JP5662195B2 - 通気弁構造及び該通気弁構造を設置する方法 - Google Patents

通気弁構造及び該通気弁構造を設置する方法 Download PDF

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Description

本願発明は、住宅等の建物に設けられた台所の流し台、浴槽、トイレ等の排水管に取り付けられ、排水管内が負圧時に外気を吸入するために用いられる排水用の通気弁構造及びその設置方法に関する。
排水管は、S字やU字に湾曲したトラップ部を有しており、当該トラップ部に排水が溜まるようになっている。これは、残留排水がトラップ部内部を塞ぐことより、排水管下流から漂う悪臭が、室内へ漏れ出ないようにするものである。また、排水管下流側から這い上がってくる害虫の侵入も防ぐものである。
しかし、排水管下流の状態により排水管内の気圧が下がり負圧となると、トラップ部の残留排水は、吸引され下流へと流されてしまうことがある。そこで、排水管のトラップ部より下流に通気弁を設けることで、排水管内が負圧になった際に、外気を吸引し、排水管内の負圧状態を解消して、残留排水が流されてしまう不具合を防ぐ通気方式が採用されている。また、見栄えが悪いので、住宅等の建物に設けられた排水管は壁と壁との隙間、つまり壁裏空間に配置されており、この場合、通気弁は壁裏で排水管と接続される。しかし、壁裏空間では、壁裏に配設されている断熱材などが粉塵等を発生させるため埃や粉塵が非常に多く、通気弁がこれらの埃や粉塵を外気とともに吸い込んで、通気弁が作動しない等、耐久性を著しく低下させることが問題であった。そこで、特許文献1のような吸気弁構造が開示されている。
特許文献1の吸気弁点検装置(1)(以下、()内で特許文献1の符号を示す。)は、建物(2)の壁(3)の裏側に形成される空間部(4)で取り付けられる、開口(24)を有する筐体(6)と、この筐体(6)の内部に取り付けられた吸気弁(5)とを備えている。この吸気弁(5)は、下面にパッキング(23)が形成された弁体(16)と、弁座(22)とからなり、弁体(16)の自重により重力でパッキング(23)が弁座(22)に密接することで、閉塞状態を形成する。そして、排水管の負圧時には、外気圧との圧力差により外気が弁体(16)を浮上させることによって、壁(3)に形成された開口部(8)及び筐体(6)の開口部(24)を介して、壁(3)の表面側の空間(壁表空間)から排水管内に外気を吸入する。
また、当該吸気弁点検装置(1)では、建物(2)の壁面(7)を構築する前の状態で、建物(2)の壁(3)の裏側の空間(4)に配設された排水管に筐体(6)を接続し、筐体(6)を壁(3)の裏側に位置する間柱(35)に位置決め固定し、吸気弁(5)を筐体(6)内に設置した上で、開口部(8)が形成された壁面(7)を、筐体(6)に当接させて取り付けることによって、吸気弁点検装置(1)が壁裏の空間部(4)に設置されている。
特開2001−81825号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、通気弁(吸気弁)を内包する筐体の開口部と壁面との当接部に少なからず隙間が形成される。また、この当接部を密閉して壁裏空間の粉塵の吸入を完全に排除する手当もなされていない。そのため、通気弁が外気を吸入するときに、この隙間から壁裏空間の粉塵や埃などを空気とともに排水管内に吸い込んでしまう。また、目視で確認できないほどの小さい隙間であっても、壁裏空間に存在する多くの微小な粉塵を吸い込むことになる。このように、吸い込んだ埃等が通気弁を構成する弁体やシール材(パッキン等)に付着すると、排水管からの臭気が通過可能な隙間を通気弁内に生じ、あるいは、弁体が正常に動作できなくなり、通気弁の機能を損なうおそれがある。すなわち、壁裏の粉塵や埃などが排水管内に吸入されて、通気弁が作動しない等、耐久性が低下し、通気弁のメンテナンスを頻繁に行う必要があるという問題が未だに存在する。
本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであり、その目的は、壁裏空間に配設された排水管に対して、壁裏の粉塵や埃などを排水管内に吸入することを抑えつつ、排水管内の負圧を解消することを可能にする通気弁構造、及び、当該通気弁構造を設置する方法を提供することにある。
請求項1に記載の通気弁構造は、排水管に接続され、排水管内が負圧になると弁体が開いて排水管内の負圧を解消する通気弁構造であって、開口及び排水管に接続される接続口を備え、壁材の壁裏に設置されるボックスと、壁材の壁表の外気を吸引するための通気口を有するとともに、壁表から開口に密着状態に直結されるプレート体と、壁材に形成された貫通孔を介して通気口と接続口との間に形成される通気路を排水管内の負圧に応じて開閉する弁体と、を備え、ボックスとプレート体とが気密状態で接続されたことにより、壁裏空間から外気を吸入することなしに、通気口を介して壁表空間から外気を吸入して排水管内の負圧を解消することを特徴とする。ここで、ボックスの開口は壁裏側又は壁表側のいずれに配置されてもよい。
請求項2に記載の通気弁構造は、請求項1の通気弁構造において、弁体がプレート体に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の通気弁構造は、請求項2に記載の通気弁構造において、弁体が壁表側に位置するように、プレート体がボックスの開口に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の通気弁構造は、請求項1から3のいずれかに記載の通気弁構造において、プレート体は開口からボックス内に挿入される筒部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の通気弁構造は、請求項4に記載の通気弁構造において、筒部の外面にはボックスの内面に当接する気密パッキンが設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の通気弁構造は、請求項1から5のいずれかに記載の通気弁構造において、プレート体には、フランジ部が設けられており、フランジ部とボックスの開口端縁とで壁を挟み込み、フランジ部が壁表から壁面に係合すると共に、ボックスの開口端縁が壁裏から壁面に係合するように配置されること特徴とする。
請求項7に記載の通気弁構造は、請求項1から6のいずれかに記載の通気弁構造において、ボックス及びプレート体には、互いに螺合する螺着部及び被螺着部が形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の方法は、請求項1から7のいずれか一項に記載の通気弁構造を壁に設置する方法であって、ボックスの開口が壁表に臨むように、ボックスを壁裏空間で固定するとともに、開口の位置に対応するように壁材に貫通孔を形成するステップと、ボックスの接続口を排水管に接続するステップと、プレート体を壁表からボックスの開口に挿入してプレート体をボックスに密着状態で取り付けるステップと、を経ることを特徴とする。
請求項9に記載のプレート体は、請求項1から7のいずれか一項に記載の通気弁構造に使用されるプレート体であって、壁材の壁表の外気を吸引するための通気口を有するとともに、ボックスの開口に密着状態に直結されるプレート体と、プレート体に形成された通気口とボックスの接続口との間に形成される通気路を排水管内の負圧に応じて開閉する弁体と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、プレート体がボックスの開口に密着状態で直結され、且つ、プレート体の通気口が壁表空間から外気を吸入することによって、ボックスと壁材との隙間を介して、壁裏空間から外気を吸入することを防ぐことができる。つまり、本発明の通気弁構造において、壁裏空間で発生する粉塵や埃の吸い込みを排除して、壁表からクリーンな空気のみを吸入することによって、通気弁のメンテナンス頻度を低減させるとともに、通気弁の耐久性の低下を抑えることができる。なお、本発明は、ボックスと壁材との隙間の大小に関わらず上述の効果を奏するものである。すなわち、壁裏からの粉塵や埃の吸い込みを排除しつつ、ボックスと壁材とを離して配置することが可能である。また、プレート体をボックスの開口に壁表から容易に直結させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、弁体がプレート体に形成されていることで、プレート体をボックスに取り付けると、弁体も同時にボックス内に取り付けられるので、通気弁構造を容易に設置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、弁体が壁表側に位置することによって、壁表から弁体を容易に点検することができる。また、プレート体が開口に着脱自在に嵌合されていることによって、プレート体を壁表から容易に取り付け及び取り外しすることが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれかの発明の効果に加え、プレート体の筒部がボックスの開口からボックス内に挿入される構造を有することによって、プレート体を簡単にボックス内に保持させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の発明の効果に加え、筒部の外面に設けられた気密パッキンとボックスの内壁とが当接することによって、ボックスの開口と接続口との間を封止するように、プレート体をボックスに気密状態で取り付けることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5の発明の効果に加え、フランジ部と開口端縁とが壁材を挟んで、それぞれが壁面に係合するように配置されることによって、通気弁構造は壁材に対してしっかりと固定され、通気弁構造の設置位置がずれることを抑えることができる。また、フランジ部が貫通孔を被覆していることによって、壁裏空間の粉塵や埃が、壁の貫通孔から室内に流出することを抑えるとともに、壁材の貫通孔を外部に露出しないように隠す化粧効果をも奏する。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1又は6のいずれかの発明の効果に加え、プレート体をボックスに螺着させることで、容易且つ迅速にプレート体をボックスの開口に接続することができる。さらに、当該螺着構造により、プレート体がボックスから意図せずに外れてしまうことを抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、壁表から貫通孔を介することによって、プレート体をボックスに気密状態で容易に取り付けることができる。すなわち、請求項1から7のいずれかの発明の効果を有する通気弁構造を、壁裏空間に配設された排水管に対して容易に設置することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれかの発明の効果を、プレート体として発揮することができる。
本発明の一実施形態の通気弁構造の分解斜視図。 図1のプレート体を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は縦断面図。 図1のボックスを示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は縦断面図。 図1の通気弁構造が壁に配設された状態を示す縦断面図。 図4の通気弁構造の部分拡大図であって、(a)は弁体の閉塞状態、(b)弁体の開放状態。 図1の通気弁構造の設置方法を説明する図であって、(a)は配線ボックスを配置したときの縦断面図、(b)は弁体本体及びカバー部材を配置するときの縦断面図。 本発明の一変形例における、壁に配設された通気弁構造を示す縦断面図。 本発明の一変形例における、壁に配設された通気弁構造を示す縦断面図。 本発明の一変形例における、壁に配設された通気弁構造を示す縦断面図。 本発明の一変形例における、壁に配設される通気弁構造を示す縦断面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態としての通気弁構造100を壁材200及び排水管300に配設するときの分解斜視図である。この通気弁構造100は、弁体111及び通気口113を有するプレート体(通気弁本体)110と、開口121及び接続口122を有するボックス120と、通気孔131を有するカバー部材130とを備えている。このボックス120は、壁裏空間Rに配設されている排水管300に気密状態で接続されると共に、開口121と壁材200に形成された貫通孔201とが連通するように、壁材200に対して固定されている。壁材200の貫通孔201を介して、壁表空間Fからプレート体110がボックス120の開口121に密着状態で直結される。そして、カバー部材130がプレート体110に取り付けられることによって、本実施形態の通気弁構造100が構成される。以下、各部材について詳細に説明する。
図2(a)〜(c)に、本実施形態のプレート体110を示す。プレート体110は、中空の円筒体であり、且つ、側面視略T字形状を有している。このプレート体110は円筒体を構成する筒部112を備えており、プレート体100前面の中央部、つまり筒部112の前端側の端面には通気口113が穿設されている。また、このプレート体100前面では、フランジ部116がプレート体100の周囲から一様に外側(半径)方向に延在している。そして、他端側の端面は、前端側(通気口113)から後端側へと通気可能であるように開放されている。
弁体111は、プレート体110の中央部で通気口113を開閉可能に保持され、筒部112の軸方向に可動である。弁体111には、磁石114aが取り付けられている。他方、筒部112には、磁石114bが梁状の磁石保持体114cに保持されて配置されている。弁体111は、当該弁体111に形成された磁石114aと筒部112側に形成された磁石114bとの反発力によって、当該通気口113を閉鎖するように一端側(通気口113側)に付勢される。
弁体111の表側の周囲には、平パッキン111aが形成されており、当該平パッキン111aと通気口113の縁部113aとが密着当接し、弁体111位置での通常時における通気を遮断する。また、弁体111に突出形成されたガイド部115aが、筒部112の内壁に形成されたガイドレール115bにガイドされることによって、弁体111が筒部112の軸心に沿って筒部112の後端側に移動することが可能である。
筒部112の外面の周囲には、2つのパッキン(Oリング)118が取り付けられており、当該パッキン118が、後述するように、当該プレート体110をボックス120に気密状態で接続する働きを有する。さらに、プレート体110の後端側には、螺子切り加工された螺着部117が突出形成されている。この螺着部117は、後述のボックス120の被螺着部123に対応しており、プレート体110をボックス120に着脱可能に取り付けることを可能にする。
なお、本実施形態のプレート体110において、弁体111はABS樹脂で成形され、筒部112及びフランジ部116はPVC樹脂で一体成形され、平パッキン111a及びパッキン118はエチレンプロピレンゴム(EPDM)及びニトリルゴム(NBR)からなり、磁石114aはネオジム磁石からなる。しかしながら、本発明では、これらの原材料及び製法には限定されず、任意の材料及び製法を採用することが可能であることは言うまでもない。
図3(a)〜(c)に、本実施形態のボックス120を示す。ボックス120は、先端側にプレート体110の筒状部112が挿通される開口121を有し、且つ、基端側に排水管300が接続される接続口122を有する、断面円形の管体であり、開口121と接続口122とはそれぞれの開口方向において直角の関係にある。この開口121内には、筒状の内壁123がプレート体110の筒部112の大きさに対応するように形成されている。また、開口121を臨むように、プレート体110の螺着部117と螺合する被螺着部124がボックス120内に形成されている。さらに、ボックス120は、開口121の縁から外側に延在して壁材200に当接して固定される第1固定部125と、接続口122に排水管300を気密状態で接続するための締結部126と、螺子孔127aを介して造営材(図示せず)に壁材200の裏側で固定するための第2固定部127と、開口121付近に形成された段部128と、を備えている。
なお、本実施形態のボックス120はPVC樹脂で成形され、締結部はポリカーボネートからなる。しかしながら、本発明では、これらの原材料及び製法には限定されず、任意の材料及び製法を採用することが可能であることは言うまでもない。
図4は、本実施形態の通気弁構造100が壁材200に配設された状態の縦断面図である。この通気弁構造100では、ボックス120は締結部126によって排水管300に接続されている。また、ボックス120の開口121が壁表側に臨むように、開口121と貫通孔201とが連通し、第1固定部125が壁裏の壁面200に当接して固定されている。そして、プレート体110の筒部112が壁材200の貫通孔201を介してボックス120の開口121内に壁表側から挿通されることによって、プレート体110が開口121に密着状態で直結されている。このとき、筒部112の軸心は水平方向(すなわち、壁材200と直交する方向)を向いている。さらに、カバー部材130が、プレート体110の弁体111及び通気口113を覆うように、プレート体110に取り付けられている。これら通気口113及び通気孔131は、壁表空間F側に位置しており、他方、開口121は壁裏空間R側に位置している。また、弁体111が閉塞位置にあるときには、弁体111も通気口113と同様に壁表空間F側に位置している。
この状態において、プレート体110の筒部112の外面に形成されたパッキン118と、ボックス120の開口121内の内壁123とが密着している。このパッキン118が開口121と接続口122(又は排水管の接続口)との間を封止することによって、プレート体110とボックス120とが密着状態で接続されている。つまり、当該通気弁構造100では、壁裏空間Rで、ボックス120の開口121端縁と壁裏側の壁面200との隙間から空気等を吸い込むことや、排水管300内の臭気等が漏出することを防止する。
さらに、プレート体110の螺着部117とボックス120の被螺着部124とが螺合することによって、プレート体110はボックス120に螺着している。この(締結)状態では、一方でプレート体110のフランジ部116が壁表側から壁面200に当接し、他方でボックス120の第1固定部125が壁裏から壁面200に固定されていることによって、プレート体110とボックス120とが壁材200を挟み込むように設置されている。
図5(a)は、弁体111が閉状態にあるときを示し、図5(b)は、弁体111が開状態にあるときを示している。
図5(a)に示すとおり、弁体111が閉状態にあるときに、弁体111側の磁石114aと筒部112側の磁石114bとの矢印方向に作用する反発力によって、弁体111は通気口113を閉塞するように壁表側に向かって水平方向に付勢されている。そして、弁体111の平パッキン111aと、通気口113の縁部113aとが密着することにより、プレート体110の内外に空気を通過させない閉状態を形成している。
図5(b)に示すとおり、排水管300内が負圧になると、排水管300と外気圧との間に気圧差が生まれ、この気圧差によって生じた弁体111に対する排水管300側への牽引力が、磁石(114a,114b)による付勢力(反発力)を上回ることによって、弁体111のガイド部115aが筒部112のガイドレール115bにガイドされつつ、弁体111が筒部112の軸心に沿って壁裏側(実線矢印方向)に移動する。このようにして、通気口113(すなわち通気口113から排水管300までの通気路)が開放されて、壁表空間Fから、排水管300内の負圧を解消するように、外気を排水管300内に(破線矢印方向に)吸入する。そして、排水管300内に外気を吸入することによって、外気圧と排水管300内の圧力とがほぼ等しい状態、あるいは、磁気による付勢力が圧力差による牽引力を勝る状態になると、弁体111は、同様にガイドレール115bにガイドされつつ壁材200の表側に移動して閉状態を再び形成する。このように、弁体111は、水平方向に配置された筒部112の軸心に沿って前後に開閉するように移動する。
なお、本実施形態では、ボックス120の開口121の端縁(又は第1固定部125)と壁材200とが当接しているが、本発明では、ボックスと壁材とを離隔するように配置することも可能であり、開口と貫通孔は連通していなくてもよい。
以下、本実施形態の通気弁構造100を排水管300に対して構築する方法を図6(a)及び(b)を参照しつつ説明する。
まず、ボックス120の接続部122を締結部126により排水管300開口に接続し、そして、開口121が壁表側に臨み、且つ、第1固定部125(及び開口端縁)が壁裏側から壁面200に当接するように、ボックス120を壁材200に対して配置する。第1固定部125は長孔125a(図3(b)参照)を有しており、この長孔125aを介してビス等でボックス120を壁材200に仮止めしつつ、ボックスの配置位置を調整することができる。ボックスを所定位置に配置したら、第1固定部125を壁材200に固定する。このとき、図6(a)に示すとおり、ボックス120の被螺着部124には、磁石Mが螺着されている。なお、前述の方法では、第1固定部125によって、予め構築されている壁材200に対してボックス120を固定しているが、本発明では、ボックス120を予め壁裏の所定位置に配設された造営材(図示せず)に第2固定部127を用いて固定した後に、壁材200を構築することも可能である。また、壁材200に対してボックス120を離して設置しなければならないときにも、この第2固定部127を用いてボックス120を造営材に固定することによって、ボックス120を所定位置に配置することができる。
図6(a)の状態から、壁材200に貫通孔201を形成するが、壁表側から磁石Mの磁気を検知することにより、貫通孔201の位置を決定し、ホルソーによって貫通孔201が穿設される。このとき、ボックス120の開口121付近に段部128が形成されていることによって、開口径が外側に広がりつつ開口内の内壁123が壁面から若干離隔し、ホルソーによってボックス120が損傷する可能性を軽減している。
次に、貫通孔201及び開口121から磁石Mを取り外した上で、プレート体110の筒部112を、貫通孔201及び開口121を介して、筒部112の軸心が水平になるように(又は壁面200と直交するように)、ボックス120内に挿入する。そして、螺着部117が被螺着部124に螺合するように、プレート体110を回転させてボックス120に螺着させる。このとき、パッキン118と内壁123とが密着して、プレート体110はボックス120に気密状態で直結している。最後に、カバー部材130をプレート体110に取り付けることによって、本実施形態の通気弁構造100が壁材200及び排気管300に対して構築される。なお、プレート体110をボックス120から取り外すには、プレート体110を(螺着方向とは逆方向の)離脱方向に回転させて、螺着部117と被螺着部124との螺合を解除し、ボックス120の開口121から引き抜けばよい。
以下、本発明の一実施形態の通気弁構造100の作用効果について説明する。
本実施形態の通気弁構造100において、筒部112に設けられたパッキン118とボックス120の内壁123とを密着させることによって、プレート体110がボックス120の開口121に密着状態で直結されている。尚かつ、プレート体110の通気口113が壁表空間Fから外気を吸入可能に、プレート体110がボックス120に取り付けられている。これによって、壁裏の壁面とボックス120の開口121端縁との間に存在する隙間から、壁裏の外気が流入することを防止できる。つまり、弁体111の開放状態に、当該通気弁構造100は、壁裏空間Rから外気を吸入することなしに、壁表空間Fのみから外気を吸入することを可能にする。従って、本実施形態の通気弁構造100では、壁裏空間Rに多く存在しうる粉塵や埃を吸い込むことを抑えつつ、壁表空間Fのクリーンな空気のみを吸入することによって、通気弁の耐久性の低下を抑えることができ、通気弁のメンテナンス頻度を低減させることができる。さらに本実施形態の通気弁構造100は、ボックス120と壁材200との隙間の大小に関わらず上述の効果を奏するものであり、すなわち、壁裏空間Fからの粉塵や埃の吸い込みを排除しつつ、ボックス120を壁材200から離して配置することが可能である。従って、本実施形態の通気弁構造100は、ボックスを壁材に近接させて配置できないような環境にも対応することができる。
また、本実施形態の通気弁構造100において、閉塞時に弁体111が壁表空間F側に位置していることによって、壁表側から弁体111を容易に点検することができる。さらに、弁体111がプレート体110に保持されていることによって、プレート体110をボックス120に着脱するだけで、ボックス120内に弁構造を容易に取り付け及び取り外しすることができる。つまり、弁体111の汚れ等を点検する際には、作業者は壁裏空間Rに入り込まなくてもよく、壁表空間Fから弁体111の状態を確認することができる。そして、弁体111(特にパッキン111a)の掃除、交換等が必要な場合には、作業者は、プレート体110を迅速に取り外し、弁体111の掃除等のメンテナンス作業を実施することができる。このメンテナンス作業の後に、作業者は、壁表側からプレート体110をボックス120に容易且つ迅速に取り付けることができる。従って、本実施形態の通気弁構造100は従来のものよりもメンテナンス性を向上させるものである。
さらに、本実施形態の通気弁構造100において、プレート体110を壁表空間Fから、貫通孔201及び開口121を介して、挿入することにより、プレート体110をボックス120に気密状態で簡単に取り付けられる。例えば、特許文献1のような構造では、作業者は壁の貫通孔に(水平方向から)手を入れて、弁体を鉛直方向に対して取り付け及び取り外しする必要があり、この作業は貫通孔が小さい場合などには、手探りで行わなければならず、困難な作業になることが考えられる。これに対して、上述したとおり、本実施形態の通気弁構造100では、作業者は、壁材200の貫通孔201から壁表側に臨むボックス120の開口121内に、前方からプレート体110を水平方向に挿入して回転させるだけで、プレート体110を取り付けることが可能である。従って、プレート体110(弁体111)の取り付け及び取り外しが極めて容易となり、通気弁構造の施工性及びメンテナンス性を改善する。
そして、本実施形態の通気弁構造100において、プレート体110をボックス120に螺着させることで、プレート体110をボックス120の開口121内に、両者が離脱しないように容易且つ迅速に固定することができる。また、プレート体110のフランジ部116及びボックス120の第1固定部125(又は開口121の端縁)が壁材200を挟み込んだ状態で、螺着部117を被螺着部124に対して締め付けることによって、フランジ部116が壁材200に対してより強く係合される。従って、通気弁構造100は壁材200に対してしっかりと固定され、通気弁構造100の設置位置がずれることを抑えることができる。その上、フランジ部116が壁材200の貫通孔201を被覆していることによって、壁裏空間Rの粉塵や埃が、壁材200の貫通孔201から流出することを抑えるとともに、壁材200の貫通孔201が外部に露出されないようにする化粧効果をも奏する。
なお、本発明は上記手順に限定されず、壁の設置前にプレート体をボックス内に予め設置し、その後、ボックスを壁の裏側の造営材に固定することも可能である。
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されない。以下に本発明の一実施形態の構成を一部変更した変形例1〜3を示すが、変更例1〜3は、一実施形態と共通する構成において、上述の作用効果を奏するものであることは言うまでもない。
(変形例1)
本発明の通気弁構造において、弁体は(実施形態の弁体111のように)磁石同士の反発力によって作動するものに限定されない。例えば、図7に示す通気弁構造100Aのように、弁体111Aがバネ114Aによって閉塞方向に付勢されることによって、弁体111Aが可動する構造としてもよい。
(変形例2)
また、図8に示す通気弁構造100Bでは、弁体111Bが重力によって通気口113Bを閉塞するように、プレート体110Bが弁体111Bを保持している。この通気弁構造100Bでは、弁体111Bの移動方向が鉛直方向になるように、プレート体110Bがボックス120Bに取り付けられる必要があるので、筒部112Bが直角に屈曲するように構成されている。
(変形例3)
一実施形態の通気弁構造100では、弁体111がプレート体110に内蔵されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、プレート体がボックスに気密状態で取り付けられ、且つ、当該プレート体の通気口が壁表空間から外気を吸入するように構成されていればよいので、弁体がプレート体に保持されている必要がない。例えば、図9の通気弁構造100Cでは、弁体111Cがボックス120Cの管状部に配置されるように構成されている。プレート体110Cは、パッキン118Cによってボックス120Cに密着状態で直結させられており、通気口113Cは壁表空間Fに位置している。これによって、排水管300の負圧時にボックス120Cの弁体113Cが開放方向に移動し、壁裏空間Rから空気を吸入しないように壁表空間Fから空気を吸入可能である。
(変形例4)
さらに、本発明の通気弁構造100では、壁裏空間Rにボックス120の開口121が配置されているが、この開口121が壁表空間Fに位置している場合も、本発明の範囲に含まれる。例えば、図10に示す通気弁構造100Dのボックス120Dは、壁表空間F側にその一部が突出して、開口121Dが壁表空間F側に位置するように、壁材200Dに固定されている。このような場合でも、ボックス120Dの開口121Dにプレート体110Dを取り付けて、本発明の通気弁構造を構成することが可能である。
なお、本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
100 通気弁構造
110 プレート体(通気弁本体)
111 弁体
111a 平パッキン
112 筒部
113 通気口
113a 通気口縁部
114a 磁石(付勢手段)
114b 磁石(付勢手段)
114c 磁石保持部
115a ガイド部
115b ガイドレール
116 フランジ部
117 螺着部
118 パッキン
120 ボックス
121 開口
122 接続口
123 内壁
124 被螺着部
125 第1固定部
126 締結部
127 第2固定部
128 段差
130 カバー部材
131 通気孔
200 壁材(又は壁面)
201 貫通孔
300 排水管
F 壁表空間
R 壁裏空間

Claims (9)

  1. 排水管に接続され、前記排水管内が負圧になると弁体が開いて前記排水管内の負圧を解消する通気弁構造であって、
    開口及び前記排水管に接続される接続口を備え、壁材の壁裏に設置されるボックスと、
    前記壁材の壁表の外気を吸引するための通気口を有するとともに、壁表から前記開口に密着状態に直結されるプレート体と、
    前記壁材に形成され貫通孔を介して前記通気口と前記接続口との間に形成される通気路を、前記排水管内の負圧に応じて開閉する弁体と、を備え
    前記ボックスと前記プレート体とが気密状態で接続されたことにより、壁裏空間から外気を吸入することなしに、前記通気口を介して壁表空間から外気を吸入して前記排水管内の負圧を解消することを特徴とする通気弁構造。
  2. 前記弁体は前記プレート体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の通気弁構造。
  3. 前記弁体が壁表側に位置するように、前記プレート体が前記ボックスの前記開口に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の通気弁構造。
  4. 前記プレート体は前記開口から前記ボックス内に挿入される筒部を備えることを特徴とする請求項1から3に記載の通気弁構造。
  5. 前記筒部の外面には前記ボックスの内壁に当接する気密パッキンが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の通気弁構造。
  6. 前記プレート体には、フランジ部が設けられており、前記フランジ部と前記ボックスの開口端縁とで壁を挟み込み、前記フランジ部が前記貫通孔を被覆するように壁表から壁面に係合すると共に、前記ボックスの開口端縁が壁裏から壁面に係合するように配置されること特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の通気弁構造。
  7. 前記ボックス及び前記プレート体には、互いに螺合する螺着部及び被螺着部が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の通気弁構造。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の通気弁構造を壁に設置する方法であって、
    前記ボックスの開口が壁表に臨むように前記ボックスを前記壁裏空間で固定するとともに、前記開口の位置に対応するように前記壁に貫通孔を形成するステップと、
    前記ボックスの前記接続口を前記排水管に接続するステップと、
    前記プレート体を前記壁表から前記ボックスの前記開口に挿入して前記プレート体を前記ボックスに密着状態で取り付けるステップと、
    を経ることを特徴とする方法。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の通気弁構造に使用される通気弁本体であって、
    前記壁材の壁表の外気を吸引するための通気口を有するとともに、前記開口に密着状態に直結されるプレート体と、
    前記プレート体に形成され、前記通気口と前記接続口との間に形成される通気路を、前記排水管内の負圧に応じて開閉する弁体と、を備えることを特徴とする通気弁本体。
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