JP2008236064A - 多相クロック生成回路およびシリアルデータ受信回路 - Google Patents

多相クロック生成回路およびシリアルデータ受信回路 Download PDF

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Abstract

【課題】位相比較時のオフセットを少なくして高精度で高分解能の等位相多相クロックが生成されるとともに、小回路規模化および低消費電力化が図れる多相クロック生成回路およびシリアルデータ受信回路を提供する。
【解決手段】複数の電圧制御遅延回路2a〜2jを直列接続し、初段の電圧制御遅延回路2aの差動出力から生成される信号F00と、最終段の前段の電圧制御遅延回路2iの差動出力から生成される信号F88Aの逆相の信号であるF00Aとを、位相比較器3で比較し、比較結果をチャージポンプ4、ローパスフィルタ5を経由してバイアス回路から出力する制御電圧信号Pnct,Ncntで信号F00とF00Aとの位相差が無くなるように電圧制御遅延回路2a〜2jの遅延を調整し、電圧制御遅延回路2a〜2jの各差動出力信号からクロック生成部7でシングル信号に変換して等位相の多相クロックを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、DLL(Delay Locked Loop)回路を用いた高精度で高分解能の多相クロック生成回路およびこれを用いたシリアルデータ受信回路に関する。
従来、PCI‐ExpressやSerialATAなど高速シリアルインタフェースのデータ受信回路には、DLL回路を用いて多相クロックを生成しデータのサンプリングを行う方式が用いられていることが多い。
図8は従来のDLL回路を用いた多相クロック生成回路100のブロック図である。
多相クロック生成回路100は、電圧制御遅延回路101と、位相比較器102と、チャージポンプ103と、ローパスフィルタ104と、バイアス回路105と、出力クロック生成部106とを有している。
電圧制御遅延回路101は、差動構成になっており制御電圧を調整することで入力された差動信号の遅延を増減させる回路である。多相クロック生成回路100においては、電圧制御遅延回路101は複数が直列に接続されている。そして、入力された差動信号CKPとCKMを制御電圧に応じた遅延量で順次遅延させる。
位相比較器102は、入力される信号Rと電圧制御遅延回路101の最終段の遅延回路から出力される信号Vとの位相を比較し、位相差に応じた誤差信号UPまたはDNをチャージポンプ103に出力する。
チャージポンプ103は、位相比較器102からの誤差信号UPまたはDNを受けてローパスフィルタ104に正パルスまたは負パルスを出力する。
ローパスフィルタ104は、チャージポンプ103から入力される正パルスまたは負パルスを平滑化しバイアス回路105に制御電圧信号VCOを出力する。
バイアス回路105は、ローパスフィルタ104から入力された制御電圧信号VCOに応じて各電圧制御遅延回路101に制御電圧信号Pcnt、Ncntを出力する。
出力クロック生成部106は、各電圧制御遅延回路の差動出力の一方をバッファしてクロック信号として出力する。
次に、上述した構成を有する多相クロック生成回路100の動作について説明する。まず、位相比較器102の入力信号Rに対して入力信号Vの位相が遅いときは、両位相差分のパルス出力が位相比較器102のUPから出力される。チャージポンプ103は、UP信号を受けて出力CPOから正パルスを出力する。ローパスフィルタ104では、入力された正パルスを平滑化するためにVCO出力の電圧が上昇する。バイアス回路105は制御電圧VCOの上昇に伴い電圧制御遅延回路101に供給する電流を増加し、電圧制御遅延回路101の遅延量を小さくする。
次に、位相比較器102の入力信号Rに対して入力信号Vの位相が早いときは、両位相差分のパルス出力が位相比較器102のDNから出力される。チャージポンプ103は、DN信号を受けて出力CPOから負パルスを出力する。ローパスフィルタ104では、入力された負パルスを平滑化するためにVCO出力の電圧が低下する。バイアス回路105は制御電圧VCOの低下に伴い電圧制御遅延回路101に供給する電流を減少し、電圧制御遅延回路101の遅延量を大きくする。
また、DLL回路を用いた多相クロック生成回路は、他には特許文献1に記載の等位相多相クロック生成回路などが提案されており、特許文献1に記載の等位相多相クロック生成回路は、入力信号を分周することで多相クロックのデューティーを一定にしている。
特開2005−328109号公報
しかしながら、図8に示した多相クロック生成回路や特許文献1に記載の等位相多相クロック生成回路では、電圧制御遅延回路に入力される前の信号と電圧制御された電圧制御遅延回路の出力信号とを位相比較を行っているため、両信号のスルーレートや負荷容量が異なることから位相比較時のオフセットの要因となり、多相クロック出力の位相差にずれが生じてしまうことがあった。
また、図8に示した多相クロック生成回路では16位相のクロックを生成するために16段の電圧制御遅延回路が必要となり、高分解能とするためには電圧制御遅延回路の回路規模、消費電流が増大してしまうという問題があった。
よって、本発明は、位相比較時のオフセットを少なくして高精度で高分解能の等位相多相クロックが生成されるとともに、小回路規模化および低消費電力化が図れる多相クロック生成回路を提供することを第1の課題とし、高精度で高分解能なデータ復元が実現可能になるとともに、小回路規模化および低消費電力化が図れるシリアルデータ受信回路を提供することを第2の課題とする。
請求項1に記載の多相クロック生成回路は、差動構成の電圧制御遅延回路を複数直列に接続した遅延信号発生部と、前記遅延信号生成部の第1の電圧制御遅延回路の出力信号と、第2の電圧制御遅延回路の出力信号との位相を比較して位相差に応じた誤差信号を出力する位相比較部と、前記位相比較部からの誤差信号を平滑化し前記電圧制御遅延回路に制御電圧信号を出力するローパスフィルタ部と、を有した多相クロック生成回路において、前記電圧制御遅延回路の2つの差動出力信号をシングル信号に変換してクロック出力信号を生成するクロック生成部が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の多相クロック生成回路は、請求項1に記載の多相クロック生成回路において、前記位相比較部では、前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号から前記クロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号と、前記遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号から前記クロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号と、の位相が比較されることを特徴としている。
請求項3に記載の多相クロック生成回路は、請求項2に記載の多相クロック生成回路において、前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の出力信号と最終段の前段の電圧制御遅延回路の出力信号との位相差が、180度であることを特徴としている。
請求項4に記載の多相クロック生成回路は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の多相クロック生成回路において、前記クロック生成部では、前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からシングル信号に変換しクロック出力信号を生成する回路構成と、前記遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からシングル信号に変換しクロック出力信号を生成する回路構成と、が同一の回路構成にされていることを特徴としている。
請求項5に記載の多相クロック生成回路は、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の多相クロック生成回路において、前記遅延信号発生部の前段に前記電圧制御遅延回路と同一の回路構成を持つ遅延回路を設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載のシリアルデータ受信回路は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多相クロック生成回路を有していることを特徴としている。
請求項1に記載の多相クロック生成回路によれば、電圧制御遅延回路の2つの差動出力信号をもとに多相クロック信号を生成するので、従来の半分の電圧制御遅延回路で位相シフトができる。したがって高精度で高分解能の多相クロックを小回路規模、低消費電力で実現することができる。
請求項2に記載の多相クロック生成回路によれば、遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からクロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号と、遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からクロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号との位相差を比較しているので、位相比較する2信号の出力負荷、スルーレートを等しくすることができるため両信号の位相オフセットの要因を減らすことができる。
請求項3に記載の多相クロック生成回路によれば、前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の出力信号と最終段の前段の電圧制御遅延回路の出力信号との位相差が180度であるために、位相比較を最終段の前段の電圧制御遅延回路の出力信号の逆相の信号と行うことができるため小回路規模とすることができる。
請求項4に記載の多相クロック生成回路によれば、遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からシングル信号に変換しクロック出力信号を生成する回路構成と、遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からシングル信号に変換しクロック出力信号を生成する回路構成とが同一であるために、位相比較する2信号の出力負荷、スルーレートを等しくすることができるため両信号の位相オフセットの要因を減らすことができる。
請求項5に記載の多相クロック生成回路によれば、遅延信号発生部の前段に電圧制御遅延回路と同一の回路構成を持つ遅延回路を有しているために、入力される差動信号の負荷などを等しくすることができる。
請求項6に記載のシリアルデータ受信回路によれば、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多相クロック生成回路を有しているために、高精度で高分解能なデータ復元が実現可能かつ小回路規模、低消費電力とすることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図1ないし図7を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる多相クロック生成回路のブロック図である。図2は、電圧制御遅延回路の回路図である。図3は、チャージポンプの回路図である。図4は、バイアス回路の回路図である。図5は、2出力バッファの回路図である。図6は、図1に示した多相クロック生成回路が生成する多相クロック信号のタイミングチャートである。図7は、本発明の一実施形態にかかるシリアルデータ受信回路のブロック図である。
図1に示した多相クロック生成回路1は、遅延信号発生部2と、位相比較器3と、チャージポンプ4と、ローパスフィルタ5と、バイアス回路6と、クロック生成部7と、を有している。
遅延信号発生部2は、直列接続された複数の電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jから構成されている。
電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jは、電圧制御の差動アンプであり、図2に示すようにpMOSトランジスタ21,22と、nMOSトランジスタ23,24,25と、を有し、差動入力I+とI−を制御電圧信号Pcnt,Ncntに応じて所定時間遅延させて差動出力O+とO−から出力させる。
ここで、電圧制御遅延回路2jは、後述する位相比較器3において比較する信号F00Aの基となる電圧制御遅延回路2iの負荷を、位相比較器3において比較されるもう1つの信号F00の基となる電圧制御遅延回路2aと一致させるために設けている。
また、遅延信号発生部2の前段には、電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jと同一の回路構成を持つ遅延回路8が設けられ、入力される差動信号は遅延回路8を経由して遅延信号発生部2に入力される。
位相比較部としての位相比較器3は、遅延信号発生部2の電圧制御遅延回路2aの差動出力をクロック生成部7においてシングル信号に変換して2出力バッファ7aから出力された信号F00と、遅延信号発生部2の電圧制御遅延回路2iの差動出力をクロック生成部7においてシングル信号に変換して2出力バッファ7dから出力された信号F00Aとの立ち上がりエッジの位相を比較し、位相差に応じた誤差信号UPまたはDNをチャージポンプ4に出力する。すなわち、遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からクロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号と、遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からクロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号との位相差を比較している。
位相比較部としてのチャージポンプ4は、図3に示す回路図のように、pMOSトランジスタ41とnMOSトランジスタ42と、電流源43,44と、から構成され、位相比較器3からの誤差信号UPまたはDNを受けて出力CPOに正パルスまたは負パルスを出力する。
ローパスフィルタ部としてのローパスフィルタ5は、チャージポンプ4から入力される正パルスまたは負パルスを平滑化しバイアス回路105に制御電圧信号VCOを出力する。
ローパスフィルタ部としてのバイアス回路6は、pMOSトランジスタ61,62と、nMOSトランジスタ63と、可変電流源64と、から構成され、ローパスフィルタ5から入力された制御電圧信号VCOに応じて各電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jに制御電圧信号Pcnt、Ncntを出力する。
クロック生成部7は、各電圧制御遅延回路の2つの差動出力をそれぞれシングル信号に変換してクロック信号F0,F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F9,F10,F11,F12,F13,F14,F15として出力する。同時に位相比較器3で比較する第2の電圧制御遅延回路の出力信号としての電圧制御遅延回路2iの出力信号から信号F00Aも生成される。ここで、多相クロックF0とF8、F1とF9、F2とF10、F3とF11、F4とF12、F5とF13、F6とF14、F7とF15は互いに逆相の関係にある。また、位相比較器3で比較する第1の電圧制御遅延回路の出力信号としての電圧制御遅延回路2aの出力信号から生成される信号F00とF0は図5に示す2出力バッファ7aから出力されるために同相の関係である。さらに、同じ電圧制御遅延回路2iから生成される信号F00AとF88Aとは逆相の関係にある。
また、クロック生成部7は、電圧制御遅延回路2aの2つの差動出力O0/O8から信号F00、F0およびF8を生成する回路構成と、電圧制御遅延回路2iの2つの差動出力O0A/O8Aから信号F88AおよびF00Aを生成する回路構成は同一の回路構成となっている。
次に、上述した構成を有する多相クロック生成回路1の動作について説明する。まず、信号F00に対して信号F00Aの位相が遅れている時は両信号の位相差分のパルスが位相比較器3のUPから出力される。チャージポンプ4は信号UPのパルスを受けて出力CPOに正パルスを出力し、この正パルスはローパスフィルタ5で平滑化されて制御電圧VCOの電圧が上昇する。バイアス回路6は制御電圧VCOの上昇によって遅延信号発生回路2の電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jに供給する電流量を増やすように制御信号PcntとNcntを出力する。電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jの遅延量は供給される電流の増加によって減少する。
一方、信号F00に対して信号F00Aの位相が進んでいる時は両信号の位相差分のパルスが位相比較器3のDNから出力される。チャージポンプ4は信号DNのパルスを受けて出力CPOに負パルスを出力し、この負パルスはローパスフィルタ5で平滑化されて制御電圧VCOの電圧が減少する。バイアス回路6は制御電圧VCOの減少によって遅延信号発生回路2の電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jに供給する電流量を減らすように制御信号PcntとNcntを出力する。電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jの遅延量は供給される電流の減少によって増加する。
上述した動作を繰り返し信号F00とF00Aの位相が一致すると位相比較器3からUPやDNの誤差信号パルスが出力されなくなる。この状態になるとチャージポンプ4の出力はハイインピーダンスになりローパスフィルタの制御電圧VCOが一定電圧に保持され動作が安定する。
クロック生成部7では、遅延信号発生回路2の電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jからの2つの差動出力O0/O8,O1/O9,O2/O10,O3/O11,O4/O12,O5/O13,O6/O14,O7/O15を取り出し各差動出力をそれぞれシングル信号に変換してクロック信号F0,F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F9,F10,F11,F12,F13,F14,F15として出力する。
図6に多相クロックの位相関係を表したタイミングチャートを示す。ここで、クロック生成部7のバッファ7aからは信号F0と同相の信号F00が出力され、バッファ7bとバッファ7cからそれぞれ出力される信号F88Aと信号F00Aは位相が180度ずれた逆相の関係にある。位相比較器3の位相比較動作で信号F00と信号F00Aが位相差0度に調整されるということは、すなわち信号F00とF88Aが位相差180度に調整されることを表している。これは、電圧制御遅延回路2aと2iとの位相差を180度に調整することを意味する。
そして、電圧制御遅延回路2aと2iの間に挿入されている電圧制御遅延回路2b,2c,2d,2e,2f,2g,2hの差動出力から生成されるクロック信号F0,F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7は180度/8=22.5度の等位相に分割されることとなる。クロック信号F8,f9,f10,f11,f12,f13,f14,f15はクロック信号F0,F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7の180度反転した(逆相)クロック信号として出力されるため、クロック信号F0,F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F9,F10,F11,F12,F13,F14,F15は、360/16=22.5度の等位相差に分割された多相クロック信号となる。
本実施形態によれば、複数の電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jを直列接続し、初段の電圧制御遅延回路2aの差動出力から生成される信号F00と、最終段の前段の電圧制御遅延回路2iの差動出力から生成される信号F88Aの逆相の信号であるF00Aとを、位相比較器3で比較し、比較結果をチャージポンプ4、ローパスフィルタ5を経由してバイアス回路から出力する制御電圧信号Pnct,Ncntで信号F00とF00Aとの位相差が無くなるように電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jの遅延を調整し、電圧制御遅延回路2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2jの各差動出力信号からクロック生成部7でシングル信号に変換して等位相の多相クロックを生成しているので、従来の半分の電圧制御遅延回路で位相シフトができ高精度で高分解能の多相クロックを小回路規模、低消費電力で実現することができる。
また、初段の電圧制御遅延回路2aの差動出力から生成される信号F00と、最終段の前段の電圧制御遅延回路2iの差動出力から生成される信号F88Aの逆相の信号であるF00Aとを、位相比較器3で比較しているので、位相比較する2信号の出力負荷、スルーレートを等しくすることができるため両信号の位相オフセットの要因を減らすことができる。
また、電圧制御遅延回路2aと、最終段の前段の電圧制御遅延回路2iの位相差を180度に調整しているので、電圧制御遅延回路2iの差動出力から逆相の信号F00Aを生成して位相比較を行うことができるため従来よりも小回路規模とすることができる。
また、信号F00とF00Aが生成される回路を同一の回路構成としているために、位相比較する2信号の出力負荷、スルーレートを等しくすることができるため両信号の位相オフセットの要因を減らすことができる。
また、遅延回路8を遅延信号発生部2の電圧制御遅延回路と同一の回路構成としたために、遅延信号発生部2へ入力される差動信号の負荷などを等しくすることができる。
なお、図7に示すように上述した多相クロック生成回路1をシリアルデータ受信回路20に有してもよい。図7に示したシリアルデータ受信回路20は、多相クロック生成回路1と、オーバーサンプリング回路10とを有し、オーバーサンプリング回路10は、受信シリアルデータDINを多相クロック生成回路1にて生成されたクロック信号でサンプリングを行いデータDOUTを出力する。これによってシリアルデータ受信回路20を、高精度で高分解能なデータ復元が実現可能になるとともに、小回路規模化および低消費電力化とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる多相クロック生成回路のブロック図である。 電圧制御遅延回路の回路図である。 チャージポンプの回路図である。 バイアス回路の回路図である。 2出力バッファの回路図である。 図1に示した多相クロック生成回路が生成する多相クロックのタイミングチャートである。 本発明の一実施形態にかかるシリアルデータ受信回路のブロック図である。 従来の多相クロック生成回路のブロック図である。
符号の説明
1 多相クロック生成回路
2 遅延信号発生部
2a〜2j 電圧制御遅延回路
3 位相比較器(位相比較部)
4 チャージポンプ(位相比較部)
5 ローパスフィルタ(ローパスフィルタ部)
6 バイアス回路(ローパスフィルタ部)
7 クロック生成部
8 遅延回路
20 シリアルデータ受信回路

Claims (6)

  1. 差動構成の電圧制御遅延回路を複数直列に接続した遅延信号発生部と、
    前記遅延信号生成部の第1の電圧制御遅延回路の出力信号と、第2の電圧制御遅延回路の出力信号との位相を比較して位相差に応じた誤差信号を出力する位相比較部と、
    前記位相比較部からの誤差信号を平滑化し前記電圧制御遅延回路に制御電圧信号を出力するローパスフィルタ部と、
    を有した多相クロック生成回路において、
    前記電圧制御遅延回路の2つの差動出力信号をシングル信号に変換してクロック出力信号を生成するクロック生成部が設けられていることを特徴とする多相クロック生成回路。
  2. 前記位相比較部では、前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号から前記クロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号と、前記遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号から前記クロック生成部においてシングル信号に変換し生成されたクロック出力信号と、の位相が比較されることを特徴とする請求項1に記載の多相クロック生成回路。
  3. 前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の出力信号と最終段の前段の電圧制御遅延回路の出力信号との位相差が、180度であることを特徴とする請求項2に記載の多相クロック生成回路。
  4. 前記クロック生成部では、前記遅延信号発生部の初段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からシングル信号に変換しクロック出力信号を生成する回路構成と、前記遅延信号発生部の最終段の前段の電圧制御遅延回路の差動出力信号からシングル信号に変換しクロック出力信号を生成する回路構成と、が同一の回路構成にされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の多相クロック生成回路。
  5. 前記遅延信号発生部の前段に前記電圧制御遅延回路と同一の回路構成を持つ遅延回路を設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の多相クロック生成回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多相クロック生成回路を有していることを特徴とするシリアルデータ受信回路。
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