JPH07135842A - 敷設用断熱材 - Google Patents

敷設用断熱材

Info

Publication number
JPH07135842A
JPH07135842A JP5285227A JP28522793A JPH07135842A JP H07135842 A JPH07135842 A JP H07135842A JP 5285227 A JP5285227 A JP 5285227A JP 28522793 A JP28522793 A JP 28522793A JP H07135842 A JPH07135842 A JP H07135842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
housing
heat insulating
insulating material
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5285227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2774438B2 (ja
Inventor
Tomotaka Yanagida
友隆 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUREATERA KK
Createrra Inc
Original Assignee
KUREATERA KK
Createrra Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUREATERA KK, Createrra Inc filed Critical KUREATERA KK
Priority to JP5285227A priority Critical patent/JP2774438B2/ja
Publication of JPH07135842A publication Critical patent/JPH07135842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774438B2 publication Critical patent/JP2774438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】軽量化し、管理を容易にする。 【構成】上面が開口され底面11から一定高さの側面1
2に排水孔13が設けられて一定深さの貯水が可能で平
面的に敷き詰め可能な形状に形成されたハウジング1
と、ハウジング1の内部に収容され植物の生育の培地と
なる植物育成材2と、植物育成材2の中に育成可能に設
けられた植物の種子3と、少なくともハウジング1の上
面を覆い植物の種子3が貫通して生育するのを許容する
カバー材4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敷設用断熱材に関す
る。さらに詳しくは、ビルの屋上等に敷設される植物を
利用した新規な敷設用断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルの屋上,テラス,ベランダの
ように平面的な敷設面を有する箇所の断熱としては、敷
設面に発砲スチロールやこれにコンクリートを組み合わ
せた断熱ブロック等を付設するか、あるいは土壌を敷設
して草花,樹木,野菜等の植物を植栽することが行なわ
れている。
【0003】植栽による断熱手段は、土壌層と植物層と
の性質の異なる2層によって有効な断熱を行おうとする
ものであるが、草木類の植栽には土壌の敷設厚さを20
〜30cm程度とすることが好ましいとされている。な
お、土壌の水分を含んだ比重が1.8程度となることか
ら、敷設厚さが30cmの土壌は敷設面に対して540Kg
/m2 程度の重量が掛かることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の断熱ブロックを
用いる場合には、敷設のために大がかりな屋上等の改修
工事を必要とするうえ、既存の建造物には直ちに適用で
きないものであった。しかも、断熱ブロックだけでは十
分な断熱効果が得られないものであった。
【0005】また、後者の植栽による断熱手段では、敷
設面に重量が掛かりすぎるために、一般のビル等の構築
物の耐荷重構造では実施することができない場合が多い
という課題を有している。さらに、敷設された土壌が雨
水等で流出したり風で飛散してしたりすることから、土
壌が減少して植物の成育が阻害されてしまうことがある
ため、土壌の追加敷設等の管理を行わなければならない
という課題を有している。さらに、土壌層が薄いために
土壌層中に含まれる水分が少なく、植物を有効に成育さ
せるためには、水やり等の育成管理を行わなければなら
ないという課題を有している。
【0006】本発明は、このような課題を考慮してなさ
れたもので、植物を利用した軽量で管理の容易な敷設用
断熱材を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めの本第一発明に係る敷設用断熱材は、上面が開口され
底面から一定深さの貯水が可能で平面的に敷き詰め可能
な形状に形成されたハウジングと、ハウジングの内部に
収容され植物の生育の培地となる植物育成材と、植物育
成材に育成可能に設けられる植物の種子と、少なくとも
ハウジングの上面を覆い植物の種子が貫通して成育する
のを許容するカバー材とからなる手段を採用する。
【0008】好ましい実施態様としては、植物の種子が
植物育成材の中に予め混入されているか、あるいは、植
物の種子がカバー部材の下面に付着されて構成される。
さらに、底面から一定高さの側面に排水孔が設けられて
一定深さの貯水が可能に構成される。
【0009】本第二発明に係る敷設用断熱材は、上面が
開口され底面から一定深さの貯水が可能で平面的に敷き
詰め可能な形状に形成されたハウジングと、ハウジング
の内部に収容され植物の生育の培地となる植物育成材
と、少なくともハウジングの上面から播種可能であると
ともに植物の種子が貫通して生育するのを許容するカバ
ー材とから構成される。
【0010】
【作用】前述の本第一発明によると、ハウジングに水を
入れない状態で運搬して、屋上等の敷設面に平面的に並
べて敷き詰め、その後にハウジング内へ給水する。給水
により一定深さまで貯水させておくことにより、植物の
種子を発芽させカバー部材を貫通して成長させる。植物
が成長すると、植物の光合成による断熱作用が発揮され
るうえ、植物の背丈と植物育成材,ハウジングの合計厚
さとの複層によって断熱が奏される。植物育成材はカバ
ー材で覆われているため、植物育成材の乾燥,飛散減少
が防止される。
【0011】本第二発明によると、ハウジングに水を入
れない状態で運搬して、屋上等の敷設面に平面的に敷き
詰める。次いで、カバー部材の上面から植物育成材に植
物の種子を播種してハウジング内へ給水する。給水によ
って一定深さまで貯水させておくことにより、植物の種
子を発芽させカバー部材を貫通して成長させる。植物の
成長により、植物の光合成による断熱作用が発揮される
うえ、植体の背丈と植物育成材,ハウジングの組合によ
る複層によって断熱が奏される。植物育成材はカバー材
で覆われているため、植物育成材の乾燥,飛散減少が防
止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る敷設用断熱材の第1実施
例を図1〜図3に基いて説明する。
【0013】この実施例では、ビルの屋上等の施設面G
に碁盤目状に敷き詰め可能な平面形状が正方形のマット
形からなるものを示してある。
【0014】全体形状を規制するハウジング1は、厚さ
約1mm程度の合成樹脂製の素材から成形することができ
る。例えば、塩化ビニル樹脂,ポリエチレン樹脂等の合
成樹脂材で上面が開口された底面11,側面12からな
る平面形状が正方形のパン形に形成されている。この側
面12の底面11から一定の高さ位置には、小孔からな
る排水孔13が設けられている。従って、このハウジン
グ1は、底面11から排水孔13の高さまで貯水するこ
とができる。なお、排水孔13が設けられる底面11か
らの高さaは、底面11からの側面12の高さbの半分
程度とするのが好ましい。
【0015】ハウジング1の底面11,側面12で囲ま
れた内部には、植物Pの生育の培地となる植物育成材2
が収容されている。この植物育成材2は、籾殻等の植物
性有機物を加熱処理した土壌に真珠岩パーライト(商品
名「ネニサンソ」三井金属パーライト社製)を混合した
りして改質化,軽量化したものを使用するのが好まし
い。植物製有機物の加熱処理としては、重量減少率(対
絶乾重)で10〜60%程度減少するまで行うことが望
ましい。例えば、籾殻を加熱炉内で約260°Cの場合
には約4分間、約360〜400°Cの場合には約1分
間の加熱分解を行い、この炭化したものに上記パーライ
トを3対1の割合で混合して植物育成材2が基本的に構
成される。また、土壌を含まずに保水力,保肥力,通水
性,通気性等を確保した土壌代替物を使用することもで
きる。なお、この植物育成材2には、植物Pの水分吸収
力を抑制する塩分(CaCl2,CaCo3 等)を混合することも
できる。
【0016】植物育成材2の中には、植物Pの種子3が
混入されている。この種子3は、乾燥に強いバミューダ
グラス,マツバボタン,カワラナデシコ,タイム類,ク
ンショウギク,イソギクなどからなる植物Pのものが好
適である。
【0017】植物育成材2,植物Pの種子3は、ポリエ
チレン樹脂等の合成樹脂材のメッシュ状の袋物からなる
カバー材4に充填されてハウジング1に収容されてい
る。このカバー材4は、植物Pの種子3がメッシュの間
隙から貫通して発芽,成長して生育するのを許容する構
造となっている。
【0018】この実施例によると、植物育成材2,植物
Pの種子3をカバー材4の中に充填して成形されたハウ
ジング1に収容することにより製造することができるた
め、容易に製造することができる。また、給水しない状
態で積層,並設して運搬,保管することができるため、
運搬,保管が容易である。殊に、ハウンジング1を例え
ば60cm×60cm四方で厚み10cmとして籾殻を焼却炭
化させた培地を含む植物育成材2を有するユニットで形
成したときには、重量3,6Kg/1ユニットで実用化
することができた。
【0019】また、この実施例を使用するには、図3に
示すように、屋上等の施設面Gに碁盤目状に敷き詰めた
後に水を散水しておき、その後は特別な管理等を行わず
に放置する。なお、全体形状がマット形であるため、敷
き詰め作業は容易である。また、平面形状が正方形であ
るため、敷き詰め未完区域を形成することなく効率的な
敷き詰めが可能である。
【0020】散水により植物育成材2が吸水すると、約
2週間で植物Pの種子3が発芽し約2週間成長して植物
Pが成育する。植物Pが成育すると、光合成が行われる
と同時に、図2に示すように、ハウジング1,植物育成
材2,カバー材4の厚さの層cと植物Pの背丈の層dと
の性質の異なる2層によって施設面Gが有効に断熱され
る。
【0021】植物Pの生育中または成育後では、ハウジ
ング1の内部に一定量の水が貯水されているため、植物
Pが枯れてしまうことはない。また、植物育成材2に混
合されている塩類によって植物Pの水分吸収量が抑制さ
れることと、ハウジング1に排水孔13が設けられて必
要以上の貯水が避けられていることとにより、植物育成
材2の表面まで水が上がるのが阻止されるため、植物P
が根腐れすることがない。さらに、植物育成材2の表面
まで水が上がらず植物育成材2の表面のみが乾燥しやす
いことと、植物育成材2の表面がカバー材で覆われてい
ることとから、植物育成材2の表面からの水分蒸発量が
減量されるため、一旦貯水された水の貯水量が急速に消
失することがない。さらに、植物育成材2がカバー材2
に充填されているため、植物育成材2が雨水等で流出し
たり風で飛散することがない。
【0022】従って、植物Pの生育中または成育後に
は、植物Pへの水やりや植物育成材2の追加等を行う必
要がなく、管理が容易である。さらに、植物育成材2の
量(厚さ)が少なくても前述の植物Pの水分等の好適な
生育条件が確保されるため、植物育成材2の量を少なく
して、全体を薄くして軽量化することができる。
【0023】なお、この実施例について本発明者が行っ
た実験によると、表1のような結果が得られた。なお、
この実験に使用された実施例の大きさは、面積が60cm
×60cm、厚みが10cmで、排水孔13は底面11から
5cmの高さに設けられているものである。また、対比さ
れる従来例の大きさは、面積が幅1m ×長さ3m で、1
0cmの排水層上に20cmの土壌層を積層してなる植栽地
である。なお、表1は十分に散水した後に雨水の浸入を
防ぎ、枯れるまでの日数を図ったものである。これらは
枯れた後に再度散水すると、約1〜2週間で蘇生した。
【0024】
【表1】
【0025】図4は、本発明に係る敷設用断熱材の第2
実施例を示すものである。
【0026】この実施例では、前述の第1実施例のハウ
ジング1の側面12を外側上方へ向けて拡開する構造と
してある。
【0027】この実施例によると、敷き詰められたハウ
ジング1の間に間隙5が形成されるために、大雨の際の
雨水の排水路が確保されて敷き詰め面の浮き上がり等が
防止される。
【0028】図5は、本発明に係る敷設用断熱材の第3
実施例を示すものである。
【0029】この実施例では、前述の第2実施例の間隙
5を形成するためにハウジング1の側面12の上部にフ
ランジ14を設けてある。また、カバー材40は、植物
Pの種子3が貫通して発芽,成長して生育するのを許容
する多数個の小孔41が開孔されたシート状に形成さ
れ、ハウジング1の上面を覆いフランジ14の上面に固
着されている。
【0030】従って、この実施例では、ハウジング1の
内部に植物育成材2,植物Pの種子3を直接充填した後
に、カバー材40をハウジング1に固着する製造手段が
採られる。
【0031】この実施例によると、前述の第1実施例の
ような袋物のカバー材4に植物育成材2,植物Pの種子
3を充填するよりも、植物育成材2,植物Pの種子3の
充填作業が容易となる。
【0032】図6は、本発明に係る敷設用断熱材の第4
実施例を示すものである。
【0033】この実施例では、前述の第3実施例のハウ
ジング1のフランジ14をハウジング1の側面12の上
部に嵌合着脱可能なフレーム6としてある。また、カバ
ー材42は、前述の第3実施例のような小孔41が設け
られておらず、常時はスリットが閉鎖され植物Pの種子
3が発芽,成長して生育する際にスリットが拡開形成さ
れるようなシート(例えば、トスコ社製の遮光シート)
が採用されている。
【0034】この実施例によると、予め植物育成材2を
充填してカバー6をフレーム6で組付した状態で製造販
売し、敷き詰め後にフレーム6,カバー材42を取り外
して植物育成材2に好みに応じた種子3を播種すると同
時に添加物を添加する等の改質操作を行うことができ
る。また、カバー材42によって植物育成材2が完全に
閉塞されているため、運搬,保管中に植物育成材2が漏
出することがない。
【0035】図7〜図8は、本発明に係る敷設用断熱材
の第5実施例を示すものである。
【0036】この実施例では、施設面G’として急傾斜
屋根にハウジング1を平面的に敷き詰めする場合であ
る。ハウジング1は、その下側に位置する開口が止水板
15で閉塞され、上側に位置する側面12’が切除され
ているか、あるいは低く形成されている。上記止水板1
5は開口の半分以下、好ましくは1/3程度を閉塞する
ように設けられる。上記側面12’はメッシュ袋状のカ
バー部材4を挿入可能な程度切除されていればよく、急
傾斜の場合には完全に切除されていてもよい。図示する
ように、例えばL字形あるいはコ字形を呈する止め具1
6を穴17から施設面G’に固定し、滑り止めして敷き
詰めすることができる。止め具16は最下位に設ければ
足りるが、必要に応じて配置することができる。
【0037】この実施例によると、スレートやトタンな
どの傾斜屋根構造において、屋根内側に断熱材を吊設す
ることなく断熱屋根構造を付加することができ、植物P
が止水板15の上面にも成育するので、ほぼ全面成育状
態とすることができる。とくに、止水板15で底面11
から一定深さの貯水が可能となるので、急傾斜屋根に好
適に用いることができ、止水板15の閉塞割合によって
急傾斜に対応することができる。
【0038】図9〜図10は、本発明に係る敷設用断熱
材の第6実施例を示すものである。
【0039】この実施例では、施設面Gとて緩やかな傾
斜屋根にハウジング1を平面的に敷き詰めする場合であ
る。ハウジング1の傾斜する側面12,12には傾斜に
対応するように排水孔13が開口されていることが望ま
しい。図示するように、例えばL字形を呈する止め具1
9を穴20から施設面G’’に固定し、滑り止めして敷
き詰めすることができる。
【0040】この実施例によると、スレートやトタンな
どの傾斜屋根構造において、屋根内側に断熱材を吊設す
ることなく断熱屋根構造を付加することができる。
【0041】また、第6実施例において、屋根の傾斜に
対応して、ハウジング内に傾斜方向に交差する中仕切板
18を設けることができる。中仕切板18を設けたハウ
ジング1を使用する場合には、中仕切板18の仕切りに
対応してカバー部材43,43を細分化して収納するこ
とが好ましい。
【0042】以上、図示した実施例の外に、ハウジング
1の平面形状を他の4角形や多角形とする実施例も可能
である。また、ハウジング1を大きくして多数のカバー
部材を入れる実施例も可能である。
【0043】さらに、ハウジング1,カバー材4,4
0,42,43を一体化した実施例とすることも可能で
ある。さらにまた、ハウジング1とカバー部材4,4
0,42,43とをそれぞれ組み合わせて実施するとを
妨げないものである。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明に係る敷設用断熱材
は、植物の生育の培地となる植物育成材を少なくしても
植物の水分等の生育条件を好適に保持することができる
ため、光合成による冷却効果が得られるうえに、全体形
状を薄くして軽量化することができ、施設面に敷設して
も飛散することを防止できる。したがって、既存のビル
屋上や屋根などにも屋上断熱材として敷設することがで
きる。
【0045】また、給水しない軽いハウジング状態で運
搬や敷設等を簡単に行うことができるうえ、特別な管理
作業を行うことなく植物の水分等の生育条件を好適に保
持することができるため、管理が容易である効果があ
る。
【0046】さらに、施設面に応じた種子を選択してハ
ウジング内に播種することができ、環境に即応した敷設
用断熱材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る敷設用断熱材の第1実施例を示す
断面図である。
【図2】図1の使用状態の断面図である。
【図3】図1の敷き詰め状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る敷設用断熱材の第2実施例を示す
敷き詰め状態の断面図である。
【図5】本発明に係る敷設用断熱材の第3実施例を示す
一部切断の斜視図である。
【図6】本発明に係る敷設用断熱材の第4実施例を示す
一部切断の斜視図である。
【図7】本発明に係る敷設用断熱材の第5実施例を示す
側面部である。
【図8】本発明に係る敷設用断熱材の第5実施例を示す
斜視図である。
【図9】本発明に係る敷設用断熱材の第6実施例を示す
側面部である。
【図10】本発明に係る敷設用断熱材の第7実施例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 11,11’ 底面 12 側面 13 排水孔 2 植物育成材 3 種子 4,40,42,43 カバー材 P 植物 G,G’,G’’ 敷設面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口され底面から一定深さの貯水
    が可能で平面的に敷き詰め可能な形状に形成されたハウ
    ジングと、ハウジングの内部に収容され植物の生育の培
    地となる植物育成材と、植物育成材に成育可能に設けら
    れる植物の種子と、少なくともハウジングの上面を覆い
    植物の種子が貫通して生育するのを許容するカバー材と
    からなる敷設用断熱材。
  2. 【請求項2】 植物の種子が植物育成材の中に混入され
    ている請求項1記載の敷設用断熱材。
  3. 【請求項3】 植物の種子がカバー部材の下面に付着さ
    れている請求項1記載の敷設用断熱材。
  4. 【請求項4】 底面から一定高さの側面に排水孔が設け
    られて一定深さの貯水が可能である請求項1記載の敷設
    用断熱材。
  5. 【請求項5】 上面が開口され底面から一定深さの貯水
    が可能で平面的に敷き詰め可能な形状に形成されたハウ
    ジングと、ハウジングの内部に収容され植物の生育の培
    地となる植物育成材と、少なくともハウジングの上面を
    覆い植物の種子が播種可能であるとともに育成を許容す
    るように貫通されているカバー部材とからなる敷設用断
    熱材。
JP5285227A 1993-11-15 1993-11-15 敷設用断熱材 Expired - Fee Related JP2774438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285227A JP2774438B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 敷設用断熱材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285227A JP2774438B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 敷設用断熱材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07135842A true JPH07135842A (ja) 1995-05-30
JP2774438B2 JP2774438B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=17688756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5285227A Expired - Fee Related JP2774438B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 敷設用断熱材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2774438B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001346436A (ja) * 2000-06-05 2001-12-18 Hideo Fujita 緑化屋根
JP2002305980A (ja) * 2001-04-06 2002-10-22 Matsushita Electric Works Ltd 地被植物用緑化パネル
JP2007282637A (ja) * 2007-07-02 2007-11-01 Kyodo Ky Tec Corp 植栽用マット及びその敷設方法
JP2009293201A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk 断熱ユニットの支持構造
JP2011001723A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Daiko:Kk 屋上構造体及びその形成方法
JP2013146255A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Mogami Ranen Kk イソギクの大量繁殖方法、イソギクを利用した緑化方法、および、それらに利用する材木腐朽菌の培養方法
JP2013153735A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Mogami Ranen Kk 植物用植生基材、それを利用した植物用植生基盤、および、それらを利用したイソギク植栽方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190383U (ja) * 1987-05-26 1988-12-07
JP3024832U (ja) * 1995-06-26 1996-06-07 株式会社サニーフーズ ギフト券

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190383U (ja) * 1987-05-26 1988-12-07
JP3024832U (ja) * 1995-06-26 1996-06-07 株式会社サニーフーズ ギフト券

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001346436A (ja) * 2000-06-05 2001-12-18 Hideo Fujita 緑化屋根
JP2002305980A (ja) * 2001-04-06 2002-10-22 Matsushita Electric Works Ltd 地被植物用緑化パネル
JP4622136B2 (ja) * 2001-04-06 2011-02-02 パナソニック電工株式会社 地被植物用緑化パネル
JP2007282637A (ja) * 2007-07-02 2007-11-01 Kyodo Ky Tec Corp 植栽用マット及びその敷設方法
JP2009293201A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk 断熱ユニットの支持構造
JP2011001723A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Daiko:Kk 屋上構造体及びその形成方法
JP2013146255A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Mogami Ranen Kk イソギクの大量繁殖方法、イソギクを利用した緑化方法、および、それらに利用する材木腐朽菌の培養方法
JP2013153735A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Mogami Ranen Kk 植物用植生基材、それを利用した植物用植生基盤、および、それらを利用したイソギク植栽方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2774438B2 (ja) 1998-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007050042A1 (en) A receptacle for use in a green roof system and a green roof system thereof
JP4096121B2 (ja) 緑化用苗芝ピース
JP2774438B2 (ja) 敷設用断熱材
EP1065921B1 (en) Method and apparatus for creating areas of greenery
JP2006055119A (ja) 屋上緑化装置
JP4593459B2 (ja) 屋上緑化施工用パネル、及びその屋上緑化施工用パネルを用いた屋上緑化の施工システム
JP2583819B2 (ja) 壁面緑化兼熱負荷低減設備
KR100426321B1 (ko) 옥상 퍼팅 그린 및 그 시공방법
JP2001054321A (ja) 植栽装置
JP3285201B2 (ja) 自生型屋上緑化施工方法
JP3403955B2 (ja) 苗植付け方法とこれに用いる植栽装置。
JP2000201536A (ja) 壁面等の緑化用コンテナ
JP2004033145A (ja) つる性植物による屋根緑化構造
JP2002364130A (ja) 軽量保水性断熱屋根
JPH0870718A (ja) 非土壌質構造物面の緑化法
JP3996621B1 (ja) 芝を用いたマット材、その製造方法、それを用いた防草方法および除草方法、それを用いた植栽ブロックおよび植栽構造体
JPS60188532A (ja) 法面土留装置
JP2008092942A (ja) 植栽ブロックおよび植栽構造体
JP2002253007A (ja) 植生マット
US20050115149A1 (en) Device for adjusting water level
JP2005027608A (ja) 植栽基盤装置
KR200179211Y1 (ko) 건물 옥상용 퍼팅 그린
JP2003158916A (ja) 建築物の緑化方法
JP2004201603A (ja) 温度上昇抑制構造
JPH1156100A (ja) 緑化ミニ庭園

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees