JP2002525520A - エンドレスネジタイプの摩耗吸収装置が設けられたクラッチ機構 - Google Patents

エンドレスネジタイプの摩耗吸収装置が設けられたクラッチ機構

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、カバーと一体的なエンドレスネジ(36)に係合する歯(31)が設けられた中間部品(310)と共に、軸方向に移動でき、かつこの部品と共に回転するよう結合されたランプ部品(32)を備えたリング(330)を有する摩耗吸収装置を含むクラッチ機構に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特に自動車用の摩擦クラッチに関し、より詳細には、かかるクラッ
チが有する、フランス国特許公開第2242892号および同第2420690号公報に記載さ
れているような一体的アセンブリに関する。かかる一体的アセンブリをクラッチ
機構を称す。
【0002】 従来、摩擦クラッチは特にトーションダンピングフライホイールまたはフレキ
シブルフライホイールを形成するために、駆動フライホイール(可能な場合には
2つの部品から成る)を有し、駆動フライホイールは反作用プレートを有する。
【0003】 駆動フライホイールは第1シャフト、例えば駆動シャフト、すなわち自動車に
使用されている場合には内燃エンジンのクランクシャフトと共に回転するように
、このシャフトに固定されている。
【0004】 反作用プレートは背面に摩擦面を有し、この反作用プレートと共に軸方向に移
動できる圧力プレートと共に回転するように固定されている。
【0005】 この圧力プレートは反作用プレートの摩擦面に対向する摩擦面を有する。
【0006】 圧力プレートと反作用プレートとの間、より正確には摩擦トラックを形成する
これらプレートの摩擦面の間には、摩擦ディスクの摩擦ライニングが挟持されて
いる。
【0007】 これらライニングはクラッチ解除動作中に、摩擦ディスクを徐々に作用させて
補助するように、通常軸方向に弾性変形可能な支持体に固定されている。この支
持体(可能な場合には二重になっている)は第2シャフト、例えば被動シャフト
、すなわち自動車に使用されている場合には運動伝達装置、例えばギアボックス
の入力シャフトと共に回転するようにこのシャフトに固定されたハブに、剛性的
または弾性的に接続されている。変形例では、この支持体は摩擦ライニング内に
埋め込まれる。いずれのケースにせよ、摩擦ディスクはその外周面に2つの摩擦
面を有し、これら摩擦面はクラッチの有効寿命中に摩耗する。
【0008】 圧力プレートと反作用プレートとの間に摩擦ライニングがクランプされる(ク
ラッチは係合状態である)と、駆動シャフトから摩擦ディスクを介し、被動シャ
フトにトルクが伝達される。前記プレートの間に摩擦ライニングがクランプされ
ていない(クラッチは切られている)と、被動シャフトは駆動シャフトによって
駆動されることはない。このようにするためには、軸方向に作用する係合手段が
設けられており、この係合手段は必要に応じて、カバー上に支持されている係合
手段の作用に対向するようになっている係合解除手段と共に1つのアセンブリを
形成する。係合手段は圧力プレートに作用するようになっており、より詳細には
、軸方向に弾性的なタングを備えた接続手段またはホゾとホゾ孔タイプの接続手
段により、カバーと共に軸方向に移動できると同時に、カバーと共に回転できる
ようにこのカバーに固定された圧力プレートによって支持された支持手段に作用
するようになっており、圧力プレート上でホゾを形成するラジアルラグはカバー
内にホゾ孔を形成する溝内で軸方向にスライドできるように係合されている。
【0009】 このカバーは外周部にこのカバーを取り外し自在または取り外しできないよう
に反作用プレートに固定するための固定手段を有する。
【0010】 係合手段は少なくとも1つのベルビーユワッシャーと、係合解除手段に作用す
るための係合解除レバーの係合解除手段とを含む。通常、これら係合手段および
係合解除手段は、ダイヤフラムと称される同一の軸方向に弾性的な部品に属す。
自由状態で切頭円錐形となっているこのダイヤフラムは、中心部に向かって放射
状に延びるベルビーユワッシャー状をした周辺部分と、中心部分とを有し、中心
部分は、軸方向に作用する係合手段を構成するベルビーユワッシャーの内周部に
、拡大されたオリフィスを形成するよう、拡大された底部を有する盲スロットに
よってラジアルフィンガーに分割されており、ラジアルフィンガーは係合解除レ
バー、従ってクラッチ係合解除手段を形成している。
【0011】 フランス国特許公開第2242892号および同第2420690号明細書では、カバーは圧
力プレート、弾性タングおよびダイヤフラムと共に、クラッチ機構と称される単
一アセンブリを構成し、単一アセンブリは反作用プレートに取り付けられている
。当然ながらこのクラッチ機構は摩擦ディスクおよび反作用プレートと共にモジ
ュールを構成でき、このモジュールは自動車エンジンのクランクシャフトまたは
このクランクシャフトに固定されたフランジに一体的に取り付けられ、反作用プ
レートは好ましくは可撓性のフランジに固定される。
【0012】 この機構には摩耗吸収装置と称される補償装置を設け、クラッチが係合した際
に摩擦クラッチの全有効寿命にわたってダイヤフラムがほぼ一定の位置に位置す
るよう、圧力プレートおよび反作用プレートの摩擦面および摩擦ライニングの摩
耗を補償することが好ましい。従って、このダイヤフラムはクラッチ係合位置に
おいて圧力プレートにほぼ一定の負荷をかける。ダイヤフラムのフィンガーの内
端部に作用するクラッチ解放ベアリングの移動量は、クラッチ解除動作中に公知
のようにほぼ一定である。
【0013】 この摩耗吸収装置は圧力プレートとダイヤフラムの支持手段との間、またはダ
イヤフラムとカバーとの間で作用するランプ部とカウンターランプ部を有する。
【0014】 摩擦ライニングの摩耗状態に応答自在なトリガーを設けたために、係合手段の
作用によりクラッチが係合した(ライニングはクランプされている)際に、ダイ
ヤフラムは常に同じ位置を占めるように、摩耗が生じた場合にランプ部を回転さ
せることが可能となっている。
【0015】 このトリガーは一実施例では、フランス国特許公開第2753503号公報に記載さ
れているような、カートリッジの一部を形成するラチェットホイールとウォーム
とのシステムを有する。
【0016】 より詳細には、弾性部材にはラチェットホイール上の歯に協働する制御タング
とノンリターンキャッチとが設けられる。
【0017】 摩耗が生じた場合、制御タングはアクチュエータ、本ケースではダイヤフラム
の付属品によって制御タングが操作され、ラチェットホイールを回転させ、その
後、膨張可能な吸収スプリングを圧縮させる。特にスプリングが膨張する際に、
ノンリターンキャッチによりウォームは反対方向に回転しないようにされている
。ウォームは圧力プレートに固定されたカウンターランプと協働するよう、ラン
プ部が設けられたリングと一体的な歯の組に係合する。
【0018】 このように摩耗が生じると、圧力プレート自身およびランプ部を備えたリング
から構成された圧力プレートの厚みが増す。前記リングは係合手段に対する支持
手段を構成する支持突起を支持している。
【0019】 従って、リングはウォームに直接係合する。 かかる構造は満足できるものであるが、出願人は、弾性部材を簡略化するため
にノンリターンキャッチを省略できないことは疑問に感じていた。
【0020】 本発明によれば、上記タイプの係合機構は、歯の組が中間部品に対してランプ
部を備えたリングの軸方向の移動を可能にしながら、共に回転できるよう接続す
るための手段により、ランプ部を備えたリングに共に回転できるように接続され
た中間部品に属すことを特徴とする。
【0021】 本発明によれば、ノンリターンキャッチを省略できる。その理由は、歯の組は
中間部品によりランプ部を備えたリングに共に回転できるように結合されるだけ
であり、ウォームが共に回転するようにこの歯の組を駆動できるが、反対に歯の
組はウォームを駆動できないからであり、このような接続は反転不能な構造とな
っているからである。歯の組はランプ部を備えたリングに軸方向には接続されて
おらず、よって係合中および係合解除動作中はリングによって駆動されないので
、ウォームを歯の組との間の接続を反転可能とすることができるからである。中
間部品は全体に軸方向に固定されており、例えばワッシャーから成る。本発明に
よれば、ラチェットホイールと制御タングを設けることは強制的ではない。この
理由は、フランス特許出願第FR-A-2424442号に記載されているように、ドラム上
の付属品がドラム内のリセスに進入できるからである。
【0022】 一実施例では、この接続は円周方向の取り付け間隙と形状が協働するタイプの
ものであり、圧力プレートをカバーに回転自在に接続する弾性タングがワッシャ
ーをグリップするのに使用され、同じ組のタング内の2つのタングの間で中間部
品を構成する。このようにするため、タングは中間ワッシャーをグリップするた
めの突起を有する。一実施例では、タングをカバーに固定する端部に突起が設け
られる。従って、中間ワッシャーは固定され、例えばスカラップが設けられ、こ
のスカラップ内にランプ部を備えたリング上のラグが進入し、ラグは形状の協働
により中間ワッシャーに対し軸方向に移動できるよう、かつ共に回転できるよう
接続される。
【0023】 当然ながら、これら構造を逆にできる。すなわちラジアルラグを有するワッシ
ャーがランプ部を備えたラグ内の軸方向スカラップに進入するようにできる。変
形例として、例えばウォームに当接する吸収スプリングの代わりに使用される少
なくとも1つのコイルスプリングにより、ランプ部を備えたリングに共に回転で
きるように中間部品が弾性的に結合される。
【0024】 変形例として、歯の組を備えた中間部品は、圧力プレートとカバーとの間で作
用する第1タングと称されるタイプの第2の軸方向に弾性変形可能なタングによ
り、ランプ部を備えたリングに共に回転するように接続される。このように、ラ
ンプ部を備えたリングと中間部品との摩擦が解消され、接線方向に向く実施例に
おける第2タングは、その両端のうちの一方がランプ部を備えたリングに結合さ
れ、他端部が歯の組を支持する中間部品に結合される。
【0025】 第2タングにより、材料の損失を少なくすることができる。すなわちランプ部
を備えたリングを囲む中間部品をクロッピング加工することにより、同じ金属ブ
ランク材から中間部品およびランプ部を備えたリングを製造できるからである。
【0026】 いずれのケースにおいても、第2の軸方向に弾性的な端部により中間部品とラ
ンプ部を備えたリングから成り、操作し、運搬できるようなサブアセンブリを形
成することが可能となる。これにより最終組み立てが容易となる。
【0027】 更に、これら第2タングはプリストレスを加えた状態で取り付けられ、カバー
によって支持されている少なくとも1つのストッパーの方向に中間部品に対する
復帰作用を及ぼすことが好ましい。この理由は、ランプ部を備えたリングは、そ
の支持手段によりダイヤフラム、より正確にはそのダイヤフラムの外周部に接触
しているからである。従って、第2タングにプリストレス力を加えているので、
ランプ部を備えたリングと第2タングと中間部品とから成るサブアセンブリは、
自由状態ではストッパーとダイヤフラムとの間に係合されているクラッチ内に取
り付けられている時の厚みよりも厚くなっているからである。このプリストレス
力はクラッチが切られている時にサブアセンブリがすぐにダイヤフラムおよびス
トッパーに接触するように選択することが好ましい。第2タングは第2実施例に
おいて、プリストレス力を発生するようにアーチ状となっている。これら第2タ
ングは湾曲した形状でもよい。第1タングに属す突起により、このストッパーを
形成できる。このストッパーは分割してもよいし、連続させてもよい。変形例で
は、このストッパーは剛性部品とカバーが外周部に有するラジアルエッジの領域
との間に第1タングをグリップするように働く剛性手段によって形成される。こ
うして第1タングが保護され、これらは形状が協働することにより、共に回転す
るようにストッパーをロックするのに使用される。
【0028】 変形例では、カバーによって支持されたウォームを含むカートリッジが存在す
ることにより、必要とされるクラッチ機構に対するバランス質量部材によりスト
ッパーが形成される。
【0029】 このカートリッジはこの目的のためにカバーが有するハウジング内に取り付け
られる。実際のカバーは2つ以上のハウジングを有する。グリップする必要のな
い中間部品を一軸方向にロックするためのストッパーとして働くバランス質量部
材を取り付けるために、空のハウジングが使用される。その理由は、中間部品は
ランプ部を備えたリングに共に回転するように接続するための第2タング内で発
生される復帰作用によりダイヤフラムに接触するよう、ランプ部を備えたリング
により他の軸方向に中間部品が固定されているからである。
【0030】 これら第2タングは標準的なタイプのタング、すなわち第1タングと同じタイ
プのタングとすることができる。これらタングにより中間部品はランプ部を備え
たリングをセンタリングするのに圧力プレートを機械加工する必要がないように
、かつリングにセンタリングエッジを設けなくてもよいように、ランプ部を備え
たリングを簡略化するよう、カバー上のスカートに対し中間部品をセンタリング
できる。
【0031】 中間部品を設けたことにより、中間部品とランプ部を備えたリングとの間に少
なくとも1つの吸収スプリングを設けることが可能となっており、これによりウ
ォームを支持するカートリッジが簡略化されている。 特に、中間部品がタングによりランプ部を備えたリングに接続されている時に
は、中間部品を連続リング状とすることはできない。
【0032】 これら第2タングは別の形状、例えばアコーディオン形状とすることができる
。第2タングは円周方向に作用することもでき、よって吸収スプリングを構成す
ることもできる。このようにするには、これら第2タングはアコーディオン形状
であることが好ましく、これによりカートリッジの高さに設けられる吸収スプリ
ングを省略でき、この場合、ランプを備えたリングと中間部品との間にプリスト
レス力が加えられた状態のタングが取り付けられる。
【0033】 変形例として、第2タングはアーチ状の代わりにもともと平らとなっており、
ランプ部を備えたリングの方向に中間部品を押圧する復帰力を大きくするのは、
この第1端部である。
【0034】 一実施例において、中間部品とランプ部を備えたリングとの間で、例えばクリ
ップ状をした取り外し自在なフックまたはリンクが作用し、カバー上に形成され
る上記サブアセンブリを取り付ける前に、第2タングを保護する。変形例として
、最終的にフックと同じように取り外すネジ、ボルトなどにフックを置換しても
よい。いずれのケースにおいても、中間部品は軸方向のストッパーに押圧されて
おり、この軸方向ストッパーはカバーにより支持されると共に、カバーから圧力
プレートへの軸方向に中間部品を維持するようになっている。一実施例では、主
に再係合中に摩耗吸収が行われ、摩耗および歯の組とネジとの間の相対的運動が
減少するように、プリストレス力が加えられた状態で吸収スプリングが取り付け
られている。
【0035】 添付図面を参照し、詳細な説明を読めば、上記以外の他の利点が明らかとなろ
う。
【0036】 これら図は、駆動フライホイールに属す反作用プレートに通常取り付けられる
一体的アセンブリを形成するクラッチ機構を示し、駆動フライホイールは可能な
場合には分割され、ダンピングフライホイールまたは可撓性フライホイールを形
成し、反作用プレートとクラッチ機構が有する圧力プレートとの間に摩擦ディス
クが挿入される。
【0037】 本クラッチ機構が自動車に用いられている場合には、駆動フライホイールは駆
動シャフトを形成する内燃エンジンのクランクシャフトに共に回転するように固
定されているが、一方、摩擦ディスクは外周部に摩擦ライニングを有し、これら
摩擦ライニングは、例えばリベット締結または固定リベットを用いない接続によ
り、軸方向に弾性変形可能な支持体(可能な場合には二重である)に固定され、
プログレッシブ摩擦ディスクを形成すると共に、本例では被動シャフトを形成す
るギアボックスの入力シャフトに、共に回転するように固定されたハブに剛性的
または弾性的に結合されている。変形例では、支持体の外周部は摩擦ライニング
に埋め込まれている。いずれのケースにおいても摩擦ディスクは2つの摩擦面と
少なくとも1つのライニングを有し、支持体は軸方向に弾性的、または軸方向に
剛性的となっている。
【0038】 従って、自動車のエンジンからギアボックスの入力シャフトにトルクを伝達す
るよう、圧力プレートと反作用プレートとの間には係合解除可能に摩擦ライニン
グがクランプされるようになっている。このようにするために、圧力プレートが
正面に有する摩擦面11または摩擦トラックと、クランクシャフトに固定された
可撓性ディスクによって支持できる、反作用プレートの背面に設けられた摩擦面
または摩擦トラックとの間に摩擦ライニングをクランプするための、軸方向に作
用する係合手段が設けられている。
【0039】 係合手段は、この係合手段の作用に内部で対向するように設けられた係合解除
手段と共に1つのアセンブリを形成し、この係合手段は一方でカバー2に当接す
ると共に、他方で圧力プレート1、またはより詳細にはその背面によって支持さ
れた支持手段3に当接する。
【0040】 係合解除手段は係合解除レバーを有し、この係合解除レバーの内端部に手動に
より、機械式または液圧式、もしくは半自動的または自動的に制御されるクラッ
チ解除ベアリングが作用する。従って、このベアリングは特に駆動シャフトおよ
び被動シャフトの回転速度およびギアを切り替えようとする運転者の意図に関す
る情報を受信するコンピュータによって予め定められたプログラムに従って制御
される電動モータと共に、アクチュエータによって操作することができる。この
アクチュエータは液圧式または手動によるクラッチ解除ベアリングに接続できる
。従って、このクラッチ解除ベアリングは同心タイプの受圧機の一部を形成でき
、この受圧機はギアボックスの入力シャフトを貫通すると共に、送圧機に接続さ
れ、アクチュエータにより、または手動により操作される。
【0041】 図では、係合手段および係合解除手段はダイヤフラム4と称される同一部品に
属す。 このダイヤフラムは自由状態では切頭円錐形であり、サイン形状をした特性曲
線(たわみの関数として力が生じる)を有する。従って、原点からスタートする
と、この特性曲線は最大値まで増加し、次に最小値まで減少し、再度増加する。
クラッチが係合した状態にあると、このダイヤフラムは最大値に近い、特性曲線
のうちの減少部分内の位置を占める。
【0042】 ベルビーユワッシャーでも同じ特性曲線が得られる。 記録のためにダイヤフラム4は係合手段を構成するベルビーユワッシャー41
状をした外周部分を有することに留意すべきである。この外周部分は盲スロット
43によりラジアルフィンガー42に分割された中心部分だけ、中心に向かって
放射状に延びている。 フィンガー42は係合解除レバーを形成するが、他方、スロット43はその内
周部でダイヤフラム4の中心開口部まで開口し、外周部にて広くされたオリフィ
ス44まで開口し、スロット43の盲底部を形成する。これらオリフィス44は
本例では長方形となっている。
【0043】 従って、これら図ではクラッチ機構は、一体的に一組の環状部品を有する。す
なわち圧力プレート1と、カバー2と、一方でカバー2に当接し、他方で圧力プ
レートの摩擦面と反作用プレートの摩擦面との間に摩擦ライニングをクランプす
るための支持手段3に当接するダイヤフラム4とを有する。
【0044】 鋳製可能な材料から製造された、本例では反作用プレートと同じように鋳鉄か
ら製造された圧力プレート1は、回転自在にカバー2に接続されると共に、軸方
向に弾性変形可能なタング10により、カバー2に対して軸方向に移動できるよ
うになっている。第1タングと称されるタング10は、ここでは接線方向に向い
ており、その一端部はリベット締結によりカバーに固定され、他端部にて圧力プ
レート1、またはより正確には径方向外側に突出するプレート1のラグ12に固
定されている。変形例として、これらタング10は放射状に向いている。 変形例では、ホゾを形成するラグ12がカバー2内のホゾ孔を形成する軸方向
の溝に係合する。
【0045】 これらタングは、圧力プレートをカバーの方向に復帰させる手段を構成し、ダ
イヤフラム4は圧力プレート1をカバーと反対方向に押圧する。より詳細には、
カバー2は中心孔を有し、横方向に向いた底部21を一方で有すると共に、カバ
ー2を反作用プレートに固定するための手段22を他方で有する。タング10は
圧力プレート1を底部21の方向に押圧する。
【0046】 図示された図では、カバーはほぼ中空の皿状の形状となっており、クラッチ機
構が有する軸方向の対称軸線X−Xと反対方向に、径方向に向いたラジアル端部
フランジ22を有する。このフランジ22は軸方向に向いた環状スカート23に
よって底部21に接続されている。スカート23は直径方向にステップ状となっ
ており、タング10の高さで開口しており、タング10はカバー2の底部の方向
に圧力プレートを弾性的に復帰させる。
【0047】 フランジ22は固定手段を構成すると共に、タング10を固定し、かつ反作用
プレートを固定するよう、軸方向にずれた領域28、27に分割されている。反
作用プレートに固定するための領域27は反作用プレートに固定するための部材
、ここではネジを貫通させるための孔を有する。変形例では、この反作用プレー
トはクランクシャフトに固定された可撓性ディスクに固定できる。カバー2はそ
のスカート23により可撓性ディスクに固定できる。例えばスカート23はその
自由端にラグを有し、これらラグは溶接またはリベット締めにより可撓性ディス
クに固定されている。ダイヤフラム4はそのベルビーユワッシャー41の外周部
にて、支持手段3に当接し、一方、ベルビーユワッシャー4の内周部は2つの対
向する支持体、すなわち固定ラグ26によって支持された第2支持体25と、底
部21によって支持された第1支持体25との間で傾斜するように取り付けられ
ている。
【0048】 固定ラグ26は本例ではプレス加工された板金製のカバー2の底部21の内周
部をクロッピング加工し、これを折りたたむことにより製造されている。 これらラグ26は一定の間隔で円周方向に分散されており、軸方向に向いてい
る。
【0049】 これらラグ26はダイヤフラム4内の拡大されたオリフィス44を軸方向に貫
通し、径方向外側、すなわちアセンブリの軸線と反対方向に径方向に折り曲げら
れた自由端をダイヤフラム4を越えて有し、よってスプリングリング125のた
めの固定エルボーを形成している。スプリングリング125は、外周部に第2支
持体を構成する丸くされたエッジ25を有し、切頭円錐形となっている。第1支
持体24はカバー2の底部24をプレス加工することによって形成された環状リ
ング状となっている。このリング24は本例では分割されている。
【0050】 変形例では、このリング24はカバー2に取り付けられており、互いに対向す
るこれら支持体24と25との間に軸方向にダイヤフラムのベルビーユワッシャ
ー41の内周部が挟持されている。クラッチが係合した状態にあると、ダイヤフ
ラム4は第1支持体24および圧力プレートの支持手段3に当接する。 クラッチ解除ベアリング(図示せず)によりダイヤフラム4のフィンガー42
の内端部を押して作用させると、ダイヤフラム4は傾斜する。これによりダイヤ
フラムは第2支持体25に当接し、ダイヤフラムが支持手段3を介し圧力プレー
ト1にかけている負荷が相殺される。タング10は圧力プレートをカバー2の底
部21の方向に復帰させ、摩擦ライニングを解放し、クラッチを切る。
【0051】 当然ながら、第2支持体は、上記フランス国特許公開第2242892号公報に記載
されている形状の固定ラグ26の自由端によって形成しながら不連続とすること
ができる。 固定ラグ26は本例では、横方向に向いた支持ラグ25と円周方向に交互に配
置されている。 これらストッパーラグはクロッピング加工によりカバーの底部21と一体的な
部品として製造され、カバー2の底部21の内周部で延び、よってカバー2は内
側に歯の付いた形状を有する。
【0052】 より詳細については、折りたたむ前の固定ラグ26および固定ラグ26よりも
円周方向に広くなっているストッパーラグ5を示すフランス国特許公開第224289
2号を参照されたい。 このストッパーラグ5は本例では、2つの連続するフィンガー42を分離して
いるスロット43をカバーしている。
【0053】 当然ながら、これらいずれもカバーのサイズに応じて決まる。従って、ストッ
パーラグ5はクラッチ係合解除レバーを形成する少なくとも2つのフィンガー4
2に対するストッパーを形成する。これらストッパーラグ5は台形となっている
。ストッパーラグ5の内径は折りたたんだ後は固定ラグ26の内径部よりも小さ
い。ラグ5、26は環状形状をした第1支持体24よりも径方向内側へ延びてい
る。2つの連続するストッパーラグ5をスカラップ6が分離しており、スカラッ
プ6の中間に固定ラグ26が位置し、ダイヤフラム4内の拡大されたオリフィス
44に軸方向に進入するようになっている。
【0054】 ストッパーラグ5の内周部は拡大されたオリフィス44の径方向内側で延びて
いる。固定ラグ26はダイヤフラム4を傾斜させ、カバーに枢動取り付けするた
めの固定手段を構成している。変形例ではこれらラグは省略することができ、カ
バーはフランス国特許公開第2420690号公報に記載されているようなストッパー
ラグだけを有しているだけでよい。この場合、固定ラグはクシ状をした環状部品
を取り付けるための孔を有し、有形ヘッドを備えた小さいコラムが第2支持体を
形成している。より情報をほしい場合には、参照すべきフランス国特許公開第24
20690号公報に記載されているようなクランプ、すなわち2つの支持リングなど
を支持する小さいコラムのようなすべての実施例を考えつくこともできる。従っ
て、タング状をしたストッパーラグ5を固定ラグとすることができる。変形例で
は、これら固定ラグ26の端部をカットし、これらラグの軸方向部分だけを維持
する。これらラグ26は、上記のようにセンタリングラグ、ストッパーラグ、す
なわち固定ラグを形成する。変形例ではカバーはストッパーラグを有せず、スト
ッパーラグの一部は固定ラグを形成する。
【0055】 変形例として固定ラグ26は疑似ダイヤフラム、すなわち中心部分がダイヤフ
ラムのようにフィンガーに分割されており、一方、環状周辺部分が弾性を有しな
いか、または低い弾性しか有しないような部品を支持できる。例えばワッシャー
状をしたこの環状周辺部分には、疑似ダイヤフラムおよびワッシャー状をした環
状部分の外周部で径方向に開口する盲ラジアルスロットが設けられる。 従って、疑似ダイヤフラムのワッシャーは疑似ダイヤフラムと同じように自由
状態ではほぼ平らである。
【0056】 従って、ベルビーユワッシャーは外周部にてカバーに当接し、内周部にて疑似
ダイヤフラムの周辺ワッシャーに当接する。かかる実施例は、ドイツ国特許公開
第4326501号明細書に記載されているので、更に情報がほしい場合にはこの明細
書を参照すべきである。 当然ながら、この明細書を検討すれば、この疑似ダイヤフラムを複数の個々の
係合解除レバーに置換することができ、この係合解除レバーは係合手段を形成す
るよう、直列に取り付けられた2つのベルビーユワッシャーの介入により、カバ
ーによって支持されたリングを固定する手段によりカバー上に傾動、すなわち枢
動するよう取り付けられている。
【0057】 いずれのケースにおいても、カバー2はこのカバー2上で枢動または傾動する
ように取り付けられた係合解除レバー42を支持しており、係合手段はドイツ国
特許公開第4326501号明細書のように、直列に取り付けられた2つのベルビーユ
ワッシャーまたはフランス国特許公開第2753758号として公開された1997年
9月5日のフランス国特許出願第97 11058号に記載されているような補助ワッシ
ャーと直列に取り付けられたダイヤフラムを含むことができる。この後者のフラ
ンス特許出願は、本発明の図1の実施例におけるタイプのラチェットホイールと
、ウォームと、歯の組を備えた摩耗吸収装置も開示している。
【0058】 可能な場合には固定ラグを形成するストッパーラグを備えたカバーが設けられ
た多数のクラッチが現在製造されている。 本明細書では、ストッパーラグと係合解除レバーとの間にシムを挿入するため
に、このタイプのカバーを使用し、係合解除レバーがストッパーラグに当接して
いる保管状態よりも圧力プレートがカバー2の底部21により近くなっている出
荷状態で、新しいか、または再調整されたクラッチ機構を自動車メーカーまたは
ガレージオペレータに供給できるようにしている。
【0059】 より詳細には、支持部品8は外側に向かって放射状に突出する締結ラグ7をそ
の外周部に支持している。支持部品8は少なくとも複数の係合解除レバー42に
接触しているが、一方、締結ラグ7は係合解除レバー42に向かって曲がったス
トッパーラグ5の面に接触し、よってバヨネットタイプの取り付けにより締結ラ
グ7と支持部品8を係合解除レバー42とストッパーラグ5との間に軸方向に挿
入するようになっている。
【0060】 この図では、支持部品8は環状となっており、支持部品を回転させるための後
部に係合するための手段9を有する。 これら手段9は本発明では孔から成る。支持部品を形成するリング8はストッ
パーラグ5の径方向内側に延びると共に、ダイヤフラムのフィンガー4の内周部
近くでは、この内周部よりも径方向外側に延びている。
【0061】 このリングは閉じているが、同時にダイヤフラム4のすべてのフィンガーに接
触している。このリング8は中心に開口する円形プレートを構成するような高さ
を有する。 従って、ラグ8の各々は最初に2つの連続するストッパーラグ5を分離するス
カラップ6内に挿入される。リング8の中心に押圧することによりダイヤフラム
4のフィンガーが移動される。次に、孔9内に挿入された工具によりリング8を
回転させ、締結ラグ7をストッパーラグ5の下方に移動させ、その後、リング8
に加えられていた負荷を解放する。ここで、締結ラグ7の円周方向の幅は、台形
をしたストッパーラグ5よりも狭くなっている。
【0062】 より詳細に説明すれば、本例における締結ラグ7は丸いエッジを有するほぼ長
方形となっている。高さよりも円周方向に長くなっているラグ5の円周方向の長
さは、ほぼストッパーラグ5の内周部の円周方向の長さに等しい。ラグ7は固定
ラグ26の径方向内側に延びている。変形例として、ラグ7は別の形状、例えば
台形、三角形、半円形または正方形でもよい。 リング8を回転させるための工具は、孔9に係合するスタッドを有する。
【0063】 当然ながら、リング8は開口できるので、ダイヤフラムのすべてのフィンガー
40には接触しなくてもよい。この場合、リング8は円弧状となっている。 締結ラグ7の数は応用例によって決まる。本例ではストッパーラグごとに1つ
の締結ラグが設けられている。当然ながら、締結ラグ7の数はストッパーラグ5
の数よりも少なくてよい。
【0064】 径方向に開口する位置に少なくとも2つの締結ラグが設けられている。 当然ながら、孔9をリング8の内周部に形成されたスカラップまたはラグに置
換することも可能である。 いずれの図においても、カバーの底部21の中心部分は同じ形状となっており
、矢印は取り外し中のリング8の回転方法を示している。
【0065】 リング8は、本例ではラグ7と一体的な部品であり、板金をプレス加工して製
造されている。 このリングのフィンガー22に接触するようになっている部分およびダイヤ
フラムと反対方向に曲がったラグ7の外面には低摩擦係数のコーティングを設け
ることができる。 このような構造によって支持部品8の回転が容易となる。
【0066】 当然ながら、別の材料、例えばファイバーで補強された複合材料またはアルミ
ニウムをベースとする複合材料からリング8を製造できる。従って、このリング
は鋳製可能な材料から製造できる。クラッチ機構を反作用プレートまたは反作用
プレートに固定された可撓性ディスクに取り付けた後に、上記工具によりシムを
取り外す。
【0067】 このシムにより、カバー2を反作用プレートに固定するためのネジをより短く
することが可能となり、クラッチ機構を反作用プレートに固定する前にタングが
保護される。ラグ7を備えた支持部品8は、クラッチ機構を反作用プレートに取
り付けるための工具を形成し、このシムはカバーを前記反作用プレートに固定し
た後に取り外される。この工具が圧力プレート1から摩擦ライニングを取り外す
ための取り外し工具を構成することができるように逆にすることも可能である。
ここで、シムは出荷状態において摩耗吸収装置の部品だけでなく、タング10を
構成することも可能である。
【0068】 より詳細には、図1〜図8において、単一部品ラグを備えたリング8は摩擦デ
ィスクの摩擦ライニングに主に起因する摩耗を使用中に補償できるようにする摩
耗吸収装置に属すカートリッジ30の取り付けを破壊することなく可能にしてい
る。圧力プレート1をカバーに固定する前に、カートリッジ30はカバー2に取
り付けられる。
【0069】 より詳細には、まず最初にダイヤフラム4は上記のように固定ラグ26により
カバーに固定され、ダイヤフラム4は2つの支持体24と25との間で傾動する
ように取り付けられる。次に、ストッパーラグ5とダイヤフラム4のフィンガー
42の内周部との間に上記のようにラグ7を備えたリング8が取り付けられる。
このダイヤフラムはクラッチ機構を一旦カバー2に取り付けた時に占める位置に
対応する平面位置を占める。
【0070】 この位置ではクラッチが係合される。図7は、反作用プレート100と摩擦デ
ィスク101を略図で示し、より詳細には、その摩擦ディスクの摩擦ライニング
はクラッチ機構の軸方向の嵩を減少することを可能にしており、摩耗吸収装置は
新しくクラッチが係合した位置に対応するこの位置にダイヤフラムを保持する。
その後、カートリッジ30を固定し、予備バランス作業を実施する。
【0071】 本例でランプ手段32を支持し、従って厚みが可変の圧力プレート1を下記の
ようにより接近させる。 次に、カバー2に圧力プレート1を取り付ける。より詳細にはプレート1には
タング10が設けられており、これらタング10の他単をカバー2に固定する。
【0072】 最後に、バランス作業を行う。 ここで、固定フランジ22にてカバー2内でプレス加工することにより、より
厚い部品として形成されたハウジング20内にカートリッジ30を取り付ける。
カバー2の外周部にて形成されたハウジング20は、このハウジングの高さでフ
ランジ22および高い場所に引き上げられたプレートのスカート23に影響する
【0073】 ハウジング20の軸方向の底部はカバーの底部21においてスカート23の横
方向領域123によって形成される。この領域123において、底部21に平行
であり、かつ底部21に対してフランジ22の方向に軸方向にずれた運動121
が形成される。 タング10の数は応用例に応じて決まる。本例では上下に3つの組みのタング
10が設けられるだけでなく、3つのハウジング20が設けられている。これら
ハウジング20とタング10とは一定の間隔で交互に円周方向に分散されている
【0074】 ウィンドー121、すなわちカートリッジ30を収納するように働くウィンド
ーは、ハウジング20にしか設けられていない。タング10の各組は、上下に配
置された少なくとも2つのタング10を有する。タング10の一組ごとに、軸方
向に弾性変形可能な3つのタング10が設けられている。
【0075】 下記のようなカートリッジ30は、アンバランスを生じさせる。この理由から
、圧力プレート1を取り付ける前にハウジング20のうちの孔を有しない軸方向
底部123に取り付けられた予備バランスリベット201により、予備バランス
作業を実行する。ハウジング20ごとに3つのリベット201が設けられたカセ
ット内のハウジング2は割り当てられることはない。カートリッジ30と径方向
に対向して別の予備バランスリベット201’が設けられる。このリベット20
1’は、図5から判るように、一組のタング10をカバー2に固定するように働
く。リベット201’の高さにて圧力プレート1の一部にノッチが設けられる。
この理由は、ステップを形成するためにカートリッジ30の高さで圧力プレート
にノッチを設けるからである。
【0076】 最後に、クラッチ機構をバランスさせるように、必要な点にバランスリベット
202を取り付ける。 フランジ22はこの目的のためにバランスリベット202を取り付けるための
バランス孔を予め有する。このようにするためには、リベット202を取り付け
るための多数の孔47を設けなければならない。
【0077】 フランジ22は、一方で、このフランジ22を反作用プレートに固定するため
の部材、例えばネジまたはリベットを貫通させるための固定孔29を有し、他方
で、カバーが支持するセンタリングスタッド148(図7)を貫通させるための
センタリング孔48も有する。 カバー2を反作用プレートに固定するためのネジのヘッドを貫通させるための
開口部129が固定孔29の高さにてスカート23に形成されている。
【0078】 開口部129は非対称の形状となっている。より詳細には、図1では固定ネジ
のおよびバランスリベット202のヘッドのサイズが点線で示されている。固定
孔29とバランス孔47とは互いに隣接している。開口部129ごとに一対の孔
29、47が設けられているので、固定ネジのヘッドに対し、この高さでフラン
ジ22の支持表面を高くすることが可能となっている。従って、開口部129は
円周方向に細長く、孔29の高さでより深くなっている。開口部129の円周方
向の端部に、孔29、47の各々が設けられている。
【0079】 開口部129によって形成されたフランジ22の拡大領域122の高さに、固
定ネジと同じように、各バランスリベット202が固定されている。 リベット202は領域122を越えて突出することはないが、固定ネジのヘッ
ドは領域122に対して突出している。フランジ22内において、ハウジング2
0の上方に別の開口部203が設けられている。
【0080】 こうして、フランジ22は反作用プレート100(本例では、図7から判るよ
うに若干中空状である)に接触するための3つの固定領域27を有する。これら
領域27(図5)はカバー2の底部21の方向にこの領域27に対して軸方向に
ずれた領域28と円周方向に交互に配置されており、よって、リベット締めによ
りタング10をカバーに固定するようになっている。従って、スカート23はこ
の高さで開口しており、よって圧力プレート1が有する固定ラグ12を貫通でき
るようにしており、その外周部が径方向に突出している。カバー2を固定するよ
うに働く領域27は、カノーピー(図5)を形成するように、領域27に対して
連続的に接続されたタングの固定領域28よりも長くなっている。
【0081】 領域27の中心部はハウジング20によって影響されるが、このポイントでは
より狭くなっている。領域27の各端部には拡大ゾーン122および開口部12
9が割り当てられる。従って、ゾーン122の両側において、ハウジング20の
各側には孔29、47が配置されるだけでなく、ゾーン122も配置されている
【0082】 これにより、クラッチ機構を良好にバランスさせることが可能となっている。
カートリッジ30のためのリセスを形成するように、図3の圧力プレートにはノ
ッチが設けられるので、その分だけ一層バランスをとることが可能となっている
。このカートリッジ30は中心ウェブを備えたU字形をした支持体34を有し、
この中心ウェブはスカート23内の変形部に接触しながら延び、ハウジング20
の頂部および2つの側方ウィングを形成する。これら側方ウィングは、この支持
体34の2つのウィングの間に挟持されたラチェットホール37を備えた単一部
品であるウォーム36に固定されたシャフト35を貫通させるための孔を有する
。これらウィングの一方にはネジ36が隣接するが、ラチェットホールと他方の
ウィングとの間には螺旋吸収スプリング38が挟持されている。
【0083】 ネジ36およびホイール37の内側に、例えば圧嵌めによってシャフト35が
取り付けられている。 支持体の他方のウィングとスプリング38との間であって、支持ウェブおよび
ネジ36の内側面に接触するように弾性部材39が取り付けられている(図8)
【0084】 支持体34よりも厚くなく、金属製である弾性部材39は、ラチェットホール
37上の歯およびダイヤフラムのベルビーユワッシャー41の外部付属品によっ
て形成されたアクチュエータ410と協働する制御タング390を支持するリタ
ーン部によって延長した斜めフランジを有する。制御タングを支持するリターン
部はシャフト35が傾斜されているので、非対称の形状となっている。
【0085】 支持体34はそれぞれフランジ22およびゾーン123、従ってカバーにリベ
ット締めによって固定するための3つの固定ラグ34’を有する。 ウォーム36はクラッチ機構およびクラッチの軸方向対称軸線X−Xに対して
逆方向に径方向外側に延びる歯の組31に対して接線方向に配置されている。本
発明によれば、これら歯の組31はワッシャー状をした中間部品310に属す。
【0086】 この中間部品は本例では全体に軸方向に固定されている。より詳細には、第1
タング10の各組は、少なくとも2つのタングを有し、各タングにはほぼ径方向
外側に向いた突起10aが設けられている。これら突起10aはほぼ環状セクタ
ー状をした端部を有する。図9から明瞭に判るように、これら2つの突起10a
の間に軸方向にワッシャー310がグリップされており、突起10aがこれら突
起の径方向に低い高さによって若干軸方向に変形するために、このワッシャー3
10は全体に軸方向に固定される。
【0087】 軸方向に弾性的なタング10がカバーに固定されている端部には、突起10a
が位置する。 ここで、タング10はカバーに固定されている高さでは同一ではない。第1タ
ング10の各組のうちの中間タングは突起を有せず、従来のタングから成る。2
つの他方の端部タングの各々は、中間ワッシャー310の対応する側方面に当接
するよう、局部的に変形された突起10aを有し、よって2つの突起10aの間
に所定のクランプによって挟持されている。2つの突起のうちの一方は他方より
もより深い皿状となっている。ワッシャー310は金属製である。
【0088】 ワッシャー310は本発明によればリング330(本例では金属製)に対し、
共に回転するように直接的または間接的に接続され知恵りう。この実施例では、
リング330はプレス加工された板金製であり、軸方向に向いた環状フランジ3
3を有し、このフランジは中間ワッシャー310と形状が協働するようになって
いる接続部340、350によって共に回転するように接続されている。これら
接続部340、350により、リング330はワッシャー310に対して軸方向
に運動できるようになっており、歯の組31によりウォーム36に係合するよう
になっている。
【0089】 形状の協働による接続部は、ホゾとホゾ孔タイプの接続である。ワッシャー3
10は本例ではその内周部に内側に向かって径方向に開口する径方向に向いたノ
ッチ340状をした3つのホゾ孔を有する。中空部によりワッシャー310の外
周部には歯の組31が形成されている(図2)。 円周方向の取り付け間隙をもって3つの軸方向に向いたラグ350がノッチ3
40を貫通した状態で、リング330はクシ状をしたフランジ33を有する。
【0090】 従って、中間ワッシャー310はリング330と剛性的に噛合する。他のタイ
プの噛合手段を設けることも可能である。 例えばワッシャーは、フランジ33の外周部に設けられた一組の歯と噛合する
一組の歯を内周部に有することができる。これら歯の各組は、例えばフルート溝
から構成できる。
【0091】 リング330は横断面が全体にU字形をしており、このU字形の外側のリング
はラグ350を備えたフランジ33から成り、内側ウィングは軸方向に突出し、
圧力プレートと一体部品となるように鋳製されたスタッド13の内周部によって
センタリングされるようになっている。リング330のウィングは軸方向に向い
ており、リングの横方向底部は支持手段3およびランプを支持するようになって
いる。
【0092】 より詳細には、このリングはスタッド13に分割された、より厚い部分の外周
部に、その内周部を介して密に接触しており、圧力プレートは軸方向に突出する
背面にスタッド13を有する。フランジ33は、分割された環状の突起に接続さ
れている。この突起は、ダイヤフラムのベルビーユワッシャー41の外周部に対
する支持手段3を構成する。
【0093】 突起3の径方向内側にはカウンターランプを形成するスタッド13の、好まし
くは面取りされた横方向端面と協働するように、ランプ部32が設けられている
。従って、摩耗が生じた場合、ダイヤフラムはその外部アクチュエータ410を
介し、制御タング390に作用し、最係合動作中にラチェットホイールを回転さ
せ、スプリング38、接続部340、350を駆動し、ホイール37、従ってネ
ジ36の逆方向の回転を防止する。これによって歯31の組を駆動できるが、逆
に歯31はネジ36を駆動できない。スプリング38に充分な力が加えられてい
ると、ネジ36は歯の組31を回転し、よってスタッド13に接触しているラン
プ部32を回転させ、圧力プレートの厚みを増し、ダイヤフラムが同じ位置を占
めるように、ライニングおよび摩擦ディスクの摩耗を補償することができる。
【0094】 更なる情報については、1995年9月17日のフランス国特許公開第275350
3号公報を参照すべきである。それにもかかわらず、係合動作中および係合解除
動作中にネジ36の作用により、共に回転できるように移動できるワッシャー3
10に対し、圧力プレートと共にリング330が軸方向に移動できることに留意
すべきである。ワッシャー310は突起によりカバーに対して全体に軸方向に固
定されているので、リング330のこれら軸方向の運動中に、ネジ36と歯の組
31との間では摩擦は生じない。従って、このことは摩耗吸収動作を妨害しない
。ノンリターンキャッチを設けることはもはや不要となっている。
【0095】 従って、シム7、8はカートリッジ30、より詳細にはその弾性部材39およ
びその制御タングに対する損傷を防止する。 フィンガー42はこれらフィンガー42の基礎部がベルビーユワッシャー41
内にあるゾーン46に対して軸方向にずれた内端部45を有することに留意すべ
きである。このゾーン46はワッシャー41の平面内にあり、オリフィス44を
含む。このゾーンはカバーの底部21に対し、軸方向の逆方向にずれた内端部4
5に斜め部分146によって接続されている。
【0096】 リング8は内端部45と局部的に接触するよう、カバー2の底部21と逆の軸
方向に向いたリム85をその内周部に有する。このリング8の平面にラグ7が位
置する。 よってラグ7はストッパーラグ5のフィンガー42に向いた内面に当接し、リ
ム85はダイヤフラムの内端部45の外側面に接触する。
【0097】 従って、シム7、8はカバーの底部21に対して軸方向には突出せず、圧力プ
レートはクラッチ機構が軸方向にコンパクトとなるように引き込んでいる。 ネジ留めによりカバー2を反作用プレート10に固定した後に、例えば係合を
外すよう、リング8の内周部を押し、シム7、8を外すように、図1における矢
印の方向にリングを回転する。
【0098】 従って、圧力プレート1はランプ手段を形成する中空リング330、(32、
33、3)を支持しており、その摩擦面11と支持手段3との間で厚みを変え、
摩擦ライニングの摩耗を補償するようになっている。 いずれのケースにせよ、固定ラグ7はフランジ81またはリム85によって形
成された支持部品8の内周部に対して軸方向にずれている。 当然ながら、リング8には、このリングを工具によって回転させ、固定ラグを
ストッパーラグよりも下方に移動させるためのグリップ手段を設けることができ
る。
【0099】 制御ボタンと同じように、ダイヤフラムと反対方向に突出するバーをリング8
に設けることができる。従って、このバー手段は突起から構成できる。一般に、
固定ラグ7の円周方向の長さは、ラグ7をスカラップ6内に挿入し、バヨネット
タイプの取り付けを行うことができるよう、2つの連続するストッパーラグ5の
間の円周方向の長さよりも短くなっている。 2つの連続するフィンガー42の間に開口部を設け、反作用プレートを自動車
のクランクシャフトに固定するためのネジにアクセスできるようにする1つ以上
の工具を通過できるようにする、係合解除レバーを形成することができる。この
場合、図1〜8内の孔9は、例えばプレートまたは質量部材によりクランクシャ
フトに直接または間接的に固定された反作用プレートを取り除くための前記孔に
開口している。
【0100】 上記のように係合手段は直列に取り付けられた1つ以上のベルギーユワッシャ
ーを有することができ、この係合手段を、係合解除手段とは別個のものとするこ
とができる。 第1タング10を放射状に配置できる。 いずれのケースにせよ、第1タングは圧力プレートを回転自在にカバーに接続
すると共に、カバーに対して圧力プレートを軸方向に移動できるようにするため
の手段を構成する。
【0101】 径方向内側、すなわち軸線X−Xに向くストッパーラグを固定ラグとすること
もできる。この場合、締結ラグ7がバヨネット取り付け中にストッパーラグによ
って支持される固定手段の下方を通過する。 支持部品の内周部に対する締結ラグの軸方向にずらしたことにより、バヨネッ
トの取り付けが容易となり、締結ラグと係合解除レバーとの間に間隙を形成して
いる。更にこれにより、スプリングリング129、一般的には第2サポート25
の変形が防止される。
【0102】 いずれのケースにおいても、係合解除レバー42は、この係合解除レバーによ
り支持手段3に直接当接するか、または間接的に当接する係合手段に接触する。
この係合解除手段は、必要な際に係合手段に作用し、係合手段の作用に反作用す
るようになっている。 変形例として、この係合手段は疑似ダイヤフラムおよびカバーに支持された複
数のコイルスプリングから構成できる。
【0103】 当然ながら、例えばリベット締め、溶接などにより支持部品に締結ラグ7を固
定的に取り付けることができる。 変形例として、中間部品とリング330との間の回転接続は、第2タングと称
される接線方向のタングにより行われ、この第2タングは両端のうちの一方がリ
ング330に結合され、他端部が中間部品に結合される。
【0104】 この第2タングは好ましくはワッシャー状をした中間部品に対するリングの軸
方向の移動を可能にする。従って、リング330と中間部品との間の摩擦が解消
される。 当然ながら、中間部品はタング10とは別個の突起により軸方向に固定するこ
とができる。この部品は、カバー内部に配置しながら、カバーに対して軸方向に
固定される。
【0105】 この中間部品は圧力プレートによってセンタリングされる。 いずれのケースにせよ、駆動部品が回転できるように、駆動部品の強力なグリ
ップが防止される。圧力プレートはこの中間部品をセンタリングすることに留意
すべきである。 中間部品内のスカラップは閉じることができる。
【0106】 歯の組31は中間部品の外周部に直接形成することができる。図面ではこれら
歯の組は中間部品の外周部に製造された、台形をしたスカラップの底部に形成さ
れている。 すべての図面において、カバー2、従ったクラッチ機構は、自動車のクランク
シャフトに固定された駆動フライホイールに、その固定フランジ22またはスカ
ート23により固定されている。前記フライホイールは反作用プレートを有し、
可能な場合にはダブルダンピングフライホイールまたは可撓性フライホイールと
も称されるトーションダンピングフライホイールを形成するように分割される。
【0107】 本発明によれば、吸収スプリング38がカートリッジ30には属さず、中間部
品はランプ部を備えたリングに共に回転するように弾性的に接続できる。この理
由は、吸収スプリングは、中間部品310と調節リングを構成するランプ部32
を備えたリング330との間で作用させ、クラッチが係合している時に係合手段
4が常に同じ位置を占めるようにすることができる。
【0108】 従って、図10〜図14の実施例では、吸収スプリングはコイルスプリングタ
イプとして番号380で示されており、このスプリングは図1〜図10に示され
ているような平らなワッシャー状をした中間部品310の内周部に設けられたホ
ゾ孔を形成するノッチ440状をしたスカラップの側方エッジ441に、円周方
向の両端部の一方が当接する。吸収スプリング380の他端部は、図1〜図9に
示されるようなランプ部32および支持手段3を備えた調節リングを構成する、
ランプ部32を備えたリング330からの単一部品となっている、軸方向に向い
たランプ450の側方エッジ451に当接する。このスプリング380はノッチ
440の他方の側方エッジに当接するラグ450の他方の側方エッジに作用する
【0109】 エッジ451、441は三角形をした頂点を有する。エッジ451は吸収スプ
リング380が強固に保持され、エッジ451、441の頂点がスプリング38
0に進入し、これを強固に保持するように、エッジ441に対向して延びる。エ
ッジ441、451の頂点は垂直平面で延びている。ラグ450およびノッチ3
30の他方の側方エッジは直線であるので、ラグ450の直線状の側方エッジが
スプリング380の作用によりノッチ440の直線状側方エッジに接触する。
【0110】 当然ながら、1つの特徴によれば、ホゾを形成する軸方向に向いたラグ450
の円周方向の幅は、スプリング380およびラグ450が内部に取り付けられて
いる径方向に向いたノッチ440の円周方向の幅よりも狭い。 ラグ450の高さは図1〜図9の実施例のようにノッチ440の高さよりも低
くなっている。
【0111】 当然ながら、ラグ450、スプリング380およびノッチ440の数は応用例
に応じて決まる。このような構造により、ハウジング20に取り付けられたカー
トリッジ30は簡略化されている。その理由は、高いストッパー(番号なし)を
有する支持体34のウィングの一方にラチェットホイールが隣接し、このラチェ
ットホイール37上の歯と協働する制御タング390の移動を制限しているから
である。従って、ハウジング20の寸法がより小さくなるように、カートリッジ
30の円周方向の嵩が縮小されている。従って、このクラッチ機構は一定の態様
で分散されているスプリング380、ラグ450およびノッチ440をバランス
させるのにより容易となっている。
【0112】 ノンリターンキャッチが不要となるので、制御タング390も簡略される。図
12ではシャフト35と、ウォーム36と、ラチェットホイール37は単一部品
となっていることに留意すべきである。1998年1月5日に出願され、フラン
ス国特許公開第2774441号として公開されたフランス国特許出願第98/01453号に
記載されているように、カートリッジ30はベアリング(番号なし)によって傾
斜されており、各ベアリングは傾斜した孔を有し、支持体34上のウィングは直
線状となっていることが理解できよう。この支持体は、2つのリベットだけでカ
バーに固定される。ベアリングによるアセンブリ35、36、37の組み立ては
支持体34のウィングに通過孔を開口し、上記アセンブリを組み立てた後にこれ
ら孔の一部を閉じ、上記フランス国特許出願第98/01453号の図31に記載されて
いるように、ベアリングに接触するようにクリンプ加工することにより行うこと
ができ、更に情報を望む場合には上記フランス国特許出願を引用されたい。
【0113】 駆動フライホイールに取り付けられているクラッチ機構が作動すると、摩擦ラ
イニングは摩耗し、よってダイヤフラムが弾性部材39に作用し、ラチェットホ
イール、ウォームおよび中間部品310を回転させ、吸収スプリング380を駆
動させ、クラッチの1回以上の係合または係合解除動作中に、スプリングはラグ
450に作用することにより、リング380を回転させる。当然ながら、このこ
とは摩擦現象を克服するのに、スプリング380に充分な力が蓄積されており、
かつダイヤフラムによりリングにかかる負荷が充分減少した時に生じる。 ラグ450の直線エッジとノッチ440の直線エッジとの間で摩擦が生じる。
【0114】 この摩擦を低減するために、図15および図16において、ノッチ440によ
り2つの吸収スプリング380および381を取り付けることが提案される。ホ
ゾを形成し、図10〜14のラグ450の代わりに使用される軸方向を向いたラ
グ550の各側に、スプリング380、381が取り付けられる。 従って、ラグ550はランプ部を備えた調節リング330との一体的部品であ
る。この場合、ラグ550の2つの側方エッジ451およびノッチ440の2つ
の側方エッジ441は、コイルスプリング380、381を内部に保持するよう
、尖った形状となっている。
【0115】 従って、スプリング380と81は予め応力を加えた状態で開口して取り付け
られる。すなわちスプリング380、381の一方は膨張しているが、他方は間
隙を生じることなく圧縮されている。 このような構造により、ノイズを生じたり、ラグ550がスカラップ440の
側方エッジに直接接触することなく、中間部品310に対するリング330の移
動が容易となっている。更に、ねじり振動が減衰され、摩擦も低減される。
【0116】 図17および図18の変形例では、スプリング380と381を対向するよう
に傾斜できる。この場合、ノッチ440は、図16のノッチと同一である。調節
リングから突出するラグ450は変形されている。このラグの側方エッジ551
は予め応力を加えた状態で取り付けられたスプリング380、381を内部に保
持するように、先の尖った形状となっている。 本例ではラグ650がスプリング380、381を保持するための突出した先
端を有する側方エッジ551を備えた台形となるように、エッジ551が傾斜し
ている。
【0117】 このような傾斜により、一方で圧力プレート1および突起10aの方向に中間
部品を押圧し、他方でリング330をダイヤフラムの方向に押圧する軸方向成分
が得られる。 ダイヤフラム4に最も近いタング10上の突起10aを省略するように、この
ことを活用することができる。 中間部品はこれ以上グリップする必要はなく、その軸方向の保持はスプリング
380、381によって行われ、これらスプリングはカバー2の底部およびリン
グ330に対し逆方向に中間部品を軸方向に押圧し、ダイヤフラム4に接触させ
る。
【0118】 このような条件では、先の図に示された突起10aを、剛性であり、かつ第1
タング10とは別個のストッパー部品10b(図19〜図21)に置換し、よっ
て簡略化することができる。 ストッパー部品10bは第1タング10をカバー2に固定するための同じリベ
ットによって、カバーに固定されている。部品10bは、その外周部が環状のセ
クター状となっている。後に理解できるように、リングが常にダイヤフラムに接
触するように、ストッパー10bとダイヤフラムとの間にサブアセンブリを取り
付けた時に、リング330、スプリング380、381および中間部品310か
ら成るサブアセンブリの厚みが薄くなっている。
【0119】 図15〜図21では、リング330は弾性接続により、リングまたはワッシャ
ー状をした中間部品310に回転自在に接続されており、スプリング380、3
81により中間部品に対してリングは軸方向に移動できるようになっている。 変形例として、このような接続はリング330の軸方向の移動を可能にし、取
り扱いかつ運搬できるようなアセンブリの形成を可能にする、第2の軸方向に弾
性的なタングによって実施できる。
【0120】 第1実施例では、この第2タング200は第1タング10と同一の形状となっ
ており、従って、より小さいサイズのクラッチ機構の標準タイプのタングを使用
することが可能となっている。 従って、これらタングは全体に接線方向に向いており、固定部材により両端の
一方がランプ部32を備えた調節リング330および中間部品に固定されている
【0121】 1つの特徴によれば、中間部品310とランプ部を備えたリング330とは同
一の金属ブランク材から製造される。 従って、プレス加工された板金からスタートし、金属ブランクがランプ部32
を備えたリング330を形成し、次に材料をロスすることなくリング330を囲
む中間部品310を切り欠いている。従って、このような実施例は簡単で、かつ
経済的となっている。 これによって、カバーに対し、中間部品310をセンタリングすることも可能
となっている。
【0122】 従って、図22〜図28では、中間部品310は一組の歯31によって中断さ
れた軸方向に向いた環状フランジ311が外周部に設けられたリングまたはワッ
シャー状となっていることが理解できよう。可能な場合には、ラグに分割された
このフランジ311は、その外周部がカバー2のスカート23の内周部に密に接
触し、よって中間部品310の外周部はカバー2に対してセンタリングされる。 タング200は本例ではリベット締めにより中間部品310上のブラケット3
12およびリング330に固定されており、よってリング330のためのセンタ
リング表面を形成するように機械加工する必要がなくなっているので、圧力プレ
ートが簡略化されている。この理由は、軸方向に弾性的であり、かつ接線方向に
向いた第2タング200により、リング330を囲む中間部品310に対してリ
ングがセンタリングされるからである。当然ながら、変形例として第2タング2
00は湾曲した形状、すなわち円弧状とすることができる。
【0123】 リング状をした中間部品310の内周部にはブラケット312が形成されてい
る。中間部品を最終的に切り取り加工した結果、ブラケット312のまわりには
間隙が形成される。従って、リング330はその外周部にカットアウト313を
有し、ブラケット312のまわりに間隙を形成し、よって特にタングを固定する
リベットによる妨害を防止している。
【0124】 分割された支持手段3により、支持手段3上の突起状をした2つの環状セクタ
の間に位置する固定リベット314のヘッドは、リング330に対する軸方向の
突起として延びず、従ってダイヤフラムに接触しない。 図22では、図20のストッパー部品と同一の剛性のストッパー部品10bが
示されているが、図22では、ストッパーを形成する部品10bはカバーとは接
触せず、タング10の組をカバーのエッジ22に固定するリベットのヘッドと接
触している点が異なる。
【0125】 2つの図では、部品10bは傾斜したラグ状をした周辺部分を有し、この周辺
部分は靴状をした、すなわち中間部品310の環状部分に接触するための環状セ
クター状をした中心部分に折りたたみ部によって接続されている。従ってこの周
辺部分は、ラグの傾斜により第1タングの組に平行な折りたたみ部によって、中
心部分に対して軸方向にずれている。部品10bの中心部分はタング10の組が
ない状態で延びており、折りたたみ部によって部品10bはタング10によって
回転されないようにロックされている(図23)。
【0126】 第2タング200は第1タング10の圧力プレート1に対する固定点よりも、
ほぼ径方向内側にて、中間部品に固定されている。 第1および第2タング10の数は応用例に応じて決まる。本例では、第2タン
グ200は第1タングよりも径方向内側に位置しており、部品10bの中心部分
と円周方向に交互に配置されている。従って、2つのハウジング20の間には一
組の第1タング10があり、径方向内側にはストッパー10bの中心部分および
一組の第2タング200がある。
【0127】 ウォーム36と一組の歯31とを接線方向に接触させるために、ネジの軸線は
上記フランス国特許出願第98/01453号に記載されているように傾斜されている。 上記明細書では、効率的な見地から望ましいように、ネジが歯の組31に対し
て接線方向に接触していないので、ある問題もある。
【0128】 このために、カートリッジ30の支持体34はハウジング20の形状と協働で
きる突起341を支持している。 突起341はU字形の横断面を備えた支持体34の中心ウェブ内でネジ36直
線状となるように形成されている。 この突起341は全体がU字形の横断面を有するハウジング20の軸方向に向
いた頂点の内周部と協働する。当然ながらこの構造体を反転し、ハウジング20
の中心ウェブを構成するように、頂点に突起を形成することもできる。
【0129】 この結果、図1の実施例と比較すると、図28に示されるように、中央固定ラ
グ34”の各側に配置された2つの固定ラグ34”、34’の中心は一致しない
。より詳細には、固定ラグを固定するためのリベットを貫通させ、図1における
通常のカバーを固定するための孔を使用しており、突起341によりネジを歯の
組に接触させるよう、カートリッジ30は傾斜されている。変形例では、ネジを
歯の組に接線方向に接触するための新しい孔が形成される。
【0130】 本例では、支持体34はラグ34、34’、34”をリベット締めすることに
より、カバーに固定されている。当然ながら中間部品310はリング330(図
29〜図32)を囲むことができず、リング330の外周部の径方向内側に延び
ている。 図22〜図28に示されるように、リング330と部品310の間で第2タン
グ200が作用し、軸方向に運動できるようにリング330を部品310に回転
自在に固定している。
【0131】 タング200は両端のうちの一方にてリベット315により部品310に固定
されており、他端部にてリベット314によりリング330に固定されている。 より詳細には、第2タング200は円弧状の湾曲した形状となっていると共に
、軸方向に弾性的であり、リベット314によりリング330上のラグ331に
固定されている。
【0132】 ラグ331は支持手段3の2つのセクターの間に延びると共に、これらセクタ
ーに対して径方向外側に突出している。 ラグ331は図22〜図28に示されるように、支持手段3に対し、部品31
0およびプレート1に向かって軸方向にずれているので、リベット314のヘッ
ドはダイヤフラムと干渉することはない。
【0133】 部品310はリベット314の高さで一部が皿状となっている(図31)ので
、前記リベット315はプレート1に向かって曲がった部品310の面に対して
軸方向に突出するようには延びていない。 従って、部品310はリベット315を固定するようにリング330の方向に
軸方向に一部が皿状となっている。
【0134】 いずれのケースにおいても、部品310は歯の組31の高さにステップを有す
るだけでなく、外周部および内周部の一方で延びる軸方向に向いた環状フランジ
を有する。図22〜図28において、前記フランジ311はカバーのスカート2
3に対して部品310をセンタリングするよう、部品310の外周部に延びてい
る。
【0135】 図29〜図32において、フランジ321は部品310の内周部で延びている
。フランジ311、321は中間部品を強化している。 図29〜図32では、リング330は図1〜図9と同じように、その内周部に
環状フランジ333を有する。このフランジ333は軸方向に向いており、その
外周部を介し、カウンターランプ部を形成するスタッド13を支持する圧力プレ
ートのより厚い部分の内周部と協働する。
【0136】 図22〜図28では、リング330は中間部品上のフランジ311によってセ
ンタリングされるので、かかるフランジを有しない。図22〜32では、中間部
品310は圧力プレート1の方向にリング330に対して軸方向にずれている。 当然ながら、ストッパー10bはリングを形成するように共に接合でき、第2
タング内に吸収スプリングを組み込むことができる。
【0137】 図31および図32を検討すると、リング状をした中間部品310はリブ31
6により円周方向に補強されており、各リブは2つの連続する固定リベット31
5の間に延びていることが理解できよう。支持手段3上の2つの連続する突起の
間にリベット314が位置しており、ダイヤフラムの作用を受けるリングを補強
するよう、突起の中間に置いて、突起の径方向内側にランプ部32の頂部が位置
していることに留意すべきである。
【0138】 クラッチ機構の軸方向の嵩を減少することが望ましい。更に、中間部品310
およびランプ部を備えたリング330を簡略化することも望ましい。最後に、圧
力プレート1の軸方向の嵩を小さくすることが望ましい。 このようにするために、図33〜図37では、ダイヤフラム4の形状はその内
周部が外周部に対して圧力プレートの方向に軸方向にずれるように定められてい
る。
【0139】 こうしてダイヤフラムのフィンガー42はダイヤフラムのベルビーユワッシャ
ー41の平面内に外周部42aと、外周部42aに対して圧力プレート1の方向
に軸方向にずれた内周部42bを有する。これら周辺部42aと42bとを波形
の接続部分43bが共に接続している。このような構造により、エンジンとギア
ボックスの間の軸方向の寸法が縮小されている。その理由は、クラッチの係合を
解除するようにクラッチを操作する間、フィンガーの内周部42bが圧力プレー
ト1に進入するからである。
【0140】 調節リング330は、外周部および内周部にてフランジを有しないので、簡略
化されている。リング330は、その中心に尖った形状を有し、ダイヤフラムに
対して環状の突起状をした支持手段を形成するように分割されている。 リング330は第2タング200により平らな形状をした、すなわち簡略化さ
れた形状をした中間部品310に接続されている。
【0141】 部品310の軸方向係止ストッパーはカバーの領域28までの、第1タング1
0の両端部の径方向延長部10cから成る。これら領域28の側方エッジは、カ
バーを強化するように、タング10の上に延びるブリッジ20’により、一体と
なるように接続されている。 延長部10cにより、図22〜図32内のストッパー部品10bが省略され、
これによりクラッチ機構の軸方向の嵩だけでなく、部品数も少なくすることがで
きる。
【0142】 更に軸方向の嵩を少なくするために、延長部10cが妨害を受けることなくノ
ッチ210に進入するように背面の高さにて、圧力プレート1に210にてノッ
チが設けられている。図38〜図41では、図22〜図28における実施例のよ
うに、ウォームが歯の組31に接するよう、カートリッジ30が傾斜している。
こうして中心ラグ34”の各側に配置された固定ラグ34”、34’の中心は一
致しない。中間部品310およびランプ部300を備えたリングは補強フランジ
321、333を備えた図29のタイプの形状を有する。図38〜図41におけ
るこの実施例では、第2タングが使用されている。これら第2タング300は補
助機能を有する。より詳細には、第2タング300の少なくとも一組は円周方向
に弾性的となっている。一方のタングを他方のタングの頂部に伸した2つのタン
グのこの組(図41)は、かかるスプリングを有しないためにカートリッジ30
が簡略されるように、吸収スプリングの代わりとなっている。
【0143】 従って、図38からより明瞭に判るように、カートリッジ30はあまりかさば
らず、よってその支持体は少ない材料しか必要としないので、より経済的である
。 タング300の組はいずれも円周方向に弾性的であり、当然、軸方向にも弾性
的である。このようにするために、第2タング300は波形状をした少なくとも
1つの折りたたみ部を有する。ここで、タング300はアコーディオンのように
折りたたまれており、その折りたたみ数は応用例および必要とされる円周方向の
弾性に応じて決まる。
【0144】 この実施例では、タング300は異なる大きさの波形を有する(図38)。 このように、カートリッジ30内で吸収スプリングが不要となっているために
、部品数は少なくなっている。更に、摩耗吸収動作中にリング330が回転でき
るよう、第2タング300の数個の組が設けられているので、移動不能状態とな
る危険性が少なくなっている。更に部品数を少なくするために、領域28に固定
するためのラグを備えたストッパーリング10dを形成するように、ストッパー
部品は一体に接合されている。このリング10dは中間部品310のための支持
体として働き、セクター10bの代わりとなっている。図38から判るように、
カートリッジ30のための支持体は弾性部材39の運動を制限するための2つの
高いストッパーを有し、U字形の支持体34の中心ウェブよりも下方で延びてい
る。この高いストッパーは支持体の側方ウィングの底部部分で延びる90度の折
りたたみ部によって製造され、これらストッパーはカバーの底部に隣接する。
【0145】 弾性部材39は支持体の中心ウェブよりも下方で延びていると共に、前記ウェ
ブの底面に接触している。 先の図では、中間部品は環状形状を有するが、当然ながら中間部品310は第
2弾性タングによってランプ部を備えたリングに接続された歯付きセクター31
に縮小できる。図42および図43では、第2タング400と、歯付きセクター
310とから成るかかるアセンブリを見ることができる。湾曲した形状のタング
400(環状セクター状となっている)により、セクター310は弾性的にカバ
ーに接続されているので、このような構造によって高い回転速度におけるウォー
ム30と歯の組31との噛合が改善される。
【0146】 このような構造は、特に極めて高速の回転時の振動に関連する過剰な吸収を特
に解消するよう、極めて高い回転速度における摩耗の吸収を防止できる。これら
図では、中間部品は第2タングによって弾性的に吊り下げられている。 先の図では、カートリッジ30を取り付けるために、単一ハウジング20が使
用されていた。
【0147】 図44〜図47では、他方の2つのハウジングは中間部品310に対する軸方
向ストッパーを形成する部品10fを取り付けるために使用されている。部品1
0fは中間部品310をセンタリングし、この中間部品はこの目的のために、各
部品10fが中間部品を軸方向に係止するための、フック状をした軸方向に向い
た部分の内周部に、その外周部を介して密に接触している。
【0148】 従って、これら部品10fはカバーの底部と反対方向に向いた中間部品310
の面に接触するよう、内部に向かって径方向に向いたストッパー部分を有する。
【0149】 従って、ストッパー部分10fはアングルブラケット状となっている。ここで
、各部品10fは部品10fの軸方向部分の自由端に接続された固定ラグを有す
る。この固定ラグは全体が外側に向かって放射状に延び、少なくとも1つのリベ
ットによってハウジング20の底部123に固定されており、このリベットは本
例ではバランスリベット201’となっている。これらハウジング20は本例で
はいずれも底部123にウィンドーが設けられるよう同一となっている。これら
部品10fはバランス質量部材も形成している。支持体34の側方ウィングの各
々は部品10fに関連して中間部品に対する軸方向ストッパーとして働くように
、径方向内側に向いたラグ10eを有する。従って、支持体34は別の機能を有
し、簡単かつ経済的となっている。この実施例では、ハウジングは軸方向ストッ
パー10f、10eを取り付け、中間部品310を保持するために使用されてい
る。高いストッパーのうちの1つには番号10gが付けられており、図42にお
ける支持体は図44〜図47内の支持体と同一となっている。
【0150】 すべてのケースにおいて、中間部品は少なくとも1つの軸方向ストッパー10
a、10b、10d、10f、10eとこすり状態で接触し、中間部品を一方向
、すなわちカバー2の底部から圧力プレート1までの方向に、軸方向に係止する
。中間部品310はカバーの底部に向かって曲がった前記ストッパーの面と接触
している。
【0151】 他の軸方向には他の中間部品がリング3および第2タングを介し、延長部10
a(図9)またはダイヤフラムのいずれかにより係止されている。 いずれの図においても、弾性部材はU字形支持体34の中心ウェブよりも径方
向内側に位置している。 変形例として、弾性部材39は支持体34の中心ウェブ134の頂面に接触し
ながら、支持体34の径方向外側に位置し、これによって弾性部材39の制御タ
ング390を延長させることが可能となっている。ハウジング20と支持体34
の中心ウェブ134にリベット締めによって固定された部材39との間にはラジ
アル間隙が存在する。
【0152】 より詳細には、このラジアル間隙はカートリッジ30のハウジング(図3参照
)の頂部を形成するカバーのスカートの変形部の間に存在し、部材39を固定す
るためのリベット234はウェブが小さい高さe(図48)だけ部材39に対し
て突出した状態で延びるように、ウェブ134を押し出し成形することによって
製造される。このことは嵩を縮小する上で有利となっている。 この図48では、距離hはクラッチが係合されている時に良好に制御されるこ
とが理解できよう。従って、弾性部材が2つの点、すなわち中心ラグ34’であ
って、支持体34を固定する高さおよびリベット234の高さで固定されている
【0153】 図48〜図51の実施例では、円筒形のヘッド135と、ヘッド135の直径
よりも小さい直径Dを有するバレル235と、バレル235の直径よりも小さい
直径を有するエンドテール335とがシャフト35に設けられている。ウォーム
35と、ラチェットホイール37とから成るアセンブリは、支持体34の2つの
ウィング334の間で軸方向に延びるバレル235に沿ってスライドするように
取り付けられている。吸収スプリング38はバレル235のまわりに取り付けら
れ、対応するウィング334内の孔336をこの目的のために貫通するヘッド1
35に当接している。シャフト35はそのテール335により他方のウィング3
34に軸方向にロックされており、テール335はフランジ334の内側面にお
けるテール335とバレル235との接続部の直径を変えることによって形成さ
れたショルダーに載り、テール335の端部は前記フランジ内に形成された開口
部337をテール335が貫通した後に押し潰される。当然ながら開口部337
の直径は開口部336の直径よりも小さい。
【0154】 吸収スプリング38は較正される。すなわちネジ337を隣接するウィング3
34に当接し続けるように予め応力が加えられる。従って、この実施例ではホイ
ール37とネジ36から成るアセンブリがバレル235に滑りこまされており、
スプリング38は前記ウィングを取り扱う必要がないように、隣接するウィング
334には載っていない。更に、弾性部材39は簡略化されており、より長くな
っている。吸収スプリング38にプリストレスを加えることに関する情報を更に
望む場合には、1998年12月29日に出願されたフランス国特許出願第98/1
6456号明細書を参照されたい。このようにプリストレス力を加えたことにより、
摩耗吸収動作中に限り、ネジ36と歯の組31とを相対運動させ、これによって
摩耗を低減することができる。制御タング39がラチェットホイール37上の歯
をスキップした時、ラチェットホイール37とウォーム35とから成るアセンブ
リは、クラッチの再係合動作中に限り回転される。この段階の間、スプリング3
8にはプリストレス力が加えられたままであり、スプリング38は全体が圧縮さ
れない状態となっている。クラッチの係合解除動作中は、スプリング38により
、ネジ36は回転できない。 当然ながら、以上のすべての組み合わせが可能である。
【0155】 例えば図42から判るように、圧力プレートはカートリッジ30の高さで平ら
なリセスを有し、中間部品の外周部よりも径方向内側で歯の組が延びるように、
これら歯の組31は中間部品310内のリセスの底部またはスカラップ内に位置
していることに留意すべきである。これらはいずれも横方向の嵩を縮小しながら
、ウォーム36が確実に歯の組31と係合するようになっている。
【0156】 図30では、中間部品310と、タング20と、ランプ部330を備えたリン
グから成るサブアセンブリがまだクラッチ内に取り付けられていない時に、第2
タング200を保護することが可能である。このようにするには、取り外し自在
なクリップ1000をリング330および中間部品310に取り付けるだけでよ
い。
【0157】 図44におけるバランス部品10fは、3つのリベット201’によりハウジ
ング20の底部123に固定されていることに留意すべきである。変形例におけ
るこれら部品10bは、カバーに固定するためのラグにより外周部が延長された
リングを形成するように、内周部で共に接続されている。この場合、リング10
b上のラグとカバー、本例ではその領域との間に、カバーに固定されるようにな
っているタングの端部が挟持されている。いずれの組み合わせも可能であるので
、図9では突起10aの少なくとも1つを図22内のタイプの剛性部品10bに
置換することができる。
【0158】 図48〜図51の実施例では、図38における突起341と同じタイプの突起
を設けることができる。図38およびこれら図48〜図51では、ラグ34”の
他方の側に支持体の中心ウェブ上の第2突起を設けることができる。図52に番
号341’で示されたこの第2突起は、突起341よりも低くすることができる
。従って、遠心力の作用により、この第2突起はハウジング20の頂部の内周部
に接触できる。これら突起341、341’はプレス加工によって得ることが有
利である。従って、図48〜図52内のカートリッジは特に経済的である。
【0159】 変形例として、図40に示された異なるラグ34’および34”を設ける代わ
りに、ウォームがラックを形成する歯の組31に接線方向に接するよう、ハウジ
ングの底部123を傾け、図8に示されるように、ラグを備えたカートリッジ3
0を設けるだけでよい。 1998年12月29日に出願されたフランス国特許出願第98/16547号に記載
されているように、カバー2からタング390のための高いストッパー、すなわ
ち制御ストッパーを製造できる。 ダイヤフラムとストッパーの間にプリストレス力を受けた状態で取り付けられ
たサブアセンブリには、中間部品およびランプ部を備えたリングが形成されてい
る。 タングにプリストレス力を加えたことにより、サブアセンブリをダイヤフラム
とストッパーの間に取り付けた際の、このサブアセンブリの厚みを薄くできる。
このリングは常にダイヤフラムに当接する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 摩耗吸収装置のダイヤフラムと、接線方向タングと、ランプ手段と、カートリ
ッジを示すよう一部を切り欠いた、本発明に係わるクラッチ機構の正面図である
【図2】 図1の頂部部分の一部の拡大図である。
【図3】 図1のA−A線に沿った断面図である。
【図4】 図1のB−B線に沿った断面図である。
【図5】 図1における矢印Cの方向に見た図である。
【図6】 図1における矢印Dの方向に見た図である。
【図7】 図1のE−E線に沿った断面図である。
【図8】 図1における矢印Fの方向に見た図である。
【図9】 図9は一組のタングを示すよう、図3の底部部分の拡大図である。
【図10】 本発明の第2実施例のための、図3に類似した半断面図である。
【図11】 本発明の第2実施例のための、図4に類似した半断面図である。
【図12】 この第2実施例のための、図8に類似した図である。
【図13】 図10における矢印F’の方向に見た部分図である。
【図14】 図13における矢印Gの方向に見た部分図である。
【図15】 本発明に係わる第3実施例のための、図13に類似した図である。
【図16】 本発明に係わる第3実施例のための、図14に類似した図である。
【図17】 第4実施例のための、図13に類似した図である。
【図18】 第4実施例のための、図14に類似した図である。
【図19】 本発明に係わる第5実施例のための、図10に類似した図である。
【図20】 本発明に係わる第5実施例のための、図11に類似した図である。
【図21】 本発明に係わる第5実施例のための、図13に類似した図である。
【図22】 本発明に係わる第6実施例のための、一部を切り欠いた、図1に類似した図で
ある。
【図23】 図22におけるA’−A’線に沿った断面図である。
【図24】 図22におけるB’−B’線に沿った断面図である。
【図25】 図22におけるC’−C’線に沿った断面図である。
【図26】 図22における中間部品とランプ部を備えた調節リングとから成るアセンブリ
の正面図である。
【図27】 図26における27−27線に沿った断面図である。
【図28】 図4のカートリッジの拡大図である。
【図29】 第7実施例のための、歯の組およびランプ部を備えたリングを備えた中間部品
と、係合手段のための支持手段から成るアセンブリの図である。
【図30】 図29における30−30線に沿った断面図である。
【図31】 図29における矢印31の方向に見た図である。
【図32】 第7実施例のための、図24に類似した図である。
【図33】 第8実施例のための、図35における33−33線に沿った断面図である。
【図34】 第8実施例のための、図35における34−34線に沿った断面図である。
【図35】 第8実施例のための、第1タングのうちの1つの高さにおける部分図である。
【図36】 第8実施例のための、図35における36−36線に沿った断面図である。
【図37】 図35における矢印37の方向に見た図である。
【図38】 第9実施例のための一部切り欠き部分正面図である。
【図39】 図38における39−39線に沿った図である。
【図40】 図38における40−40線に沿った図である。
【図41】 図38における矢印41の方向に見た図である。
【図42】 第10実施例のための図2に類似した部分図でらう。
【図43】 図42における中間部品および第2タングを示す図である。
【図44】 第11実施例のための、図1に類似した部分図である。
【図45】 図44における、45−45線に沿った図である。
【図46】 図44における、46−46線に沿った図である。
【図47】 図46におけるカートリッジの支持体を示す。
【図48】 第12実施例のための、図47に類似した図である。
【図49】 図47における支持体の図である。
【図50】 図48におけるシャフトの図である。
【図51】 図48におけるウォームとラチェットホイールとから成るアセンブリの斜視図
であり、共通する要素には同一番号を付けることとする。
【図52】 図47のカートリッジの斜視図である。
【符号の説明】
1 圧力プレート 2 カバー 3 支持手段 10 回転接続手段 11 摩擦プレート 13 カウンターランプ部 21 底部 31 歯の組 32 ランプ部 36 ウォーム 41 係合手段 42 係合解除レバー 101 摩擦ディスク 330 リング 410 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジャック ティリオン・ドゥ・ブリエル フランス国 エフ−92700 コロンブ ブ ールヴァール ガンベッタ 57 Fターム(参考) 3J056 AA33 AA37 AA58 AA63 BA05 BB09 BE07 CB16 CD04 FA12 GA02 GA12 【要約の続き】

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔を備えた横方向に向いた底部(21)が設けられたカ
    バー(2)と、背面に少なくとも1つの摩擦ライニングおよび支持手段(3)が
    設けられた摩擦ディスク(101)と協働するための摩擦プレート(11)を正
    面に有する圧力プレート(1)と、カバー(2)に対して圧力プレート(1)を
    軸方向に移動できるようにしながら、圧力プレート(1)を前記カバー(2)に
    回転自在に接続するための手段(10)と、支持手段(3)に作用するよう前記
    カバー(2)に当接する係合手段(41)と、前記係合手段に作用するよう前記
    カバー(2)に枢着された係合解除レバー(42)と、摩擦ディスク(101)
    のライニングの摩耗を吸収するための装置とを有し、前記摩耗吸収装置が前記係
    合手段(41)に固定され、前記カバー(2)によって支持されたウォーム(3
    6)を駆動するようになっているアクチュエータ(410)を有し、前記ウォー
    ム(36)が圧力プレート(1)によって支持されたカウンターランプ部(13
    )と協働するランプ部(32)を備えたリング(330)に関連する一組の歯(
    31)と協働するようになっている、特に自動車用のクラッチ機構であって、 前記歯の組(31)が中間部品(340)に対しランプ部(32)を備えたリ
    ング(330)の軸方向の運動を可能にする接続部(340、350)により、
    ランプ部(32)を備えたリング(330)に回転自在に接続された中間部品(
    310)に属すことを特徴とするクラッチ機構。
  2. 【請求項2】 中間部品(310)が全体に軸方向に固定されるよう、カバ
    ー(2)内に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の機構。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのストッパー部品(10a、10b、10c
    、10e、10f)がカバー(2)によって支持され、中間部品(310)に接
    触し、カバー(2)から圧力プレートまで軸方向に中間部品を保持するようにな
    っていることを特徴とする、請求項1記載の機構。
  4. 【請求項4】 数個のストッパー部品(10a、10b、10c、10e、
    10f)が設けられていることを特徴とする、請求項3記載の機構。
  5. 【請求項5】 ストッパーの部品(10a、10b、10c)がそれらの内
    周部にて環状セクター状となっていることを特徴とする、請求項4記載の機構。
  6. 【請求項6】 ストッパーの部品(10a、10b、10c、10e)の各
    々が、カバーに固定するための少なくとも1つのラグによって固定されているこ
    とを特徴とする、請求項4記載の機構。
  7. 【請求項7】 カバー(2)の外周部に、より厚い部品として形成されたは
    うじんぐ(20)内に固定部品(10e、10f)の少なくとも1つが取り付け
    られていることを特徴とする、請求項4〜6に記載の機構。
  8. 【請求項8】 ストッパー部品(10f)がバランス部品であることを特徴
    とする、請求項7記載の機構。
  9. 【請求項9】 前記バランス部品が、径方向内側に向き、中間部品(310
    )に対するストッパーを形成する径方向に向いた部分を有するアングルブラケッ
    ト状となっており、前記ラジアル部分が軸方向に向いた部分として延びており、
    この軸方向に向いた部分の自由端にて固定ラグが径方向外側に向いたカバーに接
    続されていることを特徴とする、請求項8記載の機構。
  10. 【請求項10】 ストッパー部品(10f)がウォーム(36)を支持する
    支持体(34)に属し、前記支持体(34)が2つの側方ウィングを備えたU字
    形となっており、これらウィングの少なくとも一方が中間部品に対する軸方向ス
    トッパーを形成するよう径方向内側に向いたラグ(10f)を有することを特徴
    とする、請求項8記載の機構。
  11. 【請求項11】 カバー(2)に固定された2つの突起(10a)の間に軸
    方向に中間部品(310)がグリップされていることを特徴とする、請求項10
    記載の機構。
  12. 【請求項12】 前記突起(10a)が軸方向に移動できるよう、カバー(
    2)に圧力プレート(1)を回転自在に接続する第1の軸方向に弾性的なタング
    (10)に属すことを特徴とする、請求項11記載の機構。
  13. 【請求項13】 前記第1タング(10)がそれらの第1端部にてカバー(
    2)に固定されたまま、接線方向に向いており、前記突起(10a)がタング(
    10)の第1端部を延長することを特徴とする、請求項12記載の機構。
  14. 【請求項14】 前記ストッパー部品がリングをカバーに固定するためのラ
    グを有するリングから成ることを特徴とする、請求項3記載の機構。
  15. 【請求項15】 ランプ部(32)を備えたリング(330)が、形状と中
    間部品(310)との協働によって回転自在に接続されていることを特徴とする
    、請求項1記載の機構。
  16. 【請求項16】 ランプ部(32)を備えたリング(330)および中間部
    品(310)のうちの要素の1つが、中間部品(310)およびランプ部(32
    )を備えたリング(330)のうちの要素の他方におけるスカラップ(340)
    に進入するラグ(350)を有することを特徴とする、請求項1記載の機構。
  17. 【請求項17】 リング(330)が中間部品内のスカラップ(340)を
    貫通する軸方向に向いたラグ(350)を有することを特徴とする、請求項16
    記載の機構。
  18. 【請求項18】 ラグ(350)が円周方向の取り付け間隙をもってスカラ
    ップ(340)を貫通していることを特徴とする、請求項17記載の機構。
  19. 【請求項19】 ラグ(450、550、650)の円周方向の幅がスカラ
    ップ(440)の円周方向の幅よりも狭くなっていることを特徴とする、請求項
    17記載の機構。
  20. 【請求項20】 吸収スプリング(380)が、その両端の一方において、
    スカラップ(340)の第1側方エッジ(441)に当接し、他端部において、
    ランプ部(32)を備えたリング(330)のラグ(450、550、650)
    の第1側方エッジ(551)に当接することを特徴とする、請求項19記載の機
    構。
  21. 【請求項21】 吸収スプリング(380)が、ラグ(450)の第2側方
    エッジを押圧して、スカラップ(440)の第2側方エッジに接触させることを
    特徴とする、請求項20記載の機構。
  22. 【請求項22】 ラグ(550、650)の各側に2つの吸収スプリング(
    380、381)が取り付けられるよう、ラグ(550、650)の第2側方エ
    ッジとスカラップ(440)の第2側方エッジとの間で、第2吸収スプリング(
    381)が作用することを特徴とする、請求項20記載の機構。
  23. 【請求項23】 2つの吸収スプリング(380、381)がプリストレス
    を加えられた状態で、対向して取り付けられていることを特徴とする、請求項2
    2記載の機構。
  24. 【請求項24】 吸収スプリング(380、381)が傾斜していることを
    特徴とする、請求項22記載の機構。
  25. 【請求項25】 ラグ(450、550、650)の第1側方エッジおよび
    スカラップ(440)の第1側方エッジが、コイルスプリング状をした吸収スプ
    リングを保持するための点を有することを特徴とする、請求項20記載の機構。
  26. 【請求項26】 ラグ(550、650)の第2側方エッジおよびスカラッ
    プ(440)の第2側方エッジが、コイルスプリング状をした吸収スプリングを
    保持するための点を有することを特徴とする、請求項22記載の機構。
  27. 【請求項27】 ウォーム(36)がカバー(2)に固定された支持体(3
    4)によって支持されており、吸収スプリング(380、381)が支持体(3
    4)の外側に取り付けられていることを特徴とする、請求項23記載の機構。
  28. 【請求項28】 中間部品が環状であることを特徴とする、請求項17記載
    の機構。
  29. 【請求項29】 ランプ部(32)を備えたリング(330)が、リング(
    330)の軸方向の運動を可能にしながら、少なくとも1つの第2の軸方向に弾
    性的なタング(200、300)により、中間部品(310)に回転自在に接続
    されていることを特徴とする、請求項1記載の機構。
  30. 【請求項30】 中間部品(310)が調整リング(330)を囲むことを
    特徴とする、請求項28または29記載の機構。
  31. 【請求項31】 中間部品(310)およびランプ部(32)を備えたリン
    グ(300)が、同じ金属製ブランク材から製造されていることを特徴とする、
    請求項30記載の機構。
  32. 【請求項32】 中間部品(310)が外周部に軸方向に向いた環状フラン
    ジを有し、このフランジが可能な場合には分割されており、カバー(2)に属す
    ほぼ軸方向に向いた環状スカート(23)の内周部に、中間部品(310)を密
    に接触させるようになっていることを特徴とする、請求項30記載の機構。
  33. 【請求項33】 中間部品(310)がその内周にブラケット(312)を
    有し、リングがブラケット(312)のまわりに間隙を形成するよう外周部うに
    切り欠き部(313)を有することを特徴とする、請求項30記載の機構。
  34. 【請求項34】 いくつかの第2タング(200)が設けられており、ブラ
    ケット(312)がこれら第2タング(200)を固定するように働くことを特
    徴とする、請求項33記載の機構。
  35. 【請求項35】 支持手段(3)上の2つの環状セクターの間でランプ部(
    32)を備えたリング(300)に第2タング(200)が固定されていること
    を特徴とする、請求項34記載の機構。
  36. 【請求項36】 ランプ部(32)を備えたリング(330)が、その外周
    部および内周部にフランジを有せず、中心部に支持手段を形成するように分割さ
    れた尖った形状を有することを特徴とする、請求項28または29記載の機構。
  37. 【請求項37】 いくつかの第2端部(200)が設けられており、中間部
    品(310)が平らなリングから成ることを特徴とする、請求項36記載の機構
  38. 【請求項38】 ランプ部(32)を備えたリング(300)が、圧力プレ
    ートと協働し、リングをセンタリングするための軸方向に向いた環状フランジ(
    333)を、内周部および外周部の一方に有することを特徴とする、請求項28
    記載の機構。
  39. 【請求項39】 中間部品(310)が軸方向に向いた環状フランジ(32
    1)を有することを特徴とする、請求項38記載機構。
  40. 【請求項40】 第2タング(300)によってランプ部(32)を備えた
    リング(300)に接続された歯付きセクターとなるように、中間部品が縮小さ
    れていることを特徴とする、請求項29記載の機構。
  41. 【請求項41】 第2タング(200、300)が湾曲した形状となってい
    ることを特徴とする、請求項28記載の機構。
  42. 【請求項42】 第2タング(200、300)が接線方向に延びているこ
    とを特徴とする、請求項28記載の機構。
  43. 【請求項43】 第2タング(300)が円周方向に弾性的であることを特
    徴とする、請求項29記載の機構。
  44. 【請求項44】 第2タング(300)が少なくとも1つの折りたたみ部を
    有することを特徴とする、請求項43記載の機構。
  45. 【請求項45】 折りたたみ部が波形となっていることを特徴とする、請求
    項44記載の機構。
  46. 【請求項46】 第2タング(300)が異なる大きさの少なくとも2つの
    波形を備えたアコーディオン状に折りたたまれていることを特徴とする、請求項
    45記載の機構。
  47. 【請求項47】 中間部品(310)およびランプ部(330)を備えたリ
    ングをクラッチ機構内に取り付ける前に、これら中間部品とリングとの間の軸方
    向の分離距離を制限するよう、中間部品(310)とランプ部(32)を備えた
    リング(330)との間で少なくとも1つの取り外し自在なクリップ(1000
    )が作用することを特徴とする、請求項29記載の機構。
  48. 【請求項48】 カバー(2)の外周部に固定された支持体(34)内にエ
    ンドレスネジ(36)が取り付けられており、第2タング(300)がランプ部
    (32)を備えたリング(330)を回転させるようになっている吸収スプリン
    グを構成することを特徴とする、請求項43記載の機構。
  49. 【請求項49】 中間部品(310)の外周部に形成されたリセスの底部に
    、歯の組(31)が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の機構。
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