JP2002305980A - 地被植物用緑化パネル - Google Patents

地被植物用緑化パネル

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JP2002305980A JP2001108919A JP2001108919A JP2002305980A JP 2002305980 A JP2002305980 A JP 2002305980A JP 2001108919 A JP2001108919 A JP 2001108919A JP 2001108919 A JP2001108919 A JP 2001108919A JP 2002305980 A JP2002305980 A JP 2002305980A
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    • Y02B80/32Roof garden systems

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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で取扱がしやすく、移設や増設が簡単に
行える。簡単な構成で地被植物に均等に水分の補給がで
きる。 【解決手段】 多孔質の材料よりなる透水性を有する透
水性ユニット体1と、透水性ユニット体1を収納し且つ
水を溜めるための凹型の箱体2とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋上、ベラ
ンダ等の人工地盤上において植物栽培、特に地被植物を
育成するための地被植物用緑化パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の屋上、ベランダ等の人工地
盤に植物を栽培する場合は、防水層及び防根層を施した
あと、その上に土壌を盛り、その上に植物を栽培するよ
うにしていた。
【0003】ところが、土壌を盛るという上記の従来例
においては、建物にかかる荷重負担が大きく、その分建
物の設計にも影響を与え、また、大がかりな防水工事も
必要で、これらの理由により建物の建築コストが高くな
り、また、人工地盤における緑化工事のコストも高くな
るという問題があった。更に、既存の建物の場合には土
壌を盛ることによる荷重の増大のため、上記緑化工事が
適用出来ない場合も生じていた。
【0004】また、荷重が大きいため、上記のような初
期施工が面倒であるだけでなく、移設、増設等も面倒な
工事となって、簡単には移設、増設ができないという問
題がある。
【0005】また、従来にあっては根を生育させて根を
絡ませるためには必ず土壌が必要であり、作業者は土壌
を扱うため、作業がし難く且つ作業を行っている部分の
周囲を汚し、作業者自身も汚れるという問題があり、更
に、土壌は雨で流出したり、風で飛散したりするという
問題もあった。更に、土壌に水分の補給が均一にできな
いため、植物の生長にむらがあった。また、薄土壌の場
合、自然の水のみでは枯れてしまう植物が多く、このた
め、水分補給といった管理が必要であるが、従来は手ま
きで水やりをしたり、自動灌水機等でおこなっていた
が、手まきによる水やりは面倒であるとともに均一で適
度な給水ができず、また、自動灌水機の場合、工事やメ
ンテナンスが面倒で且つ設備費が高く且つランニングコ
ストが高くなり、更に移設や増設に対して簡単に対応し
難いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、軽量で取扱がしやすく、移設
や増設が簡単に行え、しかも、簡単な構成で地被植物に
均等に水分の補給ができ、更に、根がらみ機能が良く、
水持ち機能にも優れ、取り扱い易く、また、隣接する箱
体同士の確実な連結ができ、また、植物に肥料を与える
機能を備え、更に植物の飛散防止ができ、また、植物の
種類により最適の水量とすることができ、更に、建物と
の断熱を高めて建物の冷暖房コストを低減できる地被植
物用緑化パネルを提供することを課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る地被植物用緑化パネルは、多孔質の材料
よりなる透水性を有する透水性ユニット体1と、透水性
ユニット体1を収納し且つ水を溜めるための凹型の箱体
2とから成ることを特徴とするものである。このような
構成とすることで、透水性ユニット体1と箱体2とより
なるユニット化した軽量で取り扱いやすい地被植物用緑
化パネル14を形成することができ、箱体内に溜めた水
を透水ユニット1により毛細管現象で吸い上げて地被植
物15に給水できるものである。
【0008】また、透水性ユニット体1がスポンジ、合
成樹脂発泡体、多孔質ゴム等の多数の連続する小空隙を
有し且つ柔軟性を有する柔軟性多孔質材3であることが
好ましい。このような構成とすることで、地被植物15
の根が多数の連続する小空隙を有し且つ柔軟性を有する
柔軟性多孔質材3よりなる透水性ユニット体1内に容易
に入り込んで成長し、容易に根絡みすることができるも
のであり、植物の根が成長して太くなっても柔軟性多孔
質材3が柔軟性を有するので内部の小空隙の周囲が変形
することで容易に対応できるものであり、毛細管現象で
吸い上げられ且つ柔軟性を有する柔軟性多孔質材3より
なる透水性ユニット体1内の小空隙に保水された水を直
接透水性ユニット体1内で植物の根に給水できるもので
ある。また、このように柔軟性を有する透水性ユニット
体1が根絡みする機能を備えているので根絡みさせるに
当たって土壌を必要としないものである。
【0009】また、多孔質粒状体4を多数の小孔5aを
有する袋5内に充填して透水性ユニット体1を構成して
あることが好ましい。このような構成とすることで、地
被植物15の根が袋5の小孔5aから袋5内に入り込ん
で多孔質粒状体4間に進入して成長し、容易に根絡みす
ることができるものであり、多孔質粒状体4間の小間隙
を通って毛細管現象で吸い上げられ且つ多孔質粒状体4
間の小間隙に保水された水を直接透水性ユニット体1内
で植物の根に給水できるものである。また、このように
袋5内に充填した多孔質粒状体4が根絡みする機能を備
えているので根絡みさせるに当たって土壌を必要とせ
ず、多孔質粒状体4が袋5に入っているため取り扱いや
すいものである。
【0010】また、透水性ユニット体1に隣接する箱体
2同士を連結する連結手段6を設けてあることが好まし
い。このような構成とすることで、透水性ユニット体1
に設けた連結手段6を用いて隣接する箱体2同士を連結
することができるものである。
【0011】また、透水性ユニット体1を柔軟性を有す
る柔軟性多孔質材3と柔軟性多孔質材3よりも剛性に優
れた骨組み材7を組み合わせて構成してあることが好ま
しい。このように柔軟性を有する柔軟性多孔質材3を用
いたものであっても骨組み材7と組み合わせることで透
水性ユニット体1全体としての剛性を向上させて隣接す
る箱体2同士を連結することができるものである。
【0012】また、透水性ユニット体1に根が入り込む
ための孔8を形成してあることが好ましい。このような
構成とすることで、透水性ユニット体1に孔8から根が
入って毛細管現象により供給される水を透水性ユニット
体1内で直接根から給水できるものである。
【0013】また、透水性ユニット体1に肥料を蓄積す
るための肥料蓄積手段9を設けてあることが好ましい。
このような構成とすることで、肥料を備えたユニット化
した軽量で取り扱いやすい地被植物用緑化パネル14を
形成することができるものである。
【0014】また、箱体2にネット等の覆い物10を取
付けるための覆い物取付け手段11を設けてあることが
好ましい。このような構成とすることで、覆い物10を
容易に取付けることができて地被植物15の飛散防止が
できるものである。
【0015】また、箱体2に複数の排水部12を上下方
向に設けてあることが好ましい。このような構成とする
ことで、地被植物15の種類に応じて箱体2内の水量を
調整することができるものである。
【0016】また、箱体2に断熱層13を設けることが
好ましい。このような構成とすることで、建物との断熱
を高めることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0018】本発明の地被植物用緑化パネル14は、多
孔質の材料よりなる透水性を有する透水性ユニット体1
と、透水性ユニット体1を収納し且つ水を溜めるための
凹型の箱体2とで構成してあり、透水性ユニット体1は
略板状をしており、図2に示すように平面視で箱体2に
ちょうど入る形状、大きさをしている。この地被植物用
緑化パネル14で芝やセダム類等の地被植物15を栽培
するものであり、凹型の箱体2に溜められた水を多孔質
の材料よりなる透水性を有する透水性ユニット体1によ
って吸い上げて地被植物15に供給することで地被植物
15を成長させるようになっている。
【0019】ここで、地被植物用緑化パネル14は透水
性ユニット体1自体に植物の根が入り込んで成長しなが
ら根絡みする根絡みする機能を備えているものの場合に
は透水性ユニット体1上に直接地被植物15を載置して
栽培するものであり、また、植物の種類によっていっそ
うの根絡みが必要な場合や透水性ユニット体1が根絡み
機能を備えていない場合は、透水性ユニット体1の上に
別途不織布、やし殻、ピートモス、樹脂繊維等により形
成した根絡み層を積層し、その上に地被植物15を載置
して栽培するものである。
【0020】前述のように透水性を有する透水性ユニッ
ト体1と、透水性ユニット体1を収納し且つ水を溜める
ための凹型の箱体2とでなる図2に示すような地被植物
用緑化パネル14は、建物の屋上やベランダ等に単独で
設置したり、又は複数並設して設置し、透水性ユニット
体1の上面に直接芝やセダム等の地被植物15を載置し
たり又は透水性ユニット体1の上面に根絡み層を載置し
てその上に地被植物15を載置するものである。
【0021】地被植物用緑化パネル14を複数並設する
場合、この並設物である地被植物用緑化パネル並設物は
地被植物用緑化パネル14の並べ方や並べる数により自
由にその平面形状を選ぶことができる。複数の地被植物
用緑化パネル14を並設した地被植物用緑化パネル並設
物の外周を図3のように外周枠26で囲み、地被植物用
緑化パネル並設物を一体化するとともに外周の保護を行
うようにしてもよい。
【0022】箱体2は水を溜めることができるように上
方が開口した凹型をしており、本実施形態では箱体2が
平面視四角形状をしており、箱体2の底面部には凹16
乃至凸17が設けてある。添付図面においては箱体2の
底面部に凹16と凸17とを設けた例を示したが、箱体
2の底面部に凹16のみを設けたり、あるいは箱体2の
底面部に凸17のみを設けたものであってもよい。箱体
2は水を通さない材料により形成してある。
【0023】箱体2内に入れられる透水性ユニット体1
は多孔質の材料よりなる透水性を有したものであり、一
例としては、スポンジ、合成樹脂発泡体、多孔質ゴム等
の多数の連続する小空隙を有し且つ柔軟性を有するもの
単体又はこれらの多孔質の材料とその他の複合材料とで
構成するものがある。本例で用いられ合成樹脂発泡体は
連続気泡の柔軟性を有する合成樹脂発泡体である。
【0024】また、他の例としては、ガラス質火山灰を
発泡させたシラスバルーンやパーライト等の多孔質材
料、セラミック、軽石、合成樹脂発泡体等の多数の連続
する小空隙を有し且つ後述の箱体2同士を連結すること
ができる剛性を持ったもの単体又はこれらの多孔質の材
料とその他の複合材料が用いられる。本例で用いられる
合成樹脂発泡体は連続気泡の非柔軟性のものが用いられ
る。
【0025】まず、透水性ユニット体1がスポンジ、合
成樹脂発泡体、多孔質ゴム等の多数の連続する小空隙を
有し且つ柔軟性を有する柔軟性多孔質材3よりなる実施
形態につき説明する。本実施形態においては、透水性ユ
ニット体1が多数の連続する小空隙を有し且つ柔軟性を
有する柔軟性多孔質材3により図1に示すように略板状
に形成してある。この実施形態においては、透水性ユニ
ット体1が多数の連続する小空隙を有し且つ柔軟性を有
する柔軟性多孔質材3によりなるので、透水性ユニット
体1は毛細管現象による箱体2内に溜まった水の吸い上
げ機能、多数の連続する小空隙を有していることによる
保水機能、多数の連続する小空隙を有し且つ柔軟性を有
することによる根絡み機能を備えている。
【0026】したがって、本実施形態の透水性ユニット
体1を用いる場合には、水の吸い上げ機能、保水機能、
根絡み機能を有しているので、箱体2内に透水性ユニッ
ト体1を入れ、この透水性ユニット体1の上面に芝やセ
ダム等の地被植物15を直接載置して栽培できるもので
ある。つまり、地被植物15の根が多数の連続する小空
隙を有し且つ柔軟性を有する透水性ユニット体1内に入
り込んで成長し、容易に根絡みすることができ、また、
植物の根が成長して太くなっても透水性ユニット体1が
柔軟性多孔質材3よりなるので内部の小空隙の周囲が変
形することで容易に対応できるものであり、毛細管現象
で吸い上げられ且つ柔軟性を有する透水性ユニット体1
内の小空隙に保水された水を直接透水性ユニット体1内
で植物の根に給水できて植物の良好な生育が図れるもの
である。したがって、本実施形態においては別途根絡み
層を設けなくても良好な植物の生育が図れ、構成が簡略
化できるものである。勿論、いっそうの根絡みを必要と
する場合や、植物の種類によっては本実施形態の透水性
ユニット体1の上に別途不織布層などよりなる根絡み層
を設けることも可能である。また、図1に示すように、
本実施形態の透水性ユニット体1に根が入り込むための
孔8を形成してもよいものである。このように透水性ユ
ニット体1に孔8を設けると、孔8から根が入って透水
性ユニット体1に根が入り易く、この孔8に入った根が
更に透水性ユニット体1内部の連続する小空隙内に入っ
て成長できるものである。ここで孔8を透水性ユニット
体1の上下に貫通するように形成すると根の一部が孔8
を通って水を溜めた箱体2の底部に到達できてより良好
に根に水を供給できるものである。また、後述の各実施
形態においても透水性ユニット体1に根が入り込むため
の孔8を形成してもよい。
【0027】なお、柔軟性多孔質材3よりなる透水性ユ
ニット体1は大きな荷重が作用すると変形するので、耐
荷重性を増し、透水性ユニット体1全体としての剛性を
増すために柔軟性多孔質材3と剛性のある骨組み材7と
を組み合わせて耐荷重性を向上させるようにしてもよい
ものである。すなわち、図4に示すように、合成樹脂や
金属により形成した剛性のある骨組み材7を柔軟性のあ
る柔軟性多孔質材3中に埋設する。図4に示す実施形態
においては骨組み材7は格子状枠体7aの各交差部に筒
体7bが一体に連設してあり、骨組み材7を柔軟性多孔
質材3中に埋設した状態で筒体7bが根が入り込むため
の孔8を形成することになる。このように柔軟性多孔質
材3と剛性のある骨組み材7とを組み合わせることで、
透水性ユニット体1の剛性を向上させ、耐荷重性を向上
させることができるものである。
【0028】次に、図5に基づいて透水性ユニット体1
の他の実施形態につき説明する。本実施形態において
は、多孔質粒状体4を多数の小孔5aを有する袋5内に
充填して透水性ユニット体1を構成してある。ここで袋
5内に充填する多数の多孔質粒状体4としては、前述の
いずれの透水性を有する多孔質材料(例えば、ガラス質
火山灰を発泡させたシラスバルーンやパーライト等の多
孔質材料、セラミック、軽石、スポンジ、合成樹脂発泡
体、多孔質ゴム等)が使用できるものであり、これらの
多孔質材料を粒状としたものを袋5内に充填してある。
【0029】本実施形態においては、透水性ユニット体
1が多孔質粒状体4を多数の小孔5aを有する袋5内に
充填して構成してあるので、透水性ユニット体1内の多
数の多孔質粒状体4間に多数の連続する小間隙が形成さ
れ、この小間隙及び多孔質粒状体4自身の毛細管現象に
よる箱体2内に溜まった水の吸い上げ機能、多数の連続
する小空隙及び多孔質粒状体4による保水機能を有して
おり、更に多孔質粒状体4同士が非固定関係であるので
植物の根が多孔質粒状体間の小空隙に入って成長しやす
て根絡みしやすいものである。したがって、本実施形態
の透水性ユニット体1を用いる場合には、水の吸い上げ
機能、保水機能、根絡み機能を有しているので、箱体2
内に透水性ユニット体1を入れ、この透水性ユニット体
1の上面に芝やセダム等の地被植物15を直接載置して
栽培できるものである。つまり、袋5の小孔5aから地
被植物15の根が袋5内に入って袋5内の多数の多孔質
粒状体4間の小間隙に入り込んで成長し、容易に根絡み
することができ、また、植物の根が成長して太くなって
も多孔質粒状体4同士が非固定関係であるので植物の根
が多孔質粒状体4間の小空隙に入って成長しやすて根絡
みしやすく、この結果、毛細管現象で吸い上げられ且つ
透水性ユニット体1内部に保水された水を直接透水性ユ
ニット体1内で植物の根に給水できて植物の良好な生育
が図れるものである。したがって、本実施形態において
は別途根絡み層を設けなくても良好な植物の生育が図
れ、構成が簡略化でき、また、多孔質粒状体4が袋に入
っているため取り扱いやすいものである。勿論、いっそ
うの根絡みを必要とする場合や、植物の種類によっては
本実施形態の透水性ユニット体1の上に別途不織布層な
どよりなる根絡み層を設けることも可能である。
【0030】次に、図6乃至図8に基づいて透水性ユニ
ット体1の他の実施形態につき説明する。本実施形態に
おいては、透水性ユニット体1に隣接する箱体2同士を
連結する連結手段6を設けてある。すなわち、透水性ユ
ニット体1の下面部に隣接する箱体2の側壁2b同士を
連結するための連結手段6である下方開口の嵌め込み溝
部6aを形成している。添付図面に示す実施形態におい
ては透水性ユニット体1の下面部に嵌め込み溝部6aを
十字状に形成した例を示しており、隣接する4つの箱体
2の十字状の交差部分に透水性ユニット体1を配置し、
十字状をした嵌め込み溝部6aを隣接する4つの箱体2
の十字状の交差部分において隣接する箱体2の側壁2b
に図6乃至図8のように上方から被嵌することで隣接す
る箱体2同士を前後左右に連結して4つの箱体2同士を
連結するものであり、このように透水性ユニット体1に
より箱体2同士を連結することで、箱体2同士の位置決
め、連結ができて風などの外力により箱体2が動いた
り、箱体2同士が位置ずれしたりするのが防止されるも
のであり、また、多孔質の材料よりなる透水性を有する
透水性ユニット体1で隣接する箱体2を跨いで連結する
ことで、多孔質の材料よりなる透水性を有する透水性ユ
ニット体1を介して一方の箱体2内に多く溜まった水が
毛細管現象で隣の箱体2内に移送され、水を次々と隣接
する箱体2内に移送循環させるとともに各箱体2内の水
位をほぼ一定にするものである。図中30は箱体2内に
溜めた水を示す。
【0031】本実施形態においては前後左右に並んだ多
数の箱体2のなす十字状の各交差部分にそれぞれ上記下
面部に十字状の嵌め込み溝部6aを有する透水性ユニッ
ト体1を配置して嵌め込み溝部6aを隣接する4つの箱
体2の十字状の交差部分において隣接する箱体2の側壁
2bに被嵌することで、十字状に隣接する4つの箱体2
同士を次々と連結すると共に、各箱体2内に4つの透水
性ユニット体1の平面視で4等分した部分がそれぞれ嵌
め込まれるものである。上記のように前後左右に配置し
た箱体2のうち端部に位置する箱体2内には透水性ユニ
ット体1を平面視で4等分した大きさの小割り透水性ユ
ニット体1cや、透水性ユニット体1を平面視で2つの
長方形となるように2等分した大きさの小割り透水性ユ
ニット体1dが入れられる。ここで、透水性ユニット体
1を嵌め込み溝部6aに沿って切断して上記小割り透水
性ユニット体1c、1dを形成するようにしてもよく、
この場合透水性ユニット体1を切断しやすいように透水
性ユニット体1の上面部に下面部の嵌め込み溝部6aに
対応して切断用切り込み溝31を形成しておくとよりい
っそう切断がしやすいものである。また、複数並設した
箱体2の並設物のコーナ部分においては平面視でL状を
した小割り透水性ユニット体を嵌め込むことも考えられ
る。
【0032】ところで、上記のように透水性ユニット体
1に隣接する箱体2同士を連結する連結手段6を設ける
ものの場合、箱体2同士を連結することができる剛性を
有している必要があるが、前述のスポンジ、合成樹脂発
泡体、多孔質ゴム等の多数の連続する小空隙を有し且つ
柔軟性を有する柔軟性多孔質材3を用いる場合は、図9
に示すように柔軟性多孔質材3と他の剛性のある部材で
ある骨組み材7を組み合わせて透水性ユニット体1を形
成し、このように柔軟性多孔質材3と剛性のある骨組み
材7とを組み合わせた全体として剛性のある透水性ユニ
ット体1の下面部に隣接する箱体2の側壁2b同士を連
結するための連結手段6である下方開口の嵌め込み溝部
6aを形成し、この嵌め込み溝部6aにより上記のよう
に隣接する箱体2同士を連結することができるものであ
る。
【0033】上記したいずれの実施形態の透水性ユニッ
ト体1にも肥料を蓄積するための肥料蓄積手段9を設け
ると、肥料を備えたユニット化した軽量で取り扱いやす
い地被植物用緑化パネル14を形成することができる。
【0034】透水性ユニット体1に肥料蓄積手段9を設
けるに当たっては、例えば図10に示すように、透水性
ユニット体1に肥料18を入れるための肥料入れ用凹部
19を形成して肥料蓄積手段9を構成するものである。
肥料入れ用凹部19に肥料18を入れるには肥料入れ用
凹部19に肥料18を直接収納してもよく、あるいは肥
料18を収納したカプセル18aを肥料入れ用凹部19
に収納するようにしてもよいものである。また、図10
に示す実施形態においては透水性ユニット体1を上下体
1a、1bに分割し、下体1b乃至上体1aのいずれか
に肥料入れ用凹部19を設け、肥料入れ用凹部19に肥
料18を入れた後に上下体1a、1bを上下に合わせて
肥料入れ用凹部19を塞いだ状態で上下体1a、1bを
任意の結合手段により結合するものであり、例えば図1
0のイで示す部分で接着剤や接合具により接合するもの
である。このようにすると肥料が一度に外部に漏れず、
徐々に透水性ユニット体1内に染み出して長期間にわた
って植物の根に肥料分を供給することができるものであ
る。
【0035】上記の各実施形態において、箱体2の側壁
の外面あるいは外コーナ部分にネット等の覆い物10を
取付けるための覆い物取付け手段11を設けてもよいも
のである。図11の実施形態においては逆L状をしたフ
ックを箱体2の外面側に設けることで覆い物取付け手段
11を構成してある。このように覆い物取付け手段11
を設けておくと、地被植物15が十分に根を張っていな
い場合など図11のようにネットのようなシート状をし
た覆い物で地被植物15を覆い、覆い物を引っ掛け等に
より覆い物取付け手段11に取付けることで風などによ
り地被植物15が飛散しないようにできるものである。
【0036】また、上記いずれの実施形態においても図
12に示すように、箱体2に排水部12を上下方向に複
数個設けてもよいものである。各排水部12は排水孔1
2aと排水孔12aに着脱自在に取付ける栓12bとで
構成してあり、箱体2に排水部12を上下方向に複数個
設けることで、地被植物15の種類に応じて上下複数の
排水部12のうち任意の排水部12を開とし(つまり任
意の排水孔12aの栓12bを取り外して排水孔12a
を開とする)、箱体2内の水位を調整して箱体2内の水
量を調整する。例えば、水分をあまり必要としない植物
の場合には低い位置の排水孔12aを開け、多くの水分
を必要とする植物の場合には高い位置の排水孔12aを
開け、植物の種類によって箱体2内に溜まる水を最適な
水量とすることができる。
【0037】また、上記いずれの実施形態においても箱
体2に断熱層13を設けて断熱性を高めるようにするの
がよい。特に、箱体2の底面部2aに断熱層13を設け
ることで、建物への断熱効果が期待でき、建物内の冷暖
房費の削減効果がある。箱体2に断熱層13を設けるに
当たっては、例えば、図13のように底面部2aの外皮
層2c間にグラスウールやロックウールなどの断熱材の
層を設けることで断熱層13を構成している。他の例と
しては箱体2の底面部2a等内にガラス質火山灰を発泡
させたシラスバルーンやパーライト等の多孔質材料、セ
ラミック、軽石、スポンジ、合成樹脂発泡体、多孔質ゴ
ム等を入れて断熱層13を形成してもよいものである。
【0038】図14には柔軟性多孔質材3である柔軟性
を有する連続気泡発泡体3aにより透水性ユニット体1
を形成する一例が示してある。すなわち、図14のよう
にフェノールホルマリンに界面活性剤、着色剤、有機酸
及びノンフロン系発泡剤を加え、これを発泡硬化させて
粒径200〜500ミクロンの柔軟性を有する連続発泡
のフェノールフォーム(連続気泡発泡体3a)を形成
し、この柔軟性を有する連続気泡のフェノールフォーム
(連続気泡発泡体3aよりなる柔軟性多孔質材3)を適
当寸法にカットし、孔あけ加工等を施して柔軟性を有す
る連続気泡発泡体3aよりなる透水性ユニット体1を形
成したり、あるいは、柔軟性を有する連続気泡発泡体3
aとこれよりも剛性が高い骨組み材7と組み合わせるこ
とで全体の剛性が高い透水性ユニット体1を形成したり
するものである。
【0039】また、図15には、ガラス質火山灰を発泡
させたシラスバルーンやパーライト等の多孔質材料を用
いて透水性ユニット体1を形成する例が示してある。す
なわち、図15のようにガラス質火山岩やガラス質火山
岩堆積物21を粉砕して原料粉体22を形成し、この原
料粉体22を約1000℃で発泡させてシラスバルーン
やパーライト23を形成し、このようにして形成したシ
ラスバルーンやパーライト23を圧縮成形により目的と
する形状に型取りし、その後、約1000℃で炉24に
より焼いて完成品である目的とする形状の透水性ユニッ
ト体1を形成したり、あるいは、上記原料粉体22を形
成した後、原料粉体22を5〜10mm程度の粒状に成
形し、このようにして得た多孔質粒状体4を多数の小孔
5aを有する袋5内に充填して透水性ユニット体1を形
成したりするものである。
【0040】もちろん、上記各例以外の方法により透水
性ユニット体1を形成してもよいものである。
【0041】透水性ユニット体1の下面部には配水管、
電気配管等の配管(図示せず)を通すための配管通し部
25が設けてあり、添付図面に示す実施形態において
は、透水性ユニット体1の下面部に溝(実施形態では下
面部の前後方向及び左右方向にわたって格子状に複数の
溝)を形成して配管通し部25が形成してある。
【0042】地被植物用緑化パネル14の箱体2に水を
溜めるには、例えば、地被植物用緑化パネル14の上面
の地被植物15に散水することで、散水した水を箱体2
内に溜めることができる。もちろん、自動灌水装置によ
り水を供給するようにしてもよいものである。この場
合、地被植物用緑化パネル14の箱体2の側壁に孔をあ
け、この孔に給水用配管や電気配管等の配管を通し、配
管を通した孔をシールする。挿入した配管は箱体2内に
おいて透水性ユニット体1に設けた配管通し部25に配
置することで、コンパクトに配管を収納できるものであ
る。配管により給水するに当たっては、複数の地被植物
用緑化パネル14を並設した地被植物用緑化パネル並設
物において一部の地被植物用緑化パネル14のみに配管
を導入して給水するようにしてもよく、また、全ての地
被植物用緑化パネル14に配管を導入して給水するよう
にしてもよい。
【0043】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、多孔質の材料よりなる透水性を有する透
水性ユニット体と、透水性ユニット体を収納し且つ水を
溜めるための凹型の箱体とからなるので、透水性ユニッ
ト体と箱体とよりなる簡単な構造のユニット化した軽量
で取り扱いやすい地被植物用緑化パネルを形成すること
ができ、箱体内に溜めた水を透水ユニットにより毛細管
現象で吸い上げて地被植物に給水できるものであり、こ
の結果、建物屋上、ベランダ等の人工地盤上において植
物栽培をするに当たって、施工が簡略化でき、従来のよ
うな土盛り、防水処理が必要でなく、建物の荷重負担も
小さくてよく、移設や増設が簡単に行えるものである。
【0044】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、透水性ユニット
体がスポンジ、合成樹脂発泡体、多孔質ゴム等の多数の
連続する小空隙を有し且つ柔軟性を有する柔軟性多孔質
材であるから、地被植物の根が柔軟性を有する柔軟性多
孔質材よりなる透水性ユニット体内に入り込んで成長
し、容易に根絡みすることができるものであり、植物の
根が成長して太くなっても柔軟性を有する柔軟性多孔質
材よりなる透水性ユニット体の内部の小空隙の周囲が変
形することで容易に対応できるものであり、毛細管現象
で吸い上げられ且つ柔軟性を有する柔軟性多孔質材より
なる透水性ユニット体内の小空隙に保水された水を直接
透水性ユニット体内で根絡みした植物の根に給水できる
ものである。また、このように透水性ユニット体自体が
絡みする機能を備えているので根絡みさせるに当たって
土壌を必要としないものであり、この結果、取り扱い易
く、周囲を土壌で汚す必要ななく、雨や風で流れたり飛
散したりせず、更に、透水性ユニット体自体に根絡み機
能を付与することで、別途根絡み層が必ずしも必要でな
いものである。
【0045】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、多孔質粒状体を
多数の小孔を有する袋内に充填して透水性ユニット体を
構成してあるので、地被植物の根が袋の小孔から袋内に
入り込んで多孔質粒状体間に進入して成長し、容易に根
絡みすることができるものであり、多孔質粒状体間の小
間隙を通って毛細管現象で吸い上げられ且つ多孔質粒状
体間の小間隙に保水された水を直接透水性ユニット体内
で植物の根に給水できるものである。また、このように
袋内に充填した多孔質粒状体が根絡みする機能を備えて
いるので根絡みさせるに当たって土壌を必要とせず、多
孔質粒状体が袋に入っているため取り扱いやすいもので
ある。また、このように粒状体を小孔を有する袋内に入
れるという簡単な構成で根絡みする機能を備えることが
できて、根絡みさせるに当たって土壌を必要としないも
のであり、この結果、取り扱い易く、周囲を土壌で汚す
必要ななく、雨や風で流れたり飛散したりせず、更に、
透水性ユニット体自体に根絡み機能を付与することで、
別途根絡み層が必ずしも必要でないものである。
【0046】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、透
水性ユニット体に隣接する箱体同士を連結する連結手段
を設けてあるので、透水性ユニット体に設けた連結手段
を用いて隣接する箱体同士を連結することができて、施
工を簡略化すると共に、風等により飛ばされないように
全体を一体化でき、また、透水性ユニット体を介して隣
接する箱体に給水できて隣接する地被植物用緑化パネル
への給水が透水性ユニット体を介して簡単に行うことが
できるものである。
【0047】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項4記載の発明の効果に加えて、透水性ユニット
体を柔軟性を有する柔軟性多孔質材と柔軟性多孔質材よ
りも剛性に優れた骨組み材とを組み合わせて構成してあ
るので、柔軟性を有する柔軟性多孔質材を用いたもので
あっても骨組み材と組み合わせることで透水性ユニット
体全体としての剛性を向上させて隣接する箱体同士を連
結することができるものである。
【0048】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2又は請求項4又は請求項5記載
の発明の効果に加えて、透水性ユニット体に根が入り込
むための孔を形成してあるので、透水性ユニット体に孔
から容易に根が入ることができて、毛細管現象により供
給される水を透水性ユニット体内で直接根から給水でき
るものである。
【0049】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、透水性ユニット体に肥料を蓄積するための肥
料蓄積手段を設けてあるので、簡単な構成で肥料を備え
たユニット化した軽量で取り扱いやすい地被植物用緑化
パネルを形成することができるものである。
【0050】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、箱体にネット等の覆い物を取付けるための覆
い物取付け手段を設けてあるので、覆い物を容易に取付
けることができて地被植物の飛散防止ができるものであ
る。
【0051】また、請求項9記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、箱体に複数の排水部を上下方向に設けてある
ので、任意の排水部を選択して排水することで、簡単に
地被植物の種類に応じて箱体内の水量を調整することが
できるものである。
【0052】また、請求項10記載の発明にあっては、
上記請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、箱体に断熱層を設けてあるので、建物との
断熱を高めることができ、建物の冷暖房コストを低減で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地被植物用緑化パネルの一実施形態の
分解斜視図である。
【図2】同上の地被植物用緑化パネルの斜視図である。
【図3】同上の複数の地被植物用緑化パネルを並設した
状態の斜視図である。
【図4】同上の骨組み材を複合した透水性ユニット体を
示し、(a)は斜視図であり、(b)は分解斜視図であ
り、(c)は平面図であり、(d)は(c)のX−X線
断面図である。
【図5】本発明の地被植物用緑化パネルの他の実施形態
の分解斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態における透水性ユニ
ット体により隣接する箱体同士を連結する例を示す斜視
図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上の全体を示す一部省略斜視図である。
【図9】同上の更に他の実施形態を示し、(a)は斜視
図であり、(b)は分解斜視図である。
【図10】同上の更に他の実施形態を示し、(a)は斜
視図であり、(b)は分解斜視図である。
【図11】(a)(b)はそれぞれ同上の更に他の実施
形態を示す斜視図である。
【図12】同上の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図13】同上の更に他の実施形態を示し、(a)は断
面図であり、(b)は(a)のY部分の拡大断面図であ
る。
【図14】同上の透水性ユニット体を形成する例を示す
説明図である。
【図15】同上の透水性ユニット体を形成する他例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 透水性ユニット体 2 箱体 3 柔軟性多孔質材 4 小孔 5 袋 6 連結手段 7 骨組み材 8 孔 9 肥料蓄積手段 10 覆い物 11 覆い物取付け手段 12 排水部 13 断熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 1/00 303 A01G 1/00 303D E04D 13/00 E04D 13/00 Z Fターム(参考) 2B022 AA05 AB08 BA11 BA22 BB02 2B027 NA10 NC02 NC05 NC25 NC41 NC42 NC44 NC55 NC56 ND01 NE09 QA04 QB03 QB22 UA13 UA17 UB09 VA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質の材料よりなる透水性を有する透
    水性ユニット体と、透水性ユニット体を収納し且つ水を
    溜めるための凹型の箱体とから成ることを特徴とする地
    被植物用緑化パネル。
  2. 【請求項2】 透水性ユニット体がスポンジ、合成樹脂
    発泡体、多孔質ゴム等の多数の連続する小空隙を有し且
    つ柔軟性を有する柔軟性多孔質材であることを特徴とす
    る請求項1記載の地被植物用緑化パネル。
  3. 【請求項3】 多孔質粒状体を多数の小孔を有する袋内
    に充填して透水性ユニット体を構成して成ることを特徴
    とする請求項1記載の地被植物用緑化パネル。
  4. 【請求項4】 透水性ユニット体に隣接する箱体同士を
    連結する連結手段を設けて成ることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の地被植物用緑化パネル。
  5. 【請求項5】 透水性ユニット体を柔軟性を有する柔軟
    性多孔質材と柔軟性多孔質材よりも剛性に優れた骨組み
    材とを組み合わせて構成してあることを特徴とする請求
    項4記載の地被植物用緑化パネル。
  6. 【請求項6】 透水性ユニット体に根が入り込むための
    孔を形成して成ることを特徴とする請求項1又は請求項
    2又は請求項4又は請求項5記載の地被植物用緑化パネ
    ル。
  7. 【請求項7】 透水性ユニット体に肥料を蓄積するため
    の肥料蓄積手段を設けて成ることを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の地被植物用緑化パネ
    ル。
  8. 【請求項8】 箱体にネット等の覆い物を取付けるため
    の覆い物取付け手段を設けて成ることを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれかに記載の地被植物用緑化パ
    ネル。
  9. 【請求項9】 箱体に複数の排水部を上下方向に設けて
    成ることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    に記載の地被植物用緑化パネル。
  10. 【請求項10】 箱体に断熱層を設けて成ることを特徴
    とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の地被植
    物用緑化パネル。
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