JP2002342825A - 自動販売機及び自動販売機システム - Google Patents

自動販売機及び自動販売機システム

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JP2002342825A
JP2002342825A JP2001148081A JP2001148081A JP2002342825A JP 2002342825 A JP2002342825 A JP 2002342825A JP 2001148081 A JP2001148081 A JP 2001148081A JP 2001148081 A JP2001148081 A JP 2001148081A JP 2002342825 A JP2002342825 A JP 2002342825A
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JP
Japan
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product
vending machine
transport
user
route
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Application number
JP2001148081A
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English (en)
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Tsugio Kawahara
次男 川原
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Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者による商品購入の利便性を向上させる
ことが可能な自動販売機及び自動販売機システムを提供
する。 【解決手段】 自動販売機用ネットワーク・システム1
0は、ネットワーク12、通信網14を含んで構成さ
れ、ネットワーク12にはサーバ・コンピュータ22、
自動販売機24が接続され、通信網14には携帯端末2
8、自動販売機24が接続可能である。ユーザは、携帯
端末28により自動販売機24で扱う商品及び搬送場所
を指定する。指定された商品及び搬送場所はサーバ・コ
ンピュータ22へ送信され、サーバ・コンピュータ22
は指定された商品を扱う自動販売機24を選択し、その
自動販売機24の位置から指定された搬送場所までの搬
送ルートを演算してその自動販売機24へ送信する。自
動販売機24は、商品搬送装置74により指定された搬
送ルート上を移動して利用者の元へ商品を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機及び自
動販売機システムに係り、特に、ネットワークに接続可
能な自動販売機及び自動販売機システムに関する。
【従来の技術】自動販売機は、硬貨や紙幣の投入により
商品(飲料、菓子、煙草等)を購入させるものである。
利用者は、自動販売機に収容されている商品を目視して
希望する商品を選択しながら購入する。
【0002】自動販売機は、オフィスやレストラン、列
車等あらゆる場所に設置されるが、利用者は、購入を希
望する商品が販売されている自動販売機が設置されてい
る場所まで出向いて商品を購入しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、利用者
は、購入を希望する商品を販売している自動販売機の設
置場所を予め把握しておかなければならないため、これ
を把握していない場合には、別の自動販売機まで出向い
て希望の商品があるか否かを確認して商品を購入しなけ
ればならず、利用者にとって不便である。
【0004】そこで、本発明は、利用者による商品購入
の利便性を向上させることが可能な自動販売機及び自動
販売機システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、加冷処理を含む調理後の商品を指
示すると共に、装置から離れた位置である前記商品の搬
送場所を指示する指示手段と、指示された商品を提供す
る提供手段と、現在位置から前記搬送場所までの搬送ル
ートを求める演算手段と、提供された商品を、前記搬送
ルートに従って前記搬送場所へ搬送する搬送手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0005】指示手段は、加冷処理を含む調理後の商品
を指示する、すなわち注文すると共に、装置から離れた
位置である商品の搬送場所を指示する。商品には、例え
ば缶飲料、カップ飲料、、カップラーメン、冷凍食品、
アイスクリーム等、加冷処理すなわち加熱や冷却が必要
な商品が含まれる。
【0006】利用者は、指示手段により購入を希望する
商品や搬送場所を指示する。提供手段は、指示された商
品を例えば加熱又は冷却するなどその商品に対応する調
理を行って提供する。演算手段は、現在位置、すなわち
装置の設置位置から指示された搬送場所までの搬送ルー
トを求める。
【0007】搬送手段は、提供された商品を、搬送ルー
トに従って搬送場所へ搬送する。例えば予め定められた
搬送ルート上に所定距離毎にその位置を検出するための
位置検出マークを敷設しておき、この位置検出マークを
検出しながら搬送手段が移動する構成とすることができ
る。この場合、位置検出マークの検出順序を指定するこ
とで搬送ルートを指定することができる。
【0008】このように、搬送場所へ商品が搬送される
ため、利用者による商品購入の利便性を向上させること
ができる。
【0009】なお、請求項2にも記載したように、前記
注文商品の料金を決済するための決済手段をさらに備え
るようにしてもよい。決済手段は、例えば現金やクレジ
ットカード、プリペイドカード等により行うことがで
き、この場合は現金収受装置やカード読取装置で構成さ
れる。
【0010】この場合、請求項3にも記載したように、
前記決済手段が前記搬送手段に設けられるように構成し
てもよい。すなわち、搬送手段に例えば現金収受装置や
カード読取装置を設ける。これにより、利用者は商品の
受け取り時に料金の支払を行うことができる。
【0011】なお、指示手段は、自動販売機本体に設け
てもよい。この場合、調理に時間がかかるような場合に
は、指示及び搬送場所を指示しておけばその場で待たな
くてもよく、後で搬送場所で商品を受け取ることができ
るため、利用者は時間を有効に活用することができる。
【0012】また、自動販売機まで出向かずに、自動販
売機から離れた位置から商品の注文をしたい場合もあ
る。そこで、請求項4にも記載したように、利用者側端
末から、通信回線を介して前記商品の指示及び搬送場所
の指示を受け取る受取手段と、前記自動販売機の現在位
置から前記搬送場所までの搬送ルートを導出する導出手
段と、前記商品及び前記搬送ルートを送出する送出手段
と、を含むサーバからのデータを受信する受信手段をさ
らに備え、前記指示手段は、前記受信手段が受信した商
品及び搬送場所で指示すると共に、前記演算手段は、前
記導出手段で導出された搬送ルートを設定するようにし
てもよい。
【0013】すなわち、利用者側端末、サーバ、自動販
売機が通信回線により接続され、利用者側端末からサー
バへ商品の指示及び搬送場所の指示が送出される。サー
バでは、受取手段により通信回線を介して商品の指示及
び搬送場所の指示を受け取り、導出手段により自動販売
機の現在位置から搬送場所までの搬送ルートを導出し、
送出手段により商品及び搬送ルートを自動販売機側へ送
出する。自動販売機では、受信手段が受信したデータに
より商品及び搬送場所を指示すると共に搬送ルートを設
定する。
【0014】このように、利用者側端末から商品及び搬
送場所の指示を行うことができるため、商品購入の利便
性をさらに高めることができる。また、自動販売機側に
商品や搬送場所を指示するための入力手段等を設ける必
要がなく、搬送ルートの演算をする必要もないため、自
動販売機本体及び搬送手段を簡易な構成とすることがで
きる。
【0015】利用者端末、サーバ、及び自動販売機を備
えたシステムとして、例えば以下のような構成とするこ
とができる。
【0016】詳細には、請求項5記載の発明は、通信回
線を介して加冷処理を含む調理後の商品の指示及び前記
商品の搬送場所の指示を送出する利用者側端末と、前記
通信回線を介して前記利用者側端末から送出された前記
商品の指示及び搬送場所の指示を受け取る受取手段と、
前記自動販売機の現在位置から前記搬送場所までの搬送
ルートを導出する導出手段と、前記商品及び前記搬送ル
ートを送出する送出手段と、を含むサーバと、前記通信
回線を介して前記サーバから前記商品及び前記搬送ルー
トを受信する受信手段と、指示された商品を提供する提
供手段と、提供された商品を、前記搬送ルートに従って
前記搬送場所へ搬送する搬送手段と、を備えた自動販売
機と、を備えたことを特徴とする。
【0017】このような構成とすることにより、利用者
による商品購入の利便性を向上させることができる。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、無
線または有線でネットワーク接続可能なコンピュータ・
ネットワーク・システムに、本発明を適用したものであ
る。
【0018】図1には、本発明の実施に供される自動販
売機用ネットワーク・システムの構成を模式的に示して
いる。本実施の形態では、自動販売機用ネットワーク・
システム10は、通信媒体として、インターネットやそ
の他のネットワークとしてのLAN(Local Area Netwo
rk)で代表されるネットワーク12、各国又は各地域の
電話会社が構築・提供する公衆電話網などで代表される
通信網14を含んで構成される。通信網14には、例え
ばPSTN(Public Switched Telephone Network)や
ISDN(Integrated Service Digital Network)が含
まれる。また、通信網14として、さらに、PDC(Pe
rsonal Digital Cellular)やPHS(Personal Handyp
hone System)など各種形式の無線電話網を含むことが
できる。ネットワーク12と通信網14とは、ゲートウ
ェイ・システム18によって相互接続されている。
【0019】インターネットで代表されるネットワーク
12には、ユーザが操作するユーザ・コンピュータ2
0、及び各種のサーバ・コンピュータ22が、それぞれ
モデム、ルータ、TA(ターミナル・アダプタ:Termin
al Adapter)等の接続装置26を介して接続されてい
る。これらのコンピュータは、ネットワーク12を介し
て、相互通信により情報授受が可能な構成である。ま
た、ネットワーク12には、接続装置26を介してネッ
トワーク管理下の自動販売機24が接続されている。
【0020】ネットワーク12では、モデムやルータ等
の接続装置26を経由して相互接続が可能であり、この
ようなネットワーク上のコンピュータ同士は、例えばT
CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って相互
アクセスが可能である。従って、自動販売機用ネットワ
ーク・システム10上には、無数のサーバ・コンピュー
タ(ホスト端末)やユーザ・コンピュータ(ユーザ端
末)、そして自動販売機が接続された構成となる。
【0021】これらコンピュータ・システムは、一部の
コンピュータは各種の資源サービスを有償又は無償で提
供する「サーバ」、他の一部はサーバに対して資源サー
ビスを要求する「クライアント」として稼動する、所謂
サーバ・クライアント・システムとして機能する。すな
わち、本実施の形態では、ユーザ・コンピュータ20、
及び自動販売機24が、「クライアント」として稼動す
る。なお、後述する通信網14に接続可能な携帯端末や
自動販売機24も、「クライアント」として稼動する。
【0022】ここでは、サーバ・コンピュータ22は1
台で説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
く、機能別に分散して複数台で構成してもよい。例え
ば、詳細は後述するが、サーバ・コンピュータの一例と
しては、本実施の形態では、決済管理サーバ70Aがあ
る。
【0023】なお、コンピュータには、当該コンピュー
タで指示入力をするために、各々キーボード、マウス等
の入力装置が設けられており、コンピュータによる処理
結果等を表示するためにディスプレイが設けられてい
る。なお、コンピュータは、汎用的かつ一般的なハード
ウェア構成であるため、詳細な説明を省略する。
【0024】一方、通信網14は、携帯端末等の送受信
装置に対するデータの送受信機能を有する基地局16を
備えている。これによって、携帯端末等の送受信装置
(携帯端末28や通信装置30)は、通信網14を介し
てネットワーク12への参加が可能となる。なお、通信
網14は、携帯端末等の送受信装置に対するデータの送
受信機能は勿論、認証機能や位置検出機能等の付与機能
を提供できることが好ましい。
【0025】この通信網14に接続可能な自動販売機2
4は、接続装置26に代えて通信装置30を備えてい
る。自動販売機24は、通信装置30を介して通信網1
4との相互通信により情報授受が可能な構成である。ま
た、自動販売機24は、データ入力及びデータ表示のた
めのコンソール32を備えている(詳細は後述)。
【0026】従って、自動販売機24は、接続装置26
及びネットワーク12を介してサーバ・コンピュータ2
2との相互通信による情報授受が可能となったり、通信
装置30、通信網14、ゲートウェイ・システム18、
及びネットワーク12を介してサーバ・コンピュータ2
2との相互通信による情報授受が可能となったりする。
【0027】なお、複数の自動販売機24は、前扉と本
体を施錠する電子錠が前扉の背面に付設され、営業所の
管轄区域内に設置される。サーバ・コンピュータ22は
管理部として機能し、複数の自動販売機の稼動状況を集
中管理することができる。例えば、サーバ・コンピュー
タ22は、複数の自動販売機上の稼動状況として、故
障、商品の在庫、釣銭切れ、個々の電子錠の施錠等を集
中管理すると共に、後述する利用者毎の商品の購入履歴
等を管理する。また、携帯端末28(携帯電話)は、ユ
ーザが商品の購入及び搬送を希望する場合に使用するも
のである(後述)。
【0028】図2は、本発明が適用可能な、例えば缶飲
料を販売する自動販売機24の前扉を閉じた状態を示す
正面図である。なお、自動販売機24は、接続装置26
及び通信装置30の少なくとも一方が接続可能である。
【0029】前扉101は、自動販売機の左側両端を支
軸として開閉し、コラム設定、缶飲料補充等を行うとき
は開錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じて
おくものである。パネル102は、透明な樹脂板であ
り、内部に陳列されている複数種類の缶飲料サンプル1
03を確認するためのものである。硬貨投入口104
は、利用者が硬貨を投入する部分であり、投入硬貨は自
動販売機内部のコインメカに供給される。紙幣挿入口1
05は、利用者が紙幣を挿入する部分であり、挿入紙幣
は自動販売機内部のビルバリに供給される。
【0030】表示部106は、投入硬貨金額、挿入紙幣
金額等を表示するものである。商品選択釦107は、販
売可ランプおよび売り切れランプを内蔵し、缶飲料サン
プル103それぞれに対応してパネル102に設けられ
るものである。販売可ランプは、利用者が少なくとも1
本の缶飲料を購入できる硬貨投入または紙幣挿入を行う
と、自動販売機内部のコラムに缶飲料が収容されている
場合のみ、この缶飲料に対応するものが点灯する。売り
切れランプは、自動販売機内部の所定コラムが空になる
と、この缶飲料に対応するものが常時点灯する。販売可
ランプが点灯している商品選択釦107を押下すると、
この缶飲料サンプル103に対応する缶飲料72が商品
取出口108まで搬出される。返却レバー109は、投
人硬貨を返却口110から返却したり、投入硬貨または
挿入紙幣から缶飲料購入金額を差し引いた釣銭を返却口
110から返却したりするためのものである。
【0031】電子錠111は、前扉101の背面に付設
されて前扉101の施錠および開錠を行うものであり、
例えばソレノイドの通電を利用したものを使用する。電
子錠111は、営業所の作業員が直接開錠するもの、ま
たは、サーバ・コンピュータ22が遠隔制御で開錠する
ものの何れでもよい。
【0032】また、自動販売機24は、缶飲料をユーザ
の位置まで搬送するための商品搬送装置74を備えてい
る。ユーザは、携帯端末28を用いて商品名や搬送場所
等を含む注文情報を入力することで自動販売機24で扱
う缶飲料の注文を行うことができる。搬送場所は、例え
ば部屋番号等で指定することができる。携帯端末28に
入力された注文情報は、サーバ・コンピュータ22へ送
信され、サーバ・コンピュータ22から自動販売機24
へ送信される。
【0033】サーバ・コンピュータ22は、詳細は後述
するが、指定された注文商品を扱う自動販売機を選択す
ると共に自動販売機の設置場所から指定された搬送場所
までの搬送ルートを設定する。
【0034】自動販売機24では、受信した注文情報に
対応する缶飲料72を商品取出口108まで搬出させ、
商品搬送装置74の商品載置口74Aへ受け渡す。商品
搬送装置74は、受け渡された缶飲料72を指定された
搬送場所まで搬送する。例えばオフィス等の場合には、
オフィス内にレールを敷設すること等により予め搬送ル
ートを確保しておき、この搬送ルート上を走行させる。
この場合、搬送ルート上の各地点にその位置を表す位置
検出マーク等を設けておく。サーバ・コンピュータ22
では、この位置検出マークの検出順序を指定することに
より搬送ルートを設定することができる。商品搬送装置
74は、位置検出マークを検出することにより位置を把
握することができ、指定された搬送ルート上を走行する
ことができる。
【0035】図6には、商品搬送装置74のブロック図
を示した。商品搬送装置74は、制御装置76を備えて
おり、走行機構78、検出装置80、通信装置82、操
作パネル84、記憶装置86、及び決済装置88を制御
する。
【0036】走行機構78は、ローラ90、ローラ90
を駆動するための駆動モータ等を含んで構成されてお
り、搬送ルート上を走行させるものである。検出装置8
0は、搬送ルート上の各地点に設けられた位置検出マー
クを検出するためのものである。
【0037】制御装置76は、検出装置80により検出
された位置検出マークを確認しながら、商品搬送装置7
4が指定された搬送ルート上の指定された搬送場所に対
応する位置検出マークの位置まで移動するように走行機
構78を制御する。これにより、ユーザが指定した搬送
場所へ商品を搬送することができる。また、例えば位置
検出マークの検出履歴を往路ルートとして記憶してお
き、商品を搬送した後は往路ルートの逆のルートを復路
ルートとし、この復路ルートを走行するように制御すれ
ば自動販売機24の元へ戻ることが可能となる。
【0038】通信装置82は、自動販売機24本体と直
接又は通信網14を介して情報の授受を行うものであ
る。操作パネル84は、例えばタッチパネル等のように
装置の操作を行うための操作部と、操作結果や装置の状
態等を含む各種情報を表示するための表示部と、により
構成される。記憶装置86は、通信装置82を介して受
信した情報等を記憶するためのものである。
【0039】決済装置88は、例えばクレジットカード
を読み取るためのカード読取装置で構成される。これに
よりユーザは、購入した商品の料金をクレジットカード
で支払うことができる。なお、カード読取装置は、クレ
ジットカードに限らず、例えば社員証などの個人情報が
記録されたIDカードやプリペイドカード等の読取を可
能とするものでもよい。また、決済装置88に現金収受
装置を備えるようにし、現金による支払いを可能として
もよい。
【0040】図3は、自動販売機24の基本動作を説明
するためのブロック図である。主制御部201は、自動
販売機24の制御を統括するものであり、ROM、CP
U、RAM、周辺回路(タイマ、I/0ポート等)を内
蔵している。詳しくは、ROMは、後述する複数の従制
御部を統括制御するためのプログラムデータが予め格納
されたものであり、CPUは、ROMから読み出された
プログラムデータの解読結果に従って複数の従制御部を
統括制御するものであり、RAMは、CPUによる演算
結果、複数の従制御部からの各種データ等の書き込みま
たは読み出しを行うものである。
【0041】ハードウエア的には、ROMは、マスクR
OM、EPROM、またはEEPROM(フラッシュR
OMを含む)等の不揮発性メモリである。CPUは、R
OMの実行アドレスを指定するプログラムカウンタ、R
OMからの読み出し内容を解脱するインストラクション
デコーダ、論理演算を行う演算論理ユニット、演算デー
タを一時格納するアキュムレータ等を内蔵する。RAM
は、SRAM等の揮発性メモリである。
【0042】硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部2
03、接客制御部204、販売制御部205、入力制御
部206は、複数の従制御部に相当し、ハードウェア的
には、主制御部201と同様のROM、CPU、RAM
を内蔵する。
【0043】コインメカ207は、釣銭切れを検出する
釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口104からの投入硬
質を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口110から返
却するものである。
【0044】硬貨処理制御部202は、コインメカ20
7を制御し、投入硬貨の金種、正偽等の判別、金疑別枚
数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、釣銭払い出し等を
行わせるものである。
【0045】ビルバリ208は、コインメカ207と同
様に、釣札切れを検出する釣札切れセンサを備え、紙幣
挿入口105からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて
釣札を紙幣挿入口105から返却するものである。
【0046】紙幣処理制御部203は、ビルバリ208
を制御し、挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数
の計算、釣札払い出し等を行わせるものである。なお、
硬貨処理制御部202および紙幣処理制御部203は、
硬貨投入および紙幣挿入が行われるその都度、処理動作
を実行する。
【0047】接客部209は、表示部106と、複数種
類の缶飲料サンプル103に対応して設けられた複数の
商品選択釦107と、販売中、販売中止、釣銭切れを表
すランプと、を備えたものである。
【0048】接客制御部204は、接客部209を制御
する。つまり、接客制御部204は、主制御部201か
らの缶飲料販売に関する接客指示に従って、販売中、販
売中止、釣銭切れを表すランプを点灯させたり、販売飲
料別の販売可ランプまたは売り切れランプを点灯させた
り、更には、複数の商品選択釦107の何れが押下され
たのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201
に送信したりする。
【0049】販売機構210は、利用者が希望する缶飲
料を商品取出口108まで搬出させるものである。受渡
機構211は、商品取出口108まで搬出された缶飲料
72を商品搬送装置74に受け渡すものである。
【0050】販売制御部205は、販売機構210を制
御し、接客制御部204からの前記検出信号に応答した
主制御部201からの販売指示に従って、利用者の希望
商品を商品取出口108まで搬出させる。また、受渡機
構211を制御し、商品取出口108まで搬出された缶
飲料72を商品搬送装置74に受け渡す。
【0051】コンソール32は、前扉101の背面に着
脱自在に設けられ、商品および商品収容コラムの対応付
け、商品の値段設定、商品収容コラムの冷却加熱切換設
定、等を行うためのものである。入力制御部206は、
作業員が専用無線端末(図示省略)を操作した際の受信
部112の受信内容と、作業員がコンソール32を操作
した際の設定内容とを、主制御部201で判別させるた
めのインターフェイスを行うものである。
【0052】通信制御部212は、接続装置26及び通
信装置30の少なくとも一方が接続され、サーバ・コン
ピュータ側から送信される、商品購入に関する注文情報
を受信して、主制御部201に供給するものである。主
制御部201は、注文情報を受信すると、詳細は後述す
るが、注文情報管理テーブルに登録すると共に、受信し
た注文情報を商品搬送装置74へ送信する。これによ
り、商品搬送装置74は、指定された搬送場所へ商品を
搬送する。
【0053】図4には、商品の自動配送を実現するため
のサーバ・コンピュータ22及び自動販売機24の主要
な機能ブロック図を示した。まず、サーバ・コンピュー
タ22は、利用管理サーバとして機能し、テーブル記憶
部52、制御部56、送受信部58、及びタイマー部6
0に分類できる。テーブル記憶部52は、図5に示す注
文情報管理テーブルを記憶するためのメモリであり、注
文情報管理テーブルは、商品の注文を識別するための識
別記号(注文番号)、注文された商品を収容する自動販
売機の識別記号(自販機ID)、利用者の接続番号(K
ID)、利用者の識別記号(UID)、注文した商品の
識別記号(商品コード)、注文した商品の数量、注文し
た商品を受け取る予定時間(受取日時)、注文した商品
の搬送場所、合計金額から構成されている。また、テー
ブル記憶部52には、商品コードに対応する商品の単価
を含む商品情報テーブルも記憶される。
【0054】なお、KID、UID、商品コード、数
量、受取日時、搬送場所の各情報は、利用者側から送信
される注文情報に含まれる。合計金額は、ユーザによる
商品の受け取りが完了した際に記録される。
【0055】生成や登録の流れの詳細は後述するが、注
文情報管理テーブルを構成する各々の要素として、注文
番号は商品の購入要求がなされたときに生成付与される
もので、通し番号や所定条件に基づく符号が付与され
る。自販機IDは利用者により指定された商品を収容し
た自動販売機の場所を表すものである。KIDは、利用
者が用いた携帯端末の識別子(電話番号)である。UI
Dは、商品の注文をする利用者の予め登録されたユーザ
ID等の利用者の識別記号である。
【0056】また、制御部56は商品の注文を受付たと
き、すなわち利用者側から注文情報を受信したときに注
文番号を生成し、これに利用者側から送信された注文情
報を加えてテーブル記憶部52に記憶させると共に、注
文番号及び注文情報を自動販売機24へ送信させる機能
部である。なお、タイマー部60は現在日時を読み取る
ためのものである。
【0057】また、送受信部58は、料金の決済を行う
料金決済管理サーバ70Aに接続が可能であり、制御部
56は料金決済管理サーバ70Aとの間でデータを授受
する機能も有している。なお、料金決済管理サーバは、
例えば利用者が契約しているクレジット会社側に設けら
れる。
【0058】次に、自動販売機24について説明する。
自動販売機24の主制御部201は、記憶部42、処理
部44、及びタイマー部46を機能的に含む構成に分類
することができる。記憶部42は、サーバ側から受け取
った注文番号及び注文情報を記憶するためのメモリであ
る。処理部44は、記憶部42に注文番号及び注文情報
を記憶させたりする制御を司る。処理部44には、サー
バ・コンピュータ22や商品搬送装置74との間で情報
授受するための送受信部40(通信制御部212に対
応)が接続され、商品の搬送口までの搬送のための上述
の自動販売機24の各動作機構である自販機機構部50
が接続されている。タイマー部46は、現在日時を計測
するものである。
【0059】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0060】図7には、本実施の形態にかかる自動販売
機用ネットワーク・システム10において、商品を自動
搬送する過程をイメージ的に示した。すなわち、利用者
が自動販売機の商品を注文し、その注文した商品を受け
取り、料金の決済を行うまでを示したものである。ま
た、図8には、商品を自動搬送する過程をシーケンス的
に示した。なお、ここでは、利用者Usrは携帯端末2
8を所持しているものとする。
【0061】まず、利用者Usrは携帯端末28を操作
して、サーバ・コンピュータ22に接続し、自動販売機
24の商品の購入を注文する(過程T1)。サーバ・コ
ンピュータ22は、商品メニューを携帯端末28へ提示
する。利用者Usrは、商品メニューを参照して商品を
選択し、搬送場所や受取日時等を指定することで商品を
注文する。
【0062】なお、サーバ・コンピュータ22では、携
帯端末28による商品の注文をすることが可能な利用者
についてKIDとUIDが予め登録されているものとす
る。このため、携帯端末28を、サーバ・コンピュータ
22に接続した時点で、サーバ・コンピュータ22側で
は、KIDとUIDを把握することができる。また、過
程T1では、そのデータである注文情報として、KI
D、UID、商品コード、数量、受取日時、及び搬送場
所が含まれているものとする。
【0063】サーバ・コンピュータ22は、利用者Us
rからの注文のデータを受けて注文番号を生成し、これ
と注文情報を関連付けて注文情報管理テーブルに登録す
ると共に、搬送場所への搬送ルートを演算する(処理S
1)。そして、利用者Usrへ注文を受け付けたことを
報知するために注文番号を受付完了信号として送信する
(過程T2)。利用者Usrは携帯端末28で注文番号
を受け取ることで、注文が成立したことを把握し、この
注文番号を商品の受取時の認証用に用いることができ
る。これと共に、サーバ・コンピュータ22は、自動販
売機24へ向けて、商品の注文がなされたことを報知す
るために注文番号、注文情報、及び搬送ルートを送信す
る(過程T3)。自動販売機24は注文番号及び注文情
報を受け取ることで、注文がなされたことを把握し、こ
の注文番号、注文情報、及び搬送ルートを商品搬送装置
74へ送信すると共に、指定された商品コードの缶飲料
72を商品取出口108まで搬出させ、これを商品搬送
装置74に受け渡す(過程T4,T5)。
【0064】商品搬送装置74の制御装置76は、通信
装置82により受信した注文番号、注文情報、及び搬送
ルートを記憶装置86へ記憶させる。制御装置76は、
これらの情報を受け取ることで注文がなされたことを把
握し、指定された受け取り日時に指定された搬送ルート
上の搬送場所へ向けて移動するように走行機構78を制
御する(過程T6)。
【0065】利用者Usrは、商品搬送装置74が配送
してきた缶飲料72を受け取る(過程T7)。なお、商
品搬送装置74に商品の取出しを許可又は禁止する機能
を持たせ、利用者Usrが操作パネル84を操作して入
力した注文番号と記憶装置86に記憶された注文番号と
が一致した場合にのみ缶飲料72の取出しを許可する構
成としてもよい。
【0066】利用者Usrは、缶飲料72を受け取る
と、料金の支払を行うべく決済装置88にクレジットカ
ード92を挿入する(過程T8)。これにより、商品搬
送装置74の決済装置88は、挿入されたクレジットカ
ードに記録されたクレジットNoを読み取る。制御装置
76は、読み取ったクレジットNo及び注文番号を搬送
完了信号として通信装置82を介してサーバ・コンピュ
ータ22へ送信する(過程T9)。
【0067】サーバ・コンピュータ22では、クレジッ
トNo及び注文番号を受信することにより商品の搬送が
完了し、利用者Usrが商品を受け取ったことを把握す
る。そして、サーバ・コンピュータ22は、注文情報管
理テーブル及び商品情報テーブルを参照して受信した注
文番号に対応する商品コード、数量、及び単価から請求
料金を算出して注文情報管理テーブルに注文番号と関連
付けて登録する(処理S2)。また、サーバ・コンピュ
ータ22では、これと共に、請求金額及びクレジットN
oを料金決済管理サーバ70Aへ送信する(過程T1
0)。
【0068】料金決済管理サーバ70Aは、クレジット
No及び請求金額を受信すると、クレジットNoに対応
する利用者の引落し口座がある銀行側94へ所定日に引
落し要求を送信する(過程T11)。この引落し要求
は、例えば所定期間毎(例えば1ヶ月毎)に他の購入商
品と併せて行われる。なお、携帯端末28の料金と併せ
て引き落とされるようにしてもよい。このようにして、
注文された商品の自動配送及び料金の決済が完了する。
【0069】なお、商品の料金決済は、商品搬送装置7
4に対して現金で直接行ってもよい。また、料金に注文
による手数料を付加するようにしてもよい。また、請求
金額に応じたポイントを利用者に与え、ポイント数に応
じて商品の割引等の特典を与えるようにしてもよい。
【0070】また、複数の利用者から商品の購入依頼が
あった場合には、商品をまとめて配送するようにしても
よい。これにより、効率よく商品を配送することができ
る。
【0071】また、例えば自動販売機がコーヒー等のカ
ップ飲料を扱う場合、商品の注文時に指定した砂糖の量
やクリームの量等、利用者の嗜好に関する情報を注文情
報管理テーブルに記憶するようにしてもよい。これによ
り、利用者の嗜好を把握することができ、例えば商品の
注文時に嗜好に関する指定を省略させることができる。
また、サーバ・コンピュータ22から新製品の情報を自
動販売機24に送信し、これを商品搬送装置74の操作
パネル84に表示させるようにしてもよい。これによ
り、商品が搬送されたときに利用者は新製品の情報を容
易に把握することができ、商品の販売促進を図ることが
できる。
【0072】次に、サーバ・コンピュータ22、及び自
動販売機24の処理を詳細に説明する。まず、サーバ・
コンピュータ22では、図9に示す処理ルーチンが所定
期間毎に実行される。
【0073】図9のステップ300では、利用者Usr
の携帯端末28から注文申請がなされたか否かを判断
し、否定されたときはそのまま本ルーチンを終了する。
肯定されたときは、ステップ302へ進み、携帯端末2
8からの注文情報を受け取る。この注文情報は、利用者
Usrにより通知されたKID、UID、商品コード、
数量、受取日時、搬送場所が含まれている。次のステッ
プ304では、受け取った注文情報に対する受付情報と
して注文番号を生成し、注文番号と注文情報とを関連さ
せたデータレコードを追加することで注文情報管理テー
ブル(図5)を更新すると共に、搬送場所への搬送ルー
トを演算する。この搬送ルートは、位置検出マークの検
出順序により指定することができる。注文情報管理テー
ブルは、上述のように、注文番号毎に、対応するデータ
がテーブルとして格納されている。
【0074】次のステップ306では、少なくとも注文
番号を、利用者Usrの携帯端末28及び該当する自動
販売機24へ受付完了信号として送信する。詳細には、
利用者Usrに対しては、注文を受理したことの報知と
商品受取のための認証用データとして携帯端末28へ注
文番号を送信する。また、自動販売機24に対しては、
注文番号、注文情報、及び搬送ルートを送信する。
【0075】次のステップ308では、搬送完了信号を
受信したか否かを判断する。搬送完了信号を受信するま
でステップ308で否定され、待機する。すなわち、自
動販売機24本体から注文された商品を受け渡された商
品搬送装置74が利用者のもとへ移動し、利用者Usr
が商品を受け取って支払操作を行うことにより商品半々
総装置74から送信される搬送完了信号を受信するまで
待機する。搬送完了信号には、クレジットNo及び注文
番号が含まれる。搬送完了信号を受信すると、ステップ
308で肯定され、ステップ310へ進み、搬送完了信
号に含まれる注文番号に対応する商品コード、数量、単
価から請求金額を算出し、注文情報管理テーブルへ登録
する。
【0076】次に、ステップ312で、クレジットNo
及び請求金額を料金決済管理サーバ70Aへ送信して料
金の決済をし、本ルーチンを終了する。なお、上述のよ
うに、料金決済は、商品搬送装置74で行ってもよく、
その時期は、何れの処理の途中であってもよい。
【0077】次に、自動販売機24の処理を詳細に説明
する。各自動販売機24では、図10に示す処理ルーチ
ンが実行される。図10のステップ400では、注文番
号を受信したか否かを判断し、否定されるとそのまま本
ルーチンを終了する。一方、肯定されると、ステップ4
02へ進み、受信した注文情報に含まれる商品コードに
対応する商品を商品取出口108まで搬出させる。
【0078】次のステップ404では、商品取出口10
8まで搬出された商品を商品搬送装置74に受け渡す。
そして、ステップ406で受信した注文番号、注文情
報、及び搬送ルートを商品搬送装置74へ送信して本ル
ーチンを終了する。これにより商品搬送装置74は、受
信した搬送ルート上の搬送場所まで移動する。
【0079】なお、上記では、利用者Usrは、携帯端
末28を用いて商品を注文する場合について説明した
が、ユーザ・コンピュータ20を用いて商品を注文する
ことも可能であることはいうまでもない。
【0080】このように、利用者は、携帯端末を用いて
所定の操作を行うことにより商品の注文を行うことがで
きると共に、商品が利用者のもとへ搬送されるため、購
入を希望する商品を販売している自動販売機の設置場所
を予め把握しておく必要もなく、商品購入の利便性を向
上させることができる。
【0081】なお、上記では、商品搬送装置74により
利用者の元へ商品を搬送することができると共に、自動
販売機本体でも商品の販売を行うことが可能な自動販売
機について説明したが、例えば、自動販売機本体に販売
機能がなく、調理が必要な商品(カップ飲料、カップラ
ーメン、冷凍食品等)を調理する機能を備えた商品搬送
装置を複数備えた自動販売機にも本発明を適用可能であ
る。図11にはこのような自動販売機24Aの一例を示
した。
【0082】図11に示すように、自動販売機24A
は、例えばカップ飲料を搬送するための商品搬送装置7
4A、カップラーメンを搬送するための商品搬送装置7
4B、冷凍食品を搬送するための商品搬送装置24Cを
備えている。このように自動販売機24Aは、調理が必
要な複数種類の商品を扱うことが可能であり、セントラ
ルキッチンとしての機能を有するものである。
【0083】商品搬送装置74Aは、例えば図12に示
すように、カップ95に例えばコーヒー等の飲料を供給
するための飲料供給装置96やミルクやシュガーなどを
収容するための収容ポケット97を備えており、注文が
あった場合には、飲料供給装置96により注文があった
飲料をカップ95に注ぎ、利用者のもとへ届ける。
【0084】商品搬送装置74Bは、例えば図13に示
すように、カップラーメン98にお湯を供給するための
お湯供給装置99を備えており、注文があった場合に
は、お湯供給装置99によりお湯をカップラーメン98
に注ぎ、利用者のものへ届ける。
【0085】商品搬送装置74Cは、例えば図示しない
電子レンジ等の商品を加熱するための加熱装置を備えて
おり、注文があった場合に、注文された商品を加熱して
利用者のもとへ届ける。
【0086】このように、調理が必要な複数種類の商品
を扱うことができるため、様々な利用者の要求に応える
ことができる。
【0087】なお、上記ではユーザが自動販売機から離
れた位置から商品の注文を行う場合について説明した
が、これに限らず、例えばコンソール32を前扉101
の前面に設け、ユーザが直接商品の指示や搬送場所の指
示を行えるようにしてもよい。この場合、商品がカップ
ラーメンなどのように時間がかかる場合には、ユーザは
商品及び搬送場所の指示をするだけで商品の提供を待た
ずに搬送場所に戻ることができるため、時間を有効利用
することが可能となる。
【0088】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正
や代用を成し得ることは自明である。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、利
用者による商品購入の利便性を向上させることができ
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる自動販売機用ネ
ットワーク・システムの構成を模式的に示したイメージ
図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる自動販売機の概
略図である。
【図3】 自動販売機24の基本動作を説明するための
ブロック図である。
【図4】 自動販売機24の商品の自動配送に関する機
能を実現するための主要な機能ブロック図である。
【図5】 注文情報管理テーブルの内容を示すイメージ
図である。
【図6】 本実施の形態にかかる自動販売機の商品搬送
装置の概略ブロック図である。
【図7】 本実施の形態にかかる自動販売機用ネットワ
ーク・システムにおいて、商品の注文販売の過程を示す
イメージ図である。
【図8】 本実施の形態にかかる自動販売機用ネットワ
ーク・システムにおいて、商品の注文販売のシーケンス
を示すシーケンス図である。
【図9】 サーバ・コンピュータの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図10】 自動販売機の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図11】 本発明の実施の形態の他の例にかかる自動
販売機の概略図である。
【図12】 本発明の実施の形態の他の例にかかる商品
搬送装置の概略外観図である。
【図13】 本発明の実施の形態の他の例にかかる商品
搬送装置の概略外観図である。
【符号の説明】
10 自動販売機用ネットワーク・システム 12 ネットワーク 14 通信網 22 サーバ・コンピュータ(サーバ) 24 自動販売機 28 携帯端末(利用者側端末、指示手段) 30 通信装置 32 コンソール 40 送受信部(送出手段) 42 記憶部 44 処理部(導出手段) 46 タイマー部 48 入力部 50 自販機機構部(提供手段) 52 テーブル記憶部 56 制御部 58 送受信部(受信手段) 60 タイマー部 70A 料金決済管理サーバ 74 商品搬送装置(搬送手段) 88 決済装置(決済手段) Usr 利用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 334 G06F 17/60 334 400 400 506 506 ZEC ZEC G07F 5/18 G07F 5/18 7/08 7/08 Q Fターム(参考) 3E044 AA01 BA02 BA04 BA05 BA06 CB01 DA10 DE03 DE10 FA02 FA13 FB04 FB11 FB20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加冷処理を含む調理後の商品を指示する
    と共に、装置から離れた位置である前記商品の搬送場所
    を指示する指示手段と、 指示された商品を提供する提供手段と、 現在位置から前記搬送場所までの搬送ルートを求める演
    算手段と、 提供された商品を、前記搬送ルートに従って前記搬送場
    所へ搬送する搬送手段と、 を備えた自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記注文商品の料金を決済するための決
    済手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の
    自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記決済手段が前記搬送手段に設けられ
    たことを特徴とする請求項2記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 利用者側端末から、通信回線を介して前
    記商品の指示及び搬送場所の指示を受け取る受取手段
    と、前記自動販売機の現在位置から前記搬送場所までの
    搬送ルートを導出する導出手段と、前記商品及び前記搬
    送ルートを送出する送出手段と、を含むサーバからのデ
    ータを受信する受信手段をさらに備え、 前記指示手段は、前記受信手段が受信した商品及び搬送
    場所で指示すると共に、前記演算手段は、前記導出手段
    で導出された搬送ルートを設定することを特徴とする請
    求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 通信回線を介して加冷処理を含む調理後
    の商品の指示及び前記商品の搬送場所の指示を送出する
    利用者側端末と、 前記通信回線を介して前記利用者側端末から送出された
    前記商品の指示及び搬送場所の指示を受け取る受取手段
    と、前記自動販売機の現在位置から前記搬送場所までの
    搬送ルートを導出する導出手段と、前記商品及び前記搬
    送ルートを送出する送出手段と、を含むサーバと、 前記通信回線を介して前記サーバから前記商品及び前記
    搬送ルートを受信する受信手段と、指示された商品を提
    供する提供手段と、提供された商品を、前記搬送ルート
    に従って前記搬送場所へ搬送する搬送手段と、を備えた
    自動販売機と、を備えた自動販売機システム。
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