JP2006322631A - ドレンホース用バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 室内から屋外に導出されたドレンホースの下端に接続して該ドレンホース内を通じて外気が室内に侵入するのを防止して室内の気密性を保持することができると共に異物の除去等の内部の清掃が容易に行えるバルブを提供する。
【解決手段】 上下開口端をドレンホースAの接続口2とドレン排出口3にそれぞれ形成している筒状のバルブ本体1の中間部内に斜め下向きに開口した中間ドレン水排出口4を設ける一方、この中間ドレン水排出口4に対向したバルブ本体1の周壁部に開口部7を設けて該開口部7に上記中間ドレン水排出口4を開閉可能に閉止した弾性弁体8を有する側蓋部材9を着脱自在に装着してなるもので、ドレン水の重さによって弾性弁体8を下方に撓ませて排出させると共に、外気がドレンホースA側に侵入するのを弾性弁体8によって阻止し、且つ、バルブ本体1と弾性弁体8との清掃を簡単に行えるように構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷房装置などの空調機のドレンパンから突設している短管形状のドレン水排出口に接続してドレン水を屋外に排出させるためのドレンホースにおいて、屋外に導出した該ドレンホースに装着して屋外から外気や臭気等がドレンホース内を通じて室内に侵入するのを防止するドレンホース用排水バルブに関するものである。
室内の壁面等に取り付けている空調機においては、発生したドレン水をドレンパンに収容し、このドレンパンのドレン排出口から該排出口に接続した可撓製を有する合成樹脂製のドレンホースを通じて屋外に排出するように構成しており、そのため、ドレンホースを通じて室内と屋外とが連通した状態となって住宅の気密性が保持できなくなり、外気や臭気等が室内に侵入するといった問題点が発生するばかりでなく、換気扇を作動させた時には、室内が負圧となってドレンホースに吸気作用が発生し、ドレン水が逆流する音や外気が吸引される異常音が生じて耳障りになる虞れがあった。
このため、例えば特許文献1に記載されているように、屋外側に導出したドレンホースの端部に外気との通気を遮断する排水弁を接続することが行われている。詳しくは、この排水弁は、上端開口部を屋外側から導出したドレンホースの下端部に接続する接続口に形成していると共に下端開口部をドレン排出口に形成してなる筒状のバルブ本体において、このバルブ本体の中央部を大径筒部に形成して該大径筒部の下端部内に上記ドレン排出口を形成している小径筒部の上端部を突出させてその突出上端面を弁座に形成し、この弁座上に球状弁を座着させることによりドレン排出口からのドレンホース内への通気を遮断する一方、ドレンホースからバルブ本体の上記弁座の上方空間部内にドレン水が流下した時に、球状弁を浮力により浮上させてドレン水を排出口側に排出するように構成している。
特開平8−5093号公報
しかしながら、上記のような排水弁によれば、バルブ本体の下端のドレン排出口に排水枡まで導入した排水ホースを接続することなく、建物の外壁に沿って垂下させたドレンホースの下端にその接続口を接続してドレンホースの下端から吊り下げた状態で使用する場合には、外気に直接開放しているバルブ本体の下端排出口に風圧が作用した際に、球状弁がその風圧により浮き上がって開弁し、外気等がバルブ本体内からドレンホースを通じて室内側に侵入する虞れがあった。さらに、ドレンホースの下端部が不測に傾斜した場合には、球状弁が弁座から側方に外れて排水弁としての役目を果たすことができなくなるといった問題点があった。また、換気扇の作動によって気密性を有する室内に負圧が発生した場合、ドレンホース内に吸気作用が生じてその吸気力により上記球状弁が浮き上がり、ドレン水等が逆流するといった問題点があった。
このような問題点は、バルブ本体の上端接続口の下端部をバルブ本体の大径筒部内に突出させ、その突出した開口端を円板形状の弾性弁体によって閉止した構造とすれば解消することができるが、開口端がバルブ本体を横断するように水平状に開口しているため、この開口端を開閉自在に閉止する上記弾性弁体も水平状に配設された状態となって、ドレンホースから流入するドレン水による荷重がこの弾性弁体の水平な上面全面に均等に作用することになり、従って、弾性弁体の外周部をその荷重により中心部を支点として撓ませて開弁させるには、相当な量のドレン水を滞留させなければならず、円滑な排水が困難となる。
さらに、いずれの排水弁においても、ドレン水に混入している異物等が弾性弁体上に溜まったり詰まったりした場合、清掃して取り除くには、球状弁や弾性弁体はバルブ本体内に装着されているためバルブ本体の解体やドレンホースからの接続を解く作業を必要とし、その作業が極めて煩雑となって長期間、清掃することなくそのままにしておくのが現状である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構造によって外気等が屋外からドレンホース内を通じて室内に侵入するのを確実に防止すると共にドレン水の排出も円滑に行え、さらに、ドレンホースから取り外す必要はなく、弾性弁体や内部の清掃が簡単に行えるようにしたドレンホース用排水バルブを提供するにある。
上記目的を達成するために本発明のドレンホース用排水バルブは、請求項1に記載したように、室内側から屋外に導出したドレンホースに接続して外気が室内側に侵入するのを防止するバルブであって、上下開口部をそれぞれドレンホースの接続口とドレン水排出口に形成してなる筒状のバルブ本体内に、上下開口端が上記接続口とドレン水排出口とにそれぞれ連通している斜め下向きに開口した中間ドレン水排出口を設けていると共にこの中間ドレン水排出口に対向したバルブ本体の周壁部に弁装着用開口部を設けてあり、この弁装着用開口部に、内面に上端から内方に向かって上記中間ドレン水排出口と同一角度でもって傾斜している舌片形状の弾性弁体を突設した側蓋部材を着脱自在に装着してその弾性弁体を上記中間ドレン水排出口に該排水口を開放可能に密接させている構造としている。
このように構成したドレンホース用バルブにおいて、請求項2に係る発明は、上記バルブ本体を互いに接続可能な上半部と下半部とに2分割してあり、その上半部にはドレンホースの接続口の下端から下方に向かって該接続口よりも開口幅が一回り小さい角筒形状の内筒部が突設されていて、この内筒部の下端を斜め下向きに開口した矩形状の中間ドレン排出口に形成している一方、下半部の上部には上記上半部側の内筒部を突入させている外筒部が形成されていると共にこの外筒部における上記内筒部の中間ドレン水排出口と対向した周壁部に弁装着開口部を設けていることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、上記側蓋部材と弾性傾斜弁は軟質合成樹脂製又はゴム製であって、側蓋部材を弁装着用開口部に着脱自在に装着して該開口部を閉塞していると共に、この側蓋部材の内面上端部から斜め下方に向かって上記弾性傾斜弁と同一角度でもって矩形状の上記弾性傾斜弁を突設し、この弾性傾斜弁の四方周縁部を中間傾斜排出口の開口周端面に弾接させていると共に上端部を支点として下端部を中間傾斜排出口の下端部から離間させて中間傾斜排出口を開放可能に形成してあり、さらに、側蓋部材にドレン排出口側に連通する通気孔を穿設していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、室内側から屋外に導出したドレンホースの下端部に接続するバルブであって、上下開口部をそれぞれドレンホースの接続口とドレン水排出口に形成してなる筒状のバルブ本体内に、上下開口端が上記接続口とドレン水排出口とにそれぞれ連通している斜め下向きに開口した中間ドレン水排出口を設けてこの中間ドレン水排出口を舌片形状の弾性弁体によって開閉自在に閉止しているので、バルブ本体の下端のドレン水排出口からドレンホース内に外気等が侵入するのを中間ドレン水排出口を閉止している弾性弁体によって確実に防止して室内の気密性を保持することができると共に、換気扇を作動させた時に、室内が負圧となってドレンホースに吸気力が生じても、弾性弁体がその吸気力によって中間ドレン水排出口に積極的に圧着して確実に閉弁した状態を保持し、外気等がドレンホース内に侵入するのを防止することができる。
また、空調機側からドレン水がドレンホースを通じてバルブ本体内に排出された場合には、一旦、中間ドレン水排出口を閉止している弾性弁体によって排出口側に流出するのを阻止されるが、この中間ドレン水排出口は斜め下向きに開口しているので、ドレン水が該中間ドレン水排出口を閉止している弾性弁体の傾斜上面を伝って中間ドレン水排出口の下端部側に滞留してそのドレン水の荷重を該排出口の下端側に集中的に作用させることができ、従って、弾性弁体がその上端を支点として下端部がその荷重によって容易に開放する方向に撓んでドレン水を円滑に排出することができる。
さらに、バルブ本体内に設けている上記中間ドレン水排出口に対向させて、バルブ本体の周壁部に弁装着用開口部を設け、この弁装着用開口部に、内面に上端から内方に向かって上記中間ドレン水排出口と同一角度でもって傾斜している舌片形状の弾性弁体を突設した側蓋部材を着脱自在に装着してその弾性弁体を上記中間ドレン水排出口に該排水口を開放可能に密接させているので、バルブ本体をドレンホースから取り外すことなく、さらには、バルブ本体を解体することなく、ドレンホースにバルブ本体を接続させた状態で外部から弾性弁体を有する側蓋部材のみを簡単に取り外すことができ、従って、該弾性弁体に付着している塵埃等の除去作業が容易に行えると共にバルブ本体の周壁部に開口した上記弁装着用開口部を通じてバルブ本体内の清掃も容易に且つ確実に行え、その上、清掃後においては外部から弾性弁体を有する側蓋部材を弁装着用開口部に装着することによって簡単に中間ドレン水排出口を弾性弁体によって閉止した使用状態にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、上記バルブ本体を互いに接続可能な上半部と下半部とに2分割し、その上半部にはドレンホースの接続口の下端から下方に向かって該接続口よりも開口幅が一回り小さい角筒形状の内筒部が突設されていて、この内筒部の下端を斜め下向きに開口した矩形状の中間ドレン水排出口に形成している一方、下半部の上部には上記上半部側の内筒部を突入させている外筒部が形成されていると共にこの外筒部における上記内筒部の中間ドレン水排出口と対向した周壁部に弁装着開口部を設けているので、下端に斜め下向きに開口した矩形状の中間ドレン水排出口を有する内筒部やこの内筒部を囲む外筒部を有し且つこの外筒部の周壁部に設けた弁装着用開口部を備えているバルブ本体を成形によって簡単に製造することができ、多量生産に適すると共に別に形成している上記弾性弁体を有する側蓋部材と共に排水パルブを簡単に組み立てることができる。
また、上記側蓋部材は、請求項3に記載したように軟質合成樹脂製又はゴム製であって、この側蓋部材の内面上端部から斜め下方に向かって矩形状の上記弾性弁体を突設しているので、上述したように、この弾性弁体の上端部を支点として下端部を該弾性弁体上に滞留するドレン水の重量によって中間ドレン水排出口の下端部から下方に弾性的に撓み変形し、中間ドレン傾斜排出口を簡単且つ確実に開放させてドレン水を排出することができると共に、この側蓋部材にドレン水排出口側に連通する通気孔を穿設しているので、強風時にバルブ本体の下端のドレン水排出口からバルブ本体内に吹き込む風を、弾性弁体の傾斜下面を伝わせて該通気孔から円滑に外部に排出することができて異常な音の発生やバルブ本体が妄動するのを防止することができ、また、ドレン排出口から小さな虫が侵入しても、ドレンホース側に侵入させることなく、この通気孔を通じて再び外部に導出することができる。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1〜図3において、バルブ本体1は透明ないしは半透明の硬質合成樹脂よりなり、上端開口部をドレンホースA(図4に示す)の下端部に接続する接続口2に形成していると共に下端開口部をドレン排出口3に形成した一定長さの筒状に成形されている。
このバルブ本体1の長さ方向の中間部分における内部には、上端開口部が上記接続口2に連通していると共に下端がドレン排出口3に向かって斜め下向きに開口した中間ドレン排出口4に形成している短い角筒形状の内筒部5を一体に設けてあり、さらに、この内筒部5を囲繞しているバルブ本体1の長さ方向の中間部分を外筒部6としてこの外筒部6における上記中間ドレン水排出口4に対向した周壁部に正面矩形状の弁装着用開口部7を設けてこの弁装着用開口部7に、内面に上記中間傾斜排出口4の開口下端に開閉自在に密着する舌片形状の弾性弁体8を一体に設けた側蓋部材9を着脱自在に装着している。
上記バルブ本体1は互いに直列状に接続可能な上半部1aと下半部1bとに2分割されていて、その上半部1aを、上端開口部を上記接続口2に形成している円筒形状の短筒部2'と、この短筒部2'の下端から下方に向かって突設している上記内筒部5とから構成している。この内筒部5は上記短筒部2'の底壁面2aに該底壁面2aの外周部を残して開口幅が接続口2よりも一回り小さい平面矩形状の開口部2bを形成し、この開口部2bに上記角筒形状の内筒部5の上端開口部を一体に連設して該上端開口部からこの内筒部5を下方に向かって突設してあり、この内筒部5の垂直な前壁面5aの上端部から両側壁面5b、5bの下端中央部に向かって斜めに切除して上端から下端に向かって斜め下方に傾斜した状態で開口している矩形状の上記中間ドレン排出口4を形成していると共に、内筒部5の後壁面5cの下端部を中間ドレン水排出口4の下端縁に向かって斜め前方に傾斜した傾斜底面5dに形成している。
さらに、上記円筒形状の短筒部2'の底壁面2aの前側周縁の両側部に三角形状の突部2c、2cを設けて、該底壁面2aの形状を、後半部を該短筒部2'と同一外径の半円形状に、前半部を四角形状に形成していると共に、この底壁面2aの外周縁に下方に向かって一定高さ(長さ)の突縁部2dを形成している。
一方、バルブ本体1の上記下半部1bは、その上部を上端開口部から内部に上記上半部1a側の内筒部5を突入させた状態で収納する外筒部6に形成していると共に、下部をこの外筒部6の下端に上端開口部を連通させているドレン水排出筒部10に形成して該ドレン水排出筒部10の開口下端を上記ドレン水排出口3に形成している。上記外筒部6はその横断面の形状を上記上半部1a側の短筒部2'における底壁面2aと平面同一形状に形成している。即ち、この外筒部6の後壁部を半円形状の湾曲壁面6aに形成していると共にこの後壁部の両側端から前方に向かって互いに平行な前部両側壁面6b、6bに形成し、この前部両側壁面6b、6bの前端間を垂直な正面矩形状の前壁面6cに形成している。
さらに、この外筒部6の上端開口部における内周縁に上方に向かって、上記上半部1a側の短筒部2'における底壁面外周縁に設けている突縁部2dに内嵌する嵌合突縁部6dを形成してあり、これらの突縁部2d、6dを互いに嵌合させることによって上半部1aと下半部1bとを分割可能に連結している。また、外筒部6の上記垂直な矩形状前壁面6cに、その四方周壁部を残して正面矩形状の上記弁装着用開口部7を設けている。
この弁装着用開口部7に装着している上記弾性弁体8を有する側蓋部材9は一定厚みの軟質合成樹脂(エラストマー)製の板状材からなり、その四方外周端縁が上記弁装着用開口部7に内嵌可能な大きさの矩形状に形成していると共にその内面(背面)の上端部から上記外筒体6の中心に向かって上記中間ドレン水排出口4と同一傾斜角度でもって斜め下方に上記弾性弁体8を突設している。この弾性弁体8はその中間ドレン水排出口4の開口下端縁に弾性的に密着して該中間ドレン水排出口4を開閉可能に閉止する正面矩形状の薄肉舌片形状に形成されていると共に、側蓋部材9はその上下端面に、弁装着用開口部7の上下端縁に着脱自在に係止する係止突条部9aと係止溝9bを形成してあり、さらに、この側蓋部材9に表裏面(内外面)間に亘って貫通した通気孔11を穿設している。なお、この弾性弁体8はゴム製であってもよい。
このように形成した弾性弁体8を有する側蓋部材9は、上半部1aと下半部1bとを接続して一体に固定することによって組み立てられたバルブ本体1における上記弁装着用開口部7からその弾性弁体8を挿入して該弾性弁体8を中間ドレン水排出口4の開口下端に弾接させることにより、この中間ドレン水排出口4を閉止すると共に側蓋部材9の上端係止突条部9aと下端係止溝9cとを弁装着用開口部7の上下端縁にそれぞれ係止させて弁装着用開口部7に装着することによりドレンホース用排水バルブを構成している。
このドレンホース用排水バルブは図4に示すように、室内から屋外に導出されて建物の外壁面に沿って垂設しているドレンホースAの開口下端部にその上端接続口2を接続し、該接続部にテープB等を巻着することによって離脱不能に連結する。なお、ドレンホースAの上端部は室内に配設している空調機のドレンパンのドレン排出口に接続されている。
このような使用状態において、空調機の作動によって発生したドレン水はドレンホースAを通じて屋外に排出されると、このドレンホースA内を流下するドレン水はドレンホースAの下端に接続している上記排水バルブのバルブ本体1における上端接続口2からこの短筒部2'内に入り、さらに、この短筒部2'の底壁面2aに開口している開口部2bを通じて角筒形状の内筒部5内に流下する。この際、該内筒部5の前壁面5aには下方に向かって斜め内方に傾斜している中間ドレン水排出口4が設けられていると共にこの中間ドレン水排出口4は上端部から下端部に向かってこの排出口4と同一傾斜角度でもって内方傾斜している弾性弁体8によって閉止されており、且つ、内筒部5の後壁面5cの下端部を中間ドレン水排出口4の下端縁に向かって斜め前方に傾斜した傾斜底面5dに形成しているので、内筒部5内に流下したドレン水はこれらの弾性弁体8の上面と傾斜底面5bを伝ってこれらの弾性弁体8と傾斜底面間の断面V字状の空間部12内に一旦滞留する。
この空間部12に滞留したドレン水による荷重は、上端を支点として下端側が自由端となっている弾性弁体8の該下端部に集中的に作用し、空間部12に少量のドレン水が滞留してもその荷重によって弾性弁体8の下端部が上端を支点として下方に容易に撓んで中間ドレン水排出口4を開放し、ドレン水排出筒部10内を通じて下端のドレン水排出口3から外部に排出される。
また、通常はこの排水バルブの上記中間ドレン水排出口4は弾性弁体8によって密閉されているので、外部に開口しているバルブ本体1の下端ドレン水排出口4から外気や臭気等がドレンホースA側に侵入するのを防止することができると共に、強風時においてもドレン水排出口4内に吹き込む風は弁装着用開口部7に装着した側蓋部材9に設けている通気孔11を通じて再び外部に排出されるので、室内の気密性を保持しておくことができる。さらに、換気扇を作動させた時に、気密性を有する室内に負圧が発生してドレンホースA内に吸気力が発生しても、上記弾性弁体8はその吸気力によってさらに強固に中間ドレン水排出口4に圧着するので、外気等が侵入する虞れはない。また、上記ドレン排出口4から小さな虫が侵入しても、上記側蓋部材9に設けている通位孔11から外部に逃がすことができる。
このドレン水排水バルブは、長期の使用中に、ドレン水に混入している異物等によりバルブ本体1内や弾性弁体8が汚損されたり、異物等が付着して円滑な作動が行えなくなった場合、ドレンホースAの下端からバルブ本体1を取り外すことなく、バルブ本体1の外筒部6の前壁面に設けている弁装着用開口部7から弾性弁体8を取り外すことによって、該弾性弁体8に付着している異物等の除去や掃除を行うことができると共に、弾性弁体8を取り外したことによって開口した弁装着用開口部7を通じてバルブ本体1内を水洗等によって容易に清掃することができる。
また、弁装着用開口部7に対する弾性弁体8の装着作業も側蓋部材9の上下端に形成している係止突条部9aと係止溝9bとを弁装着用開口部7の上下端面に嵌合、係止させることによって簡単に行える。なお、上記実施の形態においては、バルブ本体1における外筒部6の形状を後半部が横断面半円形状で前半部が四角形状に形成しているが、全体を横断面矩形状に形成しておいてもよい。この場合、当然のことながらこの外筒部の上端突縁部とこの上端突縁部を内嵌合させる上半部1a側の短筒部2'の下端突縁部も平面矩形状に形成される。
ドレンホース用排水バルブの縦断側面図。 その斜視図。 その分解斜視図。 使用状態を示す正面図。
符号の説明
1 バルブ本体
2 接続口
3 ドレン排出口
4 中間ドレン水排出口
5 内筒部
6 外筒部
7 弁装着用開口部
8 弾性弁体
9 側蓋部材
11 通気孔

Claims (3)

  1. 室内側から屋外に導出したドレンホースに接続して外気が室内側に侵入するのを防止するバルブであって、上下開口部をそれぞれドレンホースの接続口とドレン水排出口に形成してなる筒状のバルブ本体内に、上下開口端が上記接続口とドレン水排出口とにそれぞれ連通している斜め下向きに開口した中間ドレン水排出口を設けていると共にこの中間ドレン水排出口に対向したバルブ本体の周壁部に弁装着用開口部を設けてあり、この弁装着用開口部に、内面に上端から内方に向かって上記中間ドレン水排出口と同一角度でもって傾斜している舌片形状の弾性弁体を突設した側蓋部材を着脱自在に装着してその弾性弁体を上記中間ドレン水排出口に該排水口を開放可能に密接させていることを特徴とするドレンホース用排水バルブ。
  2. バルブ本体は互いに接続可能な上半部と下半部とに2分割されてあり、その上半部にはドレンホースの接続口の下端から下方に向かって該接続口よりも開口幅が一回り小さい角筒形状の内筒部が突設されていて、この内筒部の下端を斜め下向きに開口した矩形状の中間ドレン水排出口に形成している一方、下半部の上部には上記上半部側の内筒部を突入させている外筒部が形成されていると共にこの外筒部における上記内筒部の中間ドレン水排出口と対向した周壁部に弁装着開口部を設けていることを特徴とする請求項1に記載のドレンホース用排水バルブ。
  3. 側蓋部材と弾性弁体は軟質合成樹脂製又はゴム製であって、側蓋部材を弁装着用開口部に着脱自在に装着して該開口部を閉塞していると共に、この側蓋部材の内面上端部から斜め下方に向かって矩形状の上記弾性弁体を突設し、この弾性弁体の四方周縁部を中間傾斜排出口の開口周端面に弾接させていると共にその上端部を支点として下端部を該弾性弁体上に滞留するドレン水の重量によって中間ドレン水排出口の下端部から下方に弾性的に撓み変形して中間ドレン傾斜排出口を開放可能に形成してあり、さらに、側蓋部材にドレン水排出口側に連通する通気孔を穿設していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドレンホース用排水バルブ。
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