JPH09131567A - アルミホイ−ルの塗装方法 - Google Patents
アルミホイ−ルの塗装方法Info
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- JPH09131567A JPH09131567A JP29074395A JP29074395A JPH09131567A JP H09131567 A JPH09131567 A JP H09131567A JP 29074395 A JP29074395 A JP 29074395A JP 29074395 A JP29074395 A JP 29074395A JP H09131567 A JPH09131567 A JP H09131567A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はアルミニウム製ホイ−ルの塗装方法に
関し、特に自動車用アルミホイ−ルの耐食性、耐チッピ
ング性および平滑性などを改良した塗装方法に関する。 【解決手段】アルミニウムまたはそれを含む合金からな
るアルミホイ−ルを、熱硬化性プライマ−(A)、熱硬
化性アクリル樹脂系着色塗料(B)および熱硬化性アク
リル樹脂系クリヤ−塗料(C)をウエットオンウエット
で順次塗装し、ついで加熱して該3層塗膜同時に硬化せ
しめる塗装方法において、該熱硬化性プライマ−(A)
が、ウレタン変性ポリエステル樹脂(a)、低分子量メ
ラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミン樹脂(c)および
シランカップリング剤(d)を主成分とする組成物であ
ることを特徴とするアルミホイ−ルの塗装方法。
関し、特に自動車用アルミホイ−ルの耐食性、耐チッピ
ング性および平滑性などを改良した塗装方法に関する。 【解決手段】アルミニウムまたはそれを含む合金からな
るアルミホイ−ルを、熱硬化性プライマ−(A)、熱硬
化性アクリル樹脂系着色塗料(B)および熱硬化性アク
リル樹脂系クリヤ−塗料(C)をウエットオンウエット
で順次塗装し、ついで加熱して該3層塗膜同時に硬化せ
しめる塗装方法において、該熱硬化性プライマ−(A)
が、ウレタン変性ポリエステル樹脂(a)、低分子量メ
ラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミン樹脂(c)および
シランカップリング剤(d)を主成分とする組成物であ
ることを特徴とするアルミホイ−ルの塗装方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミニウム製ホイ
−ル(以下、「アルミホイ−ル」と略称する)の塗装方
法に関し、特に自動車用アルミホイ−ルの耐食性、耐チ
ッピング性および平滑性などを改良した塗装方法に関す
る。
−ル(以下、「アルミホイ−ル」と略称する)の塗装方
法に関し、特に自動車用アルミホイ−ルの耐食性、耐チ
ッピング性および平滑性などを改良した塗装方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】チュ−ブやタイヤなどの取
付け部材である自動車用ホイ−ルとしてスチ−ル製やア
ルミニウム製などが使用されている。このうち、軽量
化、防食性および意匠性などにすぐれたアルミホイ−ル
が多く用いられている。そして、このアルミホイ−ルに
は、耐候性や装飾性を向上させるために、例えば、熱硬
化性アクリル樹脂系着色塗料および熱硬化性アクリル樹
脂系クリヤ−塗料が2コ−ト1ベイクもしくは2コ−ト
2ベイク方式で塗装されている。
付け部材である自動車用ホイ−ルとしてスチ−ル製やア
ルミニウム製などが使用されている。このうち、軽量
化、防食性および意匠性などにすぐれたアルミホイ−ル
が多く用いられている。そして、このアルミホイ−ルに
は、耐候性や装飾性を向上させるために、例えば、熱硬
化性アクリル樹脂系着色塗料および熱硬化性アクリル樹
脂系クリヤ−塗料が2コ−ト1ベイクもしくは2コ−ト
2ベイク方式で塗装されている。
【0003】しかしながら、かかる方法で塗装されたア
ルミホイ−ルは、走行中に跳ね上げられた小石などが塗
膜に衝突しその部分の塗膜が剥離し(チッピング)しや
すく、その剥離部分から白さびなどが発生し、またショ
ットブラスト処理した凹凸状の鋳肌面を鏡面状の切削面
と同程度の平滑な塗面に塗装することが困難であるなど
の欠陥を有している。
ルミホイ−ルは、走行中に跳ね上げられた小石などが塗
膜に衝突しその部分の塗膜が剥離し(チッピング)しや
すく、その剥離部分から白さびなどが発生し、またショ
ットブラスト処理した凹凸状の鋳肌面を鏡面状の切削面
と同程度の平滑な塗面に塗装することが困難であるなど
の欠陥を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上記の欠
陥を解消し、アルミホイ−ルを耐食性、耐チッピング性
および平滑性などのすぐれた塗膜に仕上げることであ
り、その特徴は、アルミホイ−ルを、熱硬化性プライマ
−(A)、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)およ
び熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料(C)をウエッ
トオンウエットで順次塗装し、ついで加熱して該3層塗
膜同時に硬化せしめる3コ−ト1ベイク方式の塗装方法
で、該熱硬化性プライマ−(A)として、ウレタン変性
ポリエステル樹脂(a)、低分子量メラミン樹脂
(b)、ベンゾグアナミン樹脂(c)、およびシランカ
ップリング剤(d)を主成分とする組成物を使用すると
ころにある。
陥を解消し、アルミホイ−ルを耐食性、耐チッピング性
および平滑性などのすぐれた塗膜に仕上げることであ
り、その特徴は、アルミホイ−ルを、熱硬化性プライマ
−(A)、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)およ
び熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料(C)をウエッ
トオンウエットで順次塗装し、ついで加熱して該3層塗
膜同時に硬化せしめる3コ−ト1ベイク方式の塗装方法
で、該熱硬化性プライマ−(A)として、ウレタン変性
ポリエステル樹脂(a)、低分子量メラミン樹脂
(b)、ベンゾグアナミン樹脂(c)、およびシランカ
ップリング剤(d)を主成分とする組成物を使用すると
ころにある。
【0005】すなわち、本発明は、アルミニウムまたは
それを含む合金からなるアルミホイ−ルを、熱硬化性プ
ライマ−(A)、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料
(B)および熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料
(C)をウエットオンウエットで順次塗装し、ついで加
熱して該3層塗膜同時に硬化せしめる塗装方法におい
て、該熱硬化性プライマ−(A)が、ウレタン変性ポリ
エステル樹脂(a)、低分子量メラミン樹脂(b)、ベ
ンゾグアナミン樹脂(c)およびシランカップリング剤
(d)を主成分とする組成物であることを特徴とするア
ルミホイ−ルの塗装方法に関する。
それを含む合金からなるアルミホイ−ルを、熱硬化性プ
ライマ−(A)、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料
(B)および熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料
(C)をウエットオンウエットで順次塗装し、ついで加
熱して該3層塗膜同時に硬化せしめる塗装方法におい
て、該熱硬化性プライマ−(A)が、ウレタン変性ポリ
エステル樹脂(a)、低分子量メラミン樹脂(b)、ベ
ンゾグアナミン樹脂(c)およびシランカップリング剤
(d)を主成分とする組成物であることを特徴とするア
ルミホイ−ルの塗装方法に関する。
【0006】以下に本発明の方法について詳細に説明す
る。
る。
【0007】アルミホイ−ル:乗用車、オ−トバイ、ト
ラックおよびワゴン車などの自動車のチュ−ブやタイヤ
などの取付け部材である自動車用ホイ−ルであり、アル
ミニウムを主成分とし、またはさらにマグネシウムやケ
イ素などを含む合金からなっており、特に、軽量化およ
び意匠性などの目的で、ショットブラストなどで表面を
処理してなる凹凸状の鋳肌面部分と切削してなる鏡面状
部分(平滑面)との両者が併存してるアルミホイ−ルに
本発明の方法を適用することが好ましい。
ラックおよびワゴン車などの自動車のチュ−ブやタイヤ
などの取付け部材である自動車用ホイ−ルであり、アル
ミニウムを主成分とし、またはさらにマグネシウムやケ
イ素などを含む合金からなっており、特に、軽量化およ
び意匠性などの目的で、ショットブラストなどで表面を
処理してなる凹凸状の鋳肌面部分と切削してなる鏡面状
部分(平滑面)との両者が併存してるアルミホイ−ルに
本発明の方法を適用することが好ましい。
【0008】本発明では、アルミホイ−ルは、プライマ
−(A)の塗装に先立って、クロメ−ト(クロム酸クロ
ム、りん酸クロムなど)やノンクロム(りん酸ジルコニ
ウムなど)などであらかじめ表面処理しておくことがが
好ましい。
−(A)の塗装に先立って、クロメ−ト(クロム酸クロ
ム、りん酸クロムなど)やノンクロム(りん酸ジルコニ
ウムなど)などであらかじめ表面処理しておくことがが
好ましい。
【0009】熱硬化性プライマ−(A):アルミホイ−
ルの鋳肌面や切削面などに直接塗装するもので、ウレタ
ン変性ポリエステル樹脂(a)、低分子量メラミン樹脂
(b)ベンゾグアナミン樹脂(c)およびシランカップ
リング剤(d)を主成分とする熱硬化性被覆組成物であ
る。
ルの鋳肌面や切削面などに直接塗装するもので、ウレタ
ン変性ポリエステル樹脂(a)、低分子量メラミン樹脂
(b)ベンゾグアナミン樹脂(c)およびシランカップ
リング剤(d)を主成分とする熱硬化性被覆組成物であ
る。
【0010】ウレタン変性ポリエステル樹脂(a) 該ウレタン変性ポリエステル樹脂は1分子中にエステル
結合、ウレタン結合および2個以上の水酸基を有してお
り、主としてポリエステルポリ−ルとポリイソシアネ−
ト化合物とを水酸基過剰の比率で反応させることによっ
て得られる。
結合、ウレタン結合および2個以上の水酸基を有してお
り、主としてポリエステルポリ−ルとポリイソシアネ−
ト化合物とを水酸基過剰の比率で反応させることによっ
て得られる。
【0011】ポリエステルポリ−ルは多塩基酸と多価ア
ルコ−ルとをエステル化反応させてなる1分子中に2個
以上の水酸基を有するポリエステル樹脂である。
ルコ−ルとをエステル化反応させてなる1分子中に2個
以上の水酸基を有するポリエステル樹脂である。
【0012】多塩基酸は1分子中に2個以上のカルボキ
シル基を有する化合物であり、例えばフタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット
酸およびこれらの無水物などの芳香族酸:コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸およびこれらの無水物などの脂肪族
酸:テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テ
トラブロムフタル酸、ヘット酸、ハイミック酸およびこ
れらの無水物などの脂環族酸:などがあげられる。これ
らは1種もしくは2種以上が使用できる。多価アルコ−
ルは1分子中に2個以上の水酸基を有する化合物であ
り、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−
ル、ブチレングリコ−ル、ヘキサンジオ−ル、ジエチレ
ングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、水添ビスフェ
ノ−ルA、グリセリン、トリメチロルエタン、トリメチ
ロ−ルプロパンおよびペンタエリスリットなどがあげら
れる。これらは1種もしくは2種以上が使用できる。さ
らに、カプロラクトンの開環反応によって得られるポリ
エステル樹脂も使用できる。
シル基を有する化合物であり、例えばフタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット
酸およびこれらの無水物などの芳香族酸:コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸およびこれらの無水物などの脂肪族
酸:テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テ
トラブロムフタル酸、ヘット酸、ハイミック酸およびこ
れらの無水物などの脂環族酸:などがあげられる。これ
らは1種もしくは2種以上が使用できる。多価アルコ−
ルは1分子中に2個以上の水酸基を有する化合物であ
り、例えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−
ル、ブチレングリコ−ル、ヘキサンジオ−ル、ジエチレ
ングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、水添ビスフェ
ノ−ルA、グリセリン、トリメチロルエタン、トリメチ
ロ−ルプロパンおよびペンタエリスリットなどがあげら
れる。これらは1種もしくは2種以上が使用できる。さ
らに、カプロラクトンの開環反応によって得られるポリ
エステル樹脂も使用できる。
【0013】該ポリエステル樹脂と反応せしめるポリイ
ソシアネ−ト化合物は、1分子中に遊離のイソシアネ−
ト基を2個以上有する化合物である。具体的には、ヘキ
サメチレンジイソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレ
ンジイソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−トおよびト
リメチレンジイソシアネ−トなどの脂肪族ジイソシアネ
−ト:イソホロンジイソシアネ−ト、メチレンビス(シ
クロヘキシルイソシアネ−ト)およびシクロヘキサンジ
イソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−ト:キシリ
レンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ−ト、ジ
フェニルメタンジイソシアネ−ト、ナフタレンジイソシ
アネ−トおよびビフェニレンジイソシアネ−トなどの芳
香族ジイソシアネ−ト:などがあげられる。これらは1
種もしくは2種以上が使用できる。このうち、脂肪族ジ
イソシアネ−トを使用することが塗膜の耐酸性を向上さ
せるのに有利である。
ソシアネ−ト化合物は、1分子中に遊離のイソシアネ−
ト基を2個以上有する化合物である。具体的には、ヘキ
サメチレンジイソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレ
ンジイソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−トおよびト
リメチレンジイソシアネ−トなどの脂肪族ジイソシアネ
−ト:イソホロンジイソシアネ−ト、メチレンビス(シ
クロヘキシルイソシアネ−ト)およびシクロヘキサンジ
イソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−ト:キシリ
レンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ−ト、ジ
フェニルメタンジイソシアネ−ト、ナフタレンジイソシ
アネ−トおよびビフェニレンジイソシアネ−トなどの芳
香族ジイソシアネ−ト:などがあげられる。これらは1
種もしくは2種以上が使用できる。このうち、脂肪族ジ
イソシアネ−トを使用することが塗膜の耐酸性を向上さ
せるのに有利である。
【0014】これらのポリエステルポリ−ルとポリイソ
シアネ−ト化合物との反応は通常のウレタン化反応を採
用できる。そして、かくしてえられるウレタン変性ポリ
エステル樹脂(a)の数平均分子量は約10000〜1
00000、好ましくは25000〜60000,水酸
基価は1〜150、好ましくは20〜60の範囲が適し
ている。
シアネ−ト化合物との反応は通常のウレタン化反応を採
用できる。そして、かくしてえられるウレタン変性ポリ
エステル樹脂(a)の数平均分子量は約10000〜1
00000、好ましくは25000〜60000,水酸
基価は1〜150、好ましくは20〜60の範囲が適し
ている。
【0015】低分子量メラミン樹脂(b) 該メラミン樹脂は、平均重合度が約1〜3未満で、かつ
トリアジン核1個あたり、イミノ基を平均0〜1.5
個、メチロ−ル基を平均0〜1.2個、残り(4.8〜
6個)がアルコキシ基(炭素数1〜5個)であるメラミ
ン樹脂である。
トリアジン核1個あたり、イミノ基を平均0〜1.5
個、メチロ−ル基を平均0〜1.2個、残り(4.8〜
6個)がアルコキシ基(炭素数1〜5個)であるメラミ
ン樹脂である。
【0016】該メラミン樹脂(b)は上記ウレタン変性
ポリエステル樹脂(a)の架橋剤として作用し、かつ熱
硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)塗膜との混層(ツ
ヤヒケの原因となる)を防止するのに有用である。
ポリエステル樹脂(a)の架橋剤として作用し、かつ熱
硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)塗膜との混層(ツ
ヤヒケの原因となる)を防止するのに有用である。
【0017】該メラミン樹脂(b)に関し、平均重合度
が約1〜3未満、好ましくは1.5〜2.7で、この重
合度が約3以上になるとプライマ−(A)自体の流展性
が低下し塗面平滑性が劣化することがある。またメチロ
−ル基が平均1.2個より多くなると加熱硬化によりワ
キが発生したり耐チッピング性が低下することがあり、
またイミノ基が平均1.5個より多くなると着色塗料
(B)塗膜との層間付着性が劣ることがある。
が約1〜3未満、好ましくは1.5〜2.7で、この重
合度が約3以上になるとプライマ−(A)自体の流展性
が低下し塗面平滑性が劣化することがある。またメチロ
−ル基が平均1.2個より多くなると加熱硬化によりワ
キが発生したり耐チッピング性が低下することがあり、
またイミノ基が平均1.5個より多くなると着色塗料
(B)塗膜との層間付着性が劣ることがある。
【0018】ベンゾグアナミン樹脂(c) 該ベンゾグアナミン樹脂(c)はメラミン(2,4,6
−トリアミノ−1,3,5−トリアジン)の1つのアミ
ノ基をベンゼン環に置換し、残りのアミノ基の全部をメ
チロ−ル化したもの、さらに該メチロ−ル基の一部もし
くは全部を炭素数1〜6個の1価アルコ−ルでエ−テル
化してなるアルコキシ化物も包含され、このものを使用
することによって塗膜の耐水性などが向上する。該ベン
ゾグアナミン樹脂(c)は、平均重合度が約1.2〜3
で、かつトリアジン核1個あたり、イミノ基を0.8〜
1.2個、メチロ−ル基を平均0.8〜1.2個、残り
がアルコキシ基(炭素数1〜5個)であることが好まし
い。かかるベンゾグアナミン樹脂(c)は既知であっ
て、例えば大日本インキ化学工業(株)製、商品名「ス
−パ−ベッカミンTD−126」があげられ、これはブ
チルエ−テル化ベンゾグアナミン樹脂である。
−トリアミノ−1,3,5−トリアジン)の1つのアミ
ノ基をベンゼン環に置換し、残りのアミノ基の全部をメ
チロ−ル化したもの、さらに該メチロ−ル基の一部もし
くは全部を炭素数1〜6個の1価アルコ−ルでエ−テル
化してなるアルコキシ化物も包含され、このものを使用
することによって塗膜の耐水性などが向上する。該ベン
ゾグアナミン樹脂(c)は、平均重合度が約1.2〜3
で、かつトリアジン核1個あたり、イミノ基を0.8〜
1.2個、メチロ−ル基を平均0.8〜1.2個、残り
がアルコキシ基(炭素数1〜5個)であることが好まし
い。かかるベンゾグアナミン樹脂(c)は既知であっ
て、例えば大日本インキ化学工業(株)製、商品名「ス
−パ−ベッカミンTD−126」があげられ、これはブ
チルエ−テル化ベンゾグアナミン樹脂である。
【0019】シランカップリング剤(d) 該シランカップリング剤(d)は、一般式 XSi(O
R)3 (Xは反応性官能基で、例えばアミノ基、ビニ
ル基、エポキシ基、メルカプト基、クロル基を湿し、R
は加水分解可能なメトキシ基、エトキシ基などの炭素数
1〜10のアルコキシ基を湿す。)で示される化合物で
あることが好ましい。
R)3 (Xは反応性官能基で、例えばアミノ基、ビニ
ル基、エポキシ基、メルカプト基、クロル基を湿し、R
は加水分解可能なメトキシ基、エトキシ基などの炭素数
1〜10のアルコキシ基を湿す。)で示される化合物で
あることが好ましい。
【0020】具体的には、γ−(2−アミノエチル)ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエ
チル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノ
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン−塩酸塩、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、ビニリトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−
アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキ
シシリル)プロピル]アンモニウムクロライド、トリメ
チルクロロシランなどがあげられる。これらは1種もし
くは2種以上使用できる。
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエ
チル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノ
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン−塩酸塩、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、ビニリトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−
アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキ
シシリル)プロピル]アンモニウムクロライド、トリメ
チルクロロシランなどがあげられる。これらは1種もし
くは2種以上使用できる。
【0021】本発明で使用する熱硬化性プライマ−
(A)は、上記のウレタン変性ポリエステル樹脂
(a)、低分子量メラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミ
ン樹脂(c)およびシランカップリング剤(d)を主成
分とする熱硬化性被覆組成物であり、これらの成分を有
機溶剤に溶解もしくは分散せしめることによって得られ
る。これらの各成分の構成比率は目的に応じて任意に選
択できる。具体的には、固形分重量比率に基いて、例え
ば、(a)成分、(b)成分および(c)成分の合計量
を基準にして、(a)成分は55〜85重量%、特に6
5〜75重量%、(b)成分は13〜35重量%、特に
15〜30重量%、(c)成分は2〜10重量%、特に
3〜8重量%の範囲が好ましい。また、(a)成分、
(b)成分および(c)成分の合計100重量部あた
り、(d)成分の配合量は0.5〜10重量部、特に3
〜8重量部が好ましい。
(A)は、上記のウレタン変性ポリエステル樹脂
(a)、低分子量メラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミ
ン樹脂(c)およびシランカップリング剤(d)を主成
分とする熱硬化性被覆組成物であり、これらの成分を有
機溶剤に溶解もしくは分散せしめることによって得られ
る。これらの各成分の構成比率は目的に応じて任意に選
択できる。具体的には、固形分重量比率に基いて、例え
ば、(a)成分、(b)成分および(c)成分の合計量
を基準にして、(a)成分は55〜85重量%、特に6
5〜75重量%、(b)成分は13〜35重量%、特に
15〜30重量%、(c)成分は2〜10重量%、特に
3〜8重量%の範囲が好ましい。また、(a)成分、
(b)成分および(c)成分の合計100重量部あた
り、(d)成分の配合量は0.5〜10重量部、特に3
〜8重量部が好ましい。
【0022】有機溶剤としては、これらの成分を溶解も
しくは分散が可能なものであれば特に制限されず、たと
えば、脂肪族、脂環族もしくは芳香族の炭化水素系、ア
ルコ−ル系、エステル系、ケトン系、アルコ−ル系の溶
剤から選ばれた1種もしくは2種以上が好ましい。
しくは分散が可能なものであれば特に制限されず、たと
えば、脂肪族、脂環族もしくは芳香族の炭化水素系、ア
ルコ−ル系、エステル系、ケトン系、アルコ−ル系の溶
剤から選ばれた1種もしくは2種以上が好ましい。
【0023】本発明で使用する熱硬化性プライマ−
(A)は、上記のウレタン変性ポリエステル樹脂
(a)、低分子量メラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミ
ン樹脂(c)およびシランカップリング剤(d)を主成
分とするが、さらに必要に応じて、エポキシ樹脂
(e)、メラミン樹脂(f)および顔料(g)を配合す
ることができる。
(A)は、上記のウレタン変性ポリエステル樹脂
(a)、低分子量メラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミ
ン樹脂(c)およびシランカップリング剤(d)を主成
分とするが、さらに必要に応じて、エポキシ樹脂
(e)、メラミン樹脂(f)および顔料(g)を配合す
ることができる。
【0024】エポキシ樹脂(e)は1分子中に2個以上
のエポキシ基を有するものであり、これを配合すること
によって塗膜の耐食性を向上させることができる。具体
的には、ビスフェノ−ルや脂肪族多価アルコ−ルなどの
グリシジルエ−テル類、脂肪酸などとのグリシジルエス
テル類、エポキシ化ポリオレフィン、エポキシ化大豆
油、脂環式の環状の炭素原子にエポキシ基が直接結合し
てなる脂環式エポキシ樹脂などがあげられる。このう
ち、ビスフェノ−ルのグリシジルエ−テル類が特に好適
である。エポキシ当量は150〜1100、分子量は3
00〜2000の範囲が好ましい。
のエポキシ基を有するものであり、これを配合すること
によって塗膜の耐食性を向上させることができる。具体
的には、ビスフェノ−ルや脂肪族多価アルコ−ルなどの
グリシジルエ−テル類、脂肪酸などとのグリシジルエス
テル類、エポキシ化ポリオレフィン、エポキシ化大豆
油、脂環式の環状の炭素原子にエポキシ基が直接結合し
てなる脂環式エポキシ樹脂などがあげられる。このう
ち、ビスフェノ−ルのグリシジルエ−テル類が特に好適
である。エポキシ当量は150〜1100、分子量は3
00〜2000の範囲が好ましい。
【0025】メラミン樹脂(f)は、平均重合度が約3
以上で、かつトリアジン核1個あたり、メチロ−ル基を
平均0.5〜1.6個、残りがアルコキシ基(炭素数1
〜5個)であり、イミノ基を含有しない。このものは、
顔料の分散性を向上させるのに有効であって、ウレタン
変性ポリエステル樹脂(a)の架橋剤としても作用す
る。
以上で、かつトリアジン核1個あたり、メチロ−ル基を
平均0.5〜1.6個、残りがアルコキシ基(炭素数1
〜5個)であり、イミノ基を含有しない。このものは、
顔料の分散性を向上させるのに有効であって、ウレタン
変性ポリエステル樹脂(a)の架橋剤としても作用す
る。
【0026】顔料(g)としては、通常の塗料用の着色
顔料、体質顔料およびメタリック顔料などが使用でき、
例えばチタン白、カ−ボンブラック、フタロシアニンブ
ル−、シンカシヤレッド、タルク、クレ−、アルミニウ
ム粉、マイカ粉などが例示できるが、これらのみに限定
されない。
顔料、体質顔料およびメタリック顔料などが使用でき、
例えばチタン白、カ−ボンブラック、フタロシアニンブ
ル−、シンカシヤレッド、タルク、クレ−、アルミニウ
ム粉、マイカ粉などが例示できるが、これらのみに限定
されない。
【0027】熱硬化性プライマ−(A)において、これ
らのエポキシ樹脂(e)、メラミン樹脂(f)および顔
料(g)の配合量は目的に応じて任意に選択でき、具体
的には、上記(a)成分、(b)成分および(c)成分
の合計100重量部あたり、エポキシ樹脂(e)は0〜
10重量部、特に3〜8重量部、メラミン樹脂(f)は
0〜20重量部、特に5〜15重量部が好ましい。
らのエポキシ樹脂(e)、メラミン樹脂(f)および顔
料(g)の配合量は目的に応じて任意に選択でき、具体
的には、上記(a)成分、(b)成分および(c)成分
の合計100重量部あたり、エポキシ樹脂(e)は0〜
10重量部、特に3〜8重量部、メラミン樹脂(f)は
0〜20重量部、特に5〜15重量部が好ましい。
【0028】また、本発明で使用する熱硬化性プライマ
−(A)に関し、該プライマ−(A)の単独硬化塗膜の
伸び率(20℃)が40〜200%、特に60〜180
%、ゲル分率が80%以上、特に85%以上であること
が本発明の目的を達成させるのに好ましい。
−(A)に関し、該プライマ−(A)の単独硬化塗膜の
伸び率(20℃)が40〜200%、特に60〜180
%、ゲル分率が80%以上、特に85%以上であること
が本発明の目的を達成させるのに好ましい。
【0029】本発明における塗膜の伸び率およびゲル分
率の測定は次のようにしておこなった。
率の測定は次のようにしておこなった。
【0030】塗膜の伸び率は、恒温槽付万能引張試験機
(島津製作所オ−トグラフS・D)を用いて20℃にお
いて測定したもので、試料(単離塗膜)の長さは20m
m、同巾は5mm、引張速度は20mm/分で行った。
単離塗膜は、硬化塗膜に基いて50μmになるようにブ
リキ板に塗装し、硬化温度に加熱して硬化させてから、
水銀アマルガム法により単離したものである。
(島津製作所オ−トグラフS・D)を用いて20℃にお
いて測定したもので、試料(単離塗膜)の長さは20m
m、同巾は5mm、引張速度は20mm/分で行った。
単離塗膜は、硬化塗膜に基いて50μmになるようにブ
リキ板に塗装し、硬化温度に加熱して硬化させてから、
水銀アマルガム法により単離したものである。
【0031】また、ゲル分率は、上記伸び率測定で説明
したのと同様に作成した単離塗膜を、300メッシュの
ステンレススチ−ル製の編状容器に入れ、ソックスレ−
抽出器でアセトン溶媒を用いて還流温度で2時間抽出
し、下式により求めた。
したのと同様に作成した単離塗膜を、300メッシュの
ステンレススチ−ル製の編状容器に入れ、ソックスレ−
抽出器でアセトン溶媒を用いて還流温度で2時間抽出
し、下式により求めた。
【0032】ゲル分率(%)=(抽出後の塗膜重量/抽
出前の塗膜重量)×100 本発明において、熱硬化性プライマ−(A)はアルミホ
イ−ルにエアレススプレ−、エアスプレ−および静電方
式などで塗装することが好ましい。塗装時の粘度は15
〜25秒/フォ−ドカップ#4/20℃が好ましく、塗
装膜厚は平坦部(切削面)における硬化塗膜を基準に約
20〜100μm、特に30〜65μmが好ましい。つ
いで、必要に応じて室温で放置または100℃以下で短
時間乾燥してから、該プライマ−(A)の未硬化の該塗
膜面に、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)を塗装
する。
出前の塗膜重量)×100 本発明において、熱硬化性プライマ−(A)はアルミホ
イ−ルにエアレススプレ−、エアスプレ−および静電方
式などで塗装することが好ましい。塗装時の粘度は15
〜25秒/フォ−ドカップ#4/20℃が好ましく、塗
装膜厚は平坦部(切削面)における硬化塗膜を基準に約
20〜100μm、特に30〜65μmが好ましい。つ
いで、必要に応じて室温で放置または100℃以下で短
時間乾燥してから、該プライマ−(A)の未硬化の該塗
膜面に、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)を塗装
する。
【0033】熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B):
未硬化の熱硬化性プライマ−(A)の塗面に塗装する塗
料であって、該塗料(B)により色彩的美粧性を付与せ
しめる。熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)として
は、アクリル樹脂、硬化剤および顔料を有機溶剤に溶解
もしくは分散してなる熱硬化性塗料が好ましい。
未硬化の熱硬化性プライマ−(A)の塗面に塗装する塗
料であって、該塗料(B)により色彩的美粧性を付与せ
しめる。熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)として
は、アクリル樹脂、硬化剤および顔料を有機溶剤に溶解
もしくは分散してなる熱硬化性塗料が好ましい。
【0034】アクリル樹脂としては、耐候性、平滑性お
よび耐薬品性などのすぐれた塗膜を形成する水酸基、エ
ポキシ基およびカルボキシル基などから選ばれた1種も
しくは2種以上の官能基を有するアクリル樹脂およびこ
れらの変性樹脂があげられる。また、硬化剤としてはこ
れらの官能基と架橋反応しうる官能基を有する化合物が
使用でき、例えばメチロ−ル化および(または)アルキ
ルエ−テル化したメラミン樹脂、ポリイソシアネ−ト化
合物、ブロック化ポリイソシアネ−ト化合物およびカル
ボキシル基含有化合物から選ばれた1種以上が好まし
い。顔料としては、通常の塗料用の着色顔料およびメタ
リック顔料などが使用でき、例えばチタン白、カ−ボン
ブラック、フタロシアニンブル−、シンカシヤレッド、
アルミニウム粉、雲母粉、表面被覆雲母粉、雲母状酸化
鉄などが例示できるが、これらのみに限定されない。
よび耐薬品性などのすぐれた塗膜を形成する水酸基、エ
ポキシ基およびカルボキシル基などから選ばれた1種も
しくは2種以上の官能基を有するアクリル樹脂およびこ
れらの変性樹脂があげられる。また、硬化剤としてはこ
れらの官能基と架橋反応しうる官能基を有する化合物が
使用でき、例えばメチロ−ル化および(または)アルキ
ルエ−テル化したメラミン樹脂、ポリイソシアネ−ト化
合物、ブロック化ポリイソシアネ−ト化合物およびカル
ボキシル基含有化合物から選ばれた1種以上が好まし
い。顔料としては、通常の塗料用の着色顔料およびメタ
リック顔料などが使用でき、例えばチタン白、カ−ボン
ブラック、フタロシアニンブル−、シンカシヤレッド、
アルミニウム粉、雲母粉、表面被覆雲母粉、雲母状酸化
鉄などが例示できるが、これらのみに限定されない。
【0035】熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料(B)に
おけるこれらの成分の構成比率は目的に応じて任意に選
べるが、例えば、アクリル樹脂および硬化剤は、該両成
分の合計重量を基準に、アクリル樹脂は50〜80%、
硬化剤は50〜20%が好ましく、顔料は該両成分の合
計100重量部あたり、メタリック顔料では10〜60
重量部、ソリッドカラ−顔料では2〜150重量部が適
している。
おけるこれらの成分の構成比率は目的に応じて任意に選
べるが、例えば、アクリル樹脂および硬化剤は、該両成
分の合計重量を基準に、アクリル樹脂は50〜80%、
硬化剤は50〜20%が好ましく、顔料は該両成分の合
計100重量部あたり、メタリック顔料では10〜60
重量部、ソリッドカラ−顔料では2〜150重量部が適
している。
【0036】本発明において、熱硬化性アクリル樹脂系
着色塗料(B)は未硬化の熱硬化性プライマ−(A)の
塗面にエアレススプレ−、エアスプレ−および静電方式
などで塗装することが好ましい。塗装時の粘度は10〜
20秒/フォ−ドカップ#4/20℃が好ましく、塗装
膜厚は平坦部(切削面)における硬化塗膜を基準に約1
0〜35μm、特に15〜30μmが好ましい。つい
で、必要に応じて室温で放置または100℃以下で短時
間乾燥してから、該着色塗料(B)の未硬化塗膜面に、
熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料(C)を塗装す
る。
着色塗料(B)は未硬化の熱硬化性プライマ−(A)の
塗面にエアレススプレ−、エアスプレ−および静電方式
などで塗装することが好ましい。塗装時の粘度は10〜
20秒/フォ−ドカップ#4/20℃が好ましく、塗装
膜厚は平坦部(切削面)における硬化塗膜を基準に約1
0〜35μm、特に15〜30μmが好ましい。つい
で、必要に応じて室温で放置または100℃以下で短時
間乾燥してから、該着色塗料(B)の未硬化塗膜面に、
熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料(C)を塗装す
る。
【0037】熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料
(C):未硬化の熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料
(B)の塗膜面に塗装するもので、透明塗膜を形成する
塗料である。具体的には、上記着色塗料(B)の説明で
例示したアクリル樹脂および硬化剤が好適に使用でき、
実質的に着色顔料やメタリック顔料を含有しない有機溶
剤系塗料である。
(C):未硬化の熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料
(B)の塗膜面に塗装するもので、透明塗膜を形成する
塗料である。具体的には、上記着色塗料(B)の説明で
例示したアクリル樹脂および硬化剤が好適に使用でき、
実質的に着色顔料やメタリック顔料を含有しない有機溶
剤系塗料である。
【0038】本発明において、熱硬化性アクリル樹脂系
クリヤ−塗料(C)は未硬化の熱硬化性アクリル樹脂系
着色塗料(B)の塗面にエアレススプレ−、エアスプレ
−および静電方式などで塗装することが好ましい。塗装
時の粘度は20〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃
が好ましく、塗装膜厚は平坦部における硬化塗膜を基準
に約15〜60μm、特に20〜40μmが好ましい。
クリヤ−塗料(C)は未硬化の熱硬化性アクリル樹脂系
着色塗料(B)の塗面にエアレススプレ−、エアスプレ
−および静電方式などで塗装することが好ましい。塗装
時の粘度は20〜30秒/フォ−ドカップ#4/20℃
が好ましく、塗装膜厚は平坦部における硬化塗膜を基準
に約15〜60μm、特に20〜40μmが好ましい。
【0039】本発明の塗装方法は、上記のように熱硬化
性プライマ−(A)、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料
(B)および熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料
(C)をウエットオンウエットで塗装し、ついで加熱し
てこの3層塗膜を架橋硬化せしめる。加熱温度は120
〜160℃が好ましい。
性プライマ−(A)、熱硬化性アクリル樹脂系着色塗料
(B)および熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ−塗料
(C)をウエットオンウエットで塗装し、ついで加熱し
てこの3層塗膜を架橋硬化せしめる。加熱温度は120
〜160℃が好ましい。
【0040】
1)本発明の方法によって形成した複層塗膜の耐チッピ
ング性が著しく改善され、走行中に小石などが当たって
もプライマ−塗膜まで剥離することは殆どない。
ング性が著しく改善され、走行中に小石などが当たって
もプライマ−塗膜まで剥離することは殆どない。
【0041】2)ショットブラスト面などの微細な凹凸
部を有する面に塗装しても、その上塗り塗面は平滑性に
すぐれ、切削面に塗装したのとほぼ同程度の平滑性を有
している。
部を有する面に塗装しても、その上塗り塗面は平滑性に
すぐれ、切削面に塗装したのとほぼ同程度の平滑性を有
している。
【0042】次に、本発明に関する実施例および比較例
について説明する。
について説明する。
【0043】1.試 料 1)アルミホ−ル クロム酸クロムで表面化成処理したアルミホイ−ルで、
ショットブラスト処理による微細な凹凸面と平滑に切削
した平滑面とを有している。
ショットブラスト処理による微細な凹凸面と平滑に切削
した平滑面とを有している。
【0044】2)熱硬化性プライマ−(A)の調製 ウレタン変性ポリエステル樹脂(a) (a−1):ポリカプロラクトンおよびイソフタル酸を
反応させてなるポリエステル樹脂をヘキサメチレンジイ
ソシアネ−トで変性せしめてなるウレタン変性ポリエス
テル樹脂。数平均分子量30000、水酸基価88、固
形分含有率60重量%、有機溶剤としてスワゾ−ル#1
500(シェル石油(株)製、商品名、芳香族系炭化水
素溶剤)とセロソルブとの6:4からなる混合溶剤を使
用した。 (a−2):プロピレングリコ−ルおよびアジピン酸を
反応させてなるポリエステル樹脂をイソホロンジイソシ
アネ−トで変性せしめてなるウレタン変性ポリエステル
樹脂。数平均分子量50000、水酸基価70、固形分
含有率60重量%、有機溶剤としてスワゾ−ル#150
0(シェル石油(株)製、商品名、芳香族系炭化水素溶
剤)とセロソルブとの6:4からなる混合溶剤を使用し
た。
反応させてなるポリエステル樹脂をヘキサメチレンジイ
ソシアネ−トで変性せしめてなるウレタン変性ポリエス
テル樹脂。数平均分子量30000、水酸基価88、固
形分含有率60重量%、有機溶剤としてスワゾ−ル#1
500(シェル石油(株)製、商品名、芳香族系炭化水
素溶剤)とセロソルブとの6:4からなる混合溶剤を使
用した。 (a−2):プロピレングリコ−ルおよびアジピン酸を
反応させてなるポリエステル樹脂をイソホロンジイソシ
アネ−トで変性せしめてなるウレタン変性ポリエステル
樹脂。数平均分子量50000、水酸基価70、固形分
含有率60重量%、有機溶剤としてスワゾ−ル#150
0(シェル石油(株)製、商品名、芳香族系炭化水素溶
剤)とセロソルブとの6:4からなる混合溶剤を使用し
た。
【0045】(a−3):1、6−ヘキサンジオ−ルお
よびコハク酸を反応させてなるポリエステル樹脂をトリ
レンジイソシアネ−トで変性せしめてなるウレタン変性
ポリエステル樹脂。数平均分子量40000、水酸基価
75、固形分含有率60重量%、有機溶剤としてスワゾ
−ル#1500(シェル石油(株)製、商品名、芳香族
系炭化水素溶剤)とセロソルブとの6:4からなる混合
溶剤を使用した。
よびコハク酸を反応させてなるポリエステル樹脂をトリ
レンジイソシアネ−トで変性せしめてなるウレタン変性
ポリエステル樹脂。数平均分子量40000、水酸基価
75、固形分含有率60重量%、有機溶剤としてスワゾ
−ル#1500(シェル石油(株)製、商品名、芳香族
系炭化水素溶剤)とセロソルブとの6:4からなる混合
溶剤を使用した。
【0046】(a−4):ポリカプロラクトンおよびイ
ソフタル酸を反応させてなるポリエステル樹脂。数平均
分子量30000、水酸基価88、固形分含有率60重
量%、有機溶剤としてスワゾ−ル#1500(シェル石
油(株)製、商品名、芳香族系炭化水素溶剤)とセロソ
ルブとの6:4からなる混合溶剤を使用した。(比較
用) 低分子量メラミン樹脂(b) (b−1):サイメル370(アメリカンサイアナミド
カンパニ−製、商品名)、平均重合度1.8、トリアジ
ン核1個あたり、イミノ基0個、メチロ−ル基0.7個
およびメトキシ基3個有するメラミン樹脂。
ソフタル酸を反応させてなるポリエステル樹脂。数平均
分子量30000、水酸基価88、固形分含有率60重
量%、有機溶剤としてスワゾ−ル#1500(シェル石
油(株)製、商品名、芳香族系炭化水素溶剤)とセロソ
ルブとの6:4からなる混合溶剤を使用した。(比較
用) 低分子量メラミン樹脂(b) (b−1):サイメル370(アメリカンサイアナミド
カンパニ−製、商品名)、平均重合度1.8、トリアジ
ン核1個あたり、イミノ基0個、メチロ−ル基0.7個
およびメトキシ基3個有するメラミン樹脂。
【0047】(b−2):サイメル771(アメリカン
サイアナミドカンパニ−製、商品名)、平均重合度1.
9、トリアジン核1個あたり、イミノ基0個、メチロ−
ル基0.8個およびメトキシ基3個有するメラミン樹
脂。
サイアナミドカンパニ−製、商品名)、平均重合度1.
9、トリアジン核1個あたり、イミノ基0個、メチロ−
ル基0.8個およびメトキシ基3個有するメラミン樹
脂。
【0048】ベンゾグアナミン樹脂(c) (c−1):トリアジン核1個あたり、イミノ基1.0
個、メチロ−ル基1.0個、ブトキシ基1.0個有する
ブチルエ−テル化ベンゾグアナミン樹脂。
個、メチロ−ル基1.0個、ブトキシ基1.0個有する
ブチルエ−テル化ベンゾグアナミン樹脂。
【0049】シランカップリング剤(d) (d−1):グリシドキシプロピルトリメトキシシラン (d−2):γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン エポキシ樹脂(e) (e−1):エピコ−ト1001(シェルケミカル社
製、商品名、エポキシ当量450〜500、分子量90
0。
シラン エポキシ樹脂(e) (e−1):エピコ−ト1001(シェルケミカル社
製、商品名、エポキシ当量450〜500、分子量90
0。
【0050】メラミン樹脂(f) (f−1):トリアジン核1個あたり、ブチルエ−テル
基2.5個、メチロ−ル基1.4個、イミノ基0.2個
からなり、かつ平均重合度8〜9のブチルエ−テル化メ
ラミン樹脂。
基2.5個、メチロ−ル基1.4個、イミノ基0.2個
からなり、かつ平均重合度8〜9のブチルエ−テル化メ
ラミン樹脂。
【0051】熱硬化性プライマ−(A) 上記成分を用いて熱硬化性プライマ−(A)を得た。こ
れらの各成分の構成比率は下記表1のとおりである。配
合量は固形分量で示した。下記成分を溶剤(キシロ−ル
と酢酸エチルとの等重量混合溶剤)で混合希釈して、塗
装粘度15〜20秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調
整した。このうち、A−1〜A−4は実施例用、A−5
〜A−6は比較例用である。
れらの各成分の構成比率は下記表1のとおりである。配
合量は固形分量で示した。下記成分を溶剤(キシロ−ル
と酢酸エチルとの等重量混合溶剤)で混合希釈して、塗
装粘度15〜20秒/フォ−ドカップ#4/20℃に調
整した。このうち、A−1〜A−4は実施例用、A−5
〜A−6は比較例用である。
【0052】
【表1】
【0053】2.実施例および比較例 上記熱硬化性プライマ−(A)および熱硬化性アクリル
樹脂系着色塗料(B)、熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ
−塗料(C)を用いて、3コ−ト1ベイク方式の塗装方
法で塗装した。塗装工程は表2のとおりである。
樹脂系着色塗料(B)、熱硬化性アクリル樹脂系クリヤ
−塗料(C)を用いて、3コ−ト1ベイク方式の塗装方
法で塗装した。塗装工程は表2のとおりである。
【0054】
【表2】
【0055】表2において 被塗物のアルミホイ−ルはショットブラスト部分(鋳肌
部)と切削部分(平滑部)とがあり、その表面はクロム
酸クロムで処理してある。
部)と切削部分(平滑部)とがあり、その表面はクロム
酸クロムで処理してある。
【0056】膜厚は硬化塗膜を基準。
【0057】マジクロンALC−2シルバ−は、関西ペ
イント(株)社製、商品名、アクリル樹脂・メラミン樹
脂系シルバ−メタリック熱硬化性塗料。
イント(株)社製、商品名、アクリル樹脂・メラミン樹
脂系シルバ−メタリック熱硬化性塗料。
【0058】マジクロンALC−2クリヤ−は、関西ペ
イント(株)社製、商品名、アクリル樹脂・メラミン樹
脂系トップクリヤ−熱硬化性塗料。
イント(株)社製、商品名、アクリル樹脂・メラミン樹
脂系トップクリヤ−熱硬化性塗料。
【0059】3塗膜性能試験結果 上記実施例および比較例で得た塗板を使用し塗膜性能試
験を行った。その結果を下記表3に示した。
験を行った。その結果を下記表3に示した。
【0060】
【表3】
【0061】試験方法 平滑性:プライマ−(A)、着色塗料(B)およびクリ
ヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せしめた後のショット
ブラスト部分の塗膜面を目視で評価した結果である。○
は切削部と同程度の平滑性を有している、×はショット
ブラストの痕跡が明確に認められる を示す。
ヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せしめた後のショット
ブラスト部分の塗膜面を目視で評価した結果である。○
は切削部と同程度の平滑性を有している、×はショット
ブラストの痕跡が明確に認められる を示す。
【0062】付着性:プライマ−(A)、着色塗料
(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せし
めた後の切削部分の塗膜を素地に達するようにクロスカ
ットし、大きさ1mm×1mmのゴバン目を100個作
り、その表面に粘着セロハンテ−プを貼付し、20℃で
そのテ−プを急激に剥離したのちの残存ゴバン目塗膜数
を調べた。○は残存塗膜数100個、△は残存塗膜数9
9〜70個、×は残存塗膜数69個以下を示す。
(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せし
めた後の切削部分の塗膜を素地に達するようにクロスカ
ットし、大きさ1mm×1mmのゴバン目を100個作
り、その表面に粘着セロハンテ−プを貼付し、20℃で
そのテ−プを急激に剥離したのちの残存ゴバン目塗膜数
を調べた。○は残存塗膜数100個、△は残存塗膜数9
9〜70個、×は残存塗膜数69個以下を示す。
【0063】耐水性:プライマ−(A)、着色塗料
(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せし
めたアルミホイ−ルを40℃の水に240時間浸漬し、
引上げ直後の切削部の塗面を目視で評価し、ついで1時
間室温で乾燥してから上記付着性試験と同様に行って切
削部の付着性を調べた。目視評価で○は全く異常なし、
△はマイクロブリスタ−少しあり、×はブリスタ−多く
ありを示す。付着性は上記と同様に行い評価した。
(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せし
めたアルミホイ−ルを40℃の水に240時間浸漬し、
引上げ直後の切削部の塗面を目視で評価し、ついで1時
間室温で乾燥してから上記付着性試験と同様に行って切
削部の付着性を調べた。目視評価で○は全く異常なし、
△はマイクロブリスタ−少しあり、×はブリスタ−多く
ありを示す。付着性は上記と同様に行い評価した。
【0064】耐食性:プライマ−(A)、着色塗料
(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せし
めたアルミホイ−ルの切削部分の塗膜を素地に達するよ
うにクロスカットし、ソルトスプレ−(JISK540
0−9.1)で1000時間試験し、ついで水洗乾燥さ
せてから、クロスカット部分に粘着セロハンテ−プを貼
付し、20℃でそのテ−プを急激に剥離したのちのカッ
ト部からの塗膜の剥離巾(片側)を調べた。◎は0.5
mm以内、○は1mm以内、△は3mm以上、×は10
3mm以上を示す。
(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化せし
めたアルミホイ−ルの切削部分の塗膜を素地に達するよ
うにクロスカットし、ソルトスプレ−(JISK540
0−9.1)で1000時間試験し、ついで水洗乾燥さ
せてから、クロスカット部分に粘着セロハンテ−プを貼
付し、20℃でそのテ−プを急激に剥離したのちのカッ
ト部からの塗膜の剥離巾(片側)を調べた。◎は0.5
mm以内、○は1mm以内、△は3mm以上、×は10
3mm以上を示す。
【0065】耐チッピング性:プライマ−(A)、着色
塗料(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化
せしめたアルミホイ−ルの塗膜に、−20℃において6
号砕石500gを圧力4kg/cm2 で90゜の角度で
50cmの距離で噴射したのちの塗面を調べた。○は素
地の露出が全く認められない、△は素地が少し露出、×
は素地が多く露出していることを示す。
塗料(B)およびクリヤ−塗料(C)を塗装し加熱硬化
せしめたアルミホイ−ルの塗膜に、−20℃において6
号砕石500gを圧力4kg/cm2 で90゜の角度で
50cmの距離で噴射したのちの塗面を調べた。○は素
地の露出が全く認められない、△は素地が少し露出、×
は素地が多く露出していることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 175/06 PHQ C09D 175/06 PHQ
Claims (1)
- 【請求項1】アルミニウムまたはそれを含む合金からな
るアルミホイ−ルを、熱硬化性プライマ−(A)、熱硬
化性アクリル樹脂系着色塗料(B)および熱硬化性アク
リル樹脂系クリヤ−塗料(C)をウエットオンウエット
で順次塗装し、ついで加熱して該3層塗膜同時に硬化せ
しめる塗装方法において、該熱硬化性プライマ−(A)
が、ウレタン変性ポリエステル樹脂(a)、低分子量メ
ラミン樹脂(b)、ベンゾグアナミン樹脂(c)および
シランカップリング剤(d)を主成分とする組成物であ
ることを特徴とするアルミホイ−ルの塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29074395A JPH09131567A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | アルミホイ−ルの塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29074395A JPH09131567A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | アルミホイ−ルの塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131567A true JPH09131567A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17759959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29074395A Pending JPH09131567A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | アルミホイ−ルの塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09131567A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6413588B1 (en) | 1999-01-11 | 2002-07-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Method of producing durable layered coatings |
JP2009203300A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 水性塗料組成物及びそれを塗布してなる被塗物 |
JP2010235829A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Dainippon Toryo Co Ltd | アルミニウム部材用防錆プライマー及びアルミニウム部材 |
CN102181214A (zh) * | 2011-04-15 | 2011-09-14 | 肇庆千江高新材料科技有限公司 | 镁铝合金基材用的烤漆及其制备和使用方法 |
CN102766238A (zh) * | 2012-08-13 | 2012-11-07 | 佛山市高明同德化工有限公司 | 高附着力热固性丙烯酸树脂及其制备方法 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP29074395A patent/JPH09131567A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6413588B1 (en) | 1999-01-11 | 2002-07-02 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Method of producing durable layered coatings |
JP2009203300A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 水性塗料組成物及びそれを塗布してなる被塗物 |
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CN102766238A (zh) * | 2012-08-13 | 2012-11-07 | 佛山市高明同德化工有限公司 | 高附着力热固性丙烯酸树脂及其制备方法 |
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