JP2002509631A - 移動する顧客からの注文を処理する方法およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 サービス・プロバイダが、移動する顧客から注文を受け、位置決定システムから顧客位置情報を受信し、顧客の注文を満たすために、顧客がローカル施設に到着すると同時に顧客の注文が完結するようスケジューリングできる方法およびシステムを提供する。一実施の形態において、移動する顧客は、顧客の位置を決定する移動位置決定システムに接続された追跡装置と連携している。そして、この顧客位置は、サービス・プロバイダに通知される。サービス・プロバイダは、顧客位置を用いて、顧客の注文を満たせるローカル施設を決定する。サービス・プロバイダは、その注文をローカル施設に送り、注文の完結と顧客のローカル施設への到着とが同時になるようスケジューリングする。さらに注文をはかどらせるため、顧客は、サービスに対する支払いを、前もって電子的に行ってもよい。サービス・プロバイダはまた、顧客との取引についてのデータベースを保持し、それを用いて顧客の嗜好を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 移動環境にある顧客からの注文を処理する方法および装置発明の分野 本発明は、サービス・プロバイダが、移動環境にある顧客へ素早くサービスを 行えるようにする方法および装置に関し、より詳しくは、サービス・プロバイダ が、移動環境にある顧客から注文を受け、その顧客が、顧客の注文に応えること のできるローカル施設へ到着すると同時に顧客の注文が完結するよう割り振り（ スケジューリング）ができる方法および装置に関するものである。従来技術 多忙な人は、常に時間を節約する方法を模索しており、サービス・プロバイダ からの商品やサービスを受け取るのに長時間待たされると、苛立ちやすい。サー ビス・プロバイダは、待ち時間を短縮することが顧客の満足度を高め、ひいては 、販売の増加にもつながることを認識している。従って、サービス・プロバイダ にとっては、顧客が商品またはサービスを受け取るのに費やす時間をなくしたり 、あるいは大幅に少なくするような業務方法を採用することが望ましい。 今日、多くの技術的な装置があり、それらは、人々が日常業務を完了するのに 費やす時間を減少させることを見込んだものである。例えば、コンピュータは、 日常業務を自動化して生産性を向上させ、コンピュータが業務を完了するのを待 っている間、他のことができるよう人々に時間を与える。携帯電話のような新た な移動体技術は、外出中でも通勤途中でも、人々が買い物や食事の注文のような 日常的な行為をできるようにする。「ドライブ・スルー」サービスに人気がある ことは、人々が以前にも増して移動し、車に乗ったまま商品を購入したり、サー ビスを受けたいという欲求があることをさらに証明している。 今日の消費者は、最小の待ち時間で商品やサービスを提供してくれるサービス ・プロバイダを、益々、望むようになってきており、最短の応答時間を約束する サービス・プロバイダをひいきにするといった選択も、しばしば行う。顧客は、 以前から、注文した商品を手に入れるまでの待ち時間を減らすために２つの方法 をとってきた。その１つは電話予約であり、もう１つは「ドライブスルー」とい う方法である。 しかし、従来からの「ドライブスルー」という方法は、本質的に効率が良くな い。それは、通常、顧客がその場で注文してから、商品が出来上がるまで待たな ければならないからである。ドライブスルーという方法を能率化して、待ち時間 を減らそうとしても、それ自体に欠点があり、さらに、顧客が列を作って待つ時 間は、減少はしたものの、全くなくなりはしなかった。例えば、窓口を３つ設け るという考え、つまり、注文、支払い、受け取りそれぞれに１つの窓口を設ける ことは、サービス・プロバイダにとって、注文工程に、より多くの人員をあてな ければならず、新たな建物の建設も必要となる。また、この解決方法には、ファ ースト・フードの給仕方法以外の市場に、容易には適応しないという不利な点も ある。 サービス・プロバイダは、不可避的な待ち時間を持つ他のプロセスと自分たち のサービスとを並置することで、待ち時間を活用する試みも行っている。例えば 、人々は、空港やスキー・リフトの列、あるいはガソリン給油所で長時間待つこ とを、しばしば経験する。その上、並置が受け入れられないのは、サービス・プ ロバイダが新たな施設を起こしたり、そのような、他の施設で営業するために許 可を得なくてはならないからである。さらに、この解決策は、サービス・プロバ イダが、他のプロセスを主目的とする顧客にサービスする機会を持てるようにす るだけで、ホスト施設にあまり来ないひいきの客に、サービス・プロバイダから 一層のサービスを提供できるようにするものではない。 顧客が既存の電話を用いて、自宅や会社からサービス・プロバイダに注文を依 頼するシステムにも欠陥がある。例えば、顧客が、やるべき用事が多すぎて、受 け取り施設にいつ到着するかを正確に予測できないこともある。サービス・プロ バイダは、通常、注文を受けたときにその処理を始めるため、このシステムの意 味するところは、顧客が到着するかなり前に、その注文を受け取れるよう用意さ れているということであり、これでは、多くの場合、とりわけ注文が、調理され た、腐りやすいものに対するときには、満足のいくものとはならない。顧客はま た、顧客の注文に応じる能力がなかったり、あるいは、次の用事に最も近い場所 にないプロバイダに注文を発することによって、無駄な時間を費やすことになる 。 しかしながら、サービス・プロバイダが、電話で注文してきた移動中の顧客の 正確な位置、速度、および方向を決定し、それによって、その注文のスケジュー リングをできるようにする技術も存在する。本発明は、顧客を追跡する能力と、 到着見込み時間をもとにスケジューリングを行う技術とを組み合わせて、サービ ス・プロバイダが、自己の資源をより効率よく管理し、顧客の待ち時間を最小限 にするものである。また、本発明は、注文処理に対する時間系列を、顧客が供給 業者へ向かう途中の移動状態にあるときの時間系列に重なり合わせることを可能 にするものである。 上述の従来システムが有する欠点から明らかなように、移動環境にある顧客が 、注文の受け取りのために待たされる時間を少なくするか、あるいは全くなくす 、使い勝手のよい方法が必要とされている。 また、移動場所から注文を受け、顧客の位置を決定し、その顧客位置に基づい て注文をこなすことができるローカル施設を決定する方法およびシステムも、さ らに必要とされている。 さらには、顧客がローカル施設に到着するのに合わせて、サービス・プロバイ ダが注文の完結をスケジューリングできる方法およびシステムも必要となってい る。 さらに、サービス・プロバイダが、顧客に対して個別化されたパッケージや、 その顧客の個人的な要求に見合うよう特別に仕立てられた特製品を提供できるよ うなシステムも必要になってきている。発明の概要 このような懸念や限界に対処するため、本発明に係る、移動する顧客からの注 文を処理する方法とシステムは、サービス・プロバイダが、位置決定システムか ら位置情報を受信し、顧客からの注文のスケジューリングをしてローカル施設で 完結させることで、顧客が到着したときには、その注文の用意を整えることがで きるようにするものである。 具体的には、移動する顧客からの注文を処理する方法において、上記移動する 顧客より、顧客識別情報を含む注文を受ける工程と、位置決定システムから顧客 位置情報を受信する工程と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別 する工程と、上記顧客位置情報を用いて、上記識別された各施設への顧客の到着 予定時間を決定する工程と、上記識別された各施設が上記注文の完結に必要な時 間を決定する工程と、上記識別された少なくとも１つの施設の内、どの施設が、 上記注文を完結することができるかを決定する工程であって、この決定された施 設に上記顧客が到着する予定時間よりも前にその注文を完結できるかを決定する 当該工程とを備える方法が提供される。 さらには、移動する顧客からの注文を処理する方法において、上記移動する顧 客より、顧客識別情報を含む注文を受ける工程と、位置決定システムから顧客位 置情報を受信する工程と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別す る工程と、上記顧客位置情報を用いて、上記識別された各施設への上記顧客の到 着予定時間を決定する工程と、上記識別された各施設が上記注文の完結に必要な 時間を決定する工程と、上記識別された少なくとも１つの施設の内、どの施設が 、上記注文を完結することができるかを決定する工程であって、この決定された 施 設に上記顧客が到着する予定時間と一致する所定の時間枠内で、その注文を完結 できるかを決定する当該工程とを備える方法が提供される。 移動する顧客からの注文を処理する方法において、顧客に代わって動作するパ ーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客識別情報を含む注文を受ける 工程と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、上記識 別された各施設に上記顧客が到着する予定時間を決定する工程と、 上記識別された各施設が上記注文の完結に必要な時間を決定する工程と、上記 識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、上記注文を完結することができ るかを決定する工程であって、この決定された施設に上記顧客が到着する予定時 間と一致する所定の時間枠内で、その注文を完結できるかを決定する当該工程と を備える方法が提供される。 移動する顧客からの注文を処理する方法において、顧客に代わって動作するパ ーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客識別情報を含む注文を受ける 工程と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、上記注 文を完結する所望の時間を決定する工程と、上記識別された各施設が上記注文の 完結に必要な時間を決定する工程と、上記識別された少なくとも１つの施設の内 、どれが、上記注文の完結に望ましい時間と同じ所定の時間枠内で、その注文を 完結することができるかを決定する工程とを備える方法を提供する。 サービス・プロバイダに発注する方法において、上記サービス・プロバイダに 注文を送る工程と、 位置決定システムより位置情報を受信する工程と、上記サービス・プロバイダ に上記位置情報を送信する工程と、上記注文を満たすことができるローカル施設 を識別するローカル施設情報を受信する工程とを備える方法が提供される。 また、移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、上記移動する顧 客より、顧客識別情報を含む注文を受ける構成要素と、位置決定システムから顧 客位置情報を受信する構成要素と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設 を識別する構成要素と、上記顧客位置情報を用いて、上記識別された各施設への 上記顧客の到着予定時間を決定する構成要素と、上記識別された各施設が上記注 文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、上記決定された少なくとも１つの 施設の内、どの施設が、上記注文を完結することができるかを決定する構成要素 であって、この決定された施設に上記顧客が到着する予定時間よりも前にその注 文を完結できるかを決定する当該構成要素とを備えるシステムが提供される。 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、上記移動する顧客より 、顧客識別情報を含む注文を受ける構成要素と、位置決定システムから顧客位置 情報を受信する構成要素と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別 する構成要素と、上記顧客位置情報を用いて、上記識別された各施設への上記顧 客の到着予定時間を決定する構成要素と、上記識別された各施設が上記注文の完 結に必要な時間を決定する構成要素と、上記決定された少なくとも１つの施設の 内、どの施設が、上記注文を完結することができるかを決定する構成要素であっ て、この決定された施設に上記顧客が到着する予定時間と一致する所定の時間枠 内で、その注文を完結できるかを決定する当該構成要素とを備えるシステムを提 供する。 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、顧客に代わって動作す るパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客識別情報を含む注文を受 ける構成要素と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要 素と、上記識別された各施設に上記顧客が到着する予定時間を決定する構成要素 と、上記識別された各施設が上記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と 、上記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、上記注文を完結すること ができるかを決定する構成要素であって、この決定された施設に上記顧客が到着 する予定時間よりも前にその注文を完結できるかを決定する当該構成要素とを備 えるシステムが提供される。 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、顧客に代わって動作す るパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客識別情報を含む注文を受 ける構成要素と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要 素と、上記注文を完結する所望の時間を決定する構成要素と、上記識別された各 施設が上記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、上記識別された少な くとも１つの施設の内、どれが、上記注文の完結に望ましい時間と同じ所定の時 間枠内で、その注文を完結することができるかを決定する構成要素とを備えるシ ステムを提供する。 そして、移動位置からサービス・プロバイダに発注するシステムにおいて、上 記移動位置から上記サービス・プロバイダに注文を送り、位置決定システムより 位置情報を受信し、上記サービス・プロバイダに上記位置情報を送信し、上記注 文を満たすことができる上記移動位置に最も近いローカル施設を識別するローカ ル施設情報を受信するシステムが提供される。 本発明のさらなる効果については、以下の説明に一部分が述べられ、また、そ の記載から一部分は明らかであり、あるいは本発明の実施によって知ることがで きる。本発明の効果は、添付された請求の範囲に特に示された要素と組み合わせ によって理解され、達成される。上述した概要と以下の詳細な記述は、両方とも 、例として説明しているだけで、請求項記載の本発明を限定するものではない。図面の簡単な説明 明細書に組み込まれ、明細書の一部をなす添付図面は、本発明の好ましい実施 の形態を示しており、上述した概要と、以下の好適な実施の形態についての詳細 な説明とともに、本発明の原理を説明している。 図１は、本発明の一実施の形態に係るシステムのブロック図である。 図２は、図１の移動宅内装置（ＭＣＰＥ）１０５を示すブロック図である。 図３は、図１のサービス・プロバイダ・システム（ＳＰＳ）１５０を示すブロ ック図である。 図４は、図３に示す顧客データベース３７４である。 図５は、図３に示す施設データベース３７２である。 図６Ａ，図６Ｂ，図６Ｃは、本発明に係る、移動する顧客からの注文を処理す る方法のフローチャートである。発明の実施の形態 Ａ．序章 本発明において、移動する顧客は、携帯電話や、無線モードあるいはインター ネットを介して通信するラップトップ・コンピュータなどの通信装置を使用して 、サービス・プロバイダに商品やサービスの注文を行っている。「サービス・プ ロバイダ」という用語は、ここでは、顧客から注文を受け、その注文に応じて、 商品またはサービスを提供する、いかなる実体をも意味する使い方をしている。 サービス・プロバイダは、例えばレストランでもいいし、配管部品の取り扱い業 者でも、処方薬の調合をする薬局であってもよい。また、ここで使用している「 顧客」という用語は、無償であると、補償の代わりであるとにかかわらず、サー ビス・プロバイダの商品またはサービスを調達する、いかなる実体をも意味して いる。 移動する顧客と並置される追跡装置は、移動位置決定システムが顧客の位置を 決定し、それをサービス・プロバイダに送るようにする。サービス・プロバイダ は、その顧客位置を利用して、顧客の注文に応えることのできるローカル施設を 識別する。また、サービス・プロバイダは、その注文をローカル施設に送って、 顧客が、そのローカル施設に到着したときに注文が完結するようスケジューリン グを行う。注文プロセスをさらに促進するため、サービス・プロバイダは、電子 的な支払いを要求したり、電子的に行われた支払いを受け取ったりすることもで きる。 本発明に係る好適な実施の形態を参照しながら、詳細な説明をするが、その実 施例は、添付図面に示されている。全ての図面を通して、同一あるいは類似部分 には、同一の参照番号を用いている。 Ｂ．基本的なシステム構成要素 図１は、本発明に係るシステムの基本的な構成要素を示している。このシステ ムは、通常、顧客１００、移動宅内装置（ＭＣＰＥ）１０５、移動位置決定シス テム（ＭＬＤＳ）１４５、サービス・プロバイダのシステム（ＳＰＳ）１５０、 そして、金融システム１５８を含む。 顧客１００は、サービス・プロバイダに発注したいと考えている、移動環境に ある人間または実体である。顧客１００は、例えば、ＭＣＰＥ１０５を備えた自 動車で移動している人間である。 ＭＣＰＥ１０５は、好ましくは、ソフトウェア・プログラミング機能を備えた 通信装置である。ＭＣＰＥ１０５は、好ましくは、音声駆動ダイヤル付きの携帯 電話、音声認識機能や音響機能を有する携帯情報端末（ＰＤＡ）、あるいは、特 に自動車内で使用する目的で開発された特別な情報装置（例えば、ダッシュボー ド搭載型の地図や情報表示スクリーン）のような、様々な装置を使って実現され る。他の実施の形態では、ＭＣＰＥ１０５は、通常の携帯電話と、家庭用あるい はラップトップ型のコンピュータ（ＰＣ）とで構成されるシステムとすることが できる。ＭＣＰＥ１０５には、好ましくは、顧客の地理的な位置を決定するため に、ＭＬＤＳ１４５で使用できる受信機が組み込まれている。これに適した受信 機の一例として、現在、自動車のナビゲーション・システムで使われている、全 地球測位システム（ＧＰＳ）から衛星信号を受信するタイプのものがある。ＭＣ ＰＥ１０５は、衛星通信リンクのような接続１１４を介して、ＭＬＤＳと相互に 作用している。 ＭＣＰＥ１０５はまた、接続１１６を介して、金融システム１５８と通信する ことができる。この接続１１６は、インターネット、無線携帯通信、あるいは電 話回線など、既存の通信装置またはシステムからなる。金融システム１５８は、 顧客１００に代わって、サービス・プロバイダに商品やサービスの代金を支払う ことができる銀行、または、その他の金融機関である。 ＳＰＳ１５０は、既存の、商業的に利用可能なシステムであって、少なくとも プロセッサ１６５とメモリ１７０を含む。メモリ１７０は、ハード・ディスク、 磁気あるいは光記憶装置、またはＣＤ−ＲＯＭドライブのようなデータ記憶装置 であり、本発明に係るトランザクションの処理に用いるデータベースを格納する 。プロセッサ１６５は、十分なメモリと、開示された機能を実行する処理能力を 備えた、市販されているプロセッサである。図１に示すように、好適な実施の形 態では、ＳＰＳ１５０は、各加入施設にある、ＳＰＳ１５０からの注文を受ける 少なくとも１つのコンピュータと、ネットワークを介して通信することができる 。よって、ローカル施設１７２，１７４，１７６は、好ましくは、コンピュータ であり、それらが位置するローカル施設に代わって、ＳＰＳ１５０から情報を受 け取り、また、ＳＰＳ１５０へ情報を送ることができる。 ＭＬＤＳ１４５は、発注時における顧客の位置に関する情報を提供し、顧客が ローカル施設に接近すると、更新された位置情報を定期的に提供する。例えば、 ＭＬＤＳ１４５は、車両内に置かれるか、あるいはＭＣＰＥ１０５に内蔵された 形で顧客１００とともに配置された送信装置からの信号を受信でき、かつ、その 顧客のおおまかな地理的位置を決定するのに使用できる情報を返送可能な車両位 置入力装置（ロケータ）や通信システムであってもよい。その一例として、電話 呼より顧客の位置を決定できる電話システムがある。このようなシステムの他の 例として、米国政府が運営している全地球測位システム（ＧＰＳ）がある。ＧＰ Ｓは、衛星をもとにした無線の位置決めシステムであり、追跡装置や受信機を備 えたユーザに、位置、速度、時間情報を提供することができる。この技術は、自 動車製造業者によって、沿道（ロードサイド）援助装置、あるいは自動車ナビゲ ーション・システムのような商業的な応用分野に、既に用いられている。しかし 、今までのところ、ＧＰＳシステムを用いて、やって来る顧客を追跡し、その途 中で、注文準備のスケジューリングをするものはない。 Ｃ．エージェント・システムの構成要素 本発明に係る、図１に示すシステムは、インテリジェント・ソフトウェア・エ ージェントを用いて実行される。「インテリジェント・ソフトウェア・エージェ ント」という用語は、ユーザに代わって動作し、ユーザが指定した目標を達成す るようになっているソフトウェア・プログラムを意味する。本発明に係るソフト ウェア・エージェントには、以下の能力がある。すなわち、ユーザが直接、起動 しなくても、自発的に動作を開始し、ある形態のユーザ・インタフェースを介し て、ユーザまたは他の人と対話をし、ある種のエージェント通信言語を通じて、 他のソフトウェア・エージェントと相互に作用し、エージェント環境または現実 の世界（すなわち、ユーザの行動）におけるイベントに反応して、タイムリーに 応答し、そして、ユーザの習慣と好みを学習するといった、ある種の「知性」を 保有して、それに従って、それ自身の行動に適合させる能力である。 図２は、図１に示す、本発明のＭＣＰＥ１０５を説明している。パーソナル・ エージェント・システム（ＰＡＳ）２１０は、多数のソフトウェア・プログラム を含むソフトウェア・オペレーティング・システムである。他の実施の形態とし て、ＰＡＳ２１０が、１あるいはそれ以上のＭＣＰＥ１０５，ＳＰＳ１５０上、 あるいは、ＭＳＰＥ１０５とＳＰＳ１５０をリンクする通信ネットワークに常駐 させるようにしてもよい。ＰＡＳ２１０が、家庭用あるいはラップトップ型のＰ ＣやＰＤＡに備えられている場合、本発明は、制御パネルまたはＰＣアプリケー ション内のウイザードを介して動作させ、その後、携帯電話の音声認識によって 、移動環境下で使うことができる。ＰＡＳ２１０は、持ち運びができ、ユーザが 固定された場所から移動環境へ移行する際、ユーザとともに動的に存在できるも のである。 本発明に係るＰＡＳ２１０は、パーソナル・アシスタント・エージェント（Ｐ ＡＡ）２２０、ネットワーク・エージェント２２５、スケジューリング・エージ ェント２３０、および金融エージェント２３５を含む。これらのソフトウェア・ エージェントは、１つのソフトウェア・エージェントが、例えば、顧客との通信 という１つの機能を実行し、他のソフトウェア・エージェントが、個別に他の機 能を実行するという具合に、好適には互いに独立している。 ＰＡＡ２２０は、好ましくは、ある種の自然な会話を介して、顧客と直接、対 話するソフトウェア・エージェントである。自然な会話とは、人間と機械の間の 情報伝達手段であり、人間が機械側の通信条件を知る必要のないものである。ネ ットワーク・エージェント２２５は、適切な形式のプロトコルと、ユーザには見 えないかたちで動作している、エージェントの通信言語とを介して、他のコンピ ュータやエージェント・システムと通信するソフトウェア・エージェントである 。スケジューリング・エージェント２３０は、顧客の位置と、顧客１００または ＰＡＳ２１０の動きに関する一時的な情報とを追跡し続けるソフトウェア・エー ジェントである。このスケジューリング・エージェント２３０は、ＭＬＤＳ１４ ５と通信して、顧客の位置に関する情報を得、その情報を、ネットワーク・エー ジェント２２５を介して、その情報を必要とするＳＰＳ１５０のエージェントに 送る。 金融エージェント２３５は、ＰＡＳ２１０の構成要素であり、顧客に代わって 金融取引を実行する。例えば、この金融エージェント２３５は、金融システム１ ５８、あるいは、その顧客が信用取引や借方勘定を確立した他の任意の金融機関 と通信し、その機関に対して、支払いをＳＰＳ１５０へ移転するよう指示する。 金融エージェント２３５もまた、ネットワーク・エージェント２２５を介して、 ＳＰＳ１５０内の適切なエージェントの構成要素に取引の確認を通知する。 図３は、図１のＳＰＳ１５０を示している。サービス・プロバイダのエージェ ント・システム（ＳＰＡＳ）３６５は、多数のソフトウェア・プログラムを含む ソフトウェア・オペレーティング・システムである。ＳＰＡＳ３６５は、好適に は、図３に示すようにＳＰＳ１５０上にあるが、他の実施の形態では、１あるい はそれ以上のＳＰＳ１５０、ＭＣＰＥ１０５、そして、ＳＰＳ１５０とＭＣＰＥ １０５をリンクしている通信ネットワーク上に位置する。好ましくは、ＳＰＡＳ ３６５は、サービス・プロバイダに代わって機能を実行する、顧客サービス・エ ージェント（ＣＳＡ）３５５やシステム・エージェント３６０のようなインテリ ジェント・ソフトウェア・エージェントを含む。ＳＰＡＳ３６５は、施設データ ベース３７２と顧客データベース３７４をアクセスできる。これら施設データベ ース３７２と顧客データベース３７４については、後述する。 ＣＳＡ３５５は、主として、顧客からの注文を受け、システム・エージェント ３６０を介して、ローカル・サービス・プロバイダの構成要素に注文情報を送る 。ＣＳＡ３５５は、音声認識技術を用いた音声可聴インタフェースのような、あ る種のユーザ・インタフェースを介して、顧客と直接、通信できるようにしても よい。もう一つの方法として、ＣＳＡ３５５は、ある種のエージェント通信言語 を用いて、ネットワーク・エージェント３２５を介して、ＰＡＳ２１０と通信す ることで、注文を得るようにしてもよい。 システム・エージェント３６０は、ＣＳＡ３５５とＳＰＳ１５０の種々の構成 要素との間に通信リンクを張る。ＣＳＡ３５５が顧客（または、顧客のエージェ ント）と対話している間、システム・エージェント３６０は、ＳＰＳ１５０のデ ータベースに問い合わせをし、ローカル・スケジューラ３７６に注文情報を送信 して、他の内部システム通信機能を実行する。 ローカル・スケジューラ３７６は、システム・エージェント３６０から注文を 受け、顧客がローカル施設に到着したときに、その注文が完結するようスケジュ ーリングを行う。もし、その注文が複数の構成要素からなっていれば、ローカル ・スケジューラ３７６は、その注文を、ローカル施設１７２，１７４，１７６が 実行できる命令に分解することもある。例えば、ファースト・フード店では、注 文は、ハンバーガー、フレンチ・フライ、飲み物からなり、その注文の各構成要 素は、準備時間が違っている。ローカル・スケジューラ３７６は、顧客のＥＴＡ を用いて、顧客がローカル施設に到着すると同時に各構成要素が完了するよう スケジューリングを行う。他には、複数の処方薬に対する注文の例があり、その 場合、少なくとも１つの処方箋は、例えば、錠剤を数えることで、手早く準備で きるが、少なくとも１つの処方箋については、血清あるいはシロップを準備する ような、その準備に時間がかかるものがある。 図４，図５それぞれに、データベース３７２，３７４の内容の例を示す。これ らの図に示された特定のデータと分野は、本発明のデータベースに格納される記 録についての、考えられる、単なる一実施例を表している。これらのデータベー スのデータと分野は、データベースの数と同様、記載された実施の形態から容易 に変形することができる。 施設データベース３７２は、ＳＰＳ１５０から注文を受けることができる、加 入ローカル施設のリストである。このデータベースは、住所、電話番号、処理で きる注文のタイプ、受け入れ能力、在庫品、そして、可能ならば、ＭＬＤＳ１４ ５とともに用いる地理的位置情報のような、その施設についての情報を含むよう にしてもよい。 顧客データベース３７４は、サービス・プロバイダに加入している顧客や、他 の顧客勘定情報のリストを含む。顧客勘定は、好ましくは、顧客が通常行う注文 、特別な準備の指示、顧客がどんな種類の特別メニューについて聞きたいのか、 そして、顧客のその他の嗜好に関する情報を含む。顧客データベース３７４内の 顧客勘定は、システムが顧客と対話している時間に渡って展開させるか、あるい は、顧客が設定し、維持するかのいずれかとすることができる。顧客データベー ス３７４はまた、即時決済カード（デビット・カード）、クレジット・カード、 スマート・カード、あるいは現金など、顧客の好みの支払い方法に関する情報を 含むようにしてもよい。 Ｄ．プロセス 図６Ａ〜図６Ｃは、本発明に係る注文処理方法のフローチャートである。最初 に、顧客１００が注文する（ステップ６０４）。顧客１００は、例えば、携帯電 話を使ってＳＰＳ１５０と直接、コンタクトして、ＣＰＡ３５５に直接、接続す る（ステップ６０６）。この場合、本処理は、ステップ６６０で再開する。 顧客１００が、エージェント機能のあるＭＣＰＥ１０５を有していれば、その 顧客１００は、ＰＡＳ２１０のパーソナル・アシスタント・エージェント（ＰＡ Ａ）を起動して、ＳＰＳ１５０とコンタクトする（ステップ６１０）。好適な実 施の形態では、ＰＡＡ２２０は、ＰＡＳ２１０の中央制御ポイントとして機能す る。というのも、顧客、あるいは他のコンピュータ・システムがＰＡＳ２１０に 与えた全ての要求、照会、および指示が、ＰＡＡ２２０によって最初に処理され るからである。要求、あるいは指示の形態に応じて、ＰＡＡ２２０は、それ自体 が適切な動作をするか、または、適切なソフトウェア・エージェントを起動して 、動作を実行する。他の実施の形態では、ＰＡＡ２２０は、顧客とコンタクトを とらないで注文を始めるよう、あらかじめプログラムされている。 例えば、サービス・プロバイダが顧客位置情報を要求した場合、ＰＡＡ２２０ は、スケジューリング・エージェント２３０を起動し、このスケジューリング・ エージェント２３０が、ＭＬＤＳ１４５に顧客の位置を照会する（ステップ６２ ０）。ＭＬＤＳ１４５は、顧客の位置を示す情報をスケジューリング・エージェ ント２３０に返し、今度は、スケジューリング・エージェント２３０が、その情 報をＰＡＡ２２０に与える（ステップ６３０）。スケジューリング・エージェン ト２３０はまた、この情報を、他のシステム、あるいは、カレンダー・アプリケ ーションのような顧客が使用するアプリケーションに送る。 ＰＡＡ２２０は、ＳＰＳ１５０と通信するために、ＣＳＡ３５５との接続を確 立するネットワーク・エージエント２２５を起動する（ステップ６４０）。ＰＡ Ａ２２０は、ネットワーク・エージェント２２５を介して、ＣＳＡ３５５に顧客 の注文と位置情報を与える（ステップ６５０）。ＣＳＡ３５５は、システム・エ ージェント３６０に顧客の注文と位置情報を提供する（ステップ６６０）。この 時点で、システム・エージェント３６０は、顧客データベース３７４内の顧客の 勘定にアクセスして、顧客の嗜好に関する情報を検索する（ステップ６６２）。 システム・エージェント３６０は、例えば、顧客の勘定にある情報を用いて、最 適な方法で注文を準備する。顧客データベース３７４内の情報はまた、以前に注 文したものに類似する他の製品、あるいはサービスを顧客に売るために使用され る。 次に、システム・エージェント３０は、顧客の位置情報と施設データベース３ ７２からの情報とを用いて、ローカル施設を決定する（ステップ６６４）。施設 データベース３７２は、加入しているサービス・プロバイダの施設、位置情報、 そして、在庫あるいは引き受け能力といった、その施設についての他の情報に係 るリストである。好適な実施の形態では、システム・エージェント３６０は、顧 客がローカル施設に到着するまでの到着予定時間（ＥＴＡ）を計算する（ステッ プ６６６）。好ましくは、ローカル施設は、注文するときに、顧客に地理的に最 も近い施設であるか、あるいは、仕事から家に帰る途中であるなど、顧客の予定 された移動経路に都合のよい施設である。そこで、システム・エージェント３６ ０は、ローカル・スケジューラ３７６に照会して、そのローカル施設が注文を満 たせるかどうかを判断する（ステップ６７０）。 ローカル施設が注文を満たせるかどうかを判断する際、システム・エージェン ト３６０は、例えば、ローカル施設が顧客の注文を満足させるのに必要な在庫を そろえているかどうか、あるいは、現在のところ、そのローカル施設では満たせ ない注文の数となって、顧客ががまんできないくらいの待ち時間となるのかを見 極める。ローカル施設が注文を満たせない場合には、システム・エージェント３ ６０は、他の好適なローカル施設を決定する。この処理ループは、施設データベ ース３７２内の、加入している全ての施設が評定されるまで続くか、あるいは、 受け入れ可能な加入施設がないことを確定するまで続けられる。「受け入れ可能 」という表現は、ここでは、顧客の現在の、または予定している位置に好都合な 施設を意味するか、あるいは、顧客が必要とする時間枠内で注文を満たせる施 設という意味である。ローカル施設が注文を満たせる場合、ローカル・スケジュ ーラ３７６は、システム・エージェント３６０に対するコストの見積りを得る（ ステップ６７２）。そして、システム・エージエント３６０は、ＣＳＡ３５５に 、ローカル施設の位置情報と注文コストを送る。 ＣＳＡ３５５は、接続１０８を介して、あるいはＰＡＳ２１０を介して間接的 に、ローカル施設の位置と注文コストを顧客１００に知らせる（ステップ６７５ ）。顧客１００（または、ＰＡＳ２１０）が、ＣＳＡ３５５が手配したものを拒 否すれば、本処理は終了し、その注文は取り消される（ステップ６８０）。 顧客１００（または、顧客１００に代わってＰＡＳ２１０）が、ＣＳＡ３５５ へ注文を確認すると、ＣＳＡ３５５は、その注文をローカル・スケジューラ３７ ６へ送るようシステム・エージェント３６０に通知して、発注を行う（ステップ ６８４）。そして、ローカル・スケジューラ３７６は、ローカル施設とコンタク トをとって、その注文の準備をするようローカル施設に指示する（ステップ６８ ８）。 ＣＳＡ３５５はまた、顧客が電子的な送金方法で支払う選択をすると、支払い 手続きを開始する。例えば、顧客が、クレジット・カード、あるいはデビット・ カードでの支払いを選択すると、ＣＳＡ３５５は、ネットワーク・エージェント ２２５を介してＰＡＡ２２０に指示を与え、顧客に、その注文の代金を請求する （ステップ６８２）。ＰＡＡ２２０は、金融エージェント２３５とコンタクトを とって、金融システム１５８にある適切な顧客の預金口座に注文総額を請求する （ステップ６８６）。顧客が、スマート・カードによる支払いを選択すれば、Ｃ ＳＡ３５５は、ＰＡＡ２２０に対して、履行の際に顧客の位置においてスマート ・カードを打つように通知する。 顧客は、ＳＰＡＳ３６５との接続を終了する。この場合に、顧客のＥＴＡが決 まる。他の実施の形態では、顧客は、ＳＰＡＳ３６５との接続の維持を選択する 。 この場合、ＰＡＡ２２０は、ＳＰＡＳ３６５に顧客位置情報を送信し続ける。こ の顧客位置情報は、顧客のＥＴＡを定期的に更新するのに使用される（ステップ ６９０）。 Ｅ．結論 本発明のシステムや処理には、本発明の精神あるいは目的を逸脱しない範囲に おいて、様々な改良や変形ができることは、当業者にとって自明である。サービ ス・プロバイダは、ファーストフードのレストランの他に、例えば、注文を受け て、顧客が特定の場所に到着したときに、その注文を満たすことができるならば 、いかなる販売店、あるいはサービス・プロバイダであってもよい。 本発明は、本発明の改良および変形が、以下の請求項およびそれらの均等の範 囲内にある場合には、これらを包括する。このような関係において均等とは、明 確に記載されていなくても、請求項に述べられた機能を実行するための、どの実 施形態をも意味する。

【手続補正書】 【提出日】平成１１年９月１３日（１９９９．９．１３） 【補正内容】 （１）発明の名称を「移動する顧客からの注文を処理する方法およびシステム」 に変更する。 （２）特許請求の範囲を添付別紙の通り補正する。 （３）明細書第４頁第１２行から第７頁第１３行を以下のように補正する。 −記− 「 具体的には、移動する顧客からの注文を処理する方法において、上記移動す る顧客より注文を受ける工程と、位置決定システムから顧客位置情報を受信する 工程と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、上記顧 客位置情報を用いて、上記識別された各施設への顧客の到着予定時間を決定する 工程と、上記識別された各施設が上記注文を完結するのに必要な処理予定時間を 決定する工程と、上記到着予定時間と処理予定時間をもとに、上記識別された少 なくとも１つの施設の内、どの施設が、上記顧客がその施設に到着する予定時間 よりも前に上記注文を完結することができるかを決定する工程と、上記決定され た施設を示す情報を上記顧客に伝える工程とを備える方法が提供される。 上記注文を完結できる施設を決定する工程は、その注文を完結できる一連の施 設の内、上記顧客がその施設に到着する予定時間と一致する所定の時間枠内で、 上記注文を完結できる施設を決定する。 移動する顧客からの注文を処理する方法において、顧客に代わって動作するパ ーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客識別情報を含む注文を受ける 工程と、上記注文に関連した顧客位置情報を受信する工程と、上記注文を完結で きる少なくとも１つの施設を識別する工程と、上記顧客位置情報を用いて、上記 識別された各施設に上記顧客が到着する到着予定時間を決定する工程と、上記識 別された各施設が上記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定する工程と 、 上記到着予定時間と処理予定時間をもとに、上記識別された少なくとも１つの 施設の内、どの施設が、上記顧客がその施設に到着する予定時間よりも前に上記 注文を完結することができるかを決定する工程と、上記決定された施設を示す情 報を上記顧客に伝える工程とを備える方法が提供される。 移動する顧客からの注文を処理する方法において、顧客に代わって動作するパ ーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客識別情報を含む注文を受ける 工程と、上記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、上記注 文の完結に対する上記顧客の所望時間を決定する工程と、上記識別された各施設 が上記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定する工程と、上記所望時間 と処理予定時間をもとに、複数の利用可能な施設の中から上記注文を処理できる 施設を決定する工程とを備える方法が提供される。 サービス・プロバイダに発注する方法において、上記サービス・プロバイダに 、移動する顧客に関連する注文を送る工程と、上記サービス・プロバイダに上記 顧客の位置情報を送信する工程と、上記注文を満たすことができる施設を識別す る情報を受信する工程であって、上記施設は、少なくとも上記位置情報を用いて 求めた、その施設に上記顧客が到着する到着予定時間と、上記施設が上記注文を 完結するのに必要な処理予定時間とをもとに識別される、当該工程とを備える方 法が提供される。 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、命令コードが格納され たメモリであって、上記移動する顧客に関連する注文を受けるステップのコード と、顧客位置情報を受信するステップのコードと、上記注文を完結できる少なく とも１つの施設を識別するステップのコードと、上記顧客位置情報を用いて、上 記識別された各施設への上記顧客の到着予定時間を決定するステップのコードと 、上記識別された各施設が上記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定す るステップのコードと、上記到着予定時間と処理予定時間をもとに、上記識別さ れた少なくとも１つの施設の内、どの施設が、上記顧客がその施設に到着する予 定時間よりも前に上記注文を完結することができるかを決定するステップのコー ドと、上記決定された施設を示す情報を上記顧客に伝えるステップのコードとを 格納する、当該メモリと、上記命令コードを実行するプロセッサとを備えるシス テムが提供される。 上記施設を決定するステップのコードは、その注文を完結できる一連の施設の 内、上記顧客がその施設に到着する予定時間と一致する所定の時間枠内で、上記 注文を完結できる施設を決定するステップのコードである。 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、命令コードが格納され たメモリであって、顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージ ェントより、顧客識別情報を含む注文を受けるステップのコードと、上記注文に 関連した顧客位置情報を受信するステップのコードと、上記注文を完結できる少 なくとも１つの施設を識別するステップのコードと、上記顧客位置情報を用いて 、上記識別された各施設に上記顧客が到着する到着予定時間を決定するステップ のコードと、上記識別された各施設が上記注文を完結するのに必要な処理予定時 間を決定するステップのコードと、上記到着予定時間と処理予定時間をもとに、 上記識別された少なくとも１つの施設の内、どの施設が、上記顧客がその施設に 到着する予定時間よりも前に上記注文を完結することができるかを決定するステ ップのコードと、上記決定された施設を示す情報を上記顧客に伝えるステップの コードとを格納する、当該メモリと、上記命令コードを実行するプロセッサとを 備えるシステムが提供される。 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、命令コードが格納され たメモリであって、顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージ ェントより、顧客識別情報を含む注文を受けるステップのコードと、上記注文を 完結できる少なくとも１つの施設を識別するステップのコードと、上記注文の完 結に対する上記顧客の所望時間を決定するステップのコードと、上記識別された 各施設が上記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定するステップのコー ドと、上記所望時間と処理予定時間をもとに、複数の利用可能な施設の中から上 記注文を処理できる施設を決定するステップのコードとを格納する、当該メモリ と、上記命令コードを実行するプロセッサとを備えるシステムが提供される。 サービス・プロバイダに発注するシステムにおいて、命令コードが格納された メモリであって、上記サービス・プロバイダに顧客に関連する注文を送るステッ プのコードと、上記サービス・プロバイダに上記顧客の位置情報を送信するステ ップのコードと、上記注文を満たすことができる施設を識別する情報を受信する ステップのコードであって、上記施設は、少なくとも上記位置情報を用いて求め た、その施設に上記顧客が到着する到着予定時間と、上記施設が上記注文を完結 するのに必要な処理予定時間とをもとに識別される当該ステップのコードとを格 納する、当該メモリと、上記命令コードを実行するプロセッサとを備えるシステ ムが提供される。」特許請求の範囲の補正 １． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 前記移動する顧客より注文を受ける工程と、 位置決定システムから顧客位置情報を受信する工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設への顧客の到着予定時間を 決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定す る工程と、 前記到着予定時間と処理予定時間をもとに、前記識別された少なくとも１つの 施設の内、どの施設が、前記顧客がその施設に到着する予定時間よりも前に前記 注文を完結することができるかを決定する工程と、 前記決定された施設を示す情報を前記顧客に伝える工程とを備えることを特徴 とする方法。 ２． 前記注文を完結できる施設を決定する工程は、その注文を完結できる一連 の施設の内、 前記顧客がその施設に到着する予定時間と一致する所定の時間枠内 で、前記注文を完結できる施設を決定することを特徴とする請求項１記載の方法 。 ３． さらに、前記識別された施設に前記顧客が到着する予定時間と同時に前記 注文が完結するようスケジューリングする工程を備えることを特徴とする請求項 １記載の方法。 ４． 前記注文を完結するスケジューリング工程は、さらに、 前記注文の構成要素を判定する工程と、 前記識別された施設に前記顧客が到着する予定時間と同時に、前記構成要素 各々が完結されるよう処理 する工程とを備えることを特徴とする請求項３記載の 方法。 ５． さらに、前記顧客に前記注文に関連する注文確認情報を送る工程を備える ことを特徴とする請求項１記載の方法。 ６． 前記注文確認情報は、前記識別された施設の情報を含むことを特徴とする 請求項５記載の方法。 ７． 前記注文確認情報は、前記注文に対する支払いを確保するのに使用される 情報を含むことを特徴とする請求項５記載の方法。 ８． 前記注文は顧客識別情報を含み、 さらに、前記注文と関連させて前記顧客識別情報を格納する工程を備えること を特徴とする請求項１記載の方法。 ９． さらに、顧客勘定を作成する工程を備え、前記顧客勘定は、顧客注文情報 を含むことを特徴とする請求項１記載の方法。 １０． 前記顧客識別情報をもとに、顧客の嗜好プロフィールを決定する工程を さらに備えることを特徴とする請求項８記載の方法。 １１． さらに、前記顧客の嗜好プロフィールを用いて前記注文の準備を行う工 程を備えることを特徴とする請求項１０記載の方法。 １２． 前記顧客の嗜好プロフィールに基づいて、その顧客に、特定の商品ある いはサービスを提供する工程をさらに備えることを特徴とする請求項１０記載の 方法。 １３． さらに、前記注文に関連した顧客支払い情報を受信する工程を備えるこ とを特徴とする請求項１記載の方法。 １４． 前記顧客支払い情報を受信する工程は、前記注文に対する電子的な支払 いを受ける工程を含むことを特徴とする請求項１３記載の方法。 １５． 前記顧客識別情報は、顧客支払い情報を含むことを特徴とする請求項８ 記載の方法。 １６． さらに、前記顧客支払い情報に従って支払いを受ける工程を備えること を特徴とする請求項１５記載の方法。 １７． 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程は、さらに 、 前記注文の構成要素を判定する工程と、 前記構成要素を使用して、複数の利用可能な施設の中から前記注文を処理でき る 施設を識別する工程とを備えることを特徴とする請求項１記載の方法。 １８． 前記顧客位置情報を受信する工程には、この顧客位置情報を定期的に繰 り返し 受信する工程が含まれることを特徴とする請求項１記載の方法。 １９． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける工程と、 前記注文に関連した顧客位置情報を受信する工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設に前記顧客が到着する到着 予定時間を決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定す る工程と、前記到着予定時間と処理予定時間をもとに、前記識別された少なくとも１つの 施設の内、どの施設が、前記顧客がその施設に到着する予定時間よりも前に前記 注文を完結することができるかを決定する工程と、 前記決定された施設を示す情報を前記顧客に伝える工程とを備えることを特徴 とする方法。 ２０． 前記注文を完結できる施設を決定する工程は、その注文を完結できる一 連の施設の内、 前記顧客がその施設に到着する予定時間と一致する所定の時間枠 内で、前記注文を完結できる施設を決定することを特徴とする請求項１９記載の 方法。 ２１． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記注文の完結に対する前記顧客の所望時間を決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定す る工程と、 前記所望時間と処理予定時間をもとに、複数の利用可能な施設の中から前記注 文を処理できる施設 を決定する工程とを備えることを特徴とする方法。 ２２． サービス・プロバイダに発注する方法において、 前記サービス・プロバイダに、移動する顧客に関連する注文を送る工程と、 前 記サービス・プロバイダに前記顧客の位置情報を送信する工程と、 前記注文を満たすことができる施設を識別する情報を受信する工程であって、 前記施設は、少なくとも前記位置情報を用いて求めた、その施設に前記顧客が到 着する到着予定時間と、前記施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間 とをもとに識別される 、当該工程とを備えることを特徴とする方法。 ２３． さらに、前記サービス・プロバイダから注文確認情報を受信する工程を 備えることを特徴とする請求項２２記載の方法。 ２４． 前記注文確認情報は、前記注文に対する支払いを確保するのに使用され る 情報を含むことを特徴とする請求項２３記載の方法。 ２５． さらに、前記サービス・プロバイダに注文支払い情報を送信する工程を 備えることを特徴とする請求項２４記載の方法。 ２６． 前記注文支払い情報は、前記注文への支払い額を含むことを特徴とする 請求項２５記載の方法。 ２７． さらに、前記顧客に関連する金融システムに注文支払い情報を送信する 工程を備えることを特徴とする請求項２２記載の方法。 ２８． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 命令コードが格納されたメモリであって、 前記移動する顧客に関連する注文を受けるステップのコードと、 顧客位置情報を受信するステップのコードと、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別するステップのコードと 、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設への前記顧客の到着予定 時間を決定するステップのコードと、 前記識別された各施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定 するステップのコードと、 前記到着予定時間と処理予定時間をもとに、前記識別された少なくとも１つ の施設の内、どの施設が、前記顧客がその施設に到着する予定時間よりも前に前 記 注文を完結することができるかを決定するステップのコードと、 前記決定された施設を示す情報を前記顧客に伝えるステップのコードとを格 納する、当該メモリと、 前記命令コードを実行するプロセッサとを備えることを特徴とするシステム。 ２９． 前記施設を決定するステップのコードは、その注文を完結できる一連の 施設の内、 前記顧客がその施設に到着する予定時間と一致する所定の時間枠内で 、前記注文を完結できる施設を決定するステップのコードであることを特徴とす る請求項２８記載のシステム。 ３０． 前記メモリは、さらに、前記識別された施設に前記顧客が到着する予定 時間と同時に前記注文が完結するようスケジューリングするステップのコード を 備えることを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ３１． 前記注文が完結するようスケジューリングするステップのコードは、さ らに、 前記注文の構成要素を判定するステップのコードと、 前記識別された施設に前記顧客が到着する予定時間と同時に、前記構成要素各 々が完結されるよう処理するステップのコード とを備えることを特徴とする請求 項３０記載のシステム。 ３２． 前記メモリは、さらに、前記顧客に前記注文に関連する注文確認情報を 送るステップのコードを備えることを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ３３． 前記注文確認情報は、前記注文に対する支払いを確保するのに使用され る 情報を含むことを特徴とする請求項３２記載のシステム。 ３４． 前記注文は顧客識別情報を含み、 前記メモリは、さらに、前記注文と関連させて前記顧客識別情報を格納するス テップのコード を備えることを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ３５． 前記メモリは、さらに、顧客勘定を作成するステップのコードを備え、 前記顧客勘定は、顧客注文情報を含むことを特徴とする請求項３４記載のシステ ム。 ３６． 前記メモリは、前記顧客識別情報をもとに、顧客の嗜好プロフィールを 決定するステップのコードをさらに備えることを特徴とする請求項３４記載のシ ステム。 ３７． 前記メモリは、さらに、前記顧客の嗜好プロフィールに従って前記注文 の準備を行うステップのコードを備えることを特徴とする請求項３６記載のシス テム。 ３８． 前記メモリは、前記顧客の嗜好プロフィールに基づいて、その顧客に、 特定の商品あるいはサービスを提供するステップのコードをさらに備えることを 特徴とする請求項３６記載のシステム。 ３９． 前記メモリは、さらに、前記注文に関連した顧客支払い情報を受信するステップのコード を備えることを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ４０． 前記顧客支払い情報を受信するステップのコードは、前記注文に対する 電子的な支払いを受けるステップのコードを含むことを特徴とする請求項３９記 載のシステム。 ４１． 前記顧客識別情報は、顧客支払い情報を含むことを特徴とする請求項３ ４記載のシステム。 ４２． 前記メモリは、さらに、前記顧客支払い情報に従って支払いを受けるス テップのコード を備えることを特徴とする請求項４１記載のシステム。 ４３． 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別するステップのコー ド は、 前記注文の構成要素を判定するステップのコードと、 前記構成要素を使用して、複数の利用可能な施設の中から前記注文を処理でき る 施設を識別するステップのコードとを備えることを特徴とする請求項２８記載 のシステム。 ４４． 前記顧客位置情報を受信するステップのコードは、この顧客位置情報を 定期的に繰り返し受信するステップのコードを備えることを特徴とする請求項２ ８記載のシステム。 ４５． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 命令コードが格納されたメモリであって、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧 客識別情報を含む注文を受けるステップのコードと、 前記注文に関連した顧客位置情報を受信するステップのコードと、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別するステップのコードと 、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設に前記顧客が到着する到 着 予定時間を決定するステップのコードと、 前記識別された各施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定 するステップのコードと、 前記到着予定時間と処理予定時間をもとに、前記識別された少なくとも１つ の施設の内、どの施設が、前記顧客がその施設に到着する予定時間よりも前に前 記 注文を完結することができるかを決定するステップのコードと、 前記決定された施設を示す情報を前記顧客に伝えるステップのコードとを格 納する、当該メモリと、 前記命令コードを実行するプロセッサとを備えることを特徴とするシステム。 ４６． 前記施設を決定するステップのコードは、その注文を完結できる一連の 施設の内、 前記顧客がその施設に到着する予定時間と一致する所定の時間枠内で 、前記 注文を完結できる施設を決定するステップのコードであることを特徴とする請求項４５記載の システム。 ４７． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 命令コードが格納されたメモリであって、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧 客識別情報を含む注文を受けるステップのコードと、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別するステップのコードと 、 前記注文の完結に対する前記顧客の所望時間を決定するステップのコードと 、 前記識別された各施設が前記注文を完結するのに必要な処理予定時間を決定 するステップのコードと、 前記所望時間と処理予定時間をもとに、複数の利用可能な施設の中から前記 注文を処理できる施設を 決定するステップのコードとを格納する、当該メモリと 、 前記命令コードを実行するプロセッサとを備えることを特徴とするシステム。 ４８． サービス・プロバイダに発注するシステムにおいて、 命令コードが格納されたメモリであって、 前記サービス・プロバイダに顧客に関連する注文を送るステップのコードと、 前記サービス・プロバイダに前記顧客の位置情報を送信するステップのコー ド と、 前記注文を満たすことができる施設を識別する情報を受信するステップのコ ードであって、前記施設は、少なくとも前記位置情報を用いて求めた、その施設 に前記顧客が到着する到着予定時間と、前記施設が前記注文を完結するのに必要 な処理予定時間とをもとに識別される当該ステップのコードとを格納する、当該 メモリと、 前記命令コードを実行するプロセッサとを備えることを特徴とするシステム。 ４９． 前記メモリは、さらに、前記サービス・プロバイダから注文確認情報を 受信するステップのコードを備えることを特徴とする請求項４８記載のシステム 。 ５０． 前記注文確認情報は、前記注文に対する支払いを確保するのに使用され る 情報を含むことを特徴とする請求項４９記載のシステム。 ５１． 前記メモリは、さらに、前記サービス・プロバイダに注文支払い情報を 送信するステップのコードを備えることを特徴とする請求項４８記載のシステム 。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｓ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 クラブツリー・ウォールデン・ビー．，ジ ェーアール. アメリカ合衆国，ノースカロライナ州 27614 ラレイ，レズリー ドライブ 10844 (72)発明者 ボルク・フレデリック・エイ. アメリカ合衆国，ノースカロライナ州 27545 ナイトデール，ベッディングフィ ールド ドライブ 903

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 前記移動する顧客より、顧客識別情報を含む注文を受ける工程と、 位置決定システムから顧客位置情報を受信する工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設への顧客の到着予定時間を 決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する工程と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する工程であって、この決定された施設に前記顧客が到着する 予定時間よりも前にその注文を完結できるかを決定する当該工程とを備えること を特徴とする方法。 ２． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 前記移動する顧客より、顧客識別情報を含む注文を受ける工程と、 位置決定システムから顧客位置情報を受信する工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設への前記顧客の到着予定時 間を決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する工程と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する工程であって、この決定された施設に前記顧客が到着する 予定時間と一致する所定の時間枠内で、その注文を完結できるかを決定する当該 工程とを備えることを特徴とする方法。 ３． さらに、前記識別された施設に前記顧客が到着する予定時間と同時に前記 注文が完結するようスケジューリングする工程を備えることを特徴とする請求項 １記載の方法。 ４． 前記注文を完結するスケジューリングは、さらに、 前記注文の構成要素を判定する工程と、 前記注文の構成要素各々についての前記完結が、前記識別された施設に前記顧 客が到着する予定時間と同時になるようスケジューリングする工程とを備えるこ とを特徴とする請求項３記載の方法。 ５． さらに、前記顧客に注文確認情報を送る工程を備えることを特徴とする請 求項１記載の方法。 ６． 前記注文確認情報は、識別された施設の情報を含むことを特徴とする請求 項５記載の方法。 ７． 前記注文確認情報は、前記顧客がサービス・プロバイダに払うべき総額を 示す支払い勘定情報を含むことを特徴とする請求項５記載の方法。 ８． さらに、前記顧客識別情報を含む顧客勘定を作成する工程を備えることを 特徴とする請求項１記載の方法。 ９． 前記顧客勘定は、顧客注文情報を含むことを特徴とする請求項１記載の方 法。 １０． 前記顧客勘定内の情報を評価することによって、顧客の嗜好プロフィー ルを決定する工程をさらに備えることを特徴とする請求項９記載の方法。 １１． さらに、前記顧客の嗜好プロフィールを用いて前記注文の準備を行う工 程を備えることを特徴とする請求項８記載の方法。 １２． 前記顧客の嗜好プロフィールに基づいて、その顧客に特定の商品あるい はサービスを提供する工程をさらに備えることを特徴とする請求項１０記載の方 法。 １３． さらに、顧客支払い情報を受信する工程を備えることを特徴とする請求 項１記載の方法。 １４． 前記顧客支払い情報を受信する工程は、前記注文に対する電子的な支払 いを受ける工程を含むことを特徴とする請求項１３記載の方法。 １５． 前記顧客勘定は、顧客支払い情報を含むことを特徴とする請求項８記載 の方法。 １６． さらに、前記顧客支払い情報に従って支払いを受ける工程を備えること を特徴とする請求項１５記載の方法。 １７． 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程は、さらに 、 前記注文の構成要素を判定する工程と、 前記注文の構成要素を組み立てることができる少なくとも１つの施設を識別す る工程とを備えることを特徴とする請求項１記載の方法。 １８． 前記顧客位置情報を受信する工程は、さらに、 前記顧客が前記識別された施設に到着するまでに、前記顧客位置情報を定期的 に受信する工程を備えることを特徴とする請求項１記載の方法。 １９． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記識別された各施設に前記顧客が到着する予定時間を決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する工程と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する工程であって、この決定された施設に前記顧客が到着する 予定時間よりも前にその注文を完結できるかを決定する当該工程とを備えること を特徴とする方法。 ２０． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記識別された各施設に前記顧客が到着する予定時間を決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する工程と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する工程であって、この決定された施設に前記顧客が到着する 予定時間と一致する所定の時間枠内で、その注文を完結できるかを決定する当該 工程とを備えることを特徴とする方法。 ２１． 移動する顧客からの注文を処理する方法において、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける工程と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する工程と、 前記注文を完結する所望の時間を決定する工程と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する工程と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文の完結に望まし い時間と同じ所定の時間枠内で、その注文を完結することができるかを決定する 工程とを備えることを特徴とする方法。 ２２． サービス・プロバイダに発注する方法において、 前記サービス・プロバイダに注文を送る工程と、 位置決定システムより位置情報を受信する工程と、 前記サービス・プロバイダに前記位置情報を送信する工程と、 前記注文を満たすことができるローカル施設を識別するローカル施設情報を受 信する工程とを備えることを特徴とする方法。 ２３． さらに、前記サービス・プロバイダから注文確認情報を受信する工程を 備えることを特徴とする請求項２２記載の方法。 ２４． 前記注文確認情報は、前記サービス・プロバイダに払うべき総額を示す 支払い勘定情報を含むことを特徴とする請求項２３記載の方法。 ２５． さらに、前記サービス・プロバイダに注文支払い情報を送信する工程を 備えることを特徴とする請求項２４記載の方法。 ２６． 前記注文支払い情報は、前記注文への支払い額をさらに含むことを特徴 とする請求項２５記載の方法。 ２７． さらに、顧客の金融システムに注文支払い情報を送信する工程を備える ことを特徴とする請求項２２記載の方法。 ２８． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 前記移動する顧客より、顧客識別情報を含む注文を受ける構成要素と、 位置決定システムから顧客位置情報を受信する構成要素と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要素と、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設への前記顧客の到着予定時 間を決定する構成要素と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、 前記決定された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する構成要素であって、この決定された施設に前記顧客が到着 する予定時間よりも前にその注文を完結できるかを決定する当該構成要素とを備 えることを特徴とするシステム。 ２９． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 前記移動する顧客より、顧客識別情報を含む注文を受ける構成要素と、 位置決定システムから顧客位置情報を受信する構成要素と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要素と、 前記顧客位置情報を用いて、前記識別された各施設への前記顧客の到着予定時 間を決定する構成要素と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、 前記決定された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する構成要素であって、この決定された施設に前記顧客が到着 する予定時間と一致する所定の時間枠内で、その注文を完結できるかを決定する 当該構成要素とを備えることを特徴とするシステム。 ３０． さらに、ローカル施設に前記注文を送る構成要素を備えることを特徴と する請求項２８記載のシステム。 ３１． さらに、前記注文の構成要素を判定する構成要素と、 前記注文の構成要素を組み立てることのできる少なくとも１つの施設を識別す る構成要素とを備えることを特徴とする請求項３０記載のシステム。 ３２． さらに、前記顧客に注文確認情報を送る構成要素を備えることを特徴と する請求項２８記載のシステム。 ３３． 前記注文確認情報は、前記顧客がサービス・プロバイダに払うべき総額 を示す支払い勘定情報を含むことを特徴とする請求項３２記載のシステム。 ３４． さらに、前記顧客識別情報を含む顧客勘定を作成する構成要素を備える ことを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ３５． 前記顧客勘定は、顧客注文情報を含むことを特徴とする請求項３４記載 のシステム。 ３６． 前記顧客勘定内の情報を評価することによって、顧客の嗜好プロフィー ルを決定する構成要素をさらに備えることを特徴とする請求項３５記載のシステ ム。 ３７． さらに、前記顧客の嗜好プロフィールに従って前記注文の準備を行う構 成要素を備えることを特徴とする請求項３６記載のシステム。 ３８． 前記顧客の嗜好プロフィールに基づいて、その顧客に特定の商品あるい はサービスを提供する構成要素をさらに備えることを特徴とする請求項３６記載 のシステム。 ３９． さらに、顧客支払い情報を受信する構成要素を備えることを特徴とする 請求項２８記載のシステム。 ４０． 前記顧客支払い情報を受信する構成要素は、前記注文に対する電子的な 支払いを受ける構成要素を含むことを特徴とする請求項３９記載のシステム。 ４１． 前記顧客勘定は、顧客支払い情報を含むことを特徴とする請求項３４記 載のシステム。 ４２． さらに、前記顧客支払い情報に従って支払いを受ける構成要素を備える ことを特徴とする請求項４１記載のシステム。 ４３． 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要素は、さ らに、 前記注文の構成要素を判定する構成要素と、 前記注文の構成要素を組み立てることができる少なくとも１つの施設を識別す る構成要素とを備えることを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ４４． 前記顧客位置情報を受信する構成要素は、さらに、 前記顧客が前記識別された施設に到着するまでに、前記顧客位置情報を定期的 に受信する構成要素を備えることを特徴とする請求項２８記載のシステム。 ４５． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける構成要素と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要素と、 前記識別された各施設に前記顧客が到着する予定時間を決定する構成要素と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する構成要素であって、この決定された施設に前記顧客が到着 する予定時間よりも前にその注文を完結できるかを決定する当該構成要素とを備 えることを特徴とするシステム。 ４６． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける構成要素と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要素と、 前記識別された各施設に前記顧客が到着する予定時間を決定する構成要素と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文を完結すること ができるかを決定する構成要素であって、この決定された施設に前記顧客が到着 する予定時間と一致する所定の時間枠内で、その注文を完結できるかを決定する 当該構成要素とを備えることを特徴とするシステム。 ４７． 移動する顧客からの注文を処理するシステムにおいて、 顧客に代わって動作するパーソナル・アシスタント・エージェントより、顧客 識別情報を含む注文を受ける構成要素と、 前記注文を完結できる少なくとも１つの施設を識別する構成要素と、 前記注文を完結する所望の時間を決定する構成要素と、 前記識別された各施設が前記注文の完結に必要な時間を決定する構成要素と、 前記識別された少なくとも１つの施設の内、どれが、前記注文の完結に望まし い時間と同じ所定の時間枠内で、その注文を完結することができるかを決定する 構成要素とを備えることを特徴とするシステム。 ４８． 移動位置からサービス・プロバイダに発注するシステムにおいて、 前記移動位置から前記サービス・プロバイダに注文を送り、 位置決定システムより位置情報を受信し、 前記サービス・プロバイダに前記位置情報を送信し、 前記注文を満たすことができる前記移動位置に最も近いローカル施設を識別す るローカル施設情報を受信することを特徴とするシステム。 ４９． さらに、前記サービス・プロバイダから注文確認情報を受信することを 特徴とする請求項４８記載のシステム。 ５０． 前記注文確認情報は、前記サービス・プロバイダに払うべき総額を示す 支払い勘定情報を含むことを特徴とする請求項４９記載のシステム。 ５１． さらに、前記サービス・プロバイダに注文支払い情報を送信することを 特徴とする請求項４８記載のシステム。