JP2000240083A - マンホールの蓋 - Google Patents

マンホールの蓋

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JP2000240083A
JP2000240083A JP11043522A JP4352299A JP2000240083A JP 2000240083 A JP2000240083 A JP 2000240083A JP 11043522 A JP11043522 A JP 11043522A JP 4352299 A JP4352299 A JP 4352299A JP 2000240083 A JP2000240083 A JP 2000240083A
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JP
Japan
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valve
manhole
manhole body
air valve
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP11043522A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumihiro Kumeta
純宏 粂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホール本体内の水位が急激に上昇して
も、上端開口部から外れることがないマンホールの蓋を
提供する。 【解決手段】 マンホールの蓋3における中央部の近傍
に多数のスリット5A,5A…群によってなり、かつ通
気断面積が比較的大きい通気孔5を貫通して設け、この
通気孔5の下側に対応して蓋3の下面に空気弁6を取付
けてある。空気弁6は、弁箱7の内部で自重により下降
して弁開し、通気孔5を介してマンホール本体2の内部
と外部を連通させるとともに、弁箱7内部への下水流入
時に発生する浮力により上昇して弁閉し、マンホール本
体の内部と外部の連通を遮断するフロート弁11を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマンホールの蓋に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、下水道管1,1に連
通して構築されたマンホール本体2の上端開口部2A
は、蓋3によって着脱可能に施蓋されている。蓋3に
は、図6に示すように、複数個の小径のガス抜き孔4,
4…が貫通して設けられ、マンホール本体2の内部と外
部(地上空間)を連通させている。
【0003】しかし、大雨洪水時などにおいて、上流側
の下水道管1から大量の下水がマンホール本体2に流入
し、マンホール本体2内の水位が急激に上昇すると、複
数個の小径のガス抜き孔4,4…から排気されているの
にもかかわらず、マンホール本体2内部の空気が圧縮さ
れ、圧縮空気圧により蓋3が押し上げられて上端開口部
2Aから外れるおそれを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、複数個の小
径のガス抜き孔が設けられている従来のマンホールの蓋
では、大雨洪水時などにおいて、マンホール本体内の水
位が急激に上昇すると、マンホール本体内部で圧縮され
た空気圧により蓋が押し上げられて、上端開口部から外
れるおそれが有る。
【0005】そこで、本発明は、マンホール本体内の水
位が急激に上昇しても、上端開口部から外れることがな
いマンホールの蓋を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るマンホールの蓋は、下水道管に連通し
て構築されたマンホール本体の上端開口部を着脱可能に
施蓋するマンホールの蓋であって、この蓋に通気孔が設
けられ、この通気孔の下側に対応して、弁箱の内部で自
重により下降して弁開し、前記通気孔を介して前記マン
ホール本体の内部と外部を連通させるとともに、前記弁
箱内部への下水流入時に発生する浮力により上昇して弁
閉し、マンホール本体の内部と外部の連通を遮断するフ
ロート弁を備えた空気弁が取付けられていることを特徴
としている。
【0007】本発明によれば、常時は、自重によりフロ
ート弁が弁開位置に下降し、通気孔を介してマンホール
本体の内部と外部が連通しているので、大雨洪水時など
において、マンホール本体内の水位が急激に上昇して
も、この急激な水位上昇に伴なってマンホール本体内部
の空気を急速に排気することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明を適用したマンホー
ルを示す縦断面図である。なお、図5および図6で説明
した従来例と同一もしくは相当部分には同一符号を付し
て説明する。図1において、下水道管1,1に連通して
構築されたマンホール本体2の上端開口部2Aは、蓋3
によって着脱可能に施蓋されている。蓋3には、図2お
よび図3に示すように、中央部の近傍に多数のスリット
5A,5A…群によってなり、かつ通気断面積が比較的
大きい通気孔5を貫通して設け、この通気孔5の下側に
対応して蓋3の下面に空気弁6が取付けられている。
【0009】空気弁6は、通気孔5の下側に対応して複
数本のボルト(図示省略)によって蓋3の下面に固着さ
れた弁箱7と、弁箱7の内部に収容されたフロ−ト8
と、このフロ−ト8に被冠されてフロ−ト8とともにフ
ロートガイド9を案内に昇降する弁体10を備えてい
る。つまり、フロ−ト8と弁体10とでフロート弁11
を構成している。また、弁体10の外周縁部上端に弁体
シ−ト10Aが形成されている。弁箱7の上端部に第1
弁孔12Aが設けられ、下端部に第2弁孔12Bが設け
られている。また、フロートガイド9の周壁上端部に複
数個の切欠13,13が設けられている。さらに、第1
弁孔12Aの外周とフロートガイド9の内周の間に下向
きの弁箱シート14が弁体シ−ト10Aに対向して設け
られている。
【0010】前記構成において、常時は、自重によりフ
ロート弁11が図2の弁開位置に下降し、通気孔5を介
して図1のマンホール本体2の内部と外部(地上空間)
が連通している。このため、大雨洪水時などにおいて、
マンホール本体1内の水位が急激に上昇しても、この急
激な水位上昇に伴なってマンホール本体1内部の空気を
図2の矢印で示すように、第2弁孔12B→弁箱7とフ
ロートガイド9の間の空間15→フロートガイド9の切
欠13→第1弁孔12A→通気孔5の経路で急速に排気
することができる。したがって、マンホール本体1の内
部で空気が圧縮されることはない。よって、従来のよう
に、圧縮空気圧により蓋3が押し上げられて、上端開口
部2Aから外れるような不都合は発生しない。
【0011】一方、図4に示すように、弁箱7の内部に
下水が流入するレベルHWLまでマンホール本体1内部
の水位が上昇した場合には、フロート弁11が弁閉位置
に上昇して、マンホール本体1の内部と外部の連通を遮
断するので、マンホール本体1内部の下水が空気弁6お
よび通気孔5を通って、路面などに溢出するの防止する
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、蓋に通
気孔を設け、この通気孔の下側に対応して、弁箱の内部
で自重により下降して弁開し、前記通気孔を介して前記
マンホール本体の内部と外部を連通させるとともに、前
記弁箱内部への下水流入時に発生する浮力により上昇し
て弁閉し、マンホール本体の内部と外部の連通を遮断す
るフロート弁を備えた空気弁が取付けられているので、
大雨洪水時などにおいて、マンホール本体内の水位が急
激に上昇しても、この急激な水位上昇に伴なって急速に
排気することができるので、従来のように、圧縮空気圧
により蓋が押し上げられて、上端開口部から外れるよう
な不都合は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したマンホールを示す縦断面図で
ある。
【図2】空気弁の取付け状態の一例を示す拡大縦断面図
である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】空気弁の弁閉状態を示す拡大縦断面図である。
【図5】従来の蓋で施蓋されているマンホールを示す縦
断面図である。
【図6】従来の蓋の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 下水道管 2 マンホール本体 2A 上端開口部 3 蓋 5 通気孔 6 空気弁 7 弁箱 8 フロート 10 弁体 11 フロート弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道管に連通して構築されたマンホー
    ル本体の上端開口部を着脱可能に施蓋するマンホールの
    蓋であって、この蓋に通気孔が設けられ、この通気孔の
    下側に対応して、弁箱の内部で自重により下降して弁開
    し、前記通気孔を介して前記マンホール本体の内部と外
    部を連通させるとともに、前記弁箱内部への下水流入時
    に発生する浮力により上昇して弁閉し、マンホール本体
    の内部と外部の連通を遮断するフロート弁を備えた空気
    弁が取付けられていることを特徴とするマンホールの
    蓋。
JP11043522A 1999-02-22 1999-02-22 マンホールの蓋 Pending JP2000240083A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1632618A1 (de) * 2004-09-03 2006-03-08 Polwind sp. z o.o. Verschluss für einen Ablaufschacht, insbesondere einer Strassenkanalisation
CN108442408A (zh) * 2018-03-25 2018-08-24 黎剑鸣 一种自防堵式市政排水井盖
CN108730619A (zh) * 2018-05-07 2018-11-02 安徽砼宇特构科技有限公司 一种综合型建筑管廊结构
CN109138131A (zh) * 2018-10-15 2019-01-04 泉州市五加电子商务有限公司 一种洪涝增流式排水混凝土井盖

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