JP2000270210A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000270210A
JP2000270210A JP11068989A JP6898999A JP2000270210A JP 2000270210 A JP2000270210 A JP 2000270210A JP 11068989 A JP11068989 A JP 11068989A JP 6898999 A JP6898999 A JP 6898999A JP 2000270210 A JP2000270210 A JP 2000270210A
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Yuji Konno
裕司 今野
Takashi Ishikawa
尚 石川
Shinya Hirai
信也 平井
Kenji Takahashi
賢司 高橋
Hiroo Inoue
博夫 井上
Norihiro Kawatoko
徳宏 川床
Tetsuya Edamura
哲也 枝村
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値誤差拡散処理によると、出力装置の持つ
階調近辺(量子化レベル)の濃度を出力する際に擬似輪
郭が発生する。 【解決手段】 注目画素の多値画像データに、周辺の既
に量子化済みの画素から拡散された誤差を加えてた補正
データを出力する手段と、前記注目画素の多値画像デー
タの入力濃度値に基づいて量子化しきい値を設定する手
段と、前記注目画素の多値画像データの入力濃度値と、
前記補正データと、前記量子化しきい値とを比較して、
N値画像データを出力する手段とを備え、前記量子化し
きい値Thi(i=0,1,・・・N−2)は、入力濃
度値をInとしたとき、Thi=(In×(Ki−1)
+256/2×(N−1)×(i+1))/Ki(25
6/(N−1)×i≦In≦256/(N−1)×(i
+1)、Kiは定数)に基づき設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値の画像データ
を高精細かつ高階調に印刷処理するための画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スキャナやディジタルカメラ
等の入力装置で読み取った多値画像データをプリンタや
ディスプレイ等の出力装置に出力する画像入出力システ
ムが存在する。その際に、入力装置で読み取った多値
(例えば8ビット精度ならば256階調)の画像データ
を出力装置が出力可能な階調数の画像データに変換し、
擬似的に連続階調を表現する方法として、擬似中間調処
理というものが存在する。中でも出力装置がドットのO
N/OFFのみの2値しか表現できないときには2値化
処理が従来から行われている。この2値化処理の中で解
像性と階調性に共に優れたものとして誤差拡散処理が存
在する。さらにこの誤差拡散処理を2値だけでなく、3
値以上の階調数にも適応したものとして、多値誤差拡散
処理が存在する。2値誤差拡散処理と同様に、階調性と
解像性に優れた処理が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多値誤差拡散処理の一
つの問題点として、出力装置の持つ階調近辺(量子化レ
ベル)の濃度を出力する際に、擬似輪郭が発生するとい
う問題があった。
【0004】擬似輪郭が発生する原因は、原画信号が量
子化レベル近傍の場合にディザパターンが生じないため
テクスチャ変化が目立つことによる。
【0005】このような擬似輪郭発生の問題点を解決す
る手段として、ランダムノイズのようなノイズを重畳し
て擬似輪郭を目立たなくさせる方法がある。このノイズ
重畳の方法としては、入力画像も元データに付加する方
法と、誤差拡散処理に用いるしきい値自体をランダムに
分散させる方法がある。このノイズを重畳させることで
擬似輪郭自体はほとんど目立たなくすることができる一
方、画像の輪郭部が不鮮明になるという問題が発生す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明にかかる画像処理装置は、中間濃度に対する
領域の感度を向上させ、その輪郭を明確にするために最
適なしきい値を設定してN値の多値画像データを出力す
る。該画像処理装置は主として以下の構成からなること
を特徴とする。
【0007】すなわち、多値画像データを、多値誤差拡
散処理を用いてN値に量子化する画像処理装置は、注目
画素の多値画像データに、周辺の既に量子化済みの画素
から拡散された誤差を加えてた補正データを出力する手
段と、前記注目画素の多値画像データの入力濃度値に基
づいて量子化しきい値を設定する手段と、前記注目画素
の多値画像データの入力濃度値と、前記補正データと、
前記量子化しきい値とを比較して、N値画像データを出
力する手段とを備え、前記量子化しきい値Thi(i=
0,1,・・・N−2)は、入力濃度値をInとしたと
き、Thi=(In×(Ki−1)+256/2×(N
−1)×(i+1))/Ki(256/(N−1)×i
≦In≦256/(N−1)×(i+1)、Kiは定
数)に基づき設定される値である。
【0008】本発明かかる画像処理装置によれば、入力
濃度値に対応して最適な量子化しきい値を設定すること
により、量子化値近辺で発生する擬似輪郭を目立たなく
することができ、良好な画質の出力画像結果を得ること
ができる。
【0009】 〔発明の詳細な説明〕
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。
【0010】(第1の実施形態)図1に本発明の画像処
理装置を用いた画像入出力システムの構成を示す。画像
入力装置101はスキャナやディジタルカメラ等の入力
デバイスを示し、8ビット精度ならば256階調の画像
データとして取り込まれる。この画像データが102に
示す画像処理装置に入力される。
【0011】この画像処理装置102では、画像入力装
置101から入力された256階調の画像データに対し
て、この後の画像出力装置103で出力可能な階調数に
変換する。この階調数変換には多値誤差拡散処理を用い
てもよい。画像出力装置103が図2に示すように1ド
ットを単位とした3階調表現ができるとすると、3値の
誤差拡散処理を行うことになる。ここで、図2の
「0」,「1」,「2」は画像処理装置102で3値化
したあとの情報をあらわし、このデータが画像出力装置
103に送られる。
【0012】画像出力装置103は、図2に示すように
出力の対象となっているドットの制御を行う。「0」は
ドットを打たないことを示し、「1」は薄いドットを、
「2」は1よりも濃度の高い濃いドットを打つことを示
す。ここでは、図2のように画像出力装置が濃度変調で
きる場合を示したが、本発明が適応される範囲はこれに
限定されるものではない。例えば、図3のように2値の
ドットを複数個集めて多値の階調を表現する場合でも本
発明にかかる処理方法は適応可能である。
【0013】また、図1ではそれぞれの装置が独立して
書かれているが、この限りではなく、画像処理装置の機
能が画像入力装置中に存在する場合や、画像出力装置中
に存在する場合もある。ここで図1における本発明の画
像処理装置の装置内容を説明する図を図4に示す。入力
端子406からは画像入力装置より多値の画像データが
入力される。ここで、2次元の画像データを表わすため
に、In(i,j)として表わす(iは画像の主走査方
向のアドレス、jは副走査方向のアドレスを示す)。
【0014】次に、このIn(i,j)が加算器403
に入力される。加算器403には誤差メモリ404に格
納されている、現画素以前の誤差拡散処理により拡散・
蓄積されてきた誤差のうち、現画素に割り当てられた誤
差成分E(i,j)が入力され、In(i,j)と加算
され、その結果が出力される。この出力信号を補正デー
タC(i,j)とする。
【0015】また、入力データIn(i,j)はしきい
値設定部401に入力され、本発明の多値誤差拡散処理
に用いるしきい値Th(i,j)の設定を行う。ここで
しきい値は以下のような定式に則って設定される。(説
明を単純化するため、ここでは出力装置の出力可能な階
調数は3値の場合で説明する(もちろんこの階調数以外
にも同様に適応することが可能であることは言うまでも
ない)。
【0016】 Th(i,j)=(In(i,j)×(K1−1)+64)/K1 (1) 0≦In(i,j)≦128 Th(i,j)=(In(i,j)×(K2−1)+192)/K2 (2) 129≦In(i,j)≦255 上式中K1,K2は定数である。
【0017】しきい値設定部401で設定されたしきい
値Th(i,j)と、入力データIn(i,j)に誤差
E(i,j)が加算された補正データC(i,j)、お
よび入力データIn(i,j)が比較判定部402に入
力されて、その比較結果に基づいて下記のように出力す
る濃度値Out(i,j)を決定する。
【0018】 If(C(i,j)<Th(i,j)&&0≦In(i,j)≦128) then Out(i,j)=0 (3) If((C(i,j)<Th(i,j)&&0≦In(i,j)≦128) ||C(i,j)<Th(i,j)&&129≦In(i,j)≦255) then Out(i,j)=128 (4) If(C(i,j)≧Th(i,j)&&129≦In(i,j)≦255) then Out(i,j)=255 (5) ここでは出力装置が出力可能な3値の階調を0,12
8,255としている。このOut(i,j)が出力端
子407から画像出力装置に対して出力される。
【0019】また、出力値Out(i,j)は減算器4
05に入力され、補正データC(i,j)から減算され
て、現画素で発生したe(i,j)が算出される。
【0020】次に誤差拡散部408ではあらかじめ設定
された拡散係数に基づいて、誤差e(i,j)を配分し
て誤差メモリ404に蓄積されている誤差データE
(i,j)に加算していく。ここで例えば拡散係数を図
5に示したような係数を用いた場合、誤差拡散部408
では下記のような処理を行う。
【0021】 E(i,j+1)=E(i,j+1)+e(i,j)×7/16 (6) E(i+1,j−1) =E(i+1,j−1)+e(i,j)×3/16 (7) E(i+1,j)=E(i+1,j)+e(i,j)×5/16 (8) E(i+1,j+1) =E(i+1,j+1)+e(i,j)×1/16 (9) この誤差拡散処理で発生した誤差データは誤差メモリ4
04に格納される。
【0022】以上のように図4の構成によって、画像処
理部における多値誤差拡散処理が行われる。
【0023】次に、このような処理によりなぜ擬似輪郭
が低減されるかを説明する。図6は入力画像が0から2
55のグラデーションの時に、従来の方法による3値
(0,128,255)の誤差拡散処理を施した結果を
示したもので、3値の中間の128の濃度近辺で、12
8のドットのみで形成される領域が発生する。この部分
が擬似輪郭として知覚される。
【0024】この原因としては、各階調ごとの粒状度を
グラフにあらわして見るとわかりやすい。今、0から2
55までの濃度のパッチ(ただし各濃度値を十分表現で
きるのに十分な面積を持つ)を3値誤差拡散処理で示す
と図7のように中間の128濃度近辺の粒状度が急激に
少なくなっている。これは入力濃度値が128に近い値
だったときにはある領域で見たときの128のドットの
占める割合が非常に高く、粒状度の値としては小さくな
る。それに対して入力濃度値が64や192であったと
きには、ほとんど2画素に1回の割合で2種類の濃度の
ドットが交互に発生する形になるため、粒状度の値とし
ては非常に高くなっている。
【0025】ただしこれらの0から255の256個の
パッチのまま並べてみても擬似輪郭としては見えにくい
が、これを幅の小さいグラデーションとして出力する
と、それぞれの入力濃度値に相当する微視的な領域の粒
状度は図8のようになり、中間濃度128を中心として
かなりの幅で粒状度の値がほぼ0となる。すなわちその
領域では128のドットしか発生していない。これは各
濃度領域におけるドット発生に対する感度の違いが出て
いるものである。さきほど述べたように0,128,2
55の3値のドットを用いる場合、濃度64を表現する
ためには、平気的に見て0と128のドットが1ドット
ずつ、計2ドット存在すればよい。これに対して濃度1
27を表現しようとすれば、平均的に見ると、0のドッ
トが1ドットと128のドットが127ドット、計12
8ドット存在しなければならない。そこで今出力しよう
としているグラデーションの幅が各濃度値に対して例え
ば1ドットしかないような場合には、中間濃度128近
辺の濃度は平均的に見ればほとんど128の濃度で表現
されてしまい、グラデーションの幅に比較して、大きな
幅の均一パターンとなるため、その均一パターンと、そ
れ以外の領域との境界が擬似輪郭として見えている。
【0026】この現象は多値誤差拡散だけではなく、多
値ディザでも起こる。ただし多値ディザとの差はこの均
一パターンの幅の広さにある。同一のグラデーションの
幅を3値の誤差拡散処理とディザ処理を行ったときの出
力結果を見ると、明らかに誤差拡散処理の方が均一パタ
ーンの領域の幅が広い。これは誤差拡散処理特有のはき
寄せ現象によるものである。128の入力濃度から25
5に向かうグラデーションにおいて255のドット発生
を行うためには、正の誤差が蓄積されていく必要があ
る。しかし128に非常に近い領域では誤差の絶対値も
小さく、255のドット出力を行うしきい値192を超
えるまでには64以上の誤差が蓄積されなければならな
い。これに対して多値のディザについては、そのディザ
のしきい値マトリクスと画素位置によってドットが発生
するかしないかが決まり、画像中のある画素位置によっ
ては、入力濃度値が129であっても、255のドット
発生が行われる可能性はある。よって多値ディザに比較
して、多値誤差拡散は出力濃度値近辺ではドット発生が
遅れる傾向にあり、そのために中間濃度部での均一パタ
ーンの幅も広くなってしまう。
【0027】この問題点を解決する手段として、本発明
では式(1)、(2)のように入力濃度値に応じてしき
い値を変更を行う。こうすることで、均一パターンの幅
を小さくすることができる。これは出力濃度値近辺での
ドット発生に対する感度を上げることが目的である。例
えば式(1)、(2)のK2の値が2であるとし、入力
濃度値が129の場合、従来の固定化されたしきい値で
は255のドット発生のためには誤差加算後の補正デー
タの値が192よりも大きくなければならなかったが、
本実施形態の式(1)、(2)によれば、160.5と
なる。従って処理画素が進んで誤差の蓄積が160.5
−129=31.5を超えた時点で255のドット発生
が行われる。すなわち誤差拡散処理特有のはき寄せ現象
による均一パターンの幅の広さを狭くすることができ、
擬似輪郭として目立ちにくくなる。
【0028】ここで、式(1)、(2)の中の定数K
1,K2については、これらを調整することで、均一パタ
ーンの幅を制御することが可能である。この定数を変化
させたときのしきい値の特性をグラフに示したものを図
9に示す。図9でK1,K2の値が1の時とは、従来の固
定しきい値の場合である。K1,K2を2,4と変化させ
ていくと直線の傾きが増していく。そして、中間濃度値
128近辺での2つのしきい値の差が縮まってくる。こ
れはこの近辺で、0や255の濃度のドットが発生しや
すくなっていることを示す。ただしこの定数の値をあま
り大きくすると逆に悪影響が発生してしまう。グラデー
ションを出力するとその出力濃度値近辺にドットが並び
それが線となって見えてしまう現象が発生する。従って
これら定数の値は実験によりK=4前後で擬似輪郭とし
て目立ちにくく、かつ悪影響を起こさない最適な値とな
る。もちろんこれは画像によって多少異なる値を用いた
方が良好な結果をもたらす場合もありうるため、各画像
にて最適な処理を施したい場合には、それぞれの画像に
よって所望の値を用いれば良い。
【0029】[他の実施形態]本発明は上記第一の実施
形態にとらわれることなく、種々の変形実施が可能であ
る。第一の実施形態を説明する図4において、比較判定
部402にはしきい値設定部401で設定されたしきい
値と、入力データに誤差データが加算された補正データ
との比較を行うために、複数個あるしきい値の内のどの
しきい値と入力濃度値を比較するかを決めるために、入
力濃度値を用いて判定を行っていた。(式(3)から
(5)参照) ただし、図9に示すように入力濃度値としきい値の特性
が1対1に対応づけられている場合には、必ずしも入力
濃度値を必要とはしない。よって図4における比較判定
部402への入力濃度値In(i,j)の入力を行わず
に、しきい値設定部Th(i,j)の値からだけで比較
判定を行うことも可能である。
【0030】また、さらに他の実施形として、図9では
2つの定数に同じ値を用いていたが、異なる値を用いる
ことでさらに最適なしきい値特性を選択することが可能
である。実際の出力装置においては、ドットゲイン等が
存在し、同じドットを打つ場合でも、出力媒体上にドッ
トをまばらに打つ低濃度部と、ドットを密に打つ高濃度
部では明らかに特性が異なる。従ってそれぞれの濃度に
応じた最適な定数を別個に選択すれば良い。
【0031】また、式(1)、(2)では入力濃度によ
る1次関数で定義されていたが、本発明はこれに限るも
のではなく、必要に応じて高次の関数を用いて、しきい
値の特性を非線型にとることも可能である。また、図1
0に示すように中間濃度部近辺のみしきい値を濃度によ
って変えても良い。0や255の濃度においては誤差拡
散のはき寄せ現象は同様に発生するが、擬似輪郭として
は知覚されない。従って擬似輪郭解決のためだけであれ
ば、中間濃度のみの対策を行うことでも十分である。
【0032】また、本発明は多値誤差拡散処理に対する
ものであったが、同じように多値平均誤差最小法にも適
用できる。誤差拡散法が量子化誤差をまだ量子化してい
ない画素に拡散して加えるのに対し、平均誤差最小法
は、周辺の量子化済みの画素に生じた量子化誤差の重み
付き平均値で、次の注目画素のデータ値を修正するもの
であり、誤差の拡散作業をいつ行うかが違うだけであ
り、論理的には等価な処理である。
【0033】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0034】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0035】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0036】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0037】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0038】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力濃度値に対応して最適な量子化しきい値を設定する
ことにより、多値誤差拡散法により発生する量子化レベ
ル付近の擬似輪郭を最小限に抑えることができ、画質へ
の悪影響を解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像処理システムを説明す
るブロック図である。
【図2】画像出力装置が出力可能な3値のドットを示す
図である。
【図3】画像出力装置が表現可能な5値のドットパター
ンを示す図である。
【図4】本発明の画像処理装置のブロック図である。
【図5】本発明の画像処理装置で用いる多値誤差拡散処
理の誤差拡散マトリクスの例を示す図である。
【図6】グラデーションパターンを多値誤差拡散処理し
たときに発生する擬似輪郭を説明する図である。
【図7】各濃度値毎に多値誤差拡散処理を行ったときの
粒状度の変化を示す図である。
【図8】各濃度値毎に多値誤差拡散処理を行ったときの
粒状度の変化を示す図である。
【図9】本発明の画像処理装置で用いるしきい値と入力
濃度値との関係を示す図である。
【図10】本発明の画像処理装置で用いるしきい値と入
力濃度値との関係を示す図である。
【符号の説明】
101 画像入力装置 102 画像処理装置 103 画像出力装置 401 しきい値設定部 402 比較判定部 404 誤差メモリ 408 誤差拡散部
フロントページの続き (72)発明者 平井 信也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 賢司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 博夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川床 徳宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 枝村 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田鹿 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C262 AA24 AB05 BB08 BB09 DA09 DA13 5B057 AA01 AA11 CA02 CA08 CB08 CC03 CE13 5C077 LL02 PP02 PP45 PQ20 PQ22 RR08 RR15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像データを、多値誤差拡散処理を
    用いてN値に量子化する画像処理装置であって、 注目画素の多値画像データに、周辺の既に量子化済みの
    画素から拡散された誤差を加えてた補正データを出力す
    る手段と、 前記注目画素の多値画像データの入力濃度値に基づいて
    量子化しきい値を設定する手段と、 前記注目画素の多値画像データの入力濃度値と、前記補
    正データと、前記量子化しきい値とを比較して、N値画
    像データを出力する手段と、 を備え、 前記量子化しきい値Thi(i=0,1,・・N−2)
    は、入力濃度値をInとしたとき、Thi=(In×
    (Ki−1)+256/2×(N−1)×(i+1))
    /Ki(256/(N−1)×i≦In≦256/(N
    −1)×(i+1)、Kiは定数)に基づき設定される
    値であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記N値画像データと前記補正データとの
    誤差を算出する手段と、 前記算出された誤差を所定の比率で周辺画素に拡散する
    手段と、 前記拡散された誤差を格納する手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 疑似輪郭を平滑化する最適な定数はKi
    =4の近傍であることを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記量子化は3以上の階調であることを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記量子化しきい値の設定は、中間濃度
    の分布範囲に対する感度を向上させて、該範囲の輪郭を
    明確にすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
JP11068989A 1999-03-15 1999-03-15 画像処理装置 Withdrawn JP2000270210A (ja)

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