JPH1156100A - 緑化ミニ庭園 - Google Patents

緑化ミニ庭園

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JPH1156100A
JPH1156100A JP9233353A JP23335397A JPH1156100A JP H1156100 A JPH1156100 A JP H1156100A JP 9233353 A JP9233353 A JP 9233353A JP 23335397 A JP23335397 A JP 23335397A JP H1156100 A JPH1156100 A JP H1156100A
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laid
water retention
lightweight soil
artificial lightweight
filter
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JP9233353A
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Masao Shimakawa
正夫 嶋川
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンションや一般住宅のベランダや屋上に人
工軽量土壌を用いてミニ庭園を造った場合でも、気相率
を高めて樹木の根づきを良くし、また固相率を高めて樹
木の保持力を高め、集中豪雨の場合でも排水効率を高め
ること。 【解決手段】 ベランダ1の底面5の最も低い隅に上面
を網状とした排水パイプ10を敷設し、排水箇所なる部
分に排水用フィルター26を敷設する。耐根シート11
の排水部分には穴27を穿孔する。耐根シート11の上
面に保水マット12を敷設し、保水マット12の上面に
保水・排水シート13を敷設する。保水・排水シート1
3の上面に多数の石材14を敷設し、その上にフィルタ
ー15を敷設する。このフィルター15の上面に人工軽
量土壌16を入れる。人工軽量土壌16を400リット
ルとした場合、炭の粉(備長炭)と腐葉土とをそれぞれ
5リットル混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンションや一般
住宅、あるいはビルの建物のベランダや屋上に設置され
る緑化ミニ庭園に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都会では緑が少なくなり、住宅の
内外、商業空間、オフィスビルなどの都市空間への緑化
が盛んに行なわれている。木々などの植物の緑は人の心
をなごまし、心を豊かにする作用がある。また、都会の
ヒートアイランド現象の防止や断熱効果による省エネル
ギーなど様々な効果を発揮している。
【0003】マンションや一般住宅のベランダや屋上に
ミニ庭園を造る動きも出てきており、そのための工法も
種々のものが既に提案されている。例えば、特開平8−
317729号公報が挙げられる。この特開平8−31
7729号公報に記載されている技術は、防水層、保水
層、排水性の高い人工軽量土壌の3層を用いてベランダ
や屋上に庭園を設置するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−317
729号公報は、ベランダや屋上に設置することから重
量の点を鑑みて単に人工軽量土壌を用いたものであり、
この人工軽量土壌に芝生や植物を植えるものである。し
かし、一般的な人工軽量土壌は、ある程度の気相率、固
相率があるものの、樹木の根のはりが入りにくく、ま
た、樹木の保持力が弱いという問題がある。
【0005】また、排水の点においても、人工軽量土壌
から直接排水するようにしており、そのため、人工軽量
土壌から直接排水される箇所が1ヶ所あるいは2ヶ所程
度であり、多量の雨水が降った場合には、溢れてベラン
ダを水浸しにするという問題があった。特に、梅雨時
や、台風シーズンにおける集中豪雨の場合には、人工軽
量土壌自体が雨水と共にベランダに流出してしまうとい
う問題もあった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、マンションや一般住宅のベランダや屋上に人工
軽量土壌を用いてミニ庭園を造った場合でも、気相率を
高めて樹木の根づきを良くし、また固相率を高めて樹木
の保持力を高め、集中豪雨の場合でも排水効率を高めた
緑化ミニ庭園を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の緑化ミニ庭園では、建築物のベランダ1や屋上
に人工軽量土壌16を用いて造られるミニ庭園であっ
て、ベランダ1や屋上の底面5に敷設され防根性を備え
た耐根シート11と、この耐根シート11の上面に敷設
され保水性を備えた保水マット12と、この保水マット
12の上面に敷設され保水及び排水機能を備えた保水・
排水シート13と、この保水・排水シート13の上面に
全面にわたって敷設され余剰水の排水機能を促進する多
数の石材14と、この石材14及び保水・排水シート1
3の上面に敷設され上記人工軽量土壌16の粒径よりは
目が細かくて水を通過させるフィルター15と、このフ
ィルター15の上面に所定の厚さで敷設される人工軽量
土壌16とからなり、上記人工軽量土壌16に炭の粉を
該人工軽量土壌16の量に対して所定の割合で混合し、
この割合を上記人工軽量土壌16の量を約400リット
ルとした場合に、炭の粉の量を4〜20リットルの割合
としていることを特徴としている。
【0008】このような構成とすることにより、例え
ば、人工軽量土壌16の量を約400リットルとした場
合に、4〜20リットルの炭の粉を人工軽量土壌16に
混合することで、炭の粉の気泡から酸素を出し、気相率
が高まり、ひげ根を生育させ、早く木が根づき、樹木の
活着率が良くすることができる。また、炭の粉は、マイ
ナスイオンを発生させ、樹木の成長に必要なミネラルを
土壌に与える。このミネラルは弱アルカリ性なので、水
撒きの水道水を弱アルカリ性に近づけることになり、樹
木、植物の生育を促進させることができるものである。
なお、炭の粉は備長炭の炭の粉が望ましい。
【0009】さらに、請求項2記載の緑化ミニ庭園で
は、建築物のベランダ1や屋上に人工軽量土壌16を用
いて造られるミニ庭園であって、ベランダ1や屋上の底
面5に敷設され防根性を備えた耐根シート11と、この
耐根シート11の上面に敷設され保水性を備えた保水マ
ット12と、この保水マット12の上面に敷設され保水
及び排水機能を備えた保水・排水シート13と、この保
水・排水シート13の上面に全面にわたって敷設され余
剰水の排水機能を促進する多数の石材14と、この石材
14及び保水・排水シート13の上面に敷設され上記人
工軽量土壌16の粒径よりは目が細かくて水を通過させ
るフィルター15と、このフィルター15の上面に所定
の厚さで敷設される人工軽量土壌16とからなり、上記
人工軽量土壌16に腐葉土を該人工軽量土壌16の量に
対して所定の割合で混合し、この割合を上記人工軽量土
壌16の量を約400リットルとした場合に、腐葉土の
量を4〜20リットルの割合としていることを特徴とし
ている。
【0010】このような構成とすることにより、例え
ば、上記人工軽量土壌16の量を約400リットルとし
た場合に、4〜20リットルの腐葉土を人工軽量土壌1
6に混合することで、断流化を防ぎ、固相率が高まり、
樹木の保持力ができ、より倒れにくくすることができ
る。
【0011】また、請求項3記載の緑化ミニ庭園では、
建築物のベランダ1や屋上に人工軽量土壌16を用いて
造られるミニ庭園であって、ベランダ1や屋上の底面5
に敷設され防根性を備えた耐根シート11と、この耐根
シート11の上面に敷設され保水性を備えた保水マット
12と、この保水マット12の上面に敷設され保水及び
排水機能を備えた保水・排水シート13と、この保水・
排水シート13の上面に全面にわたって敷設され余剰水
の排水機能を促進する多数の石材14と、この石材14
及び保水・排水シート13の上面に敷設され上記人工軽
量土壌16の粒径よりは目が細かくて水を通過させるフ
ィルター15と、このフィルター15の上面に所定の厚
さで敷設される人工軽量土壌16とからなり、上記人工
軽量土壌16に炭の粉及び腐葉土を該人工軽量土壌16
の量に対してそれぞれ所定の割合で混合し、これらの割
合を上記人工軽量土壌16の量を約400リットルとし
た場合に、炭の粉の量を4〜20リットル、腐葉土の量
を4〜20リットルの割合としていることを特徴として
いる。
【0012】これにより、例えば、上記人工軽量土壌1
6の量を約400リットルとした場合に、炭の粉の量を
4〜20リットル、腐葉土の量を4〜20リットルそれ
ぞれ人工軽量土壌16に混合することで、炭の粉の気泡
から酸素を出し、気相率が高まり、ひげ根を生育させ、
早く木が根づき、樹木の活着率が良くすることができ
る。また、炭の粉は、マイナスイオンを発生させ、樹木
の成長に必要なミネラルを土壌に与える。このミネラル
は弱アルカリ性なので、水撒きの水道水を弱アルカリ性
に近づけることになり、樹木、植物の生育を促進させる
ことができるものである。なお、炭の粉は備長炭の炭の
粉が望ましい。また、腐葉土の混合により、断流化を防
ぎ、固相率が高まり、樹木の保持力ができ、より倒れに
くくすることができる。
【0013】請求項4記載の緑化ミニ庭園では、建築物
のベランダ1や屋上に人工軽量土壌16を用いて造られ
るミニ庭園であって、ベランダ1や屋上の底面5に敷設
され防根性を備えた耐根シート11と、この耐根シート
11の上面に敷設され保水性を備えた保水マット12
と、この保水マット12の上面に敷設され保水及び排水
機能を備えた保水・排水シート13と、この保水・排水
シート13の上面に全面にわたって敷設され余剰水の排
水機能を促進する多数の石材14と、この石材14及び
保水・排水シート13の上面に敷設され上記人工軽量土
壌16の粒径よりは目が細かくて水を通過させるフィル
ター15と、このフィルター15の上面に所定の厚さで
敷設される人工軽量土壌16とからなり、上記人工軽量
土壌16に炭の粉及び腐葉土を該人工軽量土壌16の量
に対してそれぞれ所定の割合で混合し、これらの割合を
上記人工軽量土壌16の量を約400リットルとした場
合に、炭の粉の量を約5リットル、腐葉土の量を約5リ
ットルの割合としていることを特徴としている。
【0014】かかる構成とすることで、例えば、上記人
工軽量土壌16の量を約400リットルとした場合に、
炭の粉の量を約5リットル、腐葉土の量を約5リットル
それぞれ人工軽量土壌16に混合することで、炭の粉の
気泡から酸素を出し、気相率が高まり、ひげ根を生育さ
せ、早く木が根づき、樹木の活着率が良くすることがで
きる。また、炭の粉は、マイナスイオンを発生させ、樹
木の成長に必要なミネラルを土壌に与える。このミネラ
ルは弱アルカリ性なので、水撒きの水道水を弱アルカリ
性に近づけることになり、樹木、植物の生育を促進させ
ることができるものである。なお、炭の粉は備長炭の炭
の粉が望ましい。また、腐葉土の混合により、断流化を
防ぎ、固相率が高まり、樹木の保持力ができ、より倒れ
にくくすることができる。
【0015】さらに、請求項5記載の緑化ミニ庭園で
は、ベランダ1や屋上の底面5の傾斜面の下部に、上面
を網状にした排水パイプ10を敷設し、この排水パイプ
10の要部に人工軽量土壌16の粒径より細かい目の排
水用フィルター26を配設し、この排水用フィルター2
6の部分に対応した保水・排水シート13の箇所に排水
穴27を穿孔し、この排水穴27の部分に石材14を盛
り上げるように敷設していることを特徴としている。
【0016】これにより、人工軽量土壌16に灌水した
り、緑化ミニ庭園に降った雨水で余分な水は、人工軽量
土壌16、フィルター15、石材14の間、排水用フィ
ルター26、排水穴27、及び排水パイプ10を介して
効率良く排水されることになる。したがって、雨が多く
降った場合でも人工軽量土壌16を外部に溢れさせるこ
となく、雨水を外部に効率良く排水させることができ
る。
【0017】また、請求項6記載の緑化ミニ庭園では、
上面を閉塞し周囲を網状とした排水パイプ30を人工軽
量土壌16内に埋設し、この排水パイプ30の周囲に人
工軽量土壌16の粒径より目が細かい排水用フィルター
31を巻装し、上記排水パイプ30の下面開口面を上記
フィルター15の上面に立設させていることを特徴とし
ている。
【0018】したがって、集中豪雨があった場合でも人
工軽量土壌16内に水は、排水用フィルター31、排水
パイプ30、及びフィルター15を介して保水・排水シ
ート13に流れ、さらに、排水用フィルター26、排水
穴27、及び排水パイプ10を介して効率良く排水され
るものであり、このため、集中豪雨があった場合にも、
人工軽量土壌16内で水が溢れることなく、効率良く排
水することができる。これにより水が人工軽量土壌16
内で溢れ出ないので、人工軽量土壌16を外部に流出さ
せることもない。
【0019】さらに、請求項7記載の緑化ミニ庭園で
は、建築物のベランダ1や屋上に人工軽量土壌16を用
いて造られるミニ庭園であって、ベランダ1や屋上の底
面5に敷設され防根性を備えた耐根シート11と、この
耐根シート11の上面に敷設され保水性を備えた保水マ
ット12と、この保水マット12の上面に敷設され保水
及び排水機能を備えた保水・排水シート13と、この保
水・排水シート13の上面に全面にわたって敷設され余
剰水の排水機能を促進する多数の石材14と、この石材
14及び保水・排水シート13の上面に敷設され上記人
工軽量土壌16の粒径よりは目が細かくて水を通過させ
るフィルター15と、このフィルター15の上面に所定
の厚さで敷設される人工軽量土壌16とからなり、ベラ
ンダ1や屋上の底面5の傾斜面の下部に、上面を網状に
した排水パイプ10を敷設し、この排水パイプ10の要
部に人工軽量土壌16の粒径より細かい目の排水用フィ
ルター26を配設し、この排水用フィルター26の部分
に対応した保水・排水シート13の箇所に排水穴27を
穿孔し、この排水穴27の部分に石材14を盛り上げる
ように敷設し、上面を閉塞し周囲を網状とした排水パイ
プ30を人工軽量土壌16内に埋設し、この排水パイプ
30の周囲に人工軽量土壌16の粒径より目が細かい排
水用フィルター31を巻装し、上記排水パイプ30の下
面開口面を上記フィルター15の上面に立設させている
ことを特徴としている。
【0020】これにより、人工軽量土壌16に灌水した
り、緑化ミニ庭園に降った雨水で余分な水は、人工軽量
土壌16、フィルター15、石材14の間、排水用フィ
ルター26、排水穴27、及び排水パイプ10を介して
効率良く排水されることになる。したがって、雨が多く
降った場合でも人工軽量土壌16を外部に溢れさせるこ
となく、雨水を外部に効率良く排水させることができ
る。また、集中豪雨があった場合でも人工軽量土壌16
内に水は、排水用フィルター31、排水パイプ30、及
びフィルター15を介して保水・排水シート13に流
れ、さらに、排水用フィルター26、排水穴27、及び
排水パイプ10を介して効率良く排水されるものであ
り、このため、集中豪雨があった場合にも、人工軽量土
壌16内で水が溢れることなく、効率良く排水すること
ができる。これにより水が人工軽量土壌16内で溢れ出
ないので、人工軽量土壌16を外部に流出させることも
ない。
【0021】請求項8記載の緑化ミニ庭園では、上記フ
ィルター15の上面に格子状のスチールメッシュ33
を敷設し、両端にターンバックル35を設けたチェーン
36により上記スチールメッシュ33の上面に配設した
根鉢34を固定し、根鉢34とチェーン36との間にゴ
ム板37を介装すると共に、スチールメッシュ33に係
止したターンバックル35を締めることで、背の高い樹
木の根鉢34を人工軽量土壌16内に固定していること
を特徴としている。
【0022】これにより強風の場合でも背の高い樹木の
根鉢34を人工軽量土壌16内に確実に固定することが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2は本発明の緑化ミニ庭園Aを
造る場合のマンションや一般住宅に設置されている一般
的なベランダ1の平面図を示し、また、図3はこのベラ
ンダ1の断面図を示している。このベランダ1は、例え
ば横方向の寸法が約3.2mで、外側に突出する寸法は
約1.2mであり、両側には側壁2が設けられ、前部に
は基礎3が設けられている。そして、この基礎3の上側
にはフェンス4が形成されている。
【0024】図2の斜線部分は本発明の緑化ミニ庭園A
を造成する大きさを示しており、上記ベランダ1の大き
さの場合では、約2m2 ほどのミニ庭園を造るものであ
る。また、このミニ庭園はベランダ1の底面5から樹木
を除いて平均22cmぐらいの高さとしている。また、
ベランダ1の底面5は図3に示すように、排水の観点か
ら外側に傾斜する傾斜面となっており、このベランダ1
の位置が低い隅部の箇所には排水孔6が穿孔されてい
る。そして、この排水孔6の下面開口部には排水パイプ
(図示せず)が垂設されて、ベランダ1上に降った雨水
などは上記排水孔6、排水パイプを介して外部(地面、
排水溝)へ排水されるようになっている。
【0025】図1は上記ベランダ1上に造った緑化ミニ
庭園Aの断面図を示している。詳細な構成は後述する
が、この緑化ミニ庭園Aの基本的な構成は以下のように
なっている。まず、緑化ミニ庭園Aの排水を行なう排水
パイプ10がベランダ1の底面5の前部の隅部に配設さ
れ、ベランダ1の底面5及び排水パイプ10を覆うよう
にして耐根シート11が敷設される。そして、上記耐根
シート11の上面には保水マット12が敷設され、さら
に、この保水マット12の上面には連続した凹凸面を備
えた保水・排水シート13が積層される。この保水・排
水シート13の多数の凹部内には多数の石材14が敷設
される。
【0026】また、石材14を敷設した保水・排水シー
ト13の上面にはフィルター15が敷設され、このフィ
ルター15の上面には人工軽量土壌16を所定量入れ
る。なお、ベランダ1の基礎3や側壁2以外の湾曲部分
7などにはレンガ17を配設して縁部を美しく仕上げる
ようにしている。
【0027】次に、各部材について説明する。先ず、円
筒形の排水パイプ10は直径が約5cmで、図1及び図
4に示すように、下側の部分は断面が円弧状で閉塞され
ており、この部分を溝部20としている。また排水パイ
プ10の上部は断面が円弧状で網状とした網部21とし
ている。この網部21に水が通過して溝部20で受ける
と共に、端部よりベランダ1の底面5上に排水するよう
にしている。排水パイプ10は、緑化ミニ庭園Aの大き
さにより予め必要な寸法に切断しているが、施工現場で
任意の寸法に切断するようにしても良い。
【0028】耐根シート11は、ポリエチレンで形成さ
れていて、緑化ミニ庭園Aの底部にシート状に敷設され
るものであり、ベランダ1の防水化と、樹木に根がベラ
ンダ1上に延びるのを防止している。この耐根シート1
1の上面に敷設される保水マット12は、ポリエステル
の不織布で形成されており、灌水した水や雨水を保水し
ておくものである。
【0029】保水・排水シート13はポリ塩化ビニール
で形成されており、図1に示すように断面が波形状に形
成されている。図9は保水・排水シート13の要部拡大
斜視図を示し、図10は保水・排水シート13の要部拡
大断面図を示している。図9及び図10に示すように、
略山型の突部22と凹部24とが連続して形成されてお
り、突部22の上面は略フラットに形成されている。そ
して、突部22の上部には穴23がそれぞれ形成されて
おり、凹部24にはホワイトロームと呼ばれる石材14
が充填されるようになっている。
【0030】ここで、上記ガラス繊維材系の石材14
は、黒曜石を高温で焼成発泡させた無機質軽量の粒径が
4〜25mmの骨材で、保水・排水シート13の凹部2
4を含めた上面に全面にべた敷きすることにより、余剰
水の排水を効率良く行なっている。
【0031】保水・排水シート13及び石材14の上面
に敷設されるフィルター15は、ポリエステルの不織布
で形成されている。このフィルター15の目の粗さは人
工軽量土壌16の粒径より細かいものである。このフィ
ルター15の上面に土壌として入れられる有機質の人工
軽量土壌16は、真珠岩の粉砕、発泡焼成させた白色の
軽量土壌である。この人工軽量土壌16は、湿潤時の比
重は0.6と自然土の約1/3の軽さであり、粒度調整
により保水性と排水性のバランスを最適に保つことがで
きる。この人工軽量土壌16に樹木が植生されることに
なる。
【0032】また、本発明の特徴として、図2に示すよ
うなベランダ1に造る約2m2 ほどの大きさに投入する
上記人工軽量土壌16の量を約400リットルとした場
合、炭の粉(備長炭)を約5リットルと、腐葉土を約5
リットルを人工軽量土壌16に混合させている。
【0033】これは、以下の理由からである。まず、人
工軽量土壌16に炭の粉(備長炭)を約5リットル混合
することで、炭の粉の気泡から酸素を出し、気相率が高
まり、ひげ根を生育させ、早く木が根づき、樹木の活着
率が良くなるからである。また、炭の粉は、マイナスイ
オンを発生させ、樹木の成長に必要なミネラルを土壌に
与える。このミネラルは弱アルカリ性なので、水撒きの
水道水を弱アルカリ性に近づけることになり、樹木、植
物の生育を促進させることができるからである。また、
人工軽量土壌16に腐葉土を5リットル混合すること
で、断流化を防ぎ、固相率が高まり、樹木の保持力がで
き、より倒れにくくなるからである。
【0034】なお、本発明では、上述の割合で人工軽量
土壌16に炭の粉と腐葉土とを混合しているが、炭の
粉、あるいは腐葉土のいずれか一方のみを人工軽量土壌
16に混合するようにしても良い。また、炭の粉は、ど
のような種類のものでも良いが、広葉樹で形成した備長
炭の炭の粉が好適例である。特に、人工軽量土壌16が
種々のものが市販されているが、低コストの人工軽量土
壌16に上記炭の粉や腐葉土を混合することで、高価な
人工軽量土壌16と同様の性能を発揮するものであり、
これにより人工軽量土壌16のコストダウンを図ること
ができる。
【0035】また、この発明の実施の形態では、人工軽
量土壌16を約400リットルとした場合、炭の粉と腐
葉土とをそれぞれ約5リットルの割合で混合していた
が、それぞれ炭の粉と腐葉土を4〜20リットル程度の
範囲で混合するようにしても良い。しかし、それ以上炭
の粉や腐葉土を混合すると、水分を吸って全体の重量が
重くなるので、それ以上炭の粉や腐葉土を混合しなくて
も良い。したがって、人工軽量土壌16を約400リッ
トルとした場合に、炭の粉と腐葉土とを約5リットル混
合するのが好適例である。また、人工軽量土壌16の容
量を変えた場合には、その使用する人工軽量土壌16の
容量に応じて炭の粉と腐葉土とを混合する割合は上述の
場合と同様にする。
【0036】次に、本発明の緑化ミニ庭園Aの工法につ
いて説明する。まず、図4に示すように、所定の長さに
切断した排水パイプ10を網部21を上面にしてベラン
ダ1の底面5の前部(フェンス4側)の隅部に配設す
る。ここで、上記フィルター15と同じ材料で形成した
約30cm四方の排水用フィルター26を図4に示すよ
うに配設し、ガムテープなどで基礎3や底面5に確実に
直貼りする。この排水用フィルター26により石材14
や小さな人工軽量土壌16が排水パイプ10を介してベ
ランダ1の隅部の排水孔6に流出するのを防止してい
る。なお、排水用フィルター26を設置する箇所は、図
4の場合は2ヶ所としているが、1ヶ所でも、あるいは
3ヶ所以上でも良い。しかし、排水性を考慮した場合に
は、少なくとも2ヶ所は必要であり、また、排水パイプ
10の網部21に連続して排水用フィルター26を敷設
して、排水パイプ10の網部21全体を排水用に用いる
ようにしても良い。
【0037】次に、緑化ミニ庭園Aの縁部となる部分に
レンガ17を適当数を積む。積んだレンガ17の高さ
は、この種の緑化ミニ庭園では図5に示すように約18
cmとしている。次に耐根シート11をベランダ1の底
面5に敷設する。この時、図1及び図6に示すように、
1枚の耐根シート11の大きさでカバー出来れば、基礎
3の側面に対して耐根シート11の端部を30cm程度
立ち上げ(図5参照)、また、側壁2の側面も同様にし
て端部を立ち上げる。さらに、レンガ17の側面に対し
ても耐根シート11の端部を立ち上げるが、この場合に
は、立ち上げの高さはレンガ17の高さより、2〜3c
m程度低くしておく。また、緑化ミニ庭園Aの湾曲部分
7(図2参照)に対応した耐根シート11の余分な部分
は切断して排除する。
【0038】ここで、上記排水用フィルター26に対応
した耐根シート11の部分には図6に示すようにカッタ
ー、ハサミ等にて排水用の穴27を穿孔する。この穴2
7は直径が約8cmくらいの大きさであるが、これより
大きく、排水用フィルター26の横方向の幅より小さく
しても良い。また、穴の形状は円形でも、角形でも良
い。
【0039】また、1枚の耐根シート11で敷設出来な
い場合には、図5に示すように2枚の耐根シート11で
敷設するようにしても良い。この場合、ベランダ1の底
面5が下降する側の耐根シート11を下側に敷設し、窓
側の耐根シート11を上側にして敷設する。この上下の
耐根シート11の重ね合わせ部分は、30cm程度の長
さにしている。
【0040】次に、図1に示すように耐根シート11の
上面に保水マット12を敷設する。この場合、保水マッ
ト12の端部は立ち上げることなくフラットに敷設す
る。この保水マット12の上面に保水・排水シート13
を穴23を穿設した側を上にして敷設し、さらにこの保
水・排水シート13の上面に石材14を全面的に敷設す
る。この石材14を敷設する場合、保水・排水シート1
3の凹部24内に入れると共に、突部22の上面すれす
れまで入れる。特に、この石材14は排水層として重要
なので、隅々までまんべんに入れる。また、図7及び図
8に示すように、排水用フィルター26及び穴27に対
応した付近には、排水を良くするために多い目に盛り上
げるようにして敷設する。なお、図7に示す石材14
は、この状態を示しているが、他の保水・排水シート1
3の部分にも図示していないが、石材14を敷設してい
る。
【0041】石材14を敷設した後に、フィルター15
を図1に示すように敷設する。この場合、次に敷設する
人工軽量土壌16が流れ出ないように、フィルター15
の端部をレンガ17や基礎3の高さより少し高い目に切
断する。そして、フィルター15の端部は、耐根シート
11の端部のところで折り返しておく。次に、略箱状に
なったフィルター15の内側に人工軽量土壌16を入れ
て土壌作りを行なう。ここで、この人工軽量土壌16に
は上述の炭の粉と腐葉土とを混合しながらフィルター1
5の上面に入れる。また、人工軽量土壌16は、水を充
分に含ませながらスコップでならし、土壌作りを行な
う。そして、人工軽量土壌16に植物や樹木等を植栽す
る。
【0042】図1において、緑化ミニ庭園に灌水した場
合や雨が降った場合には、水が人工軽量土壌16内にし
み込み、余分は水はフィルター15を介して保水・排水
シート13に流れる。保水・排水シート13の凹部24
を含む上面には石材14が多数敷設されており、適度な
量の水が保水・排水シート13上に保水されることにな
る。また、それ以上の余分な水は石材14の間を伝って
2ヶ所の穴27、排水用フィルター26を介して排水パ
イプ10内に流れ出る。そして、排水パイプ10から流
れ出た水はベランダ1の底面5、排水孔6を介して外部
に流れ出ることになる。また、保水・排水シート13の
穴23から水が透過して保水マット12に保水されるよ
うになっている。
【0043】ここで、保水・排水シート13の上面に保
水されている水は、フィルター15を介して人工軽量土
壌16に供給され、また保水マット12に保水されてい
る水分は、保水・排水シート13の突部22の穴23か
ら水蒸気となって人工軽量土壌16に供給される。ま
た、上記穴23から人工軽量土壌16側に酸素の供給も
行なわれることで、根の生育に良い。
【0044】また、多量の雨が降った場合でも、人工軽
量土壌16からフィルター15、石材14の間、排水用
フィルター26、穴27、排水パイプ10を介してスム
ーズに排水することができる。
【0045】上述のように図1の構成により雨が多く降
った場合にも効率良く排水できるものの、予想出来ない
ような集中豪雨があった場合に備えて、図11及び図1
2に示すような排水装置を付加するようにしても良い。
すなわち、人工軽量土壌16の上面に上部が露出しない
ようにして周面が網状とし、上面を閉塞した排水パイプ
30を埋設し、さらにこの直径を約5cmとした排水パ
イプ30の周囲に人工軽量土壌16の流出を阻止する上
記フィルター15と同材料のフィルター31を巻装して
おく。排水パイプ30の下面の開口面はフィルター15
の上面に接触している。
【0046】集中豪雨があった場合、排水パイプ30の
周囲の水はフィルター31を介して排水パイプ30内に
流れ、さらに排水パイプ30内に流れ落ちた水は、フィ
ルター15を通過して保水・排水シート13の上面に流
れる。この後は先の実施の形態の場合と同様に排水パイ
プ10へと流れる。かかる構成とすることで、集中豪雨
があった場合にも、人工軽量土壌16内で水が溢れるこ
となく、効率良く排水することができる。これにより水
が人工軽量土壌16内で溢れ出ないので、人工軽量土壌
16を外部に流出させることもない。
【0047】なお、図12に示すように上記排水パイプ
30は緑化ミニ庭園Aに1つだけ設置しているが、1つ
の限らず複数本の排水パイプ30を設置しておくこと
で、予期せず集中豪雨があっても、人工軽量土壌16な
どを溢れさせることなく、効率良く排水することが可能
となる。
【0048】背の低い植物や樹木を人工軽量土壌16に
植える場合には、植物や樹木を人工軽量土壌16に直接
に植えることで良いが、背の高い樹木を植える場合に
は、強風等で値が動くと枯れやすいので、次のような方
法を採っている。すなわち、図13及び図14に示すよ
うに、フィルター15の上面に所定の大きさのスチール
メッシュ33を敷設し、このスチールメッシュ33の中
心部分の上に樹木の根鉢34を載置する。両端に亜鉛合
金製のターンバックル35を装着した2本のステンレス
製のチェーン36を用いて根鉢34をスチールメッシュ
33に固定する。
【0049】根鉢34をチェーン36で固定する時に、
金属製のチェーン36と根鉢34とが直接接触しないよ
うに、また根鉢34から出ている根にチェーン36やタ
ーンバックル35が接触しないように、黒天然ゴムから
なるゴム板37を挟んで固定するようにしている。これ
は、根鉢34や根がチェーン36やターンバックル35
に接触したまま植栽すると、枯れる原因になるからであ
る。図13及び図14に示すように、ゴム板37をチェ
ーン36と根鉢34の角部の間に介装し、両端のターン
バックル35のフック38をスチールメッシュ33に引
っかける。そして、ターンバックル35を締めること
で、チェーン36をしっかりと張設でき、これにより強
風の場合でも背の高い樹木の根鉢34を人工軽量土壌1
6内に確実に固定することができる。
【0050】なお、上記の実施の形態では、緑化ミニ庭
園Aを造るのにベランダ1の場合について説明したが、
建物の屋上に造る場合にも本発明を適用することができ
るのはもちろんである。
【0051】また、上記の緑化ミニ庭園では、人工軽量
土壌16に炭の粉、腐葉土等を混合した場合について説
明したが、炭の粉や腐葉土等を混合しないで、単に人工
軽量土壌16のみを使用し、図1、図6、図11、図1
2等に示している排水構造を適用して緑化ミニ庭園を構
成するようにしても良い。すなわち、上記で説明した中
で炭の粉、腐葉土を混合しない緑化ミニ庭園を形成して
も良いものである。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、人工軽量土壌
の量を約400リットルとした場合に、炭の粉の量を約
5リットル、腐葉土の量を約5リットルの割合でそれぞ
れ人工軽量土壌に混合することで、炭の粉の気泡から酸
素を出し、気相率が高まり、ひげ根を生育させ、早く木
が根づき、樹木の活着率が良くすることができる。ま
た、炭の粉は、マイナスイオンを発生させ、樹木の成長
に必要なミネラルを土壌に与える。このミネラルは弱ア
ルカリ性なので、水撒きの水道水を弱アルカリ性に近づ
けることになり、樹木、植物の生育を促進させることが
できるものである。なお、炭の粉は備長炭の炭の粉が望
ましい。また、腐葉土の混合により、断流化を防ぎ、固
相率が高まり、樹木の保持力ができ、より倒れにくくす
ることができる。また、人工軽量土壌の量を約400リ
ットルとした場合、炭の粉と腐葉土とを混合する量は、
それぞれ4〜20リットルの範囲ならば上記と同様の効
果を発揮する。
【0053】また、人工軽量土壌に灌水したり、緑化ミ
ニ庭園に降った雨水で余分な水は、人工軽量土壌、フィ
ルター、石材の間、排水用フィルター、排水穴、及び排
水パイプを介して効率良く排水されることになる。した
がって、雨が多く降った場合でも人工軽量土壌を外部に
溢れさせることなく、雨水を外部に効率良く排水させる
ことができる。
【0054】さらに、集中豪雨があった場合でも人工軽
量土壌内に水は、排水用フィルター、排水パイプ、及び
フィルターを介して保水・排水シートに流れ、さらに、
排水用フィルター、排水穴、及び排水パイプを介して効
率良く排水されるものであり、このため、集中豪雨があ
った場合にも、人工軽量土壌内で水が溢れることなく、
効率良く排水することができる。これにより水が人工軽
量土壌内で溢れ出ないので、人工軽量土壌を外部に流出
させることもない。
【0055】また、背の高い樹木を植栽する場合でも、
樹木の根鉢とチェーンとの間にゴム板を介装すると共
に、スチールメッシュに係止したターンバックルを締め
ることで、背の高い樹木の根鉢を人工軽量土壌内に固定
していることで、強風の場合でも背の高い樹木の根鉢を
人工軽量土壌内に確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の緑化ミニ庭園の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の緑化ミニ庭園を造る場合
のベランダの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の緑化ミニ庭園を造る場合
のベランダの断面図である。
【図4】本発明の実施の形態のベランダに緑化ミニ庭園
を造る場合で排水パイプを敷設する場合の工程を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態のベランダに緑化ミニ庭園
を造る場合で耐根シートを敷設する場合の工程を示す図
である。
【図6】本発明の実施の形態のベランダに緑化ミニ庭園
を造る場合で耐根シートに排水用の穴を形成する場合の
工程を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態のベランダに緑化ミニ庭園
を造る場合で保水・排水シートを敷設した後に排水部分
に石材を敷設している場合の工程を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態のベランダに緑化ミニ庭園
を造る場合で保水・排水シートを敷設した後に排水部分
に石材を敷設している場合の工程を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の保水・排水シートの要部
拡大斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態の保水・排水シートの要
部拡大断面図である。
【図11】本発明の実施の形態の人工軽量土壌内の排水
パイプを埋設した状態を示す要部拡大断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の人工軽量土壌内の排水
パイプを埋設した状態を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態の背の高い樹木を固定す
る場合の斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態の背の高い樹木を固定す
る場合の側面図である。
【符号の説明】
1 ベランダ 5 底面 10 排水パイプ 11 耐根シート 12 保水マット 13 保水・排水シート 14 石材 15 フィルター 16 人工軽量土壌 26 排水用フィルター 27 穴(排水穴) 30 排水パイプ 31 フィルター 33 スチールメッシュ 34 根鉢 35 ターンバックル 37 ゴム板 A 緑化ミニ庭園

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物のベランダ(1)や屋上に人工軽
    量土壌(16)を用いて造られるミニ庭園であって、ベ
    ランダ(1)や屋上の底面(5)に敷設され防根性を備
    えた耐根シート(11)と、この耐根シート(11)の
    上面に敷設され保水性を備えた保水マット(12)と、
    この保水マット(12)の上面に敷設され保水及び排水
    機能を備えた保水・排水シート(13)と、この保水・
    排水シート(13)の上面に全面にわたって敷設され余
    剰水の排水機能を促進する多数の石材(14)と、この
    石材(14)及び保水・排水シート(13)の上面に敷
    設され上記人工軽量土壌(16)の粒径よりは目が細か
    くて水を通過させるフィルター(15)と、このフィル
    ター(15)の上面に所定の厚さで敷設される人工軽量
    土壌(16)とからなり、上記人工軽量土壌(16)に
    炭の粉を該人工軽量土壌(16)の量に対して所定の割
    合で混合し、この割合を上記人工軽量土壌(16)の量
    を約400リットルとした場合に、炭の粉の量を4〜2
    0リットルの割合としていることを特徴とする緑化ミニ
    庭園。
  2. 【請求項2】 建築物のベランダ(1)や屋上に人工軽
    量土壌(16)を用いて造られるミニ庭園であって、ベ
    ランダ(1)や屋上の底面(5)に敷設され防根性を備
    えた耐根シート(11)と、この耐根シート(11)の
    上面に敷設され保水性を備えた保水マット(12)と、
    この保水マット(12)の上面に敷設され保水及び排水
    機能を備えた保水・排水シート(13)と、この保水・
    排水シート(13)の上面に全面にわたって敷設され余
    剰水の排水機能を促進する多数の石材(14)と、この
    石材(14)及び保水・排水シート(13)の上面に敷
    設され上記人工軽量土壌(16)の粒径よりは目が細か
    くて水を通過させるフィルター(15)と、このフィル
    ター(15)の上面に所定の厚さで敷設される人工軽量
    土壌(16)とからなり、上記人工軽量土壌(16)に
    腐葉土を該人工軽量土壌(16)の量に対して所定の割
    合で混合し、この割合を上記人工軽量土壌(16)の量
    を約400リットルとした場合に、腐葉土の量を4〜2
    0リットルの割合としていることを特徴と緑化ミニ庭
    園。
  3. 【請求項3】 建築物のベランダ(1)や屋上に人工軽
    量土壌(16)を用いて造られるミニ庭園であって、ベ
    ランダ(1)や屋上の底面(5)に敷設され防根性を備
    えた耐根シート(11)と、この耐根シート(11)の
    上面に敷設され保水性を備えた保水マット(12)と、
    この保水マット(12)の上面に敷設され保水及び排水
    機能を備えた保水・排水シート(13)と、この保水・
    排水シート(13)の上面に全面にわたって敷設され余
    剰水の排水機能を促進する多数の石材(14)と、この
    石材(14)及び保水・排水シート(13)の上面に敷
    設され上記人工軽量土壌(16)の粒径よりは目が細か
    くて水を通過させるフィルター(15)と、このフィル
    ター(15)の上面に所定の厚さで敷設される人工軽量
    土壌(16)とからなり、上記人工軽量土壌(16)に
    炭の粉及び腐葉土を該人工軽量土壌(16)の量に対し
    てそれぞれ所定の割合で混合し、これらの割合を上記人
    工軽量土壌(16)の量を約400リットルとした場合
    に、炭の粉の量を4〜20リットル、腐葉土の量を4〜
    20リットルの割合としていることを特徴とする緑化ミ
    ニ庭園。
  4. 【請求項4】 建築物のベランダ(1)や屋上に人工軽
    量土壌(16)を用いて造られるミニ庭園であって、ベ
    ランダ(1)や屋上の底面(5)に敷設され防根性を備
    えた耐根シート(11)と、この耐根シート(11)の
    上面に敷設され保水性を備えた保水マット(12)と、
    この保水マット(12)の上面に敷設され保水及び排水
    機能を備えた保水・排水シート(13)と、この保水・
    排水シート(13)の上面に全面にわたって敷設され余
    剰水の排水機能を促進する多数の石材(14)と、この
    石材(14)及び保水・排水シート(13)の上面に敷
    設され上記人工軽量土壌(16)の粒径よりは目が細か
    くて水を通過させるフィルター(15)と、このフィル
    ター(15)の上面に所定の厚さで敷設される人工軽量
    土壌(16)とからなり、上記人工軽量土壌(16)に
    炭の粉及び腐葉土を該人工軽量土壌(16)の量に対し
    てそれぞれ所定の割合で混合し、これらの割合を上記人
    工軽量土壌(16)の量を約400リットルとした場合
    に、炭の粉の量を約5リットル、腐葉土の量を約5リッ
    トルの割合としていることを特徴とする緑化ミニ庭園。
  5. 【請求項5】 ベランダ(1)や屋上の底面(5)の傾
    斜面の下部に、上面を網状にした排水パイプ(10)を
    敷設し、この排水パイプ(10)の要部に人工軽量土壌
    (16)の粒径より細かい目の排水用フィルター(2
    6)を配設し、この排水用フィルター(26)の部分に
    対応した保水・排水シート(13)の箇所に排水穴(2
    7)を穿孔し、この排水穴(27)の部分に石材(1
    4)を盛り上げるように敷設していることを特徴とする
    請求項1〜請求項4にいずれか記載の緑化ミニ庭園。
  6. 【請求項6】 上面を閉塞し周囲を網状とした排水パイ
    プ(30)を人工軽量土壌(16)内に埋設し、この排
    水パイプ(30)の周囲に人工軽量土壌(16)の粒径
    より目が細かい排水用フィルター(31)を巻装し、上
    記排水パイプ(30)の下面開口面を上記フィルター
    (15)の上面に立設させていることを特徴とする請求
    項1〜請求項5にいずれか記載の緑化ミニ庭園。
  7. 【請求項7】 建築物のベランダ(1)や屋上に人工軽
    量土壌(16)を用いて造られるミニ庭園であって、ベ
    ランダ(1)や屋上の底面(5)に敷設され防根性を備
    えた耐根シート(11)と、この耐根シート(11)の
    上面に敷設され保水性を備えた保水マット(12)と、
    この保水マット(12)の上面に敷設され保水及び排水
    機能を備えた保水・排水シート(13)と、この保水・
    排水シート(13)の上面に全面にわたって敷設され余
    剰水の排水機能を促進する多数の石材(14)と、この
    石材(14)及び保水・排水シート(13)の上面に敷
    設され上記人工軽量土壌(16)の粒径よりは目が細か
    くて水を通過させるフィルター(15)と、このフィル
    ター(15)の上面に所定の厚さで敷設される人工軽量
    土壌(16)とからなり、ベランダ(1)や屋上の底面
    (5)の傾斜面の下部に、上面を網状にした排水パイプ
    (10)を敷設し、この排水パイプ(10)の要部に人
    工軽量土壌(16)の粒径より細かい目の排水用フィル
    ター(26)を配設し、この排水用フィルター(26)
    の部分に対応した保水・排水シート(13)の箇所に排
    水穴(27)を穿孔し、この排水穴(27)の部分に石
    材(14)を盛り上げるように敷設し、上面を閉塞し周
    囲を網状とした排水パイプ(30)を人工軽量土壌(1
    6)内に埋設し、この排水パイプ(30)の周囲に人工
    軽量土壌(16)の粒径より目が細かい排水用フィルタ
    ー(31)を巻装し、上記排水パイプ(30)の下面開
    口面を上記フィルター(15)の上面に立設させている
    ことを特徴とする緑化ミニ庭園。
  8. 【請求項8】 上記フィルター(15)の上面に格子状
    のスチールメッシュ(33)を敷設し、両端にターンバ
    ックル(35)を設けたチェーン(36)により上記ス
    チールメッシュ(33)の上面に配設した根鉢(34)
    を固定し、根鉢(34)とチェーン(36)との間にゴ
    ム板(37)を介装すると共に、スチールメッシュ(3
    3)に係止したターンバックル(35)を締めること
    で、背の高い樹木の根鉢(34)を人工軽量土壌(1
    6)内に固定していることを特徴とする請求項1〜請求
    項7にいずれか記載の緑化ミニ庭園。
JP9233353A 1997-08-13 1997-08-13 緑化ミニ庭園 Withdrawn JPH1156100A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1044599A1 (fr) * 1999-04-14 2000-10-18 Raphael Lame Procédé de végétalisation de surface et bac à réserve d'eau utilisé dans ledit procédé
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