JP2002092716A - 自動販売機、自動販売機用鍵情報配布方法、装置及びシステム - Google Patents

自動販売機、自動販売機用鍵情報配布方法、装置及びシステム

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JP2002092716A
JP2002092716A JP2000282635A JP2000282635A JP2002092716A JP 2002092716 A JP2002092716 A JP 2002092716A JP 2000282635 A JP2000282635 A JP 2000282635A JP 2000282635 A JP2000282635 A JP 2000282635A JP 2002092716 A JP2002092716 A JP 2002092716A
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JP2000282635A
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Yasuhiro Yamazaki
康宏 山崎
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機で機械鍵を使用せずに安全に扉の
開閉をすることが可能な自動販売機、自動販売機用鍵情
報配布方法及びシステムを提供する。 【解決手段】 サーバ・コンピュータ22には各自動販
売機24のデータ(自販機ID、管理者ID、鍵コー
ド、予定日時、変更日)が鍵管理テーブルとして格納さ
れている。サーバ側で、テーブルを参照し、自動販売機
24−A1〜24−Am、24−B1〜24−Bn毎の
秘密鍵A,B及び作業員Oa,Obへ配布する電子鍵を
生成し、秘密鍵は自動販売機へ、電子鍵は担当の作業者
へ向けて配布する。作業員Oaが、担当する自動販売機
24−A1〜24−Amの作業を行うため、予定した訪
問時期に出向き、電子鍵aを用いて各自動販売機を開錠
する。このとき各自動販売機では、訪問日時とコードが
合致した場合にのみ開錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機、自動
販売機用鍵情報配布方法、装置及びシステムに係り、特
に、扉を有する自動販売機、その自動販売機の扉開閉の
ための情報を扱う自動販売機用鍵情報配布方法、装置及
びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機は、商品(飲料、菓子、煙草
等)を収容する収容庫と、金銭を取り扱う金銭部(コイ
ンメカ、ビルバリ、金庫等)とを本体内部に設けてい
る。そのため、商品および金銭が盗難に会わないよう
に、自動販売機本体と前扉とを頑丈な機械錠(南京錠、
シリンダ等)を用いて施錠している。そして、営業所の
作業員が、管轄区域内に設置されている複数の自動販売
機を巡回するその部度、機械錠を開錠して、商品を交換
または補充したり、金銭を回収したりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1人の作業員
は、複数の自動販売機を巡回することに伴って、複数の
機械錠を施錠および開錠するための複数の機械鍵を常時
携行しなければならないので、作業が煩わしくなるとと
もに機械鍵を紛失する恐れがあるという問題があった。
また、営業所は、機械鍵の破損、紛失等を考慮して、予
備の機械鍵を保管しなければならないので、管理が煩わ
しくなるという問題があった。また、機械鍵の場合は合
い鍵を複製しやすいので、合い鍵が悪質な第三者の手に
渡ると、商品および金銭が盗難に会うばかりか、自動販
売機それぞれの機械錠を交換せざるを得なくなるという
問題があった。
【0004】そこで、本発明は、自動販売機で機械鍵を
使用せずに安全に扉の開閉をすることが可能な自動販売
機、自動販売機用鍵情報配布方法、装置及びシステムを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、通信回線に接続されかつ電気的に
開錠または施錠する扉を有する自動販売機の開錠及び施
錠の少なくとも一方に関係する鍵情報を配布する自動販
売機用鍵情報配布方法であって、操作を担当する管理者
毎に予め分類された前記自動販売機に対して前記管理者
の訪問日時情報及び少なくとも前記開錠のための鍵情報
を含む自動販売機用の秘密鍵と、前記秘密鍵に対応する
前記管理者用の電子鍵とを生成し、前記秘密鍵を該当す
る自動販売機へ送信し、前記電子鍵を、該当する管理者
に属する通信回線に接続された管理者用端末へ送信する
ことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明では、インターネット等の
通信回線を介して自動販売機の開錠及び施錠の少なくと
も一方に関係する鍵情報を配布する自動販売機用鍵情報
配布方法に適用される。すなわち、自動販売機は、通信
回線に接続されており、電気的に開錠または施錠する扉
を有する。自動販売機の扉の開閉は、その操作を担当す
る予め定めた作業員等の管理者が行うものであり、管理
者には、担当する自動販売機として1つ以上が設定され
る。この管理者毎に予め分類された自動販売機に対し
て、担当する管理者の訪問日時情報を予め設定し、この
訪問日時情報を含みかつ少なくとも扉の開錠のための鍵
情報を含む自動販売機用の秘密鍵を生成する。そして、
秘密鍵に対応する管理者用の電子鍵とを生成する。
【0007】秘密鍵と電子鍵は同一のものであってもよ
いが、管理者の担当以外の自動販売機の開錠を阻止する
ためには、異ならせることが好ましい。また、これらの
鍵は解読を阻止するために暗号化することが好ましい。
自動販売機に属する秘密鍵と電子鍵とは対応関係が設定
され、秘密鍵を参照すると共に、現在日時を検出するこ
とで、電子鍵が正規の日時(訪問時)に用いられたか否
かを判別することができる。生成した秘密鍵は該当する
自動販売機へ通信回線を介して送信され、また電子鍵は
該当する管理者に属する通信回線に接続された管理者用
端末へ送信する。管理者端末は、直接インターネット等
のネットワークに接続するものに限定されるものではな
く、無線や有線の通信回線によるネットワークを介して
インターネット等のネットワークに接続することができ
る。これによって、自動販売機に対して管理者によって
電子鍵が入力されると、その訪問時が予め設定された日
時であるときに、扉を開錠される。従って、管理者が訪
問する予め定められた訪問日時のみその担当である管理
者による指示で、自動販売機の扉を開錠できる。
【0008】請求項2の発明は、通信回線に接続されか
つ電気的に開錠または施錠する扉を有する自動販売機の
開錠及び施錠の少なくとも一方に関係する鍵情報を記憶
したサーバ記憶手段と、操作を担当する管理者毎に予め
分類された前記自動販売機に対して前記管理者の訪問日
時情報及び少なくとも前記開錠のための鍵情報を含む自
動販売機用の秘密鍵と、前記秘密鍵に対応する前記管理
者用の電子鍵とを生成するサーバ生成手段と、前記生成
手段で生成した秘密鍵及び電子鍵を、前記サーバ記憶手
段に記憶制御するサーバ制御手段と、前記秘密鍵を該当
する自動販売機へ送信しかつ、前記電子鍵を、該当する
管理者に属する通信回線に接続された管理者用端末へ送
信するサーバ送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】自動販売機と管理者に送信する秘密鍵及び
電子鍵は、対応関係があるため、一括管理することが好
ましい。例えば、鍵サーバとして機能するサーバ・コン
ピュータで実現されることが好ましい。そこで、請求項
2の自動販売機用電子鍵配布装置は、サーバ記憶手段に
鍵情報を記憶する。この鍵情報は、サーバ生成手段によ
り生成される。サーバ生成手段は、操作担当の管理者毎
に予め分類された自動販売機に対して管理者の訪問日時
情報及び少なくとも開錠のための鍵情報を含む自動販売
機用の秘密鍵と、秘密鍵に対応する管理者用の電子鍵と
を生成する。生成手段で生成した秘密鍵及び電子鍵は、
サーバ制御手段によりサーバ記憶手段に記憶制御され
る。そして、サーバ送信手段により、秘密鍵が該当する
自動販売機へ送信されかつ、電子鍵が該当する管理者に
属する管理者用端末へ送信される。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の自動販売機用鍵情報配布装置において、前記サーバ記
憶手段には、自動販売機の識別子、管理者の訪問日時情
報、管理者の識別子及び前記鍵情報の対応関係を表す鍵
管理テーブルを記憶することを特徴とする。
【0011】サーバ記憶手段には鍵情報を記憶するが、
自動販売機毎に管理者や訪問日時情報が異なる場合があ
るので、これを対応つける必要がある。そこで、自動販
売機の識別子、管理者の訪問日時情報、管理者の識別子
及び鍵情報の対応関係を表す鍵管理テーブルを記憶する
ことによって、このテーブルを参照するのみで、容易
に、秘密鍵及び電子鍵を生成することができる。
【0012】請求項4に記載の発明の自動販売機は、扉
を電気的に開錠状態または施錠状態に維持する錠前手段
と、前記錠前手段の状態を変更することを表す秘密鍵を
記憶する記憶手段と、外部から通信回線を介して前記秘
密鍵を受け取るための通信手段と、管理者により開錠指
示するための電子鍵を入力する入力手段と、前記通信手
段により秘密鍵を受け取ったときに受け取った秘密鍵で
前記記憶手段に記憶した秘密鍵を更新すると共に、前記
入力手段により電子鍵を入力したときに入力日時におけ
る前記電子鍵と前記秘密鍵との対応が正規のものである
場合に前記錠前手段の状態を変更する処理手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0013】自動販売機は、記憶手段に扉を電気的に開
錠状態または施錠状態に維持する錠前手段の状態を変更
することを表す秘密鍵を記憶する。この秘密鍵は、通信
手段によって外部から通信回線を介して受け取られる。
処理手段は、受け取った秘密鍵で記憶手段を更新する。
また、管理者により入力手段で開錠指示するための電子
鍵が入力されると、処理手段は、入力日時における電子
鍵と秘密鍵との対応が正規のものであるか否かを判別
し、正規のものであるときに錠前手段の状態を変更す
る。従って、管理者が訪問する日時を含む情報が秘密鍵
に内在され、記憶されているので、その設定された訪問
日時に管理者が開錠指示したときにのみ、扉等を開閉す
ることが可能となる。
【0014】請求項5に記載の発明は、通信回線に接続
されかつ電気的に開錠または施錠する扉を有する自動販
売機の開錠及び施錠の少なくとも一方に関係する鍵情報
を配布する自動販売機用鍵情報配布システムであって、
請求項2に記載の自動販売機用鍵情報配布装置と、請求
項4に記載の自動販売機と、を含むことを特徴とする。
【0015】すなわち、上述の自動販売機用鍵情報配布
装置と、自動販売機とを通信回線で接続したシステムを
構築することで、管理者が訪問するべく設定された訪問
日時のみその担当である管理者による指示で、自動販売
機の扉を開錠するための秘密鍵と電子鍵を配布すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、無
線または有線でネットワーク接続可能なコンピュータ・
ネットワーク・システムに、本発明を適用したものであ
る。
【0017】図1には、本発明の実施に供される自動販
売機用ネットワーク・システムの構成を模式的に示して
いる。本実施の形態では、自動販売機用ネットワーク・
システム10は、通信媒体として、インターネットやそ
の他のネットワークとしてのLAN(Local Area Netwo
rk)で代表されるネットワーク12、各国又は各地域の
電話会社が構築・提供する公衆電話網などで代表される
通信網14を含んで構成される。通信網14には、例え
ばPSTN(Public Switched Telephone Network)や
ISDN(Integrated Service Digital Network)が含
まれる。また、通信網14として、さらに、PDC(Pe
rsonal Digital Cellular)やPHS(Personal Handyp
hone System)など各種形式の無線電話網を含むことが
できる。ネットワーク12と通信網14とは、ゲートウ
ェイ・システム18によって相互接続されている。
【0018】インターネットで代表されるネットワーク
12には、ユーザが操作するユーザ・コンピュータ2
0、及び各種のサーバ・コンピュータ22が、それぞれ
モデム、ルータ、TA(ターミナル・アダプタ:Termin
al Adapter)等の接続装置26を介して接続されてい
る。これらのコンピュータは、ネットワーク12を介し
て、相互通信により情報授受が可能な構成である。ま
た、ネットワーク12には、接続装置26を介してネッ
トワーク管理下の自動販売機24が接続されている。
【0019】ネットワーク12では、モデムやルータ等
の接続装置26を経由して相互接続が可能であり、この
ようなネットワーク上のコンピュータ同士は、例えばT
CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って相互
アクセスが可能である。従って、自動販売機用ネットワ
ーク・システム10上には、無数のサーバ・コンピュー
タ(ホスト端末)やユーザ・コンピュータ(ユーザ端
末)、そして自動販売機が接続された構成となる。
【0020】これらコンピュータ・システムは、一部の
コンピュータは各種の資源サービスを有償又は無償で提
供する「サーバ」、他の一部はサーバに対して資源サー
ビスを要求する「クライアント」として稼動する、所謂
サーバ・クライアント・システムとして機能する。すな
わち、本実施の形態では、ユーザ・コンピュータ20、
及び自動販売機24が、「クライアント」として稼動す
る。なお、後述する通信網14に接続可能な携帯端末や
自動販売機24も、「クライアント」として稼動する。
【0021】ここでは、サーバ・コンピュータ22は1
台で説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
く、機能別に分散して複数台で構成してもよい。例え
ば、詳細は後述するが、サーバ・コンピュータの一例と
しては、本実施の形態では、現金在庫管理サーバ、商品
在庫管理サーバ、スケジューリング・サーバ、鍵サーバ
がある。
【0022】なお、コンピュータには、当該コンピュー
タで指示入力をするために、各々キーボード、マウス等
の入力装置が設けられており、コンピュータによる処理
結果等を表示するためにディスプレイが設けられてい
る。なお、コンピュータは、汎用的かつ一般的なハード
ウェア構成であるため、詳細な説明を省略する。
【0023】一方、通信網14は、携帯端末等の送受信
装置に対するデータの送受信機能を有する基地局16を
備えている。これによって、携帯端末等の送受信装置
(携帯端末28や通信装置30)は、通信網14を介し
てネットワーク12への参加が可能となる。なお、通信
網14は、携帯端末等の送受信装置に対するデータの送
受信機能は勿論、認証機能や位置検出機能等の付与機能
を提供できることが好ましい。
【0024】この通信網14に接続可能な自動販売機2
4は、接続装置26に代えて通信装置30を備えてい
る。自動販売機24は、通信装置30を介して通信網1
4との相互通信により情報授受が可能な構成である。ま
た、自動販売機24は、データ入力及びデータ表示のた
めのコンソール32を備えている(詳細は後述)。
【0025】従って、自動販売機24は、接続装置26
及びネットワーク12を介してサーバ・コンピュータ2
2との相互通信による情報授受が可能となったり、通信
装置30、通信網14、ゲートウェイ・システム18、
及びネットワーク12を介してサーバ・コンピュータ2
2との相互通信による情報授受が可能となったりする。
【0026】なお、複数の自動販売機24は、前扉と本
体を施錠する電子錠が前扉の背面に付設され、営業所の
管轄区域内に設置される。サーバ・コンピュータ22は
管理部として機能し、複数の自動販売機の稼動状況を集
中管理することができる。例えば、サーバ・コンピュー
タ22は、複数の自動販売機上の稼動状況として、故
障、商品の在庫、釣銭切れ等を集中管理するとともに、
個々の電子錠が持つ暗証コードを含む秘密鍵の設定およ
び変更、個々の電子錠の施錠および開錠を集中管理す
る。また、携帯端末28(携帯電話)は、営業所の作業
員が複数の自動販売機24を巡回する際に携行するもの
であるが、本発明は作業員による携帯端末の携行を限定
するものではない(後述)。
【0027】図2は、本発明が適用可能な、例えば缶飲
料を販売する自動販売機24の前扉を閉じた状態を示す
正面図である。なお、自動販売機24は、接続装置26
及び通信装置30の少なくとも一方が接続可能である。
【0028】前扉101は、自動販売機の左側両端を支
軸として開閉し、コラム設定、缶飲料補充等を行うとき
は開錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じて
おくものである。パネル102は、透明な樹脂板であ
り、内部に陳列されている複数種類の缶飲料サンプル1
03を確認するためのものである。硬貨投入口104
は、利用者が硬貨を投入する部分であり、投入硬貨は自
動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口1
05は、利用者が紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣
は自動販売機内部のビルバリに供給される。
【0029】表示部106は、投入硬貨金額、挿入紙幣
金額等を表示するものである。商品選択釦107は、販
売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、缶飲料サン
プル103それぞれに対応してパネル102に設けられ
るものである。販売可ランプは、利用者が少なくとも1
本の缶飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行う
と、自動販売機内部のコラムに缶飲料が収容されている
場合のみ、この缶飲料に対応するものが点灯する。売り
切れランプは、自動販売機内部の所定コラムが空になる
と、この缶飲料に対応するものが常時点灯する。販売可
ランプが点灯している商品選択釦107を押下すると、
この缶飲料サンプル103に対応する缶飲料が商品取出
口108まで搬出される。返却レバー109は、投人硬
貨を返却口110から返却したり、投入硬貨または挿入
紙幣から缶飲料購入金額を差し引いた釣銭を返却口11
0から返却したりするためのものである。
【0030】電子錠111は、前扉101の背面に付設
されて前扉101の施錠および開錠を行うものであり、
例えばソレノイドの通電を利用したものを使用する。電
子錠111は、営業所の作業員が直接開錠するもの、ま
たは、サーバ・コンピュータ22が遠隔制御で開錠する
ものの何れでもよい。前者の場合、詳細は後述するが、
電子錠111は固有の暗証コードを有しており、暗証コ
ードを含む秘密鍵を自販機側で記憶し、作業員が端末ま
たはコンソールを操作して電子鍵を入力(送信)する
と、自動販売機側内部の制御部(後述)がこの電子鍵を
正しいものと判別したとき、電子錠111は開錠する。
一方、後者の場合、サーバ・コンピュータ22がネット
ワークや通信回線等を介して電子錠111を開錠するた
めのコマンドを自動販売機24に送信すると、自動販売
機24内部の制御部がコマンドを解読して、電子錠11
1は開錠する。
【0031】図3は、自動販売機24の基本動作を説明
するためのブロック図である。主制御部201は、自動
販売機24の制御を統括するものであり、ROM、CP
U、RAM、周辺回路(タイマ、I/0ポート等)を内
蔵している。詳しくは、ROMは、後述する複数の従制
御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納
されたものであり、CPUは、ROMから読み出された
プログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を
統括制御するものであり、RAMは、CPUによる演算
結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みま
たは読み出しを行うものである。
【0032】ハードウエア的には、ROMは、マスクR
OM、EPROM、またはEEPROM(フラッシュR
OMを含む)等の不揮発性メモリである。CPUは、R
OMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、R
OMからの読み出し内容を解脱するインストラクション
デコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算デー
タを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。RAM
は、SRAM等の揮発性メモリである。
【0033】硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部2
03、接客制御部204、販売制御部205、入力制御
部206は、複数の従制御部に相当し、ハードウェア的
には、主制御部201と同様のROM、CPU、RAM
を内蔵する。コインメカ207は、釣銭切れを検出する
釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口104からの投入硬
質を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口110から返
却するものである。硬貨処理制御部202は、コインメ
カ207を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金
疑別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出
し等を行わせるものである。ビルバリ208は、コイン
メカ207と同様に、釣札切れを検出する釣札切れセン
サを備え、紙幣挿入口105からの挿入紙幣を受け取
り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口105から返却する
ものである。紙幣処理制御部203は、ビルバリ208
を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数
の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。なお、
硬貨処理制御部202および紙幣処理制御部203は、
硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作
を実行する。
【0034】接客部209は、表示部106と、複数種
類の缶飲料サンプル103に対応して設けられた複数の
商品選択釦107と、販売中、販売中止、釣銭切れを表
すランプと、を備えたものである。接客制御部204
は、接客部209を制御する。つまり、接客制御部20
4は、主制御部201からの缶飲料販売に関する接客指
示に従って、販売中、販売中止、釣銭切れを表すランプ
を点灯させたり、販売飲料別の販売可ランプまたは売り
切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択釦
107の何れが押下されたのかを検出し、このときの検
出信号を主制御部201に送信したりする。販売機構2
10は、利用者が希望する缶飲料を商品取出口108ま
で搬出させるものである。販売制御部205は、販売機
構210を制御し、接客制御部204からの前記検出信
号に応答した主制御部201からの販売指示に従って、
利用者の希望商品を商品取出口108まで搬出させる。
【0035】コンソール32は、前扉101の背面に着
脱自在に設けられ、商品および商品収容コラムの対応付
け、商品の値段設定、商品収容コラムの冷却加熱切換設
定、等を行うためのものである。入力制御部206は、
作業員が専用無線端末(図示省略)を操作した際の受信
部112の受信内容と、作業員がコンソール32を操作
した際の設定内容とを、主制御部201で判別させるた
めのインターフェイスを行うものである。
【0036】通信制御部212は、接続装置26及び通
信装置30の少なくとも一方が接続され、サーバ・コン
ピュータ側から送信される、電子錠111の秘密鍵(暗
証コードを含み更新するためのもの)、電子錠111を
開錠するためのコマンドを受信して、主制御部201に
供給するものである。すなわち、主制御部201は、電
子錠111の新しい秘密鍵を受信すると、電子錠111
が現在有する秘密鍵を新しい秘密鍵に設定し直す。ま
た、主制御部201は、電子錠111を開錠するための
コマンドを受信すると、電子錠111を直接開錠する。
【0037】図4には、自動販売機24を中心に、電子
的な鍵による前扉の開閉に関する機能を実現するための
主要な機能ブロック図を示した。まず、サーバ・コンピ
ュータ22は、テーブル記憶部52、鍵生成部54、制
御部56、鍵送信部58、及びタイマー部60に分類で
きる。テーブル記憶部52は、図5に示す鍵管理テーブ
ルを記憶するためのメモリであり、鍵管理テーブルは、
自動販売機の識別記号(自販機ID)、担当する作業員
または管理者の識別記号(管理者ID)、開錠のための
暗証コード(鍵コード)、作業者が訪問する予定日時、
これら情報の変更日から構成されている。鍵生成部54
は自動販売機や管理者へ送信するための鍵(秘密鍵や電
子鍵)を生成する機能部であり、制御部56は生成した
鍵をテーブル記憶部に記憶させる機能部である。また、
鍵送信部58は生成した鍵を鍵生成部54は自動販売機
や管理者へ送信する機能部である。なお、タイマー部6
0は現在日時を読み取るためのものである。
【0038】次に、自動販売機24について説明する。
自動販売機24の主制御部201は、記憶部42、処理
部44、及びタイマー部46を機能的に含む構成に分類
することができる。記憶部42は、サーバ側から受け取
った秘密鍵(平文または暗号化されたデータ、詳細は後
述)を記憶するためのメモリである。処理部44は、記
憶部に秘密鍵を記憶させたり、作用員(管理者)による
入力が記憶されている秘密鍵と対応する正規のものであ
るかの判別と正規のときであるとき前扉を開錠する処理
をしたりする制御を司る。すなわち、処理部44には、
サーバ・コンピュータ22との間で情報授受するための
鍵受信部40(通信制御部212に対応)が接続され、
作業員の入力情報を受け取るための入力部48(入力制
御部206に対応)が接続され、電子錠111を含む上
述の自動販売機24の各動作機構である自販機機構部5
0が接続されている。タイマー部46は、現在日時を計
測するものである。このタイマを参照することで、作業
員の訪問日を特定することができる。
【0039】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0040】図6には、本実施の形態にかかる自動販売
機用ネットワーク・システム10において、電子的な鍵
の配布から作業員が開錠する過程をイメージ的に示し
た。すなわち、サーバ側から及びクライアント側(自動
販売機と作業員)へ予め電子的な鍵を送信しておき、こ
れを用いて、開錠の判断に用いるものである。ここで
は、作業員Oaはm台の自動販売機24−A1〜24−
Amを担当し、作業員Obはn台の自動販売機24−B
1〜24−Bnを担当する場合を一例として説明する。
【0041】まず、サーバ・コンピュータ22には自動
販売機24の各々に記憶させるためのデータが自動販売
機毎に対応された鍵管理テーブルが格納されている(図
5)。サーバ側では、鍵管理テーブルを参照して、自動
販売機毎の秘密鍵及び担当する作業員へ配布する電子鍵
を生成し、秘密鍵は自動販売機へ、電子鍵は担当の作業
者へ向けて配布する。具体的には、作業員Oaが担当す
るm台の自動販売機24−A1〜24−Amの各々につ
いて、少なくとも、管理者ID、鍵コード、及び予定日
時を含むデータを平文または暗号化した秘密鍵Aとして
生成し、該当する自動販売機に送信する。各々の自動販
売機は、サーバ・コンピュータ側から受け取った秘密鍵
A(平文または暗号化されたデータ)を記憶部42に記
憶する。同様に、作業員Obが担当するn台の各自動販
売機24−B1〜24−Bnの秘密鍵Bを生成し、送信
する。
【0042】次に、作業員Oaに対して、少なくとも、
自販機ID、鍵コード、及び予定日時を含むデータを平
文または暗号化した電子鍵aとして生成し、送信する。
この場合、作業員Oaが担当するm台の自動販売機24
−A1〜24−Amの各々についての電子鍵aが作業員
Oaによって受け取られる。この電子鍵は、作業員がユ
ーザ・コンピュータ20で受信してもよく、携帯端末2
8で受信してもよい。なお、作業員の巡回スケジュール
が予め設定されているときには、電子鍵に予定日時を含
ませる必要はない。同様に、作業員Obのための電子鍵
bを生成し、送信する。作業員Obは、担当するn台の
自動販売機24−B1〜24−Bnの各々についての電
子鍵bを受け取る。
【0043】作業員Oaは、担当する自動販売機24−
A1〜24−Amの作業を行うため、予定した訪問時期
に出向き、電子鍵aを用いて各自動販売機を開錠する。
同様に、作業員Obは、担当する自動販売機24−B1
〜24−Bnの作業を行うため、予定した訪問時期に出
向き、電子鍵bを用いて各自動販売機を開錠する。
【0044】従って、自動販売機側では、予め設定され
ている作業員の巡回予定時にのみ、その作業員について
開錠を許可することになり、自動販売機毎に機械鍵を持
って開錠する必要はない。
【0045】次に、サーバ・コンピュータ22、及び自
動販売機24の処理を詳細に説明する。まず、サーバ・
コンピュータ22では、図7に示す鍵配布のための処理
ルーチンが所定期間毎に実行される。なお、以下に説明
する鍵コードを変更して配信する時期の設定(スケジュ
ーリング)を別処理や他のサーバ・コンピュータで処理
し、これに対する応答で処理するようにしてもよい。
【0046】図7のステップ300では、鍵管理テーブ
ルを参照する(図5)。鍵管理テーブルは、上述のよう
に、自動販売機毎に、対応するデータがテーブルとして
格納されている。すなわち、自動販売機毎に、その対応
するデータとして、識別記号(自販機ID)、担当する
作業員または管理者の識別記号(管理者ID)、開錠の
ための暗証コード(鍵コード)、作業者が訪問する予定
日時、これら情報の変更日が設定されている。
【0047】次のステップ302では、鍵生成・配布の
対象となる自動販売機24を定める。ここでは、鍵管理
テーブルの最初の自動販売機から順次処理(スキャン)
する場合を説明する。従って、ステップ302では自販
機IDが「1」の自動販売機を設定して対応するデータ
を読み取る。次のステップ304では、鍵の変更時期か
否かを判断する。この判断は、予め変更時期を設定して
判断基準としたり、予め経過時間を設定して判断基準と
したりすることができる。すなわち、ステップ304で
処理する時期が、設定された変更時期に到達したか否か
を判断したり、読み取ったデータの変更日からの経過時
間が設定された経過時間を経過したか否かを判断したり
する。
【0048】ステップ304で否定されると、ステップ
314へ進み、鍵管理テーブルに登録されている自動販
売機の全てについて処理が終了したか否かを判断する。
ステップ314で否定されるとステップ316で次の自
動販売機を対象となる自動販売機24に定めた後にステ
ップ304へ戻り、肯定されると本ルーチンを終了す
る。
【0049】一方、ステップ304で肯定されると、ス
テップ306へ進み、対象の自動販売機の秘密鍵を生成
し、次のステップ308で管理者用(作業員用)の電子
鍵を生成する。秘密鍵は、上述もしたが、少なくとも、
管理者ID、鍵コード、及び予定日時を含むデータを平
文または暗号化したデータである。自動販売機側では、
管理者IDのデータによって作業員を判別可能であり、
鍵コードのデータによって作業員が入力するコードの正
規性の判別が可能であり、予定日時のデータによって作
業員の訪問時期の正規性の判別が可能である。また、電
子鍵は、少なくとも、自販機ID、及び鍵コードを含む
データを平文または暗号化したデータであり、予定日時
を含ませることもできる。作業員は、自販機IDに対す
る鍵コードを把握することで、設定されている訪問日に
有効な鍵コ−ドを自動販売機で入力することができる。
【0050】秘密鍵及び電子鍵の生成が終了すると、次
のステップ310において上記生成した秘密鍵及び電子
鍵を送信する。秘密鍵の送信は、該当する自動販売機へ
向けてなされる。また、電子鍵の送信は、送信した秘密
鍵を格納する自動販売機を担当する作業員へ向けてなさ
れる。この作業員へ向けた電子鍵の送信は、作業員が受
け取ることが可能なユーザ・コンピュータ20であって
もよく、携帯端末28であってもよい。
【0051】秘密鍵及び電子鍵の送信が終了すると、次
のステップ312において、今回生成した秘密鍵及び電
子鍵を含むデータで鍵管理テーブルを更新する。この更
新するデータは、作業員を変更する場合には管理者ID
を、今回の変更により予定日時が変更されるときは予定
日時を、今回の変更を記録するため現在日時を変更日と
して含ませることができる。
【0052】このように、内容の変更が可能な電子的な
鍵を採用し、鍵コードを定期的に変更することによっ
て、秘匿性を高めることができる。
【0053】なお、上記では、自動販売機毎に秘密鍵と
電子鍵を生成し、逐次送信する場合を説明したが、本発
明はこれに限定されない。例えば、作業員は複数の自動
販売機を担当することがあるため、作業員へ向けて送信
するデータは、作業員に属する自動販売機のデータをま
とめた後、一括して送信してもよい。
【0054】次に、自動販売機24の処理を詳細に説明
する。各自動販売機24では、図8に示す処理ルーチン
が繰り返し実行される。図8のステップ400では、デ
ータ受信またはデータ入力がなされたか否かを判断し、
否定されるとそのまま本ルーチンを終了する。一方、肯
定されると、ステップ402へ進み、受け取ったデータ
が秘密鍵の更新であることを表すか否かを判断する。秘
密鍵の構成であるコマンド等がサーバ・コンピュータ2
2から送信された場合には、ステップ402で肯定さ
れ、ステップ404へ進み、タイマー部46を参照する
ことで現在日時を読み取る。次のステップ406ではサ
ーバ・コンピュータ22から送信される秘密鍵を受け取
って、次のステップ408において記憶部42のデータ
を書きかえることにより秘密鍵を更新する。なお、秘密
鍵が暗号化されている場合には、ステップ406または
ステップ408において復号処理をする。
【0055】このようにして、サーバ・コンピュータ2
2から送信された作業員の訪問時期を含む新規の秘密鍵
を自動販売機側で記憶することができる。
【0056】一方、ステップ402で否定された場合に
は、作業員による自動販売機の前扉の開閉作業であるた
め、ステップ410へ進み、管理者用電子鍵、すなわち
自動販売機の作業をする作業員に対して電子鍵の入力を
促すと共に、電子鍵の入力を読み取る。この電子鍵の入
力は、コンソール32によって行われても良く、専用無
線端末(図示省略)によって行われても良く、携帯端末
28によって行われても良い。
【0057】次のステップ412では、タイマー部46
を参照することで現在日時を読み取り、次のステップ4
14において入力された電子鍵が正規の電子鍵であるか
否かを判断する。この判断は、記憶部42に記憶されて
いる秘密鍵を参照して、秘密鍵に含まれる、管理者ID
のデータによって正規の作業員であるかを判別し、鍵コ
ードのデータによって作業員が入力したコードが正規コ
ードであるかを判別し、予定日時のデータと現在日時に
よって作業員の訪問時期が正規であるかを判別する。こ
れらの全てが正規であるときのみ、ステップ414で肯
定される。
【0058】ステップ414で肯定されると、ステップ
416へ進み、電子錠111を作動さえ、前扉を開放可
能状態にする。一方、ステップ414で否定されると、
作業員が入力した電子鍵が正規のものではない旨のメッ
セージを音声や画像等で報知し、作業員に促す。なお、
ステップ418の処理は、必要に応じて追加すればよ
く、正規でないときに放置する場合には不用である。
【0059】従って、作業員が電子錠111を直接開錠
するとき、先に説明したように、専用無線端末等を操作
して電子鍵(管理者IDと暗証コードを含む)を受信部
112に送信したり、コンソール32で入力したりすれ
ばよい。また、携帯端末を用いて、サーバ・コンピュー
タ22とを通信接続して、サーバ・コンピュータ22側
から、電子錠111の開錠コマンドを送信させてもよ
い。なお、電子錠111は、前扉101に限定されず、
自動販売機24内部の金庫に適用してもよい。
【0060】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正
や代用を成し得ることは自明である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、訪
問日時情報を含む秘密鍵と電子鍵とが、その自動販売機
と担当する管理者に属する管理者端末に送信されるの
で、自動販売機の担当である管理者による指示、すなわ
ち管理者が電子鍵を入力した日時(訪問時)が設定日時
であるときにのみ、自動販売機の扉を開錠できる、とい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる自動販売機用ネ
ットワーク・システムの構成を模式的に示したイメージ
図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる自動販売機の概
略図である。
【図3】 自動販売機24の基本動作を説明するための
ブロック図である。
【図4】 自動販売機24の電子的な鍵による前扉の開
閉に関する機能を実現するための主要な機能ブロック図
である。
【図5】 鍵管理テーブルの内容を示すイメージ図であ
る。
【図6】 本実施の形態にかかる自動販売機用ネットワ
ーク・システムにおいて、電子的な鍵の配布から作業員
が開錠する過程を示すイメージ図である。
【図7】 サーバ・コンピュータの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】 自動販売機の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 自動販売機用ネットワークシステム(自動販売機
用鍵情報配布システム) 20 ユーザ・コンピュータ(管理者用端末) 22 サーバ・コンピュータ(自動販売機用鍵情報配布
装置) 24 自動販売機 26 接続装置 28 携帯端末(管理者用端末) 30 通信装置 32 コンソール 40 鍵受信部 42 記憶部(記憶手段) 44 処理部(処理手段) 46 タイマー部 48 入力部(入力手段) 50 自販機機構部 52 テーブル記憶部(サーバ記憶手段) 54 鍵生成部(サーバ生成手段) 56 制御部(サーバ制御手段) 58 鍵送信部(サーバ送信手段) 101 前扉 111 電子錠(錠前手段) Oa 作業員 Ob 作業員
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 310 G06F 17/60 310C 512 512

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続されかつ電気的に開錠ま
    たは施錠する扉を有する自動販売機の開錠及び施錠の少
    なくとも一方に関係する鍵情報を配布する自動販売機用
    鍵情報配布方法であって、 操作を担当する管理者毎に予め分類された前記自動販売
    機に対して前記管理者の訪問日時情報及び少なくとも前
    記開錠のための鍵情報を含む自動販売機用の秘密鍵と、
    前記秘密鍵に対応する前記管理者用の電子鍵とを生成
    し、 前記秘密鍵を該当する自動販売機へ送信し、 前記電子鍵を、該当する管理者に属する通信回線に接続
    された管理者用端末へ送信することを特徴とする自動販
    売機用鍵情報配布方法。
  2. 【請求項2】 通信回線に接続されかつ電気的に開錠ま
    たは施錠する扉を有する自動販売機の開錠及び施錠の少
    なくとも一方に関係する鍵情報を記憶したサーバ記憶手
    段と、 操作を担当する管理者毎に予め分類された前記自動販売
    機に対して前記管理者の訪問日時情報及び少なくとも前
    記開錠のための鍵情報を含む自動販売機用の秘密鍵と、
    前記秘密鍵に対応する前記管理者用の電子鍵とを生成す
    るサーバ生成手段と、 前記生成手段で生成した秘密鍵及び電子鍵を、前記サー
    バ記憶手段に記憶制御するサーバ制御手段と、 前記秘密鍵を該当する自動販売機へ送信しかつ、前記電
    子鍵を、該当する管理者に属する通信回線に接続された
    管理者用端末へ送信するサーバ送信手段と、 を備えたことを特徴とする自動販売機用鍵情報配布装
    置。
  3. 【請求項3】 前記サーバ記憶手段には、自動販売機の
    識別子、管理者の訪問日時情報、管理者の識別子及び前
    記鍵情報の対応関係を表す鍵管理テーブルを記憶するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の自動販売機用鍵情報配
    布装置。
  4. 【請求項4】 扉を電気的に開錠状態または施錠状態に
    維持する錠前手段と、 前記錠前手段の状態を変更することを表す秘密鍵を記憶
    する記憶手段と、 外部から通信回線を介して前記秘密鍵を受け取るための
    通信手段と、 管理者により開錠指示するための電子鍵を入力する入力
    手段と、 前記通信手段により秘密鍵を受け取ったときに受け取っ
    た秘密鍵で前記記憶手段に記憶した秘密鍵を更新すると
    共に、前記入力手段により電子鍵を入力したときに入力
    日時における前記電子鍵と前記秘密鍵との対応が正規の
    ものである場合に前記錠前手段の状態を変更する処理手
    段と、 を備えたことを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 通信回線に接続されかつ電気的に開錠ま
    たは施錠する扉を有する自動販売機の開錠及び施錠の少
    なくとも一方に関係する鍵情報を配布する自動販売機用
    鍵情報配布システムであって、 請求項2に記載の自動販売機用鍵情報配布装置と、請求
    項4に記載の自動販売機と、を含むことを特徴とする自
    動販売機用鍵情報配布システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339317A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Kyocera Corp 電子錠付き収納庫を制御するための通信装置及び電子錠付き収納庫
JP2008108022A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The 運用保守管理装置
JP2009097190A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Miwa Lock Co Ltd 自動販売機の扉開閉制御システム
JP2014199553A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 富士通株式会社 電子鍵管理方法、プログラム及び装置
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