグメントと最初に反応した場合には
20から60までの酸価またはカルボキシル基が直鎖状セグメントと最初に反応
した場合には5未満の酸価、および2.5から11までの数平均官能性を有し、
そして直鎖状セグメントは、500から3000までの数平均分子量、15から
300までのヒドロキシル価、それぞれ5未満の酸価または20から60までの
酸価、および1.1から2までの数平均官能性を有する。
【0026】 第1段階の反応は、好ましくは少なくとも100℃で行われ、より好ましくは
少なくとも150℃で行われる。第2段階の反応は、好ましくは少なくとも20
0℃で行われる。
【0027】 直鎖状セグメントは、好ましくは、1つまたは複数の下記のモノマーを使用す
ることから得られる: ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、エステルジオール−2
04(登録商標)(Union Carbide社により製造されている市販の
ジオール)、o−フタル酸無水物、イソフタル酸、アジピン酸およびアゼライン
酸。
【0028】 分枝状セグメントは、好ましくは、1つまたは複数の下記のモノマーを使用す
ることから得られる: ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
ン、o−フタル酸無水物、イソフタル酸、1,12−ドデカン二酸、アジピン酸
およびアゼライン酸。
【0029】 直鎖状セグメントおよび分枝状セグメントは、好ましくは、1つまたは複数の
下記のキャッピング剤によって互いに結合される: o−フタル酸無水物、コハク酸無水物、およびグルタル酸無水物。
【0030】 所望する場合には、可撓性下地剤は、隠蔽性を改善するために、そして審美的
理由からも白色顔料または着色顔料などの従来の顔料を含有することができる。
【0031】 好適な架橋剤には、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、ポリイソシアナート樹
脂、ウレアホルムアルデヒド樹脂などの従来の架橋剤が含まれる。これらはすべ
て、典型的には、可撓性下地剤の総重量を基準として、10重量パーセントから
50重量パーセントまでの比率で使用される。
【0032】 上記可撓性下地剤のさらなる情報が米国特許第4,442,269号に提供さ
れており、これを参考することにより本明細書の一部とする。
【0033】 上記工程が終了すると、透明なコーティング組成物の耐損傷性上塗り層が中間
層の上に塗布され、耐久性コーティング物がコーティング困難な基材上に作製さ
れる。所望する場合には、中間層の上への耐損傷性上塗り層の塗布は1週間から
12週間まで遅らせることができる。従って、これにより、使用者は、白く着色
されたコーティング層などの規格化された下塗り層を有する物品を大量生産する
ことができる。耐損傷性上塗り層の塗布が遅らされた場合、中間層は、好ましく
は、耐損傷性上塗り層が中間層の上に塗布される前に、積もっているかもしれな
い何らかの汚れまたはグリースを除くために石けんなどの従来の洗剤で洗浄清浄
化される。対照的に、従来の下地剤は、さらなるコーティング物の塗布が典型的
には36時間を超えて遅らされた場合にはコーティングされた表面のサンダー仕
上げを一般に必要とする。しかし、本発明の方法の場合、出願人は、予想もしな
かったことに、従来の下地剤とは異なり、本発明の中間層は、12週間まで遅ら
された後でさえも、さらなるコーティング物の塗布に付される前にそのようなサ
ンダー仕上げ工程を全く必要としないことを発見した。
【0034】 本発明において使用される好適な透明なコーティング組成物には、ポリイソシ
アナートバインダ、フッ素化ポリイソシアナートバインダ、アクリル系フルオロ
カーボンバインダまたはこれらの組合せが含まれる。従来の透明なポリイソシア
ナートバインダはどれも本発明の方法における使用に好適である。フッ素化ポリ
イソシアナートバインダ、アクリル系フルオロカーボンバインダまたはこれらの
組合せは、これらのバインダに由来する上塗り層において、落書きなどの望まし
くないマーキングを洗剤などの従来の清浄化手段によって除くことが容易である
ために好ましい。好ましくは、透明なコーティング組成物は、耐損傷性上塗り層
のUV分解を防止するために、Ciba Specialties(New M
ilford、Connecticut)により供給されているTinuvin
900(登録商標)UV吸収剤などの従来のUV遮蔽剤またはTinuvin9
01(登録商標)ヒンダードアミンなどのUV光安定化剤を含む。
【0035】 フッ素化ポリイソシアナートバインダを含有する透明なコーティング組成物は
、有機ポリイソシアナートと、下記の式により表されるフッ素化モノ官能性アル
コールであって、
【0036】
【化6】
【0037】 式中、Rは、少なくとも4個の炭素原子を有するフルオロアルキル含有基であ
り、Xは二価の基であり、RはHであるか、または1個から4個の範囲の炭素
原子を有するアルキル基であり、nは0または1であり、mは0から30の範囲
であり、nが0である場合、mは1以上でなければならず、mが0である場合、
nは1であるフッ素化モノ官能性アルコールとの反応生成物であるフッ素化ポリ
イソシアナートであって、0.1モルパーセントから33モルパーセントの範囲
の活性なイソシアナート基がフッ素化モノ官能性アルコールと反応しているフッ
素化ポリイソシアナート、およびアクリルポリマー、ポリエステル、アルキド樹
脂、ポリオールまたはこれらの組合せなどのフィルム形成ポリマーを含む。
【0038】 フッ素化ポリイソシアナートは、フッ素化モノ官能性アルコールと従来の有機
ポリイソシアナートとの付加物である。従来の芳香族、脂肪族、環状脂肪族の二
官能性ポリイソシアナートおよび三官能性ポリイソシアナートのいずれも使用で
きる。典型的に有用なジイソシアナートには、1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アナート、イソホロンジイソシアナート、4,4′−ビフェニレンジイソシアナ
ート、トルエンジイソシアナート、ビスシクロヘキシルジイソシアナート、テト
ラメチレンキシレンジイソシアナート、エチルエチレンジイソシアナート、2,
3−ジメチルエチレンジイソシアナート、1−メチルトリメチレンジイソシアナ
ート、1,3−シクロペンチレンジイソシアナート、1,4−シクロヘキシレン
ジイソシアナート、1,3−フェニレンジイソシアナート、1,5−ナフタレン
ジイソシアナート、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン、およ
び4,4′−ジイソシアナトジフェニルエーテルがある。
【0039】 イソシアナート官能性付加物を形成させるために使用される典型的なフッ素化
モノ官能性アルコールは、下記の式より表される:
【0040】
【化7】
【0041】 式中、Rは、上記に定義されているように、少なくとも4個の炭素原子を有す
るフルオロアルキル含有基であり、好ましくは、4個から20個の炭素原子を有
する直鎖状または分枝鎖状のフルオロアルキル基であり、必要に応じて、エーテ
ル基のような酸素原子を含有しても、または1個から5個の塩素原子もしくは1
個から5個の水素原子を含有してもよい。好ましくは、Rは、4個から20個
の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基であり、最も好ましくは、Rは、
6個から12個の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基である。Xは二価の
基であり、好ましくは、−CHCHO−、−SON(R)CHCH O−、−CH−、−O−、−CHO−であり、Rは、好ましくは1個から
4個の炭素原子を有するアルキル基である。RはHであるか、または1個から
4個の炭素原子を有するアルキル基であり、Hおよびメチルが好ましい。nは0
または1であり、mは0から30であり、nが0である場合、mは1以上でなけ
ればならず、mが0である場合、nは1であり、Xが−O−である場合、mは1
以上でなければならない。mは、好ましくは1から20である。
【0042】 フッ素化有機ポリイソシアナートは、フッ素モノ官能性アルコールおよび有機
ポリイソシアナートを、必要に応じて溶媒および触媒とともに反応糟に仕込み、
約0.1時間から4時間にわたって、50℃から120℃に、好ましくは60℃
から85℃に加熱する従来技術により調製される。
【0043】 上記のフッ素化ポリイソシアナートバインダは米国特許第5,605,956
号に記載されており、これを参考することにより本明細書の一部とする。
【0044】 アクリル系フルオロカーボンバインダを含有する透明なコーティング組成物は
、アクリルポリマーおよび有機ポリイソシアナート架橋剤を含む。アクリルポリ
マーは、1つまたは複数のヒドロキシル含有モノマーと、下記の式により表され
る1つまたは複数のフルオロアルキル含有モノマーであって、
【0045】
【化8】
【0046】 式中、Rは水素であるか、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル
基であり、nは1から11までの範囲の整数であり、Rは、少なくとも4個の
炭素原子を有するモノマーとを含むモノマー混合物から重合され、上記アクリル
ポリマーは、2,000から20,000までの範囲にある重量平均分子量を有
する。Rのさらなる詳細は、上記に記載されているのと同じである。
【0047】 上記上塗り層は、その硬化した状態において、水による少なくとも100°の
接触角とヘキサデカンによる少なくとも40°の接触角との組合せを有する。
【0048】 アクリルポリマーは、1個から4個の炭素原子をアルキル基に有するヒドロキ
シアルキルアクリレートまたはヒドロキシアルキルメタクリレートの群から選択
される、アクリルポリマーの重量を基準として20重量%から45重量%の重合
したヒドロキシル含有モノマー、1個から18個の炭素原子をアルキル基に有す
る、アクリルポリマーの重量を基準として約50重量%から79.9重量%の重
合したアクリル酸アルキルおよびメタクリル酸アルキル、またはスチレンあるい
はこれらの任意の混合物を含有するヒドロキシルモノマーから重合される。ヒド
ロキシルモノマーから重合された上記のアクリルポリマーには、アクリルポリマ
ーの重量を基準として、0.1重量%から5.0重量%のフルオロアルキル含有
モノマーが加えられる。
【0049】 上記アクリル系フルオロカーボンバインダは、米国特許第5,629,372
号に記載されており、これを参考することにより本明細書の一部とする。
【0050】 本発明の透明なコーティング組成物および可撓性下地剤はまた、顔料、安定化
剤、レオロジー調節剤、流動剤、強靱化剤および充填剤などの従来の添加物を含
有することができる。当然のことではあるが、そのような添加物の添加は、コー
ティング組成物の目的とする使用に依存する。従って、硬化したコーティング物
の透明性を損なう充填剤、顔料および他の添加剤は、組成物が透明なコーティン
グ物として意図される場合には含まれない。
【0051】 さらに、所望する場合には、中間層は、1つまたは複数のパターン化層の形態
で塗布されても良いことが考えられる。この場合、パターン化層はそれぞれが1
つまたは複数の異なる色を含む。従って、1つまたは複数のパターン化層の意匠
を、典型的には配達用のトラックまたはバンの車体に付けられているものなどの
宣伝または広告メッセージの形態で付けることができる。
【0052】 別法としては、1つまたは複数のパターン化層を、無地の単色が好ましい中間
層の上に塗布することができる。パターン化層は従来の着色塗料を含んでも良い
こと、あるいはパターン化層は自己接着性転写物の形態であっても良いことがさ
らに考えられる。次いで、耐損傷性の層がパターン化層の上に塗布される。所望
する場合には、1つまたは複数のターン化層を、1週間から12週間にわたって
遅らせた後に耐損傷性の層と一緒に塗布することができる。結果として、使用者
は、白色などの規格化された色の中間層を有する配達用バンの車体などのコーテ
ィングされた物品を大量生産することができる;コーティングされた物品を数週
間の期間にわたって保存し、または顧客に数週間かけて配送することができ、そ
の後、顧客が、面倒なサンダー仕上げ工程および清浄化工程を用いることなくそ
の意匠パターンおよび耐損傷性の上塗り層を塗布することができる。
【0053】 上記の方法はまた、Nylon(登録商標)−6およびNylon(登録商標
)−6,6のポリアミド、Kevlar(登録商標)の芳香族アミド(これらは
すべてDuPont社(Wilmington、Delaware)から販売さ
れている)、ならびにUltem(登録商標)ポリエーテルイミドおよびDel
rin(登録商標)ポリアセタール(これらはともにGeneral Elec
tric社(Fairfield、Connecticut)により供給されて
いる)から作製された樹脂基材などのコーティング困難な樹脂基材に耐久性コー
ティング物を塗布するためにも好適である。
【0054】 上記の発明は、アルミニウムなどのコーティング困難な基材から作製された自
動車の車体またはフレームに耐久性で耐損傷性の多色多層コーティング物を製造
するのに最も適している。これらのアルミニウムの車体またはフレームは、典型
的には、飲料ボトルを輸送する際に使用されているものなどの商業用運搬具にお
いて使用されている。本発明の方法はまた、アルミニウム缶および航空機機体を
コーティングするためにも十分適している。
【0055】 (試験手順) 耐久性 耐久性多層コーティングでコーティングされたコーティング困難な基材(未処
理地のアルミニウム)のパネルを、ASTM D3170−87耐チッピング性
試験(グラベロメータ試験)を使用して、過酷な環境下でその耐久性について試
験した。グラベロメータ試験は、過酷な環境をシミュレーションするように改変
された。コーティングされたパネルを、パネルを100パーセントの湿度に付し
、その後、−28.9℃(華氏−20度)の凍結温度に2時間曝すことによって
指定時間にわたって反復した。チッピング性能を0から10までの段階で評価し
た。10は初期の未試験のパネルを表し、0は、コーティング物が基材表面から
すべて(100パーセント)除かれたことを表している。6以上の表示値が、受
け入れられると見なされた。
【0056】 接着性 示された猶予後における中間層を覆う上塗り層の接着性をASTM D335
9−95接着性試験で測定した。接着性能を0から10までの段階で評価した。
10は初期の未試験のパネルを表し、0は、コーティング物がコーティングされ
た表面からすべて(100パーセント)除かれたことを表している。7以上の表
示値が、受け入れられると見なされた。
【0057】 湿度 コーティング困難な基材に対する耐久性層の接着性を、ASTM D2247
−94湿度試験で指定時間にわたって試験した。次いで、コーティング物の接着
性をASTM D3359−95接着性試験で測定した。
【0058】 下記の実施例は本発明を例示する。
【0059】 (実施例) ポリエステル下地剤 可撓性下地剤に含まれるポリエステル下地剤を、米国特許第4,442,26
9号の実施例1における教示を考慮して製造したが、実施例1の分枝状オリゴエ
ステル1を製造する際に使用した22.5モルのアゼライン酸を、11.5モル
のアジピン酸と11.5モルの1,12−ドデカン二酸との混合物に置き換えた
【0060】 可撓性下地剤 下記の表1の成分を上記に記載されたポリエステル下地剤に加えた(すべて重
量パーセントである):
【0061】
【表1】
【0062】 1. W−12硫酸バリウム、W−1004炭酸カルシウムおよびW−100
2ケイ酸アルミニウムの混合物。これらはすべてChen Central(P
ittsburgh、Pennsylvania)により供給される。 2. DuPont社(Wilmington、Delaware)により供
給されるTiPure(登録商標)二酸化チタン。 3. Cabot社(Boston、Massachusetts)により供
給されるファーネスカーボンブラック粉末。 4. Rheox社(Hightstown、New Jersey)により
供給される8%固形分のケトンでのBenton38分散物。 5. Chen Central(Pittsburgh、Pennsylv
ania)により供給される50%芳香族溶媒でのResifloSアクリルタ
ーポリマー。 6. Ciba Specialties(New Milford、Con
necticut)により供給されるTinuvin(登録商標)292UV光
安定化剤。
【0063】 これらのコーティング物はすべて、別途示されない限り、乾燥フィルム厚と認
められる。
【0064】 (比較例) 従来の多層システムを適用するために使用された対照アルミニウムパネル(比
較例)は、ほこり、グリース、オイルまたは指紋を除くために、DuPont社
(Wilmington、Delaware)により供給されている3812S
Fast−Dryうすめ液を使用して清浄化された。次いで、清浄化されたパ
ネルを、180番の研磨砂で約10分間にわたってサンダー仕上げし、その後、
3812S Fast−Dryうすめ液で2回目の清浄化を行った。
【0065】 サンダー仕上げおよび清浄化を行ったパネルを、DuPont社(Wilmi
ngton、Delaware)により供給されている615S Varipr
ime(登録商標)自己エッチングプライマでエッチングした。12.7ミクロ
ン(0.5ミル)の厚さのコーティング物を周囲条件のもとで30分間にわたっ
て気流乾燥した。
【0066】 次いで、エッチングされたパネルを、DuPont社(Wilmington
、Delaware)により供給されている934S Corlar(登録商標
)エポキシ下地剤でコーティングした。このエポキシ下地剤は、DuPont社
(Wilmington、Delaware)により供給されている修飾型93
6S Corlar(登録商標)ケチミン活性化剤との5:1の体積比で活性化
された。活性化剤はアセトンで30重量パーセントに希釈された。38ミクロン
(1.5ミル)の厚さのコーティング物を82.2℃(華氏180度)で30分
間にわたって焼付け処理した。上記下地剤の塗布は、エッチングされたアルミニ
ウム表面における錆損傷を防止するために必要である。
【0067】 次いで、下地処理された対照パネルを、DuPont社(Wilmingto
n、Delaware)により供給されているImron(登録商標)6000
ポリウレタン白色エナメルで51ミクロン(2ミル)の厚さにコーティングした
。これは、DuPont社(Wilmington、Delaware)により
供給されているImron(登録商標)193Sジイソシアナート活性化剤(固
形分75%)との3:1の体積比で活性化された。コーティング物を周囲条件の
もとで15分間にわたって気流乾燥した。
【0068】 次いで、コーティングされた対照パネルを、DuPont社(Wilming
ton、Delaware)により供給されているImron(登録商標)34
40Sポリウレタンエナメル(固形分が53.4%のヒドロキシル含有アクリル
ウレタン共重合体)の透明な上塗り層で51ミクロン(2ミル)の厚さにコーテ
ィングした。これは、ともにDuPont社(Wilmington、Dela
ware)により供給されている389S Imron(登録商標)5000F
ast−Dry促進剤と2容量パーセントで混合されたImron(登録商標)
193Sジイソシアナート活性化剤(固形分75%)との3:1の体積比で活性
化された。透明なコーティング物を82.2℃(華氏180度)で30分間にわ
たって焼付け処理した。
【0069】 2組の対照パネルを、湿度下の接着性試験および反復的なチッピング性能試験
のために同時に調製した。
【0070】 (実施例1) 本発明の多層システムを適用するために使用されたアルミニウムパネルは、ほ
こり、グリース、オイルまたは指紋を除くために、DuPont社(Wilmi
ngton、Delaware)により供給されている3812S Fast−
Dryうすめ液を使用して清浄化された。次いで、清浄化されたパネルを接着促
進処理工程に付した。表面を、DuPont社(Wilmington、Del
aware)により供給されているMETALOK(登録商標)230Sでコー
ティングした。過剰なコーティングを表面から除き、次いで、接着促進処理され
た表面を風乾した。
【0071】 次いで、接着促進処理されたパネルを、ともにDuPont社(Wilmin
gton、Delaware)により供給されている389S Imron(登
録商標)5000Fast−Dry促進剤と2容量パーセントで混合されたIm
ron(登録商標)193Sジイソシアナート活性化剤(固形分75%)との4
:1の体積比で活性化された表1の可撓性下地剤組成物で厚さ38ミクロン(1
.5ミル)に15分以内にコーティングした。コーティング物を周囲環境のもと
で1時間にわたって気流乾燥した。これは中間層であった。
【0072】 次いで、コーティングされたパネルを、DuPont社(Wilmingto
n、Delaware)により供給されているImron(登録商標)3440
Sポリウレタンエナメル(固形分が53.4%のヒドロキシル含有アクリルウレ
タン共重合体)の透明な上塗り層で51ミクロン(2ミル)の厚さにコーティン
グした。これは、ともにDuPont社(Wilmington、Delawa
re)により供給されている389S Imron(登録商標)5000Fas
t−Dry促進剤と2容量パーセントで混合されたImron(登録商標)19
3Sジイソシアナート活性化剤(固形分75%)との3:1の体積比で活性化さ
れた。透明なコーティング物を82.2℃(華氏180度)で30分間にわたっ
て焼付け処理した。これは耐損傷性の上塗り層であった。
【0073】 本発明の多層コーティングでコーティングされた2組のパネルを、湿度下の接
着性試験および反復的なチッピング性能試験のために同時に調製した。
【0074】 比較用パネルおよび実施例1のパネルをそれぞれ、ASTM D2247−9
4湿度試験での湿度に96時間および240時間にわたって曝した後に接着性に
ついて試験した。その結果を下記の表2に示す。
【0075】
【表2】
【0076】 下地剤コーティング層が裂けたことによる接着性喪失 **下地剤コーティング層が裂けたことによる接着性喪失(わずかな改善が、
イソシアナートと水分との相互作用のために初期に生じることがある)。 ***露出した基材までの接着性喪失
【0077】 表2から、湿度暴露が明かである。
【0078】 別組のパネルを下記の様式で反復的な耐チッピング性に曝した。パネルをグラ
ベロメータ試験に最初に曝し、次いで、100パーセント湿度に曝し、その後、
−28.9℃(華氏−20度)で2時間にわたって凍結することを反復した後、
グラベロメータ試験に再度繰り返して曝した。グラベロメータ試験は、96時間
、240時間、500時間、750時間、1000時間および1500時間の湿
度間隔の後に行った。それぞれの間隔には、−28.9℃(華氏−20度)で2
時間にわたる凍結を設けた。試験が完了したとき、比較用パネルは0の表示値を
有した(コーティング物のすべてがパネルから除かれた)。対照的に、実施例1
のコーティングされたパネルは8の表示値を有した。従って、このことは、予想
されないほど良好な性能を示している。これらの結果から、本発明のコーティン
グされたパネルは実質的により耐久性であるだけでなく、従来のコーティング方
法では典型的に使用されているサンダー仕上げおよび下地処理などの処理工程を
ほとんど使用しないことによって製造されることも容易に理解される。
【0079】 本発明の別の予想外に顕著な利点は、本発明により、使用者に、時間のかかる
サンダー仕上げ工程および清浄化工程を必要とすることなく、耐損傷性の上塗り
層の塗布を12週間までのかなりの期間にわたって遅らせることができるという
ことである。一連のパネルに、実施例1に記載されている工程を使用して中間層
をコーティングし、その後、示された猶予の後、実施例1に記載されている工程
を使用して耐損傷性の上塗り層をコーティングした。コーティングされたパネル
を、その後、そして指定された間隔の湿度に曝した後、ASTM D3359−
95で接着性試験した。その結果を下記の表3に示す:
【0080】
【表3】
【0081】 接着性試験は異なる位置で行った。
【0082】 表3に示されている結果から、中間層における再コーティング層(耐損傷性の
上塗り層)の塗布が著しく遅れたとしても、中間層に対する耐損傷性上塗り層の
接着性に対する影響は微々たるものであることが明かである。この結果は、従来
的な透明なコーティング層は、上塗り層の塗布が36時間を超えて遅れた場合に
は、時間のかかるサンダー仕上げ工程、その後の清浄化工程を必要とするために
予想外であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 167/00 C09D 167/00 175/04 175/04 183/00 183/00 (72)発明者 ヘンリー スティーバー トレンパー ザ サード アメリカ合衆国 08312 ニュージャージ ー州 クレイトン コイル ロード 523 (72)発明者 ヘンリー エイ.トロンコ ジュニア アメリカ合衆国 19064 ペンシルベニア 州 スプリングフィールド ローズ ドラ イブ 756 Fターム(参考) 4D075 AE15 AE27 BB24Y BB26Z BB65X BB69Y BB79Y BB92Y CA02 CA03 CA04 CA13 CA32 CA36 CA38 CB06 CB11 CB36 DA06 DB04 DB07 DB45 DB53 DC08 DC11 DC42 EA07 EA43 EB14 EB16 EB22 EB32 EB33 EB35 EB36 EB38 EB43 EB45 EB52 EB56 EC11 EC45 EC54 4J038 CG141 CH231 DD05 DG091 DG131 DG191 DG261 DL051 DL081 GA07 GA09 GA12 JC34 JC35 KA03 KA08 LA02 MA14 NA01 NA12 PA08 PA12 PA14 PC02 PC08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティング困難な基材に耐久性コーティングを作製する方
    法であって、 前記コーティング困難な基材の表面を接着促進処理に付す工程と、 前記コーティング困難な基材の前記接着促進処理表面に可撓性下地剤の中間層
    を塗布する工程であって、前記可撓性下地剤はポリエステル共重合体および架橋
    剤を含み、前記ポリエステル共重合体は2段階の重合プロセスによって製造され
    、前記ポリエステル共重合体は、末端ヒドロキシル基を有し、かつGPC数平均
    分子量(Mn)が500から3000までの範囲にある直鎖状セグメントと、側
    方ヒドロキシル基を有し、かつGPC数平均分子量(Mn)が750から150
    0までの範囲にある分枝状セグメントとを有する工程と、 透明なコーティング組成物の耐損傷性上塗り層を前記中間層に塗布して、前記
    コーティング困難な基材上に前記耐久性コーティング物を作製する工程であって
    、前記透明なコーティング組成物はポリイソシアナートバインダ、フッ素化ポリ
    イソシアナートバインダ、アクリル系フルオロカーボンバインダまたはこれらの
    組合せを含む工程 とを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記可撓性下地剤が着色されていることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 1つまたは複数のパターン化層を前記中間層に塗布する工程
    をさらに含み、かつ前記パターン化層がそれぞれ異なる色の顔料を含むことを特
    徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記1つまたは複数のパターン化層が1週間から12週間遅
    れて塗布されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記耐損傷性上塗り層が1週間から12週間遅れて塗布され
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記コーティング困難な基材が、アルミニウム、アルミニウ
    ム合金、クロムメッキ鋼、ステンレス鋼、ポリアセタール、ポリアミドまたはポ
    リエーテルイミドであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記接着促進処理が、 前記コーティング困難な基材の前記表面を清浄化する工程と、 シラン接着促進剤のフィルムを前記アルミニウム基材の前記清浄な表面に塗布
    する工程であって、前記フィルムは100Åから2500Åまでの範囲にある乾
    燥厚さを有し、前記接着促進剤は、下記の式を有する1つまたは複数のシランの
    溶液を含み 式中、xは1〜3の間の整数であり、Rは、1個から3個の炭素を有する同じア
    ルキル基または異なるアルキル基であり、aは0であるか、または1〜3の間の
    整数であり、bは3−aに等しく、Rは、下式 【化1】 (式中、zは0であるか、または1〜3の間の整数である) からなる群から選択され、前記シランは、溶液の0.001重量パーセントから
    10.0重量パーセントまでの範囲にある濃度で存在する工程と、 前記シラン接着促進剤の過剰量を前記表面から除く工程と、 前記シラン接着促進剤の前記フィルムを有する前記表面をその面において乾燥
    する工程 とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記シラン接着促進剤の前記過剰量を除く前記工程が、水ま
    たは水性有機溶媒で仕上げ処理すること、水で湿らした材料で拭くこと、あるい
    は空気を吹き付けることを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記フッ素化ポリイソシアナートバインダが、 有機ポリイソシアナートと、下記の式により表されるフッ素化モノ官能性アル
    コールであって、 【化2】 式中、Rは、少なくとも4個の炭素原子を有するフルオロアルキル含有基であ
    り、Xは二価の基であり、RはHであるか、または1個から4個の範囲の炭素
    原子を有するアルキル基であり、nは0または1であり、mは0から30の範囲
    であり、nが0である場合、mは1以上でなければならず、そしてmが0である
    場合、nは1であるフッ素化モノ官能性アルコールとの反応生成物であるフッ素
    化ポリイソシアナートであって、0.1モルパーセントから33モルパーセント
    の範囲の活性なイソシアナート基が前記フッ素化モノ官能性アルコールと反応し
    ているフッ素化ポリイソシアナート、および フィルム形成ポリマー を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記フィルム形成ポリマーが、アクリルポリマー、ポリエ
    ステル、アルキド樹脂、ポリオールおよびこれらの組合せからなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記アクリル系フルオロカーボンバインダが、 1つまたは複数のヒドロキシル含有モノマーと、下記の式により表される1つ
    または複数のフルオロアルキル含有モノマーであって、 【化3】 式中、Rは水素であるか、または1個もしくは2個の炭素原子を有するアルキル
    基であり、nは1から11までの範囲の整数であり、Rは、少なくとも4個の
    炭素原子を有するフルオロアルキル含有基であるモノマーとを含むモノマー混合
    物から重合されるアクリルポリマーであって、2,000から20,000まで
    の範囲にある重量平均分子量を有するアクリルポリマー、および 有機ポリイソシアナート架橋剤 を含み、その硬化した状態において前記上塗り層は、水による少なくとも100
    °の接触角とヘキサデカンによる少なくとも40°の接触角との組合せを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載される方法に従って作製された耐久性コー
    ティング物でコーティングされたコーティング困難な基材。
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