JP2021010096A - 位相同期回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジッタの影響を低減可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】位相同期回路は、高レベルのパルス幅と低レベルのパルス幅との差が、切替クロック信号と比較クロック信号との位相差に対応する信号を生成する位相比較器と、位相比較器で生成された信号の波形を整形する波形整形回路と、波形整形回路で整形された信号に基づいて出力クロック信号の周波数を制御する発振器と、出力クロック信号を分周することによって比較クロック信号を生成する分周器と、基準クロック信号と比較クロック信号とのいずれかを切替クロック信号として切り替える切替器とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、基準クロック信号に出力クロック信号を同期させる位相同期回路に関する。
入力された基準クロック信号に位相同期したクロック信号を出力する回路として、位相同期回路(phase locked loop:PLL)が知られている。例えば特許文献1には、一定の位相比較期間における基準クロック信号と出力クロック信号との位相差に応じて、出力クロック信号の位相を制御するPLLが提案されている。
特開2004−40227号公報
特許文献1に記載のPLLは、基準クロック信号と出力クロック信号との位相差に応じてVCO(voltage-controlled oscillator)への制御信号を生成する。このような構成では、1つの出力位相制御期間のVCO制御信号と次の出力位相制御期間のVCO制御信号との間に実質的な相関関係がないので、VCO制御信号は振動成分を持たず、指数関数状に高速ロックアップする。一方、基準クロック信号にジッタ等の位相ゆらぎがあると、それにも出力クロック信号が追随してしまい、ジッタの影響を適切に低減できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、ジッタの影響を低減可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る位相同期回路は、基準クロック信号に出力クロック信号を同期させる位相同期回路であって、高レベルのパルス幅と低レベルのパルス幅との差が、切替クロック信号と比較クロック信号との位相差に対応する信号を生成する位相比較器と、前記位相比較器で生成された信号の波形を整形する波形整形回路と、前記波形整形回路で整形された信号に基づいて前記出力クロック信号の周波数を制御する発振器と、前記出力クロック信号を分周することによって前記比較クロック信号を生成する分周器と、前記基準クロック信号と、前記分周器で生成された前記比較クロック信号とのいずれかを、前記位相比較器で用いる前記切替クロック信号として切り替える切替器とを備える。
本発明によれば、基準クロック信号と比較クロック信号とのいずれかを、位相比較器で用いる切替クロック信号として切り替える。このような構成によれば、ジッタの影響を低減することができる。
実施の形態1に係るPLLの構成を示す回路構成図である。 実施の形態1に係るPLLを構成するVCOの特性図である。 実施の形態1に係るPLLの動作を説明するための図である。 実施の形態2に係るPLLの構成を示す回路構成図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る位相同期回路(PLL)の構成を示す回路構成図である。図1のPLLは、入力端子1と、位相比較器2と、波形整形回路3と、発振器であるVCO4と、分周器5と、出力端子6と、切替器である入力切替器7とを備える。以下の説明で明らかとなるように、図1のPLLは、入力端子1から入力される基準クロック信号frに、出力端子6から出力される出力クロック信号を同期させる回路であり、図1のPLLによれば、ジッタの影響を低減することが可能となっている。
図2は、本実施の形態1に係るVCO4の電圧−周波数特性を示す図である。本実施の形態1ではVCO4は、電圧−周波数特性が線形特性を示す範囲で使用されるものとする。図2において、出力クロック信号の予め定められた周波数である基準周波数fからの変化分gは、入力電圧における電圧Vからの電位差vの関数g(v)で示されるものと仮定する。この場合、図2の特性グラフより、|VH−V|=|VL−V|=E(定数)、g(VH−V)=−g(VL−V)=df、g(0)=0が成り立つ。したがって、出力クロック信号の周波数と基準周波数fとの差(周波数差)をGとすると、df=G(定数)が成り立つ。よって、VCO4の電圧対周波数感度Kは次式(1)のように示される。また、VCO4への入力がV+vであるときの出力クロック信号の周波数yは、Kを用いて次式(2)のように示される。
Figure 2021010096
Figure 2021010096
次に、図1のPLLの各構成要素について説明する。入力端子1に入力された基準クロック信号frは入力切替器7に入力される。また、分周器5からのフィードバック信号である比較クロック信号fpは入力切替器7に入力される。
入力切替器7の出力が基準クロック信号frの入力と接続されている場合には基準クロック信号frが位相比較器2に入力され、入力切替器7の出力が比較クロック信号fpの入力と接続されている場合には比較クロック信号fpが位相比較器2に入力される。このように、入力切替器7は、基準クロック信号fr及び比較クロック信号fpのいずれかを、位相比較器2で用いる切替クロック信号として切り替える。なお、本実施の形態1では一例として、入力切替器7は、比較クロック信号fpにおける1つのHレベルの時間幅及び1つのLレベルの時間幅の合計時間(以下「1波形時間」と記す)ごとに、この切り替えを行うものとする。なお、比較クロック信号fpの1波形時間は、概ね、比較クロック信号fpの周期と同じである。
位相比較器2には、入力切替器7からの切替クロック信号と、分周器5からの比較クロック信号fpとが入力される。位相比較器2は、切替クロック信号と比較クロック信号fpとの位相差を比較クロック信号fpの1波形時間ごとに取得する。そして、位相比較器2は、当該1波形時間単位でのHレベル(高レベル)の時間幅(パルス幅)とLレベル(低レベル)の時間幅(パルス幅)との時間差が、上述した位相差に対応する矩形波の信号を生成する。位相比較器2で生成された信号は、次の波形整形回路3の入力となる。
波形整形回路3は、位相比較器2で生成された信号の波形を整形して、VCO4の制御信号を生成する。この整形により、位相比較器2で生成された信号のオーバシュートやアンダシュートが除去され、HレベルとVとの間の電位差と、LレベルとVとの間の電位差とが等しい矩形波の信号が得られる。
波形整形回路3からVCO4に入力される信号(制御電圧)の比較クロック信号fpの1波形時間分には、この1波形時間の間に付加あるいは削減すべき位相量が、Hレベル矩形波信号の時間幅と、Lレベル矩形波信号の時間幅との時間差として読み取ることができる。このことを利用して、VCO4は、波形整形回路3で整形された信号に基づいて出力クロック信号の周波数を調整(制御)する。VCO4から出力された出力クロック信号は2つに分岐され、一方はPLLからの出力として出力端子6から外部に出力され、他方は分周器5に入力される。
分周器5は、VCO4からの出力クロック信号をN分周(1/N逓倍)することによって比較クロック信号fpを生成する。Nは自然数を含む正の仮分数である。分周器5で生成された比較クロック信号fpは、位相比較器2及び入力切替器7にフィードバックされる。なお、比較クロック信号fpは分周器5において基準周波数fをN分周した信号であるから、基準クロック信号frの周波数と比較クロック信号fpの周波数とは等しくなる定常状態においては、f=N×frが成り立つ。
以上のように本実施の形態1に係るPLLでは、位相比較器2への入力が、比較クロック信号fpの1波形時間を単位とする間隔で、基準クロック信号fr及び比較クロック信号fpのいずれかに切り替えられる。位相比較器2に基準クロック信号frが切替クロック信号として入力される場合には、位相比較器2で検出された基準クロック信号fr及び比較クロック信号fpの位相差に基づいて、出力クロック信号及び比較クロック信号fpの位相調整が行われる。一方、位相比較器2に比較クロック信号fpが切替クロック信号として入力される場合には、疑似的に位相同期状態となり、この間は出力クロック信号及び比較クロック信号fpの位相調整が停止される。このような動作によれば、ジッタ等の位相変動による、出力クロック信号への影響を低減することができる。
次に、図3を用いて、本実施の形態1に係るPLLの位相調整動作について詳細に説明する。
図3の区間Tには、位相比較器2にて比較クロック信号fpが、基準クロック信号fr(切替クロック信号)よりθ[ラジアン]だけ位相が遅れた場合の波形が示されている。ここで、図2のVCO4の特性から、Vの位置を基準線としたときの上記波形のうち、Hレベル部分は比較クロック信号fpの位相を進める位相進め要素、Lレベル部分は比較クロック信号fpの位相を遅らせる位相遅れ要素となる。区間Tのようにθの位相遅れを検出した場合、T全体では位相進め要素の方が大きく、比較クロック信号fpの位相をθに比例した量だけ進ませる。
一方、図3の区間Tには、位相比較器2にて比較クロック信号fpが、基準クロック信号fr(切替クロック信号)よりθだけ位相が進んだ場合の波形が示されている。区間Tのようにθの位相進めを検出した場合、T全体では位相遅れ要素の方が大きく、比較クロック信号fpの位相をθに比例した量だけ遅らせる。
次に、本実施の形態1に係るPLLの動作を定量的に記述する数式モデルについて説明する。本実施の形態1に係るPLLの位相比較器2は、比較クロック信号fpの位相が2π・m(mは整数)の時に切替クロック信号と比較クロック信号fpとの位相差θを検出するものとする。この場合、m回目の位相差検出から次の位相差検出までの任意の時刻tは、次式(3)のように示される。
Figure 2021010096
上式(3)におけるiは、比較クロック信号fpと切替クロック信号との間の位相差に基づいて変更される。具体的には、比較クロック信号fpが切替クロック信号から位相が遅れている場合にはi=sとなり、比較クロック信号fpが切替クロック信号から位相が進んでいる場合にはi=dとなり、比較クロック信号fpと切替クロック信号とが位相同期している場合にはi=添え字なしとなる。なお、i=sまたはi=dの時の比較クロック信号fpの1波形時間Tは、位相比較器2で検出した位相差θによって値が変化する。一方、i=添字なしの時の比較クロック信号fpの1波形時間Tは、次式(4)のように示される。
Figure 2021010096
ここで、図3に示すように、比較クロック信号fpの位相が0(2π・m:m=0)である時に、位相比較器2が、0回目の位相差検出として基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差検出を行うように、入力切替器7は、切替クロック信号を基準クロック信号frに切り替えるものとする。そして、比較クロック信号fpの位相が2π(2π・m:m=1)である時に、位相比較器2が、1回目の位相差検出として比較クロック信号fp同士の位相差検出を行うように、入力切替器7は、切替クロック信号を比較クロック信号fpに切り替えるものとする。その後、同様の切り替えが順に行われるものとする。
これにより、偶数回目(m=2n)の位相差検出では、基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差検出が行われ、奇数回目(m=2n+1)の位相差検出では、比較クロック信号fp同士の位相差検出が行われる。なお、nは自然数であり、位相比較器2が切替クロック信号として基準クロック信号frを用いる回数を示す。
以上のような切り替えが行われる場合、基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差検出から、次の基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差検出までの時刻tは、次式(5)のように示される。
Figure 2021010096
ここで、n回目の基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差がθであったとすると、この位相差θに相当する時間量τは、次式(6)のように示される。
Figure 2021010096
また、上式(5)の時間内における、波形整形回路3からVCO4に入力される制御電圧の図2の電圧Vからの電位差v(t)は、次式(7)のように示される。
Figure 2021010096
上式(7)の電位差v(t)がVCO4に入力された場合、上式(5)の時間内における、VCO4から出力される出力クロック信号の図2の基準周波数fからの変化分g(t)は、上式(1)により次式(8)のように示される。
Figure 2021010096
上式(5)の時間内におけるVCO4から出力される出力クロック信号の周波数y(t)は、上式(2)及び(8)により次式(9)のように示される。
Figure 2021010096
上式(5)の時間内における比較クロック信号fpの位相ψ(t)は、上式(9)により、上式(6)を用いて次式(10)のように示される。
Figure 2021010096
一方、上式(5)の時間内における基準クロック信号frの位相φ(t)は、次式(11)のように示される。
Figure 2021010096
ここで、(n+1)回目の基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差θn+1は、時刻t=T+Tにおけるφ(t)とψ(t)との差であるから、上式(10)及び(11)により次式(12)のように示される。
Figure 2021010096
ところで、本実施の形態1に係るPLLの位相比較器2が検出する位相差は、(φ−ψ)を比較クロック信号fpの1波形時間で割った余りとして検出されるので、θの範囲は次式(13)のように示される。
Figure 2021010096
ここで、基準周波数fとGとの間に次式(14)が成り立つ場合には、上式(12)は、上式(4)により次式(15)のように近似できる。なお、次式(14)のθは、時刻t=0での位相比較器2による基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの0回目の位相差であり、次式(15)のnは0以上の整数である。
Figure 2021010096
Figure 2021010096
これより、本実施の形態1に係るPLLで検出される位相差は、振動成分を持たずに指数関数状に漸近収束し得ることが明らかとなり、数列式である上式(15)の収束条件は次式(16)のように示される。
Figure 2021010096
すなわち、上式(13)、(14)及び(16)が、本実施の形態1に係るPLLが安定動作するための設計条件式である。
さて、基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差がε[ラジアン]以下となることを、本実施の形態1に係るPLLのロックアップ条件とする。この場合、上式(15)が単調減少関数であることから、位相収束条件は上式(13)に類似する次式(17)のように示される。
Figure 2021010096
これを満たすnからPLLのロックアップ時間Tupも算出可能である。このことについて以下説明する。まず、基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差θを検出した時の比較クロック信号fpの1波形時間T(n)は、次式(18)のように示される。
Figure 2021010096
よって、ロックアップ時間Tupは次式(19)のように示される。
Figure 2021010096
ここで、基準周波数fとGとの間に次式(20)が成り立つ場合には、上式(19)は次式(21)のように近似できる。
Figure 2021010096
Figure 2021010096
上式(21)から明らかなように、本実施の形態1に係るPLLによれば、ロックアップ時間を従来のPLLの2倍にすることができる。このように、ロックアップ時間を増加させることにより、ジッタ等の位相変動による、出力クロック信号への影響を低減することができる。また、本実施の形態1に係るPLLの設計条件式として、上式(13)、(14)、(16)、さらには上式(20)を用いれば、漸近収束するPLLを実現することができる。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係るPLLによれば、基準クロック信号frと、比較クロック信号とのいずれかを、位相比較器2で用いる切替クロック信号として切り替える。このような構成によれば、ジッタ等の位相変動による、出力クロック信号への影響を低減することができる。
<実施の形態2>
図4は、本発明の実施の形態2に係る位相同期回路(PLL)の構成を示す回路構成図である。以下、本実施の形態に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態2に係るPLLは、実施の形態1の構成に、切替制御器である入力切替制御器8が追加された構成と同様である。入力切替制御器8は、入力切替制御器8は、位相同期回路の使用状況に基づいて、比較クロック信号fpの使用回数を変更するように、入力切替器7の入出力の切り替えタイミングを制御する。ここでいう比較クロック信号fpの使用回数とは、切替クロック信号が基準クロック信号frから比較クロック信号fpを経て基準クロック信号frに切り替えられるまでの間に、位相比較器2が比較クロック信号fpを用いる回数である。
つまり本実施の形態2に係るPLLでは、適宜、図3の区間T0及び区間T3と同様の区間を複数設けることによって、入力切替器7から位相比較器2に比較クロック信号fpが入力される時間を増加することが可能になっている。
今、基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差検出から、次の基準クロック信号frと比較クロック信号fpとの位相差検出までの間に、比較クロック信号fp同士で位相差検出する回数がp回(pは0以上の整数)であるとする。この場合に、位相収束条件である上式(17)は変わらないとすると、本実施の形態2に係るPLLのロックアップ時間Tupは、次式(22)のように示される。
Figure 2021010096
特に、上式(20)が成り立つ場合には、上式(22)は、次式(23)のように近似できる。
Figure 2021010096
上式(23)から明らかなように、本実施の形態2に係るPLLによれば、ロックアップ時間を従来のPLLの(p+1)倍にすることができる。なお、このようにロックアップ時間が増大しても、上式(12)〜(18)に示す設計条件式には影響を与えないので、上式(12)〜(18)はロックアップ時間の増加後もそのまま使用できる。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係るPLLによれば、PLLの使用状況に基づいて、上式(22)及び(23)のpの値を変更できる。このため、例えば、システム起動時にはジッタが大きいが、システムが定常状態になるとジッタが殆どなくなるという場合には、システム起動時にp=1000とし、システムが定常状態になった頃にp=0とすることが可能である。このように、PLLの使用状況に応じて、上式(22)及び(23)のpの値を変更することにより、安定したクロックシステムを構築することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
2 位相比較器、3 波形整形回路、4 VCO、5 分周器、7 入力切替器、fr 基準クロック信号、fp 比較クロック信号。

Claims (4)

  1. 基準クロック信号に出力クロック信号を同期させる位相同期回路であって、
    高レベルのパルス幅と低レベルのパルス幅との差が、切替クロック信号と比較クロック信号との位相差に対応する信号を生成する位相比較器と、
    前記位相比較器で生成された信号の波形を整形する波形整形回路と、
    前記波形整形回路で整形された信号に基づいて前記出力クロック信号の周波数を制御する発振器と、
    前記出力クロック信号を分周することによって前記比較クロック信号を生成する分周器と、
    前記基準クロック信号と、前記分周器で生成された前記比較クロック信号とのいずれかを、前記位相比較器で用いる前記切替クロック信号として切り替える切替器と
    を備える、位相同期回路。
  2. 請求項1に記載の位相同期回路であって、
    前記位相同期回路の使用状況に基づいて、前記切替クロック信号が前記基準クロック信号から前記比較クロック信号を経て前記基準クロック信号に切り替えられるまでの間に、前記位相比較器が前記比較クロック信号を用いる使用回数を変更するように、前記切替器の切り替えを制御する切替制御器をさらに備える、位相同期回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の位相同期回路であって、
    前記位相比較器が前記切替クロック信号として前記基準クロック信号を用いる回数をnとし、前記回数がnである場合の前記位相差をθとし、前記出力クロック信号の予め定められた周波数である基準周波数をfとし、前記出力クロック信号の周波数と前記基準周波数との差をGとし、前記比較クロック信号の1波形時間をTとし、前記分周器の分周の値をNとした場合に、
    Figure 2021010096
    が成り立つ、位相同期回路。
  4. 請求項3に記載の位相同期回路であって、
    Figure 2021010096
    が成り立つ、位相同期回路。
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