JPH06505284A - 被覆用粉末 - Google Patents
被覆用粉末Info
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- JPH06505284A JPH06505284A JP4505035A JP50503592A JPH06505284A JP H06505284 A JPH06505284 A JP H06505284A JP 4505035 A JP4505035 A JP 4505035A JP 50503592 A JP50503592 A JP 50503592A JP H06505284 A JPH06505284 A JP H06505284A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C09D167/00—Coating compositions based on polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Coating compositions based on derivatives of such polymers
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
被覆用粉末
この発明は熱硬化性ポリエステル樹脂被覆用粉末に関する。この粉末は典型的に
は細かく砕いた樹脂/顔料配合物を基本とし、典型的には、流動層被覆技術ある
いは静電スプレー被覆技術により適用され、その後焼き付けされるものである。
被覆用粉末は液体塗料より優れた様々な利点を有している;これらは本質的には
100%不揮発性であり、溶剤あるいは汚染物質のどちらも適用中あるいは硬化
中に発せられない:これらは熟練していないオペレータ及び自動システムにより
容易に適用される;仕上がりは、はとんどの液体塗料に比べ、より丈夫で耐摩耗
性が大きい;材料がうまく利用され、スプレーしぶきは回収され再び適用される
。
総塗料市場における増加している占有率は粉末被覆方法により供給されている。
この明細書では、被覆用粉末という用語は材料を示し、粉末被覆という用語はそ
の方法及び適用された膜を示す。
この発明は硬化した被覆の表面仕上げを調整する材料に関する。減少した光沢仕
上げを与えるための市販のつや消し剤に関する現在の状況を簡単に説明する。
多くの装飾用粉末の適用に対しては、仕上げはつや消し剤を使わずに得られるも
のよりも光沢のレベルが低いことが好ましい。減少した光沢表面仕上げは、全て
の膜の欠点である鏡になる傾向がある反射性の高い光沢表面よりもより審美的な
魅力を有するとデザイナ−達は感じている。
光沢の減少はある増量剤、ポリエチレン及び他のろうを取り込むことにより、及
び物理的、化学的な非融和性により達成することができる。
一般に、増量剤の効果は、湿性塗料では明らかなつや消し効果が熱溶融配合技術
によりシミュレートできないので、はっきりしない。光沢レベルに影響するよう
に十分な増量剤を添加すると、通常、膜の流動特性の減少を伴う。安伍な増量剤
が存在すると被覆の外側の耐久性にも影響する。
ろう質の材料は焼き付けられた膜の表面に存在する傾向があり、そこではその材
料が、スリップ及び個々の粒子の光散乱による光沢の減少を与えている。これは
、膜のつや消しの視覚効果を有する非常に微細なテクスチャーを生成する技術で
ある。しかし、ろうは、ンーラントを塗布した場合、傷耐性をだめにし、熱破壊
問題を生じさせる。
標準的な粉末樹脂におけるネオブレンなどの非融和性樹脂との混合物により引き
起こされる物理的な非融和は光沢を減少させ得るが、しばしば硬化膜の機械特性
に逆効果を及ぼす。
ポリスチレン樹脂を基本とする外面耐性被覆の光沢レベルを減少させるには、異
なる、しばしば厄介な技術が必要である。カルボキシル化及びヒドロキシル化さ
れた高分子の両方を用いるポリエステル系を結合させることが必要である。カル
ボキシル化された型はTGICにより硬化され、ヒドロキシル化された型はブロ
ックされたイソシアン酸塩により硬化される。押し出し機中で共に配合されると
、最適なつや消し効果を生成することができない。そのため、2つの型を別々に
押出成形し、微粉砕前に押出成形されたフレークを予め混合することが必要であ
る。この技術は20−30%の滑らかな低い光沢の表面仕上げを与えるが、正確
なつや消し仕上げ(10%以下)を達成することはほとんどできない。この技術
は製造中の労務費を増加させ、着色被覆の場合には、2つの成分がブレンドされ
る前に正確に色合わせされなければならない。
熱硬化性ポリエステル樹脂被覆用粉末のためにはより良好なつや消し剤が必要で
ある。この発明はアルミニウム有機化合物がその必要を満たすことを見い出した
ことからなされたものである。
SU第730716号には、エポキシ樹脂被覆用粉末におけるジシアンジアミド
硬化剤のための亜鉛化合物との共同硬化促進剤として、アルミニウム有機化合物
を含む金属有機化合物が説明されている。
遷移金属あるいはアルミニウム化合物が、ヒドロキシル基含有ポリエステルある
いはアクリル樹脂に対する硬化剤として、JP53−073225号では使用さ
れている。
欧州特許出願EPO第165207号のポリエステル/エポキシ系には、つや消
し効果を与えるために、ろうと金属塩あるいは有機化合物の金属錯体の組み合わ
せが含まれる。
GB第1580358号には、低酸価の末端にヒドロキシル基を有するポリエス
テル樹脂及び添加物としての金属有機化合物の被覆用粉末組成が説明されている
。
本発明の主題は、アルミニウム有機化合物だけで、末端にカルボキシル基を有す
るポリエステル樹脂からなる被覆用粉末において、つや消し剤として作用するこ
とができるという驚くべきことの発見に基づ(ものである。
本発明は、末端にカルボキシル基を有するポリエステル樹脂とその樹脂用硬化剤
からなり、熱硬化性被覆用粉末を提供するものである硬化した被覆の表面仕上げ
を調整する濃度でアルミニウム有機化合物を含有する。
この発明の被覆用粉末に使用している末端にカルボキシル基を有するポリエステ
ル樹脂は、従来のものでよく、下記のものの中から選択することができるが選択
しなくてもよい。
商標 酸価 Ts(℃) 供給先
Grilesta P7304 28−34 66 EMS、Grillon社
P7305 30−36 61
P7307 30−36 61
Crylcoat 430 30 70 UCB社E2373 30 59
Uralac P3400 30−37 63 DSM Re5ins社P35
00 33−38 58
P2200 48−55 62
P3700 33−40 57
P4200 33−38 58
P4400 32−38 54
末端にカルボキシル基を有する樹脂は少なくとも15、好ましくは20−55、
更に好ましくは30−40 (mg KOH/g樹脂)、の酸価を有する。しば
しば、樹脂は10を越えない、好ましくは5以下のヒドロキシル基を有する。
この発明の熱硬化性被覆用粉末は外側の耐性塗料被覆を適用するのに適している
のが好ましい。このような組成では、エポキシ樹脂を含有しないことが好ましく
、ポリエステル樹脂は従来TGIC(トリグリシジル イソシアヌレート)など
の変性エポキシ化合物により硬化されていた。最近では、EMS Grillo
n社によって下記の構造 (OH,CHR,CHz)zNco、 RzCO,N
(CH2,CHR,0H)xが提供され、商標名Pri■昆XL552として市
販されている、β−ヒドロキシアルキルアミドを基本とする、いわゆる無毒性硬
化剤が入手できるようになっている。
このような硬化剤はこの発明の範囲内である。使用される硬化剤の性質はこの発
明にとって重要ではない。
アルミニウム有機化合物はアルミニウムアルコキシドまたはアルミニウムアルコ
キシドから買換または縮合反応により誘導可能な化合物とすることができる。
少なくとも1つの基
−0−AI−0−
「
[式中、Xはアルコール類またはフェノール類、カルボン酸、1.3−ジケトン
、アルキルアセトアセテートまたはジカルボン酸のアルキルハーフェステルで、
置換または置換されないHXから誘導される]を含むアルミニウム化合物を使用
することが好ましい。
アルミニウム有機化合物(AOC)は、AIに結びついた1つあるいは2つのヒ
ドロキシル基を含んでもよい。あるいはAOCは、式A I X3[Xは上記に
定義した通りコを有するものでもよい。あるいはAOCは、下記の式を有するこ
とにより、1分子毎に1つ以上のAI原子を含んでもよい。
[−0,−AI−X、] 、’
式中、pは1.5以下であり、
qは3−2pと等しく、
nは2以上である。
Xは、水でもよいが分子中の少な(とも1つの部位が有機物であるHXから誘導
され、好ましくは;
C1からC30の脂肪族アルコールあるいはフェノールであり、置換されてもよ
い;
C1からC30のカルボン酸であり、脂肪族でも、指環式でも芳香族でもよく、
置換されてもよい;
アセチルアセトンなどの1.3−ジケトンである:C1からC12のアルキルア
セトアセテートであり、そのアルキル基が置換されてもよい;
C1からC12の脂肪族、脂環式あるし・は芳香族ジカルボン酸の01からC1
2のアルキルハーフェステルであり、置換されてもよい。
全ての場合において、Xは分子中の異なる位置において同一または異なってよい
。
上記置換基としては、特にC1からC12までのアルコキシ基及びC1から04
までのジアルキルアミノ基が挙げられる。
アルキルアセトアセテートは式CHs COCHt COOR1[式中RはC1
からC12までのアルキルである]で示される。これらは、カルボン酸塩及びア
セチルアセテートと同様の様式で、両方の酸素原子によりAIに配位結合すると
考えられる。
上記一般の分類内の様々なAOCの例を下記の1から8までの項で詳しく説明す
る。
1、アルミニウム トリーアルコキシド類1、IAI モノブトキシエトキシド
ジ−イソプロポキシド1.2AI モノイソプロポキシド(2−メチルペンタ
ン−2゜4−ジオレエート)
1.3AI トリイソプロポキシド
1.4AI)リ 第二級ブトキシド
1.5AI トリ メトキシプロポキシド1.6AI!−リステアリロキシド
1.7AI トリ2−メチルベントキシド1.8 AI トリ2−メチルブトキ
シド1.9AI トリエトキシアミネート
2、−置換A1. ジアルコキシド類
2、IAI ジイソプロポキシド モノ(エチルアセトアセテート)2.2AI
ジイソプロポキシド モノ(モノイソプロビルマレエート/フマレート)
2.3AI ジイソプロポキシド モノ(モノイソプロピルフタレート)2.4
AI ジイソプロポキシド モノ(アセチルアセトネート)3、二重挽Al モ
ノアルコキシド類
3、IAI モノイソプロポキシド ジ(エチルアセトアセテート)3.2AI
モノイソプロポキシド モノ(エチルアセトアセテート)モノ(モノイソプロ
ピルマレエート)
3.3AI モノメトキシプロポキシド モノエチルアセトアセテートジメチル
アミノ エトキシド
3.4AI モノイソプロポキシド モノエチルアセトアセテートモノアセテー
ト
3.5AI モノイソプロポキシド モノヒドロキシド モノアセテート3.5
AI モノメトキシプロポキシド ジ(アセチルアセトネート)5、アルミニウ
ム トリ(エチルアセトアセテート)6 オキソ アルミニウム アルコキッド
類6.1 オキソ アルミニウム エトキシプロポキシド6.2 オキソ アル
ミニウム ブトキシエトキシド7、オキソ Al アジロキシド類 及び ニル
−ドア、1 オキソ アルミニウム モノ(エチルアセトアセテート)7.2
オキソ アルミニウム 2−エチルヘキソエート7.3 オキソ アルミニウム
ステアレート8、アルミニウム アジロキシド類
81 ジヒドロキ/AI モノステアレート8.2 モノヒドロキシ AI ジ
ステアレート8.3AI モノアセテート ジエチルアセトアセテート8.4
AI トリステアレート
これらのAOCは全て、少なくとも1つの置換基、アルコキシドあるいはオキソ
結合を有し、これにより共に配合される樹脂のカルボン酸基との付加あるいは置
換反応が可能となり、加水分解あるいは解離に対し耐性のある反応生成物が提供
される。これらのAOCは、樹脂中に存在するどのヒドロキシル基ともエステル
交換反応をすることができる、エステル置換基を有することもできることを我々
は発見している。
AOCは、低いレベルのAOCの添加で、硬化被覆の光沢表面仕上げを向上させ
る特性を有することができる。より高いレベルでは、AOCは通常、しゅす、(
satin)半一光沢、半一無光沢、無光沢あるいは完全な無光沢としてしばし
ば説明されるような減少した光沢表面仕上げを与え、このためつや消し剤として
考えることができる。使用したAOCの量は一般に、樹脂及び硬化剤の総量基準
で、0.1−20%重量であり、例えば領 5−10重量%、好ましくは1−5
重量%である。濃度が低すぎる場合は、表面調整がほとんどなされない。濃度が
高すぎると、硬化被覆の物理特性に逆効果が及ぶかも知れない。この発明にがか
るAOCを使用すると、硬化剤の量は、使用しない場合に必要な量よりも少なく
てよい。このため、ある場合においては、AOCは硬化剤の一部あるいは全体の
置き換えで使用することができると考えられる。その代わりに、標準量の硬化剤
と共にAOCを使用すると、硬化の時間あるいは温度を幾分軽減することができ
る。
末端にカルボキシル基を有するポリエステルが主要量で存在する樹脂であること
が好ましい。この発明は、エポキシ−ポリエステルあるいは同等のヒドロキシポ
リエステル−カルボキシポリエステル系などの、混合樹脂系には関連していない
。同様に、AOCが、主要量で存在する唯一のテクスチャー(texturin
g)あるいはつや消し剤であることが好ましい。特に、ろうは上記のような欠点
を有し、最も削除されるべきである。
被覆用粉末は粒状形である。流動層被覆のためには、70メツシユ(210ミク
ロン)以上の粒子は一般に除去される。静電スプレー法のためには、より微細な
粒子が一般に好ましく、例えば、100メツシニ(149ミクロン)のふるいは
通過するが325 (44ミクロン)のふるい上には保持されるものが好ましい
。
硬化剤は一般に樹脂重量基準で1〜25あるいは40重量%までの割合で存在す
る。顔料、鉱物及び有機体質顔料、流動性添加剤、湿潤剤及び加速剤などの熱硬
化性被覆用粉末に対する他の従来通りの成分は従来通りの濃度で存在することが
できる。
被覆用粉末は、乾燥配合あるいはより好ましくは溶融混合により処方することが
できる。溶融混合では、成分が激しく混合され、その後80−150℃で溶融配
合され、熱硬化反応を防ぐために急速に冷却される。冷却されたリボンは微細粉
砕に適した小さなチップに破壊される。AOCは溶融混合工程に必要とされる高
温において早期ゲル化を引き起こさないという発見は驚くに値する。例えば液体
塗料製造では、AOCは室温においてさえもカルボキシル基との反応性が高いこ
とが見いだされている。
液状であるAOCは、シリカ、水酸化アルミニウムあるいは二酸化チタンなどの
粒状体質顔料あるいは顔料の表面上に吸着することにより、残りの成分とより融
和性を高くすることができる。AOCは体質顔料あるいは顔料の粒子を被覆し、
それらと樹脂との融和性を高くすることにより、分散補助剤として作用すること
ができる。硬化剤の均一な分散を達成するためには、マスターバッチ技術が必要
である場合もある。
AOCは、顔料あるいは体質顔料上に吸着された水分と反応することにより、水
分補集剤として作用することができる。これはいくつかの効果を有することがで
きる。
−オキソ−アルミニウム有機化合物が、故意に添加されるよりむしろ、そのまま
で形成される場合がある。
−溶剤が反応により放出される場合がある。
これにより、配合中の樹脂の粘性を低くすることができ、より簡単な機械の使用
あるいはより高い増量剤の充填が可能になる。
流動層被覆、熱フロック加工、静電流動層被覆、及び好ましくは静電スプレー被
覆、を含む従来の被覆技術を使用することができる。この後者の技術は25から
2500 ミクロンの標準の厚さの均一な被覆を適用するための自動操作にうま
く適応させることができる。液体塗料とは対照的に、静電粉末被覆を用いると、
過剰の材料が適用されることはなく、複雑な形をしている箇所でも十分な被覆を
施すことができる。
以下の実施例は本発明を説明するものである。
つや消し調整配合(従来技術)
P2540 480
B1530 120
CL2310 250
Resiflow−PV5 10
P2540はDSM樹脂社製の商業的に有効なヒドロキシル化したポリエステル
である。
B1530はHuels社製のブロック化したイソシアネート硬化剤である。
CL2310はKronos社製の二酸化チタンである。
Resiflow PV5はWorlee Chemie社製の流動剤である。
構成成分はベーカー・パーキンス社製のツインスクリュー成形機で振動かつ溶融
混合することによってポリエチレン袋内であらかじめ混ぜられる。
P2400 558
PT810 42
CL2310 250
Resiflow PV5 10
P2400は、DSM樹脂社製の市販のカルボキシル化されたポリエステルであ
る。
PT810はCiba−Geigy社製の硬化剤トリグリシジル・イソシアヌレ
ート(TGIC)である。
構成成分は構成成分Aに関しては混ぜ合わせられる。
混合ポリエステル系
構成成分A 1100pb
構成成分B 1100pb
構成成分Aと構成成分Bの成形した同一部分はピンディスクの粉砕機で一緒に粉
末状にし125μmのふるいでふるいにかけられる。その結果として調合された
粉末はボルスタティック静電気スプレーガンを使用し、アルミニウムや鋼のパネ
ルに適用される。被覆パネルは10分間200℃(最大金属温度)に加熱される
。焼き付けられた被膜はすばらしい機械的特性をもつなめらかな光沢のある仕上
がりとなった。
P2400 558
PT81042
AOC3,342,8(70:30シリカ)CL2310 250
PV5 10
AOC3,3(アルミニウム モノメトキシプロポキシド モノエチルアセトア
セテート ジメチルアミノエトキシドは粘性液であり、その他の構成成分と混ぜ
合わせられるのに先だって“70/30 p、b、vの比率でヒユームドシリカ
(Deg g u s a社製)エアシル2.00に吸収させた。
構成成分は容器内の温度を95℃に調節したツインスクリューの成形機で溶融混
合されてパネルに適用され、つや消し調整のために加熱した。
被覆物はすばらしい機械的特性をもつわずかにきめの粗いつや消しである。
比較のため、AOCなしで同量(例えば13重量部)のヒユームドシリカを使用
して調製した。得られた被膜はつや消し仕上げではなかった。これは、つや消し
効果はシリカよりもむしろAOC(アルミニウム有機化合物)によるものである
ことが確かになった。
実施例2
様々なAOC(アルミニウム有機化合物)を二つの異なったカルボキシル基を有
するポリエステルと一連の顔料とともにつや消し剤として試験した。
結果は、AOC(アルミニウム有機化合物)のつや消し添加剤の増加量をともな
った改良されたつや消し仕上げ(比較的低い光沢量%)ができることを明らかに
するものとなつた。
一般式1と上記の表1を使用したUralac P2400は上記のようにカル
ボキシル基をもつポリエステルである。酸価30〜37゜一般式■と表2中のG
rilesta P7309.3はもう一つの市販のカルボキシル化されたポリ
エステルである。酸価30〜36゜構成成分はあらかじめ混ぜ合わされ、そして
容器内の温度を95℃に調節したツインスクリュー成形機において溶融混合され
前記のようにパネルに適用し、加熱した。
AOC(アルミニウム有機化合物)つや消し添加剤AOC1,アルミニウム ジ
イソプロポキシド モノ(エチルアセトアセテート) (2,1)
2、アルミニウム モノイソプロポキシド ジ(エチルアセトアセテート) (
3,1)
3、アルミニウム トリ(エチルアセトアセテート)(5)4、アルミニウム
トリーステアリルオキシド(1,6)5、アルミニウム トリーアセチルアセト
ネート(4)6、アルミニウム トリーステアレート(8,4)7、アルミニウ
ム モノイソプロポキシド モノヒドロキシドモノパーサテート(3,5)
8、アルミニウム モノイソプロポキシド ジ(アセチルアセトネート) (3
,6)
9、アルミニウム モノメトキシプロポキシドモノエチルアセトアセテート ジ
メチルアミノエトキシド(3,3)
粘性液として存在するAO,C(アルミニウム有機化合物)の1.3および9は
その他の構成成分と混ぜ合わされるのに先立って比率70pbw AOC:30
pbwのシリカでエアロシル200の非結晶シリカに吸収された。
一般式■
ウララックP2400 558pbw
(URALAC)
PT810 42pbw
AOC112−16pb (表1参照)顔料 注1−4参照
レシフロウPv5 10pbW
(RESIFLOf)
一般式■
グリレスタP7309.3 558pbw(GRILESTA)
PT810 42pbw
AOC1212−16pb表2参照)
顔料 注1−4参照
レシフロウ Pv5 10pbW
(RESIFLOf)
注
1、二酸化チタン CL2310 (クロノス社製)250pbw2、バイヤー
フェロックス 303T 7pbw (バイヤーAC社製)バイヤーフエロック
ス 130BM 25pbw(バイヤーAG社製)pbw
3.グラフドル・イエロー 17.3
レツド・オキシド 24.6
グラフトル・ブラックBLN 6.0
サンドリン・グリーンGLS 2.2 RAL6108グラフドル・ファイヤー
・レッド3RL1.4 カラーブランク・フィックス 214.0
CL2310 (Tilt) 134.04、グラフドル・ブラウン GL 2
0.2 RALO8B21グラフドル・ブラック BLN 1.4 カラーグラ
フドル・イエロー RCL 1. 0ブランク・フィックス 375. 0
CL2310 (TiOz) 202
TiO2は別として、試薬はすべてサンド社製のものである。
表1(樹脂:ウララックP2400)
AOCpbw 顔料 光沢(%) マンドレル エリ7クセン7レキノビリテイ
切れ込み(Indentation)(層鳳) (鳳■)
−−注1 93.0 2 8.5
1 12 g 72.0 2 g、4
2 3 g 89,0 2 8.5
6 I 86.0 2 8.2
9 # 79.0 2 8.1
12 1 56.0 2 8.0
3 12 ’ 61.0 2 8.0
4 30 ・ 8.5 2 8.1
5 12 # 7.2 3 7.3
30 I 1.7 − 4.0
6 30 ’ 81.0 3 7.7
7 18 − 86.0 2 8.0
8 12 I 21.0 2 8.5
18 # 2,13 6.0
24 ’ 1,7 4 6.0
9 12 I 61.0 2 8.5
’ 30 = 8.5 4 7.0
− − 注2902 8.5
9 30 # 7.0 3 7.8
− − 注3872 8.5
9 1g # 21.5 2 8.2
24 I 6.0 3 8.0
30 # 1.0 4 7.9
− − 注4 77.0 2 8.5
9 18 I20.8 2 8.5
30 ’ 1.0 3 7.1
表2(樹脂:グリレスタ P7309.3)AQCpbv WA料 光沢(%)
マンドレル エリフクセンフレキンビリテ4Wれ込み(Indentatio
n)(1鳳) (mm)
−−注3 87.0 2 8.5
9 18 # 29.7 2 8.5
# 36’ 1,0 4 6.3
試験方法
a)BS3900 D5に対し606角度テノ光沢(%)(完全光沢=100%
、完全つや消し=0%)b)BS3900 Elに対するマンドレルフレキシビ
リティ(mm)(ひびをいれることなく使用しつるもつとも小さいマンドレルと
して引用。
低い値が最良。)
c)BS3900 E4に対するエリツクセンのゆっくりとした切れ込み(クラ
ブキング開始までの切れ込みとして引用。高い値が最も良い。)実施例3
次に示す構成は異なる硬化剤を使用している。
グ’)レス9V76.12 570pbwプリミツド XL552 30pbw
AOCNo、9 00−30pb
顔料 注1参
レシフロウ Pv5 10pbw
グリレスタ(Grilesta)V 76. 2は市販のカルボキシル化ポリエ
ステルである。
酸価34、Ts 62℃である。
ブリミツド(Primid)X L 552は、β−ヒドロキシアルキリアミド
を基盤としてなり、
(OH,CHR,CHz)2NCO,RtCO,N (CHR,CHR,0H)
2を式としてもつ硬化剤である。
グリエスタ V76.12とプリミツド XL552はEMSグリコン社によっ
て供給される。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
Claims (10)
- 1.末端にカルボキシル基を有するポリエステル樹脂とその硬化剤からなり、硬 化した被膜の表面仕上げを調整する濃度でアルミニウム有機化合物を含有する熱 硬化性被覆用粉末。
- 2.上記アルミニウム有機化合物がアルミニウムアルコキシド又はアルミニウム アルコキシドから置換又は縮合反応により誘導可能な化合物である請求項1記載 の熱硬化性被覆用粉末。
- 3.上記アルミニウム有機化合物が少なくとも一つの基▲数式、化学式、表等が あります▼ (式中Xはアルコール又はフェノール類、カルボン酸、1、3−ジケトン、アル キルアセトアセテート又はジカルボン酸のアルキルハーフエステルであるHXか ら誘導される)を含み、置換又は置換されない場合があり、分子中の異なる位置 において同一または異なる場合がある請求項1又は2記載の熱硬化性被覆用粉末 。
- 4.上記アルミニウム有機化合物が式AlX3を有する請求項3記載の被覆用粉 末。
- 5.少なくとも一つの基Xがアルキル又はアルコキシアルキルアセトアセテート 又はアセチルアセトンから誘導される請求項3又は4記載の被覆用粉末。
- 6.上記アルミニウム有機化合物が樹脂100重量部に対し1〜10重量部存在 する請求項1〜5のいずれかに記載の被覆用粉末。
- 7.上記アルミニウム有機化合物の性質および濃度が硬化した按膜の減少した光 沢表面仕上げを与える請求項1〜6のいずれかに記載の熱硬化性被覆用粉末。
- 8.上記ポリエステル樹脂が20以上の酸値を有する1〜7のいずれかに記載の 熱硬化性被覆用粉末。
- 9.請求項1〜8のいずれかに記載の熱硬化性被覆用粉末を静電スプレー技術に より加工物に対して適用し、その樹脂を硬化させて加工物表面を被覆する加工物 の粉末被覆方法。
- 10.減少した光沢表面仕上げを有する硬化被膜を形成するための請求項1〜8 のいずれかに記載の熱硬化性被覆用粉末の用途。
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