JP2002296121A - 温度測定装置 - Google Patents

温度測定装置

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JP2002296121A
JP2002296121A JP2001103318A JP2001103318A JP2002296121A JP 2002296121 A JP2002296121 A JP 2002296121A JP 2001103318 A JP2001103318 A JP 2001103318A JP 2001103318 A JP2001103318 A JP 2001103318A JP 2002296121 A JP2002296121 A JP 2002296121A
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heater
temperature sensor
temperature
transistor
measuring device
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JP2001103318A
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Mitsuteru Kimura
光照 木村
Katsuto Koyama
克人 小山
Tadashi Matsudate
直史 松舘
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Ishizuka Electronics Corp
Original Assignee
Ishizuka Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高感度、高速応答、小型、高精度、経時変化が
少なく高信頼性の温度測定装置を安価に供給する。 【解決手段】基板1から熱分離した半導体薄膜15にバ
イポーラ型またはMOSFET型のトランジスタ10を
1個又は複数個形成し、そのトランジスタ10をトラン
ジスタサーミスタ103としての温度センサ20とコレ
クタ抵抗またはドレイン抵抗の損失による発熱をヒータ
30として利用する。そして、トランジスタ10での発
熱を利用して、トランジスタサーミスタ103で温度を
測定する。また、必要に応じこれらのトランジスタ10
の周辺回路なども同一基板1に集積化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ型また
はMOSFET型のトランジスタをヒータと温度センサ
として用いる温度測定装置に関するもので、流体のフロ
ーセンサやピラニー真空計などに利用できるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本出願の発明者の一人が発明した特開平
11−287713号、「温度測定装置、熱型赤外線イ
メージセンサ及び温度測定方法」には、バイポーラ型ま
たはMOSFET型のトランジスタがサーミスタとして
取り扱うことができることが記してあり、通常の半導体
集積回路中のトランジスタが温度センサとして利用でき
ることが分っている(このサーミスタ型温度センサを、
以下トランジスタサーミスタ103と呼ぶ)。
【0003】また、従来、ヒータと温度センサとを支持
基板から浮かせて熱分離を図ると共に、気体の流れに沿
ってヒータを一対の同等な温度センサの間に配置し、下
流側の温度センサの温度が上昇することを利用して、気
体の流れを検出するフローセンサや、真空圧によってヒ
ータからの放熱状態が異なることに基づいてヒータ兼温
度センサの抵抗変化から真空度を測定するピラニー真空
計があった。これらのフローセンサやピラニー真空計の
温度センサとヒータには、従来、白金薄膜やポリシリコ
ンが用いられていた。また、温度センサとしてアルミニ
ウムとシリコンの熱電堆を用いたものもあった。
【0004】従来のフローセンサの一例として、その構
成を図2の(a)及びそのB−B’線断面図を図2
(b)に示す。このフローセンサは、絶縁膜202を形
成したシリコンの基板1を用い、ダイヤフラム210上
に白金薄膜抵抗の温度センサ204、205でやはり白
金薄膜抵抗のヒータ206を気体の流れに対し挟むよう
に形成している。ダイヤフラム210上にヒータ206
と上流側温度センサ204、下流側温度センサ205と
を形成したのは、基板1からの熱分離のためと熱容量を
小さくするためで、シリコンの基板1に形成されたダイ
ヤフラム210の下部をエッチング除去して空隙部20
7を形成している。なお、各白金薄膜抵抗の電極203
a、204a、205a、206aは、流れを妨げないよう
にヒータ206と上流側温度センサ204、下流側温度
センサ205の基板周辺に配置している。
【0005】また、矢印X方向に流れる流体の中に設置
し、流体温度センサ203でその流体の温度(実際に
は、シリコンの基板1の温度)を検出し、ヒータ206
を例えば流体よりも50℃高くなるように制御してい
る。出力電圧は、一般に図3に示すように基本的には、
抵抗214、215を用い、上流側温度センサ204と
下流側温度センサ205の差動回路となるホイートスト
ンブリッジ回路で差動出力を増幅して得るようにしてい
る。なお、気流がない場合には抵抗温度係数が大きい白
金薄膜からなる上流側温度センサ204と下流側温度セ
ンサ205が等しい温度のためブリッジバランスがとれ
て出力電圧は生じないが、流れがある場合には上流側温
度センサ204と下流側温度センサ205に温度差が生
じるため、バランスが崩れて出力が得られ、流量または
流速を測定できるという原理である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フローセンサやピラニー真空計のヒータ及び温度センサ
は、スパッタやCVDで堆積した白金薄膜や多結晶薄膜
を用いるため、経時変化が起き易いという問題がある。
製作工程により幾分抑制することはできるが、単結晶を
用いた温度センサ及びヒータの方が安定である。
【0007】また、温度センサ及びヒータには比較的安
定な白金薄膜抵抗が用いられることが多く高価になると
いう問題、さらに抵抗が低いため大きな出力を得るため
には、線幅が狭くかつ長くせざるを得ず形状が大きくな
って小型化できないという問題がある。
【0008】また、白金薄膜抵抗を長い形状に形成する
ため折り返しパターンで引き回すことになり、その折り
曲げ部や線幅のバラツキなど部分的に抵抗値が高くなっ
て、局部的な発熱が生じ測定誤差になったり、断線の原
因や断線に至らなくとも経時変化が早まるなどの問題が
あった。
【0009】本発明は、単結晶上にバイポーラ型のトラ
ンジスタまたはMOSFET型のトランジスタを作成し
て、サーミスタとして取り扱うことのできる温度センサ
であるトランジスタサーミスタ103を、ヒータ及び温
度センサに用いることにより、経時変化や局部的な発熱
を抑え、高感度、高速応答、小型で、かつ信頼性及び測
定精度が高い温度測定装置を安価に提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の解決手段は、バイポーラ型のトラ
ンジスタのエミッタ・ベース間電圧Vebに所定の電圧を
印加して、コレクタ抵抗をサーミスタとして取り扱うト
ランジスタサーミスタの温度センサを利用した温度測定
装置において、1個または複数のバイポーラ型のトラン
ジスタが基板から熱分離した半導体薄膜に形成してあ
り、少なくとも1個のバイポーラ型のトランジスタのエ
ミッタ・ベース間電圧Vebを所望の電圧にしてコレクタ
電流を流し、コレクタ損失による発熱をヒータとして作
用させると共に、少なくとも1個の前記バイポーラ型の
トランジスタを温度センサとして作用させて、このヒー
タの温度を計測できるようにしたものである。
【0011】また、バイポーラ型のトランジスタの少な
くとも1個を、時分割により、ヒータと温度センサとの
動作を共用させてもよく、このような方法によって物理
量の変化を温度変化として測定することで、その物理量
を計測できる。
【0012】本発明の第2の解決手段は、MOSFET
型のトランジスタをサブスレッショルド領域で動作させ
ることにより、バイポーラ型のトランジスタと同等にな
るように作用させて、ソース・ゲート間電圧Vsgを所定
の電圧にして、ドレイン抵抗をサーミスタとして取り扱
うトランジスタサーミスタの温度センサを利用した温度
測定装置において、1個または複数のMOSFET型ト
ランジスタが基板から熱分離した半導体薄膜に形成して
あり、少なくとも1個のMOSFET型のトランジスタ
のソース・ゲート間電圧Vsgを所望の電圧にしてドレイ
ン電流を流し、ドレイン損失による発熱をヒータとして
作用させると共に、少なくとも1個のMOSFET型の
トランジスタを温度センサとして作用させて、このヒー
タの温度を計測できるようにしたものである。
【0013】また、バイポーラ型のトランジスタと同様
に、MOSFET型のトランジスタの少なくとも1個
を、時分割により、ヒータと温度センサとの作用を共用
させても良いことはもちろんである。
【0014】本発明の第3の解決手段は、前述の第1、
第2の解決手段を有する温度測定装置であって、基板か
ら熱分離した半導体薄膜に形成したトランジスタのヒー
タとトランジスタサーミスタの温度センサとを外部に形
成した電気回路により連携できるようにしておき、この
ヒータの置かれている環境の、例えば、真空度、風速、
湿度、熱含量などの物理量をこのトランジスタのヒータ
の温度変化をこのトランジスタサーミスタの温度センサ
を用いて検知して、その物理量を計測できるようにした
ものである。
【0015】本発明の第4の解決手段は、前述の第1か
ら第3の解決手段を有する温度測定装置であって、トラ
ンジスタサーミスタの温度センサの、出力の増幅回路、
トランジスタを温度センサとして動作させたり、コレク
タやドレインの損失の発熱を利用してヒータとして動作
させるための駆動回路、温度や流量などを表示する表示
回路などの周辺回路、ヒータ用のトランジスタ専用にそ
の発熱を制御するヒータ制御回路および温度センサとヒ
ータとの連携の電気回路のうちの少なくとも一部を、ヒ
ータと温度センサが形成されている基板と同一基板に集
積形成したものである。
【0016】上述のような構成にすることによって、基
板から熱分離したシリコン単結晶薄膜に形成された熱容
量及び熱コンダクタンスが小さい温度センサと面発熱の
ヒータが得られ、しかもICプロセスが適用できるため
に周辺回路を含めて安価に製作出来る。
【0017】また、トランジスタサーミスタの温度セン
サには、エミッタ・ベース間電圧Vebまたはソース・ゲ
ート間電圧Vsgを変えることによってサーミスタとして
のB定数値を変えることができるという特徴があるた
め、フローセンサのように複数の温度センサを用いるよ
うな場合は、B定数を調節して揃えることが可能なた
め、製造工程のバラツキによる温度係数バラツキを抑え
ることが出来るという利点がある。更に対数的に変化す
る大きな出力が得られるという特徴もあるため、より精
度の高い測定結果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0019】
【実施例1】図1(a)は、一つのバイポーラ型のトラ
ンジスタ10を温度センサ20としてのトランジスタサ
ーミスタ103だけでなくヒータ30としても利用する
一実施例の斜視図を示し、図1(b)はそのA−A’線
断面図を示す。図は単結晶シリコン下地基板201と、
酸化膜(SiO2)及び窒化膜(Si3N4)などの絶
縁層104からなるSOI基板101の半導体薄膜15
としてのシリコン単結晶薄膜102にトランジスタ10
を形成した場合であり、本発明の温度測定装置を熱線型
のフローセンサやピラニー真空計に応用できるようにし
た一例を示すものである。
【0020】トランジスタ10は、半導体の基板から熱
分離するために、SOI基板101のエッチング除去し
た空隙部105上に絶縁層の一部が架橋状に形成された
マイクロエアブリッジ部106上に形成されると共に、
トランジスタ10以外のシリコン単結晶薄膜102はエ
ッチング除去により、熱容量と熱コンダクタンスが小さ
い構造となっている。トランジスタ10の三つの端子
は、架橋状のマイクロエアブリッジ部106から外側の
SOI基板101上に形成された電極パッド107a、
107b、107cに接続されている。
【0021】なお、ここでは省略しているが、トランジ
スタ10をトランジスタサーミスタ103として駆動し
たり、コレクタ損失の発熱を利用するヒータ30として
駆動するための駆動回路410は、同一のSOI基板1
01上に形成しても良いし、外部に設けても良い。
【0022】また、上述の実施例では、トランジスタ1
0以外のシリコン単結晶薄膜102をエッチング除去し
ているが、熱コンダクタンスが大きくなることを認めれ
ば必ずしもその必要はない。
【0023】また、上述の実施例では、1個のトランジ
スタ10がマイクロエアブリッジ106上に形成されて
いる例であるが、複数個のトランジスタ10でも良い
し、これらがマイクロエアブリッジ106ではなくダイ
ヤフラム210でもよく、基板10との熱分離を良好に
するためにダイヤフラム210にスリットを設けても良
い。また、上述の実施例では、簡便のためSOI基板1
01を用いているが、必ずしもその必要もない。
【0024】温度測定装置としての動作の一例を図1に
基づいて説明すると次のようになる。
【0025】バイポーラ型のトランジスタ10のエミッ
タ・ベース間電圧Vebとして大きな矩形波を駆動回路4
10(ここでは図示していない)を用いて印加し、大き
なコレクタ電流を流してコレクタ損失により発熱させ
る。このときトランジスタ10を周囲温度より、例えば
50℃上昇させるように制御する(ヒータ30として利
用する)時間帯と、マイクロエアブリッジ106の熱時
定数より十分短い時間で、発熱しない程度にエミッタ・
ベース間電圧Vebにパルス状矩形波を印加してトランジ
スタサーミスタ103として温度を検出する(温度セン
サ20として利用する)時間帯とに時分割して動作させ
ることができる。
【0026】図6は、時分割によるヒータと温度センサ
の動作状態の一例を示す図であり、トランジスタがヒー
タとして動作する期間を1sとし、温度センサとして動
作する期間を50usとした場合を示している。図におい
て、ヒータとしてエミッタ・ベース間に0.75Vの電
圧(Veb)が印加されると半導体薄膜の温度は急激に上
昇する。このときの熱時定数は約100msである。加熱
期間1s後にエミッタ・ベース間電圧を0.5Vに下げ
て熱時定数100msに対して無視できる程度の短いパル
ス電圧を印加して温度測定する。この例では10us幅の
パルス電圧を印加して温度測定する場合が示されてい
る。このとき重要なのは、温度センサとして動作させる
時間を半導体薄膜の温度低下がおよそ1%以下になるよ
うに短く設定することである。この温度測定は、1個の
パルスでなく連続した短い複数のパルス電圧を印加する
ことでS/N比が向上する。しかしその分、温度低下を
起こしやすいので1個のパルス印加でもよいし、加熱期
間を短くして(熱時定数よりも長い期間とする)温度低
下しないように温度測定回数を多くして、これらの平均
値をとればさらにS/N比を改善できる。
【0027】このようにヒータ30でマイクロエアブリ
ッジ106を熱しながら、ヒータ30が置かれている環
境の気流や真空度などの物理的量の変化を、トランジス
タサーミスタ103によって温度の変化として捕らえる
ことで、熱線型のフローセンサ、ピラニー真空計、絶対
湿度センサなどに応用することができる。
【0028】また、上述の図1の実施例では、トランジ
スタ10としてバイポーラ型のトランジスタ10を用い
た場合について説明したが、MOSFET型のトランジ
スタ10を用いても良く、共にトランジスタ10をトラ
ンジスタサーミスタ103としての温度センサ20とコ
レクタ損失の発熱によるヒータ30として用いることが
できる。
【0029】
【実施例2】図4(a)と(b)は、4個のトランジス
タ11、12、13、14を温度センサ20又はヒータ
30として用い、本発明の温度測定装置として、気体の
フローセンサに応用した一実施例の斜視図及び、そのC
−C’線断面図を示す。
【0030】半導体薄膜15としてSOI基板101の
シリコン単結晶薄膜102を用い、そこに4個のトラン
ジスタ11、12、13、14を近接して形成し、その
うち3個のトランジスタ11、12、13は、単結晶シ
リコン下地基板に設けたひとつの空隙部410上に吊ら
れたマイクロエアブリッジ構造を有している。
【0031】トランジスタ11、13、14は、気体な
どの流体の流れYに沿って配置されている。それぞれの
流体温度センサ403、上流側温度センサ404、下流
側温度センサ405は温度センサ20としてのトランジ
スタサーミスタ103が使用され、トランジスタ12
は、ヒータ30として中央ヒータ406で使用した場合
を示してある。
【0032】本実施例のトランジスタ10の製作はIC
プロセスに適合しているため、駆動回路410、ヒータ
制御回路415、増幅回路420、表示回路430など
の集積回路を同一半導体基板に同時に作製することが可
能である。
【0033】また、この実施例では、これらの回路部及
びトランジスタ11、12、13、14の形成部以外の
シリコン単結晶薄膜102はエッチング除去しており、
トランジスタ同士の熱絶縁及び回路部の電気的な絶縁を
向上させている。
【0034】本実施例のトランジスタ11、12、1
3、14は、バイポーラ型のトランジスタでも、MOS
FET型のトランジスタでも良く、また両者を組み合わ
せた構成でも良い。
【0035】本実施例の構成におけるフローセンサの動
作の基本原理は、図2に示す従来のフローセンサと同様
であり、図4(a)に示すように気体などの流体の流れ
Yに対して中央ヒータ406を挟むように上流側温度セ
ンサ404と下流側温度センサ405を配置しておき、
中央ヒータ406により周囲の気体などの流体を通して
同等に昇温されていた上流側温度センサ404と下流側
温度センサ405が流体の流れにより、上流側が冷え、
下流側がより温まることを利用して、その温度差を差動
出力として検出して流速や流量を測定するものである。
【0036】また、トランジスタ11、12、13、1
4の動作は次のようである。
【0037】トランジスタ11、12、13、14にバ
イポーラ型のトランジスタを用いた場合、上流側温度セ
ンサ404のトランジスタ11は、発熱しない程度のコ
レクタ電流が流れるように所定のエミッタ・ベース間電
圧Veb を駆動回路410を通して印加し流体の温度を
検出する。
【0038】また中央ヒータ406として用いるトラン
ジスタ12には、コレクタ損失により発熱させる程度の
エミッタ/ベース間電圧Vebをヒータ制御回路415を
通して印加して、大きなコレクタ電流を流し、周囲温度
より例えば50℃上昇させるように制御する。中央ヒー
タ406の上流側と下流側の温度差を上流側温度センサ
404、下流側温度センサ405の差動出力として増幅
回路420により増幅し、増幅された差動出力と流速や
流量との校正値を利用してフローセンサの流速や流量を
外部出力として取り出すか、または必要に応じて表示回
路430により表示する。なお、ここでは図示してない
が、フローセンサの流速や流量などの物理量の変化を出
力するための各種演算回路やメモリ回路などの周辺回路
も同一半導体の基板に形成することもできる。
【0039】また、上述の図4での実施例では、トラン
ジスタ11、12、13、14としてバイポーラ型のト
ランジスタを用いた場合について説明したが、MOSF
ET型のトランジスタを用いても良く、共にトランジス
タ10をトランジスタサーミスタ103として温度セン
サ20とコレクタ損失の発熱によるヒータ30として用
いることができる。
【0040】
【実施例3】上述の実施例2においては、トランジスタ
11、12、13を単結晶シリコン下地基板201に設
けた一つの空隙部410上の3個のマイクロエアブリッ
ジに各1個ずつ形成した構造であったが、図5に示す実
施例は、1個の大きなマイクロエアブリッジ(スリット
付きダイヤフラム504)上に3個のトランジスタ1
1、12、13を形成した場合の、本発明の温度測定装
置の一実施例の概略図である。
【0041】上述したように図5は、本発明の温度測定
装置を気体などの流体の流速や流量測定に用いるフロー
センサへの応用として実施した場合であり、図5(a)
の斜視図と同図(b)のD−D’線断面図に基づき、図
4に示した実施例との違いを中心に説明すると次のよう
になる。なお、同等な作用をする素子や材料などは、同
一の符号を付けている。
【0042】図4に示した実施例は、上述のようにSO
I基板101を利用し、トランジスタ11、12、13
をそれぞれのマイクロエアブリッジに1個ずつ形成した
構造であったが、図5に示す本実施例の構造では、スリ
ット付きダイヤフラム504上に3個のトランジスタ1
1、12、13が形成され、それぞれの周囲はシリコン
単結晶薄膜102がエッチング除去され電気的に絶縁さ
れると共に熱伝導と熱容量が小さくなるように形成され
ている。
【0043】図4に示した実施例では、中央ヒータ40
6からの熱は、主にそれを取り巻く気体などの流体によ
りトランジスタサーミスタ103としての上流側温度セ
ンサ404と下流側温度センサ405に伝導されていた
が、熱伝導が悪く応答が遅い場合には、図5に示すよう
に、スリット付きダイヤフラム504上に中央ヒータ4
06と上流側温度センサ404と下流側温度センサ40
5とを形成した構造が良い。単にスリットがないダイヤ
フラムでは、単結晶シリコン下地基板201への熱伝導
が大きく、温度センサとしての感度や中央ヒータ406
の熱効率が悪くなるために、スリット551、552、
553、554が設けられている。
【0044】また、被検出流体に含まれる塵やゴミがス
リット551、552、553、554内に入り込むこ
とを防ぐためには、スリットの幅を狭くしたり、長さが
短く狭いスリットを多数設けるようにしても良い。
【0045】上述の図4及び図5のフローセンサとして
の実施例においては、中央ヒータ406を上流側温度セ
ンサ404と下流側温度センサ405で挟むように配置
し、これらの上流側温度センサ404と下流側温度セン
サ405との差動出力を取り出すようにして流速や流量
測定するものであるが、ヒータと下流側に設けた温度セ
ンサを近接配置するだけでも流速や流量の検出は可能で
ある。
【0046】また、本発明の温度測定装置は、被検出環
境下におけるヒータの放熱の度合いをトランジスタサー
ミスタ103としての温度センサ20で検出することに
よって、その環境における物理量の測定を可能にするも
のである。
【0047】上記実施例では示さなかったが、湿度や真
空度を測定する場合、絶対的な湿度や真空度を求めたい
場合がある。このような場合には、少なくとも1個のト
ランジスタサーミスタ103の温度センサ20を乾燥空
気中に封止するか真空封止して、この温度センサとそれ
らの環境下に晒してある他の温度センサとの差動出力を
得ることにより達成される。
【0048】
【発明の効果】従来のフローセンサやピラニー真空計な
どの温度測定装置に用いる温度センサやヒータは、白金
薄膜抵抗や熱電堆で形成されていたが、本発明の温度測
定装置では、単結晶半導体に形成したトランジスタをサ
ーミスタとしての温度センサやコレクタやドレインの損
失をヒータとして用いているので、コレクタ抵抗または
ドレイン抵抗が可変で、かつ小型でも十分な発熱が得ら
れ、面発熱可能であるため極めて局部的な発熱がなく、
サーミスタとしてのB定数が大きくかつ調節可能なため
高精度な測定ができる。さらに単結晶であるため経時変
化が少なく信頼性が高くなる。しかもICプロセスに適
合しているので、画一的なセンサチップの製作が可能と
なり、さらに大量生産できるので安価な温度測定装置を
供給できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ひとつのバイポーラ型のトランジスタ10を温
度センサ20としてのトランジスタサーミスタ103だ
けでなくヒータ30としても利用する本発明実施形態を
示す斜視図及びA−A’断面図。
【図2】従来技術のフローセンサを説明するための実施
形態を示す斜視図及びB−B’断面図。
【図3】従来技術を説明するための出力検出回路。
【図4】本発明の温度測定装置をフローセンサに応用し
た実施形態を示す斜視図及びC−C’断面図。
【図5】本発明の温度測定装置をフローセンサに応用し
た他の実施形態を示す斜視図及びD−D’断面図。
【図6】時分割によるヒータと温度センサの動作状態の
一例を示す図。
【符号の説明】
1 基板 10、11、12、13、14 トランジスタ 15 半導体薄膜 20 温度センサ 30、206、406 ヒータ 101 SOI基板 102 シリコン単結晶薄膜 103 トランジスタサーミスタ 104 絶縁層 105 空隙部 106 マイクロエアブリッジ 107a、107b、107 電極パッド 201 単結晶シリコン下地基板 203、403 流体温度センサ 203a,204a,205a,206a 電極パッド 204、404 上流側温度センサ 205、405 下流側温度センサ 210 ダイヤフラム 214、215 抵抗 410 駆動回路 415 ヒータ制御回路 420 増幅回路 430 表示回路 551、552、553、554 スリット 510、511 絶縁膜 504 スリット付きダイヤフラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/08 331 G01K 7/00 391M 29/732 H01L 27/08 101B 21/331 29/72 P (72)発明者 小山 克人 東京都墨田区錦糸1丁目7番7号 石塚電 子株式会社内 (72)発明者 松舘 直史 東京都墨田区錦糸1丁目7番7号 石塚電 子株式会社内 Fターム(参考) 2F035 EA05 EA08 5F003 AP08 AZ03 BH11 5F048 AA00 AB10 AC01 BA01 BA16 BG05 5F082 BA06 BA35 BA47 BC01 BC03 BC09 FA20 GA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイポーラ型のトランジスタ(10、1
    1、12、13、14)のエミッタ・ベース間電圧Veb
    を所定の電圧にして、コレクタ抵抗をサーミスタとして
    取り扱うトランジスタサーミスタ103の温度センサ
    (20)を利用した温度測定装置において、1個または
    複数のバイポーラ型のトランジスタが基板(1)から熱
    分離した半導体薄膜(15)に形成してあり、少なくと
    も1個の前記バイポーラ型のトランジスタのエミッタ・
    ベース間電圧Vebを所望の電圧にしてコレクタ電流を流
    し、コレクタ損失による発熱をヒータ(30)として作
    用させると共に、少なくとも1個の前記バイポーラ型の
    トランジスタを温度センサ(20)として作用させて、
    前記ヒータ(30)の温度を計測できるようにしたこと
    を特徴とする温度測定装置。
  2. 【請求項2】 MOSFET型のトランジスタ(10、
    11、12、13、14)をサブスレッショルド領域で
    動作させることにより、前記バイポーラ型のトランジス
    タと同等になるように作用させ、所定のソース・ゲート
    間電圧Vsgを印加して、ドレイン抵抗をサーミスタとし
    て取り扱うトランジスタサーミスタ103の温度センサ
    (20)を利用した温度測定装置において、1個または
    複数のMOSFET型のトランジスタが基板(1)から
    熱分離した半導体薄膜(15)に形成してあり、少なく
    とも1個の前記MOSFET型のトランジスタのソース
    ・ゲート間電圧Vsgを所望の電圧にしてドレイン電流を
    流し、ドレイン損失による発熱をヒータ(30)として
    作用させると共に、少なくとも1個の前記MOSFET
    型のトランジスタを温度センサ(20)として作用させ
    て前記ヒータの温度を計測できるようにしたことを特徴
    とする温度測定装置。
  3. 【請求項3】 基板(1)から熱分離した半導体薄膜
    (15)に形成されたバイポーラ型もしくはMOSFE
    T型のトランジスタの少なくとも1個を、時分割により
    ヒータと温度センサ(20)との作用を共用できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の温度
    測定装置。
  4. 【請求項4】 半導体薄膜(15)の熱時定数に比べ無
    視できる程度の短い時間内に、前記バイポーラ型もしく
    はMOSFET型のトランジスタを温度センサ(20)
    として動作させ、前記温度センサ(20)の動作開始直
    前におけるヒータ動作期間のヒータ温度を測定できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項3に記載の温度測定装
    置。
  5. 【請求項5】 基板(1)から熱分離した半導体薄膜
    (15)に形成したヒータ(30)と温度センサ(2
    0)とを別に設けた電気回路により連携できるようにな
    し、前記ヒータ(30)が置かれている環境の物理量を
    前記ヒータ(30)の温度変化として前記温度センサ
    (20)を用いて検知して、前記物理量を計測できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の温度測定装置。
  6. 【請求項6】 温度センサ(20)の周辺回路とヒータ
    制御回路(415)および温度センサ(20)とヒータ
    (30)とを連携させた電気回路のうち、少なくともそ
    れらの一部を前記ヒータ(30)と前記温度センサ(2
    0)が形成されている同一の基板(1)に集積形成した
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の温
    度測定装置。
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