JP2002519498A - 粉末被覆性組成物 - Google Patents

粉末被覆性組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明の粉末被覆性組成物は、25〜50μmの範囲のd(v,50)、又は25〜70μmの範囲のd(v,70)を有する膜形成性重合体成分を含み、その組成物には、乾式混合により少なくとも一種の外観修正添加剤成分、及びワックス被覆シリカを含有するか、又は水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナからなる更に別の成分が配合されている。外観修正添加剤は、光沢減少成分、テクスチャー形成成分、メタリック成分又は雲母成分、着色用顔料、又は第一膜形成性重合体材料と相容性があり、それとは色が異なっている更に別の膜形成性重合体材料でもよく、更に別の添加剤は、水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、又はアルミナ及び/又は水酸化アルミニウムと一緒にしたワックス被覆シリカ、又はワックス被覆シリカでもよい。膜形成性重合体材料の粒子の70体積%以下が50μm未満であるのが好ましい。本発明のキットは、混合前の個々の添加剤成分からなる。キットは、光沢粉末被覆性組成物から種々の仕上げ、例えば、艶消し又はテクスチャー形成、又はメタリック、又はきらめき仕上げ、又は艶消しテクスチャー形成仕上げ、艶消しメタリック仕上げ、アンティーク仕上げ、又はコントラストテクスチャー、又はメタリックきらめき仕上げの融通性のある製造を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、粉末被覆性組成物及びそれらの使用方法に関する。
【0002】 (背景技術) 粉末被覆は、被覆市場の急速に発展しつつある部門を形成している。粉末被覆
は、スプレー銃により粉末被覆粒子に静電気を帯電させ、基体を接地した静電ス
プレー法により一般に適用される(applied,施用される)固体組成物である。
スプレー銃中の粉末の帯電は、印加した電圧により、又は摩擦(摩擦電気による
帯電)を利用して行う。次に適用した組成物を加熱して粒子を溶融、融合し、そ
の被覆を硬化する。基体に付着しない粉末被覆粒子は回収して再使用することが
できるので、粉末被覆は成分の使用について経済的である。また、粉末被覆性組
成物は、一般に添加溶媒を含まず、特に有機溶媒を使用しないので、汚染を起こ
さない。
【0003】 粉末被覆性組成物は、一般に固体膜形成性樹脂を、通常顔料のような一種類以
上の着色剤と共に含有し、場合により一種以上の性能添加剤も含有する。それら
は通常熱硬化性であり、例えば、膜形成性重合体及びそれに対応する硬化剤(こ
れ自身別の膜形成性重合体でもよい)が配合されている。
【0004】 それら組成物は、一般に成分(着色剤及び性能添加剤を含む)を、例えば押出
し機中で、膜形成性重合体(一種又は多種)の軟化点より高い温度であるが、か
なりの反応が起きる温度よりは低い温度でよく混合することにより製造されてい
る。押出し物は通常圧延して平らなシートにし、例えば粉砕(grinding,細砕)
により、希望の粒径に粉砕する〔微粉砕(micronising)〕。
【0005】 殆どの市販の静電スプレー装置に必要な粒径分布は120μm以下であり、屡
々10μm〜120μmで、平均粒径は15〜75μm、好ましくは25〜50
μm、一層特別には20〜45μmの範囲にある。
【0006】 現在、粉末被覆製造方法は、製造業者に完全光沢(full gloss)の範囲の被覆
を種々の色で商業的に提供することを可能にしている。しかし、異なった仕上げ
で入手できる製品の範囲は限られている。
【0007】 例えば、サテン光沢(55〜65%の光沢)又は艶消し(30%未満の光沢)
のような或る程度低いレベルまで光沢を減少させるのは、微視的スケールで粗い
表面を形成することにより達成されている。この表面粗さは、入射光を散乱する
ことにより膜からの鏡面反射を減少させるのに充分でなければならない。しかし
、目で見ることができるならば、テクスチャー形成効果(texturing effect)は
膜で達成される。
【0008】 液体ペイントでは、この光沢の減少は、通常大きな体積濃度で顔料及び/又は
充填剤粒子を使用することにより通常達成されている。しかし、この方法は、充
填剤粒子の含有量が高くなると、硬化中の表面流動を余りにも低下して許容でき
なくなることがあるので、粉末被覆の光沢を減少させる唯一の経路として用いる
ことはできない。
【0009】 粉末被覆の光沢減少及び/又はテクスチャー(texture)は、非相容性成分、
又は非相容性を発生する成分を用いることにより達成し得る。例えば、アクリル
成分と、ポリエステル、エポキシ、ポリエステル・エポキシ、又はポリウレタン
成分とは非相容性であり、混合しても単一(安定な)相を形成することはできな
い。膜形成中の非相容性は、最初は混和性(相容性)であるが、硬化中に非相容
性になる成分を用いることによっても達成することができる。従って、例えば同
じ化学性及びほぼ同じゲル化時間を有する二種の系は相容性であるが、異なった
ゲル化時間を有する成分は、最初は相容性であるが、硬化(及び分子量の増大)
が進行するにつれて非相容性になる。膜形成中に非相容性になる材料は、分離し
て異なった相領域になり、それが艶消しのような非相容性効果を与えることがで
きる。このこととは別に、膜の表面の個々の領域/ドメインに異なった表面張力
の二種の材料が存在すると、分裂(テクスチャー形成)をもたらすことがある。
【0010】 実際には光沢を減少させるためには、硬化するマトリックス内で二つの異なっ
たゲル化速度が生ずるように、硬化する膜内に反応を起こさせる方法が用いられ
ている。例えば、酸官能性ポリエステルを用いてゲル化(反応)の速い粉末と、
ゲル化の遅い粉末を、別々に異なった官能性のポリエステルを用いることにより
製造し、粉砕段階の後で混合するか、又は一層普通にはそれら成分を混合した後
に粉砕する。それら成分は同じ色及び粒径を持つのが良い。ゲル化の速い領域は
粒子を形成し、それら粒子がマトリックスのゲル化の遅い部分の表面流動を妨害
する。しかし、光沢減少被覆組成物の僅かなバッチを製造するのは不経済である
。微粉砕段階後に混合する場合には、タイガー(Tiger)社から入手できる「グ
ロス・キラー(gloss killer)」と呼ばれる製品が屡々使われている。しかし、
この製品の慣用的粒径の透明粉末被覆は、そのグロス・キラーの存在が膜中の透
明グロス・キラー粉末粒子により発生するきらめき(sparkle)により検出でき
るようになる前まで、慣用的着色粉末被覆には僅かに限られた量でしか添加する
ことができない。従って、製品の光沢の調節は限定され、数%の点までしか調節
できない。同様に、ワックス及び種々の増量剤をサテン仕上げを生じさせるため
に用いることはできるが、艶消し仕上げを与えることはできない。光沢減少剤に
は、膜を硬化するのに用いられる主な触媒よりも遥かに速いゲル化時間を与える
第二触媒、例えば、ポリエステルの場合にはチバ・ガイギーの製品「XG 12
5」(N−エチル−N−フェニル−ジチオカルバミン酸亜鉛)及び「XB332
9」(前記亜鉛塩+恐らく非相容性により光沢レベルを更に低下する艶消し用ワ
ックス)、及び純粋エポキシ及びエポキシ・ポリエステル(ハイブッド)系の場
合には、硬化中に二つのゲル化速度を生ずる化学構造を有する触媒、例えば、G
B 1,545,780に記載されている製品、及びピロメリト酸と2−フェニ
ルイミダゾリンとの付加物であるヒュールズ(Huels)の製品B55及びB68
が含まれる。
【0011】 テクスチャーについては、重合体膜の流動性を妨げることにより作用する数多
くの薬剤を、異なった表面効果を達成するために用いることができる。斑点のあ
る仕上げについては、微粉砕したPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が用
いられる。皺状仕上げについては、酢酸酪酸セルロース樹脂(CAB)又はアシ
レート単独重合体及び共重合体を用いることができる。更に、高分子量熱可塑性
物に基づくテクスチャー形成剤を、一般に熱硬化性粉末被覆に添加し、表面を横
切る均一性の悪い流れを与え、それがテクスチャーとして現れるようになる。押
出し前にPTFEを前混合物に添加するのが好ましく、押出し物中に完全に配合
される。しかし、微粉砕PTFEはバッチ毎に一貫性を与えるためには特別なや
り方で調製しなければならない。CABは最終粉末に添加すか、又は好ましくは
押出し前の前混合物段階で添加する。それは押出し器中では溶融せず、それによ
り生じた不均質な分散物がテクスチャーを与えることになる。しかし、或るテク
スチャー形成剤、例えば、アクロナル(Acronal)4F(T.N.)は、押出し
後に添加しなければならない。なぜなら、押出し工程はそれらを被覆系の連続相
と緊密に混合することにより、それらを効果の無いものにしてしまうからである
。しかし、後添加剤(post-additive)を含有する粉末は、その粉末を適用した
時テクスチャー形成効果に一貫性を示さない。更に別の押出し後のテクスチャー
形成添加剤は、トロイ(Troy)社から販売されているエステル変性ポリエーテル
生成物であるパウダーメート(Powdermate)508TEXである。しかし、この
製品は、用いた配合により最初の光沢が予測される粉末に添加しなければならな
い。
【0012】 メタリック効果をもつ粉末被覆の製造は、通常メタリック顔料を粉末被覆に結
合することにより達成する。もしその顔料を、押出し機中の他の成分を含有する
粉末被覆性組成物中に配合すると、押出し機及びその後の微粉砕工程で起きる強
い剪断力により艶出し効果が破壊され易くなる。しかし、金属フレークを乾式混
合により単に配合すると、そのような工程中で遊離金属フレークがスプレー銃中
で望ましくない電気放電を起こすことがあり、粉末(一種又は多種)内に遊離メ
タリック顔料が存在すると、爆発の危険を著しく増大することにもなる。これら
の問題は、メカノフュージョン(mechanofusion)法により商業的操作で解決さ
れ、それによりメタリック顔料の個々のフレークは従来の粉末被覆粒子の表面に
結合されている。しかし、従来この方法は、メタリック又は光沢仕上げの特別な
分野を越えて適用されることはなかった。
【0013】 従って、上述の問題を回避した、或る範囲の光沢減少仕上げ及びテクスチャー
形成及びメタリック仕上げを含めた種々の美的仕上げを与える粉末被覆性組成物
が要求されている。
【0014】 (発明の開示) 本発明は、25〜50μmの範囲のd(v,50)を有するか、又は25〜7
0μmの範囲のd(v,70)を有する膜形成性重合体成分を含み、然も、少な
くとも一種の外観修正添加剤成分(appearance-modifying additive component
,外観変成剤成分)、及びワックス被覆シリカ(wax-coated silica,ワックス
で被覆されたシリカ)を含有するか、又は水酸化アルミニウムと一緒にしたアル
ミナからなる更に別の成分を乾式混合により配合した粉末被覆性組成物(powder
coating composition)を与える。
【0015】 本発明は、粒子の75体積%以下、通常70体積%以下が50μm未満の膜形
成性重合体成分を含有し、然も、少なくとも一種の外観修正添加剤成分、及びワ
ックス被覆シリカを含有するか、又は水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ
からなる更に別の成分を乾式混合により配合した粉末被覆性組成物も与える。
【0016】 外観修正添加剤(一種又は多種)は、例えば: (1)光沢減少添加剤(gloss-reducing additive)、 (2)テクスチャー形成剤(texturing agent,組織形成剤)、 (3)メタリック顔料(metallic pigment,金属系顔料)又は雲母顔料、 (4)着色用顔料又は顔料濃厚物、 (5)第一膜形成性成分と相容性があり、それとは色が異なる更に別の膜形成
性重合体材料、 にすることができる。
【0017】 一種以上の外観修正添加剤成分は、もし望むならば、非膜形成性添加剤粒子が
、膜形成性重合体粉末材料に結合されている結合「マスターバッチ(masterbatc
h)」の形にすることができる。
【0018】 体積百分位数d(v,x)は、指定した粒径dについて、その指定粒径より小
さい粒子が全体積の(x)%であることを示していることは、当業者に分かるで
あろう。従って、例えば、d(v,50)は、試料のメジアン粒径であり、粒径
分布グラフで、d(v,70)は、粒径軸に沿った曲線の読みの、この粒径より
小さい曲線下の面積が粒子の70体積%になることを表す点である。例えば、d
(v,70)=70μmは、粒子の70%が70μm未満である(69μm未満
ではない)ことを示している。(疑問を起こさないように、ここで言及する粒径
の全てが体積によることに注意すべきである)。体積百分位数は、例えば、マル
バーン・マスターサイザー(Malvern Mastersizer)によるレーザー回折法によ
り測定することができる。
【0019】 (p1)25〜50μmの範囲のd(v,50)を有し、 (p2)25〜70μmの範囲のd(v,70)を有し、且つ(又は) (p3)粒子の75%以下、通常70%以下が50μm未満である、 膜形成性材料が、一般に全膜形成性材料の主要部分を構成し、好ましくは本発明
の粉末被覆性組成物の主要部分も構成する。
【0020】 粉末被覆性組成物への乾式混合添加剤としてワックス被覆シリカを使用するこ
とは、我々の1998年7月3日に出願された係属中のGB出願9814519
.6、及び国際出願No.PCT/GB99/(ケース番号IP/A16/JA
FFAll)に記載されている。薄膜被覆を形成するための添加剤としてアルミ
ナ及び水酸化アルミニウムの組合せを使用することは、WO 94/11446
に記載されている。しかし、その出願は、粒径が50μm以下、特に10μm以
下の粒子を大きな割合で含有する組成物を用いて形成した薄膜被覆に関する。上
で特定化した粒径を有する膜形成性成分を用いることについては何の記載もない
。更に、WO 94/11446は、艶消し、テクスチャー、又はメタリック仕
上げ、或は他の美的効果に関するものではない。
【0021】 しかし、本発明の組成物は、特定の効果を持つ被覆を達成するために、光沢粉
末被覆性組成物中に種々の添加剤成分を導入することを可能にしている。例えば
、それは金顔料及び光沢減少剤又はテクスチャー形成剤の組合せを同時に配合し
て、どのような光沢水準でも、テクスチャー形成仕上げを有するメタリックな外
観を達成することを可能にしている。この方式は、異なった外観特性を有する或
る範囲の粉末被覆性組成物を製造する迅速で融通性のある手段を与える。
【0022】 或る範囲の異なった美的効果を有する着色粉末被覆の融通性のある製法のため
の異なった方式が、EP539385Aに記載されている。その方式によれば、
艶消し剤又はテクスチャー形成剤又は他の添加剤を、凝集法により粉末被覆性組
成物に配合することができ、それによって種々の粒状成分を溶融又は結合し、複
合体粒子を形成することができる。これとは対照的に、本発明は、少なくとも一
種の美的添加剤を組成物中に乾式混合することを必要とする。
【0023】 (発明の詳細な説明) 本発明の組成物は、例えば、次の粒状成分: (I)(i)(a)25〜50μmの範囲のd(v,50)を有するか、又は2
5〜70μmの範囲のd(v,70)を有するか、又は粒子の75体積%以下、
通常70体積%以下が50μmより小さい膜形成性重合体成分;及び (b)(1)光沢減少成分、 (2)テクスチャー形成成分、 (3)メタリック顔料又は雲母顔料成分、 (4)着色用顔料又は顔料濃厚物、又は (5)前記第一膜形成性重合体成分と相容性がある着色膜形 成性重合体成分で、然も、粒子の90体積%が20μm以下である成分
、 の一種以上の少量成分(一種又は多種)、又は (ii)色が異なり、夫々25〜50μmの範囲のd(v,50)を有する
か、又は25〜70μmの範囲のd(v,70)を有するか又は粒子の75体積
%以下、通常70体積%以下が50μm未満の二種以上の相容性のある膜形成性
重合体成分、及び場合により少量成分(一種又は多種)として上記(b)(1)
〜(b)(5)で特定化したもの一種以上、 及び (II)少量成分として、ワックス被覆シリカを含有するか又は水酸化アルミニウ
ムと一緒にしたアルミナからなる更に別の添加剤、 の乾式混合された流動化可能な混合物からなる。
【0024】 ワックス被覆シリカ単独は、可能な更に別の添加剤成分として考えられている
が、組成物は、例えばアルミナ又は水酸化アルミニウム、特にアルミナも含むこ
とができる。アルミナ及び水酸化アルミニウムの組合せも、特に言及すべきであ
ろう。場合により、ワックス被覆シリカは、この混合物と一緒に用いることがで
きる。
【0025】 従って、例えば、更に別の添加剤は、ワックス被覆シリカ、場合によりアルミ
ナ及び/又は水酸化アルミニウムと一緒にしたものにしてもよく、或は水酸化ア
ルミニウムと一緒にしたアルミナでもよい。
【0026】 膜形成性重合体材料又はその各々は、少なくとも一種の固体膜形成性樹脂を含
み、そのために必要などのような硬化剤を含んでいる。通常上で述べた膜形成性
重合体成分(一種又は多種)、及び着色剤(一種又は多種)(顔料及び/又は染
料)+硬化剤を、膜形成性樹脂(一種又は多種)と一緒に押出し、従って、それ
から形成された粒子は、膜形成性樹脂、着色剤、及び適用可能な場合には、硬化
剤を含有する。
【0027】 膜形成性重合体成分I(i)(a)及びI(ii)は、一般に慣用的粒径分布を
有し、流動化可能な本来的に粉末の被覆組成物である。例えば、そのような成分
(一種又は多種)は、120又は125μmまで、一般に10〜120μm(又
は10〜125μm)の範囲内にあり、然も、好ましくは粒子の少なくとも90
体積%が20μm〜100μmの間にあり、通常75%以下、特に70%以下が
50μmより小さい粒径分布を有する粉末からなる。平均粒径は15〜75μm
の範囲内にあるが、一般に60μm以下、通常55μm以下、最も屡々50μm
以下であるが、特別には少なくとも20μm、屡々少なくとも35μmである。
最も一般的には、粉末は60〜120μmの範囲のd(v,99)を有する。最
も一般的には平均粒径は25〜50μmの範囲にあり、45μm以下の平均を特
に挙げるべきであろう。好ましい平均は35〜45μmの範囲にあり、それに対
応するd(v,99)の範囲は80〜100μmであり、d(v,50)の値は
45μm以下、及び40μm以下、例えば、25〜30μmの範囲内にあり、3
0〜40μmも重要である。それに対応するd(v,99)の範囲は、夫々60
〜80μm及び80〜120μmである。そのような粉末は、例えば、粒子の1
2%未満及び8%未満が、夫々10μm未満である。d(v,95)の値は、例
えば、60〜120μmの範囲にある。上で示したように、膜形成性材料の粒径
は、数多くの異なった方法で規定することができる。例えば、粒径を規定するた
めにd(v,50)を用いてもよく、或は例えば、d(v,50)とd(v,9
9)の組合せ、又はd(v,99)それ自身を規定のために用いてもよい。別法
として、本発明により用いられる膜形成性重合体成分(一種又は多種)I(a)
(i)及び、場合によりI(ii)は、d(v,70)及び/又はd(v,20)
の値によって規定してもよい。例えば、成分I(i)(a)及びI(ii)は、2
5〜70μmの範囲のd(v,70)の値を有する粉末からなっていてもよく、
好ましい最小d(v,70)の値は30μm、一層特別には40μmであり、好
ましい最大d(v,70)の値は60μmである。例えば、d(v,20)の値
は8〜30μm、例えば、10〜30μmであり、好ましい最小d(v,20)
の値は15μm、好ましい最大d(v,20)の値は25μmである。
【0028】 これらの粉末は、通常夫々個々の粒子からなっているが、慣用的粒径よりも小
さい二種以上の粉末の融合又は結合により形成された複合体粒子からなっていて
もよい。そのような生成物は、EP372860A及びEP539385Aに記
載されている。また、もし望むならば、組成物は、EP539385Aに記載さ
れているように、一種以上の外観修正添加剤が膜形成性材料に融合又は結合され
て複合体粒子を形成している成分を含んでいてもよく、或はそのような成分を二
種以上を含んでいてもよい。例えば、メタリック顔料又は雲母顔料粒子を、膜形
成性重合体材料、好ましくは未着色のものに融合又は結合してもよい。次にその
ような「マスターバッチ」を、組成物の残余の成分と乾式混合してもよい。結合
凝集物に用いられる膜形成性材料は、上で成分I(i)(a)及びI(ii)につ
いて言及した粒径を持っていてもよく、或は、例えば一層小さな粒径を持ってい
てもよい。外観修正添加剤に結合するために用いる膜形成性材料は、好ましくは
15〜50μm(例えば、20〜50μm)の範囲のd(v,50)、又は20
〜70μm(例えば、20〜50μm)の範囲のd(v,70)を有する。d(
v,20)の値は、例えば、5〜30μmの範囲にある。そのような材料は、粒
子の100体積%までが50μmより小さくなっていてもよい。例えば、マスタ
ーバッチは25〜50μmの範囲のd(v,50)、特に60〜120μmの範
囲のd(v,99)を有し、或は粒径は、例えば、25〜70μmの範囲のd(
v,70)によって規定されてもよく、或は粒子の75体積%以下、通常70体
積%以下が50μmより小さいものとして規定されてもよい。異なった粒径を持
つマスターバッチ粉末、例えば、上でマスターバッチ内の重合体材料について言
及したような一層小さい粒径を有するものを挙げてもよいであろう。別法として
、二種以上の膜形成性材料を融合又は結合して粉末を形成し、その粉末を次に組
成物の残余成分と乾式混合してもよい。
【0029】 本発明は、特に次の粒状成分: a)(p1)25〜50μmの範囲のd(v,50)及び60〜120μmの範
囲のd(v,99)を有し、又は (p2)25〜70μmの範囲のd(v,70)及び8〜30μmの範囲の
d(v,20)を有し、又は (p3)粒子の75体積%以下、通常70体積%以下が50μm未満であり
、 少なくとも一種の着色膜形成性重合体材料、 及び b)1)光沢減少添加剤成分、 2)テクスチャー形成添加剤成分、 3)場合により、15〜50μmの範囲のd(v,50)、又は20〜70
μmの範囲のd(v,70)を有する、未着色膜形成性重合体材料に結合された
、メタリック顔料又は雲母顔料、 4)着色用顔料又は顔料濃縮物成分、又は 5)第一膜形成性重合体成分と相容性があり、粒子の少なくとも90体積%
が20μmm以下である着色膜形成性重合体成分、 6)膜形成性成分(a)と相容性があり、それらとは色が異なり、上で規定
した粒径p1、p2、又はp3を有する膜形成性重合体材料、 から選択された少なくとも一種の外観修正添加剤成分、 及び c)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 アルミナ及び/又は水酸化アルミニウムと一緒にしたワックス被覆シリカ、 ワックス被覆シリカ、 から選択された更に別の添加剤、 の乾式混合された混合物からなり、然も、成分(a)及び任意成分(b6)であ
る膜形成性重合体材料、及び任意成分(b3)のメタリック顔料又は雲母顔料に
結合され、条件(p1)、(p2)、又は(p3)を満足する膜形成性重合体材
料が、一緒になって重量で組成物の大部分を構成する、粉末被覆性組成物を与え
る。
【0030】 好ましくは、本発明のどの組成物でも、25〜50μmの範囲のd(v,50
)、25〜70μmの範囲のd(v,70)、及び/又は粒子の75体積%以下
、通常70体積%以下が50μmより小さいことを有する全膜形成性重合体材料
は、結合されたマスターバッチに乾式混合される個々の成分として存在しようと
、或はそのマスターバッチ中に存在しようと、全ての膜形成性重合体材料の、好
ましくは全組成物の、少なくとも60重量%、特に少なくとも70重量%、屡々
少なくとも80重量%を構成する。
【0031】 組成物は、そのような特定化した粒径の着色膜形成性材料の、好ましくは少な
くとも60重量%、特に少なくとも70重量%、屡々少なくとも80重量%を含
有する。そのような粒径の二種以上の異なった着色相容性膜形成性成分を用いて
〔場合により、成分(b1)〜(b5)の一種以上と共に用いて〕、最終被覆に
混合色(斑点状)効果を与える組成物が得られる。
【0032】 外観修正成分の組合せは、特別な興味を与えるものであろう。例えば、組成物
は、成分(b1)、(b2)及び(b3)の何れかの二種を含んでいてもよく、
(b3)は屡々マスターバッチの形になっている。そのような組合せを用いて、
艶消しテクスチャー仕上げ〔成分(b1)+(b2)〕、艶消しメタリック仕上
げ〔成分(b1)+(b3)〕、又はアンティーク仕上げ〔成分(b2)+(b
3)〕を最終被覆に与えることができる。更に有用な組合せは、顔料成分(b4
)と一緒にした成分(b2)であり、それは最終被覆にコントラストテクスチャ
ー(contrast texture)を与える。
【0033】 本発明は、多数の異なった仕上げで粉末被覆を製造するための粉末被覆性組成
物中に乾式混合するための次の個々の成分: ・(1)光沢減少成分、 (2)テクスチャー形成剤、 (3)メタリック顔料又は雲母顔料、及び (4)着色用顔料成分、又は顔料濃厚剤成分、及び (5)20μm以下のd(v,90)を有する着色膜形成性重合体成分、 から選択された少なくとも一種の外観修正添加剤成分、 及び ・水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 アルミナ及び/又は水酸化アルミニウムと一緒にしたワックス被覆シリカ、 ワックス被覆シリカ、 から選択されたさらに別の添加剤、 即ち、 (i)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 (ii)ワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 (iii)ワックス被覆シリカと一緒にした水酸化アルミニウム、 (iv)水酸化アルミニウム及びワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 (v)ワックス被覆シリカ、 又はそのような添加剤の二種以上、 を含有するキットも与える。
【0034】 キットは、成分(1)、(2)及び(3)の全ての成分を含むのが好ましく、
場合により(4)及び(5)から選択された成分(一種又は多種)も含有する。
【0035】 一般に、成分の粒径は、粉末被覆性組成物に添加した時、組成物が流動可能な
ままになっているような粒径であるが、別法として、二種以上の成分を使用前に
粉砕してもよく、例えば、粉末状に粉砕した粉末被覆チップ材料と一緒に粉砕し
てもよい。
【0036】 本発明のキットを用いることにより、製造業者は最終光沢粉末被覆性組成物か
ら、又はその前駆物質チップ材料から、或は二種以上のそのような組成物/材料
の組合せから、限定された数の他の成分からの選択を用いることにより、迅速に
且つ容易に種々の仕上げを生成することができる。
【0037】 適当な場合には、キット中の外観修正添加剤成分は、場合により結合マスター
バッチ(即ち、非膜形成性添加剤が膜形成性重合体材料に結合されている)の形
になっているか、且つ(又は)キットは、もし望むならば非膜形成性外観修正添
加剤と結合させるために、15〜50μmの範囲のd(v,50)及び/又は2
0〜70μmの範囲のd(v,70)を有する未着色重合体膜形成性成分を含有
する。従って、例えば、キットは: ・メタリック顔料又は雲母顔料、及び ・場合によりそれと結合するための未着色膜形成性重合体成分、又は既に結合さ
れた金属又は雲母マスターバッチ、 を含有していてもよい。
【0038】 これは、例えば最終粉末被覆性組成物中へ雲母、又は結合雲母、又は雲母と未
着色重合体成分を配合する選択を与える。得られた被覆に異なった効果が達成さ
れるであろう。
【0039】 本発明は、在庫水準及び製造容量を減少させる利点を有する。それは、顧客に
非常に迅速で融通性のあるサービスを行うことができるようにし、要求に応じて
少量の粉末被覆性組成物でも経済的に与えることを可能にしている。
【0040】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明の一つの態様として、主たる膜形成剤のゲル化時間とは異なったゲル化
時間を有し、それとは最初は相容性を有する膜形成剤を用いて、光沢を減少する
。例えば、酸官能性ポリエステル〔成分(a)〕のためには、異なった官能性、
従って、異なったゲル化時間を有する酸官能性ポリエステルを用いることができ
る。イソシアネート〔典型的には、イソホロンジイソシアネート成分(a)〕で
硬化されたヒドロキシ官能性ポリエステルを用いたポリウレタン系のためには、
ラジカル的に異なった官能性、従って異なったゲル化時間を有するヒドロキシ官
能性ポリエステルを有するもの(例えば、官能性7を有するヒドロキシ官能性ポ
リエステルを官能性2を有するものに付加したもの)を用いることができる。別
の可能性は、光沢減少添加剤(b1)として、それ自体膜形成性重合体材料(a
)とは非相容性の重合体材料を用いることであり、例えば、ポリエステルの場合
、外観修正添加剤としてのアクリル重合体を用いることである。
【0041】 光沢減少添加剤は、好ましくは着色されていないか、又は例えば第一成分と同
じ色になっている。別法として、それは、多数の異なった色を有する乾式混合に
適した色に配合されていてもよい。例えば、赤色光沢減少添加剤は、或る範囲の
赤色光沢被覆組成物と乾式混合するために調製することができ、白色光沢減少添
加剤は、或る範囲の青色光沢被覆組成物と乾式混合するために調製することがで
きる等々である。
【0042】 好ましい態様として、膜形成性成分(a)はポリエステルであり、光沢減少剤
は、一層大きな官能性を有するポリエステルを含む未着色粉末被覆性組成物であ
り、その組成物は、微粒粉末になるまで粉砕しておく。この膜形成性成分の量を
増大すると、光沢の減少を増大することになり、従来の光沢減少法と比較して、
未着色粉末の粒径を減少することにより、一層高い%で光沢減少剤を着色粉末被
覆に添加して、その光沢を減少させることができる。
【0043】 光沢減少剤は、全組成物の重量に基づき、30重量%までの量で存在するのが
適切であり、好ましくは20重量%以下の量で存在する。
【0044】 20μm未満の粒子が少なくとも90体積%、一層特別には10μm未満のも
のが少なくとも90体積%であり、1.5〜12μm、例えば、3〜5μm、又
は8〜12μmの範囲の好ましい平均粒径を有する光沢減少剤を挙げるべきであ
ろう。20μm未満のものが90体積%より少ない光沢減少剤も用いることがで
きる。光沢減少剤(b1)は、50μm未満が90体積%である粒径を有するの
が有利であり、例えば、40μm未満が90体積%であり、平均粒径が、好まし
くは30μm未満、有利には5〜25μmの範囲、例えば8〜23μmの範囲、
例えば実質的に18μmである。着色粉末被覆の光沢を、90光沢単位の慣用的
完全光沢から、70光沢単位(サテン仕上げ)又は20光沢単位(艶消し仕上げ
)まで減少させるために、この粒径減少ポリエステル添加剤を15%まで、例え
ば5〜15%添加することが可能である。慣用的粉末被覆を修正するため微粒粉
末被覆を用いることは、その適用性を変えることになると予想されるかも知れな
い。微粒子を一層大きな粒径の粒子と一緒にすることは、適用装置中で分離及び
波動のような問題を起こすと予想され、内部二極帯電は、光沢の変動が被覆され
た物品を横切って起きることを意味するであろう。しかし、本発明の被覆組成物
は、輸送及び噴霧の後でさえも生成物の均一性を与える。
【0045】 もし望むならば、膜形成性光沢減少添加剤は、上で述べたような複合体粒子を
形成するため、異なった外観修正添加剤に結合してもよい。
【0046】 更に別の態様として、慣用的テクスチャー形成剤を乾式混合して入れてもよい
。これらの薬剤には、非膜形成性重合体PTFE、及びCAB、又は他の適当な
膜形成性重合体が含まれる。トロイにより製造されているエステル変性ポリエス
テルオリゴマーテクスチャー形成剤も用いることができる。そのような添加剤は
、乾式混合テクスチャー形成添加剤として知られている。
【0047】 テクスチャー形成剤は、全組成物の重量に基づき、5重量%以下の量で存在す
るのが適切である。
【0048】 更に別の態様として、「ラスター(lustre)」又は「グラマー(glamour)」
仕上げ、又は「フロップ(flop)」、多色、及びきらめき効果として言及される
ものを生じさせるため、アルミニウム及び数多くの他の金属及び合金、例えば、
ステンレス鋼、銅、錫、ブロンズ、及び真鍮を用いることができる。(「フロッ
プ」とは、異なった角度で見た時、色が変化する能力のことである。この能力は
、膜中のフレークの配向に直接関係している)。雲母顔料も用いることができる
。これらは二酸化チタン及び/又は鉄(III)酸化物で被覆された天然鉱物雲母
の薄い板状子である。
【0049】 メタリック顔料又は雲母顔料は、例えば、全組成物の重量に基づき、10重量
%以下の量で用いるのが適切である。
【0050】 もし望むならば、雲母又はメタリック顔料は、例えばEP539385Aに記
載されているように、好ましくはメカノフュージョン(mechanofusion)により
粉末に融合又は結合し、次に乾式混合により粉末成分(a)及び(c)〔及び、
場合により上の(b)に列挙した他の成分〕と共に配合し、特別な効果(例えば
、従来の手段では達成することができないラスター又はメタリックなきらめき)
を達成することができる。マスターバッチ中に配合される膜形成性材料は、着色
しないでおくのが屡々便利である。結合した「マスターバッチ」は、雲母顔料又
はメタリック顔料を2〜40重量%、例えば約25重量%含有し、メタリック顔
料又は雲母顔料が組成物の重量に基づき10重量%以下の量で存在するような量
で用いるのが適切である。この方法は、全標準粉末バッチに、例えば、3%のメ
タリック顔料を結合する従来のやり方とは対照的なものである。
【0051】 組成物は全組成物の重量に基づき、5重量%以下の量で着色用顔料(b4)を
含有していてもよい。例えば、テクスチャー形成添加剤と一緒にした顔料を配合
することにより、コントラストテクスチャー仕上げを与える。
【0052】 顔料は、例えば顔料マスターバッチの形になっていてもよい。本来非膜形成性
である重合体材料中に非常に高い濃度で予め分散した顔料を有する顔料マスター
バッチは、一般にチップ又は粉末状で市販されている。基体に適用し(applied
,施用し)、加熱すると、そのような重合体は溶融して基体を濡らすことができ
るが、マスターバッチは膜形成剤としては配合されておらず、硬化剤を含まない
【0053】 第一膜形成性成分(a)と相容性があり、それとは色が異なる膜形成性成分も
組成物に乾式混合することができる。通常第一膜形成性成分(a)は着色してお
り、別の膜形成性重合体成分(一種又は多種)は異なった色を持っているが、そ
のような更に別の膜形成性成分は、別法として、着色していなくてもよい。
【0054】 そのような成分は、例えば、慣用的粉末被覆性組成物でもよい。膜形成性成分
(a)について定義したような粒径を有し、成分(a)とは色が異なった一種以
上の膜形成性成分(b6)を用いて、斑点仕上げが達成され、その結果は膜形成
性成分の相対的量に従って変化する。成分(a)及び、存在する場合の(b6)
は、組成物の重量で、好ましくは少なくとも60%、特別には少なくとも70%
、屡々少なくとも80%を構成する。
【0055】 顔料成分(b4)、又は第一膜形成性成分(a)と相容性のある付加的膜形成
性成分(b5)は、別法として、例えば未着色粉末被覆性組成物(a)を着色す
るために用いることができ、或は特別には、付加的成分が膜形成性成分(a)に
色が似ている場合には、その組成物の色を調節するために用いることができる。
どの場合でも、もしこの付加的成分の量及び粒径が充分小さいならば、最終被覆
中の異なった色の粒子から生ずる色の差を肉眼では認めることができず、目で見
て均一な被覆が得られたようにすることができる。そのような目的のため、その
成分を、全組成物の重量に基づき、一般に5重量%までの量、好ましくは1重量
%以下の量で添加する。その成分は、粒子の少なくとも90体積%が20μm未
満であり、好ましくは10μm未満の粒径を持ち、平均粒径が1.5〜12μm
の範囲にあるのが適切である。このやり方で色を調節することができることは生
成物の融通性にも役立つ。
【0056】 このように、非膜形成性外観修正添加剤(別個の粒状成分として存在するか、
又は結合マスターバッチ粉末成分中に存在する)は、例えばテクスチャー形成剤
(もし存在するならば、一般に組成物の0.5重量%以上)、メタリック顔料又
は雲母顔料(存在するならば、一般に組成物の0.1重量%以上)及び/又は顔
料或は顔料濃厚物(存在するならば、一般に組成物の0.01重量%)であって
もよい。
【0057】 膜形成性外観修正添加剤(別々の粒状成分として存在するか、又は結合マスタ
ーバッチ粉末成分中に存在する)は、例えば、光沢減少膜形成性添加剤(もし存
在するならば、一般に組成物の0.5重量%以上)及び/又は膜形成性成分(a
)と相容性のある着色膜形成性重合体成分(もし存在するならば、一般に組成物
の0.01重量%以上)であってもよい。
【0058】 更に別の粒状成分(c)として、次の組合せを挙げるべきであろう: i)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 ii)ワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 iii)水酸化アルミニウム及びワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 iv)ワックス被覆シリカと一緒にした水酸化アルミニウム、 v)ワックス被覆シリカ。
【0059】 特に、組合せ(i)、(ii)及び(iii)を挙げるべきであろう。組合せ: 水酸化アルミニウムと予め混合したアルミナ、 水酸化アルミニウム及びワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 は、特に良好な結果を与える。
【0060】 本発明に従って使用されるシリカに関連してここで用いられる用語「被覆」に
は、多孔質シリカ材料の含浸が含まれ、用語「被覆されたシリカ」もそれに従っ
て理解されるべきである。
【0061】 ここで用いられる用語「シリカ」には、熱分解、及び好ましくは沈降シリカ又
はシリカゲルをもたらす湿式法により得られた材料のみならず、原理的には混合
金属珪素酸化物及び、例えば珪藻土のような天然産材料が含まれる。本発明に従
って用いられるシリカは、一般に無定形構造を有する。用語「シリカ」には珪酸
材料も含まれる。珪酸塩も考慮に入れられている。
【0062】 好ましい材料は微粉砕シリカゲルからなる。
【0063】 ここで用いられる用語「ワックス」には: i)天然動物ワックス(例えば、蜜蝋、ラノリン)、 ii)天然植物ワックス(例えば、カルナバワックス)、 iii)天然石油ワックス(例えば、パラフィンワックス、微結晶ワックス)、 iv)合成ワックス(例えば、エチレン重合体及びポリオールエーテル・エステル
)、 が含まれる。
【0064】 石油ワックス以外の鉱物ワックスも考慮に入れることができる。
【0065】 本発明に従って用いられる重要なグループのワックスは、長鎖脂肪族アルコー
ル(典型的には、C16以上)と、長鎖脂肪酸(典型的には、C16以上)とのエス
テルからなる。そのようなエステル及び酸は直鎖化合物であるのが好ましく、飽
和していても、していなくてもよい。用いることができる酸の例には、ステアリ
ン酸、パルミチン酸、オレイン酸、及びそれらの二つ以上の混合物が含まれる。
【0066】 上記の長鎖脂肪族化合物から誘導されたワックスには、炭化水素が含まれる。
【0067】 上記載の長鎖酸のエステルの外に、ステアリン酸アルミニウム等の塩を挙げる
ことができる。
【0068】 本発明に従い使用するのに好ましいワックス材料は、粉末被覆性組成物の重合
体成分(一種又は多種)と良好な相容性を有する材料であり、即ち、著しい相分
離を起こすことなく重合体と均一に混合することができる材料である。或るワッ
クス(例えば、ハロゲン化ワックス)は、一般にこの意味では粉末被覆重合体(
一種又は多種)との相容性を持たないことが分かるであろう。そのような材料を
使用すると、完成された適用被覆の表面外観に欠陥を与えることになると予想さ
れ、従って、推奨できない。
【0069】 本発明に従い、使用するのに適したワックス被覆シリカには、クロスフィール
ド(Crosfield)からのガシル(GASIL)937(微結晶パラフィンワックスで被
覆されたシリカゲル)及びデガッサ(Degussa)からのOK607(長鎖[C6
飽和アミン又はアルキルアンモニウム成分を含む被覆を持つ同様な材料)のよう
な市販材料が含まれる。
【0070】 シリカ材料の被覆は、例えば、シリカと固体ワックス材料との同時粉砕、又は
適当な溶媒中に溶解したワックス材料とシリカ材料とを混合し、次に溶媒を蒸発
させることによる、当分野で知られた方法により行うことができる。
【0071】 シリカ上に被覆されるワックスの量は、例えば、シリカの重量に基づき、2〜
10重量%の範囲にすることができる。
【0072】 本発明に従って用いられるワックス被覆シリカに関する一層詳しい情報は、米
国特許第3,607,337号及び第3,816,154号及びWO 97/0
8250明細書中に見出すことができる。
【0073】 ワックス被覆シリカの外に、本発明の粉末被覆性組成物には、酸化アルミニウ
ム及び/又は水酸化アルミニウム、好ましくは酸化アルミニウム、又は酸化アル
ミニウムと水酸化アルミニウムを乾式混合することにより配合してもよい。水酸
化アルミニウムに加えて、又はその代わりに、オキシ水酸化アルミニウムを用い
てもよい。
【0074】 別法として、酸化アルミニウムと水酸化アルミニウムとの組合せだけを用いて
もよい。
【0075】 これらの材料の主な構造形態のいずれのものでも用いることができ、即ち次の
ものを用いることができると考えられる: α−Al23 コランダム α−Al(OH)3 バイヤライト γ−Al23 γ−Al(OH)3 ギブサイト
【0076】 γ−構造形態のものが好ましい。
【0077】 本発明の粉末被覆性組成物中に配合される更に別の成分(c)の全含有量は、
一般に組成物の全重量に基づき、5重量%まで、一般に少なくとも0.002重
量%、通常少なくとも0.05重量%、例えば、0.1〜5重量%の範囲にあり
、有利には2重量%まで、特に1.5重量%まで、好ましくは少なくとも0.2
重量%一層特別には0.3〜1重量%である。別々の成分(一種又は多種)とし
て存在し、(外観修正添加剤の場合には)場合によりマスターバッチ成分(一種
又は多種)中に結合されて存在する非膜形成性材料の合計含有量が10重量%以
下である組成物についても特に言及すべきであろう。
【0078】 本発明の粉末被覆性組成物中に配合されるワックス被覆シリカの割合は、一般
に組成物の全重量に基づき0.002〜2.0重量%、有利には0.02〜1.
5重量%、好ましくは0.04〜1.0重量%、一層特別には少なくとも0.2
重量%、特に0.3〜0.7重量%、例えば0.3〜0.5重量%の範囲にある
【0079】 乾式混合された添加剤の一つがアルミナである場合、配合されるアルミナの割
合は、全組成物に基づき、少なくとも0.01重量%、有利には少なくとも0.
02重量%、一般に0.2〜0.4重量%の範囲にある。静電現象に対するその
比較的強い影響のために、アルミナの割合は1.0重量%を越えないのが普通で
ある。
【0080】 典型的には、成分が水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナである場合、水
酸化アルミニウムの含有量は、全組成物に基づき5%を越えず、一般に全組成物
に基づき3%を越えず、好ましい場合として1%を越えない。特に、90:10
〜10:90、例えば、12:88〜45:55の[アルミナ]対[水酸化アル
ミニウム]の比を挙げるべきであろう。
【0081】 粉末被覆性組成物が、ワックス被覆シリカと酸化アルミニウムとからなる乾式
混合した添加剤を含む場合には、[シリカ]対[酸化アルミニウム]の相対的割
合は、一般に99:1〜1:99、有利には80:20〜20:80、好ましく
は70:30〜30:70の範囲にあり、例えば、50:50である。
【0082】 乾式混合した添加剤がワックス被覆シリカと水酸化アルミニウムからなる場合
には、[シリカ]対[水酸化アルミニウム]の相対的割合は、一般に99:1〜30
:70、有利には90:10〜40:60、好ましくは80:20〜50:50
、例えば、65:35である。
【0083】 乾式混合した添加剤が、ワックス被覆シリカ、酸化アルミニウム、及び水酸化
アルミニウムからなる場合には、それら添加剤の相対的割合は、一般に次の通り
である: SiO2 Al23 Al(OH)3 1〜98% 1〜98% 1〜70% 有利には 5〜50% 10〜90% 1〜60% 好ましくは 10〜30% 20〜85% 1〜55%
【0084】 夫々乾式混合された添加剤(c)は一般に微粉状になっており、5μmまでの
粒径、或はある場合には10μmまでにさえなる粒径を有する。しかし、粒径は
2μm以下であるのが好ましく、一層特別には1μm以下である。
【0085】 成分(c)が二種以上の生成物からなる場合、少なくともこの成分を予め混合
し、好ましくは高剪断法により緊密に且つ均質に混合し、然る後、組成物と乾式
混合するのが極めて好ましい。成分(c)がワックス被覆シリカを含有する場合
、その材料を別個に配合し、乾式混合することにも言及すべきである。
【0086】 既に述べたように、本発明による粉末被覆性組成物は、一種以上の膜形成性樹
脂からなる単一の膜形成性粉末成分を含有するか、又は二種以上のそのような成
分の混合物を含有していてもよく、場合によりその成分は、膜形成性材料が非膜
形成性材料と結合されているマスターバッチの形になっている。
【0087】 膜形成性樹脂(重合体)は、顔料を濡らし、顔料粒子間の凝集強度を与え、基
体を濡らすか又は結合する能力を有する結合剤として働き、基体に適用した後の
硬化/焼き付け工程で溶融流動し、均一な膜を形成する。
【0088】 本発明の組成物の膜形成性粉末被覆成分又はその各々は、一般に熱硬化性系で
あるが、原理的にはその代わりに熱可塑性系(例えば、ポリアミド系)も用いる
ことができる。
【0089】 熱硬化性樹脂が用いられる場合、固体重合体結合剤系は、一般にその熱硬化性
樹脂のための固体硬化剤を含むが、別法として、二種の共反応性膜形成性熱硬化
性樹脂を用いてもよい。
【0090】 本発明による熱硬化性粉末被覆性組成物の膜形成性成分の製造で用いられる膜
形成性重合体は、カルボキシ官能性ポリエステル樹脂、ヒドロキシ官能性ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、及び官能性アクリル樹脂から選択された一種類以上
のものにすることができる。
【0091】 組成物の膜形成性成分は、例えば、ポリエポキシド硬化剤と一緒に用いられた
カルボキシ官能性ポリエステル膜形成性樹脂からなる固体重合体結合剤系に基づ
くものにすることができる。そのようなカルボキシ官能性ポリエステル系は、現
在最も広く用いられている粉末被覆材料である。一般にポリエステルは10〜1
00の範囲の酸価、1,500〜10,000の数平均分子量Mn、30℃〜8
5℃、好ましくは少なくとも40℃のガラス転移温度Tgを有する。ポリエポキ
シドは、例えば、トリグリシジルイソシアヌレート(TGIC)のような低分子
量エポキシ化合物、ビスフェノールAのジグリシジルテレフタレート縮合ジグリ
シジルルエーテルのような化合物、又は光安定性エポキシ樹脂にすることができ
る。そのようなカルボキシ官能性ポリエステル膜形成性樹脂は、別法として、テ
トラキス(2−ヒドロキシエチル)アジパミドのようなビス(β−ヒドロキシア
ルキルアミド)硬化剤と共に用いることができる。
【0092】 別法として、ヒドロキシ官能性ポリエステルは、ブロックされたイソシアネー
ト官能性硬化剤、又は例えばメラミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、又はグ
リコールウラルホルムアルデヒド樹脂、例えばシアナミド社(Cyanamid Company
)から供給されている材料「パウダーリンク(Powderlink)1174」、又はヘ
キサヒドロキシメチルメラミンのようなアミン・ホルムアルデヒド縮合物と共に
用いることができる。ヒドロキシ官能性ポリエステルのためのブロックされたイ
ソシアネート硬化剤は、例えば、ウレット(uret)ジオン型のような内部ブロッ
クされたものか、又はカプロラクタム−ブロック型、例えばイソホロンジイソシ
アネートでもよい。
【0093】 更に別の可能なものとして、エポキシ樹脂は、例えばジシアンジアミドのよう
なアミン官能性硬化剤と共に用いることができる。エポキシ樹脂のためのアミン
官能性硬化剤の代わりに、フェノール系材料、好ましくはエピクロルヒドリンと
過剰のビスフェノールAとの反応により形成された材料(即ち、ビスフェノール
Aとエポキシ樹脂とを付加させることにより製造したポリフェノール)を用いて
もよい。官能性アクリル樹脂、例えばカルボキシ−、ヒドロキシ−、又はエポキ
シ−官能性樹脂を、適当な硬化剤と共に用いることができる。
【0094】 膜形成性重合体の混合物を用いることもでき、例えば、カルボキシ官能性ポリ
エステルを、カルボキシ官能性アクリル樹脂及び硬化剤、例えば、両方の重合体
を硬化する働きをするビス(β−ヒドロキシアルキルアミド)のような硬化剤と
共に用いることができる。更に別の可能なものとして、混合結合剤系の場合、カ
ルボキシ−、ヒドロキシ−、又はエポキシ−官能性アクリル樹脂を、エポキシ樹
脂又はポリエステル樹脂(カルボキシ−又はヒドロキシ−官能性)と共に用いて
もよい。そのような樹脂の組合せは、同時に硬化するように選択することができ
、例えばカルボキシ官能性アクリル樹脂はエポキシ樹脂と共に同時硬化し、或は
カルボキシ官能性ポリエステルは、グリシジル官能性アクリル樹脂と共に同時硬
化する。しかし、一層一般的には、そのような混合結合剤系は、単一の硬化剤を
使用(例えば、ヒドロキシ官能性アクリル樹脂及びヒドロキシ官能性ポリエステ
ル樹脂を硬化するためにブロックされたイソシアネートを使用)して硬化できる
ように配合する。別の好ましい配合物には、二種の重合体結合剤の混合物の夫々
の結合剤のために異なった硬化剤(例えば、ブロックされたイソシアネートで硬
化されたヒドロキシ官能性アクリル樹脂と一緒に使用されるアミン硬化エポキシ
樹脂)を使用することが含まれる。
【0095】 挙げることができる他の膜形成性重合体には、官能性フルオロポリマー、官能
性フルオロクロロポリマー、及び官能性フルオロアクリルポリマーが含まれ、そ
れらの各々はヒドロキシ官能性又はカルボキシ官能性でもよく、単独の膜形成性
重合体として用いてもよく、或は一種類以上の官能性アクリル、ポリエステル及
び/又はエポキシ樹脂と一緒に用いてもよく、それら官能性重合体のための適当
な硬化剤と共に用いる。
【0096】 挙げることができる他の硬化剤には、エポキシフェノールノボラック及びエポ
キシクレゾールノボラック;オキシムでブロックされたイソシアネート硬化剤、
例えば、メチルエチルケトキシムでブロックされたイソホロンジイソシアネート
、アセトンオキシムでブロックされたテトラメチレンキシレンジイソシアネート
、及びメチルエチルケトキシムでブロックされたデスモデュールW(ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート硬化剤);モンサント(Monsanto)から供給され
ている「サントリンク(Santolink)LSE 120」のような光安定性エポキ
シ樹脂;及びダイセル(Daicel)から供給されている「EHPE−3150」の
ような脂環式ポリエポキシド;が含まれる。
【0097】 用いることができる顔料の例は、例えば、白色二酸化チタン、赤色及び黄色鉄
酸化物、クロム顔料、及びカーボンブラックのような無機顔料、及び、例えばフ
タロシアニン、アゾ、アントラキノン、チオインジゴ、イソジベンズアントロン
、トリフェンジオキサン、及びキナクリドン顔料のような有機顔料、バット染色
顔料、及び酸性、塩基性、及びモルダント染色材料のレーキである。染料は、顔
料と同様に、又はその代わりに用いることができる。被覆組成物の各着色膜形成
性成分は、単一の着色剤(顔料又は染料)を含んでいてもよく、一種より多くの
着色剤を含んでいてもよい。
【0098】 本発明の組成物は、一種類以上の増量剤又は充填剤を含んでいてもよく、それ
らはコストを最小にしながら、就中、不透明性に役立つように、或は一層一般的
には希釈剤として役立つように用いることができる。膜形成性重合体材料〔例え
ば、(a)又は(b6)〕の全顔料/充填剤/増量剤含有量について次の範囲を
挙げるべきであろう:0重量%〜55重量%、0重量%〜50重量%、10重量
%〜50重量%、0重量%〜45重量%、及び25重量%〜45重量%。全顔料
/充填剤/増量剤含有量の中で顔料の含有量は、膜形成性重合体材料の40重量
%以下で用いられる。通常25〜30%の顔料含有量が用いられるが、暗色の場
合には10重量%より少ない顔料で不透明性を得ることができる。
【0099】 粉末被覆性組成物は、例えば、流動促進剤、可塑剤、安定化剤、例えばUV劣
化に対する安定化剤のような一種以上の性能添加剤、又はベンゾインのようなガ
ス発生防止剤を含有していてもよい。そのような添加剤は、粉末被覆性組成物に
用いられる既知の標準的な添加剤である。膜形成性重合体材料の全性能添加剤含
有量については次の範囲を挙げるべきであろう:0重量%〜5重量%、0重量%
〜3重量%、及び1重量%〜2重量%。
【0100】 一般に、これらの着色剤及び性能添加剤は、押出し又は他の均一化工程の前及
び/又はその工程中に膜形成性材料中に配合され、乾式混合によるものではない
。膜形成性成分(一種又は多種)は、慣用的溶融押出し及び微粉砕法により製造
することができ、場合によりその後でEP539385Aに記載されているよう
な溶融又は結合工程を行なってもよい。従って、例えば二種以上の別々の粉末を
押出し及び微粉砕により形成し、次に融合又は結合して複合体粒子に形成しても
よい。別な態様として、溶融押出し及び微粉砕の後で、非膜形成性添加剤に融合
又は結合して外観修正成分(b)を形成してもよい。
【0101】 本発明の添加剤成分〔成分(b)及び(c)〕は、どのような利用可能な乾式
混合法によっても、例えば: (a)同時にミル中へ供給されるチップ及び添加剤(一種又は多種)と一緒に
ミルに注入する; (b)ミルで粉砕した後、篩分けの段階で導入する、及び (c)「タンブラー(tumbler)」又は他の適当な混合装置中で、製造後の混
合を行う、 方法によっても粉末被覆性組成物中に配合することができる。
【0102】 一つの態様として、成分(a)及び(b)を一緒に混合し、次に予め混合した
成分(c)を添加し、然る後、混合器から取り出す。
【0103】 従って、本発明の一つの態様として、或る範囲の基礎的着色粉末被覆性組成物
は、従来のように、慣用的溶融押出し工程で製造し、次に簡単な混合工程により
要求に応じ広い範囲の異なった仕上げを容易に生成することができ、その結果少
量の製造が商業的に可能になる。
【0104】 例えば、光沢減少成分は、使用直前に粒径を小さくした微粒子状の予め調製し
た未着色被覆組成物又は慣用的粒径のものであってもよい。特定の型の膜形成性
化学物質(例えば、酸官能性ポリエステル、ヒドロキシ官能性ポリエステル)の
場合には、本発明のキットは、その化学物質のあらゆる慣用的粉末被覆性組成物
に対して適切な「万能」光沢減少成分を含むのが有利である。他の外観修正添加
剤は、例えば、市販の添加剤であるか、又はそれらから、上で論じた金属又は雲
母マスターバッチの場合のように、結合法により製造することができる。
【0105】 本発明による粉末被覆性組成物は、原理的に粉末被覆技術の適当な方法のいず
れによっても、例えば、静電噴霧被覆、或は流動床又は静電流動床法によっても
基体に適用することができる。
【0106】 基体に粉末被覆性組成物を適用した後、得られた付着粒子の連続的被覆(適当
な場合には適用した組成物の硬化を含む)への転化は、熱処理及び/又は輻射線
エネルギー、特に赤外線、紫外線、又は電子ビーム輻射線により行うことができ
る。
【0107】 粉末は、通常150℃〜220℃の範囲の温度で、通常5〜30分間熱を適用
すること(焼き付け法)により通常基体上で硬化するが、或る樹脂、特にエポキ
シ樹脂では90℃までの低い温度を用いることができる。粉末粒子は溶融し、流
れ、膜が形成される。硬化時間及び温度は、用いられる組成物の配合に従って互
いに依存性を有し、次の典型的な範囲を挙げることができる: 温度(℃) 時間 280〜100★ 10秒〜40分 250〜150 15秒〜30分 220〜160 5〜20分 ★ 或る樹脂、特に或るエポキシ樹脂の場合には 90℃まで下げた温度を用
いてもよい。
【0108】 本発明は、基体上に被覆を形成するための方法も与え、それは、本発明による
組成物を基体に適用し、例えば静電噴霧被覆法により適用し、その適用した組成
物を加熱して粒子を溶融融合し、被覆を硬化することからなる。
【0109】 膜はどのような適切な厚さにすることもできる。装飾仕上げのためには、20
μm位の薄い膜厚さを挙げるべきであろうが、25〜120μmの範囲に入る膜
厚さが一層普通であり、或る用途に対しては一般的範囲は30〜80μmであり
、他の用途に対しては60〜120μm、一層好ましくは60〜100μmであ
り、80〜150μmの膜厚さは一般性は少ないが、稀ではない。
【0110】 基体は、金属、熱安定性プラスチック材料、木材、ガラス、或はセラミック又
は織物材料からなっていてもよい。金属基体は、組成物を適用する前に化学的又
は機械的に清浄にするのが有利であり、好ましくは化学的前処理、例えば、燐酸
鉄、燐酸亜鉛又はクロム酸亜鉛による前処理にかける。金属以外の基体は、一般
に適用前に予熱するが、静電噴霧適用の場合には、そのような適用を助ける材料
で予め処理する。
【0111】 次の実施例は、本発明を例示する。
【0112】
【実施例】
実施例で用いられる酸化アルミニウムは、デガッサによる酸化アルミニウムC
であり、平均粒径<0.2μm;用いられた水酸化アルミニウムはオミヤ・クロ
クストン・アンド・ガリー(Omya Croxton & Garry)によるマーチナル(Martin
al)OL 103Cであり、平均粒径0.8μm;及び用いられたワックス被覆
シリカはクロスフィールドによるガシル937であり、平均粒径6.5μm(微
結晶パラフィンワックスで被覆した微粉砕シリカゲル)であった。
【0113】 実施例に報告した粒径分布データは、マルバーン・インストルーメンツ(Malv
ern Instruments)からのマスターサイザーXレーザー光散乱装置を用いて得ら
れたものである。
【0114】 実施例で用いた個々の成分は、次のように調製した: 青色ポリエステル光沢基礎組成物 フタロシアニンブルー顔料 18 g 黒色酸化鉄顔料 8 g 二酸化チタン 17 g 充填剤(硫酸バリウム) 100 g 充填剤(炭酸カルシウム) 200 g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 618 g ヒドロキシアルキルアミド硬化剤 (即ち、EMSグリロンからのPRIMID) 23 g アクリル流動変性剤 8 g ベンゾイン 4 g ポリエチレンワックス 4 g
【0115】 上記成分を混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=20μm、d(v,50)=38μm、d(
v,70)=52μm、d(v,95)=79μm、d(v,99)=94μm
、の粒径分布を有する粉末を生成した。粒子の68%は50μm未満であった。
【0116】 白色ポリエステル光沢基礎組成物 二酸化チタン 300 g 充填剤(硫酸バリウム) 100 g 充填剤(炭酸カルシウム) 70 g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 756 g ヒドロキシアルキルアミド硬化剤 28 g アクリル流動変性剤 8 g ベンゾイン 4 g ポリエチレンワックス 4 g
【0117】 上記成分を混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=22μm、d(v,50)=40μm、d(
v,70)=52μm、d(v,95)=78μm、d(v,99)=99μm
、の粒径分布を有する粉末を生成した。64%<50μm。
【0118】 黄色ポリエステル光沢基礎組成物 二酸化チタン 164 g 黄色酸化鉄顔料 7 g 黄色キノフタロン顔料 29 g 充填剤(炭酸カルシウム) 140 g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 621 g ヒドロキシアルキルアミド硬化剤 23 g アクリル流動変性剤 8 g ベンゾイン 4 g ポリエチレンワックス 4 g
【0119】 上記成分を混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=20μm、d(v,50)=40μm、d(
v,70)=51μm、d(v,95)=82μm、d(v,99)=102μ
m、の粒径分布を有する粉末を生成した。63%<50μm。
【0120】 灰色ポリエステル光沢基礎組成物 カーボンブラック顔料 9 g 二酸化チタン 76 g 黄色酸化鉄顔料 15 g 充填剤(硫酸バリウム) 210 g 充填剤(炭酸カルシウム) 100 g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 561 g ヒドロキシアルキルアミド硬化剤 21 g ベンゾイン 4 g ポリエチレンワックス 4 g
【0121】 上記成分を混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=19μm、d(v,50)=40μm、d(
v,70)=51μm、d(v,95)=80μm、d(v,99)=97μm
、の粒径分布を有する粉末を生成した。67%<50μm。
【0122】 褐色ポリエステル光沢基礎組成物 カーボンブラック顔料 3 g 二酸化チタン 4 g 黄色酸化鉄顔料 44 g 赤色酸化鉄顔料 9 g 充填剤(硫酸バリウム) 170 g 充填剤(炭酸カルシウム) 120 g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 619 g ヒドロキシアルキルアミド硬化剤 23 g ベンゾイン 4 g ポリエチレンワックス 4 g
【0123】 上記成分を混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=22μm、d(v,50)=42μm、d(
v,70)=52μm、d(v,95)=84μm、d(v,99)=106μ
m、の粒径分布を有する粉末を生成した。62%<50μm。
【0124】 透明ポリエステル光沢基礎組成物 カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 920 g TGIC硬化剤 60 g アミド変性ポリエステルオリゴマー流動助剤 13 g フェノール酸化防止剤 6 g ベンゾイン 1 g
【0125】 上記成分を混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=19μm、d(v,50)=40μm、d(
v,70)=50μm、d(v,95)=80μm、d(v,99)=97μm
、の粒径分布を有する粉末を生成した。68%<50μm。
【0126】 赤色ポリエステル/エポキシハイブリッド光沢基礎組成物 二酸化チタン 10 g ボナリルアミド(Bonarylamide)赤色顔料 68 g 充填剤(硫酸バリウム) 52 g 充填剤(炭酸カルシウム) 52 g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=34mgKOH/g) 605 g エポキシ樹脂硬化剤(EEW=610g/モル) 247 g 臭化テトラブチルアンモニウム触媒 2 g アクリル流動変性剤 10 g ベンゾイン 3 g ポリエチレンワックス 3 g
【0127】 上記成分は混合機中で乾式混合し、110℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=20μm、d(v,50)=40μm、d(
v,70)=52μm、d(v,95)=81μm、d(v,99)=98μm
、の粒径分布を有する粉末を生成した。68%<50μm。
【0128】 白色エポキシ光沢基礎組成物 二酸化チタン 295 g エポキシ官能性重合体(EEW=530g/モル) 657 g ジシアンジアミド架橋剤 32 g アミノフェノール触媒 4 g アクリル流動変性剤 10 g ベンゾイン 2 g
【0129】 上記成分は混合機中で乾式混合し、110℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=20μm、d(v,50)=39μm、d(
v,70)=52μm、d(v,95)=80μm、d(v,99)=96μm
、の粒径分布を有する粉末を生成した。66%<50μm。
【0130】 青色ポリエステル着色添加剤組成物 上に記載した青色ポリエステル光沢基礎組成物を更に粉砕し、篩分けて、d(
v,50)=5μm、d(v,90)=12μm、d(v,99)=13μm、
の粒径分布を有する粉末を生成した。
【0131】 白色ポリエステル着色添加剤組成物 上に記載した白色ポリエステル光沢基礎組成物を更に粉砕し、篩分けて、d(
v,50)=5μm、d(v,90)=12μm、d(v,99)=13μm、
の粒径分布を有する粉末を生成した。
【0132】 凝集青色ポリエステル光沢基礎組成物 上に記載した青色及び白色のポリエステル着色添加剤を同じ割合で一緒にヘン
シェル(Henschel)FM10混合機で、水ジャケットの温度を54℃にして合計
30分間混合した。凝集粉末を篩分けて、d(v,20)=10μm、d(v,
50)=16μm、d(v,70)=25μm、の粒径分布を有する粉末を生成
した。
【0133】 ポリエステル艶消し基礎組成物1 カルボン酸官能性ポリエステル樹脂(AV=80mgKOH/g) 575 g ヒドロキシアルキルアミド硬化剤 65 g フェノール酸化防止剤 2 g ベンゾイン 4 g アクリル流動変性剤 16 g 充填剤(硫酸バリウム) 325 g アミド変性ひまし油ワックスレオロジー剤 10 g ポリエチレンワックス 2 g
【0134】 上記成分は混合機中で乾式混合し、120℃で押出した。次に押出物を衝撃粉
砕し、篩分けて、d(v,20)=5μm、d(v,50)=11μm、d(v
,70)=15μm、d(v,95)=28μm、d(v,99)=35μm、
の粒径分布を有する粉末を生成した。100%<50μm。
【0135】 ポリエステル艶消し基組成物2 ポリエステル艶消し基礎組成物1のための成分を混合機中で乾式混合し、12
0℃で押出した。次に押出物を衝撃粉砕し、篩分けて、d(v,20)=10μ
m、d(v,50)=20μm、d(v,70)=27μm、d(v,95)=
48μm、d(v,99)=62μm、の粒径分布を有する粉末を生成した。9
6%<50μm。
【0136】 透明ポリエステル光沢雲母マスターバッチ組成物1 透明ポリエステル光沢基礎組成物(上記参照) 750 g 雲母顔料 250 g
【0137】 上記成分を高速ヘンシェル混合機を使用して一緒に9分間1000rpmで、
その混合機中で70℃の温度に到達するまで融合した。次に混合物を放置して室
温まで冷却し、次に取り出して篩分け、d(v,20)=19μm、d(v,5
0)=40μm、d(v,70)=51μm、d(v,95)=79μm、d(
v,99)=97μm、の粒径分布を有する粉末を生成した。68%<50μm
【0138】 乾式混合添加剤1 酸化アルミニウム 6 g 水酸化アルミニウム 24 g 材料をムリネックス(Moulinex)II高剪断混合機へ入れ、30秒間混合し、冷
却し、混合及び冷却手順を更に2回繰り返し、合計3回の操作を行なった。
【0139】 乾式混合添加剤2 酸化アルミニウム 13.5 g 水酸化アルミニウム 16.5 g 材料をムリネックスII高剪断混合機へ入れ、30秒間混合し、冷却し、混合及
び冷却手順を更に2回繰り返し、合計3回の操作を行なった。
【0140】 乾式混合添加剤3 酸化アルミニウム 24 g 水酸化アルミニウム 6 g 材料をムリネックスII高剪断混合機へ入れ、30秒間混合し、冷却し、混合及
び冷却手順を更に2回繰り返し、合計3回の操作を行なった。
【0141】 乾式混合添加剤4 酸化アルミニウム 19.2 g 水酸化アルミニウム 4.8 g ワックス被覆シリカ 6.0 g 材料をムリネックスII高剪断混合機へ入れ、30秒間混合し、冷却し、混合及
び冷却手順を更に2回繰り返し、合計3回の操作を行なった。
【0142】 乾式混合添加剤5 酸化アルミニウム 10 g ワックス被覆シリカ 10 g 材料をムリネックスII高剪断混合機へ入れ、30秒間混合し、冷却し、混合及
び冷却手順を更に2回繰り返し、合計3回の操作を行なった。
【0143】 乾式混合添加剤6 水酸化アルミニウム 7 g ワックス被覆シリカ 13 g 材料をムリネックスII高剪断混合機へ入れ、30秒間混合し、冷却し、混合及
び冷却手順を更に2回繰り返し、合計3回の操作を行なった。
【0144】 乾式混合添加剤7 ワックス被覆シリカ
【0145】 例1 青色ポリエステル艶消し組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 865 g ポリエステル艶消し基礎組成物1 130 g 乾式混合添加剤1 5 g
【0146】 上記成分をワーリング(Waring)実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、
5秒間ずつ2回混合した。粉末混合物を−50〜−110kVの適用電圧〔ラン
ズバーグ・ジエーマ(Ransberg Gema)PG1銃〕でアルミニウムパネル上に5
0〜110μmの膜厚さまで噴霧し、200℃で15分間焼付け、艶消し仕上げ
を有する被覆を得た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった
【0147】 例2 黄色ポリエステル艶消し組成物 黄色ポリエステル光沢基礎組成物 867.8 g ポリエステル艶消し基礎組成物2 129.7 g 乾式混合添加剤3 2.5 g
【0148】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、艶消し仕上げを有する被覆を得た。その条件
範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0149】 例3 青色ポリエステルサテン組成物 黄色ポリエステル光沢基礎組成物 947.6 g ポリエステル艶消し基礎組成物1 47.4 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0150】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。サテン仕上げを有する被覆を得た。その条
件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0151】 例4 灰色ポリエステルテクスチャー組成物 灰色ポリエステル光沢基礎組成物 975 g エステル変性ポリエーテルオリゴマーテクスチャー形成添加剤 〔トロイ・パウダーメイト(Troy Powdermate)508TEX〕 20 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0152】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。テクスチャー形成仕上げを有する被覆を得
た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0153】 例5 灰色ポリエステル微細テクスチャー組成物 灰色ポリエステル光沢基礎組成物 965 g PTFEテクスチャー形成添加剤 〔ヘキスト・ホスタフロン(Hoechst Hostaflon)TF1702〕 30 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0154】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。微細テクスチャー形成仕上げを有する被覆
を得た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0155】 例6 灰色ポリエステル粗粒テクスチャー組成物 灰色ポリエステル光沢基礎組成物 985 g CABテクスチャー形成添加剤 〔イーストマン・ケミカル(Eastman Chemical CAB551−0.2〕 10 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0156】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。粗粒テクスチャー形成仕上げを有する被覆
を得た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0157】 例7 褐色ポリエステル粗粒テクスチャー組成物 褐色ポリエステル光沢基礎組成物 991 g d(v,50)=40μmまで微粉砕した流動助剤 〔DSMウララック(Uralac)P6188〕 4 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0158】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。粗粒テクスチャー形成仕上げを有する被覆
を得た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0159】 例8 灰色ポリエステルコントラストテクスチャー組成物 灰色ポリエステル光沢基礎組成物 982 g CABテクスチャー形成添加剤 〔イーストマン・ケミカルCAB551−0.2〕 10 g 二酸化チタン 2 g 赤色酸化鉄顔料 1 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0160】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、コントラストテクスチャー形成仕上げ(誇張
された斑点として現れた暗灰色ピークを有する明灰色)を有する被覆を得た。そ
の条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0161】 例9 青色ポリエステル艶消テクスチャー組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 845 g ポリエステル艶消し基礎組成物 130 g エステル変性ポリエーテルオリゴマーテクスチャー形成添加剤 (トロイ・パウダーメイト508TEX〕 20 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0162】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。艶消しテクスチャー形成仕上げを有する被
覆を得た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0163】 例10 青色ポリエステルメタリック組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 965 g 雲母顔料 30 g 乾式混合添加剤4 5 g
【0164】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。メタリック仕上げを有する被覆を得た。そ
の条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0165】 例11 青色ポリエステルメタリックきらめき組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 900 g 透明ポリエステル光沢雲母マスターバッチ 100 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0166】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、メタリック斑点仕上げを有する被覆を得た。
その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0167】 例12 青色ポリエステル艶消しメタリック組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 840 g ポリエステル艶消し基礎組成物1 125 g 雲母顔料 30 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0168】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、艶消しメタリック仕上げを有する被覆を得た
。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0169】 例13 褐色ポリエステルアンティーク組成物 褐色ポリエステル光沢基礎組成物 945 g エステル変性ポリエーテルオリゴマーテクスチャー形成添加剤 (トロイ・パウダーメイト508TEX〕 20 g 雲母顔料 30 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0170】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付けた。アンティーク仕上げを有する被覆を得た。
その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0171】 例14 ポリエステル混合色組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 497.5 g 白色ポリエステル光沢基礎組成物 497.5 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0172】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、混合(斑点)色仕上げを有する被覆を得た。
その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0173】 例15 白色エポキシテクスチャー組成物 白色エポキシ光沢基礎組成物 975 g エステル変性ポリエーテルオリゴマーテクスチャー形成添加剤 (トロイ・パウダーメイト508TEX〕 20 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0174】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、テクスチャー形成仕上げを有する被覆を得た
。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0175】 例16 赤色ハイブリッドメタリック組成物 赤色ハイブリッド光沢基礎組成物 965 g 雲母顔料 30 g 乾式混合添加剤2 5 g
【0176】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、メタリック仕上げを有する被覆を得た。その
条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0177】 例17 青色ポリエステル艶消し組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 867 g ポリエステル艶消し基礎組成物1 130 g 乾式混合添加剤5 3 g
【0178】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、艶消し仕上げを有する被覆を得た。その条件
範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0179】 例18 青色ポリエステルサテン組成物 青色ポリエステル光沢基礎組成物 948 g ポリエステル艶消し基礎組成物1 47 g 乾式混合添加剤6 5 g
【0180】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、サテン仕上げを有する被覆を得た。その条件
範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0181】 例19 黄色ポリエステル艶消し組成物 黄色ポリエステル光沢基礎組成物 867 g ポリエステル艶消し基礎組成物1 130 g 乾式混合添加剤7 3 g
【0182】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、艶消し仕上げを有する被覆を得た。その条件
範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0183】 例20 淡青色着色光沢組成物 白色ポリエステル光沢基礎組成物 967 g 青色ポリエステル着色添加剤 30 g 乾式混合添加剤2 3 g
【0184】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、単一の均一な淡青色の仕上げを有する被覆を
得た。その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【0185】 例21 青色ポリエステルメタリック組成物 凝集青色ポリエステル光沢基礎組成物 967 g 雲母顔料 30 g 乾式混合添加剤2 3 g
【0186】 上記成分をワーリング実験室高剪断混合機を使用して乾式混合し、5秒間ずつ
2回混合した。粉末混合物を−50〜−100kVの適用電圧(ランズバーグ・
ジエーマPG1銃)でアルミニウムパネル上に50〜110μmの膜厚さまで噴
霧し、200℃で15分間焼付け、青色メタリック仕上げを有する被覆を得た。
その条件範囲に亘って、膜外観に変動は観察されなかった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月15日(2000.6.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 PO Box 20980 Oriel Ho use 16 Connaught Pla ce London W2 2ZB En gland (72)発明者 クラパー、ガレス、デール イギリス国 タイン アンド ウェアー、 ノース シールズ、 ユニオン ストリー ト 4 (72)発明者 キットル、ケビン、ジェフリー イギリス国 カウンティ ダーラム、チェ スター − ル − ストリート、デンウ ィック クロース 19 Fターム(参考) 4J038 BA212 CD091 CD092 CG141 CG142 DB001 DB002 DB061 DB062 DB151 DB152 DD001 DD002 GA03 GA06 GA07 GA12 HA066 HA216 HA446 HA546 JB14 JB23 KA03 KA08 KA12 KA15 MA02 MA15 NA01

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (p1)25〜50μmの範囲のd(v,50)を有するか
    又は、 (p2)25〜70μmの範囲のd(v,70)を有するか又は、 (p3)粒子の70体積%以下が50μm未満である、 一種以上の膜形成性重合体成分を含有する粉末被覆性組成物であって、 前記膜形成性重合体成分(単数又は複数)は前記粉末被覆性組成物の主要部分
    を構成し、しかも、前記粉末被覆性組成物には、少なくとも一種の外観修正添加
    剤成分と、ワックスで被覆されたシリカを含有するか又は水酸化アルミニウムと
    一緒にしたアルミナからなる更に別の添加剤成分とが乾式混合によって配合され
    ている、上記粉末被覆性組成物。
  2. 【請求項2】 膜形成性重合体成分を含有する粉末被覆性組成物において、
    ・光沢減少成分、 テクスチャー形成成分、 メタリック成分若しくは雲母成分、 着色用顔料成分若しくは顔料濃厚物成分、又は 第一の膜形成性重合体材料と相容性があり、それらとは色が異なる更に別の膜
    形成性重合体材料、又は 前記成分の二種以上、並びに ・水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 アルミナ及び/又は水酸化アルミニウムと一緒にしたワックス被覆シリカ、 ワックス被覆シリカ、 から選択された更に別の添加剤、 が乾式混合によって配合されており、然も、前記粉末被覆性組成物の少なくとも
    主要部分が (p1)25〜50μmの範囲のd(v,50)を有するか又は、 (p2)25〜70μmの範囲のd(v,70)及び8〜30μmの範囲のd
    (v,20)を有するか又は、 (p3)粒子の70体積%以下が50μmより小さい、 膜形成性重合体材料を含有している、上記粉末被覆性組成物。
  3. 【請求項3】 次の粒状成分: (a)25〜50μmの範囲のd(v,50)、及び60〜120μmの範囲の
    d(v,99)を有するか、又は粒子の70体積%以下が50μm未満である着
    色膜形成性重合体材料、 (b)(1)光沢減少添加剤成分、 (2)テクスチャー形成剤成分、 (3)場合により膜形成性重合体に結合された、メタリック顔料又は雲母
    顔料、 (4)着色用顔料成分、又は (5)膜形成性成分(a)と相容性があり、それらとは色が異なる更に別
    の膜形成性重合体材料であって、粒子の少なくとも90体積%が20μmm以下
    である該材料、及び (6)膜形成性成分(a)と相容性があり、それらとは色が異なり、25
    〜50μmの範囲のd(v,50)、60〜120μmの範囲のd(v,99)
    を有するか又は粒子の70体積%以下が50μm未満である膜形成性重合体材料
    、 から選択された少なくとも一種の外観修正成分、 (c)(i)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 (ii)ワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 (iii)ワックス被覆シリカと一緒にした水酸化アルミニウム、 (iv)水酸化アルミニウム及びワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ
    、 (v)ワックス被覆シリカ、 から選択された更に別の添加剤、 の乾式混合された混合物からなり、然も、25〜50μmの範囲のd(v,50
    )、及び60〜120μmの範囲のd(v,99)を有するか、又は粒子の70
    体積%以下が50μm未満である膜形成性重合体材料を少なくとも60重量%含
    有する粉末被覆性組成物。
  4. 【請求項4】 15〜50μmの範囲のd(v,50)、又は20〜70μ
    mの範囲のd(v,70)を有する未着色膜形成性重合体材料に結合されたメタ
    リック顔料又は雲母顔料からなるメタリック成分又は雲母成分を含有する、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  5. 【請求項5】 膜形成性重合体材料に結合されたメタリック顔料又は雲母顔
    料を2〜40重量%含有するメタリック顔料又は雲母顔料成分を含有する、請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  6. 【請求項6】 粒径が(p1)、(p2)、又は(p3)の着色膜形成性重
    合体材料を少なくとも70重量%含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の粉末被覆性組成物。
  7. 【請求項7】 組成物の全重量に基づき30重量%までの光沢減少添加剤を
    含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  8. 【請求項8】 光沢減少添加剤の含有量が、組成物の全重量に基づき20重
    量%までである、請求項7に記載の粉末被覆性組成物。
  9. 【請求項9】 特定の粒径(p1)、(p2)、又は(p3)の膜形成性重
    合体材料が酸官能性ポリエステルからなり、光沢減少成分が、一層高度の官能性
    の酸官能性ポリエステルからなる小さな粒径を持つ未着色膜形成性重合体材料か
    らなる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  10. 【請求項10】 光沢減少添加剤が、粒子の少なくとも90体積%が50μ
    m未満であり、平均粒径が30μm未満であるような粒径を有する、請求項9記
    載の粉末被覆性組成物。
  11. 【請求項11】 組成物の全重量に基づき、5重量%までのテクスチャー形
    成剤を含有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  12. 【請求項12】 組成物の全重量に基づき、10重量%までのメタリック顔
    料又は雲母顔料を含有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の粉末被覆性
    組成物。
  13. 【請求項13】 主要膜形成性成分と相容性のある着色用顔料又は着色した
    膜形成性重合体材料を、組成物の全重量に基づき5重量%まで含有し、粒子の少
    なくとも90体積%が20μm以下である、請求項1〜12のいずれか1項に記
    載の粉末被覆性組成物。
  14. 【請求項14】 更に別の添加剤成分(c)の量が、全組成物の重量に基づ
    き5重量%以下である請求項1〜13のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物
  15. 【請求項15】 更に別の添加剤成分(c)の量が、全組成物の重量に基づ
    き2重量%以下である、請求項14に記載の粉末被覆性組成物。
  16. 【請求項16】 更に別の添加剤成分(c)が、 (i)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 (ii)ワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 (iii)水酸化アルミニウム及びワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、
    から選択されている、請求項1〜15のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物
  17. 【請求項17】 特定の粒径(p1)、(p2)、又は(p3)の膜形成
    性重合体材料が、複合体粒子からなる融合又は結合凝集物の形の粉末であるか、
    又はそれを含有する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物
  18. 【請求項18】 組成物の主要部分が、35〜45μmの範囲のd(v,5
    0)、及び80〜100μmの範囲のd(v,99)を有する膜形成性重合体材
    料からなる、請求項1〜17のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  19. 【請求項19】 組成物の主要部分が、25〜70μmの範囲のd(v,7
    0)を有する膜形成性重合体材料からなり、更に別の添加剤(c)が、ワックス
    被覆シリカからなるか、又はそれを含有する、請求項1〜18のいずれか1項に
    記載の粉末被覆性組成物。
  20. 【請求項20】 粉末被覆性組成物の主要成分が25〜70μmの範囲のd
    (v,70)を有する膜形成性重合体材料を含有し;然も、前記粉末被覆性組成
    物が、光沢減少添加剤成分、テクスチャー形成成分、複合体粒子からなる融合又
    は結合凝集物であるか又はそれを含有する膜形成性重合体材料に結合されたメタ
    リック成分又は雲母成分、該重合体材料に結合されていないメタリック顔料若し
    くは雲母顔料、着色用顔料若しくは顔料濃厚物、又は前記組成物の主要部分を構
    成する膜形成性成分と相容性があり、それらとは色が異なる膜形成性重合体材料
    であって粒子の少なくとも90体積%が20μm以下である該材料、又は二種以
    上のそのような外観修正成分、及び水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナを
    含有する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  21. 【請求項21】 組成物の主要部分が、25〜70μmの範囲のd(v,7
    0)を有する膜形成性重合体材料を含有し、一層小さな粒径の膜形成性粒子から
    形成された融合又は結合凝集物の形の粉末であるか又はそれを含有する、請求項
    1〜20のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  22. 【請求項22】 組成物の主要部分が、40〜60μmの範囲のd(v,7
    0)、及び15〜25μmの範囲のd(v,20)を有する膜形成性重合体材料
    を含有する、請求項1〜21のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  23. 【請求項23】 光沢減少成分及びテクスチャー形成成分、 光沢減少成分及びメタリック成分又は雲母成分、 テクスチャー形成成分及びメタリック成分又は雲母成分、又は テクスチャー形成成分及び着色用顔料、 を含有する、請求項1〜22のいずれか1項に記載の粉末被覆性組成物。
  24. 【請求項24】 数多くの異なった仕上げで粉末被覆を製造するための粉末
    被覆性組成物中へ乾式混合により混合するための次の個々の粒状成分: ・(1)光沢減少成分、 (2)テクスチャー形成成分、 (3)メタリック顔料成分又は雲母顔料成分、及び (4)着色用顔料成分又は顔料濃厚物成分、及び (5)20μm以下のd(v,90)を有する着色膜形成性重合体成分、 から選択された少なくとも一種の外観修正添加剤成分、及び ・(i)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 (ii)ワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 (iii)ワックス被覆シリカと一緒にした水酸化アルミニウム、 (iv)水酸化アルミニウム及びワックス被覆シリカと一緒にしたアルミナ、 (v)ワックス被覆シリカ、 又は二種以上のそのような添加剤、 から選択された更に別の添加剤、 を含有するキット。
  25. 【請求項25】 ・成分(1)、(2)及び(3)、 及び場合により、 ・一種以上の着色用顔料及び/又は顔料濃厚物(4)及び/又は着色膜形成性重
    合体材料(5)、 を含有する、請求項24に記載のキット。
  26. 【請求項26】 外観修正添加剤が、膜形成性重合体材料に非膜形成性添加
    剤が結合されている結合マスターバッチの形になっている、請求項24又は25
    に記載のキット。
  27. 【請求項27】 未着色膜形成性重合体成分を含有する、請求項24〜26
    のいずれか1項に記載のキット。
  28. 【請求項28】 所望の仕上げを与えるように標準光沢粉末被覆性組成物を
    修正する方法において、組成物中へ乾式混合により、 (1)光沢減少成分、 (2)テクスチャー形成成分、 (3)メタリック顔料成分若しくは雲母顔料成分、 (4)着色用顔料成分若しくは顔料濃厚物成分、又は (5)前記標準光沢粉末被覆性組成物の膜形成性重合体材料と相容性があり、そ
    れとは色が異なる膜形成性重合体材料、 又は二種以上のそのような成分、 及びワックス被覆シリカを含有するか、又は水酸化アルミニウムと一緒にしたア
    ルミナからなる更に別の成分、 を配合することからなる、上記修正方法。
  29. 【請求項29】 所望の仕上げで粉末被覆性組成物を製造する方法において
    、次の粒状成分: (a)着色した膜形成性重合体材料、及び (b)(1)光沢減少成分、 (2)テクスチャー形成成分、 (3)メタリック成分若しくは雲母成分、 (4)着色用顔料成分若しくは顔料濃厚物成分、又は (5)前記第一の膜形成性重合体材料と相容性があり、それとは色が異な った更に別の膜形成性重合体材料、 又は二種以上のそのような成分、及び (c)水酸化アルミニウムと一緒にしたアルミナ、 アルミナ及び/又は水酸化アルミニウムと一緒にしたワックス被覆シリカ
    、 ワックス被覆シリカ、 から選ばれる更なる添加剤、 を乾式混合する工程を含み、然も、前記組成物の少なくとも主要部分が、 (p1)25〜50μmの範囲のd(v,50)を有するか又は (p2)25〜70μmの範囲のd(v,70)及び8〜30μmの範囲のd
    (v,20)を有するか又は (p3)粒子の70体積%以下が50μmより小さい、 膜形成性重合体材料を含有する、上記製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項28又は29に記載の方法により製造された粉末被
    覆性組成物。
  31. 【請求項31】 請求項1〜23、又は請求項30のいずれか1項に記載の
    組成物を基体に適用し、加熱して連続的被覆を形成することを特徴とする、基体
    を粉末被覆する方法。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の方法により被覆した基体。
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