JP2002354630A - 水抜き穴構造 - Google Patents

水抜き穴構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボックス内外の通気を確保しつつ、ボックス
内への水を浸入を阻止することができる水抜き穴構造を
提供する。 【解決手段】 本発明の水抜き穴構造は、ボックス10
内に浸入した水がボックス10の外方へ排出可能にボッ
クス10内外を連通した状態で水抜き穴12に設けられ
ると共に、ボックス10の外方からの圧力で水抜き穴1
2を閉鎖する弁体13を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
電気接続箱等のボックス内に発生・浸入した水をボック
スの外方へ排出する水抜き穴の水抜き穴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒューズやリレー等の電気部品が組み込
まれる回路体は、電気部品への直接の被水や、浸漬を防
止するために、防水用のボックス内に収納されている。
そしてボックス内を完全密閉状態にすることで確実な防
水効果が得られる。ところが、ボックス内を完全密閉状
態とすると、ボックス内外の圧力が異なった場合、例え
ば、ボックス内部の圧力が負圧になると、いわゆるボッ
クスが呼吸をする作用で水をボックス内部に吸い込んで
しまいボックス内に水が浸入してしまう。
【0003】そこで、通常防水用のボックスには、ボッ
クス内外を連通しボックス内の圧力が一定になるよう
に、通気用の穴を設けている。この通気用の穴は、ボッ
クス内壁に発生した結露により生じた水や、仮にボック
ス内に水が浸入した場合であってっもその水をボックス
の外方へ速やかに排出する水抜き穴の作用も有してい
る。このような水抜き穴の構造は、図5a)、(b)に
示すようにボックス1の底部2側に設けられた底壁3に
ボックス内外を連通する水抜き穴4が形成され、この水
抜き穴4の両側には、水を水抜き穴4へ導く傾斜壁5、
5が設けられている(実開昭63−172215号公
報)。
【0004】そして、ボックス1の内外が連通されるこ
とで通気経路が確保され、ボックス1内に浸入した水も
傾斜壁5、5に案内されて水抜き穴4から速やかにボッ
クス1の外方へ排出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボック
ス1に水抜き穴4を兼ねた通気用の単純な穴を設ける
と、逆にこの穴4からボックス1内部に水が簡単に浸入
してしまうため、図5(c)に示すように、水抜き穴6
を迷路状に形成することで、ボックス1内に水が入りに
くい構造にしている。
【0006】ところが、高圧の状態で水がボックス1に
掛かったり、ボックス1が水中に沈んだ場合には、水抜
き兼用の通気用の穴を迷路状に形成したとしても水抜き
穴6から水がボックス1内に浸入してしまうという問題
を有している。
【0007】そこで、本発明は、ボックス内外の通気を
確保しつつ、ボックス内への水を浸入を阻止することが
できる水抜き穴構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ボックス内に浸入した水をボッ
クスの外方へ排出する水抜き穴の水抜き穴構造であっ
て、空気溜まり部を有し前記ボックス内に浸入した水が
ボックスの外方へ排出可能にボックス内外を連通した状
態で前記水抜き穴に設けられる弁体を備えていることを
特徴とする。
【0009】この水抜き穴構造では、通常では、水抜き
穴を介してボックス内外が連通されるので通気が確保さ
れる。ボックス外方からの圧力として、例えば、高圧の
水がボックスに吹き付けられると、その水圧で弁体が水
抜き穴を閉鎖する。これにより、ボックス内への水の浸
入が阻止される。また弁体が空気溜まり部を有している
ので、例えば車両が水溜まり等を通行しなければならな
い場合であっても弁体が確実に空気を捉えることで浮き
易く水抜き穴を容易に閉鎖することができる。また、ボ
ックス外方からの圧力として、風圧が加わった場合にも
弁体が水抜き穴を閉鎖することで、風圧により飛散した
塵埃等のボックス内部への浸入が阻止される。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の水抜き
穴構造であって、前記水抜き穴を覆うように水抜き穴の
開口周縁に前記弁体と嵌合する袋部を設け、この袋部に
前記水抜き穴とボックス内部とを連通すると共に、ボッ
クス外方からの圧力または弁体の浮力で前記弁体により
閉鎖されるスリットを設けたことを特徴とする。
【0011】この水抜き穴構造では、通常では、スリッ
ト、水抜き穴を介してボックス内外が連通されるので通
気が確保される。ボックス外方からの圧力として、例え
ば、高圧の水がボックスに吹き付けられると、その水圧
で袋部のスリットを弁体が閉鎖することで水抜き穴を閉
鎖する。これにより、ボックス内への水の浸入が阻止さ
れる。また、ボックス外方からの圧力として、風圧が加
わった場合にも弁体が水抜き穴を閉鎖することで、風圧
により飛散した塵埃等のボックス内部への浸入が阻止さ
れる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の水抜き
穴構造であって、前記弁体が、前記袋部に対して上下動
自在に嵌合され前記空気溜まりが内側に形成された凸部
と、この凸部と一体に形成されると共に、前記水抜き穴
のボックス外方側の開口周縁に設けられた環状の鉤部に
支持されボックス外方からの圧力または弁体の浮力で水
抜き穴の開口周縁に当接する支持フランジ部とからなる
ことを特徴とする。
【0013】この水抜き穴構造では、通常では、袋部に
嵌合している凸部がスリットを閉鎖していないので、ス
リット、水抜き穴を介してボックス内外が連通され通気
が確保される。ボックス外方からの圧力として、例え
ば、高圧の水がボックスに吹き付けられると、その水圧
で弁体が移動し袋部に対して凸部が移動しスリットを閉
鎖すると共に、支持フランジ部が水抜き穴の開口周縁に
当接することで、水抜き穴を閉鎖する。これにより、ボ
ックス内への水の浸入が阻止される。この場合、凸部の
内側に設けた空気溜まり部によって弁体は浮き易くなっ
ているおり、例えば車両が水溜まり等を通行しても弁体
が浮き易く水抜き穴を容易に閉鎖することができる。ま
た、ボックス外方からの圧力として、風圧が加わった場
合にも弁体が水抜き穴を閉鎖することで、風圧により飛
散された塵埃等がボックス内部に浸入するのを阻止する
ことができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項3記載の水抜き
穴構造であって、水抜き穴の開口周縁への支持フランジ
部の当接時に、前記水抜き穴の開口周縁と支持フランジ
部との間に挟持される環状の止水部材を支持フランジ部
に設けたことを特徴とする。
【0015】この水抜き穴構造では、請求項3の発明の
効果に加えて、水圧が加わった場合に、止水部材が支持
フランジ部と水抜き穴の開口周縁との間に挟持されるの
で、ボックス内部への水の浸入がより確実に阻止され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水抜き穴構造
の実施形態について図面を用いて説明する。なお、図1
は、本発明の水抜き穴構造が適用されたボックスを示す
断面図、図2は、ボックスの一部を拡大し水抜き穴構造
を示す斜視図、図3は図2のIII−III線に沿って切断し
た断面図、図4は水抜き穴構造に用いられた弁体13を
示す斜視図である。
【0017】本発明に係る水抜き穴構造は、図1に示す
ように、内部にヒューズやリレー等の電気部品を搭載し
た回路体(不図示)が収納されるボックス10に設けら
れている。このボックス10の上部開口部分はカバー1
1によって閉鎖され、これによりボックス10の内部が
密閉状態とされることで内部に収納した回路体への被水
が防止される。また、本実施形態の水抜き穴構造は、後
述する空気溜まり部31を有し、ボックス10内に浸入
した水がボックス10の外方へ排出可能にボックス内外
を連通した状態で水抜き穴12に設けられると共に、ボ
ックス10外方からの圧力で水抜き穴12を閉鎖する弁
体13を備えている。
【0018】図2、3に示すように、ボックス10の底
壁14には、円形状でボックス内外を連通する水抜き穴
12が形成されている。この水抜き穴12のボックス1
0の内部側の開口周縁15には、袋部16がボックス1
0と一体に形成されている。この袋部16は、水抜き穴
12の開口縁部(図3参照)17からボックス10の内
部側に向けて延設された筒壁部18と、筒壁部18の先
端側を閉鎖する天壁部19とで筒状に形成されている。
また、筒壁部18、天壁部19には、周方向に等間隔に
4つのスリット20、20、20、20が形成されてい
る。これらのスリット20は、袋部16の内部16aと
ボックス10内とを連通することで、水抜き穴12とボ
ックス10内とを連通している。
【0019】水抜き穴12のボックス10の外部側に
は、弁体支持部21がボックス10と一体に形成されて
いる。この弁体支持部21は、水抜き穴12の開口周縁
22から筒壁部18と反対側に突設された環状壁23
と、この環状壁23の先端側から内側に向けてボックス
10の底壁14と略平行に延びる環状の支持壁部24と
で形成されている。この支持壁部24とボックス10の
底壁14との間に、弁体13が支持されている。
【0020】弁体13は、ゴム又は軟質の樹脂で形成さ
れ、浮力が高い材質で形成されている。この弁体13は
袋部16に対して上下動自在に嵌合され内側に空気溜ま
り部31が形成された凸部25と、この凸部25と一体
に形成された支持フランジ部26とで形成されている。
凸部25は、袋部16の筒壁部18内に上下動自在に挿
入される筒状のガイド筒部27と、このガイド筒部27
の先端側を閉鎖する端壁28とで形成されている。ま
た、上記空気溜まり部31はガイド筒部27と端壁28
とで囲まれる内部に形成されている。そして、袋部16
内に凸部25が完全に嵌合した状態、すなわち、端壁2
8が袋部16の天壁部19の内壁側に当接した状態で
は、端壁28とガイド筒部27とでスリット20が閉鎖
されるようになっている。
【0021】ガイド筒部27の端壁28と反対側の端部
から端壁28と平行に環状の支持フランジ部26が形成
されている。この支持フランジ部26は、支持壁部24
上に支持され開口周縁22と支持壁部24との間で上下
動可能となっている。また、支持フランジ部26の底壁
14側には、環状の止水部材29が載置されている。止
水部材29は、ゴム又はエラストマーからなる発泡部材
で形成され、袋部16内に凸部25が完全に嵌合した状
態では、支持フランジ部26と底壁28との間に挟持さ
れて水抜き穴12を閉鎖し、ボックス10の内外を遮断
する。
【0022】また、支持フランジ部26が支持壁部24
上に載置された状態では、ボックス10の内部、スリッ
ト20、筒壁部18の内部、筒壁部18とガイド筒部2
7との間、支持フランジ部26と底壁14との間、環状
壁23と支持フランジ部26の外周面との間、支持フラ
ンジ部26と支持壁部24との隙間で形成される通気経
路30によってボックス10の内外が連通されている。
【0023】次に、上記構成の水抜き穴構造の作用につ
いて説明する。
【0024】通常使用している状態、すなわち、ボック
ス10の外から圧力(例えば水圧等)が付与されていな
い状態では、図1に示すように、弁体13は、自重によ
り支持フランジ部26が支持壁部24上に載置されて水
抜き穴12が開放されている。この状態では、スリット
20,ガイド筒部27と筒壁部18との隙間、支持フラ
ンジ部26の外周面と環状壁23との隙間、支持壁部2
4と支持フランジ部26との隙間で通気経路30が形成
され、ボックス10の内外が連通されている。そして、
この状態では、ボックス10内に浸入・発生した水は、
通気経路30を通ってボックス10の外方へ排出される
(なお、図3において符号31は排出された水を示
す)。
【0025】ボックス10の外方から圧力が加わった場
合、例えば、水圧が加わった場合には、水圧により弁体
13がボックス10の底壁14側へ押し上げられ、凸部
25が袋部16に完全に嵌合し、スリット20がガイド
筒部27により閉鎖される。これと共に、支持フランジ
部26が底壁14側へ近接し、止水部材29を底壁14
との間で挟持する。これにより、通気経路30が無くな
り、水抜き穴12は閉鎖される。この状態では、ボック
ス10の外側からの圧力でボックス10内への水の浸入
が阻止される。この場合、凸部25の内側に空気溜まり
部31が設けられているので、弁体13は浮き易く、浮
力が高くなっている。ボックス10の外側からの圧力が
無くなると、弁体13は、自重により移動し、支持フラ
ンジ部26が支持壁部24上に載置される。この状態で
は、通気経路30が再び形成されて、ボックス10の内
外が連通されて通気と水抜きが可能となる。
【0026】以上説明したように、本実施形態の水抜き
穴構造によれば、通常使用状態では、水抜き穴12を介
してボックス10の内外が通気経路30によって連通さ
れるので通気が確保されると共に、ボックス10内の水
を排出することができる。
【0027】ボックス10の外方からの圧力として、例
えば、高圧の水がボックス10に吹き付けられたり、水
中に浸漬した場合、その水圧で弁体13が水抜き穴13
を閉鎖することにより、ボックス10の内への水の浸入
を確実に阻止することができる。
【0028】また、ボックス10の外方からの圧力とし
て、風圧が加わった場合にも弁体13が水抜き穴13を
閉鎖することで、風圧により飛散された塵埃等がボック
ス10の内部に浸入するのを阻止することができる。
【0029】さらに、ボックス10の外方から水圧が加
わった場合に、止水部材29が支持フランジ部26と水
抜き穴12の開口周縁22との間に密着して挟持される
ので、ボックス10の内部への水の浸入がより確実に阻
止される。従って、本実施形態の水抜き穴構造によれ
ば、ボックス10の内外の通気を確保しつつ、ボックス
10内への水を浸入を阻止することができる。
【0030】また、凸部25の内側に設けた空気溜まり
部31によって、例えば車両が水溜まり等を通行しなけ
ればならない場合であっても弁体13が確実に空気を捉
えることで浮き易く、水抜き穴を容易に閉鎖することが
できる。
【0031】また、本実施形態では、ガイド筒部27が
筒壁部18の内側に上下動自在に嵌合されているので、
ボックス10の外方からの圧力(水圧、風圧)が水抜き
穴12に対して斜めに加わったとしてもガイド筒部27
が筒壁部18に案内され、スリット20をガイド壁部2
7で確実に閉鎖することができ、止水部材29を開口周
縁22と支持フランジ部26とで確実に密着・挟持する
ことができる。
【0032】また、本実施形態の水抜き穴構造では、ボ
ックス10の底壁14に弁体支持部21を設けて、この
弁体支持部21に弁体13を組み付けただけなので、構
成が簡単で容易に製造することができ、コストの低減を
図ることができる。
【0033】なお、上記実施形態において、筒壁部18
の内側を天壁部29側から開口側にいくにしたがって次
第に拡径し、ガイド筒部27を端壁28側から支持フラ
ンジ部26にいくにしたがって次第に拡径することによ
って、凸部25が筒壁部18の内壁により密着して嵌合
することができ、スリット20を確実に閉鎖することが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、通常使用時には、水抜き穴を介してボックス内外
が連通されるので通気が確保され、ボックス外方からの
圧力として、例えば、高圧の水がボックスに吹き付けら
れると、その水圧で弁体が水抜き穴を閉鎖する。これに
より、ボックス内への水の浸入が阻止される。また、ボ
ックス外方からの圧力として、風圧が加わった場合にも
弁体が水抜き穴を閉鎖することで、風圧により飛散され
た塵埃等がボックス内部に浸入するのを阻止することが
できる。また、弁体に設けた空気溜まりによって、例え
ば車両が水溜まり等を通行しなければならない場合であ
っても弁体が確実に空気を捉えることで浮き易く水抜き
穴を容易に閉鎖することができる。
【0035】請求項2の発明によれば、通常使用時に
は、スリット、水抜き穴を介してボックス内外が連通さ
れるので通気が確保される。ボックス外方からの圧力と
して、例えば、高圧の水がボックスに吹き付けられる
と、その水圧で袋部のスリットを弁体が閉鎖することで
水抜き穴を閉鎖する。これにより、ボックス内への水の
浸入が阻止される。また、ボックス外方からの圧力とし
て、風圧が加わった場合にも弁体が水抜き穴を閉鎖する
ことで、風圧により飛散された塵埃等がボックス内部に
浸入するのを阻止することができる。
【0036】請求項3の発明によれば、通常使用時に
は、袋部に嵌合している凸部がスリットを閉鎖していな
いので、スリット、水抜き穴を介してボックス内外が連
通され通気が確保される。ボックス外方からの圧力とし
て、例えば、高圧の水がボックスに吹き付けられると、
その水圧で弁体が移動し袋部に対して凸部が移動しスリ
ットを閉鎖すると共に、支持フランジ部が水抜き穴の開
口周縁に当接することで、水抜き穴を閉鎖する。これに
より、ボックス内への水の浸入が阻止される。また、ボ
ックス外方からの圧力として、風圧が加わった場合にも
弁体が水抜き穴を閉鎖することで、風圧により飛散され
た塵埃等がボックス内部に浸入するのを阻止することが
できる。
【0037】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、水圧が加わった場合に、止水部材が支
持フランジ部と水抜き穴の開口周縁との間に挟持される
ので、ボックス内部への水の浸入がより確実に阻止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水抜き穴構造が適用されたボック
スと水抜き穴構造を示す断面図である。
【図2】袋部をボックス内部側から見た斜視図である。
【図3】袋部の内部を示し、図2のIII−III線に沿って
切断した断面図である。
【図4】弁体を示す斜視図である。
【図5】従来のボックスの水抜き穴を示し、(a)はボ
ックスの底部を示す斜視図、(b)はボックスの底部の
水抜き穴を示しb−b線に沿って切断した断面図、
(c)は他の形状の水抜き穴の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ボックス 12 水抜き穴 13 弁体 16 袋部 18 筒壁部 20 スリット 21 弁体支持部 29 止水部材 30 通気経路
フロントページの続き Fターム(参考) 3H068 AA01 BB07 BB83 CC04 DD03 DD12 GG01 GG12 5G361 AA06 AB09 AC02 AC04 AE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス内に浸入または発生した水をボ
    ックスの外方へ排出する水抜き穴の水抜き穴構造であっ
    て、空気溜まり部を有し前記ボックス内に浸入した水が
    ボックスの外方へ排出可能にボックス内外を連通した状
    態で前記水抜き穴に設けられる弁体を備えていることを
    特徴とする水抜き穴構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水抜き穴構造であって、
    前記水抜き穴を覆うように水抜き穴の開口周縁に前記弁
    体と嵌合する袋部を設け、この袋部に前記水抜き穴とボ
    ックス内部とを連通すると共に、ボックス外方からの圧
    力または弁体の浮力で前記弁体により閉鎖されるスリッ
    トを設けたことを特徴とする水抜き穴構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の水抜き穴構造であって、
    前記弁体が、前記袋部に対して上下動自在に嵌合され前
    記空気溜まり部が内側に形成された凸部と、この凸部と
    一体に形成されると共に、前記水抜き穴のボックス外方
    側の開口周縁に設けられた環状の支持壁部に支持されボ
    ックス外方からの圧力または弁体の浮力で水抜き穴の開
    口周縁に当接する支持フランジ部とからなることを特徴
    とする水抜き穴構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の水抜き穴構造であって、
    水抜き穴の開口周縁への支持フランジ部の当接時に、前
    記水抜き穴の開口周縁と支持フランジ部との間に挟持さ
    れる環状の止水部材を支持フランジ部に設けたことを特
    徴とする水抜き穴構造。
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