JP2002368605A - 並列信号自動位相調整回路 - Google Patents

並列信号自動位相調整回路

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JP2002368605A JP2001171216A JP2001171216A JP2002368605A JP 2002368605 A JP2002368605 A JP 2002368605A JP 2001171216 A JP2001171216 A JP 2001171216A JP 2001171216 A JP2001171216 A JP 2001171216A JP 2002368605 A JP2002368605 A JP 2002368605A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置間においてパラレルディジタルデータを
伝送する際に用いて好適な、並列信号自動位相調整回路
において、並列ラインの数が増加した回路を構築する際
においても、装置サイズの増大、ひいてはコスト増大を
抑制する。 【解決手段】 所定の周波数の信号を生成する生成部1
0と、入力されるクロック信号の周波数に対して生成部
10からの所定の周波数信号分低い周波数のクロック信
号を発振する発振回路20とをそなえるとともに、各デ
ータ信号および発振回路20からのクロック信号におけ
る位相比較情報と、各データ信号,発振回路20からの
クロック信号および生成部10からの信号における周波
数情報と、を用いた三角関数演算に基づいて、発振回路
20からのクロック信号を対応データ信号に同期するよ
うに調整して出力する調整回路30−1〜30−n,4
0−1〜40−nを、複数系列のデータ信号に対応して
そなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置間においてパ
ラレルディジタルデータを伝送する際に用いて好適な、
並列信号自動位相調整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、装置間のディジタルデータの伝
送は、図19に示すように、送信側の通信装置100A
が、データおよびこのデータに同期したクロックを受信
側の通信装置100Bに渡し、受信側装置100Bにお
いては受け取ったクロックに同期してデータを取り込む
ことにより実現される。通信装置100Bから通信装置
100Cに対してデータを伝送する場合も同様である。
【0003】このとき、高速のディジタルデータを伝送
する場合には、1タイムスロットあたりの時間が短くな
るため、位相のマージンが小さくなる。その結果、温度
や電源電圧などの変化により、クロックの打ち抜き位相
が変化する場合や、受信側の取り込み可能な位相が変化
する場合には、データ伝送に対する信頼度を維持するこ
とが困難となる場合も想定される。さらに、このような
温度や電源電圧などの変化を考慮して設計を行なった場
合であっても、製造偏差による位相特性のばらつきを吸
収することも必要である。
【0004】すなわち、受信側の通信装置においては、
上述のごとき温度変動や電源変動および製造偏差などに
よる位相特性のバラツキを吸収すべく、データとクロッ
クとの間の位相を自動調整することが必要である。図2
0は、上述のデータとクロックとの間の位相を自動調整
するための並列信号自動位相調整回路を示す図である。
この図20に示す並列信号自動位相調整回路は、N分周
回路101をそなえるとともに、データDTに同期した
クロックCKを生成するための位相比較器102,可変
遅延器103および位相固定発振器(Phase Locked Osc
illator ; PLO)104をそなえて構成されている。
【0005】N分周回路101は、入力されたクロック
CKについてN分周させるものであり、位相比較器10
2は、後段の位相固定発振器104から出力されるクロ
ックCK1およびデータDTの位相を比較して、その位
相差に応じた信号を出力するものである。更に、可変遅
延器103は、位相比較器102からの信号に基づい
て、N分周回路101にてN分周されたクロックについ
て、データDTに同期するように遅延させるものであ
る。
【0006】PLO104は、可変遅延器103からの
データDTと位相が同期されたクロック信号を入力さ
れ、このクロック信号に位相が同期したN分周前の周波
数信号を生成し、クロックCK1として出力するもので
ある。このPLO104は、詳細には図21に示すよう
に、位相比較回路104a,ローパスフィルタ104
b,アンプ104c,電圧制御発振器(Voltage Contro
lled Oscillator ; VCO)104dおよびN分周回路1
04eをそなえて構成されている。
【0007】このような構成により、入力されたクロッ
クCKは、N分周回路101にて分周されてから可変遅
延器103に入力される。可変遅延器103では、位相
比較器102からの位相差情報をもとにして、N分周さ
れたクロックの位相を修正する。PLO104では、可
変遅延器103からの信号を入力されて、データDTに
同期した、入力クロックCKと同一の周波数のクロック
CK1を生成する。
【0008】ところで、近年、10Gbps程度の伝送
速度を持つ伝送装置が実用化されているが、40Gbp
s程度の伝送速度を持つ伝送装置についても開発が進ん
でいる。このような40Gbps程度のデータについ
て、上述のごとき位相調整するための回路を構成する場
合には、一般的なプリント基板(FR−4)を用いた回
路では、回路素子の特性から実現が困難となる。
【0009】すなわち、40Gbps程度の伝送速度を
持つ信号の1タイムスロット幅は約4mmしかなく、こ
のような伝送速度の信号に対しては位相調整技術を高め
ることが必要となるが、このような伝送速度の電気信号
を直接位相調整することは回路素子の特性から不可能で
ある。そこで、図22に示すように、入力信号について
シリアル/パラレル変換し(S/P)、パラレル変換さ
れた個々の信号を低速化したものについて、それぞれに
対して前述の図20と同様の手法で位相調整を行なった
後、再度多重化することが考えられる。この図22に示
す回路は、シリアル入力されたデータをn系列のデータ
DT1〜DTnにパラレル変換されたものが入力され
て、各データDT1〜DTnのそれぞれについて同期す
るクロックを個別に生成するようになっている。
【0010】すなわち、位相比較器102−1〜102
−nでは、対応するデータDT1〜DTnと、N分周回
路101にてN分周されたクロックとの位相を比較す
る。また、各可変遅延器103−1〜103−nでは、
対応する位相比較器102−1〜102−nからの位相
差情報をもとにして、N分周されたクロックの位相を修
正する。PLO104−1〜104−nでは、可変遅延
器103−1〜103−nからの信号を入力されて、対
応するデータDT1〜DTnに同期した、入力クロック
CKと同一の周波数のクロックCK1〜CKnを生成す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな図22に示すような回路においては、伝送速度の増
加に従って並列ラインの数が増加すると、各パラレルデ
ータ間で共用化しない位相比較部,可変遅延器およびP
LOの組が多数組必要となり、装置サイズを大きくする
だけでなく、部品数の増加に伴いコストが増加するとと
もに多重化エラーを生ずる可能性も増加するという課題
がある。
【0012】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、並列ラインの数が増加した回路を構築する際に
おいても、装置サイズの増大、ひいてはコスト増大を抑
制することができるようにした、並列信号自動位相調整
回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、第1の発明の
並列信号自動位相調整回路は、クロック信号とともに複
数系列のデータ信号を並列入力されて、上記のクロック
信号を、各データ信号に同期するように調整する並列信
号自動位相調整回路であって、上記のデータ信号または
クロック信号として用いられる周波数よりも小さい所定
の周波数信号を生成する生成部と、入力されるクロック
信号の周波数に対して該生成部からの上記所定の周波数
信号分低い周波数のクロック信号を発振する発振回路と
をそなえるとともに、上記の各データ信号および発振回
路からのクロック信号における位相比較情報と、上記の
各データ信号,発振回路からのクロック信号および生成
部からの信号における周波数情報と、を用いた三角関数
演算に基づいて、該発振回路からのクロック信号を上記
対応データ信号に同期するように調整して出力する調整
回路を、上記複数系列のデータ信号に対応してそなえら
れたことを特徴としている。
【0014】また、第2の発明の並列信号自動位相調整
回路は、クロック信号とともに複数系列のデータ信号を
並列入力されて、上記のクロック信号を、各データ信号
に同期するように調整する並列信号自動位相調整回路で
あって、入力されるクロック信号の周波数を所定周波数
分低減された周波数のクロック信号を発振する発振回路
をそなえるとともに、上記各データ信号および該発振回
路からのクロック信号における、位相比較情報と、それ
ぞれの周波数情報と、をパラメータとして用いた三角関
数演算に基づいて、該発振回路からのクロック信号を上
記各データ信号に同期するように調整して出力する調整
回路を、上記複数系列のデータ信号に対応してそなえら
れたことを特徴としている。
【0015】さらに、第3の発明の並列信号自動位相調
整回路は、クロック信号とともに複数系列のデータ信号
を並列入力されて、上記クロック信号を、各データ信号
に同期するように調整する並列信号自動位相調整回路で
あって、上記のクロック信号をデータ信号に同期するよ
うに調整して出力する調整回路を、上記複数系列のデー
タ信号に対応してそなえられ、かつ、上記各調整回路
が、上記のクロック信号およびデータ信号の位相を比較
する位相比較器と、該位相比較器からの位相比較情報を
パラメータとして用いた三角関数演算に基づいて、上記
のクロック信号をデータ信号に同期するように調整して
出力する三角関数演算部と、をそなえて構成されたこと
を特徴としている。
【0016】また、上述の第1の発明の並列信号自動位
相調整回路においては、好ましくは、該生成部からの周
波数信号を入力される一方、上記の対応データ信号およ
び調整対象となるクロック信号とを比較し、比較結果と
しての位相比較情報を上記入力された周波数信号におけ
る周波数情報とともに出力する位相比較/発振回路と、
該発振回路からのクロック信号と位相比較/発振回路か
らの情報とを用いた三角関数演算に基づいて、該発振回
路からのクロック信号を上記対応データ信号に同期する
ように調整して出力する演算回路とを、そなえて構成す
る。
【0017】さらに、上述の第2の発明の並列信号自動
位相調整回路においては、好ましくは、該調整回路が、
該発振回路にて低減される上記所定周波数と同一の周波
数情報を発振するとともに上記の対応データ信号および
調整対象となるクロック信号とを比較して、位相差情報
として上記周波数情報として出力する位相比較/発振回
路と、該発振回路からのクロック信号と位相比較/発振
回路からの情報とをパラメータとして用いた三角関数演
算に基づいて、該発振回路からのクロック信号を上記対
応データ信号に同期するように調整して出力する演算回
路とを、そなえて構成する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照することによ
り、本発明の実施の形態について説明する。 (a1)第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態にかかる並列信号自動位相
調整回路を示すブロック図であり、この図1に示す並列
信号自動位相調整回路は、前述の図19に示すような装
置100A〜100Cの間においてクロック信号ととも
にパラレルディジタルデータの伝送を行なう装置に適用
しうるものである。
【0019】ここで、第1実施形態にかかる並列信号自
動位相調整回路1は、クロック信号CK1とともにパラ
レル信号としての複数系列のデータ信号DT1〜DTn
を並列入力されて、上記のクロック信号を、各データ信
号DT1〜DTnに同期するように調整するものであ
り、N分周回路2,Δω発振器10およびPLO(Phas
e Locked Oscillator)20をそなえるとともに、各デ
ータ信号DT1〜DTnの系列に対応して位相比較・遅
延回路30−1〜30−nおよび周波数変換回路40−
1〜40−nをそなえて構成されている。
【0020】ここで、N分周回路2は、後述のPLO2
0の回路動作における周波数依存性を考慮して、入力さ
れたクロックCK1をN分周させるものであり、これに
より、クロック信号の周波数が高い場合であってもPL
O20における回路動作を安定化させている。さらに、
生成部としてのΔω発振器10は、データ信号DT1〜
DTnまたはクロック信号CK1の周波数ωよりも小さ
い所定の周波数Δωの信号を生成する低周波発振器であ
って、このΔω発振器10にて生成された信号は、PL
O20および位相比較・遅延回路30−1〜30−nに
出力されるようになっている。
【0021】また、発振回路としてのPLO20は、N
分周回路2に入力されるクロック信号の周波数ωよりも
Δω(Δω発振器10にて発生される周波数)分低減さ
れた周波数(ω−Δω)のクロック信号を、位相を固定
して発振するものであって、詳細には図2に示すような
構成を有している。なお、このPLO20において固定
された位相を∠0とすれば、PLO20から出力される
クロック信号は周波数ω−Δωで位相∠0を持つ信号と
して、図中、“(ω−Δω)∠0”と表記している。
【0022】なお、上述の所定周波数Δωとしては、例
えば数kHz〜1MHz程度の周波数とすることができ
る。ここで、上述のPLO20は、この図2に示すよう
に、位相比較回路21,ローパスフィルタ22,アンプ
23,VCO24,周波数変換回路25およびN分周回
路26をそなえて構成されている。
【0023】ここで、位相比較回路21は、N分周回路
26からのクロック信号の位相とN分周回路2から入力
されたクロック信号の位相とを比較して、その位相差に
応じた電圧信号を出力するものであり、前述の図21に
示すPLO104の位相比較回路104aと同様に構成
することができる。また、ローパスフィルタ22は、位
相比較回路21からの位相比較結果の電圧信号について
高周波成分を除去してアンプ23に出力するものであ
る。更に、アンプ23は、ローパスフィルタ22を通過
した電圧信号を入力され、この電圧信号についてVCO
24に対する制御電圧信号用に増幅するものである。
【0024】すなわち、位相比較回路21からの位相比
較結果の電圧信号は、緩和時間を持つローパスフィルタ
22を介してVCO24に印加されるようになってい
る。なお、アンプ23の増幅率は、位相比較回路21に
おいて位相が完全に一致しているとき、VCO24にお
いて、N分周回路2からのクロック信号のN倍の周波数
ωよりもΔω低減された周波数(ω−Δω)のクロック
信号を発生するように設定されている。
【0025】また、周波数変換回路25は、VCO24
から出力されたクロック信号とΔω発振器10からの周
波数Δωの信号とを入力されて、N分周回路2における
分周前のクロック信号に対応する周波数ωの信号に変換
するものであって、以下の式(1)の演算と等価の信号
処理を行なうことにより実現される。なお、この周波数
変換回路25は、詳細には後述する周波数変換回路40
−1〜40−nと同様に構成することができる。
【0026】 VOUT=V0sin(ω−Δω)t・cos(Δωt)+V0cos(ω−Δω )・sin(Δωt) =V0sin[(ω−Δω)t+Δωt] =V0sinωt …(1) さらに、N分周回路26は、周波数変換回路25にて周
波数ωに周波数変換された信号について、上述の位相比
較回路21における位相比較用にN分周するものであ
る。
【0027】さらに、各データ信号DT1〜DTnの系
列に対応してそなえられた、位相比較・遅延回路(位相
比較器)30−1〜30−nはそれぞれ、データ信号D
T1〜DTnと後述の周波数変換回路40−1〜40−
nから出力されるクロック信号との位相を比較し、比較
結果としての位相差δをΔω発振器10にて発生された
周波数情報とともに出力するものである。具体的には、
Δω発振器10にて発生された所定周波数Δωを有する
信号に、比較結果としての位相差δを組み込んで周波数
変換回路40−1〜40−nに出力するようになってい
る。
【0028】また、この位相比較・遅延回路30−1〜
30−nは、詳細には例えば図3に示すように、位相比
較回路31および遅延回路32をそなえて構成されてい
る。更に、位相比較回路31は例えば図4に示すように
構成され、遅延回路32については例えば図6に示すよ
うに構成されている。なお、図中、この位相比較・遅延
回路30−1〜30−nから出力される、周波数Δωで
位相差情報δを有する信号について、 “Δω∠δ”と
表記している。
【0029】ここで、位相比較回路31は、この図4に
示すように反転回路31a,AND回路31b,31c
およびコンパレータ31dをそなえて構成され、後述の
周波数変換回路40−1〜40−nにて出力されるクロ
ック信号CKin(ω∠0)の位相と、対応するデータ信
号DT1〜DTnの位相とを比較するものであり、比較
結果として位相差に応じた電圧信号を出力するようにな
っている。
【0030】例えば、AND回路31bには、図5に示
すデータ信号DTが入力されるとともにクロック信号C
Kが入力され、例えば時間帯T1のように、データ信号
d1が入力されるとともにクロック信号が立ち上がって
いる場合には出力信号V1としてはハイレベル信号が出
力される一方、時間帯T2のように、クロック信号が立
ち下がっている場合には、出力信号V1としてはローレ
ベル信号が出力される。
【0031】同様に、AND回路31cには、図5に示
すデータ信号DTが入力されるとともに反転クロック信
号(CKバー)が入力され、例えば時間帯T2のよう
に、データ信号d1が入力されるとともに反転クロック
信号が立ち上がっている場合には出力信号V2としては
ハイレベル信号が出力される一方、時間帯T1のよう
に、クロック信号が立ち下がっている場合には、出力信
号V2としてはローレベル信号が出力される。
【0032】コンパレータ31dは、上述の2つのAN
D回路31b,31cから入力された信号V1,V2の
大小を比較して、この大小比較結果に応じた信号を出力
するものである。例えば、V1の値がV2の値よりも大
きい場合にはコンパレータ31dではハイレベル信号V
Hを出力する一方、その逆の場合にはローレベル信号V
Lを出力する。これにより、コンパレータ31dでは、
クロックCKとデータDTの位相のずれを示す信号Vd
を出力できるようになっている。
【0033】さらに、上述の位相比較・遅延回路30−
1〜30−nを構成する遅延回路32は、位相比較回路
31からの位相差情報δとともにΔω発振器10からの
周波数Δωの信号を入力されて、この周波数Δωの信号
について位相δだけ遅延させて出力するものである。こ
の遅延回路32としては、例えば図6に示すように、C
R積分回路32aおよびシュミット回路32bをそなえ
て構成することができる。
【0034】積分回路32aは、位相比較回路31から
の位相差情報δを示す電圧信号Vdに基づいて、その回
路特性を可変できるようになっており、これにより、位
相差情報に応じた積分乗数で積分処理を行なうことがで
きる。また、シュミット回路32bは、CR積分回路3
2aで波形がなまった信号について、波形整形処理を施
すことにより、パルスの立ち上がり時間を所定時間遅ら
せるものである。
【0035】ところで、上述のPLO20および位相比
較・遅延回路30−1〜30−nにおける処理において
は、共通の周波数発振源としてのΔω発振器10からの
周波数Δωの信号を用いているので、PLO20と位相
比較・遅延回路30−1〜30−nとにおけるΔωの値
を常に等しくすることができ、位相補償機能を更に保持
できるようになっている。
【0036】また、演算回路としての周波数変換回路4
0−1〜40−nはそれぞれ、PLO20からのクロッ
ク信号(ω−Δω)∠0と、位相比較・遅延回路30−
1〜30−nからの位相比較結果信号Δω∠δとを用い
た三角関数演算に基づいて、PLO20からのクロック
信号を対応するデータ信号に同期するように調整して出
力するものである。
【0037】具体的には、周波数変換回路40−1〜4
0−nは、PLO20からのクロック信号(ω−Δω)
∠0と、位相比較・遅延回路30−1〜30−nからの
位相比較結果信号Δω∠δとを入力されて、以下の式
(2)に示す三角関数演算を用いることにより、クロッ
ク信号をデータ信号との位相差に応じて調整するもので
ある。
【0038】すなわち、クロック信号とデータ信号との
位相差をδとし、クロック信号は、パルス波形を正弦波
の波形と見なすと、以下に示す式(2)のように表すこ
とができるが、この式(2)については、更に式(3)
に示すように変形することができる。 VCK=V0sin(ωt+δ) …(2) VCK=V0sin(ωt+δ) =V0sin[(ω−Δω)t+Δωt+δ] =V0sin(ω−Δω)t・cos(Δωt+δ)+V0cos(ω−Δ ω)t・sin(Δωt+δ) …(3) 具体的には、周波数変換回路40−1〜40−nでは、
図7に示すように、クロック信号(ω−Δω)∠0およ
び位相比較結果信号Δω∠δをそれぞれ式(4)および
式(5)に示すような正弦波関数として見なして周波数
変換処理を行なっている。即ち、上述の式(3)の演算
処理と等価の処理を行なうことにより、位相調整された
クロック信号、換言すれば、クロック信号の関数とし
て、位相差δを時間tに依存しない定数として、三角関
数で表すことができるのである。 (ω−Δω)∠0=V0sin(ω−Δω)t …(4) Δω∠δ=sin(Δωt+δ) …(5) ここで、周波数変換回路40−1〜40−nはそれぞ
れ、位相シフト部(π/2)41,42,乗算回路4
3,44および加算回路45をそなえて構成され、位相
シフト部41および乗算回路43は上述の式(3)の右
辺を構成する第2項を演算し、位相シフト部42および
乗算回路44は第1項を演算するようになっている。従
って、上述の乗算回路43,44の乗算結果を加算する
加算回路45の出力は、式(3)の左辺の値と等価とな
るのである。
【0039】したがって、周波数変換回路40−1〜4
0−nは、PLO20からのクロック信号と位相比較・
遅延回路30−1〜30−nからの情報とを用いた三角
関数演算に基づいて、PLO20からのクロック信号を
対応データ信号に同期するように調整して出力する演算
回路としての機能を有している。また、上述の各系列の
データ信号DTtに対応する一対の位相比較・遅延回路
30−tおよび周波数変換回路40−t(t;1〜n)
により、各データ信号の位相およびPLO20からのク
ロック信号の位相の位相比較情報と、上記のクロック信
号およびデータ信号の周波数情報と、低減される周波数
情報Δωと、をパラメータとして用いた三角関数演算に
基づいて、PLO20からのクロック信号を各データ信
号に同期するように調整して出力する調整回路として機
能する。
【0040】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかる並列信号自動位相調整回路1では、前述の図1
9に示す装置100A〜100C間においてパラレル信
号を伝送する際に、クロック信号とともにデータ信号を
パラレル信号形式で受信する側の装置では、クロック信
号に同期してデータを取り込む前段において、クロック
信号CKとデータ信号DT1〜DTnの位相差を補償す
る。
【0041】すなわち、PLO20では、N分周回路2
にてN分周されたクロック信号を入力されるとともに、
このクロック信号と、PLO20の出力信号とΔω発振
器10からの周波数Δωの信号とから生成された信号と
を比較し、比較結果として得られた位相情報を有する周
波数ω−Δωの信号(クロック信号)を生成して出力す
る。換言すれば、このPLO20にて生成されるクロッ
ク信号は、入力されるクロック信号の周波数ωを所定周
波数Δω分低減された周波数(ω−Δω)のクロック信
号を発振している。
【0042】PLO20にて発生された信号は、各デー
タ系列の周波数変換回路40−1〜40−nに入力され
る。周波数変換回路40−1〜40−nでは、上述のP
LO20からの信号とともに、対応する位相比較・遅延
回路30−1〜30−nからの、データ信号との位相差
情報δを有する周波数Δωの信号を入力されて、前述の
式(3)と等価の信号処理を行なう。
【0043】すなわち、この周波数変換回路40−1〜
40−nにおける信号処理により、各データ信号DT1
〜DTnとクロック信号との位相差が補償されたクロッ
ク信号CK1〜CKnを得ることができる。なお、上述
のΔωは例えば数kHz〜1MHzとし、装置周波数ω
に対して十分小さく設定することにより、位相差δを精
度よく制御することができる。
【0044】なお、前述の図19に示す受信側装置にお
いては、上述のごとく、パラレル信号として入力された
各データ信号DT1〜DTnに対応して補償されたクロ
ック信号CK1〜CKnが得られると、後段の図示しな
い信号処理部において、位相差が補償されたクロックに
同期してパラレル信号を構成する各データ信号DT1〜
DTnが取り込まれる。
【0045】このように、本発明の第1実施形態にかか
る並列信号自動位相調整回路1によれば、PLO20を
各データ系列で共用化することで、前述の図22に示す
場合のように各データ系列に対応したPLOをそなえる
必要がなく、装置サイズの縮小化や部品点数の削減によ
るコスト削減を図ることができる利点がある。特に、並
列ラインの数が増加した回路を構築する際においても、
装置サイズの増大、ひいてはコスト増大を抑制すること
ができる利点がある。
【0046】すなわち、第1実施形態にかかる回路1に
おいては、単一のPLO20を共用化してそなえている
一方、各データ系列に対応してそなえられた位相比較・
発振回路30−1〜30−nおよび周波数変換回路40
−1〜40−nのサイズは十分に小さいため、装置を小
型化できる効果があると同時に、部品数の削減によるコ
ストの削減を図ることができるのである。
【0047】また、Δω発振器10にて生成された信号
を、PLO20および位相比較・遅延回路30−1〜3
0−nにおいて共通に使用しているので、PLO20お
よび位相比較・遅延回路30−1〜30−nにて生成さ
れる信号におけるΔωの成分の値を常に等しくすること
ができ、位相補償機能を更に保持できる。 (a2)第1実施形態の第1変形例の説明 図10(a)は本発明の第1実施形態の第1変形例にか
かる並列信号自動位相調整回路を示すブロック図であ
り、この図10(a)に示す並列信号自動位相調整回路
1Aは、例えば図8に示す光通信システムにおける光中
継再生器(Reg)302,303において適用しうるも
のである。
【0048】ここで、この図8に示す光通信システム
は、送信側装置(Tx)301と受信側装置(Rx)304
とが光ファイバ305および光再生中継器302,30
3を介して接続されて、送信側装置301からの光信号
が受信側装置304へ伝送されるようになっている。ま
た、光再生中継器302,303は、例えば図9に示す
ように、O/E(Optic/Electric)変換部310,シリ
アル/パラレル変換部(S/P)311,パラレル信号
処理部312,パラレル/シリアル変換部(P/S)3
13およびE/O(Electric/Optic)変換部314をそ
なえて構成されている。
【0049】O/E変換部310は、光ファイバ305
から伝送光信号を入力されて、この光信号について電気
信号に変換するものであり、シリアル/パラレル変換部
311は、O/E変換部310からのシリアル電気信号
についてパラレル信号に変換するものである。さらに、
パラレル信号処理部312は、シリアル/パラレル変換
部311から入力されたパラレル電気信号について所望
の信号処理を施すものであり、このパラレル信号処理部
312に、本実施形態にかかる並列信号自動位相調整回
路1およびデータ間位相調整回路50〔図10(a)参
照〕を組み込むことができるようになっている。
【0050】なお、パラレル/シリアル変換部313
は、パラレル信号処理部312にて所望の信号処理の施
されたパラレル信号について再びシリアル信号に変換す
るものであり、E/O変換部314は、パラレル/シリ
アル変換部313からのシリアル電気信号について光信
号に変換するものであり、変換された光信号は受信側装
置304側の光ファイバ305へ送出されるようになっ
ている。
【0051】ところで、第1実施形態の第1変形例にか
かる並列信号自動位相調整回路1Aは、前述の第1実施
形態における回路1の後段にデータ間位相調整回路50
が接続されて構成されており、これにより、対となるク
ロック信号およびデータ信号の位相のみならず、各並列
ラインのデータ信号間での位相を揃えることができ、後
段のパラレル/シリアル変換部313における変換を容
易なものとしている。
【0052】すなわち、データ間位相調整回路50は、
並列信号自動位相調整回路1の各周波数変換回路40−
1〜40−n(図1参照)から、調整されたクロック信
号とともに対応するデータ信号とを入力され、最も遅れ
たクロック信号のタイミングに同期して、データ信号D
T1〜DTnを出力するものである。具体的には、各周
波数変換回路40−1〜40−nにて位相が補償された
クロック信号CK1〜CKnのうちで、最も遅れたクロ
ック信号のタイミングに、全てのデータ信号を合わせる
ことができるようになっており、これにより、各データ
間においても位相を揃えて、後段のパラレル/シリアル
変換部313における変換処理を容易なものとしてい
る。
【0053】ここで、データ間位相調整回路50は、ク
ロック選別回路51をそなえるとともに、データ出力部
としてのN個のDフリップフロップ(D−FF)52−
1〜52−(n−1)をそなえて構成されている。クロ
ック選別回路51は、入力されたN個のクロック信号の
うちで最も遅れたクロック信号を選別するとともに、選
別されたクロック信号に対応するデータ信号を出力する
ものである。また、各Dフリップフロップ(D−FF)
52−1〜52−(n−1)は、クロック選別回路51
にて選別された結果のクロック信号のタイミングに基づ
いて、当該選別されたクロック信号に対応するデータ信
号以外のデータ信号を同時に打ち出すものである。
【0054】換言すれば、Dフリップフロップ52−1
〜52−(n−1)は、データ信号系列ごとに設けられ
たもので、クロック選別回路51にて選別されたクロッ
ク信号に基づいて動作しうるものである。上述の構成に
より、第1実施形態の第1変形例では、データ間位相調
整回路50のクロック選別回路51において、各並列ラ
インのデータ信号およびクロック信号の対の中で、最も
位相が遅れたデータ信号およびクロック信号を選別して
これを出力する。この場合においては、図10(a)に
示すように、データ信号DT1およびクロック信号CK
1の対を、位相が最も遅れているものとする。
【0055】データ信号DT1以外の他のデータ信号D
T2〜DTnはそれぞれ、Dフリップフロップ52−1
〜52−nに一旦保持され、クロック選別回路51にて
選別されたクロック信号CK1に同期して出力される。
なお、最も遅れたクロック信号に対応するデータ信号
は、Dフリップフロップ52−1〜52−(n−1)に
保持されることなくそのまま出力される。これにより、
位相が揃ったデータ信号の組を得ることができる。
【0056】例えば、図10(b)に示すように、デー
タ信号DT2と、データ信号DT1に対応するクロック
信号との間に位相差δ1が生じている一方、DT3と、
データ信号DT1に対応するクロック信号との間には位
相差δ2が生じている。データDT1に対応するクロッ
ク信号が最も送れたデータ系列(ライン)のクロック信
号であるとすると、Dフリップフロップ52−1,52
−2において、このクロック信号に同期して信号を出力
することにより、この図10(b)にデータ間位相調整
後として示すように、これらのデータ信号DT2および
DT3とクロック信号との位相差δ1,δ2を補償し、
各データ信号DT1〜DT3を位相が揃った状態で出力
することができる。
【0057】これにより、後段のパラレル/シリアル変
換部313においては、位相が揃った状態でデータ信号
DT1〜DTnを入力されて、容易にシリアル信号に変
換することができる。このように、本発明の第1実施形
態の第1変形例にかかる並列信号自動位相調整回路1A
によれば、上述の第1実施形態の場合と同様の利点があ
るほか、データ間位相調整回路50により、簡易な回路
構成で各データ信号間の位相が揃った信号を出力するこ
とができる利点がある。
【0058】例えば、IC周辺のデータやクロックライ
ンを同軸線を用いて接続し、この同軸線の長さを各ライ
ンごとに調節することによってライン間の位相のバラツ
キを合わせこむ等の手法を用いる場合に課題点として生
ずる、ディレイラインの長さを高い精度で調節する必要
性がなくなる。図2のように各DTを、あるCKをトリ
ガとしたフリップフロップによって打ち抜くことで位相
が揃ったDTのセットが得られる。しかしながら、図に
も示すように、DTが変化している領域では、DTを打
ち抜くことはできない。従って、互いに位相のずれた多
数のDTラインに対してこの方法を適用することは、デ
ータの打ち抜きが可能となる領域が狭くなるため難しく
なるという欠点がある。
【0059】(a3)第1実施形態の第2変形例の説明 図11は本発明の第1実施形態の第2変形例にかかる並
列信号自動位相調整回路を示すブロック図であり、この
図11に示す並列信号自動位相調整回路1Bも、前述の
図10(a)に示す回路1Aと同様に、図8に示す光通
信システムにおける光中継再生器(Reg)302,30
3に設けることができるものであるが、特に、データ信
号間において1タイムスロット以上の位相のずれを有す
る場合においても、これを補償することができるように
なっている。
【0060】すなわち、上述の第1実施形態の第1変形
例にかかるデータ間位相調整回路50においては、例え
ば図12(a)に示すように、データ信号間DT1,D
T2の位相のずれが1タイムスロット以内に収まる場合
に、これらの信号DT1,DT2間の位相のずれを調整
することができるようになっているが(図12(b)参
照)、図11に示す回路1Bによれば、1タイムスロッ
トを越える位相差の場合においても調整することができ
るようになっている。
【0061】ここで、この図11に示す並列信号自動位
相調整回路1Bは、前述の図10(a)に示す並列信号
自動位相調整回路1Aに比して、データ間位相調整回路
50Bの構成が異なる。すなわち、第1実施形態の第2
変形例におけるデータ間位相調整回路50Bは、第1変
形例と同様の構成のクロック選別回路51およびDフリ
ップフロップ52−1〜52−(n−1)の後段に、各
データ信号のビット情報に基づいて、1タイムスロット
を越える位相のずれを補償しうるレジスタ回路部60を
そなえて構成されている。
【0062】ここで、レジスタ回路部60は、データ信
号DT1〜DTnの系列ごとに対応して複数段縦続接続
されたシフトレジスタ61−1〜61−mをそなえると
ともに、セレクタ62をそなえて構成されている。各デ
ータ系列のシフトレジスタ61−1〜61−mは、対応
するデータ信号をクロック選別回路51またはDフリッ
プフロップ52−1〜52−(n−1)からデータ入力
されて保持するとともに、クロック選別回路51にて選
別されたクロック信号をクロック入力されて動作するも
のである。換言すれば、シフトレジスタ61−1〜61
−mは、データ系列ごとのデータ信号についてタイムス
ロット単位で保持することができるようになっている。
【0063】すなわち、各シフトレジスタ61−1〜6
1−mにおいては、クロック選別回路51からのクロッ
ク信号に基づいて、データ入力されたデータ信号を、同
一タイミングで順次後段のシフトレジスタおよびセレク
タ62に出力するようになっている。また、セレクタ6
2は、入力されるセレクト用クロックCKに基づいて、
各シフトレジスタ61−1〜61−mから出力されたデ
ータ信号のうちで、適当な一つのシフトレジスタ61−
1〜61−mからのデータ信号を選択的に出力するもの
である。
【0064】換言すれば、セレクタ62は、データ信号
の系列ごとに設けられ、対応するデータ信号の系列にお
ける各シフトレジスタ61−1〜61−mからの出力信
号を入力されて、同一データタイミング抽出用のセレク
ト信号に基づいて各データDT1〜DTnを同一タイミ
ングで出力できるようになっている。なお、上述の同一
データタイミング抽出用セレクト信号としてのクロック
CKとしては、図示しないデータ信号間を比較する処理
部において、データ信号間のビット情報、例えば各デー
タ信号間のフレームか又は特定の固定ビット等を比較し
て、フレーム同期させるタイミングか又は上記の特定の
固定ビットが入力されたタイミングにおいて出力するこ
とができる。
【0065】これにより、セレクタ62においては、1
タイムスロットを超える位相差がデータ信号間で生じて
いる場合にも、各データ信号を、位相を同期させて出力
できるようになっているのである。上述の構成により、
本発明の第1実施形態の第2変形例においても、前述の
第1実施形態の場合と同様に、各データ系列の位相比較
・遅延回路30−1〜30−nおよび周波数変換回路4
0−1〜40−nにより、データ信号DT1〜DTnご
とに位相が調整されたクロック信号CK1〜CKnを出
力する。
【0066】また、データ間位相調整回路50Bでは、
データ信号間の位相のずれを調整する。即ち、データ信
号間における1タイムスロット以下の位相のずれについ
ては、クロック選別回路51およびDフリップフロップ
52−1〜52−(n−1)にて位相を調整し、データ
信号間における1タイムスロットよりも大きい位相のず
れに対しては、シフトレジスタ回路部60において調整
する。
【0067】すなわち、セレクタ62は、各シフトレジ
スタ61−1〜61−mから出力されたデータ信号のう
ちで、フレーム同期させるタイミングか又は特定の固定
ビットが入力されたタイミングにおいて入力されるセレ
クト用クロックCKに基づき、適当なシフトレジスタ6
1−1〜61−mからのデータ信号を選択的に出力す
る。これにより、シフトレジスタ回路部60では、各デ
ータ信号を、データ信号間の1タイムスロットよりも大
きい位相のずれを調整し、同期させて出力することがで
きる。
【0068】このように、本発明の第1実施形態の第2
変形例にかかる並列信号自動位相調整回路1Bによれ
ば、前述の第1実施形態および第1実施形態の第1変形
例の場合と同様の利点があるほか、レジスタ回路部60
により、1タイムスロットを越える位相差の場合におい
ても調整することができ、装置の多重化性能を向上させ
ることができる利点がある。
【0069】(a4)第1実施形態の第3変形例の説明 図13は本発明の第1実施形態の第3変形例にかかる並
列信号自動位相調整回路を示すブロック図であり、この
図13に示す並列信号自動位相調整回路1Cは、前述の
第1実施形態におけるもの(符号1参照)に比して、各
位相比較・遅延回路30−1〜30−nにおける位相比
較回路31からの位相差δに相当する電圧信号(位相比
較情報)の温度依存性を補償するための温度センサ70
−1〜70−nをそなえている点が異なっている。
【0070】すなわち、この温度センサ70−1〜70
−nにて温度変化を検出すると、位相比較回路31にお
ける出力電圧信号を、図示しない抵抗等の回路素子を用
いることによって温度依存性を補償すべく制御できるよ
うになっている。したがって、第1実施形態の第3変形
例においても、前述の第1実施形態の場合と同様の利点
があるほか、位相比較回路31の温度依存性を補償する
ことができるので、クロック信号とデータ信号との位相
差の調整の信頼性を飛躍的に高めることができる。
【0071】(b)第2実施形態の説明 図14は本発明の第2実施形態にかかる並列信号位相自
動調整回路を示すブロック図であり、この図14に示す
この並列信号自動位相調整回路1−2においても、前述
の図19に示すような装置100A〜100Cの間にお
いてクロック信号とともにパラレルディジタルデータの
伝送を行なう装置に適用しうるものである。
【0072】すなわち、この図14に示す並列信号自動
位相調整回路1−2についても、前述の第1実施形態に
おけるものと同様、クロック信号とともに複数系列のデ
ータ信号を並列入力されて、クロック信号を、各データ
信号に同期するように調整するものである。ここで、第
2実施形態にかかる並列信号自動位相調整回路1−2
は、前述の第1実施形態における回路1(図1参照)に
比して、Δω発振器10をそなえず、PLO20と異な
るPLO20′をそなえている点、および、位相比較・
遅延回路30−1〜30−nのかわりに位相比較・発振
回路30′−1〜の30′−nをそなえて構成されてい
る点が異なっているが、その他の構成は図1に示す回路
1と同様である。
【0073】なお、図14中、図1と同一の符号は、同
様の部分を示している。発振回路としてのPLO20′
は、詳細には前述の図21に示すものと同様、位相比較
回路,ローパスフィルタ,アンプ,VCOおよびN分周
回路(符号104a〜104e参照)をそなえて構成さ
れている。また、このPLO20′は、前述の図1に示
すPLO20に比して、N分周回路2に入力されるクロ
ック信号の周波数ωよりもΔω分低減された周波数(ω
−Δω)のクロック信号を、位相を固定して発振するも
のである点は共通するが、PLO外部のΔω発振器10
にて発生された周波数Δωの信号を用いずに、アンプ
(図20の符号104c参照)の増幅率を調整すること
のみによって、周波数(ω−Δω)のクロック信号を生
成するようになっている点が異なっている。
【0074】さらに、各データ信号DT1〜DTnの系
列に対応してそなえられた、位相比較・発振回路30′
−1〜30′−nは、PLO20′にて低減される周波
数Δωと同一の周波数信号を発振するとともに、対応す
るデータ信号および調整対象となるクロック信号とを比
較して、位相差情報として周波数情報Δωとともに出力
するものである。具体的には、内部において発振した周
波数Δωの信号に、比較結果としての位相差δを組み込
んで周波数変換回路40−1〜40−nに出力するよう
になっている また、位相比較・発振回路30′−1〜30′−nは、
それぞれ、詳細には図15に示すような構成を有してい
る。即ち、この図15に示す位相比較・発振回路30′
−1〜30′−nは、前述の図3に示す位相比較・遅延
回路30−1〜30−nにおけるものと同様の位相比較
回路31および遅延回路32をそなえるとともに、発振
回路33をそなえて構成されている。
【0075】また、発振回路33は、PLO20にてク
ロック信号の周波数ωから低減される所定の周波数Δω
に相当する周波数を持つ信号を発生するものである。こ
れにより、遅延回路32においては、位相比較回路31
からのデ−タ信号とクロック信号との位相差δと、発振
回路33からの周波数Δωの信号とを入力されて、当該
周波数Δωの信号について位相δだけ遅延させて出力す
ることができるようになっている。
【0076】これにより、演算回路としての周波数変換
回路40−1〜40−nにおいては、前述の第1実施形
態の場合と同様に、PLO20′からのクロック信号と
位相比較・発振回路30′−1〜30′−nからの情報
とをパラメータとして用いた三角関数演算に基づいて、
PLO20′からのクロック信号を、各対応するデータ
信号に同期するように調整して出力するようになってい
る。
【0077】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかる並列信号自動位相調整回路1−2においても、
前述の図19に示す装置100A〜100C間において
パラレル信号を伝送する際に、クロック信号とともにデ
ータ信号をパラレル信号形式で受信する側の装置では、
クロック信号に同期してデータを取り込む前段におい
て、クロック信号CKとデータ信号DT1〜DTnの位
相差を補償する。
【0078】すなわち、PLO20′では、N分周回路
2にてN分周されて入力されたクロック信号に基づい
て、位相が固定された周波数(ω−Δω)の信号、換言
すれば、入力されるクロック信号の周波数ωを所定周波
数Δω分低減された周波数(ω−Δω)のクロック信号
を発振している。PLO20′にて発生された信号は、
各データ系列の周波数変換回路40−1〜40−nに入
力される。周波数変換回路40−1〜40−nでは、上
述のPLO20′からの信号とともに、データ信号との
位相差情報δを有する周波数Δωの信号を、対応する位
相比較・発振回路30′−1〜30′−nから入力され
て、前述の式(3)と等価の信号処理を行なう。即ち、
この周波数変換回路40−1〜40−nにおける信号処
理により、各データ信号DT1〜DTnとクロック信号
との位相差が補償されたクロック信号CK1〜CKnを
得ることができる。
【0079】なお、前述の図19に示す受信側装置にお
いては、上述のごとくパラレル信号として入力された各
データ信号DT1〜DTnに対応して補償されたクロッ
ク信号CK1〜CKnが得られると、後段の図示しない
信号処理部において、位相差が補償されたクロックに同
期してパラレル信号を構成する各データ信号DT1〜D
Tnを取り込む。
【0080】このように、本発明の第2実施形態にかか
る並列信号自動位相調整回路1−2によれば、PLO2
0′を各データ系列で共用化することで、前述の図22
に示す場合のように各データ系列に対応したPLOをそ
なえる必要がなく、装置サイズの縮小化や部品点数の削
減によるコスト削減を図ることができる利点がある。特
に、並列ラインの数が増加した回路を構築する際におい
ても、装置サイズの増大、ひいてはコスト増大を抑制す
ることができる利点がある。
【0081】すなわち、第2実施形態にかかる回路1−
2においては、単一のPLO20′を共用化してそなえ
ている一方、各データ系列に対応してそなえられた位相
比較・発振回路30′−1〜30′−nおよび周波数変
換回路40−1〜40−nのサイズは十分に小さいた
め、装置を小型化できる効果があると同時に、部品数の
削減によるコストの削減を図ることができるのである。
【0082】なお、上述の第2実施形態にかかる並列信
号自動位相調整回路1−2においても、前述の第1実施
形態の場合と同様に、図10(a)又は図11に示すよ
うなデータ間位相調整回路50,50Bをそなえるよう
に構成してもよく、このようにしても前述の第1実施形
態の場合と基本的に同様の作用効果を得ることができ
る。 (c)第3実施形態の説明 図16は本発明の第3実施形態にかかる並列信号自動位
相調整回路を示すブロック図であるが、この図16に示
すこの並列信号自動位相調整回路1−3においても、前
述の図19に示すような装置100A〜100Cの間に
おいてクロック信号とともにパラレルディジタルデータ
の伝送を行なう装置に適用しうるものである。
【0083】すなわち、この図16に示す並列信号自動
位相調整回路1−3についても、前述の第1実施形態お
よび第2実施形態におけるものと同様、クロック信号と
ともに複数系列のデータ信号を並列入力されて、クロッ
ク信号を、各データ信号に同期するように調整するもの
である。ここで、この図16に示す並列信号自動位相調
整回路1−3は、N分周回路2をそなえるとともに、ク
ロック信号を各データ信号に同期するように調整して出
力する調整回路としての位相補償回路80−1〜80−
nをそなえて構成されている。
【0084】また、位相補償回路80−1〜80−nは
それぞれ、N分周回路2にてN分周されたクロック信号
と、対応するデータ系列のデータ信号DT1〜DTnを
入力されて、当該データ信号との位相差が補償されたク
ロック信号を生成するものであって、詳細には図17に
示すように、位相比較器81,電圧発生回路82,位相
シフト部(π/2)83,乗算回路84,85および加
算回路86をそなえて構成されている。
【0085】ここで、位相比較器81は、上述のN分周
回路2にてN分周されたクロック信号およびデータ信号
の位相を比較し、位相比較結果として位相差δに応じた
電圧信号を出力するものであって、詳細には前述の図3
に示す位相比較回路31と基本的に同様の構成を有して
いる また、電圧発生回路82は、位相比較器81からの位相
差δを示す電圧信号を入力されて、後段の乗算回路8
4,85および加算回路86においてクロック信号につ
いての演算を行なう際の係数値を示す電圧信号を発生す
るものである。
【0086】換言すれば、後段の乗算回路84,85お
よび加算回路86においては、クロック信号を正弦波あ
るいは余弦波と見なし、位相比較器81にて得られた位
相差δの値に応じたクロック信号を、以下の式(6)に
示すような三角関数演算を用いて算出するようになって
いる。すなわち、補償すべきデータ信号に対するクロッ
ク信号の位相差をδとし、N分周回路2に入力されるク
ロック信号の周波数をωとすると、前述の式(2)の場
合と同様、出力クロック信号VCKを正弦波信号として表
すことができるが、この式(2)を式(6)に示すよう
に変形することによって、データ信号を打ち出すタイミ
ングを調整することができるのである。
【0087】 VCK=V0sin(ωt+δ) =V0sin(ωt)cos(δ)+V0cos(ωt)sin(δ) =V0sin(ωt)(1−α21/2+V0cos(ωt)・α …(6 ) ここで、電圧発生回路82は、α=sin(δ)とした
場合における、上述の式(6)における第1項の係数
(1−α21/2および第2項の係数αに相当する電圧信
号を発生するものであり、第1項の係数に相当する電圧
信号は乗算回路85に、第2項の係数に相当する電圧信
号については乗算回路84に出力されるようになってい
る。
【0088】また、この電圧発生回路82は、詳細には
図18に示すように、位相比較器81からの位相差δに
相当する電圧信号をディジタル信号に変換するA/D変
換部82a,A/D変換部82aにてディジタル信号に
変換された位相差情報δを用いて上述の2つの係数デー
タを演算処理により算出する演算回路82b,および演
算回路82bにて算出された2つの係数データについて
アナログ信号としての電圧信号に変換するD/A変換部
82cをそなえて構成さえている。
【0089】さらに、位相シフト部83は、N分周回路
2から入力されたクロック信号をπ/2シフトするもの
であり、これにより、前述の式(6)の第1項の周波数
ωについてのクロック信号を示す正弦波関数から第2項
の余弦波関数に変換されるようになっている。これによ
り、乗算回路84においては、上述の式(6)における
第2項を算出するとともに、乗算回路85においては、
式(6)における第1項を算出するようになっている。
更に、加算回路86においては、乗算回路84および乗
算回路85の演算結果を加算することにより、式(6)
の演算結果を出力できるようになっている。
【0090】したがって、上述の電圧発生回路82,位
相シフト部83,乗算回路84、85および加算回路8
6により、位相比較器81からの位相比較情報をパラメ
ータとして用いた三角関数演算に基づいて、クロック信
号をデータ信号に同期するように調整して出力する三角
関数演算部として機能する。上述の構成により、本発明
の第3実施形態にかかる並列信号自動位相補償回路1−
3においても、前述の図19に示す装置100A〜10
0C間においてパラレル信号を伝送する際に、クロック
信号とともにデータ信号をパラレル信号形式で受信する
側の装置では、クロック信号に同期してデータを取り込
む前段において、クロック信号CKとデータ信号DT1
〜DTnの位相差を補償する。
【0091】すなわち、データ系列ごとにそなえられた
位相補償回路80−1〜80−nにおいて、入力された
クロック信号とデータ信号との位相差δに応じた電気信
号に基づいて係数値を算出することにより、式(6)に
示す演算と等価の処理を行なって、データ信号を打ち出
すタイミングを調整する。このように、本発明の第3実
施形態にかかる並列信号自動位相調整回路1−3によれ
ば、前述の図22に示す回路の場合のごとき、各データ
系列分の可変遅延器103−1〜103−nおよびPL
O104−1〜104−nをそなえる必要がなく、装置
サイズの大幅な縮小化を図るとともに、部品点数の減少
によって装置構成のためのコストを削減することも可能
である。
【0092】(d)その他 なお、上述の各実施形態における回路においては、第1
実施形態の第1変形例および第2変形例の場合を除き、
装置100A〜100C間において、パラレル信号をや
り取りする際に適用した場合について詳述しているが、
本発明によれば、例えば図8および図9に示す場合のよ
うに、パラレル信号からシリアル信号に変換する前段に
おける自動位相調整回路として適用することも、もちろ
ん可能である。
【0093】(e)付記 (付記1) クロック信号とともに複数系列のデータ信
号を並列入力されて、上記のクロック信号を、各データ
信号に同期するように調整する並列信号自動位相調整回
路であって、上記のデータ信号またはクロック信号とし
て用いられる周波数よりも小さい所定の周波数の信号を
生成する生成部と、入力されるクロック信号の周波数に
対して該生成部からの上記所定の周波数信号分低い周波
数のクロック信号を発振する発振回路とをそなえるとと
もに、上記の各データ信号および発振回路からのクロッ
ク信号における位相比較情報と、上記の各データ信号,
発振回路からのクロック信号および生成部からの信号に
おける周波数情報と、を用いた三角関数演算に基づい
て、該発振回路からのクロック信号を上記対応データ信
号に同期するように調整して出力する調整回路を、上記
複数系列のデータ信号に対応してそなえられたことを特
徴とする、並列信号自動位相調整回路。
【0094】(付記2) クロック信号とともに複数系
列のデータ信号を並列入力されて、上記のクロック信号
を、各データ信号に同期するように調整する並列信号自
動位相調整回路であって、入力されるクロック信号の周
波数を所定周波数分低減された周波数のクロック信号を
発振する発振回路をそなえるとともに、上記各データ信
号の位相および該発振回路からのクロック信号の位相の
位相比較情報と、上記のクロック信号およびデータ信号
の周波数情報と、上記低減される周波数情報と、をパラ
メータとして用いた三角関数演算に基づいて、該発振回
路からのクロック信号を上記各データ信号に同期するよ
うに調整して出力する調整回路を、上記複数系列のデー
タ信号に対応してそなえられたことを特徴とする、並列
信号自動位相調整回路。
【0095】(付記3) クロック信号とともに複数系
列のデータ信号を並列入力されて、上記クロック信号
を、各データ信号に同期するように調整する並列信号自
動位相調整回路であって、上記のクロック信号をデータ
信号に同期するように調整して出力する調整回路を、上
記複数系列のデータ信号に対応してそなえられ、かつ、
上記各調整回路が、上記のクロック信号およびデータ信
号の位相を比較する位相比較器と、該位相比較器からの
位相比較情報をパラメータとして用いた三角関数演算に
基づいて、上記のクロック信号をデータ信号に同期する
ように調整して出力する三角関数演算部と、をそなえて
構成されたことを特徴とする、並列信号自動位相調整回
路。
【0096】(付記4) 各調整回路が、該生成部から
の信号を入力される一方、上記の対応データ信号および
調整対象となるクロック信号とを比較し、比較結果とし
ての位相比較情報を該生成部からの信号における周波数
情報とともに出力する位相比較・遅延回路と、該発振回
路からのクロック信号と位相比較・遅延回路からの情報
とを用いた三角関数演算に基づいて、該発振回路からの
クロック信号を上記対応データ信号に同期するように調
整して出力する演算回路とを、そなえて構成されたこと
を特徴とする、付記1記載の並列信号自動位相調整回
路。
【0097】(付記5) 各調整回路が、該発振回路に
て低減される上記所定周波数と同一の周波数情報を発振
するとともに上記の対応データ信号および調整対象とな
るクロック信号とを比較して、位相差情報として上記周
波数情報として出力する位相比較・発振回路と、該発振
回路からのクロック信号と位相比較・発振回路からの情
報とをパラメータとして用いた三角関数演算に基づい
て、該発振回路からのクロック信号を上記対応データ信
号に同期するように調整して出力する演算回路とを、そ
なえて構成されたことを特徴とする、付記2記載の並列
信号自動位相調整回路。
【0098】(付記6) 上記の各調整回路にて調整さ
れたクロック信号とともに対応するデータ信号とを入力
され、最も遅れたクロック信号のタイミングに同期し
て、上記複数種類のデータを出力するデータ間位相調整
回路をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜
3のいずれか1項に記載の並列信号自動位相調整回路。 (付記7) 該データ間位相調整回路が、上記の各調整
回路にて調整されたクロック信号のうちで最も遅れたタ
イミングを有するクロック信号を選別するクロック選別
回路と、該クロック選別回路にて選別されたクロック信
号に基づいて、該クロック選別回路にて選別されたクロ
ック信号に対応するデータ信号以外のデータ信号を同一
タイミングで出力するデータ出力部と、をそなえて構成
されたことを特徴とする、付記6記載の並列信号自動位
相調整回路。
【0099】(付記8) 該データ出力部が、上記デー
タ信号系列ごとに設けられ、上記選別されたクロック信
号に基づいて動作しうるフリップフロップにより構成さ
れたことを特徴とする、付記7記載の並列信号自動位相
調整回路。 (付記9) 該データ間位相調整回路が、上記の各調整
回路にて調整されたクロック信号のうちで最も遅れたタ
イミングを有するクロック信号を選別するとともに、選
別されたクロック信号に対応するデータ信号を出力する
クロック選別回路と、該クロック選別回路にて選別され
たクロック信号に基づいて、上記の各データを同一タイ
ミングで出力するデータ出力部と、各データ信号のビッ
ト情報に基づいて、1タイムスロットを超える位相のず
れを補償しうるレジスタ回路部と、をそなえて構成され
たことを特徴とする、付記6記載の並列信号自動位相調
整回路。
【0100】(付記10) 該レジスタ回路部が、上記
データ信号の系列ごとのデータについてタイムスロット
単位で保持しうるシフトレジスタが、複数段縦続接続さ
れるとともに、上記のデータ信号の系列ごとに設けら
れ、対応するデータ信号の系列における各シフトレジス
タからの出力信号を入力されて、同一データタイミング
抽出用のセレクト信号に基づいて上記の各データを同一
タイミングで出力しうるセレクタを、そなえて構成され
たことを特徴とする、付記9記載の並列信号自動位相調
整回路。
【0101】(付記11) 各調整回路に、上記位相比
較情報の温度依存性を補償する温度センサをそなえて構
成されたことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項
に記載の並列信号自動位相調整回路。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2,
4,5記載の本発明によれば、調整回路をそなえたこと
により、発振回路を各データ系列で共用化することで、
各データ系列に対応したPLOをそなえる必要がなく、
装置サイズの縮小化や部品点数の削減によるコスト削減
を図ることができる利点がある。特に、並列ラインの数
が増加した回路を構築する際においても、装置サイズの
増大、ひいてはコスト増大を抑制することができる利点
がある。
【0103】また、請求項1記載の本発明によれば、生
成部および調整回路をそなえたことにより、この生成部
にて生成された信号を、発振回路および調整回路におい
て共通に使用することができるので、発振回路および調
整回路にて生成される信号における所定周波数成分の値
を常に等しくすることができ、位相補償機能を更に保持
できる。
【0104】さらに、請求項3記載の本発明によれば、
調整回路をそなえたことにより、各データ系列分の可変
遅延器やPLOをそなえる必要がなく、装置サイズの大
幅な縮小化を図るとともに、部品点数の減少によって装
置構成のためのコストを削減することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる並列信号自動位
相調整回路を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態におけるPLOの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】第1実施形態における位相比較・遅延回路を示
すブロック図である。
【図4】第1実施形態における位相比較回路を示す図で
ある。
【図5】第1実施形態における位相比較・遅延回路の動
作を説明するための図である。
【図6】第1実施形態における遅延回路を示すブロック
図である。
【図7】第1実施形態における周波数変換回路を示すブ
ロック図である。
【図8】第1実施形態の第1変形例において適用される
光通信システムを示すブロック図である。
【図9】光再生中継器の要部を示すブロック図である。
【図10】(a)は第1実施形態の第1変形例にかかる
並列信号自動位相調整回路を示すブロック図、(b)は
第1実施形態の第1変形例の動作を説明するための図で
ある。
【図11】第1実施形態の第2変形例にかかる並列信号
自動位相調整回路を示すブロック図である。
【図12】(a),(b)はいずれも第1実施形態の第
1変形例および第2変形例にかかる並列信号自動位相調
整回路の動作の相違を説明するための図である。
【図13】第1実施形態の第3変形例にかかる並列信号
自動位相調整回路を示すブロック図である。
【図14】本発明の第2実施形態にかかる並列信号自動
位相調整回路を示すブロック図である。
【図15】第2実施形態における位相比較・発振回路を
示すブロック図である。
【図16】本発明の第3実施形態にかかる並列信号自動
位相調整回路を示すブロック図である。
【図17】第3実施形態における位相補償回路を示すブ
ロック図である。
【図18】第3実施形態における位相補償回路の要部を
示すブロック図である。
【図19】装置間においてパラレルディジタル信号が送
受信されるシステムを説明する図である。
【図20】データとクロックとの間の位相を自動調整す
るための並列信号自動位相調整回路を示す図である。
【図21】図20に示す回路の要部構成を示すブロック
図である。
【図22】パラレル信号を位相調整する回路を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,1A〜1C,1−2,1−3 並列信号自動位相調
整回路 2 N分周回路 10 Δω発振器(生成部) 20,20′ PLO(発振回路) 21 位相比較回路 22 ローパスフィルタ 23 アンプ 24 VCO 25 周波数変換回路 26 N分周回路 30−1〜30−n 位相比較・遅延回路 30′−1〜30′−n 位相比較・発振回路 31 位相比較回路 31a 反転回路 31b,31c AND回路 31d コンパレータ 32 遅延回路 32a CR積分回路 32b シュミット回路 33 発振回路 40−1〜40−n 周波数変換回路(演算回路) 41,42 位相シフト部 43,44 乗算回路 45 加算回路 50,50B データ間位相調整回路 51 クロック選別回路 52−1〜52−(n−1) Dフリップフロップ(デ
ータ出力部) 60 レジスタ回路部 61−1〜61−m シフトレジスタ 62 セレクタ 70−1〜70−n 温度センサ 80−1〜80−n 位相補償回路(調整回路) 81 位相比較器 82 電圧発生回路 82a A/D変換部 82b 演算回路 82c D/A変換部 83 位相シフト部 84,85 乗算回路 86 加算回路 100A〜100C 装置 101,104e N分周回路 102,102−1〜102−n 位相比較器 103,103−1〜103−n 可変遅延器 104,104−1〜104−n PLO 104a 位相比較回路 104b ローパスフィルタ 104c アンプ 104d VCO 301 送信側装置 302,303 光再生中継器 304 受信側装置 310 O/E変換部 311 シリアル/パラレル変換部 312 パラレル信号処理部 313 パラレル/シリアル変換部 314 E/O変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA03 BB03 CC01 CC21 CC38 CC41 CC51 CC52 CC58 CC59 DD01 DD02 DD05 DD12 DD13 DD24 FF07 GG10 KK39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号とともに複数系列のデータ
    信号を並列入力されて、上記のクロック信号を、各デー
    タ信号に同期するように調整する並列信号自動位相調整
    回路であって、 上記のデータ信号またはクロック信号として用いられる
    周波数よりも小さい所定の周波数の信号を生成する生成
    部と、入力されるクロック信号の周波数に対して該生成
    部からの上記所定の周波数信号分低い周波数のクロック
    信号を発振する発振回路とをそなえるとともに、 上記の各データ信号および発振回路からのクロック信号
    における位相比較情報と、上記の各データ信号,発振回
    路からのクロック信号および生成部からの信号における
    周波数情報と、を用いた三角関数演算に基づいて、該発
    振回路からのクロック信号を上記対応データ信号に同期
    するように調整して出力する調整回路を、上記複数系列
    のデータ信号に対応してそなえられたことを特徴とす
    る、並列信号自動位相調整回路。
  2. 【請求項2】 クロック信号とともに複数系列のデータ
    信号を並列入力されて、上記のクロック信号を、各デー
    タ信号に同期するように調整する並列信号自動位相調整
    回路であって、 入力されるクロック信号の周波数を所定周波数分低減さ
    れた周波数のクロック信号を発振する発振回路をそなえ
    るとともに、 上記各データ信号の位相および該発振回路からのクロッ
    ク信号の位相の位相比較情報と、上記のクロック信号お
    よびデータ信号の周波数情報と、上記低減される周波数
    情報と、をパラメータとして用いた三角関数演算に基づ
    いて、該発振回路からのクロック信号を上記各データ信
    号に同期するように調整して出力する調整回路を、上記
    複数系列のデータ信号に対応してそなえられたことを特
    徴とする、並列信号自動位相調整回路。
  3. 【請求項3】 クロック信号とともに複数系列のデータ
    信号を並列入力されて、上記クロック信号を、各データ
    信号に同期するように調整する並列信号自動位相調整回
    路であって、 上記のクロック信号をデータ信号に同期するように調整
    して出力する調整回路を、上記複数系列のデータ信号に
    対応してそなえられ、 かつ、上記各調整回路が、 上記のクロック信号およびデータ信号の位相を比較する
    位相比較器と、 該位相比較器からの位相比較情報をパラメータとして用
    いた三角関数演算に基づいて、上記のクロック信号をデ
    ータ信号に同期するように調整して出力する三角関数演
    算部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、並列
    信号自動位相調整回路。
  4. 【請求項4】 各調整回路が、 該生成部からの信号を入力される一方、上記の対応デー
    タ信号および調整対象となるクロック信号とを比較し、
    比較結果としての位相比較情報を該生成部からの信号に
    おける周波数情報とともに出力する位相比較・遅延回路
    と、 該発振回路からのクロック信号と位相比較・遅延回路か
    らの情報とを用いた三角関数演算に基づいて、該発振回
    路からのクロック信号を上記対応データ信号に同期する
    ように調整して出力する演算回路とを、そなえて構成さ
    れたことを特徴とする、請求項1記載の並列信号自動位
    相調整回路。
  5. 【請求項5】 各調整回路が、 該発振回路にて低減される上記所定周波数と同一の周波
    数情報を発振するとともに上記の対応データ信号および
    調整対象となるクロック信号とを比較して、位相差情報
    として上記周波数情報として出力する位相比較・発振回
    路と、 該発振回路からのクロック信号と位相比較・発振回路か
    らの情報とをパラメータとして用いた三角関数演算に基
    づいて、該発振回路からのクロック信号を上記対応デー
    タ信号に同期するように調整して出力する演算回路と
    を、そなえて構成されたことを特徴とする、請求項2記
    載の並列信号自動位相調整回路。
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