JP2002291543A - 昇降収納装置 - Google Patents

昇降収納装置

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JP2002291543A JP2001103059A JP2001103059A JP2002291543A JP 2002291543 A JP2002291543 A JP 2002291543A JP 2001103059 A JP2001103059 A JP 2001103059A JP 2001103059 A JP2001103059 A JP 2001103059A JP 2002291543 A JP2002291543 A JP 2002291543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ラック体と、収納ラック体を昇降可能に
支持する昇降手段とを備えた昇降収納装置において、昇
降動作時に収納物と周囲の物体との干渉による損傷が発
生するのを防止できる昇降収納装置を提供する。 【解決手段】 収納ラック体3の昇降動作時に収納ラッ
ク体3からはみ出した収納物30が扉体5などの周囲の
部材と干渉する可能性のある収納ラック体3の部位の外
郭面を覆うガード体18を、被覆位置と開放位置との間
で移動可能に配設し、ガード体18を開放位置に移動さ
せて収納物30を出し入れした後、ガード体18を被覆
位置に移動させ、収納物30が周囲の部材と干渉する恐
れを無くして昇降動作させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房装置などに好
適に適用される昇降収納装置に関し、特に昇降動作時に
収納物と周囲の物体との干渉による損傷が発生するのを
防止した昇降収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、厨房装置の上部に配設される
収納装置において、収納物の出し入れを容易に行えるよ
うに収納ラック体を昇降可能に構成した昇降収納装置は
知られている。
【0003】この種の昇降収納装置の具体構成として、
例えば特開平7−148037号公報には、厨房装置の
上部に前面開口の収納キャビネットを固定設置し、この
収納キャビネット内の左右両側部に、収納ラック体を収
納キャビネット内に収納した収納位置と収納キャビネッ
トの前面開口を通して前方下方に引き出した引出位置と
の間で昇降可能に支持する平行リンク機構を有する昇降
収納手段を配設したものが開示されている。
【0004】また、外観上の見栄えを良くするため、収
納キャビネットの前面開口を閉じる扉体を設けてその上
端を枢支し、収納ラック体の昇降動作に連動して扉体が
開閉されるように構成し、かつその扉体の下部に、収納
ラック体の下部前端に設けられた昇降操作用の把手を手
で掴むためのフラップ状の開閉蓋を配設したものが知ら
れている。これによれば、収納ラック体を下降させる時
には、開閉蓋を開いて収納ラック体の把手を手で掴み、
そのまま収納ラック体を手前下方に引き出すと、扉体が
収納ラック体の下降動作に連動して必要なだけ開く。ま
た、収納ラック体を上昇させて収納位置に戻す際には、
収納ラック体の把手を手で持って上昇させて収納ラック
体を収納キャビネット内に完全に納めた後、開閉蓋を閉
じる。
【0005】また、収納部内に上下一対の収納ラック体
を配設するとともに、一方の収納ラック体は収納部内で
上下移動し、他方の収納ラック体は一方の収納ラック体
の前方を通る略半長円形状の移動経路を通って上下移動
するように構成し、上下関係を入れ換え得るように構成
した昇降収納装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の扉体を有する昇降収納装置においては、収
納ラック体に収納した収納物が収納ラック体の外郭面か
らはみ出していた場合に、収納ラック体の上昇時に収納
物と扉体とが干渉して損傷が発生するという問題があ
る。また、収納部内に配設した上下一対の収納ラック体
を入れ換えるようにした昇降収納装置においても、一方
の収納ラック体から収納物がはみ出していた場合には昇
降動作時に収納物と他方の収納ラック体が干渉して損傷
が発生するという問題がある。このように各種昇降収納
装置において、昇降動作時に収納ラック体に収納した収
納物と周囲の物体とが干渉して損傷が発生するという問
題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題に鑑み、昇降動
作時に収納物と周囲の物体との干渉による損傷が発生す
るのを防止できる昇降収納装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の昇降収納装置
は、収納ラック体と、収納ラック体を昇降可能に支持す
る昇降手段とを備えた昇降収納装置において、収納ラッ
ク体の昇降動作時に収納ラック体からはみ出した収納物
が周囲の部材と干渉する可能性のある収納ラック体の部
位の外郭面を覆うガード体を、被覆位置と開放位置との
間で移動可能に配設したものであり、ガード体を開放位
置に移動させて収納物を出し入れした後、ガード体を被
覆位置に移動させることで、収納物が周囲の部材と干渉
する恐れを無くすことができ、収納ラック体の昇降動作
時に収納物が周囲の物体と干渉して損傷が発生するのを
防止することができる。
【0009】また、前面に開口部を有し収納ラック体を
収納する収納部と、収納ラック体を収納部内に収納した
状態とその開口部から前方下方に下降させた状態との間
で昇降可能に支持する昇降収納手段と、収納部の上部前
方に上端が回動自在に枢支されて開口部を開閉する扉体
と、収納ラック体の昇降動作に連動して扉体を開閉動作
させる連動手段と、収納ラック体の少なくとも上端前部
の外郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との
間で切り替え可能なガード体とを備えた構成とすると、
収納部に対して収納ラック体を収納した状態と前方下方
に引き出した状態との間で昇降可能でかつ収納部の前面
開口部に扉体を設けた昇降収納装置において、収納ラッ
ク体からはみ出した収納物が昇降動作時に扉体と干渉す
るのを防止でき、損傷が発生するのを防止することがで
きる。
【0010】また、ガード体を上方に開放した状態で保
持する手段を設けると、収納ラック体に対して収納物を
出し入れする際にガード体を保持する必要がなく、出し
入れを容易に行うことができる。
【0011】さらに、ガード体を被覆位置と開放位置の
2位置の間で回動自在に枢支するとともに、2位置の何
れかに択一的に付勢する手段を設けると、ガード体を開
放位置と被覆位置の何れかの位置に向けて動かすだけで
そのまま保持されるので、一層使い勝手が良くなるとと
もに、動作時にガード体が不測に動いて作用に支障を生
じたり、異音の発生で不快感を与える恐れを無くすこと
ができる。
【0012】また、ガード体が被覆位置に位置すること
を検知する検知手段を設けると、その検知信号が出力さ
れていない時に、ガード体が被覆位置にないことを報知
する報知手段を作動させるようにしたり、昇降収納手段
の動作をロックするようにしたり、収納ラック体の昇降
動作を開始しようとすると、警報を発するようにしたり
することができ、そうすることでうっかりしてガード体
を被覆位置に位置させずに収納ラック体を昇降動作させ
て損傷を発生するのを確実に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の昇降収納装置の一
実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0014】図1、図2において、1は昇降収納装置で
あり、厨房装置の上部に固定設置された前面に開口部を
有する収納部2と、収納物を収容保持した状態で収納部
2内に収納される収納ラック体3と、収納ラック体3を
収納部2内に収納した状態とその前面開口部から前方下
方に下降させた状態との間で昇降可能に支持する左右一
対の昇降収納手段4と、収納部2の上部前方に上端が回
動自在に枢支されて前面開口部を開閉する扉体5とを備
えている。
【0015】収納ラック体3には、内部に適宜に収納棚
6が設置され、下部前端部には下方に突出して昇降操作
用の把手7が設けられている。昇降収納手段4は、収納
ラック体3をその姿勢を維持しつつ昇降できるように支
持する平行リンク機構8を備えており、その一端が収納
ラック体3の両側面に連結され、他端側はこの平行リン
ク機構8に所定の回動動作を行わせるように支持するリ
ンク基台9に連結され、リンク基台9は収納部2の両側
内面に固定されている。
【0016】また、収納ラック体3の上端前部には、そ
の昇降動作時に扉体5を極端に大きく開かなくても扉体
5と干渉することがないように傾斜切欠部10が設けら
れている。収納ラック体3の両側外面の上端部には、前
端に扉体5の内面に係合可能な係合ローラ12が設けら
れ、後端が支軸13にて上下回動自在に枢支された連動
レバー11が配設されるとともに、その中間部を上方に
揺動自在に下方から支持する受け金具14が設けられて
いる。
【0017】連動レバー11は、受け金具14にて支持
された状態で、係合ローラ12の前端が傾斜切欠部10
の前端角部から若干前方に位置し、収納ラック体3を前
方下方に下降動作させると、係合ローラ12が扉体5の
内面に係合した後その内面に沿って下方に転動し、扉体
5の内面下端部のストッパ部(図示せず)に係合する
と、その後は連動レバー11が上方に回動し、収納ラッ
ク体3の図1、図2に実線で示す下降限位置で連動レバ
ー11が斜め上方姿勢で扉体5を支持するように構成さ
れている。
【0018】扉体5の上端両側部は、収納部2の上壁前
端部内面に対して着脱自在に構成されたヒンジ部材15
にて前後に開閉揺動自在に枢支され、下端部中央部には
扉体5にて収納部2の前面を閉じた状態で扉体5を係止
するラッチ機構16が配設されている。
【0019】扉体5の上部内面両側部と両側のリンク基
台9の上面との間に、扉体の閉成動作時に一定開成角度
から閉成までの間は開成方向に付勢する閉成規制手段1
7が介装されている。また、本実施形態の閉成規制手段
17は、扉体5の閉成動作時に閉成動作速度を制動する
ダンパー機能を持つように直動油圧式ダンパー装置にて
構成されている。即ち、閉成規制手段17は、扉体5を
閉じ、ラッチ機構16にて係止した状態では付勢力に抗
して収縮された状態となっており、ラッチ機構16を解
除すると閉成規制手段17の付勢力によって扉体5を押
圧して図2に仮想線で示した所定の開成角度まで開き、
さらに収納ラック体3を図2に実線で示すように前方下
方に引き出してそれに連動して扉体5が開くと、扉体5
に追従して伸長状態となり、その状態から収縮する際に
は制動力が作用する。
【0020】また、図1、図2に示すように、収納ラッ
ク体3の上端前部の傾斜切欠部10と収納ラック体3の
前面上端部を、収納ラック体3の全幅にわたって覆うガ
ード体18が上方に開放可能に配設され、かつ収納ラッ
ク体3の前部上端部を覆った位置と、先端部が扉体5の
下端に係合するまで開放した状態の2位置の何れかに回
動付勢する引張ばね19が設けられている。
【0021】図3、図4を参照して詳しく説明すると、
ガード体18は線材を金網状に結合して構成され、その
基端線材18aの両側に、収納ラック体3の両側板の上
端部の中間部後方寄り位置に形成された支軸穴(図示せ
ず)に嵌入させる枢支軸部20が突設され、先端線材1
8bの両側に、収納ラック体3の両側板の前端上部内面
に形成された受け凹部22に係合するストッパ部21が
突設されている。また、枢支軸部20の幅方向内側に先
端側にクランク状に折曲形成したクランク部23が設け
られている。24は、収納ラック体3の昇降動作時にラ
ッチ機構16の係止爪部の突出部分(図示せず)との干
渉を避けるように、先端線材18bの中央部に後方側に
凹入形成した凹入部である。
【0022】クランク部23には引張ばね19の一端が
係止され、引張ばね19の他端は収納ラック体3の後板
に係止され、これらクランク部23と引張ばね19にて
トグル機構が構成されて、上記のように収納ラック体3
の前部上端部を覆った図4に実線で示す位置と、先端部
が扉体5の下端に係合するまで開放した図4に仮想線で
示す位置の2位置の何れかに向けて回動付勢されるよう
に構成されている。
【0023】これによって、図2に仮想線で示すよう
に、収納棚6上に収納した収納物30の一部が収納ラッ
ク体3からはみ出している場合にガード体18を閉じる
ことができないようにし、不注意で収納物30の一部が
収納ラック体3からはみ出したまま収納ラック体3を上
昇操作し、収納物30が扉体5等と干渉して破損してし
まうというような事態の発生を防止している。
【0024】また、好適には、ガード体18が図3及び
図4に実線で示すように、収納ラック体3の前部上端部
を覆った位置となった時にクランク部23が近接又は当
接したことを検知するリミットスイッチやリードスイッ
チなどの検知手段25が配設される。これによって、こ
の検知手段25の検知信号を適宜報知手段に出力して、
検知手段25から検知信号が出力されていない間に、ガ
ード体18が開かれていることを報知するように構成し
たり、リンク基台9側にも平行リンク機構8が上昇動作
を開始すると検知する検知手段を設け、検知手段25の
検知信号が出力されないのに平行リンク機構8が上昇動
作を開始したときに警報を発するように構成したり、検
知手段25の検知信号が出力されない間は平行リンク機
構8の動作をロックする機構を作動させるように構成し
たりすることができる。
【0025】以上の構成によれば、収納ラック体3を下
降させる際に、扉体5の下端部のラッチ機構16を解除
操作すると、閉成規制手段17にて扉体5が一定開成角
度まで開く。こうして扉体5と収納部2の下端部間に形
成された開口部から、手を挿入して収納ラック体3の前
部下端部の把手7を手で持ち、収納ラック体3を手前に
引き出すように引き下げると、平行リンク機構8を備え
た昇降収納手段4で支持された収納ラック体3は前方下
方に下降する。
【0026】この収納ラック体3の下降動作によって連
動レバー11の先端の係合ローラ12が扉体5を前方に
押圧しながら下方に転動し、下端まで移動すると連動レ
バー11が相対的に上方に回動することによって、扉体
5が連動して開くとともに開いた状態で保持される。
【0027】こうして、収納ラック体3を収納部2の前
方下方に下降させることによって、収納ラック体3に対
する収納物の出し入れを容易に行うことができる。その
際に、上記のようにガード体18を上方に撥ね上げる
と、ガード体18は引張ばね19とクランク部23によ
るトグル機構にて上方に開放した状態で保持される。従
って、収納ラック体3に対して収納物30を出し入れす
る際にガード体18を保持する必要がなく、出し入れを
容易に行うことができる。
【0028】収納作業が終了すると、収納ラック体3を
上昇させる前にガード体18を引き下げる。すると、ガ
ード体18は収納ラック体3の前部上端部を覆った被覆
位置に付勢されて位置決めされるので使い勝手がよい。
また、このようにガード体18を被覆位置に移動するこ
とで、その後収納ラック体3を上昇動作させる際に、収
納物30が扉体5などの周囲の部材と干渉する恐れを無
くすことができ、収納ラック体3や扉体5に損傷が発生
するのを防止することができ、また収納ラック体3の動
作時にガード体18が不測に動かないので、その作用に
支障を生じたり、異音の発生で不快感を与える恐れを無
くすこともできる。
【0029】その後、収納ラック体3を上昇させる際に
は、把手7を手で持って上昇操作する。すると、上記と
は逆の動作によって扉体5は一定開成角度までは連動し
て閉成し、その位置で閉成規制手段17にて停止する。
そのため、安全に収納ラック体3を完全に収納部2内に
収納することができる。その後、扉体5を押すことによ
ってラッチ機構16によって扉体5が閉じた状態で係止
される。
【0030】また、閉成規制手段17は、扉体5の閉成
動作時に閉成動作速度を制動するダンパー機能を奏する
ため、上記把手7を手で持って収納ラック体3を収納部
2内に収納する際の動作速度が速くても、扉体5がダン
パー機能によってゆっくりと閉じるので、把手7を持っ
ている手に扉体5が当たってしまうのではないかという
不安感を無くすことができ、心理的緊張を受けずに気持
ち良く昇降操作することができる。
【0031】かくして、収納ラック体3の昇降操作時の
操作性が良くかつ扉体5を閉じた状態で不測に開いた
り、がたついたりすることがなく、また収納部2の前面
開口部が1枚の扉体5で覆われるので外観的に見栄えが
良く、さらにガード体18を設けたことにより収納物3
0が扉体5等と干渉して損傷を生じる恐れもない。ま
た、閉成規制手段17とラッチ機構16とガード体18
を付設するだけで良いので、構成が簡単で安価に構成す
ることができる。
【0032】上記実施形態では、扉体5で前面開口部を
開閉するようにした収納部2内に収納ラック体3を収納
するとともに、この収納ラック体3を収納部2内から前
方下方に引き出して収納物を出し入れするようにした昇
降収納装置1において、その収納ラック体3にガード体
18を設けた例を示したが、本発明の適用対象はこのよ
うな昇降収納装置1に限定されるものではない。
【0033】例えば、図5に示すように、収納部42内
に上下一対の収納ラック体43、44を配設し、その上
下位置関係を任意に入れ換えられるようにした昇降収納
装置41においても、収納ラック体43、44の干渉す
る可能性のある部位にガード体45を適用することによ
って同様の効果を奏することができる。
【0034】図5の例について詳しく説明すると、図5
(a)〜(d)に示すように、一方の収納ラック体43
は収納部42内で昇降レール46にて上下移動可能に支
持されており、他方の収納ラック体44は、連動昇降手
段47にて一方の収納ラック体43の上下移動に連動し
て収納ラック体43の前方を通る略半長円形状の移動経
路を通って上下移動するように構成されている。
【0035】この場合、昇降レール46に沿って昇降動
作する一方の収納ラック体43の前端上部が、他方の収
納ラック体44の下端後部と干渉する可能性があり、こ
の部分にガード体45を開閉可能に設けることによっ
て、収納物の収納作業に支障を来さず、かつ昇降動作時
にこのガード体45を閉じることにより、収納物がはみ
出すのを防止して干渉による損傷を防止することができ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の昇降収納装置によれば、以上の
ように収納ラック体の昇降動作時に収納ラック体からは
み出した収納物が周囲の部材と干渉する可能性のある収
納ラック体の部位の外郭面を覆うガード体を、被覆位置
と開放位置との間で移動可能に配設したので、ガード体
を開放位置に移動させて収納物を出し入れした後、ガー
ド体を被覆位置に移動させることで、収納物が周囲の部
材と干渉する恐れを無くすことができ、収納ラック体の
昇降動作時に収納物が周囲の物体と干渉して損傷が発生
するのを防止することができる。
【0037】また、収納部に対して収納ラック体を収納
した状態と前方下方に引き出した状態との間で昇降可能
でかつ収納部の前面開口部に扉体を設けた昇降収納装置
において、収納ラック体の少なくとも上端前部の外郭面
を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で切り
替え可能なガード体を設けると、収納ラック体からはみ
出した収納物が昇降動作時に扉体と干渉するのを防止で
き、損傷が発生するのを防止することができる。
【0038】また、ガード体を上方に開放した状態で保
持する手段を設けると、収納ラック体に対して収納物を
出し入れする際にガード体を保持する必要がなく、出し
入れを容易に行うことができる。
【0039】さらに、ガード体を被覆位置と開放位置の
2位置の間で回動自在に枢支するともに、2位置の何れ
かに択一的に付勢する手段を設けると、ガード体を開放
位置と被覆位置の何れかの位置に向けて動かすだけでそ
のまま保持されるので、一層使い勝手が良くなるととも
に、動作時にガード体が不測に動いて作用に支障を生じ
たり、異音の発生で不快感を与える恐れを無くすことが
できる。
【0040】また、ガード体が被覆位置に位置すること
を検知する検知手段を設けると、その検知信号を利用し
て報知したり、警報を発したり、昇降動作をロックする
ようにすることで、うっかりしてガード体を被覆位置に
位置させずに収納ラック体を昇降動作させて損傷を発生
するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降収納装置の一実施形態の全体斜視
図である。
【図2】同実施形態の縦断側面図である。
【図3】同実施形態におけるガード体の斜視図である。
【図4】同実施形態におけるガード体の動作状態を示す
側面図である。
【図5】本発明の昇降収納装置の他の実施形態の動作状
態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 昇降収納装置 2 収納部 3 収納ラック体 4 昇降収納手段(昇降手段) 5 扉体 11 連動レバー 18 ガード体 19 引張ばね 23 クランク部 25 検知手段 41 昇降収納装置 43、44 収納ラック体 45 ガード体 46 昇降レール 47 連動昇降手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納ラック体と、収納ラック体を昇降可
    能に支持する昇降手段とを備えた昇降収納装置におい
    て、収納ラック体の昇降動作時に収納ラック体からはみ
    出した収納物が周囲の部材と干渉する可能性のある収納
    ラック体の部位の外郭面を覆うガード体を、被覆位置と
    開放位置との間で移動可能に配設したことを特徴とする
    昇降収納装置。
  2. 【請求項2】 前面に開口部を有し収納ラック体を収納
    する収納部と、収納ラック体を収納部内に収納した状態
    とその開口部から前方下方に下降させた状態との間で昇
    降可能に支持する昇降収納手段と、収納部の上部前方に
    上端が回動自在に枢支されて開口部を開閉する扉体と、
    収納ラック体の昇降動作に連動して扉体を開閉動作させ
    る連動手段と、収納ラック体の少なくとも上端前部の外
    郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で
    切り替え可能なガード体とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の昇降収納装置。
  3. 【請求項3】 ガード体を上方に開放した状態で保持す
    る手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    昇降収納装置。
  4. 【請求項4】 ガード体を被覆位置と開放位置の2位置
    の間で回動自在に枢支するとともに、2位置の何れかに
    択一的に付勢する手段を設けたことを特徴とする請求項
    3記載の昇降収納装置。
  5. 【請求項5】 ガード体が被覆位置に位置することを検
    知する検知手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の昇降収納装置。
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