JP2002373366A - 自動販売機及び自動販売機システム - Google Patents

自動販売機及び自動販売機システム

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JP2002373366A JP2001180051A JP2001180051A JP2002373366A JP 2002373366 A JP2002373366 A JP 2002373366A JP 2001180051 A JP2001180051 A JP 2001180051A JP 2001180051 A JP2001180051 A JP 2001180051A JP 2002373366 A JP2002373366 A JP 2002373366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機内の商品の交換作業に伴う各種設
定を正確かつスムーズに行うことが可能な自動販売機を
提供する。 【解決手段】 自動販売機24は商品に印刷されたバー
コードを読み取るためのバーコードリーダ34を備えて
いる。サーバ・コンピュータ22には商品に関するマス
タ商品情報テーブルが記憶されている。作業員が商品の
交換作業を行う場合には、バーコードリーダ34で商品
のバーコードを読み取り、サーバ・コンピュータ22へ
送信する。サーバ・コンピュータ22は、受信したバー
コードに対応するマスタ商品情報を自動販売機24へ送
信する。自動販売機24は、受信したマスタ商品情報に
基づいて商品および商品収容コラムの対応付け、商品の
値段設定、商品収容コラムの冷却加熱切換設定等の各種
設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機及び自
動販売機システムに係り、特に、ネットワークに接続可
能な自動販売機及び自動販売機システムに関する。
【従来の技術】自動販売機は、商品(飲料、菓子、煙草
等)を収容する収容庫と、金銭を取り扱う金銭部(コイ
ンメカ、ビルバリ、金庫等)とを本体内部に設けてい
る。そのため、商品および金銭が盗難に会わないよう
に、自動販売機本体と前扉とを頑丈な機械錠(南京錠、
シリンダ等)を用いて施錠している。そして、営業所の
作業員が、管轄区域内に設置されている複数の自動販売
機を巡回するその部度、機械錠を開錠して、商品を交換
または補充したり、金銭を回収したりしている。
【0002】このような自動販売機において販売する商
品を交換する際には、作業員が販売したい商品の価格表
等を参照しながら自動販売機内の各種設定を行うための
コンソールを操作し、販売すべき商品、当該商品を収容
するための商品収容コラム(棚)、及び商品選択釦の対
応付けや、商品の値段設定等を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交換す
べき商品が多数ある場合には、作業員は、商品の価格表
を参照しながら上記の操作を繰り返す必要があり、作業
が煩わしくなる、という問題があった。また、作業員が
誤った設定を行ってしまう可能性がある、という問題も
あった。
【0004】本発明は上記事実を鑑みて成されたもので
あり、自動販売機内の商品の交換作業に伴う各種設定を
正確かつスムーズに行うことが可能な自動販売機及び自
動販売機システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明の自動販売機は、収容されるべき商品
に記録された識別情報を読み取るための読取手段と、読
み取った識別情報を外部へ送信すると共に、送信した前
記識別情報に対応する商品情報を受信する通信手段と、
受信した商品情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された商品情報に基づいて前記商品を販売制御す
る処理手段と、を含むことを特徴とする。
【0005】読取手段は、収容されるべき商品に記録さ
れた識別情報を読み取るためのものである。商品には、
例えば缶飲料や菓子、煙草等がある。識別情報は、例え
ばその商品の商品コード等である。
【0006】通信手段は、読取手段で読み取った識別情
報を外部へ送信する。また、送信した識別情報に対応す
る商品情報を受信する。例えば、請求項6にも記載した
ように、通信手段は、識別情報と商品情報との対応関係
を表すテーブルを記憶した外部装置、すなわちサーバに
対して送受信することができる。商品情報には、例えば
値段情報、商品名や商品のサイズ、賞味期限、商品の説
明情報等の商品に関する各種情報を含むことができる。
【0007】記憶手段は、この受信した商品情報を記憶
する。処理手段は、記憶手段に記憶された商品情報に基
づいて商品を販売制御する。例えば、受信した値段情報
に基づいて値段設定等の販売制御に関する各種設定を行
い、この設定に従って商品を販売する。
【0008】このように、読取手段で読み取った識別情
報を送信するだけで商品の販売制御に関する各種設定が
自動的に行われるため、自動販売機内の商品の交換作業
に伴う各種設定を正確かつスムーズに行うことが可能と
なる。
【0009】なお、請求項2に記載したように、前記読
取手段は、前記商品に予め記録されたバーコードを読み
取るようにしてもよい。これにより、読取手段に汎用の
バーコードリーダを用いることができる。
【0010】また、請求項3に記載したように、受信し
た商品情報を表示する表示手段をさらに備えてもよい。
これにより、オペレータは、受信した商品情報を容易に
把握することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記通信手段は、
前記商品情報として、前記商品のサイズ及び適正温度の
少なくとも一方を含む収容条件を含んだ商品情報を受信
し、かつ前記商品を収容すると共に収容可能サイズ及び
収容可能温度の少なくとも一方を含む収容可能条件が異
なる複数の収容棚と、前記複数の収容棚の収容可能条件
を記憶した収容可能条件記憶手段と、をさらに備え、前
記処理手段は、前記収容条件と前記収容可能条件とを比
較し、前記商品を収容不可能と判断した場合に、収容不
可能であることを報知する報知手段を含むことを特徴と
する。
【0012】この発明によれば、通信手段は、商品情報
として、商品のサイズ及び適正温度の少なくとも一方を
含む収容条件を含んだ商品情報を受信する。商品のサイ
ズは、商品の外形サイズそのものでもよいが、例えば缶
飲料などの場合には、250ml缶、350ml缶等を
示す情報でもよい。適正温度は、その商品の収容に適し
た温度であり、所定の温度範囲としてもよい。
【0013】また、商品を収容すると共に収容可能サイ
ズ及び収容可能温度の少なくとも一方を含む収容可能条
件が異なる複数の収容棚を備えている。これにより、サ
イズや適正温度の異なる複数種類の商品を扱うことがで
きる。収容条件記憶手段は、この複数の収容棚の収容可
能条件を記憶している。
【0014】処理手段は、受信した商品情報に含まれる
収容条件と収容条件記憶手段に記憶された収容可能条件
とを比較し、収容されるべき商品が収容不可能であると
判断した場合には、報知手段により収容不可能であるこ
とを報知する。
【0015】これにより、オペレータは、収容しようと
した商品が収容不可能であることを容易に把握すること
ができる。
【0016】また、請求項5にも記載したように、前記
処理手段は、前記収容条件と前記収容可能条件とを比較
し、前記商品を収容可能と判断した場合に、収容可能な
収容棚を指示する指示手段を含むようにしてもよい。
【0017】これにより、オペレータは収容されるべき
商品が収容可能な収容棚を容易に把握することができ、
商品の交換作業を正確かつスムーズに行うことができ
る。
【0018】請求項7記載の発明は、商品の識別情報に
対応する商品情報を記憶したサーバ記憶手段と、受信し
た識別情報に対応する商品情報を前記サーバ記憶手段か
ら読み出して送信するサーバ通信手段と、を含むサーバ
と、収容されるべき商品に記録された識別情報を読み取
るための読取手段と、読み取った識別情報を前記サーバ
へ送信すると共に、送信した前記識別情報に対応する前
記商品情報を受信する通信手段と、受信した商品情報を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された商品情
報に基づいて前記商品を販売制御する処理手段と、を含
む自動販売機と、を備えたことを特徴とする。
【0019】このような自動販売機とサーバとを通信回
線で接続したシステムとすることによって、自動販売機
内の商品の交換作業に伴う各種設定を正確かつスムーズ
に行うことが可能となる。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、無
線または有線でネットワーク接続可能なコンピュータ・
ネットワーク・システムに、本発明を適用したものであ
る。なお、本実施の形態では、一例として缶飲料を販売
する自動販売機用のコンピュータ・ネットワーク・シス
テムを例に説明する。
【0020】図1には、本発明の実施に供される自動販
売機用ネットワーク・システムの構成を模式的に示して
いる。本実施の形態では、自動販売機用ネットワーク・
システム10は、通信媒体として、インターネットやそ
の他のネットワークとしてのLAN(Local Area Netwo
rk)で代表されるネットワーク12、各国又は各地域の
電話会社が構築・提供する公衆電話網などで代表される
通信網14を含んで構成される。通信網14には、例え
ばPSTN(Public Switched Telephone Network)や
ISDN(Integrated Service Digital Network)が含
まれる。また、通信網14として、さらに、PDC(Pe
rsonal Digital Cellular)やPHS(Personal Handyp
hone System)など各種形式の無線電話網を含むことが
できる。ネットワーク12と通信網14とは、ゲートウ
ェイ・システム18によって相互接続されている。
【0021】インターネットで代表されるネットワーク
12には、ユーザが操作するユーザ・コンピュータ2
0、及び各種のサーバ・コンピュータ22が、それぞれ
モデム、ルータ、TA(ターミナル・アダプタ:Termin
al Adapter)等の接続装置26を介して接続されてい
る。これらのコンピュータは、ネットワーク12を介し
て、相互通信により情報授受が可能な構成である。ま
た、ネットワーク12には、接続装置26を介してネッ
トワーク管理下の自動販売機24が接続されている。
【0022】ネットワーク12では、モデムやルータ等
の接続装置26を経由して相互接続が可能であり、この
ようなネットワーク上のコンピュータ同士は、例えばT
CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って相互
アクセスが可能である。従って、自動販売機用ネットワ
ーク・システム10上には、無数のサーバ・コンピュー
タ(ホスト端末)やユーザ・コンピュータ(ユーザ端
末)、そして自動販売機が接続された構成となる。
【0023】これらコンピュータ・システムは、一部の
コンピュータは各種の資源サービスを有償又は無償で提
供する「サーバ」、他の一部はサーバに対して資源サー
ビスを要求する「クライアント」として稼動する、所謂
サーバ・クライアント・システムとして機能する。すな
わち、本実施の形態では、ユーザ・コンピュータ20、
及び自動販売機24が、「クライアント」として稼動す
る。なお、後述する通信網14に接続可能な携帯端末や
自動販売機24も、「クライアント」として稼動する。
【0024】ここでは、サーバ・コンピュータ22は1
台で説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
く、機能別に分散して複数台で構成してもよい。例え
ば、サーバ・コンピュータの一例としては、現金在庫管
理サーバ、商品在庫管理サーバ、スケジューリング・サ
ーバ、鍵サーバ等がある。
【0025】なお、コンピュータには、当該コンピュー
タで指示入力をするために、各々キーボード、マウス等
の入力装置が設けられており、コンピュータによる処理
結果等を表示するためにディスプレイが設けられてい
る。なお、コンピュータは、汎用的かつ一般的なハード
ウェア構成であるため、詳細な説明を省略する。
【0026】一方、通信網14は、携帯端末等の送受信
装置に対するデータの送受信機能を有する基地局16を
備えている。これによって、携帯端末等の送受信装置
(携帯端末28や通信装置30)は、通信網14を介し
てネットワーク12への参加が可能となる。なお、通信
網14は、携帯端末等の送受信装置に対するデータの送
受信機能は勿論、認証機能や位置検出機能等の付与機能
を提供できることが好ましい。
【0027】この通信網14に接続可能な自動販売機2
4は、接続装置26に代えて通信装置30を備えてい
る。自動販売機24は、通信装置30を介して通信網1
4との相互通信により情報授受が可能な構成である。
【0028】また、自動販売機24は、データ入力及び
データ表示のためのコンソール32、図5に示すような
商品(図5では缶飲料)70に印刷等により予め記録さ
れたバーコード72を読み取るためのバーコードリーダ
34を備えている。なお、接続装置26に接続された自
動販売機24も、図1では省略したがコンソール32及
びバーコードリーダ34を備えている。また、商品70
に記録されたバーコード72は、例えばその商品を特定
するための商品コードを示すものである。
【0029】このような構成により、自動販売機24
は、接続装置26及びネットワーク12を介してサーバ
・コンピュータ22との相互通信による情報授受が可能
となったり、通信装置30、通信網14、ゲートウェイ
・システム18、及びネットワーク12を介してサーバ
・コンピュータ22との相互通信による情報授受が可能
となったりする。なお、通信装置30に代えて、携帯端
末28を接続可能な接続装置を設け、この接続装置と携
帯端末28とを接続することにより、携帯端末28を通
信装置として機能させてもよい。
【0030】また、複数の自動販売機24は、前扉と本
体を施錠する電子錠が前扉の背面に付設され、営業所の
管轄区域内に設置される。サーバ・コンピュータ22は
管理部として機能し、複数の自動販売機の稼動状況を集
中管理することができる。例えば、サーバ・コンピュー
タ22は、複数の自動販売機上の稼動状況として、故
障、商品の在庫、釣銭切れ等を集中管理するとともに、
個々の電子錠が持つ暗証コードを含む秘密鍵の設定およ
び変更、個々の電子錠の施錠および開錠を集中管理す
る。また、携帯端末28(携帯電話)は、営業所の作業
員が複数の自動販売機24を巡回する際に携行するもの
であるが、本発明は作業員による携帯端末の携行を限定
するものではない。
【0031】図2は、本発明が適用可能な、例えば缶飲
料を販売する自動販売機24の前扉を閉じた状態を示す
正面図である。なお、自動販売機24は、接続装置26
及び通信装置30の少なくとも一方が接続可能である。
【0032】前扉101は、自動販売機の左側両端を支
軸として開閉し、コラム設定、缶飲料補充等を行うとき
は開錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じて
おくものである。パネル102は、透明な樹脂板であ
り、内部に陳列されている複数種類の缶飲料サンプル1
03を確認するためのものである。硬貨投入口104
は、利用者が硬貨を投入する部分であり、投入硬貨は自
動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口1
05は、利用者が紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣
は自動販売機内部のビルバリに供給される。
【0033】表示部106は、投入硬貨金額、挿入紙幣
金額等を表示するものである。商品選択釦107は、販
売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、缶飲料サン
プル103それぞれに対応してパネル102に設けられ
るものである。販売可ランプは、利用者が少なくとも1
本の缶飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行う
と、自動販売機内部の複数のコラム(収容棚)のうち、
缶飲料が収容されているコラムに対応するものが点灯す
る。自動販売機24は、例えばサイズや適正温度が異な
る複数のコラムを備えている。売り切れランプは、自動
販売機内部の所定コラムが空になると、この缶飲料に対
応するものが常時点灯する。販売可ランプが点灯してい
る商品選択釦107を押下すると、この缶飲料サンプル
103に対応する缶飲料が商品取出口108まで搬出さ
れる。返却レバー109は、投人硬貨を返却口110か
ら返却したり、投入硬貨または挿入紙幣から缶飲料購入
金額を差し引いた釣銭を返却口110から返却したりす
るためのものである。
【0034】電子錠111は、前扉101の背面に付設
されて前扉101の施錠および開錠を行うものであり、
例えばソレノイドの通電を利用したものを使用する。電
子錠111は、営業所の作業員が直接開錠するもの、ま
たは、サーバ・コンピュータ22が遠隔制御で開錠する
ものの何れでもよい。
【0035】図3は、自動販売機24の基本動作を説明
するためのブロック図である。主制御部201は、自動
販売機24の制御を統括するものであり、ROM、CP
U、RAM、周辺回路(タイマ、I/Oポート等)を内
蔵している。詳しくは、ROMは、後述する複数の従制
御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納
されたものであり、CPUは、ROMから読み出された
プログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を
統括制御するものであり、RAMは、CPUによる演算
結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みま
たは読み出しを行うものである。
【0036】ハードウエア的には、ROMは、マスクR
OM、EPROM、またはEEPROM(フラッシュR
OMを含む)等の不揮発性メモリである。CPUは、R
OMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、R
OMからの読み出し内容を解脱するインストラクション
デコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算デー
タを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。RAM
は、SRAM等の揮発性メモリである。
【0037】硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部2
03、接客制御部204、販売制御部205、入力制御
部206は、複数の従制御部に相当し、ハードウェア的
には、主制御部201と同様のROM、CPU、RAM
を内蔵する。
【0038】コインメカ207は、釣銭切れを検出する
釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口104からの投入硬
質を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口110から返
却するものである。
【0039】硬貨処理制御部202は、コインメカ20
7を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金疑別枚
数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出し等を
行わせるものである。
【0040】ビルバリ208は、コインメカ207と同
様に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣
挿入口105からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて
釣札を紙幣挿入口105から返却するものである。
【0041】紙幣処理制御部203は、ビルバリ208
を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数
の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。なお、
硬貨処理制御部202および紙幣処理制御部203は、
硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作
を実行する。
【0042】接客部209は、表示部106と、複数種
類の缶飲料サンプル103に対応して設けられた複数の
商品選択釦107と、販売中、販売中止、釣銭切れを表
すランプと、を備えたものである。
【0043】接客制御部204は、接客部209を制御
する。つまり、接客制御部204は、主制御部201か
らの缶飲料販売に関する接客指示に従って、販売中、販
売中止、釣銭切れを表すランプを点灯させたり、販売飲
料別の販売可ランプまたは売り切れランプを点灯させた
り、更には、複数の商品選択釦107の何れが押下され
たのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201
に送信したりする。
【0044】販売機構210は、利用者が希望する缶飲
料を商品取出口108まで搬出させるものである。販売
制御部205は、販売機構210を制御し、接客制御部
204からの前記検出信号に応答した主制御部201か
らの販売指示に従って、利用者の希望商品を商品取出口
108まで搬出させる。
【0045】コンソール32は、前扉101の背面に着
脱自在に設けられ、商品および商品収容コラムの対応付
け、商品の値段設定、商品収容コラムの冷却加熱切換設
定、等を行うため、設定内容を確認するためのものであ
る。入力制御部206は、作業員が専用無線端末(図示
省略)を操作した際の受信部112の受信内容と、作業
員がコンソール32を操作した際の設定内容とを、主制
御部201で判別させるためのインターフェイスを行う
ものである。
【0046】通信制御部212は、接続装置26及び通
信装置30の少なくとも一方が接続され、サーバ・コン
ピュータ側から送信される、商品に関するマスタ商品情
報を受信して、主制御部201に供給するものである。
すなわち、主制御部201は、マスタ商品情報を受信す
ると、内蔵されたメモリに蓄積する。なお、マスタ商品
情報は、本発明の商品情報に相当する。
【0047】図4には、自動販売機24を中心に、商品
の交換に伴う各種設定を実現するための主要な機能ブロ
ック図を示した。まず、サーバ・コンピュータ22は、
テーブル記憶部52、制御部56、送受信部58、及び
タイマー部60に分類できる。
【0048】テーブル記憶部52は、以下の表1に示す
マスタ商品情報テーブルを記憶するためのメモリであ
り、マスタ商品情報テーブルは、自動販売機24で販売
することができる図5に示すような商品(缶飲料)70
に印刷されたバーコード72のバーコード(商品コー
ド)、その商品の商品名、その商品の価格(円)、その
商品のサイズ、その商品の自動販売機内での適性温度等
の情報で構成されている。なお、商品のサイズは、例え
ばその商品が250ml缶か350ml缶か等を示す情
報で指定される。
【表1】
【0049】制御部56は、詳細は後述するが、自動販
売機24にセットされている商品に関する情報を自動販
売機24から読み出したり、自動販売機24から送信さ
れたバーコードに対応するマスタ商品情報をテーブル記
憶部52に記憶されたマスタ商品情報テーブルから取得
し、自動販売機24へ送信する。なお、タイマー部60
は現在日時を読み取るためのものである。
【0050】次に、自動販売機24について説明する。
自動販売機24の主制御部201は、記憶部42、処理
部44、及びタイマー部46を機能的に含む構成に分類
することができる。記憶部42は、以下の表2に示すコ
ラム情報テーブル及び表3に示す設定商品情報テーブル
を記憶するためのメモリである。
【0051】コラム情報テーブルは、以下の表2に示し
たように、自動販売機内のコラム(棚)No、冷却可能
温度(温度下限値)、加温可能温度(温度上限値)、販
売可能サイズ、当該販売可能サイズの商品の満杯数等、
自動販売機の機械能力に関する情報で構成されている。
なお、販売可能サイズは、本発明の収容可能サイズに相
当し、冷却可能温度、加温可能温度は本発明の適正温度
に相当する。
【表2】
【0052】設定商品情報テーブルは、以下の表3に示
したように、自動販売機内のコラム(棚)No、設定さ
れた商品のバーコード(商品コード)、その商品の商品
名、その商品の価格、その商品のサイズ、その商品の自
動販売機内での適性温度、その商品の最大収容数を示す
満杯数、コラムに残っているその商品の数を示す売切予
告数等、コラムやそのコラムに収容された商品の情報で
構成されている。
【表3】
【0053】処理部44には、サーバ・コンピュータ2
2との間で情報授受するための送受信部40(通信制御
部212に対応)が接続され、作業員によるコンソール
32の操作、又はバーコードリーダ34の操作による入
力情報を受け取るための入力部48(入力制御部206
に対応)が接続され、上述の自動販売機24の各動作機
構である自販機機構部50が接続されている。タイマー
部46は、現在日時を計測するものである。このタイマ
を参照することで、作業員の訪問日を特定することがで
きる。
【0054】処理部44は、サーバ・コンピュータ22
からの要求により、設定商品情報を記憶部42から読み
出して送信したり、入力部48から入力されたバーコー
ドをサーバ・コンピュータ22へ送信したり、サーバ・
コンピュータ22から送信された前記バーコードに対応
するマスタ商品情報を記憶部42へ記憶させたりする。
【0055】自動販売機24は、設定商品情報に基づい
て制御される。例えば、販売可ランプは、設定商品情報
に含まれる売切予告数に基づいて点灯又は非点灯され
る。すなわち、売切予告数が0でなければ(商品が収容
されていれば)点灯され、売切予告数が0の場合(商品
が収容されていない)場合には、非点灯される。
【0056】また、利用者が商品を購入できる硬貨投入
または紙幣挿入を行って所望の商品選択釦107を押下
すると、投入された硬貨又は紙幣の金額から、押下され
た商品選択釦107の商品選択釦Noに対応する価格を
差し引いた釣銭を返却口110から返却させると共に、
押下された商品選択釦107の商品選択釦Noに対応す
るコラムNoのコラムから商品を商品取出口108まで
搬出させる。また、各コラムに収容された商品は、各々
の設定商品情報に含まれる適温となるように温度調整さ
れる。
【0057】次に、本実施形態の作用として、サーバ・
コンピュータ22、及び自動販売機24の処理を詳細に
説明する。
【0058】サーバ・コンピュータ22(の制御部5
6)では図6に示す処理ルーチンが、自動販売機24
(の処理部44)では図7に示す処理ルーチンが、ぞれ
ぞれ所定期間毎に実行される。
【0059】サーバ・コンピュータ22では、まず図6
のステップ300において、例えば他のコンピュータか
らの要求等により、指定された自動販売機24にセット
されている商品の設定商品情報の読み込み指示があった
か否かを判断する。
【0060】そして、設定商品情報の読み込み指示がな
い場合にはステップ300で否定され、ステップ308
へ進む。一方、設定商品情報の読み込みが指示された場
合には、ステップ300で肯定され、次のステップ30
2で、設定商品情報要求信号を指定された自動販売機2
4へ送信する。
【0061】自動販売機24では、図7に示すステップ
400において、設定商品情報要求信号を受信したか否
かを判断する。そして、設定商品情報要求信号を受信し
ていない場合には、ステップ400で否定され、ステッ
プ404へ進む。一方、設定商品情報要求信号を受信し
た場合には、ステップ400で肯定され、次のステップ
402において、記憶部42に記憶された設定商品情報
をサーバ・コンピュータ22へ送信する。
【0062】サーバ・コンピュータ22では、図6のス
テップ304において、設定商品情報を受信したか否か
を判断する。そして、設定商品情報を受信していない場
合には、ステップ304で否定され、設定商品情報を受
信するまで待機する。一方、設定商品情報を受信した場
合には、ステップ304で肯定され、次のステップ30
6において、受信した設定商品情報の処理を行う。具体
的には、例えば他のコンピュータからの要求により設定
商品情報の読み込みが指示された場合には、受信した設
定商品情報を前記他のコンピュータへ送信する。
【0063】設定商品情報は、前記表3に示したよう
に、自動販売機内のコラム(棚)No、設定された商品
のバーコード(商品コード)、その商品の商品名、その
商品の価格、その商品のサイズ、その商品の自動販売機
内での適性温度等のコラムに収容された商品の情報で構
成されている。これにより、他のコンピュータ側では、
ネットワーク12に接続された自動販売機24内の各コ
ラムにセットされている商品に関する情報を容易に取得
することができる。また、サーバ・コンピュータ22に
おいて、複数の自動販売機の稼動状況、例えば、故障、
商品の在庫、釣銭切れ等を集中管理することも可能とな
る。
【0064】また、サーバ・コンピュータ22では、ス
テップ308において、例えば他のコンピュータから例
えば新商品に関するマスタ商品情報を受信したか否かを
判断する。
【0065】マスタ商品情報は、前記表1に示したよう
に、自動販売機24で販売することができる図5に示す
ような商品(缶飲料)70に印刷されたバーコード72
のバーコード(商品コード)、その商品の商品名、その
商品の価格(円)、その商品のサイズ、その商品の自動
販売機内での適性温度等の情報で構成されている。
【0066】このマスタ商品情報を受信していない場合
には、ステップ308で否定され、ステップ312へ進
む。一方、マスタ商品情報を受信した場合には、ステッ
プ308で肯定され、次のステップ310において、受
信したマスタ商品情報をマスタ商品情報テーブルへ登録
(記憶)する。これにより、新商品に関する情報がマス
タ商品情報テーブルへ蓄積される。
【0067】ここで、営業所の作業員が自動販売機24
内の商品を新商品に交換する場合には、コラム設定、す
なわち新商品とこれを収容するコラムとの対応付け、商
品の値段設定、商品収容コラムの冷却加熱切換設定等の
設定を行う。この設定作業は、前扉101の背面に設置
されたコンソール32を操作して行うこともできるが、
本実施の形態では、バーコードリーダ34を用いて行
う。
【0068】すなわち、作業員は、図5に示すような新
商品である商品70に印刷されたバーコード72にバー
コードリーダ34を近接させ、バーコード72を読み取
る。
【0069】読み取られたバーコードは、入力部48
(入力制御部206)を介して処理部44(主制御部2
01)に入力される。
【0070】処理部44では、図7のステップ404に
おいて、バーコードが読み取られたか否かを判断する。
そして、バーコードが読み取られていない場合には、ス
テップ404で否定され、本ルーチンを終了する。
【0071】一方、バーコードが読み取られた場合に
は、ステップ404で肯定され、次のステップ405
で、コンソール32に設けられた図示しない価格設定釦
が押下されたか否かを判断する。そして、価格設定釦が
押下された場合には、ステップ405で肯定され、次の
ステップ406で、読み取ったバーコードをサーバ・コ
ンピュータ22へ送信する。
【0072】サーバ・コンピュータ22では、図7のス
テップ312において、バーコードを受信したか否かを
判断する。そして、バーコードを受信していない場合に
は、ステップ312で否定され、本ルーチンを終了す
る。
【0073】一方、バーコードを受信した場合には、ス
テップ312で肯定され、次のステップ314で、受信
したバーコードに対応するマスタ商品情報をテーブル記
憶部52から読み出し、次のステップ316で読み出し
たマスタ商品情報を自動販売機24へ送信する。
【0074】サーバ・コンピュータ22では、図7のス
テップ408において、マスタ商品情報を受信したか否
かを判断する。マスタ商品情報を受信していない場合に
は、ステップ408で否定され、マスタ商品情報を受信
するまで待機する。
【0075】そして、マスタ商品情報をサーバ・コンピ
ュータ22から受信した場合には、ステップ408で肯
定され、次のステップ410において、交換対象の旧商
品に対応している商品選択釦107の商品選択釦Noが
入力(指定)されたか否かを判断する。ここで、作業員
がコンソール32を操作し、交換対象の旧商品に対応し
ている商品選択釦107の商品選択釦Noを入力した場
合、ステップ410で肯定され、次のステップ412に
おいて、その商品が設定可能か否かが判断される。具体
的には、記憶部42に記憶された前記表3に示した設定
商品情報テーブルを参照し、入力された商品選択釦No
に対応するコラムNoを取得する。そして、前記表2に
示したコラム情報テーブルを参照し、取得したコラムN
oに対応するコラム情報を取得し、このコラム情報と、
受信したマスタ商品情報とから、設定可能か否かを判断
する。
【0076】例えば、受信したマスタ商品情報に含まれ
るサイズとコラム情報に含まれる販売可能サイズとを比
較することにより、新商品がコラムに収容可能か否かを
判断することができる。
【0077】また、受信したマスタ商品情報に含まれる
適温と、コラム情報に含まれる冷却可能温度(温度下限
値)及び加温可能温度(温度上限値)とを比較すること
により、新商品を適温に保つことが可能なコラムか否か
を判断することができる。すなわち、受信したマスタ商
品情報に含まれる適温が、コラムの設定温度範囲内、す
なわち冷却可能温度以上で、かつ加温可能温度以下の場
合には、そのコラムに収容するのに適していると判断す
ることができる。例えば、新商品が冷却用の缶飲料であ
る場合に、収容しようとするコラムが暖め専用のコラム
の場合には、冷却可能温度が高めの温度に設定されるた
め、受信したマスタ商品情報に含まれる適温が冷却可能
温度よりも低くなる。この場合、そのコラムに収容する
のが適さないと判断することができる。
【0078】このようにして、指定したコラムに新商品
を設定するのが可能か否かを判断し、設定可能でない場
合、すなわち、新商品のサイズがコラムに収容できない
サイズであったり、新商品の適温がコラムの設定温度範
囲外であったりした場合には、ステップ412で否定さ
れ、ステップ416において、新商品が指定されたコラ
ムに収容できないことを警告する。この警告は、例えば
コンソール32に表示させたりアラームを鳴らしたりす
ること等により行うことができる。これにより、作業員
は設定が不可能であることを容易に把握することができ
る。この場合、作業員は、再度別の商品選択釦Noを入
力する。なお、ステップ416の処理は、本発明の報知
手段に相当する。
【0079】また、指定したコラムに新商品を設定する
のが不可能であると判断された場合には、警告に代え
て、又は警告に加えて設定可能なコラムを例えばコンソ
ール32に表示させたりすることにより作業員に指示す
るようにしてもよい。これにより、作業員は収容可能な
コラムを容易に把握することができ、交換作業を正確か
つスムーズに行うことができる。
【0080】一方、指定したコラムに新商品を設定する
のが可能な場合、すなわち、新商品のサイズがコラムに
収容可能なサイズであり、新商品の適温がコラムの設定
温度範囲内である場合には、ステップ412で肯定さ
れ、次のステップ414において、設定商品情報テーブ
ルを更新する。すなわち、受信したマスタ商品情報を設
定商品情報テーブルに登録する。また、処理部44は、
マスタ商品情報に含まれるサイズ、設定するコラムに対
応するコラム情報に含まれる販売可能サイズ及び当該販
売可能サイズにおける満杯数から、新商品の満杯数を算
出し、対応する設定商品情報の満杯数を更新する。な
お、設定商品情報に含まれる売切予告数は、そのコラム
内に収容されている残りの商品の数を示し、例えば作業
員の操作により最初は満杯数を設定しておき、販売され
るごとに自動的にデクリメントしていくようにしてもよ
い。
【0081】このようにして設定商品情報テーブルが更
新され、次のステップ415で、設定完了したこと示す
旨、及び例えば設定した商品の設定商品情報をコンソー
ル32へ表示する。これにより、作業員は設定が正常に
完了したことを把握することができる。そして、作業員
は、入力した商品選択釦107に対応するコラムへ新商
品を投入し、前扉101を施錠する。
【0082】以上で商品の交換作業が終了する。このよ
うに、本実施の形態では、バーコードリーダ34を用い
て商品に印刷されたバーコードを読み取ることにより商
品の交換作業に伴う各種の設定、すなわち商品および商
品収容コラムの対応付け、商品の値段設定、商品収容コ
ラムの冷却加熱切換設定等の各種設定を行うことができ
る。このため、従来のように作業員が商品の価格表を持
参し、持参した価格表を参照しながらコンソールを操作
することにより商品の交換作業に伴う各種設定を行う必
要がなく、各種設定を正確かつスムーズに行うことがで
きる。
【0083】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、バーコードリーダを用いた
場合について説明したが、バーコードリーダに代えてC
CDカメラ等の商品の外観を撮像できる撮像手段を自動
販売機に備えるようにし、サーバ・コンピュータに記憶
されるマスタ商品情報にバーコードに代えて商品の画像
データを含ませておくようにしてもよい。この場合、撮
像手段で撮像した商品の画像データをサーバ・コンピュ
ータへ送信し、サーバ・コンピュータでは、受信した画
像データに対応するマスタ商品情報を自動販売機へ送信
する。これにより、上記と同様に商品の交換作業に伴う
各種設定を容易に行うことができる。
【0084】また、本実施の形態では、マスタ商品情報
がサーバ・コンピュータに記憶されている場合について
説明したが、これに限らず、マスタ商品情報が自動販売
機に記憶されていてもよい。これにより、サーバ・コン
ピュータへマスタ商品情報を問い合わせる必要がなくな
り、処理の高速化を図ることができる。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動販売機内の商品の交換作業に伴う各種設定を正確かつ
スムーズに行うことが可能になる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる自動販売機用ネ
ットワーク・システムの構成を模式的に示したイメージ
図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる自動販売機の概
略図である。
【図3】 自動販売機24の基本動作を説明するための
ブロック図である。
【図4】 自動販売機24において販売する商品の交換
に伴う各種設定を実現するための主要な機能ブロック図
である。
【図5】 自動販売機で販売される商品の一例を示す外
観図である。
【図6】 サーバ・コンピュータの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】 自動販売機の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 自動販売機用ネットワーク・システム 12 ネットワーク 14 通信網 16 基地局 18 ゲートウェイ・システム 20 ユーザ・コンピュータ 22 サーバ・コンピュータ(外部装置、サーバ) 24 自動販売機 26 接続装置 28 携帯端末 30 通信装置 32 コンソール(表示手段) 34 バーコードリーダ(読取手段) 40 送受信部(通信手段) 42 記憶部(記憶手段、収容可能条件記憶手段) 44 処理部(処理手段) 46 タイマー部 48 入力部 50 自販機機構部 52 テーブル記憶部 56 制御部 58 送受信部(サーバ通信手段) 60 タイマー部
フロントページの続き (72)発明者 後飯塚 晃 東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 三洋 電機自販機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA02 CA04 CA09 CB01 DA06 DE01 DE02 EA20 EB04 FA02 FB17 5B058 CA40 KA02 KA04 YA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容されるべき商品に記録された識別情
    報を読み取るための読取手段と、 読み取った識別情報を外部へ送信すると共に、送信した
    前記識別情報に対応する商品情報を受信する通信手段
    と、 受信した商品情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された商品情報に基づいて前記商品
    を販売制御する処理手段と、 を含む自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記読取手段は、前記商品に予め記録さ
    れたバーコードを読み取ることを特徴とする請求項1記
    載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 受信した商品情報を表示する表示手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記通信手段は、前記商品情報として、
    前記商品のサイズ及び適正温度の少なくとも一方を含む
    収容条件を含んだ商品情報を受信し、かつ前記商品を収
    容すると共に収容可能サイズ及び収容可能温度の少なく
    とも一方を含む収容可能条件が異なる複数の収容棚と、
    前記複数の収容棚の収容可能条件を記憶した収容可能条
    件記憶手段と、 をさらに備え、 前記処理手段は、前記収容条件と前記収容可能条件とを
    比較し、前記商品を収容不可能と判断した場合に、収容
    不可能であることを報知する報知手段を含むことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動
    販売機。
  5. 【請求項5】 前記処理手段は、前記収容条件と前記収
    容可能条件とを比較し、前記商品を収容可能と判断した
    場合に、収容可能な収容棚を指示する指示手段を含むこ
    とを特徴とする請求項4記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記通信手段は、前記識別情報と前記商
    品情報との対応関係を表すテーブルを記憶した外部装置
    に対して送受信することを特徴とする請求項1乃至請求
    項5の何れか1項に記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 商品の識別情報に対応する商品情報を記
    憶したサーバ記憶手段と、受信した識別情報に対応する
    商品情報を前記サーバ記憶手段から読み出して送信する
    サーバ通信手段と、を含むサーバと、 収容されるべき商品に記録された識別情報を読み取るた
    めの読取手段と、読み取った識別情報を前記サーバへ送
    信すると共に、送信した前記識別情報に対応する前記商
    品情報を受信する通信手段と、受信した商品情報を記憶
    する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された商品情報に
    基づいて前記商品を販売制御する処理手段と、を含む自
    動販売機と、 を備えた自動販売機システム。
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