JP2002515478A - アミノニトリル及びジアミンの製造方法 - Google Patents

アミノニトリル及びジアミンの製造方法

Info

Publication number
JP2002515478A
JP2002515478A JP2000549581A JP2000549581A JP2002515478A JP 2002515478 A JP2002515478 A JP 2002515478A JP 2000549581 A JP2000549581 A JP 2000549581A JP 2000549581 A JP2000549581 A JP 2000549581A JP 2002515478 A JP2002515478 A JP 2002515478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
catalyst
reaction mixture
dinitrile
hydrogenation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000549581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3845550B2 (ja
Inventor
ルコント フィリップ
Original Assignee
ロディア・ポリアミド・インターミーディエッツ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ロディア・ポリアミド・インターミーディエッツ filed Critical ロディア・ポリアミド・インターミーディエッツ
Publication of JP2002515478A publication Critical patent/JP2002515478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3845550B2 publication Critical patent/JP3845550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/30Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/44Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers
    • C07C209/48Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers by reduction of nitriles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ジニトリルの接触水素化によるアミノニトリル及びジアミンの製造方法に関する。これは、3〜12個の炭素原子を有する脂肪族ジニトリルを要すれば溶媒の存在下に接触水素化することによってアミノニトリル及びジアミンを製造するにあたり、触媒を予め分離しておいた最終反応混合物を、反応生成物及び未転化のジニトリルを蒸留操作に付する前に、十分な量の無機又は有機酸の添加によって酸性化することを特徴とする、アミノニトリル及びジアミンの製造方法よりなる。特に、本発明は、アジポニトリルの接触水素化による6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンの製造に関する。6−アミノカプロニトリルは液相又は気相で加水分解してカプロラクタムを生じさせることができる。ヘキサメチレンジアミンは、アジピン酸との反応によりポリアミド−6を製造するのに特に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ジニトリルの接触水素化によるアミノニトリル及びジアミンの製造
方法に関する。 更に詳しくは、本発明は、アジポニトリルの接触水素化による6−アミノカプ
ロニトリル及びヘキサメチレンジアミンの製造に関する。
【0002】 脂肪族ジニトリル、特にアジポニトリルのアミノニトリル及びジアミン、特に
6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンへの接触水素化は、例え
ば、特許WO−A−96/18603の教示に従って、1種以上の促進剤元素を
含み得るラネーニッケル又はラネーコバルトをベースとする触媒の存在下及び強
無機塩基の存在下に実施することができ、この水素化はジニトリルに加えて、水
、ジアミン及び(又は)アミノニトリルを含む媒体中で実施される。
【0003】 また、1種以上の促進剤元素を化学的にドープしたラネーニッケル又はコバル
トの存在下に及び強塩基の存在下での脂肪族ジニトリル、特にアジポニトリルの
水素化を開示する特許EP−A−0,737,100を参照されたい。この水素
化は、少なくとも水及び要すればアルコール又はアミドのような有機溶媒を含む
媒体中で実施される。
【0004】 特許WO97/10052は、少なくとも部分的に還元された状態にあるニッ
ケル又はコバルトをベースにし、1種以上のドープ金属を酸化物の形で含む相に
よって組織化されている触媒の存在下及び強塩基の存在下でのニトリル、特にア
ジポニトリルの水素化を開示しており、この水素化は少なくとも水及び要すれば
アルコール又はアミドのような有機溶媒を含む媒体中で実施される。
【0005】 これらの従来技術の方法では、最終反応混合物が定量的に分析され、可能な不
純物の含有量が決定される。この不純物の含有量は、一般に低く、事実ゼロでさ
えある。
【0006】 しかし、反応混合物の成分、特に、水、随意の溶媒、存在し得るその他の軽質
化合物、形成されたジアミン及びアミノニトリル並びに未転化のジニトリルの分
離を実施することが明らかに必要である。
【0007】 本出願人は、触媒をろ過、沈降、遠心分離又はその他の手段によって分離した
後に、反応混合物の蒸留中に、重大な且つ禁止的な量の副生物が形成され、これ
らの副生物が特にジニトリル、特にアジポニトリルの分解から生じることを観察
した。限するわけではないが、使用するジニトリルがアジポニトリルであるとき
は、これらの副生物の主要な一つはイミノシアノシクロペンタン(ICCP)で
、他はこれよりも重質の副生物である。
【0008】 副生物の形成は多くの不利益を示し、従って可能な限りこれを防止することが
必要である。まず第一に、これらの副生物は、本質的にジニトリル、特にアジポ
ニトリルの転化から生じるものであり、工業的な方法において無視することがで
きない損失を生じさせる。更に、それらは着色を生じさせ及び(又は)それらは
、例えば、ポリアミド−6,6の製造のためにヘキサメチレンジアミンによって
及びポリアミド−6の基礎原料であるカプロラクタムを生じさせる6−アミノカ
プロニトリルによって共に満たされなければならない規格のレベルに重大で有害
な影響を及ぼす。 更に、これらの副生物は除去するのが困難であって、これは複雑で高価な精製
方法を必要とする。
【0009】 本発明の目的は、ジニトリル、とくに脂肪族ジニトリルの接触水素化から生じ
る反応混合物の成分の蒸留中に上記のような副生物の形成を可能な限り削減させ
ることによって上記のような重大な欠点を克服することである。
【0010】 本発明は、3〜12個の炭素原子を有する脂肪族ジニトリルを要すれば溶媒の
存在下に接触水素化することによってアミノニトリル及びジアミンを製造するに
あたり、触媒を予め分離しておいた最終反応混合物を、反応生成物及び未転化の
ジニトリルを蒸留操作に付する前に、十分な量の無機又は有機酸を添加すること
によって酸性化することを特徴とするアミノニトリル及びジアミンの製造方法よ
りなる。
【0011】 ジニトリルとしては、アジポニトリル、メチルグルタロニトリル、エチルスク
シノニトリル、ジメチルスクシノニトリル、マロノニトリル、スクシノニトリル
、グルタロニトリル又はドデカンジニトリルが特に挙げられる。いくつかのジニ
トリルの混合物、特に、ブタジエンからのアジポニトリルの合成から生じるアジ
ポニトリル、メチルグルタロニトリル及びエチルスクシノニトリルを含む混合物
も使用することができる。
【0012】 便宜のために、本発明の方法は、以下では、一般的に、アジポニトリル及びそ
れの水素化生成物の6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレンジアミンに関
して説明するが、それはその他のジニトリルにも適用される。
【0013】 本発明の方法は、特に、ケミカルラバー社によおり“Handobook o
f Chemistry and Physics 51版(1970−197
1)”に発表されたような元素の周期律表の第VIII族の金属からの少なくとも1
種の金属によって接触されるジニトリルの水素化から生じる混合物に適用される
【0014】 詳しくは、アジポニトリルの水素化は既知の方法で実施される。使用される触
媒は、一般的に、ニッケル、コバルト、鉄、ロジウム又はルテニウムから選択さ
れる少なくとも1種の金属を含む。これらの金属は、1種以上の促進剤元素と組
合わせて使用することができる。促進剤元素としては、例えば、モリブデン、タ
ングステン、チタン、クロム、鉄、ニッケル、コバルト、銅、銀、金、亜鉛、カ
ドミウム、鉛、錫、パラジウム、白金、オスミウム、レニウム、イリジウム、ア
ンチモン、ビスマス又は希土類金属が挙げられる。 触媒は、担体に担持しても又は担持しなくてもよい。担体としては、アルミナ
、シリカ、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム又は活性炭を
使用することができる。
【0015】 担持してない触媒のうちでは、1種以上の促進剤元素も含み得るラネーニッケ
ル及びラネーコバルトが好ましい。ラネーニッケル又はラネーコバルトに特に好
適な促進剤としては、チタン、モリブデン、タングステン、クロム、鉄、亜鉛、
銅、銀又は金が挙げられる。
【0016】 また、特許WO−A−97/10052に開示されているような、少なくとも
部分的に還元された状態にあるニッケル又はコバルトをベースとする触媒であっ
て該金属が1種以上のドープ用金属(促進剤)を酸化物の形で含む相によって組
織化されているものを使用することができる。
【0017】 ラネーニッケル又はラネーコバルトの存在下でのアジポニトリルの水素化につ
いては、例えば、特許WO−A−96/18603、EP−A−0,737,1
00、EP−A−0,737,101又はEP−A−0,737,181を参照
されたい。
【0018】 アジポニトリルの水素化は、特にこれをラネーニッケル、ラネーコバルト、ロ
ジウム又はレニウムの存在下に実施するときは、好ましくは、水酸化アルカリ金
属又はアルカリ土類金属のような塩基性化合物の存在下に実施される。
【0019】 水素化反応は、一般的に、水のような溶液の存在下に実施される。更に、反応
は、アルコール若しくはアミドのような有機溶媒又は液体アンモニウムのような
無機溶媒の存在下に実施することができる。また、反応混合物は、反応の開始時
から、溶媒として作用するこの反応の生成物を可変量で含むことができる。
【0020】 溶媒は、特に塩基が無機塩基であるときは、好ましくは反応混合物中に存在す
る塩基を中和した後に、反応混合物から分離される。
【0021】 触媒の分離後に反応混合物に添加される酸は、無機酸、例えば硫酸、燐酸、亜
燐酸、塩酸又は硝酸、或いは任意の有機酸、例えば脂肪族、シクロ脂肪族若しく
は芳香族カルボン酸(一官能性若しくは多官能性であってよい)又は脂肪族、シ
クロ脂肪族若しくは芳香族スルホン酸のような有機酸であることができる。有機
酸としては、限るわけではないが、酢酸、プロピオン酸、吉草酸、ヘキサン酸、
アジピン酸、テレフタル酸、グルタル酸、こはく酸、メチルグルタル酸、エチル
こはく酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸又はフルオルメタンスル
ホン酸が挙げられる。また、酸性の樹脂、特にスルホ基を含む樹脂も使用するこ
とができる。
【0022】 酸の使用量は、一般的に、ジニトリル、特にアジポニトリルの水素化から生じ
る反応混合物中に存在する塩基性無機化合物に関して少なくとも化学量論的量に
相当するような量でなければならない。添加は、反応混合物の重量に関して0.
0005重量%〜2重量%、好ましくは0.001重量%〜1重量%(重量/重
量)の酸を使用して実施される。 使用する酸が酸性の樹脂であるときは、この重量比は殆ど意味を有しない。処
理しようとする反応混合物は該樹脂上に通すか、又は適当ならば樹脂を反応混合
物にその蒸留前に導入することができる。
【0023】 酸の添加後、反応混合物は、溶媒及び含み得るその他の軽質化合物、形成され
たヘキサメチレンジアミン及び6−アミノカプロニトリル、並びに含まれ且つ新
しい水素化に再循環できる未転化のアジポニトリルを分離するために蒸留される
。ヘキサメチレンジアミン及び6−アミノカプロニトリルは、2基の塔で逐次蒸
留することができ、或いは第一工程において短時間で未転化のアジポニトリルを
加熱するために一緒に蒸留することができる。第二の別法では、ヘキサメチレン
ジアミン及び6−アミノカプロニトリルは、蒸留により互いに続けて分離される
。アジポニトリルは、水素化操作に直接再循環し、或いは、それが含み得る重質
の生成物、特に添加した酸によって形成された塩を除去するために予め蒸留する
ことができる。6−アミノカプロニトリルは、カプロラクタムを生じさせるため
に液相か又は気相で加水分解することができる。この加水分解はあ、既知の技術
に従って、触媒の存在下又は不存在下に、要すれば6−アミノカプロニトリルの
更なる精製の後に、実施することができる。カプロラクタムは重合によってポリ
アミド−6を生じる。ヘキサメチレンジアミンは、特にアジピン酸との反応によ
りポリアミド−6,6を製造するのに使用することができる。
【0024】 軽質の化合物が分離されたときは、蒸留は一般的に大気圧よりも低い圧力下に
実施される。
【0025】 本発明によれば、蒸留中に形成される副生物の量は、酸を予め添加することな
く実施された蒸留と比較して又は6−アミノカプロニトリル及びヘキサメチレン
ジアミンの分離後に実施された酸の添加と比較して、大いに削減される。
【0026】 以下の実施例は本発明を例示するものである。
【0027】例1 アジポニトリルを50℃で20バールの水素圧下に反応混合物に関して15重
量%のラネーニッケル(Niに関して1.8重量%のCrを含む)及び反応混合
物に関してほぼ0.42重量%の比の水酸化カリウムの存在下に連続的に水素化
する。 反応混合物は重量で次の組成を有する。27%のヘキサメチレンジアミン(H
MD)、38%の6−アミノカプロニトリル(ACN)、25%のアジポニトリ
ル(AdN)及び9%の水。これは更に0.0080%の水酸化カリウムを含む
。 イミノシアノシクロペンタン(ICCP)はガスクロマトグラフィーによる定
量分析により定量されない。 この混合物の450gに63mgのオルト燐酸を添加する(水酸化カリウム1
モル当たりほぼ1モル)。 次に、水を大気圧で1時間にわたり蒸留除去する。 続いて、一緒にしたHMD/ACNを減圧下に2時間にわたり185℃のボイ
ラー内温度に達するまで蒸留する。 次いで、ICCPを蒸留残液(AdN)の試料について定量分析する。0.0
03%のICCPが見出された。 また、蒸留残液がもっと長い滞留時間を有する連続操作を模擬実験するために
、該蒸留残液を185℃で更に2時間保持する。 このように処理した蒸留残液についてICCPの定量分析を実施する。0.0
10%のICCPが見出された。
【0028】比較試験1 この比較試験は、例1の最初の部においてAdNの水素化により調製された4
50gの混合物について実施する。 続けて、水を大気圧で1時間蒸留除去する。 次ぎに、一緒にしたHMD/ACNを減圧下に2時間にわたり185℃のボイ
ラー内温度に達するまで蒸留する。 次いで、ICCPを蒸留残液(AdN)の試料について定量分析する。12%
のICCPが見出された。また、出発混合物中に存在するAdNの23%が消失
し、一方ではICCPに、他方ではより重質の生成物(AdNの沸点よりも高い
沸点)に転化されたことが見出された。 反応混合物の成分の蒸留前の酸による処理なしでは、本発明の場合と比較して
はるかに多いICCPの形成が観察され、更に出発混合物中に存在するAdNを
犠牲にして、経済的価値を有しない非常に多量の重質生成物の出現があった。 前記の蒸留残液に63mgのオルト燐酸(例1と同じ量)を添加する。 次いで、AdNを減圧下に1時間蒸留除去する。 ボイラー内に残留するICCP及び重質化合物の量は、燐酸の添加前に定量分
析された量と実質的に同じであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC52 AD11 AD16 AD30 AD40 BA05 BA07 BA08 BA10 BA11 BA13 BA14 BA16 BA17 BA19 BA20 BA21 BA22 BA23 BA24 BA25 BA26 BA55 BE01 BE02 BE03 BE04 BE20 QN30 4H039 CA71 CB30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3〜12個の炭素原子を有する脂肪族ジニトリルを要すれば
    溶媒の存在下に接触水素化することによってアミノニトリル及びジアミンを製造
    するにあたり、触媒を予め分離しておいた最終反応混合物を、反応生成物及び未
    転化のジニトリルを蒸留によって抽出する前に、十分な量の無機又は有機酸の添
    加によって酸性化することを特徴とするアミノニトリル及びジアミンの製造方法
  2. 【請求項2】 元素の周期律表の第VIII族の金属からの少なくとも1種の金
    属によって接触されるジニトリルの水素化から生じる混合物に適用されることを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アジポニトリルの接触水素化による6−アミノカプロニトリ
    ル及びヘキサメチレンジアミンの製造から生じる反応混合物に適用されることを
    特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 水素化が、ニッケル、コバルト、鉄、ロジウム又はルテニウ
    ムから選択される少なくとも1種の金属を、要すれば1種以上の促進剤元素と組
    合わせて、含む触媒の存在下に実施されることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 促進剤元素がモリブデン、タングステン、チタン、クロム、
    鉄、ニッケル、コバルト、銅、銀、金、亜鉛、カドミウム、鉛、錫、パラジウム
    、白金、オスミウム、レニウム、イリジウム、アンチモン、ビスマス又は希土類
    金属から選択されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 触媒がアルミナ、シリカ、二酸化チタン、二酸化ジルコニウ
    ム、酸化マグネシウム又は活性炭から選択される担体に担持されていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 触媒が、チタン、モリブデン、クロム、鉄、タングステン、
    亜鉛、銅、銀又は金のような1種以上の促進剤元素も含み得るラネーニッケル及
    びラネーコバルトから選択されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 触媒が、少なくとも部分的に還元された状態にあるニッケル
    又はコバルトをベースとする触媒であって該金属が1種以上の促進剤金属を酸化
    物の形で含む相によって組織化されているものから選択されることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 触媒の分離後に反応混合物に添加される酸が、硫酸、燐酸、
    亜燐酸、塩酸又は硝酸のような無機酸、或いは脂肪族、シクロ脂肪族若しくは芳
    香族カルボン酸(一官能性若しくは多官能性であってよい)又は脂肪族、シクロ
    脂肪族若しくは芳香族スルホン酸のような有機酸、或いは好ましくはスルホ基を
    含む酸性樹脂であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 酸の使用量が、ジニトリルの水素化から生じる反応混合物
    中に存在する塩基性無機化合物に関して少なくとも化学量論的量に相当するよう
    な量であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 酸の使用量が、反応混合物の重量に関して0.0005重
    量%〜2重量%、好ましくは0.001重量%〜1重量%(重量/重量)の酸を
    表わすことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 溶媒が酸の添加前に又は添加後に反応混合物から分離でき
    ることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
JP2000549581A 1998-05-15 1999-05-11 アミノニトリル及びジアミンの製造方法 Expired - Fee Related JP3845550B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9806426A FR2778661B1 (fr) 1998-05-15 1998-05-15 Procede de preparation d'aminonitrile et de diamine
FR98/06426 1998-05-15
PCT/FR1999/001127 WO1999059962A1 (fr) 1998-05-15 1999-05-11 Procede de preparation d'aminonitrile et de diamine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002515478A true JP2002515478A (ja) 2002-05-28
JP3845550B2 JP3845550B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=9526586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000549581A Expired - Fee Related JP3845550B2 (ja) 1998-05-15 1999-05-11 アミノニトリル及びジアミンの製造方法

Country Status (17)

Country Link
US (1) US6384283B1 (ja)
EP (1) EP1077932B1 (ja)
JP (1) JP3845550B2 (ja)
KR (1) KR100387410B1 (ja)
CN (1) CN1176064C (ja)
BR (1) BR9910472B1 (ja)
CA (1) CA2332613A1 (ja)
DE (1) DE69909619T2 (ja)
ES (1) ES2198910T3 (ja)
FR (1) FR2778661B1 (ja)
ID (1) ID28025A (ja)
PL (1) PL344157A1 (ja)
RU (1) RU2210564C2 (ja)
SK (1) SK17042000A3 (ja)
TW (1) TW487694B (ja)
UA (1) UA57138C2 (ja)
WO (1) WO1999059962A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511622A (ja) * 2005-10-18 2009-03-19 ロディア オペレーションズ ヘキサメチレンジアミン及びアミノカプロニトリルの製造方法
JP2009541277A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 ロディア オペレーションズ 第1ジアミンの製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671976B1 (ko) * 2005-02-21 2007-01-24 한국과학기술연구원 실리카 고체 촉매, 이의 제조방법 및 이를 이용한 ε-카프로락탐의 제조방법
CN101400442B (zh) * 2006-03-10 2013-01-09 巴斯夫欧洲公司 混合氧化物催化剂
FR2944791B1 (fr) 2009-04-27 2012-02-10 Rhodia Operations Procede de preparation de lactames.
CN102199283B (zh) * 2011-04-14 2012-09-12 杭州师范大学 一种尼龙6树脂、尼龙6长丝及其制备方法
CN105921164B (zh) * 2016-05-20 2018-08-31 湘潭大学 一种掺氮活性炭负载碱金属改性的镍基催化剂的制备方法和应用
CN105944732A (zh) * 2016-05-20 2016-09-21 湘潭大学 一种双金属K、Fe掺杂的镍基活性炭催化剂的制备方法和应用
CN106085854B (zh) * 2016-08-18 2019-10-11 南京诺尔曼生物技术有限公司 一种基于血液透析器的细胞培养装置
CN106318867A (zh) * 2016-08-18 2017-01-11 南京诺尔曼生物技术有限公司 一种培养箱的摇摆称重装置及其控制方法
CN107805203A (zh) * 2017-11-15 2018-03-16 上海应用技术大学 一种己二胺的制备方法
CN108084035A (zh) * 2017-12-11 2018-05-29 大连理工大学 一种无碱条件下己二腈直接氢化制己二胺的方法
CN111054432B (zh) * 2019-12-16 2021-09-03 中国科学院大连化学物理研究所 用于制备己二胺的催化剂及其制备方法与应用
CN111233703A (zh) * 2020-02-24 2020-06-05 山东金石新材料有限公司 一种二元伯胺生产设备及采用该设备生产二元伯胺的方法
CN111672494B (zh) * 2020-06-10 2023-06-02 江苏扬农化工集团有限公司 用于合成己二胺中间体的复合催化剂的制备方法及该复合催化剂的应用
CN114436852B (zh) * 2020-11-03 2024-05-07 中国石油化工股份有限公司 己二腈加氢制备己二胺的方法
CN113582853B (zh) * 2021-08-02 2023-07-18 江苏扬农化工集团有限公司 一种从有机酰胺制备有机二胺的方法及装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995018090A1 (fr) * 1993-12-28 1995-07-06 Rhone-Poulenc Chimie Procede d'hydrogenation catalytique de nitriles en amines en presence d'un catalyseur de type nickel de raney dope
FR2722709B3 (fr) * 1994-07-21 1996-09-06 Rhone Poulenc Chimie Catalyseur d'hydrogenation de nitriles en amines, son procede de preparation et procede d'hydrogenation en faisant application
FR2728259B1 (fr) * 1994-12-14 1997-03-14 Rhone Poulenc Chimie Procede d'hemihydrogenation de dinitriles en aminonitriles
DE19636766A1 (de) * 1996-09-10 1998-03-12 Basf Ag Verfahren zur gleichzeitigen Herstellung von 6-Aminocapronitril und Hexamethylendiamin

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511622A (ja) * 2005-10-18 2009-03-19 ロディア オペレーションズ ヘキサメチレンジアミン及びアミノカプロニトリルの製造方法
JP2009541277A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 ロディア オペレーションズ 第1ジアミンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
BR9910472A (pt) 2001-01-09
KR20010100751A (ko) 2001-11-14
EP1077932A1 (fr) 2001-02-28
DE69909619T2 (de) 2004-06-09
FR2778661A1 (fr) 1999-11-19
WO1999059962A1 (fr) 1999-11-25
UA57138C2 (uk) 2003-06-16
SK17042000A3 (sk) 2002-02-05
ID28025A (id) 2001-05-03
ES2198910T3 (es) 2004-02-01
CN1301250A (zh) 2001-06-27
CN1176064C (zh) 2004-11-17
JP3845550B2 (ja) 2006-11-15
EP1077932B1 (fr) 2003-07-16
US6384283B1 (en) 2002-05-07
DE69909619D1 (de) 2003-08-21
FR2778661B1 (fr) 2000-06-16
RU2210564C2 (ru) 2003-08-20
CA2332613A1 (fr) 1999-11-25
TW487694B (en) 2002-05-21
KR100387410B1 (ko) 2003-06-18
PL344157A1 (en) 2001-10-08
BR9910472B1 (pt) 2010-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3845550B2 (ja) アミノニトリル及びジアミンの製造方法
CA2342177C (en) Improved method for simultaneous preparation of 6-aminocapronitrile and hexamethylene diamine
EP1335897A1 (en) Production of 6-aminocaproic acid
US6147247A (en) Process for simultaneously preparing 6-aminocapronitrile and hexamethylene diamine
JP4040842B2 (ja) ジニトリルのヘミ水素化方法
JP2937083B2 (ja) 芳香族シアノメチルアミンの製法
HU216899B (hu) Eljárás primer aminok előállítására aldehidekből
US6790994B2 (en) Methods for hydrogenating nitrile functions into amine functions
US6207851B1 (en) Process for simultaneously preparing 6-aminocapronitrile and hexamethylene diamine
KR100468184B1 (ko) 지방족 알파,오메가-아미노 니트릴의 제조 방법
US5475141A (en) Process for preparing primary amines from aldehydes
TW200403208A (en) Process for producing diamines
JP2002521356A (ja) 6−アミノカプロニトリルおよびヘキサメチレンジアミンの同時製造のための改良方法
JP2000169402A (ja) モノエンへのポリエンの水素化
US6500989B1 (en) Preparation of carvone
US20060281950A1 (en) Process for producing optically active 1-alkyl-substituted 2,2,2-trifluoroethylamine
JP4147809B2 (ja) ハロゲン化芳香族メチルアミン類の製造方法
KR980700959A (ko) 지방족 알파, 오메가-아미노니트릴의 제조 방법(Process for Preparing Aliphatic Alpha, Omega-Aminonitrils)
WO2002040452A2 (en) Production of alkyl 6-aminocaproate
CZ20004211A3 (cs) Způsob přípravy aminonitrilu a diaminu
JP2002322138A (ja) アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸の製造方法
JPH07224037A (ja) 3−ヒドロキシメチル−6−ヒドロキシピリジンの製造方法
MXPA01001568A (en) Improved method for simultaneous preparation of 6-aminocapronitrile and hexamethylene diamine
JP2002088042A (ja) α,ω−ジシアノ化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees