JP2940033B2 - 走査軌跡評定装置 - Google Patents
走査軌跡評定装置Info
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/19—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/18—Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
- G11B20/1816—Testing
- G11B20/182—Testing using test patterns
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- G—PHYSICS
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- G11B2220/90—Tape-like record carriers
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
Ａ産業上の利用分野 Ｂ発明の概要 Ｃ従来の技術（第９図） Ｄ発明が解決しようとする問題点（第９図〜第11図） Ｅ問題点を解決するための手段（第１図〜第７図） Ｆ作用 Ｇ実施例 （G1）実施例（第１図〜第７図） （G2）他の実施例（第８図） Ｈ発明の効果 Ａ産業上の利用分野 本発明は走査軌跡評定装置に関し、特にテープ上に斜
めに形成する記録トラツクに対する回転ヘツドの走査軌
跡を評定する場合に適用して好適なものである。
めに形成する記録トラツクに対する回転ヘツドの走査軌
跡を評定する場合に適用して好適なものである。
Ｂ発明の概要 本発明は、走査軌跡評定装置において、記録トラツク
に記録したトラツクアドレス及びブロツクアドレスを正
しく再生できたか否かを表す検出情報をマツプ情報蓄積
装置に蓄積するようにしたことにより、回転ヘツドの走
査軌跡における状態を容易に評定することができる。
に記録したトラツクアドレス及びブロツクアドレスを正
しく再生できたか否かを表す検出情報をマツプ情報蓄積
装置に蓄積するようにしたことにより、回転ヘツドの走
査軌跡における状態を容易に評定することができる。
Ｃ従来の技術 従来例えば回転ヘツド型デイジタルオーデイオテープ
レコーダ（Ｒ−DAT）においては、回転ヘツドを搭載し
てなる回転ドラムに対してテープ状記録媒体としての磁
気テープを斜めに巻き付けて走行させることにより、第
９図に示すように、テープ走行方向ａの方向に走行する
磁気テープ１上に当該テープ走行方向ａを斜めに横切る
ようなヘツド走査方向ｂの方向に回転磁気ヘツドを走査
させることにより、テープ走行方向ａの方向に記録トラ
ツク３を順次連接するように形成させるようになされて
いる。
レコーダ（Ｒ−DAT）においては、回転ヘツドを搭載し
てなる回転ドラムに対してテープ状記録媒体としての磁
気テープを斜めに巻き付けて走行させることにより、第
９図に示すように、テープ走行方向ａの方向に走行する
磁気テープ１上に当該テープ走行方向ａを斜めに横切る
ようなヘツド走査方向ｂの方向に回転磁気ヘツドを走査
させることにより、テープ走行方向ａの方向に記録トラ
ツク３を順次連接するように形成させるようになされて
いる。
Ｄ発明が解決しようとする問題点 このような構成の回転ヘツド型記録再生装置におい
て、磁気テープ１を回転ドラムに巻き付けながら走行さ
せる駆動系、すなわちテープパス系が正しく動作してい
なければ、記録トラツク３への情報信号の記録又は再生
を誤るおそれがあり、例えば当該回転ヘツド型記録再生
装置の製造工程において、当該テープパス系の動作状
態、すなわち回転磁気ヘツドの当たり方、回転磁気ヘツ
ドの当たり幅、記録トラツクのうねり等を正しく検出す
ることにより、当該テープパス系の「良」、「不良」を
評価する必要がある。
て、磁気テープ１を回転ドラムに巻き付けながら走行さ
せる駆動系、すなわちテープパス系が正しく動作してい
なければ、記録トラツク３への情報信号の記録又は再生
を誤るおそれがあり、例えば当該回転ヘツド型記録再生
装置の製造工程において、当該テープパス系の動作状
態、すなわち回転磁気ヘツドの当たり方、回転磁気ヘツ
ドの当たり幅、記録トラツクのうねり等を正しく検出す
ることにより、当該テープパス系の「良」、「不良」を
評価する必要がある。
このテープパス系の評価方法として従来は、記録モー
ドにおいて磁気テープ１上に形成された記録トラツク３
に対して、再生モードにおいて記録トラツク３から記録
信号をピツクアツプし、当該ピツクアツプ信号のエンベ
ロープ波形をオシロスコープの表示画面上に表示させ、
そのエンベロープに異常がないか否かを検査員が目視確
認することによつて評価をするようになされていた。
ドにおいて磁気テープ１上に形成された記録トラツク３
に対して、再生モードにおいて記録トラツク３から記録
信号をピツクアツプし、当該ピツクアツプ信号のエンベ
ロープ波形をオシロスコープの表示画面上に表示させ、
そのエンベロープに異常がないか否かを検査員が目視確
認することによつて評価をするようになされていた。
すなわち検査すべき回転ヘツド型記録再生装置が、再
生モードにおいて回転磁気ヘツドを記録トラツク３にト
ラツキング制御するトラツキング制御方式のものである
場合には、回転磁気ヘツドの走査軌跡HEDは、第９図に
示すように、記録トラツク３上に形成されることによ
り、オシロスコープの表示画面には、第10図（Ａ）に示
すように、回転磁気ヘツドの１走査期間TSCNの間連続的
にほぼ一定値を保持するようなエンベロープ波形ENV1を
表示させることができ、当該エンベロープ波形ENV1に急
激な波形変化があれば当該波形欠陥部WX1に対応する走
査位置においてテープパス系に異常があると評価するこ
とができる。
生モードにおいて回転磁気ヘツドを記録トラツク３にト
ラツキング制御するトラツキング制御方式のものである
場合には、回転磁気ヘツドの走査軌跡HEDは、第９図に
示すように、記録トラツク３上に形成されることによ
り、オシロスコープの表示画面には、第10図（Ａ）に示
すように、回転磁気ヘツドの１走査期間TSCNの間連続的
にほぼ一定値を保持するようなエンベロープ波形ENV1を
表示させることができ、当該エンベロープ波形ENV1に急
激な波形変化があれば当該波形欠陥部WX1に対応する走
査位置においてテープパス系に異常があると評価するこ
とができる。
これに対して検査すべき回転ヘツド型記録再生装置
が、再生モードにおいて回転磁気ヘツドを記録トラツク
３にトラツキング制御させないような方式（これをノン
トラツキング方式と呼ぶ）のものの場合には、記録トラ
ツク３に対する回転磁気ヘツドの走査角度が記録モード
時と一致しなくなつたときには、第11図（Ａ）又は
（Ｂ）に示すように、回転磁気ヘツドの走査軌跡HEDが
記録トラツク３を横切るように形成されることにより、
オシロスコープの表示画面には、第10図（Ｂ）に示すよ
うに、走査軌跡HEDが１つの記録トラツク３から他の記
録トラツク３に移動する際にエンベロープ波形値が低下
するようないわゆる「そろばん玉」形状のエンベロープ
波形ENV2が表示される。
が、再生モードにおいて回転磁気ヘツドを記録トラツク
３にトラツキング制御させないような方式（これをノン
トラツキング方式と呼ぶ）のものの場合には、記録トラ
ツク３に対する回転磁気ヘツドの走査角度が記録モード
時と一致しなくなつたときには、第11図（Ａ）又は
（Ｂ）に示すように、回転磁気ヘツドの走査軌跡HEDが
記録トラツク３を横切るように形成されることにより、
オシロスコープの表示画面には、第10図（Ｂ）に示すよ
うに、走査軌跡HEDが１つの記録トラツク３から他の記
録トラツク３に移動する際にエンベロープ波形値が低下
するようないわゆる「そろばん玉」形状のエンベロープ
波形ENV2が表示される。
ところが実際上このような「そろばん玉」形状のエン
ベロープ波形ENV2を見ながらエンベロープ波形に波形欠
陥があるか否か、記録トラツク３に対する回転磁気ヘツ
ドの走査角度が適正か否か等を判定することは、実際上
困難である。
ベロープ波形ENV2を見ながらエンベロープ波形に波形欠
陥があるか否か、記録トラツク３に対する回転磁気ヘツ
ドの走査角度が適正か否か等を判定することは、実際上
困難である。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、テープ
パス系の異常の有無を高い精度で簡便に評定し得るよう
にした走査軌跡設定装置を提案しようとするものであ
る。
パス系の異常の有無を高い精度で簡便に評定し得るよう
にした走査軌跡設定装置を提案しようとするものであ
る。
Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第１の発明は、長手方向
に走行するテープ１に当該走行方向を横切るように斜め
に形成された記録トラツク３に対して回転ヘツド12A、1
2Bを走査させることにより、記録トラツク３に記録され
た情報信号をピツクアツプするようになされた回転ヘツ
ド型記録再生装置について、回転ヘツド12A、12Bによつ
てピツクアツプされたピツクアツプ信号S1に基づいて回
転ヘツド12A、12Bのテープ１に対する走査軌跡HEDを検
査するようになされた走査軌跡評定装置において、記録
トラツク３を複数のブロツクBLKに分割し、各ブロツクB
LKごとに、当該ブロツクBLKが属するトラツク３に割り
当てられたトラツクアドレスｎと、当該トラツク３にお
いて各ブロツクBLKに割り当てられたブロツクアドレス
ｍとを記録してなる評定用テープ1Xを検査対象となる回
転ヘツド型記録再生装置によつて再生モードで再生し、
当該再生モード時、トラツクアドレスｎ及びブロツクア
ドレスｍを第１及び第２のマツプ位置指定情報ADRT及び
ADRBとして管理するアドレスマツプデータ蓄積装置36に
対して、回転ヘツド12A、12Bによつてピツクアツプされ
たピツクアツプ信号S1に含まれるトラツクアドレス信号
及びブロツクアドレス信号S4を再生処理して第１及び第
２マツプ位置指定情報ADRT及びADRBとして入力し、アド
レスマツプデータ蓄積装置36において、第１及び第２の
マツプ位置指定情報ADRT及びADRBによつて指定されたマ
ツプ位置に、回転ヘツド12A、12Bによつてトラツクアド
レスｎ及びブロツクアドレスｍが正しく再生できたか否
かを表す検出情報S12を書き込むことにより、回転ヘツ
ド12A、12Bの走査状態を表すマツプ情報を形成し、この
マツプ情報に基づいて走査軌跡の良否を評定するように
する。
に走行するテープ１に当該走行方向を横切るように斜め
に形成された記録トラツク３に対して回転ヘツド12A、1
2Bを走査させることにより、記録トラツク３に記録され
た情報信号をピツクアツプするようになされた回転ヘツ
ド型記録再生装置について、回転ヘツド12A、12Bによつ
てピツクアツプされたピツクアツプ信号S1に基づいて回
転ヘツド12A、12Bのテープ１に対する走査軌跡HEDを検
査するようになされた走査軌跡評定装置において、記録
トラツク３を複数のブロツクBLKに分割し、各ブロツクB
LKごとに、当該ブロツクBLKが属するトラツク３に割り
当てられたトラツクアドレスｎと、当該トラツク３にお
いて各ブロツクBLKに割り当てられたブロツクアドレス
ｍとを記録してなる評定用テープ1Xを検査対象となる回
転ヘツド型記録再生装置によつて再生モードで再生し、
当該再生モード時、トラツクアドレスｎ及びブロツクア
ドレスｍを第１及び第２のマツプ位置指定情報ADRT及び
ADRBとして管理するアドレスマツプデータ蓄積装置36に
対して、回転ヘツド12A、12Bによつてピツクアツプされ
たピツクアツプ信号S1に含まれるトラツクアドレス信号
及びブロツクアドレス信号S4を再生処理して第１及び第
２マツプ位置指定情報ADRT及びADRBとして入力し、アド
レスマツプデータ蓄積装置36において、第１及び第２の
マツプ位置指定情報ADRT及びADRBによつて指定されたマ
ツプ位置に、回転ヘツド12A、12Bによつてトラツクアド
レスｎ及びブロツクアドレスｍが正しく再生できたか否
かを表す検出情報S12を書き込むことにより、回転ヘツ
ド12A、12Bの走査状態を表すマツプ情報を形成し、この
マツプ情報に基づいて走査軌跡の良否を評定するように
する。
また第２の発明は、第１の発明に加えて、アドレスマ
ツプデータ蓄積装置36に蓄積されたマツプ情報に基づい
て、各検出情報S12がもつている第１及び第２のマツプ
位置指定情報ADRT及びADRBによつてモニタ37上に形成さ
れた２次元的な表示画面上の表示位置を指定して当該指
定位置に走査状態を表す検出表示をすることにより、回
転ヘツド12A、12Bが評定用テープ1X上を走査することに
よつて生ずる走査軌跡HEDに対応する走査軌跡表示パタ
ーンPT1を可視表示する。
ツプデータ蓄積装置36に蓄積されたマツプ情報に基づい
て、各検出情報S12がもつている第１及び第２のマツプ
位置指定情報ADRT及びADRBによつてモニタ37上に形成さ
れた２次元的な表示画面上の表示位置を指定して当該指
定位置に走査状態を表す検出表示をすることにより、回
転ヘツド12A、12Bが評定用テープ1X上を走査することに
よつて生ずる走査軌跡HEDに対応する走査軌跡表示パタ
ーンPT1を可視表示する。
また第３の発明は、第２の発明に加えて、モニタ37の
表示画面において、回転ヘツド12A、12Bによつてトラツ
クアドレスｎ及びブロツクアドレスｍを正しくピツクア
ツプすることができた表示位置に「良」検出表示をする
ことにより、走査軌跡表示パターンPT1を形成すると共
に、回転ヘツド12A、12Bによつてトラツクアドレスｎ及
びブロツクアドレスｍを正しくピツクアツプすることが
できなかつた表示位置に「不良」検出表示をすることに
より、アドレス欠落表示パターンPT3を形成する。
表示画面において、回転ヘツド12A、12Bによつてトラツ
クアドレスｎ及びブロツクアドレスｍを正しくピツクア
ツプすることができた表示位置に「良」検出表示をする
ことにより、走査軌跡表示パターンPT1を形成すると共
に、回転ヘツド12A、12Bによつてトラツクアドレスｎ及
びブロツクアドレスｍを正しくピツクアツプすることが
できなかつた表示位置に「不良」検出表示をすることに
より、アドレス欠落表示パターンPT3を形成する。
さらに第４の発明は、第１の発明に加えて、アドレス
マツプデータ蓄積装置36に蓄積されたマツプ情報に基づ
いて、トラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍを正
しくピツクアツプすることができたマツプ位置の数、及
び又は正しくピツクアツプすることができなかつたマツ
プ位置の数を積算し、当該積算結果をモニタ37上に表示
する。
マツプデータ蓄積装置36に蓄積されたマツプ情報に基づ
いて、トラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍを正
しくピツクアツプすることができたマツプ位置の数、及
び又は正しくピツクアツプすることができなかつたマツ
プ位置の数を積算し、当該積算結果をモニタ37上に表示
する。
Ｆ作用 検査対象となる回転ヘツド型記録再生装置が再生モー
ドになつたとき、回転ヘツド12A、12Bは、そのトラツキ
ング状態に応じて、記録トラツク３を横切らないような
走査軌跡HEDに沿つて走査し、又は複数の記録トラツク
３を横切るような走査軌跡HEDに沿つて走査する。
ドになつたとき、回転ヘツド12A、12Bは、そのトラツキ
ング状態に応じて、記録トラツク３を横切らないような
走査軌跡HEDに沿つて走査し、又は複数の記録トラツク
３を横切るような走査軌跡HEDに沿つて走査する。
このとき回転ヘツド12A、12Bは記録トラツク３上にブ
ロツク化されて記録されているトラツクアドレス及びブ
ロツクアドレスを走査軌跡HEDに沿つてピツクアツプし
ながらアドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積して行
く。
ロツク化されて記録されているトラツクアドレス及びブ
ロツクアドレスを走査軌跡HEDに沿つてピツクアツプし
ながらアドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積して行
く。
かくしてアドレスマツプデータ蓄積装置36は回転ヘツ
ド12A、12Bが走査軌跡HED上を走査して行く際の走査状
態を２次元的なマツプ情報として蓄積することができ
る。
ド12A、12Bが走査軌跡HED上を走査して行く際の走査状
態を２次元的なマツプ情報として蓄積することができ
る。
ところがこのマツプ情報は、各ブロツクBLKにおいて
回転ヘツド12A、12Bが正しくアドレスをピツクアツプで
きたか否かを表す情報をもつていることにより、結局ア
ドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積されたマツプ情報
は回転ヘツド12A、12Bが正しく記録信号をピツクアツプ
できた位置及びできなかつた位置の分布を表すことにな
る。
回転ヘツド12A、12Bが正しくアドレスをピツクアツプで
きたか否かを表す情報をもつていることにより、結局ア
ドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積されたマツプ情報
は回転ヘツド12A、12Bが正しく記録信号をピツクアツプ
できた位置及びできなかつた位置の分布を表すことにな
る。
第２、第３及び第４の発明においては、当該正しくピ
ツクアツプできた位置及びできなかつた位置の情報を、
検査員が簡便に読み取ることができるように可視表示す
ることができる。
ツクアツプできた位置及びできなかつた位置の情報を、
検査員が簡便に読み取ることができるように可視表示す
ることができる。
Ｇ実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
（G1）実施例 第９図との対応部分に同一符号を付して示す第１図及
び第２図において、検査しようとする回転ヘツド型記録
再生装置に対して評定用磁気テープ1Xを装着することに
より、回転ドラム11（第１図）上に搭載された回転磁気
ヘツド12A及び12Bから得られるピツクアツプ信号S1は、
切換回路13、再生増幅回路14を順次介して復調回路15に
取り込まれる。
び第２図において、検査しようとする回転ヘツド型記録
再生装置に対して評定用磁気テープ1Xを装着することに
より、回転ドラム11（第１図）上に搭載された回転磁気
ヘツド12A及び12Bから得られるピツクアツプ信号S1は、
切換回路13、再生増幅回路14を順次介して復調回路15に
取り込まれる。
ここで、評定用磁気テープ1X上に形成された記録トラ
ツク３（第２図）は、ヘツド走査方向ｂの方向に第３図
に示すように一連のブロツクアドレスｍ＝「０」、
「１」……「Ｍ」が割り当てられた（Ｍ＋１）個のブロ
ツクBLKに分割されると共に、各記録トラツク３にはト
ラツクアドレスｎ＝……ｎ−１、ｎ、ｎ＋１……がテー
プ走行方向ａの方向に順次割り当てられている。
ツク３（第２図）は、ヘツド走査方向ｂの方向に第３図
に示すように一連のブロツクアドレスｍ＝「０」、
「１」……「Ｍ」が割り当てられた（Ｍ＋１）個のブロ
ツクBLKに分割されると共に、各記録トラツク３にはト
ラツクアドレスｎ＝……ｎ−１、ｎ、ｎ＋１……がテー
プ走行方向ａの方向に順次割り当てられている。
各ブロツクBLKのブロツクデータDBLKは、情報データ
と、当該ブロツクBLKが属する記録トラツク３に付され
たトラツクアドレスデータと、各ブロツクBLKに付され
たブロツクアドレスデータと、CRCコード（cyclic redu
ndancy check code）でなる訂正符号データと、同期信
号（SYNC）とを含んで構成され、かくして各ブロツクデ
ータDBLKが回転磁気ヘツド12A、12Bによつてピツクアツ
プされたとき、各ブロツクBLKごとに情報データ、トラ
ツクアドレスデータ、ブロツクアドレスデータを復調回
路15の復調出力S2として再現できるようになされてい
る。
と、当該ブロツクBLKが属する記録トラツク３に付され
たトラツクアドレスデータと、各ブロツクBLKに付され
たブロツクアドレスデータと、CRCコード（cyclic redu
ndancy check code）でなる訂正符号データと、同期信
号（SYNC）とを含んで構成され、かくして各ブロツクデ
ータDBLKが回転磁気ヘツド12A、12Bによつてピツクアツ
プされたとき、各ブロツクBLKごとに情報データ、トラ
ツクアドレスデータ、ブロツクアドレスデータを復調回
路15の復調出力S2として再現できるようになされてい
る。
復調出力S2はエラー検出及びデータ分離回路16におい
て情報データS3及び書込アドレス信号S4に分離され、情
報データS3を一時記憶メモリ17に与えると共に、書込ア
ドレスS4をアドレス切換回路19を介して読出アドレス形
成回路18の読出アドレス信号S5と共に一時記憶メモリ17
にアドレス信号S6として供給される。
て情報データS3及び書込アドレス信号S4に分離され、情
報データS3を一時記憶メモリ17に与えると共に、書込ア
ドレスS4をアドレス切換回路19を介して読出アドレス形
成回路18の読出アドレス信号S5と共に一時記憶メモリ17
にアドレス信号S6として供給される。
一時記憶メモリ17は第４図に示すように、トラツクア
ドレスｎ＝（「０」、「１」、「２」……「Ｎ」）によ
つて指定される１トラツク分のメモリエリア列を有し、
各トラツクアドレスｎのメモリエリア列がブロツクアド
レスｍ＝「０」、「１」、「２」……「Ｍ」が付された
メモリエリアを指定できるようになされている。
ドレスｎ＝（「０」、「１」、「２」……「Ｎ」）によ
つて指定される１トラツク分のメモリエリア列を有し、
各トラツクアドレスｎのメモリエリア列がブロツクアド
レスｍ＝「０」、「１」、「２」……「Ｍ」が付された
メモリエリアを指定できるようになされている。
かくして一時記憶メモリ17は書込アドレス信号S4を構
成するトラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍによ
つて指定されたメモリエリアに情報データS3を書き込む
ようになされている。
成するトラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍによ
つて指定されたメモリエリアに情報データS3を書き込む
ようになされている。
このようにして書き込まれた情報データS3は、アドレ
ス信号S6としてアドレス切換回路19から与えられる読出
アドレス信号S5によつて順次トラツクアドレスｎがｎ＝
「０」、「１」、「２」……「Ｎ」の順序で指定された
ときブロツクアドレスｍ＝「０」、「１」、「２」……
「Ｍ」によつて順次読み出され、当該読出データS7がデ
イジタル／アナログ変換回路20を通じて出力信号S8とし
て送出される。
ス信号S6としてアドレス切換回路19から与えられる読出
アドレス信号S5によつて順次トラツクアドレスｎがｎ＝
「０」、「１」、「２」……「Ｎ」の順序で指定された
ときブロツクアドレスｍ＝「０」、「１」、「２」……
「Ｍ」によつて順次読み出され、当該読出データS7がデ
イジタル／アナログ変換回路20を通じて出力信号S8とし
て送出される。
上述の構成部分において、再生モード時エラー検出及
びデータ分離回路16は復調回路15の出力端に得られる復
調出力S2に基づいて各記録トラツク３からピツクアツプ
した情報データを各ブロツクBLKから得られるブロツク
データDBLKを単位として誤り訂正処理等のデータ再生処
理を実行することにより、情報データS3とトラツクアド
レスデータ及びブロツクアドレスデータでなる書込アド
レス信号S4とを送出する。
びデータ分離回路16は復調回路15の出力端に得られる復
調出力S2に基づいて各記録トラツク３からピツクアツプ
した情報データを各ブロツクBLKから得られるブロツク
データDBLKを単位として誤り訂正処理等のデータ再生処
理を実行することにより、情報データS3とトラツクアド
レスデータ及びブロツクアドレスデータでなる書込アド
レス信号S4とを送出する。
その結果一時記憶メモリ17には再生されたデータがブ
ロツクデータDBLKを単位として書き込まれて行く。
ロツクデータDBLKを単位として書き込まれて行く。
ここで検査しようとする回転ヘツド型記録再生装置が
第９図について上述したトラツキング方式の構成をもつ
場合には、走査軌跡HEDがトラツクアドレスｎ＝……ｎ
−１、ｎ、ｎ＋１、……の記録トラツク３上に形成され
るので、そのブロツクデータDBLKがブロツクアドレスｍ
＝「０」、「１」、「２」……「Ｍ」の順序で再生され
る。
第９図について上述したトラツキング方式の構成をもつ
場合には、走査軌跡HEDがトラツクアドレスｎ＝……ｎ
−１、ｎ、ｎ＋１、……の記録トラツク３上に形成され
るので、そのブロツクデータDBLKがブロツクアドレスｍ
＝「０」、「１」、「２」……「Ｍ」の順序で再生され
る。
これに対して第11図（Ａ）及び（Ｂ）について上述し
たノントラツキング方式の回転ヘツド型記録再生装置の
場合は、走査軌跡HEDが複数の記録トラツク３を横切る
ように形成されるが、回転磁気ヘツド12A及び12Bが記録
モードにおける記録トラツク３の記録密度に対して２倍
の再生密度で走査するような回転速度で回転するように
なされていることにより、回転磁気ヘツド12A及び12Bは
磁気テープ1X上に形成されているブロツクBLKを欠落さ
せることなく走査することができる。
たノントラツキング方式の回転ヘツド型記録再生装置の
場合は、走査軌跡HEDが複数の記録トラツク３を横切る
ように形成されるが、回転磁気ヘツド12A及び12Bが記録
モードにおける記録トラツク３の記録密度に対して２倍
の再生密度で走査するような回転速度で回転するように
なされていることにより、回転磁気ヘツド12A及び12Bは
磁気テープ1X上に形成されているブロツクBLKを欠落さ
せることなく走査することができる。
このようにして一時記憶メモリ17に書き込まれて行く
再生データは、読出アドレス形成回路18から得られる読
出アドレス信号S5によつてトラツクアドレスｎ＝
「０」、「１」、「２」……「Ｎ」の順序（すなわち記
録トラツク３への記録順序）で読み出すことができ、こ
れにより磁気テープ1Xに書き込まれた情報データを正し
く再現して出力信号S8として出力することができる。
再生データは、読出アドレス形成回路18から得られる読
出アドレス信号S5によつてトラツクアドレスｎ＝
「０」、「１」、「２」……「Ｎ」の順序（すなわち記
録トラツク３への記録順序）で読み出すことができ、こ
れにより磁気テープ1Xに書き込まれた情報データを正し
く再現して出力信号S8として出力することができる。
以上の構成に加えて、エラー検出及びデータ分離回路
16から得られる書込アドレス信号S4及び読出アドレス形
成回路18から得られる読出アドレス信号S5が走査軌跡評
定回路25を構成するパラレル／シリアル変換回路26を通
じて走査軌跡評定回路本体27に評定入力信号S11として
入力される。
16から得られる書込アドレス信号S4及び読出アドレス形
成回路18から得られる読出アドレス信号S5が走査軌跡評
定回路25を構成するパラレル／シリアル変換回路26を通
じて走査軌跡評定回路本体27に評定入力信号S11として
入力される。
走査軌跡評定回路本体27は第５図に示すように、評定
入力信号S11をインターフエース回路31、バス32を介し
てCPU33に取り込む。
入力信号S11をインターフエース回路31、バス32を介し
てCPU33に取り込む。
CPU33はROM回路構成のプログラムメモリ34に格納され
ているプログラムに従つてRAM構成のワークメモリ35を
利用しながらアドレスマツプデータS12をアドレスマツ
プデータ蓄積装置36に格納し、かくしてアドレスマツプ
データ蓄積装置36に蓄積されたアドレスマツプデータS1
2を所定のタイミングでモニタ37に表示信号DSPとして転
送することにより、回転磁気ヘツド12A及び12Bによつて
正しく検出することができたアドレス位置を磁気テープ
1Xの表面上に２次元的に展開するマツプとして表示する
ようになされている。
ているプログラムに従つてRAM構成のワークメモリ35を
利用しながらアドレスマツプデータS12をアドレスマツ
プデータ蓄積装置36に格納し、かくしてアドレスマツプ
データ蓄積装置36に蓄積されたアドレスマツプデータS1
2を所定のタイミングでモニタ37に表示信号DSPとして転
送することにより、回転磁気ヘツド12A及び12Bによつて
正しく検出することができたアドレス位置を磁気テープ
1Xの表面上に２次元的に展開するマツプとして表示する
ようになされている。
アドレスマツプデータ蓄積装置36は、第６図に示すよ
うに、一時記憶メモリ17のトラツクアドレスｎ及びブロ
ツクアドレスｍに対応するトラツクアドレスｎ及びブロ
ツクアドレスｍを有し、アドレスマツプデータS12とし
てブロツクデータDBLKを正しく再生できたブロツクBLK
のトラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍを第１及
び第２のマツプ位置指定情報ADRT及びADRBとして用い
て、正しく再生できたブロツクBLKに対応するマツプ位
置のデータに数値「１」を加算する。
うに、一時記憶メモリ17のトラツクアドレスｎ及びブロ
ツクアドレスｍに対応するトラツクアドレスｎ及びブロ
ツクアドレスｍを有し、アドレスマツプデータS12とし
てブロツクデータDBLKを正しく再生できたブロツクBLK
のトラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍを第１及
び第２のマツプ位置指定情報ADRT及びADRBとして用い
て、正しく再生できたブロツクBLKに対応するマツプ位
置のデータに数値「１」を加算する。
ここで、アドレスマツプデータ蓄積装置36は予め全て
のマツプ位置についてマツプデータを数値「０」にプリ
セツトしておくことにより、正しく再生できた回数を表
すマツプデータ（１度も正しく再生できなかつたマツプ
位置のマツプデータは数値「０」のまま残る）がマツプ
データ蓄積装置36に蓄積されて行く。
のマツプ位置についてマツプデータを数値「０」にプリ
セツトしておくことにより、正しく再生できた回数を表
すマツプデータ（１度も正しく再生できなかつたマツプ
位置のマツプデータは数値「０」のまま残る）がマツプ
データ蓄積装置36に蓄積されて行く。
このようにして、アドレスマツプデータ蓄積装置36に
は各アドレスごとに回転ヘツド12A及び12Bが何回正しく
再生できたかという情報を含むマツプデータが生成され
る。
は各アドレスごとに回転ヘツド12A及び12Bが何回正しく
再生できたかという情報を含むマツプデータが生成され
る。
かくして生成されたマツプデータ群について、１走査
期間TSCNに区切つてアドレスマツプデータに着目し、読
出アドレス形成回路18から出力される読出アドレス信号
S5のトラツクアドレスデータADRRTとエラー検出及びデ
ータ分離回路16から得られる書込アドレス信号S4のトラ
ツクアドレスデータADRWTについて、CPU33は次式、 DSP＝ADRRT−ADRWT ……（１） のような演算を各書込ブロツクアドレスデータADRWBの
各ブロツクアドレスｍ＝「０」〜「Ｍ」について実行
し、当該演算結果を、ワークメモリ35に保存する。
期間TSCNに区切つてアドレスマツプデータに着目し、読
出アドレス形成回路18から出力される読出アドレス信号
S5のトラツクアドレスデータADRRTとエラー検出及びデ
ータ分離回路16から得られる書込アドレス信号S4のトラ
ツクアドレスデータADRWTについて、CPU33は次式、 DSP＝ADRRT−ADRWT ……（１） のような演算を各書込ブロツクアドレスデータADRWBの
各ブロツクアドレスｍ＝「０」〜「Ｍ」について実行
し、当該演算結果を、ワークメモリ35に保存する。
（１）式によつて表されるトラツクアドレスの差の値
ｐを表す表示データDSP及びADRWBの情報は、現在一時記
憶メモリ17から読み出されている情報データに対応する
記録トラツクを基準にして、現在回転磁気ヘツド12A及
び12Bが走査している走査軌跡HEDまでの磁気テープ上の
位置的な偏移を示している。またここで回転磁気ヘツド
12A及び12Bが何らかの原因により正しく再生できなかつ
たトラツク及びブロツクについては表示データDSPが計
算されない。
ｐを表す表示データDSP及びADRWBの情報は、現在一時記
憶メモリ17から読み出されている情報データに対応する
記録トラツクを基準にして、現在回転磁気ヘツド12A及
び12Bが走査している走査軌跡HEDまでの磁気テープ上の
位置的な偏移を示している。またここで回転磁気ヘツド
12A及び12Bが何らかの原因により正しく再生できなかつ
たトラツク及びブロツクについては表示データDSPが計
算されない。
このような演算をした後、CPU33は表示データDSP及び
書込ブロツクアドレスADRWBに基づいて第７図に示すよ
うに、水平方向にブロツクアドレスｍ（＝「０」、
「１」……「Ｍ」）、を目盛ると共に、垂直方向に表示
データDSPの差分値ｐを目盛つたモニタ37上に走査軌跡
表示パターンPT1を表示する。
書込ブロツクアドレスADRWBに基づいて第７図に示すよ
うに、水平方向にブロツクアドレスｍ（＝「０」、
「１」……「Ｍ」）、を目盛ると共に、垂直方向に表示
データDSPの差分値ｐを目盛つたモニタ37上に走査軌跡
表示パターンPT1を表示する。
これに加えて第７図の実施例の場合には、走査軌跡表
示パターンPT1のうち、表示データがないブロツクアド
レスｍについて、これをモニタ37の最下欄に水平方向に
形成されるアドレス欠落表示パターンPT3上に表示する
ようになされ、これにより表示データの欠落の発生を見
易くするようになされている。
示パターンPT1のうち、表示データがないブロツクアド
レスｍについて、これをモニタ37の最下欄に水平方向に
形成されるアドレス欠落表示パターンPT3上に表示する
ようになされ、これにより表示データの欠落の発生を見
易くするようになされている。
以上の構成において、第11図について上述したノント
ラツキング方式の回転ヘツド型記録再生装置を検査しよ
うとする場合、第２図に示す評定用磁気テープ1Xを再生
モードで走行させることにより複数の記録トラツク３を
横切るような走査軌跡HEDを形成させる。
ラツキング方式の回転ヘツド型記録再生装置を検査しよ
うとする場合、第２図に示す評定用磁気テープ1Xを再生
モードで走行させることにより複数の記録トラツク３を
横切るような走査軌跡HEDを形成させる。
ここで、エラー検出及びデータ分離回路16から得られ
る書込アドレス信号S4を構成するトラツクアドレスｎ
は、１回の走査の間に走査軌跡HEDが記録トラツク３を
横切るごとに切り換わつて行き、当該切り換わつて行く
状態を表すようなアドレスマツプデータがアドレスマツ
プデータ蓄積装置36に蓄積される。
る書込アドレス信号S4を構成するトラツクアドレスｎ
は、１回の走査の間に走査軌跡HEDが記録トラツク３を
横切るごとに切り換わつて行き、当該切り換わつて行く
状態を表すようなアドレスマツプデータがアドレスマツ
プデータ蓄積装置36に蓄積される。
アドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積されたこのア
ドレスマツプデータは、回転磁気ヘツド12A及び12Bが順
次連接する記録トラツク３上に形成されているブロツク
BLKのうち、正しくブロツクデータDBLKが再生されたト
ラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍの磁気テープ
１上の２次元的な分布を表しており、このことは正しく
再生できなかつたブロツクBLKのトラツクアドレスｎ及
びブロツクアドレスｍを表している。
ドレスマツプデータは、回転磁気ヘツド12A及び12Bが順
次連接する記録トラツク３上に形成されているブロツク
BLKのうち、正しくブロツクデータDBLKが再生されたト
ラツクアドレスｎ及びブロツクアドレスｍの磁気テープ
１上の２次元的な分布を表しており、このことは正しく
再生できなかつたブロツクBLKのトラツクアドレスｎ及
びブロツクアドレスｍを表している。
従つてアドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積された
アドレスマツプデータは、磁気テープ１に対する回転磁
気ヘツド12A及び12Bの走査状態、すなわち回転磁気ヘツ
ドの当たり、回転磁気ヘツドの当たり幅、走査軌跡の記
録トラツクに対する傾き、再生サーボ状態の適否、再生
データのエラーレート等の情報を含むことになり、これ
らの情報を利用することにより、テープパス系の
「良」、「不良」を適確に判断することができる。
アドレスマツプデータは、磁気テープ１に対する回転磁
気ヘツド12A及び12Bの走査状態、すなわち回転磁気ヘツ
ドの当たり、回転磁気ヘツドの当たり幅、走査軌跡の記
録トラツクに対する傾き、再生サーボ状態の適否、再生
データのエラーレート等の情報を含むことになり、これ
らの情報を利用することにより、テープパス系の
「良」、「不良」を適確に判断することができる。
アドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積されたアドレ
スマツプデータは、第７図に示すように、モニタ37の表
示画面上に２次元的に展開する走査軌跡表示パターンPT
1、アドレス欠落表示パターンPT3として読出アドレス表
示ターンPT2を基準として表示される。
スマツプデータは、第７図に示すように、モニタ37の表
示画面上に２次元的に展開する走査軌跡表示パターンPT
1、アドレス欠落表示パターンPT3として読出アドレス表
示ターンPT2を基準として表示される。
このようにすれば、ブロツクアドレスｍがｍ＝
「０」、「１」、「２」……「Ｍ」のように変化して行
つたとき、走査軌跡表示ターンPT1が読出アドレス表示
ターンPT2から離れて行けば、このことは再生モードに
おける磁気テープ1Xに対する回転磁気ヘツド12A及び12B
の走査軌跡HEDへ方向が磁気テープ１の幅方向に立ち上
がるような走査状態（第11図（Ｂ）の走査状態）にある
ことが分り、しかも走査軌跡表示パターンPT1の傾斜角
度が大きくなればこれに応じて走査軌跡HEDの立上り方
が大きいことが分る。
「０」、「１」、「２」……「Ｍ」のように変化して行
つたとき、走査軌跡表示ターンPT1が読出アドレス表示
ターンPT2から離れて行けば、このことは再生モードに
おける磁気テープ1Xに対する回転磁気ヘツド12A及び12B
の走査軌跡HEDへ方向が磁気テープ１の幅方向に立ち上
がるような走査状態（第11図（Ｂ）の走査状態）にある
ことが分り、しかも走査軌跡表示パターンPT1の傾斜角
度が大きくなればこれに応じて走査軌跡HEDの立上り方
が大きいことが分る。
これとは逆に走査軌跡表示パターンPT1の変化の仕方
が第11図（Ｂ）の場合とは逆の傾斜になれば、このこと
は第11図（Ａ）について上述した走査状態にあることが
分る。
が第11図（Ｂ）の場合とは逆の傾斜になれば、このこと
は第11図（Ａ）について上述した走査状態にあることが
分る。
従つて走査軌跡表示パターンPT1の表示位置によつて
テープパス系の動作状態を適確に見分けることができ
る。
テープパス系の動作状態を適確に見分けることができ
る。
またモニタ37上に表示されたアドレス欠落表示パター
ンPT3は、走査軌跡表示パターンPT1においてブロツクデ
ータが正しく再生できなかつた記録トラツク３上の位置
をブロツクアドレスｍによつて簡便に見分けることがで
きる。
ンPT3は、走査軌跡表示パターンPT1においてブロツクデ
ータが正しく再生できなかつた記録トラツク３上の位置
をブロツクアドレスｍによつて簡便に見分けることがで
きる。
従つて当該アドレス欠落表示パターンPT3によつて表
示されるブロツクアドレス位置が繰り返し実行される回
転磁気ヘツド12A及び12Bの走査において同じになれば、
これにより当該アドレス欠落位置に対応する走査軌跡HE
D上の位置において回転磁気ヘツド12A及び12Bの磁気テ
ープ１に対する当たりが異常であることを簡便に判別す
ることができる。
示されるブロツクアドレス位置が繰り返し実行される回
転磁気ヘツド12A及び12Bの走査において同じになれば、
これにより当該アドレス欠落位置に対応する走査軌跡HE
D上の位置において回転磁気ヘツド12A及び12Bの磁気テ
ープ１に対する当たりが異常であることを簡便に判別す
ることができる。
このような評定処理をするにつき、評定用テープ1Xと
しては必らずしも正確な記録パターンを形成する必要は
なく、比較的不正確な記録パターンを用いても実用上十
分な精度の判定結果を得ることができる。
しては必らずしも正確な記録パターンを形成する必要は
なく、比較的不正確な記録パターンを用いても実用上十
分な精度の判定結果を得ることができる。
例えば評定用テープ1Xとして、これから検査されよう
としている未調整な記録再生装置によつて記録パターン
が記録された評定用テープが用いられた場合でも、ノン
トラツキング方式で回転磁気ヘツドを制御しながら評定
用の情報を過不足なく読み出すことができる。これに対
して従来のトラツキング方式のデイジタルオーデイオテ
ープレコーダ（DAT）、ビデオテープレコーダ（VTR）等
における調整方式のように、正確な記録パターンを用い
なければ調整できない場合と比較して評定手段を一段と
簡易化し得る。
としている未調整な記録再生装置によつて記録パターン
が記録された評定用テープが用いられた場合でも、ノン
トラツキング方式で回転磁気ヘツドを制御しながら評定
用の情報を過不足なく読み出すことができる。これに対
して従来のトラツキング方式のデイジタルオーデイオテ
ープレコーダ（DAT）、ビデオテープレコーダ（VTR）等
における調整方式のように、正確な記録パターンを用い
なければ調整できない場合と比較して評定手段を一段と
簡易化し得る。
第８図はモニタ38の他の表示例を示し、この場合CPU3
3はアドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積されている
アドレスマツプデータに基づいて、繰り返し形成される
走査軌跡HEDによつて再生されたブロツクデータの欠落
の有無を、例えばブロツクアドレスごとに積算して行く
ことにより、ブロツクデータごとの誤り発生率をモニタ
37上に表示できる。
3はアドレスマツプデータ蓄積装置36に蓄積されている
アドレスマツプデータに基づいて、繰り返し形成される
走査軌跡HEDによつて再生されたブロツクデータの欠落
の有無を、例えばブロツクアドレスごとに積算して行く
ことにより、ブロツクデータごとの誤り発生率をモニタ
37上に表示できる。
第８図においてモニタ37の横軸はブロツクアドレスｍ
を表し、かつ縦軸は積算値（又は発生率）SUMを表し、
データを読み取ることができた回数を正常表示領域PT11
によつて表示し、データを読み取ることができなかつた
回数を誤り発生表示領域PT12によつて表示し、正常表示
領域PT11に含まれるアドレスｍのうち２回以上は読み取
ることができた回数を参照表示領域PT13によつて表示す
る。
を表し、かつ縦軸は積算値（又は発生率）SUMを表し、
データを読み取ることができた回数を正常表示領域PT11
によつて表示し、データを読み取ることができなかつた
回数を誤り発生表示領域PT12によつて表示し、正常表示
領域PT11に含まれるアドレスｍのうち２回以上は読み取
ることができた回数を参照表示領域PT13によつて表示す
る。
このようにすれば、記録トラツク３上のブロツクアド
レスについて、誤りが発生し易いブロツク部分の分布を
容易に評定することができる。
レスについて、誤りが発生し易いブロツク部分の分布を
容易に評定することができる。
（G2）他の実施例 （１） 上述の実施例においては、記録トラツク３の全
域に亘つてトラツクアドレス及びブロツクアドレスをデ
イジタルデータとして記録するようにした場合について
述べたが、これに代え、記録トラツク３上に情報信号と
してアナログ信号を記録すると共に、ブロツクアドレス
を表すデイジタルデータ又はアナログ信号を当該情報信
号と一緒に記録するようにしても上述の場合と同様の効
果を得ることができる。
域に亘つてトラツクアドレス及びブロツクアドレスをデ
イジタルデータとして記録するようにした場合について
述べたが、これに代え、記録トラツク３上に情報信号と
してアナログ信号を記録すると共に、ブロツクアドレス
を表すデイジタルデータ又はアナログ信号を当該情報信
号と一緒に記録するようにしても上述の場合と同様の効
果を得ることができる。
また記録トラツク３の全域についてトラツクアドレス
及びブロツクアドレスを記録することに代え、その一部
に記録してその部分についてトラツクの当たりの
「良」、「不良」を判定するようにしても良い。
及びブロツクアドレスを記録することに代え、その一部
に記録してその部分についてトラツクの当たりの
「良」、「不良」を判定するようにしても良い。
（２） 上述の実施例においては、本発明を回転磁気ヘ
ツドを用いた磁気記録再生装置に適用した場合について
述べたが、例えば回転光ヘツドを用いた光学的記録再生
装置等のように、磁気以外の記録方式のものにも広く本
発明を適用し得る。
ツドを用いた磁気記録再生装置に適用した場合について
述べたが、例えば回転光ヘツドを用いた光学的記録再生
装置等のように、磁気以外の記録方式のものにも広く本
発明を適用し得る。
（３） 上述の実施例においては、評定用テープ1Xを作
成するにつき、各ブロツクBLKにおけるブロツクデータD
BLKとして、データ情報と同時にトラツクアドレスｎ及
びブロツクアドレスｍの情報を記録するようにした場合
について述べたが、情報データを記録しないようにして
も上述の場合と同様の効果を得ることができる。
成するにつき、各ブロツクBLKにおけるブロツクデータD
BLKとして、データ情報と同時にトラツクアドレスｎ及
びブロツクアドレスｍの情報を記録するようにした場合
について述べたが、情報データを記録しないようにして
も上述の場合と同様の効果を得ることができる。
（４） 上述の実施例においては、第７図又は第８図に
示すように、モニタ37の表示画面においてブロツクアド
レスｍを横軸にとると共に、トラツクアドレスｎの差分
値ｐ又は積算値SUMを縦軸にとるように表示した場合に
ついて述べたが、これを互いに入れ換えることによりブ
ロツクアドレスｍを縦軸にとりかつ差分値ｐ又は積算値
SUMを横軸にとるようにする等、その他の表示方法をと
つても良い。
示すように、モニタ37の表示画面においてブロツクアド
レスｍを横軸にとると共に、トラツクアドレスｎの差分
値ｐ又は積算値SUMを縦軸にとるように表示した場合に
ついて述べたが、これを互いに入れ換えることによりブ
ロツクアドレスｍを縦軸にとりかつ差分値ｐ又は積算値
SUMを横軸にとるようにする等、その他の表示方法をと
つても良い。
Ｈ発明の効果 上述のように本発明によれば、記録トラツクを複数の
ブロツクに分割し、各ブロツクにトラツクアドレス情報
及びブロツクアドレス情報を予め記録しておき、再生モ
ード時当該トラツクアドレス及びブロツクアドレスを正
しく再生できるか否かを表すアドレスマツプデータを形
成するようにしたことにより、記録トラツクに対する走
査軌跡上の再生状態の良否を容易に評定し得る走査軌跡
評定装置を実現することができる。
ブロツクに分割し、各ブロツクにトラツクアドレス情報
及びブロツクアドレス情報を予め記録しておき、再生モ
ード時当該トラツクアドレス及びブロツクアドレスを正
しく再生できるか否かを表すアドレスマツプデータを形
成するようにしたことにより、記録トラツクに対する走
査軌跡上の再生状態の良否を容易に評定し得る走査軌跡
評定装置を実現することができる。
第１図は本発明による走査軌跡評定装置の一実施例を示
すブロツク図、第２図はその評定用磁気テープ上の走査
軌跡を示す略線的平面図、第３図は第２図のブロツクデ
ータの説明に供する図表、第４図は第１図の一時記憶メ
モリのアドレス構成の説明に供する略線図、第５図は第
１図の走査軌跡評定回路本体25の詳細構成を示すブロツ
ク図、第６図はアドレスマツプデータ蓄積装置のアドレ
スマツプデータを示す図表、第７図及び第８図は第５図
のモニタ37上の表示例を示す正面図、第９図、第10図及
び第11図は従来の走査軌跡評定装置の説明に供する略線
図及び信号波形図である。 １……磁気テープ、11……回転ドラム、12A、12B……回
転磁気ヘツド、16……エラー検出及びデータ分離回路、
17……一時記憶メモリ、18……読出アドレス形成回路、
25……走査軌跡評定回路、27……走査軌跡評定回路本
体、36……アドレスマツプデータ蓄積装置、37……モニ
タ。
すブロツク図、第２図はその評定用磁気テープ上の走査
軌跡を示す略線的平面図、第３図は第２図のブロツクデ
ータの説明に供する図表、第４図は第１図の一時記憶メ
モリのアドレス構成の説明に供する略線図、第５図は第
１図の走査軌跡評定回路本体25の詳細構成を示すブロツ
ク図、第６図はアドレスマツプデータ蓄積装置のアドレ
スマツプデータを示す図表、第７図及び第８図は第５図
のモニタ37上の表示例を示す正面図、第９図、第10図及
び第11図は従来の走査軌跡評定装置の説明に供する略線
図及び信号波形図である。 １……磁気テープ、11……回転ドラム、12A、12B……回
転磁気ヘツド、16……エラー検出及びデータ分離回路、
17……一時記憶メモリ、18……読出アドレス形成回路、
25……走査軌跡評定回路、27……走査軌跡評定回路本
体、36……アドレスマツプデータ蓄積装置、37……モニ
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ１１Ｂ 20/18 ５７２ Ｇ１１Ｂ 20/18 ５７２Ｇ (56)参考文献 特開 平１−185801（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−172505（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−264482（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−54473（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 5/00 G11B 20/18 G11B 27/36
Claims (4)
- 【請求項１】長手方向に走行するテープに当該走行方向
を横切るように斜めに形成された記録トラツクに対して
回転ヘツドを走査させることにより、上記記録トラツク
に記録された情報信号をピツクアツプするようになされ
た回転ヘツド型記録再生装置について、上記回転ヘツド
によつてピツクアツプされたピツクアツプ信号に基づい
て上記回転ヘツドの上記テープに対する走査軌跡を検査
するようになされた走査軌跡評定装置において、 上記記録トラツクを複数のブロツクに分割し、各ブロツ
クごとに、当該ブロツクが属するトラツクに割り当てら
れたトラツクアドレスと、当該トラツクにおいて各ブロ
ツクに割り当てられたブロツクアドレスとを記録してな
る評定用テープを検査対象となる回転ヘツド型記録再生
装置によつて再生モードで再生し、 当該再生モード時、上記トラツクアドレス及び上記ブロ
ツクアドレスを第１及び第２のマツプ位置指定情報とし
て管理するアドレスマツプデータ蓄積装置に対して、上
記回転ヘツドによつてピツクアツプされたピツクアツプ
信号に含まれるトラツクアドレス信号及びブロツクアド
レス信号を再生処理して上記第１及び第２のマツプ位置
指定情報として入力し、 上記アドレスマツプデータ蓄積装置において、上記第１
及び第２のマツプ位置指定情報によつて指定されたマツ
プ位置に、上記回転ヘツドによつて上記トラツクアドレ
ス及び上記ブロツクアドレスが正しく再生できたか否か
を表す検出情報を書き込むことにより、上記回転ヘツド
の走査状態を表すマツプ情報を形成し、 上記マツプ情報に基づいて上記走査軌跡の良否を評定す
る ことを特徴とする走査軌跡評定装置。 - 【請求項２】上記アドレスマツプデータ蓄積装置に蓄積
されたマツプ情報に基づいて、各上記検出情報がもつて
いる上記第１及び第２のマツプ位置指定情報によつてモ
ニタ上に形成された２次元的な表示画面上の表示位置を
指定して当該指定位置に上記走査状態を表す検出表示を
することにより、上記回転ヘツドが上記評定用テープ上
を走査することによつて生ずる走査軌跡に対応する走査
軌跡表示パターンを可視表示する ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の走査軌
跡評定装置。 - 【請求項３】上記モニタの上記表示画面において、上記
回転ヘツドによつて上記トラツクアドレス及び上記ブロ
ツクアドレスを正しくピツクアツプすることができた表
示位置に「良」検出表示をすることにより、上記走査軌
跡表示パターンを形成すると共に、上記回転ヘツドによ
つて上記トラツクアドレス及び上記ブロツクアドレスを
正しくピツクアツプすることができなかつた表示装置に
「不良」検出表示をすることにより、アドレス欠落表示
パターンを形成する ことを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の走査軌
跡評定装置。 - 【請求項４】上記アドレスマツプデータ蓄積装置に蓄積
されたマツプ情報に基づいて、上記トラツクアドレス及
び上記ブロツクアドレスを正しくピツクアツプすること
ができたマツプ位置の数、及び又は正しくピツクアツプ
することができなかつたマツプ位置の数を積算し、当該
積算結果をモニタ上に表示する ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の走査軌
跡評定装置。
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