JP2000332936A - 原稿読取装置 - Google Patents
原稿読取装置Info
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- JP2000332936A JP2000332936A JP11143362A JP14336299A JP2000332936A JP 2000332936 A JP2000332936 A JP 2000332936A JP 11143362 A JP11143362 A JP 11143362A JP 14336299 A JP14336299 A JP 14336299A JP 2000332936 A JP2000332936 A JP 2000332936A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原稿読取部分における汚れによる画像不良,
異常が発生した場合に、その清掃に係る判断を簡単に
し、清掃作業を容易にする。 【解決手段】 シェーディングデータに基づいて汚れ異
常が存在することをCPU内の判定機能により判定さ
せ、その判定情報を画像形成部を動作させることによっ
て印字させて異常レポート30を印字出力することによ
り、オペレータに対して汚れ異常の具体的情報を報知可
能にする。
異常が発生した場合に、その清掃に係る判断を簡単に
し、清掃作業を容易にする。 【解決手段】 シェーディングデータに基づいて汚れ異
常が存在することをCPU内の判定機能により判定さ
せ、その判定情報を画像形成部を動作させることによっ
て印字させて異常レポート30を印字出力することによ
り、オペレータに対して汚れ異常の具体的情報を報知可
能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ,ファク
シミリ装置,複写機、あるいはそれらの複合機における
原稿読取装置に係り、特に原稿読取部位を清浄化するた
めの構成に関するものである。
シミリ装置,複写機、あるいはそれらの複合機における
原稿読取装置に係り、特に原稿読取部位を清浄化するた
めの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置などのシー
ト状原稿を移動させて原稿情報を読み取る原稿読取部
に、図6に示す構成のものを採用している装置がある。
ト状原稿を移動させて原稿情報を読み取る原稿読取部
に、図6に示す構成のものを採用している装置がある。
【0003】図6において、1は原稿情報を光学的に読
み取る読取センサ、2は、読取センサ1の読取位置(読
取ライン)に設置され、表面を原稿Dが移動するコンタ
クトガラス、3は、原稿Dをコンタクトガラス2の表面
に押圧し、かつシェーディングデータ読み取りのために
使用される公知の白色基準板と原稿圧板とを兼ねる白色
圧板、4は白色圧板3をコンタクトガラス2方向に付勢
する加圧スプリング、5は原稿Dを搬送ガイドするガイ
ド板である。
み取る読取センサ、2は、読取センサ1の読取位置(読
取ライン)に設置され、表面を原稿Dが移動するコンタ
クトガラス、3は、原稿Dをコンタクトガラス2の表面
に押圧し、かつシェーディングデータ読み取りのために
使用される公知の白色基準板と原稿圧板とを兼ねる白色
圧板、4は白色圧板3をコンタクトガラス2方向に付勢
する加圧スプリング、5は原稿Dを搬送ガイドするガイ
ド板である。
【0004】図6に示す原稿読取装置において、原稿情
報を読み取る際に原稿Dは、白色圧板3によって加圧さ
れ、かつ搬送手段によってコンタクトガラス2上を移動
されながら、コンタクトガラス2上の読取センサ1の読
取部分において原稿情報が光学的に読み取られる。
報を読み取る際に原稿Dは、白色圧板3によって加圧さ
れ、かつ搬送手段によってコンタクトガラス2上を移動
されながら、コンタクトガラス2上の読取センサ1の読
取部分において原稿情報が光学的に読み取られる。
【0005】このように原稿Dは、原稿面側がコンタク
トガラス2に接触し、かつ滑りながら搬送されるため、
原稿面側に付着しているトナー,インク,修正液、さら
には紙粉,ゴミなどがコンタクトガラス2に付着しやす
い。通常、コンタクトガラス2と白色圧板3の間隔は
0.3mmから0.5mm程度に設定されており、原稿Dは
コンタクトガラス2にほとんど押し付けられるようにし
て搬送される。これは原稿Dのばたつきによる画像劣化
を抑えるためであるが、このことにより、原稿Dに付着
した前記のような汚れ原因となるものが、コンタクトガ
ラス2に非常に付着しやすくなってしまうのである。
トガラス2に接触し、かつ滑りながら搬送されるため、
原稿面側に付着しているトナー,インク,修正液、さら
には紙粉,ゴミなどがコンタクトガラス2に付着しやす
い。通常、コンタクトガラス2と白色圧板3の間隔は
0.3mmから0.5mm程度に設定されており、原稿Dは
コンタクトガラス2にほとんど押し付けられるようにし
て搬送される。これは原稿Dのばたつきによる画像劣化
を抑えるためであるが、このことにより、原稿Dに付着
した前記のような汚れ原因となるものが、コンタクトガ
ラス2に非常に付着しやすくなってしまうのである。
【0006】コンタクトガラス2あるいは白色圧板3に
付着した塵埃などが読取ライン上に載ってしまうとシェ
ーディング不良、あるいは、そのまま読み込んでしまう
ことによる画像不良(白すじ,黒すじ)が発生し、品質
クレームの対象となってしまう。
付着した塵埃などが読取ライン上に載ってしまうとシェ
ーディング不良、あるいは、そのまま読み込んでしまう
ことによる画像不良(白すじ,黒すじ)が発生し、品質
クレームの対象となってしまう。
【0007】コンタクトガラス2あるいは白色圧板3に
汚れが付着しにくくする対策として未だ絶対的なものは
なく、静電気による付着の影響をなくすためにコンタク
トガラス2表面および/または白色圧板3に帯電防止処
理を施したり、原稿搬送レイアウト上の工夫をしたり、
あるいは定期的なサービスマンによる清掃などにより処
理しているのが現状である。
汚れが付着しにくくする対策として未だ絶対的なものは
なく、静電気による付着の影響をなくすためにコンタク
トガラス2表面および/または白色圧板3に帯電防止処
理を施したり、原稿搬送レイアウト上の工夫をしたり、
あるいは定期的なサービスマンによる清掃などにより処
理しているのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置を
常に適正な状態に維持するには、ユーザが容易に清掃す
ることができるようにしておいて、不良画像が発生した
ときにはこまめに清掃してもらうのが最も有効な手段で
ある。しかし、このようにすると、ユーザに清掃箇所、
および清掃方法などを判断させる等の煩雑な作業を強い
ることになる。
常に適正な状態に維持するには、ユーザが容易に清掃す
ることができるようにしておいて、不良画像が発生した
ときにはこまめに清掃してもらうのが最も有効な手段で
ある。しかし、このようにすると、ユーザに清掃箇所、
および清掃方法などを判断させる等の煩雑な作業を強い
ることになる。
【0009】また、複写機では出力画像を見ることによ
り、ユーザが画像不良であるか否かを即座に判断するこ
とができるが、ファクシミリ通信では、送信側において
は送信された画像が不良か否かを判断することができ
ず、受信側から画像不良のクレームが連絡されるまで気
付かないという問題もある。
り、ユーザが画像不良であるか否かを即座に判断するこ
とができるが、ファクシミリ通信では、送信側において
は送信された画像が不良か否かを判断することができ
ず、受信側から画像不良のクレームが連絡されるまで気
付かないという問題もある。
【0010】本発明は、前記従来の問題を解決し、原稿
読取部分における汚れによる画像不良,異常が発生した
場合に、その汚れの清掃に係る判断が簡単になり、清掃
作業を容易かつ確実に行うことができるようにした原稿
読取装置を提供することを目的とする。
読取部分における汚れによる画像不良,異常が発生した
場合に、その汚れの清掃に係る判断が簡単になり、清掃
作業を容易かつ確実に行うことができるようにした原稿
読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、原稿読取手段と、シェーディングデータ
を検出する手段と、検出されたシェーディングデータが
異常か否かを判断する手段とを備えた原稿読取装置にお
いて、シェーディングデータが異常である場合、印字手
段を動作させて異常情報を印字出力させる制御手段を備
えたものであり、この構成によって、シェーディング異
常により汚れ異常を判断して、汚れに関する情報を印字
出力するため、その印字出力されたものを見ることによ
って、一般ユーザにおいても容易かつ確実に該当箇所の
清掃作業を行うことが可能になる。
め、本発明は、原稿読取手段と、シェーディングデータ
を検出する手段と、検出されたシェーディングデータが
異常か否かを判断する手段とを備えた原稿読取装置にお
いて、シェーディングデータが異常である場合、印字手
段を動作させて異常情報を印字出力させる制御手段を備
えたものであり、この構成によって、シェーディング異
常により汚れ異常を判断して、汚れに関する情報を印字
出力するため、その印字出力されたものを見ることによ
って、一般ユーザにおいても容易かつ確実に該当箇所の
清掃作業を行うことが可能になる。
【0012】また本発明は、前記原稿読取手段における
原稿セット部に原稿がセットされたことを検知するセン
サを備え、原稿がセットされ、かつ原稿読取開始前に、
前記異常情報の印字出力を可能にしたものであり、この
構成によって、原稿読取開始前に前記清掃作業を行うこ
とができるため、読み取った原稿情報に基づく再生時の
異常画像発生を未然に防止することができる。
原稿セット部に原稿がセットされたことを検知するセン
サを備え、原稿がセットされ、かつ原稿読取開始前に、
前記異常情報の印字出力を可能にしたものであり、この
構成によって、原稿読取開始前に前記清掃作業を行うこ
とができるため、読み取った原稿情報に基づく再生時の
異常画像発生を未然に防止することができる。
【0013】また本発明は、シェーディング異常を発生
させた汚れを認識する手段と、その汚れの清掃方法を判
定する手段を備え、汚れを除去するための清掃方法に関
する情報を印字出力することを可能にしたものであり、
この構成によって、汚れに対応した具体的な清掃方法が
印字出力されるため、一般ユーザにおいても、さらに容
易に清掃作業を行うことが可能になる。
させた汚れを認識する手段と、その汚れの清掃方法を判
定する手段を備え、汚れを除去するための清掃方法に関
する情報を印字出力することを可能にしたものであり、
この構成によって、汚れに対応した具体的な清掃方法が
印字出力されるため、一般ユーザにおいても、さらに容
易に清掃作業を行うことが可能になる。
【0014】また本発明は、前記原稿読取手段が、原稿
読取位置に配設されたコンタクトガラスに原稿読取面を
圧し、かつ白色基準となる白色圧板を備えた構成であ
り、さらに前記汚れが前記コンタクトガラスあるいは白
色圧板の何れの部位に存在するかを判定する手段を備
え、汚れの部位に関する情報を印字出力することを可能
にしたものであり、この構成によって、前記清掃に関す
る各情報に加えて、汚れが何れの部位に発生しているか
を簡単に判断することができるため、さらに容易にかつ
確実に清掃作業を行うことが可能になる。
読取位置に配設されたコンタクトガラスに原稿読取面を
圧し、かつ白色基準となる白色圧板を備えた構成であ
り、さらに前記汚れが前記コンタクトガラスあるいは白
色圧板の何れの部位に存在するかを判定する手段を備
え、汚れの部位に関する情報を印字出力することを可能
にしたものであり、この構成によって、前記清掃に関す
る各情報に加えて、汚れが何れの部位に発生しているか
を簡単に判断することができるため、さらに容易にかつ
確実に清掃作業を行うことが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
ついて図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の実施形態を説明するための
原稿読取装置を搭載したファクシミリ装置の概略構成図
であり、このファクシミリ装置に搭載される原稿読取装
置としては図6に示す構成のものと同様のものである。
原稿読取装置を搭載したファクシミリ装置の概略構成図
であり、このファクシミリ装置に搭載される原稿読取装
置としては図6に示す構成のものと同様のものである。
【0017】図1において、10は、下部に画像形成部
11が配設され、また上部に画像読取部12が配設され
ている装置本体であり、画像形成部11は、感光体13
を主構成部材とした電子写真プロセスからなるものであ
って、感光体13を露光する露光光学ユニット14,ト
ナー現像ユニット15,転写部16,帯電部17などか
らなり、さらに記録紙Pを収納する給紙カセット18
と、転写後の記録紙Pに対して画像定着を行う定着ユニ
ット部19と、定着後に排紙される記録紙Pを受ける排
紙トレイ20などを具備している。
11が配設され、また上部に画像読取部12が配設され
ている装置本体であり、画像形成部11は、感光体13
を主構成部材とした電子写真プロセスからなるものであ
って、感光体13を露光する露光光学ユニット14,ト
ナー現像ユニット15,転写部16,帯電部17などか
らなり、さらに記録紙Pを収納する給紙カセット18
と、転写後の記録紙Pに対して画像定着を行う定着ユニ
ット部19と、定着後に排紙される記録紙Pを受ける排
紙トレイ20などを具備している。
【0018】画像読取部12は、図6に示す原稿読取装
置を主構成部材として、原稿セット台22と、原稿がセ
ットされたことを検知する検知センサ23と、原稿を1
枚ずつ給紙する分離給紙部24と、読み取り終了後に排
紙される原稿を受ける原稿排紙トレイ25と、原稿を搬
送する複数の搬送ローラ26などを具備している。
置を主構成部材として、原稿セット台22と、原稿がセ
ットされたことを検知する検知センサ23と、原稿を1
枚ずつ給紙する分離給紙部24と、読み取り終了後に排
紙される原稿を受ける原稿排紙トレイ25と、原稿を搬
送する複数の搬送ローラ26などを具備している。
【0019】画像形成部11と画像読取部12における
動作は公知のものであるので、ここではその説明は省略
し、本発明に係る原稿読取装置21に関して、以下説明
することにする。
動作は公知のものであるので、ここではその説明は省略
し、本発明に係る原稿読取装置21に関して、以下説明
することにする。
【0020】原稿読取装置21では、図6に基づいて既
に説明したように、原稿情報を読み取る際に、原稿Dは
白色圧板(原稿押さえ板)3によって加圧され、かつコ
ンタクトガラス2上を搬送ローラ26によって搬送,移
動されながら、読取センサ1の読取部分において光学的
に読み取られる構成であって、このため、原稿Dの原稿
面側がコンタクトガラス2に接触し、かつ滑りながら搬
送されるため、原稿面側に付着しているトナー,イン
ク,修正液、さらには紙粉,ゴミなどがコンタクトガラ
ス2に付着しやすい。
に説明したように、原稿情報を読み取る際に、原稿Dは
白色圧板(原稿押さえ板)3によって加圧され、かつコ
ンタクトガラス2上を搬送ローラ26によって搬送,移
動されながら、読取センサ1の読取部分において光学的
に読み取られる構成であって、このため、原稿Dの原稿
面側がコンタクトガラス2に接触し、かつ滑りながら搬
送されるため、原稿面側に付着しているトナー,イン
ク,修正液、さらには紙粉,ゴミなどがコンタクトガラ
ス2に付着しやすい。
【0021】このようなコンタクトガラス2あるいは白
色圧板3に付着した塵埃などが読取センサ1の読取ライ
ン上に載ってしまうとシェーディング不良、あるいは、
そのまま読み込んでしまうことによる画像不良(白す
じ,黒すじ)が発生し、品質クレームの対象となってし
まう。
色圧板3に付着した塵埃などが読取センサ1の読取ライ
ン上に載ってしまうとシェーディング不良、あるいは、
そのまま読み込んでしまうことによる画像不良(白す
じ,黒すじ)が発生し、品質クレームの対象となってし
まう。
【0022】コンタクトガラス2あるいは白色圧板3に
付着した塵埃などはシェーディング検出によって検知す
ることが可能である。すなわち、原稿を読み取る前に,
画像補正を目的として白色圧板3を用い、読取センサ1
を使用して基準の白(黒)データを読み込み、出力補正
を行う。このことを一般的にシェーディングといい、コ
ンタクトガラス2の読取面側、あるいは白色圧板3の原
稿押圧側に汚れが付着した場合、その汚れの部分におけ
るシェーディング出力が異常出力として現れる。よっ
て、この異常出力を検知することによって、汚れを認識
することができる。
付着した塵埃などはシェーディング検出によって検知す
ることが可能である。すなわち、原稿を読み取る前に,
画像補正を目的として白色圧板3を用い、読取センサ1
を使用して基準の白(黒)データを読み込み、出力補正
を行う。このことを一般的にシェーディングといい、コ
ンタクトガラス2の読取面側、あるいは白色圧板3の原
稿押圧側に汚れが付着した場合、その汚れの部分におけ
るシェーディング出力が異常出力として現れる。よっ
て、この異常出力を検知することによって、汚れを認識
することができる。
【0023】図2はシェーディング出力の正常状態の波
形図、図3はコンタクトガラスもしくは白色圧板に付着
した汚れを読み込んだ場合の異常状態の波形図であっ
て、縦軸はスキャンデータ(シェーディングデータ)の
白/黒出力であり、横軸はセンサ読取幅(全n画素)を
示し、この例では、図3に示すように全n画素中のm画
素目に異常が存在している。
形図、図3はコンタクトガラスもしくは白色圧板に付着
した汚れを読み込んだ場合の異常状態の波形図であっ
て、縦軸はスキャンデータ(シェーディングデータ)の
白/黒出力であり、横軸はセンサ読取幅(全n画素)を
示し、この例では、図3に示すように全n画素中のm画
素目に異常が存在している。
【0024】本実施形態では、図3に示すような波形に
なったときに、コンタクトガラス2あるいは白色圧板3
のどの部分(何画素目)に汚れが付着しているかを装置
に搭載している演算制御部において認識することができ
るようにしている。具体的には、装置の演算制御部にお
けるCPUの制御部(図示せず)の構成に、m画素目に
異常が存在することを識別することができる機能を備え
るようにすれば、コンタクトガラス2あるいは白色圧板
3のm画素目に該当する箇所に汚れが存在すると特定す
ることができる。
なったときに、コンタクトガラス2あるいは白色圧板3
のどの部分(何画素目)に汚れが付着しているかを装置
に搭載している演算制御部において認識することができ
るようにしている。具体的には、装置の演算制御部にお
けるCPUの制御部(図示せず)の構成に、m画素目に
異常が存在することを識別することができる機能を備え
るようにすれば、コンタクトガラス2あるいは白色圧板
3のm画素目に該当する箇所に汚れが存在すると特定す
ることができる。
【0025】本実施形態では、前記シェーディングデー
タに異常が存在することがCPU内の識別,判定機能に
より判定されたときに、その判定情報を印字手段である
画像形成部11を動作させて印字出力することによっ
て、レポート形式によってオペレータへ報知するように
している。
タに異常が存在することがCPU内の識別,判定機能に
より判定されたときに、その判定情報を印字手段である
画像形成部11を動作させて印字出力することによっ
て、レポート形式によってオペレータへ報知するように
している。
【0026】報知手段の例としては、例えば装置本体に
設けられる操作パネル上のLEDランプなどを点灯させ
るようにしてもよいが、LEDランプ表示では異常(汚
れ)があることのみしか通知することができず、またL
CDパネルにメッセージを出力させても限られた情報量
の記載しかできないが、本実施形態のように、記録紙に
印字させるようにすれば、シェーディング異常(汚れ)
への対処に必要十分な情報をオペレータ側に通知するこ
とができる。
設けられる操作パネル上のLEDランプなどを点灯させ
るようにしてもよいが、LEDランプ表示では異常(汚
れ)があることのみしか通知することができず、またL
CDパネルにメッセージを出力させても限られた情報量
の記載しかできないが、本実施形態のように、記録紙に
印字させるようにすれば、シェーディング異常(汚れ)
への対処に必要十分な情報をオペレータ側に通知するこ
とができる。
【0027】さらに、現状では画像読取装置におけるシ
ェーディング動作は、一般的に、原稿が搬送されて読取
センサ1の読取位置に到達した時点で行われるが、その
時点で本実施形態によるオペレータへの通知を行ったの
では、使い勝手上、問題がある。すなわち、読取位置に
汚れが付いた状態で、少なくとも数枚の原稿の読み取り
が行われてしまうおそれがある。
ェーディング動作は、一般的に、原稿が搬送されて読取
センサ1の読取位置に到達した時点で行われるが、その
時点で本実施形態によるオペレータへの通知を行ったの
では、使い勝手上、問題がある。すなわち、読取位置に
汚れが付いた状態で、少なくとも数枚の原稿の読み取り
が行われてしまうおそれがある。
【0028】したがって、本実施形態では、前記通知す
るタイミングとして、オペレータが原稿セット台22に
原稿をセットしたことを検知センサ23が検知したとき
に、CPUによりシェーディング動作を行わせるように
している。
るタイミングとして、オペレータが原稿セット台22に
原稿をセットしたことを検知センサ23が検知したとき
に、CPUによりシェーディング動作を行わせるように
している。
【0029】具体的には、CPUにシェーディング異常
を発生させた汚れを認識する機能,その汚れの清掃方法
を判定する機能,さらにその汚れがコンタクトガラス2
あるいは白色圧板3の何れの部位に存在するかを特定す
る機能などを具備させておき、検知センサ23の検知タ
イミングでシェーディング動作を行い、そのときのシェ
ーディング波形をチェックし、もしもシェーディングデ
ータ出力に異常があった場合に、画像形成部11を動作
させて、図4に示す異常レポート30の例のように、異
常の詳細情報である(イ)障害説明、(ロ)清掃依頼箇
所の指示、(ハ)清掃方法などを記録紙に印字出力して
オペレータに通知する。
を発生させた汚れを認識する機能,その汚れの清掃方法
を判定する機能,さらにその汚れがコンタクトガラス2
あるいは白色圧板3の何れの部位に存在するかを特定す
る機能などを具備させておき、検知センサ23の検知タ
イミングでシェーディング動作を行い、そのときのシェ
ーディング波形をチェックし、もしもシェーディングデ
ータ出力に異常があった場合に、画像形成部11を動作
させて、図4に示す異常レポート30の例のように、異
常の詳細情報である(イ)障害説明、(ロ)清掃依頼箇
所の指示、(ハ)清掃方法などを記録紙に印字出力して
オペレータに通知する。
【0030】このようにすることにより、異常レポート
30に印刷された内容を見ることによって容易かつ確実
に該当箇所の清掃を行うことができ、したがって、一般
ユーザにおいても容易に清掃作業を行うことが可能にな
る。
30に印刷された内容を見ることによって容易かつ確実
に該当箇所の清掃を行うことができ、したがって、一般
ユーザにおいても容易に清掃作業を行うことが可能にな
る。
【0031】図5は本実施形態における動作をまとめて
示したフローチャートであり、原稿セット台22に原稿
がセットされて、検知センサ23が原稿の存在を検知し
(S1)、その検知信号をCPUが受けると、CPUは
シェーディングを開始させる(S2)。シェーディング
データに基づいてCPUは、汚れ異常があるか否かを判
断し(S3)、汚れが存在すると判断すると、その汚れ
の部位,その清掃方法などを特定し、それらに関する情
報を、画像形成部11を動作させて異常レポート30と
して印字出力させる(S4)。
示したフローチャートであり、原稿セット台22に原稿
がセットされて、検知センサ23が原稿の存在を検知し
(S1)、その検知信号をCPUが受けると、CPUは
シェーディングを開始させる(S2)。シェーディング
データに基づいてCPUは、汚れ異常があるか否かを判
断し(S3)、汚れが存在すると判断すると、その汚れ
の部位,その清掃方法などを特定し、それらに関する情
報を、画像形成部11を動作させて異常レポート30と
して印字出力させる(S4)。
【0032】ここでオペレータによるが汚れなどを除去
する清掃作業が行われる(S5)。すなわち、異常レポ
ート30を見たオペレータは、コンタクトガラス2ある
いは白色圧板3上の汚れによる不具合,汚れの場所,清
掃の対処方法を容易に認識することができるため、その
情報内容を見たり、設定された清掃手段,清掃用具を用
いることによって、コンタクトガラス2あるいは白色圧
板3に対する清掃が簡単かつ良好に行える。
する清掃作業が行われる(S5)。すなわち、異常レポ
ート30を見たオペレータは、コンタクトガラス2ある
いは白色圧板3上の汚れによる不具合,汚れの場所,清
掃の対処方法を容易に認識することができるため、その
情報内容を見たり、設定された清掃手段,清掃用具を用
いることによって、コンタクトガラス2あるいは白色圧
板3に対する清掃が簡単かつ良好に行える。
【0033】清掃完了後、ステップ(S1)に戻り、C
PUによる汚れ異常の再判断が行われ、汚れがないと判
断されると、原稿が読取センサ1方向へ搬送されて(S
6)、コンタクトガラス2上において読取センサ1によ
る原稿読み取りが行われ(S7)、原稿読取が終了する
(S8)。
PUによる汚れ異常の再判断が行われ、汚れがないと判
断されると、原稿が読取センサ1方向へ搬送されて(S
6)、コンタクトガラス2上において読取センサ1によ
る原稿読み取りが行われ(S7)、原稿読取が終了する
(S8)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿読取
装置によれば、シェーディング異常の判断に基づき、汚
れ異常が判断され、その汚れに関する情報が印字出力さ
れるため、印字出力されたものを見ることによって汚れ
の異常箇所を容易に判断することができ、したがって、
一般ユーザであっても原稿読取位置に配設されたコンタ
クトガラスあるいは白色圧板などにおける該当箇所の清
掃作業を容易かつ確実に行うことが可能になる。
装置によれば、シェーディング異常の判断に基づき、汚
れ異常が判断され、その汚れに関する情報が印字出力さ
れるため、印字出力されたものを見ることによって汚れ
の異常箇所を容易に判断することができ、したがって、
一般ユーザであっても原稿読取位置に配設されたコンタ
クトガラスあるいは白色圧板などにおける該当箇所の清
掃作業を容易かつ確実に行うことが可能になる。
【図1】本発明の実施形態を説明するための原稿読取装
置を搭載したファクシミリ装置の概略構成図
置を搭載したファクシミリ装置の概略構成図
【図2】シェーディング出力の正常状態の波形図
【図3】コンタクトガラス上もしくは白色圧板に付着し
た汚れを読み込んだ場合の異常状態の波形図
た汚れを読み込んだ場合の異常状態の波形図
【図4】本実施形態における異常レポートの一例の正面
図
図
【図5】本実施形態における動作をまとめて示したフロ
ーチャート
ーチャート
【図6】本実施形態にも適用される原稿読取装置の概略
構成図
構成図
1 読取センサ 2 コンタクトガラス 3 白色圧板 11 画像形成部 12 画像読取部 21 原稿読取装置 22 原稿セット台 23 検知センサ 30 異常レポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 GA21 GB07 GB08 GB09 HA02 HA12 ZA07 2H076 BA07 BA71 BA97 EA21 5B047 AA01 BA01 CA02 CB22 DC01 DC06 5C062 AA02 AA05 AB22 AB33 AC72 AF15 BA06 5C072 AA01 BA17 FB25 RA16 RA20 XA01
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿読取手段と、シェーディングデータ
を検出する手段と、検出されたシェーディングデータが
異常か否かを判断する手段とを備えた原稿読取装置にお
いて、シェーディングデータが異常である場合、印字手
段を動作させて異常情報を印字出力させる制御手段を備
えたことを特徴とする原稿読取装置。 - 【請求項2】 前記原稿読取手段における原稿セット部
に原稿がセットされたことを検知するセンサを備え、原
稿がセットされ、かつ原稿読取開始前の時点で前記異常
情報を印字出力することを可能にしたことを特徴とする
請求項1記載の原稿読取装置。 - 【請求項3】 シェーディング異常を発生させた汚れを
認識する手段と、その汚れの清掃方法を判定する手段を
備え、汚れを除去するための清掃方法に関する情報を印
字出力することを可能にしたことを特徴とする請求項1
記載の原稿読取装置。 - 【請求項4】 前記原稿読取手段が、原稿読取位置に配
設されたコンタクトガラスに原稿読取面を圧し、かつ白
色基準となる白色圧板を備えた構成であり、さらに前記
汚れが前記コンタクトガラスあるいは白色圧板の何れの
部位に存在するかを判定する手段を備え、汚れの部位に
関する情報を印字出力することを可能にしたことを特徴
とする請求項3記載の原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11143362A JP2000332936A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11143362A JP2000332936A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 原稿読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000332936A true JP2000332936A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15337031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11143362A Pending JP2000332936A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 原稿読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000332936A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002320077A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Ricoh Co Ltd | 原稿読取装置 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP11143362A patent/JP2000332936A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002320077A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Ricoh Co Ltd | 原稿読取装置 |
JP4600960B2 (ja) * | 2001-04-20 | 2010-12-22 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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