JPWO2009069244A1 - 送信方法および送信装置 - Google Patents

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浩一 杉本
岩田 徹
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    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals

Abstract

データ送信回路(102)は、受信装置へ送信データ(Dout)を送信する。クロック送信回路(104)は、データ送信回路による送信データの送信とともに受信装置へ送信クロック(CKout)を送信する。位相制御回路(105)は、クロック送信回路による送信クロックの送信後、送信クロック(CKout)の位相を送信データ(Dout)と異なる位相に変動させる。

Description

この発明は、データおよびクロックを送信する方法および装置に関する。
近年、デジタル信号の情報量が増加するに伴い、パラレル伝送方式からシリアル伝送方式へと変化してきており、データレート(伝送速度)も数百Mbpsから数Gbpsへと変化しつつある(例えば、DVI(Digital Visual Interface)やHDMI(High Difinition Multimedia Interface)等)。このような伝送速度の高速化により、送受信時に許容されるタイミングマージンがますます厳しくなってきている。特に、送信装置からの送信信号がボード上の配線や伝送用ケーブルを通過する際、その送信信号に外界の影響(ノイズ)が重畳されるので、受信装置では、送信装置からの送信データを正確に受信するために、送信データとラッチクロック(送信データの取り込みタイミング)との位相関係を調整する必要がある。
図9は、従来の送信装置および受信装置の構成例を示す。ここでは、kビット(kは、2以上の整数)のパラレルデータDin[1:k]を送信する例について説明する。なお、図9では、1つの送信クロックCKoutに対して1つの送信データDoutが送信されているが、複数の送信データが送信されても良い。例えば、上記のDVIやHDMIでは、1つの送信クロックとともに3つの送信データ(10ビットのシリアルデータ)が送信される。
送信装置91は、入力クロックCKinの周波数をk倍して内部クロックを生成し、その内部クロックに基づいてパラレルデータDin[1:k]をkビットのシリアルデータに変換し、送信データDoutとして送信する。また、送信装置91は、内部クロックの周波数を(1/k)に分周し、送信クロックCKoutとして送信する。送信装置91からの送信データDoutおよび送信クロックCKoutは、伝送路90を介して受信装置92に伝達される。
受信装置92は、位相調整回路901と、シリアルパラレル変換回路902とを備える。位相調整回路901は、伝送路90からの送信データDoutおよび送信クロックCKoutに基づいてk個のラッチクロックLCK,LCK,・・・の位相を調整する。シリアルパラレル変換回路902は、例えば、k個のフリップフロップFF9,FF9,・・・によって構成され、位相調整回路901からのk個のラッチクロックLCK,LCK,・・・に同期して送信データDoutを取り込む。これにより、送信データDoutは、パラレルデータとして受信装置92に取り込まれる。
図10は、図9に示した位相調整回路901の内部構成例を示す。位相調整回路901は、PLL回路910と、遅延調整回路911と、多相クロック生成回路912と、k個の位相比較回路913,913,・・・と、遅延制御回路914と、選択回路915とを含む。
PLL回路910は、送信クロックCKoutの周波数をk倍し、基準クロックCKaとして出力する。遅延調整回路911は、制御電圧VCに応じてPLL回路910からの基準クロックCKaを遅延させる。
多相クロック生成回路912は、遅延調整回路911によって遅延された基準クロックCKaに基づいて、(k×j)個(jは1以上の整数)の遅延クロックCKb,CKb,・・・を生成する。(k×j)個の遅延クロックCKb,CKb,・・・は、周波数が基準クロックCKaの(1/k)であり位相が(2π/(k×j))ずつずれている。
位相比較回路913,913,・・・の各々は、多相クロック生成回路912によって生成されたj個の遅延クロックCKb,CKb,・・・の位相と送信データDoutの位相とを比較する。例えば、特開2003−218843号公報(特許文献1)のように、位相比較回路913,913,・・・の各々が送信データDoutに対して3倍のオーバーサンプリングを実行する場合、位相比較回路913,913,・・・の各々は、位相が(2π/3k)ずつずれた3個の遅延クロックCKb,CKb,CKbを用いてオーバーサンプリングを実行する。
遅延制御回路914は、位相比較回路913,913,・・・の各々によって得られた比較結果に基づいて、遅延調整回路911における遅延量を制御するための制御信号VCを増減する。
選択回路915は、位相比較回路913,913,・・・の各々によって得られた比較結果に基づいて、多相クロック生成回路912によって生成された遅延クロックCKb,CKb,・・・の中からラッチクロックLCK,LCK,・・・を選択する。
このようにして、位相調整処理が実行される。
図11は、制御電圧VCと遅延クロックCKbの位相との対応関係を示す。図11のように、制御信号VCの電圧値が高い程、制御電圧VCの変動量に対する遅延クロックCKbの位相ずれ量は小さくなる。例えば、制御電圧VCが電圧量Vmだけ大きくなる場合、状態Pbにおける遅延クロックCKbの位相ずれ量Tbは、状態Paにおける遅延クロックCKbの位相ずれ量Taよりも小さい。すなわち、状態Pbは、状態Paよりも制御電圧VCのジッタに対する耐性が強い状態(安定状態)であると云える。
特開2003−218843号公報
しかしながら、受信装置では、常に安定状態で遅延クロックCKbの位相がロックされるとは限らない。制御電圧VCの変動に対する遅延クロックCKbの位相ずれ量が大きい状態(不安定状態:例えば、図11の状態Pa)で遅延クロックCKbの位相がロックされると、制御電圧VCのジッタにより遅延クロックCKbの位相が大きく変動してしまう。そのため、後段のシリアルパラレル変換回路においてフリップフロップのセットアップ・ホールド時間を十分に確保することができず、送信データDoutを正確に取り込むことができなくなってしまう。
そこで、この発明は、制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態(安定状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、送信方法は、受信クロックに基づいて遅延クロックを生成し且つ制御電圧によってその遅延クロックの位相遅れ量を変更可能なクロック生成回路と、受信データの位相と上記クロック生成回路によって生成された遅延クロックの位相とを比較する位相比較回路と、上記位相比較回路による比較結果に基づいて上記制御電圧を増減する遅延制御回路とを含む受信装置へデータおよびクロックを送信する方法であって、上記受信装置へ送信データを送信するとともに、上記受信装置へ送信クロックを送信するステップ(a)と、上記ステップ(a)において送信された送信クロックの位相を、上記送信データと異なる位相に変動させるステップ(b)とを備える。
上記送信方法では、送信クロックの位相を変動させることにより、受信装置において位相調整処理を再度実行させることができ、安定状態(制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることができる。これにより、受信装置のジッタ耐性を強化することができ、受信装置における送信データのミスラッチに起因する通信エラーを少なくすることができる。
好ましくは、上記送信方法は、上記ステップ(b)において送信クロックの位相を変動させた後、その送信クロックの位相をさらに変動させるステップ(c)をさらに備える。
上記送信方法では、送信クロックの位相を複数回変動させることにより、安定状態で遅延クロックの位相がロックされる可能性をさらに高くすることができる。
この発明の別の局面に従うと、送信装置は、受信クロックに基づいて遅延クロックを生成し且つ制御電圧によってその遅延クロックの位相遅れ量を変更可能なクロック生成回路と、受信データの位相と上記クロック生成回路によって生成された遅延クロックの位相とを比較する位相比較回路と、上記位相比較回路による比較結果に基づいて上記制御電圧を増減する遅延制御回路とを含む受信装置へデータおよびクロックを送信する装置であって、上記受信装置へ送信データを送信するデータ送信回路と、上記データ送信回路による送信データの送信とともに上記受信装置へ送信クロックを送信し、且つ、その送信クロックの位相を調整可能であるクロック送信回路と、上記クロック送信回路による送信クロックの送信後、その送信クロックの位相を、上記送信データと異なる位相に変動させる位相制御回路とを備える。
上記送信装置では、安定状態(制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることができる。
以上のように、受信装置において安定状態(制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることができる。
図1は、この発明の実施形態による送信装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示した位相変換回路によって生成される遅延クロックの位相について説明するための図である。 図3は、図1に示した送信装置による動作について説明するための図である。 図4は、図1に示した送信装置による動作の変形例について説明するための図である。 図5は、図1に示した送信装置による動作の別の変形例について説明するための図である。 図6は、図1に示した送信装置による動作の別の変形例について説明するための図である。 図7は、図1に示した位相変更回路の変形例を示す図である。 図8は、図7に示した位相変更回路を備える送信装置の動作について説明するための図である。 図9は、従来の送信装置および受信装置の構成例を示すブロック図である。 図10は、図9に示した位相調整回路の内部構成例を示すブロック図である。 図11は、受信装置における制御電圧とクロックの位相との関係を説明するためのグラフである。
符号の説明
11 送信装置
101 PLL回路
102 パラレルシリアル変換回路(データ送信回路)
103 分周回路
104,104a 位相変更回路(クロック送信回路)
105 位相制御回路
DLY1,DLY2 遅延素子
SEL 選択回路
CS1,CS2 可変電流源
90 伝送路
91 送信装置
92 受信装置
901 PLL回路
902 位相調整回路
903 シリアルパラレル変換回路
FF1 フリップフロップ
911 遅延調整回路
912 多相クロック生成回路
913 位相比較回路
914 遅延制御回路
915 選択回路
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
〔送信装置の構成〕
図1は、この発明の実施形態による送信装置の構成を示す。送信装置11は、PLL回路101と、パラレルシリアル変換回路102(データ送信回路)と、分周回路103と、位相変更回路104(クロック送信回路)と、位相制御回路105とを備える。この送信装置11は、kビット(kは1以上の整数)のパラレルデータDin[1:k]をkビットのシリアルデータに変換して送信データDoutとして送信するとともに、所定の周波数を有する入力クロックCKinに基づいて送信クロックCKoutを送信する。
PLL回路101は、入力クロックCKinの周波数をk倍し、内部クロックCKrとして出力する。
パラレルシリアル変換回路102は、PLL回路101からの内部クロックCKrに同期して、kビットのパラレルデータDin[1:k]をkビットのシリアルデータに変換し、送信データDoutとして送信する。
分周回路103は、PLL回路101からの内部クロックCKrの周波数を(1/k)に分周し、分周クロックCK0として出力する。
位相変更回路104は、分周回路103からの分周クロックCK0を受け、送信クロックCKoutを送信する。また、位相変更回路104は、送信クロックCKoutの位相を調整できるように構成されている。例えば、位相変更回路104は、縦続接続されたn個の遅延素子DLY1,DLY1,・・・と、位相制御回路105による制御に応答して分周クロックCK0および遅延素子DLY1,DLY1,・・・のそれぞれの出力CK1,CK2,・・・CKnのうちいずれか1つを選択して出力する選択回路SEL1とを含む。
位相制御回路105は、位相変更回路104から出力される送信クロックCKoutの位相を制御する。
ここでは、遅延素子DLY1,DLY1,・・・の各々の遅延量は“P”であり、分周クロックCK0および遅延クロックCK1,CK2,・・・CKnは、図2のように、位相が“P”ずつずれているものとする。なお、遅延素子DLY1,DLY1,・・・の各々の遅延量は、それぞれ異なるものであっても良い。また、遅延クロックCK(X)とクロック信号CK(X+3)との位相差は、送信データDoutの1ビット幅に相当する位相量“DP”であるものとする(ここで、1≦X≦n−3 である)。
〔受信装置の構成〕
送信対象となる受信装置は、例えば、図9,図10に示した構成と同様であり、クロック生成回路(例えば、PLL回路910,遅延調整回路911,多相クロック生成回路912等)と、位相比較回路(例えば、位相比較回路913,913,・・・)と、遅延制御回路(例えば、遅延制御回路914)とを備える。クロック生成回路は、受信したクロックに基づいて1または複数の遅延クロックを生成する。また、クロック生成回路によって生成される遅延クロックの位相遅れ量は、制御電圧によって調整可能である。位相比較回路は、受信したデータの位相と遅延クロックの位相とを比較する。遅延制御回路は、位相比較回路による比較結果に基づいて制御電圧を増減する。なお、送信データDoutをパラレルデータとして取り込むために、受信装置が、選択回路915や、シリアルパラレル変換回路902を備えていて良い。
〔送信装置による動作〕
次に、図3を参照しつつ、図1に示した送信装置による動作について説明する。なお、ここでは、説明の簡略化のため、受信装置は、図9,図10に示した構成を有するものとする。
まず、時刻t1になると、パラレルデータDin[1:k]と入力クロックCKinとが送信装置11に供給される。PLL回路101は、入力クロックCKinに基づいて内部クロックCKrを出力する。パラレルシリアル変換回路102は、内部クロックCKrに同期してパラレルデータDin[1:k]をパラレルシリアル変換して、送信データDoutを送信する。一方、分周回路103は、内部クロックCKrを分周し、分周クロックCK0を位相変更回路104へ出力する。このとき、位相制御回路105は、遅延クロックCK3を選択するように、選択回路SEL1を制御する(すなわち、遅延クロックCK3が送信クロックCKoutとして位相変更回路104から送信される)。このようにして、送信データDoutおよび送信クロックCKout(遅延クロックCK3)が受信装置92に送信される。受信装置92では、PLL回路910は、送信装置11からの送信クロックCKoutに基づいて、基準クロックCKaを出力し、遅延調整回路911は、制御電圧VCに応じてPLL回路910からの基準クロックCKaを遅延させ多相クロック生成回路912に供給する。このように、受信装置92では、遅延クロックCK3である送信クロックCKoutに基づいて位相調整処理が実行される。
次に、時刻t2になると、位相制御回路105は、遅延クロックCK3よりも位相が“DP+P”遅れている遅延クロックCK7を選択するように、選択回路SEL1を制御する(すなわち、遅延クロックCK3に対する位相遅れ量が1ビット幅に相当する位相量よりも大きい遅延クロックCK7が、送信クロックCKoutとして送信される)。これにより、受信装置92では、遅延クロックCK7である送信クロックCKoutに基づいて位相調整処理が再度実行される。なお、時刻t1と時刻t2との間の期間は、受信装置92において位相調整処理が実行される程度の長さであれば良い。
以上のように、送信クロックCKoutの位相を変動させることにより、受信装置において位相調整処理を再度実行させることができ、安定状態(制御電圧VCの変動に対する遅延クロックCKbの位相ずれ量が小さい状態:例えば、図11の状態Pb)で遅延クロックCKbの位相がロックされる可能性を高くすることができる。これにより、受信装置のジッタ耐性を強化することができ、受信装置における送信データのミスラッチに起因する通信エラーを少なくすることができる。
〔位相変動量〕
なお、時刻t2における送信クロックCKoutの位相変動量は、送信データDoutの1ビット幅よりも小さくても良い。すなわち、時刻t2において、送信クロックCKoutの位相を送信データDoutと異なる位相に変動させれば、受信装置92において位相調整処理を再度実行させることが可能である。
〔位相変動回数〕
さらに、図4,図5,図6のように、時刻t2において送信クロックCKoutの位相を変動させた後、送信クロックCKoutの位相をさらに変動させても良い。例えば、図4では、時刻t3,t4,t5に進むに連れて、送信クロックCKoutの位相は、位相量“P”ずつ段階的に進んでいき、図5では、位相量“P”ずつ段階的に遅れていく。また、図6では、位相量“P”ずつ段階的に進ませた後、時刻t5において送信クロックCKoutの位相を位相量“2P”だけ遅延させている。逆に、位相量“P”ずつ段階的に遅延させた後、送信クロックCKoutの位相を進ませても良い。このように、送信クロックCKoutの位相を複数回変動させることにより、受信装置92が安定状態になる可能性をさらに高くすることができる。
〔位相変動量および位相変動回数の決定〕
送信クロックCKoutの位相変動量および位相変動回数は、入力クロックCKinの周波数に基づいて決定しても良い。例えば、位相制御回路105は、PLL回路101の周波数情報(ローパスフィルタの電圧値等)に基づいて送信クロックCKoutの位相変動量および位相変動回数を決定しても良い。また、DVIやHDMIでは、送信クロックCKoutの周波数が規定されているので、位相制御回路105は、伝送規格に基づいて送信クロックCKoutの位相変動量および位相変動回数を決定しても良い。
〔位相変動の状態〕
また、送信クロックCKoutの変動は、段階的でなく、連続的であっても良い。例えば、送信装置11が、図1に示した位相変更回路104に代えて、図7に示す位相変更回路104aを備えていても良い。位相変更回路104aは、遅延素子DLY2と、可変電流源CS1,CS2とを含む。遅延素子DLY2は、分周回路103からの分周クロックCK0を受け送信クロックCKoutを出力する。可変電流源CS1,CS2は、遅延素子DLY2に電流を供給する。位相制御回路105は、可変電流源CS1,CS2の電流量を調整する。可変電流源CS1,CS2の電流量が多くなる程、遅延素子DLY2における遅延量が小さくなる。位相制御回路105による制御に応答して、可変電流源CS1,CS2は、電流量を徐々に変動させる。その結果、遅延素子DLY2における遅延量が徐々に変動し、送信クロックCKoutの位相は、図8のように、連続的に変動する。
以上のように、この発明による送信方法および送信装置は、受信装置において安定状態で遅延クロックがロックされる可能性を高くすることができる。
この発明は、データおよびクロックを送信する方法および装置に関する。
近年、デジタル信号の情報量が増加するに伴い、パラレル伝送方式からシリアル伝送方式へと変化してきており、データレート(伝送速度)も数百Mbpsから数Gbpsへと変化しつつある(例えば、DVI(Digital Visual Interface)やHDMI(High Difinition Multimedia Interface)等)。このような伝送速度の高速化により、送受信時に許容されるタイミングマージンがますます厳しくなってきている。特に、送信装置からの送信信号がボード上の配線や伝送用ケーブルを通過する際、その送信信号に外界の影響(ノイズ)が重畳されるので、受信装置では、送信装置からの送信データを正確に受信するために、送信データとラッチクロック(送信データの取り込みタイミング)との位相関係を調整する必要がある。
図9は、従来の送信装置および受信装置の構成例を示す。ここでは、kビット(kは、2以上の整数)のパラレルデータDin[1:k]を送信する例について説明する。なお、図9では、1つの送信クロックCKoutに対して1つの送信データDoutが送信されているが、複数の送信データが送信されても良い。例えば、上記のDVIやHDMIでは、1つの送信クロックとともに3つの送信データ(10ビットのシリアルデータ)が送信される。
送信装置91は、入力クロックCKinの周波数をk倍して内部クロックを生成し、その内部クロックに基づいてパラレルデータDin[1:k]をkビットのシリアルデータに変換し、送信データDoutとして送信する。また、送信装置91は、内部クロックの周波数を(1/k)に分周し、送信クロックCKoutとして送信する。送信装置91からの送信データDoutおよび送信クロックCKoutは、伝送路90を介して受信装置92に伝達される。
受信装置92は、位相調整回路901と、シリアルパラレル変換回路902とを備える。位相調整回路901は、伝送路90からの送信データDoutおよび送信クロックCKoutに基づいてk個のラッチクロックLCK,LCK,… の位相を調整する。シリアルパラレル変換回路902は、例えば、k個のフリップフロップFF9,FF9,… によって構成され、位相調整回路901からのk個のラッチクロックLCK,LCK,… に同期して送信データDoutを取り込む。これにより、送信データDoutは、パラレルデータとして受信装置92に取り込まれる。
図10は、図9に示した位相調整回路901の内部構成例を示す。位相調整回路901は、PLL回路910と、遅延調整回路911と、多相クロック生成回路912と、k個の位相比較回路913,913,… と、遅延制御回路914と、選択回路915とを含む。
PLL回路910は、送信クロックCKoutの周波数をk倍し、基準クロックCKaとして出力する。遅延調整回路911は、制御電圧VCに応じてPLL回路910からの基準クロックCKaを遅延させる。
多相クロック生成回路912は、遅延調整回路911によって遅延された基準クロックCKaに基づいて、(k×j)個(jは1以上の整数)の遅延クロックCKb,CKb,… を生成する。(k×j)個の遅延クロックCKb,CKb,… は、周波数が基準クロックCKaの(1/k)であり位相が(2π/(k×j))ずつずれている。
位相比較回路913,913,… の各々は、多相クロック生成回路912によって生成されたj個の遅延クロックCKb,CKb,… の位相と送信データDoutの位相とを比較する。例えば、特開2003−218843号公報(特許文献1)のように、位相比較回路913,913,… の各々が送信データDoutに対して3倍のオーバーサンプリングを実行する場合、位相比較回路913,913,… の各々は、位相が(2π/3k)ずつずれた3個の遅延クロックCKb,CKb,CKbを用いてオーバーサンプリングを実行する。
遅延制御回路914は、位相比較回路913,913,… の各々によって得られた比較結果に基づいて、遅延調整回路911における遅延量を制御するための制御信号VCを増減する。
選択回路915は、位相比較回路913,913,… の各々によって得られた比較結果に基づいて、多相クロック生成回路912によって生成された遅延クロックCKb,CKb,… の中からラッチクロックLCK,LCK,… を選択する。
このようにして、位相調整処理が実行される。
図11は、制御電圧VCと遅延クロックCKbの位相との対応関係を示す。図11のように、制御信号VCの電圧値が高い程、制御電圧VCの変動量に対する遅延クロックCKbの位相ずれ量は小さくなる。例えば、制御電圧VCが電圧量Vmだけ大きくなる場合、状態Pbにおける遅延クロックCKbの位相ずれ量Tbは、状態Paにおける遅延クロックCKbの位相ずれ量Taよりも小さい。すなわち、状態Pbは、状態Paよりも制御電圧VCのジッタに対する耐性が強い状態(安定状態)であると云える。
特開2003−218843号公報
しかしながら、受信装置では、常に安定状態で遅延クロックCKbの位相がロックされるとは限らない。制御電圧VCの変動に対する遅延クロックCKbの位相ずれ量が大きい状態(不安定状態:例えば、図11の状態Pa)で遅延クロックCKbの位相がロックされると、制御電圧VCのジッタにより遅延クロックCKbの位相が大きく変動してしまう。そのため、後段のシリアルパラレル変換回路においてフリップフロップのセットアップ・ホールド時間を十分に確保することができず、送信データDoutを正確に取り込むことができなくなってしまう。
そこで、この発明は、制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態(安定状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、送信方法は、受信クロックに基づいて遅延クロックを生成し且つ制御電圧によってその遅延クロックの位相遅れ量を変更可能なクロック生成回路と、受信データの位相と上記クロック生成回路によって生成された遅延クロックの位相とを比較する位相比較回路と、上記位相比較回路による比較結果に基づいて上記制御電圧を増減する遅延制御回路とを含む受信装置へデータおよびクロックを送信する方法であって、上記受信装置へ送信データを送信するとともに、上記受信装置へ送信クロックを送信するステップ(a)と、上記ステップ(a)において送信された送信クロックの位相を、上記送信データと異なる位相に変動させるステップ(b)とを備える。
上記送信方法では、送信クロックの位相を変動させることにより、受信装置において位相調整処理を再度実行させることができ、安定状態(制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることができる。これにより、受信装置のジッタ耐性を強化することができ、受信装置における送信データのミスラッチに起因する通信エラーを少なくすることができる。
好ましくは、上記送信方法は、上記ステップ(b)において送信クロックの位相を変動させた後、その送信クロックの位相をさらに変動させるステップ(c)をさらに備える。
上記送信方法では、送信クロックの位相を複数回変動させることにより、安定状態で遅延クロックの位相がロックされる可能性をさらに高くすることができる。
この発明の別の局面に従うと、送信装置は、受信クロックに基づいて遅延クロックを生成し且つ制御電圧によってその遅延クロックの位相遅れ量を変更可能なクロック生成回路と、受信データの位相と上記クロック生成回路によって生成された遅延クロックの位相とを比較する位相比較回路と、上記位相比較回路による比較結果に基づいて上記制御電圧を増減する遅延制御回路とを含む受信装置へデータおよびクロックを送信する装置であって、上記受信装置へ送信データを送信するデータ送信回路と、上記データ送信回路による送信データの送信とともに上記受信装置へ送信クロックを送信し、且つ、その送信クロックの位相を調整可能であるクロック送信回路と、上記クロック送信回路による送信クロックの送信後、その送信クロックの位相を、上記送信データと異なる位相に変動させる位相制御回路とを備える。
上記送信装置では、安定状態(制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることができる。
以上のように、受信装置において安定状態(制御電圧の変動に対する遅延クロックの位相ずれ量が小さい状態)で遅延クロックの位相がロックされる可能性を高くすることができる。
この発明の実施形態による送信装置の構成を示すブロック図。 図1に示した位相変換回路によって生成される遅延クロックの位相について説明するための図。 図1に示した送信装置による動作について説明するための図。 図1に示した送信装置による動作の変形例について説明するための図。 図1に示した送信装置による動作の別の変形例について説明するための図。 図1に示した送信装置による動作の別の変形例について説明するための図。 図1に示した位相変更回路の変形例を示す図。 図7に示した位相変更回路を備える送信装置の動作について説明するための図。 従来の送信装置および受信装置の構成例を示すブロック図。 図9に示した位相調整回路の内部構成例を示すブロック図。 受信装置における制御電圧とクロックの位相との関係を説明するためのグラフ。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
〔送信装置の構成〕
図1は、この発明の実施形態による送信装置の構成を示す。送信装置11は、PLL回路101と、パラレルシリアル変換回路102(データ送信回路)と、分周回路103と、位相変更回路104(クロック送信回路)と、位相制御回路105とを備える。この送信装置11は、kビット(kは1以上の整数)のパラレルデータDin[1:k]をkビットのシリアルデータに変換して送信データDoutとして送信するとともに、所定の周波数を有する入力クロックCKinに基づいて送信クロックCKoutを送信する。
PLL回路101は、入力クロックCKinの周波数をk倍し、内部クロックCKrとして出力する。
パラレルシリアル変換回路102は、PLL回路101からの内部クロックCKrに同期して、kビットのパラレルデータDin[1:k]をkビットのシリアルデータに変換し、送信データDoutとして送信する。
分周回路103は、PLL回路101からの内部クロックCKrの周波数を(1/k)に分周し、分周クロックCK0として出力する。
位相変更回路104は、分周回路103からの分周クロックCK0を受け、送信クロックCKoutを送信する。また、位相変更回路104は、送信クロックCKoutの位相を調整できるように構成されている。例えば、位相変更回路104は、縦続接続されたn個の遅延素子DLY1,DLY1,… と、位相制御回路105による制御に応答して分周クロックCK0および遅延素子DLY1,DLY1,… のそれぞれの出力CK1,CK2,… CKnのうちいずれか1つを選択して出力する選択回路SEL1とを含む。
位相制御回路105は、位相変更回路104から出力される送信クロックCKoutの位相を制御する。
ここでは、遅延素子DLY1,DLY1,… の各々の遅延量は“P”であり、分周クロックCK0および遅延クロックCK1,CK2,… CKnは、図2のように、位相が“P”ずつずれているものとする。なお、遅延素子DLY1,DLY1,… の各々の遅延量は、それぞれ異なるものであっても良い。また、遅延クロックCK(X)とクロック信号CK(X+3)との位相差は、送信データDoutの1ビット幅に相当する位相量“DP”であるものとする(ここで、1≦X≦n−3 である)。
〔受信装置の構成〕
送信対象となる受信装置は、例えば、図9,図10に示した構成と同様であり、クロック生成回路(例えば、PLL回路910,遅延調整回路911,多相クロック生成回路912等)と、位相比較回路(例えば、位相比較回路913,913,… )と、遅延制御回路(例えば、遅延制御回路914)とを備える。クロック生成回路は、受信したクロックに基づいて1または複数の遅延クロックを生成する。また、クロック生成回路によって生成される遅延クロックの位相遅れ量は、制御電圧によって調整可能である。位相比較回路は、受信したデータの位相と遅延クロックの位相とを比較する。遅延制御回路は、位相比較回路による比較結果に基づいて制御電圧を増減する。なお、送信データDoutをパラレルデータとして取り込むために、受信装置が、選択回路915や、シリアルパラレル変換回路902を備えていて良い。
〔送信装置による動作〕
次に、図3を参照しつつ、図1に示した送信装置による動作について説明する。なお、ここでは、説明の簡略化のため、受信装置は、図9,図10に示した構成を有するものとする。
まず、時刻t1になると、パラレルデータDin[1:k]と入力クロックCKinとが送信装置11に供給される。PLL回路101は、入力クロックCKinに基づいて内部クロックCKrを出力する。パラレルシリアル変換回路102は、内部クロックCKrに同期してパラレルデータDin[1:k]をパラレルシリアル変換して、送信データDoutを送信する。一方、分周回路103は、内部クロックCKrを分周し、分周クロックCK0を位相変更回路104へ出力する。このとき、位相制御回路105は、遅延クロックCK3を選択するように、選択回路SEL1を制御する(すなわち、遅延クロックCK3が送信クロックCKoutとして位相変更回路104から送信される)。このようにして、送信データDoutおよび送信クロックCKout(遅延クロックCK3)が受信装置92に送信される。受信装置92では、PLL回路910は、送信装置11からの送信クロックCKoutに基づいて、基準クロックCKaを出力し、遅延調整回路911は、制御電圧VCに応じてPLL回路910からの基準クロックCKaを遅延させ多相クロック生成回路912に供給する。このように、受信装置92では、遅延クロックCK3である送信クロックCKoutに基づいて位相調整処理が実行される。
次に、時刻t2になると、位相制御回路105は、遅延クロックCK3よりも位相が“DP+P”遅れている遅延クロックCK7を選択するように、選択回路SEL1を制御する(すなわち、遅延クロックCK3に対する位相遅れ量が1ビット幅に相当する位相量よりも大きい遅延クロックCK7が、送信クロックCKoutとして送信される)。これにより、受信装置92では、遅延クロックCK7である送信クロックCKoutに基づいて位相調整処理が再度実行される。なお、時刻t1と時刻t2との間の期間は、受信装置92において位相調整処理が実行される程度の長さであれば良い。
以上のように、送信クロックCKoutの位相を変動させることにより、受信装置において位相調整処理を再度実行させることができ、安定状態(制御電圧VCの変動に対する遅延クロックCKbの位相ずれ量が小さい状態:例えば、図11の状態Pb)で遅延クロックCKbの位相がロックされる可能性を高くすることができる。これにより、受信装置のジッタ耐性を強化することができ、受信装置における送信データのミスラッチに起因する通信エラーを少なくすることができる。
〔位相変動量〕
なお、時刻t2における送信クロックCKoutの位相変動量は、送信データDoutの1ビット幅よりも小さくても良い。すなわち、時刻t2において、送信クロックCKoutの位相を送信データDoutと異なる位相に変動させれば、受信装置92において位相調整処理を再度実行させることが可能である。
〔位相変動回数〕
さらに、図4,図5,図6のように、時刻t2において送信クロックCKoutの位相を変動させた後、送信クロックCKoutの位相をさらに変動させても良い。例えば、図4では、時刻t3,t4,t5に進むに連れて、送信クロックCKoutの位相は、位相量“P”ずつ段階的に進んでいき、図5では、位相量“P”ずつ段階的に遅れていく。また、図6では、位相量“P”ずつ段階的に進ませた後、時刻t5において送信クロックCKoutの位相を位相量“2P”だけ遅延させている。逆に、位相量“P”ずつ段階的に遅延させた後、送信クロックCKoutの位相を進ませても良い。このように、送信クロックCKoutの位相を複数回変動させることにより、受信装置92が安定状態になる可能性をさらに高くすることができる。
〔位相変動量および位相変動回数の決定〕
送信クロックCKoutの位相変動量および位相変動回数は、入力クロックCKinの周波数に基づいて決定しても良い。例えば、位相制御回路105は、PLL回路101の周波数情報(ローパスフィルタの電圧値等)に基づいて送信クロックCKoutの位相変動量および位相変動回数を決定しても良い。また、DVIやHDMIでは、送信クロックCKoutの周波数が規定されているので、位相制御回路105は、伝送規格に基づいて送信クロックCKoutの位相変動量および位相変動回数を決定しても良い。
〔位相変動の状態〕
また、送信クロックCKoutの変動は、段階的でなく、連続的であっても良い。例えば、送信装置11が、図1に示した位相変更回路104に代えて、図7に示す位相変更回路104aを備えていても良い。位相変更回路104aは、遅延素子DLY2と、可変電流源CS1,CS2とを含む。遅延素子DLY2は、分周回路103からの分周クロックCK0を受け送信クロックCKoutを出力する。可変電流源CS1,CS2は、遅延素子DLY2に電流を供給する。位相制御回路105は、可変電流源CS1,CS2の電流量を調整する。可変電流源CS1,CS2の電流量が多くなる程、遅延素子DLY2における遅延量が小さくなる。位相制御回路105による制御に応答して、可変電流源CS1,CS2は、電流量を徐々に変動させる。その結果、遅延素子DLY2における遅延量が徐々に変動し、送信クロックCKoutの位相は、図8のように、連続的に変動する。
以上のように、この発明による送信方法および送信装置は、受信装置において安定状態で遅延クロックがロックされる可能性を高くすることができる。
11 送信装置
101 PLL回路
102 パラレルシリアル変換回路(データ送信回路)
103 分周回路
104,104a 位相変更回路(クロック送信回路)
105 位相制御回路
DLY1,DLY2 遅延素子
SEL 選択回路
CS1,CS2 可変電流源
90 伝送路
91 送信装置
92 受信装置
901 PLL回路
902 位相調整回路
903 シリアルパラレル変換回路
FF1 フリップフロップ
911 遅延調整回路
912 多相クロック生成回路
913 位相比較回路
914 遅延制御回路
915 選択回路

Claims (10)

  1. 受信クロックに基づいて遅延クロックを生成し且つ制御電圧によって当該遅延クロックの位相遅れ量を変更可能なクロック生成回路と、受信データの位相と前記クロック生成回路によって生成された遅延クロックの位相とを比較する位相比較回路と、前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記制御電圧を増減する遅延制御回路とを含む受信装置へデータおよびクロックを送信する方法であって、
    前記受信装置へ送信データを送信するとともに、前記受信装置へ送信クロックを送信するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において送信された送信クロックの位相を、前記送信データと異なる位相に変動させるステップ(b)とを備える
    ことを特徴とする送信方法。
  2. 請求項1において、
    前記ステップ(b)において送信クロックの位相を変動させた後、当該送信クロックの位相をさらに変動させるステップ(c)をさらに備える
    ことを特徴とする送信方法。
  3. 請求項2において、
    前記送信クロックは、所定の周波数を有する入力クロックに基づいて生成され、
    前記送信クロックの位相の変動は、前記入力クロックの周波数に基づいて実行される
    ことを特徴とする送信方法。
  4. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    前記送信クロックの位相の変動は、段階的である
    ことを特徴とする送信方法。
  5. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    前記送信クロックの位相の変動は、連続的である
    ことを特徴とする送信方法。
  6. 受信クロックに基づいて遅延クロックを生成し且つ制御電圧によって当該遅延クロックの位相遅れ量を変更可能なクロック生成回路と、受信データの位相と前記クロック生成回路によって生成された遅延クロックの位相とを比較する位相比較回路と、前記位相比較回路による比較結果に基づいて前記制御電圧を増減する遅延制御回路とを含む受信装置へデータおよびクロックを送信する装置であって、
    前記受信装置へ送信データを送信するデータ送信回路と、
    前記データ送信回路による送信データの送信とともに前記受信装置へ送信クロックを送信し、且つ、当該送信クロックの位相を調整可能であるクロック送信回路と、
    前記クロック送信回路による送信クロックの送信後、当該送信クロックの位相を、前記送信データと異なる位相に変動させる位相制御回路とを備える
    ことを特徴とする送信装置。
  7. 請求項6において、
    前記位相制御回路は、前記送信クロックの位相を複数回変動させる
    ことを特徴とする送信装置。
  8. 請求項7において、
    前記クロック送信回路は、所定の周波数を有する入力クロックに基づいて前記送信クロックを生成し、
    前記位相制御回路は、前記入力クロックの周波数に基づいて前記送信クロックの位相を変動させる
    ことを特徴とする送信装置。
  9. 請求項6,7,8のいずれか1項において、
    前記クロック送信回路は、
    縦続接続された複数の遅延素子と、
    前記位相制御回路による制御に応答して前記複数の遅延素子のうちいずれか1つの出力を選択して出力する選択回路とを含む
    ことを特徴とする送信装置。
  10. 請求項6,7,8のいずれか1項において、
    前記クロック送信回路は、
    前記送信クロックを出力する遅延素子と、
    前記遅延素子に電流を供給する可変電流源とを含み、
    前記位相制御回路は、前記可変電流源の電流量を調整することにより、前記送信クロックの位相を変動させる
    ことを特徴とする送信装置。
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