JP2002359974A - スイッチング電源装置およびそれを用いた電子装置 - Google Patents

スイッチング電源装置およびそれを用いた電子装置

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JP2002359974A
JP2002359974A JP2001341990A JP2001341990A JP2002359974A JP 2002359974 A JP2002359974 A JP 2002359974A JP 2001341990 A JP2001341990 A JP 2001341990A JP 2001341990 A JP2001341990 A JP 2001341990A JP 2002359974 A JP2002359974 A JP 2002359974A
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佐利 山口
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映雄 西田
Hiroshi Takemura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽負荷時のスイッチング周波数を大幅に低下
させて消費電力を削減することのできるスイッチング電
源装置およびそれを用いた電子装置を提供する。 【解決手段】 オン状態の第1のスイッチ素子Q1をタ
ーンオフさせるターンオフ回路5と、出力電圧検出回路
3からのフィードバック信号に基づいてスイッチング素
子Q1のターンオンを軽負荷になるほど大きく遅延させ
るオフ期間制御回路6を有する制御回路4を備える。オ
フ期間制御回路6は帰還巻線N3とスイッチング素子Q
1のゲートの間に直列に設けられ、出力電圧検出回路3
からのフィードバック信号に基づいてオンオフ制御され
る第2のスイッチ素子であるトランジスタQ3を有す
る。 【効果】 軽負荷時ほどスイッチング周波数を低下させ
ることができ、軽負荷時の消費電力を低減することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置およびそれを用いた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばプリンタやファクシミリな
どにおいて、待機時、すなわち印刷動作を行っていない
時の消費電力を少なくすることへの要求が増えてきてい
る。その1つとして、プリンタやファクシミリに使用さ
れる電源装置自身の待機時、すなわち軽負荷時の消費電
力を少なくすることが求められている。
【0003】しかしながら、一般的なRCC方式のスイ
ッチング電源装置においては、負荷が軽くなるほどスイ
ッチング周波数が高くなり、スイッチング損失が増加す
るという性質を持っており、そのままでは軽負荷時の消
費電力の低減は望めない。
【0004】これに対して、RCC方式のスイッチング
電源装置における軽負荷時の消費電力を低減するための
スイッチング電源装置が、特開平7−67335号公報
に開示されている。特開平7−67335号公報に開示
されたスイッチング電源装置は、第1のスイッチ素子の
制御端子を一定時間強制的に接地させる回路を有するこ
とによって、第1のスイッチ素子のターンオンを遅らせ
てスイッチング周波数が一定以上にならないようにし
て、軽負荷時の消費電力を低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−67335号公報に開示されたスイッチング電源装
置においては、スイッチング周波数が一定以上にならな
いようにするだけでは、軽負荷時にスイッチング周波数
を大幅に低下させて消費電力を大幅に削減するというこ
とができないという問題がある。
【0006】また、スイッチング周波数が負荷の急激な
変化に追従できないという問題がある。例えば、軽負荷
時と重負荷時でスイッチング周波数が大きく変わるよう
に設定されていると、軽負荷から重負荷に負荷が急変し
た場合、負荷の変化にスイッチング周波数が追従できず
に、出力の低下や電源の停止が起きる可能性がある。こ
のため、軽負荷時においてもスイッチング周波数を大幅
に低下させることができないという問題がある。
【0007】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、軽負荷時のスイッチング周波数を大幅
に低下させて消費電力を削減することのできるスイッチ
ング電源装置およびそれを用いた電子装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスイッチング電源装置は、一次巻線、二次
巻線および帰還巻線を備えたトランスと、前記一次巻線
に直列に接続された第1のスイッチ素子と、前記帰還巻
線と前記第1のスイッチ素子の制御端子の間に設けられ
た制御回路と、前記二次巻線に接続された整流回路と、
前記整流回路から出力される出力電圧を検出して前記制
御回路にフィードバックする出力電圧検出回路を備えた
スイッチング電源装置において、前記制御回路は、オン
状態の前記第1のスイッチ素子をターンオフさせるター
ンオフ回路と、前記出力電圧検出回路からのフィードバ
ック信号に基づいて前記第1のスイッチ素子のターンオ
ンを遅延させて前記第1のスイッチ素子のオフ期間が軽
負荷になるほど長くなるように制御する制御するオフ期
間制御回路を備えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記オフ期間制御回路が、前記帰還巻線と前記第1のス
イッチ素子の制御端子の間に直列に設けられ、前記出力
電圧検出回路からのフィードバック信号に基づいてオン
オフ制御される第2のスイッチ素子を有することを特徴
とする。
【0010】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記第2のスイッチ素子をNPN型のトランジスタまた
はnチャンネルFETとしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記第1のスイッチ素子の制御電圧が所定範囲を超えな
いようにするリミット回路を有し、該リミット回路は前
記第2のスイッチ素子を含んで構成されていることを特
徴とする。
【0012】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記オフ期間制御回路が、前記帰還巻線と前記第1のス
イッチ素子の制御端子の間に直列に設けられた第2のス
イッチ素子と、該第2のスイッチ素子の制御端子に設け
られて前記出力電圧検出回路からのフィードバック信号
に基づいて時定数が制御される時定数回路を有し、前記
出力電圧検出回路が前記フィードバック信号を一定もし
くはほぼ一定に保つ負帰還回路を有することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記ターンオフ回路が、前記オフ期間制御回路による前
記第1のスイッチ素子のターンオンが遅延する期間が短
いほど前記第1のスイッチ素子のオン期間を長くするオ
ン期間延長回路を有することを特徴とする。
【0014】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記ターンオフ回路が、前記第1のスイッチ素子の制御
端子に接続されて、オンすることによって前記第1のス
イッチ素子をターンオフさせる第3のスイッチ素子を有
し、前記オン期間延長回路が、前記第3のスイッチ素子
の制御端子に接続されるとともに、前記第1のスイッチ
素子のオフ期間に逆方向に充電されたあとで前記第1の
スイッチ素子のオフ期間の長さに応じて放電され、前記
第1のスイッチ素子のオン期間に前記第3のスイッチ素
子をオンさせる電圧まで順方向に充電されるコンデンサ
を有することを特徴とする。
【0015】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記制御回路の有する前記オフ期間制御回路および前記
ターンオフ回路が、前記第1のスイッチ素子のオフ期間
に、前記出力電圧検出回路からのフィードバック信号に
基づいて、前記ターンオフ回路のターンオフを行うタイ
ミングを早めるように構成されたことを特徴とする。
【0016】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記オフ期間制御回路が前記出力電圧検出回路からのフ
ィードバック信号を受信して軽負荷であるほど大きな電
流を流すフォトトランジスタを有し、前記フォトトラン
ジスタを流れる電流がオン期間遅延回路の前記コンデン
サを充電するように前記フォトトランジスタのエミッタ
が前記オン期間遅延回路に接続されていることを特徴と
する。
【0017】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記制御回路が、前記帰還巻線に発生する電圧を利用し
て前記オフ期間制御回路に制御電圧を供給する電圧供給
回路を有することを特徴とする。
【0018】また、本発明のスイッチング電源装置は、
前記帰還巻線に発生する電圧を利用して前記オフ期間制
御回路に駆動電圧を供給する直流電圧源と、入力電源と
前記直流電圧源の出力の間に設けられた電流逆流防止機
能を備えた定電圧レギュレータを有することを特徴とす
る。
【0019】また、本発明の電子装置は、上記のスイッ
チング電源装置を用いたことを特徴とする。
【0020】このように構成することにより、本発明の
スイッチング電源装置およびそれを用いた電子装置にお
いては、軽負荷時の消費電力を低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のスイッチング電
源装置の一実施例の回路図を示す。図1において、スイ
ッチング電源装置1は、一次巻線N1、二次巻線N2お
よび帰還巻線N3を備えたトランスTと、一次巻線N1
に直列に接続された入力電源である直流電源Vccおよ
びMOSFETからなる第1のスイッチ素子Q1と、二
次巻線N2と出力端子Poの間に接続された整流回路2
と、出力端子Poに接続された出力電圧検出回路3と、
帰還巻線N3と第1のスイッチ素子Q1の制御端子であ
るゲートの間に設けられた制御回路4から構成されてい
る。
【0022】整流回路2は二次巻線N2に直列に接続さ
れたダイオードD1と、ダイオードD1のカソードとグ
ランドとの間に接続された平滑用のコンデンサC1から
構成されている。
【0023】出力電圧検出回路3は、出力端子Poとグ
ランドとの間に接続された、ダイオードD2と抵抗R1
とシャントレギュレータSRからなる直列回路および抵
抗R2と抵抗R3からなる直列回路と、シャントレギュ
レータSRに並列に接続されたフォトダイオードPD1
およびツェナーダイオードD4の直列回路から構成され
ている。抵抗R2と抵抗R3の接続点はシャントレギュ
レータSRの制御端子に接続されている。
【0024】制御回路4は、第1のスイッチ素子Q1の
ゲートに接続されたターンオフ回路5と、帰還巻線N3
の一端と第1のスイッチ素子Q1のゲートの間に直列に
接続されたコンデンサC2およびオフ期間制御回路6
と、コンデンサC2およびオフ期間制御回路6の接続点
と直流電源Vccの一端および他端との間にそれぞれ接
続された抵抗R4および抵抗R5から構成されている。
抵抗R4は起動抵抗である。
【0025】このうち、ターンオフ回路5は、第1のス
イッチ素子Q1のゲートとソースにコレクタとエミッタ
がそれぞれ接続された第3のスイッチ素子であるNPN
型のトランジスタQ2と、帰還巻線N3の一端とトラン
ジスタQ2の制御端子であるベースとの間に接続された
ダイオードD3と抵抗R6からなる直列回路と、トラン
ジスタQ2のベース−エミッタ間にそれぞれ接続された
抵抗R7およびコンデンサC3から構成されている。
【0026】また、オフ期間制御回路6は、コンデンサ
C2と第1のスイッチ素子Q1のゲートにエミッタとコ
レクタがそれぞれ接続された第2のスイッチ素子である
PNP型のトランジスタQ3と、トランジスタQ3のベ
ース−コレクタ間に接続されたフォトトランジスタPT
1と、トランジスタQ3のベース−エミッタ間に接続さ
れたコンデンサC4と、トランジスタQ3の制御端子で
あるベースと直流電源Vccの他端(グランド)との間
に接続された抵抗R8から構成されている。フォトトラ
ンジスタPT1は出力電圧検出回路3のフォトダイオー
ドPD1とともにフォトカプラを構成している。
【0027】このように構成されたスイッチング電源装
置1において、オン状態にあった第1のスイッチ素子Q
1がターンオフすると、トランスTに蓄えられた磁気エ
ネルギーによって、二次巻線N2から整流回路2を介し
て出力端子Poに接続された負荷に電流が流れる。そし
て、二次巻線N2から整流回路2に流れる電流がなくな
った後、オフ期間制御回路6のトランジスタQ3がオン
するとトランジスタQ3のエミッタに生じている電圧が
第1のスイッチ素子Q1のゲートに加えられることによ
って第1のスイッチ素子Q1のゲート電圧が閾値を超え
て第1のスイッチ素子Q1がターンオンする。それによ
って帰還巻線N3に生じた順方向(ダイオードD3が順
バイアスとなる方向)の電圧によってダイオードD3、
抵抗R6を介してコンデンサC3に電流が流れ込み、コ
ンデンサC3が充電される。コンデンサC3の充電の時
定数は抵抗R6および抵抗R7の抵抗値とコンデンサC
3の容量値で決定される。充電によってコンデンサC3
の両端電圧が所定の値に達すると、トランジスタQ2が
オンして第1のスイッチ素子Q1のゲート−ソース間を
短絡するため第1のスイッチ素子Q1がターンオフす
る。これを繰り返すことによって出力端子Poから負荷
に所定の電圧値で電流を供給することができる。
【0028】なお、ターンオフ回路5にはダイオードD
3が設けられているため、第1のスイッチ素子Q1がオ
フになって帰還巻線N3に逆方向(ダイオードD3が逆
バイアスとなる方向)の電圧が発生したときには、コン
デンサC3にはいずれの方向に充電するような電圧も印
加されない。そのためコンデンサC3に充電されていた
電荷は抵抗R7を介してのみ放電され、コンデンサC3
の両端電圧は一定時間後には0Vとなる。そして、帰還
巻線N3にダイオードD3が順バイアスとなる電圧が発
生するときにはコンデンサC3の両端電圧の初期値は0
Vとなっているため、第1のスイッチ素子Q1がターン
オンして帰還巻線N3にダイオードD3が順バイアスと
なる電圧が発生してからコンデンサC3の両端電圧が所
定の値に達するまでの時間は常に一定である。そのた
め、第1のスイッチ素子Q1がターンオンしてからター
ンオフするまでの期間(オン期間)も一定となる。
【0029】次に、出力電圧検出回路3とオフ期間制御
回路6の動作について説明する。出力電圧検出回路3に
おいて、フォトダイオードPD1はシャントレギュレー
タSRとツェナーダイオードD4の直列接続回路に並列
に接続されているために、出力端子Poの電圧が高くて
シャントレギュレータSRがオン状態にあるときには発
光せず、電圧が低下してシャントレギュレータSRがオ
フ状態になると発光する。フォトダイオードPD1が発
光するとオフ期間制御回路6のフォトトランジスタPT
1が導通する。フォトトランジスタPT1が導通すると
トランジスタQ3が導通し、第1のスイッチ素子Q1が
ターンオンできるようになる。逆に言えば、トランジス
タQ3が非導通の間は第1のスイッチ素子Q1はターン
オンが遅延させられてターンオンできない。そこで、こ
の第1のスイッチ素子Q1のターンオンが遅延させられ
る期間をターンオン遅延期間という。
【0030】出力端子Poの電圧は、二次巻線N2から
電流が流れ始める時が最も高く、電流が流れてトランス
Tに蓄えられている磁気エネルギーが減少するにしたが
ってしだいに低下する。電圧が低下する速さは出力端子
Poに接続される負荷の軽重に依存し、軽負荷時ほど電
圧は遅く低下する。出力端子Poの電圧の低下が遅いと
フォトダイオードPD1の発光も遅く、トランジスタQ
3の導通も遅くなり、第1のスイッチ素子Q1のターン
オンも遅くなる。そのため、第1のスイッチ素子Q1の
オフ期間が長くなり、スイッチング周波数は低下する。
【0031】逆に重負荷時には、出力端子Poの電圧が
早く低下するためにフォトダイオードPD1も早く発光
し、トランジスタQ3が早く導通するために、第1のス
イッチ素子Q1のターンオンが早くなる。そのため、第
1のスイッチ素子Q1のオフ期間が短くなり、スイッチ
ング周波数は上昇する。
【0032】図2に、本発明のスイッチング電源装置1
における負荷電力とスイッチング周波数との関係を、通
常のRCC方式の場合と比較して示す。負荷電力が大き
いということは重負荷であるということを示す。図2に
示すように、スイッチング電源装置1においては、第1
のスイッチ素子Q1のオン期間を一定としてオフ期間を
制御することによって、軽負荷時ほどスイッチング周波
数が低くなり、重負荷になるほどスイッチング周波数が
高くなっている。そのため、軽負荷時のスイッチング損
失を、従来のRCC方式のスイッチング電源装置に比べ
て大幅に低減することができる。これによって、軽負荷
時の消費電力や発熱量を低減することができる。
【0033】図3に、本発明のスイッチング電源装置の
別の実施例の回路図を示す。図3において、図1と同一
もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省
略する。
【0034】図3において、スイッチング電源装置10
は、図1のスイッチング電源装置1における制御回路4
に代えて制御回路11を有している。また、制御回路1
1においてターンオフ回路5に代えてターンオフ回路1
2を有している。ターンオフ回路12においてはターン
オフ回路5におけるダイオードD3が省かれている。
【0035】ここで、図4に、スイッチング電源装置1
0における帰還巻線N3に発生する電圧Vn3と、トラ
ンジスタQ2のベース・エミッタ間電圧Vbeの時関変
化を示し、これを参照してスイッチング電源装置10の
動作について説明する。
【0036】スイッチング電源装置10において、コン
デンサC3に充電された電圧によってVbeが上昇して
トランジスタQ2がオンすることによって第1のスイッ
チ素子Q1がターンオフして二次巻線N2から整流回路
2に電流が流れるようになると、帰還巻線N3に発生す
る電圧Vn3が逆方向になる。これによってコンデンサ
C3にはそれまでとは逆方向の電圧が印加され、トラン
ジスタQ2をオンするために充電された電荷を放電する
だけでなく逆方向に充電される。すなわちトランジスタ
Q2のベース−エミッタ間電圧Vbeが負になる。な
お、トランジスタQ2は第1のスイッチ素子Q1をター
ンオフさせるために一瞬オンするだけであり、ベース−
エミッタ間電圧Vbeの低下とともにすぐにオフにな
る。
【0037】二次巻線N2から整流回路2への電流がな
くなると帰還巻線N3の電圧は振動しながら0Vへと収
束していき、それとともにコンデンサC3の電荷も抵抗
R7を介して放電され、コンデンサC3の負の方向の両
端電圧がなだらかに低下する。すなわちトランジスタQ
2のベース・エミッタ間電圧Vbeがなだらかに0Vに
近づく。
【0038】そして、出力端子Poの電圧が所定の値以
下となって、第1のスイッチ素子Q1がターンオンする
と、帰還巻線N3に発生する電圧Vn3が順方向となっ
て、コンデンサC3の順方向の充電が再び始まる。この
とき、出力端子Poに接続された負荷が軽負荷で第1の
スイッチ素子Q1がターンオンするまでのターンオン遅
延期間が長い場合は、コンデンサC3の放電時間が長い
ために、コンデンサC3の負の方向の両端電圧は小さく
なっている。逆に、負荷が重負荷で第1のスイッチ素子
Q1がターンオンするまでのターンオン遅延期間が短い
場合は、コンデンサC3の放電時間が短いために、コン
デンサC3の逆方向の両端電圧はあまり小さくなってい
ない。
【0039】この状態からコンデンサC3を順方向に充
電する場合、初期値としての逆方向の電圧が小さいほど
順方向で所定の両端電圧に達するまでの時間が短くな
る。そのため、コンデンサC3の両端電圧が所定の値に
なってトランジスタQ2がオンし、第1のスイッチ素子
Q1がターンオフするまでの時間は、軽負荷になるほど
短くなり、重負荷になるほど長くなる。これは、第1の
スイッチ素子Q1のオン期間が、負荷が軽いほど短くな
り、負荷が重いほど長くなることを意味する。すなわ
ち、ターンオフ回路12自身がオン期間延長回路の機能
を備えていることになる。
【0040】このように、スイッチング電源装置10に
おいては、負荷が軽いほど第1のスイッチ素子Q1のオ
フ期間が長くなってオン期間が短くなり、負荷が重いほ
ど第1のスイッチ素子Q1のオフ期間が短くなってオン
期間が長くなる。ただ、第1のスイッチ素子Q1のオン
期間はオフ期間に比べて短いため、軽負荷時ほどスイッ
チング周波数が低くなり、重負荷になるほどスイッチン
グ周波数が高くなるという点はスイッチング電源装置1
の場合と同じである。したがって、軽負荷時のスイッチ
ング損失を、従来のRCC方式のスイッチング電源装置
に比べて大幅に低減することができ、軽負荷時の消費電
力や発熱量を低減することができる。
【0041】また、スイッチング電源装置10において
は、第1のスイッチ素子Q1のオン期間は抵抗R6と抵
抗R7、コンデンサC3の時定数に依存する。すなわ
ち、第1のスイッチ素子Q1のターンオフの時期はコン
デンサC3の電圧がトランジスタQ2のオン電圧に達す
る事によって決定される。ところで、負荷が必要以上に
大きくなると、出力電圧は低下し始める。出力電圧が低
下するとC3の放電量が減少するため、オン期間は減少
する。従って、過電流が流れる程度以上の重負荷では、
負荷が重くなるほどオン期間が縮まり、「フ」の字の過
電流保護が働く。
【0042】図5に、本発明のスイッチング電源装置の
さらに別の実施例の回路図を示す。図5において、図3
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0043】図5において、スイッチング電源装置20
は、図3のスイッチング電源装置10おける制御回路1
1に代えて制御回路21を有している。また、制御回路
21においてオフ期間制御回路6に代えてオフ期間制御
回路22を有している。
【0044】オフ期間制御回路22は、コンデンサC2
と第1のスイッチ素子Q1のゲートにエミッタとコレク
タがそれぞれ接続された第2のスイッチ素子であるPN
P型のトランジスタQ3と、エミッタをグランドに接続
したNPN型のトランジスタQ4と、トランジスタQ3
のベースとトランジスタQ4のコレクタの間に接続され
た抵抗R9と、トランジスタQ3のエミッタとトランジ
スタQ4のベースの間に接続された抵抗R10および抵
抗R11の直列回路と、抵抗R11に並列に接続された
フォトトランジスタPT1から構成されている。
【0045】このように構成されたスイッチング電源装
置20において、出力端子Poの電圧が低下して出力電
圧検出回路3のフォトダイオードPD1が発光すると、
オフ期間制御回路22のフォトトランジスタPT1が導
通し、これと抵抗R11を介してベースに電流が流れ込
むことによってトランジスタQ4がオンし、それによっ
てトランジスタQ3がオンし、第1のスイッチ素子Q1
がターンオンできるようになる。なお、R10は起動時
にトランジスタQ4をオンするための起動抵抗である。
【0046】図3に示したスイッチング電源装置10の
場合と同様に、軽負荷時にはフォトダイオードPD1の
発光が遅く、トランジスタQ3の導通も遅くなり、第1
のスイッチ素子Q1のターンオンも遅くなる。そのた
め、第1のスイッチ素子Q1のオン期間が短くなり、そ
れ以上にオフ期間が長くなり、スイッチング周波数は低
下する。逆に重負荷時にはフォトダイオードPD1が早
く発光し、トランジスタQ3が早く導通するために、第
1のスイッチ素子Q1のターンオンが早くなる。そのた
め、第1のスイッチ素子Q1のオン期間が長くなり、そ
れ以上にオフ期間が短くなり、スイッチング周波数は上
昇する。
【0047】このように、スイッチング電源装置20に
おいては、スイッチング電源装置1や10の場合と同様
に、第1のスイッチ素子Q1のオフ期間を制御すること
によって、軽負荷時ほどスイッチング周波数が低くな
り、重負荷になるほどスイッチング周波数が高くなって
いる。そのため、軽負荷時のスイッチング損失を、従来
のRCC方式のスイッチング電源装置に比べて大幅に低
減することができる。これによって、軽負荷時の消費電
力や発熱量を低減することができる。
【0048】また、トランジスタQ3のベースとグラン
ドとの間にトランジスタQ4を設けることによって、図
1や図3のスイッチング電源装置1や10に比べてトラ
ンジスタQ3のターンオン、ターンオフのスピードアッ
プを図ることができる。
【0049】すなわち、第1のスイッチ素子Q1のター
ンオンは単位時間当たりにゲートにチャージされる電荷
量でスピードが決まるため、トランジスタQ3のターン
オンが速いほど第1のスイッチ素子Q1のターンオンが
早くなる。しかしながら、フォトトランジスタPT1の
立ち上がり、立ち下がり時間は一般のトランジスタに比
べて非常に長いために、スイッチング電源装置1や10
ではトランジスタQ3が能動領域で動作する期間が長
く、Q1のスイッチングロスが大きくなる。これに対し
て、スイッチング電源装置20ではトランジスタQ4は
能動領域で動作する時間が長いが、トランジスタQ3は
短くなり、第1のスイッチ素子Q1のスイッチング損が
低減できる。
【0050】図6に、本発明のスイッチング電源装置の
さらに別の実施例の回路図を示す。図6において、図5
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0051】図6において、スイッチング電源装置30
は、図5のスイッチング電源装置20おける出力電圧検
出回路3に代えて出力電圧検出回路31を有している。
また、制御回路21に代えて制御回路32を有してい
る。さらに、制御回路32において、制御回路21では
備えていた抵抗R5が省かれるとともに、第1のスイッ
チ素子Q1のゲート・ソース間に抵抗R21が接続さ
れ、さらにオフ期間制御回路22に代えてオフ期間制御
回路33を有している。なお、抵抗R5や抵抗R21
は、直流電源Vccの出力電圧が低下したときに第1の
スイッチ素子がスイッチング動作を行わないようにし
て、第1のスイッチ素子に過大な電流が流れて破損する
のを防止するためのものである。
【0052】出力電圧検出回路31は、出力電圧検出回
路3におけるダイオードD2、ツェナーダイオードD4
を省き、フォトダイオードPD1を抵抗R1とシャント
レギュレータSRの間に直列に接続して構成されてい
る。
【0053】オフ期間制御回路33は、コンデンサC2
と第1のスイッチ素子Q1のゲートにエミッタとコレク
タがそれぞれ接続された第2のスイッチ素子であるPN
P型のトランジスタQ3と、エミッタをグランドに接続
したNPN型のトランジスタQ4と、トランジスタQ3
のベースとトランジスタQ4のコレクタの間に接続され
た抵抗R9と、トランジスタQ3のエミッタ−ベース間
に接続されたコンデンサC6と、直流電源Vccの一端
(一次巻線N1の一端)とトランジスタQ4のベースと
の間に接続された抵抗R13と、トランジスタQ4のベ
ース−エミッタ間に接続されたフォトトランジスタPT
1から構成されている。
【0054】このように構成されたスイッチング電源装
置30において、出力端子Poの電圧が低下すると出力
電圧検出回路31のフォトダイオードPD1の発光が停
止する。これによって、オフ期間制御回路33のフォト
トランジスタPT1の導通が遮断されるため、抵抗R1
3を介してベースに流れ込む電流によってトランジスタ
Q4が導通し、トランジスタQ3のベース電圧が低下し
てオンし、第1のスイッチ素子Q1がターンオンできる
ようになる。
【0055】一方、トランジスタQ2がオンすることに
よって第1のスイッチ素子Q1がオフすると、帰還巻線
N3に逆方向の電圧が発生し、コンデンサC6を放電さ
せ、トランジスタQ3をオフにする。さらに、第1のス
イッチ素子Q1のターンオフによって二次側への電力供
給が始まり、トランスの端子電圧が反転するため、第1
のスイッチ素子Q1のゲートに正の電圧が供給できず第
1のスイッチ素子Q1がターンオンできなくなる。
【0056】図1、図4および図5に示したスイッチン
グ電源装置1、10、20の場合とは逆に、軽負荷時に
はフォトダイオードPD1の発光停止が遅くなる。その
ため、トランジスタQ3の導通も遅くなり、第1のスイ
ッチ素子Q1のターンオンも遅くなる。そのため、第1
のスイッチ素子Q1のオフ期間が長くなり、スイッチン
グ周波数は低下する。逆に重負荷時にはフォトダイオー
ドPD1が早く発光停止し、トランジスタQ3が早く導
通するために、第1のスイッチ素子Q1のターンオンが
早くなる。これによって、第1のスイッチ素子Q1のオ
フ期間が短くなり、スイッチング周波数は上昇する。
【0057】このように、スイッチング電源装置30に
おいては、スイッチング電源装置1や10や20の場合
と同様に、第1のスイッチ素子のオフ期間を制御するこ
とによって、軽負荷時ほどスイッチング周波数が低くな
り、重負荷になるほどスイッチング周波数が高くなって
いる。そのため、軽負荷時のスイッチング損失を、従来
のRCC方式のスイッチング電源装置に比べて大幅に低
減することができる。これによって、軽負荷時の消費電
力や発熱量を低減することができる。
【0058】図7に、本発明のスイッチング電源装置の
さらに別の実施例の回路図を示す。図7において、図5
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0059】図7において、スイッチング電源装置40
は、図5のスイッチング電源装置20おける制御回路2
1に代えて制御回路41を有している。また、制御回路
41において、制御回路21では備えていた抵抗R5が
省かれるとともに、図6のスイッチング電源装置30の
場合と同様に第1のスイッチ素子Q1のゲート・ソース
間に抵抗R21が接続され、さらにオフ期間制御回路2
2に代えてオフ期間制御回路42および電圧供給回路4
3を有している。
【0060】オフ期間制御回路42は、コンデンサC2
と第1のスイッチ素子Q1のゲートにエミッタとコレク
タがそれぞれ接続された第2のスイッチ素子であるPN
P型のトランジスタQ3と、エミッタをグランドに接続
したNPN型のトランジスタQ4と、トランジスタQ3
のベースとトランジスタQ4のコレクタの間に接続され
た抵抗R9と、トランジスタQ3のエミッタとトランジ
スタQ4のベースとの間に接続された抵抗R11と、フ
ォトトランジスタPT1と、フォトトランジスタPT1
のエミッタとトランジスタQ4のベースとの間に接続さ
れた抵抗R12から構成されている。
【0061】電圧供給回路43は、帰還巻線N3の一端
と他端との間に接続されたダイオードD6とコンデンサ
C7の直列回路から構成されている。ダイオードD6と
コンデンサC7の接続点は、オフ期間制御回路42のフ
ォトトランジスタPT1のコレクタに接続されている。
すなわち、電圧供給回路43はオフ期間制御回路42に
制御電圧を供給している。なお、ここでは、電圧供給回
路43から供給される電圧は、オフ期間制御回路42の
全体を駆動するための電圧ではなく、出力電圧検出回路
からのフィードバック信号を受けるフォトトランジスタ
PT1のための駆動電圧であるため、オフ期間制御回路
42のための制御電圧という表現を用いている。
【0062】このように構成されたスイッチング電源装
置40において、第1のスイッチ素子Q1がオンしてい
るときに帰還巻線N3に発生する順方向の電圧によって
コンデンサC7が充電される。そして、出力端子Poの
電圧が低下して出力電圧検出回路3のフォトダイオード
PD1が発光すると、オフ期間制御回路42のフォトト
ランジスタPT1が導通するため、コンデンサC7から
フォトトランジスタPT1と抵抗R12を介してベース
に流れ込む電流によってトランジスタQ4がオンし、そ
れによってトランジスタQ3がオンし、第1のスイッチ
素子Q1がターンオンできるようになる。
【0063】図1、図3、図5に示したスイッチング電
源装置1、10、20の場合と同様に、軽負荷時にはフ
ォトダイオードPD1の発光が遅く、トランジスタQ3
の導通も遅くなり、第1のスイッチ素子Q1のターンオ
ンも遅くなる。そのため、第1のスイッチ素子Q1のオ
フ期間が長くなり、スイッチング周波数は低下する。逆
に重負荷時にはフォトダイオードPD1が早く発光し、
トランジスタQ3が早く導通するために、第1のスイッ
チ素子Q1のターンオンが早くなる。そのため、第1の
スイッチ素子Q1のオフ期間が短くなり、スイッチング
周波数は上昇する。
【0064】また、図5に示したスイッチング電源装置
20の場合とは異なり、フォトダイオードPT1に流す
電流を電圧供給回路43から供給しているため、重負荷
時におけるリンギング中(帰還巻線N3の両端電圧が振
動している時)でも安定した電流でトランジスタQ4を
オンすることができ、誤動作を防ぐことができる。
【0065】このように、スイッチング電源装置40に
おいては、スイッチング電源装置1や10や20の場合
と同様に、第1のスイッチ素子のオフ期間を制御するこ
とによって、軽負荷時ほどスイッチング周波数が低くな
り、重負荷になるほどスイッチング周波数が高くなって
いる。そのため、軽負荷時のスイッチング損失を、従来
のRCC方式のスイッチング電源装置に比べて大幅に低
減することができる。これによって、軽負荷時の消費電
力や発熱量を低減することができる。
【0066】図8に、本発明のスイッチング電源装置の
さらに別の実施例の回路図を示す。図8において、図1
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0067】図8において、スイッチング電源装置50
は、図1のスイッチング電源装置1おける出力電圧検出
回路3に代えて出力電圧検出回路51を有している。出
力電圧検出回路51においては、出力電圧検出回路3に
おける抵抗R1とシャントレギュレータSRの接続点と
抵抗R2と抵抗R3の接続点との間に、抵抗R14とコ
ンデンサC8の直列回路からなる負帰還回路52が接続
されている。コンデンサC4とフォトトランジスタPT
1によって時定数回路が構成されている。また、オフ期
間制御回路6のコンデンサC4を時定数のコンデンサと
して用いるため、その容量を大きくしている。
【0068】このように構成されたスイッチング電源装
置50においては、第1のスイッチ素子Q1がターンオ
フし、二次巻線N2から整流回路2に電流が流れ出すこ
とによって出力端子Poの電圧が上昇する状況におい
て、出力電圧検出回路51に負帰還回路52があるため
に、フォトダイオードPD1に流れる電流が急激に減少
することがなく、フォトトランジスタPT1は常に能動
領域で動作する。そのため、時定数回路を構成するコン
デンサC4の端子間電圧は徐々に上昇し、一定時間後に
トランジスタQ3がオンし、さらに第1のスイッチ素子
Q1がターンオンする。
【0069】すなわち、スイッチング電源装置1では出
力端子Poの電圧の変化(出力リップル)にそのまま依
存してフォトダイオードPD1がオン/オフしてスイッ
チング周波数が決まっていた(出力リップルが所望の値
になるようにスイッチング周波数を決めざるを得なかっ
た)のに対して、スイッチング電源装置50では負帰還
回路52の時定数によってフォトダイオードPD1のオ
ン/オフ、ひいてはスイッチング周波数が決まる。その
ため、出力リップルとスイッチング周波数をそれぞれ任
意に設定できる。
【0070】図9に、本発明のスイッチング電源装置の
さらに別の実施例の回路図を示す。図9において、図6
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0071】図9において、スイッチング電源装置60
は、図6のスイッチング電源装置30おける出力電圧検
出回路31に代えて出力電圧検出回路61を有してい
る。出力電圧検出回路61においては、出力電圧検出回
路31におけるフォトダイオードPD1とシャントレギ
ュレータSRの接続点と抵抗R2と抵抗R3の接続点と
の間に、抵抗R15とコンデンサC9の直列回路からな
る負帰還回路62が接続されている。また、スイッチン
グ電源装置30における制御回路32に代えて制御回路
63を有している。また、制御回路63において、オフ
期間制御回路33に代えてオフ期間制御回路64を有し
ている。オフ期間制御回路64においては、抵抗R13
およびフォトトランジスタPT1とともに時定数回路を
構成するためのコンデンサC10がフォトトランジスタ
PT1に並列に設けられている。
【0072】このように構成されたスイッチング電源装
置60においては、第1のスイッチ素子Q1がターンオ
フし、二次巻線N2から整流回路2に電流が流れ出すこ
とによって出力端子Poの電圧が上昇する状況におい
て、出力電圧検出回路61に負帰還回路62があるため
に、フォトダイオードPD1に流れる電流が急激に減少
することがなく、フォトトランジスタPT1は常に能動
領域で動作する。そのため、時定数回路を構成するコン
デンサC10の端子間電圧は徐々に上昇し、一定時間後
にトランジスタQ4がオンし、トランジスタQ3がオン
し、さらに第1のスイッチ素子Q1がターンオンする。
【0073】すなわち、スイッチング電源装置30では
出力端子Poの電圧の変化(出力リップル)にそのまま
依存してフォトダイオードPD1がオン/オフしてスイ
ッチング周波数が決まっていた(出力リップルが所望の
値になるようにスイッチング周波数を決めざるを得なか
った)のに対して、スイッチング電源装置60では負帰
還回路62の時定数によってフォトダイオードPD1の
オン/オフ、ひいてはスイッチング周波数が決まる。そ
のため、出力リップルとスイッチング周波数をそれぞれ
任意に設定できる。
【0074】また、フォトダイオードPD1が発光せ
ず、フォトトランジスタPT1が高インピーダンスであ
るときに第1のスイッチ素子Q1がターンオンするた
め、起動回路を容易に構成することができるというメリ
ットもある。
【0075】図10に、本発明のスイッチング電源装置
のさらに別の実施例の回路図を示す。図10において、
図9と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、そ
の説明を省略する。
【0076】図10において、スイッチング電源装置8
0は、図9のスイッチング電源装置60における制御回
路63に代えて制御回路81を有している。また、制御
回路81において、オフ期間制御回路64に代えてオフ
期間制御回路82を有している。そして、抵抗R4は削
除されている。
【0077】オフ期間制御回路82において、第2のス
イッチ素子としてNPN型のトランジスタQ8が設けら
れている。トランジスタQ8のコレクタはコンデンサC
2に接続され、エミッタは第1のスイッチ素子Q1のゲ
ートに接続され、ベースは抵抗R20を介して直流電源
Vccの一端に接続されている。また、トランジスタQ
4のコレクタはトランジスタQ9のベースに接続されて
おり、トランジスタQ9のコレクタはトランジスタQ8
のベースに接続され、エミッタは直流電源Vccの他端
に接続されている。トランジスタQ9のベースは抵抗R
18を介して直流電源Vccの一端に、抵抗R19を介
して直流電源Vccの他端にそれぞれ接続されている。
そして、トランジスタQ8のベースはツェナーダイオー
ドD8を介して直流電源Vccの他端に接続されてい
る。
【0078】以下、第2のスイッチ素子としてPNP型
のトランジスタを用いている図9のスイッチング電源装
置60と比較することによって、スイッチング電源装置
80の作用効果について説明する。
【0079】まず、スイッチング電源装置60において
は、起動条件は次の式の通りである。 vcc×ra/(r4+ra)>Vth(Q1) このうち、vccは直流電源Vccの電圧、raは抵抗
R9とR21の並列抵抗値、r4は抵抗R4の抵抗値、
Vth(Q1)は第1のスイッチング素子Q1のしきい
値電圧である。なお、トランジスタQ3、Q4での電圧
降下は無視している。
【0080】ここで、抵抗R9の値はトランジスタQ3
のスイッチング速度に影響し、これが大きいほどトラン
ジスタQ3のベース電流が小さくなり、それによって第
1のスイッチ素子Q1のゲートへの電流供給量も少なく
なり、第1のスイッチ素子Q1のスイッチングスピード
が遅くなる。第1のスイッチ素子Q1のスイッチングス
ピードが遅くなるとスイッチング損失が増大するため
に、抵抗R9の値はあまり大きくできない。そして、抵
抗R9の値を大きくできないと、起動条件を満たすため
に抵抗R4の値も大きくできない。抵抗R4は起動抵抗
であるため、この値を大きくできないということは、抵
抗R4での損失を小さくすることができないということ
を意味する。
【0081】一方、第2のスイッチ素子としてNPN型
のトランジスタQ8を用いたスイッチング電源装置80
の場合は、起動条件は次の式のようになる。 vcc×r21/(r20+r21)>Vth(Q1) このうち、r21は抵抗R21の抵抗値である。
【0082】この場合、R21は直流電源Vccの出力
電圧が低下したときに第1のスイッチ素子Q1がスイッ
チング動作をするのを防止するための抵抗であるため、
抵抗値を高くすることができ、それに応じて抵抗R4の
抵抗値も高くすることができる。その結果、抵抗R4で
の損失を小さくすることができる。
【0083】このように、スイッチング電源装置80に
おいては、第2のスイッチ素子としてNPN型のトラン
ジスタQ8を用いることによって、損失の低減を図るこ
とができる。
【0084】なお、スイッチング電源装置80はスイッ
チング電源装置60において第2のスイッチ素子にNP
N型のトランジスタを用いたものであるが、図1、図
3、図5、図7〜図9に示したスイッチング電源装置
1、10、20、40、50、60において第2のスイ
ッチ素子にNPN型のトランジスタを用いたものでも同
様の作用効果を奏するものである。
【0085】ところで、図10のスイッチング電源装置
80においては、第2のスイッチ素子であるトランジス
タQ8のベースと直流電源Vccの他端との間にツェナ
ーダイオードD8が接続されている。このツェナーダイ
オードD8はトランジスタQ8とともにリミット回路を
構成しており、これによって第1のスイッチ素子Q1の
ゲート電圧(制御電圧)が所定範囲を超えないように制
限している。すなわち、第1のスイッチ素子Q1のゲー
ト電圧は最大でも Vgs(Q1)=Vz(D8)−Vbe(Q8) に制限される。ここで、Vgs(Q1)は第1のスイッ
チ素子Q1のゲート・ソース間電圧、Vz(D8)はツ
ェナーダイオードD8のツェナー電圧、Vbe(Q8)
はトランジスタQ8のベース・エミッタ間電圧である。
そのため、ワールドワイド入力のような入力電圧の範囲
が広い場合においても、第1のスイッチング素子の制御
電圧が所定範囲を超えるのを防止することができる。
【0086】図11に、本発明のスイッチング電源装置
のさらに別の実施例の回路図を示す。図11において、
図9と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、そ
の説明を省略する。
【0087】図11において、スイッチング電源装置6
5は、図9のスイッチング電源装置60における制御回
路63に代えて制御回路66を有している。そして、制
御回路66において、オフ期間制御回路64に代えてオ
フ期間制御回路67を、ターンオフ回路12に代えてタ
ーンオフ回路68を備えている。オフ期間制御回路67
およびターンオフ回路68のオフ期間制御回路64およ
びターンオフ回路12からの変更点は、オフ期間制御回
路67のフォトトランジスタPT1のエミッタがターン
オフ回路68のトランジスタQ2のベースに接続されて
いることだけである。
【0088】このように構成されたスイッチング電源装
置65の動作について以下に説明する。
【0089】まず、第1のスイッチ素子Q1がターンオ
フし、時定数回路を構成するコンデンサ10の端子間電
圧が徐々に上昇しているときに、フォトトランジスタP
T1を流れる電流はトランジスタQ2のベースに接続さ
れているコンデンサC3の順方向の充電電流となる。す
なわち、第1のスイッチ素子Q1のオフ期間に、出力電
圧検出回路61からのフィードバック信号に基づいて、
ターンオフ回路68のターンオフを行うタイミングを早
めるように構成されている。
【0090】軽負荷であるほど出力電圧の低下が遅く、
フォトダイオードPD1に流れる電流が多いため、フォ
トトランジスタPT1の抵抗値が小さく、コンデンサC
10の充電電流が少なく、逆にフォトトランジスタPT
1を介するコンデンサC3の充電電流が多い。そのた
め、コンデンサC3は第1のスイッチ素子Q1がオフの
間にある程度まで充電される。そして、コンデンサC1
0の充電が進んで端子間電圧が所定の値まで上昇すると
トランジスタQ4がオンし、トランジスタQ3がオン
し、さらに第1のスイッチ素子Q1がターンオンする。
第1のスイッチ素子Q1がオンになると、帰還巻線N3
から抵抗R6を介して流れ込む電流によってコンデンサ
C3が充電されるが、コンデンサC3はすでにある程度
まで充電されているために、コンデンサC3の端子間電
圧はすぐにトランジスタQ2をオンさせるレベルに達
し、トランジスタQ2がオンし、第1のスイッチ素子Q
1がターンオフする。このように、軽負荷時には第1の
スイッチ素子Q1がオフの時にフォトトランジスタPT
1を流れる電流によってコンデンサC3が充電されるた
めに、ターンオフ回路68のターンオフを行うタイミン
グが早められ、第1のスイッチ素子Q1のオン期間が短
縮される。このように、軽負荷時には第1のスイッチ素
子Q1のオフ期間が長くなり、逆にオン期間は短くな
る。
【0091】一方、定格負荷の時には、フォトダイオー
ドPD1に流れる電流が少なくなるため、フォトトラン
ジスタPT1の抵抗値が少し大きくなり、コンデンサC
10の充電電流が増え、逆にフォトトランジスタPT1
を介してのコンデンサC3の充電電流が少なくなる。そ
のため、第1のスイッチ素子Q1のオフ期間が短縮さ
れ、逆にオン期間が長くなる。
【0092】そして、重負荷時には、フォトダイオード
PD1にはほとんど電流が流れないため、フォトトラン
ジスタPT1の抵抗値はかなり大きくなり、その結果と
してコンデンサC10はほぼ一定に保たれ、トランジス
タQ4、Q3は常にオン状態となる。また、フォトトラ
ンジスタPT1を介してコンデンサC3を充電する電流
はほとんどなくなる。この状態においては、オフ期間制
御回路67は実質的に動作しないため、トランスTに蓄
えられた磁気エネルギーが二次巻線N2から電流として
流れ出し終わると、帰還巻線N3に発生するキック電圧
によって第1のスイッチ素子Q1がターンオンし、一次
巻線N1に電流が流れ始める。すなわち、重負荷時には
通常のRCC方式のスイッチング電源装置と同様に電流
臨界モードで動作するようになる。
【0093】以上のように、スイッチング電源装置65
においては、軽負荷時にオフ期間を制御すると同時にオ
ン期間の制御も行うことができる。また、重負荷時には
電流臨界モードで動作させることができるために、スイ
ッチング電源装置60のような常に電流不連続モードで
動作するスイッチング電源装置に比べて、電流の休止期
間がない分だけ電流が流れる期間における電流ピークを
抑制することができる。スイッチング電源装置内部での
損失は、重負荷時にはスイッチング損失よりも導通損失
の方が支配的になるため、重負荷時ににはスイッチング
電源装置65の方がスイッチング電源装置60よりも損
失が少なくなる。
【0094】図12に、本発明のスイッチング電源装置
のさらに別の実施例の回路図を示す。図12において、
図10と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、
その説明を省略する。
【0095】図12において、スイッチング電源装置9
0は、定電圧レギュレータ91と直流電圧源92を備え
ている。図12において、A点は直流電源Vccの一端
(一次巻線N1の一端)を、B点は帰還巻線N3の一端
を、C点は直流電源Vccの他端(帰還巻線N3の他
端、グランド)を、D点は抵抗R13、R18およびR
20の接続点を意味している。なお、図10においては
D点はA点に接続されていたものである。
【0096】まず、定電圧レギュレータ91は、抵抗R
21およびR22とトランジスタQ10とツェナーダイ
オードD9とダイオードD10で構成されている。トラ
ンジスタQ10のコレクタは抵抗R21を介してA点に
接続され、ベースはツェナーダイオードD9を介してC
点に接続され、エミッタはダイオードD10を介してD
点に接続されている。トランジスタQ10のベースは抵
抗R22を介してA点にも接続されている。このように
構成することによって、トランジスタQ10のベース電
圧はツェナーダイオードD9のツェナー電圧に定電圧化
され、その結果トランジスタQ10のエミッタはベース
より約0.6V低い値に定電圧化される。
【0097】一方、直流電圧源92はダイオードD11
とコンデンサC11で構成された整流回路で、ダイオー
ドD11のカソードには帰還巻線N3に発生する電圧を
整流したものが現れる。
【0098】そして、定電圧レギュレータ91のトラン
ジスタQ10のエミッタはダイオードD10を介して直
流電圧源92のダイオード11のカソードに接続される
とともにD点に接続されている。
【0099】スイッチング電源装置90において、電源
投入時には帰還巻線N3には電圧が発生していないため
に直流電圧源92は機能せず、定電圧レギュレータ91
によって定電圧化された電圧がダイオードD10を介し
てD点に供給される。そして、帰還巻線N3に電圧が発
生して直流電圧源92が機能し始めると、ダイオードD
11のカソード電圧がトランジスタQ10のエミッタ電
圧よりも高くなるために、直流電圧源92の出力電圧が
D点に供給される。定電圧レギュレータ91からD点に
供給される電流は遮断される。すなわち、ダイオードD
10は直流電圧源92から定電圧レギュレータ91に電
流が逆流するのを防止する機能を果たす。
【0100】このように構成されたスイッチング電源装
置90においては、電源投入時以外には起動抵抗である
抵抗R18には、直流電源Vccより電圧値の低い直流
電圧源92からの電圧が印加される。そのため、直流電
源Vccから直接電圧が印加される場合に比べて消費電
力を低減することができる。
【0101】なお、このような定電圧レギュレータと直
流電圧源を用いる構成は、上記のいずれの実施例におい
ても適用可能で、スイッチング電源装置90の場合と同
様の作用効果を奏するものである。
【0102】図13に、本発明のスイッチング電源装置
のさらに別の実施例の回路図を示す。図13において、
図6および図9と同一もしくは同等の部分には同じ記号
を付し、その説明を省略する。
【0103】図13において、スイッチング電源装置7
0は、図6のスイッチング電源装置30における制御回
路32に代えて制御回路71を、出力電圧検出回路31
に代えて出力電圧検出回路61を有している。
【0104】制御回路71においては、抵抗R16、R
17と、コンデンサC11、C12およびC13と、電
流源Icと、オペアンプQ5およびQ6と、基準電圧源
Vref1およびVref2と、トランジスタQ7と、
RSフリップフロップ72と、ドライブ段73と、フォ
トトランジスタPT1から構成されている。
【0105】ここで、抵抗R16とコンデンサC11か
らなる直列回路は帰還巻線N3の一端と他端の間に接続
されている。ダイオードD7とコンデンサC12からな
る整流回路も同じく帰還巻線N3の一端と他端の間に接
続されており、その出力はドライブ段73を含む制御回
路71の各構成要素の電源となっている。抵抗R16と
コンデンサC11の接続点と基準電圧源Vref1は、
それぞれオペアンプQ5の非反転入力端子および反転入
力端子に接続されている。電流源Icと基準電圧源Vr
ef2は、それぞれオペアンプQ6の非反転入力端子お
よび反転入力端子に接続されている。オペアンプQ5と
Q6の出力は、それぞれRSフリップフロップ72のR
端子とS端子に接続されている。RSフリップフロップ
72のQ端子はドライブ段73を介して第1のスイッチ
素子Q1のゲートに接続されている。トランジスタQ7
のコレクタは電流源Icに接続され、エミッタは接地さ
れ、ベースは抵抗R17を介してオペアンプQ5の出力
端子に接続されている。さらに、フォトトランジスタP
T1のコレクタは電流源Icに接続され、エミッタは接
地され、コレクタ・エミッタ間にはコンデンサC13が
接続されている。
【0106】なお、抵抗R17、コンデンサC13、電
流源Ic、オペアンプQ5およびQ6、基準電圧源Vr
ef1およびVref2、トランジスタQ7、RSフリ
ップフロップ72、およびドライブ段73は集積化され
てIC74となっている。
【0107】ここで、図14に、スイッチング電源装置
70における帰還巻線N3に発生する電圧Vn3と、オ
ペアンプQ5の非反転入力端子に入力される電圧Vtr
igと、オペアンプQ6の非反転入力端子に入力される
電圧Vfbと、第1のスイッチ素子Q1のゲート電圧V
gの時関変化を示し、これを参照してスイッチング電源
装置70の動作について説明する。
【0108】スイッチング電源装置70において、Vf
bがVref2に達すると、RSフリップフロップ72
がセットされ、VgがHレベルになり、第1のスイッチ
素子Q1がターンオンする(t0)。
【0109】第1のスイッチ素子Q1がターンオンする
と帰還巻線N3に順方向の電圧が発生し、それによって
コンデンサC11が充電され、Vtrigが上昇する。
VtrigがVref1に達すると、RSフリップフロ
ップ72がリセットされ、VgがLレベルになり、第1
のスイッチ素子Q1がターンオフする(t1)。このと
き、VtrigがVrefに達するまでの時間は、t0
時点におけるVtrigが低いほど長くなる。また、ト
ランジスタQ7がオンすることによって、Vfbは0V
となる。
【0110】第1のスイッチ素子Q1がターンオフする
と二次側に電流が流れ始め、それによって出力端子Po
の電圧が上昇し、フォトダイオードPD1が発光する。
同時に帰還巻線N3には逆方向の電圧が発生し、コンデ
ンサC11を放電し、さらに逆方向に充電するため、V
trigは負の電圧になる。
【0111】また、二次側に流れる電流がなくなる(t
2)と、帰還巻線N3の電圧はリンギングをはじめる。
同時にVfbは再び上昇をはじめ、Vref2に達した
時点でt0に戻り、これを繰り返す。このとき、Vfb
の上昇の傾きはフォトトランジスタPT1によって決ま
る。負荷が軽いと、フォトダイオードPD1が発光量が
多くなるためVfbの上昇も遅くなり、第1のスイッチ
素子Q1のオフ期間も長くなり、スイッチング周波数は
低下する。
【0112】なお、Vtrigは図6に示したスイッチ
ング電源装置30におけるトランジスタQ2のベース電
圧と同様の働きをするため、第1のスイッチ素子Q1の
オフ期間が長いとVtrigが上昇して0Vに近づくた
め、第1のスイッチ素子Q1のオン期間は短くなる。
【0113】図15に、本発明の電子装置の一実施例の
斜視図を示す。図15において、電子装置の1つである
プリンタ100は電源回路の一部として本発明のスイッ
チング電源装置1を使用している。
【0114】プリンタ100の印刷動作に関する部分
は、印刷時には電力を消費するが、印刷動作をしない待
機時にはほとんど電力を消費しない。そして、本発明の
スイッチング電源装置1を用いているために、待機時の
電力損失を低減し、効率の向上を図ることができる。
【0115】なお、図15に示したプリンタ100にお
いては図1に示したスイッチング電源装置1を使用した
が、図3または図5ないし図13に示したスイッチング
電源装置10、20、30、40、50、60、65、
70、80、90を使用しても構わないもので、同様の
作用効果を奏するものである。
【0116】また、本発明の電子装置はプリンタに限ら
れるものではなく、ノートパソコンや携帯情報機器な
ど、電圧の安定な直流電源の必要なあらゆる電子装置を
含むものである。
【0117】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源装置によれ
ば、オン状態の第1のスイッチ素子をターンオフさせる
ターンオフ回路と、出力電圧検出回路からのフィードバ
ック信号に基づいて第1のスイッチ素子のターンオンを
軽負荷になるほど大きく遅延させるオフ期間制御回路を
有する制御回路を備え、しかも、オフ期間制御回路が、
帰還巻線と第1のスイッチ素子の制御端子の間に直列に
設けられ、出力電圧検出回路からのフィードバック信号
に基づいてオンオフ制御される第2のスイッチ素子を有
することによって、軽負荷時ほどスイッチング周波数を
低下させることができ、軽負荷時の消費電力を低減する
ことができる。
【0118】また、本発明の電子装置によれば、本発明
のスイッチング電源装置を用いることによって、効率の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源装置の一実施例を示
す回路図である。
【図2】図1のスイッチング電源装置における負荷電力
とスイッチング周波数との関係を示す特性図である。
【図3】本発明のスイッチング電源装置の別の実施例を
示す回路図である。
【図4】図3のスイッチング電源装置における各部の電
圧の時間変化を示す波形図である。
【図5】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の実
施例を示す回路図である。
【図6】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の実
施例を示す回路図である。
【図7】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の実
施例を示す回路図である。
【図8】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の実
施例を示す回路図である。
【図9】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の実
施例を示す回路図である。
【図10】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の
実施例を示す回路図である。
【図11】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の
実施例を示す回路図である。
【図12】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の
実施例を示す回路図である。
【図13】本発明のスイッチング電源装置のさらに別の
実施例を示す回路図である。
【図14】図13のスイッチング電源装置における各部
の電圧の時間変化を示す波形図である。
【図15】本発明の電子装置の一実施例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1、10、20、30、40、50、60、65、7
0、80、90…スイッチング電源装置 2…整流回路 3、31、51、61…出力電圧検出回路 4、11、21、32、41、63、66、71、81
…制御回路 5、12、68…ターンオフ回路 6、22、33、42、64、67、82…オフ期間制
御回路 43…電圧供給回路 52、62…負帰還回路 74…IC 100…プリンタ 91…定電圧レギュレータ 92…直流電圧源 T…トランス N1…一次巻線 N2…二次巻線 N3…帰還巻線 Vcc…直流電源 Q1…第1のスイッチ素子 Q2…第3のスイッチ素子 Q3、Q8…第2のスイッチ素子 C3…コンデンサ D8…ツェナーダイオード(リミット回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA14 AS00 AS01 AS19 BB43 BB52 DD04 EE02 EE07 FF19 FG07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線、二次巻線および帰還巻線を備
    えたトランスと、前記一次巻線に直列に接続された第1
    のスイッチ素子と、前記帰還巻線と前記第1のスイッチ
    素子の制御端子の間に設けられた制御回路と、前記二次
    巻線に接続された整流回路と、前記整流回路から出力さ
    れる出力電圧を検出して前記制御回路にフィードバック
    する出力電圧検出回路を備えたスイッチング電源装置に
    おいて、 前記制御回路は、オン状態の前記第1のスイッチ素子を
    ターンオフさせるターンオフ回路と、前記出力電圧検出
    回路からのフィードバック信号に基づいて前記第1のス
    イッチ素子のターンオンを遅延させて前記第1のスイッ
    チ素子のオフ期間が軽負荷になるほど長くなるように制
    御するオフ期間制御回路を備えたことを特徴とするスイ
    ッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記オフ期間制御回路が、前記帰還巻線
    と前記第1のスイッチ素子の制御端子の間に直列に設け
    られ、前記出力電圧検出回路からのフィードバック信号
    に基づいてオンオフ制御される第2のスイッチ素子を有
    することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチング
    電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のスイッチ素子をNPN型のト
    ランジスタまたはnチャンネルFETとしたことを特徴
    とする、請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチ素子の制御電圧が所
    定範囲を超えないようにするリミット回路を有し、該リ
    ミット回路は前記第2のスイッチ素子を含んで構成され
    ていることを特徴とする、請求項2または請求項3に記
    載のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 前記オフ期間制御回路が、前記帰還巻線
    と前記第1のスイッチ素子の制御端子の間に直列に設け
    られた第2のスイッチ素子と、該第2のスイッチ素子の
    制御端子に設けられて前記出力電圧検出回路からのフィ
    ードバック信号に基づいて時定数が制御される時定数回
    路を有し、 前記出力電圧検出回路が前記フィードバック信号を一定
    もしくはほぼ一定に保つ負帰還回路を有することを特徴
    とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のス
    イッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 前記ターンオフ回路が、前記オフ期間制
    御回路による前記第1のスイッチ素子のターンオンが遅
    延する期間が短いほど前記第1のスイッチ素子のオン期
    間を長くするオン期間延長回路を有することを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のスイッ
    チング電源装置。
  7. 【請求項7】 前記ターンオフ回路が、前記第1のスイ
    ッチ素子の制御端子に接続されるとともにオンすること
    によって前記第1のスイッチ素子をターンオフさせる第
    3のスイッチ素子を有し、 前記オン期間延長回路が、前記第3のスイッチ素子の制
    御端子に接続されるとともに、前記第1のスイッチ素子
    のオフ期間に逆方向に充電されたあとで前記第1のスイ
    ッチ素子のオフ期間の長さに応じて放電され、前記第1
    のスイッチ素子のオン期間に前記第3のスイッチ素子を
    オンさせる電圧まで順方向に充電されるコンデンサを有
    することを特徴とする、請求項6に記載のスイッチング
    電源装置。
  8. 【請求項8】 前記制御回路の有する前記オフ期間制御
    回路および前記ターンオフ回路が、前記第1のスイッチ
    素子のオフ期間に、前記出力電圧検出回路からのフィー
    ドバック信号に基づいて、前記ターンオフ回路のターン
    オフを行うタイミングを早めるように構成されたことを
    特徴とする、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    のスイッチング電源装置。
  9. 【請求項9】 前記オフ期間制御回路が前記出力電圧検
    出回路からのフィードバック信号を受信して軽負荷であ
    るほど大きな電流を流すフォトトランジスタを有し、前
    記フォトトランジスタを流れる電流がオン期間遅延回路
    の前記コンデンサを充電するように前記フォトトランジ
    スタのエミッタが前記オン期間遅延回路に接続されてい
    ることを特徴とする、請求項8に記載のスイッチング電
    源装置。
  10. 【請求項10】 前記制御回路が、前記帰還巻線に発生
    する電圧を利用して前記オフ期間制御回路に制御電圧を
    供給する電圧供給回路を有することを特徴とする、請求
    項1ないし請求項9のいずれかに記載のスイッチング電
    源装置。
  11. 【請求項11】 前記帰還巻線に発生する電圧を利用し
    て前記オフ期間制御回路に駆動電圧を供給する直流電圧
    源と、入力電源と前記直流電圧源の出力の間に設けられ
    た電流逆流防止機能を備えた定電圧レギュレータを有す
    ることを特徴とする、請求項1ないし請求項10のいず
    れかに記載のスイッチング電源装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載のスイッチング電源装置を用いたことを特徴とす
    る電子装置。
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