JP2003348063A - クロック同期回路 - Google Patents

クロック同期回路

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JP2003348063A JP2002152613A JP2002152613A JP2003348063A JP 2003348063 A JP2003348063 A JP 2003348063A JP 2002152613 A JP2002152613 A JP 2002152613A JP 2002152613 A JP2002152613 A JP 2002152613A JP 2003348063 A JP2003348063 A JP 2003348063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】参照クロックの切替時におけるPLL引き込み
時間を短縮し、同期確立までの周波数変動を抑制する。 【解決手段】セレクタ1は、複数の参照クロックREF
1,REF2のいずれか一つを選択する。EX−OR型
位相比較器2と、低域フィルタ3と、電圧制御型発振器
(VCO)4と、1/2分周器5とでPLLを形成す
る。フリップフロップ6は、セレクタ1の出力および1
/2分周器5の出力P2を入力端にそれぞれ受け、選択
された参照クロックに応じて変化するデューティ比50
%の1/2分周パルスP1を出力する。EX−OR型位
相比較器2は、フリップフロップ6の出力P1および1
/2分周器5の出力P2をそれぞれ受けて排他的論理和
(EX−OR)を出力する。電圧制御型発振器(VC
O)4は、EX−OR型位相比較器2の出力に応じて周
波数を制御して出力クロックCLKを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック同期回路に
関し、特に複数の参照クロックから一つを選択してそれ
に同期するクロックを生成するクロック同期回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のクロック同期回路を示し、
セレクタ1と、フリップフロップ10と、EX−OR型
位相比較器2と、低域フィルタ3と、電圧制御型発振器
(VCO)4と、1/2分周器5とを有している。
【0003】ここで、セレクタ1は、外部から選択信号
(SEL)を受けて、入力する複数の参照クロックRE
F1,REF2のいずれか一つを選択し、フリップフロ
ップ10へ供給する。
【0004】フリップフロップ10は、セレクタ1によ
り選択された参照クロックおよび反転出力を入力端に受
けて1/2分周動作し、選択された参照クロックに位相
一致したデューティ比50%のパルスP1を生成し、E
X−OR型位相比較器2の一方の入力端へ出力する。
【0005】また、EX−OR型位相比較器2と、低域
フィルタ3と、電圧制御型発振器(VCO)4と、1/
2分周器5とでPLLを形成し、選択された参照クロッ
クに同期した出力クロックCLKを生成する。
【0006】1/2分周器5は、出力クロックCLKを
1/2分周してデューティ比50%のパルスP2を生成
し、EX−OR型位相比較器2の他方の入力端へ出力す
る。
【0007】EX−OR型位相比較器2は、フリップフ
ロップ10の出力P1および1/2分周器5の出力P2
をそれぞれ受け、その排他的論理和(EX−OR)を出
力する。
【0008】電圧制御型発振器(VCO)4は、EX−
OR型位相比較器2の出力を低域フィルタ3を介し制御
信号として受け、選択された参照クロックに同期した出
力クロックCLKを生成する。
【0009】なお、電圧制御型発振器(VCO)4は、
EX−OR型位相比較器2の出力デューティの増加に対
して周波数が下がる方向の制御特性を持ち、このPLL
は、EX−OR型位相比較器2に入力する1/2分周器
5の出力P2がフリップフロップ10の出力P1に対し
て−90°の位相関係に収束する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のクロック同期回路では、複数の参照クロック間の位相
差が小さい場合、セレクタ1が別の参照クロックに切替
えたとき、フリップフロップ10の出力の位相が180
°近く変化するため、PLLの引き込みに時間がかか
り、かつ、同期確立までの周波数変動も大きいという問
題点を有している。
【0011】以下、従来のクロック同期回路における参
照クロック切替時の動作を説明する。
【0012】図7は参照クロック切替時の動作例を示す
タイミングチャートであり、セレクタ1が外部から選択
信号(SEL)(図7(c))を受けて、時点t1に参
照クロックREF1(図7(a))から参照クロックR
EF2(図7(b))へ切替える場合を示している。
【0013】ここでは、参照クロックREF1と参照ク
ロックREF2との位相差を、例えば10°としてい
る。
【0014】まず、セレクタ1が参照クロックREF1
を選択している状態では、フリップフロップ10の出力
P1(図7(e))は、参照クロックREF1に位相一
致したデューティ比50%の1/2分周パルスであり、
このパルスP1がEX−OR型位相比較器2の一方端に
入力している。
【0015】このPLLは、EX−OR型位相比較器2
に入力する2つの信号間の位相差が90°になる状態に
収束する。すなわち、EX−OR型位相比較器2の他方
端に入力する1/2分周器5の出力P2(図7(f))
は、フリップフロップ10の出力P1(図7(e))に
対して−90°の位相差に収束している。
【0016】いま、時点t1において、参照クロックR
EF1と参照クロックREF2との位相差10°の間で
切替えが発生すると、参照クロックREF1および参照
クロックREF2の2つの近接した参照クロックがフリ
ップフロップ10に入力するので(図7(d))、フリ
ップフロップ10の出力P1は、時点t1の前後におい
て図7(e)に示すように「L」レベル−「H」レベル
−「L」レベルに短時間に変化する。
【0017】そして、次の参照クロックREF2を受け
たときに、参照クロックREF2に同期して「H」レベ
ルに変化する。このとき、EX−OR型位相比較器2に
入力するフリップフロップ10の出力P1(図7
(e))と1/2分周器5の出力P2(図7(f))と
の位相差は−280°となる。
【0018】このため、位相差−280°の状態から位
相差−90°のPLL収束状態になるまでに、190°
の大きな位相変化が必要であり、参照クロックREF1
と参照クロックREF2との位相差が10°であるにも
かかわらず、極めて大きな位相変化(190°)が生
じ、PLL引き込みに時間がかかり、かつ、同期確立ま
での周波数変動も大きくなる。
【0019】本発明の目的は、複数の参照クロックから
一つを選択してそれに同期するクロックを生成するクロ
ック同期回路において、複雑な回路を用いることなく、
参照クロック切替時の位相変動を最小に抑えることので
きるクロック同期回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック同期回
路は、複数の参照クロックから一つを選択してそれに同
期する出力クロックを生成するクロック同期回路におい
て、外部から選択信号を受けて前記複数の参照クロック
の一つを選択するセレクタと、このセレクタにより選択
された参照クロックを受けてデューティ比50%の1/
2分周パルスを生成するパルス生成手段と、前記出力ク
ロックの1/2分周出力と前記パルス生成手段の出力と
の位相差に基づき電圧制御型発振器を制御して前記出力
クロックを生成する手段とを有し、前記パルス生成手段
は、前記セレクタが別の参照クロックを選択したとき、
前記別の参照クロックと以前の参照クロックとの位相差
だけ出力パルスの位相を変化させる。
【0021】具体的には、複数の参照クロックから一つ
を選択してそれに同期する出力クロックをPLLにより
生成するクロック同期回路において、外部から選択信号
を受けて前記複数の参照クロックの一つを選択するセレ
クタと、このセレクタにより選択された参照クロックを
受けてデューティ比50%の1/2分周パルスを生成す
るパルス生成手段と、前記出力クロックを1/2分周し
てデューティ比50%のパルスを生成する1/2分周器
と、前記パルス生成手段の出力および前記1/2分周器
の出力をそれぞれ受けて排他的論理和を出力するEX−
OR型位相比較器と、このEX−OR型位相比較器の出
力に応じて発振周波数を制御して前記出力クロックを生
成する電圧制御型発振器とを有し、前記パルス生成手段
は、前記セレクタが別の参照クロックを選択したとき、
前記別の参照クロックと以前の参照クロックとの位相差
だけ出力パルスの位相を変化させる。
【0022】また、前記パルス生成手段は、一方の入力
端に前記セレクタの出力を受け、他方の入力端に前記1
/2分周器の出力を受けて動作するフリップフロップで
構成してもよい。
【0023】なお、上記構成において前記電圧制御型発
振器は、前記EX−OR型位相比較器の出力デューティ
の増加に対して発振周波数が下がる方向の制御特性を有
している。
【0024】更に、前記電圧制御型発振器が前記EX−
OR型位相比較器の出力デューティの増加に対して発振
周波数が上がる方向の制御特性を有している場合、前記
1/2分周器と前記フリップフロップの他方の入力端と
の間に信号極性を反転させる反転回路を設ける。また
は、前記1/2分周器と前記EX−OR型位相比較器と
の間に前記反転回路を設けるようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態を示すブロック
図であり、選択信号(SEL)に応じて複数の参照クロ
ックREF1,REF2のいずれか一つを選択するセレ
クタ1と、フリップフロップ6と、EX−OR型位相比
較器2と、低域フィルタ3と、電圧制御型発振器(VC
O)4と、1/2分周器5とを有している。
【0027】ここで、EX−OR型位相比較器2と、低
域フィルタ3と、電圧制御型発振器(VCO)4と、1
/2分周器5とでPLLを形成し、選択された参照クロ
ックに同期した出力クロックCLKを生成する。
【0028】1/2分周器5は、出力クロックCLKを
1/2分周してデューティ比50%のパルスP2を生成
し、EX−OR型位相比較器2の一方の入力端へ出力す
る。
【0029】EX−OR型位相比較器2は、フリップフ
ロップ6の出力P1および1/2分周器5の出力P2を
それぞれ受け、その排他的論理和(EX−OR)を出力
する。
【0030】電圧制御型発振器(VCO)4は、EX−
OR型位相比較器2の出力を低域フィルタ3を介し制御
信号として受け、選択された参照クロックに同期した出
力クロックCLKを生成する。
【0031】なお、電圧制御型発振器(VCO)4は、
EX−OR型位相比較器2の出力デューティの増加に対
して発振周波数が下がる方向の制御特性を持ち、このP
LLは、EX−OR型位相比較器2に入力する1/2分
周器5の出力P2がフリップフロップ10の出力P1に
対して−90°の位相関係に収束する。
【0032】さて、従来のクロック同期回路との相違点
は、フリップフロップ6の2つの入力端にセレクタ1の
出力および1/2分周器5の出力P2をそれぞれ供給
し、このフリップフロップ6の出力P1および1/2分
周器5の出力P2をEX−OR型位相比較器2へそれぞ
れ供給している点である。
【0033】ここで、参照クロックを切替えたときに、
EX−OR型位相比較器2に入力する2信号の位相変化
を最小にする条件を考えてみる。これは、参照クロック
を切替えたときのフリップフロップ6の出力パルスP1
の位相変化を最小にすることである。
【0034】例えば図3に示すように、参照クロックR
EF1(図3(a))から参照クロックREF2(図3
(b))に切替えるものとする。
【0035】切替え前のフリップフロップ6の出力は、
図3(g)の実線で示すように、参照クロックREF1
に応じて変化する1/2分周されたデューティ比50%
のパルスとなっている。なお、破線部分は切替が発生し
なかった場合を示している。
【0036】参照クロックをREF1からREF2へ切
り替えたとき、フリップフロップ6の出力の位相変化を
最小にするためには、フリップフロップ6の出力波形を
参照クロックREF2の1/2分周波形(図3(h))
にすればよいことは明らかである。
【0037】また、参照クロックREF1とREF2と
の位相差を様々に変えたとき、切替え後のフリップフロ
ップ6の出力波形が切替え前のフリップフロップ6の出
力波形(図3(g))に最も近くなる参照クロックRE
F2の1/2分周波形を考えると、図3(i)に示すよ
うな領域分けが考えられる。
【0038】すなわち、図3(g)の波形の立上りに対
して±90°の領域(領域A)に参照クロックREF2
の1/2分周波形の立上りエッジがあり、図3(g)の
波形の立下りに対して±90°の領域(領域B)に参照
クロックREF2の1/2分周波形の立下りエッジがあ
ればよい。
【0039】このように、切替え後のフリップフロップ
6の出力波形が、参照クロックREF2の1/2分周波
形(図3(h))になるようにすれば、位相変化を最小
にすることができる。
【0040】ところで、参照クロックの切替え前におい
て、EX−OR型位相比較器2に入力するフリップフロ
ップ6の出力(図3(g))と1/2分周器5の出力
(図3(j))とは互いに90°の位相差をもった状態
に収束しており、参照クロックの切替が行われてもPL
Lの応答に時間がかかるので、1/2分周器5の出力の
位相はすぐには変化しない。また、図3(i)に示した
領域A,Bは、1/2分周器5の出力波形(図3
(j))の「H」レベル,「L」レベルにそれぞれ対応
している。
【0041】よって、フリップフロップ6の一方の入力
端にセレクタ1の出力を入力し、他方の入力端に前記1
/2分周器の出力(図3(j))を入力し、選択された
参照クロックで1/2分周器5の出力をサンプリングさ
せて1/2分周動作させることにより、切替え後のフリ
ップフロップ6の出力波形を参照クロックREF2の1
/2分周波形(図3(h))にすることができる。
【0042】図2は本発明のクロック同期回路の動作を
示すタイミングチャートである。 ここで、参照クロックREF1(図2(a))と参照ク
ロックREF2(図2(b))との位相差は10°と
し、セレクタ1が外部から選択信号(SEL)(図2
(c))を受けて、時点t1に参照クロックREF1か
らREF2へ切替える場合を示している。
【0043】参照クロックREF1(図2(a))が選
択されているときは、参照クロックREF1に位相一致
した出力クロックがVCO4から出力され、この出力ク
ロックが1/2分周器5により1/2分周されて、デュ
ーティ比50%の出力パルスP2(図2(f))として
EX−OR型位相比較器2の一方端に入力している。
【0044】また、EX−OR型位相比較器2の他方端
にはフリップフロップ6の出力P1(図2(e))が入
力している。このフリップフロップ6の出力P1は、参
照クロックREF1に位相一致したデューティ比50%
の1/2分周パルスであり、EX−OR型位相比較器2
の一方端に入力する1/2分周器5の出力P2とは90
°の位相差を有する状態でPLLが収束している。
【0045】ここで、セレクタ1により選択された参照
クロック(図2(d))をフリップフロップ6の一方の
入力端に入力し、1/2分周器5の出力P2(図2
(f))をフリップフロップ6の他方の入力端に入力
し、選択された参照クロックで1/2分周器5の出力P
2をサンプリングさせてフリップフロップ6を動作さ
せ、選択された参照クロックの立上りエッジにおける1
/2分周器5の出力P2のレベルに基づき、「H」レベ
ルまたは「L」レベルに変化するデューティ比50%の
1/2分周出力P1(図2(e))を生成させる。
【0046】いま、時点t1において参照クロックRE
F1からREF2へ切替えたとき、フリップフロップ6
の一方の入力端の1/2分周器5の出力P2(図2
(f))は急激には変化しないが、他方の入力端の参照
クロックはREF1からREF2に変化する。
【0047】すなわち、時点t1直前の参照クロックR
EF1の立上りエッジによりフリップフロップ6の出力
が「L」レベルから「H」レベルに変化し、続いて時点
t1から90°の位相範囲内において参照クロックRE
F2が入力しても、フリップフロップ6の出力は「H」
レベルを維持する。
【0048】そして、次の参照クロックREF2で
「H」レベルから「L」レベルに変化し、以後、参照ク
ロックREF2に応じてフリップフロップ6の出力レベ
ルが変化して、参照クロックREF2に位相一致したデ
ューティ比50%の1/2分周出力パルスP1(図2
(e))が生成される。
【0049】この結果、参照クロックREF1からRE
F2へ切替えたとき、フリップフロップ6の出力は参照
クロックREF2に位相一致したデューティ比50%の
1/2分周出力となる。
【0050】従って、EX−OR型位相比較器2に入力
する2つの信号の位相差は100°となり、位相変化を
最小の10°にすることができるので、従来のように極
めて大きな位相変化(190°)が生じることはなく、
簡単な回路構成でPLL引き込み時間を短縮でき、同期
確立までの周波数変動も抑制できる。
【0051】図4は他の実施例を示す図である。
【0052】図1に示したクロック同期回路では、電圧
制御型発振器(VCO)4が、EX−OR型位相比較器
2の出力デューティの増加に対して周波数が下がる方向
の制御特性を有しているものとした。
【0053】しかし、これとは逆の制御特性の場合、つ
まり、電圧制御型発振器(VCO)7が、EX−OR型
位相比較器2の出力デューティの増加に対して発振周波
数が上がる方向の制御特性を有する場合には、例えば図
4に示すように、1/2分周器5とフリップフロップ6
の入力端との間に信号極性を反転させる反転回路8を挿
入すれば、図1に示したものと同様に動作させることが
できる。
【0054】または、1/2分周器5とEX−OR型位
相比較器2との間に反転回路8を設けるようにしても、
同様に動作させることができる。
【0055】なお、以上の説明では、セレクタ1が選択
する参照クロックの数をREF1,REF2の2つとし
たが、その数に制限はなく、図5に示すように、n個の
参照クロックREF1,REF2,……,REFnから
1つを選択するセレクタ9を設けるようにしても、同様
に選択された参照クロックに同期するクロックを生成す
ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の参照クロックから一つを選択してそれに同期するク
ロックをPLLにより生成するクロック同期回路におい
て、複雑な回路を用いることなく、参照クロックの切替
時における位相比較器に入力する2信号間の位相変化を
参照クロック間の位相差に抑えることにができ、PLL
引き込み時間を短縮できると共に、同期確立までの周波
数変動も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】本発明のクロック同期回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】クロック切り替え時の位相変化を説明するため
の図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す図である。
【図6】従来のクロック同期回路を示す図である。
【図7】従来のクロック同期回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1,9 セレクタ 2 EX−OR型位相比較器 3 低域フィルタ 4,7 電圧制御型発振器(VCO) 5 1/2分周器 6,10 フリップフロップ 8 反転回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の参照クロックから一つを選択して
    それに同期する出力クロックを生成するクロック同期回
    路において、外部から選択信号を受けて前記複数の参照
    クロックの一つを選択するセレクタと、このセレクタに
    より選択された参照クロックを受けてデューティ比50
    %の1/2分周パルスを生成するパルス生成手段と、前
    記出力クロックの1/2分周出力と前記パルス生成手段
    の出力との位相差に基づき電圧制御型発振器を制御して
    前記出力クロックを生成する手段とを有し、前記パルス
    生成手段は、前記セレクタが別の参照クロックを選択し
    たとき、前記別の参照クロックと以前の参照クロックと
    の位相差だけ出力パルスの位相を変化させることを特徴
    とするクロック同期回路。
  2. 【請求項2】 複数の参照クロックから一つを選択して
    それに同期する出力クロックをPLLにより生成するク
    ロック同期回路において、外部から選択信号を受けて前
    記複数の参照クロックの一つを選択するセレクタと、こ
    のセレクタにより選択された参照クロックを受けてデュ
    ーティ比50%の1/2分周パルスを生成するパルス生
    成手段と、前記出力クロックを1/2分周してデューテ
    ィ比50%のパルスを生成する1/2分周器と、前記パ
    ルス生成手段の出力および前記1/2分周器の出力をそ
    れぞれ受けて排他的論理和を出力するEX−OR型位相
    比較器と、このEX−OR型位相比較器の出力に応じて
    発振周波数を制御して前記出力クロックを生成する電圧
    制御型発振器とを有し、前記パルス生成手段は、前記セ
    レクタが別の参照クロックを選択したとき、前記別の参
    照クロックと以前の参照クロックとの位相差だけ出力パ
    ルスの位相を変化させることを特徴とするクロック同期
    回路。
  3. 【請求項3】 前記パルス生成手段は、一方の入力端に
    前記セレクタの出力を受け、他方の入力端に前記1/2
    分周器の出力を受けて動作するフリップフロップである
    ことを特徴とする請求項2記載のクロック同期回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧制御型発振器は前記EX−OR
    型位相比較器の出力デューティの増加に対して発振周波
    数が下がる方向の制御特性を有していることを特徴とす
    る請求項2記載のクロック同期回路。
  5. 【請求項5】 前記電圧制御型発振器は前記EX−OR
    型位相比較器の出力デューティの増加に対して発振周波
    数が上がる方向の制御特性を有し、前記1/2分周器と
    前記フリップフロップの他方の入力端との間に信号極性
    を反転させる反転回路が設けられていることを特徴とす
    る請求項3記載のクロック同期回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧制御型発振器は前記EX−OR
    型位相比較器の出力デューティの増加に対して発振周波
    数が上がる方向の制御特性を有し、前記1/2分周器と
    前記EX−OR型位相比較器との間に信号極性を反転さ
    せる反転回路が設けられていることを特徴とする請求項
    3記載のクロック同期回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153027A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Fujitsu Ltd 伝送装置および位相同期基準周波数信号切り替え方法
KR101454296B1 (ko) 2013-03-26 2014-10-27 삼성탈레스 주식회사 Pll 회로에 이용되는 fpga 위상 비교 장치

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