JP2002513645A - 止血化合物および生体吸収性ポリマーを含む組成物 - Google Patents

止血化合物および生体吸収性ポリマーを含む組成物

Info

Publication number
JP2002513645A
JP2002513645A JP2000546822A JP2000546822A JP2002513645A JP 2002513645 A JP2002513645 A JP 2002513645A JP 2000546822 A JP2000546822 A JP 2000546822A JP 2000546822 A JP2000546822 A JP 2000546822A JP 2002513645 A JP2002513645 A JP 2002513645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
hemostatic
composition according
fibrinogen
thrombin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000546822A
Other languages
English (en)
Inventor
キース・イー・グリーナウォルト
ジュリア・ビー・ジェレシュコヴィッチ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Genzyme Corp
Original Assignee
Genzyme Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Genzyme Corp filed Critical Genzyme Corp
Publication of JP2002513645A publication Critical patent/JP2002513645A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/22Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing macromolecular materials
    • A61L15/32Proteins, polypeptides; Degradation products or derivatives thereof, e.g. albumin, collagen, fibrin, gelatin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L26/00Chemical aspects of, or use of materials for, wound dressings or bandages in liquid, gel or powder form
    • A61L26/0009Chemical aspects of, or use of materials for, wound dressings or bandages in liquid, gel or powder form containing macromolecular materials
    • A61L26/0028Polypeptides; Proteins; Degradation products thereof
    • A61L26/0042Fibrin; Fibrinogen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P41/00Drugs used in surgical methods, e.g. surgery adjuvants for preventing adhesion or for vitreum substitution
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2400/00Materials characterised by their function or physical properties
    • A61L2400/04Materials for stopping bleeding

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 生体吸収性ポリマーおよび止血化合物を含有する固体で繊維状の生体吸収性止血組成物、該止血組成物を製造する方法および該止血組成物を使用する方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、外科手術または外傷性の創傷からの失血を止めるまたは予防する場
合に有用な止血組成物に関する。
【0002】 血管、体組織、器官または骨組織からの出血は、循環血液量減少に関係したシ
ョックおよび死をもたらす失血を引き起こすことがある。しかしながら、外傷医
療が進歩し続けているにもかかわらず、毎年、かなり多数の外傷犠牲者が、致命
的なまたは重症の出血を被っている。これら致命的状態の多くは、失血部位の管
理に適切な手段があったならば予防しうると考えられる。抗凝固性薬剤を与えら
れる血友病者および患者(例えば、心臓手術中および/または後の)もまた、急
激な失血の高い危険にさらされている。
【0003】 出血を止めるためのおよび創傷を封鎖するための抗凝固性物質としてのフィブ
リンの使用は、広く認められている。概して、このような生物接着剤すなわち“
フィブリングルー”は、フィブリノーゲンおよびトロンビンの2成分系を基剤と
し、それらは、混合された場合、トロンビンの作用によってフィブリノーゲンが
切断されてフィブリンモノマーを形成し、それらが自然に重合してフィブリンの
立体的網様構造を形成することによってフィブリンクロットを形成する。例えば
、TisseelTMは、塩化カルシウムを含めた流動性トロンビン成分、およびXIII因
子、フィブロネクチン、アプロチニンおよびプラスミノーゲンを含めた幾分より
粘稠なフィブリノーゲン成分を含有する2成分キットである。それら二つの成分
は、2個の別々のシリンジ中に深冷凍結された状態で、または溶媒としてのカル
シウムおよびアプロチニンの溶液を伴う2種類の凍結乾燥粉末として供給される
。この方法を用いると、フィブリンモノマー凝集によってそれら二つの成分が混
合された場合、フィブリングルーは硬化する。その硬化速度は、トロンビン濃度
に依存し、数秒(高トロンビン濃度)〜数分(低トロンビン濃度)までである。
【0004】 これら製剤の主な欠点は、それら成分の水様流動性が、それらの取扱いおよび
投与を難しくしていることである。これら組成物の投与を容易にするために、例
えば、米国特許第4,359,049号に記載のような二重シリンジアプリケー
ター、または米国特許第4,427,651号に記載のようなスプレーシステム
の開発によって様々な努力が為されてきているが、低粘度の根本的な問題が残っ
ている。
【0005】 Wadstrom,米国特許第5,631,011号は、粘稠な水溶液を形成しうる生
体適合性ポリマーを加えることによってフィブリングルー組成物の粘度を増加さ
せる方法を記載している。このシステムの成分は、深冷凍結溶液としてまたは使
用前に適当な溶液を用いて希釈される凍結乾燥粉末として提供される。Wadstrom
によって考えられた主な投与経路は、2成分製剤による。したがって、Wadstrom
は、溶液の粘度を、従来の“水様”フィブリングルーより増加させる利点を強調
しているが、このシステムの成分はなお、使用時に追加の製剤を必要とする。Wa
dstromは、更に、フィブリン重合および組織への癒着が阻止されると考えられる
ことから、高粘度を有する組成物は避けられるはずであることを示している。
【0006】 フィブリングルーの代わりに現在用いられているものは、生分解性コラーゲン
パッチ(“TAFパッチ”)である。例えば、Zimmerman および Schiele,米国
特許第4,453,939号は、フィブリノーゲンおよびトロンビンを含めた血
液凝固成分の混合物をコーティングされているフォーム、ウェブまたはフィルム
の形のコラーゲン担体を記載している。血液凝固成分を使用前に反応させないた
めに、それらは、はけ塗り、噴霧または浸漬によってコラーゲンに適用するため
の有機溶媒中懸濁液として与えられる。しかしながら、コラーゲン担体上への一
貫性のない活性成分の結合および安定性を生じるこの方法を用いて、固着操作に
最適のタイミングを得ることの難しさが報告されている。更に、この方法を用い
ると、コラーゲン担体の表面を越えた活性成分の浸透は不可能であるので、その
装置表面に利用可能な血液凝固成分の濃度が制限される。TAFパッチについて
のもう一つの問題は、用いられるコラーゲンフリース/フォームが、湿潤すると
充分な機械的支持を与えることがなく、それを創傷に適用しても、出血を止める
のをまたはパッチの貼り直しを助けるように指圧を加えることができないという
ことである。更に、外科医は、TAFパッチの非柔軟性のため、それらが適用さ
れる部位の輪郭にそれらを容易に合致させることができないと報告している。T
AFパッチについてのなおもう一つの問題は、それらが、診療所または病院の環
境外での使用を妨げる冷蔵を必要とすることである。
【0007】 WO96/17633号は、フィブリン包帯を含めた組織封鎖材を記載してい
る。その包帯を作成するのに用いられる方法では、活性成分を、閉塞性支持体に
よって支持されている別々の層中で凍結乾燥させる。したがって、それら活性成
分は、包帯全体に均一に混合されていない。
【0008】 したがって、指圧に充分に耐えるように研究され、しかも特に、可能な限り速
やかに出血を止めることが臨界的でありうる生命を危うくする外傷のような緊急
の場合に、使用するのにあまり難しくない止血組成物が要求されている。
【0009】 発明の概要 一つの態様において、本発明は、生体吸収性である繊維状固体の形の止血用生
体適合性組成物を特徴とする。その組成物は、生体吸収性ポリマーおよび1種類
またはそれ以上の止血化合物を含有する。好ましくは、その止血化合物はトロン
ビンであり、より好ましくは、その組成物は、トロンビンおよびカルシウム塩を
含有し、そして最も好ましくは、フィブリノーゲンも含む。本明細書中で用いら
れる“止血化合物または組成物”とは、創傷に適用したときに、血餅形成を促進
することによって失血を少なくするまたは止める物質または組成物である。本明
細書中で用いられる“繊維状”という用語は、天然のまたは合成の繊維を含む組
成物を意味する。“繊維”とは、布帛および他の織物構造の基本的な要素を形成
している天然かまたは人造の物質単位を意味する。繊維は、その直径または幅の
少なくとも100倍の長さを有することを特徴とする。
【0010】 本発明の止血組成物中に含有される生体吸収性ポリマーには、ポリアニオン多
糖、アルギン酸、キチン、キトサン、フィブリン、ポリグリコリド、ポリラクチ
ド、ポリカプロラクトン、デキストランおよびそれらのコポリマーが含まれる。
本明細書中で用いられる“ポリマー”とは、少なくとも2個、好ましくは、3個
以上の反復モノマーのより小さい単位(例えば、単糖、アミノ酸、ヌクレオチド
、アルケンまたは有機酸の単位)の反復結合によって作られる分子を意味する。
したがって、コポリマーという用語は、2個またはそれ以上の共重合したモノマ
ーまたはポリマー種の組合せによって形成されるポリマーを意味する。本明細書
中で用いられる“生体吸収性”という用語は、植込後に生体内で無毒性産物に分
解して、生体から排除されるまたは代謝される組織適合性材料の能力を意味する
(Barrows,“Synthetic Bioabsorbable Polymers,” High Performance from Bi
omaterials -A comprehensive Guide to Medical and Pharmaceutical Applicat
ions, Michael Szycher監修,Technomic Publishing, ランカスター,PA,199
1年中の243頁)。概して、本発明の止血組成物中で用いられる生体吸収性ポリマ
ーの濃度は、0.1〜50mg/cm2の範囲内であり;好ましくは、生体吸収
性ポリマー濃度は、0.1〜30mg/cm2の範囲内であり;そして最も好ま
しくは、生体吸収性ポリマー濃度は、0.1〜10mg/cm2である。
【0011】 一つの好ましい実施態様において、生体吸収性ポリマーはポリアニオン多糖で
ある。“ポリアニオン多糖”(PAS)は、その用語が本明細書中で用いられて
いるように、非修飾のものも化学誘導体も含めた多糖であり、それは、2個以上
の陰電荷基(例えば、約4.0を越えるpH値でカルボキシル基)を含有し、ナ
トリウムまたはカリウム塩、およびカルシウムまたはマグネシウム塩のようなア
ルカリ土類金属塩などのそれらの塩を含む。本発明の止血組成物中に含有される
好ましいポリアニオン多糖には、ヒアルロン酸(HA)、カルボキシメチルセル
ロース(CMC)、カルボキシメチルアミロース(CMA)、コンドロイチン−
6−硫酸、デルマタン硫酸、デルマタン−6−硫酸およびそれらの組合せが含ま
れるが、それらに制限されるわけではない。
【0012】 最も好ましくは、ポリアニオン多糖は、水に不溶性の誘導体の形であるHA、
CMCまたはCMAである。“ポリアニオン多糖誘導体”は、その用語が本明細
書中で用いられているように、天然の形から化学修飾されている1種類またはそ
れ以上のポリアニオン多糖(PAS)である。このような修飾には、官能基(例
えば、置換アミド基、エステル結合およびアミン基)の付加;PAS分子を共有
結合によって架橋することにより、PASの水への不溶性を増加させる反応;お
よび非共有結合相互作用によってPASの水への不溶性を増加させる反応が含ま
れうる。更に、止血組成物には、2種類若しくはそれ以上のポリアニオン多糖ま
たはそれらの水に不溶性の誘導体、例えば、HAおよびCMCまたはHAおよび
CMAが含まれうる。
【0013】 もう一つの好ましい実施態様において、ポリアニオン多糖は、1種類またはそ
れ以上の疎水性生体吸収性ポリマーまたはコポリマーと組み合わされる。本明細
書中で用いられる“疎水性”とは、水への親和性を欠く化合物または組成物を意
味する。好ましくは、疎水性生体吸収性ポリマーは、ポリグリコリド、ポリラク
チド(D、LまたはDL)、ポリジオキサノン、ポリエステルカーボネート、ポ
リヒドロキシアルコネート、ポリカプロラクトン(ポリラクトン)およびそれら
のコポリマーから成る群より選択される。より好ましくは、ポリグリコリド、ポ
リラクチド、またはポリグリコリド−ポリカプロラクトン、ポリグリコリド−ポ
リラクチドまたはポリラクチド−ポリカプロラクトンのコポリマーを、本発明の
組成物中で用いる。ポリアニオン多糖と組み合わせて用いられる疎水性生体吸収
性ポリマーの濃度は、好ましくは、0.1〜50mg/cm2の範囲内である。
【0014】 本発明のこの態様の好ましい実施態様において用いられるトロンビンは、動物
またはヒト由来でありうる。例えば、一つの哺乳動物種(例えば、ウシ、ブタ、
ヒツジ)から得られるトロンビンは、別の哺乳動物種、例えば、ヒトを治療する
のに用いられる本発明の組成物中に包含させることができる。より好ましくは、
組成物中で用いられるトロンビンは、その組成物が用いられる予定の同じ種に由
来する。本明細書中で用いられる“トロンビン”という用語には、動物またはヒ
ト血漿に由来する天然のトロンビン分子、および動物またはヒトにおいて凝固活
性を有効に維持する機能的に活性な類似体を含めた、組換えDNA技術によって
生産されるものなどの合成型が含まれる。トロンビンは、本発明の止血組成物中
に1〜100U/CM2、好ましくは、10〜50U/cm2の濃度で存在する。
本明細書中で用いられるトロンビンの単位は、規格化された1mlフィブリノー
ゲン(約250g/ml)溶液を15秒以内に凝固させるのに必要なトロンビン
の量として定義される。
【0015】 本発明のこの態様の好ましい実施態様において用いられる塩化カルシウムの濃
度は、トロンビンを活性化させるのに充分である。典型的には、カルシウムの濃
度は、0.01〜10mg/cm2であろう。用いられるカルシウムの具体的な
濃度は、その組成物の具体的な目的に依るであろうが、本明細書中の内容を用い
て当業者が容易に決定することができる。
【0016】 本発明のこの態様の他の好ましい実施態様において、止血組成物はフィブリノ
ーゲンを含む。そのフィブリノーゲンは、動物またはヒト由来でありうるが、好
ましくは、その組成物が用いられる予定の同じ種に由来する。本明細書中で用い
られる“フィブリノーゲン”という用語により、動物またはヒト血漿に由来する
天然のフィブリノーゲン分子、および動物またはヒトにおいて凝固活性を有効に
維持する機能的に活性な類似体を含めた、組換えDNA技術によって生産される
ものなどの合成型を含むことを意味する。本発明の組成物中で用いられるフィブ
リノーゲンは、高度に精製されうるし、少量のXIII凝固因子を含有しうるし、ま
たはXIII凝固因子を強化することができる。典型的には、その凝固性フィブリノ
ーゲンの量は、本発明の止血組成物中に約0.05〜20mg/cm2、好まし
くは、約1〜20mg/cm2、より好ましくは、約5〜15mg/cm2の濃度
で存在する。
【0017】 更に別の血液凝固成分およびフィブリン溶解阻害剤も、本発明の組成物中に含
まれうる。例としては、XIII因子、フィブロネクチン、プラスミノーゲン、アプ
ロチニン、α−2−アンチプラスミン、α−2−マクログロブリン、α−1−ア
ンチトリプシン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、またはプラスミン活
性化物質阻害剤、例えば、PAI−1またはPAI−2が含まれるが、それらに
制限されるわけではない。
【0018】 もう一つの実施態様において、本発明の止血組成物は、適用範囲の局所環境中
に存在するヘパリンを中和するのに有効な一定量の硫酸プロタミン剤も含有しう
る。硫酸プロタミンは、例えば、ヘパリンを用いた注射療法を受けている若干の
患者の血液中に存在するヘパリンまたはビタミンKアンタゴニストを中和する。
【0019】 本発明の組成物は、薬物を更に含むことができる。用いられる具体的な薬物は
、その組成物の予定の用途に依る選択の問題である。好ましい薬物には、増殖因
子、増殖因子阻害剤、抗体、非ステロイド系抗炎症性薬、抗生物質および細胞増
殖抑制剤が含まれるが、それらに制限されるわけではない。
【0020】 本発明の止血組成物は、典型的には、約15〜100mg/cm2の質量/面
積(M/A)、好ましくは、約20〜60mg/cm2のM/A、より好ましく
は、約30〜40mg/cm2のM/Aを有する。その組成物の寸法および形状
は、具体的な用途によって異なるであろう。例えば、若干の好ましい実施態様に
おいて、止血組成物は、救急用キット、傷病者の優先順位付けおよび外科手術で
一般的に用いられるもののような種々の標準的な角形または円形寸法で供給され
ることができ、それは、更に切断され且つ治療される特定の面積に寸法を合わせ
ることができる。或いは、その止血組成物は、球状、円錐形、立方形または円筒
形が含まれるがそれらに制限されるわけではない、体腔中に充填するのに有用で
ある種々の他の形状で提供されうる。
【0021】 更に関連の実施態様において、止血組成物は、汚染を伴うことなく組成物の取
り出しを容易にする密封された防水滅菌包装中に含有される。好ましい防水包装
材料には、例えば、アルミニウム箔、プラスチック、または容易に滅菌される他
の慣用的な材料が含まれる。滅菌は、例えば、包装された組成物を放射線、例え
ば、γ線またはEビームに当てることによって、またはエチレンオキシドを用い
た処理によって行うことができる。
【0022】 もう一つの態様において、本発明は、固体で繊維状の生体吸収性止血組成物を
製造する方法であって、生体吸収性ポリマーおよび1種類またはそれ以上の止血
化合物を非水性溶媒の存在下において混合し、その組合せに製紙処理を施して、
固体の生体吸収性止血組成物を製造する工程を含む上記方法を特徴とする。
【0023】 本発明のこの態様の一つの好ましい実施態様において、その方法は、止血組成
物の成分を、非水性溶媒中に別々にかまたは一緒に沈殿させ、それら沈殿した成
分を、繊維状パルプを形成するのに充分な条件下で混合した後、繊維状パルプを
集め、プレスし、乾燥させて、固体の生体吸収性止血組成物を製造することを含
む。
【0024】 本発明の方法で用いることができる有機溶媒の例には、直鎖または分岐状のC 1 〜C5アルコール、特に、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノー
ル、イソブタノールおよびエタノール;ケトン、例えば、アセトンまたはメチル
エチルケトン;脂肪族または環状脂肪族エーテル、例えば、ジメチルエーテルま
たはジエチルエーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサン;エステル、例え
ば、酢酸エチル;ニトリル、例えば、アセトニトリル;および脂肪族ハロゲン化
炭化水素、例えば、四塩化炭素、塩化メチレンおよびクロロホルムが含まれる。
【0025】 本発明の方法の好ましい実施態様において、成分の混合は、有機溶媒中にそれ
ら材料を均等に分散させる高剪断条件下で行われる。繊維状パルプを集める一つ
の好ましい方法は、成形用布帛を用いる。“成形用布帛”という用語は、繊維を
保持しながらパルプ溶液を排水させる紙生成中に用いられる材料を意味し、機械
的支持を与え、プレスおよび乾燥中に表面特性を与え、そして乾燥した紙製品か
ら剥離される。その成型用布帛は、テフロンまたはステンレス鋼製メッシュスク
リーンが含まれるがそれらに制限されない種々の材料でありうるが、好ましくは
、ポリエステル織布である。他の好ましい実施態様において、繊維状パルプは、
真空条件下において成型用布帛上に集められ;集められたその湿潤パルプに熱圧
縮を施し;そして室温で自然乾燥させる、または好ましくは、加熱条件下で、例
えば、80〜140゜F、最も好ましくは、100〜135゜Fで乾燥させる。
【0026】 本発明のこの態様の関連の実施態様において、本発明の方法は、止血化合物が
組成物全体に均等に分散している、または例えば、ある範囲の所望の濃度の1種
類または複数の止血化合物を含有する繊維状パルプを、プレスおよび乾燥工程の
前に交互に集めることによって勾配として供給される止血組成物を製造すること
ができる。或いは、本発明の方法は、多層止血組成物を製造するのに用いること
ができる。例えば、生体吸収性ポリマーの一つの層および1種類またはそれ以上
の止血組成物を含有するもう一つの層を含有する二層組成物は、止血化合物の繊
維状パルプの採集後に生体吸収性ポリマーの繊維状パルプを集め、次に、それら
パルプを層に組み合わせた後、プレスおよび乾燥工程を行うことによって製造す
ることができる。三層組成物も、例えば、生体吸収性ポリマーを含有するコアの
両面に止血化合物を有して製造することができる。
【0027】 なおもう一つの実施態様において、本発明は、創傷からの失血を阻止するまた
は止める方法であって、その創傷に、生体吸収性ポリマーおよび1種類またはそ
れ以上の止血化合物を含有する固体止血組成物を適用することによる方法を含む
。好ましくは、その組成物は創傷と、好ましくは、軽圧(例えば、指圧)を用い
て、その組成物と創傷との間の界面で血液凝固が起こり且つ出血が実質的に止ま
る充分な時間、接触した状態で維持される。概して、止血組成物は、創傷表面と
約20秒間〜10分間、好ましくは、約20秒間〜5分間、より好ましくは、約
20秒間〜2分間接触した状態で維持される。その組成物は、単独で創傷に直接
的に適用することができるし、またはガーゼのような乾燥滅菌材料によって適所
に保持することができる。創傷の場所に依っては、創傷部位を圧迫するように、
弾性のある包帯を含めた包帯を、そのパッチの周囲に巻き付けることができる。
【0028】 本発明のこの態様の好ましい実施態様は、外傷または外科手術による創傷の出
血を阻止するまたは止める局所治療のための止血組成物の使用を含む。更に別の
好ましい実施態様において、本発明の方法は、肝、腎、脾臓、膵臓または肺など
の実質器官の出血を阻止するまたは止めるために止血組成物を用いる。或いは、
それら方法は、腹部、血管、泌尿器、婦人科、甲状腺、神経外科、組織移植およ
び歯科手術が含まれるがそれらに制限されるわけではない外科手術中に、出血ま
たは失血を阻止するまたは止めることを含む。
【0029】 もう一つの実施態様において、止血組成物は、例えば外科手術中に切断されて
いる血管または他の体内腔の両端を吻合するまたは融合するのに用いるためにも
提供されうる。この実施態様において、止血組成物は、血管プロテーゼの両端に
容易に適合する形で提供される。血管プロテーゼが、Dacron移植片のような合成
品である場合、止血組成物は、その移植片の両端まで容易に適合する大きさの形
(例えば、円筒形)で提供されうる。したがって、更に提供されるのは、血管プ
ロテーゼおよびそのプロテーゼの両端と適合するように設計された本発明の止血
組成物を含有するキットである。或いは、予め寸法を合わせることができない場
合(例えば、天然の移植片)、止血組成物は、使用直前にプロテーゼの周囲に容
易に巻き付けられる形で提供されうる。
【0030】 更に、局所適用に予定されている本発明による止血組成物は、接着テープを用
いて適用することができるし、またはバンドエイド型の接着剤支持体に付着させ
ることができる。用いられる接着剤の種類は、医学的に許容しうる接着剤のいず
れの種類でもありうる。好ましくは、用いられる接着剤は、皮膚と接触している
範囲に酸素を拡散させるように多孔性である。
【0031】 本発明により、止血組成物の上記実施態様のいずれかを含むキットも提供され
る。例えば、そのキットは、好ましくは、それぞれ別々の防水滅菌包装中で提供
される多数の止血組成物を含有しうる。更に、緊急用または軍隊用に設計された
キットは、はさみ、メス、鉗子、止血帯、弾性または非弾性包帯等のような使い
捨ての予め滅菌された器具も含有しうる。
【0032】 本発明の止血組成物の重要な利点は、その組成物の機械的一体性が、体液と接
触後も維持されて、指圧を加えて失血の停止を促すことができるし、必要な場合
は組成物の貼り直しが可能であるということである。先行技術組成物とは更に対
照的に、止血を促すのに必要な活性成分は、組成物全体に分散しているので、層
に分離する問題が無く、そのため、それら組成物を切断したり、治療される特定
の創傷に寸法を合わせたりすることができる。
【0033】 したがって、本発明の止血組成物は、成分の可溶化および混合に関係した時間
の遅れを伴うことなく、外傷犠牲者および外科手術患者の出血を速やかに減少さ
せる手段を提供する。それら止血組成物は、熟練していない者も医療職員も容易
に用いることができる。これら特性は、兵隊、救助隊員、救急車/救急医療チー
ム、消防隊員のための外傷用パックのような野外用途において、および緊急治療
室職員によって、および一般大衆用の救急キットにおいて、これら組成物の使用
を可能にする。したがって、本発明の止血組成物の利用は、外傷による致命的状
態を減少させるであろうし、苛酷な天災または人為災害の最中に利用可能な血液
供給への需要も減少させるであろう。
【0034】 特に断らない限り、本明細書中で用いられる専門用語および科学術語は全て、
本発明が関係する当該技術分野における業者によって一般的に理解されるのと同
じ意味を有する。本明細書に記載されたのと同様のまたは同等の方法および材料
はいずれも、本発明の実施または試験において用いることができるが、ここでは
、好ましい方法および材料を記載する。以下に記述される文献は全て、本明細書
中に援用される。特に断らない限り、本明細書中で用いられるまたは考えられる
技法は、当業者に周知の標準的な方法である。それら材料、方法および実施例は
、単に例示するものであり、制限するためのものではない。
【0035】 本発明の他の特徴および利点は、次の説明および請求の範囲から明らかであろ
う。 発明の詳細な記述 トロンビン、またはトロンビンおよびフィブリノーゲンの組合せが含まれるが
それらに制限されるわけではないタンパク質、および塩化カルシウムに制限され
るわけではないがそのような塩を、1種類またはそれ以上の生体吸収性ポリマー
との組合せで含有する固体の繊維状止血組成物を製造する方法を記載する。
【0036】 材料 本発明において用いるためのフィブリノーゲンおよびトロンビンは、多数の市
販元(例えば、Sigma, CalBiochem, American Diagnostics,Inc.)から容易に入
手することができる。或いは、これらタンパク質は、いずれか望ましい種の血漿
に由来しうるし、または組換えDNA法を用いて製造することができる(例えば
、Prunkardら,Nature Biotechnology 14:867-871,1996;Velander, WO95/
22249;Kargesおよび Metzner, Seminars in Thrombosis and Hemostasis,
22:427-436,1996;Lewis ら,Biochemistry 36:995-1002,1997;Lai ら,J.Bio
l.Chem. 269:24596-24601,1994;Fischer ら,Thrombosis Res. 81:157-162,199
6;Lordら,Blood Coagulation and Fibrinolysis 4:55-59,1993;DiBella ら,
J.Biol.Chem. 270:163-169,1995;Roy ら,J.Biol.Chem. 270:163-169,1995)。
【0037】 好ましくは、用いられるフィブリノーゲンおよびトロンビンは、ウシまたはヒ
ト由来である。組成物をヒトにおいて用いる予定の場合、フィブリノーゲンおよ
びトロンビンは、最も好ましくは、ヒト由来である。更に、フィブリノーゲンが
ヒト血漿に由来する場合、好ましくは、当業者に周知の且つ存在するかもしれな
いウイルスを全て失活させるための熱失活法、またはなおより好ましくは、溶媒
デタージェント法をそれに施す(例えば、Radosevichら,“Fibrin Sealant: Sc
ientific rationale, production methods, properties, and current clinical
use,”Vox Sang 2:133-143,1997 を参照されたい)。
【0038】 本発明の組成物中で用いるための生体吸収性バイオポリマーは、いろいろな標
準的な市販元(例えば、Genzyme Corp., Aqualon, Birmingham Polymers, Dekna
tel)から入手することができる。水に不溶性のポリアニオン多糖組成物は、本
発明において用いるための多数の方法によって製造することができる。例えば、
誘導体は、以前に記載されたように、共有結合鎖内および鎖間架橋の形成によっ
て生じることができる(例えば、Sparerら,1983, Roseman ら,Controlled Rel
ease Delivery Systems, Marcel Dekker,Inc.,ニューヨーク中の6章,107-119
頁;DeBelderら,PCT公開第WO86/00912号;Balazsら,1986,米国
特許第4,582,865号;Malsonら,1986,PCT公開第WO/86/00
079号;および Prestwichら,EP公開第0416250A2号,1991を参照
されたい)。ポリアニオン多糖分子とポリアニオン多糖を含有する組成物との間
に共有結合架橋を含有しない水に不溶性の組成物は、Hamiltonら,米国特許第4
,937,270号、Burns ら,米国特許第5,017,229号、USSN0
7/03,254号、07/833,973号に記載の方法を用いて形成されう
るし、ポリアニオン多糖および疎水性ポリマーまたはコポリマーの組合せを含有
する組成物は、USSN08/318,987号に記載されている(上記はいず
れも本明細書中に援用される)。
【0039】 止血組成物の製造 概して、本発明による組成物は、エタノール、イソプロパノール、ブタノール
またはそれらの組合せを含有する急速撹拌されている非水性溶媒凝固浴中に、シ
リンジを用いてトロンビン水溶液を注入することによってトロンビン(バイオポ
リマーおよび塩化カルシウム含有または不含)を沈殿させることにより形成され
る。トロンビンおよびフィブリノーゲンの組合せを含有する組成物中において、
フィブリノーゲンを含有する第二の水溶液(バイオポリマーおよび塩化カルシウ
ム含有または不含)も、非水性溶媒を用いて同様に沈殿させて繊維にする。次に
、1種類またはそれ以上の繊維状沈殿を、その非水性溶媒を用いて洗浄して精製
し且つ脱水する。
【0040】 所望の繊維状沈殿または沈殿組合せ(例えば、トロンビンおよびバイオポリマ
ー;トロンビン、フィブリノーゲンおよびバイオポリマー;トロンビン/バイオ
ポリマー;トロンビン/バイオポリマーおよびフィブリノーゲン;トロンビンお
よびフィブリノーゲン/バイオポリマー;トロンビン/バイオポリマーおよびフ
ィブリノーゲン/バイオポリマー)を、高剪断混合して、非水性溶媒中の繊維状
パルプ溶液を形成する。次に、そのパルプ溶液を集め、既存の製紙技術(例えば
、Handbook for Pulp & Paper Technologists, Smook,G. 第2版,Angus Wilde
Pulications Inc., 1994を参照されたい)を用いて且つ次の実施例に記載のよう
にプレスし、乾燥させる。得られた紙様構造は、乾燥したトロンビン、またはト
ロンビンおよびフィブリノーゲンと、1種類またはそれ以上のバイオポリマーと
の組合せから成り、カルシウムおよび/または本明細書中に記載の他の物質を更
に含有しうる。沈殿、混合および製紙工程は全て、非水性溶媒中であり、水中で
はないので、トロンビンは、処理中にフィブリノーゲンを活性化することがない
。得られた固体で繊維状の乾燥組成物は、その紙様材料全体に分布する止血成分
を含有しうる。或いは、例えば、いろいろな濃度の止血成分を含有する繊維状パ
ルプを圧縮および乾燥の前に集めることにより、望ましい止血成分の濃度勾配を
有する紙様組成物を生じることができる。血液、体液、生理食塩水または水によ
る活性化により、その組成物は止血パッチとして作用する。
【0041】 本発明のもう一つの変更においては、タンパク質および塩を、バイオポリマー
を含有する非水性スラリーに加えることができる。例えば、商業的に入手可能な
凍結乾燥されたフィブリノーゲン、トロンビンおよび塩化カルシウムの粉末を、
エタノール中の生体吸収性ポリマー(例えば、HA/CMCおよび/またはPG
A)繊維に加えることができる。次に、その混合物を、既存の製紙技術にしたが
って集め、プレスし、乾燥させて、その厚み全体に均一に分散した止血成分を含
む紙様構造を形成することができる。この紙様構造は、先行技術材料と比較して
優れた機械的性質を有する。更に、沈殿、混合および製紙工程は全て、非溶媒中
であり、水中ではないので、トロンビンは、処理中にフィブリノーゲンを活性化
することがない。
【0042】 二層組成物は、止血剤を含有する一つの面および非止血性且つ非癒着形成性(
non-adhesiogenic)であるもう一つの面を含んで製造することもできる。例えば
、その止血面は、フィブリノーゲン、トロンビンおよび塩化カルシウムを含有し
うるが、非癒着形成性面は、HA/CMCを含有しうる。或いは、止血面は、本
明細書中に記載の1種類またはそれ以上の生体吸収性ポリマーを更に含有しうる
が、非癒着形成性面は、止血成分不含の生体吸収性ポリマーを含有すると考えら
れる。HA/CMCは、外科手術後の癒着形成を減少させることが示されている
(例えば、Beckerら,British J.Surg. 82: 補遺1,1995)。したがって、止血
成分を含有する面は、止血をもたらすであろうが、生体吸収性ポリマー、例えば
、HA/CMCを含有する面は、癒着を防止すると考えられる。二層組成物の各
面は、例えば、リボフラビンのような生体適合性色素をそれら二層の一方に加え
ることによって、適当な配置のために印を付けることができる。
【0043】 本明細書中に記載の方法によって生じる紙様組成物は、単独でも、またはUS
SN08/318,987号に記載されたような三層積層技術との組合せでも用
いることができる。三層複合材料は、止血用の紙様膜を、ポリグリコリド、ポリ
ラクチド、ポリカプロラクトンまたはそれらのコポリマーのような疎水性生体吸
収性ポリマーコアに積層することによって製造することができる。その三層組成
物は、コアの両側に積層された止血成分を有することができ、それが両面に止血
活性を与えるが、コアポリマーを加えることでその装置の強度および in vivo滞
留時間が増加すると考えられる。或いは、それら止血成分は、コアの一方の面に
積層されうるが、もう一方の面にHA/CMCなどの非癒着形成性材料を積層す
ることによって、一つの止血面と一つの非癒着形成性面を有する装置を製造する
ことができる。
【0044】 追加成分 止血剤に加えて、本発明の組成物は、創傷治癒を促し且つ感染を防止する、ポ
リペプチド増殖因子、非ステロイド系抗炎症性剤、抗生物質および細胞増殖抑制
剤に制限されないがこのような成分を更に含有しうる。1種類または複数の追加
成分濃度は、所望の目的に依って異なるであろうが、それらが用いられる具体的
な目的を達成するのに充分な濃度にすべきである。それぞれの成分の量は、当業
者によって、例えば、いろいろな濃度を経験的に試験し且つ予定の目的におよび
適用部位に有効である濃度を選択することによって容易に決定されうる。
【0045】 治癒において役割を果たすことが知られているポリペプチド増殖因子の例には
、血小板由来増殖因子(PDGF);インスリン結合性増殖因子−1(IGF−
1);インスリン結合性増殖因子−2(IGF−2);上皮増殖因子(EGF)
;トランスフォーミング増殖因子−α(TGF−α)、トランスフォーミング増
殖因子−β(TGF−β);血小板第4因子(PF−4);繊維芽細胞増殖因子
(FGF);およびヘパリン結合性増殖因子1および2(HBGF−1およびH
BGF−2)が含まれるが、それらに制限されるわけではない。増殖因子または
その混合物は、当業者に知られているいずれの方法によっても製造することがで
きるし、またはいろいろな市販元から購入することができる。用いられる1種類
または複数の具体的な増殖因子の選択は、所望の用途に依るであろうが、当業者
が容易に決定することができる。
【0046】 本発明を、次の実施例に更に詳細に記載する。これら実施例は、例示として与
えられており、請求の範囲に記載されている以外は、発明を制限するためのもの
ではない。
【0047】 実施例1 37ミリリットルのフィブリノーゲン水溶液(40mg/ml)を、シリンジ
を用いて約700mlの95%エタノール中に撹拌しながら注入した。得られた
繊維状沈殿を、エタノール中で一晩貯蔵した。そのエタノールの一部分を傾瀉し
、そして540mlの95%エタノール中のフィブリノーゲン沈殿(1.48g
)を全て、Ultra-TurraxT50ホモジナイザーを用いて4000rpmで30秒
間高剪断混合した。得られたパルプ溶液を95%エタノール中で貯蔵した。
【0048】 40ミリリットルのフィブリノーゲンパルプ溶液を、200mlの95%エタ
ノールを用いて希釈した。この得られた溶液に、20mgのトロンビン粉末およ
び80mgの塩化カルシウムを加えた。その試料を、Millipore フィルターハウ
ジング(直径=7.4cm)を用いて成型用布帛上に集めた。その湿潤試料を2
メートルトンで15秒間プレスし、自然乾燥させて、極めて薄い膜を生じた。
【0049】 実施例2 実施例1に記載のように調製された120ミリリットルのフィブリノーゲンパ
ルプ溶液を、200mlの95%エタノールを用いて希釈した。この得られた溶
液に、40mgのトロンビン粉末、160mgの塩化カルシウム、およびカルボ
ジイミドで修飾されたHA/CMC(米国特許第5,017,229号に記載の
ように修飾される)をエタノール中に沈殿させることによって得られる20ml
の修飾ヒアルロン酸/カルボキシメチルセルロースパルプ溶液を加え、得られた
繊維状沈殿を高剪断して、パルプ様エタノールスラリーにした。その混合物を、
実施例1に記載のように、Millipore フィルターを用いて真空補助下において標
準的な成型用布帛上に集め、2メートルトンで15秒間プレスし、自然乾燥させ
た。紙様膜が得られた。
【0050】 実施例3 3ミリリットルのフィブリノーゲン水溶液(40mg/ml)を、シリンジを
用いて約100mlの100%エタノール中に撹拌しながら注入した。得られた
繊維状沈殿を、ポリエステルフィルター上に集めた。その乾燥材料の少量の試料
(約1cm2)を、30mlの脱イオン水中に、5mgのトロンビンおよび10
0mgの塩化カルシウムと一緒に加えた。その材料は、フィブリンクロットを直
ちに形成した。
【0051】 実施例4 0.22gの凍結乾燥されたフィブリノーゲン粉末を、65mlのHA/CM
Cパルプ(100%エタノール中に0.22gHA/CMC)に加えた。この溶
液に更に加えられたのは、28mgの塩化カルシウム粉末および3.3mgのト
ロンビン粉末であった。その混合物を、追加の340mlの100%エタノール
を用いて希釈し、G45F分散ヘッドを含む Ultra-Turrax T50を用いて5,
000rpmで45秒間高剪断混合した。次に、その混合物を、Millipore フィ
ルターハウジング(直径=7.4cm)を用いて成型用布帛上に集めた。その湿
潤試料を、ロールプレスを用いて10psiで2回プレスし、自然乾燥させた。
以下の実施例8で製造されるのと同様の紙様膜が得られた。
【0052】 実施例5 65ミリリットルのHA/CMCパルプ(100%エタノール中に0.22g
HA/CMC)を、340mlの100%エタノールを用いて希釈し、Millipor
e フィルターハウジング(直径=7.4cm)を用いて成型用布帛上に集めた。
次に、65mlのHA/CMCパルプ、0.22gの凍結乾燥されたフィブリノ
ーゲン粉末、29mgの塩化カルシウム粉末および3.8mgのトロンビンを含
有する溶液を、340mlの100%エタノールを用いて希釈し、HA/CMC
湿潤ケーキの上に集めた。その湿潤試料を、ロールプレスを用いて10psiで
2回プレスし、ドラム乾燥機を用いて100゜Fで乾燥させた。層全体に分散し
た活性フィブリノーゲン/トロンビンを一方の面におよびもう一方の面に非癒着
形成性HA/CMCを強化された厚い二層紙様膜が得られた。
【0053】 実施例6 0.67gの細断したPGA繊維(Deknatel,Inc.)を、400mlの100
%エタノールに加えた。0.64gのフィブリノーゲン、22mgのトロンビン
および100mgの塩化カルシウムをそのエタノールスラリーに加え、Millipor
e フィルターハウジング(直径=7.4)を用いてテフロン成型用布帛上に集め
た。その湿潤試料を、ロールプレスを用いて10psiで1回プレスし、ドラム
乾燥機を用いて120〜125゜Fで乾燥させた。36.6mg/cm2のM/
Aを有する厚い紙様膜が得られた。その止血紙は、極めて吸収性であり、水に浸
漬された場合、フィブリンクロットを形成した。
【0054】 実施例7 2.0gのPGA繊維(Deknatel,Inc.)を、約5〜10mmセグメントに細
断し、600mlのエタノールに加えた。別の容器中において、2.6gの凍結
乾燥されたウシフィブリノーゲン(77%タンパク質、90%凝固性)、67m
gのウシトロンビンおよび0.3gの塩化カルシウム粉末を、900mlの10
0%エタノールに加え、そしてG45G分散ヘッドを含む Ultra-Turrax T50
を用いて5000rpmで30秒間高剪断混合した。それら材料を混合し、4.
25x4.25インチヘッドボックス中のテフロン成型用布帛上に集めた。その
材料を、真空補助を用いることなく約10秒以内に排水させた。繊維状ケーキを
、ロールプレスを用いて10psiで1回プレスし、125〜135゜Fで約3
0分間乾燥させた。31.8mg/cm2のM/Aを有する11.3cmx11
.4cmの軟質紙が得られた。
【0055】 実施例8 410mlのHA/CMCパルプ(100%エタノール中に1.8gHA/C
MC)を、590mlの100%エタノールを用いて希釈し、2.6gの凍結乾
燥されたウシフィブリノーゲン(77%タンパク質、90%凝固性)、67mg
のウシトロンビンおよび0.3gの塩化カルシウムを加え、そしてG45G分散
ヘッドを含む Ultra-Turrax T50を用いて5000rpmで15秒間高剪断混
合した。次に、その混合物を、4.25x4.25インチヘッドボックス中のテ
フロン成型用布帛上に集めた。その材料を、真空補助を用いることなく60秒間
および真空補助を用いて135秒間排水させた。得られた繊維状ケーキを、ロー
ルプレスを用いて10psiで1回プレスし、125〜135゜Fで約30分間
乾燥させた。31mg/cm2のM/Aを有する11.2x12.8cmの紙が
得られた。
【0056】 実施例9 実施例4および8によって製造された材料の試料を、Wagnerら,J.Surg.Res.
66:100-108(1996)によって記載の血小板凝集検定において、Coulter Counter Mo
del J.T.(Coulter Corp.)を用いて試験した。これら材料は両方とも、血
小板計数を、Gelfoam(登録商標)(吸収性ゼラチンスポンジ,Upjohn)、Avite
ne(登録商標)(ミクロフィブリルコラーゲン止血剤,Davol)およびActifoamT M (吸収性コラーゲン止血スポンジ,MedChem Products)のそれぞれ9.5%、
13%および23%と比較して、45%まで減少させた。
【0057】 実施例10 実施例8に記載の方法によって製造された試料を、ウサギ大静脈モデルにおい
て封鎖/止血性について評価した。26羽の麻酔されヘパリン処理された(15
0IU/kg)4〜5kgのニュージーランドホワイトウサギの大静脈に、16
ゲージ針を用いてそれぞれ穿刺した。実施例8からの試料、Avitene(登録商標
)、TachoComb(登録商標)または外科手術用ガーゼの1cm2片を、軽い指圧を
用いてその穿刺上に直接20秒間あてた。20秒後に指圧をはずし、突破出血を
認めた。出血がそれ以上認められない場合、観察を10分間続け、止血を確認し
た。突破出血の場合、もう一つの1cm2片を、軽い指圧を用いて最初の片上に
更に20秒間あてた。連続した出血の場合、合計10分間が経過するまでそれら
の使用を続けた。この実験の結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】 この実験の結果は、ヘパリン処理された動物において、本発明の方法によって
製造されたHA/CMC/フィブリノーゲン/トロンビン紙の、Avitene(登録
商標)および TachoComb(登録商標)と比較して統計学的に優れた止血活性を示
している。止血までの時間は、Avitene(登録商標)と比較して48%までおよ
び TachoComb(登録商標)と比較して14倍減少した。それら結果は、本発明の
組成物が、Avitene(登録商標)よりも TachoComb(登録商標)よりも少数回し
か使用する必要がなかったことを更に示している。
【0060】 実施例11 実施例8に記載の標品を、実施例10に記載のウサギ大静脈穿刺モデルにおい
て、剥離性について評価した。最初に、その試験品を創傷上に置き、約20秒以
内で止血を行った。その創傷を更に10分間監視して、完全に止血したことを確
認した。次に、試験組成物を、鉗子を用いて大動脈からひとまとめに除去し、出
血を再開させた。次に、前に用いられた試験組成物を創傷上に戻して、再度、約
20秒以内で止血を行った。
【0061】 TachoComb(登録商標)(フィブリノーゲンおよびトロンビンの薄層をコーテ
ィングされたコラーゲンスポンジ,Nycomed,オーストリア)および Avitene(登
録商標)も、このモデルにおいて貼り直しおよび剥離性について試験した。Tach
oComb(登録商標)は、ひとまとめに除去し得ないと考えられ、コラーゲン層は
フィブリノーゲンおよびトロンビン層から分離した。Avitene(登録商標)は、
ひとまとめに除去されることも創傷上に貼り直しすることもできなかった。
【0062】 この実験結果は、本発明の組成物が、TachoComb(登録商標)にも Avitene(
登録商標)にもまさる改良された物理機械的性質を有することを示している。し
たがって、本発明の組成物は、先行技術止血組成物にまさる有意の利点である止
血または封鎖能力を減少させることなく、使用中に除去し且つ貼り直しすること
ができる。
【0063】 実施例12 実施例8に記載の標品を、ウサギ大静脈穿刺モデルにおいて、過剰量の血液の
存在下で機能する能力についても試験した。大動脈に16ゲージ針を用いて穿刺
し、腹腔内に血液を充満させた。実施例8の止血組成物の1cm2片を、無作為
にその創傷に指圧を用いて20秒間あて、過剰の血液を除去した。止血は、20
秒以内で1回の使用で達せられた。対照的に、Avitene(登録商標)は、充血し
た腹腔中に挿入された場合、崩壊した。
【0064】 実施例13 実施例8で製造された止血組成物を、γ線照射(2.5Mラド)によって滅菌
し、ウサギ大静脈穿刺モデルにおいて評価した。止血は、試験された3羽の動物
全部において、20秒間で1回の使用で達せられた。
【0065】 実施例14 1.8gのPGA繊維(Deknatel,Inc.)を、約5〜10mmセグメントに細
断し、400mlの100%エタノールに加えた。別の容器中において、2.5
gの凍結乾燥されたウシフィブリノーゲン(77%タンパク質、90%凝固性)
、67mgのウシトロンビン、0.3gの塩化カルシウムおよび140mlのH
A/CMCパルプ(100%エタノール中に0.6gHA/CMC)を、100
0mlの100%エタノールに加え、そしてG45G分散ヘッドを含む Ultra-T
urrax T50を用いて5000rpmで15秒間高剪断混合した。それら材料を
混合し、4.24x4.25インチヘッドボックス中のテフロン成型用布帛(1
50g)上に集めた。その材料を、真空補助を用いることなく60秒間排水させ
た。得られた繊維状ケーキを、ロールプレスを用いて10psiで1回プレスし
、125〜135゜Fで約15分間乾燥させた。35mg/cm2のM/Aを有
する11.4x11.4cmの軟質紙が得られた。
【0066】 実施例15 67mgのウシトロンビンおよび0.3gの塩化カルシウムを、450mlの
100%エタノールに加え、G45G分散ヘッドを含む Ultra-Turrax T50を
用いて4000rpmで15秒間高剪断混合した。2.5gの凍結乾燥されたウ
シフィブリノーゲン(77%タンパク質、90%凝固性)をその混合物に加え、
G45G分散ヘッドを含む Ultra-Turrax T50を用いて4000rpmで15
秒間高剪断混合した。1.8gのPGA繊維(Deknatel)を約10mmセグメン
トに細断し、350mlの100%エタノールに加えた後、フィブリノーゲン/
トロンビン/塩化カルシウム混合物に加えた。
【0067】 140mlのHA/CMCパルプ(100%エタノール中に0.6gHA/C
MC)を、860mlの100%エタノールを用いて希釈し、4.24x4.2
5インチヘッドボックス中のテフロン成型用布帛(150g)上に集めた。その
材料を、残りのエタノールレベルが、沈降したHA/CMC材料の上にzIイン
チとなるまで(約150秒間)排水させた。
【0068】 次に、PGA/フィブリノーゲン/トロンビン/塩化カルシウム混合物を、そ
のHA/CMC材料上に徐々に加えた。その材料を、真空補助を用いて60秒間
排水させた。二つの異なった層は、得られた繊維状ケーキで区別されうる。その
ケーキを、ロールプレスを用いて10psiで1回プレスし、125〜132゜
Fで約20分間乾燥させた。31mg/cm2のM/Aを有する11.2cmx
11.2cmの二層紙が得られ、癒着防止用のHA/CMC層および止血用のP
GA/フィブリノーゲン/トロンビン/塩化カルシウム層は、目視によって区別
された。
【0069】 実施例16 実施例6によって製造された材料の試料を、Wagnerら,上記によって記載の血
小板凝集検定において、Multisizer Model0217(Coulter Corp.)を用いて
試験した。これら材料は、血小板領域の体積(2〜4.5μm)を、TachoComb
(登録商標)(Nycomed)、Gelfoam(登録商標)(Upjohn)および Novacol(登
録商標)(Datascope)についての0%、Avitene(登録商標)(Davol)につい
ての11%および ActifoamTM(MedChem Products)についての19%に比べて
、27%まで減少させた。
【0070】 実施例17 1.8gのPGA繊維(Deknatel)を、約5〜10mmセグメントに細断し、
300mlの100%エタノールに加えた。別の容器中において、121mg(
3630U)のウシトロンビンおよび0.3gの塩化カルシウムを、700ml
の100%エタノールに加え、そしてG45G分散ヘッドを含む Ultra Turrax
T50を用いて5000rpmで15秒間高剪断混合した。混合の最後の5秒間
に、70ミリリットルのHA/CMCパルプ(100%エタノール中に0.3g
HA/CMC)を加えた。それら材料を混合し、撹拌し、4.25x4.25イ
ンチヘッドボックス中のテフロン成型用布帛(150μm)上に集めた。その材
料を、真空補助を用いることなく20秒以内に排水させた。その繊維状ケーキを
、ロールプレスを用いて10psiで1回プレスし、125〜145゜Fで約1
0分間乾燥させた。17.9mg/cm2のM/Aを有する11.2x11.2
mの軟質紙が得られた。
【0071】 実施例18 実施例7、8および14によって製造された試料を、常態および湿潤機械的性
質について評価し、Avitene(登録商標)およびTachoComb(登録商標)と比較し
た。それぞれの材料の10mmx50mm片を、Instron Model 4201のグリ
ップ中に入れた。初期ガーゼ長さは25mmであった。それぞれの材料を、乾燥
条件下において2mm/分のクロスヘッド速度で試験した。湿潤強度を調べるた
めに、材料を30mlのPBS,pH7.2中に37℃で15分間入れ、そして
そのPBSから取り出した直後に、23℃において5mm/分のクロスヘッド速
度で測定値を得た。材料が破壊する前の最大荷重は、その材料の強度を示すもの
である。この実験結果(表II)は、本発明の止血組成物が、Avitene(登録商標
)にも TachoComb(登録商標)にもまさる、統計学的に有意に増加した常態およ
び湿潤強度を有することを示している。
【0072】
【表2】
【0073】 他の実施態様 上の説明から、当業者は、本発明の本質的な特性を容易に確認することができ
るし、そして本発明の精神および範囲から逸脱することなく、発明の様々な変化
および変更を行って、いろいろな用途および条件にそれを適合させることができ
る。例えば、可塑剤、ポリエチレングリコール、グリセロールおよびアルブミン
が含まれるがそれらに制限されるわけではない成分も、本発明の組成物中に包含
されて、追加の安定性、機械的強度および柔軟性を与えることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キース・イー・グリーナウォルト アメリカ合衆国マサチューセッツ州02186, ミルトン,セント・マリーズ・ロード 52 (72)発明者 ジュリア・ビー・ジェレシュコヴィッチ アメリカ合衆国マサチューセッツ州02173, レキシントン,ファイブ・バイルズ・ロー ド Fターム(参考) 4C081 AC04 BA16 CA161 CA201 CD011 CD021 CD031 CD041 CD081 CD091 CD171 CD20 CE02 CE06 DA11 DA15

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体で繊維状の生体吸収性止血組成物であって、生体吸収性
    ポリマーおよび止血化合物を含み、該止血化合物が該止血組成物全体に分散して
    いる上記組成物。
  2. 【請求項2】 生体吸収性ポリマーが、ポリアニオン多糖、アルギン酸、キ
    チン、キトサン、フィブリン、ポリグリコリド、ポリラクチド、ポリカプロラク
    トン、デキストランおよびそれらのコポリマーから成る群より選択される請求項
    1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 生体吸収性ポリマーがポリアニオン多糖である請求項1に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリアニオン多糖が水に不溶性の誘導体の形である請求項3
    に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリアニオン多糖が、カルボキシメチルセルロース、カルボ
    キシメチルアミロースおよびヒアルロン酸から成る群より選択される請求項3ま
    たは4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 止血組成物が、2種類またはそれ以上のポリアニオン多糖を
    含む請求項3または4に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 疎水性生体吸収性ポリマーを更に含む請求項3または4に記
    載の組成物。
  8. 【請求項8】 疎水性生体吸収性ポリマーが、ポリグリコリド、ポリラクチ
    ド、ポリジオキサノン、ポリエステルカーボネート、ポリヒドロキシアルコネー
    ト、ポリラクトンおよびそれらのコポリマーから成る群より選択される請求項7
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 止血化合物がトロンビンである請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 トロンビンが、約1U/cm2〜100U/cm2の濃度で
    存在する請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 止血化合物がフィブリノーゲンである請求項1に記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】 フィブリノーゲンが、約0.05mg/cm2〜20mg
    /cm2の濃度で存在する請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 カルシウム塩を更に含む請求項9または11に記載の組成
    物。
  14. 【請求項14】 カルシウム塩が塩化カルシウムである請求項13に記載の
    組成物。
  15. 【請求項15】 カルシウム塩が、約0.01mg/cm2〜10mg/c
    2の濃度で存在する請求項13に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 フィブリノーゲンを更に含む請求項9に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 フィブリノーゲンが、約0.05mg/cm2〜20mg
    /cm2の濃度で存在する請求項14に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 XIII因子、フィブロネクチン、プラスミノーゲン、アプロ
    チニン、α−2−アンチプラスミン、α−2−マクログロブリン、α−1−アン
    チトリプシン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、プラスミン活性化物質
    阻害剤またはそれらの組合せを更に含む請求項1に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 硫酸プロタミンを更に含む請求項1に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 薬物を更に含む請求項1に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 薬物が、増殖因子、増殖因子阻害剤、抗体、非ステロイド
    系抗炎症性剤、抗生物質およびサイトカインから成る群より選択される請求項2
    0に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 約15mg/cm2〜50mg/cm2の質量/面積を有す
    る請求項1に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 組成物が、防水滅菌包装中で提供される請求項1に記載の
    組成物。
  24. 【請求項24】 医学的に許容しうる接着剤支持体を更に含む請求項1に記
    載の組成物。
  25. 【請求項25】 組成物が、血管プロテーゼの両端に適合するように形成さ
    れている請求項1に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 請求項1に記載の止血組成物を含むキット。
  27. 【請求項27】 止血化合物が組成物全体に均等に分散している請求項1に
    記載の組成物。
  28. 【請求項28】 止血化合物が勾配として存在している請求項1に記載の組
    成物。
  29. 【請求項29】 非癒着形成性層を更に含む請求項1に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 固体で繊維状の生体吸収性止血組成物を製造する方法であ
    って、 (a)生体吸収性ポリマーおよび止血化合物を非水性溶媒の存在下において混
    合して繊維状パルプを形成し;そして (b)該繊維状パルプに製紙処理を施す工程を含む上記方法。
  31. 【請求項31】 非水性溶媒が、直鎖または分岐状のC1〜C5アルコール、
    ケトン、脂肪族エーテル、環状脂肪族エーテル、エステル、ニトリルおよび脂肪
    族ハロゲン化炭化水素から成る群より選択される請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 非水性溶媒がアルコールである請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 アルコールがエタノールである請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 アルコールが95%〜100%エタノールである請求項3
    2に記載の方法。
  35. 【請求項35】 生体吸収性ポリマーおよび止血化合物を高剪断条件下で混
    合する請求項30に記載の方法。
  36. 【請求項36】 製紙処理が、 (a)繊維状パルプを非水性溶媒から集め; (b)集められた繊維状パルプをプレスし;そして (c)プレスされたパルプを乾燥させる工程を含む請求項30に記載の方法。
  37. 【請求項37】 繊維状パルプを成型用布帛上に集める請求項36に記載の
    方法。
  38. 【請求項38】 成型用布帛が、テフロンメッシュ、ステンレス鋼製メッシ
    ュおよびポリエステル布帛から成る群より選択される請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 成型用布帛がポリエステル布帛である請求項37に記載の
    方法。
  40. 【請求項40】 集められた繊維状パルプに熱圧縮を施す請求項36に記載
    の方法。
  41. 【請求項41】 創傷からの失血を阻止するまたは止める方法であって、該
    創傷と、生体吸収性ポリマーおよび止血化合物を含む固体で繊維状の生体吸収性
    止血組成物とを、血液凝固が起こるのを促進するために充分な時間接触させるこ
    とを含む上記方法。
  42. 【請求項42】 創傷との接触後、止血組成物に指圧を加えることを更に含
    む請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 創傷が事故外傷に起因する請求項41に記載の方法。
  44. 【請求項44】 創傷が外科手術に起因する請求項41に記載の方法。
JP2000546822A 1998-05-07 1999-05-06 止血化合物および生体吸収性ポリマーを含む組成物 Withdrawn JP2002513645A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/074,146 US6056970A (en) 1998-05-07 1998-05-07 Compositions comprising hemostatic compounds and bioabsorbable polymers
US09/074,146 1998-05-07
PCT/US1999/009891 WO1999056798A1 (en) 1998-05-07 1999-05-06 Compositions comprising hemostatic compounds and bioabsorbable polymers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002513645A true JP2002513645A (ja) 2002-05-14

Family

ID=22117992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000546822A Withdrawn JP2002513645A (ja) 1998-05-07 1999-05-06 止血化合物および生体吸収性ポリマーを含む組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6056970A (ja)
EP (1) EP1075288A1 (ja)
JP (1) JP2002513645A (ja)
AU (1) AU3788299A (ja)
CA (1) CA2329809A1 (ja)
WO (1) WO1999056798A1 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004043503A1 (ja) * 2002-11-14 2006-03-09 財団法人化学及血清療法研究所 トロンビン固定化生体吸収性合成不織布
JP2007529280A (ja) * 2004-03-17 2007-10-25 ジェンザイム・コーポレーション 癒着防止スプレー
JP2009519070A (ja) * 2005-12-16 2009-05-14 ラボラトワール フランセ デュ フラクションヌメント エ デ バイオテクノロジーズ ソシエテ アノニム トロンビンを含まない生物学的接着剤及びその医薬としての使用
JP2009523058A (ja) * 2006-01-11 2009-06-18 エンテグリオン、インコーポレイテッド 止血紡織物
JP2009545423A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エスティービー ライフセービング テクノロジーズ インコーポレイテッド 創傷組織を治療するための固体包帯材
JP2011516751A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ 静電紡糸デキストラン繊維及びこれから作成したデバイス
JP2012511548A (ja) * 2008-12-11 2012-05-24 バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド フィブリノーゲンと硫酸化多糖類に基づく製剤
WO2013172472A1 (ja) 2012-05-14 2013-11-21 帝人株式会社 シート成形体および止血材
WO2013172467A1 (ja) * 2012-05-14 2013-11-21 帝人株式会社 放射線滅菌耐性蛋白質組成物
JP2015505490A (ja) * 2012-02-07 2015-02-23 ヘレウス メディカル ゲーエムベーハー 医療目的のための生分解性フリース
CN106267328A (zh) * 2016-09-20 2017-01-04 安徽思维特生物科技有限公司 一种聚己内酯‑胎牛皮胶原纤维复合止血凝胶的制备方法
KR20180084854A (ko) * 2015-11-08 2018-07-25 옴릭스 바이오파머슈티컬스 리미티드 셀룰로오스-기반의 짧은 섬유 및 긴 섬유의 지혈 혼합물
JP2020502241A (ja) * 2016-12-22 2020-01-23 オムリックス・バイオファーマシューティカルズ・リミテッドOmrix Biopharmaceuticals Ltd. アニオン交換体及びカルシウム塩を含む止血用組成物
CN112023116A (zh) * 2020-08-31 2020-12-04 海南鸿翼医疗器械有限公司 一种皮肤屏障膏体敷料及其制备方法
JP2022524939A (ja) * 2019-02-15 2022-05-11 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 生検路止血物品

Families Citing this family (161)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6528483B2 (en) 1995-06-07 2003-03-04 André Beaulieu Method of producing concentrated non-buffered solutions of fibronectin
FR2766716B1 (fr) 1997-08-01 2000-02-18 Cogent Sarl Prothese composite pour la prevention des adherences post-chirurgicales et son procede d'obtention
JP3578627B2 (ja) * 1998-05-15 2004-10-20 株式会社ホギメディカル 創傷患部の治癒を促進する組織シーラント
AU2763099A (en) 1998-06-22 2000-01-10 Charles E. Worden Enriched platelet wound healant
BE1012536A3 (fr) 1998-11-04 2000-12-05 Baxter Int Element muni d'une couche de fibrine sa preparation et son utilisation.
AU1617800A (en) * 1998-11-12 2000-05-29 Polymer Biosciences, Inc. Hemostatic polymer useful for rapid blood coagulation and hemostasis
ES2263451T3 (es) * 1999-02-12 2006-12-16 Baxter Aktiengesellschaft Metodo para producir un preparado basado en fibrinogeno y fibronectina, asi como composiciones proteinicas que se pueden obtener segun este metodo.
US6656496B1 (en) 1999-03-01 2003-12-02 The Uab Research Foundation Porous tissue scaffolding materials and uses thereof
DK1163019T3 (da) * 1999-03-25 2008-03-03 Metabolix Inc Medicinske indretninger og anvendelser af polyhydroxyalkanoatpolymere
AU771557B2 (en) * 1999-06-01 2004-03-25 Vivolution A/S Prevention of post surgical adhesions using a fibrin monomer sealant
US7371408B1 (en) 1999-06-07 2008-05-13 Wright Medical Technology, Inc. Bone graft substitute composition
EP1212046A2 (en) * 1999-08-30 2002-06-12 Tepha, Inc. Flushable disposable polymeric products
US6262020B1 (en) * 2000-02-15 2001-07-17 Alphamed Pharmaceuticals Corp. Topical wound therapeutic compositions
CA2416126C (en) 2000-07-28 2011-07-05 Anika Therapeutics, Inc. Bioabsorbable composites of derivatized hyaluronic acid
US20040013715A1 (en) * 2001-09-12 2004-01-22 Gary Wnek Treatment for high pressure bleeding
WO2002030445A2 (en) * 2000-10-13 2002-04-18 Baxter International Inc. Fibrinogen plus a non-plasmin-acting fibrinolysis inhibitor for the reduction or prevention of adhesion formation
US6800245B1 (en) 2000-11-28 2004-10-05 Vita Special Purpose Corporation Sterile polymerizable systems and kits and methods of their manufacture and use
US7041657B2 (en) * 2001-02-12 2006-05-09 Marine Polymer Technologies Inc. Compositions and methods for modulation of vascular structure and/or function
EP1492475B1 (en) * 2001-04-16 2011-12-21 Wright Medical Technology, Inc. Dense/porous structures for use as bone substitutes
US6685956B2 (en) 2001-05-16 2004-02-03 The Research Foundation At State University Of New York Biodegradable and/or bioabsorbable fibrous articles and methods for using the articles for medical applications
US8877233B2 (en) * 2001-06-29 2014-11-04 Cook Biotech Incorporated Porous sponge matrix medical devices and methods
IL144446A0 (en) * 2001-07-19 2002-05-23 Prochon Biotech Ltd Plasma protein matrices and methods for their preparation
US7371409B2 (en) 2001-09-06 2008-05-13 Wright Medical Technology, Inc. Bone graft substitute composition
AU2002367394A1 (en) * 2001-12-28 2003-07-24 Genzyme Corporation Bioresorbable foam packing device and use thereof
US7101862B2 (en) * 2001-12-31 2006-09-05 Area Laboratories, Llc Hemostatic compositions and methods for controlling bleeding
US6998510B2 (en) * 2002-02-04 2006-02-14 Damage Control Surgical Technologies, Inc. Method and apparatus for improved hemostasis and damage control operations
AU2003258172B2 (en) 2002-03-29 2008-02-28 Wright Medical Technolgy, Inc. Bone graft substitute composition
US6652887B1 (en) 2002-06-24 2003-11-25 Wright Medical Technology, Inc. Bone graft substitute composition
US7291179B2 (en) 2002-06-24 2007-11-06 Wright Medical Technology, Inc. Bone graft substitute composition
US6896809B2 (en) * 2002-12-20 2005-05-24 Providence Health System - Oregon Methods for purifying chitosan
EP1587424A4 (en) * 2002-12-31 2012-01-25 Marinepolymer Tech Inc Bleeding Compounds and their uses
JP4769578B2 (ja) * 2003-01-20 2011-09-07 一般財団法人化学及血清療法研究所 止血用材料
US7943810B2 (en) 2003-02-04 2011-05-17 Buckman Robert F Method and apparatus for hemostasis
US7507257B2 (en) * 2003-02-04 2009-03-24 Wright Medical Technology, Inc. Injectable resorbable bone graft material, powder for forming same and methods relating thereto for treating bone defects
US7452374B2 (en) * 2003-04-24 2008-11-18 Maquet Cardiovascular, Llc AV grafts with rapid post-operative self-sealing capabilities
JP2007525601A (ja) 2003-05-08 2007-09-06 テファ, インコーポレイテッド ポリヒドロキシアルカノエート医療用織物および医療用繊維
US20040243044A1 (en) * 2003-06-02 2004-12-02 Penegor Stephen A. Hemostatic wound dressing
CA2531833C (en) * 2003-07-08 2009-10-20 Tepha, Inc. Poly-4-hydroxybutyrate matrices for sustained drug delivery
US20060287659A1 (en) * 2003-08-22 2006-12-21 Tepha, Inc. Polyhydroxyalkanoate nerve regeneration devices
EP1718147B1 (en) * 2004-02-23 2012-03-28 Loma Linda University Medical Center Hemostatic agent for topical and internal use
WO2005087280A1 (en) * 2004-03-11 2005-09-22 Medtrade Products Limited Compositions of alpha and beta chitosan and methods of preparing them
US20070231372A1 (en) * 2004-05-21 2007-10-04 Juridical Foundation the Chemo-Sero- Therapeautic Research Institute Tissue Sealant
CA2571057A1 (en) * 2004-06-30 2006-01-12 James V. Sitzmann Medical devices for minimally invasive surgeries and other internal procedures
DK1778305T3 (da) * 2004-08-03 2010-10-18 Tepha Inc Ikke-krøllende polyhydroxyalkanoatsuturer
WO2006026725A2 (en) * 2004-08-31 2006-03-09 C.R. Bard, Inc. Self-sealing ptfe graft with kink resistance
US9012506B2 (en) 2004-09-28 2015-04-21 Atrium Medical Corporation Cross-linked fatty acid-based biomaterials
US9801982B2 (en) 2004-09-28 2017-10-31 Atrium Medical Corporation Implantable barrier device
US8312836B2 (en) * 2004-09-28 2012-11-20 Atrium Medical Corporation Method and apparatus for application of a fresh coating on a medical device
US9801913B2 (en) 2004-09-28 2017-10-31 Atrium Medical Corporation Barrier layer
US9000040B2 (en) 2004-09-28 2015-04-07 Atrium Medical Corporation Cross-linked fatty acid-based biomaterials
US8263102B2 (en) * 2004-09-28 2012-09-11 Atrium Medical Corporation Drug delivery coating for use with a stent
US8367099B2 (en) 2004-09-28 2013-02-05 Atrium Medical Corporation Perforated fatty acid films
US9358318B2 (en) * 2004-10-20 2016-06-07 Ethicon, Inc. Method of making a reinforced absorbable multilayered hemostatic wound dressing
EP2837393A1 (en) * 2004-10-20 2015-02-18 Ethicon, Inc. Absorbable hemostat
US7250550B2 (en) * 2004-10-22 2007-07-31 Wright Medical Technology, Inc. Synthetic bone substitute material
US8029563B2 (en) 2004-11-29 2011-10-04 Gore Enterprise Holdings, Inc. Implantable devices with reduced needle puncture site leakage
WO2006081517A2 (en) * 2005-01-28 2006-08-03 Tepha, Inc. Embolization using poly-4-hydroxybutyrate particles
US20090232784A1 (en) * 2005-03-10 2009-09-17 Dale Feldman Endothelial predecessor cell seeded wound healing scaffold
JP2009501027A (ja) * 2005-06-17 2009-01-15 シー・アール・バード・インコーポレイテツド 締付後のよじれ耐性を有する血管移植片
WO2011106454A2 (en) 2010-02-23 2011-09-01 L-Vad Technology, Inc. Vacuum assisted percutaneous appliance
DK1933892T3 (da) * 2005-09-09 2013-03-25 Agnovos Healthcare Llc Sammensat knoglegrafterstatningscement og artikler fremstillet deraf
US8025903B2 (en) 2005-09-09 2011-09-27 Wright Medical Technology, Inc. Composite bone graft substitute cement and articles produced therefrom
US9427423B2 (en) 2009-03-10 2016-08-30 Atrium Medical Corporation Fatty-acid based particles
US9278161B2 (en) * 2005-09-28 2016-03-08 Atrium Medical Corporation Tissue-separating fatty acid adhesion barrier
CA2626030A1 (en) 2005-10-15 2007-04-26 Atrium Medical Corporation Hydrophobic cross-linked gels for bioabsorbable drug carrier coatings
US20070104769A1 (en) * 2005-11-04 2007-05-10 Lifescience Plus, Inc. Bioabsorbable hemostatic gauze
JP2009514597A (ja) 2005-11-04 2009-04-09 ライフサイエンス・プラス・インコーポレイテッド 生体吸収性止血ガーゼ
WO2007056761A2 (en) 2005-11-09 2007-05-18 C.R. Bard Inc. Grafts and stent grafts having a radiopaque marker
US9532943B2 (en) * 2010-12-20 2017-01-03 Cormatrix Cardiovascular, Inc. Drug eluting patch for the treatment of localized tissue disease or defect
CA2573472A1 (en) * 2006-01-23 2007-07-23 Tyco Healthcare Group Lp Biodegradable hemostatic compositions
US20070248653A1 (en) * 2006-04-20 2007-10-25 Cochrum Kent C Hemostatic compositions and methods for controlling bleeding
EP2022276A4 (en) * 2006-05-18 2012-06-13 Gustavo Larsen METHOD FOR PRODUCING A MULTICOMPONENT BLOOD-HOLDING ASSOCIATION
US9198749B2 (en) 2006-10-12 2015-12-01 C. R. Bard, Inc. Vascular grafts with multiple channels and methods for making
WO2008057344A2 (en) 2006-11-06 2008-05-15 Atrium Medical Corporation Coated surgical mesh
US9492596B2 (en) 2006-11-06 2016-11-15 Atrium Medical Corporation Barrier layer with underlying medical device and one or more reinforcing support structures
US7943683B2 (en) * 2006-12-01 2011-05-17 Tepha, Inc. Medical devices containing oriented films of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers
US20080138387A1 (en) * 2006-12-07 2008-06-12 Machiraju Venkat R Hemostatic sponge and article
US9289196B2 (en) * 2006-12-12 2016-03-22 Cook Medical Technologies Llc Hemostatic substance with a coating
EP2148704B1 (en) * 2007-04-20 2017-06-21 Coloplast A/S Multi component non-woven
RU2463079C2 (ru) * 2007-04-27 2012-10-10 Эндо Фармасьютикалз Солюшнз Инк. Разделительные агенты для имплантируемого устройства и способы их применения
US20090004455A1 (en) * 2007-06-27 2009-01-01 Philippe Gravagna Reinforced composite implant
WO2009005790A2 (en) * 2007-06-29 2009-01-08 Carbylan Biosurgery, Inc. Sterile thiol-derivatized hyaluronic acid polymer compositions and uses thereof
US20090075891A1 (en) * 2007-08-06 2009-03-19 Macphee Martin Methods and dressings for sealing internal injuries
US9308068B2 (en) 2007-12-03 2016-04-12 Sofradim Production Implant for parastomal hernia
EP2259803B2 (en) 2008-02-29 2019-03-13 Ferrosan Medical Devices A/S Device for promotion of hemostasis and/or wound healing
US9242026B2 (en) * 2008-06-27 2016-01-26 Sofradim Production Biosynthetic implant for soft tissue repair
WO2010129258A2 (en) * 2009-04-27 2010-11-11 Mallinckrodt Inc. Tissue sealant compositions, vascular closure devices, and uses thereof
ITPI20090066A1 (it) * 2009-05-26 2010-11-27 Consiglio Nazionale Ricerche Metodo per produrre un dispositivo applicabile a tessuti biologici, in particolare un patch per trattare tessuti danneggiati, e dispositivo ottenuto con tale metodo
ES2593584T3 (es) * 2009-05-28 2016-12-09 Profibrix Bv Sellante de fibrina en polvo seco
EP2441477B1 (en) * 2009-06-11 2019-02-13 KM Biologics Co., Ltd. Wound-covering material
EP2459239A1 (en) 2009-07-30 2012-06-06 Carbylan Biosurgery, Inc. Modified hyaluronic acid polymer compositions and related methods
US20110038910A1 (en) 2009-08-11 2011-02-17 Atrium Medical Corporation Anti-infective antimicrobial-containing biomaterials
JP6010460B2 (ja) * 2009-08-25 2016-10-19 セルビシオ アンダルス デ サルServicio Andaluz De Salud フィブリンおよびアガロース生体材料を用いる組織工学による、人工組織の製造
FR2949688B1 (fr) 2009-09-04 2012-08-24 Sofradim Production Tissu avec picots revetu d'une couche microporeuse bioresorbable
US8551531B2 (en) 2010-04-12 2013-10-08 The Curators Of The University Of Missouri Pentablock polymers
WO2012009707A2 (en) 2010-07-16 2012-01-19 Atrium Medical Corporation Composition and methods for altering the rate of hydrolysis of cured oil-based materials
CN103096944A (zh) * 2010-07-20 2013-05-08 一般财团法人化学及血清疗法研究所 组织粘合用片制剂
FR2972626B1 (fr) 2011-03-16 2014-04-11 Sofradim Production Prothese comprenant un tricot tridimensionnel et ajoure
FR2977789B1 (fr) 2011-07-13 2013-07-19 Sofradim Production Prothese pour hernie ombilicale
FR2977790B1 (fr) 2011-07-13 2013-07-19 Sofradim Production Prothese pour hernie ombilicale
EP2556842A1 (en) 2011-08-11 2013-02-13 Bioftalmik, S.L. Composition in the form of film comprising fibrinogen and a fibrinogen activator and the applications thereof
CA2849052C (en) 2011-09-30 2019-11-05 Sofradim Production Reversible stiffening of light weight mesh
US20130108550A1 (en) 2011-10-26 2013-05-02 Abbott Cardiovasculr Systems, Inc. Bioabsorbable Co-Filler for Cerebrovascular Aneurysms
SA112330957B1 (ar) 2011-10-27 2015-08-09 باكستر انترناشونال انك. تركيبات لإيقاف النزف
WO2013067154A1 (en) 2011-11-01 2013-05-10 Orthocon, Inc. Compositions and methods for hemostasis
US9056092B2 (en) * 2011-12-02 2015-06-16 Ethicon, Inc. Hemostatic bioabsorbable device with polyethylene glycol binder
FR2985170B1 (fr) 2011-12-29 2014-01-24 Sofradim Production Prothese pour hernie inguinale
FR2985271B1 (fr) 2011-12-29 2014-01-24 Sofradim Production Tricot a picots
US9168178B2 (en) 2012-05-22 2015-10-27 Covidien Lp Energy-delivery system and method for controlling blood loss from wounds
CA2874290C (en) * 2012-06-12 2020-02-25 Ferrosan Medical Devices A/S Dry haemostatic composition
US9867880B2 (en) 2012-06-13 2018-01-16 Atrium Medical Corporation Cured oil-hydrogel biomaterial compositions for controlled drug delivery
FR2994185B1 (fr) 2012-08-02 2015-07-31 Sofradim Production Procede de preparation d’une couche poreuse a base de chitosane
FR2995788B1 (fr) 2012-09-25 2014-09-26 Sofradim Production Patch hemostatique et procede de preparation
FR2995779B1 (fr) 2012-09-25 2015-09-25 Sofradim Production Prothese comprenant un treillis et un moyen de consolidation
FR2995778B1 (fr) 2012-09-25 2015-06-26 Sofradim Production Prothese de renfort de la paroi abdominale et procede de fabrication
CA2880380C (en) 2012-09-28 2020-09-15 Sofradim Production Packaging for a hernia repair device
AU2013370223A1 (en) * 2012-12-31 2015-08-06 George David Falus Lyophilized fibrin sealant for high volume hemorrhage
US9040093B2 (en) 2013-03-13 2015-05-26 Orthovita, Inc. Bone graft materials containing calcium phosphate and chitosan
US20160067371A1 (en) * 2013-04-22 2016-03-10 Sealantium Medical Ltd Fibrinogen-based tissue adhesive patches
US11071805B2 (en) * 2013-04-22 2021-07-27 Sealantium Medical Ltd. Fibrinogen-based tissue adhesive patches
EP2996683B1 (en) 2013-05-16 2018-04-18 The Curators of the University of Missouri Drug loading pentablock polymers
FR3006578B1 (fr) 2013-06-07 2015-05-29 Sofradim Production Prothese a base d’un textile pour voie laparoscopique
FR3006581B1 (fr) 2013-06-07 2016-07-22 Sofradim Production Prothese a base d’un textile pour voie laparoscopique
US9724078B2 (en) 2013-06-21 2017-08-08 Ferrosan Medical Devices A/S Vacuum expanded dry composition and syringe for retaining same
US9814560B2 (en) 2013-12-05 2017-11-14 W. L. Gore & Associates, Inc. Tapered implantable device and methods for making such devices
CA2928963C (en) 2013-12-11 2020-10-27 Ferrosan Medical Devices A/S Dry composition comprising an extrusion enhancer
EP3169394A4 (en) 2014-05-23 2018-04-25 Viaderm, LLC Vacuum assisted percutaneous appliance
CA2958747C (en) 2014-08-15 2022-08-16 Tepha, Inc. Self-retaining sutures of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof
EP3000489B1 (en) 2014-09-24 2017-04-05 Sofradim Production Method for preparing an anti-adhesion barrier film
EP3000432B1 (en) 2014-09-29 2022-05-04 Sofradim Production Textile-based prosthesis for treatment of inguinal hernia
EP3000433B1 (en) 2014-09-29 2022-09-21 Sofradim Production Device for introducing a prosthesis for hernia treatment into an incision and flexible textile based prosthesis
CN106999621B (zh) 2014-10-13 2020-07-03 弗罗桑医疗设备公司 用于止血和伤口愈合的干组合物
EP3029189B1 (en) 2014-12-05 2021-08-11 Sofradim Production Prosthetic porous knit, method of making same and hernia prosthesis
US10626521B2 (en) 2014-12-11 2020-04-21 Tepha, Inc. Methods of manufacturing mesh sutures from poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof
WO2016094669A1 (en) 2014-12-11 2016-06-16 Tepha, Inc. Methods of orienting multifilament yarn and monofilaments of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof
US10653837B2 (en) 2014-12-24 2020-05-19 Ferrosan Medical Devices A/S Syringe for retaining and mixing first and second substances
US20160193381A1 (en) * 2015-01-06 2016-07-07 St. Teresa Medical, Inc. Hemostatic products
EP3059255B1 (en) 2015-02-17 2020-05-13 Sofradim Production Method for preparing a chitosan-based matrix comprising a fiber reinforcement member
EP3277329A4 (en) 2015-03-31 2018-12-05 The University of North Carolina at Chapel Hill Delivery vehicles for stem cells and uses thereof
EP3085337B1 (en) 2015-04-24 2022-09-14 Sofradim Production Prosthesis for supporting a breast structure
AU2016270380B2 (en) 2015-06-05 2019-04-04 W. L. Gore & Associates, Inc. A low bleed implantable prosthesis with a taper
ES2676072T3 (es) 2015-06-19 2018-07-16 Sofradim Production Prótesis sintética que comprende un tejido de punto y una película no porosa y método para formarla
EP3316930B1 (en) 2015-07-03 2019-07-31 Ferrosan Medical Devices A/S Syringe for mixing two components and for retaining a vacuum in a storage condition
US20180303966A1 (en) * 2015-10-19 2018-10-25 Sealantium Medical Ltd. Improved fibrinogen-based tissue adhesive patch
US11471556B2 (en) 2015-10-19 2022-10-18 Sealantium Medical Ltd. Fibrinogen-based tissue adhesive patch
US10905792B2 (en) * 2015-10-19 2021-02-02 Sealantium Medical Ltd. Fibrinogen-based tissue adhesive patch
WO2017083050A1 (en) 2015-11-12 2017-05-18 St. Teresa Medical, Inc. A method of sealing a durotomy
EP3195830B1 (en) 2016-01-25 2020-11-18 Sofradim Production Prosthesis for hernia repair
EP3312325B1 (en) 2016-10-21 2021-09-22 Sofradim Production Method for forming a mesh having a barbed suture attached thereto and the mesh thus obtained
IL249725A0 (en) 2016-12-22 2017-03-30 Omrix Biopharmaceuticals Ltd A hemostatic preparation containing an anion exchanger and a calcium salt
EP3398554A1 (en) 2017-05-02 2018-11-07 Sofradim Production Prosthesis for inguinal hernia repair
WO2019035890A1 (en) 2017-08-16 2019-02-21 Cardiac Assist Holdings PERCUTANEOUS DEVICE WITH FOLDABLE TRANSDERMIC FLANGES
US10953128B2 (en) 2017-11-02 2021-03-23 St. Teresa Medical, Inc. Fibrin sealant products
EP3769068B1 (en) 2018-03-22 2023-03-01 Sealantium Medical Ltd. Method for determining the adhesive force of a hemostatic tissue sealant patch
KR20210008479A (ko) 2018-05-09 2021-01-22 훼로산 메디칼 디바이스 에이/에스 지혈 조성물을 제조하는 방법
EP3653171B1 (en) 2018-11-16 2024-08-21 Sofradim Production Implants suitable for soft tissue repair
CA3132875A1 (en) * 2019-03-08 2020-09-17 Queen's University At Kingston Hyaluronic acid derivatives for wound healing
US11654057B2 (en) 2020-04-09 2023-05-23 Bio 54, Llc Devices for bleeding reduction and methods of making and using the same
US12064330B2 (en) 2020-04-28 2024-08-20 Covidien Lp Implantable prothesis for minimally invasive hernia repair
CN112972755B (zh) * 2021-03-25 2022-07-05 哈尔滨瀚邦医疗科技有限公司 一种基于猪源纤维蛋白原和凝血酶的生物止血材料的制备方法
US11642324B1 (en) 2022-03-01 2023-05-09 Bio 54, Llc Topical tranexamic acid compositions and methods of use thereof

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4442655A (en) * 1981-06-25 1984-04-17 Serapharm Michael Stroetmann Fibrinogen-containing dry preparation, manufacture and use thereof
DE3214337C2 (de) * 1982-04-19 1984-04-26 Serapharm - Michael Stroetmann, 4400 Münster Resorbierbares Flachmaterial zum Abdichten und Heilen von Wunden und Verfahren zu dessen Herstellung
NZ205863A (en) * 1982-10-18 1985-09-13 Johnson & Johnson Prod Inc Absorbable haemostatic material containing lactide and glycolide homopolymers and copolymers
JPS6144825A (ja) * 1984-08-09 1986-03-04 Unitika Ltd 止血剤
CS253042B1 (en) * 1985-09-25 1987-10-15 Maxmilian Mozisek Haemostatical material
DE3708916A1 (de) * 1987-03-19 1988-09-29 Boehringer Ingelheim Kg Verfahren zur reinigung resorbierbarer polyester
CA2033046C (en) * 1990-01-12 1999-08-03 Lowell Saferstein Process for preparing a neutralized oxidized cellulose product and its method of use
SE9101853D0 (sv) * 1991-06-17 1991-06-17 Jonas Wadstroem Improved tissue ashesive
DE69433939T2 (de) * 1993-11-03 2005-08-11 Clarion Pharmaceuticals, Inc., Madison Hämostatisches pflaster
US6294202B1 (en) * 1994-10-06 2001-09-25 Genzyme Corporation Compositions containing polyanionic polysaccharides and hydrophobic bioabsorbable polymers
CA2207289C (en) * 1994-12-07 2005-04-12 The American National Red Cross Supplemented and unsupplemented tissue sealants, methods of their production and use
WO1997028832A1 (en) * 1996-02-06 1997-08-14 New Generation Medical Corporation Composition for sealing wounds

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004043503A1 (ja) * 2002-11-14 2006-03-09 財団法人化学及血清療法研究所 トロンビン固定化生体吸収性合成不織布
JP2007529280A (ja) * 2004-03-17 2007-10-25 ジェンザイム・コーポレーション 癒着防止スプレー
US8383104B2 (en) 2005-12-16 2013-02-26 Laboratoire Francais Du Fractionnement Et Des Biotechnologies S.A. Thrombin-free biological adhesive and use thereof as a medicament
JP2009519070A (ja) * 2005-12-16 2009-05-14 ラボラトワール フランセ デュ フラクションヌメント エ デ バイオテクノロジーズ ソシエテ アノニム トロンビンを含まない生物学的接着剤及びその医薬としての使用
JP2013075906A (ja) * 2005-12-16 2013-04-25 Laboratoire Francais Du Fractionnement Et Des Biotechnologies Sa トロンビンを含まない生物学的接着剤及びその医薬としての使用
JP2009523058A (ja) * 2006-01-11 2009-06-18 エンテグリオン、インコーポレイテッド 止血紡織物
JP2013188628A (ja) * 2006-01-11 2013-09-26 Entegrion Inc 止血紡織物
JP2009545423A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エスティービー ライフセービング テクノロジーズ インコーポレイテッド 創傷組織を治療するための固体包帯材
JP2009545421A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エスティービー ライフセービング テクノロジーズ インコーポレイテッド 創傷組織を治療するための固体包帯材の製造方法
JP2009545424A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エスティービー ライフセービング テクノロジーズ インコーポレイテッド 創傷組織を治療するための固体包帯材
JP2009545422A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 エスティービー ライフセービング テクノロジーズ インコーポレイテッド 創傷組織を治療するための固体包帯材
JP2014023956A (ja) * 2006-08-04 2014-02-06 Stb Ltd 創傷組織を治療するための固体包帯材
JP2014073424A (ja) * 2006-08-04 2014-04-24 Stb Ltd 創傷組織を治療するための固体包帯材
JP2014148541A (ja) * 2006-08-04 2014-08-21 Stb Ltd 創傷組織を治療するための固体包帯材の製造方法
JP2011516751A (ja) * 2008-04-11 2011-05-26 ヴァージニア コモンウェルス ユニバーシティ 静電紡糸デキストラン繊維及びこれから作成したデバイス
JP2012511548A (ja) * 2008-12-11 2012-05-24 バクスター・インターナショナル・インコーポレイテッド フィブリノーゲンと硫酸化多糖類に基づく製剤
KR101735899B1 (ko) * 2012-02-07 2017-05-15 칼 프로이덴베르그 카게 의료용 생분해성 부직포 물질
JP2015505490A (ja) * 2012-02-07 2015-02-23 ヘレウス メディカル ゲーエムベーハー 医療目的のための生分解性フリース
JPWO2013172467A1 (ja) * 2012-05-14 2016-01-12 帝人株式会社 放射線滅菌耐性蛋白質組成物
WO2013172472A1 (ja) 2012-05-14 2013-11-21 帝人株式会社 シート成形体および止血材
WO2013172467A1 (ja) * 2012-05-14 2013-11-21 帝人株式会社 放射線滅菌耐性蛋白質組成物
JPWO2013172472A1 (ja) * 2012-05-14 2016-01-12 帝人株式会社 シート成形体および止血材
JP5844894B2 (ja) * 2012-05-14 2016-01-20 帝人株式会社 シート成形体および止血材
JP2016053063A (ja) * 2012-05-14 2016-04-14 帝人株式会社 放射線滅菌耐性蛋白質組成物
KR20150020536A (ko) * 2012-05-14 2015-02-26 데이진 가부시키가이샤 시트 성형체 및 지혈재
KR102259117B1 (ko) * 2012-05-14 2021-05-31 데이진 가부시키가이샤 시트 성형체 및 지혈재
US11433160B2 (en) 2012-05-14 2022-09-06 Teijin Limited Formed sheet product and hemostatic material
US10485894B2 (en) 2012-05-14 2019-11-26 Teijin Limited Formed sheet product and hemostatic material
KR102665892B1 (ko) 2015-11-08 2024-05-16 옴릭스 바이오파머슈티컬스 리미티드 셀룰로오스-기반의 짧은 섬유 및 긴 섬유의 지혈 혼합물
JP2018532516A (ja) * 2015-11-08 2018-11-08 オムリックス・バイオファーマシューティカルズ・リミテッドOmrix Biopharmaceuticals Ltd. 止血組成物
US11712495B2 (en) 2015-11-08 2023-08-01 Omrix Biopharmaceuticals Ltd. Hemostatic mixture of cellulose-based short and long fibers
KR20180084854A (ko) * 2015-11-08 2018-07-25 옴릭스 바이오파머슈티컬스 리미티드 셀룰로오스-기반의 짧은 섬유 및 긴 섬유의 지혈 혼합물
US10960105B2 (en) 2015-11-08 2021-03-30 Omrix Biopharmaceuticals Ltd. Hemostatic composition
CN106267328A (zh) * 2016-09-20 2017-01-04 安徽思维特生物科技有限公司 一种聚己内酯‑胎牛皮胶原纤维复合止血凝胶的制备方法
CN106267328B (zh) * 2016-09-20 2019-04-12 安徽思维特生物科技有限公司 一种聚己内酯-胎牛皮胶原纤维复合止血凝胶的制备方法
JP2020502241A (ja) * 2016-12-22 2020-01-23 オムリックス・バイオファーマシューティカルズ・リミテッドOmrix Biopharmaceuticals Ltd. アニオン交換体及びカルシウム塩を含む止血用組成物
JP2022524939A (ja) * 2019-02-15 2022-05-11 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 生検路止血物品
JP7321280B2 (ja) 2019-02-15 2023-08-04 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 生検路止血物品
CN112023116B (zh) * 2020-08-31 2021-10-22 海南鸿翼医疗器械有限公司 一种皮肤屏障膏体敷料及其制备方法
CN112023116A (zh) * 2020-08-31 2020-12-04 海南鸿翼医疗器械有限公司 一种皮肤屏障膏体敷料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2329809A1 (en) 1999-11-11
WO1999056798A1 (en) 1999-11-11
AU3788299A (en) 1999-11-23
EP1075288A1 (en) 2001-02-14
US6056970A (en) 2000-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6056970A (en) Compositions comprising hemostatic compounds and bioabsorbable polymers
EP3843796B1 (en) Composite dressings, manufacturing methods and applications thereof
EP3659631B1 (en) Wound dressing comprising hyaluronic acid-calcium and polylysine and manufacturing method therefor
US10195312B2 (en) Modified starch material of biocompatible hemostasis
JP4959557B2 (ja) ヒアルロン酸含有止血合成剤
JP6862441B2 (ja) セルロース系短尺繊維及び長尺繊維の止血混合物
JP2008505132A5 (ja)
JPH06508363A (ja) 組織治療用組成物
CN101485897A (zh) 生物相容性止血、防粘连、促愈合、外科封闭的变性淀粉材料
CN101455857A (zh) 生物相容性变性淀粉海绵
RU2596502C2 (ru) Биоразлагаемый нетканый материал для медицинских целей
Pavliuk et al. Characteristics of structured medical hemostatic sponges as a medical devices for stop bleeding and for close the wound
US20230165944A1 (en) Hemostat reconstitution methods and devices
KR102615766B1 (ko) 키토산 및 젤라틴을 포함하는 조직 보강용 점착 조성물 및 이의 제조방법
Hu et al. Gelatin sealing sheet for arterial hemostasis and anti-adhesion in vascular surgery: a dog model study
RU2827960C1 (ru) Гемостатический раствор, гемостатическое изделие и способ его изготовления
RU2807892C1 (ru) Местное гемостатическое средство
US20230138347A1 (en) Synthetic surgical hemostat
Grimaldi et al. Biotechnological Approaches to Hemostasis and Molecular Mechanisms of Wound Healing
Yermekov et al. METHODS AND INNOVATIVE APPROACHES FOR STOPPING MASSIVE HEMORRHAGE

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801