JP2002290724A - 画像処理方法および画像処理用プログラム - Google Patents

画像処理方法および画像処理用プログラム

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JP2002290724A JP2001285469A JP2001285469A JP2002290724A JP 2002290724 A JP2002290724 A JP 2002290724A JP 2001285469 A JP2001285469 A JP 2001285469A JP 2001285469 A JP2001285469 A JP 2001285469A JP 2002290724 A JP2002290724 A JP 2002290724A
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    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
    • H04N1/4052Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions
    • H04N1/4053Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions with threshold modulated relative to input image data or vice versa

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルハーフトーン処理において、画像の
粒状性を細かくコントロールすることを目的とする。 【解決手段】 注目画素位置に対応する集積誤差を第1
修正集積誤差と第2修正集積誤差とに分離し、注目画素
のデータレベルに第1修正集積誤差を加算して補正レベ
ルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、補正レ
ベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、
多値化誤差に第2修正集積誤差を加算して修正多値化誤
差を計算し、修正多値化誤差から注目画素周辺の未処理
画素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用いて算
出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階調画像を数レベ
ル程度の記録・表示系で2値もしくは多値再生するため
の画像処理方法、画像処理装置、画像処理システム、お
よび、画像処理用プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンの普及によって、プリン
タ需要が飛躍的に増加し、それに伴いプリンタの画質も
向上している。インクジェットプリンタでも各色2値で
フルカラーを表現していたものが、多値化によりより高
画質を得ることができるようになっている。少ない記録
値で多階調を表現するためには、デジタルハーフトーン
処理によって擬似階調で表現するのが一般的であり、デ
ィザ法や誤差拡散法がよく使われる。
【0003】図53は従来の誤差拡散法の説明図であ
る。原画像を画素単位でサンプリングしたデータレベル
である濃度レベル(以下、データレベルを記録系とみな
し、濃度レベルとして説明する)において、入力補正手
段Z1で注目画素の濃度レベルIxyに集積誤差Sxyを加え
て補正レベルI'xyを生成し、2値化手段Z2で所定のし
きい値Thと比較する。I'xyがThより大きければ出力レベ
ルPxyは「1」、それ以外は「0」となる。なお、以後
の説明において、出力レベル「1」は濃度レベル「25
5」、出力レベル「0」は濃度レベル「0」と等しいと
する。差分演算手段Z3でI'xyからPxy(濃度レベル)
を引いて生成した2値化誤差Exyは誤差配分手段Z4に
入力され、誤差の配分係数に基づき2値化誤差を配分
し、誤差記憶手段Z5の対応する集積誤差に加算して記
憶する。配分係数には図54(a)にある係数がよく知
られており、フィルタ内の数字は配分比を表す。
【0004】誤差拡散法は階調特性や分解能の点で優れ
た特性を持ち、印刷画像の再現において、モアレ模様の
出現がきわめて低い反面、独特のテクスチャを発生する
課題があり、これを解決するために特公平6−6687
3号や特公平6−81257号に示される方法が提案さ
れている。
【0005】特公平6−66873号で開示された画像
信号処理装置のブロック図を図55に示す。図53に示
す従来の誤差拡散法との大きな違いは配分係数発生手段
Z14により、2値化誤差の配分係数を特定の周期で変
更している点である。注目画素の周辺画素に対する2値
化誤差の配分比率を一定とせず、画素処理とともに1組
の配分係数セットから周辺画素位置に対応した複数の配
分係数を無作為に選択して利用することにより、従来の
誤差拡散法に見られた偽画像(テクスチャ)を大幅に抑
制できるようになった。
【0006】また、特公平6−81257号で開示され
た画像信号処理装置のブロック図を図56に示す。特公
平6−66873号に示す画像信号処理装置(図55)
のブロック図との大きな違いは、濃度付加手段Z20が
加えられた点である。原画像における各画素の濃度レベ
ルに原画像の濃度レベルと異なる濃度レベルを重畳する
ことにより、濃度変化の少ない画像や計算機で生成され
た均一な濃度の画信号に対しても、従来の誤差拡散法に
見られた偽画像(テクスチャ)を大幅に抑制することが
可能となった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
6−66873号や特公平6−81257号に開示され
ている方法では、偽画像(テクスチャ)を抑制できる反
面、あらゆる濃度レベルや画像に対しても同様な処理を
してしまうため、本来処理する必要がない領域の画像の
粒状性を上げ、画質を劣化させてしまう課題があった。
また、この構成だけでは粒状性が良くない色ドットの重
なりの発生を十分に抑制することができなかった。ま
た、中間調領域でも粒状性が場所によって異なり、粒状
感の連続性がないという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段を採用している。まず、本発明の
(第1の)画像処理方法は、原画像を画素単位でサンプ
リングした多階調のデータを多値化する際に、注目画素
位置に対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正
集積誤差とに分離し、注目画素のデータレベルに第1補
正誤差を加算して補正レベルを生成し、補正レベルの多
値レベルを決定し、補正レベルと多値レベルとの差分で
ある多値化誤差を計算し、多値化誤差に第2補正集積誤
差を加算して補正多値化誤差を計算し、補正多値化誤差
から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を
所定の配分係数を用いて算出し、対応する画素位置の集
積誤差と加算して更新する。
【0009】以上のように注目画素位置に対応する集積
誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差に分離し
て、原画像のデータレベルに加えるようにしているの
で、他の色ドットが存在した場合に、誤差が所定の値よ
り蓄積されない限り、注目画素のデータレベルを原画像
より大きくしないようにすることができる。したがっ
て、色ドットの重なりを抑制することができ、ドットが
分散し粒状性が良くなる。
【0010】また、本発明の(第2の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素位置に対応する集積誤差
を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに分離し、注
目画素のデータレベルに第1補正誤差を加算して補正レ
ベルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、補正
レベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計算
し、多値化誤差に第2補正集積誤差を加算して補正多値
化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて
修正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応す
る誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する。
【0011】以上のように配分係数を変動させることに
より、第1の画像処理方法の効果に加え、テクスチャの
発生を抑制できるようになる。
【0012】また、本発明の(第3の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素位置に対応
する集積誤差を、第1補正集積誤差と第2補正集積誤差
とに分離し、入力レベルに第1補正誤差を加算して補正
レベルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、補
正レベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計算
し、多値化誤差に第2補正集積誤差を加算して補正多値
化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて
補正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応す
る誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する。
【0013】以上のように注目画素のデータレベルに所
定のデータレベルを付加することにより、第2の画像処
理方法の効果に加え、濃度変化の少ない画像や計算機で
生成された均一な濃度の画像に対してもテクスチャを大
幅に抑制することができるようになる。
【0014】また、本発明の(第4の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素位置に対応する集積誤差
を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに分離し、注
目画素のデータレベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、
補正レベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計
算し、多値化誤差に第2補正集積誤差を加算して補正多
値化誤差を計算し、補正多値化誤差から注目画素周辺の
未処理画素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用
いて算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更
新する方法で、注目画素のデータレベルを用いて画像処
理条件を決定し、画像処理条件を用いて第1補正集積誤
差と第2補正集積誤差との分離を制御する。
【0015】以上のように、第1補正集積誤差と第2補
正集積誤差の分離を画像処理条件を用いて行うので、例
えば処理条件決定手段でエッジを検出した場合(文字・
線画領域)、他の色ドットが存在してもドットの重ね打
ちをするので先鋭度が増し、文字・線画領域での画質が
向上する。また、集積誤差の伝搬を制御できるので、下
地領域での不必要なノイズの発生を抑制できる。
【0016】また、本発明の(第5の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素のデータレベルに注目画
素位置に対応する集積誤差を加算して補正レベルを生成
し、補正レベルの多値レベルを決定し、補正レベルと多
値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、特定の周
期で変わる配分係数を用いて修正多値化誤差から注目画
素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を算出し、対
応する画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、
注目画素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定
し、画像処理条件を用いて配分係数を制御する。
【0017】以上のように処理条件を決定し、その結果
に基づいて配分係数の値を制御しているので、画像の粒
状性を画像領域によってコントロールできるようにな
る。
【0018】また、本発明の(第6の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素位置に対応する集積誤差
を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに分離し、注
目画素のデータレベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、
補正レベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計
算し、多値化誤差に第2補正集積誤差を加算して補正多
値化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用い
て補正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応
する誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差
と加算して更新する方法で、注目画素のデータレベルを
用いて画像処理条件を決定し、配分係数または第1補正
集積誤差と第2補正集積誤差との分離の少なくとも1つ
を画像処理条件で制御する。
【0019】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法の効果に加え、第5の画像処理方法の効果
を得ることができるようになり、集積誤差の分離と配分
係数の2つを協調して制御できるので画質が向上する。
【0020】また、本発明の(第7の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算して注目画素の入力レベルとし、入力レベルに注目
画素位置に対応する集積誤差を加算して補正レベルを生
成し、補正レベルの多値レベルを決定し、補正レベルと
多値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、多値化
誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
値を所定の配分係数を用いて算出し、対応する画素位置
の集積誤差と加算して更新する方法で、注目画素のデー
タレベルを用いて画像処理条件を決定し、画像処理条件
を用いて所定のデータレベルを制御する。
【0021】以上のように、注目画素に付加するデータ
レベルを、注目画素もしくはその周辺の画素データを用
いて制御するようにしているので、ドットの分散性を細
かく制御できるようになる。例えば、ドットの分散性が
悪くなるハイライトやシャドウ領域だけにデータレベル
を付加できるようになる。
【0022】また、本発明の(第8の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素位置に対応
する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差と
に分離し、入力レベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、
補正レベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計
算し、多値化誤差に第2補正集積誤差を加算して補正多
値化誤差を計算し、補正多値化誤差から注目画素周辺の
未処理画素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用
いて算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更
新する方法で、注目画素のデータレベルを用いて画像処
理条件を決定し、所定のデータレベルまたは第1補正集
積誤差と第2補正集積誤差との分離の少なくとも1つを
画像処理条件で制御する。
【0023】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法と、第7の画像処理方法の効果を得られる
ようになり、集積誤差の分離と付加するデータレベルの
2つを協調して制御できるようになるので画質が向上す
る。
【0024】また、本発明の(第9の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、入力レベルに注目画
素位置に対応する集積誤差を加算して補正レベルを生成
し、補正レベルの多値レベルを決定し、補正レベルと多
値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、特定の周
期で変わる配分係数を用いて補正多値化誤差から注目画
素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を算出し、対
応する画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、
注目画素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定
し、配分係数または所定のデータレベルの少なくとも1
つを画像処理条件で制御する。
【0025】以上のように構成することにより、第5の
画像処理方法の効果に加え、第7の画像処理方法の効果
を得られるようになり、配分係数と付加するデータレベ
ルの2つを協調して制御できるようになるので画質が向
上する。
【0026】また、本発明の(第10の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素位置に対応
する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差と
に分離し、入力レベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、補正レベルの多値レベルを決定し、
補正レベルと多値レベルとの差分である多値化誤差を計
算し、多値化誤差に第2補正集積誤差を加算して補正多
値化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用い
て補正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応
する誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差
と加算して更新する方法で、注目画素のデータレベルを
用いて画像処理条件を決定し、配分係数または所定のデ
ータレベルまたは第1補正集積誤差と第2補正集積誤差
との分離の少なくとも1つを画像処理条件で制御する。
【0027】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法の効果、第5の画像処理方法の効果、第7
の画像処理方法の効果を同時に得られるようになり、ま
た、集積誤差の配分、配分係数、そして付加データレベ
ルの3つを協調させることにより細かい制御が可能とな
り画質が向上する。
【0028】また、本発明の(第11の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素のデータレベルに集積誤
差を加算して補正レベルを生成し、変動するしきい値を
用いて補正レベルの多値レベルを決定し、補正レベルと
多値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、多値化
誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
値を所定の配分係数を用いて算出し、対応する画素位置
の集積誤差と加算して更新する方法で、注目画素のデー
タレベルのみを用いて画像処理条件を決定し、画像処理
条件に基づきしきい値を生成することを特徴とする。
【0029】以上のように、注目画素のデータレベルだ
けを用いてしきい値を生成しているので、周辺濃度も含
めた画像領域検出より処理速度が早く、かつドットの遅
延を抑制した画像を得ることができるようになる。
【0030】また、本発明の(第12の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目注目画素位置に対応する集積
誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに分離
し、注目画素のデータレベルに第1補正集積誤差を加算
して補正レベルを生成し、変動するしきい値を用いて補
正レベルの多値レベルを決定し、補正レベルと多値レベ
ルとの差分である多値化誤差を計算し、多値化誤差に第
2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を計算し、補
正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応する
誤差配分値を所定の配分係数を用いて算出し、対応する
画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、注目画
素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定し、画像
処理条件に基づきしきい値を生成し、さらに第1補正集
積誤差と第2補正集積誤差とに分離する。
【0031】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法の効果に加え、第11の画像処理方法の効
果も得ることができるようになり、集積誤差の分離とし
きい値生成の2つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0032】また、本発明の(第13の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素のデータレベルに注目画
素位置に対応する集積誤差を加算して補正レベルを生成
し、変動するしきい値を用いて補正レベルの多値レベル
を決定し、補正レベルと多値レベルとの差分である多値
化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて
補正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応す
る誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する方法で、注目画素のデータレベルを用
いて画像処理条件を決定し、画像処理条件に基づきしき
い値を生成し、さらに配分係数を制御する。
【0033】以上のように構成することにより、第5の
画像処理方法の効果に加え、第11の画像処理方法の効
果も得ることができるようになり、誤差の配分係数とし
きい値生成の2つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0034】また、本発明の(第14の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素位置に対応する集積誤差
を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに分離し、注
目画素のデータレベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、変動するしきい値を用いて補正レベ
ルの多値レベルを決定し、補正レベルと多値レベルとの
差分である多値化誤差を計算し、多値化誤差に第2補正
集積誤差を加算して補正多値化誤差を計算し、特定の周
期で変わる配分係数を用いて補正多値化誤差から注目画
素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を算出し、対
応する画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、
注目画素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定
し、画像処理条件に基づきしきい値を生成し、さらに配
分係数または第1補正集積誤差と第2補正集積誤差との
分離の少なくとも1つを画像処理条件で制御する。
【0035】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法の効果、第5の画像処理方法の効果に加
え、第11の画像処理方法の効果も得ることができるよ
うになり、集積誤差の分離、誤差の配分係数、しきい値
生成の3つを協調して制御できるので画質が向上する。
【0036】また、本発明の(第15の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算して注目画素の入力レベルとし、入力レベルに注目
画素位置に対応する集積誤差を加算して補正レベルを生
成し、変動するしきい値を用いて補正レベルの多値レベ
ルを決定し、補正レベルと多値レベルとの差分である多
値化誤差を計算し、多値化誤差から注目画素周辺の未処
理画素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用いて
算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新す
る方法で、注目画素のデータレベルを用いて画像処理条
件を決定し、画像処理条件に基づきしきい値を生成し、
さらに所定のデータレベルを制御する。
【0037】以上のように構成することにより、第7の
画像処理方法の効果に加え、第11の画像処理方法の効
果も得ることができるようになり、付加するデータレベ
ルとしきい値生成の2つを協調して制御できるので画質
が向上する。
【0038】また、本発明の(第16の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素位置に対応
する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差と
に分離し、入力レベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、変動するしきい値を用いて補正レベ
ルの多値レベルを決定し、補正レベルと多値レベルとの
差分である多値化誤差を計算し、多値化誤差に第2補正
集積誤差を加算して補正多値化誤差を計算し、補正多値
化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配
分値を所定の配分係数を用いて算出し、対応する画素位
置の集積誤差と加算して更新する方法で、注目画素のデ
ータレベルを用いて画像処理条件を決定し、画像処理条
件に基づきしきい値を生成し、さらに所定のデータレベ
ルまたは第1補正集積誤差と第2補正集積誤差との分離
の少なくとも1つを画像処理条件で制御する。
【0039】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法の効果、第7の画像処理方法の効果に加
え、第11の画像処理方法の効果も得ることができるよ
うになり、集積誤差の分離、付加するデータレベル、し
きい値生成の3つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0040】また、本発明の(第17の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、入力レベルに注目画
素位置に対応する集積誤差を加算して補正レベルを生成
し、変動するしきい値を用いて補正レベルの多値レベル
を決定し、補正レベルと多値レベルとの差分である多値
化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて
修正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応す
る誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する方法で、注目画素のデータレベルを用
いて画像処理条件を決定し、画像処理条件に基づきしき
い値を生成し、さらに配分係数または所定のデータレベ
ルの少なくとも1つを画像処理条件で制御する。
【0041】以上のように構成することにより、第5の
画像処理方法の効果、第7の画像処理方法の効果に加
え、第11の画像処理方法の効果も得ることができるよ
うになり、配分係数の発生、付加するデータレベル、し
きい値生成の3つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0042】また、本発明の(第18の)画像処理方法
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素に所定のデータレベルを
加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素位置に対応
する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差と
に分離し、入力レベルに第1補正集積誤差を加算して補
正レベルを生成し、変動するしきい値を用いて補正レベ
ルの多値レベルを決定し、補正レベルと多値レベルとの
差分である多値化誤差を計算し、多値化誤差に第2補正
集積誤差を加算して補正多値化誤差を計算し、特定の周
期で変わる配分係数を用いて補正多値化誤差から注目画
素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を算出し、対
応する画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、
注目画素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定
し、画像処理条件に基づきしきい値を生成し、さらに配
分係数または所定のデータレベルまたは第1補正集積誤
差と第2補正集積誤差との分離の少なくとも1つを画像
処理条件で制御する。
【0043】以上のように構成することにより、第4の
画像処理方法の効果、第5の画像処理方法の効果、第7
の画像処理方法の効果に加え、第11の画像処理方法の
効果も得ることができるようになり、集積誤差の分離、
配分係数の発生、付加するデータレベル、しきい値生成
の4つを協調して制御できるので画質が向上する。
【0044】なお、少なくとも1色のデータレベルのハ
イライト領域もしくはシャドウ領域のいずれか一方を含
む領域を検出し、処理条件を決定するようにしても良
く、また、注目画素のデータレベルのみ用いて決定する
ようにしても良い。
【0045】また、少なくとも最大データレベルもしく
は最小データレベルのいずれか一方を含む領域を検出
し、処理条件を決定するようにしても良いし、エッジ量
が所定の値以上ある領域を検出し、処理条件を決定する
ようにしても良い。
【0046】また、画像領域は粒状性が所定の値以上変
化する領域を検出し、処理条件を決定するようにしても
良い。
【0047】また、第1補正集積誤差および第2補正集
積誤差は、同じ画素位置で色が異なる多値データによっ
て分割が制御されるようにしても良く、所定の処理条件
の場合に、注目画素の第1補正集積誤差、及び第2補正
集積誤差を共に0にするようにしても良い。なお、所定
の処理条件とは、処理条件信号が少なくとも最大データ
レベルもしくは最小データレベルのいずれか一方を検出
した場合にしても良い。
【0048】また、誤差の配分係数の特定周期を処理条
件によって変動させるようにしても良く、処理条件によ
って配分係数の配分値やフィルタサイズを変動させるよ
うにしても良い。
【0049】また、配分係数は第2補正集積誤差用と多
値化誤差用の2通り設けても良い。
【0050】また、色によって注目画素に付加するデー
タレベルを変えるようにしても良く、処理条件に基づ
き、原画像の特定のデータレベルだけに、所定のデータ
レベルを付加するこようにしても良い。なお、特定のデ
ータレベルとは、少なくとも1色のデータレベルが低い
データレベル、もしくは高いデータレベルとしても良
く、多値化後の粒状性が極端に小さくなるデータレベル
としても良い。
【0051】また、処理条件に基づき、1色の入力レベ
ルが低いデータレベルの場合、多値化するしきい値を下
げるようにし、1色の入力レベルが高いデータレベルの
場合、多値化するしきい値を上げるようにしても良い
し、処理条件に基づき、原画像の特定のデータレベルを
多値化する場合のしきい値を特定周期で変動させるよう
にしても良い。
【0052】また、処理条件に基づき、しきい値を生成
する場合、少なくとも1色のしきい値を他の色と変える
ようにしても良い。
【0053】また、本発明の(第1の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデ
ータレベルである入力レベルに加算するための第1補正
集積誤差と、注目画素周辺の画素位置に再配分するため
の第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
と、入力レベルと第1補正集積誤差を加算する入力補正
手段と、入力補正手段から出力される補正レベルの多値
レベルを決定する多値化手段と、補正レベルと多値レベ
ルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段と、多
値化誤差と第2補正集積誤差とから注目画素周辺の未処
理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出
し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加
算して更新する誤差配分更新手段とを備えたものであ
る。
【0054】以上に示すように集積誤差を誤差再配分制
御信号によって第1補正集積誤差と第2補正集積誤差へ
分離しているので、ドットの分散性を制御することがで
きるようになる。特に、誤差再配分制御信号として他の
色のドットの配置情報を用いると、ドットの重なりが少
なくなり、粒状性がよい画像を得ることができる。
【0055】また、本発明の(第2の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデ
ータレベルである入力レベルに加算するための第1補正
集積誤差と、注目画素周辺の画素位置に再配分するため
の第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
と、注目入力レベルと第1補正集積誤差を加算する入力
補正手段と、入力補正手段から出力される補正レベルの
多値レベルを決定する多値化手段と、補正レベルと多値
レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段
と、多値化誤差と第2補正集積誤差とから注目画素周辺
の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて
算出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差
と加算して更新する誤差配分更新手段と、誤差配分更新
手段で用いる配分係数を所定の周期で変更しながら発生
する配分係数発生手段とを備えたものである。
【0056】誤差配分値決定手段により色ドットの重な
りが少ない粒状性のよい画像を得ることができるように
なるだけではなく、配分係数発生手段を設けたことによ
り画像のテクスチャの発生を抑制することができるよう
になる。
【0057】また、本発明の(第3の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、原画像のデータレベルに、所定の
データレベルを付加し注目画素の入力レベルとするデー
タ付加手段と、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺の
画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段と、
注目画素位置に対応した集積誤差を入力レベルに加算す
るための第1補正集積誤差と、注目画素周辺の画素位置
に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤差
再配分値決定手段と、入力レベルと第1補正集積誤差を
加算する入力補正手段と、入力補正手段から出力される
補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、補正
レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を求める差
分演算手段と、多値化誤差と第2補正集積誤差とから注
目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係
数を用いて算出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置
の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、誤
差配分更新手段で用いる配分係数を所定の周期で変更し
ながら発生する配分係数発生手段とを備えたものであ
る。
【0058】データ付加手段を設けたことにより、第2
の画像処理装置の効果に加え、濃度変化の少ない画像や
計算機で生成された均一な濃度の画像に対してもテクス
チャを大幅に抑制することができるようになる。
【0059】また、本発明の(第4の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、注目画素位置に対応した集積
誤差を注目画素のデータレベルである入力レベルに加算
するための第1補正集積誤差と、注目画素周辺の画素位
置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤
差再配分値決定手段と、入力レベルに第1補正集積誤差
を加算する入力補正手段と、入力補正手段から出力され
る補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、補
正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を求める
差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の未処理
画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、
誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算し
て更新する誤差配分更新手段とを備え、処理条件決定手
段から出力される処理条件信号によって第1補正集積誤
差と第2補正集積誤差の分割が制御されるものである。
【0060】以上のように、第1補正集積誤差と第2補
正集積誤差の分離を画像処理条件を用いて行うので、例
えば処理条件決定手段でエッジを検出した場合(文字・
線画領域)、他の色ドットが存在してもドットの重ね打
ちをするので先鋭度が増し、文字・線画領域での画質が
向上する。また、集積誤差の伝搬を制御できるので、下
地領域での不必要なノイズの発生を抑制できる。
【0061】また、本発明の(第5の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、注目画素のデータレベルであ
る入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正
手段と、入力補正手段から出力される補正レベルの多値
レベルを決定する多値化手段と、補正レベルと多値レベ
ルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段と、多
値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差
配分値を配分係数を用いて算出し、誤差記憶手段内の対
応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
更新手段と、誤差配分更新手段で用いる配分係数を所定
の周期で変更しながら発生する配分係数発生手段とを備
え、係数発生手段は処理条件決定手段から出力される第
2処理条件信号によって制御されるものである。
【0062】以上のように処理条件を決定し、その結果
に基づいて配分係数の値を制御しているので、画像の粒
状性を画像領域によってコントロールできるようにな
る。
【0063】また、本発明の(第6の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、注目画素位置に対応した集積
誤差を注目画素のデータレベルである入力レベルに加算
するための第1補正集積誤差と、注目画素周辺の画素位
置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤
差再配分値決定手段と、入力レベルに第1補正集積誤差
を加算する入力補正手段と、入力補正手段から出力され
る補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、補
正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を求める
差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の未処理
画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、
誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算し
て更新する誤差配分更新手段と、誤差配分更新手段で用
いる配分係数を所定の周期で変更しながら発生する配分
係数発生手段とを備え、第1補正集積誤差と第2補正集
積誤差の分割、または配分係数発生手段から出力される
配分係数の少なくとも1つが処理条件決定手段から出力
される処理条件信号によって制御されるものである。
【0064】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置の効果に加え、第5の画像処理装置の効果
を得ることができるようになり、集積誤差の分離と配分
係数の2つを協調して制御できるので画質が向上する。
【0065】また、本発明の(第7の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、処理条件決定手段から出力さ
れる第3処理条件信号により制御されるデータレベルを
原画像のデータレベルに付加し注目画素の入力レベルと
するデータ付加手段と、入力レベルに注目画素の集積誤
差を加算する入力補正手段と、入力補正手段から出力さ
れる補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、
補正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を求め
る差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の未処
理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出
し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加
算して更新する誤差配分更新手段とを備えたものであ
る。
【0066】以上のように、注目画素に付加するデータ
レベルを、注目画素もしくはその周辺の画素データを用
いて制御するようにしているので、ドットの分散性を細
かく制御できるようになる。例えば、ドットの分散性が
悪くなるハイライトやシャドウ領域だけにデータレベル
を付加できるようになる。
【0067】また、本発明の(第8の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、原画像のデータレベルに、所
定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベルとする
データ付加手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
入力レベルに加算するための第1補正集積誤差と、注目
画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
差とに分割する誤差再配分値決定手段と、入力レベルに
第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、入力補正
手段から出力される補正レベルの多値レベルを決定する
多値化手段と、補正レベルと多値レベルの差分である多
値化誤差を求める差分演算手段と、多値化誤差から注目
画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数
を用いて算出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の
集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備
え、第1補正集積誤差と第2補正集積誤差の分割、また
はデータ付加手段で付加されるデータレベルの少なくと
も1つが処理条件決定手段から出力される処理条件信号
によって制御されるものである。
【0068】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置と、第7の画像処理装置の効果を得られる
ようになり、集積誤差の分離と付加するデータレベルの
2つを協調して制御できるようになるので画質が向上す
る。
【0069】また、本発明の(第9の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、原画像のデータレベルに、所
定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベルとする
データ付加手段と、入力レベルに注目画素の集積誤差を
加算する入力補正手段と、入力補正手段から出力される
補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、補正
レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を求める差
分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の未処理画
素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、誤
差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して
更新する誤差配分更新手段と、誤差配分更新手段で用い
る配分係数を所定の周期で変更しながら発生する配分係
数発生手段とを備え、配分係数、またはデータ付加手段
で付加されるデータレベルの少なくとも1つが処理条件
決定手段から出力される処理条件信号によって制御され
るものである。
【0070】以上のように構成することにより、第5の
画像処理装置の効果に加え、第7の画像処理装置の効果
を得られるようになり、配分係数と付加するデータレベ
ルの2つを協調して制御できるようになるので画質が向
上する。
【0071】また、本発明の(第10の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、原画像のデータレベルに、所
定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベルとする
データ付加手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
入力レベルに加算するための第1補正集積誤差と、注目
画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
差とに分割する誤差再配分値決定手段と、入力レベルに
第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、入力補正
手段から出力される補正レベルの多値レベルを決定する
多値化手段と、補正レベルと多値レベルの差分である多
値化誤差を求める差分演算手段と、多値化誤差から注目
画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数
を用いて算出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の
集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、誤差
配分更新手段で用いる配分係数を所定の周期で変更しな
がら発生する配分係数発生手段とを備え、第1補正集積
誤差と第2補正集積誤差の分割、データ付加手段で付加
されるデータレベル、または配分係数の少なくとも1つ
が、処理条件決定手段から出力される処理条件信号によ
って制御されるものである。
【0072】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置の効果、第5の画像処理装置の効果、第7
の画像処理装置の効果を同時に得られるようになり、ま
た、集積誤差の配分、配分係数、そして付加データレベ
ルの3つを協調させることにより細かい制御が可能とな
り画質が向上する。
【0073】また、本発明の(第11の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルのみを用いて処理条件を
決定する処理条件決定手段と、注目画素のデータレベル
である入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力
補正手段と、処理条件決定手段から出力される第4処理
条件信号を用いて、多値化する場合のしきい値を生成す
るしきい値生成手段と、しきい値生成手段から出力され
るしきい値を用いて入力補正手段から出力される補正レ
ベルの多値レベルを決定する多値化手段と、補正レベル
と多値レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算
手段と、多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対
応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、誤差記憶
手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更新す
る誤差配分更新手段とを備えたものである。
【0074】以上のように、注目画素のデータレベルだ
けを用いてしきい値を生成しているので、周辺濃度も含
めた画像領域検出より処理速度が早く、かつドットの遅
延を抑制した画像を得ることができるようになる。
【0075】また、本発明の(第12の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、注目画素位置に対応した集積
誤差を注目画素のデータレベルである入力レベルに加算
するための第1補正集積誤差と、注目画素周辺の画素位
置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤
差再配分値決定手段と、入力レベルに第1補正集積誤差
を加算する入力補正手段と、処理条件決定手段から出力
される第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のし
きい値を生成するしきい値生成手段と、しきい値生成手
段から出力されるしきい値を用いて入力補正手段から出
力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段
と、補正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を
求める差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の
未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算
出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する誤差配分更新手段とを備え、処理条件
決定手段から出力される処理条件信号によって第1補正
集積誤差と第2補正集積誤差の分割が制御されるもので
ある。
【0076】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置の効果に加え、第11の画像処理装置の効
果も得ることができるようになり、集積誤差の分離とし
きい値生成の2つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0077】また、本発明の(第13の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、注目画素のデータレベルであ
る入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正
手段と、処理条件決定手段から出力される第4処理条件
信号を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するし
きい値生成手段と、しきい値生成手段から出力されるし
きい値を用いて入力補正手段から出力される補正レベル
の多値レベルを決定する多値化手段と、補正レベルと多
値レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段
と、多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素に対応す
る誤差配分値を配分係数を用いて算出し、誤差記憶手段
内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤
差配分更新手段と、誤差配分更新手段で用いる配分係数
を所定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手段
とを備え、配分係数は処理条件決定手段から出力される
処理条件信号によって制御されるものである。
【0078】以上のように構成することにより、第5の
画像処理装置の効果に加え、第11の画像処理装置の効
果も得ることができるようになり、誤差の配分係数とし
きい値生成の2つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0079】また、本発明の(第14の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、注目画素位置に対応した集積
誤差を注目画素のデータレベルである入力レベルに加算
するための第1補正集積誤差と、注目画素周辺の画素位
置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤
差再配分値決定手段と、入力レベルに第1補正集積誤差
を加算する入力補正手段と、処理条件決定手段から出力
される第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のし
きい値を生成するしきい値生成手段と、しきい値生成手
段から出力されるしきい値を用いて入力補正手段から出
力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段
と、補正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を
求める差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の
未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算
出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する誤差配分更新手段と、誤差配分更新手
段で用いる配分係数を所定の周期で変更しながら発生す
る配分係数発生手段とを備え、第1補正集積誤差と第2
補正集積誤差の分割、または配分係数の少なくとも1つ
が処理条件決定手段から出力される処理条件信号によっ
て制御されるものである。
【0080】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置の効果、第5の画像処理装置の効果に加
え、第11の画像処理装置の効果も得ることができるよ
うになり、集積誤差の分離、誤差の配分係数、しきい値
生成の3つを協調して制御できるので画質が向上する。
【0081】また、本発明の(第15の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、処理条件決定手段から出力さ
れる第3処理条件信号により制御されるデータレベルを
原画像のデータレベルに付加し注目画素の入力レベルと
するデータ付加手段と、入力レベルに注目画素の集積誤
差を加算する入力補正手段と、処理条件決定手段から出
力される第4処理条件信号を用いて、多値化する場合の
しきい値を生成するしきい値生成手段と、しきい値生成
手段から出力されるしきい値を用いて入力補正手段から
出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化手
段と、補正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差
を求める差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺
の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて
算出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差
と加算して更新する誤差配分更新手段とを備えたもので
ある。
【0082】以上のように構成することにより、第7の
画像処理装置の効果に加え、第11の画像処理装置の効
果も得ることができるようになり、付加するデータレベ
ルとしきい値生成の2つを協調して制御できるので画質
が向上する。
【0083】また、本発明の(第16の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、原画像のデータレベルに、所
定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベルとする
データ付加手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
入力レベルに加算するための第1補正集積誤差と、注目
画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
差とに分割する誤差再配分値決定手段と、入力レベルに
第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、処理条件
決定手段から出力される第4処理条件信号を用いて、多
値化する場合のしきい値を生成するしきい値生成手段
と、しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベルを
決定する多値化手段と、補正レベルと多値レベルの差分
である多値化誤差を求める差分演算手段と、多値化誤差
から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を
配分係数を用いて算出し、誤差記憶手段内の対応する画
素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段
とを備え、データ付加手段で付加されるデータレベル、
または第1補正集積誤差と第2補正集積誤差の分割の少
なくとも1つが処理条件決定手段から出力される処理条
件信号によって制御されるものである。
【0084】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置の効果、第7の画像処理装置の効果に加
え、第11の画像処理装置の効果も得ることができるよ
うになり、集積誤差の分離、付加するデータレベル、し
きい値生成の3つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0085】また、本発明の(第17の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、原画像のデータレベルに、所
定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベルとする
データ付加手段と、入力レベルに注目画素の集積誤差を
加算する入力補正手段と、処理条件決定手段から出力さ
れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
い値を生成するしきい値生成手段と、しきい値生成手段
から出力されるしきい値を用いて入力補正手段から出力
される補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段
と、補正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差を
求める差分演算手段と、多値化誤差から注目画素周辺の
未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算
出し、誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と
加算して更新する誤差配分更新手段と、誤差配分更新手
段で用いる配分係数を所定の周期で変更しながら発生す
る配分係数発生手段とを備え、データ付加手段で付加さ
れるデータレベル、または配分係数の少なくとも1つが
処理条件決定手段から出力される処理条件信号によって
制御されるものである。
【0086】以上のように構成することにより、第5の
画像処理装置の効果、第7の画像処理装置の効果に加
え、第11の画像処理装置の効果も得ることができるよ
うになり、配分係数の発生、付加するデータレベル、し
きい値生成の3つを協調して制御できるので画質が向上
する。
【0087】また、本発明の(第18の)画像処理装置
は、原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデー
タを多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素
周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手
段と、注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定
する処理条件決定手段と、原画像のデータレベルに、所
定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベルとする
データ付加手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
入力レベルに加算するための第1補正集積誤差と、注目
画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
差とに分割する誤差再配分値決定手段と、入力レベルに
第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、処理条件
決定手段から出力される第4処理条件信号を用いて、多
値化する場合のしきい値を生成するしきい値生成手段
と、しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベルを
決定する多値化手段と、補正レベルと多値レベルの差分
である多値化誤差を求める差分演算手段と、多値化誤差
から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を
配分係数を用いて算出し、誤差記憶手段内の対応する画
素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段
と、誤差配分更新手段で用いる配分係数を所定の周期で
変更しながら発生する配分係数発生手段とを備え、第1
補正集積誤差と第2補正集積誤差の分割、データ付加手
段で付加されるデータレベル、または配分係数の少なく
とも1つが処理条件決定手段から出力される処理条件信
号によって制御されるものである。
【0088】以上のように構成することにより、第4の
画像処理装置の効果、第5の画像処理装置の効果、第7
の画像処理装置の効果に加え、第11の画像処理装置の
効果も得ることができるようになり、集積誤差の分離、
配分係数の発生、付加するデータレベル、しきい値生成
の4つを協調して制御できるので画質が向上する。
【0089】なお、処理条件決定手段は、少なくとも1
色のデータレベルのハイライト領域もしくはシャドウ領
域のいずれか一方を含む領域を検出し、処理条件を決定
するようにしても良いし、注目画素のデータレベルのみ
用いて処理条件を決定するようにしても良いし、また、
処理条件決定手段は、少なくとも最大データレベルもし
くは最小データレベルのいずれか一方を含む領域を検出
し、処理条件を決定するようにしても良いし、画像領域
のエッジ量が所定の値以上ある領域を検出し、処理条件
を決定するようにしても良い。
【0090】また、処理条件決定手段は、画像領域は粒
状性が所定の値以上変化する領域を検出し、処理条件を
決定するようにしても良い。
【0091】誤差再配置決定手段は、同じ画素位置で色
が異なる多値データによって分割が制御されるようにし
ても良いし、処理条件信号が所定の信号になった場合、
注目画素の第1補正集積誤差、及び第2補正集積誤差を
共に0にするようにしても良い。なお、所定の信号を、
処理条件信号が少なくとも最大データレベルもしくは最
小データレベルのいずれか一方を検出した信号としても
良い。
【0092】また、配分係数の特定の周期を処理条件信
号によって変動させるようにしても良いし、配分係数の
配分値やフィルタのサイズを処理条件信号によって変動
させるようにしても良い。
【0093】また、配分係数発生手段から出力される配
分係数は第2補正集積誤差用と多値化誤差用の2通り出
力されるようにしても良い。
【0094】また、データ付加手段は、色によって付加
するデータレベルを変えるようにしても良く、処理条件
決定信号に基づき、原画像の特定のデータレベルだけ
に、所定のデータレベルを付加するようにしても良い。
なお、特定のデータレベルとは、少なくとも1色のデー
タレベルが低いデータレベル、もしくは高いデータレベ
ルであるとしても良く、多値化後の粒状性が極端に小さ
くなるデータレベルであるとしても良い。
【0095】また、しきい値生成手段は、処理条件決定
信号に基づき、1色の入力レベルが低いデータレベルの
場合、多値化するしきい値を下げ、1色の入力レベルが
高いデータレベルの場合、多値化するしきい値を上げる
ようにしても良い。
【0096】また、しきい値生成手段は、処理条件決定
信号に基づき、原画像の特定のデータレベルを多値化す
る場合のしきい値を特定周期で変動させるようにしても
良く、しきい値を生成する場合、少なくとも1色のしき
い値を他の色と変えるようにしても良い。
【0097】なお、本発明の画像処理システムおよび画
像処理用プログラムについては、上記の画像処理方法お
よび画像処理装置と同一の特徴を有しており、記載を省
略する。
【0098】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0099】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における画像処理装置のブロック図である。図1に
示す画像処理装置は入力補正手段1、多値化手段2、差
分演算手段3、誤差再配分値決定手段4、誤差配分更新
手段5、そして誤差記憶手段6からなる。
【0100】以後、実施の形態では、記録系の場合を示
し、データレベルを濃度レベルとして説明する。
【0101】誤差再配分値決定手段4は、注目画素位置
に対応する集積誤差17を誤差再配分制御信号19に従
って、第1補正集積誤差12と第2補正集積誤差16と
に分離する。入力補正手段1は原画像を画素単位でサン
プリングした多階調の濃度レベル10に、誤差再配分値
決定手段4から出力される第1補正集積誤差12を加算
し、補正レベル11を生成する。多値化手段2は補正レ
ベル11と複数の所定のしきい値13とを比較し、多値
データ14を出力する。差分演算手段3では補正レベル
11と多値データ14とから多値化誤差15を求める。
誤差配分更新手段5は多値化誤差15と第2補正集積誤
差16を所定の配分係数(配分比)で分配し、誤差記憶
手段6に格納(もしくは誤差配分更新手段5に格納)さ
れている注目画素周辺の未処理画素に対応する画素位置
の集積誤差18に加算し集積誤差を更新する。
【0102】図2はカラー画像処理装置の実施例であ
る。カラー信号の場合、多階調の濃度レベル10である
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K
(ブラック)の信号はそれぞれ、画像処理装置21〜2
4に入力される。多値化されたデータは信号線19,3
0,31,32に出力される。図2に示すカラー画像処
理装置では、本発明の実施の形態1における画像処理装
置を画像処理装置22に配置した形態を取っている(こ
の形態に限られるものではない。)。
【0103】この実施例では図1で入力される誤差再配
分制御信号19は、画像処理装置21から出力される他
の色の多値データになる。注目画素位置に他の色のドッ
トが配置されたとき、粒状性を良くするために、他の色
のドットを配置しない方が画質が向上する場合がある。
したがって、この場合注目画素位置に対応する集積誤差
を注目画素の濃度レベルに加えず、原画像の濃度レベル
のみで多値化を行った方が、同じ位置にドットが配置さ
れにくくなり、高画質を得ることができる。
【0104】なお、誤差再配分制御信号を用いて集積誤
差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差に分離する色
を1色のみにしても良い。
【0105】また、誤差再配分制御信号19は他の色の
ドットの配置の情報に限られるものではないが、本発明
の実施の形態では、他の色のドットが存在するか否かを
示す信号として説明する。
【0106】図3は誤差再配分値決定手段4の実施例で
ある第1誤差再配分値決定回路のブロック図である。第
1誤差再配分値決定回路は比較器41,42、論理素子
43、セレクタ44,45からなる。注目画素位置に対
応する集積誤差17はまず比較器41,42に入力され
る。比較器41では所定の値46と比較する。所定の値
46は例えば濃度レベル「0」がある。また、集積誤差
17は比較器42で所定の値47と比較される。所定の
値47は例えば濃度レベル「128」がある。比較器4
1は集積誤差17が所定のしきい値46より大きいと
き、信号線48をハイレベルにする。また、比較器42
は集積誤差17が所定の値47より小さいとき、信号線
49をハイレベルにする。つまり、これらの出力信号4
8,49により集積誤差17が所定の範囲内(所定の値
46より大きく、所定の値47より小さい)にあるか否
かが判断できる。
【0107】論理素子43は、誤差再配分制御信号19
がハイレベル(他の色のドットが打たれたことを示す)
で、比較器48,49の出力がハイレベルのときのみ、
信号線50をハイレベルにする。セレクタ44は信号線
50がハイレベルのとき所定の値51を出力し、信号線
50がローレベルのとき、集積誤差17を出力する。つ
まり、注目画素位置で他のドットが打たれ、かつ注目画
素位置に対応する集積誤差が所定の範囲内にあるとき、
集積誤差17の替わりに所定の値51(例えば値
「0」)を出力する。これにより、色ドットが重なる割
合を減らすことができる。セレクタ44から出力される
値は、第1補正集積誤差12となる。セレクタ45は、
逆に信号線50がハイレベルのとき集積誤差17を出力
し、信号線50がローレベルのとき所定の値52(例え
ば値「0」)を出力する。セレクタ45から出力される
値が第2補正集積誤差16となる。
【0108】なお、本実施例は所定の値46、47を固
定値としたが、注目画素もしくは注目画画素周辺の濃度
レベルによって変動させてもよい。
【0109】また、第1補正集積誤差12および第2補
正集積誤差16として、集積誤差17もしくは所定の値
「0」のいずれかを選択する構成にしたが、この方法に
限られるものではなく、選択信号によって配分比を変え
る構成にしても良い。
【0110】入力補正手段1は加算器で構成することが
でき、多値化手段2は複数の比較器とセレクタで構成す
ることができ、また差分演算手段3は差分器で構成する
ことができる(図示していない)。一般に知られている
方法を用いると良い。また、誤差記憶手段6としてはR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)、もしくはライン
バッファを用いると良い。
【0111】図4は誤差配分更新手段5の実施例である
第1誤差配分更新回路のブロック図である。第1誤差配
分更新回路は加算器61〜64、乗算器65〜68、レ
ジスタ69〜71、除算器72からなる。
【0112】加算器61は誤差再配分値決定手段4から
出力される第2補正集積誤差16と、差分演算手段3か
ら出力される多値化誤差15を加算する。得られた補正
多値化誤差76は、それぞれ所定の値77a〜77dと
乗算器65〜68で乗算される。所定の値77a〜77
dとしては図54(a)に示す配分係数を用いるとよ
い。すなわち、所定の値77aは値「7」、所定の値7
7bは値「1」、所定の値77cは値「5」、所定の値
77dは値「3」がある。乗算器66で生成された配分
誤差82はレジスタ70へ格納される。レジスタは画素
のサンプリングに同期してデータを格納する。つまり、
レジスタ70からは前の画素の乗算結果が出力されてい
る。加算器63は前の画素の配分誤差85と乗算器67
から出力される配分誤差83とを加算し、レジスタ71
へ出力する。同様にレジスタ71は1画素分データを遅
延させる。加算器64から出力される信号は配分係数の
下段分を集積した集積誤差18aとなり、誤差記憶手段
6で記憶される。
【0113】加算器62では1ライン前の集積誤差18
bと注目画素の配分誤差81が加算される。加算結果は
除算器72へ入力され、所定の値で除算される。所定の
値は配分係数をすべて加えた値を用いる。なお、本実施
例では図54(a)に示す配分係数を用いているので、
値「16」で除算する。なお、回路を簡略化するため加
算結果88を4ビットのシフトで実現してもよい。除算
結果89はレジスタ69へ格納され、次の画素の処理
で、最終的な集積誤差17として出力される。
【0114】なお、本実施例では第2補正集積誤差16
と多値化誤差15を加算して、同じ配分係数で配分した
が、それぞれ別の配分係数で分配してもよい。
【0115】以上に示すように集積誤差を誤差再配分制
御信号によって第1補正集積誤差と第2補正集積誤差へ
分離しているので、粒状性のよい画像を得ることができ
るようになる。特に、誤差再配分制御信号として他の色
のドットの配置情報を用いると、ドットの重なりが少な
くなり、粒状性がよい画像を得ることができる。
【0116】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2における画像処理装置のブロック図である。図5に
示す画像処理装置は入力補正手段91、多値化手段9
2、差分演算手段93、誤差再配分値決定手段94、誤
差配分更新手段95、配分係数発生手段96、そして誤
差記憶手段97からなる。
【0117】誤差再配分値決定手段94は、注目画素位
置に対応する集積誤差107を誤差再配分制御信号11
0に従って、第1補正集積誤差101と第2補正集積誤
差106とに分離する。入力補正手段91は原画像を画
素単位でサンプリングした多階調の濃度レベル100
に、誤差再配分値決定手段94から出力される第1補正
集積誤差101を加算し、補正レベル102を生成す
る。多値化手段92は補正レベル102と複数の所定の
しきい値103とを比較し、多値データ104を出力す
る。差分演算手段93では補正レベル102と多値デー
タ104とから多値化誤差105を求める。配分係数発
生手段96は、所定の周期で配分係数108を発生し、
誤差配分更新手段95に出力する。誤差配分更新手段9
5は多値化誤差105と第2補正集積誤差106を配分
係数108で分配し、誤差記憶手段97に格納(もしく
は誤差配分更新手段95に格納)されている注目画素周
辺の未処理画素に対応する画素位置の集積誤差109に
加算し、集積誤差を更新する。
【0118】図5において、入力補正手段91、多値化
手段92、差分演算手段93、誤差再配分値決定手段9
4、誤差配分更新手段95、そして誤差記憶手段97は
実施の形態1と同じ構成でそれぞれ実現できる。したが
って、配分係数発生手段96について説明する。
【0119】図6は配分係数発生手段96の実施例であ
る第1配分係数発生回路のブロック図である。第1配分
係数発生回路はランダム信号発生手段111、セレクタ
112からなる。ランダム信号発生手段111からは1
ビットのランダム信号118が出力される。ランダム信
号118は、コンピュータなどで生成した1ビットのラ
ンダム値をあらかじめテーブルに格納しておき、画素毎
に出力する構成にするとよい。セレクタ112はランダ
ム信号118により、第1配分係数113と第2配分係
数のいずれか一方を選択し、配分係数108として出力
する。出力された配分係数108は誤差配分更新手段9
5へ入力される。第1配分係数113としては、図54
(b)に示す配分係数、第2配分係数114としては図
54(c)に示す配分係数を用いると良い。なお、配分
係数はこれに限られるものではない。また、配分係数の
フィルタのサイズを変えても良い。さらに、配分係数も
2通りに限られるものではなく、3つ以上の配分係数を
切り替えるようにしても良い(以後の実施の形態でも同
様である。)。
【0120】また、配分係数発生手段96から出力され
る配分係数108を第2補正集積誤差106用と多値化
誤差105用の2通り出力しても良い。この場合、第2
補正集積誤差106と多値化誤差105は別の配分係数
で配分されることになる。分配後、合成(加算)してそ
れぞれの位置の集積誤差にするとよい。
【0121】誤差配分値決定手段94により色ドットの
重なりが少ない粒状性のよい画像を得ることができるよ
うになるだけではなく、配分係数発生手段96を設けた
ことにより画像のテクスチャの発生を抑制することがで
きるようになる。
【0122】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3における画像処理装置のブロック図である。図7に
示す画像処理装置はデータ付加手段121、入力補正手
段122、多値化手段123、差分演算手段124、誤
差再配分値決定手段125、誤差配分更新手段126、
配分係数発生手段127、そして誤差記憶手段128か
らなる。
【0123】データ付加手段121は原画像を画素単位
でサンプリングした多階調の濃度レベル131に、注目
画素の濃度レベルとは異なる所定の周期で変動する濃度
レベル(データレベル)を加え、入力レベル132を生
成する。誤差再配分値決定手段125は、注目画素位置
に対応する集積誤差139を誤差再配分制御信号140
に従って、第1補正集積誤差136と第2補正集積誤差
138とに分離する。入力補正手段122はデータ付加
手段121から出力される入力レベル132に、誤差再
配分値決定手段125から出力される第1補正集積誤差
136を加算し、補正レベル133を生成する。多値化
手段123は補正レベル133と複数の所定のしきい値
134とを比較し、多値データ135を出力する。差分
演算手段124では補正レベル133と多値データ13
5とから多値化誤差137を求める。配分係数発生手段
127は、所定の周期で配分係数141を発生し、誤差
配分更新手段126に出力する。誤差配分更新手段12
6は多値化誤差137と第2補正集積誤差138を配分
係数141で分配し、誤差記憶手段128に格納(もし
くは誤差配分更新手段126に格納)されている注目画
素周辺の未処理画素に対応する画素位置の集積誤差14
2に加算し、集積誤差を更新する。
【0124】図7において、入力補正手段122、多値
化手段123、差分演算手段124、配分係数発生手段
127、誤差再配分値決定手段125、誤差配分更新手
段126、そして誤差記憶手段128は実施の形態2と
同じ構成でそれぞれ実現できる。したがって、データ付
加手段121について説明する。
【0125】図8はデータ付加手段121の実施例であ
る第1データ付加回路のブロック図である。第1データ
付加回路はデータ発生手段151と加算器152とから
なる。原画像を画素単位でサンプリングした多階調の濃
度レベル131は加算器152でデータ発生手段151
から出力される濃度レベル164と加算され、入力レベ
ル132を生成する。
【0126】データ発生手段151は、ラインデータ発
生手段153〜156とセレクタ157からなる。セレ
クタ157は、注目画素のライン情報165に基づきラ
インデータ発生手段153〜156から出力される付加
データレベル170〜173のいずれか一つを選択し出
力する。本実施の形態では4ラインの周期で選択する付
加データレベル170〜173が変化する。なお、本実
施の形態ではラインデータ発生手段を4つにしたが、4
つに限られるものではない。
【0127】ラインデータ発生手段153は、複数のレ
ジスタ(あるいはフリップフロップの集合)158〜1
61からなる。レジスタの値が画素毎に巡回するため、
レジスタ161から出力されるデータは、4画素周期で
変化する。レジスタの初期値は信号線166を通して設
定される。
【0128】なお、本実施例ではラインデータ発生手段
153に4つのレジスタ158〜161を設けたが、4
つに限られるものではない。
【0129】また、複数のレジスタに設定する初期値を
色によって変えることによって、各色で異なるドットの
分散を発生させることができるようになる。
【0130】データ付加手段121を設けたことによ
り、実施の形態2に示す効果に加え、濃度変化の少ない
画像や計算機で生成された均一な濃度の画像に対しても
テクスチャを大幅に抑制することができるようになる。
【0131】また、データレベルを付加しないで多値化
した場合に、粒状性が極端に小さくなるデータレベルに
データを付加することにより、粒状感の連続性をよくす
ることができる。
【0132】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4における画像処理装置のブロック図である。図9に
示す画像処理装置は入力補正手段181、多値化手段1
82、差分演算手段183、処理条件決定手段184、
誤差再配分値決定手段185、誤差配分更新手段18
6、そして誤差記憶手段187からなる。
【0133】処理条件決定手段184は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル191のう
ち、注目画素のみ、もしくは注目画素と注目画素位置周
辺の濃度レベルを用いて、処理条件を決定し、第1処理
条件信号196を出力する。誤差再配分値決定手段18
5は、注目画素位置に対応する集積誤差199を誤差再
配分制御信号200と第1処理条件信号196とに基づ
き、第1補正集積誤差197と第2補正集積誤差198
とに分離する。入力補正手段181は注目画素の濃度レ
ベルである入力レベル191に第1補正集積誤差197
を加算し、補正レベル192を生成する。多値化手段1
82は補正レベル192と複数の所定のしきい値193
とから、多値データ194を生成する。差分演算手段1
83では補正レベル192と多値データ194とから多
値化誤差195を求める。誤差配分更新手段186は多
値化誤差195を配分係数で分配し、誤差記憶手段18
7に格納(もしくは誤差配分更新手段186に格納)さ
れている注目画素周辺の未処理画素に対応する画素位置
の集積誤差201に加算し、集積誤差を更新する。
【0134】図9において、入力補正手段181、多値
化手段182、差分演算手段183、誤差配分更新手段
186、そして誤差記憶手段187は実施の形態1と同
じ構成でそれぞれ実現できる。したがって、処理条件決
定手段184、および誤差再配分値決定手段185につ
いて説明する。
【0135】図10は処理条件決定手段184の第1の
実施例である処理条件決定回路Aのブロック図である。
本実施例の処理条件決定回路Aは画像のハイライト領域
およびシャドウ領域を検出するための回路である。
【0136】図10に示す処理条件決定回路Aはライン
バッファ204,205、加算器206,207,21
3,214、レジスタ(フリップフロップの集合)21
1,212、比較器208,209、論理素子210か
らなる。なお、ブロック231,232,233は同じ
構成である。
【0137】原画像を画素単位でサンプリングした多階
調の濃度レベル191aはレジスタ211に入力され
る。1画素分遅延した後、レジスタ211の出力信号2
28はレジスタ212に入力される。さらに1画素分遅
延した後、レジスタ212は信号230を出力する。こ
れらにより3画素分の濃度レベル191a,228,2
30を同時に扱えるようになる。加算器213は濃度レ
ベル191aと信号228を加算し、さらに加算結果2
29は加算器214で信号230と加算される。これに
より、3画素分の画像データが加算されることになる。
ラインバッファ204は1ライン分の画像データを遅延
させる。また、ラインバッファ205はさらに1ライン
分画像データを遅延させる。ブロック232,233は
ブロック231と同じ回路で構成なので、これらにより
3行3列の画素の濃度レベルが同時に扱えるようにな
る。加算器206,207により、3ライン分の画像デ
ータが加算される。合計9画素の加算データ223は比
較器208,209でそれぞれ所定の値224,225
と比較される。加算データ223が所定のしきい値22
4より小さい場合、比較器208はハイライト領域であ
ることを示すハイレベル信号を信号線226に出力し、
一方しきい値225より大きい場合、比較器209はシ
ャドウ領域であることを示すハイレベル信号を信号線2
27に出力する。信号線226,227のいずれか一方
がハイレベルのとき、論理素子210は(第1)処理条
件信号196aをハイレベルにする。
【0138】本実施例では注目画素の画素位置は3行3
列目の画像データ(最も古い画素データ)になる。した
がって、入力補正手段181に入力される濃度レベル1
91も遅延させる必要がある(遅延回路は図示していな
い)。遅延回路は図10に示す処理条件決定回路Aのラ
インバッファやレジスタを共通で用いてもよい。
【0139】なお、注目画素位置はこの画素位置のデー
タに限るものではない。また、3×3画素の領域の濃度
レベルから画像領域を検出したが、この領域サイズに限
るものではない。
【0140】図11は処理条件決定手段184の第2の
実施例である処理条件決定回路Bのブロック図である。
本実施例の処理条件決定回路Bは原画像の注目画素が最
小濃度レベルもしくは最大濃度レベルであるか否かを検
出する。
【0141】図11に示す処理条件決定回路Bは比較器
241,242、論理素子243からなる。注目画素の
濃度レベル191bは比較器241に入力され最小濃度
レベル246と等しいか否かが判定される。濃度レベル
191bが最小濃度レベル246と等しい場合、比較器
241は信号線247へハイレベルを出力する。また、
濃度レベル191bは比較器242に入力され、最大濃
度レベル248に等しいか否かが判定される。濃度レベ
ル191bが最大濃度レベル248と等しい場合、比較
器242は信号線249へハイレベルを出力する。信号
線247,249の一方がハイレベルになった場合、論
理素子243は(第1)処理条件信号196bをハイレ
ベルにする。
【0142】図12は処理条件決定手段184の第3の
実施例である処理条件決定回路Cのブロック図である。
本実施例の処理条件決定回路Cはエッジ検出により文字
・線画領域を検出する。
【0143】図12に示す処理条件決定回路Cはライン
バッファ251,252、レジスタ253〜256、加
算器257〜259、乗算器260、差分器261、比
較器262からなる。処理条件決定回路Cはエッジ検出
回路として良く知られている。ラインバッファは画像デ
ータを1ライン分遅延させる。従ってラインバッファ2
51から出力される画像は1ライン分遅延し、ラインバ
ッファ252から出力される画像は2ライン分遅延して
いる。またレジスタは1画素分画像データを遅延させ
る。本実施例における注目画素位置の濃度レベルはレジ
スタ254から出力される濃度レベル270である。加
算器258から出力されるデータは注目画素周辺の縦横
に隣接する濃度レベル267,269,272,273
をすべて加算した値となる。注目画素位置の濃度レベル
270は乗算器260に入力され、所定の値(例えば値
「4」)と乗算される。乗算器260の出力と加算器2
58の出力の差分値(絶対値)が差分器261で計算さ
れる。差分値277は比較器262で所定の値278と
比較され、所定の値278より差分値277が大きい場
合、比較器は(第1)処理条件信号196cをハイレベ
ルにする。
【0144】なお、本実施例の処理条件決定回路Cを用
いる場合、入力補正手段181に入力される濃度レベル
191も遅延させる必要がある(遅延回路は図示してい
ない)。
【0145】図13は処理条件決定手段184の第4の
実施例である処理条件決定回路Dのブロック図である。
本実施例の処理条件決定回路Dは、原画像の特定領域の
平均濃度レベルを検出する。特定の濃度レベルの画像を
多値化した場合、粒状性が他よりも顕著に変化する(小
さくなる)濃度レベル領域があり、これがグラデーショ
ンのような画像において、粒状感の連続性を悪くする場
合がある。したがって、この濃度領域を検出する。
【0146】図13に示す処理条件決定回路Dはライン
バッファ281、レジスタ282,283、加算器28
4、除算器285、ルックアップテーブル286からな
る。注目画素位置の濃度レベルはレジスタ283から出
力される濃度レベル293である。ラインバッファ28
1は画像データを1ライン分遅延させ、レジスタ28
2,283は画像データを1画素分遅延させる。したが
って、加算器284は2×2の領域の濃度レベルをすべ
て加算した結果を信号線294へ出力する。除算器28
5では加算結果を値「4」で除算し、平均濃度レベル2
95を出力する。なお、値「4」の場合は単に2ビット
シフトで構成してもよい。ルックアップテーブル286
では、平均濃度レベル295から、濃度レベルが所定の
範囲にあるかどうかを判定した信号である(第1)処理
条件信号196dを出力する。
【0147】なお、ルックアップテーブル286を用い
たが、比較器で濃度レベルが所定の範囲内にあるかを判
定しても良い。
【0148】また、処理条件決定回路Dで2×2の領域
の平均濃度レベルを計算する構成にしたが、この領域サ
イズに限られるものではない。また、本実施例の処理条
件決定回路Dを用いる場合、入力補正手段181に入力
される濃度レベル191も遅延させる必要がある(遅延
回路は図示していない)。
【0149】以上のように処理条件決定手段184とし
て様々な回路を実現できるが、それぞれ単独で構成して
もよいし、いくつかを組み合わせてもよい。組み合わせ
る場合、複数の(第1)処理条件信号から画像領域を判
定する画像領域判定手段を設けるとよい。
【0150】図14は前述の4つの処理条件決定回路を
組み合わせた場合の、第1処理条件信号を生成する画像
領域判定手段の実施例である画像領域判定回路である。
【0151】処理条件決定回路Aから出力される(第
1)処理条件信号196a、処理条件決定回路Bから出
力される(第1)処理条件信号196b、処理条件決定
回路Cから出力される(第1)処理条件信号196c、
処理条件決定手段Dから出力される(第1)処理条件信
号196dは、ルックアップテーブル301へ入力され
る。ルックアップテーブル301から出力される制御信
号が第1処理条件信号196となる。詳細な制御のしか
たについては後述する。
【0152】なお、処理条件決定手段184の本実施例
ではラインバッファによって画像データを遅延させ、同
時に複数ライン分の濃度レベルを処理できるようにした
が、ラインバッファを用いずにメモリから直接読み取る
構成にしてもよい。
【0153】図15は誤差再配分値決定手段185の実
施例である第2誤差再配分値決定回路である。図15に
示す第2誤差再配分値決定回路は論理素子311〜31
3、比較器314,315、セレクタ316,317か
らなる。
【0154】注目画素位置に対応する集積誤差199は
まず比較器314,315に入力される。比較器314
では所定の値321と比較する。所定の値321は例え
ば濃度レベル「0」がある。また、集積誤差199は比
較器315で所定の値322と比較される。所定の値3
22は濃度レベル「128」がある。比較器314は集
積誤差199が所定のしきい値321より大きい場合、
出力線323をハイレベルにする。また、比較器315
は集積誤差199が所定の値322より小さい場合、出
力線324をハイレベルにする。つまり、これらの出力
信号323,324により集積誤差199が所定の範囲
内にあるか否かが判断できる。
【0155】論理素子311は、誤差再配分制御信号2
00がハイレベル(他の色のドットが打たれたことを示
す)で、比較器314,315の出力がハイレベルで、
かつ処理条件決定手段184から出力される第1処理条
件信号196cがローレベルのときのみ、信号線325
をハイレベルにする。第1処理条件信号196cとして
は、図12で示した文字・線画領域の検出信号が好まし
い。つまり、文字・線画領域が検出された場合は、論理
素子311はローレベルを出力する。また、本実施例で
は第1処理条件信号196bも第2誤差再配分値決定回
路の入力信号としている。第1処理条件信号196bと
しては、図11で示した最大濃度レベルもしくは最小濃
度レベル検出信号が好ましい。論理素子312は、第1
処理条件信号196bがハイレベル(最大濃度レベルも
しくは最小濃度レベルを検出した場合)であるか、論理
素子311の出力がハイレベルのとき、信号線326に
ハイレベルを出力する。セレクタ316は信号線326
がハイレベルのとき所定の値328を出力し、信号線3
26がローレベルのとき、集積誤差199を出力する。
つまり、最大濃度レベルもしくは最小濃度レベルを検出
した場合、もしくは注目画素位置で他の色のドットが打
たれ、かつ注目画素位置に対応する集積誤差199が所
定の範囲内にあるとき、集積誤差199ではなく所定の
値328(例えば値「0」)を出力する。これにより、
下地等の最白部や最黒部における不要な誤差の伝搬の抑
制、もしくは色ドットが重なる割合を減らすことができ
る。セレクタ316から出力される値は、第1補正集積
誤差197となる。セレクタ317は、信号線325が
ハイレベルで、第1処理条件信号196bがローレベル
(最大濃度レベルおよび最大濃度レベルを検出していな
い)のとき集積誤差199を出力し、信号線325がロ
ーレベルまたは第1処理条件信号196bがハイレベル
のときは所定の値329(例えば値「0」)を出力す
る。セレクタ317から出力される値が第2補正集積誤
差198となる。
【0156】なお、本実施例は所定の値321、322
を固定値としたが、注目画素もしくは注目画画素周辺の
濃度レベルによって変動させてもよい。
【0157】また、第1補正集積誤差197および第2
補正集積誤差198として、集積誤差199もしくは所
定の値「0」のいずれかを選択する構成にしたが、この
方法に限られるものではなく、選択信号によって集積誤
差199の配分比を変える構成にしても良い。
【0158】また、第1処理条件信号196b,196
cを用いたが、この信号に限るものではなく、その他の
第1処理条件信号196a,196dやこれらを複合さ
せた信号を用いても良い。
【0159】(実施の形態5)図16は本発明の実施の
形態5における画像処理装置のブロック図である。図1
6に示す画像処理装置は入力補正手段331、多値化手
段332、差分演算手段333、誤差配分更新手段33
4、配分係数発生手段335、処理条件決定手段33
6、そして誤差記憶手段337からなる。
【0160】処理条件決定手段336は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル341のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、処理条件を決定し、第2処理条件信号346を
出力する。入力補正手段331は多階調の濃度レベル3
41に、注目画素位置に対応する集積誤差349を加算
し、補正レベル342を生成する。多値化手段332は
補正レベル342と複数の所定のしきい値343とか
ら、多値データ344を生成する。差分演算手段333
では補正レベル342と多値データ344とから多値化
誤差345を求める。配分係数発生手段335は、特定
の周期で配分係数347を発生し、誤差配分更新手段3
34に出力する。このとき配分係数発生手段335の特
定の周期は処理条件決定手段336から出力される第2
処理条件信号346によって制御される。誤差配分更新
手段334は多値化誤差345を配分係数347で分配
し、誤差記憶手段337に格納(もしくは誤差配分更新
手段334に格納)されている注目画素周辺の未処理画
素に対応する画素位置の集積誤差348に加算し、集積
誤差を更新する。
【0161】図16において、入力補正手段331、多
値化手段332、差分演算手段333、処理条件決定手
段336、そして誤差記憶手段337は実施の形態4と
同じ構成でそれぞれ実現できる。したがって、誤差配分
更新手段334、配分係数発生手段335について説明
する。
【0162】誤差配分更新手段334の実施例である第
2誤差配分更新回路は、図4に示す第1誤差配分更新回
路を若干変更して実現できる。第2誤差配分更新回路は
第2補正集積誤差16が存在しないため、加算器61を
なくした構成となる(図示していない。)。
【0163】図17は配分係数発生手段335の実施例
である第2配分係数発生回路のブロック図である。図1
7に示す第2配分係数発生回路は、第1ランダム信号発
生手段351、第2ランダム信号発生手段352、セレ
クタ353、そして配分係数選択手段115からなる。
配分係数選択手段115は図6に示す第1配分係数発生
回路の点線で囲まれているブロック115と同じ構成で
実現できる。
【0164】第1ランダム信号発生手段351と第2ラ
ンダム信号発生手段352とは、1ビットのランダム信
号の値「0」と値「1」の発生割合が異なる。例えば、
図54(b)、図54(c)の2つの配分係数を切り替
える場合、第1ランダム信号発生手段351からは統計
的にほぼ半分ずつそれぞれの配分係数を選択する信号を
発生させ、第2ランダム信号発生手段352からは、ど
ちらか一方の配分係数が多く選択されるランダム信号を
発生するようにするとよい。セレクタ353は第2処理
条件信号346に基づいて、第1ランダム信号354と
第2ランダム信号355を切り替える。配分係数選択手
段115からは選択された配分係数347が出力され
る。
【0165】なお、本実施例では第1ランダム信号発生
手段351と第2ランダム信号発生手段352の2つの
ランダム信号発生手段を設けたが、2つに限られるもの
ではなく、細かく制御するために3つ以上のランダム信
号発生手段を設けてもよい。また、複数のランダム信号
発生手段を設けるのではなく、処理条件決定手段から出
力される第2処理条件信号により、1つのランダム信号
を制御して、配分係数を選択する割合を変化させてもよ
い。例えば、ランダム信号を遅延させ複数のランダム信
号を発生させ、OR素子やAND素子でその信号を論理
合成することにより、値「1」と値「0」の割合を変化
させることができる。
【0166】また、ランダム信号を制御するだけでな
く、配分係数の選択自体を第2処理条件信号で制御する
(セレクタ112を制御する)ようにしてもよい(以後
の実施例でも同様である。)。
【0167】ランダムに配分係数を切り替えると、テク
スチャの発生は抑制することができるが、逆に粒状性は
悪くなる。したがって、粒状性とテクスチャの関係から
適切な配分係数やランダム割合を選択した方が、画質が
向上する。ハイライトやシャドウ領域の場合、ドットを
分散させた方が誤差拡散法に見られるドット遅延が少な
くなり、画質が良くなる。そのためランダムに配分係数
が切り替わる方が良い。また、最小濃度レベルや最大濃
度レベルの場合は、配分係数をすべて値「0」にして、
誤差を伝搬しないようにすると、不必要なドットの発生
を防ぐことができる。文字・線画領域のようなテクスチ
ャが目立たない領域では逆にランダムに配分係数を切り
替えない方が画質が向上する。さらに、粒状度が極端に
低くなるため、逆に粒状性を悪くした方がよい濃度レベ
ルの領域(例えば、多値レベル付近の濃度レベル)も存
在し、その領域の場合は配分係数を粒状度が悪くなるよ
うに切り替えると、他の濃度レベル領域との粒状感の均
一性が保てるようになる。
【0168】(実施の形態6)図18は本発明の実施の
形態6における画像処理装置のブロック図である。図1
8に示す画像処理装置は入力補正手段361、多値化手
段362、差分演算手段363、処理条件決定手段36
4、誤差再配分値決定手段365、誤差配分更新手段3
66、配分係数発生手段367、そして誤差記憶手段3
68からなる。
【0169】処理条件決定手段364は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル371のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルか
ら、特定の画像領域を検出し、第1処理条件信号375
と第2処理条件信号374を出力する。誤差再配分値決
定手段365は、注目画素位置に対応する集積誤差38
2を誤差再配分制御信号383と第1処理条件信号37
5とに基づき、第1補正集積誤差373と第2補正集積
誤差381とに分離する。入力補正手段361は多階調
の濃度レベル371に第1補正集積誤差373を加算
し、補正レベル372を生成する。多値化手段362は
補正レベル372と複数の所定のしきい値376とか
ら、多値データ377を生成する。差分演算手段363
では補正レベル372と多値データ377とから多値化
誤差378を求める。配分係数発生手段367は、特定
の周期で配分係数379を発生し、誤差配分更新手段3
66に出力する。このとき配分係数発生手段367の配
分係数は処理条件決定手段364から出力される第2処
理条件信号374によって制御される。誤差配分更新手
段366は多値化誤差378を配分係数379で分配
し、誤差記憶手段368に格納(もしくは誤差配分更新
手段366に格納)されている注目画素周辺の未処理画
素に対応する画素位置の集積誤差380に加算し、集積
誤差を更新する。
【0170】図18において、入力補正手段361、多
値化手段362、差分演算手段363、処理条件決定手
段364、誤差再配分値決定手段365、誤差配分更新
手段366、配分係数発生手段367、そして誤差記憶
手段368は前述した構成と同じ構成でそれぞれ実現で
きる。なお、処理条件決定手段364からは、第1処理
条件信号375と第2処理条件信号374が出力されて
いるが、図14に示すルックアップテーブルから、それ
ぞれ別の処理条件信号として出力しても良いし、同じ処
理条件信号としてもよい。
【0171】なお、本実施の形態では処理条件決定手段
364によって、誤差再配分値決定手段365と配分係
数発生手段367の両方を制御する構成にしたが、どち
らか一方だけ制御するようにしても良い。
【0172】本実施の形態をとることにより、文字・線
画領域では他の色ドットが存在してもドットの重ね打ち
するので、文字・線画のエッジの先鋭度が増し、文字・
線画領域での画質が向上する。また、最大濃度レベルも
しくは最小濃度レベルを検出した場合に、集積誤差の伝
搬を止めることができ、不必要なノイズの発生を抑制で
きる効果もある。
【0173】(実施の形態7)図19は本発明の実施の
形態7における画像処理装置のブロック図である。図1
9に示す画像処理装置は入力補正手段391、多値化手
段392、差分演算手段393、処理条件決定手段39
4、データ付加手段395、誤差配分更新手段396、
そして誤差記憶手段397からなる。
【0174】処理条件決定手段394は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル401のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第3処理条件信号409を出力する。データ付
加手段395は第3処理条件信号409に基づいて、濃
度レベル401に所定の周期で変動する濃度レベルを加
え、入力レベル402を生成する。入力補正手段391
は入力レベル402に、注目画素位置に対応する集積誤
差408を加算し、補正レベル403を生成する。多値
化手段392は補正レベル403と複数の所定のしきい
値404とから、多値データ405を生成する。差分演
算手段393では補正レベル403と多値データ405
とから多値化誤差406を求める。誤差配分更新手段3
96は多値化誤差406を配分係数で分配し、誤差記憶
手段397に格納(もしくは誤差配分更新手段396に
格納)されている注目画素周辺の未処理画素に対応する
画素位置の集積誤差407に加算し、集積誤差を更新す
る。
【0175】図19において、入力補正手段391、多
値化手段392、差分演算手段393、処理条件決定手
段394、誤差配分更新手段396、そして誤差記憶手
段397は前述と同じ構成でそれぞれ実現できる。した
がって、データ付加手段395について説明する。な
お、処理条件決定手段394からは第3処理条件信号4
09が出力されているが、前述の処理条件信号のいずれ
か、もしくは図14に示すルックアップテーブルから出
力される処理条件信号を用いると良い。
【0176】図20はデータ付加手段395の実施例で
ある第2データ付加回路である。図20に示す第2デー
タ付加回路はデータ発生手段151、乗算器411、加
算器412、セレクタ413からなる。データ発生手段
151は図8に示す第1データ付加回路のブロック15
1と同じ回路で構成できる。処理条件決定手段394か
ら出力される第3処理条件信号409はセレクタ413
に入力され、乗数417〜419の選択信号となる。選
択された乗数420は乗算器411で付加データレベル
416と乗算され、乗算結果である付加レベル421は
加算器412に出力される。加算器412では濃度レベ
ル401と付加レベル421を加算して、入力レベル4
02を生成する。
【0177】また乗数417〜419の1つを「0」に
することにより、特定の濃度レベルだけにデータを付加
できるようにすることもできる。
【0178】本実施例ではデータ付加手段395で、濃
度レベル401を第3処理条件信号409に基づいて修
正する構成にしている。したがって、原画像の濃度レベ
ル401に付加するデータレベルを画像の領域毎に変更
することができ、さらに粒状性を細かく制御できるよう
になる。
【0179】(実施の形態8)図21は本発明の実施の
形態8における画像処理装置のブロック図である。図2
1に示す画像処理装置は入力補正手段431、多値化手
段432、差分演算手段433、誤差配分更新手段43
4、誤差再配分値決定手段435、処理条件決定手段4
36、データ付加手段437、そして誤差記憶手段43
8からなる。
【0180】処理条件決定手段436は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル441のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第1処理条件信号451、第3処理条件信号4
52を出力する。誤差再配分値決定手段435は、注目
画素位置に対応する集積誤差448を誤差再配分制御信
号450と第1処理条件信号451とに基づき、第1補
正集積誤差453と第2補正集積誤差449とに分離す
る。データ付加手段437は第3処理条件信号452に
基づいて、濃度レベル441に所定の周期で変動する濃
度レベルを加え、入力レベル442を生成する。入力補
正手段431は入力レベル442に第1補正集積誤差4
53を加算し、補正レベル443を生成する。多値化手
段432は補正レベル443と複数の所定のしきい値4
44とから、多値データ445を生成する。差分演算手
段433では補正レベル443と多値データ445とか
ら多値化誤差446を求める。誤差配分更新手段434
は多値化誤差446を配分係数で分配し、誤差記憶手段
438に格納(もしくは誤差配分更新手段434に格
納)されている注目画素周辺の未処理画素に対応する画
素位置の集積誤差447に加算し、集積誤差を更新す
る。
【0181】図21におけるすべての手段は、前述の実
施の形態と同じ構成で実現できる。
【0182】なお、本実施の形態では処理条件決定手段
436によって、誤差再配分値決定手段435とデータ
付加手段437の両方を制御する構成にしたが、どちら
か一方だけ制御するようにしても良い。
【0183】(実施の形態9)図22は本発明の実施の
形態9における画像処理装置のブロック図である。図2
2に示す画像処理装置はデータ付加手段461、入力補
正手段462、多値化手段463、差分演算手段46
4、誤差配分更新手段466、処理条件決定手段46
5、配分係数発生手段467、そして誤差記憶手段46
8からなる。
【0184】処理条件決定手段465は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル471のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第2処理条件信号478と第3処理条件信号4
72を出力する。データ付加手段461は第3処理条件
信号472に基づいて、入力レベルに所定の周期で変動
するデータレベルを加え、入力レベルを生成する。入力
補正手段462は入力レベル473に、注目画素位置に
対応する集積誤差480を加算し、補正レベル474を
生成する。多値化手段463は補正レベル474と複数
の所定のしきい値475とから、多値データ476を生
成する。差分演算手段464では補正レベル474と多
値データ476とから多値化誤差477を求める。配分
係数発生手段467は、特定の周期で配分係数479を
発生し、誤差配分更新手段466に出力する。このとき
配分係数発生手段467の配分係数は処理条件決定手段
465から出力される第2処理条件信号478によって
制御される。誤差配分更新手段466は多値化誤差47
7を配分係数479で分配し、誤差記憶手段468に格
納(もしくは誤差配分更新手段466に格納)されてい
る注目画素周辺の未処理画素に対応する画素位置の集積
誤差481に加算し、集積誤差を更新する。
【0185】図22におけるすべての手段は、前述の実
施の形態と同じ構成で実現できる。
【0186】なお、本実施の形態では処理条件決定手段
465によって、データ付加手段461と配分係数発生
手段467の両方を制御する構成にしたが、どちらか一
方だけ制御するようにしても良い。
【0187】(実施の形態10)図23は本発明の実施
の形態10における画像処理装置のブロック図である。
図23に示す画像処理装置はデータ付加手段491、入
力補正手段492、多値化手段493、差分演算手段4
94、処理条件決定手段495、誤差再配分値決定手段
496、誤差配分更新手段497、配分係数発生手段4
98、そして誤差記憶手段499からなる。
【0188】処理条件決定手段495は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル501のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第1処理条件信号514、第2処理条件信号5
08、そして第3処理条件信号503を出力する。誤差
再配分値決定手段496は、注目画素位置に対応する集
積誤差511を誤差再配分制御信号515と第1処理条
件信号514とに基づき、第1補正集積誤差509と第
2補正集積誤差510とに分離する。データ付加手段4
91は第3処理条件信号503に基づいて、濃度レベル
501に所定の周期で変動する濃度レベルを加え、入力
レベル502を生成する。入力補正手段492は入力レ
ベル502に第1補正集積誤差509を加算し、補正レ
ベル504を生成する。多値化手段493は補正レベル
504と複数の所定のしきい値505とから、多値デー
タ506を生成する。差分演算手段494では補正レベ
ル504と多値データ506とから多値化誤差507を
求める。配分係数発生手段498は、特定の周期で配分
係数512を発生し、誤差配分更新手段497に出力す
る。このとき配分係数発生手段498の配分係数は処理
条件決定手段495から出力される第2処理条件信号5
08によって制御される。誤差配分更新手段497は多
値化誤差507を配分係数512で分配し、誤差記憶手
段499に格納(もしくは誤差配分更新手段497に格
納)されている注目画素周辺の未処理画素に対応する画
素位置の集積誤差513に加算し、集積誤差を更新す
る。
【0189】図23において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。なお、処理条件決
定手段495からは、第1処理条件信号514、第2処
理条件信号508、そして第3処理条件信号503が出
力されているが、図14に示すルックアップテーブルか
ら、それぞれ別の処理条件信号として出力しても良い
し、すべて同じ処理条件信号としてもよい。
【0190】なお、本実施の形態では処理条件決定手段
495によって、誤差再配分値決定手段496、配分係
数発生手段498、そしてデータ付加手段491のすべ
てを制御する構成にしたが、少なくとも1つだけ制御す
るようにしても良い。
【0191】処理条件決定手段から出力される第1〜第
3処理条件信号による誤差再配分値決定手段、配分係数
発生手段、データ付加手段の制御について説明する。
【0192】好ましい実施例では図10に示す処理条件
決定回路Aでハイライト領域およびシャドウ領域を検出
した場合、データ付加手段では付加する濃度レベルを大
きくし、また誤差再配分値決定手段では第2補正集積誤
差の割合を増やし、配分係数発生手段による配分変数の
変動を大きくすると良い。また、図11に示す処理条件
決定回路Bで注目画素が最大濃度レベルもしくは最小濃
度レベルであることが検出された場合、データ付加手段
では付加する濃度レベルを「0」にし、誤差再配分値決
定手段では第1補正集積誤差および第2補正集積誤差を
「0」にし、配分係数発生手段では配分係数をすべて0
にすると良い。また、図12に示す処理条件決定回路C
で文字・線画領域を検出した場合、データ付加手段では
付加する濃度レベルを「0」にし、誤差再配分値決定手
段では第1補正集積誤差の割合を増やし、配分係数発生
手段では配分係数を変動させないようにすると良い。ま
た、図13に示す処理条件決定回路Dで粒状性が他の領
域と比べ著しく変化する領域を検出した場合、データ付
加手段では付加する濃度レベルを増大し、誤差再配分値
決定手段では第1修正集積誤差の割合を増やし、配分係
数発生手段では配分係数を大きく変動すると良い。
【0193】以上により、テクスチャがなく、文字・線
画の先鋭度が高く、粒状感の連続性がよい高質な画像を
得ることができるようになる。
【0194】(実施の形態11)図24は本発明の実施
の形態11における画像処理装置のブロック図である。
図24に示す画像処理装置はしきい値生成手段521、
入力補正手段522、多値化手段523、差分演算手段
524、誤差配分更新手段525、処理条件決定手段5
26、そして誤差記憶手段527からなる。
【0195】処理条件決定手段526は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル531のう
ち、注目画素の濃度レベルを用いて、第4処理条件信号
532を出力する。しきい値生成手段521は処理条件
決定手段526から出力される第4処理条件信号532
を用いて、多値化のための複数のしきい値533を生成
する。入力補正手段522は注目画素の濃度レベルであ
る入力レベル531に集積誤差538を加算し、補正レ
ベル535を生成する。多値化手段523は補正レベル
535と複数のしきい値533とから、多値データ53
4を生成する。差分演算手段524では補正レベル53
5と多値データ534とから多値化誤差536を求め
る。誤差配分更新手段525は多値化誤差536を配分
係数で分配し、誤差記憶手段527に格納(もしくは誤
差配分更新手段525に格納)されている注目画素周辺
の未処理画素に対応する画素位置の集積誤差537に加
算し、集積誤差を更新する。
【0196】図24において、しきい値生成手段521
以外のすべての手段は、前述の実施の形態と同じ構成で
実現できる。なお、処理条件決定手段526からから出
力される第4処理条件信号532は、本実施の形態では
注目画素のみの濃度レベルである。
【0197】図25はしきい値生成手段521の実施例
であるしきい値生成回路のブロック図である。図25に
示すしきい値生成回路は、ルックアップテーブル541
〜545、セレクタ547、加算器548、ランダム信
号発生器546からなる。
【0198】処理条件決定手段526から出力される第
4処理条件信号532はルックアップテーブル541〜
545へ入力される。ルックアップテーブル541は、
C(シアン)データ用のしきい値発生テーブルであり、
ルックアップテーブル542はM(マゼンタ)用、ルッ
クアップテーブル543はY(イエロー)用、ルックア
ップテーブル544はK(ブラック)用である。セレク
タ547は、色情報555に従って、ルックアップテー
ブル541〜544から出力されるしきい値551〜5
54のいずれか1つを選択して出力する。なお、信号線
は1本で表記しているが、ルックアップテーブルから出
力されるのは、複数のしきい値である。
【0199】ルックアップテーブル545からは第4処
理条件信号532とランダム信号発生器546から出力
されるランダム信号557とから、例えば特定の濃度レ
ベルの場合にランダムなノイズデータ558を出力す
る。特定の濃度レベル以外の場合は、ルックアップテー
ブル545からは値「0」(ノイズなし)が出力される
ようにしておくと良い。
【0200】図26は本実施の形態でのしきい値の説明
図であり、ルックアップテーブルに格納するデータをグ
ラフ化したものである。横軸はルックアップテーブル5
41に入力される第4処理条件(本実施の形態では注目
画素の濃度レベル)の値を表し、縦軸はルックアップテ
ーブルから出力されるしきい値を示している。本実施の
形態では3値化する場合を例にして説明する。3値化す
るためには、しきい値は2つ必要である。入力される値
がP0からP2の間の場合、しきい値は固定のTh0,
Th1が出力される。入力値がP0より小さい場合、し
きい値をそれぞれTh0,Th1より小さくし、逆に入
力値がP2より大きければ、しきい値をそれぞれTh
0,Th1より大きくすると、ドットの遅延を低減する
ことができる。なお、入力値がP1のときもルックアッ
プテーブル541は固定のしきい値Th0,Th1を出
力する。
【0201】他のルックアップテーブル542〜544
の場合、P0より小さい入力値、あるいはP2より大き
い入力値の場合のしきい値をルックアップテーブル54
1の場合と異ならせるとドットの重なりを低減すること
ができる。具体的にはしきい値曲線の傾き561,56
2,564,565を変えたテーブルを生成すると良
い。
【0202】ルックアップテーブル545から出力され
るノイズ信号558によって、特定濃度レベルP1の場
合にしきい値は変動する。例えば、563,566の範
囲を変動するような値になる。これにより、特定の濃度
レベルで粒状度が急激に変化する(極端に低くなる)の
を防ぐことができ、均一な粒状感を得ることができるよ
うになる。
【0203】なお、本実施の形態では第4処理条件信号
として注目画素のみの濃度レベルを用いたが他の実施の
形態では、注目画素のみでなくとも良い。
【0204】また、本実施の形態では4色分のルックア
ップテーブル541〜544を用意し、各色のしきい値
を生成する構成にしたが、1色分のみの構成にしても良
い。
【0205】また、複数のルックアップテーブル541
〜544とセレクタ547、加算器548を用いる構成
にしたが、この構成に限るものではなく、例えばこれら
を1つのルックアップテーブルで構成してもよい。ま
た、1色のしきい値だけ他と異なり、他色のしきい値が
同じになるようにしても良い。
【0206】(実施の形態12)図27は本発明の実施
の形態12における画像処理装置のブロック図である。
図27に示す画像処理装置はしきい値生成手段571、
入力補正手段572、多値化手段573、差分演算手段
574、処理条件決定手段575、誤差再配分値決定手
段576、誤差配分更新手段577、そして誤差記憶手
段578からなる。
【0207】処理条件決定手段575は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル581のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第1処理条件信号587と第4処理条件信号5
82を出力する。しきい値生成手段571は処理条件決
定手段575から出力される第4処理条件信号582を
用いて、多値化のための複数のしきい値583を生成す
る。誤差再配分値決定手段576は、注目画素位置に対
応する集積誤差590を誤差再配分制御信号589と第
1処理条件信号587とに基づき、第1補正集積誤差5
91と第2補正集積誤差588とに分離する。入力補正
手段572は注目画素の濃度レベルである入力レベル5
81に第1補正集積誤差591を加算し、補正レベル5
85を生成する。多値化手段573は補正レベル585
と複数のしきい値583とから、多値データ584を生
成する。差分演算手段574では補正レベル585と多
値データ584とから多値化誤差586を求める。誤差
配分更新手段577は多値化誤差586を配分係数で分
配し、誤差記憶手段578に格納(もしくは誤差配分更
新手段577に格納)されている注目画素周辺の未処理
画素に対応する画素位置の集積誤差592に加算し、集
積誤差を更新する。
【0208】図27において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0209】(実施の形態13)図28は本発明の実施
の形態13における画像処理装置のブロック図である。
図28に示す画像処理装置はしきい値生成手段601、
入力補正手段602、多値化手段603、差分演算手段
604、処理条件決定手段605、誤差配分更新手段6
06、配分係数発生手段607、そして誤差記憶手段6
08からなる。
【0210】処理条件決定手段605は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル611のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第2処理条件信号618と第4処理条件信号6
12を出力する。しきい値生成手段601は処理条件決
定手段605から出力される第4処理条件信号612を
用いて、多値化のための複数のしきい値613を生成す
る。入力補正手段602は注目画素の濃度レベルである
入力レベル611に集積誤差615を加算し、補正レベ
ル616を生成する。多値化手段603は補正レベル6
16と複数のしきい値613とから、多値データ614
を生成する。差分演算手段604では補正レベル616
と多値データ614とから多値化誤差617を求める。
配分係数発生手段607は、特定の周期で配分係数61
9を発生し、誤差配分更新手段606に出力する。この
とき配分係数発生手段606の配分係数は処理条件決定
手段605から出力される第2処理条件信号618によ
って制御される。誤差配分更新手段606は多値化誤差
617を配分係数619で分配し、誤差記憶手段608
に格納(もしくは誤差配分更新手段606に格納)され
ている注目画素周辺の未処理画素に対応する画素位置の
集積誤差620に加算し、集積誤差を更新する。
【0211】図28において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0212】(実施の形態14)図29は本発明の実施
の形態14における画像処理装置のブロック図である。
図29に示す画像処理装置はしきい値生成手段631、
入力補正手段632、多値化手段633、差分演算手段
634、処理条件決定手段635、誤差再配分値決定手
段636、誤差配分更新手段637、配分係数発生手段
638、そして誤差記憶手段639からなる。
【0213】処理条件決定手段635は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル641のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第1処理条件信号649、第2処理条件信号6
48、そして第4処理条件信号642を出力する。しき
い値生成手段631は処理条件決定手段635から出力
される第4処理条件信号642を用いて、多値化のため
の複数のしきい値643を生成する。誤差再配分値決定
手段636は、注目画素位置に対応する集積誤差652
を誤差再配分制御信号650と第1処理条件信号649
とに基づき、第1補正集積誤差645と第2補正集積誤
差651とに分離する。入力補正手段632は注目画素
の濃度レベルである入力レベル641に第1補正集積誤
差645を加算し、補正レベル646を生成する。多値
化手段633は補正レベル646と複数のしきい値64
3とから、多値データ644を生成する。差分演算手段
634では補正レベル646と多値データ644とから
多値化誤差647を求める。配分係数発生手段638
は、特定の周期で配分係数653を発生し、誤差配分更
新手段637に出力する。このとき配分係数発生手段6
38の配分係数653は処理条件決定手段635から出
力される第2処理条件信号648によって制御される。
誤差配分更新手段637は多値化誤差647を配分係数
653で分配し、誤差記憶手段639に格納(もしくは
誤差配分更新手段637に格納)されている注目画素周
辺の未処理画素に対応する画素位置の集積誤差654に
加算し、集積誤差を更新する。
【0214】図29において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0215】また、本実施の形態では処理条件決定手段
635によって、しきい値生成手段631、誤差再配分
値決定手段636、そして配分係数発生手段638のす
べてを制御する構成にしたが、しきい値生成手段631
と、他の手段の少なくとも1つだけ制御するようにして
も良い。
【0216】(実施の形態15)図30は本発明の実施
の形態15における画像処理装置のブロック図である。
図30に示す画像処理装置はしきい値生成手段661、
データ付加手段662、入力補正手段663、多値化手
段664、差分演算手段665、誤差配分更新手段66
6、処理条件決定手段667、そして誤差記憶手段66
8からなる。
【0217】処理条件決定手段667は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル671のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第3処理条件信号677と第4処理条件信号6
72を出力する。しきい値生成手段661は処理条件決
定手段667から出力される第4処理条件信号672を
用いて、多値化のための複数のしきい値673を生成す
る。データ付加手段662は第3処理条件信号677に
基づいて、濃度レベル671に所定の周期で変動する濃
度レベルを加え、入力レベル674を生成する。入力補
正手段663は入力レベル674に集積誤差678を加
算し、補正レベル675を生成する。多値化手段664
は補正レベル675と複数のしきい値673とから、多
値データ676を生成する。差分演算手段665では補
正レベル675と多値データ676とから多値化誤差6
79を求める。誤差配分更新手段666は多値化誤差6
79を配分係数で分配し、誤差記憶手段668に格納
(もしくは誤差配分更新手段666に格納)されている
注目画素周辺の未処理画素に対応する画素位置の集積誤
差680に加算し、集積誤差を更新する。
【0218】図30において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0219】(実施の形態16)図31は本発明の実施
の形態16における画像処理装置のブロック図である。
図31に示す画像処理装置はしきい値生成手段691、
データ付加手段692、入力補正手段693、多値化手
段694、差分演算手段695、処理条件決定手段69
6、誤差再配分値決定手段697、誤差配分更新手段6
98、そして誤差記憶手段699からなる。
【0220】処理条件決定手段696は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル701のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第1処理条件信号710、第3処理条件信号7
07、そして第4処理条件信号702を出力する。しき
い値生成手段691は処理条件決定手段696から出力
される第4処理条件信号702を用いて、多値化のため
の複数のしきい値703を生成する。誤差再配分値決定
手段697は、注目画素位置に対応する集積誤差713
を誤差再配分制御信号711と第1処理条件信号710
とに基づき、第1補正集積誤差708と第2補正集積誤
差712とに分離する。データ付加手段692は第3処
理条件信号707に基づいて、濃度レベル701に所定
の周期で変動する濃度レベルを加え、入力レベル704
を生成する。入力補正手段693は入力レベル704に
第1補正集積誤差708を加算し、補正レベル705を
生成する。多値化手段694は補正レベル705と複数
のしきい値703とから、多値データ706を生成す
る。差分演算手段695では補正レベル705と多値デ
ータ706とから多値化誤差709を求める。誤差配分
更新手段698は多値化誤差709を配分係数で分配
し、誤差記憶手段699に格納(もしくは誤差配分更新
手段698に格納)されている注目画素周辺の未処理画
素に対応する画素位置の集積誤差714に加算し、集積
誤差を更新する。
【0221】図31において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0222】また、本実施の形態では処理条件決定手段
696によって、しきい値生成手段691、誤差再配分
値決定手段697、そしてデータ付加手段692のすべ
てを制御する構成にしたが、しきい値生成手段691
と、他の手段の少なくとも1つだけ制御するようにして
も良い。
【0223】(実施の形態17)図32は本発明の実施
の形態17における画像処理装置のブロック図である。
図32に示す画像処理装置はしきい値生成手段721、
データ付加手段722、入力補正手段723、多値化手
段724、差分演算手段725、処理条件決定手段72
6、誤差配分更新手段727、配分係数発生手段72
8、そして誤差記憶手段729からなる。
【0224】処理条件決定手段726は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル731のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第2処理条件信号740、第3処理条件信号7
37、そして第4処理条件信号732を出力する。しき
い値生成手段721は処理条件決定手段726から出力
される第4処理条件信号732を用いて、多値化のため
の複数のしきい値733を生成する。データ付加手段7
22は第3処理条件信号737に基づいて、濃度レベル
731に所定の周期で変動する濃度レベルを加え、入力
レベル734を生成する。入力補正手段723は入力レ
ベル734に集積誤差738を加算し、補正レベル73
5を生成する。多値化手段724は補正レベル735と
複数のしきい値733とから、多値データ736を生成
する。差分演算手段725では補正レベル735と多値
データ736とから多値化誤差739を求める。配分係
数発生手段728は、特定の周期で配分係数741を発
生し、誤差配分更新手段727に出力する。このとき配
分係数発生手段728の配分係数741は処理条件決定
手段726から出力される第2処理条件信号740によ
って制御される。誤差配分更新手段727は多値化誤差
739を配分係数741で分配し、誤差記憶手段729
に格納(もしくは誤差配分更新手段727に格納)され
ている注目画素周辺の未処理画素に対応する画素位置の
集積誤差742に加算し、集積誤差を更新する。
【0225】図32において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0226】また、本実施の形態では処理条件決定手段
726によって、しきい値生成手段721、配分係数発
生手段728、そしてデータ付加手段722のすべてを
制御する構成にしたが、しきい値生成手段721と、他
の手段の少なくとも1つだけ制御するようにしても良
い。
【0227】(実施の形態18)図33は本発明の実施
の形態18における画像処理装置のブロック図である。
図33に示す画像処理装置はしきい値生成手段751、
データ付加手段752、入力補正手段753、多値化手
段754、差分演算手段755、処理条件決定手段75
6、誤差再配分値決定手段757、誤差配分更新手段7
58、配分係数発生手段759、そして誤差記憶手段7
60からなる。
【0228】処理条件決定手段756は、原画像を画素
単位でサンプリングした多階調の濃度レベル761のう
ち、注目画素もしくは注目画素位置周辺の濃度レベルを
用いて、第1処理条件信号771、第2処理条件信号7
70、第3処理条件信号767、そして第4処理条件信
号762を出力する。しきい値生成手段751は処理条
件決定手段756から出力される第4処理条件信号76
2を用いて、多値化のための複数のしきい値763を生
成する。誤差再配分値決定手段772は、注目画素位置
に対応する集積誤差774を誤差再配分制御信号772
と第1処理条件信号771とに基づき、第1補正集積誤
差768と第2補正集積誤差773とに分離する。デー
タ付加手段752は第3処理条件信号767に基づい
て、濃度レベル761に所定の周期で変動する濃度レベ
ルを加え、入力レベル765を生成する。入力補正手段
753は入力レベル765に第1補正集積誤差768を
加算し、補正レベル766を生成する。多値化手段75
4は補正レベル766と複数のしきい値763とから、
多値データ764を生成する。差分演算手段755では
補正レベル766と多値データ764とから多値化誤差
769を求める。配分係数発生手段759は、特定の周
期で配分係数775を発生し、誤差配分更新手段758
に出力する。このとき配分係数発生手段759の配分係
数は処理条件決定手段756から出力される第2処理条
件信号770によって制御される。誤差配分更新手段7
58は多値化誤差769を配分係数775で分配し、誤
差記憶手段760に格納(もしくは誤差配分更新手段7
58に格納)されている注目画素周辺の未処理画素に対
応する画素位置の集積誤差776に加算し、集積誤差を
更新する。
【0229】図33において、すべての手段は、前述の
実施の形態と同じ構成で実現できる。
【0230】また、本実施の形態では処理条件決定手段
756によって、しきい値生成手段751、誤差再配分
値決定手段757、配分係数発生手段759、そしてデ
ータ付加手段752のすべてを制御する構成にしたが、
しきい値生成手段751と、他の手段の少なくとも1つ
だけ制御するようにしても良い。
【0231】(実施の形態19)実施の形態19から実
施の形態36は、実施の形態1から実施の形態18をソ
フトウエア(画像処理用プログラム)として実現したも
のである。
【0232】図34は本発明の画像処理方法をソフトウ
ェアで実現するためのMPUシステムのブロック図であ
る。図34に示すMPUシステムはMPU(マイクロ・
プロセッシング・ユニット)782、ROM(リード・
オンリー・メモリ)781、RAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)783、入出力ポート784からなる。こ
のMPUシステムは一般によく知られている回路なの
で、簡単に説明する。MPU782はROM781に格
納されている画像処理用プログラムを作業メモリである
RAM783を使い実行する。入出力ポート784は画
像の入力796、出力797を行う。画像データは入出
力ポート784からRAM783に転送され、ROM7
81の画像処理用プログラムに従い、画像処理が実行さ
れる。なお、画像処理用プログラムを入出力ポート78
4からRAM783に転送して、RAM上で実行しても
よい。処理が終わると画像データは入出力ポート784
を通して出力される。なお、画像処理はパーソナルコン
ピュータ上で行ってもよい。
【0233】図35は本発明の実施の形態19における
画像処理方法のフローチャートである。実施の形態19
における画像処理方法は実施の形態1における画像処理
装置の処理内容を画像処理プログラムとしてソフトウェ
ア化したものである。
【0234】本発明の画像処理方法がスタートする(ス
テップ1)と、まずステップ2で注目画素の濃度レベル
を読み取る。ステップ3では注目画素位置に相当する集
積誤差を第1、第2補正集積誤差に分離する。集積誤差
を分離する分配比は他の色のドットが打たれたか否かの
情報を用いるとよい。また、第1、第2補正集積誤差を
計算するときに、集積誤差が正の数で所定の値以下の場
合にのみ、第2補正集積誤差を生成するようにしてもよ
い。ステップ4では注目画素の濃度レベルに第1補正集
積誤差を加算する。得られた補正レベルをステップ5で
多値化する。ステップ6では補正レベルと多値レベルの
差分である多値化誤差を計算する。ステップ7では得ら
れた多値化誤差に第2補正集積誤差を加算し補正多値化
誤差を生成し、ステップ8で配分係数にしたがって分配
して、注目画素周辺の位置に対応する集積誤差に加え、
集積誤差値を更新する。全ての画素について処理を行っ
たら(ステップ9)、本画像処理は終了する(ステップ
10)。
【0235】以上のように注目画素位置に対応する集積
誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差に分離し
て、原画像の濃度レベルに加えるようにしているので、
他の色ドットが存在した場合に、誤差が所定の値より蓄
積されない限り、注目画素の濃度レベルを原画像より大
きくしないようにすることができる。したがって、色ド
ットの重なりを抑制することができ、ドットが分散し粒
状性が良くなる。
【0236】(実施の形態20)図36は本発明の実施
の形態20における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態20における画像処理方法は実施の形態
2における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0237】図35で示した実施の形態19の画像処理
方法のフローチャートに、新たなステップ20を加える
ことによって実現できる。ステップ20はステップ8の
前に付加すれば良い。本実施の形態ではステップ7の後
に付加している。すなわち、ステップ7で多値化誤差に
第2補正集積誤差を加え、補正多値化誤差を生成した
後、補正多値化誤差を配分する配分係数をランダム関数
を用いて決定する。なお、ランダム関数を用いるかわり
に、あらかじめテーブルを作成しておき、処理時にテー
ブルからランダム値を取り出してもよい。
【0238】以上のように配分係数を変動させることに
より、実施の形態19の効果に加え、テクスチャの発生
を抑制できるようになる。
【0239】(実施の形態21)図37は本発明の実施
の形態21における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態21における画像処理方法は実施の形態
3における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0240】図36(実施の形態20)のステップ2と
ステップ3の間にステップ30を加えることによって実
現できる。すなわち、ステップ2で読み取った注目画素
の濃度レベルに所定の周期で変化する濃度を付加する。
付加する濃度は所定のサイズで要素をすべて加算すると
合計が値「0」になるものが望ましい。
【0241】以上のように注目画素の濃度レベルと異な
る濃度レベルを付加することにより、実施の形態20の
効果に加え、濃度変化の少ない画像や計算機で生成され
た均一な濃度の画像に対してもテクスチャを大幅に抑制
することができるようになる。
【0242】(実施の形態22)図38は本発明の実施
の形態22における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態22における画像処理方法は実施の形態
4における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0243】図35(実施の形態19)のステップ2と
ステップ3の間にステップ40を加えることによって実
現できる。すなわち、ステップ2で読み取った注目画素
およびその周辺の濃度レベルを用いて処理条件を決定す
る。具体的には注目画素もしくは注目画素周辺の濃度レ
ベルを用いて、画像の特定領域を検出する。画像の特定
領域としては、ハイライト領域、シャドウ領域、最大濃
度レベル(領域)、最小濃度レベル(領域)、文字・線
画領域、粒状性低下領域などがある(実施の形態4で説
明した)。その結果によって第1,第2補正集積誤差の
分離を制御する。これにより、色ドットの重なりを細か
く制御できるようになり、さらに不要なドットの発生を
抑制できるようになる。
【0244】(実施の形態23)図39は本発明の実施
の形態23における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態23における画像処理方法は実施の形態
5における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0245】本発明の画像処理方法がスタートする(ス
テップ1)と、まずステップ2で注目画素の濃度レベル
を読み取る。次にステップ40で注目画素を用いて処理
条件が決定される。ステップ50では注目画素の濃度レ
ベルに集積誤差を加算する。得られた補正レベルをステ
ップ5で多値化する。ステップ6では補正レベルと多値
レベルの差分である多値化誤差を計算する。ステップ2
0では、多値化誤差を配分する配分係数をランダム関数
を用いて決定する。このとき、実施の形態5の処理内容
と同じように、ステップ40で求めた処理条件により
に、配分係数の発生方法を変える。周期やフィルタサイ
ズ等を変える方法がある。ステップ51で配分係数にし
たがって多値化誤差を分配して、注目画素周辺の位置に
対応する集積誤差に加え、集積誤差値を更新する。全て
の画素について処理を行ったら(ステップ9)、本画像
処理は終了する(ステップ10)。
【0246】注目画素を用いて処理条件を決定し、配分
係数を変えているのでテクスチャの発生をさらに抑制で
きるようになる。。
【0247】(実施の形態24)図40は本発明の実施
の形態24における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態24における画像処理方法は実施の形態
6における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0248】実施の形態24では、実施の形態20にス
テップ40を加えたもので、処理条件を決定しているの
で、第1、第2補正集積誤差の分離や、配分係数の変動
を制御できるようになる。したがって、不要なドットの
発生を抑制し、テクスチャの発生をさらに抑制できるよ
うになる。
【0249】(実施の形態25)図41は本発明の実施
の形態25における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態25における画像処理方法は実施の形態
7における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0250】実施の形態25は、実施の形態23で行っ
た処理条件による配分係数の制御を行わず、代わりに注
目画素への付加データを制御するようにしたものであ
る。これはステップ40、ステップ30によって実現し
ている。
【0251】処理条件によって注目画素への付加データ
を変えているので、入力の濃度レベルに応じた付加デー
タを生成でき、低濃度レベルや高濃度レベルでのドット
の分散性を向上させることができる。
【0252】(実施の形態26)図42は本発明の実施
の形態26における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態26における画像処理方法は実施の形態
8における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0253】実施の形態22に加え、ステップ40とス
テップ3の間にステップ30を加えることにより、処理
条件によって注目画素への付加データを制御している。
したがって、入力の濃度レベルに応じた付加データを生
成でき、低濃度レベルや高濃度レベルでのドットの分散
性を向上させることができる。
【0254】(実施の形態27)図43は本発明の実施
の形態27における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態27における画像処理方法は実施の形態
9における画像処理装置の処理内容を画像処理用プログ
ラムとしてソフトウェア化したものである。
【0255】実施の形態23に加え、ステップ40とス
テップ50の間にステップ30を加えることにより、注
目画素への付加データを制御している。処理条件によっ
て注目画素への付加データを変えているので、入力の濃
度レベルに応じた付加データを生成でき、低濃度レベル
や高濃度レベルでのドットの分散性を向上させることが
できる。
【0256】(実施の形態28)図44は本発明の実施
の形態28における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態28における画像処理方法は実施の形態
10における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0257】実施の形態26に加え、ステップ7とステ
ップ8の間にステップ20を加えることにより、配分係
数の発生を制御している。処理条件によって配分係数を
変えているので、テクスチャの発生をさらに抑制できる
ようになる。
【0258】(実施の形態29)図45は本発明の実施
の形態29における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態29における画像処理方法は実施の形態
11における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0259】本発明の画像処理方法がスタートする(ス
テップ1)と、まずステップ2で注目画素の濃度レベル
を読み取る。次にステップ40で注目画素の濃度レベル
だけ用いて処理条件が決定される。ステップ60では、
処理条件に応じて、ステップ5で多値化するときの複数
のしきい値を生成する。ステップ50では注目画素の濃
度レベルに集積誤差を加算し、補正レベルを生成する。
ステップ5では、得られた補正レベルをステップ60で
生成した複数のしきい値を用いて多値化する。ステップ
6では補正レベルと多値レベルの差分である多値化誤差
を計算する。ステップ51で配分係数にしたがって分配
して、注目画素周辺の位置に対応する集積誤差に加え、
集積誤差値を更新する。全ての画素について処理を行っ
たら(ステップ9)、本画像処理は終了する(ステップ
10)。
【0260】以上のように処理条件によって、しきい値
の生成を制御しているので、ドットの遅延を抑制するこ
とができるようになる。
【0261】(実施の形態30)図46は本発明の実施
の形態30における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態30における画像処理方法は実施の形態
12における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0262】本発明の画像処理方法がスタートする(ス
テップ1)と、まずステップ2で注目画素の濃度レベル
を読み取る。次にステップ40で注目画素を用いて処理
条件が決定される。ステップ60では、処理条件に応じ
て、ステップ5で多値化するときの複数のしきい値を生
成する。ステップ3では注目画素位置に相当する集積誤
差を第1、第2補正集積誤差に分離する。集積誤差を分
離するとき分配比は他の色のドットが打たれたか否かの
情報を用いるとよい。また、第1、第2補正集積誤差を
計算するときに、集積誤差が正の数で所定の値以下の場
合にのみ、第2補正集積誤差を生成するようにしてもよ
い。またこのとき、ステップ40で求めた処理条件によ
り、第1、第2補正集積誤差の分離を制御する。ステッ
プ4では注目画素の濃度レベルに第1補正集積誤差を加
算し、補正レベルを生成する。ステップ5では、得られ
た補正レベルをステップ60で生成した複数のしきい値
を用いて多値化する。ステップ6では補正レベルと多値
レベルの差分である多値化誤差を計算する。ステップ7
では得られた多値化誤差に第2補正集積誤差を加算し補
正多値化誤差を生成し、ステップ8で配分係数にしたが
って分配して、注目画素周辺の位置に対応する集積誤差
に加え、集積誤差値を更新する。全ての画素について処
理を行ったら(ステップ9)、本画像処理は終了する
(ステップ10)。
【0263】以上のように処理条件によって、しきい値
の生成を制御しているので、ドットの遅延を抑制するこ
とができるようになり、さらに第1、第2補正集積誤差
の分離を制御しているので、不要なドットの発生を抑制
できるようになる。
【0264】(実施の形態31)図47は本発明の実施
の形態31における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態31における画像処理方法は実施の形態
13における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0265】実施の形態29に加え、ステップ6とステ
ップ51の間にステップ20を付加している。処理条件
によって配分係数の発生を制御しているので、テクスチ
ャの発生をさらに抑制できるようになる。
【0266】(実施の形態32)図48は本発明の実施
の形態32における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態32における画像処理方法は実施の形態
14における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0267】実施の形態30に加え、ステップ7とステ
ップ8の間にステップ20を付加している。処理条件に
よって配分係数の発生を制御しているので、テクスチャ
の発生をさらに抑制できるようになる。
【0268】(実施の形態33)図49は本発明の実施
の形態33における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態33における画像処理方法は実施の形態
15における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0269】実施の形態29に加え、ステップ60とス
テップ50の間にステップ30を付加している。処理条
件によって注目画素に付加するデータを制御しているの
で、ドットの分散性を注目画素の濃度レベルによって細
かく制御できるようになる。
【0270】(実施の形態34)図50は本発明の実施
の形態34における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態34における画像処理方法は実施の形態
16における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0271】実施の形態30に加え、ステップ60とス
テップ3の間にステップ30を付加している。処理条件
によって注目画素に付加するデータを制御しているの
で、ドットの分散性を注目画素の濃度レベルによって細
かく制御できるようになる。
【0272】(実施の形態35)図51は本発明の実施
の形態35における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態35における画像処理方法は実施の形態
17における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0273】実施の形態33に加え、ステップ6とステ
ップ51の間にステップ20を付加している。処理条件
によって配分係数の発生を制御しているので、テクスチ
ャの発生をさらに抑制できるようになる。
【0274】(実施の形態36)図52は本発明の実施
の形態36における画像処理方法のフローチャートであ
る。実施の形態36における画像処理方法は実施の形態
18における画像処理装置の処理内容を画像処理用プロ
グラムとしてソフトウェア化したものである。
【0275】実施の形態34に加え、ステップ7とステ
ップ8の間にステップ20を付加している。処理条件に
よって配分係数の発生を制御しているので、テクスチャ
の発生をさらに抑制できるようになる。
【0276】なお、本発明のすべての多値化では複数の
しきい値と補正レベルを比較して多値化を行ったが、こ
の方法に限るものではなく、たとえば、ルックアップテ
ーブルを用いて、補正レベルをアドレスとしてテーブル
を引き、多値データを求めてもよい。同様に、多値化誤
差もルックアップテーブルを用いて求めてもよい。
【0277】また、本発明の実施の形態における画像処
理装置では、同期信号を図示していないが、必要に応じ
て回路を同期させパイプラインで処理を実行するとよ
い。
【0278】また、本発明の実施の形態では配分係数の
例として図54(c)(b)の配分係数を用いたが、こ
れに限るものではなく、例えばフィルタサイズの異なる
図54(d),(e)の配分係数などを用いて構成して
も良く、また3つ以上の配分係数を切り替える構成にし
ても良い。
【0279】また、処理条件決定手段の実施例である処
理条件決定回路では、注目画素とその周辺画素を用いて
処理条件を決定したが、注目画素のみを用いて処理条件
を決定しても良い。この場合、処理条件決定回路Bを複
数組み合わせることにより、注目画素の濃度レベル、も
しくは濃度レベル範囲を検出できるようになり、得られ
た情報によって、後段の手段を制御する。
【0280】また、本発明では記録系を例にとって濃度
レベル等を使い説明しているが、表示系に用いてもよ
く、その場合濃度レベルではなく、RGBレベルや輝度
レベルなど表示系のレベルを用いると良い。
【0281】なお、上記の実施形態においては、集中処
理系として、単体の画像処理装置に適用したが、これに
限らず、例えば、画像出力プリンタを外部サーバなどの
コンピュータシステムに連結した、分散処理系としての
画像処理システムに適用することも可能である。
【0282】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、注目画素
位置に対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正
集積誤差に分離して、ドットの発生を制御しているの
で、他の色ドットが存在した場合に、注目画素の濃度レ
ベルを原画像より大きくしないようにすることができ
る。これにより色ドットの重なりを抑制することがで
き、ドットが分散し粒状性が良くなる。また、集積誤差
の拡散を抑制する効果もあり、不必要なドットの発生を
抑制することができるようになる。
【0283】また、特定の周期で誤差の配分係数(配分
比)を変えたり、注目画素のデータレベルに別のデータ
を付加することにより、テクスチャの発生を抑え、ドッ
トの分散性を向上させることができる。
【0284】また、特定の画像領域を検出して、集積誤
差の分離、多値化誤差の配分係数の周期、多値化誤差の
配分係数の値、注目画素の濃度レベルに加える付加濃度
レベルの周期、付加濃度レベルの量、しきい値などを細
かく制御することができるので、画像の粒状性を大きく
したい領域や、逆に粒状性を小さくしたい領域に適した
画像処理を施すことができるようになる。これにより、
文字・線画領域、ハイライト領域、シャドウ領域等の画
質が向上し、また中間調領域の粒状性の連続感が向上
し、高画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
ブロック図
【図2】カラー画像処理装置のブロック図
【図3】誤差再配分値決定手段の実施例である第1誤差
再配分値決定回路のブロック図
【図4】誤差配分更新手段の実施例である第1誤差配分
更新回路のブロック図
【図5】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
ブロック図
【図6】配分係数発生手段の実施例である第1配分係数
発生回路のブロック図
【図7】本発明の実施の形態3における画像処理装置の
ブロック図
【図8】データ付加手段の実施例である第1データ付加
回路のブロック図
【図9】本発明の実施の形態4における画像処理装置の
ブロック図
【図10】処理条件決定手段の実施例である処理条件決
定回路Aを示す図
【図11】処理条件決定手段の実施例である処理条件決
定回路Bを示す図
【図12】処理条件決定手段の実施例である処理条件決
定回路Cを示す図
【図13】処理条件決定手段の実施例である処理条件決
定回路Dを示す図
【図14】画像領域判定手段の実施例である画像領域判
定回路を示す図
【図15】誤差再配分値決定手段の実施例である第2誤
差再配分値決定回路を示す図
【図16】本発明の実施の形態5における画像処理装置
のブロック図
【図17】配分係数発生手段の実施例である第2配分係
数発生回路のブロック図
【図18】本発明の実施の形態6における画像処理装置
のブロック図
【図19】本発明の実施の形態7における画像処理装置
のブロック図
【図20】データ付加手段の実施例である第2データ付
加回路のブロック図
【図21】本発明の実施の形態8における画像処理装置
のブロック図
【図22】本発明の実施の形態9における画像処理装置
のブロック図
【図23】本発明の実施の形態10における画像処理装
置のブロック図
【図24】本発明の実施の形態11における画像処理装
置のブロック図
【図25】しきい値生成手段の実施例であるしきい値生
成回路のブロック図
【図26】しきい値の説明図
【図27】本発明の実施の形態12における画像処理装
置のブロック図
【図28】本発明の実施の形態13における画像処理装
置のブロック図
【図29】本発明の実施の形態14における画像処理装
置のブロック図
【図30】本発明の実施の形態15における画像処理装
置のブロック図
【図31】本発明の実施の形態16における画像処理装
置のブロック図
【図32】本発明の実施の形態17における画像処理装
置のブロック図
【図33】本発明の実施の形態18における画像処理装
置のブロック図
【図34】MPUシステムのブロック図
【図35】本発明の実施の形態19における画像処理方
法のフローチャート
【図36】本発明の実施の形態20における画像処理方
法のフローチャート
【図37】本発明の実施の形態21における画像処理方
法のフローチャート
【図38】本発明の実施の形態22における画像処理方
法のフローチャート
【図39】本発明の実施の形態23における画像処理方
法のフローチャート
【図40】本発明の実施の形態24における画像処理方
法のフローチャート
【図41】本発明の実施の形態25における画像処理方
法のフローチャート
【図42】本発明の実施の形態26における画像処理方
法のフローチャート
【図43】本発明の実施の形態27における画像処理方
法のフローチャート
【図44】本発明の実施の形態28における画像処理方
法のフローチャート
【図45】本発明の実施の形態29における画像処理方
法のフローチャート
【図46】本発明の実施の形態30における画像処理方
法のフローチャート
【図47】本発明の実施の形態31における画像処理方
法のフローチャート
【図48】本発明の実施の形態32における画像処理方
法のフローチャート
【図49】本発明の実施の形態33における画像処理方
法のフローチャート
【図50】本発明の実施の形態34における画像処理方
法のフローチャート
【図51】本発明の実施の形態35における画像処理方
法のフローチャート
【図52】本発明の実施の形態36における画像処理方
法のフローチャート
【図53】従来の誤差拡散処理装置のブロック図
【図54】誤差の配分係数の説明図
【図55】従来の画像信号処理装置のブロック図
【図56】従来の別の画像信号処理装置のブロック図
【符号の説明】
1 入力補正手段 2 多値化手段 3 差分演算手段 4 誤差再配分値決定手段 5 誤差配分更新手段 6 誤差記憶手段 96 配分係数発生手段 121 データ付加手段 184 処理条件決定手段 571 しきい値生成手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 Z (72)発明者 小嶋 章夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 奥 博隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 辰巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 物部 祐亮 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA01 LG08 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CE11 5C077 LL19 MP01 MP08 NN02 NN13 PP47 PP48 PQ12 RR08 TT02 5C079 LA31 LA33 LC11 MA03 MA04 MA11 NA05 PA02 PA03

Claims (152)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素位置に対応す
    る集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに
    分離し、前記注目画素のデータレベルに前記第1補正集
    積誤差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベル
    の多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レベ
    ルとの差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤差
    に前記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を計
    算し、前記補正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画
    素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用いて算出
    し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素位置に対応す
    る集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに
    分離し、前記注目画素のデータレベルに前記第1補正集
    積誤差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベル
    の多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レベ
    ルとの差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤差
    に前記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を計
    算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて前記修正多
    値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する
    誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と加
    算して更新することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデー
    タレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素
    位置に対応する集積誤差を、第1補正集積誤差と第2補
    正集積誤差とに分離し、前記入力レベルに前記第1補正
    集積誤差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベ
    ルの多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レ
    ベルとの差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤
    差に前記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を
    計算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて前記補正
    多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応す
    る誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と
    加算して更新することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素位置に対応す
    る集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに
    分離し、注目画素のデータレベルに前記第1補正集積誤
    差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベルの多
    値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レベルと
    の差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤差に前
    記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を計算
    し、前記補正多値化誤差から注目画素周辺の未処理画素
    に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用いて算出
    し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新する方
    法で、前記注目画素のデータレベルを用いて画像処理条
    件を決定し、前記画像処理条件を用いて前記第1補正集
    積誤差と第2補正集積誤差との分離を制御することを特
    徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素のデータレベ
    ルに注目画素位置に対応する集積誤差を加算して補正レ
    ベルを生成し、前記補正レベルの多値レベルを決定し、
    前記補正レベルと前記多値レベルとの差分である補正多
    値化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を用い
    て前記補正多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画
    素に対応する誤差配分値を算出し、対応する画素位置の
    集積誤差と加算して更新する方法で、前記注目画素のデ
    ータレベルを用いて画像処理条件を決定し、前記画像処
    理条件を用いて前記配分係数を制御することを特徴とす
    る画像処理方法。
  6. 【請求項6】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素位置に対応す
    る集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差とに
    分離し、注目画素のデータレベルに前記第1補正集積誤
    差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベルの多
    値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レベルと
    の差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤差に前
    記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を計算
    し、特定の周期で変わる配分係数を用いて前記補正多値
    化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤
    差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算
    して更新する方法で、前記注目画素のデータレベルを用
    いて画像処理条件を決定し、前記配分係数または前記第
    1補正集積誤差と第2補正集積誤差との分離の少なくと
    も1つを前記画像処理条件で制御することを特徴とする
    画像処理方法。
  7. 【請求項7】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデー
    タレベルを加算して注目画素の入力レベルとし、前記入
    力レベルに注目画素位置に対応する集積誤差を加算して
    補正レベルを生成し、前記補正レベルの多値レベルを決
    定し、前記補正レベルと前記多値レベルとの差分である
    多値化誤差を計算し、前記多値化誤差から前記注目画素
    周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を所定の配分係
    数を用いて算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算
    して更新する方法で、前記注目画素のデータレベルを用
    いて画像処理条件を決定し、前記画像処理条件を用いて
    前記所定のデータレベルを制御することを特徴とする画
    像処理方法。
  8. 【請求項8】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデー
    タレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、注目画素
    位置に対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正
    集積誤差とに分離し、前記入力レベルに前記第1補正集
    積誤差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベル
    の多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レベ
    ルとの差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤差
    に前記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を計
    算し、前記補正多値化誤差から前記注目画素周辺の未処
    理画素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用いて
    算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新す
    る方法で、前記注目画素のデータレベルを用いて画像処
    理条件を決定し、前記所定のデータレベルまたは前記第
    1補正集積誤差と第2補正集積誤差との分離の少なくと
    も1つを前記画像処理条件で制御することを特徴とする
    画像処理方法。
  9. 【請求項9】 原画像を画素単位でサンプリングした多
    階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデー
    タレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、前記入力
    レベルに注目画素位置に対応する集積誤差を加算して補
    正レベルを生成し、前記補正レベルの多値レベルを決定
    し、前記補正レベルと前記多値レベルとの差分である補
    正多値化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分係数を
    用いて前記補正多値化誤差から前記注目画素周辺の未処
    理画素に対応する誤差配分値を算出し、対応する画素位
    置の集積誤差と加算して更新する方法で、前記注目画素
    のデータレベルを用いて画像処理条件を決定し、前記配
    分係数または前記所定のデータレベルの少なくとも1つ
    を前記画像処理条件で制御することを特徴とする画像処
    理方法。
  10. 【請求項10】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデ
    ータレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、注目画
    素位置に対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補
    正集積誤差とに分離し、前記入力レベルに前記第1補正
    集積誤差を加算して補正レベルを生成し、前記補正レベ
    ルの多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値レ
    ベルとの差分である多値化誤差を計算し、前記多値化誤
    差に前記第2補正集積誤差を加算して補正多値化誤差を
    計算し、特定の周期で変わる配分係数を用いて前記補正
    多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応す
    る誤差配分値を算出し、対応する画素位置の集積誤差と
    加算して更新する方法で、前記注目画素のデータレベル
    を用いて画像処理条件を決定し、前記配分係数または前
    記所定のデータレベルまたは前記第1補正集積誤差と第
    2補正集積誤差との分離の少なくとも1つを前記画像処
    理条件で制御することを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素のデータレ
    ベルに集積誤差を加算して補正レベルを生成し、変動す
    るしきい値を用いて前記補正レベルの多値レベルを決定
    し、前記補正レベルと前記多値レベルとの差分である多
    値化誤差を計算し、前記多値化誤差から注目画素周辺の
    未処理画素に対応する誤差配分値を所定の配分係数を用
    いて算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する方法で、前記注目画素のデータレベルのみを用い
    て画像処理条件を決定し、前記画像処理条件に基づき前
    記しきい値を生成することを特徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目注目画素位置に
    対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤
    差とに分離し、注目画素のデータレベルに前記第1補正
    集積誤差を加算して補正レベルを生成し、変動するしき
    い値を用いて前記補正レベルの多値レベルを決定し、前
    記補正レベルと前記多値レベルとの差分である多値化誤
    差を計算し、前記多値化誤差に前記第2補正集積誤差を
    加算して修正多値化誤差を計算し、前記修正多値化誤差
    から注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を
    所定の配分係数を用いて算出し、対応する画素位置の集
    積誤差と加算して更新する方法で、前記注目画素のデー
    タレベルを用いて画像処理条件を決定し、前記画像処理
    条件に基づき前記しきい値を生成し、さらに前記第1補
    正集積誤差と第2補正集積誤差とに分離することを特徴
    とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素のデータレ
    ベルに注目画素位置に対応する集積誤差を加算して補正
    レベルを生成し、変動するしきい値を用いて前記補正レ
    ベルの多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記多値
    レベルとの差分である補正多値化誤差を計算し、特定の
    周期で変わる配分係数を用いて前記補正多値化誤差から
    前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を
    算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新す
    る方法で、前記注目画素のデータレベルを用いて画像処
    理条件を決定し、前記画像処理条件に基づき前記しきい
    値を生成し、さらに前記配分係数を制御することを特徴
    とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素位置に対応
    する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補正集積誤差と
    に分離し、注目画素のデータレベルに前記第1補正集積
    誤差を加算して補正レベルを生成し、変動するしきい値
    を用いて前記補正レベルの多値レベルを決定し、前記補
    正レベルと前記多値レベルとの差分である多値化誤差を
    計算し、前記多値化誤差に前記第2補正集積誤差を加算
    して補正多値化誤差を計算し、特定の周期で変わる配分
    係数を用いて前記補正多値化誤差から前記注目画素周辺
    の未処理画素に対応する誤差配分値を算出し、対応する
    画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、注目画
    素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定し、前記
    画像処理条件に基づき前記しきい値を生成し、さらに前
    記配分係数または前記第1補正集積誤差と第2補正集積
    誤差との分離の少なくとも1つを前記画像処理条件で制
    御することを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデ
    ータレベルを加算して注目画素の入力レベルとし、前記
    入力レベルに注目画素位置に対応する集積誤差を加算し
    て補正レベルを生成し、変動するしきい値を用いて前記
    補正レベルの多値レベルを決定し、前記補正レベルと前
    記多値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、前記
    多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応す
    る誤差配分値を所定の配分係数を用いて算出し、対応す
    る画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、前記
    注目画素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定
    し、前記画像処理条件に基づき前記しきい値を生成し、
    さらに前記所定のデータレベルを制御することを特徴と
    する画像処理方法。
  16. 【請求項16】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデ
    ータレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、注目画
    素位置に対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補
    正集積誤差とに分離し、前記入力レベルに前記第1補正
    集積誤差を加算して補正レベルを生成し、変動するしき
    い値を用いて前記補正レベルの多値レベルを決定し、前
    記補正レベルと前記多値レベルとの差分である多値化誤
    差を計算し、前記多値化誤差に前記第2補正集積誤差を
    加算して補正多値化誤差を計算し、前記補正多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を所定の配分係数を用いて算出し、対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する方法で、注目画素のデー
    タレベルを用いて画像処理条件を決定し、前記画像処理
    条件に基づき前記しきい値を生成し、さらに前記所定の
    データレベルまたは前記第1補正集積誤差と第2補正集
    積誤差との分離の少なくとも1つを前記画像処理条件で
    制御することを特徴とする画像処理方法。
  17. 【請求項17】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデ
    ータレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、前記入
    力レベルに注目画素位置に対応する集積誤差を加算して
    補正レベルを生成し、変動するしきい値を用いて前記補
    正レベルの多値レベルを決定し、前記補正レベルと前記
    多値レベルとの差分である多値化誤差を計算し、特定の
    周期で変わる配分係数を用いて前記修正多値化誤差から
    前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を
    算出し、対応する画素位置の集積誤差と加算して更新す
    る方法で、注目画素のデータレベルを用いて画像処理条
    件を決定し、前記画像処理条件に基づき前記しきい値を
    生成し、さらに前記配分係数または前記所定のデータレ
    ベルの少なくとも1つを前記画像処理条件で制御するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素に所定のデ
    ータレベルを加算し注目画素の入力レベルとし、注目画
    素位置に対応する集積誤差を第1補正集積誤差と第2補
    正集積誤差とに分離し、前記入力レベルに前記第1補正
    集積誤差を加算して補正レベルを生成し、変動するしき
    い値を用いて前記補正レベルの多値レベルを決定し、前
    記補正レベルと前記多値レベルとの差分である多値化誤
    差を計算し、前記多値化誤差に前記第2補正集積誤差を
    加算して補正多値化誤差を計算し、特定の周期で変わる
    配分係数を用いて前記修正多値化誤差から前記注目画素
    周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を算出し、対応
    する画素位置の集積誤差と加算して更新する方法で、注
    目画素のデータレベルを用いて画像処理条件を決定し、
    前記画像処理条件に基づき前記しきい値を生成し、さら
    に前記配分係数または前記所定のデータレベルまたは前
    記第1補正集積誤差と第2補正集積誤差との分離の少な
    くとも1つを前記画像処理条件で制御することを特徴と
    する画像処理方法。
  19. 【請求項19】 処理条件は、少なくとも1色のデータ
    レベルのハイライト領域もしくはシャドウ領域のいずれ
    か一方を含む領域を検出し、決定することを特徴とする
    請求項4から請求項10、請求項12から請求項18の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 注目画素のデータレベルのみ用いて処
    理条件を決定することを特徴とする請求項4から請求項
    10、請求項12から請求項18のいずれかに記載の画
    像処理方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも最大データレベルもしくは
    最小データレベルのいずれか一方を含む領域を検出し、
    処理条件を決定することを特徴とする請求項4から請求
    項18のいずれかに記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 画像領域のエッジ量が所定の値以上あ
    る領域を検出し、処理条件を決定することを特徴とする
    請求項4から請求項10、請求項12から請求項18の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 画像領域の粒状性が所定の値以上変化
    する領域を検出し、処理条件を決定することを特徴とす
    る請求項4から請求項10、請求項12から請求項18
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 第1補正集積誤差および第2補正集積
    誤差は、同じ画素位置で色が異なる多値データによって
    分割が制御されることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項6、請求項8、請求項
    10、請求項12、請求項14、請求項16、または請
    求項18のいずれかに記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 所定の処理条件の場合、注目画素の第
    1補正集積誤差、及び第2補正集積誤差を共に0にする
    ことを特徴とする請求項4、請求項6、請求項8、請求
    項10、請求項12、請求項14、請求項16、または
    請求項18のいずれかに記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 所定の処理条件とは、処理条件信号が
    少なくとも最大データレベルもしくは最小データレベル
    のいずれか一方を検出した場合であることを特徴とする
    請求項25に記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 配分係数の特定の周期を処理条件によ
    って変動させることを特徴とする請求項5、請求項6、
    請求項9、請求項10、請求項13、請求項14、請求
    項17、または請求項18のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  28. 【請求項28】 処理条件によって配分係数の配分値を
    変動させることを特徴とする請求項5、請求項6、請求
    項9、請求項10、請求項13、請求項14、請求項1
    7、または請求項18のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  29. 【請求項29】 処理条件によって配分係数のフィルタ
    のサイズを変動させることを特徴とする請求項5、請求
    項6、請求項9、請求項10、請求項13、請求項1
    4、請求項17、または請求項18のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  30. 【請求項30】 配分係数は第2補正集積誤差用と多値
    化誤差用の2通りあることを特徴とする請求項2、請求
    項3、請求項6、請求項10、請求項14、または請求
    項18のいずれかに記載の画像処理方法。
  31. 【請求項31】 色によって付加するデータレベルを変
    えることを特徴とする請求項3、請求項7から請求項1
    0、請求項15から請求項18のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  32. 【請求項32】 処理条件に基づき、原画像の特定のデ
    ータレベルだけに、所定のデータレベルを付加すること
    を特徴とする請求項7から請求項10、請求項15から
    請求項18のいずれかに記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 特定のデータレベルとは、少なくとも
    1色のデータレベルが低いデータレベル、もしくは高い
    データレベルであることを特徴とする請求項32記載の
    画像処理方法。
  34. 【請求項34】 特定のデータレベルとは、多値化後の
    粒状性が極端に小さくなるデータレベルであることを特
    徴とする請求項32記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 処理条件に基づき、1色の入力レベル
    が低いデータレベルの場合、多値化するしきい値を下げ
    ることを特徴とする請求項11から請求項18のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 処理条件に基づき、1色の入力レベル
    が高いデータレベルの場合、多値化するしきい値を上げ
    ることを特徴とする請求項11から請求項18のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】 処理条件に基づき、原画像の特定のデ
    ータレベルを多値化する場合のしきい値を特定周期で変
    動させることを特徴とする請求項11から請求項18の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  38. 【請求項38】 処理条件に基づき、しきい値を生成す
    る場合、少なくとも1色のしきい値を他の色と変えるこ
    とを特徴とする請求項11から請求項18のいずれかに
    記載の画像処理方法。
  39. 【請求項39】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
    注目画素のデータレベルである入力レベルに加算するた
    めの第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置
    に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤差
    再配分値決定手段と、前記入力レベルと前記第1補正集
    積誤差を加算する入力補正手段と、前記入力補正手段か
    ら出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化
    手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分である
    多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差と
    前記第2補正集積誤差とから前記注目画素周辺の未処理
    画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、
    前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加
    算して更新する誤差配分更新手段とを備えたことを特徴
    とする画像処理装置。
  40. 【請求項40】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
    注目画素のデータレベルである入力レベルに加算するた
    めの第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置
    に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤差
    再配分値決定手段と、注目入力レベルと前記第1補正集
    積誤差を加算する入力補正手段と、前記入力補正手段か
    ら出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化
    手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分である
    多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差と
    前記第2補正集積誤差とから前記注目画素周辺の未処理
    画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、
    前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加
    算して更新する誤差配分更新手段と、前記誤差配分更新
    手段で用いる前記配分係数を所定の周期で変更しながら
    発生する配分係数発生手段とを備えたことを特徴とする
    画像処理装置。
  41. 【請求項41】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、原画像のデータレベ
    ルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベ
    ルとするデータ付加手段と、注目画素の多値化誤差を注
    目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差
    記憶手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を前記入
    力レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注
    目画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積
    誤差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レ
    ベルと前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段
    と、前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値
    レベルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記
    多値レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手
    段と、前記多値化誤差と前記第2補正集積誤差とから前
    記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配
    分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する
    画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手
    段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所
    定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手段とを
    備えたことを特徴とする画像処理装置。
  42. 【請求項42】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記多値
    レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段
    と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素
    に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記
    誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算し
    て更新する誤差配分更新手段とを備え、前記処理条件決
    定手段から出力される処理条件信号によって前記第1補
    正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割が制御される
    ことを特徴とする画像処理装置。
  43. 【請求項43】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素のデー
    タレベルである入力レベルに注目画素の集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記入力補正手段から出力される
    補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記
    補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を
    求める差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画
    素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を
    用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、前
    記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周期
    で変更しながら発生する配分係数発生手段とを備え、前
    記係数発生手段は前記処理条件決定手段から出力される
    第2処理条件信号によって制御されることを特徴とする
    画像処理装置。
  44. 【請求項44】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記多値
    レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段
    と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素
    に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記
    誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算し
    て更新する誤差配分更新手段と、前記誤差配分更新手段
    で用いる前記配分係数を所定の周期で変更しながら発生
    する配分係数発生手段とを備え、前記第1補正集積誤差
    と前記第2補正集積誤差の分割、または配分係数発生手
    段から出力される配分係数の少なくとも1つが前記処理
    条件決定手段から出力される処理条件信号によって制御
    されることを特徴とする画像処理装置。
  45. 【請求項45】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、前記処理条件決
    定手段から出力される第3処理条件信号により制御され
    るデータレベルを原画像のデータレベルに付加し注目画
    素の入力レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベ
    ルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前
    記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベル
    を決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記多値レ
    ベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段と、
    前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段とを備えたことを特徴とする画
    像処理装置。
  46. 【請求項46】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記入力補正手段から出力される
    補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記
    補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を
    求める差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画
    素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を
    用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備
    え、前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分
    割、または前記データ付加手段で付加されるデータレベ
    ルの少なくとも1つが前記処理条件決定手段から出力さ
    れる処理条件信号によって制御されることを特徴とする
    画像処理装置。
  47. 【請求項47】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベルに注目
    画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前記入力補
    正手段から出力される補正レベルの多値レベルを決定す
    る多値化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差
    分である多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値
    化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤
    差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段
    内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤
    差配分更新手段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記
    配分係数を所定の周期で変更しながら発生する配分係数
    発生手段とを備え、前記配分係数、または前記データ付
    加手段で付加されるデータレベルの少なくとも1つが前
    記処理条件決定手段から出力される処理条件信号によっ
    て制御されることを特徴とする画像処理装置。
  48. 【請求項48】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記入力補正手段から出力される
    補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記
    補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を
    求める差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画
    素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を
    用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、前
    記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周期
    で変更しながら発生する配分係数発生手段とを備え、前
    記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、前
    記データ付加手段で付加されるデータレベル、または前
    記配分係数の少なくとも1つが、前記処理条件決定手段
    から出力される処理条件信号によって制御されることを
    特徴とする画像処理装置。
  49. 【請求項49】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルのみを用い
    て処理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素の
    データレベルである入力レベルに注目画素の集積誤差を
    加算する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出
    力される第4処理条件信号を用いて、多値化する場合の
    しきい値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値
    生成手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正
    手段から出力される補正レベルの多値レベルを決定する
    多値化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分
    である多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化
    誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差
    配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内
    の対応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差
    配分更新手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  50. 【請求項50】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、前記しきい値生成手段から出力されるし
    きい値を用いて前記入力補正手段から出力される補正レ
    ベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記補正レ
    ベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を求める
    差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺
    の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて
    算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積
    誤差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備え、前
    記処理条件決定手段から出力される処理条件信号によっ
    て前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割
    が制御されることを特徴とする画像処理装置。
  51. 【請求項51】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素のデー
    タレベルである入力レベルに注目画素の集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出力さ
    れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
    い値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値生成
    手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正手段
    から出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値
    化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分であ
    る多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対
    応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
    更新手段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係
    数を所定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手
    段とを備え、前記配分係数は前記処理条件決定手段から
    出力される処理条件信号によって制御されることを特徴
    とする画像処理装置。
  52. 【請求項52】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、前記しきい値生成手段から出力されるし
    きい値を用いて前記入力補正手段から出力される補正レ
    ベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記補正レ
    ベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を求める
    差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺
    の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて
    算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積
    誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、前記誤差
    配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周期で変更
    しながら発生する配分係数発生手段とを備え、前記第1
    補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、または前
    記配分係数の少なくとも1つが前記処理条件決定手段か
    ら出力される処理条件信号によって制御されることを特
    徴とする画像処理装置。
  53. 【請求項53】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、前記処理条件決
    定手段から出力される第3処理条件信号により制御され
    るデータレベルを原画像のデータレベルに付加し注目画
    素の入力レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベ
    ルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前
    記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号を
    用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい値
    生成手段と、前記しきい値生成手段から出力されるしき
    い値を用いて前記入力補正手段から出力される補正レベ
    ルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記補正レベ
    ルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を求める差
    分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の
    未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算
    出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤
    差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備えたこと
    を特徴とする画像処理装置。
  54. 【請求項54】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出力さ
    れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
    い値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値生成
    手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正手段
    から出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値
    化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分であ
    る多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対
    応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
    更新手段とを備え、前記データ付加手段で付加されるデ
    ータレベル、または前記第1補正集積誤差と前記第2補
    正集積誤差の分割の少なくとも1つが前記処理条件決定
    手段から出力される処理条件信号によって制御されるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  55. 【請求項55】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベルに注目
    画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前記処理条
    件決定手段から出力される第4処理条件信号を用いて、
    多値化する場合のしきい値を生成するしきい値生成手段
    と、前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用
    いて前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値
    レベルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記
    多値レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手
    段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画
    素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前
    記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算
    して更新する誤差配分更新手段と、前記誤差配分更新手
    段で用いる前記配分係数を所定の周期で変更しながら発
    生する配分係数発生手段とを備え、前記データ付加手段
    で付加されるデータレベル、または前記配分係数の少な
    くとも1つが前記処理条件決定手段から出力される処理
    条件信号によって制御されることを特徴とする画像処理
    装置。
  56. 【請求項56】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出力さ
    れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
    い値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値生成
    手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正手段
    から出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値
    化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分であ
    る多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対
    応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
    更新手段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係
    数を所定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手
    段とを備え、前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積
    誤差の分割、前記データ付加手段で付加されるデータレ
    ベル、または前記配分係数の少なくとも1つが前記処理
    条件決定手段から出力される処理条件信号によって制御
    されることを特徴とする画像処理装置。
  57. 【請求項57】 処理条件決定手段は、少なくとも1色
    のデータレベルのハイライト領域もしくはシャドウ領域
    のいずれか一方を含む領域を検出し、処理条件を決定す
    ることを特徴とする請求項42から請求項48、請求項
    50から請求項56のいずれかに記載の画像処理装置。
  58. 【請求項58】 処理条件決定手段は、注目画素のデー
    タレベルのみ用いて処理条件を決定することを特徴とす
    る請求項42から請求項48、請求項50から請求項5
    6のいずれかに記載の画像処理装置。
  59. 【請求項59】 処理条件決定手段は、少なくとも最大
    データレベルもしくは最小データレベルのいずれか一方
    を含む領域を検出し、処理条件を決定することを特徴と
    する請求項42から請求項56のいずれかに記載の画像
    処理装置。
  60. 【請求項60】 処理条件決定手段は、画像領域はエッ
    ジ量が所定の値以上ある領域を検出し、処理条件を決定
    することを特徴とする請求項42から請求項48、請求
    項50から請求項56のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  61. 【請求項61】 処理条件決定手段は、画像領域は粒状
    性が所定の値以上変化する領域を検出し、処理条件を決
    定することを特徴とする請求項42から請求項48、請
    求項50から請求項56のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  62. 【請求項62】 誤差再配置決定手段は、同じ画素位置
    で色が異なる多値データによって分割が制御されること
    を特徴とする請求項39、請求項40、請求項41、請
    求項42、請求項44、請求項46、請求項48、請求
    項50、請求項52、請求項54、または請求項56の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  63. 【請求項63】 誤差再配置決定手段は、処理条件信号
    が所定の信号になった場合、注目画素の第1補正集積誤
    差、及び第2補正集積誤差を共に0にすることを特徴と
    する請求項42、請求項44、請求項46、請求項4
    8、請求項50、請求項52、請求項54、または請求
    項56のいずれかに記載の画像処理装置。
  64. 【請求項64】 所定の信号とは、処理条件信号が少な
    くとも最大データレベルもしくは最小データレベルのい
    ずれか一方を検出した信号であることを特徴とする請求
    項63に記載の画像処理装置。
  65. 【請求項65】 配分係数の特定の周期を処理条件信号
    によって変動させることを特徴とする請求項43、請求
    項44、請求項47、請求項48、請求項51、請求項
    52、請求項55、または請求項56のいずれかに記載
    の画像処理装置。
  66. 【請求項66】 配分係数の配分値を処理条件信号によ
    って変動させることを特徴とする請求項43、請求項4
    4、請求項47、請求項48、請求項51、請求項5
    2、請求項55、または請求項56のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  67. 【請求項67】 処理条件信号によって配分係数のフィ
    ルタのサイズを変動させることを特徴とする請求項4
    3、請求項44、請求項47、請求項48、請求項5
    1、請求項52、請求項55、または請求項56のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  68. 【請求項68】 配分係数発生手段から出力される配分
    係数は第2修正集積誤差用と多値化誤差用の2通り出力
    されることを特徴とする請求項40、請求項41、請求
    項44、請求項48、請求項52、または請求項56の
    いずれかに記載の画像処理装置。
  69. 【請求項69】 データ付加手段は、色によって付加す
    るデータレベルを変えることを特徴とする請求項41、
    請求項45から請求項48、請求項53から請求項56
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  70. 【請求項70】 データ付加手段は、処理条件決定信号
    に基づき、原画像の特定のデータレベルだけに、所定の
    データレベルを付加することを特徴とする請求項45か
    ら請求項48、請求項53から請求項56のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  71. 【請求項71】 特定のデータレベルとは、少なくとも
    1色のデータレベルが低いデータレベル、もしくは高い
    データレベルであることを特徴とする請求項70記載の
    画像処理装置。
  72. 【請求項72】 特定のデータレベルとは、多値化後の
    粒状性が極端に小さくなるデータレベルであることを特
    徴とする請求項70記載の画像処理装置。
  73. 【請求項73】 しきい値生成手段は、処理条件決定信
    号に基づき、1色の入力レベルが低いデータレベルの場
    合、多値化するしきい値を下げることを特徴とする請求
    項49から請求項56のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  74. 【請求項74】 しきい値生成手段は、処理条件決定信
    号に基づき、1色の入力レベルが高いデータレベルの場
    合、多値化するしきい値を上げることを特徴とする請求
    項49から請求項56のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  75. 【請求項75】 しきい値生成手段は、処理条件決定信
    号に基づき、原画像の特定のデータレベルを多値化する
    場合のしきい値を特定周期で変動させることを特徴とす
    る請求項49から請求項56のいずれかに記載の画像処
    理装置。
  76. 【請求項76】 しきい値生成手段は、処理条件決定信
    号に基づき、しきい値を生成する場合、少なくとも1色
    のしきい値を他の色と変えることを特徴とする請求項4
    9から請求項56のいずれかに記載の画像処理装置。
  77. 【請求項77】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
    注目画素のデータレベルである入力レベルに加算するた
    めの第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置
    に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤差
    再配分値決定手段と、前記入力レベルと前記第1補正集
    積誤差を加算する入力補正手段と、前記入力補正手段か
    ら出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化
    手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分である
    多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差と
    前記第2補正集積誤差とから前記注目画素周辺の未処理
    画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、
    前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加
    算して更新する誤差配分更新手段とを備えたことを特徴
    とする画像処理システム。
  78. 【請求項78】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を
    注目画素のデータレベルである入力レベルに加算するた
    めの第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置
    に再配分するための第2補正集積誤差とに分割する誤差
    再配分値決定手段と、注目入力レベルと前記第1補正集
    積誤差を加算する入力補正手段と、前記入力補正手段か
    ら出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値化
    手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分である
    多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差と
    前記第2補正集積誤差とから前記注目画素周辺の未処理
    画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、
    前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加
    算して更新する誤差配分更新手段と、前記誤差配分更新
    手段で用いる前記配分係数を所定の周期で変更しながら
    発生する配分係数発生手段とを備えたことを特徴とする
    画像処理システム。
  79. 【請求項79】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、原画像のデータレベ
    ルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力レベ
    ルとするデータ付加手段と、注目画素の多値化誤差を注
    目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するための誤差
    記憶手段と、注目画素位置に対応した集積誤差を前記入
    力レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注
    目画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積
    誤差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レ
    ベルと前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段
    と、前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値
    レベルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記
    多値レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手
    段と、前記多値化誤差と前記第2補正集積誤差とから前
    記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配
    分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する
    画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手
    段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所
    定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手段とを
    備えたことを特徴とする画像処理システム。
  80. 【請求項80】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記多値
    レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段
    と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素
    に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記
    誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算し
    て更新する誤差配分更新手段とを備え、前記処理条件決
    定手段から出力される処理条件信号によって前記第1補
    正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割が制御される
    ことを特徴とする画像処理システム。
  81. 【請求項81】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素のデー
    タレベルである入力レベルに注目画素の集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記入力補正手段から出力される
    補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記
    補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を
    求める差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画
    素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を
    用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、前
    記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周期
    で変更しながら発生する配分係数発生手段とを備え、前
    記係数発生手段は前記処理条件決定手段から出力される
    第2処理条件信号によって制御されることを特徴とする
    画像処理システム。
  82. 【請求項82】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記多値
    レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段
    と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素
    に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記
    誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算し
    て更新する誤差配分更新手段と、前記誤差配分更新手段
    で用いる前記配分係数を所定の周期で変更しながら発生
    する配分係数発生手段とを備え、前記第1補正集積誤差
    と前記第2補正集積誤差の分割、または配分係数発生手
    段から出力される配分係数の少なくとも1つが前記処理
    条件決定手段から出力される処理条件信号によって制御
    されることを特徴とする画像処理システム。
  83. 【請求項83】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、前記処理条件決
    定手段から出力される第3処理条件信号により制御され
    るデータレベルを原画像のデータレベルに付加し注目画
    素の入力レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベ
    ルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前
    記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベル
    を決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記多値レ
    ベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手段と、
    前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段とを備えたことを特徴とする画
    像処理システム。
  84. 【請求項84】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記入力補正手段から出力される
    補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記
    補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を
    求める差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画
    素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を
    用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備
    え、前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分
    割、または前記データ付加手段で付加されるデータレベ
    ルの少なくとも1つが前記処理条件決定手段から出力さ
    れる処理条件信号によって制御されることを特徴とする
    画像処理システム。
  85. 【請求項85】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベルに注目
    画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前記入力補
    正手段から出力される補正レベルの多値レベルを決定す
    る多値化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差
    分である多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値
    化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤
    差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段
    内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤
    差配分更新手段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記
    配分係数を所定の周期で変更しながら発生する配分係数
    発生手段とを備え、前記配分係数、または前記データ付
    加手段で付加されるデータレベルの少なくとも1つが前
    記処理条件決定手段から出力される処理条件信号によっ
    て制御されることを特徴とする画像処理システム。
  86. 【請求項86】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記入力補正手段から出力される
    補正レベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記
    補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を
    求める差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画
    素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を
    用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置
    の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、前
    記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周期
    で変更しながら発生する配分係数発生手段とを備え、前
    記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、前
    記データ付加手段で付加されるデータレベル、または前
    記配分係数の少なくとも1つが、前記処理条件決定手段
    から出力される処理条件信号によって制御されることを
    特徴とする画像処理システム。
  87. 【請求項87】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルのみを用い
    て処理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素の
    データレベルである入力レベルに注目画素の集積誤差を
    加算する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出
    力される第4処理条件信号を用いて、多値化する場合の
    しきい値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値
    生成手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正
    手段から出力される補正レベルの多値レベルを決定する
    多値化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分
    である多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化
    誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差
    配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内
    の対応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差
    配分更新手段とを備えたことを特徴とする画像処理シス
    テム。
  88. 【請求項88】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、前記しきい値生成手段から出力されるし
    きい値を用いて前記入力補正手段から出力される補正レ
    ベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記補正レ
    ベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を求める
    差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺
    の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて
    算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積
    誤差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備え、前
    記処理条件決定手段から出力される処理条件信号によっ
    て前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割
    が制御されることを特徴とする画像処理システム。
  89. 【請求項89】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素のデー
    タレベルである入力レベルに注目画素の集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出力さ
    れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
    い値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値生成
    手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正手段
    から出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値
    化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分であ
    る多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対
    応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
    更新手段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係
    数を所定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手
    段とを備え、前記配分係数は前記処理条件決定手段から
    出力される処理条件信号によって制御されることを特徴
    とする画像処理システム。
  90. 【請求項90】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、注目画素位置に
    対応した集積誤差を注目画素のデータレベルである入力
    レベルに加算するための第1補正集積誤差と、前記注目
    画素周辺の画素位置に再配分するための第2補正集積誤
    差とに分割する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベ
    ルに前記第1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、
    前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、前記しきい値生成手段から出力されるし
    きい値を用いて前記入力補正手段から出力される補正レ
    ベルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記補正レ
    ベルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を求める
    差分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺
    の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて
    算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積
    誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、前記誤差
    配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周期で変更
    しながら発生する配分係数発生手段とを備え、前記第1
    補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、または前
    記配分係数の少なくとも1つが前記処理条件決定手段か
    ら出力される処理条件信号によって制御されることを特
    徴とする画像処理システム。
  91. 【請求項91】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、前記処理条件決
    定手段から出力される第3処理条件信号により制御され
    るデータレベルを原画像のデータレベルに付加し注目画
    素の入力レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベ
    ルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前
    記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号を
    用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい値
    生成手段と、前記しきい値生成手段から出力されるしき
    い値を用いて前記入力補正手段から出力される補正レベ
    ルの多値レベルを決定する多値化手段と、前記補正レベ
    ルと前記多値レベルの差分である多値化誤差を求める差
    分演算手段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の
    未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算
    出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤
    差と加算して更新する誤差配分更新手段とを備えたこと
    を特徴とする画像処理システム。
  92. 【請求項92】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出力さ
    れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
    い値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値生成
    手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正手段
    から出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値
    化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分であ
    る多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対
    応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
    更新手段とを備え、前記データ付加手段で付加されるデ
    ータレベル、または前記第1補正集積誤差と前記第2補
    正集積誤差の分割の少なくとも1つが前記処理条件決定
    手段から出力される処理条件信号によって制御されるこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  93. 【請求項93】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、前記入力レベルに注目
    画素の集積誤差を加算する入力補正手段と、前記処理条
    件決定手段から出力される第4処理条件信号を用いて、
    多値化する場合のしきい値を生成するしきい値生成手段
    と、前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用
    いて前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値
    レベルを決定する多値化手段と、前記補正レベルと前記
    多値レベルの差分である多値化誤差を求める差分演算手
    段と、前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画
    素に対応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前
    記誤差記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算
    して更新する誤差配分更新手段と、前記誤差配分更新手
    段で用いる前記配分係数を所定の周期で変更しながら発
    生する配分係数発生手段とを備え、前記データ付加手段
    で付加されるデータレベル、または前記配分係数の少な
    くとも1つが前記処理条件決定手段から出力される処理
    条件信号によって制御されることを特徴とする画像処理
    システム。
  94. 【請求項94】 原画像を画素単位でサンプリングした
    多階調のデータを多値化する際に、注目画素の多値化誤
    差を注目画素周辺の画素位置に対応させて記憶するため
    の誤差記憶手段と、注目画素のデータレベルを用いて処
    理条件を決定する処理条件決定手段と、原画像のデータ
    レベルに、所定のデータレベルを付加し注目画素の入力
    レベルとするデータ付加手段と、注目画素位置に対応し
    た集積誤差を前記入力レベルに加算するための第1補正
    集積誤差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分する
    ための第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定
    手段と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算
    する入力補正手段と、前記処理条件決定手段から出力さ
    れる第4処理条件信号を用いて、多値化する場合のしき
    い値を生成するしきい値生成手段と、前記しきい値生成
    手段から出力されるしきい値を用いて前記入力補正手段
    から出力される補正レベルの多値レベルを決定する多値
    化手段と、前記補正レベルと前記多値レベルの差分であ
    る多値化誤差を求める差分演算手段と、前記多値化誤差
    から前記注目画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分
    値を配分係数を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対
    応する画素位置の集積誤差と加算して更新する誤差配分
    更新手段と、前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係
    数を所定の周期で変更しながら発生する配分係数発生手
    段とを備え、前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積
    誤差の分割、前記データ付加手段で付加されるデータレ
    ベル、または前記配分係数の少なくとも1つが前記処理
    条件決定手段から出力される処理条件信号によって制御
    されることを特徴とする画像処理システム。
  95. 【請求項95】 処理条件決定手段は、少なくとも1色
    のデータレベルのハイライト領域もしくはシャドウ領域
    のいずれか一方を含む領域を検出し、処理条件を決定す
    ることを特徴とする請求項80から請求項86、請求項
    88から請求項94のいずれかに記載の画像処理システ
    ム。
  96. 【請求項96】 処理条件決定手段は、注目画素のデー
    タレベルのみ用いて処理条件を決定することを特徴とす
    る請求項80から請求項86、請求項88から請求項9
    4のいずれかに記載の画像処理システム。
  97. 【請求項97】 処理条件決定手段は、少なくとも最大
    データレベルもしくは最小データレベルのいずれか一方
    を含む領域を検出し、処理条件を決定することを 特徴
    とする請求項80から請求項94のいずれかに記載の画
    像処理システム。
  98. 【請求項98】 処理条件決定手段は、画像領域はエッ
    ジ量が所定の値以上ある領域を検出し、処理条件を決定
    することを特徴とする請求項80から請求項86、請求
    項88から請求項94のいずれかに記載の画像処理シス
    テム。
  99. 【請求項99】 処理条件決定手段は、画像領域は粒状
    性が所定の値以上変化する領域を検出し、処理条件を決
    定することを特徴とする請求項80から請求項86、請
    求項88から請求項94のいずれかに記載の画像処理シ
    ステム。
  100. 【請求項100】 誤差再配置決定手段は、同じ画素位
    置で色が異なる多値データによって分割が制御されるこ
    とを特徴とする請求項77、請求項78、請求項79、
    請求項80、請求項82、請求項84、請求項86、請
    求項88、請求項90、請求項92、または請求項94
    のいずれかに記載の画像処理システム。
  101. 【請求項101】 誤差再配置決定手段は、処理条件信
    号が所定の信号になった場合、注目画素の第1補正集積
    誤差、及び第2補正集積誤差を共に0にすることを特徴
    とする請求項80、請求項82、請求項84、請求項8
    6、請求項88、請求項90、請求項92、または請求
    項94のいずれかに記載の画像処理システム。
  102. 【請求項102】 所定の信号とは、処理条件信号が少
    なくとも最大データレベルもしくは最小データレベルの
    いずれか一方を検出した信号であることを特徴とする請
    求項101に記載の画像処理システム。
  103. 【請求項103】 配分係数の特定の周期を処理条件信
    号によって変動させることを特徴とする請求項81、請
    求項82、請求項85、請求項86、請求項89、請求
    項90、請求項93、または請求項94のいずれかに記
    載の画像処理システム。
  104. 【請求項104】 配分係数の配分値を処理条件信号に
    よって変動させることを特徴とする請求項81、請求項
    82、請求項85、請求項86、請求項89、請求項9
    0、請求項93、または請求項94のいずれかに記載の
    画像処理システム。
  105. 【請求項105】 処理条件信号によって配分係数のフ
    ィルタのサイズを変動させることを特徴とする請求項8
    1、請求項82、請求項85、請求項86、請求項8
    9、請求項90、請求項93、または請求項94のいず
    れかに記載の画像処理システム。
  106. 【請求項106】 配分係数発生手段から出力される配
    分係数は第2修正集積誤差用と多値化誤差用の2通り出
    力されることを特徴とする請求項78、請求項79、請
    求項82、請求項86、請求項90、または請求項94
    のいずれかに記載の画像処理システム。
  107. 【請求項107】 データ付加手段は、色によって付加
    するデータレベルを変えることを特徴とする請求項7
    9、請求項83から請求項86、請求項91から請求項
    94のいずれかに記載の画像処理システム。
  108. 【請求項108】 データ付加手段は、処理条件決定信
    号に基づき、原画像の特定のデータレベルだけに、所定
    のデータレベルを付加することを特徴とする請求項83
    から請求項86、請求項91から請求項94のいずれか
    に記載の画像処理システム。
  109. 【請求項109】 特定のデータレベルとは、少なくと
    も1色のデータレベルが低いデータレベル、もしくは高
    いデータレベルであることを特徴とする請求項108記
    載の画像処理システム。
  110. 【請求項110】 特定のデータレベルとは、多値化後
    の粒状性が極端に小さくなるデータレベルであることを
    特徴とする請求項108記載の画像処理システム。
  111. 【請求項111】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、1色の入力レベルが低いデータレベルの
    場合、多値化するしきい値を下げることを特徴とする請
    求項87から請求項94のいずれかに記載の画像処理シ
    ステム。
  112. 【請求項112】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、1色の入力レベルが高いデータレベルの
    場合、多値化するしきい値を上げることを特徴とする請
    求項87から請求項94のいずれかに記載の画像処理シ
    ステム。
  113. 【請求項113】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、原画像の特定のデータレベルを多値化す
    る場合のしきい値を特定周期で変動させることを特徴と
    する請求項87から請求項94のいずれかに記載の画像
    処理システム。
  114. 【請求項114】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、しきい値を生成する場合、少なくとも1
    色のしきい値を他の色と変えることを特徴とする請求項
    87から請求項94のいずれかに記載の画像処理システ
    ム。
  115. 【請求項115】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデータレ
    ベルである入力レベルに加算するための第1補正集積誤
    差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分するための
    第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
    と、 前記入力レベルと前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差と前記第2補正集積誤差とから前記注目
    画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数
    を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位
    置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段、と
    して機能させることを特徴とする画像処理用プログラ
    ム。
  116. 【請求項116】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデータレ
    ベルである入力レベルに加算するための第1補正集積誤
    差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分するための
    第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
    と、 注目入力レベルと前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差と前記第2補正集積誤差とから前記注目
    画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数
    を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位
    置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させることを特徴とする画像処理用プログラム。
  117. 【請求項117】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、原画像のデータレベルに、所定のデー
    タレベルを付加し注目画素の入力レベルとするデータ付
    加手段と、 注目画素の多値化誤差を注目画素周辺の画素位置に対応
    させて記憶するための誤差記憶手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を前記入力レベルに加
    算するための第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の
    画素位置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割
    する誤差再配分値決定手段と、 前記入力レベルと前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差と前記第2補正集積誤差とから前記注目
    画素周辺の未処理画素に対応する誤差配分値を配分係数
    を用いて算出し、前記誤差記憶手段内の対応する画素位
    置の集積誤差と加算して更新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させることを特徴とする画像処理用プログラム。
  118. 【請求項118】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデータレ
    ベルである入力レベルに加算するための第1補正集積誤
    差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分するための
    第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
    と、 前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段、として機能させ、 前記処理条件決定手段から出力される処理条件信号によ
    って前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分
    割が制御されるように実現させることを特徴とする画像
    処理用プログラム。
  119. 【請求項119】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 注目画素のデータレベルである入力レベルに注目画素の
    集積誤差を加算する入力補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段として機能
    させ、 前記係数発生手段は前記処理条件決定手段から出力され
    る第2処理条件信号によって制御されるように実現させ
    ることを特徴とする画像処理用プログラム。
  120. 【請求項120】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデータレ
    ベルである入力レベルに加算するための第1補正集積誤
    差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分するための
    第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
    と、 前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段として機能
    させ、 前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、
    または配分係数発生手段から出力される配分係数の少な
    くとも1つが前記処理条件決定手段から出力される処理
    条件信号によって制御されるように実現させることを特
    徴とする画像処理用プログラム。
  121. 【請求項121】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第3処理条件信号
    により制御されるデータレベルを原画像のデータレベル
    に付加し注目画素の入力レベルとするデータ付加手段
    と、 前記入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補
    正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段として機能させることを特徴と
    する画像処理用プログラム。
  122. 【請求項122】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 原画像のデータレベルに、所定のデータレベルを付加し
    注目画素の入力レベルとするデータ付加手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を前記入力レベルに加
    算するための第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の
    画素位置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割
    する誤差再配分値決定手段と、 前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段、として機能させ、 前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、
    または前記データ付加手段で付加されるデータレベルの
    少なくとも1つが前記処理条件決定手段から出力される
    処理条件信号によって制御されるように実現させること
    を特徴とする画像処理用プログラム。
  123. 【請求項123】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 原画像のデータレベルに、所定のデータレベルを付加し
    注目画素の入力レベルとするデータ付加手段と、 前記入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補
    正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させ、前記配分係数、または前記データ付加手段で付
    加されるデータレベルの少なくとも1つが前記処理条件
    決定手段から出力される処理条件信号によって制御され
    るように実現させることを特徴とする画像処理用プログ
    ラム。
  124. 【請求項124】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 原画像のデータレベルに、所定のデータレベルを付加し
    注目画素の入力レベルとするデータ付加手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を前記入力レベルに加
    算するための第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の
    画素位置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割
    する誤差再配分値決定手段と、前記入力レベルに前記第
    1補正集積誤差を加算する入力補正手段と、 前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させ、 前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、
    前記データ付加手段で付加されるデータレベル、または
    前記配分係数の少なくとも1つが、前記処理条件決定手
    段から出力される処理条件信号によって制御されるよう
    に実現させることを特徴とする画像処理用プログラム。
  125. 【請求項125】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルのみを用いて処理条件を決定す
    る処理条件決定手段と、 注目画素のデータレベルであ
    る入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正
    手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段、として機能させることを特徴
    とする画像処理用プログラム。
  126. 【請求項126】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデータレ
    ベルである入力レベルに加算するための第1補正集積誤
    差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分するための
    第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
    と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する
    入力補正手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段、として機能させ、 前記処理条件決定手段から出力される処理条件信号によ
    って前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分
    割が制御されるように実現させることを特徴とする画像
    処理用プログラム。
  127. 【請求項127】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 注目画素のデータレベルである入力レベルに注目画素の
    集積誤差を加算する入力補正手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生す る配分係数発生手段、として
    機能させ、 前記配分係数は前記処理条件決定手段から出力される処
    理条件信号によって制御されるように実現させることを
    特徴とする画像処理用プログラム。
  128. 【請求項128】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を注目画素のデータレ
    ベルである入力レベルに加算するための第1補正集積誤
    差と、前記注目画素周辺の画素位置に再配分するための
    第2補正集積誤差とに分割する誤差再配分値決定手段
    と、前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する
    入力補正手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させ、 前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、
    または前記配分係数の少なくとも1つが前記処理条件決
    定手段から出力される処理条件信号によって制御される
    ように実現させることを特徴とする画像処理用プログラ
    ム。
  129. 【請求項129】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第3処理条件信号
    により制御されるデータレベルを原画像のデータレベル
    に付加し注目画素の入力レベルとするデータ付加手段
    と、 前記入力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補
    正手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段、として機能させることを特徴
    とする画像処理用プログラム。
  130. 【請求項130】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 原画像のデータレベルに、所定のデータレベルを付加し
    注目画素の入力レベルとするデータ付加手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を前記入力レベルに加
    算するための第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の
    画素位置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割
    する誤差再配分値決定手段と、 前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段、として機能させ、 前記データ付加手段で付加されるデータレベル、または
    前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割の
    少なくとも1つが前記処理条件決定手段から出力される
    処理条件信号によって制御されるように実現させること
    を特徴とする画像処理用プログラム。
  131. 【請求項131】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 原画像のデータレベルに、所定のデータレベルを付加し
    注目画素の入力レベルとするデータ付加手段と、前記入
    力レベルに注目画素の集積誤差を加算する入力補正手段
    と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させ、 前記データ付加手段で付加されるデータレベル、または
    前記配分係数の少なくとも1つが前記処理条件決定手段
    から出力される処理条件信号によって制御されるように
    実現させることを特徴とする画像処理用プログラム。
  132. 【請求項132】 画像処理装置または画像処理システ
    ムを、 原画像を画素単位でサンプリングした多階調のデータを
    多値化する際に、注目画素の多値化誤差を注目画素周辺
    の画素位置に対応させて記憶するための誤差記憶手段
    と、 注目画素のデータレベルを用いて処理条件を決定する処
    理条件決定手段と、 原画像のデータレベルに、所定のデータレベルを付加し
    注目画素の入力レベルとするデータ付加手段と、 注目画素位置に対応した集積誤差を前記入力レベルに加
    算するための第1補正集積誤差と、前記注目画素周辺の
    画素位置に再配分するための第2補正集積誤差とに分割
    する誤差再配分値決定手段と、 前記入力レベルに前記第1補正集積誤差を加算する入力
    補正手段と、 前記処理条件決定手段から出力される第4処理条件信号
    を用いて、多値化する場合のしきい値を生成するしきい
    値生成手段と、 前記しきい値生成手段から出力されるしきい値を用いて
    前記入力補正手段から出力される補正レベルの多値レベ
    ルを決定する多値化手段と、 前記補正レベルと前記多値レベルの差分である多値化誤
    差を求める差分演算手段と、 前記多値化誤差から前記注目画素周辺の未処理画素に対
    応する誤差配分値を配分係数を用いて算出し、前記誤差
    記憶手段内の対応する画素位置の集積誤差と加算して更
    新する誤差配分更新手段と、 前記誤差配分更新手段で用いる前記配分係数を所定の周
    期で変更しながら発生する配分係数発生手段、として機
    能させ、 前記第1補正集積誤差と前記第2補正集積誤差の分割、
    前記データ付加手段で付加されるデータレベル、または
    前記配分係数の少なくとも1つが前記処理条件決定手段
    から出力される処理条件信号によって制御されるように
    実現させることを特徴とする画像処理用プログラム。
  133. 【請求項133】 処理条件決定手段は、少なくとも1
    色のデータレベルのハイライト領域もしくはシャドウ領
    域のいずれか一方を含む領域を検出し、処理条件を決定
    することを特徴とする請求項118から請求項124、
    請求項126から請求項132のいずれかに記載の画像
    処理用プログラム。
  134. 【請求項134】 処理条件決定手段は、注目画素のデ
    ータレベルのみ用いて処理条件を決定することを特徴と
    する請求項118から請求項124、請求項126から
    請求項132のいずれかに記載の画像処理用プログラ
    ム。
  135. 【請求項135】 処理条件決定手段は、少なくとも最
    大データレベルもしくは最小データレベルのいずれか一
    方を含む領域を検出し、処理条件を決定することを特徴
    とする請求項118から請求項132のいずれかに記載
    の画像処理用プログラム。
  136. 【請求項136】 処理条件決定手段は、画像領域はエ
    ッジ量が所定の値以上ある領域を検出し、処理条件を決
    定することを特徴とする請求項118から請求項12
    4、請求項126から請求項132のいずれかに記載の
    画像処理用プログラム。
  137. 【請求項137】 処理条件決定手段は、画像領域は粒
    状性が所定の値以上変化する領域を検出し、処理条件を
    決定することを特徴とする請求項118から請求項12
    4、請求項126から請求項132のいずれかに記載の
    画像処理用プログラム。
  138. 【請求項138】 誤差再配置決定手段は、同じ画素位
    置で色が異なる多値データによって分割が制御されるこ
    とを特徴とする請求項115、請求項116、請求項1
    17、請求項118、請求項120、請求項122、請
    求項124、請求項126、請求項128、請求項13
    0、または請求項132のいずれかに記載の画像処理用
    プログラム。
  139. 【請求項139】 誤差再配置決定手段は、処理条件信
    号が所定の信号になった場合、注目画素の第1補正集積
    誤差、及び第2補正集積誤差を共に0にすることを特徴
    とする請求項118、請求項120、請求項122、請
    求項124、請求項126、請求項128、請求項13
    0、または請求項132のいずれかに記載の画像処理用
    プログラム。
  140. 【請求項140】 所定の信号とは、処理条件信号が少
    なくとも最大データレベルもしくは最小データレベルの
    いずれか一方を検出した信号であることを特徴とする請
    求項139に記載の画像処理用プログラム。
  141. 【請求項141】 配分係数の特定の周期を処理条件信
    号によって変動させることを特徴とする請求項119、
    請求項120、請求項123、請求項124、請求項1
    27、請求項128、請求項131、または請求項13
    2のいずれかに記載の画像処理用プログラム。
  142. 【請求項142】 配分係数の配分値を処理条件信号に
    よって変動させることを特徴とする請求項119、請求
    項120、請求項123、請求項124、請求項12
    7、請求項128、請求項131、または請求項132
    のいずれかに記載の画像処理用プログラム。
  143. 【請求項143】 処理条件信号によって配分係数のフ
    ィルタのサイズを変動させることを特徴とする請求項1
    19、請求項120、請求項123、請求項124、請
    求項127、請求項128、請求項131、または請求
    項132のいずれかに記載の画像処理用プログラム。
  144. 【請求項144】 配分係数発生手段から出力される配
    分係数は第2修正集積誤差用と多値化誤差用の2通り出
    力されることを特徴とする請求項116、請求項11
    7、請求項120、請求項124、請求項128、また
    は請求項132のいずれかに記載の画像処理用プログラ
    ム。
  145. 【請求項145】 データ付加手段は、色によって付加
    するデータレベルを変えることを特徴とする請求項11
    7、請求項121から請求項124、請求項129から
    請求項132のいずれかに記載の画像処理用プログラ
    ム。
  146. 【請求項146】 データ付加手段は、処理条件決定信
    号に基づき、原画像の特定のデータレベルだけに、所定
    のデータレベルを付加することを特徴とする請求項12
    1から請求項124、請求項129から請求項132の
    いずれかに記載の画像処理用プログラム。
  147. 【請求項147】 特定のデータレベルとは、少なくと
    も1色のデータレベルが低いデータレベル、もしくは高
    いデータレベルであることを特徴とする請求項146記
    載の画像処理用プログラム。
  148. 【請求項148】 特定のデータレベルとは、多値化後
    の粒状性が極端に小さくなるデータレベルであることを
    特徴とする請求項146記載の画像処理用プログラム。
  149. 【請求項149】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、1色の入力レベルが低いデータレベルの
    場合、多値化するしきい値を下げることを特徴とする請
    求項125から請求項132のいずれかに記載の画像処
    理用プログラム。
  150. 【請求項150】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、1色の入力レベルが高いデータレベルの
    場合、多値化するしきい値を上げることを特徴とする請
    求項125から請求項132のいずれかに記載の画像処
    理用プログラム。
  151. 【請求項151】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、原画像の特定のデータレベルを多値化す
    る場合のしきい値を特定周期で変動させることを特徴と
    する請求項125から請求項132のいずれかに記載の
    画像処理用プログラム。
  152. 【請求項152】 しきい値生成手段は、処理条件決定
    信号に基づき、しきい値を生成する場合、少なくとも1
    色のしきい値を他の色と変えることを特徴とする請求項
    125から請求項132のいずれかに記載の画像処理用
    プログラム。
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