JP2002528839A - データ記憶装置のための書換え方法及び装置 - Google Patents

データ記憶装置のための書換え方法及び装置

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JP2002528839A JP2000577662A JP2000577662A JP2002528839A JP 2002528839 A JP2002528839 A JP 2002528839A JP 2000577662 A JP2000577662 A JP 2000577662A JP 2000577662 A JP2000577662 A JP 2000577662A JP 2002528839 A JP2002528839 A JP 2002528839A
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Abstract

(57)【要約】 書き込み後チェック試験を通らないトラックパケットを記憶媒体のトラックへ書き直す方法が示されている。トラックパケットが如何なるアドレス指定順序でも記憶媒体に書き込まれるように、トラックパケット自体にローカルパケットアドレス情報が組み込まれる。これは、初回に記録されている他のトラックパケットの中の一つのパケットが後のトラックと共に書き直されることを可能にする。これにより、書き直しトラックオーバーヘッドを減らし、長々とした後戻り手続きを不要にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、概してデータ記録/回復装置に関し、特に書込み後のチェックテス
トを行わずにデータの完全性を確保するデータの書き換え方法に関する。
【0002】
【関連技術】
本発明は、Beaversらによって発明され、内部整理番号9086/101及び
出願番号09/176,079が付され、1998年10月20日に本願と共に
同時出願された“Variable Speed Recording Method and Apparatus for a Magn
etic Tape Drive”(「可変速度記録方法及び磁気テープドライブ用装置」)に
係る同時係属米国出願、Blatchleyらによって発明され、内部整理番号9086
/104及び出願番号09/176,015が付され、1998年10月20日
に本書とともに同時出願された“Overscan Helical Scan Head for Non-Trackin
g Tape Subsystems Reading at up to 1X Speed and Methods for Simulation
of Same”(「1X速度までの非追跡テープサブシステム読み込み用オーバース
キャンヘリカル走査ヘッド及びそのシミュレーション方法」)というタイトルの
同時係属米国出願、McAuliffeらによって発明され、内部記録番号9086/1
02及び出願番号09/176,014が付され、1998年10月20日に本
書とともに同時出願された“Multi-level Error Detection and Correction Tec
hnique for Data Storage Recording Device”(「データ保存記録装置用マルチ
レベルエラー検出及び修正技術」)というタイトルの同時係属米国出願に関連す
る。これらすべては共通に所有され、すべて参照文献としてここに組み込まれる
。また、McAuliffeらによって発明され、内部記録番号9086/103及び出
願番号09/192,794が付され、1998年11月16日に提出された“
Method And Apparatus For Logically Rejecting Previously Recorded Track R
esidue From Magnetic Media”(「予め記憶されたトラックの残余を磁気媒体か
ら論理的に除去する方法及び装置」)というタイトルの同時係属米国出願、McAu
liffeらによって発明され、内部記録番号9086/107及び出願番号09/
193,030が付され、1998年11月16日に提出された“Method And S
ystem For Monitoring And Adjusting Tape Position Using Control Data Pack
ets”(「制御データパケットを使用してテープ位置を監視し調節する方法及び
システム」というタイトルの同時係属米国出願、McAuliffeらによって発明され
、内部記録番号9086/105及び出願番号09/192,809が付され、
1998年11月16日に提出された“Rogue Packet Detection And Correctio
n Method For Data Storage Device”(「データ記憶装置用ローグパケット検出
及び修正方法」)というタイトルの同時係属米国出願、及びBlatchleyによって
発明され、内部記録番号9086/108及び出願番号09/192,808が
付され、1998年11月16日に提出された“A Method Of Reacquiring Cloc
k Synchronization On A Non-Tracking Helical Scan Tape Device”(「非追跡
ヘリカル走査テープ装置における時刻装置同期の再入手の方法」)というタイト
ルの同時係属米国出願に関連する。
【0003】
【発明の背景】
データ記憶装置は、短期的、長期的容量のいずれにも使用されており、現代の
コンピュータシステムでは不可欠の要素である。費用、装置形式要因、保存媒体
の大きさと容量、及び記録と回復時間などの要因は非常に重要であるが、最も重
要なのは、データ完全性を維持する能力である。
【0004】 そのため、多くのテープドライブには、書込み後チェック方式が備わっており
、データがテープに記録されると、データは読み取りヘッドによって検証される
。例えば、ヘリカル走査テープドライブにおいて、データは、回転ドラムに設け
られた隣接する一対の代替アジマス書込みヘッドによって、代替アジマスヘリカ
ルパターンでトラックに書き込まれ、新たに記録されたデータは、一対の書込み
ヘッドに対して180度に配置される一対の代替アジマス読み込みヘッドによっ
て、ドラム回転の半分を後で検証される。
【0005】 書込み後のチェック障害が発生するたびに、書込み操作が一時停止し、テープ
は巻き戻され、十分な空き容量を確保して再度前方操作速度に加速し、「破損し
た」データを含むトラックは新規のトラックによって上書きされて、「破損した
」データを書き換えようとする。この形式は、順番に記録することを要するため
、破損したデータを書き換えた後にアドレス順のデータをテープに記録する必要
がある。
【0006】 「不良」データを書き換える巻き戻し手順の従来の技術には問題が多い。まず
、ホストからのデータが最大処理能力「ストリーミング」モードに達すると、書
込みが中断され、巻き戻しの時間が必要となり、データ記録時間を増加させ、ホ
ストシステムを遅らせることになる。さらに、巻き戻しによって、テープを著し
く摩耗させ、ドライブの機械的信頼性を減らす極めて強い一過性の力を誘発する
ため、巻き戻し操作は、データの信頼性に深刻な影響を及ぼすおそれがある。
【0007】 「不良な」データを含むトラックを単に書き換え、さらに処理を停止すること
なくテープを停止することによって、巻き戻し手順を避けることができる。しか
しこの方法は、書き換え数が多い場合、テープのかなりの部分が、主に冗長な「
正常」データを含む複写トラックによって占められ、テープの記憶容量を減少さ
せるという欠点がある。
【0008】 従って、巻き戻し手順を行うことなく、また、主に冗長なデータで満たされて
いるか、空のトラックを書き換えるオーバーヘッドを使用することなく、「不良
」データを書き換える方法が必要となる。
【0009】
【発明の概要】
本発明は、任意のアドレス順序で、磁気媒体のトラックにデータを記録するこ
とによって、パケットレベルで書き換えを実行する斬新な方法及びその装置に関
するものである。ローカルパケットアドレス情報は、トラックパケット自体に含
まれており、任意のアドレス順序でトラックパケットを記憶媒体に書き込むこと
ができる。これによって、初めて記録された他のトラックパケット間の後のトラ
ックに沿って単一パケットを書き換えることができ、その結果、書き換えトラッ
クオーバーヘッドを減らし、長い巻き戻し手順の必要性をなくす。
【0010】
【発明の実施の形態】
データ記録/回復装置において、巻き戻し手順、またはトラック全体を書き換
えるオーバーヘッドの必要なく、書込み後のチェックテストを行わないデータの
書込みに関する技術を、以下に詳細にわたり説明する。例示のため、本発明を磁
気テープドライブについて説明するが、本発明の方法は、記憶媒体のトラックに
データを書き込むすべての記録/回復装置に適用できる。
【0011】 図1は、本発明が動作するデータ記憶システムの実施形態の実例を示す。記憶
媒体50にデータを記録する際、一般に、ユーザーデータ3は、ホストシステム
2によって可変長論理ブロックセット3で、記録/回復装置4に転送されたりそ
こに戻されたりする。各論理ブロックセット(LSB)3は、可変数の論理ブロ
ック(LBO、LB1、...、LBN)を含むユーザーデータバイトの集まり
である。各論理ブロック(LB)は、固有の論理ブロックアドレス(LBA)に
よってそのLBS内で定義される。
【0012】 LBSデータ3は、データバッファマネージャ6によって、多数の固定サイズ
のデータパケット30に分割され、記憶媒体50に転送されるまで、データバッ
ファ10のバッファパケット15内に配置される。
【0013】 記憶媒体50にバッファパケット15または制御パケット36を記録する際、
書込み論理マネージャ18によって、パケットCRC生成器20が、パケット及
びパケットECC生成器22にパケット巡回冗長コード(CRC)を生成し、パ
ケット及びパケットCRCにパケットECCを生成する。書込み論理マネージャ
18は、パケット、パケットCRC、及びパケットECC、論理パケットアドレ
ス(LPA)、フレーム情報を、形式に従ってトラックパケット7に配列する。
LPAは、セグメント11のパケットの位置を示すアドレスを含む。パケットが
制御パケット36の場合、LPAには、制御パケットの種類に関する情報が含ま
れている。トラックフォーマッタ24は、書込み論理マネージャ18から形式化
されたトラックパケット7を受け取り、それらを形式に従ってトラックに配列す
る。変調器/符号器26は、例えば(1、6)制限連続実行時間(RLL)チャ
ネル変調コードなどを使用して、形式化されたトラックを14ビット電信用暗語
にコード化し、変調する。トラック同期信号が、トラック同期信号生成器28に
よって各トラックに追加され、トラックは、書込みチャネル30に送信され、記
憶媒体50に記録される。
【0014】 トラックパケット7は、記憶媒体50のトラック9に記録される。各トラック
9には複数のトラックパケット7が存在する。実施形態の実例では、各トラック
パケット7は固定サイズであり、フレーム情報72、ローカルパケットアドレス
フィールド74、パケットフィールド76、パケットCRCフィールド78、及
びパケットECCフィールド80を含んでいる。
【0015】 回復セッション中、トラックパケット7は、読み取りチャネル32によって検
出される。パケットフレーム同期装置34は、フレーム情報72を使用して、ト
ラックパケット7の先頭を検出する。フレーム情報72は、チャネル領域のトラ
ックパケット7間に送信される固有の信号であり、同期してトラックパケット検
出を行う。この信号は、チャネル変調コードの連続実行時間制限に従わず、それ
に関連するバイト記号を持たない。すなわちこの信号は、復調器/復号器36に
よってバイト記号に復号されないことを意味する。実施形態の実例では、パケッ
トフレーム信号は、16ビットセルの長さであり、4、8、4パターンである。
【0016】 復調器/復号器36は、パケット7を復調し復号する。読み込み論理マネージ
ャは、まず、ローカルパケットアドレスフィールド74を使用して、トラックパ
ケット7が制御パケットを含んでいるかどうかを判断する。制御パケットの処理
は、制御パケットプロセッサ42によって実行される(以下で論述)。トラック
パケット17が制御パケットを含んでいない場合は、データパケット30、オー
バーヘッドパケット32、またはセグメントECCパケット34のいずれかを含
んでいる。読み込み論理マネージャ38は、現在のグローバルセグメントアドレ
スとともにローカルパケットアドレス74を使用して(制御パケットについては
以下で論述)、バッファ10のトラックパケットの正しい位置を割り出す。読み
込み論理マネージャ38は、パケットCRC生成器/エラー検出器20とともに
、パケットCRCフィールド78を使用して、トラックパケット7がエラーを含
んでいるかどうかを判断する。トラックパケット7がエラーを含んでいる場合、
読み込み論理マネージャ38は、パケットECC生成器/修正器22とともに、
パケットECCフィールド80を使用して、トラックパケット7エラーを検出し
、修正する。トラックパケット7が正常であるか、すでに修正されている場合、
読み込み論理マネージャ38は、パケットフィールド76の内容を抽出し、それ
をバッファ10の適切な位置に送信する。
【0017】 制御パケット36は、制御パケットプロセッサ42によって記録セッション中
に生成され、媒体の位置(媒体の先頭または末尾など)、ファイルまたはデータ
の先頭や末尾(ファイルマーク、テープマーク、データ末尾マークなど)、グロ
ーバルアドレス情報(制御パケットを囲むデータのグローバルセグメントアドレ
スなど)、及びシステム情報(装置制御コードなど)に関する情報を含む。記録
セッション中、制御パケット36は、制御パケットプロセッサ42によって処理
され、記憶媒体の位置を判断し、回復されたデータパケット、バッファオーバー
ヘッドパケット、及びセグメントECCパケットをデータバッファに配置する。
【0018】 ある制御パケットは、図2に示されるように、記憶媒体50のトラック9に沿
って一定間隔をあけて配置されており、グローバルセグメントアドレス(GSA
)37を含む。制御パケットプロセッサ42は、3つの制御パケット36からグ
ローバルセグメントアドレス37を抽出し、ローカル記憶装置に現在のグローバ
ルセグメントアドレス37を維持する。GSA37は、各トラックパケット7の
LPAフィールド74に含まれるローカルパケットアドレスとともに使用され、
バッファ10のセグメント11のパケット位置を定義する。
【0019】 図3は、本発明に基づくLPAフィールド74の定義の1つの実施形態を示す
図である。LPAフィールド74は、パケットがデータ/オーバーヘッド/EC
Cパケット30、32、34、または制御パケットであることを示す2バイトの
フィールドである。パケットがデータ/オーバーヘッド/ECCパケットの場合
、LPAフィールド74は、パケットのバッファセグメント11アドレスを含む
【0020】 図示されているように、トラックパケット7がデータ/オーバーヘッドパケッ
ト30/32を含む場合、セグメントアドレスはビット13:11、行アドレス
はビット10:6、列アドレスは5:1で定義される。ビット0は、パケットが
書き換えられたパケットであるかどうかを示す。行、列、対角線、及び特殊EC
Cパケット34の位置は図のように定義される。トラックパケット7は制御パケ
ット36を含み、ビット5:1はタイプ定義を含む。
【0021】 現在のGSAの下位5ビットは、トラックパケットのローカルパケットアドレ
ス(LPA)フィールド74の上位5ビットと共有される。図4(a)に示され
るように、LPAの上位2ビット15:14は、4つのセグメントエイリアシン
グを考慮している。つまりテープは、LPAが繰り返しを始める前に、4つのメ
モリバッファ相当を物理的に動かす必要がある。
【0022】 グローバルセグメントアドレス(GSA)37は、図4(b)に示されるよう
に、テープ50の物理セグメント52に対応するデータバッファ10の各セグメ
ント11の境界をアドレス指定する。好適な実施形態では、以下に論述されるよ
うに、データバッファ10は、6つのバッファセグメント11を含む。GSA3
7は24ビット数であり、セグメント11の224のアドレス範囲に及び、記憶
媒体50の全スパンを網羅している。
【0023】 LPAによって、データ/オーバーヘッド/ECCパケット30、32、34
を4つの完全なバッファ10(各6つのセグメント11)内の適切なバッファセ
グメント11に明確に配置できる。
【0024】 この実施形態では、2バイトのLPAフィールド74が、関連する制御パケッ
ト36の3バイトのGSA37と結合され、すべてのデータ/オーバーヘッド/
ECCパケット30、32、34位置をテープボリュームで固有に識別する。
【0025】 6つまでのバッファセグメント11にまたがるパケットが1つのトラック9に
存在し、ローカル及びグローバルセグメントアドレス内容は、常にそのトラック
の最新セグメントのデータパケットに対応する。書込み論理によって、6を超え
るセグメント11に及ぶローカルパケットアドレス74が同じトラック9内のテ
ープ50に存在することは許容されない。
【0026】 ローカルパケットアドレス(LPA)74を、書込みセッションの開始時に初
期化しなければならない。書込みセッションの開始時点は、LPA74をバッフ
ァセグメント11の開始アドレスに初期化しなければならない。テープパーティ
ションを初期化する場合、実施形態の実例では、ハードウェアは初期値に0値を
使用する。それに続く書込みセッションは、最後に使用されたLPA74を最初
に読み出すスプライス操作を常に伴う。スプライスの後新しく書き込まれたデー
タは、次のバッファセグメント11を開始する次のアドレスを使用する。
【0027】 当該技術に精通する当業者には、このアドレス方式、すなわち、各パケットへ
のローカルパケットアドレスの内蔵、及びその関連するパケットのすぐ近くに定
期的に書き込まれる関連するグローバルセグメントアドレスの可用性によって、
データバッファ10のセグメント11にパケットの現在の正しい位置を明確に示
す方法が提供されることが理解されるであろう。
【0028】 図5は、1つの実施形態の内容及び本発明に基づいて実施されるマルチセグメ
ントデータバッファ10のセグメント11の構成を示す。この実施形態では、セ
グメント11は一式の固定サイズバッファパケット15を有しており、その各バ
ッファパケットは、データ/オーバーヘッド領域104またはセグメントECC
領域106のいずれかに属している。実施形態の実例では、データ/オーバーヘ
ッド領域104は、それぞれ64バイトの114のパケット15を備え、32×
32配列に配置される。データ/オーバーヘッド領域104のパケット15は、
データパケット30またはオーバーオヘッドパケット32のいずれかを含む。オ
ーバーヘッドパケット32を使用して、セグメント11におけるLBS3の開始
及び終了位置を探す。一般に、キーオーバーヘッドパケット32と呼ばれる1つ
のパケット15のみが、セグメント11のオーバーヘッドに使用され、実施形態
の実例において、最適な場合はLBSデータ3のバッファ10で約384Kb(
113*64*6=392,832バイト)を使用できる。
【0029】 論述したように、セグメント11のデータ/オーバーヘッド領域104に存在
する1つのパケット15は、データパケット30またはオーバーヘッドパケット
32のいずれかを含む。各データパケット30は、図6(a)に示されるように
、LBSデータで完全に満たされているか、図6(b)に示されるように、LB
Sデータに続いて「いっぱいの」データを含んでいる。したがって、実施形態の
実例では、LBSデータバイト数が64で割り切れない場合、任意のLBS3の
最後のデータパケット30が無関係な「いっぱいの」データで埋められる。すべ
てのLBS3は、データパケット30境界の先頭に始まり、各データパケット3
0は、LBSを1つだけ含む。
【0030】 セグメント11のデータ/オーバーヘッド領域104も、少なくとも1つのオ
ーバーヘッドパケット32を含む。オーバーヘッドパケット32は、セグメント
11に保存されるLBS3に関するオーバーヘッド情報を含む。この情報には、
セグメント11に存在するLBS3間のすべての接合の位置、セグメント11で
開始する最初のLBS3の論理ブロックアドレス(LBS)、セグメント11で
開始する各LBS3内の論理ブロック(LB’s)のサイズと数、テープパーテ
ィション、ボリューム初期化回数、圧縮モードインジケータ、セグメントフラッ
シュインジケータ、及びセグメントCRCを含む。
【0031】 可変のLBSサイズを許容するため、任意のセグメント11のオーバーヘッド
パケット32の数は可変であり、同じセグメント内に存在するLBSの数によっ
て左右される。可変オーバーヘッド方式は、使用されるセグメントオーバーヘッ
ドスペースを最適化する。各セグメント11には、キーオーバーヘッドパケット
32と呼ばれる少なくとも1つのオーバーヘッドパケット32が含まれる。実施
形態の実例では、キーオーバーヘッドパケット32は、常にセグメント(実施形
態の実例では31列31行)の最後のパケット位置に存在する。セグメント11
内のLBS接合が7つ未満の場合、キーオーバーヘッドパケット32は、セグメ
ント11内の唯一のオーバーヘッドパケット32であり、LBSデータは最後の
パケット位置のすぐ隣(31列30行)までを使用できる。セグメント11に存
在する追加LBS接合が8つまでの場合、セグメント11に追加オーバーヘッド
パケット32が存在する。オーバーヘッドパケット32は、セグメント11の最
後の列がオーバーヘッドパケット32で占められるまで、31列で後方に増える
。したがって、実施形態の実例では1つのセグメントに存在可能なLBS1接合
の最大数は147である。
【0032】 図7(a)は、キーオーバーヘッドパケット32の1つの実施形態を示す。こ
の実施形態では、キーオーバーヘッドパケット32は64バイトを占め、9つの
別個のフィールドを備える。これらのフィールドには、主要なキーフィールド2
02、セグメントCRTフィールド204、第1LBS属性フィールド206、
及び6つのLBS境界フィールド208a−208fが含まれる。各フィールド
202、204、206及び208a−208fには、それに関する8ビットの
CRCが含まれ、フィールドのエラーを検出する。
【0033】 LBSデータを含むセグメント11の場合、セグメントCRC204、主要キ
ーフィールド202、及び第1LBS属性フィールド206は常に有効である。
キーフィールド202の情報は、キーオーバーヘッドパケット32の他のどのオ
ーバーヘッドフィールドが有効であるかを判断する。
【0034】 図7(b)は、キーオーバーヘッドパケット32の主要キーフィールド202
の1つの実施形態を示す。主要キーフィールド202は、4バイトを占め、1つ
の未使用のバイト210、セグメントキー212、最後のLBS境界位置214
、及び主要キーフィールドCRC216を含む。
【0035】 セグメントキー212は、バイトSKIP、SYS DATA、LBS EN
DED、LBS STARTED及びFLUSHを含み、セグメント11に保存
されるLBSに関する重要な情報を搬送するために使用される。セグメント11
が消去された場合、または単一の未使用のパケット15がスキップされた場合を
除いて、通常、最後に使用されたオーバーヘッドパケット32は、セグメント1
1の最後のデータパケット30に隣接する。SKIPビットは、後者の場合を示
すように設定される。SYS DATAは、このセグメント11のLBSデータ
がユーザー論理ブロックデータではなく、システムデータであることを示すよう
に設定される。システムデータは、ソフトウェアによって制御されるようなファ
イルマーク、ディレクトリ構造、論理フォーマット情報などの制御情報を保存す
るために使用されたドライブによって作成されたデータを含む。LBS END
EDビットは、少なくとも1つのLBS3が、このセグメント11に終点を有す
る場合にのみ設定される。LBS STARTEDビットは、少なくとも1つの
LBS3がこのセグメント11に開始点を有する場合にのみ設定される。FLU
SHビットは、以下に論述するように、セグメント11が消去されたことを示す
ように設定される。
【0036】 FIG.7(b)を参照すると、主要キーフィールド202は、最後のLBS
境界フィールド位置214も含んでいる。これは8ビット値であり、最後のLB
S境界フィールド位置を、セグメント11のオーバーヘッド領域内に配置する。
5ビットを使用して、このフィールドを含むオーバーヘッドパケット32が31
行のどの列に配置されるかを示す。残りの3ビットは、パケット内(IPK)ビ
ットであり、最後のLBS境界フィールドが開始する64ビットデータパケット
内に8つの開始アドレスの1つを指定するために使用される。
【0037】 主要キーフィールド202は、主要キーフィールド202に計算されたCRC
を保存するために使用される8ビットのCRCフィールド216を含む。実施形
態の実例では、CRC多項式はX[8]+X[7]+X[2]+X[0]である
【0038】 図7(a)のキーオーバーヘッドパケット200には、セグメントCRCフィ
ールド204も含まれている。実施形態の実例では、セグメントCRC204は
、4バイトのセグメント修正後エラー検出の保存に使用されるCRCである。セ
グメントCRCについては以下で論述する。
【0039】 キーオーバーヘッドパケット200は、第1LBS属性フィールド206も含
んでいる。1つの実施形態では、図7(c)に示されるように、このセグメント
11の開始点を有する第1LBS3の論理ブロックアドレス(LBA)を含む4
バイトのフィールド220を備え、テープ初期化回数を含む2バイトのフィール
ド222、テープパーティション数を含む1バイトのフィールド224、及び第
1LBS属性フィールド206全体のエラー検出に使用される8バイトのCRC
フィールド226を有する。実施形態の実例におけるCRC多項式はX[8]+
X[7]+X[2]+X[0]である。
【0040】 キーオーバーヘッドパケット32は、6つまでのLBS境界フィールド208
a−308fを含むこともある。図7(d)は、LBS境界フィールド208の
配列の1つの実施形態を示しており、論理ブロックサイズフィールド230、L
BSフィールド232あたりの多数の論理ブロック、論理ブロック圧縮モード(
LBSC)インジケータ234、LBS終点位置236、238、240、スキッ
プインジケータ242、フラッシュインジケータ244、終点有効インジケータ
246、及びLBS境界フィールドCRC248を含む。論理ブロックサイズフ
ィールド230は、実施形態の実例では18ビットを占め、論理ブロックセット
(LBS)3に保存される論理ブロック(LB)104のサイズを指定する。L
BSフィールド232あたりの論理ブロック数は13ビットであり、LBS3に
保存されるLB104の数を指定する。論理ブロック圧縮モード(LBSC)イ
ンジケータ234は、LBS3が圧縮ハードウェア116によって圧縮された場
合にのみ設定される。有効なLBS終点の位置は、終点妥当性インジケータVA
LID END246とともに、6ビットLBS終点バイトフィールド236、
5ビットLBS終点列フィールド238、及び5ビットLBS終点行フィールド
240を使用して割り出される。VALID ENDインジケータ246が設定
された場合に限り、終点位置は有効である。無効な終点を有する有効LBS境界
フィールド208の例は、このセグメント11で開始し、次のセグメントで終了
するLBS3に関するものである。スキップインジケータ242は、終点の後に
単一の未使用パケット15が存在する場合にのみ設定される。LBS境界フィー
ルドCRC248は、多項式X[8]+X[7]+X[2]+X[0]を使用し
て、8バイトのLBS境界フィールド208全体にわたって計算されたCRCを
含む。
【0041】 すべてのLBS境界フィールド208a−308fが、任意のオーバーヘッド
パケット32で有効であるとは限らない。オーバーヘッドパケット32における
主要キーフィールド202は、オーバーヘッドパケット32内の最後の有効なL
BS境界フィールド208を示す。また、LBS3がセグメント11で開始して
、同じセグメント11で終了しない場合、終点の最後の4バイトは無効であるが
、最初の4バイトは有効である。キーオーバーヘッドパケット32の主要キーフ
ィールド202におけるセグメントキーフィールド212のFIRST VAL
IDビットは、そのセグメントで始まる第1LBSが、セグメントのまさに先頭
の位置で開始するということを示す(たとえばアドレス0)。
【0042】 図5を参照すると、セグメント11は、セグメントECC領域106に構成さ
れた一連のパケット15を備える。セグメントECC領域106は、異なる冗長
コード行ECCパケット152、153の対PとQ、列ECCパケット154、
155、対角線ECCパケット156、157、及び一連の「特殊」ECCパケ
ット158を備える。セグメントECC領域106の行、列、対角線、及び特殊
ECCパケットを使用して、セグメント11全体に4レベルエラー修正保護を行
う。記録セッション中、セグメント修正プロセッサ(SCP)8の制御中に、セ
グメントECC領域106のパケット152−158の内容が、セグメントデー
タ領域104にあるデータパケット30とオーバーヘッドパケット32から生成
され、回復セッション中に、データ領域パケット30の修正を準備する。
【0043】 実施形態の実例において、各バッファセグメント11は、32ビット(4バイ
ト)のCRCを使用してエラー検出を行い、複数層Reed-Solomon方式を使用して
エラーを修正する。前記したように、セグメント修正後エラー検出に使用される
32ビットCRCは、セグメントキーオーバーヘッドパケット32のセグメント
CRCフィールド204に保存される。セグメント11のセグメントデータ/オ
ーバーヘッド領域104に存在するすべてのデータパケット30は、CRC生成
器14に実装されるCRC生成器多項式によって分割され、4バイトCRCを生
成する。セグメント11の最後のデータパケット30(LBSがそれで終了する
場合は、いっぱいのデータを含んでいることがある)は、この計算で、常に完全
なセグメントとして使用される。オーバーヘッドパケット32とスキップされた
パケット15は、CRC計算には含まれない。実施形態の実例では、セグメント
CRC304の計算に使用される多項式は次のとおりである。 X[32]+X[26]+X[23]+X[22]+X[16]+ X[12]+X[11]+X[10]+X[8]+X[7]+ X[5]+X[4]+X[2]+X[1]+X[0]。
【0044】 複数層の冗長は、バッファ10のセグメント11のパケット15の複数のパタ
ーンに生成される冗長コードP及びQの対によってもたらされる。実施形態の実
例では、複数のパターンには、行、列、対角線が含まれる。他のパターンも使用
することができる。さらに、エラー修正は、行及び列のECCコードのすべての
第1冗長コードP、行及び列ECCコードのすべての第2冗長コードQに実行さ
れ、特殊ECCコード158を生成する。
【0045】 セグメントECC生成器16は、消去ポインタを使用することによって、Reed
-Solomon Syndrome生成器、及びセグメント11のデータ/オーバーヘッド領域
104の行、列、対角線に1つまたは2つのパケット修正を行う修正回路を備え
る。消去ポインタは、データがすべて消去され、0であるかのように処理される
欠落したパケットの位置を示すポインタである。消去ポインタは、SCP8によ
って設定される。消去ポインタは、欠落しているか、修正されていないデータ/
オーバーヘッド/セグメントECCパケット30、32、34に起因する。さら
に、行ECCパケット152、153及び列ECCパケット154、155は、
「特殊」ECCパケット158に備えられる第4レベルを修正することによって
修正できる。したがって、セグメントレベルでは、エラー修正に4つのレベルが
発生する。
【0046】 行冗長は、行ECCパケットP152及びQ153によって、バッファセグメ
ント11のデータ/オーバーヘッド領域104の各行(0〜31)にもたらされ
る。実施形態の実例では、バッファセグメント11の32パケット×32パケッ
トデータ/オーバーヘッド領域104全体が使用され、行ECC冗長性を生成す
る。データ/オーバーヘッド領域104のパケット30の各32行を使用して、
行ECCパケットP152及びQ153に2つの固有な冗長コードを生成する。
セグメントECC生成器16は、すべての同じ行のパケット30の関連するバイ
トから、2つの行ECCパケットP152とQ153のそれぞれにバイトを作成
する。例えば、各行ECCパケットP152とQ153の行5のバイトアドレス
0は、行5のデータパケット30のすべてのバイトアドレス0位置から生成され
る。
【0047】 同様に、列冗長性は、ECCパケットP154及びQ155によって、バッフ
ァセグメント11のデータ/オーバーヘッド領域104の各列(0〜31)に提
供される。実施形態の実例においては、バッファセグメント11の32パケット
×32パケットデータ/オーバーヘッド領域104全体が使用され、列ECC冗
長性を生成する。データ/オーバーヘッド領域104のパケット30の各32列
を使用して、列ECCパケットP154及びQ155に2つの固有な冗長コード
を生成する。
【0048】 対角線冗長性は、対角線ECCパケットP156及びQ156によって、バッ
ファセグメント11のデータ/オーバーヘッド領域104の各対角線(0〜31
)に提供される。対角線は、それぞれが32パケットを含むように定義される。
1つの実施形態においては、任意の対角線Nが列0、行Nで開始し、32を法と
して現在の列数及び現在の行数の両方を増やすことによって、対角線の次の要素
を検索できる。表1は、本実施形態の対角線の計算を図示している。
【0049】
【表1】
【0050】 4つの特別ECCパケット158が64カラムECCパケットから生成される
。これら4つの特別ECCパケットは不明ローECCパケット152、153も
しくはカラムECCパケット154、155を正すのに用いられる。
【0051】 データパケットがリカバーされてデータバッファー10に置き換えられるとデ
ータバッファマネージャー6はパケットステータステーブル(PST)12を更
新する。各々のセグメント11が、セグメント11中の各バッファパケット15
に対してエントリー対応を含むPST12への対応を持っている。各PSTエン
トリーは(1)パケットが受け入れられて正常かどうか(2)パケットがパケッ
ト補正によって補正されているか(3)パケットがセグメント補正によって補正
されているか(4)ローやカラムやダイアゴナルECCを用いてパケットが補正
されているかどうかを示している。さらに、各PST12が各パターンの各イン
スタンスで受け入れられた正常パケットの総数を含むパケット数を含む(つまり
、各ロー、カラム、ダイアゴナル)。各PST12はまた、セグメント11に存
在する正常パケットの総数を示す合計カウントを含む。いつセグメントに補正が
適応されうるかを決めるために、そのカウントはSCP8によって用いられる。
SCP8はすべてのセグメント補正アクティビティを管理する。
【0052】 図8は図5のセグメント11に対応するPST12を表している。PST12
の各セル502はバイトを構成する。セルバイトのビットはそのロケーションに
おける正常パケットの存在と、それが補正される方法の異なった可能性を示すの
に用いられる。ロー、カラム、ダイアゴナルの正常パケット数504は各ロー、
カラム、ダイアゴナルの為に維持されている。各ロー、カラム、ダイアゴナルの
不明パケッポインタ506は各ロー、カラム、ダイアゴナルの為に維持されてい
る。
【0053】 リカバリーセッションの間、セグメント補正プロセッサ(SCP)は、バッフ
ァからいまだ不明であるところのパケットが復元されうる状態になったとき(ニ
ューGSAの検出によって)作動してパケットを復元する。例えば、セグメント
11がオバーフローし始めたとき、もしロー、カラム、ダイアゴナルが1−2の
不明パケットより少なくフルになれば、ECCジェネレーターはその不明パケッ
トを復元できる。すべてのパケットがロー、カラム、及びダイアゴナルにあるの
で、3つの異なるパターンのうちのひとつに沿った1−2の不明パケットの復元
は、不明パケットがそのパターンに位置していればその時復元できるように、他
の2パターンのうち最低1つを十分にフローアウトできうる。例えば、もしロー
がただひとつのパケットだけ不明としていれば、エラー補正は、全体のローにお
いて、不明パケットを復元するために、2つの独特なリダンダンシーコードロー
ECCパケットP152とQ153を使用して実行される。不明パケットの復元
はダイアゴナルをフローアウトでき、復元されたパケットは、それがたった一つ
のその他の不明パケットであるに十分である状態にある。その時エラー補正は、
ダイアゴナルの不明パケットを復元する実行状態にある。セグメントのすべての
パケットが復元されるかリカバーされるまでこのプロセスは続く。
【0054】 データバッファでいかようにも与えられたパケットの正しい位置を明示するア
ドレレス方式(すなわち、グローバルなセグメントアドレスとパケットレベルロ
ーカルアドレスの結合)により、チェック後の書込みテストを失敗させるトラッ
クパケットは、パケットベーシスによりパケットの後方トラックで書き直されう
る。すなわち、データバッファの位置を決定するために、もはやテープに書きこ
まれたパケットのアドレスオーダーが重要ではないので、チェック後の書込みテ
ストに失敗する唯一のトラックパケットは、初めて書きこまれる他のトラックパ
ケットとともに後方のパケットにおいて書き直されうる。従って、もしそれが新
しいデータ及び/またはトラックパケットリライトによって完全に満たされるな
らば、後方のトラックは冗長な情報を全く含んでいない。またドライブのリード
ロジックは「正常な」データがデータバッファに送られることを可能にするだけ
であるので、最初に遭遇したトラックの「悪い」データパケットの検出が、それ
をバッファに置くことを妨げる。そして、後方のトラックにおいて遭遇するのと
同じバッファアドレスと関連した「正常」データパケットの検出は、正常なパケ
ットをバッファに置く。従って、「悪い」トラックパケットは本質的に無視され
て、どちらが最初に起こるにせよ、それらはセグメントエラー補正プロセッサに
より復元されるか、またはリライトとして後方トラックからリカバーされる。
【0055】 図9は、発明のパケットリライト方法の1つの具体例を説明しているフローチ
ャートである。
【0056】 上記の詳細な記述から発明の真価が認められるように、トラックリライトは今
までのの技術において提供されるよりずっと細かな粒状度で存在する。独特なア
ドレス方式のため、個々のリカバートラックパケットのためのデータバッファの
正しい位置を決定することができ、従って追跡パケットはどのような特定のオー
ダーにおいても記憶媒体に記録される必要がない。従って、トラックパケットの
レコードオーダーが関係ないので、単一のトラックパケットは他のファーストレ
コードトラックパケットとともに書き換えられえ、よって、単一のパケットエラ
ーを書き直すために必要なスペースの量を減らす。
【0057】 この発明を例示的な具体例によって説明したが、発明の真意または範囲を離れ
ることなく、上記具体例について種々の変更と改変が可能であることは、当業者
にとって明らかであろう。本発明の範囲は、上記の具体例に限定されず、特許請
求の範囲の記載によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が動作するデータ記録/回復装置の系統図である。
【図2】 制御パケットを示す図である。
【図3】 本発明に基づくローカルパケットアドレス(LPA)の実施形態を示す図であ
る。
【図4】 図4(a)は、グローバルセグメントアドレスとローカルパケットアドレスの
関係を示す図、図4(b)は、グローバルセグメントアドレス、ローカルパケッ
トアドレス、記憶媒体の物理セグメントの関係を示す図である。
【図5】 図5は、本発明に基づいて実装されるマルチセグメントデータバッファのセグ
メントの内容と構成の1つの実施形態を示す図である。
【図6】 図6(a)は、ユーザーデータで完全に満たされたデータパケットの図、図6
(b)は、部分的にユーザーデータで満たされ、いっぱいのデータで埋められた
データパケットの図である。
【図7】 図7(a)〜7(d)は、キーオーバーヘッドパケットの1つの実施形態を示
す図である。
【図8】 図5のセグメントに対応するパケット状態テーブルの内容と構成の1つの実施
形態を示す図である。
【図9】 本発明に基づいて不良パケットの書込みを実行する方法の1つの実施形態を示
すフローチャート。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月26日(2000.12.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572B 572G (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み後チェック検査ではねられたデータをデータ記録/回復装置の記憶媒体
    に書き換える方法であって、 データをトラックパケットにフォーマットすること; 前記トラックパケットを複数のトラックパケットからなるトラックに沿って前
    記記憶媒体に記録すること; 前記記録されたトラックパケットを前記記憶媒体から回復すること; 前記回復されたトラックパケット上で、書込み後チェック検査を行うこと;及
    び 前記トラックパケットが前記書込み後チェック検査ではねられる場合には、前
    記トラックパケットを最後に書かれたトラックにそって再記録すること を含む方法。
  2. 【請求項2】 データを記憶媒体上に書込む方法であって、 一群のユーザデータを受け取ること; 前記ユーザデータ群にエラー検出コードをかけること; 前記ユーザデータ群と前記関連したエラー検出コードをデータパケットの形式
    にフォーマットすること; 前記データパケットをトラックパケットにフォーマットすること; 前記トラックパケットを他のいくつかのトラックパケットと共に記憶媒体に記
    録すること; 前記新たに記録されたトラックパケットを前記記憶媒体上の前記トラックから
    回復すること; 前記新たに記録されたトラックパケットが前記トラックパケットと一致するか
    判断すること;。 前記新たに記録されたトラックパケットが前記トラックパケットと一致しない
    場合には、前記トラックパケットを新しいトラックにもう一度記録すること を含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、 前記トラックパケットが無事に前記記憶媒体に記録されるまで前記再記録ステ
    ップを通して前記回復ステップを繰り返すことを含む方法。
  4. 【請求項4】 記憶媒体から書きなおされたトラックパケットを回復する方法であって、 前記記憶媒体の記録済みトラックからトラックパケットを回復すること; 前記トラックパケットからパケットアドレスフィールドを抽出すること; 前記トラックアドレスフィールドを使って、前記データバッファ内の前記デー
    タパケットの位置を確定すること; 前記データパケットがエラーを含んでいるか判断すること; 前記データパケットがエラーを含んでいない場合には、前記通りに確定された
    位置にある前記データバッファに前記データパケットを配置すること;及び 同一のパケットアドレスフィールドを含んでいる再書込みされたトラックパケ
    ットが前記データバッファに置かれるまで、前記配置ステップを使って前記回復
    ステップを繰り返すこと を含む方法。
  5. 【請求項5】 一群のユーザデータを受信するデータインプット手段; 前記ユーザデータにエラー検出コードを発するエラー検出コード発生器; 前記ユーザデータ群と前記関連したエラー検出コードをデータパケットにフォ
    ーマットするためのデータパケットフォーマッタ; 前記データパケットをトラックパケットにフォーマットするトラックフォーマ
    ッタ; 前記トラックパケットを他のいくつかのトラックパケットと共に記憶媒体に記
    録するための書込みチャネル; 前記新たに記録されたトラックパケットを前記記憶媒体上の前記トラックから
    回復するための読み取りチャネル; 前記新たに記録されたトラックパケットが書込み後チェック検査に合格するか
    を判断し、前記新たに記録されたトラックパケットが前記トラックパケットと一
    致しない場合には前記トラックパケットを後のトラックに再記録されるようにす
    る書込み後チェックプロセッサ を備えたデータ記録/回復装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ記録/回復装置において、 前記データパケットを一時的に記録するデータバッファ; 前記データパケットを前記トラックパケットから抽出するトラックパケットデ
    フォーマッタ; 前記抽出されたデータパケットがエラーを含んでいる場合には、前記抽出済み
    データパケットにエラー訂正を遂行するエラー訂正プロセッサ を備えたデータ記録/回復装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータ記録/回復装置において、 前記データパケットから前記ユーザデータ群と前記関連するエラー検出コード
    を抽出するデータパケットデフォーマッタ; 前記ユーザデータ群内の誤りを検出するために、前記ユーザデータ群と関連し
    た前記エラー検出コードを使用するエラー検出コード発生器;及び 前記ユーザデータ群が誤りを含んでいない場合にユーザデータ群を出力するデ
    ータ出力手段 を備えたデータ記録/回復装置。
  8. 【請求項8】 データ記録/回復装置によって回復可能なデータを保存するための磁気記憶媒
    体であって、 前記データ記録/回復装置は、一群のユーザデータを受信するための入力手段
    、前記ユーザデータ群にエラー検出コードを発生させるためのエラー検出コード
    発生器、前記ユーザデータ群と前記関連するエラー検出コードをデータパケット
    にフォーマットするためのデータパケットフォーマッタ、前記データパケットを
    一時的に保存するためのデータバッファ、前記データパケットをトラックパケッ
    トにフォーマットするためのトラックフォーマッタ、記憶媒体のトラックに沿っ
    た複数の他のトラックパケットと共に前記トラックパケットを記憶させるための
    書込みチャネル、前記新しく記録されたトラックパケットを前記記憶媒体上の前
    記トラックから回復するための読み取りチャネル、前記新しく記録されたトラッ
    クパケットが書込み後チェック検査に合格するか判断し、前記新しく記録された
    トラックパケットが前記トラックパケットと一致しない場合にはトラックパケッ
    トが後のトラックに再記録されるようにする書込み後チェックプロセッサを具備
    し、 複数のトラックパケットからなり、各トラックパケットが、前記データバッフ
    ァ中の前記トラックパケットにおける正確な位置を決定するために用いられるパ
    ケットアドレスを含んでいるトラック を備えた磁気記憶媒体。
JP2000577662A 1998-10-20 1999-10-20 データ記憶装置のための書換え方法及び装置 Pending JP2002528839A (ja)

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