JP2002509279A - 多層赤外線反射光学体 - Google Patents
多層赤外線反射光学体Info
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Abstract
Description
荷を最小にして個人的な快適さを高めるのに重要である。透明な赤外線除去フィ
ルムを、不要な赤外線を反射または吸収する金属化または染色ポリマーフィルム
及び多層ポリマー積層体を用いて作製した。理想的には、このようなフィルムは
、人間の目に感受性の波長領域のすべての光、一般に約380〜約700ナノメ
ートル(nm)を透過し、スペクトルの可視部分の外側の太陽放射線を除去する
。金属化及び染色したポリマーフィルムは、UV劣化及びいろいろな供給源によ
るケミカル攻撃を受けやすいため、窓フィルム用途で長時間、用いられるとき、
性能の低下を引き起こす。それらの不良機構は、一般に均一でなく、長期暴露の
後に好ましくない視覚的外観を生じる。同様に、金属層の反射率は薄い被膜に由
来し、この被膜が損傷を与えられる場合、フィルムの性能は低下する。透明な赤
外線除去フィルムを、近赤外にその反射バンドを有する四分の一波長鏡から作製
することができる。金属酸化物の交互層から作製された赤外線除去フィルムは、
米国特許第5,179,468号、米国特許第4,705,356号及び欧州特
許第0 080182号に記載されている。金属及び金属酸化物層の組合せから
作製されたフィルムは、米国特許第4,389,452号、4,799,745
号、5,071,206号及び5,306,547号に記載されている。高及び
低屈折率を有するポリマーの交互層から作製された赤外線除去フィルムは、米国
再発行特許第 34,605号、5,233,465号、及び5,360,65 9号、「Optical Film」と題された米国特許第08/402,04
1号、「Transparent Multilayer Device」と題
された米国特許第08/672,691号、代理人整理番号53543USA1
Aで同日に出願された、「Multicomponent Optical B
ody」と題された米国特許第09/006,118号に記載されており、それ
には、一次高調波(the first order harmonic)の反
射のパーセントが本質的に一定のままであり、または、入射角の関数として増加
するように、平面内及び平面外の屈折率間の望ましい関係を維持したまま、高次
反射を制御するための一般化された方式が記載されている。これらのフィルムは
、性能を低下させるために全フィルムを破壊することが必要であるため、薄い金
属または金属酸化物層または染色フィルムと同じ劣化機構に影響されることはな
い。前記のフィルムは、高度に耐蝕性であり、くすんだ色を有し、フィルムの表
面に混入された、帯電防止、耐摩耗性、及びスリップ層などの、フィルムにいろ
いろな特性を形成させることができる。前記のフィルムの可撓性及び製造コスト
のため、ガラスに対するラミネートとして窓構造物の前に使用するために並びに
改装用途のためにそれらは非常に適している。
完全な透明度を維持したままスペクトルの赤外線部分のできるだけ多くの太陽放
射線を反射することが望ましい。四分の一波長のポリマーフィルムにおける1つ
の問題は、倍音(overtones)を除くための適切な補正がなければ、高
次反射は一次反射の端数で(at fractions)生じ、真珠光及び可視
色を示すということである。数学的には、高次反射は、 λm = (2/M)xDr において生じ、式中、Mが反射の次数(例えば、2、3、4など)であり、Dr が、光学繰返し単位の光学厚さであり、その多数の単位を用いて多層積層体を形
成する。したがって、Drは光学繰返し単位を構成する単一のポリマー層の光学 厚さの合計であり、光学厚さは、材料iの平面内の屈折率ni、材料iの実際厚 さdiの積である。理解されるように、高次反射が一次反射の端数で生じる。例 えば、約700〜2000nmの赤外線を反射するよう設計されたフィルムは、
1000nm、667nm、500nmにおいてもまた反射し、後者の2つは可
視域であり、強い虹色を生じる。2成分多層フィルムの光学厚さの比を適切に選
択することによって若干の高次反射を抑えることが可能である。ラドフォードら
、「Reflectivity of Iridescent Coextru
ded Multilayered Plastic Films 」、Pol
ymer Engineering and Science、Vol.13、
No.3、1973年5月、を参照のこと。光学厚さのこの比は、2成分フィル
ムについて、「f−比」と呼ばれ、f=n1 d1/(n1 d1+n2 d2
)である。このような2成分フィルムは、連続した2次、3次及び4次の可視波
長を抑えない。特定の高次反射を抑えることができる3つ以上の材料の層を含む
光学被膜が設計されている。例えば、米国特許第3,247,392号には、ス
ペクトルの赤外線及び紫外線の領域で反射するバンド通過フィルターとして用い
られる光学被膜が開示されている。前記の被膜は、2次及び3次の反射バンドを
抑えることを教示しているが、被膜の製作に用いた材料は、費用がかかる真空蒸
着技術を用いる別の工程で堆積させられなくてはならない金属酸化物及び金属ハ
リド誘電材料である。高次反射を低減させるために用いられる他の真空蒸着技術
が、米国特許第3,432,225号及び4,229,066号、及び「Des
ign of Three−Layer Equivalent Films」
、Journal of the Optical Society of A
merica、Vol.68(1)、137(1978年1月)に教示されてい
る。米国再発行特許第34,605号には、スペクトルの可視領域の2次、3次
及び4次反射を抑えながら赤外線を反射する同時押出技術によって形成された全
ポリマー3成分光学干渉フィルムが記載されている。前記のフィルム中のポリマ
ーは厳密に規定された屈折率を有することが要求され、それが、用いてもよいポ
リマーの選択を制限し、前記のフィルムの製造は、3つのポリマー成分の各々に
ついて別の押出機を必要とする。米国特許第5,360,659号には、スペク
トルの可視部分に生じる2次、3次、及び4次波長を抑えながら赤外線を反射す
る、同時押出しされてもよい全ポリマー2成分フィルムが記載されている。前記
のフィルムは、相対的な光学厚さがA:B:A:B:A:Bについてそれぞれ、
およそ7:1:1:7:1:1である6つの層の交互の繰返し単位を有する、第
1(A)及び第2(B)の多様なポリマー材料の交互層を含む。本発明の別の実
施態様において、前記の2成分フィルムは、相対的な光学厚さがA:B:A:B
:A:Bについてそれぞれ、およそ7:1:1:7:1:1である前記の6つの
層の交互層の繰返し単位を含む交互層の第1の部分と、等しい光学厚さの繰返し
単位ABを有する交互層の第2の部分を含む。
第2の問題は、反射バンドは、観察された入射角によって波長がシフトするとい
うことである。これが起きるとき、反射において観察されたシアン色及び透過に
おいて観察された濃い赤について、高入射角で顕著な色の変化がある。反射バン
ドのシフトは、角度による有効な屈折率の変化によって引き起こされる。反射バ
ンドのバンド中心及び幅の両方が、入射角が変化するときに変化し、反射バンド
は常により短い波長へシフトする。全光路長が角度によって増加するので、これ
は普通は考えにくい。前記のバンド位置は全光路長に依存しないが、境界面から
離れる反射間の光路長の差に依存し、この差は角度によって減少する。高波長バ
ンド端はまた、低波長バンド端とは違う仕方でシフトする。低波長バンド端につ
いては、角度による中心及び幅の変化は相殺する傾向がある。高波長バンド端に
ついては、前記の変化が増すとバンドを広げる。一般に、考察対象の材料につい
ては、すれすれの入射で観察されるとき、バンド端がその垂直な入射波長の約8
0%にシフトする。本用途については、フィルムが垂直でない角度で見られると
きに可視色を有しないように、赤外線反射体の低波長バンド端は、それが所望の
使用角度において観察されないように、十分に赤外線の方に配置されることが必
要である。一般に、前記のフィルムは、垂直な角度の短波長端は、可視スペクト
ルの端から100−150nm離れてシフトされるように設計されなくてはなら
ない。例えば、PEN及びPMMAの交互層を有する多層赤外線反射フィルムに
ついては、短波長バンド端は、角度による何れの知覚色をも除くために約850
nmに移動されなくてはならない。これは、可視スペクトルの端(約700nm
)と約150nmの低波長バンド端との間のギャップを生じる。
る太陽スペクトルのできるだけ多くを反射することが望ましい。前記のバンド端
を垂直な入射条件のためにより長い波長にシフトすることにより、スペクトルの
反射バンドと可視端との間のギャップを生じ、太陽の赤外スペクトルが最大であ
る波長に低い側のスペクトルの有効範囲が得られる。これは、ガラスの簡単な窓
ガラスと比較した窓に入る太陽エネルギーの量の尺度である前記のフィルムのシ
ェーディング係数の全増加と相互に関連している。したがって、フィルムが垂直
でない角度において見られるときに反射バンドがシフトされて可視色を相殺する
ときでも太陽の赤外線の最大量を反射する赤外線フィルムに対する需要が存在す
る。このようなフィルムは、可視色及び真珠光にも寄与する高次反射を除くこと
ができることが、更に必要とされる。
は顔料などの着色剤を混入して光の特定の波長の選択的な吸収を可能にすると共
に反射される偏光のバンド幅及び透過光の波長範囲を制御することが望ましい場
合があることが開示されている。米国特許第4,705,356号には、着色剤
及び多層干渉被膜を保持する光学的に厚い実質的に透明な構造要素を含む光入射
及び観察のいろいろな角度によって実質的なカラーシフトを有する薄いフィルム
の光学的に可変的な物品が開示されており、それによって、着色剤は、光が前記
の物品を透過することによって見られるときに前記の多層干渉被膜の垂直な入射
での色及び角度によるカラーシフトを本質的に減法混色(substracti
ve)の方式で修正するのに役立つ。米国特許第5,486,949号及び米国
特許第4,705,356号には、フィルムに垂直な入射角の少なくとも1つの
偏光の赤外線を反射するように配置された反射バンドを有するフィルムと、前記
の配置された反射バンド由来の領域の垂直な入射の赤外線を少なくとも部分的に
吸収または反射するように設計された成分との組み合わせを含む光学体が開示さ
れている。
層フィルムであって、前記フィルムに垂直な入射角の少なくとも1つの偏光の赤
外線を反射するように配置された反射バンドを有し、前記反射バンドが、垂直な
入射角の短波長バンド端λa0及び長波長バンド端λb0、及び最大使用角θの短波
長バンド端λa θ及び長波長バンド端λb θを有し、λa θがλa0より小さく、λa 0 が選択的に約700nmより大きい波長に配置される複屈折性誘電多層フィル ムと、(b)垂直な入射角のλa θ及びλa0の間の波長領域の放射線を少なくと も部分的に吸収または反射する少なくとも1つの成分と、を含んでなる光学体に
関する。
入射角の少なくとも1つの偏光の赤外線を反射するように配置された反射バンド
を有し、該反射バンドが、垂直な入射角の短波長バンド端λa0及び長波長バンド
端λb0、及び最大使用角θの短波長バンド端λa θ及び長波長バンド端λb θを有
し、λa θがλa0より小さく、λa0が選択的に約700nmより大きい波長に配 置される等方性誘電多層フィルムと、(b)垂直な入射角のλa θ及びλa0の間 の波長領域の放射線を少なくとも部分的に吸収または反射する少なくとも1つの
成分と、を含んでなる光学体に関する。
ルの赤外領域の良好な反射率及び垂直な角度の改善されたシェーディング係数を
提供する。
ば、100〜150nm、可視端から離れた特定波長であるように、本発明の赤
外線のフィルムを設計することができる。これにより、前記のフィルムは、例え
ば、オフ角の色の変化を避けるように設計することができ、例えば、前記のフィ
ルムは、前記のオフ角シフトにより、低波長バンド端が可視領域にはみ出して色
を生じることができず、または、垂直な角度で既に可視色が存在するとき、オフ
角のカラーシフトがフィルムの知覚可能な色の変化を起こさないように前記のフ
ィルムを設計することができる。前記のバンド端を垂直な入射条件のためにより
長い波長にシフトすることにより、太陽の赤外スペクトルが最大である波長に低
い側のスペクトルの有効範囲が得られる。本発明において、波長のギャップフィ
ラー成分を用いて、例えば、短波長反射バンド端と可視スペクトルの端との間の
ギャップの少なくとも一部をカバーする。
折率を有する材料の交互層を有する誘電光学フィルムである。前記のフィルムは
、等方性または複屈折性であってもよい。好ましくは、前記のフィルムは複屈折
性ポリマーフィルムであり、より好ましくは前記のフィルムは、ブルースター角
(p偏光の反射率がゼロになる角度)が非常に大きいかまたはポリマー層境界面
に対して存在しない多層積層体の構造体を可能にするように設計される。この特
徴は、p偏光の反射率が入射角によってゆっくりと減少し、入射角から独立して
いるか、または入射角が垂直から外れると増加する多層鏡及び偏光子の構造体を
可能にする。結果として、本発明の多層フィルムは、広いバンド幅にわたり(鏡
の場合、任意の入射方向について、及び偏光子の場合、選択された方向について
s及びp偏光の両方の)高反射率を有する。この発明のフィルムを用いて、スペ
クトルの赤外領域の少なくとも100nmの広いバンドにわたり少なくとも50
%の平均反射率を有する多層フィルムを作製することができる。
402,401号、代理人整理番号53550USA6Aで同日に出願された、
「Modified Copolymers and Improved Mu
ltilayer Reflective Film」と題された米国特許第0
9/006,601号に記載されているフィルムなどが挙げられる。
gher order harmonics)を妨ぐフィルムなどが挙げられる
。このようなフィルムの例には、米国再発行特許第3,034,605号に記載
されているフィルムなどがあり、それには、3つの多様な実質的に透明なポリマ
ー材料、A、B及びCを含み、ABCBの繰返し単位を有する多層光学干渉フィ
ルムが記載されている。前記の層は、約0.09〜0.45マイクロメータの光
学厚さを有し、前記のポリマー材料の各々は異なった屈折率niを有する。フィ ルムは、ポリマーA、B、及びCのポリマーの層を含む。ポリマー材料の各々が
、それぞれそれ自身の異なった屈折率、nA、nB、nC、を有する。ポリマーの 光学厚さ比の好ましい関係は、多数の連続した高次反射が抑えられる光学干渉フ
ィルムを作り出す。この実施態様において、第1の材料Aの光学の厚さ比fAは 1/5であり、第2の材料Bの光学の厚さ比fBは1/6であり、第3の材料C の光学厚さ比fCは1/3であり、
次、及び4次の波長の反射は抑えられる。太陽の赤外線の範囲の波長の広いバン
ド幅を反射するフィルム(例えば、約0.7〜2.0マイクロメータの反射)を
製造するために、層の厚さの勾配がフィルムの厚さの全体にわたり導入されても
よい。従って、層の厚さはフィルムの厚さの全体にわたり単調に増加してもよい
。好ましくは、本発明の好ましい3成分系については、第1のポリマー材料(A
)は、第2のポリマー材料(B)と屈折率が少なくとも約0.03異なり、第2
のポリマー材料(B)は、第3のポリマー材料(C)と屈折率が少なくとも約0
.03異なり、第2のポリマー材料(B)の屈折率が、第1(A)及び第3(C
)のポリマー材料のそれぞれの屈折率の中間である。前記のポリマー材料の何れ
かまたはすべてを、ポリマーのコポリマーまたは混和性ブレンドを利用すること
によって所望の屈折率を有するように合成してもよい。例えば、第2のポリマー
材料は、第1及び第3のポリマー材料のコポリマーまたは混和性ブレンドであっ
てもよい。前記のブレンド中のコポリマーまたはポリマー中のモノマーの相対的
な量を変えることによって、第1、第2,または第3の材料の何れも、屈折率の
関係式
フィルムなどがあり、それには、6層の交互の繰返し単位を有する2成分フィル
ムが、約770〜2000nmの赤外線の波長領域の光を反射する間に約380
〜770nmの可視波長領域の不要な2次、3次、及び4次の反射を抑えること
が記載されている。4次よりも高次の反射は概して、スペクトルの、可視的では
ない紫外線の領域にあり、または非常に強度が低いので観察できない。前記のフ
ィルムは、6層の交互の繰り返し単位がおよそ.778A.111B.111A
.778B.111A.111Bの相対的な光学厚さを有する第1(A)及び第
2(B)の多様なポリマー材料の交互層を含む。前記の繰り返し単位中で6層だ
けを用いることにより、以前の設計よりも材料をより効率的に使用し、及びより
簡単に製造することができる。繰り返し単位の勾配をフィルムの厚さ全体にわた
り導入してもよい。従って、1つの実施態様において、繰り返し単位の厚さはフ
ィルムの厚さの全体にわたり直線的に増加する。「直線的に」の意味は、繰り返
し単位の厚さがフィルムの厚さの全体にわたり一定の率で増加することを意味す
る。いくつかの実施態様において、繰り返し単位の光学厚さをフィルムの一つの
表面から他の表面まで2倍にすることが望ましいことがある。繰り返し単位の光
学厚さの比は、反射バンドの短波長の範囲が770nmより大きく、長波長端が
約2000nmである場合には、2より大きくても小さくてもよい。他の繰り返
し単位の勾配を、対数関数及び/または四次関数を用いることによって導入して
もよい。繰り返し単位の厚さの対数分布は、赤外線バンドの全体にわたりほぼ一
定の反射率を提供する。別の実施態様において、2成分フィルムは、約1200
〜2000nmの波長の赤外線を反射する6層の交互層の繰り返し単位を含む交
互層の第1の部分と、約770〜1200nmの波長の赤外線を反射するAB繰
り返し単位を有する実質的に等しい光学厚さの交互層の第2の部分を含んでもよ
い。このような交互層の組合せにより、2000nmまでの赤外線の波長領域の
全体にわたる光の反射が得られる。好ましくは、交互層の第1の部分は約5/3
:1の繰り返し単位の勾配を有し、交互層の第2の部分は約1.5:1の層の厚 さの勾配を有する。
次反射を最小に抑えたまま約1200〜2000nmの波長の赤外線を反射する
6層の交互層の繰り返し単位または多成分光学設計を含む交互層の第1の部分と
、約700〜1200nmの波長の赤外線を反射するAB繰り返し単位を有する
交互層及び実質的に等しい光学厚さの第2の部分と、を含んでもよい。このよう
な交互層の組合せは、約2000nmまでの赤外線の波長領域の全体にわたり光
の反射を生じるが、それは一般に「ハイブリッド設計」として周知である。この
ハイブリッド設計は、例えば、米国特許第5,360,659号に記載されてい
るように提供されてもよいが、それは、本明細書に記載した多成分光学設計の何
れにも有用であるという点で、より広い用途を有する。次に、交互層の両方の部
分の層の厚さを、角度による何れの知覚色の変化をも最小にするように反射バン
ドを赤外スペクトル内に置くように調整することができる。
出願された、「Multicomponent Optical Body」と
題された米国特許第09/006,118号に記載されている。第一の反射バン
ドの少なくとも2次、好ましくはまた少なくとも3次、より高次の高調波を抑え
ながら、一次高調波の反射の%が本質的に一定のままか、または、入射角の関数
として増加する間にスペクトルの第1の領域の電磁放射線の少なくとも1つの偏
光の一次反射バンドを示す光学フィルム及び他の光学体が記載されている。これ
を実施するために、光学体の少なくとも一部分を繰り返し序列ABCで配列され
たポリマー材料A、B、及びCから形成するが、そこにおいて、Aは、互いに直
交した軸x、y、及びzに沿って、それぞれ、屈折率nx A、ny A、及びnz Aを有
し、Bは、軸x、y、及びzに沿って、それぞれ、屈折率nx B、ny B、及びnz B を有し、Cは、軸x、y、及びzに沿って、それぞれ、屈折率nx C、ny C、及び
nz Cを有し、軸zが前記のフィルムまたは光学体の平面に直交し、nx A>nx B>
nx Cまたはny A>ny B>ny C、及びnz C nz B nz Aである。好ましくは、
差nz A−nz B及びnz B−nz Cの少なくとも1つが約−0.05以下である。
って、二次、三次、四次の高次反射の少なくとも何れかの組合せを、特に第一の
反射バンドがスペクトルの赤外領域にあるとき、入射角によって第一振動(高調
波)反射を実質的に減少させることなく抑えることができる。このようなフィル
ム及び光学体はIR鏡として特に有用であり、窓フィルムとして及びIR防護が
望ましいが十分な透明度と弱い色が重要である同様な用途において有利に用いる
ことができる。
許第4,705,356号及び5,179,468号に記載されているように、
酸化スズインジウム(ITO)、二酸化ケイ素(SiO2)、二酸化ジルコニウ ム(ZrO2)、または二酸化チタン(TiO2)などの材料の誘電無機薄フィル
ム積層体によって作製することができるが、好ましい光学フィルムは、高及び低
屈折率を有するポリマー材料の交互層を有するポリマー多層フィルムである。従
来の多層ポリマーフィルムの構造、材料、及び光学的性質は概して周知であり、
先ず、アルフレイら著、「Polymer Engineering and
Science」、Vol.9、No.6、400〜404ページ、1969年
11月、ラドフォードら著、「Polymer Engineering an
d Science」、Vol.13、No.3、216〜221ページ、19
73年5月、及び米国特許第3,610,729号(ロジャース)に記載されて
いる。もっと最近では、PCT国際特許公開第95/17303号(オウダーカ
ークら)、PCT国際特許公開第96/19347号(ジョンザら)、米国特許
第5,095,210号(フィートレイら)、及び米国特許第5,149,57
8号(フィートレイら)などの特許及び公開文書が、異なった方向の個々の異な
った屈折率において異なった光学的性質を示す異なったポリマー材料の多数の交
互の薄い層によって達成され得る有用な光学効果を論じている。
層体中に存在する層と同数の材料を含有してもよい。製造を容易にするために、
好ましい多層フィルムは、ごく少数の異なった材料だけを有し、簡単にするため
に本明細書に論じた多層フィルムは一般に、2つだけを含む。前記の多層フィル
ムは、第1の屈折率を有する第1のポリマー材料及び第1の材料の屈折率と異な
った第2の屈折率を有する第2のポリマー材料の交互層を含む。前記の単一の層
は一般に、0.05マイクロメータ〜0.45マイクロメータの厚さのオーダー
である。例として、オウダーカークらに付与されたPCT公開特許には、結晶性
のナフタレンジカルボン酸ポリエステルと、コポリエステルまたはコポリカーボ
ネートなどの別の選択されたポリマーとの交互層を有し、前記の層の厚さが0.
5マイクロメータより小さく、前記のポリマーの1つの屈折率が1つの方向に1
.9、他の方向に1.64にもなり、それによって、偏光に有用な複屈折の効果
を提供する多層ポリマーフィルムが開示されている。
しくは、図2に示すように、反射されるのが望ましい光の波長の1/2である全
光学厚さを有する。最大反射率について、多層ポリマーフィルムの単一の層は、
反射されるのが望ましい光の波長の1/4である光学厚さを有するが、層の対中
の光学厚さの他の比が他の理由のために選択されてもよい。これらの好ましい条
件は、それぞれ、等式1及び2で表される。光学厚さは、材料の屈折率×同材料
の実際厚さと定義され、特に記載しない限り、本明細書に論じたすべての実際厚
さは、何れかの延伸または他の加工の後に測定されることに留意のこと。垂直な
入射の二軸延伸多層光学積層体については、以下の式を適用する。 等式1:λ/2=t1+t2=n1d1+n2d2 等式2:λ/4=t1=t2=n1d1=n2d2 式中、λ=最大光反射の波長 t1= 材料の第1の層の光学厚さ t2 =材料の第2の層の光学厚さ n1=第1の材料の平面内の屈折率 n2=第2の材料の平面内の屈折率 d1= 第1の材料の実際厚さ d2= 第2の材料の実際厚さ
ば、層の厚さ勾配を有するフィルムにおいて)、フィルムは異なった波長の光を
反射する。本発明の重要な特徴は、スペクトルの近赤外部分の光を反射するのに
十分な(実際の層の厚さ及び材料を選択することによる)所望の光学厚さを有す
る層の選択である。更に、下記のように、対の層が光の予測可能なバンド幅を反
射するため、単一の層対が、光の所定のバンド幅を反射するように設計及び作製
されてもよい。従って、多数の適切に選択された層対が組み合わせられるなら、
近赤外スペクトルの所望の部分のすぐれた反射率を得ることができる。
されないことが望ましい光のバンド幅は、約700〜1200nmである。従っ
て、前記の層の対は好ましくは、近赤外光を反射するために350〜600nm
の光学厚さ(反射されるのが望ましい光の波長の1/2)を有する。より好まし
くは、多層フィルムは、近赤外光を反射するために、それぞれ175〜300n
mの光学厚さ(反射されるのが望ましい光の波長の1/4)を有する単一層を有
する。具体的な説明のために、第1の層の材料が(二軸延伸PETと同様に)1
.66の屈折率を有し、第2の層の材料が(テネシー州、ノックスビルのイース
トマンケミカルカンパニー製の商品名「Ecdel」の二軸延伸熱可塑性ポリエ
ステルと同様に)1.52の屈折率を有する場合、及び両方の層が同じ光学厚さ
(1/4の波長)を有する場合、第1の材料の層の実際厚さは約105〜180
nmの範囲であり、第2の層の実際厚さは約115〜197nmの範囲である。
このような多層フィルムの光学的性質を以下に詳細に記載する。
は一般に、層の厚さ勾配と称される。層の厚さ勾配は、反射の所望のバンド幅を
達成するように選択される。1つの一般的な層の厚さ勾配は線状の厚さ勾配であ
り、最も厚い層対の厚さが最も薄い層対の厚さより数パーセント厚い。例えば、
1.055:1の層の厚さ勾配は、(一方の主表面に隣接している)最も厚い層
対が(前記のフィルムの反対側の表面に隣接している)最も薄い層対より5.5
%厚いことを意味する。別の実施態様において、層の厚さは、前記のフィルムの
一方の主表面から他方の主表面まで減少し、次いで増加し、再び次いで減少する
ことができる。これはより鮮明なバンド端を提供し、このため、本発明の場合に
は「透明」から「有色」までより鋭いまたはより急な移行を提供すると考えられ
る。 鮮明にされたバンド端を実現するための好ましい方法は、代理人整理番号535
45USA7Aで同日に出願された、「Optical Film with
Sharpened Bandedge」と題された米国特許第09/006,
085号により完全に記載されている。
本発明のフィルム誘電カラーシフトフィルムに用いられてもよい。このような材
料には、SiO2、TiO2、ZrO2、またはITOなどの無機材料、または液 晶などの有機材料、及びモノマー、コポリマー、グラフト化ポリマーなどのポリ
マー材料、及びそれらの混合物またはブレンドなどがある。所定の用途のための
材料の正確な選択は、特定の軸線に沿っていろいろな光学層の間の屈折率におい
て得られる所望の整合及び不整合、並びに得られた製品の所望の物理的性質によ
って決められる。
、または結晶性ポリマー材料であってもよい。前記のフィルムは、異なった屈折
率を有する少なくとも2つの区別できるポリマーからなる。前記の数は制限され
ないが、3つ以上の材料を、高次高調波を除かない場合にはスペクトルの可視領
域の光を反射し、有色の外観を有するフィルムを提供する、高次高調波を除くの
が望ましい用途で有利に用いることができる。簡単にするために、2つだけの材
料から作製される光学積層体を更に考慮するフィルムが記載されよう。
学フィルムを作製するのに有用であることが教示されている。例えば、シュレン
クらに付与された米国特許第4,937,134号、5,103,337号、5
,1225,448,404号、5,540,978号、及び5,568,31
6号、フィートレイ及びシュレンクに付与された5,122,905号、5,1
22,906号、5,126,880号に記載されている。特に興味深いのは、
シュレンクらに付与された5,486,949号及び5,612,820号、ジ
ョンザらに付与された米国特許出願第08/402,041号、代理人整理番号
53550USA6Aで同日に出願された、「Modified Copoly
esters and Improved Multilayer Refle
ctive Films」と題された米国特許第09/006,601号に記載
されているような複屈折性ポリマーである。フィルムを作製する好ましい材料に
関して、この発明の多層光学フィルムを作製するために満たすべきいろいろな条
件がある。第一に、これらのフィルムは少なくとも2つの区別できるポリマーか
らなるべきであり、その数は制限されないが、3つ以上のポリマーを個々のフィ
ルム中で有利に用いることができる。第二に、「第1のポリマー」と称される前
記の2つの必要とされるポリマーの少なくとも1つが、大きな絶対値を有する応
力光学係数を有するべきである。換言すれば、それは、伸張されるときに大きな
複屈折を生じることができなくてはならない。用途に応じて、複屈折を、フィル
ムの平面内の2つの直交した方向の間、平面内の1つ以上の方向とフィルム平面
に垂直な方向との間、またはこれらの組合せで生じさせてもよい。第三に、第1
のポリマーは、所望の光学的性質を完成フィルムに付与するために、伸張した後
に複屈折を維持することができるべきである。第四に、「第2のポリマー」と称
される他の必要とされるポリマーは、完成フィルムにおいて、その屈折率が、少
なくとも1つの方向において、同じ方向の第1のポリマーの屈折率とは著しく違
うように選択されるべきである。ポリマー材料が一般に分散性であり、すなわち
、屈折率が波長によって変化するため、これらの条件は考察対象の特定のスペク
トルのバンド幅を用いて考えられなくてはならない。
ては、フィルム平面の1つの方向の第1及び第2のポリマーの屈折率の差が完成
フィルムにおいて著しく異なるのが有利であり、他方、フィルム平面の直交した
屈折率の差は最小にされる。第1のポリマーが等方性であるときに大きな屈折率
を有し、正の複屈折性を有する(すなわち、その屈折率が伸張方向に増加する)
場合、第2のポリマーは、加工後に、伸張方向に直交した平面の方向の整合屈折
率を有し、及び伸張方向のできるだけ小さい屈折率を有するように選択される。
逆に、第1のポリマーが等方性であるときに小さい屈折率を有し、負の複屈折性
を有する場合、第2のポリマーは、加工後に、伸張方向に直交した平面の方向の
整合屈折率を有し、及び伸張方向のできるだけ大きな屈折率を有するように選択
される。
する第1のポリマー、または負の複屈折性を有し、等方性であるときに中間また
は高屈折率を有する第1のポリマーを選択することが可能である。これらの場合
、第2のポリマーは、加工後に、その屈折率が伸張方向または、伸張に直交した
平面の方向のどちらかの第1のポリマーの屈折率に整合するように選択されても
よい。更に、第2のポリマーは、残りの平面の方向の屈折率の差が最大になるよ
うに選択されるが、これが、その方向の非常に低い屈折率によって最も良好に達
成されるかまたは非常に高い屈折率によって最も良好に達成されるかということ
には無関係である。
わせを達成する1つの手段は、伸張されるときに著しい複屈折性を生じる第1の
ポリマーと、伸張されるときに複屈折性をほとんどまたは全く生じない第2のポ
リマーとを選択すること、及び得られたフィルムを1つの平面方向だけに伸張す
ることである。あるいは、第2のポリマーは第1のポリマーの複屈折性と反対方
向に複屈折性を生じる(負−正、または正−負)ポリマーの中から選択されても
よい。更に別の方法は、伸張されるとき複屈折性を生じることができる第1及び
第2のポリマーの両方を選択するが、温度、伸張率、伸張後の弛緩等の加工条件
を選択して、2つの直交した平面の方向に伸張し、第1のポリマーについては前
記の2つの伸張方向の延伸の等しくないレベルを生じさせ、第2のポリマーにつ
いては平面内の1つの屈折率が第1のポリマーの平面内の1つの屈折率にだいた
い整合し、平面内の直交した屈折率が第1のポリマーの平面内の直交した屈折率
に著しく不整合であるような延伸のレベルを生じさせることである。例えば、第
1のポリマーが、完成フィルムにおいて二軸延伸特性を有し、他方、第2のポリ
マーが完成フィルムにおいて主に一軸延伸特性を有するように条件が選択されて
もよい。
合せを使用して、平面内の1つの方向の屈折率の不整合及び直交した平面の方向
の相対的な屈折率の整合する偏光フィルムの目標を達成してもよい。
くつかの偏光特性も有することを意図しない場合にも、屈折率の基準はフィルム
平面の何れの方向にも等しく当てはまるので、平面内の直交した方向の何れかの
所与の層の屈折率が等しいかまたはほとんど等しいのが代表的である。しかしな
がら、第1のポリマーのフィルム平面の屈折率が第2のポリマーのフィルム平面
の屈折率とできるだけ大きく異なるのが有利である。この理由のために、第1の
ポリマーが等方性であるときに高屈折率を有する場合、それはまた正の複屈折性
であることが有利である。同じく、第1のポリマーが等方性であるときに低屈折
率を有する場合、負の複屈折性であることが有利である。第2のポリマーは有利
には、伸張されるときに複屈折性をほとんどまたは全く生じず、あるいは、その
フィルム平面の屈折率が完成フィルム中の第1のポリマーのフィルム平面の屈折
率とできるだけ異なるように、反対方向に複屈折を生じる(正−負、または負−
正)。これらの基準は、鏡フィルムが偏光特性もある程度有することを意図する
場合、適切に偏光フィルムについて上述の基準と組み合わせられてもよい。
て、上述した同じ基準が適用される。前記の知覚色は、スペクトルの1つ以上の
特定バンド幅にわたる反射または偏光の結果である。本発明の多層フィルムが有
効であるバンド幅は、主に、光学積層体中で使用された層の厚さの分布によって
決定されるが、第1及び第2のポリマーの屈折率の波長依存、または分散も考慮
されなければならない。同じ規則が可視色についてと同様に赤外線及び紫外線の
波長に適用されることは理解されよう。
2のポリマーのいずれも当該フィルムについて考察対象のバンド幅内に何れの吸
光バンドも有しないことが有利である。従って、前記のバンド幅内のすべての入
射光が反射されるかまたは透過される。しかしながら、若干の用途については、
第1及び第2のポリマーの一方または両方が、完全にまたは一部分、特定波長を
吸収することが有用である場合がある。
のための第1のポリマーとして選択される。それは大きな正の応力光学係数を有
し、伸張後に効率的に複屈折性を維持し、可視域内の吸光度をほとんどまたは全
く有しない。それはまた、等方性状態において大きな屈折率を有する。550n
mの波長の偏光した入射光の屈折率は、偏光面が伸張方向に平行であるとき約1
.64から約1.9までにも増加する。その複屈折を、その分子の配向性を増大
させることによって増大させることができ、そして次に、他の伸張条件を一定に
したままより大きい延伸比(stretch ratios)まで伸張すること
によって増大させてもよい。
ーとして好適である。ポリブチレン2,6−ナフタレート(PBN)が例である
。これらのポリマーは、そのコモノマーの使用が伸張後に応力光学係数または複
屈折性の保持率を減じない限り、ホモポリマーまたはコポリマーであってもよい
。本明細書中の用語「PEN」は、これらの制限を満たすPENのコポリマーを
含むと理解されよう。実施に当たり、これらの制限は、コモノマーの含有量に上
限を課すが、その正確な値は使用されるコモノマーの選択によって変化する。し
かしながら、コモノマーの混合が他の特性の改善をもたらす場合には、これらの
特性のいずれかの妥協を認めてもよい。このような特性には、改善された中間層
の付着性、(より低い押出し温度をもたらす)より低い融点、フィルム中の他の
ポリマーに対するより良好なレオロジーの整合、及びガラス転移温度の変化によ
る伸張のためのプロセスウインドーの有利なシフトなどが挙げられるがこれらに
制限されない。
ジカルボン酸またはエステルの種類であってもよい。ジカルボン酸のコモノマー
には、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、すべての異性ナフタレンジカル
ボン酸(2,6−、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,
7−、1,8−、2,3−、2,4−、2,5−、2,7−、及び2,8−)、
4,4’−ビフェニルジカルボン酸及びその異性体、トランス−4,4’−スチ
ルベンジカルボン酸及びその異性体、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン
酸及びその異性体、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸及びその異性体
、4,4’−ベンゾフェノンジカルボン酸及びその異性体などの重安息香酸、2
−クロロテレフタル酸及び2,5−ジクロロテレフタル酸などのハロゲン化芳香
族ジカルボン酸、第三ブチルイソフタル酸及びナトリウムスルホン化イソフタル
酸などの他の置換芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸及
びその異性体及び2,6−デカヒドロナフタレンジカルボン酸及びその異性体な
どのシクロアルカンジカルボン酸、ビ−または多環状ジカルボン酸(いろいろな
異性ノルボルナン及びノルボルネンジカルボン酸、アダマンタンジカルボン酸及
びビシクロ−オクタンジカルボン酸など)、アルカンジカルボン酸(セバシン酸
、アジピン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アゼライン酸、及
びドデカンジカルボン酸)、縮合環芳香族炭化水素(インデン、アントラセン、
フェネアントレン、ベンゾナフテン、フルオレンなど)の異性ジカルボン酸の何
れかなどが挙げられるがこれらに制限されない。あるいは、ジメチルテレフタレ
ートなど、これらのモノマーのアルキルエステルを用いてもよい。
グリコール(エチレングリコール、トリメチレングリコールなどのプロパンジオ
ール、テトラメチレングリコールなどのブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ルなどのペンタンジオール、ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,
3−ペンタンジオール及びより高次のジオールなど)、エーテルグリコール(ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、及びポリエチレングリコール)
、 3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチ
ルプロパノエートなどの鎖−エステルジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール及びその異性体及び1,4− シクロヘキサンジオール及びその異性体な
どのシクロアルカングリコール、ビ−または多環状ジオール(いろいろな異性の
トリシクロデカンジメタノール、ノルボルナンジメタノール、ノルボルネンジメ
タノール、及びビシクロ−オクタンジメタノールなど)、芳香族グリコール(1
,4−ベンゼンジメタノール及びその異性体、1,4−ベンゼンジオール及びそ
の異性体、ビスフェノールAなどのビスフェノール、2,2’−ジヒドロキシビ
フェニル及びその異性体、4,4’−ジヒドロキシメチルビフェニル及びその異
性体、及び1,3ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン及びその異性体)
、及びジメチルまたはジエチルジオールなどのこれらのジオールのより低級のア
ルキルエーテルまたはジエーテルなどがあるがこれらに制限されない。
コモノマーもまた用いることができる。それらは、カルボン酸、エステル、ヒド
ロキシまたはエーテルの種類の何れであってもよい。例には、トリメリト酸及び
そのエステル、トリメチロールプロパン、及びペンタエリトリトールなどがある
がこれらに制限されない。
タレンカルボン酸及びそれらの異性体などのヒドロキシカルボン酸、5−ヒドロ
キシイソフタル酸などの異なる官能価からなる三または多官能性コモノマーなど
、異なる官能価からなるモノマーも好適である。
伸張後に効率的に複屈折性を維持し、可視域内の吸光度をほとんどまたは全く有
さない別の材料である。従って、それ及び上述のコモノマーを使用するその高P
ET含有量のコポリマーもまた、本発明の若干の用途で第1のポリマーとして用
いられてもよい。
リマーとして選ばれるとき、第2のポリマーの選択のためにとられてもよいいい
ろいろな方法がある。いくつかの用途のための1つの好ましい方法は、伸張され
るときに複屈折性が著しくより少ないか全く生じないように配合されたナフタレ
ンジカルボン酸のコポリエステル(coPEN)を選択することである。これは
、coPENの結晶性が除かれるかまたは非常に低減されるようにコモノマーを
選択し、前記のコポリマーの濃度を選択することによって、達成され得る。代表
的な配合は、ジカルボン酸またはエステル成分として約20モルパーセント〜約
80モルパーセントのジメチルナフタレート、約20モルパーセント〜約80モ
ルパーセントのジメチルテレフタレートまたはジメチルイソフタレートを使用し
、エチレングリコールをジオール成分として使用する。もちろん、相当するジカ
ルボン酸を前記のエステルの代わりに用いてもよい。coPENの第2のポリマ
ーの配合において使用することができるコモノマーの数は制限されない。coP
ENの第2のポリマーの好適なコモノマーは、酸、エステル、ヒドロキシ、エー
テル、三または多官能性、及び異なった官能価のタイプを含めて、好適なPEN
コモノマーとして上述のコモノマーのすべてを含むがこれらに制限されない。
用である。使用されるモノマーの屈折率の容量平均が、好適な規準であることが
わかった。従来技術に周知の同様な技術を用いて、coPENの第2のポリマー
のガラス転移温度を使用されるモノマーのホモポリマーのガラス転移から推定す
ることができる。
ENの等方性の屈折率に似た屈折率を有するポリカーボネートもまた第2のポリ
マーとして有用である。ポリエステル、コポリエステル、ポリカーボネート、及
びコポリカーボネートもまた、押出機に一緒に供給され、新しい好適なコポリマ
ーの第2のポリマーにエステル交換されてもよい。
とされない。ビニルナフタレン、スチレン、エチレン、無水マレイン酸、アクリ
レート、アセテート、及びメタクリレートなどのモノマーから作製されたビニル
ポリマー及びコポリマーを使用してもよい。ポリエステル及びポリカーボネート
以外の縮合ポリマーもまた用いてもよい。例には、ポリスルホン、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリアミック酸、及びポリイミドなどがある。ナフタレン基及び
塩素、臭素及びヨウ素などのハロゲンが、第2のポリマーの屈折率を所望のレベ
ルまで増加させるのに有用である。アクリレート基及びフッ素は、これが望まし
いとき、屈折率を減少させるのに特に有用である。
ではなく、第1のポリマーに対してなされた選択、伸張するときに使用された加
工条件にも依存していることは前述の考察から理解されよう。好適な第2のポリ
マー材料には、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びその異性体(2,6−
、1,4−、1,5−、2,7−、及び2,3−PEN)、ポリアルキレンテレ
フタレート(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、及び
ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレン テレフタレートなど)、他のポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリアリーレート、ポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン11、ナイロン12、ナイロン4/6、ナイロン6/7、ナイロン6/9、
ナイロン6/10、ナイロン6/12とナイロン6/Tなど)、ポリイミド(熱
可塑性ポリイミド及びポリアクリルイミドなど)、ポリアミド−イミド、ポリエ
ーテル−アミド、ポリエーテルイミド、ポリアリールエーテル(ポリフェニレン
エーテル及び前記の環置換ポリフェニレンオキシドなど)、ポリエーテルエーテ
ルケトン(「PEEK」)などのポリアリールエーテルケトン、脂肪族ポリケト
ン(エチレン及び/またはプロピレンと二酸化炭素とのコポリマー及びターポリ
マーなど)、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン(ポリエーテルスルホン
及びポリアリールスルホンなど)、アタクチックポリスチレン、シンジオタクチ
ックポリスチレン(「sPS」)及びその誘導体(シンジオタクチックポリ−ア
ルファ−メチルスチレン及びシンジオタクチックポリジクロロスチレンなど)、
これらのポリスチレンの何れかのブレンド(互いに、またはポリフェニレンオキ
シドなどの他のポリマーとの)、これらのポリスチレンの何れかのコポリマー(
スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、及
びアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンターポリマー)、ポリアクリレート
(ポリメチルアクリレート、ポリエチルアクリレート、及びポリブチルアクリレ
ートなど)、 ポリメタクリレート(ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、
ポリプロピルメタクリレート、及びポリイソブチルメタクリレートなど)、セル
ロース誘導体(エチルセルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、
酢酸酪酸セルロース(cellulose acetate butyrate
)、及び硝酸セルロースなど)、ポリアルキレンポリマー(ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブチレン、ポリイソブチレン、及びポリ(4−メチル)ペンテ
ンなど)、フッ素化ポリマー及びコポリマー(ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルフルオリド、フッ
素化エチレンプロピレンコポリマー、ペルフルオロアルコキシ樹脂、ポリクロロ
トリフルオロエチレン、ポリエチレン−co−トリフルオロエチレン、ポリエチ
レン−co−クロロトリフルオロエチレン)、塩素化ポリマー(ポリ塩化ビニリ
デン及びポリ塩化ビニルなど)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート
、ポリエーテル(ポリオキシメチレン及びポリエチレンオキシドなど)、イオノ
マー樹脂、エラストマー(ポリブタジエン、ポリイソプレン、及びネオプレンな
ど)、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、及びポリウレタンなどがある。
記のリストから配合されてもよいナフタレン基を含有しない何れかの他のコポリ
エステルなどのコポリマーもまた好適である。若干の用途において、特に、PE
Tが第1のポリマーとして役立つとき、PET及び上記のリストによるコモノマ
ーを主成分とするコポリエステルが特に好適である。更に、第1または第2のポ
リマーのどちらかが、上述のポリマーまたはコポリマーの2つ以上の混和性また
は非混和性のブレンド(sPS及びアタクチックポリスチレンのブレンド、また
はPEN及びsPSのブレンドなど)からなってもよい。記載されたcoPEN
s及びcoPETsを直接に合成してもよく、またはペレットのブレンドとして
配合されてもよく、そこにおいて、少なくとも1つの成分がナフタレンジカルボ
ン酸またはテレフタル酸を主成分とするポリマーであり、他の成分はポリカーボ
ネートまたは、PET、PEN、coPET、またはco−PENなどの他のポ
リエステルである。
チックポリスチレンなどのシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーである。本
発明に有用なシンジオタクチックビニル芳香族ポリマーには、ポリ(スチレン)
、ポリ(アルキルスチレン)、ポリ(アリールスチレン)、ポリ(スチレンハリ
ド)、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニルエステルベンゾエート)、ポ
リ(ビニルナフタレン)、ポリ(ビニルスチレン)、及びポリ(アセナフタレン
)、並びにこれらの構造単位を含有する水素添加ポリマー及び混合物またはコポ
リマーなどがある。ポリ(アルキルスチレン)の例には、ポリ(メチルスチレン
)、ポリ(エチルスチレン)、ポリ(プロピルスチレン)、及びポリ(ブチルス
チレン)の異性体などがある。ポリ(アリールスチレン)の例には、ポリ(フェ
ニルスチレン)の異性体などがある。ポリ(スチレンハリド)については、例に
は、ポリ(クロロスチレン)、ポリ(ブロモスチレン)、及びポリ(フルオロス
チレン)の異性体などがある。ポリ(アルコキシスチレン)の例には、ポリ(メ
トキシスチレン)及びポリ(エトキシスチレン)の異性体などがある。これらの
うち、特に好ましいスチレン基ポリマーは、ポリスチレン、ポリ(p−メチルス
チレン)、ポリ(m−メチルスチレン)、ポリ(p−第三ブチルスチレン)、ポ
リ(p−クロロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ(p−フルオロ
スチレン)、及びスチレン及びp−メチルスチレンのコポリマーである。
作製してもよい。シンジオタクチックビニル芳香族ポリマーの群を規定するのに
上に記載したホモポリマーのためのモノマーの他に、好適なコモノマーには、オ
レフィンモノマー(エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、オク
テンまたはデセンなど)、ジエンモノマー(ブタジエン及びイソプレンなど)、
及び極性ビニルモノマー(環状ジエンモノマー、メチルメタクリレート、無水マ
レイン酸、またはアクリロニトリルなど)などがある。
、ランダムコポリマー、または交互コポリマーであってもよい。
ポリマーは概して、炭素13核磁気共鳴によって確認すると、75%以上のシン
ジオタクチック性を有する。好ましくは、シンジオタクチック度は、85%より
多いラセミダイアド(racemic diad)、または30%より多い、ま
たは、より好ましくは、50%より多いラセミペンタド(racemic pe
ntad)である。
子量に関しての特定の制限はないが、好ましくは、重量平均分子量は10,00
0より多く1,000,000より小さく、より好ましくは、50,000より
多く800,000より小さい。
タクチック構造を有するビニル芳香族基ポリマーと、アイソタクチック構造を有
するビニル芳香族基ポリマーと、前記のビニル芳香族ポリマーと混和性である何
れかの他のポリマーとのポリマーブレンドの形で用いられてもよい。例えば、ポ
リフェニレンエーテルは、前に記載されたビニル芳香族基ポリマーの多くと良好
な混和性を示す。
ーの特に好ましい組合せには、PEN/coPEN、PET/coPET、PE
N/sPS、PET/sPS、PEN/Eastar登録商標、及びPET/E
astar登録商標などがあるが、「coPEN」は(上述のような)ナフタレ
ンジカルボン酸を主成分とするコポリマーまたはブレンドを指し、Eastar
登録商標はイーストマンケミカルカンパニー製のポリエステルまたはコポリエス
テル(シクロヘキサンジメチレンジオール単位及びテレフタレート単位を含むと
考えられる)である。偏光フィルムが二軸延伸プロセスのプロセス条件を操作す
ることによって作製されるとき、光学層のためのポリマーの特に好ましい組合せ
には、PEN/coPEN、PEN/PET、PEN/PBT、PEN/PET
G及びPEN/PETcoPBTなどがあるが、「PBT」はポリブチレンテレ
フタレートを指し、「PETG」は第2グリコール(通常、シクロヘキサンジメ
タノール)を使用するPETのコポリマーを指し、「PETcoPBT」はテレ
フタル酸またはそのエステルとエチレングリコール及び1,4−ブタンジオール
の混合物とのコポリエステルを指す。
には、PEN/PMMA、PET/PMMA、PEN/「Ecdel」、PET
/「Ecdel」、PEN/sPS、PET/sPS、PEN/coPET、P
EN/PETG、及びPEN/ミネソタ州、セントポールのミネソタマイニング
アンドマニュファクチュアリングカンパニー(3M)製の商品名「THV」のフ
ルオロポリマーなどがあるが、「PMMA」はポリメチルメタクリレートを指し
、「coPET」は(上述のように)テレフタル酸を主成分とするコポリマーま
たはブレンドを指し、「PETG」は、第2グリコール(通常シクロヘキサンジ
メタノール)を使用するPETのコポリマーを指す。
のポリマーの屈折率の整合が好ましいが、それは入射光の角度に対して一定の反
射率を提供する(すなわち、ブルースター角がない)からである。例えば、特定
の波長において、平面内の屈折率は二軸延伸PENについては1.76になるこ
とがあり、他方、フィルム平面に垂直な屈折率は1.49に下がることがある。
PMMAが多層構造体中で第2のポリマーとして用いられるとき、同じ波長のそ
の屈折率は、全ての3つの方向で、1.495である場合がある。別の例は、P
ET/「Ecdel」系であり、その系では、前記の類似した屈折率がPETに
ついて1.66及び1.51である場合があり、他方「Ecdel」の等方性の
屈折率は1.52である場合がある。重要な特性は、一方の材料の平面に垂直な
屈折率がそれ自身の平面内の屈折率よりも他方の材料の平面内の屈折率により近
くなければならないということである。
からなることが、時に好ましいことがある。第3またはそれ以降のポリマーを、
光学積層体中の第1のポリマーと第2のポリマーとの間の付着促進層として、光
学的な目的のために積層体中の付加的な成分として、光学積層体間の保護境界層
として、表皮層として、機能性被膜として、または他の何れかの目的のために有
益に使用することができる。それ故、第3またはそれ以降のポリマーの組成は、
あるとすれば、制限されない。好ましい多成分フィルムには、代理人整理番号5
3543USA1Aで同日に出願された、「Multicomponent O
ptical Body」と題された米国特許第09/006,118号に記載
された多成分フィルムなどがある。
の目的のために最も重要であるのは、フィルム積層体の各層の屈折率である。特
に、反射率は、x、y、及びz方向の各材料の屈折率の間の関係(nx、ny、n z )に依存する。3つの屈折率の間の異なった関係は、材料の3つの一般的なカ テゴリー:等方性、一軸複屈折性、及び二軸複屈折性、につながる。後者の2つ
は本発明の光学性能に重要である。
はnx及びny)が等しく、第3の屈折率(一般にz軸に沿って、またはnz)と 異なっている。x及びy軸は、それらが多層フィルム中の所定の層の平面を表す
という点で、平面内の軸として定義され、各屈折率nx及びnyが平面内の屈折率
と称される。
に沿って伸張)することである。多層フィルムの二軸延伸は、両方の軸に平行し
ている平面に対して隣接した層の屈折率の間の差を生じ、両方の偏光面の光の反
射をもたらす。一軸複屈折性の材料は正または負のどちらかの一軸複屈折性を有
することができる。正の一軸複屈折性は、z方向の屈折率(nz)が平面内の屈 折率(nx及びny)より大きいときに生じる。負の一軸複屈折性は、z方向の屈
折率(nz)が平面内の屈折率(nx及びny)より小さいときに生じる。n1 zが n2x=n2y=n2zと合うように選ばれると共に前記の多層フィルムが二軸延伸さ
れるとき、p−偏光のブルースター角がなく、従ってすべての入射角について一
定の反射率があることを示すことができる。換言すれば、2つの相互に垂直な平
面内の軸において延伸されている適切に設計された多層フィルムは、非常に高パ
ーセンテージの入射光を反射し、非常に効率的な鏡である。近赤外光を反射する
ために上述したように層を選択すると共に、入射の視射角においても反射バンド
がスペクトルの可視領域にシフトしないように反射バンド端を赤外領域内に配置
することによって、高入射角でも、スペクトルの可視領域において透明である赤
外線鏡を作製することができる。あるいは、ある色が許容範囲内であるかまたは
望ましい場合、入射の視射角においても反射バンドが可視スペクトルの有色部分
を過ぎてシフトしないように反射バンド端が配置されてもく、それによって垂直
な入射角の可視色と同じ視射角の可視色を維持する。この同じ効果は、2つの一
軸延伸フィルム(以下に説明)をそれらのそれぞれの延伸軸を互いに90°にし
て配置することによって達せられてもよい。
屈折性の材料は本発明のフィルムに重要である。二軸複屈折性の系を、図2のx
の方向に沿ってなど、多層ポリマーフィルムを一軸延伸する(1つの軸に沿って
伸張する)ことによって作製することができる。二軸複屈折性の多層フィルムは
、すべての入射角について、1つの軸に平行なその偏光面を有する光の高反射率
を提供し、同時に、すべての入射角の他の軸に平行なその偏光面を有する光の低
反射率(高透過率)を有するように設計されてもよい。結果として、二軸複屈折
性の系は、偏光子の作用をし、1つの偏光の光を反射し、他の偏光の光を透過す
る。言い方を変えれば、偏光フィルムは任意の極性の入射光(任意の角度の平面
で振動する光)を受容し、1つの極性の(1つの平面で振動している)入射光線
に前記のフィルムを通過させ、他方、他の極性(第1の平面に垂直な平面で振動
する)の入射光線を反射するフィルムである。3つの屈折率nx、ny、及びnz を制御することによって、所望の偏光効果を得ることができる。前記の層が近赤
外の光を反射するように適切に設計され、入射の視射角においても反射バンドが
スペクトルの可視領域にシフトしないように反射バンドが赤外領域内に配置され
るならば、高い入射角でもスペクトルの可視領域で透明である赤外偏光子を作製
することができる。あるいは、ある色が許容範囲内であるかまたは望ましい場合
、入射の視射角においても反射バンドが可視スペクトルの有色部分を過ぎてシフ
トしないように反射バンド端が配置されてもく、それによって垂直な入射角の可
視色と同じ視射角の可視色を維持する。二軸複屈折性フィルムの2つの交差した
シートは非常に効率的な鏡を生じ、前記のフィルムは単一の一軸複屈折性フィル
ムと同様に機能する。
ptical Film and Process for Manufact
ure Thereof」と題された、代理人整理番号53546USA5Aで
同日に出願された、米国特許第09/006,455号に記載されている。この
方法において、永久的な複屈折性を有することができる2つのポリマーが連続的
に延伸され、第1の延伸(draw)において、前記の条件は、前記の材料の一
方においてほとんど複屈折性を生じず、他方において相当な複屈折性を生じるよ
うに選択される。第2の延伸(draw)において、第2の材料は、第1の材料
の最終的な屈折率をその方向で整合させるのに十分なかなりの複屈折性を生じる
。しばしば第1の材料は、第2の延伸の後に平面内の二軸特性を有する。二軸延
伸によって良好な偏光子を作り出す系の例は、PEN/PETである。このよう
な場合、屈折率を広範囲の値にわたり調節することができる。以下の値の組は前
記の根本特質を表す。PENについては、n1x=1.68、n1y=1.82、n 1z =1.49、PETについては、n1x=1.67、n1y=1.56、及びn1
z=1.56であり、すべて632.8nmである。PEN及びPETのコポリ
マーもまた用いてもよい。例えば、約10重量%のPENのサブユニット及び9
0重量%のサブユニットを含むコポリマーが前記の構造体中のPETホモポリマ
ーと置き換わってもよい。同様な加工下のコポリマーの屈折率は、632.8n
mにおいて、およそn1x=1.67、n1y=1.62、n1z=1.52である。
x方向の屈折率の十分な整合、y方向の(強い反射の)大きな差、及びz方向の
小さな差がある。この小さなzの屈折率の差は、浅い観察角度で不要なカラーリ
ークを最小にする。二軸延伸によって形成されたフィルムは、すべての平面の方
向で強く、他方、一軸延伸された偏光子は割れる傾向がある。用途に応じて、ど
ちらかの方法が長所を有する。
ために、本発明の赤外線反射多層フィルムを、それが使用角度よりも小さい角度
で赤い光を反射しない波長の赤外領域内に配置されるように設計してもよい。前
記の反射バンドが十分に赤外線中に配置されない場合、フィルムは使用角度より
大きい角度で赤を反射する。シアンは定義によって白色光から赤色光を減じたも
のであるので、前記のフィルムは、透過させるとシアンにみえる。反射される赤
色光の量、従ってフィルムがシアンにみえる度合は、観察角度及び反射されたバ
ンド幅に依存する。図1に示すように、観察角度アルファは、光受容体(一般に
人間の目)と、フィルムの平面に垂直な観察軸との間で測定される。観察角度が
およそゼロ度であるとき、何れの色の可視光も多層フィルムによって極めて少し
しか反射されず、前記のフィルムは拡散白色バックグラウンドに対して透明にみ
える(または黒いバックグラウンドに対して黒色にみえる)。観察角度が予め決
められたシフト角度を超え、短波長バンド端が赤外線中に適切に配置されなかっ
たとき、赤色光の相当な部分が多層フィルムによって反射され、前記のフィルム
は、拡散白色バックグラウンドに対してシアンにみえる(または黒いバックグラ
ウンドに対して赤色にみえる)。観察角度が90度に向かって増大するとき、よ
り多くの赤い光が多層フィルムによって反射され、シアンは更に濃くみえる。い
くつかの用途については、スペクトルの赤色領域へのシフトが受け入れられるこ
とがあり、例えば、前記のフィルムが、例えば吸収染料を混合したために垂直な
角度ですでにシアンに見える場合、短波長バンド端は、それが染料の吸収バンド
端から外に移動して角度による知覚色の変化を起こさない限り、可視領域から外
に赤色領域へシフトすることがある。
層体中の材料の平面内の屈折率間の関係に依存する。 等式3:バンド幅=(4λ/π)sin-1[(1−(n2/n1))/(1+(n 2 /n1))]
nmの極小透過のために選択された、同じ光学厚さのPET(n1=1.66) 及びEcdel(n2=1.52)の交互層を有する多層フィルムの場合、透過 極小の幅またはバンド幅は約42nmである。同じ条件下のPEN(n1=1. 75)及びPMMA(n2=1.49)の交互層を有する多層フィルムの場合、 バンド幅は77nmである。高次高調波が知覚可能な色を生じさせることなく太
陽スペクトルのできる限り多くを反射するために、本発明のフィルムの反射バン
ドは約850nm〜約1200nmに及ぶように設計されるのがよい。所与の1
対の材料のバンド幅を等式3により概算することができ、層厚の比によって増す
。反射バンドの中心は、等式1または2から計算され、より低いバンド端の所望
の位置からおよそ半値幅の位置に配置されている。
4に示された、単一層のための基本波長同調式から得ることができる。 等式4:λ/4=ΣndCosθ 式中、 λ=設計波長(バンド端は実際にはλより下に広がる) θ=その層の垂直から測定された入射角 n=所与の方向及び層を通過する光の偏光について材料層の屈折率 d=層の実際厚さ。
けが減少する。しかしながら、複屈折性フィルムにおいて、θが増大するときn
及び(Cosθ)の両方がp偏光に対して減少する。ユニットセルがPENなど
の負の複屈折性の材料の1つ以上の層を含むとき、p偏光は、屈折率の平面内の
値だけでなくzの低い屈折率の値を検知し、負の複屈折性の層の有効な屈折率の
低減をもたらす。したがって、ユニットセル中に負の複屈折性の層が存在するこ
とによって生じた有効な低z屈折率は、等方性の薄い積層体に存在しているブル
ーシフトの他に二次ブルーシフトを生じる。前記の複合的な効果により、もっぱ
ら等方性の材料からなるフィルム積層体と比較してスペクトルのより大きなブル
ーシフトが得られる。実際のブルーシフトは、ユニットセル中のすべての材料層
について入射角によるλの厚さ重み付き平均の変化(thickness we
ighted average change)によって決定される。従って、
前記のブルーシフトを、ユニットセル中の等方性の層に複屈折性の層の相対的な
厚さを調節することによって、増大または減少させることができる。これは、製
品設計において先ず考慮されなくてはならないf−比の変化を生じさせる。負の
一軸複屈折性の材料を積層体のすべての層中で用いることによって、鏡の最大の
ブルーシフトが達せられる。一軸に正の複屈折性の材料だけを光学積層体中で用
いることによって、最小のブルーシフトが達せられる。偏光子については、二軸
複屈折性の材料を用いるが、複屈折性の薄フィルム偏光子の主軸の1つに沿う光
入射の単純なケースでは、その分析は一軸及び二軸のフィルムの両方について同
じである。偏光子の主軸間の方向について、前記の効果はなお観察可能であるが
、その分析はより複雑である。
ルムについては、PEN層の平面内/z軸屈折率の差は約1.75〜1.50で
ある。この屈折率の差は、PETを主成分とするフィルムについてはより小さい
(すなわち、約1.66〜1.50)。偏光子については、消光軸に沿って偏光
面を有する光入射に関して、z軸の屈折率と比較したPENの平面内の屈折率の
差がより大きく(約1.85〜1.50)、等方性の多層フィルム積層体におい
て観察されるよりも更により大きなp偏光のブルーシフトをもたらす。一軸に正
の複屈折性の材料が積層体中で用いられる場合、ブルーシフトは等方性の光学フ
ィルムと比較して減少する。
存を図3及び4に示す。それらのグラフにおいて、透過光のパーセントを縦軸に
沿ってプロットし、光の波長を水平軸に沿ってプロットする。透過した光のパー
センテージは単に1から反射光のパーセンテージを差し引いた値であるので(吸
収はごくわずかである)、光透過についてのデータはまた、光反射についてのデ
ータをも提供することに留意のこと。図3及び4に提供されたスペクトルは、コ
ンピュータを用いた光学モデリング装置により計られ、実際の性能は一般に、予
測された性能と相対的によく一致する。表面反射は、コンピュータでモデル化さ
れたスペクトル及び測定されたスペクトルの両方において透過の減少に寄与する
。実際の試料が試験される実施例において、コネチカット州、ノーウォークのパ
ーキンエルマーコーポレーション製の商品名ラムダ19の分光計を用いて、示さ
れた角度の光の光学透過を測定した。
:1である一軸複屈折性フィルムをモデル化した。ゼロ度の観察角度と60度の
観察角度のこの理想的なフィルムのスペクトルをそれぞれ、図3及び4でプロッ
トする。s及びp偏光の両方の低波長バンド端が約750nm〜約600nmま
で一緒にシフトし、透過はスペクトルの所望の範囲で最小にされ、目に、非常に
鋭いカラーシフトが得られる。実際、s及びp偏光の同時のシフトは本発明の望
ましい態様である。図3及び4において、s及びp偏光スペクトルの低波長バン
ド端がギャップをあけているかどうか確認することによって、この効果を観察す
ることができる。
ら作製された多層フィルムについて観察されたシフトを明らかにした。ジルコニ
アの屈折率はnx,y,z=1.93であり、シリカの屈折率はnx,y,z=1.45で
あり、前記のモデルは、最も厚い層対が最も薄い層対の1.12倍の厚さである
線状の層厚さ勾配を有した。ゼロ度観察角度において、2つのフィルムのスペク
トルは似ており(図5を図3と比較)、肉眼には、両方とも透明である。しかし
ながら、図6に示すように、60度の観察角度で観察されたp偏光の低波長バン
ド端は約100nmシフトし、他方、s偏光の低波長バンド端は約150nmシ
フトする。この構造は、前記のs及びp偏光が角度の変化によって同時にシフト
しないため、「透明」から「シアン」への急な変化を示さない。
らく、複屈折性フィルムを用いて達せられたシフトと無機等方性フィルムを用い
て達せられたシフトとの間であり、用いられた特定の材料の屈折率に依存する。
比が約0.25である材料を選択することであると考えられる。F比は、複屈折
性の層のF比を記載するために通常用いられ、等式5に示すように計算される。
等式5:F比=n1d1/(n1d1+n2d2) 式中、n及びdがそれぞれ屈折率及び層の実際厚さである。複屈折性の層のF比
が約0.75であるとき、s及びp偏光スペクトルのより低いバンド端の間に著
しい分離があり、F比が約0.5であるとき、著しく分離したままである。しか
しながら、0.25のF比において、s及びp偏光スペクトルのより低いバンド
端は、実質的に同時に存在し、急な色の移行を有するフィルムをもたらす。言い
方を変えれば、互いに約20nm以内にs及びp偏光スペクトルのより低いバン
ド端を有するのが最も望ましく、互いに約10nm以内にそれらを有することが
、所望の効果を得るためにより望ましい。図3−6のモデル化されたケースでは
、0.5のF比を用いた。
にする。誘電体反射体が、交互の高及び低屈折率の2つ以上の層を有する層群で
構成されている。それぞれの群は、反射バンドの波長を決定する半波長光学厚さ
を有する。一般に、半波長の多くのセットを用いて広範囲の波長にわたり反射力
を有する積層体を形成する。たいていの積層体の設計は、バンド端として周知の
より高い及びより低い波長で急な反射率の減少がある。半波長の位置より上の端
は高波長バンド端lBEhiであり、下の端は、低波長バンド端lBEloであ
る。これらを図8に示す。反射バンドの中心、端、及び幅は入射角によって変化
する。
。前記の特性行列は、1つの境界面における電界を次の境界面における電界に関
連づける。それは、各々の境界面及び各々の層の厚さについての項を有する。境
界面及び相の項の有効な屈折率を用いることによって、異方性及び等方性の材料
の両方を測定することができる。半波長の特性行列は、半波長の各々の層の行列
の積である。各々の層の特性行列は、等式6によって与えられる:
び反射など、他の有用な結果を特性行列から得ることができる。i番目の境界面
のフレネル係数は、等式7(a)及び7(b)によって示される:
よって示す:
前記の入射材料は、noの屈折率及びqoの角度を有する。
有効な屈折率のために解析的な式を用いた。前記の相変化はs及びp偏光につい
て異なっている。それぞれの偏光について、層i、bの二重横断線の相変化を等
式9(a)及び9(b)に示す:
モンプレス第6版、1980年、66ページにおいて、高反射率領域の波長端を
、異なった波長で積層体の特性行列のM11及びM22要素を測定して求めるこ
とができることを示した。等式10を満たす波長において、透過は、より多くの
半波長が積層体に加えられるにつれて、急速に減少する。
、前記の行列を乗ずることにより、等式11に示した解析的な式が得られる。
つより多い層を有する半波長について、前記の積層体の特性行列を、前記の成分
の層の行列を乗算して何れかの波長の全行列を作ることによって導くことができ
る。バンド端は、等式11を満たす波長によって規定される。これは、1次反射
バンドまたは高次反射であってもよい。それぞれのバンドについて、2つの解が
ある。高次反射が見いだされることがあるより短い波長に別の解がある。
は、代理人整理番号51932USA8Aで同日に出願された、「Proces
s for Making Multilayer Optical Film
s」と題された米国特許第09/006,288号により詳細に記載されている
。多層光学フィルムを作製するために、適切に異なった光学的性質を有するよう
に選択された材料100及び102がそれらの溶融温度及び/またはガラス転移
温度より高い温度に加熱され、層マルチプライアー106を用いてまたは用いず
に、多層フィードブロック104を供給される。層マルチプライアー106は多
層フローストリームを分け、次に、1つのストリームの方向を第2のストリーム
の上に変え、「積層」して押し出された層の数を増やす。不整マルチプライアー
は、積層体の全体に層厚の偏りを導入する押出し装置と共に用いるとき、多層フ
ィルムが光の可視スペクトルの所望の部分に対応する層対を有することができる
ように、及び所望の層の厚さ勾配を提供することができるように層の厚さの分布
を広げることができる。表皮層はまた、表皮層のための材料108をフィードブ
ロック110に提供することによって導入されてもよい。
製造に有用なフィードブロックは、例えば、米国特許第3,773,882号及
び3,884,606号、代理人整理番号51932USA8Aで同日に出願さ
れた、「Process for Making Multilayer Op
tical Films」と題された米国特許第09/006,288号に記載
されている。例として、押出し温度は約295度、供給速度は各々の材料につい
て約10〜150kg/時間であってもよい。フィルムがフィードブロック11
0を通過するとき、及びそれがダイ112を通過する前に、フィルムの上面及び
下面の上に表皮層111を流すことがたいていの場合、望ましい。これらの層1
11は、壁の近くに見いだされる大きい応力勾配を散逸するのに役立ち、光学層
のよりすべらかな押出しにつながる。各々の表皮層111の一般的な押出速度は
、2〜50kg/時間(全押出量の1〜40%)である。前記の表皮材料は、光
学の層の1つ、または第3のポリマーと同じであってもよい。
るキャスティングホイール116上で冷却される。固定ワイヤー114が押し出
し物をキャスティングホイール116に固定する。次に、前記のフィルムは、縦
方向延伸引っ張りロール118、テンターオーブン120、テンターオーブン1
20のヒートセット部分122を通過し、ロール124を巻き取る。より広範囲
の角度にわたり透明なフィルムを達成するために、よりゆっくりとキャスティン
グホイールを動かすことによってフィルムをより厚くすることだけが必要とされ
る。これは、低バンド端を可視スペクトルの端(700nm)からもっと遠くに
移動させる。このようにして、この発明のフィルムのカラーシフトを所望のカラ
ーシフトために調整してもよい。所望の光学及び機械特性に対して決められた比
で伸張することによってフィルムを延伸する。約3〜4から1までの延伸比が好
ましいが、最低2〜1の比、最高6〜1の比もまた、所与のフィルムに適切であ
ることがある。伸張温度は用いられた複屈折性ポリマーの種類に依存するが、そ
のガラス転移温度より2℃〜33℃(5F〜60F)高い温度が概して適切な範
囲である。前記のフィルムは一般に、テンターオーブン120の最後の2つの領
域でヒートセットされ、フィルムの最大結晶度を付与し、その収縮を低減させる
。テンターオーブン120内でフィルムを破損することなくできるだけ高いヒー
トセット温度を使用することにより、加熱エンボス工程の間の収縮を低減する。
テンターレールの幅の約1〜4%の低減もまた、フィルム収縮を低減させるのに
役立つ。フィルムがヒートセットされない場合、熱収縮特性が最大になるが、そ
れはいくつかの安全パッケージ用途で望ましいことがある。
、J.Polym.Sci.:第B部、30:1321(1992年)に記載さ
れているような、スピンコーティング、例えば、結晶性の有機化合物についてザ
ングら著、Appl.Phys.Letters、59:823(1991年)
に記載されているような真空蒸着などの技術を用いて作製されてもよく、後者の
技術は、結晶性の有機化合物及び無機材料の特定の組合せに特に有用である。
とによって行われてもよい。経済的な製造のために、伸張は標準長さ延伸機、す
なわち、縦方向延伸引張りロール118、テンターオーブン120、または両方
において連続したベース上で行われてもよい。標準ポリマーフィルムの製造の量
産経済性及びラインスピードを、市販の吸収偏光子に対応するコストより実質的
に低い製造コストをそれによって達成して実現することができる。
層の他に、本発明のフィルムの他の層及び特徴には、スリップ剤、低付着力バッ
クサイズ材料、導電性塗料、帯電防止、反射防止または防曇塗料またはフィルム
、障壁層、難燃剤、紫外線安定剤または保護層、耐摩擦材料、光学塗料、または
フィルムの機械集結度または強度を改善するための基材などが挙げられる。連続
していない層もまた、いたずら(tampering)防止のためにフィルム中
に混入されてもよい。
押出し助剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、成核剤、表面突起形成剤などの1つ以上
の無機または有機補助剤を標準的な量で添加することが望ましいことがある。
ンド幅を広げること、または2つの偏光子から鏡を形成することに有利である場
合がある。非晶質コポリエステルは積層材料として有用である。典型的な非晶質
コポリエステルには、オハイオ州、アクロンのグッドイヤータイヤアンドゴムカ
ンパニー製の商品名「VITEL ブランド3000」及び「 VITEL ブ
ランド3300」などがある。積層材料の選択は広く、前記のシート10への付
着力、光学透明度及び空気の排除は第一の決定的な特質である。
波長にシフトするということである。波長の可視域上の反射バンドの侵害が許容
範囲内であることを確実にするために、単一の層対の厚さは、それらの共振一次
波長が通常望ましいよりも高い波長に存在するように増加させられる。この増加
は等式11に従う。
ギャップが埋められない場合にはフィルムの効率の相当な損失がある場合がある
。更に、前記のギャップは概して波長シフトによってオフ角で埋められるのに対
して、窓のエネルギー効率の多くの工業規格テストは、垂直な入射の測定を含む
だけである。
を含む。前記のギャップフィラー成分は、垂直でない入射の知覚色の変化を最小
にするためにフィルムの反射バンドをより高い波長にシフトする必要があるので
、垂直な角度でフィルムによって反射されない赤外線の波長を吸収または反射す
るように作用する。フィルムに対するギャップフィラー成分の配置に応じて、反
射バンドが、好ましくは間隙を埋める成分の吸収または反射の波長領域と一致し
ているより低い波長にシフトするので、前記の成分は、垂直でない角度で作用し
ないことがある。好適なギャップフィラー成分には、赤外線吸収染料または顔料
、赤外線吸収ガラス、後セグメント、複数の等方性の層、またはそれらの組合せ
などがある。前記のギャップフィラー成分は、例えば、フィルム層と同時押出し
した後セグメントまたは複数の等方性の層として、またはフィルム層の1つ以上
に混入した染料または顔料として、フィルムの一部であってもよい。あるいは、
前記のギャップフィラー成分は、本発明の光学体の不連続な部分であってもよく
、すなわち、フィルムから独立していてもよく、それに取付けられ、例えば、積
層される。この実施態様の例は、染料または顔料を、フィルムに付着した単独の
層として含んでもよい。フィルムの一部としてフィルムから独立した前記のギャ
ップフィラー成分としての説明は、例として役立てるものにすぎない。本明細書
に開示した前記のギャップフィラー成分は、フィルムの一部であってもよく、ま
たは前記の成分それ自体及びそれが組み合わせられるフィルムの特性に応じてフ
ィルムから独立していてもよい。
陽エネルギーを吸収するよりも反射するのに効率的であるため、実際上、太陽に
最も近い表面に配置されるように組み合わせられる。換言すれば、できる限り、
太陽光線は先ずフィルムに当たり、次いで第二に前記のギャップフィラー成分に
当たるのが好ましい。多数の窓ガラスまたは二重の風防ガラスにおいて、フィル
ムの最も好ましい配置は、太陽に最も近い外側であり、次に好ましい配置は窓ガ
ラスまたはプライの間である。前記のフィルムは、内面に置かれてもよいが、こ
れは、光がフィルムに達する前にガラスにより太陽光が吸収されるのを可能にし
、フィルムから反射された光の一部が吸収されるのを可能にする。フィルムを太
陽から離して配置し、UVにそれほど感受性ではない成分に光のこの部分を吸収
させることが好ましいことがあるので、UV保護の立場から考慮されるとき、こ
の実施態様が好ましいことがある。
記載されているようなシアニン染料、並びに、例えば、米国特許第5,034,
303号に記載されているような架橋シアニン染料及び三核シアニン染料、例え
ば、米国特許第4,950,640号に記載されているようなメロシアニン、カ
ルボシアニン染料(例えば、3,3’−ジエチルオキサトリカルボシアニンヨー
ジド、1,1’,3,3,3’,3’−ヘキサメチルインドトリカルボシアニン
ペルクロレート、1,1’,3,3,3’,3’−ヘキサメチルインドトリカル
ボシアニンヨージド、3,3’−ジエチルチアトリカルボシアニンヨージド、3
,3’−ジエチルチアトリカルボシアニンペルクロレート、1,1’,3,3,
3’,3’−ヘキサメチル−4,4’,5,5’−ジベンゾ−2,2’−インド
トリカルボシアニンペルクロレート、すべて、ニューヨーク州、ロチェスターの
コダック製)、例えば、米国特許第4,788,128号に記載されているフタ
ロシアニン染料、ナフタリン染料、金属錯体染料、例えば、金属ジチオレート染
料(例えば、ニッケルジチオレート染料、及び例えば、ビス[4−ジメチルアミ
ノジチオベンジル]ニッケル、ビス[ジチオベンジル]ニッケル、ビス[1,2
ビス−(n−ブチルチオ)エテン−1,2−ジチオール]ニッケル、ビス[4,
4’−ジメトキシジチオベンジル]ニッケル、ビス[ジチオベンジル]白金、ビ
ス[ジチオアセチル]ニッケル)及び金属ジチオレン染料(例えば、米国特許第
5,036,040号に記載されているようなニッケルジチオレン)、例えば、
米国特許第4,948,777号に記載されているようなビス(カルコゲノピリ
ロ)ポリメチン染料、例えば、米国特許第4,950,639号に記載されてい
るようなビス(アミノアリール)ポリメチン染料、例えば、米国特許第5,01
9,480号に記載されているようなインデン架橋ポリメチン染料、及びテトラ
アリールポリメチン染料などのポリメチン染料、ジフェニルメタン染料、トリフ
ェニルメタン染料、キノン染料、アゾ染料、米国特許第4,912,083号に
記載されているような第一鉄の錯体染料、例えば、米国特許第4,942,14
1号に記載されているようなスクアリーリウム染料、例えば、米国特許第4,9
48,776号に記載されているようなカルコゲノピリロ−アリーリデン染料、
例えば、米国特許第4,948,778号に記載されているようなオキソインド
リジン染料、例えば、米国特許第4,952,552号に記載されているような
アントラキノン及びナフトキノン誘導染料、例えば、米国特許第5,196,3
93号に記載されているようなピロコリン染料、例えば、米国特許第5,035
,977号に記載されているようなオキソノール染料、例えば、米国特許第5,
019,549号に記載されているようなクロミリウムスクアレイン染料及びチ
オピリリウムスクアレイン染料などのスクアレイン(squaraine)染料
、及びチオクロミリウムスクアレイン染料、ポリイソチアナフテン染料、例えば
、米国特許第5,193,737号に記載されているようなインドアニリン及び
アゾメチン染料、インドアニリンメチド染料、テトラアリールアミニウムラジカ
ルカチオン染料及び金属化キノリンインドアニリン染料、スクアリーリウム染料
またはスクアレインはまた、例えば、米国特許第4,942,141号及び米国
特許5,019,549号にも記載されている。
クレイのゼネカコーポレーション製の商品名「プロジェットシリーズ」、例えば
、「プロジェット830NP」、「プロジェット860 NP」及び「プロジェ
ット900NP」などのフタロシアニン染料などがある。
ロダクツのTX76120、例えば、ビス[4−ジメチルアミノジチオベンジル
]ニッケルなどがある。
Dyes」と題されたジャーゲンファビアンの記事、Chem Rev、199
2年、1197−1226及びウィスコンシン州、ミルウォーキーのアルドリッ
チケミカルカンパニーインクのフロイド・J・グリーンによる「The Sig
ma Aldrich Handbook of Stains,Dyes a
nd Indicators」、ISBN 0−941633−22−5、19
91年に記載されている染料などがある。有用な近赤外吸収染料には、ニュージ
ャージー州、ニューアークのエポリンインク製の近赤外吸収染料などがあり、そ
の商品名は、Epolight III−57、 Epolight III−
117、 Epolight V−79、Epolight V−138、Ep
olight V−129、Epolight V−99、Epolight
V−130、Epolight V−149、Epolight IV−66、
Epolight IV−62A、及びEpolight III−189であ
る。
る。好適な顔料には、金属フタロシアニン、例えば、バナジルフタロシアニン、
クロロインジウムフタロシアニン、チタニルフタロシアニン、クロロアルミニウ
ムフタロシアニン、銅フタロシアニン、マグネシウムフタロシアニン等、ヒドロ
キシスクアレイン等のスクアレイン、並びにそれらの混合物など、米国特許第5
,215,838号に記載されているような顔料などがある。典型的な銅フタロ
シアニン顔料には、BASF製の商品名「6912」の市販の顔料などがある。
他の典型的な赤外線顔料には、商品名「ホイコドール」のホイバッハランゲルシ
ャイム製の市販品の金属酸化物顔料などがある。
の短波長バンド端の位置、例えば、700〜850nmのためにカバーされない
スペクトルの領域で吸収性であってもよく、または広いバンドの、スペクトルの
実質的にすべてまたはすべてにわたり吸収性であってもよい。
どのポリマーの層中で、フィルムの表面に適用され、フィルムに積層されるか、
または、フィルムのポリマー層の少なくとも1つに存在してもよい。太陽エネル
ギーの観点からは、太陽が高角度であるとき、前記のフィルムの反射バンドがよ
り低い波長にシフトし、本質的に染料の波長領域と一致するように、染料は好ま
しくはフィルムの最も内部の表面(すなわち部屋の内部の方、太陽から離れる方
向)にある。太陽エネルギーを反射して建物から外らすことが、それを吸収する
よりも好ましいため、これは好ましい。
最終用途の種類に応じて変化する。一般に、フィルムの表面に適用されるとき、
染料または顔料は、所望の赤外吸収及び可視的な外観を達成するために、好適な
濃度及び被膜厚さで表面に存在している。一般に、染料または顔料が付加的な層
中にまたは多層光学体中にある場合、濃度は、光学体の全重量に対して約0.0
5〜約0.5重量%の範囲である。更に、顔料が用いられるとき、小粒度、例え
ば、光の波長より小さい小粒度が一般に必要とされる。染料が可溶性の無極性溶
剤である場合、染料が混合及び押出しの熱に耐えることができるなら、染料を固
体プラスチックペレットと共に塗布または混入し、押出すことができる。
ス、または選択的に近赤外、すなわち、約700〜1800nmを吸収するグリ
ーンガラスなど、概して約3〜約6mmの範囲の厚さを有する透明なガラスなど
がある。
、850〜1250nmの波長を反射して外らし、反射されない赤外線の一部を
ガラスによって吸収させるように、太陽に最も近いガラスの表面に配置されるの
が望ましい。フィルムをガラス層の外面の上に、例えば、建物の窓の外面の上に
置くことが実際的ではない場合、吸収を最小にするために、多数の窓ガラスの窓
の場合、内部に最も近い表面よりむしろ、ガラスの窓ガラスの間にフィルムを置
くことが有用であることがある。好ましくは、(太陽に最も近い)外部層は、フ
ィルムが赤外領域の光をこの光が内部赤外線吸収ガラスに達する前に反射するこ
とができるように、最小の赤外線吸収特性を有する。この実施態様において、ガ
ラスの温度はより低く、より少ない熱が、吸収された光の再放射により部屋に入
る。更に、前記のガラス及び/またはフィルムはより冷たく、非常に吸収性の材
料に共通の問題である熱応力によるガラスの割れを低減させる。
、オハイオ州、トレドのピキングトンリベイオーエンズフォードなどの会社によ
り市販されている。
渉フィルムに望ましい。鋭いバンド端を、代理人整理番号53545USA7A
で同日に出願された、「Optical Film with Sharpen
ed Bandedge」と題された米国特許第09/006,085号に記載
された、多層光学積層体の全体の層の厚さ勾配の適切な設計から得ることができ
る。代わりに、本発明の反射フィルムは、後セグメントを含むよう設計され、垂
直でない角度で可視スペクトルの強い色を生じることなく前記のギャップ領域の
赤外線波長を部分的に反射することができる。多層干渉フィルムが前記のギャッ
プ領域の反射率が相対的に弱い、例えば、50%であるように層の厚さ及び屈折
率を有するように後セグメントを提供されることができ、それは、多層フィルム
の高反射率から低反射率への移行が漸進的であるように減少してもよい。例えば
、層勾配は鋭いバンド端、例えば、50%の反射率ポイントを提供することがで
き、後セグメントは付加的な層によって提供されてもよい。例えば、鋭い端を提
供する代わりに、200の層の積層体の最後の30の層はそれらの一次反射が約
800〜850nmの範囲で生じ、その強度が850nmで約90%の反射〜8
00nmで約25%の反射に増加する適切な光学厚さであってもよい。他の17
0の層は、例えば、約850〜1150nmで約90%の反射を提供することが
できる。前記の後セグメントの達成を、多くの方法で、例えば、単一の層の容量
供給を制御することによって行うことができる。後セグメントは、本発明の多層
フィルムと共に押し出されるか、またはそれに積層されてもよい。
く、後セグメントが、より審美的に許容範囲内であると共にプロセスの観点から
制御がより容易であり得る「よりなだらかな」移行を提供するということである
。
も一部分を覆うこともできる。本発明の光学体は、本明細書に記載した何れのフ
ィルム及び本明細書に記載した何れのギャップフィラー成分の組み合わせを含ん
でもよいが、ただし、等方性のポリマー材料がフィルムとして選ばれるとき、ギ
ャップフィラー成分は等方性のポリマー材料ではなく、等方性のポリマー材料が
ギャップフィラー成分として選ばれるとき、フィルムは等方性のポリマー材料で
あるように選ばれない。
ルムが多層フィルム、例えば、PEN/PMMAとして用いられる場合、等方性
の層を用いて前記のギャップの少なくとも一部分を覆うことができる。したがっ
て、斜角において、z屈折率に整合した反射バンドが前記のギャップにシフトし
、等方性の層からの反射率が可視領域にシフトするが、同様にp偏光(p−po
l)の強度において減少する。s偏光(s−pol)が斜角のその反射率を増大
させる空気/光学体表面によって遮蔽または部分的に遮蔽される。典型的な等方
性ポリマーには、等方性のcoPEN、PMMA、ポリカーボネート、スチレン
アクリロニトリル、PETG、PCTG、スチレン系、ポリウレタン、ポリオレ
フィン、及びフルオロポリマーなどがあるがこれらに限されない。前記の等方性
のフィルムは、本発明のフィルムと同時押出しされるか、またはこのフィルムに
積層されてもよい。
または反射するだけであるとき、ギャップフィラー成分を本発明の多層フィルム
と共に用いてもよい。更に、バンド端をシフトすること、従って、前記のギャッ
プを生じることはまた別の、すなわちオフ角でより長い波長の赤外領域の第2の
ギャップを生じるのに役立つ。このため、オフ角でこの第2のギャップ領域を埋
める成分を含むこともまた好ましいことがある。本発明はまた、オフ角でより長
い波長の赤外領域の第2のギャップを埋めるだけであるギャップフィラー成分と
共に、上述のように、複屈折性または等方性の誘電体多層フィルムを含む光学体
を包含する。この第2のギャップを埋めるための好適なギャップフィラー成分に
は、上述のように、染料、顔料、ガラス、金属及び、赤外領域のより長い波長を
吸収または反射する多層フィルムなどがある。
たる前に本発明の多層フィルムに当たるように、次いで、太陽が垂直な入射であ
るとき、ギャップフィラー成分が前記のギャップの領域の光を吸収するように配
置される。しかしながら、太陽が高い角度にあるとき、前記のフィルムは、ギャ
ップフィラー成分と同じ波長の一部にシフトし、前記のギャップの領域の光の少
なくとも一部を反射するのに役立つ。
を提供するように透明な伝導体と組み合わせられてもよい。特に、透明な伝導体
は十分な遠赤外線(約2500nmより上)の反射を提供するが、スペクトルの
近赤外領域のその反射率は概して、約700nm〜約2500nmの領域を通じ
て同じように十分ではない。本発明の光学体を、十分な光を透過して透明である
まま所望の赤外線の反射を提供するように設計または「調整する」ことができる
。
体であり、より詳しくは、赤外線の光(約700nmより上)を可視光(約38
0nm〜約700nm)から効率的に分けるのに有効な伝導体を含む。換言すれ
ば、前記の透明な伝導体は、赤外領域の光を除去する間に、人間の目に感受性の
波長領域の光を通過させる。高可視透過性及び低近赤外透過性の両方が望ましい
ので、反射端は必ず、ちょうど人間の目の感受性の外の、約700nmより上で
なければならない。好適な透明な伝導体は遠赤外スペクトルでよく反射する電気
伝導性の材料であり、金属、金属合金、及び半導性金属酸化物材料などである。
好ましい金属は、銀、金、銅、及びアルミニウムなどである。ニッケル、ナトリ
ウム、クロム、スズ、及びチタンなどの他の金属もまた用いてもよいが、それら
は概して、赤外線の光を可視光から分けるのに同じように有効ではない。銀は、
非常に薄いフィルムの形で適用することができ、可視光より長い波長の光を反射
する能力をも有したまま全可視光領域にわたり光学的に相対的に高い透過率を有
するので、特に好ましい。好ましい半導性金属酸化物には、ドープ処理をした及
びドープ処理をしない二酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)、及び酸化 スズインジウム(ITO)などがあり、後者が特に好ましい。好ましい金属合金
には、銀合金、ステンレス鋼、及びインコネルなどがある。銀合金、特に少なく
とも30重量%の銀を含有する銀合金は、銀が好ましいという同じ理由で特に好
ましいが、銀のほかに、50重量%未満の金及び/または20重量%未満の銅を
含有する銀合金など、改善された耐久性付加的な利点を有する。前記の透明な伝
導体は、単一のの金属層または複数の層を含んでもよく、その各々が、1つ以上
の金属、金属合金、及び金属酸化物を含有してもよい。
02mhos/sq.〜約1.0mhos/sq.、好ましくは約0.05mh
os/sq.〜に約1.0mhos/sq.の範囲であり、厚さ約10nm〜約
40nm、好ましくは約12nm〜約30nmで適用されてもよい。好ましい半
導性金属酸化物層の電気伝導率は、約0.0001mhos/sq.〜約0.1
mhos/sq.、好ましくは約0.001mhos/sq.〜約0.1mho
s/sq.の範囲であり、厚さ約20nm〜約200nm、好ましくは約80n
m〜約120nmで適用されてもよい。前記の透明な伝導体が多層ポリマーフィ
ルムに積層された金属化ポリマーまたはガラスシートである場合、前記シート上
の金属または金属合金塗料は好ましくは約10nm〜約40nmの厚さを有し、
他方、シート上の金属酸化物塗料は好ましくは、約20nm〜約200nmの厚
さを有する。
くてもよいが、約700nm〜約1200nmのの近赤外領域のそれらの反射率
は、本発明で用いた多層ポリマーフィルムによってその領域で達成され得る反射
率と比較して同じように十分ではない。対照的に、上述の多層ポリマーフィルム
は、可視光の高い透過性、近赤外領域の比較的十分な反射、及び遠赤外領域の相
対的に低〜不十分な反射率を有する。多層ポリマーフィルムはまた概して、透明
な伝導体より急激な可視光及び赤外線の光の間の移行を提供することができる。
従って、本発明の透明な多層光学体を形成するために透明な伝導体と多層ポリマ
ーフィルムを組合せることにより、可視光を透過させたまま全赤外領域を通じて
より十分な反射率が提供される。更に、当業者には周知の反射防止被膜が可視光
の透過性を増大させるために透明な伝導体の上に被覆されてもよい。これには、
例えば、単一の層の厚さが所望の可視透過性を提供するように制御された金属、
誘電体、金属積層体からなる反射防止被膜などがある。しかしながら、このよう
な反射防止皮膜は、可視スペクトルの光の所望の透過性を得るために本発明によ
って必要とされない。
倍音(overtones)及び3次の効果が、当業者に周知のように、可視ス
ペクトルの反射を有害なまでに増大させるため、赤外領域内のこの反射率のバン
ド幅はまた、しかしながら、色及び/または可視域の所望の透過性のレベルに依
存している。可視光の透過性に著しく有害なまでに影響を与えるのを避ける一つ
の方法は、上述のように多層ポリマーフィルム中の単一の層の厚さを制御して近
赤外スペクトルの反射バンドを、太陽スペクトルが赤外線のスペクトル中の更に
外よりも強い700nm〜約1150nmなどの予め選択された範囲に制限する
ことである。このような実施態様において、可視スペクトル中の所望の透過性が
維持され、透明な伝導体と多層ポリマーフィルムとの組合せは、所望の量の光を
反射するが、前記の多層フィルムは、約700nm〜約1150nmの近赤外の
反射を特徴とし、前記の透明な伝導体は約1150nmより上の赤外スペクトル
の反射を特徴とする。この結果を達成する他の方法もまた、従来技術に周知であ
る。例えば、アルフレッドテレン著、「Multilayer Filters
with Wide Transmittance Bands 」J. O
pt.Soc.Am.53 (11)、1963年、1266ページ及びフィリ
ップバウマイスター著、「Multilayer Reflections W
ith Suppressed Higher Order Reflecti
on Peaks 」、Applied Optics 31 (10)、19
92年、1568ページ及び米国特許再発行特許第34,605号及び第5,3
60,659号、及び代理人整理番号53543USA1Aで同日に出願された
、「Multicomponent Optical Body」と題された米
国特許第09/006,118号を参照のこと。付加的な次数(order)を
抑制するこれらの他の設計において、抑制されない倍音(overtone)に
よって可視的な青色領域にはみ出すことなく最大の一次バンド幅の大きさを赤外
線内に決めることができる。
フィルムに適用されてもよいが、得られた多層光学体が透明である。このような
周知の方法には、熱分解、粉体被覆、蒸着、陰極スパッター、イオンプレーティ
ングなどがある。陰極スパッター及び蒸気蒸着は、得ることができる構造及び厚
さの均一性から判断してしばしば好ましい。あるいは、前記の透明な伝導体は、
好適な接着剤によって多層ポリマーフィルムに積層される単独の金属化ポリマー
またはガラスシートであってもよく、接着剤は好ましくは、オハイオ州、アクロ
ンのシェルケミカルカンパニー製のVITEL 3300接着剤などのホットメ
ルト接着剤、またはミネソタマイニングアンドマニュファクチュアリングカンパ
ニー(3M)製の90/10 IOA/AA及び95/5 IOA/アクリルア
ミドアクリルPSAsなどの感圧接着剤である。
用された透明な伝導体の厚さを、所望の反射率を提供するように選択することが
できる。一般に、金属層がより薄くなると、それだけ可視スペクトルのより多く
の光が透過される。しかしながら、その厚さが減少するとき金属層の電気伝導率
が減少するため、金属層の厚さが減少するときに遠赤外スペクトルの反射光の量
もまた減少する。したがって、何れかの特定の金属、金属合金、または半導性
金属酸化物の金属層の厚さを調整することによって、前記の透明な伝導体は、可
視スペクトルの光の透過性及び遠赤外スペクトルの光の反射の間の所望のバラン
スを提供することができる。更に、金属層の電気伝導率を測定することによって
、多層ポリマーフィルムの上に堆積した金属層の厚さの記録をることができる。
の変化がなく、好ましくは無色であり、適度なシェーディング係数を有する。シ
ェーディング係数は、透明なガラスの単純な窓ガラスと比較した窓に入る太陽エ
ネルギーの量であり、次のように測定することができる。
感度関数によって乗じられ、Tlumと称される。測定された試料の反射(RAM 2)
及び透過スペクトル(TAM 2)は ASTM E903、「Standard Test For Solar Absorbance, Reflectan
ce,and Transmittance of Materials Us
ing Integrating Spheres 」に従って空気質量2太陽
スペクトルで積分される。主波長は、ASTM E308、「Standard
Test Method for Computing The Color
s of Objects Using the CIE System」に従
ってC光源及び10°観察者を用いるCIE技術で計算される試料の見掛色であ
る。色の純度は、色の彩度であり、0%が白、100%が純粋色である。シェー
ディング係数は、次の式によって、銀で被覆した多層ポリマーフィルム空気質量
2で積分されたR及びTスペクトルから計算される。 SC=Tg AM2+fx(100−Tg AM2−RgAM2) 式中、fが吸収された太陽エネルギーの内部流れ率(inward flowi
ng fraction)である。
なくなる。前記のギャップフィラー成分は、垂直な角度でより低いシェーディン
グ係数を与える。本発明の光学体は好ましくは、0.6より小さいシェーディン
グ係数を有する。
/または吸収するという点で望ましい光学的性質を有し、好ましくはスペクトル
の可視領域の十分な光を透過して透明である。従って、本発明の光学体は、好ま
しくは著しく強度を減少させたりまたは何れの角度においても人間の目によって
感じられる光の色を変えることなくそれを通る太陽エネルギーの量を制御する。
冷却を低減させるのを助ける。従って、前記の光学体は、建物の外窓または自動
車、トラックまたは航空機のフロントガラスまたは窓など、ガラスまたはプラス
チック基材の表面に直接にそれを適用することによって、用いられてもよい。そ
れはまた、少なくとも1つの透明な多層光学体がガラスまたはプラスチック窓ガ
ラスの間に挟持される合せガラス及びプラスチック物品用にも好適である。まだ
、例えば、本発明の透明な多層光学体を冷蔵されたディスプレイケースへのドア
の窓に適用するような、スペクトルの可視領域の光に実質的な透明度を得たまま
赤外線から保護することが望ましい他の用途は、当業者には明白であろう。
動車の窓に適用されるとき、好ましくはギャップフィラー成分が窓の内面に隣接
しており、前記の多層ポリマーフィルムは家または自動車の内部に面する。多層
ポリマーフィルムの外面は、従来技術に周知のように、耐摩擦被膜によって覆わ
れてもよい。部屋からの放射熱を寒冷な気候の間、反射して部屋の中に戻すこと
が望ましい場合、前記の透明な伝導体は好ましくは、部屋または自動車の内部に
面して配置される。更に、例えば、ポリプロピレンフィルムなどの保護ポリオレ
フィンフィルムを用いて、低い放射率が望ましいならば、光学体を覆い、遠赤外
領域の反射率を維持してもよい。この構造体は、当業者には周知である。本発明
の多層光学体がこのような窓の外面に用いられるなら、光学体の耐久性が問題に
なる。したがって、保護UV安定化ポリエステルまたはアクリルフィルム層を、
光学体に直接に貼り合わせてもよい。
り明快に本発明を記載するために、本発明は以下の実施例によって記載される。
実施例は本発明を具体的に説明するためのものであり、如何なる仕方においても
、本明細書に開示され、請求された本発明を制限するものであると解釈されるべ
きではない。
EN19109」の0.56の固有粘度(IV)のPEN99.87重量%と、
イギリス、マンチェスターのゼネカコーポレーション製の商品名「Pro−Je
t 830NP」のフタロシアニン染料0.13重量%とを混ぜ合わせ、555
F(291℃)の温度でニュージャージー州、セダーグローブのキリオンインク
製の1.25インチの押出機で押出し、外側層がPEN:染料の混合物であり、
内側層が100重量%のPENである3層の構造体を形成した。すべての3つの
層は約0.004インチ(0.001mm)であった。
フィルムに、付加的なトルエンで固形分27%まで更に希釈した、ローム&ハー
ス製の商品名「B48S」のPMMAのトルエン溶液を被覆した。被膜を、ニュ
ーヨーク州、ウェブスターのR.D.S.カンパニー製の#12 メイヤーバー
で適用し、10分間、オーブン内で210F(99℃)で乾燥させ、フィルムの
両側に厚さ7μmの被膜を生じさせた。透過性及びスペクトルのリンギング(r
inging)を測定した。透過性は約89%にまで増加し、被膜のないフィル
ムと比較したときバンド端の近くのスペクトルのリンギング(ringing)
は減少した。
を作製した。第1の試料は被膜がなく、第2、第3及び第4の試料はそれぞれ、
厚さ2μm、3.5μm、及び7.3μmの染料を前記のメイヤーバー技術を用
いて外側のPEN表皮層の表面に被覆した。前記の染料は、イギリス、マンチェ
スターのゼネカコーポレーション製の商品名「Pro−Jet 830NP」の
3重量%の濃度のフタロシアニン染料であった。
TSTは300〜2500nmの太陽光の全透過性であり、SAは300〜25
00nmの太陽光の吸収である。
するので、このデータは本発明に従って染料を用いる性能の改善を示す。
かしながら、添付されたクレームに規定されるように本発明の完全な意図された
範囲内にある変更が、上に記載した個々の実施態様においてなされてもよいこと
が、理解されるべきである。
じ構造を示す。
に本発明の多層フィルムの効果の略図である。
過スペクトルである。
過スペクトルである。
過スペクトルである。
過スペクトルである。
の概略図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 (a)複屈折性誘電多層フィルムであって、該フィルムに垂
直な入射角の少なくとも1つの偏光の赤外線を反射するように配置された反射バ
ンドを有し、該反射バンドが、垂直な入射角の短波長バンド端λa0及び長波長バ
ンド端λb0、及び最大使用角θの短波長バンド端λa θ及び長波長バンド端λb θ を有し、λa θがλa0より小さく、λa0が選択的に約700nmより大きい波長 に配置される複屈折性誘電多層フィルムと、 (b)垂直な入射角のλa θ及びλa0の間の波長領域の放射線を少なくとも部 分的に吸収または反射する少なくとも1つの成分と、を含んでなる光学体。 - 【請求項2】 前記少なくとも1つの成分がまた、最大使用角θのλb θ及 びλb0の間の波長領域の放射線を少なくとも部分的に吸収または反射する請求項
1に記載の光学体。 - 【請求項3】 最大使用角θのλb θ及びλb0の間の波長領域の放射線を少 なくとも部分的に吸収または反射する別の成分を更に含む請求項1に記載の光学
体。 - 【請求項4】 前記少なくとも1つの成分が、λa θ以上で部分的に吸収ま たは反射し、λa θが前記最大使用角θで700nm以上である請求項1に記載 の光学体。
- 【請求項5】 前記少なくとも1つの成分が、前記フィルムの一部分であり
、後セグメントを含む請求項1に記載の光学体。 - 【請求項6】 前記少なくとも1つの成分が、前記フィルムから独立してお
り、染料または顔料を含む請求項1に記載の光学体。 - 【請求項7】 前記少なくとも1つの成分が、前記フィルムの一部分であり
、染料または顔料を含む請求項1に記載の光学体。 - 【請求項8】 前記少なくとも1つの成分が銅フタロシアニンを含む顔料で
ある請求項1に記載の光学体。 - 【請求項9】 (a)等方性誘電多層フィルムであって、該フィルムに垂直
な入射角の少なくとも1つの偏光の赤外線を反射するように配置された反射バン
ドを有し、該反射バンドが、垂直な入射角の短波長バンド端λa0及び長波長バン
ド端λb0、及び最大使用角θの短波長バンド端λa θ及び長波長バンド端λb θを
有し、λa θがλa0より小さく、λa0が選択的に約700nmより大きい波長に 配置される等方性誘電多層フィルムと、 (b)垂直な入射角のλa θ及びλa0の間の波長領域の放射線を少なくとも部 分的に吸収または反射する少なくとも1つの成分と、を含んでなる光学体。 - 【請求項10】 前記少なくとも1つの成分がまた、最大使用角θのλb θ 及びλb0の間の波長領域の放射線を少なくとも部分的に吸収または反射する請求
項9に記載の光学体。 - 【請求項11】 最大使用角θのλb θ及びλb0の間の波長領域の放射線を 少なくとも部分的に吸収または反射する別の成分を更に含む請求項9に記載の光
学体。 - 【請求項12】 前記少なくとも1つの成分が、λa θ以上で部分的に吸収 または反射し、λa θが前記使用角θで700nm以上である請求項9に記載の 光学体。
- 【請求項13】 前記少なくとも1つの成分が、前記フィルムの一部分であ
り、後セグメントを含む請求項9に記載の光学体。 - 【請求項14】 前記少なくとも1つの成分が、前記フィルムから独立して
おり、染料または顔料を含む請求項9に記載の光学体。 - 【請求項15】 前記少なくとも1つの成分が、前記フィルムの一部分であ
り、染料または顔料を含む請求項9に記載の光学体。 - 【請求項16】 前記少なくとも1つの成分が銅フタロシアニンを含む顔料
である請求項9に記載の光学体。
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