JP2004041095A - 緑化植栽用貯水部材とこれを用いた植栽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部と下部での植物の生育に差が生じないと共に、適度な保水性と通気性の両方を確保することができ、植物の良好な生育が得られる緑化植裁用貯水部材とこれを用いた植裁装置を提供する。
【解決手段】緑化用植裁装置1が、ハウジング2と、このハウジング2内に収納した緑化植裁用の貯水部材3と、同じくハウジング2内で貯水部材3の前面側に収納される植物育成用の培土Aとからなり、上記貯水部材3が、シート9に多数の貯水容器部10を設けて形成されている。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種構造物の壁面等に立てかけた配置や、屋上、地面等に水平に設置して植物を植え込むことにより、照し返し防止などの温暖化現象の緩和と軽減、COの削減や大気浄化のほか、景観や環境の改善を図ることができようにするための緑化植裁用貯水部材とこれを用いた植裁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球温暖化現象やCOの増加による大気汚染が大きな社会問題となっている。
【0003】
その対策の一つとして植物の植裁による緑化が有効な手段であることはすでに知られており、国や地方自治体では都市域での緑化を進める施策がとられている。
【0004】
従来、都市域での建物や各種構造物を利用した緑化の方法としては、上面開放ケース内に培土を入れ、その表面をネット状部材で覆った植裁マットを形成し、これを建物の屋上や壁面に並べて敷設し、培土で植物を育成することにより緑化を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の植裁マットは、単に建物の屋上や壁面に並べて敷設する構造になっているため、壁面等に立てかけて用いた場合、上部と下部での保水性に差が生じ、降雨や灌水による水分はすぐに下部へ流出し、どうしても上部が水不足の状態になり、上部と下部で植物の生育に差が生じ、特に上部の植物がすぐに枯れてしまうという問題がある。
【0006】
また、植物の育成するための培土には、適度な保水性と通気性の両方の確保が必要になるが、従来の植裁マットでは、保水性を重視すると通気性が悪くなり、根枯れが発生すると共に、通気性を確保すると水不足の状態になり、同じく植物が枯れてしまうことになる。
【0007】
そこでこの発明の課題は、壁面等に立てかけて用いても上下での植物の生育に差が生じないと共に、平面的な設置状態でも使用でき、しかも適度な保水性と通気性の両方を確保することができ、植物の良好な生育が得られる緑化植裁用貯水部材とこれを用いた植裁装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、第1の発明は、不透水性シート又は浸透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部を並べて設けた構成を採用したものである。
【0009】
同第2の発明は、不透水性シート又は浸透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部と、この貯水容器部と異なる位置に気水通過孔とを設けた構成を採用したものである。
【0010】
同第3の発明は、第2の発明において、上記不透水性シート又は浸透水性シートに設けた気水通過孔の一面側に、この気水通過孔を覆う気水通過部材を配置した構成を採用したものである。
【0011】
上記のように、シートに多数の貯水容器部を並べて設けた緑化植裁用貯水部材は、箱状のハウジング内に収納して植裁装置とするほか、土壌内に直接埋設して使用することができる。
【0012】
第4の発明は、前面が開放したハウジングと、このハウジング内に収納した緑化植裁用貯水部材と、同じくハウジング内で緑化植裁用貯水部材の前面側に収納される植物育成用の培土とからなり、上記緑化植裁用貯水部材が、不透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部を設けて形成されている構成を採用したものである。
【0013】
第5の発明は、前面が開放したハウジングと、このハウジング内に収納した緑化植裁用貯水部材と、同じくハウジング内で緑化植裁用貯水部材の前面側に収納される通気通水部材及び、この通気通水部材の前面側に収納される植物育成用の培土とからなり、上記緑化植裁用貯水部材が、不透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部を設けて形成されている構成を採用したものである。
【0014】
同第6の発明は、前面が開放したハウジングと、このハウジング内に収納した緑化植裁用貯水部材と、同じくハウジング内で緑化植裁用貯水部材の前面側に収納される通気通水部材及び、この通気通水部材の前面側に収納される植物育成用の培土とからなり、上記緑化植裁用貯水部材が、不透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部と、この貯水容器部と異なる位置に気水通気孔とを設けて形成され、上記シートに設けた気水通過孔の一面側に、この気水通過孔を覆う気水通過部材を配置した構成を採用したものである。
【0015】
同じく第7と第8の発明は、前面が開放したハウジングの培土上又は培土上から一定間隔を設けて培土や植物の崩落防止用の格子板等を設けた構成を採用したものである。
【0016】
上記において、ハウジングは、板等を用いて箱状に形成され、底面又は側面が通気通水の可能な構造になっていると共に、緑化植裁用貯水部材は、起立状態での使用に対応する場合、シートの一面側において、貯水容器部が上端で開口する容器に形成され、雨水や灌水をその内部に貯えることができるようになっていると共に、この貯水容器部の上部に直接もしくは、シートの他面側に貯水容器部内に雨水や灌水を誘導するための受水板を設けることかできる。また、受水板は培土の崩落防止にも利用される。
【0017】
また、緑化植裁用貯水部材は、水平状態での使用に対応する場合、貯水容器部がシートの上面で開口するようシートの下面側に突出する容器に形成されている。
【0018】
上記通気通水部材は、通水性と保水性及び通気性のあるものであれば、繊維、多孔質陶器、不織布、紙、保水ポリマー等の中から選択して用いればよく、気水通過部材も通水性と保水性及び通気性のある構造を有し、培土や通気通水部材に対して突出するような構造になっている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0020】
図1乃至図4に示す第1の実施の形態の緑化用植裁装置1は、縦置きや傾斜状に配置して使用する例であり、角形で箱状のハウジング2と、このハウジング2内に収納する緑化植裁用の貯水部材3と、貯水部材3の両面に重ねて配置した通気通水部材4、5と、通気通水部材5の前面側に入れる培土Aとで形成されている。
【0021】
上記ハウジング2は、板等を用いて前面と背面が開放する上下に長い箱形の枠状に形成され、背面の開口にネット6を張設すると共に、四周壁には複数の通気通水孔7が設けらけている。
【0022】
上記通気通水部材4、5は、通水性と保水性及び通気性のあるのものであれば、繊維、多孔質陶器、不織布、紙、保水ポリマー等の中から選択して用いればよく、図1と図2では、ハウジング2内に納まる大きさのシート状に形成したものを用いた例を示している。
【0023】
また、図4(A)の例では、シート状の通気通水部材4、5と保水ポリマー8等を組み合わせ使用し、ハウジング2内の底部にシート状の通気通水部材4を敷設し、その前面に貯水部材3を重ねた後、貯水部材3の前面側に保水ポリマー8等を充填し、更にその前面側にシート状の通気通水部材5を重ねた後、培土Aを充填するようにしたものである。
【0024】
更に、図4(B)の例は、ハウジング2内の底部に保水ポリマー8等を適宜の厚みに並べ、この保水ポリマー8等の前面にシート状の通気通水部材4と貯水部材3を順に重ね、貯水部材3の前面側に保水ポリマー8等を充填し、更にその前面側にシート状の通気通水部材5を重ねた後、培土Aを充填するようにしたものである。
【0025】
上記貯水部材3は、ハウジング2内に納まる大きさに形成した不透水性シート又は浸透水性シート9の前面側に、上端部が開口する多数の貯水容器部10を縦横に並べて突設し、各貯水容器部10が雨水や灌水を貯えるようになっており、このシート9と貯水容器部10は、合成樹脂等を用いて一体成形されている。
【0026】
尚、貯水容器部10の材質によっては水の重力による漏水又は浸透圧により貯水容器部より培土を湿潤させる。
【0027】
この貯水部材3のシート9には、図示の場合、貯水容器部10と異なる位置に気水通過孔11を設けたが、気水通過孔11を省いた構造を採用してもよい。
【0028】
図3(A)乃至(C)は貯水部材3の異なった幾つかの例を示し、図3(A)の貯水部材3は、シート9の前面側に、上端部が開口する多数の貯水容器部10を、上下に一定の間隔で横方向に交互に段違いで配置し、各貯水容器部10の上部に気水通過孔11を設けた構造になっている。
【0029】
図3(B)の貯水部材3は、シート9の前面側に、上端部が開口する多数の貯水容器部10を、上下に一定の間隔で横方向へ交互に段違いで配置し、各貯水容器部10の上部位置に気水通過孔11を設け、各貯水容器部10の上端に皿状の受水板12を突設し、貯水容器部10への雨水や灌水の取り込みがより確実に行えるようにした構造になっている。尚、受水板は培土崩落防止としても機能する。
【0030】
図3(C)の貯水部材3は、基本構造が図3(A)と同一であるが、シート9の背面側で各気水通過孔11の下縁に受水板12を斜め上向きに突設し、貯水容器部10への雨水や灌水の取り込みが背面側から行えるようにした構造になっている。
【0031】
この図3(C)の例において、一枚のシート9に貯水容器部10と受水板12を設けたが、図3(A)の貯水部材3と、気水通過孔11の下縁に受水板12を突設した別のシートを重ね合わせることによって、図3(C)の例と同様の貯水部材3を形成することができる。
【0032】
第1の実施の形態の緑化用植裁装置1は、上記のような構成であり、次に、その使用の方法を説明する。
【0033】
図2のように、ハウジング2内に、通気通水部材4、貯水部材3、通気通水部材5を順に収め、通気通水部材5の前面に培土Aを充填した緑化用植裁装置1を、建物の立ち上がり壁等に取り付けて傾斜する起立状に配置し、上記培土Aに種子を蒔くか植物Bを植え込んでおく。
【0034】
上記培土Aに対して浸透した雨水や灌水は、各貯水容器部10に貯留され、植物Bの根が貯水容器部10に達し浸透することにより、培土Aが乾燥したような場合でも植物Bに水分を供給することができ、水分不足による枯れの発生を防ぐことができる。
【0035】
各貯水容器部10は、緑化用植裁装置1の上下均等した配置となるので、緑化用植裁装置1の上部においても、培土Aに対する保水状態を維持することができ、培土Aが上部から乾燥して上部の植物Bから水不足により枯れるというようなことがなくなり、上下で植物Bの生育に差が生じないことになる。
【0036】
また、埋設した通気通水部材4、5は、その保水性により、土壌内に水分を保持し、培土Aの乾燥発生を防ぐと共に、この通気通水部材4、5により、土壌内の通気性を確保することができ、これにより、土壌内の温度上昇等を抑え、細菌等の発生を防止して根枯れを防ぐことができる。
【0037】
ここで、貯水部材3のシート9に通気通水孔11を設けておくと、雨水や灌水を背面側の通気通水部材4でも保持することになり、培土Aの乾燥発生を防ぐことになる。
【0038】
また、シート9に通気通水孔11のない貯水部材3を使用した場合、培土Aに浸透した雨水や灌水は、貯水部材3で背面側に対して遮水されることになるが、ハウジング2の周囲に設けた通気通水孔7から余剰水分が流出するので、培土Aの過度な湿潤状態の発生はない。尚、通気通水部材5を使用しないで培土と貯水部材3のシートに直接接合する事もできる。
【0039】
尚図2で図示を省略しているが、培土A又は植物Bが風圧等により崩落を防止するため、培土A上又は培土A上から適宜一定間隔を設けて格子板等を設置する。
【0040】
次に、図5乃至図7に示す第2の実施の形態の緑化用植裁装置21は、水平置きに配置して使用する例であり、角形の箱状のハウジング22と、このハウジング22内に収納する緑化植裁用の貯水部材23と、貯水部材23の上面に重ねて配置した通気通水シート24と、通気通水シート24の上面に入れる培土Aとで形成されている。
【0041】
上記ハウジング22は、板等を用いて前面が開放する箱形の枠状に形成され、四周壁には複数の通気通水孔25が設けられている。
【0042】
上記貯水部材23は、ハウジング22内に納まる大きさに形成したシート26の下面側に、上端がシート26の上面が開口する多数の貯水容器部27を並べて突設し、各貯水容器部27が雨水や灌水を貯えるようになっており、このシート26と貯水容器部27は、不透水性の合成樹脂等を用いて一体成形されている。
【0043】
上記通気通水シート24は、通水性と通気性のあるものであれば、繊維、多孔質陶器、不織布、紙等の中から選択して用いればよく、ハウジング22内に納まる大きさのシート状に形成したものを用い、ネット状にして全体が通水性と通気性を有してもよいが、図示の場合は、不透水性の合成樹脂材料等を用い、貯水部材23に重ねた時、貯水容器部27と対応する部分だけに通水性と通気性のある通水部28を形成し、雨水や灌水の貯水容器部27への貯留を可能にした例を示している。
【0044】
また、図5の例では、通気通水シート24の上面で通水部28と異なる位置に、内部中空の容器状に形成され、多数の透孔(図5(A))やスリット(図5(B))で通水性と通気性が付与された気水通過部材29を突設し、貯水部材23のシート26には気水通過部材29と連通する気水通過孔30が設けてある。
【0045】
図6(A)と(B)の例は、上記通気通水シート24に代えて、貯水部材23の上面に、通水性と通気性のあるシート状の保水部材31を積層したものであり、貯水部材23の上面で貯水容器部27と異なる位置に、気水通過部材29を上方に突設し、各気水通過部材29内の下端はシート26を貫通する気水通過孔30aとすると共に、上記保水部材31には、各気水通過部材29と対応する位置に嵌合孔32が設けてある。
【0046】
この第2の実施の形態の緑化用植裁装置21は、上記のような構成であり、水平に設置したハウジング22内に、貯水部材23と通気通水シート24、図6の例では、更に保水部材31を順に重ねて収納し、その上部に培土Aを充填して緑化用植裁装置1を形成し、培土Aに種子を蒔くか植物Bを植え込んでおく。尚、ハウジング22が無くても重ねセットのみで使用する事もできる。
【0047】
上記培土Aに対して浸透した雨水や灌水は、貯水部材23の各貯水容器部27に貯留され、植物Bの根が貯水容器部27の湿潤により、培土Aが乾燥したような場合でも植物Bに水分を供給することができ、水分不足による枯れの発生を防ぐことができる。
【0048】
また埋設した通気通水シート24は、その気水通過部材29が培土A内に突出することにより、培土A内の通気性を維持することになり、これにより、培土A内の温度上昇を抑え、細菌の発生を防止し、根枯れ等を防ぐことができる。
【0049】
更に、保水部材31を組み合わせ使用すると、その保水性により、土壌内に水分を保持し、培土Aの乾燥発生をなくすことにより、水不足による枯れの発生を防ぐことができる。又、保水部材31を使用しないで培土をじかに使用する事もできる。
【0050】
なお、各実施の形態における貯水部材3や23等は、ハウジング2や22との組み合わせ使用以外に、地面等に直接埋め込むことにより、単独で使用することができると共に、第2の実施の形態で示した通気通水シート24の気水通過部材29を、第1の実施の形態のシート9に適用することは当然可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、上記のような構成としたので、土壌に適度な保水性と通気性の両方を確保することができ、貯水容器部に雨水や灌水を貯留することにより、水不足の発生を解消することで、植物の良好な生育が得られることになる。
【0052】
また、貯水部材は、上下に多数の貯水容器部を並べて設けることにより、立てかけて用いた場合、上下の貯水容器部が共に雨水や灌水を貯留することができ、これによって上下での植物の生育に差が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の植裁装置を示す分解斜視図
【図2】同上における植裁装置を斜めに起立配置した状態を示す縦断正面図
【図3】(A)乃至(C)のそれぞれは貯水部材における貯水容器部の異なった例を示す斜視図
【図4】(A)は第1の実施の形態の植裁装置において通気通水部材と保水ポリマーを組み合わせて使用した例を示す縦断正面図、(B)は同上の他の例を示す縦断正面図
【図5】(A)はこの発明の第2の実施の形態の植裁装置を示す分解斜視図、(B)は同上の組み立て状態の縦断正面図
【図6】(A)はこの発明の第2の実施の形態の植裁装置を示す他の例の分解斜視図、(B)は同上の組み立て状態の縦断正面図
【図7】図5(B)の一部切り欠き平面図
【符号の説明】
1   緑化用植栽装置
2   ハウジング
3   貯水部材
4   通気通水部材
5   通気通水部材
6   ネット
7   通気通水孔
8   保水ポリマー
9   不透水性シート
10  貯水容器部
11  気水通過孔
12  受水板
21  緑化用植裁装置
22  ハウジング
23  貯水部材
24  通気通水シート
25  通気通水孔
26  シート
27  貯水容器部
28  通水部
29  気水通過部材
30  気水通過孔
31  保水部材
32  嵌合孔
A   培土
B   植物

Claims (8)

  1. 不透水性シート又は浸透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部を並べて設けた緑化植裁用貯水部材。
  2. 不透水性シート又は浸透水性シートに端部が開口する多数の貯水容器部と、この貯水容器部と異なる位置に気水通過孔とを設けた緑化植裁用貯水部材。
  3. 上記不透水性シート又は浸透水性シートに設けた気水通過孔の一面側に、この気水通過孔を覆う気水通過部材を配置した請求項2に記載の緑化植裁用貯水部材。
  4. 前面が開放したハウジングと、このハウジング内に収納した緑化植裁用貯水部材と、同じくハウジング内で緑化植裁用貯水部材の前面側に収納される植物育成用の培土とからなり、上記緑化植裁用貯水部材が、不透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部を設けて形成されている緑化用植裁装置。
  5. 前面が開放したハウジングと、このハウジング内に収納した緑化植裁用貯水部材と、同じくハウジング内で緑化植裁用貯水部材の前面側に収納される通気通水部材及び、この通気通水部材の前面側に収納される植物育成用の培土とからなり、上記緑化植裁用貯水部材が、不透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部を設けて形成されている緑化用植裁装置。
  6. 前面が開放したハウジングと、このハウジング内に収納した緑化植裁用貯水部材と、同じくハウジング内で緑化植裁用貯水部材の前面側に収納される通気通水部材及び、この通気通水部材の前面側に収納される植物育成用の培土とからなり、上記緑化植裁用貯水部材が、不透水性シートに上端部が開口する多数の貯水容器部と、この貯水容器部と異なる位置に気水通気孔とを設けて形成され、上記シートに設けた気水通過孔の一面側に、この気水通過孔を覆う気水通過部材を配置した緑化用植裁装置。
  7. 前面が開放したハウジングの培土上に培土の崩落防止用のネット又は格子板等を設けた請求項4乃至6に記載の緑化用植裁装置。
  8. 前面が開放したハウジングの培土上から適宜一定間隔を設けて培土並びに植物の崩落防止用の格子板等を設けた請求項4乃至6に記載の緑化用植裁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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