JP2755307B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2755307B2
JP2755307B2 JP63212386A JP21238688A JP2755307B2 JP 2755307 B2 JP2755307 B2 JP 2755307B2 JP 63212386 A JP63212386 A JP 63212386A JP 21238688 A JP21238688 A JP 21238688A JP 2755307 B2 JP2755307 B2 JP 2755307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する分野] 本発明は画像処理装置、詳しくは誤差拡散法に基づい
て出力画素データを生成する画像処理装置に関するもの
である。
[従来技術] 従来より、デジタルプリンタ、デジタルフアクシミリ
等の像形成部で中間調を再現するために用いられる常套
手段として、デイザ処理が挙げられる。
通常、デイザ処理ではm×nのデイザマトリクスを用
意し、各々のマトリクス要素中の閾値と比較しm×nの
2値化ブロツクを形成する。これによつて、疑似的に中
間調画像を再現するものである。
ところが、この手法で再現できる階調数はデイザマト
リクスのマトリクス要素数に制限されてしまい、例えば
16階調(4×4デイザマトリクス等)である場合には、
出力画像中に疑似輪郭が発生してしまうことがあつて、
良好な出力画像を得ることはできないという問題があ
る。
これに対して、最近、特に注目されている手法として
誤差拡散法がある。
これは1975年にFloidとSteinbergにより“An Adaptiv
e Algorithm for Special GrayScale"SID DIGESTという
論文のなかで提案されたもので、解像度・階調共にデイ
ザ法よりも優れた手法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この誤差拡散法では、処理始めの画像
濃度に低い部分がある場合にはドツトが打たれず白く抜
けるという現象が発生してしまうという欠点があると共
に、エツジ部付近の低濃度部においても同様の事が発生
していた。
これに対して、誤差を拡散するときの基盤となる閾値
を変動させるようにすることも考えられるが、エツジ
部、特に文字や線画等の周辺のドツトがノツチとなつて
しまい、文字及び線画品位を著しく低下させていた。更
には、一様な低濃度部ではドツトが打たれず、再生画像
に目障りな粒状感が現れてしまうという問題も発生す
る。
本発明は上述した従来技術に鑑みなされたものであ
り、2値化処理によって発生する入出濃度間の誤差デー
タを補正しながら入力画像データを2値化することによ
り、階調性及び解像度共に優れた画像を得ることができ
ると共に、2値化のための閾値を、エッジ部以外では入
力画像データのレベルが低い場合に低い閾値を発生しや
すい変動閾値とすることにより、画像濃度の低い部分で
ドットが打たれずに白く抜ける減少を防止し、エッジ部
では固定閾値とすることで文字部でのノッチの発生を防
止することができる画像処理装置を提供しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段及び作用] この課題を解決するために本発明は以下に示す構成を
備える。
すなわち、 画像濃度を表わす画像データを入力する入力手段と、 入力手段で入力した画像データから注目画素の画像デ
ータがエッジに依存するか否かを判別するエッジ判別手
段と、 入力した画像データの画像濃度レベルに応じた変動閾
値及び固定閾値を発生する閾値発生手段と、 前記エッジ判別手段が注目画素の画像データがエッジ
に依存すると判別した場合には前記固定閾値を選択し、
また、エッジに依存しないと判別した場合には前記変動
閾値を選択する選択手段と、 該選択手段により選択された閾値により入力画像デー
タを2値データに2値化処理する2値化手段と、 該2値化手段の2値化処理によって発生する入出力濃
度間の誤差データを補正する補正手段と、 前記2値化手段の2値化結果を出力する出力手段とを
有し、 前記閾値発生手段は、変動閾値として入力画像データ
の画像濃度レベルが低い場合に、低レベルの閾値を入力
画像濃度レベルに応じた確率で発生することを特徴とす
る。
[実施例] 以下、添付図面に従つて、本発明に係る実施例を詳細
に説明する。尚、実施例では複写機を例にして説明す
る。
<構成概略の説明(第1図)> 第1図は本実施例における複写機のブロツク構成図で
ある。
以下、個々の構成要素をその処理順序に従つて説明す
る。
CCD等の光電変換素子及びこれを走査する駆動系から
構成される入力部1でもつて読み取られた画像は、次の
A/D変換器2によつて濃度に対応した電圧レベル信号か
ら8ビツトのデジタルデータ(256階調)に変換され、
量子化される。そして、この変換後のデジタルデータ
は、入力部1のセンサの感度ムラや照明系の照明ムラ等
による入力データをシエーデイング補正するため、補正
回路3に入力され補正される。
補正後のデータ(8ビツトデジタルデータ)はデータ
線101を介してラインメモリ(FIFO)4とエツジ検出回
路5に出力される。尚、ラインメモリ4はエツジ検出回
路5、2値化回路6、閾値設定回路7とのタイミングを
とるための遅延用である。
さて、エツジ検出回路5は、注目画素とその周囲の画
素との間から、その注目画素がエツジにあるか否かを検
出し、その判定結果に対応する信号を信号線200に出力
する。また、閾値設定回路7はデータ線100上に出力さ
れた補正済みデータとエツジ検出信号に応じた閾値を設
定し、その設定した閾値をデータ線300に出力する。そ
して、2値化回路6は注目画素のデータ(ラインメモリ
4よりのデータ))を、信号線200上のエツジ検出信号
と閾値設定回路7より出力されてきた閾値(データ線20
1)、そして後述する信号線400上の信号に基づいて2値
化し、その結果を信号線500上に出力する。この信号線5
00に出力された“1"か“0"の信号に基づいて出力部9
(レーザビームプリンタやインクジエツトプリンタ等)
が可視画像を形成することになるが、この信号線500の
信号は判定回路8にも供給されている。
判定回路8は2値化回路6から出力された信号(信号
線500)とラインメモリ4から出力された補正済データ
に基づいて、注目画素周辺の既に2値化された領域を参
照してその中にオン(“1")になつているドツトが存在
するか否かを判定し、その判定結果を信号線400上に出
力し、2値化回路6にフイードバツクする。
以上の構成からなる本実施例の複写機のエツジ検出回
路5〜判定回路8の詳細を以下に示す。尚、補正回路3
のルツクアツプテーブルを内蔵したROMでもつて容易に
なされるので、説明は省略する。
<エツジ検出回路の説明(第2図〜第4図)> 第2図に実施例におけるエツジ検出回路5の具体的な
構成例を示し、以下、第3図を用いて説明する。
画像のエツジ部とは、濃度が低い部分から高い部分、
或いは高い部分から低い部分へ移るときの傾きが急峻で
ある場合と判断して良い。換言すれば、注目画素がエツ
ジ部近傍にあるか否かの検出は、注目画素付近の画素群
の濃度差が大きいか否かを検出すれば良い。
そこで、実施例では第3図に示す様に、注目画素(図
中の“*”印)位置の濃度を画素(i,j)としたとき、 |画素(i,j)−画素(i+1,j)| … |画素(i,j)−画素(i−1,j+1)| … |画素(i,j)−画素(i,j+1)| … |画素(i,j)−画素(i+1,j+1)| … を算出し(但し、|…|は絶対値を示す)、これらの
中の最も大きい値が予め設定された閾値Tより大きいと
きに、注目画素はエツジ部になると判断する様にした。
第2図を用いて説明すれば、フリツプフロツプ10a〜1
0eにはそれぞれ画素位置として、(i,j),(i+1,
j),(i−1,j+1),(i,j+1),(i+1,j+1)
のデータがラツチされ、減算器11a〜11dで先に示した式
〜中の減算をし、絶対値回路12a〜12dで各々の絶対
値を得る。そして続く最大値検出回路13でそれらの最大
値を検出し、比較器14で閾値T(実施ではこの値を“5
0"としている)と比較することで達成される。そして、
比較器14は、最大値検出回路13から出力された値が閾値
Tより大きいときに(エツジ部のときに)、その出力信
号200に“1"、そうでないときに(非エツジ部のとき
に)“0"を出力する。
以上の構成で処理を行うことにより、注目画素とその
周囲の画素との間のエツジを検出することができる。
尚、詳細は後述するが、本実施例における誤差拡散処
理では、誤差拡散する画素位置を注目画素(i,j)とし
たとき、(i+1,j),(i−1,j+1),(i,j+
1),(i+1,j+1)としている。そして、上述した
様に、これに対応するように注目画素とその周囲の画素
とでエツジを検出した。しかし、これに限定されるもの
ではなく、例えば、第4図に示すように注目画素,(i,
j)と周囲の(i−1,j−1),(i+1,j−1),(i
−1,j+1),(i+1,j+1)画素とのそれぞれの差分
をとつてエツジ検出を行つてもよい。尚、第4図の画素
位置でもつてエツジ部を検出するのであればラインメモ
リをもう1つ追加(ラインメモリを2つにする)して、
タイミングを取る様にすれば達成できる。また、上記に
限らずエツジの検出ができるものであればよいので、エ
ツジ検出対象の画素の取り方は第3図や第4図にも限定
されるものではない。
<2値化回路の説明(第5図,第6図)> 第5図に実施例における2値化回路6の構造の一例を
示し、以下にその動作を説明する。
図中、15a〜15dはデータをラツチするフリツプフロツ
プ、16a〜16dは加算器、17は1ライン遅延用のラインメ
モリである。また、18は比較器、19はANDゲート、20は
誤差配分制御回路である。
先ず、データ線100を介して入力した補正済データ
(注目画素位置(i,j)に対応する原画像データ)は画
素位置(i,j)に配分される誤差の総和と加算器16dで加
算され、その値は比較器18と誤差配分制御回路20に出力
される。そして、比較器18においては、データ線355上
のデータを閾値設定回路7よりの閾値データ(信号線30
0)でもつて2値化する。尚、この比較器18はデータ線3
55上のデータを閾値より大きければ“1"、小さければ
“0"を信号線311に出力する。さて、次のANDゲート19に
おいては、2値化された信号(信号線311)と判定回路
8から出力されてくる信号(信号線400)を論理積がと
られ、信号線500を介して出力部9及び誤差配分制御回
路20に出力される。
ところで、判定回路8から出力される信号の詳細は後
述するが、注目画素の濃度が低く、且つ注目画素周辺の
出力部9に出力済み画像群の中に“1(ドツト有り)”
があるときには“0"、それ以外のときには“1"レベルの
状態になる。
さて、誤差配分制御回路20では2値化処理前の信号35
5と2値信号500の255倍(すなわち、“0"か“255")し
た値との差分(誤差)が計算され、その画素の正負とエ
ツジ信号200により周囲の画素に配分する誤差量号351〜
354を制御する。誤差量信号351〜354は注目画素位置を
(i,j)としたとき、(i−1,j+1),(i,j+1),
(i+1,j+1),(i+1,j)に既に配分された誤差量
と加算器16a〜16dで加算される。またここでは誤差を配
分する画素数を注目画素の周囲4画素としているが、周
期12画素でもよく上記に限らない。
ここで、誤差配分制御回路20の詳細を第6図に示し、
以下に説明する。
図中、21は減算器、22は入力信号の正負を判断する正
負判定回路、23はセレクタ、24はANDゲート、25a〜25d
は重み付け回路である。
さて、減算器21においては、2値化処理前の信号355
と2値信号を500を255倍した値との差分(誤差)を算出
する。
すなわち、 (誤差)=(信号355)−255×(信号500) この算出された値は正負判定回路22及びセレクタ23に
出力される。
正負判定回路22では入力されたデータ(算出値)が正
ならば“0"、負ならば“1"を出力する。ANDゲート24で
は正負判定回路22からの信号と信号200(エツジ検出回
路5よりの信号)との論理積がとられ、その結果がセレ
クタ23に出力される。すなわち、2値化回路6内の比較
器18で2値化する以前の注目画素の誤差加算済みデータ
が対応する出力データ×255以下であつて、その注目画
素がエツジ部にあるときにANDゲート24の出力は“1"に
なり、それ以外のときには“0"になる。
セレクタ23は、このANDゲート24の出力が“1"であれ
ば信号600(論理レベルが“0")を選択し、“0"であれ
ば減算器21からの減算結果(誤差)を選択し、重み付け
回路25a〜25dに出力する。
ここで、重み付け回路25a〜25dは注目画素位置(i,
j)に対して、周辺画素位置(i+1,j+1),(i,j+
1),(i−1,j+1)に対応していて、それら周辺画
素位置への重み付け係数でもつて配分するものである。
具体的には、重み付け回路25a,25cはセレクタ23の出
力である誤差量の1/6を算出して信号351,353に出力し、
重み付け回路25b,25dは誤差量の1/3を算出して信号352,
354に出力する。勿論、ANDゲート24の出力が“1"である
ときには、信号600が選択されるので各々の周辺画素へ
の誤差配分量は“0"になる。
以上の処理でもつて、エツジ部での負の誤差量を周囲
の画素に配分しないことにより、エツジ部の濃度の低い
部分で発生していた“ドツトが打たれず白く抜ける現
象”を防止できる様になる。
尚、重み付け回路25a〜25dにおける重み付け係数を1/
6や1/3としたが、これに限定されるものではなく、任意
に変更しても構わない。例えば、1/2m(m=0,1,2,…)
とすれば、簡単なシフト回路でもつて達成でき、処理速
度も向上させることが可能となる。
<閾値設定回路の説明(第7図)> 第7図に実施例における閾値設定回路の構造の一例を
示し、以下にその動作を説明する。
図中、26は閾値群を格納しているROMであつて、クロ
ツクに同期して−127〜+127までの値を1個ずつ出力す
る。また、振幅制御回路27では信号100(ラインメモリ
4よりの出力データ)の値に応じてROM26から出力され
た閾値の値を制御する。具体的には、信号100の値に応
じて次表に示す値(AL)をROM26から出力された値に乗
じ、その結果を信号150として出力する。
信号150は加算器28において信号160(=固定値“12
7")と加算され、信号170として出力される。
さて、信号170上の加算結果は次のセレクタ29の一方
の入力端子に出力され、他方には信号160が入力されて
いる。そして、これら2つの信号(データ)の1つをエ
ツジ検出回路5よりの検出信号200でもつて検出信号200
で選択し、閾値データとして信号300に出力する。すな
わち、検出信号200が“0(非エツジ部)”である場合
には、加算結果である信号170を閾値信号300として出力
し、“1(エツジ部)”であるときには、固定値“127"
閾値信号300として出力する。
以上のような制御を行うことにより、略一様な濃度の
低い部分において、ある確率で小さな閾値を発生させる
事ができる。これにより、画像濃度の低い部分におい
て、ドツトが打たれず白く抜けていた現象を防止するこ
とができる。
また、エツジ部のあるときには固定閾値が選択され
る、すなわち、閾値変動及び小さな閾値を発生すること
もなくなるので、文字線画等のエツジ部でドツトが打た
れる現象(文字部周辺のノツチ)を除去することが可能
となる。
尚、ここではROM26に格納されている値は−127から12
7までのデイザ信号としたが、これは−127から127まで
の一様乱数でもよく、上記の例に限らない。またALの値
(但しALの値を0以上1以下)は濃度の低い部分ではAL
の値を大きく、濃度の低い部分ではALの値を小さく設定
してあればこの表の値に限らない。また信号100を6段
階に分割しているが、これも任意の分割数でよく、上記
の例に限らない。さらに乗算回路の規模を小さくするた
めにALの値を2のべき乗、あるいは2のべき乗の和で表
現できる値にしてもよい。
<判定回路の説明(第8図)> 次に第8図を用いて実施例の判定回路8を説明する。
図中、34は比較器、30及び31はラインメモリ(FIF
O)、32はOR回路、33はNANDゲートである。
2値信号500はラインメモリ31に入力されると同時に
ラツチされる。またラインメモリ31から読み出された信
号もラインメモリ30に入力されると同時にラツチされ
る。つまり、今から処理しようとする注目画素の位置を
(i,j)とすると、各々のフリツプフロツプ(F/F)には
その回りの画素位置、 (i−2,j−2),(i−1,j−2),(i,j−2),
(i+1,j−2),(i+1),j−2),(i−2,j−
1),(i−1,j−1),(i,j−1),(i+1,j−
1),(i+2,j−1),(i−2,j),(i−1,j) の12画素分の2値化済データがラツチされることにな
る。ラツチされた12画素分のデータはOR回路32に入力さ
れる。ここで12画素分のデータの論理和がとられ、結果
が信号520として出力される。補正済信号100は比較器29
に入力されて、閾値D=30と比較され、信号100が閾値
Dよりの大きいならば、“0"、小さいならば“1"が信号
510として出力される。そして、信号510と信号520はNAN
Dゲートに入力され、その結果が信号400(判定回路8の
判定結果)として出力される。
この結果、濃度の低い部分においては、ドツトの打た
れた周囲にはドツトが打たれない様にすることが可能と
なる。つまり、極端に近接してドツト同士が打たれた
り、離れて打たれたりすることがなくなり、濃度の低い
部分において発生していたノイズ感を減少させる事がで
きる様になる。
<第2の実施例の説明(第9図〜第13図)> 第9図は上述した第1の実施例のエツジ検出回路5と
2値化回路6と判定回路8の一部を変更した場合のブロ
ツク図である。尚、以下の説明に先立ち、第1の実施例
と重複する箇所(同符号部等)の説明は省略する。
さて、この構成における処理概略を説明すると以下の
如くである。
エツジ検出回路40では第1の実施例と同様にエツジ検
出信号200を閾値設定回路7に出力すると共に、注目画
素(i,j)と画素位置(i+1,j)、注目画素(i,j)と
画素位置,(i−1,j+1)、注目画素(i,j)と画素位
置(i,j+1)、注目画素(i,j)と画素位置,(i+1,
j+1)の個々の画素間のエツジ判定が行われ、それぞ
れの結果が信号201〜204として2値化回路41に出力され
る。
2値化回路41では、注目画素に配分される誤差の総和
と信号100(注目画素の濃度データ)の和を閾値Tで2
値化し、その結果と判定信号400によつて、2値出力信
号500を出力する。また2値化回路41では2値化のとき
に発生した誤差の正負判定を行い、信号201〜204とその
判定の結果によつて周囲の画素に配分する誤差の量を決
定する。
第10図はエツジ検出回路40のブロツク図である。図
中、10a〜10e、11a〜11dそして12a〜12dは第2図に示し
たものと同じである。43a〜43dはは入力信号を閾値T1
T4(ここでは“50"としている)と比較する比較器であ
る。さて、絶対値回路12a〜12dから出力された値はそれ
ぞれ閾値T1〜T4と比較され、入力信号が閾値Tよりも大
きければ“1"、小さければ“0"が信号201〜204としてそ
れぞれ出力される。また、これらの信号の論理和をORゲ
ート44でとり、その結果を信号200としている。
このような構成にすることにより画素単位でエツジ検
出ができる。その結果、エツジのない部分の負の誤差は
そのまま配分されるので、濃度平坦部での濃度の上昇を
防止できる。
第11図は2値化回路41のブロツク図であつて、先の第
1の実施例と異なるのは、誤差配分制御回路44である。
本第2の実施例の誤差配分制御回路44では2値化処理
前の信号355と2値信号500を255倍した値との差分(誤
差)が計算され、その誤差の正負とエツジ信号201〜204
により周囲の画素に配分する誤差量信号351〜354を制御
する。誤差量信号351〜354は注目画素位置を(i,j)と
したときの画素位置(i−1,j+1),(i,j+1),
(i+1,j+1),(i+1,j)の既に配分済誤差量と加
算される。尚、ここでは誤差を配分する画素数を注目画
素の周囲4画素としているが、周囲12画素でもよく上記
に限らない。
第12図に、この誤差配分制御回路44のブロツク構成図
を示す。
減算器21において2値データ500を255倍した値と2値
処理前のデータ355の差分がとられ、その結果は正負判
定回路22と重み付け回路25a〜25dに入力される。正負判
定回路22では入力されたデータが正ならば“0"、負なら
ば“1"を出力する。AND回路46a〜46dでは正負判定回路2
2からの信号と信号201〜204のそれぞれの論理積がとら
れ、その結果がセレクタ47a〜47dに出力される。
セレクタ47aではAND回路46aからの信号が“1"であれ
ば信号600(=0)を、“0"であれば重み付け回路25aか
らの信号を選択し、信号351として出力する。セレクタ4
5b〜セレクタ45dにおいても同様で、各々のセレクタに
入力されるANDゲートからの信号が“0"であれば、重み
付け回路25b〜25dの値を選択し出力し、“1"であれば信
号600(=“0")を選択する。そして、これらは信号351
と同様に信号352〜354として出力されることになる。
上記のような構成で、エツジ部で負の誤差量を周囲の
画素に配分しないことにより、エツジ部の濃度の低い部
分で発生していた画像の欠ける現象を防止できる。また
上記構成により注目画素と誤差が配分される個々の画素
とのエツジの判定ができ、その結果、エツジのない部分
において負の誤差をカツトする(つまり、正の誤差を加
える)ことがなくなるので、平坦部での濃度の上昇防止
できる。
第13図に、本第2の実施例における判定回路42のブロ
ツク構成図を示す。
2値信号500はラインバツフア31に入力されると同時
にラツチされ。またラインバツフア31から読み出された
信号もラインバツフア30に入力されると同時にラツチさ
れる。つまり、今から処理しようとする注目画素の位置
を(i,j)とすると、各々のラツチにはその回りの画素
位置、 (i−2,j−2),(i−1,j−2),(i,j−2),
(i+1,j−2),(i+2,j−2),(i−2,j−
1),(i−1,j−1),(i,j−1),(i+1,j−
1),(i+2,j−1),(i−2,j),(i−1,j) の12画素の2値化済データが保持されることになる。
OR回路48では画素位置、 (i−1,j−1),(i,j−1),(i+1,j−1),
(i−1,j) の4画素分の2値化済データのORがとられ、その結果と
して信号620が出力される。
また、OR回路49では画素位置、 (i−2,j−2),(i−1,j−2),(i,j−2),
(i+1,j−2),(i+2,j−2),(i−2,j−
1),(i+2,j−1),(i−2,j) の8画素分の2値化済データの論理がとられ、その結果
として信号630が出力される。
LUT(ルツクアツプテーブル)49では入力された補正
済信号100に応じて3レベルの切替信号610が出力され
る。切替信号610は、補正済信号100が1以上20以下のと
き“1"、21以上50以下のとき“2"、51以上または0のと
き“0"としている。
選択的OR回路50ではLUT49から出力された切替信号610
に応じ、その切替信号610が“0"ならば“0"を、“2"な
らば信号620(OR回路48の出力)の値を、“1"ならば信
号620と信号630(OR回路49の出力)のORをとつたものを
判定信号400として出力する。
例えば、補正済信号100の値が“36"ならば切替信号61
0は“2"となる。そしてこのとき信号620が“0"で信号63
0が“1"であるならば判定信号400は“0"となる。
換言すれば、補正済信号100の値に対して参照する領
域を3段階(つまり注目画素の周囲を全く調べないか、
周囲4画素分調べるか、周囲12画素分調べるかの3段
階)に設定することになる。尚、必要に応じてラインバ
ツフア、ラツチ、OR回路を増やすことにより、参照する
領域を多段階に設定することができる。
因に、4段階にする場合は以下のように考えれば良
い。また、処理しようとする注目画素の位置を(i,j)
とする。
そして、その回りの画素位置、 (i−3,j−3),(i−2,j−3),(i−1,j−
3),(i,j−3),(i+1,j−3),(i+2,j−
3),(i+3,j−3),(i−3,j−2),(i−2,j
−2),(i−1,j−2),(i,j−2),(i+1,j−
2),(i+2,j−2),(i+3,j−2),(i−3,j
−1),(i−2,j−1),(i−1,j−1),(i,j−
1),(i+1,j−1),(i+2,j−1),(i+3,j
−1),(i−3,j),(i−2,j),(i−1,j) の24画素分の2値化済データを保持するのに必要なライ
ンバツフアとラツチがあるとする。そして3個のOR回路
a〜cと選択的OR回路dを1個持つとする。このとき、
OR回路aでは画素位置(i−1,j−1),(i,j−1),
(i+1,j−1),(i−1,j)の4画素分の2値化済デ
ータの論理和がとられ、その結果として信号eが出力さ
れる。また、OR回路bでは画素位置(i−1,j−2),
(i−1,j−2),(i,j−2),(i+1,j−2),
(i+2,j−2),(i−2,j−1),(i+2,j−
1),(i−2,j)の8画素分の2値化済データの論理
和がとられ、その結果として信号fが出力される。そし
て、OR回路cでは、画素位置(i−3,j−3),(i−
2,j−3),(i−1,j−3),(i,j−3),(i+1,j
−3),(i+2,j−3),(i+3,j−3),(i−3,
j−2),(i+3,j−2),(i−3,j−1),(i+
3,j−1),(i−3,j)の12画素分の2値化済データの
論理和がとられ、その結果として信号gが出力される。
選択的OR回路dでは、補正済信号100が21以上50以下
ならば信号eを、補正済信号100が11以上20以下ならば
信号eと信号fの論理和ととつた結果を、補正済信号10
0が1以上10以下ならば信号eと信号fと信号gの論理
和をとつた結果を、そして、補正済信号100が51以上ま
たは0ならば“0"を判定信号として出力するようにすれ
ば良い。尚、補正済信号100のレベルを1以上10以下、1
1以上20以下、21以上50以下、51以上または0の4段階
にとつてあるが、これはほんの一例であつて、これ以外
の段階の取り方であつても全く構わない。
以上説明した様に本実施例によれば、低濃度部での白
ぬけ及び粒状感を抑え、しかも、エツジ部における再現
性を良好にすることが可能となる。
特に、エツジ部(正確にはエツジ部の濃度の薄い箇
所)にドツトが打たれてしまうことがなくなるので、文
字線画等が混在した画像も良好に再現できることにな
る。
また、入力画素濃度に応じて閾値の大きさを制御する
ことにより、画像の処理始めにおいて閾値が大きすぎる
ためにドツトが打たれずに白く抜ける現象を防止でき
る。
尚、実施例では複写機に応用した場合を説明したが、
これに限定されるものではない。
また、カラー画像に対しては本実施例に示した回路を
所定色分持つことで実現できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、2値化処理によ
って発生する入出濃度間の誤差データを補正しながら入
力画素データを2値化することにより、階調性及び解像
度共に優れた画像を得ることができると共に、2値化の
ための閾値を、エッジ部以外では入力画像データのレベ
ルが低い場合に低い閾値を発生しやすい変動閾値とする
ことにより、画像濃度の低い部分でドットが打たれずに
白く抜ける減少を防止し、エッジ部では固定閾値とする
ことで文字部でのノッチの発生を防止することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例における複写機の全体ブロツク構成
図、 第2図は実施例におけるエツジ検出回路のブロツク構成
図、 第3図及び第4図は注目画素とエツジ検出をする画素と
の位置関係を示す図、 第5図は実施例における2値化回路のブロツク構成図、 第6図は第5図中の誤差配分制御回路のブロツク構成
図、 第7図は実施例における閾値設定回路のブロツク構成
図、 第8図は実施例における判定回路のブロツク構成図、 第9図は第2の実施例における複写機の全体ブロツク構
成図、 第10図は第2の実施例におけるエツジ検出回路のブロツ
ク構成図、 第11図は第2の実施例における2値化回路のブロツク構
成図、 第12図は第11図における誤差配分制御回路のブロツク構
成図、 第13図は第2の実施例における判定回路のブロツク構成
図である。 図中、1……入力部、2……A/D変換機、3……補正回
路、4……ラインメモリ、5……エツジ検出回路、6…
…2値化回路、7……閾値設定回路、8……判定回路、
9……出力部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像濃度を表わす画像データを入力する入
    力手段と、 入力手段で入力した画像データから注目画素の画像デー
    タがエッジに依存するか否かを判別するエッジ判別手段
    と、 入力した画像データの画像濃度レベルに応じた変動閾値
    及び固定閾値を発生する閾値発生手段と、 前記エッジ判別手段が注目画素の画像データがエッジに
    依存すると判別した場合には前記固定閾値を選択し、ま
    た、エッジに依存しないと判別した場合には前記変動閾
    値を選択する選択手段と、 該選択手段により選択された閾値により入力画像データ
    を2値データに2値化処理する2値化手段と、 該2値化手段の2値化処理によって発生する入出力濃度
    間の誤差データを補正する補正手段と、 前記2値化手段の2値化結果を出力する出力手段とを有
    し、 前記閾値発生手段は、変動閾値として入力画像データの
    画像濃度レベルが低い場合に、低レベルの閾値を入力画
    像濃度レベルに応じた確率で発生することを特徴とする
    画像処理装置。
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