JP4458677B2 - エンドレスネジタイプの摩耗吸収装置が設けられたクラッチ機構 - Google Patents

エンドレスネジタイプの摩耗吸収装置が設けられたクラッチ機構 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、特に自動車用の摩擦クラッチに関し、より詳細には、かかるクラッチが有する、フランス国特許公開第2242892号および同第2420690号公報に記載されているような一体的アセンブリに関する。かかる一体的アセンブリをクラッチ機構を称す。
【0002】
従来、摩擦クラッチは特にトーションダンピングフライホイールまたはフレキシブルフライホイールを形成するために、駆動フライホイール(可能な場合には2つの部品から成る)を有し、駆動フライホイールは反作用プレートを有する。
【0003】
駆動フライホイールは第1シャフト、例えば駆動シャフト、すなわち自動車に使用されている場合には内燃エンジンのクランクシャフトと共に回転するように、このシャフトに固定されている。
【0004】
反作用プレートは背面に摩擦面を有し、この反作用プレートと共に軸方向に移動できる圧力プレートと共に回転するように固定されている。
【0005】
この圧力プレートは反作用プレートの摩擦面に対向する摩擦面を有する。
【0006】
圧力プレートと反作用プレートとの間、より正確には摩擦トラックを形成するこれらプレートの摩擦面の間には、摩擦ディスクの摩擦ライニングが挟持されている。
【0007】
これらライニングはクラッチ解除動作中に、摩擦ディスクを徐々に作用させて補助するように、通常軸方向に弾性変形可能な支持体に固定されている。この支持体(可能な場合には二重になっている)は第2シャフト、例えば被動シャフト、すなわち自動車に使用されている場合には運動伝達装置、例えばギアボックスの入力シャフトと共に回転するようにこのシャフトに固定されたハブに、剛性的または弾性的に接続されている。変形例では、この支持体は摩擦ライニング内に埋め込まれる。いずれのケースにせよ、摩擦ディスクはその外周面に2つの摩擦面を有し、これら摩擦面はクラッチの有効寿命中に摩耗する。
【0008】
圧力プレートと反作用プレートとの間に摩擦ライニングがクランプされる(クラッチは係合状態である)と、駆動シャフトから摩擦ディスクを介し、被動シャフトにトルクが伝達される。前記プレートの間に摩擦ライニングがクランプされていない(クラッチは切られている)と、被動シャフトは駆動シャフトによって駆動されることはない。このようにするためには、軸方向に作用する係合手段が設けられており、この係合手段は必要に応じて、カバー上に支持されている係合手段の作用に対向するようになっている係合解除手段と共に1つのアセンブリを形成する。係合手段は圧力プレートに作用するようになっており、より詳細には、軸方向に弾性的なタングを備えた接続手段またはホゾとホゾ孔タイプの接続手段により、カバーと共に軸方向に移動できると同時に、カバーと共に回転できるようにこのカバーに固定された圧力プレートによって支持された支持手段に作用するようになっており、圧力プレート上でホゾを形成するラジアルラグはカバー内にホゾ孔を形成する溝内で軸方向にスライドできるように係合されている。
【0009】
このカバーは外周部にこのカバーを取り外し自在または取り外しできないように反作用プレートに固定するための固定手段を有する。
【0010】
係合手段は少なくとも1つのベルビーユワッシャーと、係合解除手段に作用するための係合解除レバーの係合解除手段とを含む。通常、これら係合手段および係合解除手段は、ダイヤフラムと称される同一の軸方向に弾性的な部品に属す。自由状態で切頭円錐形となっているこのダイヤフラムは、中心部に向かって放射状に延びるベルビーユワッシャー状をした周辺部分と、中心部分とを有し、中心部分は、軸方向に作用する係合手段を構成するベルビーユワッシャーの内周部に、拡大されたオリフィスを形成するよう、拡大された底部を有する盲スロットによってラジアルフィンガーに分割されており、ラジアルフィンガーは係合解除レバー、従ってクラッチ係合解除手段を形成している。
【0011】
フランス国特許公開第2242892号および同第2420690号明細書では、カバーは圧力プレート、弾性タングおよびダイヤフラムと共に、クラッチ機構と称される単一アセンブリを構成し、単一アセンブリは反作用プレートに取り付けられている。当然ながらこのクラッチ機構は摩擦ディスクおよび反作用プレートと共にモジュールを構成でき、このモジュールは自動車エンジンのクランクシャフトまたはこのクランクシャフトに固定されたフランジに一体的に取り付けられ、反作用プレートは好ましくは可撓性のフランジに固定される。
【0012】
この機構には摩耗吸収装置と称される補償装置を設け、クラッチが係合した際に摩擦クラッチの全有効寿命にわたってダイヤフラムがほぼ一定の位置に位置するよう、圧力プレートおよび反作用プレートの摩擦面および摩擦ライニングの摩耗を補償することが好ましい。従って、このダイヤフラムはクラッチ係合位置において圧力プレートにほぼ一定の負荷をかける。ダイヤフラムのフィンガーの内端部に作用するクラッチ解放ベアリングの移動量は、クラッチ解除動作中に公知のようにほぼ一定である。
【0013】
この摩耗吸収装置は圧力プレートとダイヤフラムの支持手段との間、またはダイヤフラムとカバーとの間で作用するランプ部とカウンターランプ部を有する。
【0014】
摩擦ライニングの摩耗状態に応答自在なトリガーを設けたために、係合手段の作用によりクラッチが係合した(ライニングはクランプされている)際に、ダイヤフラムは常に同じ位置を占めるように、摩耗が生じた場合にランプ部を回転させることが可能となっている。
【0015】
このトリガーは一実施例では、フランス国特許公開第2753503号公報に記載されているような、カートリッジの一部を形成するラチェットホイールとウォームとのシステムを有する。
【0016】
より詳細には、弾性部材にはラチェットホイール上の歯に協働する制御タングとノンリターンキャッチとが設けられる。
【0017】
摩耗が生じた場合、制御タングはアクチュエータ、本ケースではダイヤフラムの付属品によって制御タングが操作され、ラチェットホイールを回転させ、その後、膨張可能な吸収スプリングを圧縮させる。特にスプリングが膨張する際に、ノンリターンキャッチによりウォームは反対方向に回転しないようにされている。ウォームは圧力プレートに固定されたカウンターランプと協働するよう、ランプ部が設けられたリングと一体的な歯の組に係合する。
【0018】
このように摩耗が生じると、圧力プレート自身およびランプ部を備えたリングから構成された圧力プレートの厚みが増す。前記リングは係合手段に対する支持手段を構成する支持突起を支持している。
【0019】
従って、リングはウォームに直接係合する。
かかる構造は満足できるものであるが、出願人は、弾性部材を簡略化するためにノンリターンキャッチを省略できないことは疑問に感じていた。
【0020】
本発明によれば、上記タイプの係合機構は、歯の組が中間部品に対してランプ部を備えたリングの軸方向の移動を可能にしながら、共に回転できるよう接続するための手段により、ランプ部を備えたリングに共に回転できるように接続された中間部品に属すことを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、ノンリターンキャッチを省略できる。その理由は、歯の組は中間部品によりランプ部を備えたリングに共に回転できるように結合されるだけであり、ウォームが共に回転するようにこの歯の組を駆動できるが、反対に歯の組はウォームを駆動できないからであり、このような接続は反転不能な構造となっているからである。歯の組はランプ部を備えたリングに軸方向には接続されておらず、よって係合中および係合解除動作中はリングによって駆動されないので、ウォームを歯の組との間の接続を反転可能とすることができるからである。中間部品は全体に軸方向に固定されており、例えばワッシャーから成る。本発明によれば、ラチェットホイールと制御タングを設けることは強制的ではない。この理由は、フランス特許出願第FR-A-2424442号に記載されているように、ドラム上の付属品がドラム内のリセスに進入できるからである。
【0022】
一実施例では、この接続は円周方向の取り付け間隙と形状が協働するタイプのものであり、圧力プレートをカバーに回転自在に接続する弾性タングがワッシャーをグリップするのに使用され、同じ組のタング内の2つのタングの間で中間部品を構成する。このようにするため、タングは中間ワッシャーをグリップするための突起を有する。一実施例では、タングをカバーに固定する端部に突起が設けられる。従って、中間ワッシャーは固定され、例えばスカラップが設けられ、このスカラップ内にランプ部を備えたリング上のラグが進入し、ラグは形状の協働により中間ワッシャーに対し軸方向に移動できるよう、かつ共に回転できるよう接続される。
【0023】
当然ながら、これら構造を逆にできる。すなわちラジアルラグを有するワッシャーがランプ部を備えたラグ内の軸方向スカラップに進入するようにできる。変形例として、例えばウォームに当接する吸収スプリングの代わりに使用される少なくとも1つのコイルスプリングにより、ランプ部を備えたリングに共に回転できるように中間部品が弾性的に結合される。
【0024】
変形例として、歯の組を備えた中間部品は、圧力プレートとカバーとの間で作用する第1タングと称されるタイプの第2の軸方向に弾性変形可能なタングにより、ランプ部を備えたリングに共に回転するように接続される。このように、ランプ部を備えたリングと中間部品との摩擦が解消され、接線方向に向く実施例における第2タングは、その両端のうちの一方がランプ部を備えたリングに結合され、他端部が歯の組を支持する中間部品に結合される。
【0025】
第2タングにより、材料の損失を少なくすることができる。すなわちランプ部を備えたリングを囲む中間部品をクロッピング加工することにより、同じ金属ブランク材から中間部品およびランプ部を備えたリングを製造できるからである。
【0026】
いずれのケースにおいても、第2の軸方向に弾性的な端部により中間部品とランプ部を備えたリングから成り、操作し、運搬できるようなサブアセンブリを形成することが可能となる。これにより最終組み立てが容易となる。
【0027】
更に、これら第2タングはプリストレスを加えた状態で取り付けられ、カバーによって支持されている少なくとも1つのストッパーの方向に中間部品に対する復帰作用を及ぼすことが好ましい。この理由は、ランプ部を備えたリングは、その支持手段によりダイヤフラム、より正確にはそのダイヤフラムの外周部に接触しているからである。従って、第2タングにプリストレス力を加えているので、ランプ部を備えたリングと第2タングと中間部品とから成るサブアセンブリは、自由状態ではストッパーとダイヤフラムとの間に係合されているクラッチ内に取り付けられている時の厚みよりも厚くなっているからである。このプリストレス力はクラッチが切られている時にサブアセンブリがすぐにダイヤフラムおよびストッパーに接触するように選択することが好ましい。第2タングは第2実施例において、プリストレス力を発生するようにアーチ状となっている。これら第2タングは湾曲した形状でもよい。第1タングに属す突起により、このストッパーを形成できる。このストッパーは分割してもよいし、連続させてもよい。変形例では、このストッパーは剛性部品とカバーが外周部に有するラジアルエッジの領域との間に第1タングをグリップするように働く剛性手段によって形成される。こうして第1タングが保護され、これらは形状が協働することにより、共に回転するようにストッパーをロックするのに使用される。
【0028】
変形例では、カバーによって支持されたウォームを含むカートリッジが存在することにより、必要とされるクラッチ機構に対するバランス質量部材によりストッパーが形成される。
【0029】
このカートリッジはこの目的のためにカバーが有するハウジング内に取り付けられる。実際のカバーは2つ以上のハウジングを有する。グリップする必要のない中間部品を一軸方向にロックするためのストッパーとして働くバランス質量部材を取り付けるために、空のハウジングが使用される。その理由は、中間部品はランプ部を備えたリングに共に回転するように接続するための第2タング内で発生される復帰作用によりダイヤフラムに接触するよう、ランプ部を備えたリングにより他の軸方向に中間部品が固定されているからである。
【0030】
これら第2タングは標準的なタイプのタング、すなわち第1タングと同じタイプのタングとすることができる。これらタングにより中間部品はランプ部を備えたリングをセンタリングするのに圧力プレートを機械加工する必要がないように、かつリングにセンタリングエッジを設けなくてもよいように、ランプ部を備えたリングを簡略化するよう、カバー上のスカートに対し中間部品をセンタリングできる。
【0031】
中間部品を設けたことにより、中間部品とランプ部を備えたリングとの間に少なくとも1つの吸収スプリングを設けることが可能となっており、これによりウォームを支持するカートリッジが簡略化されている。
特に、中間部品がタングによりランプ部を備えたリングに接続されている時には、中間部品を連続リング状とすることはできない。
【0032】
これら第2タングは別の形状、例えばアコーディオン形状とすることができる。第2タングは円周方向に作用することもでき、よって吸収スプリングを構成することもできる。このようにするには、これら第2タングはアコーディオン形状であることが好ましく、これによりカートリッジの高さに設けられる吸収スプリングを省略でき、この場合、ランプを備えたリングと中間部品との間にプリストレス力が加えられた状態のタングが取り付けられる。
【0033】
変形例として、第2タングはアーチ状の代わりにもともと平らとなっており、ランプ部を備えたリングの方向に中間部品を押圧する復帰力を大きくするのは、この第1端部である。
【0034】
一実施例において、中間部品とランプ部を備えたリングとの間で、例えばクリップ状をした取り外し自在なフックまたはリンクが作用し、カバー上に形成される上記サブアセンブリを取り付ける前に、第2タングを保護する。変形例として、最終的にフックと同じように取り外すネジ、ボルトなどにフックを置換してもよい。いずれのケースにおいても、中間部品は軸方向のストッパーに押圧されており、この軸方向ストッパーはカバーにより支持されると共に、カバーから圧力プレートへの軸方向に中間部品を維持するようになっている。一実施例では、主に再係合中に摩耗吸収が行われ、摩耗および歯の組とネジとの間の相対的運動が減少するように、プリストレス力が加えられた状態で吸収スプリングが取り付けられている。
【0035】
添付図面を参照し、詳細な説明を読めば、上記以外の他の利点が明らかとなろう。
【0036】
これら図は、駆動フライホイールに属す反作用プレートに通常取り付けられる一体的アセンブリを形成するクラッチ機構を示し、駆動フライホイールは可能な場合には分割され、ダンピングフライホイールまたは可撓性フライホイールを形成し、反作用プレートとクラッチ機構が有する圧力プレートとの間に摩擦ディスクが挿入される。
【0037】
本クラッチ機構が自動車に用いられている場合には、駆動フライホイールは駆動シャフトを形成する内燃エンジンのクランクシャフトに共に回転するように固定されているが、一方、摩擦ディスクは外周部に摩擦ライニングを有し、これら摩擦ライニングは、例えばリベット締結または固定リベットを用いない接続により、軸方向に弾性変形可能な支持体(可能な場合には二重である)に固定され、プログレッシブ摩擦ディスクを形成すると共に、本例では被動シャフトを形成するギアボックスの入力シャフトに、共に回転するように固定されたハブに剛性的または弾性的に結合されている。変形例では、支持体の外周部は摩擦ライニングに埋め込まれている。いずれのケースにおいても摩擦ディスクは2つの摩擦面と少なくとも1つのライニングを有し、支持体は軸方向に弾性的、または軸方向に剛性的となっている。
【0038】
従って、自動車のエンジンからギアボックスの入力シャフトにトルクを伝達するよう、圧力プレートと反作用プレートとの間には係合解除可能に摩擦ライニングがクランプされるようになっている。このようにするために、圧力プレートが正面に有する摩擦面11または摩擦トラックと、クランクシャフトに固定された可撓性ディスクによって支持できる、反作用プレートの背面に設けられた摩擦面または摩擦トラックとの間に摩擦ライニングをクランプするための、軸方向に作用する係合手段が設けられている。
【0039】
係合手段は、この係合手段の作用に内部で対向するように設けられた係合解除手段と共に1つのアセンブリを形成し、この係合手段は一方でカバー2に当接すると共に、他方で圧力プレート1、またはより詳細にはその背面によって支持された支持手段3に当接する。
【0040】
係合解除手段は係合解除レバーを有し、この係合解除レバーの内端部に手動により、機械式または液圧式、もしくは半自動的または自動的に制御されるクラッチ解除ベアリングが作用する。従って、このベアリングは特に駆動シャフトおよび被動シャフトの回転速度およびギアを切り替えようとする運転者の意図に関する情報を受信するコンピュータによって予め定められたプログラムに従って制御される電動モータと共に、アクチュエータによって操作することができる。このアクチュエータは液圧式または手動によるクラッチ解除ベアリングに接続できる。従って、このクラッチ解除ベアリングは同心タイプの受圧機の一部を形成でき、この受圧機はギアボックスの入力シャフトを貫通すると共に、送圧機に接続され、アクチュエータにより、または手動により操作される。
【0041】
図では、係合手段および係合解除手段はダイヤフラム4と称される同一部品に属す。
このダイヤフラムは自由状態では切頭円錐形であり、サイン形状をした特性曲線(たわみの関数として力が生じる)を有する。従って、原点からスタートすると、この特性曲線は最大値まで増加し、次に最小値まで減少し、再度増加する。クラッチが係合した状態にあると、このダイヤフラムは最大値に近い、特性曲線のうちの減少部分内の位置を占める。
【0042】
ベルビーユワッシャーでも同じ特性曲線が得られる。
記録のためにダイヤフラム4は係合手段を構成するベルビーユワッシャー41状をした外周部分を有することに留意すべきである。この外周部分は盲スロット43によりラジアルフィンガー42に分割された中心部分だけ、中心に向かって放射状に延びている。
フィンガー42は係合解除レバーを形成するが、他方、スロット43はその内周部でダイヤフラム4の中心開口部まで開口し、外周部にて広くされたオリフィス44まで開口し、スロット43の盲底部を形成する。これらオリフィス44は本例では長方形となっている。
【0043】
従って、これら図ではクラッチ機構は、一体的に一組の環状部品を有する。すなわち圧力プレート1と、カバー2と、一方でカバー2に当接し、他方で圧力プレートの摩擦面と反作用プレートの摩擦面との間に摩擦ライニングをクランプするための支持手段3に当接するダイヤフラム4とを有する。
【0044】
鋳製可能な材料から製造された、本例では反作用プレートと同じように鋳鉄から製造された圧力プレート1は、回転自在にカバー2に接続されると共に、軸方向に弾性変形可能なタング10により、カバー2に対して軸方向に移動できるようになっている。第1タングと称されるタング10は、ここでは接線方向に向いており、その一端部はリベット締結によりカバーに固定され、他端部にて圧力プレート1、またはより正確には径方向外側に突出するプレート1のラグ12に固定されている。変形例として、これらタング10は放射状に向いている。
変形例では、ホゾを形成するラグ12がカバー2内のホゾ孔を形成する軸方向の溝に係合する。
【0045】
これらタングは、圧力プレートをカバーの方向に復帰させる手段を構成し、ダイヤフラム4は圧力プレート1をカバーと反対方向に押圧する。より詳細には、カバー2は中心孔を有し、横方向に向いた底部21を一方で有すると共に、カバー2を反作用プレートに固定するための手段22を他方で有する。タング10は圧力プレート1を底部21の方向に押圧する。
【0046】
図示された図では、カバーはほぼ中空の皿状の形状となっており、クラッチ機構が有する軸方向の対称軸線X−Xと反対方向に、径方向に向いたラジアル端部フランジ22を有する。このフランジ22は軸方向に向いた環状スカート23によって底部21に接続されている。スカート23は直径方向にステップ状となっており、タング10の高さで開口しており、タング10はカバー2の底部の方向に圧力プレートを弾性的に復帰させる。
【0047】
フランジ22は固定手段を構成すると共に、タング10を固定し、かつ反作用プレートを固定するよう、軸方向にずれた領域28、27に分割されている。反作用プレートに固定するための領域27は反作用プレートに固定するための部材、ここではネジを貫通させるための孔を有する。変形例では、この反作用プレートはクランクシャフトに固定された可撓性ディスクに固定できる。カバー2はそのスカート23により可撓性ディスクに固定できる。例えばスカート23はその自由端にラグを有し、これらラグは溶接またはリベット締めにより可撓性ディスクに固定されている。ダイヤフラム4はそのベルビーユワッシャー41の外周部にて、支持手段3に当接し、一方、ベルビーユワッシャー4の内周部は2つの対向する支持体、すなわち固定ラグ26によって支持された第2支持体25と、底部21によって支持された第1支持体25との間で傾斜するように取り付けられている。
【0048】
固定ラグ26は本例ではプレス加工された板金製のカバー2の底部21の内周部をクロッピング加工し、これを折りたたむことにより製造されている。
これらラグ26は一定の間隔で円周方向に分散されており、軸方向に向いている。
【0049】
これらラグ26はダイヤフラム4内の拡大されたオリフィス44を軸方向に貫通し、径方向外側、すなわちアセンブリの軸線と反対方向に径方向に折り曲げられた自由端をダイヤフラム4を越えて有し、よってスプリングリング125のための固定エルボーを形成している。スプリングリング125は、外周部に第2支持体を構成する丸くされたエッジ25を有し、切頭円錐形となっている。第1支持体24はカバー2の底部24をプレス加工することによって形成された環状リング状となっている。このリング24は本例では分割されている。
【0050】
変形例では、このリング24はカバー2に取り付けられており、互いに対向するこれら支持体24と25との間に軸方向にダイヤフラムのベルビーユワッシャー41の内周部が挟持されている。クラッチが係合した状態にあると、ダイヤフラム4は第1支持体24および圧力プレートの支持手段3に当接する。
クラッチ解除ベアリング(図示せず)によりダイヤフラム4のフィンガー42の内端部を押して作用させると、ダイヤフラム4は傾斜する。これによりダイヤフラムは第2支持体25に当接し、ダイヤフラムが支持手段3を介し圧力プレート1にかけている負荷が相殺される。タング10は圧力プレートをカバー2の底部21の方向に復帰させ、摩擦ライニングを解放し、クラッチを切る。
【0051】
当然ながら、第2支持体は、上記フランス国特許公開第2242892号公報に記載されている形状の固定ラグ26の自由端によって形成しながら不連続とすることができる。
固定ラグ26は本例では、横方向に向いた支持ラグ25と円周方向に交互に配置されている。
これらストッパーラグはクロッピング加工によりカバーの底部21と一体的な部品として製造され、カバー2の底部21の内周部で延び、よってカバー2は内側に歯の付いた形状を有する。
【0052】
より詳細については、折りたたむ前の固定ラグ26および固定ラグ26よりも円周方向に広くなっているストッパーラグ5を示すフランス国特許公開第2242892号を参照されたい。
このストッパーラグ5は本例では、2つの連続するフィンガー42を分離しているスロット43をカバーしている。
【0053】
当然ながら、これらいずれもカバーのサイズに応じて決まる。従って、ストッパーラグ5はクラッチ係合解除レバーを形成する少なくとも2つのフィンガー42に対するストッパーを形成する。これらストッパーラグ5は台形となっている。ストッパーラグ5の内径は折りたたんだ後は固定ラグ26の内径部よりも小さい。ラグ5、26は環状形状をした第1支持体24よりも径方向内側へ延びている。2つの連続するストッパーラグ5をスカラップ6が分離しており、スカラップ6の中間に固定ラグ26が位置し、ダイヤフラム4内の拡大されたオリフィス44に軸方向に進入するようになっている。
【0054】
ストッパーラグ5の内周部は拡大されたオリフィス44の径方向内側で延びている。固定ラグ26はダイヤフラム4を傾斜させ、カバーに枢動取り付けするための固定手段を構成している。変形例ではこれらラグは省略することができ、カバーはフランス国特許公開第2420690号公報に記載されているようなストッパーラグだけを有しているだけでよい。この場合、固定ラグはクシ状をした環状部品を取り付けるための孔を有し、有形ヘッドを備えた小さいコラムが第2支持体を形成している。より情報をほしい場合には、参照すべきフランス国特許公開第2420690号公報に記載されているようなクランプ、すなわち2つの支持リングなどを支持する小さいコラムのようなすべての実施例を考えつくこともできる。従って、タング状をしたストッパーラグ5を固定ラグとすることができる。変形例では、これら固定ラグ26の端部をカットし、これらラグの軸方向部分だけを維持する。これらラグ26は、上記のようにセンタリングラグ、ストッパーラグ、すなわち固定ラグを形成する。変形例ではカバーはストッパーラグを有せず、ストッパーラグの一部は固定ラグを形成する。
【0055】
変形例として固定ラグ26は疑似ダイヤフラム、すなわち中心部分がダイヤフラムのようにフィンガーに分割されており、一方、環状周辺部分が弾性を有しないか、または低い弾性しか有しないような部品を支持できる。例えばワッシャー状をしたこの環状周辺部分には、疑似ダイヤフラムおよびワッシャー状をした環状部分の外周部で径方向に開口する盲ラジアルスロットが設けられる。
従って、疑似ダイヤフラムのワッシャーは疑似ダイヤフラムと同じように自由状態ではほぼ平らである。
【0056】
従って、ベルビーユワッシャーは外周部にてカバーに当接し、内周部にて疑似ダイヤフラムの周辺ワッシャーに当接する。かかる実施例は、ドイツ国特許公開第4326501号明細書に記載されているので、更に情報がほしい場合にはこの明細書を参照すべきである。
当然ながら、この明細書を検討すれば、この疑似ダイヤフラムを複数の個々の係合解除レバーに置換することができ、この係合解除レバーは係合手段を形成するよう、直列に取り付けられた2つのベルビーユワッシャーの介入により、カバーによって支持されたリングを固定する手段によりカバー上に傾動、すなわち枢動するよう取り付けられている。
【0057】
いずれのケースにおいても、カバー2はこのカバー2上で枢動または傾動するように取り付けられた係合解除レバー42を支持しており、係合手段はドイツ国特許公開第4326501号明細書のように、直列に取り付けられた2つのベルビーユワッシャーまたはフランス国特許公開第2753758号として公開された1997年9月5日のフランス国特許出願第97 11058号に記載されているような補助ワッシャーと直列に取り付けられたダイヤフラムを含むことができる。この後者のフランス特許出願は、本発明の図1の実施例におけるタイプのラチェットホイールと、ウォームと、歯の組を備えた摩耗吸収装置も開示している。
【0058】
可能な場合には固定ラグを形成するストッパーラグを備えたカバーが設けられた多数のクラッチが現在製造されている。
本明細書では、ストッパーラグと係合解除レバーとの間にシムを挿入するために、このタイプのカバーを使用し、係合解除レバーがストッパーラグに当接している保管状態よりも圧力プレートがカバー2の底部21により近くなっている出荷状態で、新しいか、または再調整されたクラッチ機構を自動車メーカーまたはガレージオペレータに供給できるようにしている。
【0059】
より詳細には、支持部品8は外側に向かって放射状に突出する締結ラグ7をその外周部に支持している。支持部品8は少なくとも複数の係合解除レバー42に接触しているが、一方、締結ラグ7は係合解除レバー42に向かって曲がったストッパーラグ5の面に接触し、よってバヨネットタイプの取り付けにより締結ラグ7と支持部品8を係合解除レバー42とストッパーラグ5との間に軸方向に挿入するようになっている。
【0060】
この図では、支持部品8は環状となっており、支持部品を回転させるための後部に係合するための手段9を有する。
これら手段9は本発明では孔から成る。支持部品を形成するリング8はストッパーラグ5の径方向内側に延びると共に、ダイヤフラムのフィンガー4の内周部近くでは、この内周部よりも径方向外側に延びている。
【0061】
このリングは閉じているが、同時にダイヤフラム4のすべてのフィンガーに接触している。このリング8は中心に開口する円形プレートを構成するような高さを有する。
従って、ラグ8の各々は最初に2つの連続するストッパーラグ5を分離するスカラップ6内に挿入される。リング8の中心に押圧することによりダイヤフラム4のフィンガーが移動される。次に、孔9内に挿入された工具によりリング8を回転させ、締結ラグ7をストッパーラグ5の下方に移動させ、その後、リング8に加えられていた負荷を解放する。ここで、締結ラグ7の円周方向の幅は、台形をしたストッパーラグ5よりも狭くなっている。
【0062】
より詳細に説明すれば、本例における締結ラグ7は丸いエッジを有するほぼ長方形となっている。高さよりも円周方向に長くなっているラグ5の円周方向の長さは、ほぼストッパーラグ5の内周部の円周方向の長さに等しい。ラグ7は固定ラグ26の径方向内側に延びている。変形例として、ラグ7は別の形状、例えば台形、三角形、半円形または正方形でもよい。
リング8を回転させるための工具は、孔9に係合するスタッドを有する。
【0063】
当然ながら、リング8は開口できるので、ダイヤフラムのすべてのフィンガー40には接触しなくてもよい。この場合、リング8は円弧状となっている。
締結ラグ7の数は応用例によって決まる。本例ではストッパーラグごとに1つの締結ラグが設けられている。当然ながら、締結ラグ7の数はストッパーラグ5の数よりも少なくてよい。
【0064】
径方向に開口する位置に少なくとも2つの締結ラグが設けられている。
当然ながら、孔9をリング8の内周部に形成されたスカラップまたはラグに置換することも可能である。
いずれの図においても、カバーの底部21の中心部分は同じ形状となっており、矢印は取り外し中のリング8の回転方法を示している。
【0065】
リング8は、本例ではラグ7と一体的な部品であり、板金をプレス加工して製造されている。
このリングのフィンガー22に接触するようになっている部分およびダイヤフラムと反対方向に曲がったラグ7の外面には低摩擦係数のコーティングを設けることができる。
このような構造によって支持部品8の回転が容易となる。
【0066】
当然ながら、別の材料、例えばファイバーで補強された複合材料またはアルミニウムをベースとする複合材料からリング8を製造できる。従って、このリングは鋳製可能な材料から製造できる。クラッチ機構を反作用プレートまたは反作用プレートに固定された可撓性ディスクに取り付けた後に、上記工具によりシムを取り外す。
【0067】
このシムにより、カバー2を反作用プレートに固定するためのネジをより短くすることが可能となり、クラッチ機構を反作用プレートに固定する前にタングが保護される。ラグ7を備えた支持部品8は、クラッチ機構を反作用プレートに取り付けるための工具を形成し、このシムはカバーを前記反作用プレートに固定した後に取り外される。この工具が圧力プレート1から摩擦ライニングを取り外すための取り外し工具を構成することができるように逆にすることも可能である。ここで、シムは出荷状態において摩耗吸収装置の部品だけでなく、タング10を構成することも可能である。
【0068】
より詳細には、図1〜図8において、単一部品ラグを備えたリング8は摩擦ディスクの摩擦ライニングに主に起因する摩耗を使用中に補償できるようにする摩耗吸収装置に属すカートリッジ30の取り付けを破壊することなく可能にしている。圧力プレート1をカバーに固定する前に、カートリッジ30はカバー2に取り付けられる。
【0069】
より詳細には、まず最初にダイヤフラム4は上記のように固定ラグ26によりカバーに固定され、ダイヤフラム4は2つの支持体24と25との間で傾動するように取り付けられる。次に、ストッパーラグ5とダイヤフラム4のフィンガー42の内周部との間に上記のようにラグ7を備えたリング8が取り付けられる。このダイヤフラムはクラッチ機構を一旦カバー2に取り付けた時に占める位置に対応する平面位置を占める。
【0070】
この位置ではクラッチが係合される。図7は、反作用プレート100と摩擦ディスク101を略図で示し、より詳細には、その摩擦ディスクの摩擦ライニングはクラッチ機構の軸方向の嵩を減少することを可能にしており、摩耗吸収装置は新しくクラッチが係合した位置に対応するこの位置にダイヤフラムを保持する。その後、カートリッジ30を固定し、予備バランス作業を実施する。
【0071】
本例でランプ手段32を支持し、従って厚みが可変の圧力プレート1を下記のようにより接近させる。
次に、カバー2に圧力プレート1を取り付ける。より詳細にはプレート1にはタング10が設けられており、これらタング10の他単をカバー2に固定する。
【0072】
最後に、バランス作業を行う。
ここで、固定フランジ22にてカバー2内でプレス加工することにより、より厚い部品として形成されたハウジング20内にカートリッジ30を取り付ける。カバー2の外周部にて形成されたハウジング20は、このハウジングの高さでフランジ22および高い場所に引き上げられたプレートのスカート23に影響する。
【0073】
ハウジング20の軸方向の底部はカバーの底部21においてスカート23の横方向領域123によって形成される。この領域123において、底部21に平行であり、かつ底部21に対してフランジ22の方向に軸方向にずれた運動121が形成される。
タング10の数は応用例に応じて決まる。本例では上下に3つの組みのタング10が設けられるだけでなく、3つのハウジング20が設けられている。これらハウジング20とタング10とは一定の間隔で交互に円周方向に分散されている。
【0074】
ウィンドー121、すなわちカートリッジ30を収納するように働くウィンドーは、ハウジング20にしか設けられていない。タング10の各組は、上下に配置された少なくとも2つのタング10を有する。タング10の一組ごとに、軸方向に弾性変形可能な3つのタング10が設けられている。
【0075】
下記のようなカートリッジ30は、アンバランスを生じさせる。この理由から、圧力プレート1を取り付ける前にハウジング20のうちの孔を有しない軸方向底部123に取り付けられた予備バランスリベット201により、予備バランス作業を実行する。ハウジング20ごとに3つのリベット201が設けられたカセット内のハウジング2は割り当てられることはない。カートリッジ30と径方向に対向して別の予備バランスリベット201’が設けられる。このリベット201’は、図5から判るように、一組のタング10をカバー2に固定するように働く。リベット201’の高さにて圧力プレート1の一部にノッチが設けられる。この理由は、ステップを形成するためにカートリッジ30の高さで圧力プレートにノッチを設けるからである。
【0076】
最後に、クラッチ機構をバランスさせるように、必要な点にバランスリベット202を取り付ける。
フランジ22はこの目的のためにバランスリベット202を取り付けるためのバランス孔を予め有する。このようにするためには、リベット202を取り付けるための多数の孔47を設けなければならない。
【0077】
フランジ22は、一方で、このフランジ22を反作用プレートに固定するための部材、例えばネジまたはリベットを貫通させるための固定孔29を有し、他方で、カバーが支持するセンタリングスタッド148(図7)を貫通させるためのセンタリング孔48も有する。
カバー2を反作用プレートに固定するためのネジのヘッドを貫通させるための開口部129が固定孔29の高さにてスカート23に形成されている。
【0078】
開口部129は非対称の形状となっている。より詳細には、図1では固定ネジのおよびバランスリベット202のヘッドのサイズが点線で示されている。固定孔29とバランス孔47とは互いに隣接している。開口部129ごとに一対の孔29、47が設けられているので、固定ネジのヘッドに対し、この高さでフランジ22の支持表面を高くすることが可能となっている。従って、開口部129は円周方向に細長く、孔29の高さでより深くなっている。開口部129の円周方向の端部に、孔29、47の各々が設けられている。
【0079】
開口部129によって形成されたフランジ22の拡大領域122の高さに、固定ネジと同じように、各バランスリベット202が固定されている。
リベット202は領域122を越えて突出することはないが、固定ネジのヘッドは領域122に対して突出している。フランジ22内において、ハウジング20の上方に別の開口部203が設けられている。
【0080】
こうして、フランジ22は反作用プレート100(本例では、図7から判るように若干中空状である)に接触するための3つの固定領域27を有する。これら領域27(図5)はカバー2の底部21の方向にこの領域27に対して軸方向にずれた領域28と円周方向に交互に配置されており、よって、リベット締めによりタング10をカバーに固定するようになっている。従って、スカート23はこの高さで開口しており、よって圧力プレート1が有する固定ラグ12を貫通できるようにしており、その外周部が径方向に突出している。カバー2を固定するように働く領域27は、カノーピー(図5)を形成するように、領域27に対して連続的に接続されたタングの固定領域28よりも長くなっている。
【0081】
領域27の中心部はハウジング20によって影響されるが、このポイントではより狭くなっている。領域27の各端部には拡大ゾーン122および開口部129が割り当てられる。従って、ゾーン122の両側において、ハウジング20の各側には孔29、47が配置されるだけでなく、ゾーン122も配置されている。
【0082】
これにより、クラッチ機構を良好にバランスさせることが可能となっている。カートリッジ30のためのリセスを形成するように、図3の圧力プレートにはノッチが設けられるので、その分だけ一層バランスをとることが可能となっている。このカートリッジ30は中心ウェブを備えたU字形をした支持体34を有し、この中心ウェブはスカート23内の変形部に接触しながら延び、ハウジング20の頂部および2つの側方ウィングを形成する。これら側方ウィングは、この支持体34の2つのウィングの間に挟持されたラチェットホール37を備えた単一部品であるウォーム36に固定されたシャフト35を貫通させるための孔を有する。これらウィングの一方にはネジ36が隣接するが、ラチェットホールと他方のウィングとの間には螺旋吸収スプリング38が挟持されている。
【0083】
ネジ36およびホイール37の内側に、例えば圧嵌めによってシャフト35が取り付けられている。
支持体の他方のウィングとスプリング38との間であって、支持ウェブおよびネジ36の内側面に接触するように弾性部材39が取り付けられている(図8)。
【0084】
支持体34よりも厚くなく、金属製である弾性部材39は、ラチェットホール37上の歯およびダイヤフラムのベルビーユワッシャー41の外部付属品によって形成されたアクチュエータ410と協働する制御タング390を支持するリターン部によって延長した斜めフランジを有する。制御タングを支持するリターン部はシャフト35が傾斜されているので、非対称の形状となっている。
【0085】
支持体34はそれぞれフランジ22およびゾーン123、従ってカバーにリベット締めによって固定するための3つの固定ラグ34’を有する。
ウォーム36はクラッチ機構およびクラッチの軸方向対称軸線X−Xに対して逆方向に径方向外側に延びる歯の組31に対して接線方向に配置されている。本発明によれば、これら歯の組31はワッシャー状をした中間部品310に属す。
【0086】
この中間部品は本例では全体に軸方向に固定されている。より詳細には、第1タング10の各組は、少なくとも2つのタングを有し、各タングにはほぼ径方向外側に向いた突起10aが設けられている。これら突起10aはほぼ環状セクター状をした端部を有する。図9から明瞭に判るように、これら2つの突起10aの間に軸方向にワッシャー310がグリップされており、突起10aがこれら突起の径方向に低い高さによって若干軸方向に変形するために、このワッシャー310は全体に軸方向に固定される。
【0087】
軸方向に弾性的なタング10がカバーに固定されている端部には、突起10aが位置する。
ここで、タング10はカバーに固定されている高さでは同一ではない。第1タング10の各組のうちの中間タングは突起を有せず、従来のタングから成る。2つの他方の端部タングの各々は、中間ワッシャー310の対応する側方面に当接するよう、局部的に変形された突起10aを有し、よって2つの突起10aの間に所定のクランプによって挟持されている。2つの突起のうちの一方は他方よりもより深い皿状となっている。ワッシャー310は金属製である。
【0088】
ワッシャー310は本発明によればリング330(本例では金属製)に対し、共に回転するように直接的または間接的に接続され知恵りう。この実施例では、リング330はプレス加工された板金製であり、軸方向に向いた環状フランジ33を有し、このフランジは中間ワッシャー310と形状が協働するようになっている接続部340、350によって共に回転するように接続されている。これら接続部340、350により、リング330はワッシャー310に対して軸方向に運動できるようになっており、歯の組31によりウォーム36に係合するようになっている。
【0089】
形状の協働による接続部は、ホゾとホゾ孔タイプの接続である。ワッシャー310は本例ではその内周部に内側に向かって径方向に開口する径方向に向いたノッチ440を有する。中空部によりワッシャー310の外周部には一組の歯31が形成されている(図2)。円周方向の取り付け間隙をもって3つの軸方向に向いたラグ350がノッチ440を貫通した状態で、リング330はクシ状をしたフランジ33を有する。
【0090】
従って、中間ワッシャー310はリング330と剛性的に噛合する。他のタイプの噛合手段を設けることも可能である。
例えばワッシャーは、フランジ33の外周部に設けられた一組の歯と噛合する一組の歯を内周部に有することができる。これら歯の各組は、例えばフルート溝から構成できる。
【0091】
リング330は横断面が全体にU字形をしており、このU字形の外側のリングはラグ350を備えたフランジ33から成り、内側ウィングは軸方向に突出し、圧力プレートと一体部品となるように鋳製されたスタッド13の内周部によってセンタリングされるようになっている。リング330のウィングは軸方向に向いており、リングの横方向底部は支持手段3およびランプを支持するようになっている。
【0092】
より詳細には、このリングはスタッド13に分割された、より厚い部分の外周部に、その内周部を介して密に接触しており、圧力プレートは軸方向に突出する背面にスタッド13を有する。フランジ33は、分割された環状の突起に接続されている。この突起は、ダイヤフラムのベルビーユワッシャー41の外周部に対する支持手段3を構成する。
【0093】
突起3の径方向内側にはカウンターランプを形成するスタッド13の、好ましくは面取りされた横方向端面と協働するように、ランプ部32が設けられている。従って、摩耗が生じた場合、ダイヤフラムはその外部アクチュエータ410を介し、制御タング390に作用し、最係合動作中にラチェットホイールを回転させ、スプリング38、接続部340、350を駆動し、ホイール37、従ってネジ36の逆方向の回転を防止する。これによって歯31の組を駆動できるが、逆に歯31はネジ36を駆動できない。スプリング38に充分な力が加えられていると、ネジ36は歯の組31を回転し、よってスタッド13に接触しているランプ部32を回転させ、圧力プレートの厚みを増し、ダイヤフラムが同じ位置を占めるように、ライニングおよび摩擦ディスクの摩耗を補償することができる。
【0094】
更なる情報については、1995年9月17日のフランス国特許公開第2753503号公報を参照すべきである。それにもかかわらず、係合動作中および係合解除動作中にネジ36の作用により、共に回転できるように移動できるワッシャー310に対し、圧力プレートと共にリング330が軸方向に移動できることに留意すべきである。ワッシャー310は突起によりカバーに対して全体に軸方向に固定されているので、リング330のこれら軸方向の運動中に、ネジ36と歯の組31との間では摩擦は生じない。従って、このことは摩耗吸収動作を妨害しない。ノンリターンキャッチを設けることはもはや不要となっている。
【0095】
従って、シム7、8はカートリッジ30、より詳細にはその弾性部材39およびその制御タングに対する損傷を防止する。
フィンガー42はこれらフィンガー42の基礎部がベルビーユワッシャー41内にあるゾーン46に対して軸方向にずれた内端部45を有することに留意すべきである。このゾーン46はワッシャー41の平面内にあり、オリフィス44を含む。このゾーンはカバーの底部21に対し、軸方向の逆方向にずれた内端部45に斜め部分146によって接続されている。
【0096】
リング8は内端部45と局部的に接触するよう、カバー2の底部21と逆の軸方向に向いたリム85をその内周部に有する。このリング8の平面にラグ7が位置する。
よってラグ7はストッパーラグ5のフィンガー42に向いた内面に当接し、リム85はダイヤフラムの内端部45の外側面に接触する。
【0097】
従って、シム7、8はカバーの底部21に対して軸方向には突出せず、圧力プレートはクラッチ機構が軸方向にコンパクトとなるように引き込んでいる。
ネジ留めによりカバー2を反作用プレート10に固定した後に、例えば係合を外すよう、リング8の内周部を押し、シム7、8を外すように、図1における矢印の方向にリングを回転する。
【0098】
従って、圧力プレート1はランプ手段を形成する中空リング330、(32、33、3)を支持しており、その摩擦面11と支持手段3との間で厚みを変え、摩擦ライニングの摩耗を補償するようになっている。
いずれのケースにせよ、固定ラグ7はフランジ81またはリム85によって形成された支持部品8の内周部に対して軸方向にずれている。
当然ながら、リング8には、このリングを工具によって回転させ、固定ラグをストッパーラグよりも下方に移動させるためのグリップ手段を設けることができる。
【0099】
制御ボタンと同じように、ダイヤフラムと反対方向に突出するバーをリング8に設けることができる。従って、このバー手段は突起から構成できる。一般に、固定ラグ7の円周方向の長さは、ラグ7をスカラップ6内に挿入し、バヨネットタイプの取り付けを行うことができるよう、2つの連続するストッパーラグ5の間の円周方向の長さよりも短くなっている。
2つの連続するフィンガー42の間に開口部を設け、反作用プレートを自動車のクランクシャフトに固定するためのネジにアクセスできるようにする1つ以上の工具を通過できるようにする、係合解除レバーを形成することができる。この場合、図1〜8内の孔9は、例えばプレートまたは質量部材によりクランクシャフトに直接または間接的に固定された反作用プレートを取り除くための前記孔に開口している。
【0100】
上記のように係合手段は直列に取り付けられた1つ以上のベルギーユワッシャーを有することができ、この係合手段を、係合解除手段とは別個のものとすることができる。
第1タング10を放射状に配置できる。
いずれのケースにせよ、第1タングは圧力プレートを回転自在にカバーに接続すると共に、カバーに対して圧力プレートを軸方向に移動できるようにするための手段を構成する。
【0101】
径方向内側、すなわち軸線X−Xに向くストッパーラグを固定ラグとすることもできる。この場合、締結ラグ7がバヨネット取り付け中にストッパーラグによって支持される固定手段の下方を通過する。
支持部品の内周部に対する締結ラグの軸方向にずらしたことにより、バヨネットの取り付けが容易となり、締結ラグと係合解除レバーとの間に間隙を形成している。更にこれにより、スプリングリング129、一般的には第2サポート25の変形が防止される。
【0102】
いずれのケースにおいても、係合解除レバー42は、この係合解除レバーにより支持手段3に直接当接するか、または間接的に当接する係合手段に接触する。この係合解除手段は、必要な際に係合手段に作用し、係合手段の作用に反作用するようになっている。
変形例として、この係合手段は疑似ダイヤフラムおよびカバーに支持された複数のコイルスプリングから構成できる。
【0103】
当然ながら、例えばリベット締め、溶接などにより支持部品に締結ラグ7を固定的に取り付けることができる。
変形例として、中間部品とリング330との間の回転接続は、第2タングと称される接線方向のタングにより行われ、この第2タングは両端のうちの一方がリング330に結合され、他端部が中間部品に結合される。
【0104】
この第2タングは好ましくはワッシャー状をした中間部品に対するリングの軸方向の移動を可能にする。従って、リング330と中間部品との間の摩擦が解消される。
当然ながら、中間部品はタング10とは別個の突起により軸方向に固定することができる。この部品は、カバー内部に配置しながら、カバーに対して軸方向に固定される。
【0105】
この中間部品は圧力プレートによってセンタリングされる。
いずれのケースにせよ、駆動部品が回転できるように、駆動部品の強力なグリップが防止される。圧力プレートはこの中間部品をセンタリングすることに留意すべきである。
中間部品内のスカラップは閉じることができる。
【0106】
歯の組31は中間部品の外周部に直接形成することができる。図面ではこれら歯の組は中間部品の外周部に製造された、台形をしたスカラップの底部に形成されている。
すべての図面において、カバー2、従ったクラッチ機構は、自動車のクランクシャフトに固定された駆動フライホイールに、その固定フランジ22またはスカート23により固定されている。前記フライホイールは反作用プレートを有し、可能な場合にはダブルダンピングフライホイールまたは可撓性フライホイールとも称されるトーションダンピングフライホイールを形成するように分割される。
【0107】
本発明によれば、吸収スプリング38がカートリッジ30には属さず、中間部品はランプ部を備えたリングに共に回転するように弾性的に接続できる。この理由は、吸収スプリングは、中間部品310と調節リングを構成するランプ部32を備えたリング330との間で作用させ、クラッチが係合している時に係合手段4が常に同じ位置を占めるようにすることができる。
【0108】
従って、図10〜図14の実施例では、吸収スプリングはコイルスプリングタイプとして番号380で示されており、このスプリングは図1〜図10に示されているような平らなワッシャー状をした中間部品310の内周部に設けられたホゾ孔を形成するノッチ440状をしたスカラップの側方エッジ441に、円周方向の両端部の一方が当接する。吸収スプリング380の他端部は、図1〜図9に示されるようなランプ部32および支持手段3を備えた調節リングを構成する、ランプ部32を備えたリング330からの単一部品となっている、軸方向に向いたランプ450の側方エッジ451に当接する。このスプリング380はノッチ440の他方の側方エッジに当接するラグ450の他方の側方エッジに作用する。
【0109】
エッジ451、441は三角形をした頂点を有する。エッジ451は吸収スプリング380が強固に保持され、エッジ451、441の頂点がスプリング380に進入し、これを強固に保持するように、エッジ441に対向して延びる。エッジ441、451の頂点は垂直平面で延びている。ラグ450およびノッチ330の他方の側方エッジは直線であるので、ラグ450の直線状の側方エッジがスプリング380の作用によりノッチ440の直線状側方エッジに接触する。
【0110】
当然ながら、1つの特徴によれば、ホゾを形成する軸方向に向いたラグ450の円周方向の幅は、スプリング380およびラグ450が内部に取り付けられている径方向に向いたノッチ440の円周方向の幅よりも狭い。
ラグ450の高さは図1〜図9の実施例のようにノッチ440の高さよりも低くなっている。
【0111】
当然ながら、ラグ450、スプリング380およびノッチ440の数は応用例に応じて決まる。このような構造により、ハウジング20に取り付けられたカートリッジ30は簡略化されている。その理由は、高いストッパー(番号なし)を有する支持体34のウィングの一方にラチェットホイールが隣接し、このラチェットホイール37上の歯と協働する制御タング390の移動を制限しているからである。従って、ハウジング20の寸法がより小さくなるように、カートリッジ30の円周方向の嵩が縮小されている。従って、このクラッチ機構は一定の態様で分散されているスプリング380、ラグ450およびノッチ440をバランスさせるのにより容易となっている。
【0112】
ノンリターンキャッチが不要となるので、制御タング390も簡略される。図12ではシャフト35と、ウォーム36と、ラチェットホイール37は単一部品となっていることに留意すべきである。1998年1月5日に出願され、フランス国特許公開第2774441号として公開されたフランス国特許出願第98/01453号に記載されているように、カートリッジ30はベアリング(番号なし)によって傾斜されており、各ベアリングは傾斜した孔を有し、支持体34上のウィングは直線状となっていることが理解できよう。この支持体は、2つのリベットだけでカバーに固定される。ベアリングによるアセンブリ35、36、37の組み立ては支持体34のウィングに通過孔を開口し、上記アセンブリを組み立てた後にこれら孔の一部を閉じ、上記フランス国特許出願第98/01453号の図31に記載されているように、ベアリングに接触するようにクリンプ加工することにより行うことができ、更に情報を望む場合には上記フランス国特許出願を引用されたい。
【0113】
駆動フライホイールに取り付けられているクラッチ機構が作動すると、摩擦ライニングは摩耗し、よってダイヤフラムが弾性部材39に作用し、ラチェットホイール、ウォームおよび中間部品310を回転させ、吸収スプリング380を駆動させ、クラッチの1回以上の係合または係合解除動作中に、スプリングはラグ450に作用することにより、リング380を回転させる。当然ながら、このことは摩擦現象を克服するのに、スプリング380に充分な力が蓄積されており、かつダイヤフラムによりリングにかかる負荷が充分減少した時に生じる。
ラグ450の直線エッジとノッチ440の直線エッジとの間で摩擦が生じる。
【0114】
この摩擦を低減するために、図15および図16において、ノッチ440により2つの吸収スプリング380および381を取り付けることが提案される。ホゾを形成し、図10〜14のラグ450の代わりに使用される軸方向を向いたラグ550の各側に、スプリング380、381が取り付けられる。
従って、ラグ550はランプ部を備えた調節リング330との一体的部品である。この場合、ラグ550の2つの側方エッジ451およびノッチ440の2つの側方エッジ441は、コイルスプリング380、381を内部に保持するよう、尖った形状となっている。
【0115】
従って、スプリング380と81は予め応力を加えた状態で開口して取り付けられる。すなわちスプリング380、381の一方は膨張しているが、他方は間隙を生じることなく圧縮されている。
このような構造により、ノイズを生じたり、ラグ550がスカラップ440の側方エッジに直接接触することなく、中間部品310に対するリング330の移動が容易となっている。更に、ねじり振動が減衰され、摩擦も低減される。
【0116】
図17および図18の変形例では、スプリング380と381を対向するように傾斜できる。この場合、ノッチ440は、図16のノッチと同一である。調節リングから突出するラグ450は変形されている。このラグの側方エッジ551は予め応力を加えた状態で取り付けられたスプリング380、381を内部に保持するように、先の尖った形状となっている。
本例ではラグ650がスプリング380、381を保持するための突出した先端を有する側方エッジ551を備えた台形となるように、エッジ551が傾斜している。
【0117】
このような傾斜により、一方で圧力プレート1および突起10aの方向に中間部品を押圧し、他方でリング330をダイヤフラムの方向に押圧する軸方向成分が得られる。
ダイヤフラム4に最も近いタング10上の突起10aを省略するように、このことを活用することができる。
中間部品はこれ以上グリップする必要はなく、その軸方向の保持はスプリング380、381によって行われ、これらスプリングはカバー2の底部およびリング330に対し逆方向に中間部品を軸方向に押圧し、ダイヤフラム4に接触させる。
【0118】
このような条件では、先の図に示された突起10aを、剛性であり、かつ第1タング10とは別個のストッパー部品10b(図19〜図21)に置換し、よって簡略化することができる。
ストッパー部品10bは第1タング10をカバー2に固定するための同じリベットによって、カバーに固定されている。部品10bは、その外周部が環状のセクター状となっている。後に理解できるように、リングが常にダイヤフラムに接触するように、ストッパー10bとダイヤフラムとの間にサブアセンブリを取り付けた時に、リング330、スプリング380、381および中間部品310から成るサブアセンブリの厚みが薄くなっている。
【0119】
図15〜図21では、リング330は弾性接続により、リングまたはワッシャー状をした中間部品310に回転自在に接続されており、スプリング380、381により中間部品に対してリングは軸方向に移動できるようになっている。
変形例として、このような接続はリング330の軸方向の移動を可能にし、取り扱いかつ運搬できるようなアセンブリの形成を可能にする、第2の軸方向に弾性的なタングによって実施できる。
【0120】
第1実施例では、この第2タング200は第1タング10と同一の形状となっており、従って、より小さいサイズのクラッチ機構の標準タイプのタングを使用することが可能となっている。
従って、これらタングは全体に接線方向に向いており、固定部材により両端の一方がランプ部32を備えた調節リング330および中間部品に固定されている。
【0121】
1つの特徴によれば、中間部品310とランプ部を備えたリング330とは同一の金属ブランク材から製造される。
従って、プレス加工された板金からスタートし、金属ブランクがランプ部32を備えたリング330を形成し、次に材料をロスすることなくリング330を囲む中間部品310を切り欠いている。従って、このような実施例は簡単で、かつ経済的となっている。
これによって、カバーに対し、中間部品310をセンタリングすることも可能となっている。
【0122】
従って、図22〜図28では、中間部品310は一組の歯31によって中断された軸方向に向いた環状フランジ311が外周部に設けられたリングまたはワッシャー状となっていることが理解できよう。可能な場合には、ラグに分割されたこのフランジ311は、その外周部がカバー2のスカート23の内周部に密に接触し、よって中間部品310の外周部はカバー2に対してセンタリングされる。
タング200は本例ではリベット締めにより中間部品310上のブラケット312およびリング330に固定されており、よってリング330のためのセンタリング表面を形成するように機械加工する必要がなくなっているので、圧力プレートが簡略化されている。この理由は、軸方向に弾性的であり、かつ接線方向に向いた第2タング200により、リング330を囲む中間部品310に対してリングがセンタリングされるからである。当然ながら、変形例として第2タング200は湾曲した形状、すなわち円弧状とすることができる。
【0123】
リング状をした中間部品310の内周部にはブラケット312が形成されている。中間部品を最終的に切り取り加工した結果、ブラケット312のまわりには間隙が形成される。従って、リング330はその外周部にカットアウト313を有し、ブラケット312のまわりに間隙を形成し、よって特にタングを固定するリベットによる妨害を防止している。
【0124】
分割された支持手段3により、支持手段3上の突起状をした2つの環状セクタの間に位置する固定リベット314のヘッドは、リング330に対する軸方向の突起として延びず、従ってダイヤフラムに接触しない。
図22では、図20のストッパー部品と同一の剛性のストッパー部品10bが示されているが、図22では、ストッパーを形成する部品10bはカバーとは接触せず、タング10の組をカバーのエッジ22に固定するリベットのヘッドと接触している点が異なる。
【0125】
2つの図では、部品10bは傾斜したラグ状をした周辺部分を有し、この周辺部分は靴状をした、すなわち中間部品310の環状部分に接触するための環状セクター状をした中心部分に折りたたみ部によって接続されている。従ってこの周辺部分は、ラグの傾斜により第1タングの組に平行な折りたたみ部によって、中心部分に対して軸方向にずれている。部品10bの中心部分はタング10の組がない状態で延びており、折りたたみ部によって部品10bはタング10によって回転されないようにロックされている(図23)。
【0126】
第2タング200は第1タング10の圧力プレート1に対する固定点よりも、ほぼ径方向内側にて、中間部品に固定されている。
第1および第2タング10の数は応用例に応じて決まる。本例では、第2タング200は第1タングよりも径方向内側に位置しており、部品10bの中心部分と円周方向に交互に配置されている。従って、2つのハウジング20の間には一組の第1タング10があり、径方向内側にはストッパー10bの中心部分および一組の第2タング200がある。
【0127】
ウォーム36と一組の歯31とを接線方向に接触させるために、ネジの軸線は上記フランス国特許出願第98/01453号に記載されているように傾斜されている。
上記明細書では、効率的な見地から望ましいように、ネジが歯の組31に対して接線方向に接触していないので、ある問題もある。
【0128】
このために、カートリッジ30の支持体34はハウジング20の形状と協働できる突起341を支持している。
突起341はU字形の横断面を備えた支持体34の中心ウェブ内でネジ36直線状となるように形成されている。
この突起341は全体がU字形の横断面を有するハウジング20の軸方向に向いた頂点の内周部と協働する。当然ながらこの構造体を反転し、ハウジング20の中心ウェブを構成するように、頂点に突起を形成することもできる。
【0129】
この結果、図1の実施例と比較すると、図28に示されるように、中央固定ラグ34”の各側に配置された2つの固定ラグ34”、34’の中心は一致しない。より詳細には、固定ラグを固定するためのリベットを貫通させ、図1における通常のカバーを固定するための孔を使用しており、突起341によりネジを歯の組に接触させるよう、カートリッジ30は傾斜されている。変形例では、ネジを歯の組に接線方向に接触するための新しい孔が形成される。
【0130】
本例では、支持体34はラグ34、34’、34”をリベット締めすることにより、カバーに固定されている。当然ながら中間部品310はリング330(図29〜図32)を囲むことができず、リング330の外周部の径方向内側に延びている。
図22〜図28に示されるように、リング330と部品310の間で第2タング200が作用し、軸方向に運動できるようにリング330を部品310に回転自在に固定している。
【0131】
タング200は両端のうちの一方にてリベット315により部品310に固定されており、他端部にてリベット314によりリング330に固定されている。より詳細には、第2タング200は円弧状の湾曲した形状となっていると共に、軸方向に弾性的であり、リベット314によりリング330上のラグ331に固定されている。
【0132】
ラグ331は支持手段3の2つのセクターの間に延びると共に、これらセクターに対して径方向外側に突出している。
ラグ331は図22〜図28に示されるように、支持手段3に対し、部品310およびプレート1に向かって軸方向にずれているので、リベット314のヘッドはダイヤフラムと干渉することはない。
【0133】
部品310はリベット314の高さで一部が皿状となっている(図31)ので、前記リベット315はプレート1に向かって曲がった部品310の面に対して軸方向に突出するようには延びていない。
従って、部品310はリベット315を固定するようにリング330の方向に軸方向に一部が皿状となっている。
【0134】
いずれのケースにおいても、部品310は歯の組31の高さにステップを有するだけでなく、外周部および内周部の一方で延びる軸方向に向いた環状フランジを有する。図22〜図28において、前記フランジ311はカバーのスカート23に対して部品310をセンタリングするよう、部品310の外周部に延びている。
【0135】
図29〜図32において、フランジ321は部品310の内周部で延びている。フランジ311、321は中間部品を強化している。
図29〜図32では、リング330は図1〜図9と同じように、その内周部に環状フランジ333を有する。このフランジ333は軸方向に向いており、その外周部を介し、カウンターランプ部を形成するスタッド13を支持する圧力プレートのより厚い部分の内周部と協働する。
【0136】
図22〜図28では、リング330は中間部品上のフランジ311によってセンタリングされるので、かかるフランジを有しない。図22〜32では、中間部品310は圧力プレート1の方向にリング330に対して軸方向にずれている。
当然ながら、ストッパー10bはリングを形成するように共に接合でき、第2タング内に吸収スプリングを組み込むことができる。
【0137】
図31および図32を検討すると、リング状をした中間部品310はリブ316により円周方向に補強されており、各リブは2つの連続する固定リベット315の間に延びていることが理解できよう。支持手段3上の2つの連続する突起の間にリベット314が位置しており、ダイヤフラムの作用を受けるリングを補強するよう、突起の中間に置いて、突起の径方向内側にランプ部32の頂部が位置していることに留意すべきである。
【0138】
クラッチ機構の軸方向の嵩を減少することが望ましい。更に、中間部品310およびランプ部を備えたリング330を簡略化することも望ましい。最後に、圧力プレート1の軸方向の嵩を小さくすることが望ましい。
このようにするために、図33〜図37では、ダイヤフラム4の形状はその内周部が外周部に対して圧力プレートの方向に軸方向にずれるように定められている。
【0139】
こうしてダイヤフラムのフィンガー42はダイヤフラムのベルビーユワッシャー41の平面内に外周部42aと、外周部42aに対して圧力プレート1の方向に軸方向にずれた内周部42bを有する。これら周辺部42aと42bとを波形の接続部分43bが共に接続している。このような構造により、エンジンとギアボックスの間の軸方向の寸法が縮小されている。その理由は、クラッチの係合を解除するようにクラッチを操作する間、フィンガーの内周部42bが圧力プレート1に進入するからである。
【0140】
調節リング330は、外周部および内周部にてフランジを有しないので、簡略化されている。リング330は、その中心に尖った形状を有し、ダイヤフラムに対して環状の突起状をした支持手段を形成するように分割されている。
リング330は第2タング200により平らな形状をした、すなわち簡略化された形状をした中間部品310に接続されている。
【0141】
部品310の軸方向係止ストッパーはカバーの領域28までの、第1タング10の両端部の径方向延長部10cから成る。これら領域28の側方エッジは、カバーを強化するように、タング10の上に延びるブリッジ20’により、一体となるように接続されている。
延長部10cにより、図22〜図32内のストッパー部品10bが省略され、これによりクラッチ機構の軸方向の嵩だけでなく、部品数も少なくすることができる。
【0142】
更に軸方向の嵩を少なくするために、延長部10cが妨害を受けることなくノッチ210に進入するように背面の高さにて、圧力プレート1に210にてノッチが設けられている。図38〜図41では、図22〜図28における実施例のように、ウォームが歯の組31に接するよう、カートリッジ30が傾斜している。こうして中心ラグ34”の各側に配置された固定ラグ34”、34’の中心は一致しない。中間部品310およびランプ部300を備えたリングは補強フランジ321、333を備えた図29のタイプの形状を有する。図38〜図41におけるこの実施例では、第2タングが使用されている。これら第2タング300は補助機能を有する。より詳細には、第2タング300の少なくとも一組は円周方向に弾性的となっている。一方のタングを他方のタングの頂部に伸した2つのタングのこの組(図41)は、かかるスプリングを有しないためにカートリッジ30が簡略されるように、吸収スプリングの代わりとなっている。
【0143】
従って、図38からより明瞭に判るように、カートリッジ30はあまりかさばらず、よってその支持体は少ない材料しか必要としないので、より経済的である。
タング300の組はいずれも円周方向に弾性的であり、当然、軸方向にも弾性的である。このようにするために、第2タング300は波形状をした少なくとも1つの折りたたみ部を有する。ここで、タング300はアコーディオンのように折りたたまれており、その折りたたみ数は応用例および必要とされる円周方向の弾性に応じて決まる。
【0144】
この実施例では、タング300は異なる大きさの波形を有する(図38)。
このように、カートリッジ30内で吸収スプリングが不要となっているために、部品数は少なくなっている。更に、摩耗吸収動作中にリング330が回転できるよう、第2タング300の数個の組が設けられているので、移動不能状態となる危険性が少なくなっている。更に部品数を少なくするために、領域28に固定するためのラグを備えたストッパーリング10dを形成するように、ストッパー部品は一体に接合されている。このリング10dは中間部品310のための支持体として働き、セクター10bの代わりとなっている。図38から判るように、カートリッジ30のための支持体は弾性部材39の運動を制限するための2つの高いストッパーを有し、U字形の支持体34の中心ウェブよりも下方で延びている。この高いストッパーは支持体の側方ウィングの底部部分で延びる90度の折りたたみ部によって製造され、これらストッパーはカバーの底部に隣接する。
【0145】
弾性部材39は支持体の中心ウェブよりも下方で延びていると共に、前記ウェブの底面に接触している。
先の図では、中間部品は環状形状を有するが、当然ながら中間部品310は第2弾性タングによってランプ部を備えたリングに接続された歯付きセクター31に縮小できる。図42および図43では、第2タング400と、歯付きセクター310とから成るかかるアセンブリを見ることができる。湾曲した形状のタング400(環状セクター状となっている)により、セクター310は弾性的にカバーに接続されているので、このような構造によって高い回転速度におけるウォーム30と歯の組31との噛合が改善される。
【0146】
このような構造は、特に極めて高速の回転時の振動に関連する過剰な吸収を特に解消するよう、極めて高い回転速度における摩耗の吸収を防止できる。これら図では、中間部品は第2タングによって弾性的に吊り下げられている。
先の図では、カートリッジ30を取り付けるために、単一ハウジング20が使用されていた。
【0147】
図44〜図47では、他方の2つのハウジングは中間部品310に対する軸方向ストッパーを形成する部品10fを取り付けるために使用されている。部品10fは中間部品310をセンタリングし、この中間部品はこの目的のために、各部品10fが中間部品を軸方向に係止するための、フック状をした軸方向に向いた部分の内周部に、その外周部を介して密に接触している。
【0148】
従って、これら部品10fはカバーの底部と反対方向に向いた中間部品310の面に接触するよう、内部に向かって径方向に向いたストッパー部分を有する。
【0149】
従って、ストッパー部分10fはアングルブラケット状となっている。ここで、各部品10fは部品10fの軸方向部分の自由端に接続された固定ラグを有する。この固定ラグは全体が外側に向かって放射状に延び、少なくとも1つのリベットによってハウジング20の底部123に固定されており、このリベットは本例ではバランスリベット201’となっている。これらハウジング20は本例ではいずれも底部123にウィンドーが設けられるよう同一となっている。これら部品10fはバランス質量部材も形成している。支持体34の側方ウィングの各々は部品10fに関連して中間部品に対する軸方向ストッパーとして働くように、径方向内側に向いたラグ10eを有する。従って、支持体34は別の機能を有し、簡単かつ経済的となっている。この実施例では、ハウジングは軸方向ストッパー10f、10eを取り付け、中間部品310を保持するために使用されている。高いストッパーのうちの1つには番号10gが付けられており、図42における支持体は図44〜図47内の支持体と同一となっている。
【0150】
すべてのケースにおいて、中間部品は少なくとも1つの軸方向ストッパー10a、10b、10d、10f、10eとこすり状態で接触し、中間部品を一方向、すなわちカバー2の底部から圧力プレート1までの方向に、軸方向に係止する。中間部品310はカバーの底部に向かって曲がった前記ストッパーの面と接触している。
【0151】
他の軸方向には他の中間部品がリング3および第2タングを介し、延長部10a(図9)またはダイヤフラムのいずれかにより係止されている。
いずれの図においても、弾性部材はU字形支持体34の中心ウェブよりも径方向内側に位置している。
変形例として、弾性部材39は支持体34の中心ウェブ134の頂面に接触しながら、支持体34の径方向外側に位置し、これによって弾性部材39の制御タング390を延長させることが可能となっている。ハウジング20と支持体34の中心ウェブ134にリベット締めによって固定された部材39との間にはラジアル間隙が存在する。
【0152】
より詳細には、このラジアル間隙はカートリッジ30のハウジング(図3参照)の頂部を形成するカバーのスカートの変形部の間に存在し、部材39を固定するためのリベット234はウェブが小さい高さe(図48)だけ部材39に対して突出した状態で延びるように、ウェブ134を押し出し成形することによって製造される。このことは嵩を縮小する上で有利となっている。
この図48では、距離hはクラッチが係合されている時に良好に制御されることが理解できよう。従って、弾性部材が2つの点、すなわち中心ラグ34’であって、支持体34を固定する高さおよびリベット234の高さで固定されている。
【0153】
図48〜図51の実施例では、円筒形のヘッド135と、ヘッド135の直径よりも小さい直径Dを有するバレル235と、バレル235の直径よりも小さい直径を有するエンドテール335とがシャフト35に設けられている。ウォーム35と、ラチェットホイール37とから成るアセンブリは、支持体34の2つのウィング334の間で軸方向に延びるバレル235に沿ってスライドするように取り付けられている。吸収スプリング38はバレル235のまわりに取り付けられ、対応するウィング334内の孔336をこの目的のために貫通するヘッド135に当接している。シャフト35はそのテール335により他方のウィング334に軸方向にロックされており、テール335はフランジ334の内側面におけるテール335とバレル235との接続部の直径を変えることによって形成されたショルダーに載り、テール335の端部は前記フランジ内に形成された開口部337をテール335が貫通した後に押し潰される。当然ながら開口部337の直径は開口部336の直径よりも小さい。
【0154】
吸収スプリング38は較正される。すなわちネジ337を隣接するウィング334に当接し続けるように予め応力が加えられる。従って、この実施例ではホイール37とネジ36から成るアセンブリがバレル235に滑りこまされており、スプリング38は前記ウィングを取り扱う必要がないように、隣接するウィング334には載っていない。更に、弾性部材39は簡略化されており、より長くなっている。吸収スプリング38にプリストレスを加えることに関する情報を更に望む場合には、1998年12月29日に出願されたフランス国特許出願第98/16456号明細書を参照されたい。このようにプリストレス力を加えたことにより、摩耗吸収動作中に限り、ネジ36と歯の組31とを相対運動させ、これによって摩耗を低減することができる。制御タング39がラチェットホイール37上の歯をスキップした時、ラチェットホイール37とウォーム35とから成るアセンブリは、クラッチの再係合動作中に限り回転される。この段階の間、スプリング38にはプリストレス力が加えられたままであり、スプリング38は全体が圧縮されない状態となっている。クラッチの係合解除動作中は、スプリング38により、ネジ36は回転できない。
当然ながら、以上のすべての組み合わせが可能である。
【0155】
例えば図42から判るように、圧力プレートはカートリッジ30の高さで平らなリセスを有し、中間部品の外周部よりも径方向内側で歯の組が延びるように、これら歯の組31は中間部品310内のリセスの底部またはスカラップ内に位置していることに留意すべきである。これらはいずれも横方向の嵩を縮小しながら、ウォーム36が確実に歯の組31と係合するようになっている。
【0156】
図30では、中間部品310と、タング20と、ランプ部330を備えたリングから成るサブアセンブリがまだクラッチ内に取り付けられていない時に、第2タング200を保護することが可能である。このようにするには、取り外し自在なクリップ1000をリング330および中間部品310に取り付けるだけでよい。
【0157】
図44におけるバランス部品10fは、3つのリベット201’によりハウジング20の底部123に固定されていることに留意すべきである。変形例におけるこれら部品10bは、カバーに固定するためのラグにより外周部が延長されたリングを形成するように、内周部で共に接続されている。この場合、リング10b上のラグとカバー、本例ではその領域との間に、カバーに固定されるようになっているタングの端部が挟持されている。いずれの組み合わせも可能であるので、図9では突起10aの少なくとも1つを図22内のタイプの剛性部品10bに置換することができる。
【0158】
図48〜図51の実施例では、図38における突起341と同じタイプの突起を設けることができる。図38およびこれら図48〜図51では、ラグ34”の他方の側に支持体の中心ウェブ上の第2突起を設けることができる。図52に番号341’で示されたこの第2突起は、突起341よりも低くすることができる。従って、遠心力の作用により、この第2突起はハウジング20の頂部の内周部に接触できる。これら突起341、341’はプレス加工によって得ることが有利である。従って、図48〜図52内のカートリッジは特に経済的である。
【0159】
変形例として、図40に示された異なるラグ34’および34”を設ける代わりに、ウォームがラックを形成する歯の組31に接線方向に接するよう、ハウジングの底部123を傾け、図8に示されるように、ラグを備えたカートリッジ30を設けるだけでよい。
1998年12月29日に出願されたフランス国特許出願第98/16547号に記載されているように、カバー2からタング390のための高いストッパー、すなわち制御ストッパーを製造できる。
ダイヤフラムとストッパーの間にプリストレス力を受けた状態で取り付けられたサブアセンブリには、中間部品およびランプ部を備えたリングが形成されている。
タングにプリストレス力を加えたことにより、サブアセンブリをダイヤフラムとストッパーの間に取り付けた際の、このサブアセンブリの厚みを薄くできる。このリングは常にダイヤフラムに当接する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 摩耗吸収装置のダイヤフラムと、接線方向タングと、ランプ手段と、カートリッジを示すよう一部を切り欠いた、本発明に係わるクラッチ機構の正面図である。
【図2】 図1の頂部部分の一部の拡大図である。
【図3】 図1のA−A線に沿った断面図である。
【図4】 図1のB−B線に沿った断面図である。
【図5】 図1における矢印Cの方向に見た図である。
【図6】 図1における矢印Dの方向に見た図である。
【図7】 図1のE−E線に沿った断面図である。
【図8】 図1における矢印Fの方向に見た図である。
【図9】 図9は一組のタングを示すよう、図3の底部部分の拡大図である。
【図10】 本発明の第2実施例のための、図3に類似した半断面図である。
【図11】 本発明の第2実施例のための、図4に類似した半断面図である。
【図12】 この第2実施例のための、図8に類似した図である。
【図13】 図10における矢印F’の方向に見た部分図である。
【図14】 図13における矢印Gの方向に見た部分図である。
【図15】 本発明に係わる第3実施例のための、図13に類似した図である。
【図16】 本発明に係わる第3実施例のための、図14に類似した図である。
【図17】 第4実施例のための、図13に類似した図である。
【図18】 第4実施例のための、図14に類似した図である。
【図19】 本発明に係わる第5実施例のための、図10に類似した図である。
【図20】 本発明に係わる第5実施例のための、図11に類似した図である。
【図21】 本発明に係わる第5実施例のための、図13に類似した図である。
【図22】 本発明に係わる第6実施例のための、一部を切り欠いた、図1に類似した図である。
【図23】 図22におけるA’−A’線に沿った断面図である。
【図24】 図22におけるB’−B’線に沿った断面図である。
【図25】 図22におけるC’−C’線に沿った断面図である。
【図26】 図22における中間部品とランプ部を備えた調節リングとから成るアセンブリの正面図である。
【図27】 図26における27−27線に沿った断面図である。
【図28】 図4のカートリッジの拡大図である。
【図29】 第7実施例のための、歯の組およびランプ部を備えたリングを備えた中間部品と、係合手段のための支持手段から成るアセンブリの図である。
【図30】 図29における30−30線に沿った断面図である。
【図31】 図29における矢印31の方向に見た図である。
【図32】 第7実施例のための、図24に類似した図である。
【図33】 第8実施例のための、図35における33−33線に沿った断面図である。
【図34】 第8実施例のための、図35における34−34線に沿った断面図である。
【図35】 第8実施例のための、第1タングのうちの1つの高さにおける部分図である。
【図36】 第8実施例のための、図35における36−36線に沿った断面図である。
【図37】 図35における矢印37の方向に見た図である。
【図38】 第9実施例のための一部切り欠き部分正面図である。
【図39】 図38における39−39線に沿った図である。
【図40】 図38における40−40線に沿った図である。
【図41】 図38における矢印41の方向に見た図である。
【図42】 第10実施例のための図2に類似した部分図でらう。
【図43】 図42における中間部品および第2タングを示す図である。
【図44】 第11実施例のための、図1に類似した部分図である。
【図45】 図44における、45−45線に沿った図である。
【図46】 図44における、46−46線に沿った図である。
【図47】 図46におけるカートリッジの支持体を示す。
【図48】 第12実施例のための、図47に類似した図である。
【図49】 図47における支持体の図である。
【図50】 図48におけるシャフトの図である。
【図51】 図48におけるウォームとラチェットホイールとから成るアセンブリの斜視図であり、共通する要素には同一番号を付けることとする。
【図52】 図47のカートリッジの斜視図である。
【符号の説明】
1 圧力プレート
2 カバー
3 支持手段
10 回転接続手段
11 摩擦プレート
13 カウンターランプ部
21 底部
31 歯の組
32 ランプ部
36 ウォーム
41 係合手段
42 係合解除レバー
101 摩擦ディスク
330 リング
410 アクチュエータ

Claims (16)

  1. 中心孔を備えた横方向に向いた底部(21)が設けられたカバー(2)と、背面に少なくとも1つの摩擦ライニングおよび支持手段(3)が設けられた摩擦ディスク(101)と協働するための摩擦(11)を正面に有する圧力プレート(1)と、カバー(2)に対して圧力プレート(1)を軸方向に移動できるようにしながら、圧力プレート(1)を前記カバー(2)に回転自在に接続するための手段(10)と、支持手段(3)に作用するよう前記カバー(2)に当接する係合手段(41)と、前記係合手段に作用するよう前記カバー(2)に枢着された係合解除レバー(42)と、摩擦ディスク(101)のライニングの摩耗を吸収するための装置とを有し、前記摩耗吸収装置が前記係合手段(41)に固定され、前記カバー(2)によって支持されたウォーム(36)を駆動するようになっているアクチュエータ(410)を有し、前記ウォーム(36)が圧力プレート(1)によって支持されたカウンターランプ部(13)と協働するランプ部(32)を備えたリング(330)に関連する一組の歯(31)と協働するようになっている自動車用のクラッチ機構であって、
    前記一組の歯(31)が中間部品(310)に形成されていて、中間部品(310)が、接続部(340、350)により、ランプ部(32)を備えたリング(330)に回転自在に接続されていて、接続部(340、350)が、ランプ部(32)を備えたリング(330)を中間部品(310)に対して軸方向に移動させることを特徴とするクラッチ機構。
  2. 中間部品(310)が全体に軸方向に固定されるよう、カバー(2)内に配置されていることを特徴とする、請求項1記載の機構。
  3. 少なくとも1つのストッパー部品(10a、10b、10c、10e、10f)がカバー(2)によって支持され、中間部品(310)に接触し、カバー(2)から圧力プレートまで軸方向に中間部品を保持するようになっていることを特徴とする、請求項1記載の機構。
  4. ストッパー部品(10f)がウォーム(36)を支持する支持体(34)に属し、前記支持体(34)が2つの側方ウィングを備えたU字形となっており、これらウィングの少なくとも一方が中間部品に対する軸方向ストッパーを形成するよう径方向内側に向いたラグ(10f)を有することを特徴とする請求項3記載の機構。
  5. カバー(2)に固定された2つの突起(10a)の間に軸方向に中間部品(310)がグリップされていることを特徴とする請求項1記載の機構。
  6. 前記突起(10a)が軸方向に移動できるよう、カバー(2)に圧力プレート(1)を回転自在に接続する第1の軸方向に弾性的なタング(10)に属すことを特徴とする請求項5記載の機構。
  7. 前記第1タング(10)がそれらの第1端部にてカバー(2)に固定されたまま、接線方向に向いており、前記突起(10a)がタング(10)の第1端部を延長することを特徴とする請求項6記載の機構。
  8. 中間部品が環状であることを特徴とする請求項1記載の機構。
  9. ランプ部(32)を備えたリング(330)が、リング(330)の軸方向の運動を可能にしながら、少なくとも1つの軸方向に弾性的な第2のタング(200、300)により、中間部品(310)に回転自在に接続されていることを特徴とする請求項1記載の機構。
  10. 中間部品(310)がリング(330)を囲むことを特徴とする請求項1記載の機構
  11. ランプ部(32)を備えたリング(330)が、圧力プレートと協働し、リング(330)をセンタリングするための軸方向に向いた環状フランジ(333)を、内周部および外周部の一方に有することを特徴とする請求項8記載の機構。
  12. 中間部品(310)が軸方向に向いた環状フランジ(321)を有することを特徴とする請求項11記載機構。
  13. 第2タング(300)によってランプ部(32)を備えたリング(330)に接続された歯付きセクターとなるように、中間部品が縮小されていることを特徴とする請求項9記載の機構。
  14. 第2タング(200、300)が湾曲した形状となっていることを特徴とする請求項8記載の機構。
  15. 第2タング(200、300)が接線方向に延びていることを特徴とする請求項8記載の機構。
  16. 一組の歯(31)が、中間部品(310)の外周に形成されていることを特徴とする請求項1記載の機構。
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