JPH10271331A - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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JPH10271331A
JPH10271331A JP9091442A JP9144297A JPH10271331A JP H10271331 A JPH10271331 A JP H10271331A JP 9091442 A JP9091442 A JP 9091442A JP 9144297 A JP9144297 A JP 9144297A JP H10271331 A JPH10271331 A JP H10271331A
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JP9091442A
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English (en)
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Nobuhito Matsushiro
信人 松代
Kazuyo Kurabayashi
和代 倉林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Publication date
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Priority to US09/044,368 priority patent/US6201612B1/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
    • H04N1/4052Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 高階調の多値画像をブロック分割部1に
よりブロックに分割し、分割されたブロック内のエッジ
をエッジ検出部2により検出する。エッジが検出された
場合には、2値誤差拡散処理部20により注目ブロック
に周辺のブロックの誤差値を加算して2値のブロックに
量子化し、その量子化誤差を周辺のブロックに配分す
る。一方、エッジが検出されない場合には、多値誤差拡
散処理部10により注目ブロックに周辺のブロックの誤
差値を加算して低階調の多値のブロックに量子化し、そ
の量子化誤差を周辺のブロックに配分するとともに、量
子化された低階調のブロックを2値のブロックに2値化
する。 【効果】 高階調の多値画像からエッジの再現性が良
く、かつ階調表現の滑らかな2値画像を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー画像
やグレースケール画像のような多値画像を2値画像に変
換する画像処理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多値画像を2値画像に変換し、変
換された2値画像により疑似的に中間調を表現する画像
処理技術が知られている。階調を低減する代表的な方法
としては、例えばディザ法、濃度パターン法、誤差拡散
法および平均誤差最小法が知られている。ディザ法は、
入力画素を2値出力の1画素に対応させ、n×nのマト
リクス内の各画素のしきい値を変化させて2値化して、
マトリクスのサイズnに応じた階調数の画像を得るもの
である。nを大きくすると、階調表示の誤差は小さくな
るが、表示単位面積が大きくなるので、実効解像度が1
/nに低下する。n=4が実用上の最大値とみられてい
る。濃度パターン法は、入力画素を複数の出力画素に対
応させ、m×mのマトリクス内の各画素のしきい値を変
化させて2値化するものである。一般に、ディザ法は、
プリンタや複写機等に搭載される高解像度の画像処理装
置に適用され、濃度パターン法は、TV画像のような比
較的情報量の少ない入力画像を出力する画像処理装置に
適用される。
【0003】誤差拡散法および平均誤差最小法は、入力
画素の量子化の際に発生した誤差を周辺の画素に配分す
ることで、入力画素と記録画素との誤差を平均的に小さ
くするものである。誤差拡散法は、ある画素で生じた誤
差を以降の複数の画素に拡散する。平均誤差最小法は、
複数の画素の重み付き平均により次の画素の値を修正す
る。誤差拡散法および平均誤差最小法では、解像度が比
較的良好で、かなりの階調表現が得られる。誤差拡散法
および平均誤差最小法の双方を誤差拡散法と総称する場
合もある。ところで、誤差拡散法により画質を改善する
手法として、例えば1994年第25回画像工学コンフ
ァレンス論文集第101頁〜第104頁「多値誤差拡散
法を用いたハードコピーの画質改善手法の検討」に示さ
れる手法が紹介されている。この手法では、誤差拡散法
を多値化することで、解像度にかかわらず階調再現の滑
らかな良好な画像が得られる旨が報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディザ
法や濃度パターン法を実現した従来の画像処理方法およ
び装置にあっては、階調の滑らかな出力画像が得られ
ず、また出力画像の解像度が低下してしまうため、画素
がブロック状に目立ったり、疑似輪郭が生じてしまうと
いった問題があった。特に、画素値が急激に変化するエ
ッジ部分の画質劣化が目立ってしまうといった問題があ
った。また、誤差拡散法を実現した従来の画像処理方法
および装置にあっては、画素毎に誤差拡散処理を施して
いたため、量子化誤差を周辺画素に配分する処理の演算
量が膨大であり、量子化誤差を記憶するバッファメモリ
へのアクセスが頻繁となるため、処理時間がかかってし
まうといった問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉複数の画素からなる高階調の多値画像を2値
画像に変換する画像処理方法であって、上記多値画像を
複数行複数列の画素からなるブロックに分割するブロッ
ク分割工程と、上記ブロック分割工程により分割された
ブロックを量子化し、量子化の際に発生した誤差を周辺
のブロックに配分するブロック誤差拡散処理工程とを含
むことを特徴とする画像処理方法。
【0006】〈構成2〉構成1において、上記ブロック
誤差拡散処理工程は、上記ブロック分割工程により分割
された高階調の多値のブロックを低階調の多値のブロッ
クに量子化し、量子化の際に発生した誤差を周辺のブロ
ックに配分し、量子化された低階調の多値のブロックを
2値のブロックに2値化する多値誤差拡散処理工程と、
上記ブロック分割工程により分割された高階調の多値の
ブロックを2値のブロックに量子化し、量子化の際に発
生した誤差を周辺のブロックに配分する2値誤差拡散処
理工程と、上記多値誤差拡散処理工程および上記2値誤
差拡散処理工程の何れか一方の工程を選択する選択工程
とを含むことを特徴とする画像処理方法。
【0007】〈構成3〉構成2において、画素値の急激
な変化を表す部分をエッジと呼ぶとき、上記ブロック分
割工程により分割されたブロック内のエッジの有無を検
出するエッジ検出工程を含み、上記選択工程は、上記エ
ッジ検出工程の検出結果に基づいて上記多値誤差拡散処
理工程および上記2値拡散処理工程の何れか一方の工程
を選択することを特徴とする画像処理方法。
【0008】〈構成4〉複数の画素からなる高階調の多
値画像を2値画像に変換する画像処理装置において、上
記多値画像を複数行複数列の画素からなるブロックに分
割するブロック分割部と、上記ブロック分割部により分
割されたブロックを量子化し、量子化の際に発生した誤
差を周辺のブロックに配分するブロック誤差拡散処理部
とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0009】〈構成5〉構成4において、上記ブロック
誤差拡散処理部は、上記ブロック分割部により分割され
た高階調の多値のブロックを低階調の多値のブロックに
量子化し、量子化の際に発生した誤差を周辺のブロック
に配分するとともに、量子化された低階調の多値のブロ
ックを2値のブロックに2値化する多値誤差拡散処理部
を有することを特徴とする画像処理装置。
【0010】〈構成6〉構成4において、上記ブロック
誤差拡散処理部は、上記ブロック分割部により分割され
た高階調の多値のブロックを2値のブロックに量子化
し、量子化の際に発生した誤差を周辺のブロックに配分
する2値誤差拡散処理部を有することを特徴とする画像
処理装置。
【0011】〈構成7〉構成4において、上記ブロック
誤差拡散処理部は、上記ブロック分割部により分割され
た高階調の多値のブロックを低階調の多値のブロックに
量子化し、量子化の際に発生した誤差を周辺のブロック
に配分するとともに、量子化された低階調の多値のブロ
ックを2値のブロックに2値化する多値誤差拡散処理部
と、上記ブロック分割部により分割された高階調の多値
のブロックを2値のブロックに量子化し、量子化の際に
発生した誤差を周辺のブロックに配分する2値誤差拡散
処理部と、上記ブロック分割部により分割されたブロッ
クを上記多値誤差拡散処理部および上記2値誤差拡散処
理部の何れか一方に選択して出力する選択部とを有する
ことを特徴とする画像処理装置。
【0012】〈構成8〉構成7において、画素値の急激
な変化を表す部分をエッジと呼ぶとき、上記ブロック分
割部により分割されたブロック内のエッジの有無を検出
するエッジ検出部を有し、上記選択部は、上記エッジ検
出部の検出結果に基づいて上記多値誤差拡散処理部およ
び上記2値誤差拡散処理部の何れか一方を選択すること
を特徴とする画像処理装置。
【0013】〈構成9〉構成8において、上記選択部
は、上記エッジ検出部によりブロック内にエッジが検出
された場合、上記2値誤差拡散処理部を選択し、上記エ
ッジ検出部によりブロック内にエッジが検出されない場
合、上記多値誤差拡散処理部を選択することを特徴とす
る画像処理装置。
【0014】〈構成10〉構成5または7において、上
記多値誤差拡散処理部は、量子化すべき注目ブロック内
の画素値の平均値に、既にブロック内の画素値の平均値
に基づいて量子化された周辺のブロックの誤差値を加算
して量子化し、量子化の際に発生した注目ブロックの誤
差値を周辺のブロックに配分することを特徴とする画像
処理装置。
【0015】〈構成11〉構成6または7において、上
記2値誤差拡散処理部は、量子化すべき注目ブロック内
の各画素の画素値に、周辺のブロック内の各画素の誤差
値の平均値を加算して量子化し、量子化の際に発生した
注目ブロックの各画素の誤差値の平均値を周辺のブロッ
クに配分することを特徴とする画像処理装置。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例》 〈構成〉図1は本発明に係る一具体例の画像処理装置の
構成を示す図である。また図2は誤差拡散法の概略を説
明する説明図であり、図3は本発明に係る一具体例の画
像処理方法の概略を説明する説明図である。図1に先立
って図2および図3を説明する。
【0017】図2(a)は1次元の画像データの2値誤
差拡散法を説明する説明図である。図2(a)に示すよ
うに、 d(x):連続階調を有する1次元の画素値(原画
像)、 s(x):直前の誤差値が加算された修正値、 e(x):2値化により生じた誤差値、 L1、L2:出力レベル、 T:2値化の際のしきい値 とする。
【0018】まず、画素値d(1)がしきい値Tと比較
されて出力レベルL1に量子化され、量子化誤差 e(1)=d(1)−L1 が算出される。誤差値e(1)は、画素値d(2)に加
算され、修正値 s(2)=d(2)+e(1) が求められる。修正値s(2)はしきい値Tと比較され
出力レベルL2に量子化され、量子化誤差 e(2)=s(2)−L2 が算出される。誤差値e(2)は、画素値d(3)に加
算され、修正値 s(3)=d(3)+e(2) が求められる。以下、同様の比較演算処理が繰り返さ
れ、原画像が2値化される。
【0019】図2(b)は1次元データの3値誤差拡散
法を説明する説明図である。図2(b)に示すように、 d(x):連続階調を有する1次元の画素値(原画
像)、 s(x):直前の誤差値が加算された修正値、 e(x):2値化により生じた誤差値、 L1、L2、L3:出力レベル、 T1:L1またはL2を決定するしきい値、 T2:L2またはL3を決定するしきい値 とする。出力レベルL1および出力レベルL3の中央値
を出力レベルL2とし、出力レベルL1および出力レベ
ルL2の中央値をしきい値T1、出力レベルL2および
出力レベルL3の中央値をしきい値T2としている。
【0020】まず、画素値d(1)が L1≦d(1)<L2 を満たすか否か判定される。この結果、しきい値T1と
比較されて出力レベルL2に量子化され、量子化誤差 e(1)=d(1)−L2 が算出される。誤差値e(1)は、画素値d(2)に加
算され、修正値 s(2)=d(2)+e(1) が求められる。修正値s(2)は、 L1≦s(2)<L2 を満たすか否か判定され、この結果、 L2≦s(2)≦L3 を満たすか否か判定される。この結果、しきい値T2と
比較され出力レベルL2に量子化され、量子化誤差 e(2)=s(2)−L2 が算出される。誤差値e(2)は、画素値d(3)に加
算され、修正値 s(3)=d(3)+e(2) が求められる。以下、同様の比較演算処理が繰り返さ
れ、原画像が3値化される。図2(a)および図2
(b)では、注目画素e(x)に直前の画素の量子化誤
差e(x−1)が加算されているが、誤差拡散の効果を
向上させるため、注目画素には、ある範囲の周辺画素の
量子化誤差が適当な配分率により配分される。
【0021】図3は本発明に係る一具体例の画像処理方
法の概略を説明する説明図である。具体例の画像処理方
法は、入力画像を複数行複数列の画素からなるブロック
に分割し、分割されたブロック単位に誤差拡散処理を施
すものである。図3(a)および図3(b)に示すよう
に、まず、入力画像5がn行m列のブロックに分割され
る。入力画像5の主走査方向の座標をxで表し、副走査
方向の座標をyで表し、誤差拡散処理を施す注目ブロッ
ク6の画素値をD(x,y)で表し、注目ブロック6を
量子化した際に発生したブロックの誤差値をBE(x,
y)で表すものとする。また、注目ブロック6内の主走
査方向の座標をiで表し、副走査方向の座標をjで表
し、注目ブロック6内の各画素の画素値をd(i,j)
で表すものとする。
【0022】誤差拡散処理は、例えば、図3(b)に示
すように、注目ブロック6の画素値D(x,y)に、周
辺ブロック7の誤差値BE(x−1,y)の1/2、B
E(x,y−1)の1/4、BE(x−1,yー1)の
1/8およびBE(x−1,y+1)の1/8を加算し
て修正値S(x,y)を求める。1/2、1/4および
1/8は、誤差配分率を表し、これらの総和は1とな
る。そして、この修正値S(x,y)を量子化するとと
もに、量子化誤差値BE(x,y)を後の注目ブロック
6に配分する。
【0023】このように、具体例の画像処理方法では、
ブロック単位に誤差拡散処理を施すので、誤差拡散処理
の実行回数を極めて少なくすることができる。したがっ
て、誤差拡散処理特有の階調再現性の良さを生かしつ
つ、高速な画像処理を行うことができる。なお、図3
(a)および図3(b)では、4つの周辺ブロック7の
誤差値を注目ブロック6に配分しているが、周辺ブロッ
ク7の数および位置は、これに限るものではない。
【0024】図1に戻り、具体例の画像処理方法を実現
する画像処理装置について説明する。図1に示すよう
に、画像処理装置は、ブロック分割部1、エッジ検出部
2およびブロック誤差拡散処理部3を備えている。
【0025】ブロック分割部1は、入力画像5をnライ
ン単位に入力してn行m列のブロックに分割し、分割さ
れたブロックをエッジ検出部2に出力する。エッジ検出
部2は、入力された画像ブロック内のエッジの有無を検
出するものである。エッジとは、隣接する画素間の画素
値が急激に変化する部分、すなわち画像の様相が変化す
る部分である。エッジ検出部2は、ブロック内の4隅の
画素のうち同行の画素および同列の画素の画素値の差分
の絶対値をそれぞれ算出し、算出された4つの差分の絶
対値を所定値と比較する。エッジ検出部2は、算出され
た4つの差分の絶対値が共にエッジ所定値より小さい場
合には、エッジ無しと判断し、入力されたブロックをブ
ロック誤差拡散処理部3の多値誤差拡散処理部10に出
力する。また、算出された4つの差分の絶対値のうち何
れかの差分が所定値以上の場合には、エッジ有りと判断
し、入力されたブロックをブロック誤差拡散処理部3の
2値誤差拡散処理部20に出力する。
【0026】ブロック誤差拡散処理部3は、多値誤差拡
散処理部10、2値誤差拡散処理部20および誤差メモ
リ30を備えている。多値誤差拡散処理部10は、入力
されたブロックに多値誤差拡散処理を施すものであり、
多値量子化部11、2値化部12および誤差値算出部1
3を有する。多値量子化部11は、入力されたブロック
を、入力されたブロックよりも低階調のブロックに量子
化する。2値化部12は、多値量子化部11により量子
化されたブロックを2値化し、2値化されたブロックを
出力画像として出力する。誤差値算出部13は、多値量
子化部11により量子化されたブロックの量子化誤差を
算出し、算出された誤差を誤差メモリ30に記憶する。
2値誤差拡散処理部20は、入力されたブロックに2値
誤差拡散処理を施すものであり、2値量子化部21およ
び誤差値算出部22を有する。2値量子化部21は、入
力されたブロックを2値のブロックに量子化し、量子化
された2値のブロックを出力画像として出力する。誤差
値算出部22は、2値量子化部21により量子化された
ブロックの量子化誤差を算出し、算出された誤差を誤差
メモリ30に記憶する。誤差メモリ30は、誤差値算出
部13および誤差値算出部22により算出されたブロッ
クの量子化誤差を記憶する。記憶されたブロックの量子
化誤差は、多値誤差拡散処理部10または2値誤差拡散
処理部20に入力された注目ブロック6に対応して読み
出される。
【0027】図4は図1に示された多値誤差拡散処理部
10の構成を示すブロック図である。図4に示すよう
に、多値量子化部11は、入力画素平均値算出部41、
ブロック平均誤差値配分部42、修正画素平均値算出部
43、量子化条件設定部44および量子化レベル決定部
45を備えている。入力画素平均値算出部41は、注目
ブロック6を入力し、入力された注目ブロック6内の画
素 d(i,j),(i=0〜mー1,j=0〜n−1) の平均値dav(x,y)を算出する。ブロック平均誤差
値配分部42は、入力画素平均値算出部41に入力され
た注目ブロック6の周辺ブロック7の後述するブロック
平均誤差値BEav(x−1,y)、BEav(x−1,y
−1)、BEav(x,y−1)、BEav(x+1,y−
1)を誤差メモリ30から読み出し、それぞれ誤差配分
率(1/2)、(1/8)、(1/4)、(1/8)を
乗じ、これらを総和して誤差値BEsum を求める。修正
画素平均値算出部43は、入力画素平均値算出部41に
より算出されたブロック平均値dav(x,y)に修正画
素平均値算出部43により算出された誤差値BEsum を
加算してブロックの平均修正値Sav(x,y)を求め
る。求められたブロック平均修正値Sav(x,y)は、
量子化レベル決定部45に出力される。
【0028】量子化条件設定部44は、入力画像の量子
化条件を設定するものであり、量子化レベル設定部44
aおよびしきい値設定部44bを有する。量子化レベル
設定部44aは、ブロック平均修正値Sav(x,y)の
取り得る範囲、言い換えれば、注目ブロック6内の各画
素の修正値 s(i,j)=d(i,j)+BEsum の取り得る範囲に基づいて量子化レベルを設定する。修
正値の最大値をSmaxで表し、修正値の最小値をSm
inで表すものとする。量子化レベル設定部44aは、
N=0を初期値とし、N=0,1,2,・・・,(m×
n−2)に対し、順次に量子化レベル L(N)=((Smax−Smin)/(m×n−
1))×N+Smin を求め、修正値の取りうる範囲を(m×n−1)等分す
る。量子化レベル設定部44aは、Smaxを量子化レ
ベルL(N=n×m−1)の最大値とする。例えば、m
=n=2、Smax=255、Smin=0とすると、
L(0)=0、L(1)=85、L(2)=170、L
(3)=255となる。設定された量子化レベルは、量
子化レベル決定部45に出力される。なお、量子化レベ
ル設定部44aは、n行m列のブロックに対し、(n×
m)階調を設定するように構成しているが、階調数はこ
れに限るものではなく、(n×m+1)以下であればよ
い。
【0029】しきい値設定部44bは、境界値設定部4
4aにより設定された各量子化レベルL(N)およびL
(N+1)のそれぞれの中央値をしきい値T(N)とし
て設定する。例えば、上記のL(N),(N=0,1,
2,3)に対し、しきい値T(0)=42、T(1)=
127、T(2)=212が設定される。なお、除算結
果の小数部は無視する。設定されたしきい値は、量子化
レベル決定部45に出力される。
【0030】量子化レベル決定部45は、量子化レベル
設定部44aにより設定された量子化レベルL(N)お
よびしきい値設定部44bにより設定されたしきい値T
(N)に基づいて修正画素平均値算出部43により算出
されたブロック平均修正値Sav(x,y)の量子化レベ
ルを決定する。量子化レベル決定部45は、N=0を初
期値として、N=0,1,2,・・・,(m×n−2)
に対し、 L(N)≦Sav(x,y)<L(N+1) を満たすNを求め、求められたNに対応するしきい値T
(N)とブロック平均修正値Sav(x,y)とを比較す
る。ただし、N=m×n−2のときには、上の条件式は L(N)≦Sav(x,y)≦L(N+1) となる。
【0031】量子化レベル決定部45は、 Sav(x,y)≦T(N) の場合には、ブロック平均修正値Sav(x,y)の量子
化レベルをL(N)とし、ブロック平均修正値Sav
(x,y)および量子化レベルL(N)を誤差値算出部
13に出力するとともに、Nを2値化すべき注目ブロッ
ク6内の黒画素数として2値化部12に出力する。ま
た、量子化レベル決定部45は、 Sav(x,y)>T(N) の場合には、ブロック平均修正値Sav(x,y)の量子
化レベルをL(N+1)とし、ブロック平均修正値Sav
(x,y)および量子化レベルL(N+1)を誤差値算
出部13に出力するとともに、(N+1)を2値化すべ
き注目ブロック6内の黒画素数として2値化部12に出
力する。
【0032】2値化部12は、量子化レベル決定部45
により出力されたNまたは(N+1)の黒画素数を有す
るブロックを構成し、注目ブロック6を2値化する。黒
画素は、ブロック内に黒画素を配列する優先順位を表す
配列ブロックに従って配列される。図5は配列ブロック
の構成を示す図であり、図5(a)はブロックのサイズ
がn=m=2の配列ブロック71の構成を、図5(b)
はブロックのサイズがn=m=4の配列ブロック72の
構成を示す図である。図5(a)に示すように、2行2
列の配列ブロック71は、1〜4の番号が割り当てられ
ている。2値化部12は、入力された黒画素数に応じて
配列ブロック71に割り当てられた番号順に黒画素を配
列し、残りの画素を白画素とする。図5(b)に示すよ
うに、4行4列の配列ブロック72は、1〜16の番号
が割り当てられている。2値化部12は、入力された黒
画素数に応じて配列ブロック72に割り当てられた番号
順に黒画素を配列し、残りの画素を白画素とする。図5
(a)および図5(b)から理解されるように、配列ブ
ロック71および72は、ブロック内の黒画素を集中し
て配列するように構成されている。すなわち、ブロック
の空間周波数を低くするように構成されている。
【0033】図4に戻り、誤差値算出部13は、量子化
レベル決定部45から出力されたブロック平均修正値S
av(x,y)と量子化レベルL(N)またはL(N+
1)との差分を算出し、算出された差分値を誤差メモリ
30に記憶する。すなわち、差分値は、前述のブロック
平均誤差値BEav(x,y)である。誤差メモリ30に
記憶されたブロック平均誤差値BEav(x,y)は、後
に修正画素平均値算出部43に入力される注目ブロック
6の周辺ブロック7としてブロック平均誤差値配分部4
2により読み出される。
【0034】図6は図1に示された2値誤差拡散処理部
20の構成を示すブロック図である。図6に示すよう
に、2値量子化部21は、ブロック平均誤差値配分部5
1、画素修正値算出部52および2値化部53を備えて
いる。画素修正値算出部52は、注目ブロック6を入力
する。ブロック平均誤差値配分部51は、画素修正値算
出部52に入力された注目ブロック6の周辺ブロック7
のブロック平均誤差値BEav(x−1,y)、BEav
(x−1,y−1)、BEav(x,y−1)、BEav
(x+1,y−1)を誤差メモリ30から読み出し、そ
れぞれ誤差配分率(1/2)、(1/8)、(1/
4)、(1/8)を乗じ、これらを総和して誤差値BE
sum を求める。画素修正値算出部52は、入力された注
目ブロック6内の各画素の画素値d(i,j)にブロッ
ク平均誤差値配分部51により算出された誤差値BEsu
m を加算して、各画素d(i,j)のそれぞれ修正値 s(i,j)=d(i,j)+BEsum,(i=0〜m
−1,j=0〜n−1) を算出する。
【0035】2値化部53は、画素修正値算出部52に
より修正値s(i,j)が算出された注目ブロック6を
所定のしきい値パターンに基づいて2値化する。2値化
部53は、画素の修正値s(i,j)がしきい値パター
ン内の位置的に対応するしきい値t(i,j)以下の場
合には、量子化レベルをSminとし、その画素を白画
素とする。また、2値化部53は、画素の修正値s
(i,j)がしきい値パターン内の位置的に対応するし
きい値t(i,j)より大きい場合には、量子化レベル
をSmaxとし、その画素を黒画素とする。2値化部5
3は、2値化された注目ブロック6を出力画像として出
力するとともに、修正値s(i,j)および量子化レベ
ルSminまたはSmaxを誤差値算出部22の画素誤
差値算出部61に出力する。
【0036】図7はしきい値パターンの構成を示す図で
あり、図5(a)はブロックのサイズがn=m=2のし
きい値パターン81の構成を、図5(b)はブロックの
サイズがn=m=4のしきい値パターン82の構成を示
す図である。図5(a)に示すように、2行2列のしき
い値パターン81には、図中に示される番号が大きくな
るに従って値が大きいしきい値が設定されている。図5
(b)に示すように、4行4列の配列ブロック82に
は、図中に示される番号が大きくなるに従って値が大き
いしきいが設定されている。図7(a)および図7
(b)から理解されるように、しきい値パターン81お
よび82は、ブロック内の黒画素を集中して配列するよ
うに構成されている。すなわち、ブロックの空間周波数
を低くするように構成されている。
【0037】図6に戻り、誤差値算出部22は、画素誤
差値算出部61およびブロック平均誤差値算出部62を
備えている。画素誤差値算出部61は、2値化部53か
ら出力された画素の修正値s(i,j)と量子化レベル
SminまたはSmaxとの差分を算出し、算出された
差分値e(i,j)をブロック平均誤差値算出部62に
出力する。ブロック平均誤差値算出部62は、画素誤差
値算出部61により算出された注目ブロック6内の誤差
値を総和し、総和された誤差値を(m×n)で除し、ブ
ロック平均誤差値BEav(x,y)を算出する。算出さ
れたブロック平均誤差値BEav(x,y)は、誤差メモ
リ30に記憶され、後に画素修正値算出部52に入力さ
れる注目ブロック6の周辺ブロック7としてブロック平
均誤差値配分部51により読み出される。
【0038】〈動作〉図8は具体例の画像処理装置の動
作を示すフローチャートである。まず、ブロック分割部
1により入力画像5のnラインが読み出され(ステップ
S1)、n行m列のブロックに分割されてエッジ検出部
2に出力される(ステップS2)。次いで、エッジ検出
部2によりブロック内のエッジの有無が検出される(ス
テップS3)。ステップS3で、エッジ検出部2により
エッジが検出された場合には、入力されたブロックが2
値誤差拡散処理部20に出力され(ステップS4)、2
値誤差拡散処理部20により2値誤差拡散処理が行われ
る(ステップS5)。一方、ステップS3で、エッジ検
出部2によりエッジが検出されない場合には、入力され
たブロックが多値誤差拡散処理部10に出力され(ステ
ップS6)、多値誤差拡散処理部10により多値誤差拡
散処理が行われる(ステップS7)。次いで、次のブロ
ックの有無が検出され(ステップS8)、次のブロック
が有る場合には、ステップS2に戻る。一方、次のブロ
ックが無い場合には、次のラインの有無が検出され(ス
テップS9)、次のラインが有る場合には、ステップS
1に戻る。一方、次のラインが無い場合には、画像処理
を終了する。
【0039】図9は多値誤差拡散処理部10の動作を示
すフローチャートである。ここで、既に量子化条件設定
部44により量子化レベルL(N)およびしきい値T
(N)が設定されているものとする。まず、入力画素平
均値算出部41では、注目ブロック6が入力されると、
修正画素平均値算出部43により注目ブロック6の座標
値(x,y)がブロック平均誤差値配分部42に出力さ
れる(ステップS11)。同時に、注目ブロック6内の
画素d(i,j)の平均値dav(x,y)が算出され、
修正画素平均値算出部43に出力される(ステップS1
2)。
【0040】ブロック平均誤差値配分部42では、座標
値(x,y)に対応する周辺ブロック7のブロック平均
誤差値BEav(x−1,y)、BEav(x−1,y−
1)、BEav(x,y−1)、BEav(x+1,y−
1)が誤差メモリ30から読み出され、それぞれ誤差配
分率が乗算されて総和され、誤差値BEsum が求められ
る。算出された誤差値BEsum は修正画素平均値算出部
43に出力される(ステップS13)。次いで、修正画
素平均値算出部43によって、入力画素平均値算出部4
1により算出されたブロック平均値dav(x,y)に修
正画素平均値算出部43により算出された誤差値BEsu
m が加算されてブロックの平均修正値Sav(x,y)が
求められ、量子化レベル決定部45に出力される(ステ
ップS14)。
【0041】次いで、量子化レベル決定部45により、
N=0を初期値として(ステップS15)、ブロック平
均修正値Sav(x,y)と量子化レベルL(N)、L
(N+1)とが L(N)≦Sav(x,y)<L(N+1) を満たすか否かが比較される(ステップS16)。ステ
ップS16で、ブロック平均修正値Sav(x,y)を上
式を満たさない場合には、Nが1インクリメントされ
(ステップS17)、ステップS16を繰り返す。一
方、ステップS16で、ブロック平均修正値Sav(x,
y)を上式を満たした場合には、ブロック平均修正値S
av(x,y)としきい値T(N)とが比較される(ステ
ップS18)。
【0042】ステップS18で、 Sav(x,y)≦T(N) の場合には、ブロック平均修正値Sav(x,y)の量子
化レベルがL(N)に決定され、ブロック平均修正値S
av(x,y)および量子化レベルL(N)が誤差値算出
部13に出力されるとともに、Nが2値化すべき注目ブ
ロック6内の黒画素数として2値化部12に出力される
(ステップS19)。一方、ステップS18で、 Sav(x,y)>T(N) の場合には、ブロック平均修正値Sav(x,y)の量子
化レベルがL(N+1)に決定され、ブロック平均修正
値Sav(x,y)および量子化レベルL(N+1)が誤
差値算出部13に出力されるとともに、(N+1)が2
値化すべき注目ブロック6内の黒画素数として2値化部
12に出力される(ステップS20)。
【0043】次いで、2値化部12により配列ブロック
の優先順位に従ってNまたは(N+1)個の画素が黒画
素が設定され、残りの画素が白画素に設定されて注目ブ
ロック6が2値化される(ステップS21)。同時に、
誤差値算出部13により量子化レベル決定部45から出
力されたブロック平均修正値とSav(x,y)と量子化
レベルL(N)またはL(N+1)との差分が算出さ
れ、算出された差分値であるブロック平均誤差値BEav
(x,y)が誤差メモリ30に記憶される(ステップS
22)。そして、ステップS8に進む。
【0044】図10は2値誤差拡散処理部20の動作を
示すフローチャートである。まず、画素修正値算出部5
2では、注目ブロック6が入力されると、注目ブロック
6の座標値(x,y)がブロック平均誤差値配分部51
に出力される(ステップS31)。ブロック平均誤差値
配分部42では、座標値(x,y)に対応する周辺ブロ
ック7のブロック平均誤差値BEav(x−1,y)、B
Eav(x−1,y−1)、BEav(x,y−1)、BE
av(x+1,y−1)が誤差メモリ30から読み出さ
れ、それぞれ誤差配分率が乗算されて総和され、誤差値
BEsum が求められる。算出された誤差値BEsum は画
素修正値算出部52に出力される(ステップS32)。
次いで、画素修正値算出部52により注目ブロック6内
の各画素の画素値d(i,j)に誤差値BEsum が加算
され、加算された修正値s(i,j)が2値化部53に
出力される(ステップS33)。
【0045】次いで、2値化部53により注目ブロック
6内の各画素の修正値s(i,j)がそれぞれしきい値
パターン内の位置的に対応するしきい値t(i,j)と
比較される(ステップS34)。ステップS34で、画
素の修正値s(i,j)がしきい値t(i,j)以下の
場合には、量子化レベルがSminに設定され、修正値
s(i,j)および量子化レベルSminが画素誤差値
算出部61に出力されるとともに、画素が白画素に設定
されて出力画像として出力される(ステップS35)。
一方、ステップS34で、画素の修正値s(i,j)が
しきい値より大きい場合には、量子化レベルがSmax
に設定され、修正値s(i,j)および量子化レベルS
maxが画素誤差値算出部61に出力されるとともに、
画素が黒画素に設定されて出力画像として出力される
(ステップS36)。
【0046】次いで、画素誤差値算出部61により画素
の修正値s(i,j)と量子化レベルSminまたはS
maxとの差分が算出され、算出された誤差値e(i,
j)がブロック平均誤差値算出部62に出力される(ス
テップS37)。次いで、ブロック平均誤差値算出部6
2により注目ブロック6内の誤差値e(i,j)が総和
されて(m×n)で除され、ブロック平均誤差値BEav
(x,y)が算出される。算出されたブロック平均誤差
値BEav(x,y)は、誤差メモリ30に記憶される
(ステップS38)。そして、ステップS8に進む。
【0047】〈効果〉以上のように、本具体例によれ
ば、ブロック分割部1により入力画像5をn行m列の画
素からなるブロックに分割し、分割されたブロックをブ
ロック誤差拡散処理部3により量子化し、量子化の際に
発生した誤差を周辺のブロックに配分する。したがっ
て、ブロック単位に誤差拡散処理を施すことができるの
で、誤差拡散処理の実行回数を極めて少なくすることが
できる。したがって、誤差拡散処理特有の階調再現性の
良さを生かしつつ、高速な画像処理を行うことができ
る。
【0048】また、ブロック誤差拡散処理部3に多値誤
差拡散処理部10を設け、高階調の多値のブロックを低
階調の多値のブロックに量子化し、量子化の際に発生し
た誤差を周辺のブロックに配分するとともに、量子化さ
れた低階調の多値のブロックを2値のブロックに2値化
する。このため、量子化誤差値そのものを小さくし、解
像度にかかわらず階調再現の滑らかな低階調の画像を得
ることができる。したがって、階調再現の滑らかな低階
調の画像を2値化することができるので、単に入力画像
を2値化するよりも、階調再現の滑らかな2値画像を得
ることができる。
【0049】また、ブロック誤差拡散処理部3に2値誤
差拡散処理部20を設け、高階調の多値のブロックを2
値のブロックに量子化し、量子化の際に発生した誤差を
周辺のブロックに配分する。このため、多値誤差拡散処
理部10のように、低階調のブロックから2値ブロック
に量子化(2値化)した際の量子化誤差を無視せずに、
高階調の多値のブロックを2値のブロックに量子化した
際の量子化誤差を周辺のブロックに配分することができ
るので、一層、階調の滑らかな画像を得ることができ
る。
【0050】また、多値誤差拡散処理部10および2値
誤差拡散処理部20の何れか一方を選択することができ
るので、入力画像の性質や出力画像の要求品質、画像処
理速度等を考慮して、適切な誤差拡散処理部を選択する
ことができる。
【0051】さらに、ブロック分割部1により分割され
たブロック内のエッジの有無を検出するエッジ検出部2
を設け、エッジ検出部2の検出結果に基づいて多値誤差
拡散処理部10および2値誤差拡散処理部20の何れか
一方を選択する。したがって、ブロック内のエッジの有
無に応じて適切な誤差拡散処理部を選択することができ
る。
【0052】また、エッジ検出部2によりブロック内に
エッジが検出された場合、2値誤差拡散処理部20を選
択し、エッジ検出部2によりブロック内にエッジが検出
されない場合、多値誤差拡散処理部10を選択する。こ
のため、ブロック内にエッジが有る場合には、2値誤差
拡散処理部20により、エッジの再現性の良い画像を得
ることができ、ブロック内にエッジが無い場合には、多
値誤差拡散処理部10により多少の劣化を許容した画像
を得ることができる。したがって、エッジの画質劣化が
目立たず、かつ滑らかな階調の画像を得ることができ
る。
【0053】さらに、多値誤差拡散処理部10では、量
子化すべき注目ブロック内の画素値の平均値に、既にブ
ロック内の画素値の平均値に基づいて量子化された周辺
のブロックの誤差値を加算して量子化し、量子化の際に
発生した注目ブロックの誤差値を周辺のブロックに配分
する。このため、ブロック内の平均値に対して誤差拡散
処理を施すので、出力画像は多少とも劣化する。しかし
ながら、ブロック内の画素の平均値を用いることで、誤
差拡散処理を簡略化することができる。また、誤差メモ
リの容量を小さくすることができる。したがって、多少
の画質劣化を許容しつつ、高速かつ効率の良い画像処理
を行うことができる。
【0054】また、多値誤差拡散処理部10では、量子
化レベル決定部45により量子化された低階調の多値の
ブロックの量子化レベルに基づいて2値のブロック内の
黒画素数を決定し、決定された黒画素数を有する2値の
ブロックを2値化部12により構成する。したがって、
低階調の量子化レベルに応じた黒画素数の2値のブロッ
クを構成することができるので、階調再現の良い画像を
容易に得ることができる。また、入力画像の性質や出力
画像の要求画質に応じて複数種類の配列ブロックの中か
ら該当する配列ブロックを選択するようにすれば、その
配列の特徴を生かした画像を得ることができる。
【0055】また、2値化部12では、量子化レベル決
定部45により決定された画素数の黒画素をブロック内
の空間的な周波数が低い配列ブロックに基づいて設定
し、残りの画素を白画素に設定する。したがって、入力
画像が複数の色プレーンからなるカラー画像の場合に
は、色ずれの目立たない安定した画像を得ることができ
る。なお、各色の再現位置精度が高ければ、千鳥状のよ
うな空間周波数の高い配列ブロックを用いてもよい。
【0056】さらに、2値誤差拡散処理部20では、量
子化すべき注目ブロック内の各画素の画素値に周辺のブ
ロック内の各画素の誤差値の平均値を加算して量子化
し、量子化の際に発生した注目ブロックの各画素の誤差
値の平均値を周辺のブロックに配分する。このため、ブ
ロック内の画素毎に量子化レベルを決定するので、高解
像度の画像を再現することができる。また、注目ブロッ
クの各画素の量子化誤差値の平均値を周辺のブロックに
配分することで、誤差拡散処理を簡略化することができ
る。また、誤差メモリの容量を小さくすることができ
る。したがって、効率の良い誤差拡散処理を行うことが
できる。
【0057】また、2値誤差拡散処理部では、しきい値
パターンに基づいて高階調の多値のブロックを2値のブ
ロックに量子化する。したがって、ブロック内の各画素
を固定のしきい値ではなく、異なるしきい値で2値化す
ることができるので、階調再現の良い画像を容易に得る
ことができる。また、入力画像の性質や出力画像の要求
画質に応じて複数種類のしきい値パターンから該当する
しきい値パターンを選択するようにすれば、そのしきい
値パターンの特徴を生かした画像を得ることができる。
【0058】また、しきい値パターンを、空間的な周波
数が低いしきい値パターンにより構成している。したが
って、入力画像が複数の色プレーンからなるカラー画像
の場合には、色ずれの目立たない安定した画像を得るこ
とができる。なお、各色の再現位置精度が高ければ、千
鳥状のような空間周波数の高い配列ブロックを用いても
よい。
【0059】なお、上記具体例では、画像ブロック内の
4隅の画素に基づいてエッジの有無を検出しているが、
エッジの検出方法はこれに限るものではない。また、上
記具体例では、エッジ検出部2の検出結果に基づいてブ
ロック単位に多値誤差拡散処理部10および2値誤差拡
散処理部20の何れかを選択するように構成している
が、多値誤差拡散処理部10および2値誤差拡散処理部
20の選択方法は、これに限るものではない。例えば、
画像毎に予め誤差拡散処理部を選択する選択信号を入力
し、画像内の全ブロックを一方の誤差拡散処理部により
2値化するように構成してもよい。さらに、上記具体例
の画像処理装置の動作を実行するプログラムを作成し、
コンピュータやプリンタに接続あるいは内蔵されたフレ
キシブルディスク、ハードディスク、RAM、ROM等
の記憶媒体に記憶することで、上記画像処理方法を実現
することができる。この場合、画像処理装置を安価に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一具体例の画像処理方法の概略を
説明する説明図である。
【図2】誤差拡散法の概略を説明する説明図であり、図
2(a)は1次元データの2値誤差拡散法を、図2
(b)は1次元データの3値誤差拡散法を説明する説明
図である。
【図3】本発明に係る一具体例の画像処理方法の概略を
説明する説明図である。
【図4】図1に示された多値誤差拡散処理部10の構成
を示すブロック図である。
【図5】2値化部12が参照する配列ブロックの構成を
示す図である。
【図6】図1に示された2値誤差拡散処理部20の構成
を示すブロック図である。
【図7】2値化部53が参照するしきい値パターンの構
成を示す図である。
【図8】具体例の画像処理装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】多値誤差拡散処理部10の動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】2値誤差拡散処理部20の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ブロック分割部 2 エッジ検出部 3 ブロック誤差拡散処理部 10 多値誤差拡散処理部 11 多値量子化部 12 2値化部 13 誤差値算出部 20 2値誤差拡散部 21 2値量子化部 22 誤差値算出部 30 誤差メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素からなる高階調の多値画像を
    2値画像に変換する画像処理方法であって、 前記多値画像を複数行複数列の画素からなるブロックに
    分割するブロック分割工程と、 前記ブロック分割工程により分割されたブロックを量子
    化し、量子化の際に発生した誤差を周辺のブロックに配
    分するブロック誤差拡散処理工程とを含むことを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ブロック誤差拡散処理工程は、 前記ブロック分割工程により分割された高階調の多値の
    ブロックを低階調の多値のブロックに量子化し、量子化
    の際に発生した誤差を周辺のブロックに配分し、量子化
    された低階調の多値のブロックを2値のブロックに2値
    化する多値誤差拡散処理工程と、 前記ブロック分割工程により分割された高階調の多値の
    ブロックを2値のブロックに量子化し、量子化の際に発
    生した誤差を周辺のブロックに配分する2値誤差拡散処
    理工程と、 前記多値誤差拡散処理工程および前記2値誤差拡散処理
    工程の何れか一方の工程を選択する選択工程とを含むこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 画素値の急激な変化を表す部分をエッジと呼ぶとき、 前記ブロック分割工程により分割されたブロック内のエ
    ッジの有無を検出するエッジ検出工程を含み、 前記選択工程は、前記エッジ検出工程の検出結果に基づ
    いて前記多値誤差拡散処理工程および前記2値拡散処理
    工程の何れか一方の工程を選択することを特徴とする画
    像処理方法。
  4. 【請求項4】 複数の画素からなる高階調の多値画像を
    2値画像に変換する画像処理装置において、 前記多値画像を複数行複数列の画素からなるブロックに
    分割するブロック分割部と、 前記ブロック分割部により分割されたブロックを量子化
    し、量子化の際に発生した誤差を周辺のブロックに配分
    するブロック誤差拡散処理部とを備えたことを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ブロック誤差拡散処理部は、 前記ブロック分割部により分割された高階調の多値のブ
    ロックを低階調の多値のブロックに量子化し、量子化の
    際に発生した誤差を周辺のブロックに配分するととも
    に、量子化された低階調の多値のブロックを2値のブロ
    ックに2値化する多値誤差拡散処理部を有することを特
    徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記ブロック誤差拡散処理部は、 前記ブロック分割部により分割された高階調の多値のブ
    ロックを2値のブロックに量子化し、量子化の際に発生
    した誤差を周辺のブロックに配分する2値誤差拡散処理
    部を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記ブロック誤差拡散処理部は、 前記ブロック分割部により分割された高階調の多値のブ
    ロックを低階調の多値のブロックに量子化し、量子化の
    際に発生した誤差を周辺のブロックに配分するととも
    に、量子化された低階調の多値のブロックを2値のブロ
    ックに2値化する多値誤差拡散処理部と、 前記ブロック分割部により分割された高階調の多値のブ
    ロックを2値のブロックに量子化し、量子化の際に発生
    した誤差を周辺のブロックに配分する2値誤差拡散処理
    部と、 前記ブロック分割部により分割されたブロックを前記多
    値誤差拡散処理部および前記2値誤差拡散処理部の何れ
    か一方に選択して出力する選択部とを有することを特徴
    とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 画素値の急激な変化を表す部分をエッジと呼ぶとき、 前記ブロック分割部により分割されたブロック内のエッ
    ジの有無を検出するエッジ検出部を有し、 前記選択部は、前記エッジ検出部の検出結果に基づいて
    前記多値誤差拡散処理部および前記2値誤差拡散処理部
    の何れか一方を選択することを特徴とする画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記選択部は、 前記エッジ検出部によりブロック内にエッジが検出され
    た場合、前記2値誤差拡散処理部を選択し、 前記エッジ検出部によりブロック内にエッジが検出され
    ない場合、前記多値誤差拡散処理部を選択することを特
    徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5または7において、 前記多値誤差拡散処理部は、量子化すべき注目ブロック
    内の画素値の平均値に、既にブロック内の画素値の平均
    値に基づいて量子化された周辺のブロックの誤差値を加
    算して量子化し、量子化の際に発生した注目ブロックの
    誤差値を周辺のブロックに配分することを特徴とする画
    像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項6または7において、 前記2値誤差拡散処理部は、 量子化すべき注目ブロック内の各画素の画素値に、周辺
    のブロック内の各画素の誤差値の平均値を加算して量子
    化し、量子化の際に発生した注目ブロックの各画素の誤
    差値の平均値を周辺のブロックに配分することを特徴と
    する画像処理装置。
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