JP4560981B2 - 昇降収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房装置などに好適に適用される昇降収納装置に関し、特に昇降動作時に収納物と周囲の物体との干渉による損傷が発生するのを防止した昇降収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、厨房装置の上部に配設される収納装置において、収納物の出し入れを容易に行えるように収納ラック体を昇降可能に構成した昇降収納装置は知られている。
【0003】
この種の昇降収納装置の具体構成として、例えば特開平7−148037号公報には、厨房装置の上部に前面開口の収納キャビネットを固定設置し、この収納キャビネット内の左右両側部に、収納ラック体を収納キャビネット内に収納した収納位置と収納キャビネットの前面開口を通して前方下方に引き出した引出位置との間で昇降可能に支持する平行リンク機構を有する昇降収納手段を配設したものが開示されている。
【0004】
また、外観上の見栄えを良くするため、収納キャビネットの前面開口を閉じる扉体を設けてその上端を枢支し、収納ラック体の昇降動作に連動して扉体が開閉されるように構成し、かつその扉体の下部に、収納ラック体の下部前端に設けられた昇降操作用の把手を手で掴むためのフラップ状の開閉蓋を配設したものが知られている。これによれば、収納ラック体を下降させる時には、開閉蓋を開いて収納ラック体の把手を手で掴み、そのまま収納ラック体を手前下方に引き出すと、扉体が収納ラック体の下降動作に連動して必要なだけ開く。また、収納ラック体を上昇させて収納位置に戻す際には、収納ラック体の把手を手で持って上昇させて収納ラック体を収納キャビネット内に完全に納めた後、開閉蓋を閉じる。
【0005】
また、収納部内に上下一対の収納ラック体を配設するとともに、一方の収納ラック体は収納部内で上下移動し、他方の収納ラック体は一方の収納ラック体の前方を通る略半長円形状の移動経路を通って上下移動するように構成し、上下関係を入れ換え得るように構成した昇降収納装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成の扉体を有する昇降収納装置においては、収納ラック体に収納した収納物が収納ラック体の外郭面からはみ出していた場合に、収納ラック体の上昇時に収納物と扉体とが干渉して損傷が発生するという問題がある。また、収納部内に配設した上下一対の収納ラック体を入れ換えるようにした昇降収納装置においても、一方の収納ラック体から収納物がはみ出していた場合には昇降動作時に収納物と他方の収納ラック体が干渉して損傷が発生するという問題がある。このように各種昇降収納装置において、昇降動作時に収納ラック体に収納した収納物と周囲の物体とが干渉して損傷が発生するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記従来の問題に鑑み、昇降動作時に収納物と周囲の物体との干渉による損傷が発生するのを防止できる昇降収納装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の昇降収納装置は、収納ラック体と、収納ラック体を昇降可能に支持する昇降手段とを備え、少なくとも収納ラック体を降下させた状態の収納ラック体に対して収納物の出し入れが可能な昇降収納装置において、収納ラック体の昇降動作時に収納ラック体からはみ出した収納物が周囲の部材と干渉する可能性のある収納ラック体の部位の外郭面を覆うガード体を、少なくとも収納ラック体の上端前部の外郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で移動可能に配設し、収納ラック体が昇降手段により前後動を伴って昇降動作するものとしたものであり、ガード体を開放位置に移動させて収納物を出し入れした後、ガード体を被覆位置に移動させることで、収納物が周囲の部材と干渉する恐れを無くすことができ、収納ラック体の昇降動作時に収納物が周囲の物体と干渉して損傷が発生するのを防止することができる。
【0009】
また、前面に開口部を有し収納ラック体を収納する収納部と、収納ラック体を収納部内に収納した状態とその開口部から前方下方に下降させた状態との間で昇降可能に支持する昇降収納手段と、収納部の上部前方に上端が回動自在に枢支されて開口部を開閉する扉体と、収納ラック体の昇降動作に連動して扉体を開閉動作させる連動手段と、収納ラック体の少なくとも上端前部の外郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で切り替え可能なガード体とを備えた構成とすると、収納部に対して収納ラック体を収納した状態と前方下方に引き出した状態との間で昇降可能でかつ収納部の前面開口部に扉体を設けた昇降収納装置において、収納ラック体からはみ出した収納物が昇降動作時に扉体と干渉するのを防止でき、損傷が発生するのを防止することができる。
【0010】
また、ガード体を上方に開放した状態で保持する手段を設けると、収納ラック体に対して収納物を出し入れする際にガード体を保持する必要がなく、出し入れを容易に行うことができる。
【0011】
さらに、ガード体を被覆位置と開放位置の2位置の間で回動自在に枢支するとともに、2位置の何れかに択一的に付勢する手段を設けると、ガード体を開放位置と被覆位置の何れかの位置に向けて動かすだけでそのまま保持されるので、一層使い勝手が良くなるとともに、動作時にガード体が不測に動いて作用に支障を生じたり、異音の発生で不快感を与える恐れを無くすことができる。
【0012】
また、ガード体が被覆位置に位置することを検知する検知手段を設けると、その検知信号が出力されていない時に、ガード体が被覆位置にないことを報知する報知手段を作動させるようにしたり、昇降収納手段の動作をロックするようにしたり、収納ラック体の昇降動作を開始しようとすると、警報を発するようにしたりすることができ、そうすることでうっかりしてガード体を被覆位置に位置させずに収納ラック体を昇降動作させて損傷を発生するのを確実に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の昇降収納装置の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
【0014】
図1、図2において、1は昇降収納装置であり、厨房装置の上部に固定設置された前面に開口部を有する収納部2と、収納物を収容保持した状態で収納部2内に収納される収納ラック体3と、収納ラック体3を収納部2内に収納した状態とその前面開口部から前方下方に下降させた状態との間で昇降可能に支持する左右一対の昇降収納手段4と、収納部2の上部前方に上端が回動自在に枢支されて前面開口部を開閉する扉体5とを備えている。
【0015】
収納ラック体3には、内部に適宜に収納棚6が設置され、下部前端部には下方に突出して昇降操作用の把手7が設けられている。昇降収納手段4は、収納ラック体3をその姿勢を維持しつつ昇降できるように支持する平行リンク機構8を備えており、その一端が収納ラック体3の両側面に連結され、他端側はこの平行リンク機構8に所定の回動動作を行わせるように支持するリンク基台9に連結され、リンク基台9は収納部2の両側内面に固定されている。
【0016】
また、収納ラック体3の上端前部には、その昇降動作時に扉体5を極端に大きく開かなくても扉体5と干渉することがないように傾斜切欠部10が設けられている。収納ラック体3の両側外面の上端部には、前端に扉体5の内面に係合可能な係合ローラ12が設けられ、後端が支軸13にて上下回動自在に枢支された連動レバー11が配設されるとともに、その中間部を上方に揺動自在に下方から支持する受け金具14が設けられている。
【0017】
連動レバー11は、受け金具14にて支持された状態で、係合ローラ12の前端が傾斜切欠部10の前端角部から若干前方に位置し、収納ラック体3を前方下方に下降動作させると、係合ローラ12が扉体5の内面に係合した後その内面に沿って下方に転動し、扉体5の内面下端部のストッパ部(図示せず)に係合すると、その後は連動レバー11が上方に回動し、収納ラック体3の図1、図2に実線で示す下降限位置で連動レバー11が斜め上方姿勢で扉体5を支持するように構成されている。
【0018】
扉体5の上端両側部は、収納部2の上壁前端部内面に対して着脱自在に構成されたヒンジ部材15にて前後に開閉揺動自在に枢支され、下端部中央部には扉体5にて収納部2の前面を閉じた状態で扉体5を係止するラッチ機構16が配設されている。
【0019】
扉体5の上部内面両側部と両側のリンク基台9の上面との間に、扉体の閉成動作時に一定開成角度から閉成までの間は開成方向に付勢する閉成規制手段17が介装されている。また、本実施形態の閉成規制手段17は、扉体5の閉成動作時に閉成動作速度を制動するダンパー機能を持つように直動油圧式ダンパー装置にて構成されている。即ち、閉成規制手段17は、扉体5を閉じ、ラッチ機構16にて係止した状態では付勢力に抗して収縮された状態となっており、ラッチ機構16を解除すると閉成規制手段17の付勢力によって扉体5を押圧して図2に仮想線で示した所定の開成角度まで開き、さらに収納ラック体3を図2に実線で示すように前方下方に引き出してそれに連動して扉体5が開くと、扉体5に追従して伸長状態となり、その状態から収縮する際には制動力が作用する。
【0020】
また、図1、図2に示すように、収納ラック体3の上端前部の傾斜切欠部10と収納ラック体3の前面上端部を、収納ラック体3の全幅にわたって覆うガード体18が上方に開放可能に配設され、かつ収納ラック体3の前部上端部を覆った位置と、先端部が扉体5の下端に係合するまで開放した状態の2位置の何れかに回動付勢する引張ばね19が設けられている。
【0021】
図3、図4を参照して詳しく説明すると、ガード体18は線材を金網状に結合して構成され、その基端線材18aの両側に、収納ラック体3の両側板の上端部の中間部後方寄り位置に形成された支軸穴(図示せず)に嵌入させる枢支軸部20が突設され、先端線材18bの両側に、収納ラック体3の両側板の前端上部内面に形成された受け凹部22に係合するストッパ部21が突設されている。また、枢支軸部20の幅方向内側に先端側にクランク状に折曲形成したクランク部23が設けられている。24は、収納ラック体3の昇降動作時にラッチ機構16の係止爪部の突出部分(図示せず)との干渉を避けるように、先端線材18bの中央部に後方側に凹入形成した凹入部である。
【0022】
クランク部23には引張ばね19の一端が係止され、引張ばね19の他端は収納ラック体3の後板に係止され、これらクランク部23と引張ばね19にてトグル機構が構成されて、上記のように収納ラック体3の前部上端部を覆った図4に実線で示す位置と、先端部が扉体5の下端に係合するまで開放した図4に仮想線で示す位置の2位置の何れかに向けて回動付勢されるように構成されている。
【0023】
これによって、図2に仮想線で示すように、収納棚6上に収納した収納物30の一部が収納ラック体3からはみ出している場合にガード体18を閉じることができないようにし、不注意で収納物30の一部が収納ラック体3からはみ出したまま収納ラック体3を上昇操作し、収納物30が扉体5等と干渉して破損してしまうというような事態の発生を防止している。
【0024】
また、好適には、ガード体18が図3及び図4に実線で示すように、収納ラック体3の前部上端部を覆った位置となった時にクランク部23が近接又は当接したことを検知するリミットスイッチやリードスイッチなどの検知手段25が配設される。これによって、この検知手段25の検知信号を適宜報知手段に出力して、検知手段25から検知信号が出力されていない間に、ガード体18が開かれていることを報知するように構成したり、リンク基台9側にも平行リンク機構8が上昇動作を開始すると検知する検知手段を設け、検知手段25の検知信号が出力されないのに平行リンク機構8が上昇動作を開始したときに警報を発するように構成したり、検知手段25の検知信号が出力されない間は平行リンク機構8の動作をロックする機構を作動させるように構成したりすることができる。
【0025】
以上の構成によれば、収納ラック体3を下降させる際に、扉体5の下端部のラッチ機構16を解除操作すると、閉成規制手段17にて扉体5が一定開成角度まで開く。こうして扉体5と収納部2の下端部間に形成された開口部から、手を挿入して収納ラック体3の前部下端部の把手7を手で持ち、収納ラック体3を手前に引き出すように引き下げると、平行リンク機構8を備えた昇降収納手段4で支持された収納ラック体3は前方下方に下降する。
【0026】
この収納ラック体3の下降動作によって連動レバー11の先端の係合ローラ12が扉体5を前方に押圧しながら下方に転動し、下端まで移動すると連動レバー11が相対的に上方に回動することによって、扉体5が連動して開くとともに開いた状態で保持される。
【0027】
こうして、収納ラック体3を収納部2の前方下方に下降させることによって、収納ラック体3に対する収納物の出し入れを容易に行うことができる。その際に、上記のようにガード体18を上方に撥ね上げると、ガード体18は引張ばね19とクランク部23によるトグル機構にて上方に開放した状態で保持される。従って、収納ラック体3に対して収納物30を出し入れする際にガード体18を保持する必要がなく、出し入れを容易に行うことができる。
【0028】
収納作業が終了すると、収納ラック体3を上昇させる前にガード体18を引き下げる。すると、ガード体18は収納ラック体3の前部上端部を覆った被覆位置に付勢されて位置決めされるので使い勝手がよい。また、このようにガード体18を被覆位置に移動することで、その後収納ラック体3を上昇動作させる際に、収納物30が扉体5などの周囲の部材と干渉する恐れを無くすことができ、収納ラック体3や扉体5に損傷が発生するのを防止することができ、また収納ラック体3の動作時にガード体18が不測に動かないので、その作用に支障を生じたり、異音の発生で不快感を与える恐れを無くすこともできる。
【0029】
その後、収納ラック体3を上昇させる際には、把手7を手で持って上昇操作する。すると、上記とは逆の動作によって扉体5は一定開成角度までは連動して閉成し、その位置で閉成規制手段17にて停止する。そのため、安全に収納ラック体3を完全に収納部2内に収納することができる。その後、扉体5を押すことによってラッチ機構16によって扉体5が閉じた状態で係止される。
【0030】
また、閉成規制手段17は、扉体5の閉成動作時に閉成動作速度を制動するダンパー機能を奏するため、上記把手7を手で持って収納ラック体3を収納部2内に収納する際の動作速度が速くても、扉体5がダンパー機能によってゆっくりと閉じるので、把手7を持っている手に扉体5が当たってしまうのではないかという不安感を無くすことができ、心理的緊張を受けずに気持ち良く昇降操作することができる。
【0031】
かくして、収納ラック体3の昇降操作時の操作性が良くかつ扉体5を閉じた状態で不測に開いたり、がたついたりすることがなく、また収納部2の前面開口部が1枚の扉体5で覆われるので外観的に見栄えが良く、さらにガード体18を設けたことにより収納物30が扉体5等と干渉して損傷を生じる恐れもない。また、閉成規制手段17とラッチ機構16とガード体18を付設するだけで良いので、構成が簡単で安価に構成することができる。
【0032】
上記実施形態では、扉体5で前面開口部を開閉するようにした収納部2内に収納ラック体3を収納するとともに、この収納ラック体3を収納部2内から前方下方に引き出して収納物を出し入れするようにした昇降収納装置1において、その収納ラック体3にガード体18を設けた例を示したが、本発明の適用対象はこのような昇降収納装置1に限定されるものではない。
【0033】
例えば、図5に示すように、収納部42内に上下一対の収納ラック体43、44を配設し、その上下位置関係を任意に入れ換えられるようにした昇降収納装置41においても、収納ラック体43、44の干渉する可能性のある部位にガード体45を適用することによって同様の効果を奏することができる。
【0034】
図5の例について詳しく説明すると、図5(a)〜(d)に示すように、一方の収納ラック体43は収納部42内で昇降レール46にて上下移動可能に支持されており、他方の収納ラック体44は、連動昇降手段47にて一方の収納ラック体43の上下移動に連動して収納ラック体43の前方を通る略半長円形状の移動経路を通って上下移動するように構成されている。
【0035】
この場合、昇降レール46に沿って昇降動作する一方の収納ラック体43の前端上部が、他方の収納ラック体44の下端後部と干渉する可能性があり、この部分にガード体45を開閉可能に設けることによって、収納物の収納作業に支障を来さず、かつ昇降動作時にこのガード体45を閉じることにより、収納物がはみ出すのを防止して干渉による損傷を防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の昇降収納装置によれば、以上のように収納ラック体の昇降動作時に収納ラック体からはみ出した収納物が周囲の部材と干渉する可能性のある収納ラック体の部位の外郭面を覆うガード体を、被覆位置と開放位置との間で移動可能に配設したので、ガード体を開放位置に移動させて収納物を出し入れした後、ガード体を被覆位置に移動させることで、収納物が周囲の部材と干渉する恐れを無くすことができ、収納ラック体の昇降動作時に収納物が周囲の物体と干渉して損傷が発生するのを防止することができる。
【0037】
また、収納部に対して収納ラック体を収納した状態と前方下方に引き出した状態との間で昇降可能でかつ収納部の前面開口部に扉体を設けた昇降収納装置において、収納ラック体の少なくとも上端前部の外郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で切り替え可能なガード体を設けると、収納ラック体からはみ出した収納物が昇降動作時に扉体と干渉するのを防止でき、損傷が発生するのを防止することができる。
【0038】
また、ガード体を上方に開放した状態で保持する手段を設けると、収納ラック体に対して収納物を出し入れする際にガード体を保持する必要がなく、出し入れを容易に行うことができる。
【0039】
さらに、ガード体を被覆位置と開放位置の2位置の間で回動自在に枢支するともに、2位置の何れかに択一的に付勢する手段を設けると、ガード体を開放位置と被覆位置の何れかの位置に向けて動かすだけでそのまま保持されるので、一層使い勝手が良くなるとともに、動作時にガード体が不測に動いて作用に支障を生じたり、異音の発生で不快感を与える恐れを無くすことができる。
【0040】
また、ガード体が被覆位置に位置することを検知する検知手段を設けると、その検知信号を利用して報知したり、警報を発したり、昇降動作をロックするようにすることで、うっかりしてガード体を被覆位置に位置させずに収納ラック体を昇降動作させて損傷を発生するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降収納装置の一実施形態の全体斜視図である。
【図2】同実施形態の縦断側面図である。
【図3】同実施形態におけるガード体の斜視図である。
【図4】同実施形態におけるガード体の動作状態を示す側面図である。
【図5】本発明の昇降収納装置の他の実施形態の動作状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 昇降収納装置
2 収納部
3 収納ラック体
4 昇降収納手段(昇降手段)
5 扉体
11 連動レバー
18 ガード体
19 引張ばね
23 クランク部
25 検知手段
41 昇降収納装置
43、44 収納ラック体
45 ガード体
46 昇降レール
47 連動昇降手段

Claims (5)

  1. 収納ラック体と、収納ラック体を昇降可能に支持する昇降手段とを備え、少なくとも収納ラック体を降下させた状態の収納ラック体に対して収納物の出し入れが可能な昇降収納装置において、収納ラック体の昇降動作時に収納ラック体からはみ出した収納物が周囲の部材と干渉する可能性のある収納ラック体の部位の外郭面を覆うガード体を、少なくとも収納ラック体の上端前部の外郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で移動可能に配設し、収納ラック体が昇降手段により前後動を伴って昇降動作するものとしたことを特徴とする昇降収納装置。
  2. 前面に開口部を有し収納ラック体を収納する収納部と、収納ラック体を収納部内に収納した状態とその開口部から前方下方に下降させた状態との間で昇降可能に支持する昇降収納手段と、収納部の上部前方に上端が回動自在に枢支されて開口部を開閉する扉体と、収納ラック体の昇降動作に連動して扉体を開閉動作させる連動手段と、収納ラック体の少なくとも上端前部の外郭面を覆う被覆位置と上方に開放した開放位置との間で切り替え可能なガード体とを備えたことを特徴とする請求項1記載の昇降収納装置。
  3. ガード体を上方に開放した状態で保持する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の昇降収納装置。
  4. ガード体を被覆位置と開放位置の2位置の間で回動自在に枢支するとともに、2位置の何れかに択一的に付勢する手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の昇降収納装置。
  5. ガード体が被覆位置に位置することを検知する検知手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の昇降収納装置。
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