JP2002320077A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2002320077A
JP2002320077A JP2001122086A JP2001122086A JP2002320077A JP 2002320077 A JP2002320077 A JP 2002320077A JP 2001122086 A JP2001122086 A JP 2001122086A JP 2001122086 A JP2001122086 A JP 2001122086A JP 2002320077 A JP2002320077 A JP 2002320077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読取部分の汚れによる画像不良,異常の
発生に、汚れの清掃に係る判断が簡単で、清掃作業を容
易かつ確実に行って再発の防止を促す。 【解決手段】 原稿セットを検知センサで検知し(S
1)、検知信号を受けシェーディングを開始(S2)。
シェーディングデータの異常を判断(S3)、汚れが存
在(No)すると、汚れの部位,清掃方法などを特定、
この情報の異常レポートを印字出力する(S4)。ユー
ザの汚れ除去する清掃作業によるカバーが開かれたこと
を検知(S5)。異常レポートの不具合,汚れの場所,
対処方法に対する清掃を行う(S6)。清掃作業終了の
カバーが閉じたことの検知で(S7)、装置は再度シェ
ーディングを開始(S8)、得られたシェーディングデ
ータの異常を判断(S9)、汚れが存在(No)する
と、再清掃通知を行い(S10)処理S5へ戻る。処理
S9で汚れがないとき(Yes)、セット原稿を検知し
(S11)、読取センサへ搬送し(S12)、読み取ら
れ(S13)、原稿読取は終了する(S14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ,ファク
シミリ装置,複写機、あるいはそれらの機能を有する複
合機における原稿読取装置に係り、特に原稿読取部位を
清浄化するための構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置などのシー
ト状原稿を移動させて原稿情報を読み取る原稿読取装置
において、原稿の画像を読み取る読取ライン上に設定さ
れたコンタクトガラスの上を搬送されることにより、原
稿読み取り処理が行われる。
【0003】図9は原稿読取装置の概略構成を示す図で
あり、図9において、1は原稿情報を光学的に読み取る
読取センサ、2は、読取センサ1の読取位置(読取ライ
ン)に設置され、表面を原稿Dが移動するコンタクトガ
ラス、3は、原稿Dをコンタクトガラス2の表面に押圧
し、かつシェーディングデータ読み取りのために使用さ
れる公知の白色基準板と原稿圧板とを兼ねる白圧板、4
は白圧板3をコンタクトガラス2方向に付勢する加圧ス
プリング、5は原稿Dを搬送ガイドするガイド板であ
る。
【0004】図9に示す原稿読取装置において、原稿情
報を読み取る際に原稿Dは、白圧板3によって加圧さ
れ、かつ搬送手段によってコンタクトガラス2上を移動
されながら、コンタクトガラス2上の読取センサ1の読
取部分において原稿情報が光学的に読み取られる。
【0005】このように原稿Dは、原稿面側がコンタク
トガラス2に接触し、かつ滑りながら搬送されるため、
原稿面側に付着しているトナー,インク,修正液、さら
には紙粉,ゴミなどがコンタクトガラス2に付着しやす
い。通常、コンタクトガラス2と白圧板3の間隔は0.
3mmから0.5mm程度に設定されており、原稿Dはコン
タクトガラス2にほとんど押し付けられるようにして搬
送される。これは原稿Dのばたつきによる画像劣化を抑
えるためであるが、このことにより、原稿Dに付着した
前記のような汚れ原因となるものが、コンタクトガラス
2に非常に付着しやすくなってしまうのである。
【0006】コンタクトガラス2あるいは白圧板3に付
着した塵埃などが読取ライン上に載ってしまうとシェー
ディング不良、あるいは、そのまま読み込んでしまうこ
とによる画像不良(白すじ,黒すじ)が発生し、品質ク
レームの対象となってしまう。
【0007】コンタクトガラス2あるいは白圧板3に汚
れが付着しにくくする対策として未だ絶対的なものはな
く、静電気による付着の影響をなくすためにコンタクト
ガラス2表面および/または白圧板3に帯電防止処理を
施したり、原稿搬送レイアウト上の工夫をしたり、ある
いは定期的なサービスマンによる清掃などにより処理し
ているのが現状である。
【0008】装置を常に適正な状態に維持するには、最
終的にユーザが容易に清掃することができるようにして
おいて、不良画像が発生したときにはこまめに清掃して
もらうことが最も有効な手段である。しかし、このよう
にすると、ユーザに清掃箇所、および清掃方法などを判
断させる等の煩雑な作業を強いることになる。
【0009】また、複写機では出力画像を見ることによ
り、ユーザが画像不良であるか否かを即座に判断するこ
とができるが、ファクシミリ通信では、送信側において
は送信された画像が不良か否かを判断することができ
ず、受信側から画像不良のクレームが連絡されるまで気
付かないという問題もある。
【0010】また、シェーディングデータが異常かどう
かを装置側にて判断を行った場合、異常の判断をユーザ
に通知する情報として、単に汚れがある旨のみ(例え
ば、LEDランプ等によるエラー通知や操作部LCD上
への概略情報表示)の簡易な通知だけでは、ユーザにお
いてどのような対処を行えば良いのか解りにくく、この
ような場合には、取扱説明書等を参照しながらの作業と
なり、ユーザへの負担がかかる。
【0011】さらに、シェーディングデータに異常があ
り、ユーザに通知する情報が、シェーディング異常の主
原因である白圧板及びコンタクトガラスの清掃手段を記
載した場合であっても、判別しにくい汚れ、例えば、コ
ンタクトガラス上への黒インクの付着などの場合、コン
タクトガラスのどの部分が汚れているのか、また汚れを
除去できたか否かの識別がしにくい場合がある。
【0012】以上の問題に対して、本件出願人による特
開2000−332936号公報に記載した原稿読取装
置にて問題解決手段の提示を行った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の原稿読取装置において、ユーザにコンタクト
ガラス上に汚れがあることを通知して、その汚れの清掃
を促すだけではどの程度の清掃が必要なのか、また何故
コンタクトガラス上に汚れが発生したのか、その理由が
ユーザに伝わらないことから、ユーザはどのように処理
してよいのか困惑しかねない。
【0014】また、ユーザにおいて使用の原稿に対し
て、ボールペンによる記入がなされた直後や、修正液に
よる修正がなされた直後のいわゆる「描画材の半乾き」
状態の原稿が原稿読取装置にて多く使われる場合など、
描画材の付着による汚れが多くなりその都度、汚れを通
知する機能が働くことになり、ユーザの装置に対する不
信感を募らせてしまう場合があるという問題があった。
【0015】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ことに指向するものであり、原稿読取部分の汚れによる
画像不良,異常が発生した場合に、その汚れの清掃に係
る判断が簡単になり、清掃作業を容易かつ確実に行うこ
とができると共に、その再発防止の処置を促すようにし
た原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る原稿読取装置は、原稿読取
手段と、シェーディングデータの検出手段と、検出され
たシェーディングデータが異常か否かを判断する手段
と、原稿読取手段の原稿セット部に原稿の有無を検知す
る原稿検知手段と、シェーディングデータの異常検出に
応じて、印字手段を動作させ異常情報を印字出力させる
制御手段とを有し、原稿がセットされ、かつ原稿読取開
始前の時点で異常情報を印字出力する原稿読取装置にお
いて、異常情報に基づく清掃処理の実施終了を検知する
処理検知手段と、処理検知手段の検知結果によって、清
掃処理後にシェーディングデータを再度検出し、異常の
場合に異常情報を通知する通知手段とを備えた構成によ
って、シェーディングデータの異常判断に基づき、原稿
読み取り処理前に判断され、その異常情報の印字出力に
よって清掃処理できると共に、処理後のシェーディング
データの異常判断を表示して、清掃処理後の汚れ除去を
確認することができる。
【0017】また、請求項2〜3に係る発明は請求項1
の原稿読取装置において、前記原稿読取手段に、原稿読
取位置に配設されたコンタクトガラスに原稿読取面を圧
し、かつ白色基準となる白色圧板を設け、さらに、シェ
ーディングデータの異常を発生させた汚れの認識手段
と、汚れの清掃方法の判定手段と、汚れがコンタクトガ
ラスあるいは白色圧板の何れの部位に存在するかを判定
する手段を備え、印字手段により異常情報として汚れを
除去するための清掃方法に関する情報、汚れの部位に関
する情報を印字出力すること、さらに、印字手段により
印字出力される異常情報に、異常を発生させた汚れの原
因に関する情報を印字出力する構成によって、シェーデ
ィングデータの異常判断に基づき、汚れが判断され、そ
の汚れに関する情報の印字出力によってコンタクトガラ
スあるいは白色圧板などにおける該当箇所を容易に判断
して清掃処理できると共に、汚れの原因となる情報によ
り再発を防止することができる。
【0018】また、請求項4〜5に係る発明は請求項1
の原稿読取装置において、前記清掃処理後のシェーディ
ングデータを再度検出して得た異常情報を、装置情報を
ユーザへ通知する報知手段により行う簡易通知としたこ
と、さらに、報知手段による簡易通知を、報知手段の操
作パネルに設けたLCDに表示するメッセージ、または
LEDの点灯,点滅とした構成によって、汚れの再検出
時に異常情報の通知を行うための不必要な印字出力をす
ることなく、効率よく清掃処理結果の確認を行うことが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態における原稿読
取装置を搭載したファクシミリ装置の概略構成を示す側
断面図であり、このファクシミリ装置に搭載される原稿
読取装置としては図9に示す構成と同様のものである。
【0021】図1において、10は、下部に画像形成部
11が配設され、また上部に画像読取部12が配設され
ている装置本体であり、画像形成部11は、感光体13
を主構成部材とした電子写真プロセスからなり、感光体
13を露光する光学ユニット14,トナー現像ユニット
15,転写部16,帯電部17などからなり、さらに記
録紙Pを収納する給紙カセット18と、転写後の記録紙
Pに対して画像定着を行う定着ユニット部19と、定着
後に排紙される記録紙Pを受ける記録紙排紙トレイ20
などを備えている。
【0022】画像読取部12は、図9に示す原稿読取装
置を主構成部材として、原稿セット部である原稿セット
台22と、原稿がセットされたことを検知する原稿検知
手段の検知センサ23と、原稿を1枚ずつ給紙する分離
給紙部24と、読み取り終了後に排紙される原稿を受け
る原稿排紙トレイ25と、原稿を搬送する複数の搬送ロ
ーラ26などを備えている。
【0023】画像形成部11と画像読取部12における
動作は公知のものであるので、ここではその説明は省略
し、本発明に係る原稿読取装置21に関して、以下に説
明する。
【0024】原稿読取装置21では、図9に基づいて既
に説明したように、原稿情報を読み取る際に、原稿Dは
白圧板(原稿圧板,白色基準板の機能を有する)3によ
って加圧され、かつコンタクトガラス2上を搬送ローラ
26によって搬送,移動されながら、読取センサ1の読
取部分において光学的に読み取られる構成であり、原稿
Dの原稿面側がコンタクトガラス2に接触し、かつ滑り
ながら搬送されるため、原稿面側に付着しているトナ
ー,インク,修正液、さらには紙粉,ゴミなどがコンタ
クトガラス2に付着しやすい。
【0025】このようなコンタクトガラス2あるいは白
圧板3に付着した塵埃などが読取センサ1の読取ライン
上に載ってしまうとシェーディング不良、あるいは、そ
のまま読み込んでしまうことによる画像不良(白すじ,
黒すじ)が発生し、品質クレームの対象となってしま
う。
【0026】コンタクトガラス2あるいは白圧板3に付
着した塵埃などはシェーディング検出によって検知する
ことが可能である。すなわち、原稿を読み取る前に,画
像補正を目的として白圧板3を用い、読取センサ1を使
用して基準の白(黒)データを読み込み、出力補正を行
う。このことを一般的にシェーディングといい、コンタ
クトガラス2の読取面側、あるいは白圧板3の原稿押圧
側に汚れが付着した場合、その汚れの部分におけるシェ
ーディング出力が異常出力として現れる。よって、この
異常出力を検知することによって、汚れを認識すること
ができる。
【0027】図2はシェーディング出力の正常状態の波
形図、図3はコンタクトガラスもしくは白圧板に付着し
た汚れを読み込んだ場合の異常状態の波形図であって、
縦軸はスキャンデータ(シェーディングデータ)の白/
黒出力であり、横軸はセンサ読取幅(全n画素)を示
し、この例では、図3に示すように全n画素中のm画素
目に異常が存在していることがわかる。
【0028】本実施形態では、図3に示すような波形に
なったときに、コンタクトガラス2あるいは白圧板3の
どの部分(何画素目)に汚れが付着しているかを装置に
搭載している演算制御部において認識することができる
ようにしている。具体的には、装置の演算制御部におけ
るCPUの制御部(図示せず)の構成に、読み取る画素
を計数して、m画素目に異常が存在することを識別する
ことができる機能を備えるようにすれば、コンタクトガ
ラス2あるいは白圧板3のm画素目に該当する箇所に汚
れが存在すると特定することができる。
【0029】さらに、現状では画像読取装置におけるシ
ェーディング動作は、一般的に、原稿が搬送されて読取
センサ1の読取位置に到達した時点で行われるが、その
時点でユーザへの通知を行ったのでは、使い勝手上、問
題がある。すなわち、読取位置に汚れが付いた状態で、
少なくとも数枚の原稿の読み取りが行われてしまうおそ
れがある。
【0030】したがって、本実施の形態では、前記通知
するタイミングとして、ユーザが原稿セット台22に原
稿をセットしたことを検知センサ23が検知したとき
に、CPUによりシェーディング動作を行わせるように
している。
【0031】具体的には、CPUにシェーディング異常
を発生させた汚れを認識する機能,その汚れの清掃方法
を判定する機能,さらにその汚れがコンタクトガラス2
あるいは白圧板3の何れの部位に存在するかを特定する
機能などを備えさせておき、検知センサ23の検知タイ
ミングでシェーディング動作を行い、そのときのシェー
ディング波形をチェックし、もしもシェーディングデー
タ出力に異常があった場合に、異常情報として図4に示
す異常レポート30の例のように、異常の詳細情報であ
る(イ)障害説明、(ロ)清掃依頼箇所の指示、(ハ)
清掃方法などをユーザに通知する。
【0032】この通知を行う手段として、例えば、操作
パネル上のLEDランプを点灯させてもよいが、LED
ランプ表示では異常(汚れ)があることのみしか通知で
きない。そこで、LCDパネルにメッセージを簡易表示
の出力をさせる。また、簡易表示の限られた情報量より
さらに詳細表示するために画像形成部11において記録
紙に印字させることでシェーディング異常への対処に必
要十分な情報をユーザ側へ通知することができる。
【0033】以上のことにより、通知を受けたユーザ
は、コンタクトガラスもしくは白圧板上の汚れによる不
具合,汚れの場所,対処方法を容易に認識することがで
き、決められた手段によってコンタクトガラスもしくは
白圧板の清掃を行うことが可能となる。
【0034】具体的な清掃の方法としては、図5のよう
に装置のカバー(スキャナユニットカバー28)を開
き、図6のようにコンタクトガラスもしくは白圧板が見
える状態において、コンタクトガラスもしくは白圧板を
定められた清掃用具を用いて行う。
【0035】この清掃時に、図6に示す処理検知手段と
してのカバーオープンセンサ29により画像読取部のカ
バーが開放されていることを装置側では認識しているた
め、一連の清掃処理(汚れ検知→情報通知→カバーオー
プン→カバークローズ)の終了後に行われるカバークロ
ーズをカバーオープンセンサ29により検知すると、今
度は原稿の検知センサに基づくトリガー無しに、再度、
前記のシェーディングデータによる汚れの確認が行われ
る。
【0036】もし、汚れの除去が完全に行われていない
場合(同じ画素上にシェーディング異常を再検出したと
き)には再度、ユーザに通知を行う。
【0037】この場合の通知方法としては、操作パネル
上のLEDランプの点灯もしくは、LCDパネルにメッ
セージを出力させる。前述したように、最初の汚れ検出
時における通知はこの状態を示す情報量が少ないと、シ
ェーディング異常への対処に必要十分な情報をユーザ側
に通知することができないが、2度目の通知となる汚れ
の除去が完全でない場合、再度、同じ箇所を清掃しても
らう旨の通知としては、LEDもしくはLCD上で表示
される限られた情報量で十分だからである。この処理を
行うことにより、必要以上の印字により無駄な記録紙の
消費を抑えることができる。
【0038】図7は本実施の形態の処理をまとめて示し
たフローチャートであり、原稿セット台22に原稿がセ
ットされて、検知センサ23が原稿の存在を検知し(S
1)、その検知信号をCPUが受けると、CPUはシェ
ーディングを開始させる(S2)。シェーディングデー
タに基づいてCPUは、汚れ異常があるか否かを判断し
(S3)、汚れが存在すると判断(No)すると、その
汚れの部位,その清掃方法などを特定し、それらに関す
る情報を、画像形成部11を動作させて異常レポート3
0として印字出力させる(S4)。
【0039】ここで、ユーザにより汚れなどを除去する
清掃作業を行うために、装置のカバーが開かれたことを
カバーオープンセンサ29により検知する(S5)。ま
た、異常レポート30を見たユーザは、コンタクトガラ
ス2あるいは白圧板3上の汚れによる不具合,汚れの場
所,清掃の対処方法を容易に認識することができるた
め、その情報内容を見たり、設定された清掃手段,清掃
用具を用いることによって、コンタクトガラス2あるい
は白圧板3に対する清掃を行う(S6)。
【0040】ユーザによる清掃作業の終了を示すカバー
の閉じたことをカバーオープンセンサ29により検知す
る(S7)。このカバーを閉じたことの検知により、装
置は検知センサ23の原稿検知と同様にシェーディング
を開始し(S8)、得られたシェーディングデータに基
づき汚れ異常があるか否かを判断し(S9)、汚れが存
在すると判断(No)すると、LEDもしくはLCD上
に再清掃の通知を行い(S10)処理S5へ戻る。
【0041】また、処理S9において汚れがなくシェー
ディングの異常のないとき(Yes)、検知センサ23
による原稿セットの検知を行い(S11)、または処理
S3のシェーディングの結果において異常の無いとき
(Yes)、原稿が読取センサ1方向へ搬送されて(S
12)、コンタクトガラス2上において読取センサ1に
よる原稿読み取りが行われ(S13)、原稿読取が終了
する(S14)。
【0042】前述の再通知を行う際のLEDもしくはL
CD上の表示例として、LCDの場合「再清掃してくだ
さい」等のメッセージの表示、LEDでは「再清掃」の
文字付き等の表示ランプの点灯,点滅等を行うこととな
る。
【0043】以上のように、読取部分に生じた汚れを除
去する案内を行うことで、異常画像の発生を未然に防止
することができるが、この汚れによるシェーディングの
異常検知によって、その通知を行う頻度が多くなれば、
装置に対するユーザーの不信感を募らせてしまう結果と
なりかねない。
【0044】このために、シェーディングの異常を検知
する要因として、ユーザの使用する原稿における、ボー
ルペンにより記入した直後や、修正液により修正した直
後のいわゆる「描画材の半乾き」状態のものが多く使用
される場合に、読取搬送時に原稿面がコンタクトガラス
に接触し、その際に半乾きのインクや修正液などがコン
タクトガラスや白圧板等の読み取り部に付着してまうか
らである。
【0045】これらの要因における対応として、前述し
た汚れを知らせる情報に加え、「描画材の半乾き」状態
原稿はコンタクトガラスを汚す恐れがある旨、原因とな
っている情報を記載し、この問題原因をユーザーに認識
してもらうことにより、再発を防止できる。図8にこの
印字例を示す。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シェーディング異常の判断に基づき、汚れが判断され、
その汚れに関する情報の印字出力されたものを見ること
によって汚れの異常箇所を容易に判断し、処理できると
共に、その処理後に再度検出のシェーディング異常の判
断を簡易情報として表示し、かつ汚れの原因となる情報
を表示することで、一般ユーザであっても原稿読取位置
に配設されたコンタクトガラスあるいは白圧板などにお
ける該当箇所の清掃作業を容易かつ確実にでき、その清
掃後の確認を効率よく行うことが可能になるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における原稿読取装置を搭
載したファクシミリ装置の概略構成を示す側断面図
【図2】シェーディング出力の正常状態の波形図
【図3】コンタクトガラスもしくは白圧板に付着した汚
れを読み込んだ場合のシェーディング出力異常状態の波
形図
【図4】本実施の形態における異常レポートの一例を示
す図
【図5】装置のスキャナユニットカバーの部分を示す部
分斜視図
【図6】装置のスキャナユニットカバーを開いた状態を
示す部分斜視図
【図7】本実施形態における動作をまとめて示したフロ
ーチャート
【図8】本実施の形態における原因となる情報を加えた
異常レポートの一例を示す図
【図9】原稿読取装置の概略構成を示す図
【符号の説明】 1 読取センサ 2 コンタクトガラス 3 白圧板 11 画像形成部 21 原稿読取装置 22 原稿セット台 23 検知センサ 28 スキャナユニットカバー 29 カバーオープンセンサ 30 異常レポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 386 G06T 1/00 430J 5B047 G06T 1/00 430 H04N 1/00 106C 5C062 H04N 1/00 106 1/04 103E 5C072 1/04 1/12 Z 5C077 1/401 1/40 101A Fターム(参考) 2H012 CA06 CB21 CD06 CD08 2H027 DB01 DB03 DE07 EC04 FA18 FA22 FD08 GA21 GA23 GA47 GA54 GA60 GB07 GB09 GB19 HA02 HA03 HA10 HA15 ZA07 2H076 AA04 AA91 AB85 BA15 BA24 BB02 BB10 EA21 2H108 GA01 JA01 JA06 JA15 2H109 CA34 5B047 AA01 BA01 BB02 BC14 CA02 DA04 DC06 5C062 AA02 AA05 AB02 AB22 AB25 AB33 AB41 AC02 AC04 AC05 AC55 AC72 AE15 BA06 5C072 AA01 BA02 EA04 FB12 FB25 RA16 UA02 XA01 5C077 MM27 PP06 PP71 SS05 SS06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読取手段と、シェーディングデータ
    の検出手段と、検出されたシェーディングデータが異常
    か否かを判断する手段と、前記原稿読取手段の原稿セッ
    ト部に原稿の有無を検知する原稿検知手段と、前記シェ
    ーディングデータの異常検出に応じて、印字手段を動作
    させ異常情報を印字出力させる制御手段とを有し、原稿
    がセットされ、かつ原稿読取開始前の時点で前記異常情
    報を印字出力する原稿読取装置において、 前記異常情報に基づく清掃処理の実施終了を検知する処
    理検知手段と、前記処理検知手段の検知結果によって、
    清掃処理後にシェーディングデータを再度検出し、異常
    の場合に異常情報を通知する通知手段とを備えたことを
    特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿読取手段に、原稿読取位置に配
    設されたコンタクトガラスに原稿読取面を圧し、かつ白
    色基準となる白色圧板を設け、さらに、シェーディング
    データの異常を発生させた汚れの認識手段と、前記汚れ
    の清掃方法の判定手段と、前記汚れが前記コンタクトガ
    ラスあるいは白色圧板の何れの部位に存在するかを判定
    する手段を備え、前記印字手段により異常情報として汚
    れを除去するための清掃方法に関する情報、汚れの部位
    に関する情報を印字出力することを特徴とする請求項1
    記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記印字手段により印字出力される異常
    情報に、異常を発生させた汚れの原因に関する情報を印
    字出力することを特徴とする請求項1または2記載の原
    稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃処理後のシェーディングデータ
    を再度検出して得た異常情報を、装置情報をユーザへ通
    知する報知手段により行う簡易通知としたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の原稿読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段による簡易通知を、前記報
    知手段の操作パネルに設けたLCDに表示するメッセー
    ジ、またはLEDの点灯,点滅としたことを特徴する請
    求項4記載の原稿読取装置。
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