JP2003074165A - 緑化パネル及び緑化方法 - Google Patents

緑化パネル及び緑化方法

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JP2003074165A JP2001266710A JP2001266710A JP2003074165A JP 2003074165 A JP2003074165 A JP 2003074165A JP 2001266710 A JP2001266710 A JP 2001266710A JP 2001266710 A JP2001266710 A JP 2001266710A JP 2003074165 A JP2003074165 A JP 2003074165A
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雅彦 片岡
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政次郎 西川
Koichiro Nishikawa
公一郎 西川
Michi Nishikawa
路 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急傾斜面においても緑化施工が作業性良く行
なえるとともに、降雨時の表面水流による培土層の浸食
が的確に防止され、また、必要十分な排水能力と通気能
力を確保することができる緑化パネル及び緑化方法を提
供する。 【解決手段】 緑化パネルの表面部及び背面側凹部を取
り巻く額縁部を透水性及び通気性のある素材によって形
成し、土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる
培土層を該背面側凹部に充填し、該培土層に繁殖材料と
なる培土付植物苗が到達するように前記表面部に必要数
の植栽孔を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、建物の壁面、宅
地や道路の擁壁、河川の護岸等といった人工構造物の緑
化に適用される緑化パネル及び緑化方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 ポーラスコンクリート等で成るパネル
を人工構造物の緑化対象面に固定し、その表面を覆土し
たもの、あるいは該パネルの空隙に土を充填したもの
に、シート状に栽培した植物の苗を貼り付けたり、ある
いは植物苗を吹き付けたりして緑化する方法は種々提案
されている。
【0003】この緑化方法においては、植物の根が進入
して絡み付き、養分や水分の供給ベースとなる培土層
が、緑化パネルの空隙内に安定的に保持されることを前
提としているが、急傾斜の緑化対象面に緑化パネルを設
置した場合、降雨時に発生する表面水流によって緑化パ
ネルの空隙または緑化パネルの表面に形成された培土層
が洗われて浸食を受け、培土層の流出によって植物の繁
殖に支障を来たすことになった。また、緑化パネル上の
覆土作業は、緑化パネルを緑化対象面に据え付けた後の
段階で行なわれているため、急傾斜面の緑化施工におい
ては作業性が悪いものであった。
【0004】他方、薄土で生育可能なセダムなどの耐乾
性植物では、地上部及び地下部において高い排水能力と
通気能力を備えている必要があるが、従来の緑化パネル
では空隙に充填される培土の粒子は細粒である必要があ
り、そのために排水性と通気性に劣る構造となるのもの
が多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、急傾斜面においても緑化施工が作業性良く行な
えるとともに、降雨時の表面水流による培土層の浸食が
的確に防止され、また、必要十分な排水能力と通気能力
を確保することができる緑化パネル及び緑化方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1の発明の緑化
パネルでは、表面部及び背面側凹部を取り巻く額縁部を
透水性及び通気性のある素材によって形成し、土壌粒子
をバインダーによって相互結合してなる培土層を該背面
側凹部に充填し、該培土層に繁殖材料となる培土付植物
苗が到達するように前記表面部に必要数の植栽孔を形成
する。
【0007】請求項2の発明の緑化パネルでは、請求項
1の発明の前記構成に加えて、緑化対象面に縦横揃えて
並置することにより互いに接触する額縁部によって、連
続した排水路を形成する。
【0008】請求項3の発明の緑化方法では、緑化パネ
ルの表面部及び背面側凹部を取り巻く額縁部を透水性及
び通気性のある素材によって形成し、土壌粒子をバイン
ダーによって相互結合してなる培土層を緑化パネルの背
面側凹部に充填し、該培土層に到達するように緑化パネ
ルの表面部に形成した植栽孔に繁殖材料となる培土付植
物苗を嵌め入れる。
【0009】請求項4の発明の緑化方法では、緑化パネ
ルの表面部及び背面側凹部を取り巻く額縁部を透水性及
び通気性のある素材によって形成し、土壌粒子をバイン
ダーによって相互結合してなる培土層を緑化パネルの背
面側凹部に充填し、収縮性及び弾力性に富んだ繋ぎ用培
養土を緑化パネルの表面部に形成した植栽孔に設置し、
前記繋ぎ用培養土に繁殖材料となる培土付植物苗を押し
入れる。
【0010】請求項5の発明の緑化パネルでは、請求項
1又は請求項2の発明の前記構成に加えて、繁殖材料と
なる培土付植物苗として、培土を不織布製の筒型の育苗
ポットに充填し、該培土に播種または植え付けた植物の
根が培土及び不織布に絡み付いている筒型植物苗を利用
する。
【0011】請求項6の発明の緑化方法では、請求項3
又は請求項4の発明の前記構成に加えて、繁殖材料とな
る培土付植物苗として、培土を不織布製の筒型の育苗ポ
ットに充填し、該培土に播種または植え付けた植物の根
が培土及び不織布に絡み付いている筒型植物苗を利用す
る。
【0012】請求項7の発明の緑化パネルでは、請求項
1、請求項2又は請求項5の発明の前記構成に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が、緑化パネルを緑化対象面に据え付ける以前の段階に
おいて緑化パネルの背面側凹部に充填され、緑化パネル
と結合一体化される。
【0013】請求項8の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4又は請求項6の発明の前記構成に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が、緑化パネルを緑化対象面に据え付ける以前の段階に
おいて緑化パネルの背面側凹部に充填され、緑化パネル
と結合一体化される。
【0014】請求項9の発明の緑化パネルでは、請求項
1、請求項2又は請求項5の発明の前記構成に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が一体性を保持可能な程度に成型されており、この培土
層の成型体が緑化パネルを緑化対象面に据え付ける段階
において緑化パネルの背面側凹部に充填される。
【0015】請求項10の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4又は請求項6の発明の前記構成に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が一体性を保持可能な程度に成型されており、この培土
層の成型体が緑化パネルを緑化対象面に据え付ける段階
において緑化パネルの背面側凹部に充填される。
【0016】請求項11の発明の緑化パネルでは、請求
項1、請求項2、請求項5、請求項7又は請求項9の発
明の前記構成に加えて、緑化パネルの表面に植栽孔と重
ならない部位に突出部を形成する。
【0017】請求項12の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4、請求項6、請求項8又は請求項10の発
明の前記構成に加えて、緑化パネルの表面に植栽孔と重
ならない部位に突出部を形成する。
【0018】請求項13の発明の緑化パネルでは、請求
項1、請求項2、請求項5、請求項7、請求項9又は請
求項11の発明の前記構成に加えて、緑化対象面と緑化
パネルの背面との間に収縮性のある排水マットを介在さ
せる。
【0019】請求項14の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4、請求項6、請求項8、請求項10又は請
求項12の発明の前記構成に加えて、緑化対象面と緑化
パネルの背面との間に収縮性のある排水マットを介在さ
せる。
【0020】
【発明の作用】 請求項1の発明の緑化パネルでは、背
面側凹部に充填された培土層の土壌粒子はバインダーに
よって相互結合され、培土層の周面側と表面側はそれぞ
れ緑化パネルの額縁部と表面部によって包囲されてい
る。そのため、降雨時の水流による培土層の浸食は発生
せず、植栽孔に挿入された培土付植物苗は培土層から養
分や水分、空気の供給を受けて良好に繁殖する。また、
緑化パネルの表面部と額縁部は透水性と通気性を有する
素材で形成されているため、培土層からの余剰水を効率
良く排除し、培土層へ新鮮な空気を取り込める。さらに
また、植栽孔部分を除き、培土層の大部分が緑化パネル
によって覆われているため、雑草の進入を防ぐことがで
きる。
【0021】請求項2の発明の緑化パネルでは、並置さ
れた緑化パネルの額縁部は互いに接触して縦横に連続し
た帯状の排水路を形成する。そのため、排水性能に優れ
た緑化面が形成され、緑化面の一部エリアに水が滞留す
ることがない。
【0022】請求項3の発明の緑化方法では、背面側凹
部に充填された培土層の土壌粒子はバインダーによって
相互結合され、培土層の周面側と表面側はそれぞれ緑化
パネルの額縁部と表面部によって包囲されている。その
ため、降雨時の水流による培土層の浸食は発生せず、植
栽孔に挿入された培土付植物苗は、培土層から養分や水
分、空気の供給を受けて良好に繁殖する。また、緑化パ
ネルの表面部と額縁部は透水性と通気性を有する素材で
形成されているため、培土層からの余剰水を効率良く排
除し、培土層へ新鮮な空気を取り入れる。
【0023】請求項4の発明の緑化方法では、緑化パネ
ルの表面部に形成した植栽孔には、収縮性及び弾力性に
富む繋ぎ用培養土を入れる。この繋ぎ用培養土に培土付
植物苗を押し入れることによって、培土付植物苗は周辺
の繋ぎ用培養土と高い密着度をもって接合され、緑化パ
ネルに対して安定に保持され、植物苗の活着率が良くな
る。
【0024】請求項5の発明の緑化パネルと請求項6の
発明の緑化方法では、培土を不織布製の筒型の育苗ポッ
トに充填し、該培土に播種または植え付けた植物の根が
培土及び不織布に絡み付いている筒型植物苗を利用す
る。そのため、植栽孔への培土付植物苗の嵌め入れ作業
が容易になされる。
【0025】請求項7の発明の緑化パネルと請求項8の
発明の緑化方法では、土壌粒子をバインダーによって相
互結合してなる培土層は、あらかじめ緑化パネルの背面
側凹部に充填され、緑化パネルと結合一体化された状態
で工場から緑化施工の現場に運搬される。現場に搬入さ
れた緑化パネルは縦横に整列して緑化対象面に据え付け
られる。
【0026】請求項9の発明の緑化パネルと請求項10
の発明の緑化方法では、土壌粒子をバインダーによって
相互結合してなる培土層は、一体性を保持可能な程度に
工場で成型される。緑化パネルと培土層の成型体は別々
に工場から緑化施工の現場に運搬される。緑化対象面に
は培土層の成型体が先に載置され、該成型体の上に緑化
パネルが被せられ、緑化パネルが緑化対象面に固定され
る。
【0027】請求項11の発明の緑化パネルと請求項1
2の発明の緑化方法では、植栽孔の間に形成された突出
部は、植物苗に対して日陰を提供する。また、降雨時に
表面水流を堰き止め、該水流中の土砂が沈殿するのを助
ける。突出部に沈殿して溜まった土砂は、植栽孔に現れ
ている培土の補給源となる。また、該突出部に堰き止め
られた水流は植栽孔に容易に誘引される。緑化パネルが
垂直壁面に設置された場合には、前記突出部がフラット
な棚部を形成し、植物が広がり易い環境を提供する。
【0028】請求項13の発明の緑化パネルと請求項1
4の発明の緑化方法では、緑化対象面と緑化パネルの背
面との間に介在させた収縮性のある排水マットは、緑化
対象面に凹凸があるときそれを解消して緑化パネルの密
着性を良くする。また、この排水マットはその収縮性・
柔軟性により緑化対象面を保護する。さらにまた、緑化
パネルの額縁部に接触している排水マットは、緑化パネ
ル全体としての排水性を向上させる。緑化対象面の凹凸
部によって緑化パネルとの間に生じる隙間は、収縮性の
ある排水マットによって閉塞されるため、培土のこぼれ
落ちが発生しない。この排水マットは、緑化パネルを屋
上緑化に利用した場合には、屋上の防水層を損傷から的
確に防護することになる。
【0029】
【発明の実施の形態】 繁殖材料となる培土付植物苗と
しては、セル成型苗、筒型植物苗、バインダーで根鉢部
分を固めた苗、ポット苗、ソイルブロック、フェノール
樹脂製のブロックで作製された苗、球根、種子等の様々
な形態のものを利用することができる。図1から図3に
示した実施例は、培土付植物苗として不織布製の筒型植
物苗を使用したものである。筒型植物苗1は断面円形そ
の他必要とされる形状に作成されている。これは不織布
で長い筒を作製し、その内部に所要の培土2を充填して
所定の長さに切断してなるものである。また、培土付植
物苗の形状構造によっては、必要に応じてバインダーで
培土の土壌粒子を相互結合することもできる。図7と図
8に示した実施例は、繋ぎ用培養土13の収縮性及び弾
力性を利用してセル成型苗14を緑化パネル4の植栽孔
11に押し入れたものである。
【0030】緑化パネル4の背面側凹部8に充填される
培土層9は、バインダーによって土壌粒子を相互結合さ
れる。これに使用されるバインダーとしては、公知の有
機系バインダーや無機系バインダーから適宜選択され
る。例えば、普通ポルトランドセメント、アスファル
ト、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、ポリビニルアル
コール、アルギン酸ナトリウム、フライアッシュ、デン
プン(植物性のり)などが土壌の固定に利用することが
できる。これらのバインダーで固化処理された培土層9
には適度な空隙が確保されているため、植物3の生育に
悪影響はない。また、土壌粒子をバインダーで成形した
もの以外に土嚢袋に土壌粒子を詰めたものを培土層とし
て使用することもできる。
【0031】図2、図6、図8及び図9に例示したよう
に、緑化パネル4の形成素材としては典型的にはポーラ
スコンクリートが使用される。緑化パネル4は適当な固
定具や固定補助具を介して人工構造物5の緑化対象面6
に固定保持される。このようにポーラスコンクリートよ
りなる緑化パネル4の額縁部7は、その透水性によって
排水力が高く、背面側凹部8に充填された培土層9から
の余剰水を速やかに外へ排出する。また、額縁部7は通
気性があるため、前記培土層9への空気の取り込みにも
貢献する。ポーラスコンクリートよりなる緑化パネル4
の表面部10は、その透水性と通気性により地上部を乾
燥状態に保ち、加湿状態を生じさせない。緑化パネル4
の表面部10は常に乾燥しているので、耐乾性植物の生
育に良い。そのため、該緑化パネル4は急傾斜の緑化対
象面の他、緩傾斜面さらに屋上などの水平面の緑化にも
利用することができる。また、本発明の緑化パネルは雑
草の進入を防ぐ作用があるため、花壇やグランドカバー
などに利用すれば、除草の手間を省くことができる。な
お、一般的には緑化パネル4はポーラスコンクリートで
成型されるが、普通コンクリートや軽量コンクリートあ
るいはセラミックを利用して作製することも可能であ
り、その場合には排水用及び通気用の細孔を表面部や額
縁部に形成する必要がある。
【0032】また、緑化パネルの周辺側面に突起を付け
て置くと、施工時に緑化パネルを縦横に並列させて設置
するとき、前記突起の突出量に対応した隙間が隣り合う
緑化パネル間に形成されることになるので、この隙間を
排水帯として活用することによって、ポーラスコンクリ
ートでなくても高い排水能力を得ることができる。一般
的に緑化パネル4は大きさ50cm×50cm、厚み3
cm、額縁部(培土層)3cm、培土層を含んだ重さ約
20Kgに形成されており、重機を使用せずに移動や設
置ができるため、作業時の労力負担が軽減され能率良く
作業を進めることができる。なお、緑化パネル4は必要
とされる大きさに形成することが可能である。
【0033】図7と図8に示した実施例は、繋ぎ用培養
土13を緑化パネル4の植栽孔11にパネル表面すり切
れまで入れ、該繋ぎ用培養土13にセル成型苗14を挿
入したものである。この繋ぎ用培養土13は収縮性と弾
力性が高いためセル成型苗14は簡単に押し込むことが
でき、しっかりと固定、密着させることができるもので
あるが、セル成型苗14の設置に当たっては植物を痛め
ないように根鉢部分を持って押し込むように設置する。
緑化パネル4の表面部10に形成される植栽孔11は、
例えば図5及び図6に示した八角形といったように、培
土付植物苗として使用する筒型植物苗1等の断面形状に
対応して多様な形状に形成される。緑化対象面6が垂直
面等で筒型植物苗1等の落下が心配される場合には、図
4に示したように落下防止用の楔体12を植栽孔11の
内面と筒型植物苗1等の外面の間に打ち込むこともでき
る。
【0034】培土付き植物苗として種子や球根等を使用
する場合は、セル成型苗と同様に植栽孔に所定の培土を
入れ、その中に設置する。植栽孔の大きさは、植物苗の
形状または種類に応じて大小の調節をすることができ
る。また、前記したように収縮性と弾力性に富む繋ぎ用
培養土を利用すれば、植物苗と植栽孔の大きさにギャッ
プがあってもそれを吸収調整することができる。培土層
9をその一体性を保持可能な程度に成型する方法として
は、型枠に投入した材料に対してプレス手段で圧力を与
え、加圧下において材料を結合硬化させるようにした公
知の即時脱型マシンを利用することができる。
【0035】図9に示した実施例では、緑化パネル4の
表面部10には植栽孔11の列の間に突出部15を一列
に連続状に形成してある。この一定高さに形成された突
出部15は、植物苗に対して良好な日陰を作る。また、
降雨時の表面水流を堰き止めて、該水流中の土砂の沈殿
を促進する。突出部15に溜められた土砂は植栽孔11
を通して培土層の補給源となるだけでなく、滞留土砂層
に植物の根が進入することによって、植物の成育や支持
にも役立つ。また、突出部15に堰き止められた水は植
栽孔11に流れ込み、あるいは表面部10の連通性空隙
を通って培土層9に浸透し、植物3の成育に有効利用さ
れる。緑化パネルが垂直壁面に据え付けられた場合に
は、突出部15がフラットな棚部となるから、植物が広
く展開するのを助ける。突出部15は緑化パネル4の横
方向に複数列に形成することには限定されず、緑化パネ
ル4の縦方向に複数列に形成したり、あるいは縦横複数
列に格子状に形成したりすることもでき、また、場合に
よっては一列に連続状に形成しないで、不連続的に形成
することもできる。
【0036】図10に示した実施例では、収縮性と柔軟
性のある排水マット16は、あらかじめ緑化パネル4の
背面側に取り付けられている。図11に示した別の実施
例では、収縮性と柔軟性のある排水マット16は緑化パ
ネル4とは別体に準備され、排水マット16が先に緑化
対象面6に敷設され、その後に緑化パネル4が排水マッ
ト16に載せて設置されている。緑化パネル4の背面と
緑化対象面6の間に存在する排水マット16によって、
緑化対象面6に存在する凹凸は的確に吸収され、緑化パ
ネル4の密着性がよくなり、隙間から培土がこぼれ落ち
ることもない。排水マット16は緑化パネル4の額縁部
7と培土層9に接触しているから、排水性も高いレベル
に維持される。屋上緑化に使用するとき、排水マット1
6のクッション性によって屋上の防水層がその破損から
的確に防護される。排水マット16の素材としては、化
学繊維系や天然繊維系など公知ものを適宜選定して使用
することができる。
【0037】
【発明の効果】 請求項1の発明の緑化パネルでは、培
土層は緑化パネルの背面側凹部に充填されており、植栽
孔の形成部分を除いて培土層の表面側が緑化パネルの表
面部によって被覆され、かつ、培土層の周囲が緑化パネ
ルの額縁部によって包囲されているとともに、培土層の
土壌粒子がバインダーによって相互結合されているた
め、平面設置、斜面設置あるいは垂直面設置のいずれに
おいても降雨時の水流によって培土層が洗い出されて浸
食されることがなく、培土層は養分や水分、空気の供給
ベースとして安定的に維持され、植物の繁殖が促進さ
れ、良好な緑化面の形成維持に資する。また、緑化パネ
ルの表面部と額縁部は透水性と通気性を有する素材で形
成されているため、培土層から余剰水を効率良く排除し
て培土層へ新鮮な空気を取り入れることができ、地上部
の湿度が下がって通気性が改善されるため、耐乾性植物
に対しても最適の生育環境を提供することができる。
【0038】請求項2の発明の緑化パネルでは、請求項
1の発明の前記効果に加えて、緑化対象面に縦横揃えて
並置することにより互いに接触する額縁部が連続した良
好な排水路となるため、広い空間において緑化パネルを
連続して設置する場合、全体に降った雨が一部のエリア
に集中することがなく、また、排水能力を超えた降雨の
ために一部エリアに一時的に集中しても、降雨が止めば
迅速に排水が進むことになる。
【0039】請求項3の発明の緑化方法では、培土層は
緑化パネルの背面側凹部に充填され、植栽孔の形成部分
を除き培土層の表面側が緑化パネルの表面部によって被
覆され、かつ、培土層の周囲が緑化パネルの額縁部で包
囲されているとともに、培土層の土壌粒子がバインダー
によって相互結合されているため、平面設置、斜面設置
あるいは垂直面設置においても降雨時の水流によって培
土層が浸食されることはなく、培土層は植物への養分や
水分、空気の供給ベースとして安定的に維持され、これ
によって植物の繁殖が促進され、良好な緑化面が形成維
持される。また、緑化パネルの表面部及び額縁部が透水
性と通気性を有する素材で形成されているため、培土層
の余剰水を効率良く排除して培土層に新鮮な空気を取り
入れることができ、地上部の湿度が下がって通気性が改
善されるため、耐乾性植物に対しても最適の生育環境を
提供できる。
【0040】請求項4の発明の緑化方法では、培土層は
緑化パネルの背面側凹部に充填され、植栽孔の形成部分
を除き培土層の表面側が緑化パネルの表面部によって被
覆され、かつ、培土層の周囲が緑化パネルの額縁部で包
囲されているとともに、培土層の土壌粒子がバインダー
によって相互結合されているため、平面設置、斜面設置
あるいは垂直面設置においても降雨時の水流によって培
土層が浸食されることはなく、培土層は植物への養分や
水分、空気の供給ベースとして安定的に維持され、これ
によって植物の繁殖が促進され、良好な緑化面が形成維
持される。また、緑化パネルの表面部及び額縁部が透水
性と通気性を有する素材で形成されているため、培土層
の余剰水を効率良く排除して培土層に新鮮な空気を取り
入れることができ、地上部の湿度が下がって通気性が改
善されるため、耐乾性植物に対しても最適の生育環境を
提供できる。さらにまた、表面部に形成した植栽孔に
は、収縮性及び弾力性に富んだ繋ぎ用培養土を入れ、該
繋ぎ用培養土に繁殖材料となる培土付植物苗を押し入れ
るため、繋ぎ用培養土と培土付植物苗との密着度が高
く、緑化パネルに対する植物苗の定着保持性能に優れ、
培土付植物苗の活着率が向上し、急傾斜の緑化対象面に
施工しても、培土付植物苗の脱落が発生しない。
【0041】請求項5の発明の緑化パネルでは、請求項
1又は請求項2の発明の前記効果に加えて、培土を不織
布製の筒型の育苗ポットに充填し、該培土に播種または
植え付けた植物の根が培土及び不織布に絡み付いている
筒型植物苗を、繁殖材料となる培土付植物苗として利用
しているため、植栽孔への培土付植物苗の装填作業が的
確かつ能率良くなされるとともに、緑化パネルに対する
植物苗の定着保持性能に優れ、培土付植物苗の活着率が
向上し、急傾斜の緑化対象面に施工しても、培土付植物
苗の脱落が発生しない。
【0042】請求項6の発明の緑化方法では、請求項3
又は請求項4の発明の前記効果に加えて、培土を不織布
製の筒型の育苗ポットに充填し、該培土に播種または植
え付けた植物の根が培土及び不織布に絡み付いている筒
型植物苗を、繁殖材料となる培土付植物苗として利用し
ているため、植栽孔への培土付植物苗の装填作業が的確
かつ能率良くなされるとともに、緑化パネルに対する植
物苗の定着保持性能に優れ、培土付植物苗の活着率が向
上し、急傾斜の緑化対象面に施工しても、培土付植物苗
の脱落が発生しない。
【0043】請求項7の発明の緑化パネルでは、請求項
1、請求項2又は請求項5の発明の前記効果に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が、緑化パネルを緑化対象面に据え付ける以前の段階に
おいて緑化パネルの背面側凹部に充填されており、培土
層と緑化パネルが結合一体化されているため、緑化パネ
ルの据え付け作業と培土層の充填作業を緑化施工の現場
で別々に行なう必要がなく、平面設置は勿論として斜面
設置や垂直面設置においても、緑化パネルの布設作業を
能率良く的確に進めることができる。
【0044】請求項8の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4又は請求項6の発明の前記効果に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が、緑化パネルを緑化対象面に据え付ける以前の段階に
おいて緑化パネルの背面側凹部に充填されており、培土
層と緑化パネルが結合一体化されているため、緑化パネ
ルの据え付け作業と培土層の充填作業を緑化施工の現場
で別々に行なう必要がなく、平面設置は勿論として斜面
設置や垂直面設置においても、緑化パネルの布設作業を
能率良く的確に進めることができる。
【0045】請求項9の発明の緑化パネルでは、請求項
1、請求項2又は請求項5の発明の前記効果に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が一体性を保持可能な程度に成型されており、この培土
層の成型体は緑化パネルを緑化対象面に据え付ける段階
において緑化パネルの背面側凹部に充填されるものであ
るため、緑化パネルの据え付けに当たって緑化パネルの
総体重量は培土層がない分だけ軽量となり、据え付け作
業時の労力負担が軽減され、作業能率が増進される。
【0046】請求項10の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4又は請求項6の発明の前記効果に加えて、
土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる培土層
が一体性を保持可能な程度に成型されており、この培土
層の成型体は緑化パネルを緑化対象面に据え付ける段階
において緑化パネルの背面側凹部に充填されるものであ
るため、緑化パネルの据え付けに当たって緑化パネルの
総体重量は培土層がない分だけ軽量となり、据え付け作
業時の労力負担が軽減され、作業能率が増進される。
【0047】請求項11の発明の緑化パネルでは、請求
項1、請求項2、請求項5、請求項7又は請求項9の発
明の前記効果に加えて、緑化パネルの表面に植栽孔と重
ならないように突出部を形成してあり、該突出部が植物
苗に対して日陰を作り、土砂の堰き止め滞留を促進し、
水分の植物への補給を促進し、植物の支持力を増進させ
るため、水平面設置、傾斜面設置、垂直面設置のいずれ
においても緑化が効率良くなされる。
【0048】請求項12の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4、請求項6、請求項8又は請求項10の発
明の前記効果に加えて、緑化パネルの表面に植栽孔と重
ならないように形成してある突出部が、植物苗に対して
日陰を提供し、土砂の堰き止め滞留を促進し、水分の植
物への補給を促進し、植物の支持力を増進させるため、
水平面設置、傾斜面設置、垂直面設置のいずれにおいて
も緑化が効率良くなされる。
【0049】請求項13の発明の緑化パネルでは、請求
項1、請求項2、請求項5、請求項7、請求項9又は請
求項11の発明の前記効果に加えて、緑化パネルの背面
と緑化対象面の間に収縮性のある排水マットを介在させ
るため、凹凸のある緑化対象面における緑化施工であっ
ても緑化パネルと緑化対象面の密着性を確保して、培土
のこぼれ落ちを的確に防止でき、必要十分な排水性能を
簡単に得ることができるとともに、屋上緑化等において
防水層の保護を的確に行なうことができる。
【0050】請求項14の発明の緑化方法では、請求項
3、請求項4、請求項6、請求項8、請求項10又は請
求項12の発明の前記効果に加えて、緑化パネルの背面
と緑化対象面の間に収縮性のある排水マットを介在させ
るため、凹凸のある緑化対象面における緑化施工であっ
ても緑化パネルと緑化対象面の密着性を確保して、培土
のこぼれ落ちを的確に防止でき、必要十分な排水性能を
簡単に得ることができるとともに、屋上緑化等において
防水層の保護を的確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る緑化パネルの設置状
態を示す斜視図であり、培土付き植物苗として断面円形
の筒型植物苗を使用し、該筒型植物苗を円形の植栽孔に
挿入している。
【図2】 図1の緑化パネルの一部を切断面で示した拡
大斜視図である。
【図3】 図1の緑化パネルを垂直な緑化対象面に固定
し、該緑化パネルの植栽孔に筒型植物苗を挿入したとき
の垂直断面図である。
【図4】 落下防止用楔を併用したときの垂直断面図で
ある。
【図5】 本発明の別の実施例に係る緑化パネルの設置
状態を示す斜視図であり、培土付き植物苗として断面八
角形の筒型植物苗を使用し、該筒型植物苗を八角形の植
栽孔に挿入している。
【図6】 図5の緑化パネルの一部を切断面で示した拡
大斜視図である。
【図7】 本発明の別の実施例において、収縮性及び弾
力性に富んだ繋ぎ用培養土を緑化パネルの植栽孔に入
れ、セル成型苗を該繋ぎ用培養土に押し入れたときの斜
視図である。
【図8】 図7の緑化パネルの一部を切断面で示した拡
大斜視図である。
【図9】 本発明の更に別の実施例において、緑化パネ
ルの表面部に突出部を形成したときの一部を切断面で示
した拡大斜視図である。
【図10】 本発明の他の実施例において緑化パネルの
背面に収縮性のある排水マットを取り付けたときの一部
を切断面で示した拡大斜視図である。
【図11】 本発明の更に他の実施例において緑化対象
面に収縮性のある排水マットを敷設した後、緑化パネル
を据え付けたときの一部を切断面で示した拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 培土付植物苗としての筒型植物苗 2 培土付植物苗の培土 3 培土付植物苗の植物 4 緑化パネル 5 人工構造物 6 人工構造物の緑化対象面 7 緑化パネルの額縁部 8 緑化パネルの背面側凹部 9 緑化パネルの培土層 10 緑化パネルの表面部 11 緑化パネルの植栽孔 12 落下防止用楔体 13 繋ぎ用培養土 14 セル成型苗 15 緑化パネルの突出部 16 排水マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02D 29/02 311 E02D 29/02 311 E04C 1/39 E04C 1/39 P (72)発明者 野村 聡 岡山県岡山市藤原西町2丁目7番34号 大 和クレス株式会社内 (72)発明者 片岡 雅彦 岡山県岡山市藤原西町2丁目7番34号 大 和クレス株式会社内 (72)発明者 西川 政次郎 岡山県勝田郡奈義町行方431−3 (72)発明者 西川 公一郎 岡山県勝田郡奈義町行方51−2 (72)発明者 西川 路 岡山県勝田郡奈義町行方51−2 Fターム(参考) 2B022 AB04 BA01 BA02 BA05 BA14 BA21 BA25 BB03 CA04 2B027 NC02 NC05 NC12 NC13 NC17 NC24 NC33 NC37 NC40 ND02 NE01 NE08 QA02 RE24 TA18 TA27 2D018 DA06 2D048 BA00 2E110 AA41 AA60 AB04 AB22 BA02 BA12 BB24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面部及び背面側凹部を取り巻く額縁部
    を透水性及び通気性のある素材によって形成し、土壌粒
    子をバインダーによって相互結合してなる培土層を該背
    面側凹部に充填し、該培土層に繁殖材料となる培土付植
    物苗が到達するように前記表面部に必要数の植栽孔を形
    成した緑化パネル。
  2. 【請求項2】 緑化対象面に縦横揃えて並置することに
    より互いに接触する額縁部が連続した排水路となる請求
    項1に記載の緑化パネル。
  3. 【請求項3】 緑化パネルの表面部及び背面側凹部を取
    り巻く額縁部を透水性及び通気性のある素材によって形
    成し、土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる
    培土層を緑化パネルの背面側凹部に充填し、該培土層に
    到達するように緑化パネルの表面部に形成した植栽孔に
    繁殖材料となる培土付植物苗を嵌め入れてなる緑化方
    法。
  4. 【請求項4】 緑化パネルの表面部及び背面側凹部を取
    り巻く額縁部を透水性及び通気性のある素材によって形
    成し、土壌粒子をバインダーによって相互結合してなる
    培土層を緑化パネルの背面側凹部に充填し、収縮性及び
    弾力性に富んだ繋ぎ用培養土を緑化パネルの表面部に形
    成した植栽孔に設置し、前記繋ぎ用培養土に繁殖材料と
    なる培土付植物苗を押し入れてなる緑化方法。
  5. 【請求項5】 繁殖材料となる培土付植物苗として、培
    土を不織布製の筒型の育苗ポットに充填し、該培土に播
    種または植え付けた植物の根が培土及び不織布に絡み付
    いている筒型植物苗を利用した請求項1又は請求項2の
    緑化パネル。
  6. 【請求項6】 繁殖材料となる培土付植物苗として、培
    土を不織布製の筒型の育苗ポットに充填し、該培土に播
    種または植え付けた植物の根が培土及び不織布に絡み付
    いている筒型植物苗を利用した請求項3又は請求項4の
    緑化方法。
  7. 【請求項7】 土壌粒子をバインダーによって相互結合
    してなる培土層が、緑化パネルを緑化対象面に据え付け
    る以前の段階において緑化パネルの背面側凹部に充填さ
    れ、緑化パネルと結合一体化されていることを特徴とす
    る請求項1、請求項2又は請求項5に記載の緑化パネ
    ル。
  8. 【請求項8】 土壌粒子をバインダーによって相互結合
    してなる培土層が、緑化パネルを緑化対象面に据え付け
    る以前の段階において緑化パネルの背面側凹部に充填さ
    れ、緑化パネルと結合一体化されていることを特徴とす
    る請求項3、請求項4又は請求項6に記載の緑化方法。
  9. 【請求項9】 土壌粒子をバインダーによって相互結合
    してなる培土層が一体性を保持可能な程度に成型されて
    おり、この培土層の成型体が緑化パネルを緑化対象面に
    据え付ける段階において緑化パネルの背面側凹部に充填
    されることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項
    5に記載の緑化パネル。
  10. 【請求項10】 土壌粒子をバインダーによって相互結
    合してなる培土層が一体性を保持可能な程度に成型され
    ており、この培土層の成型体が緑化パネルを緑化対象面
    に据え付ける段階において緑化パネルの背面側凹部に充
    填されることを特徴とする請求項3、請求項4又は請求
    項6に記載の緑化方法。
  11. 【請求項11】緑化パネルの表面に植栽孔と重ならない
    部位に突出部を形成したことを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項5、請求項7又は請求項9に記載の緑化
    パネル。
  12. 【請求項12】緑化パネルの表面に植栽孔と重ならない
    部位に突出部を形成したことを特徴とする請求項3、請
    求項4、請求項6、請求項8又は請求項10に記載の緑
    化方法。
  13. 【請求項13】緑化対象面と緑化パネルの背面との間に
    収縮性のある排水マットを介在させたことを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項5、請求項7、請求項9又
    は請求項11に記載の緑化パネル。
  14. 【請求項14】緑化対象面と緑化パネルの背面との間に
    収縮性のある排水マットを介在させたことを特徴とする
    請求項3、請求項4、請求項6、請求項8、請求項10
    又は請求項12に記載の緑化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012000003A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Keiho Shokuhin:Kk 植物栽培パネル、植物栽培装置、植物栽培方法、及び植物収穫方法
JP2019127816A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 浩 赤嶺 断熱タイル

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JP2012000003A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Keiho Shokuhin:Kk 植物栽培パネル、植物栽培装置、植物栽培方法、及び植物収穫方法
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