JP3489806B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP3489806B2
JP3489806B2 JP35620697A JP35620697A JP3489806B2 JP 3489806 B2 JP3489806 B2 JP 3489806B2 JP 35620697 A JP35620697 A JP 35620697A JP 35620697 A JP35620697 A JP 35620697A JP 3489806 B2 JP3489806 B2 JP 3489806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平均誤差最小法ま
たは誤差拡散法を用いて、多階調画像データを2値化す
る画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に多階調画像データを、2値出力
のみ可能なプリンタ装置に出力する場合や、保存容量の
低減や転送速度の高速化のためにデータ容量を減らそう
とする場合には、各画素の階調数を減らす2値化処理が
行われている。この2値化手法には、各種の方法がある
が、その中でも高解像度でかつ連続的な階調制御が可能
という優れた特徴を持つ誤差拡散法や平均誤差最小法が
広く用いられている。特に近年パーソナル向けとして大
幅に生産台数を伸ばしている安価なインクジェット方式
のプリンタではこれらの方式を2値化手法として採用し
ている場合が多い。ここで、誤差拡散法とは、ある画素
の2値化時に生じた量子化誤差を、周辺のまだ2値化し
ていない画素へ重み付けをして拡散分配するものであ
る。また、平均誤差最小法とは、周辺の2値化済みの画
素に生じた量子化誤差の重み付き平均値により、注目画
素の画像データ値を補正するものである。誤差拡散法と
平均誤差最小法は、誤差の拡散作業をいつ行うかが異な
るだけであり、論理的には等価なものである。
【0003】これら誤差拡散法や平均誤差最小法の手法
に関する技術としては、特開平7−226841号公報
に記載の発明が公知である。一般的な平均誤差最小法の
手法は、注目画素の多階調画像データを、既に2値化し
た周辺画素の重み付き誤差分を加算して補正し、その補
正値を予め設定された閾値によって2値化するものであ
る。その際に発生する誤差はまだ2値化されていない周
辺画素に拡散されることになる。まず、注目画素に対応
する誤差の算出方法について説明する。なお、説明に際
して、本発明に関しては、画像の主走査方向は向かって
左から右へ走査されるものとし、副走査は上から下へ走
査されるものとする。図4のマトリクスはウェイトマト
リクスと呼ばれるものの一例である。
【0004】図4の「*」は注目画素を示し、2値化済
みの画素から算出された誤差に、対応するマトリクスの
重み付き係数を掛け、2値化済みの周辺画素の誤差の合
計を算出する。次にウェイトマトリクスの重みを全て加
算した合計値で除算される。よって、2値化済みの周辺
画素の誤差を正規化し、注目画素の画像データを補正す
る誤差を算出することになる。以上のことを式に表すと
下式のようになる。
【0005】
【数1】 Dxy=dxy+Σ((ex+i,y+j・wi,j)
/Σwi,j)
【0006】但し、x,y:注目多階調画素座標、i,
j:ウェイトマトリクス座標(但し、注目画素を0,0
として左、上方向はマイナス) dxy :注目画素の画像データ ex+i,y+j:周辺画素の誤差分 Wij :ウェイトマトリクスの係数 Dxy :補正データ
【0007】次に、2値化方法について説明する。前式
の補正画素データDxyを予め設定された閾値Tにより
2値化する。2値化方法は、DxyのTよりも小さい場
合、出力データを0、DxyがT以上の場合出力データ
を1とする。なお、ここではDxy=Tの場合出力デー
タを1としているが、0としても出力画像はほとんど変
わらない。これらを式に表すと以下のようになる。 IF Dxy<T THEN Oxy=0 ELSE Oxy=1 但し、T:閾値、Oxy:出力2値データ
【0008】最後に、注目画素の誤差の算出方法につい
て説明する。補正データDxyと出力データOxyによ
り注目画素における誤差分を計算する。一般的にOxy
の値が0であった場合、Dxyそのものが誤差となり、
Oxyの値が1であった場合、Dxyから、入力画像デ
ータにおける最大値が減算された値が誤差となる。これ
を式で表すと以下のようになる。
【0009】
【数2】 exy=Dxy−Oxy・dmax 但し、dmax:入力画像データの最大値
【0010】
【発明が解決しようとする課題】理論的にはこれらの方
法により、画像全体の濃度情報が入力画像と出力画像で
保存された2値化処理を行うことが可能となるのであ
る。前述してきたように平均誤差最小法や誤差拡散法
は、2値化処理法として優れた特徴を有するが、特開平
7−226841号公報でも述べられているように、2
値化によって形成されるドットの密度が疎な場合に、
「ドットが均一に分散されず、不均一に連なったドット
が形成され、画質劣化を生じる」という問題点がある。
一般的に「ウォーム」(worm)等と呼ばれている。
ここで、ドットが疎な場合というのは、画像の光学濃度
が低い部分と画像の光学濃度が高い部分の2通り存在す
る。例えば画像データが8ビットであり、白データを
0、黒データを255とした場合、濃度の低い部分とは
0に近い数字(0データ部はドットを打たない)の画像
データ部であり、この部分を平均誤差最小法や誤差拡散
法にて処理を行うと、黒ドットがまばらに存在すること
になる。
【0011】一方濃度の高い部分は、255に近い数字
(255データ部は全べタとなる)の画像データ部であ
り、ここでは、集中した黒ドットの中にまばらに白抜け
が存在することになる。一般的に白抜けのことを白ドッ
トとは呼ばないが、出力された画像は、黒地に白ドット
を打ったように見える。このような部分で前述のウォー
ムが発生してしまう。なお、一般的なインクジェット方
式のプリンタでは、もともとドットの大きさが、プリン
タの解像度と比較して大きいことや、インクの滲み等の
影響により高濃度部での白抜けという現象が起こらず、
前述の問題が起こらない場合がほとんどである。図5
に、従来の平均誤差最小法または誤差拡散法により低濃
度部を処理した出力画像の例を示してある。
【0012】前述の特開平7−226841号公報にお
いては、この問題をウェイトマトリクス(特開平7−2
26841号公報では誤差拡散マトリクスとしている)
サイズを大きくすることによって改善している。しか
し、本発明者の実験においては、ウェイトマトリクスサ
イズを大きくすることによって多少の改善はされるもの
の、依然としてウォームは存在した。また、たとえ画像
の一部にのみ大きなサイズのウェイトマトリクスを使用
するアルゴリズムにおいても、平均誤差最小法や誤差拡
散法の処理をハードウエアにて構成した場合に、誤差を
記憶するメモリ量が増えるためにコストアップにつなが
ってしまうという問題があった。
【0013】これらの問題を解決するために、本発明者
は、平均誤差最小法または誤差拡散法において2値化結
果がオンであった場合に、その周辺画素の誤差値を補正
する誤差値補正手段を設ける事により、ウォームの発生
を抑制するドット拡散性の良い高画質化が可能な画像処
理装置を提案した(特願平9−74491号参照)。こ
の発明は、前記の処理を注目画素と同一ラインのみに行
うことで、コストアップに繋がらない効果を併せ持って
いる。ところで、この誤差値補正手段による誤差値の補
正は、周辺画素に対応するメモリに記憶されている誤差
値の値を、低くすることにより行われる。この誤差値を
下げる強度や画素数は、入力多階調画像データの値毎に
最適値を選択した方がより高画質な出力画像が得られる
ことがその後の実験により得られた。
【0014】そこで、本発明の第1の目的は、平均誤差
最小法または誤差拡散法により多階調画像データを2値
化へ変換し、より高画質化を実現できる画像処理装置を
提供することである。本発明の第2の目的は、誤差値の
補正を、誤差値から予め定められたを減算することに
より行い、入力多階調データにより補正値を切り替える
ことにより簡素な装置でより高画質化を実現できる画像
処理装置を提供することである。本発明の第3の目的
は、低濃度に対応する入力多階調データであればあるほ
ど、補正強度を強くして(全体的な誤差値の下げ幅を大
きくして)、ウォームの目立ちやすいハイライト部にお
いて効果を強くして、ドット分散効果を上げ高画質化を
行うと共に階調の連続性を保つことができる画像処理装
置を提供することである。本発明の第4の目的は、入力
多階調データにより誤差値の補正を行う画素数を変更す
ることで、より高画質化を実現できる画像処理装置を提
供することである。本発明の第5の目的は、入力多階調
データにより、補正画素数に加えて、補正値をも変更す
ることにより、全体の計算量を減らして本装置の高速化
を図ることができる画像処理装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多階
調画像データを2値画像データヘ変換する画像処理装置
であって、注目画素の多階調画像データに、周辺の既に
2値化済みの画素から得られた誤差値にもとづく値を加
えて補正し、補正画像データとして出力する手段と、前
記補正画像データを予め設定された閾値と比較して2値
画像データへ変換する手段と、前記補正画像データと2
値化結果により誤差値を演算する手段と、前記2値化結
果が0の場合は、前記補正画像データと2値化結果によ
る誤差値をそのまま当該注目画素の誤差値とし、前記2
値化結果が1の場合は、前記注目画素の誤差値及び既に
得られている該注目画素の周辺の画素の誤差値を、それ
ぞれ所定値によって減算して補正して誤差値とすると共
に、前記誤差値を補正する所定値を前記入力多階調デー
タの値によって変化させる手段と、前記注目画素及び周
辺の画素の誤差値を蓄積する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載の画像処
理装置において、前記誤差値を補正する所定値は、前記
入力多階調画像データが、低濃度データになるほど大き
な値とすることを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、多階調画像データを2
値画像データへ変換する画像処理装置であって、注目画
素の多階調画像データに、周辺の既に2値化済みの画素
から得られた誤差値にもとづく値を加えて補正し、補正
画像データとして出力する手段と、前記補正画像データ
を予め設定された閾値と比較して2値画像データへ変換
する手段と、前記補正画像データと2値化結果により誤
差値を演算する手段と、前記2値化結果が0の場合は、
前記補正画像データと2値化結果による誤差値を当該注
目画素の誤差値とし、前記2値化結果が1の場合は、前
記注目画素の誤差値及び既に得られている該注目画素の
周辺の画素の誤差値を、それぞれ所定値によって減算し
て補正した値を誤差値とすると共に、前記誤差値を補正
する周辺の画素の数を前記入力多階調データの値によっ
て変化させる手段と、前記注目画素及び周辺の画素の誤
差値を蓄積する手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、請求項1記載の画像処
理装置において、前記誤差値を補正する周辺の画素の数
は、前記入力多階調画像データが、低濃度データになる
ほど大きな数とすることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、請求項3もしくは4記
載の画像処理装置において、前記誤差値を補正する所定
値を、前記入力多階調画像データの値によって変化させ
ることを特徴とする。
【0020】請求項6の発明は、請求項5記載の画像処
理装置において、前記所定値は、前記入力多階調画像デ
ータが、低濃度データになるほど大きな値とすることを
特徴とする。
【0021】請求項7の発明は、多階調画像データを2
値画像データヘ変換する画像処理方法であって、注目画
素の多階調画像データに、周辺の既に2値化済みの画素
から得られた誤差値にもとづく値を加えて補正し、補正
画像データとして出力するステップと、前記補正画像デ
ータを予め設定された閾値と比較して2値画像データへ
変換するステップと、前記補正画像データと2値化結果
により誤差値を演算するステップと、前記2値化結果が
0の場合は、前記補正画像データと2値化結果による誤
差値をそのまま当該注目画素の誤差値とし、前記2値化
結果が1の場合は、前記注目画素の誤差値及び既に得ら
れている該注目画素の周辺の画素の誤差値を、それぞれ
所定値によって減算して補正して誤差値とすると共に、
前記誤差値を補正する所定値を前記入力多階調データの
値によって変化させるステップとを有することを特徴と
する。
【0022】請求項8の発明は、多階調画像データを2
値画像データへ変換する画像処理方法であって、注目画
素の多階調画像データに、周辺の既に2値化済みの画素
から得られた誤差値にもとづく値を加えて補正し、補正
画像データとして出力するステップと、前記補正画像デ
ータを予め設定された閾値と比較して2値画像データへ
変換するステップと、前記補正画像データと2値化結果
により誤差値を演算するステップと、前記2値化結果が
0の場合は、前記補正画像データと2値化結果による誤
差値を当該注目画素の誤差値とし、前記2値化結果が1
の場合は、前記注目画素の誤差値及び既に得られている
該注目画素の周辺の画素の誤差値を、それぞれ所定値に
よって減算して補正した値を誤差値とすると共に、前記
誤差値を補正する周辺の画素の数を前記入力多階調デー
タの値によって変化させるステップとを有することを特
徴とする。
【0023】請求項9の発明は、請求項8記載の画像処
理方法において、前記誤差値を補正する所定値を、前記
入力多階調画像データの値によって変化させることを特
徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図1ないし図20を参照して詳細に説明する。図1
は、本実施の形態における平均誤差最小法処理部の構成
図である。ここで、画像データの処理は、画像データの
向かって左側上部を起点として、主走査(横)方向へ処
理が進み、1ライン分の処理が終了すると次ラインの処
理(副走査方向への処理)が行なわれる。以下同図にお
ける構成要素を説明する。多階調画像データ出力手段1
は入力多階調画像データdxyが出力され、加算手段2
は入力画素の補正値であるExyと入力多階調画像デー
タdxyを加算し補正画像データDxyを算出する。2
値化手段3は補正画像データDxyと閾値Tを比較し、
2値化処理を行う。閾値発生手段4は閾値Tを発生さ
せ、誤差演算手段5は補正画像データDxyと2値化結
果Oxyより画素座標(x,y)で表される注目画素の
誤差を算出する。
【0025】また、誤差値補正手段6は2値化結果Ox
yの結果をもとに注目画素および、注目画素の左側の画
素の誤差値を補正し、誤差記憶手段7は算出された誤差
exyを格納する。重み発生手段8はウェイトマトリク
スを格納しその重みWijを発生させ、補正値演算手段
9は周辺画素の誤差ex+i ,y+jと重みWijを積
和演算すると共に、FLGの状態を判定し、入力多階調
画像データの補正値(注目画素の右側の誤差値)を補正
する。図2は本実施の形態のシステムの構成例である。
本実施の形態においては、平均誤差最小法処理部をホス
トコンピュータ21内に備えており、この場合平均誤差
最小法処理はホストコンピュータ21にてソフトウェア
により処理され、2値画像出力プリンタ22へ転送され
2値画像が出力される。なお、このようなシステム構成
は、コスト的に有利な方法でありパーソナル向けのイン
クジェトプリンタ等に多く使用されている。このシステ
ム構成は他にもさまざまな構成が可能である。
【0026】図4は本実施の形態におけるウェイトマト
リクスである。前述したように、「*」は注目画素を表
す。同図における数値が、対応する画素の誤差の重みで
ある。なお、ウェイトマトリクスはさまざまな構成が考
えられる。
【0027】図7、図8は本実施の形態における平均誤
差最小法を適用した場合のフローチャートである。以下
同図をもとに本実施の形態の動作を説明する。処理に先
立ち主走査方向の画素カウンタxおよび副走査方向のラ
インカウンタyを初期値”0”とし、FLGを初期化す
る(ステップ10)。次に、補正値演算手段9により、
誤差記憶手段7より読み出された2値化済みの画素の誤
差e’x+i,y+jと対応する、重み発生手段8より
読み出されたウェイトマトリクスの重みを乗算し、各々
を加算し、ウェイトマトリクスの重みの合計にて除算し
て、補正値Exyを算出する(ステップ11)。Exy
は図4のウェイトマトリクスを使用して展開すると、
【0028】
【数3】 Exy=(ex−1,y−1×1+ex,y−1×2+
ex+1,y−1×1+ex−1,y×2)×1/6
【0029】となる。ここでもし、FLGが0でない場
合は(ステップ12;N)、各々の入力多階調データ
xyに対応した予め定められた数値V(dxy)(Vは
dxyにより定められる数値の意味)をExyより減算
し(ステップ13)、FLGを1減算する(ステップ1
4)。これは、以前に走査された画素の2値化結果Ox
yが1(オン)であった場合の、その右側の画素の誤差
値の補正と等価である。なお、本実施の形態では、入力
多階調画像データの補正値に補正を行っているが、入力
多階調画像データに同様に補正を行っても同様の結果が
得ることができる。
【0030】次に、入力多階調画像データdxyと補正
値Exyを加算手段2により加算して補正画像データ
xyを算出する(ステップ15)。続いて、2値化手段
3によって補正画像データDxyを予め設定された閾値
Tにより2値化する2値化方法は、DxyがTよりも
小さい場合(ステップ16;Y)、出力2値画像データ
Oxyを0(ステップ17)、DxyがT以上の場合
(ステップ16;N)、出力2値画像データOxyを1
とする(ステップ18)。
【0031】次に、誤差演算手段5により補正画素デー
タDxyと出力2値画像データOxy、および予め定め
られた値Bにより注目画素における誤差exyを計算す
る(ステップ19)。なお、Bは通常入力階調の最大値
のデータ(黒)と同一の値となる。例えば、入力多階調
画像データが、8ビットだとするとBは255となる。
そして、誤差値補正手段6は2値化結果Oxyが0(ド
ットオフ)の場合は(ステップ20;N)、exyの値
をそのまま補正誤差値e’xyとして誤差記憶手段段7
に格納し(ステップ22)、Oxyが1(ドットオン)
の場合は(ステップ20;Y)、注目画素の誤差値であ
るexyと共に、予め定められたC個分の、注目画素の
左側の(注目画素以前に走査された)画素において算出
された誤差ex−k(この場合kは1〜Cの自然数とな
る。なお、0を含めると注目画素の誤差をも含めること
になる)から前述のV(dxy)を減算し、補正誤差値
e’x−kとする(ステップ23)。これにより、注目
画素と注目画素の左側の部分の誤差値の補正を行ったこ
とになるが、前述の注目画素の右側の誤差値を補正する
ためにFLGにCの値をセットする(ステップ26)。
【0032】続いて、主走査方向の画素カウンタxをイ
ンクリメントする(ステップ27)。これで1画素分の
処理が終了である1画素分の処理が終了すると、主走
査1ライン分の処理が終了したか判断し(ステップ2
8)、終了していなければ(ステップ28;N)、次
(右隣)の画素の処理を行う。もし、先ほどの判断によ
り主走査1ライン分の処理が終了していれば(ステップ
28;Y)、ラインカウンタyをインクリメントし(ス
テップ29)、副走査方向の処理が終了したかどうか判
断する(ステップ31)。もし、終了していなければ
(ステップ31;N)、FLGの値をクリアし、次(下
段)のラインの処理を行い、全てのラインの処理が終了
していれば(ステップ31;Y)この画像の処理は終了
となる。
【0033】図9は、入力多階調画像データdxyと誤
差補正値V(dxy)との関係を示した図である。図の
ようにV(dxy)は、入力多階調画像データが小さい
(濃度が低い)ほど大きな値として、補正量を大きくし
ている。以上説明したように本実施の形態によれば、多
階調画像データを平均誤差最小法により2値画像データ
へ変換する画像処理装置において、注目画素の2値化結
果が1(オン)となった場合に、注目画素の、左右の複
数の画素の誤差値を減算して補正し、注目画素の左側に
も負の誤差の影響を与えているので、2値化によって形
成されるドットの密度が疎な場合においても、ドットの
分散性の良い、図6に示したような画像が得られると共
に、入力多階調画像データの値によって、誤差値を減算
する値を変化させているので、各々の入力多階調データ
に最適な誤差値の補正が行え、しいてはより画質の高い
画像を出力することができる。
【0034】また、補正量を低濃度部になればなるほど
大きくすることにより最適な補正が得られると共に、階
調の連続性も満足することができる。なお、本実施の形
態では平均誤差最小法にて行う方法であったが、これが
誤差拡散法を使用しても、理論的に効果は等価であり、
平均誤差最小法と誤差拡散法の違いによって制約を受け
るものではない。また、平均誤差最小法および誤差拡散
法には閾値にランダムノイズを重畳したり、ディザマト
リクスを使用して閾値を変化させる方法、ラインの処理
方向を互い違いに行う方法等が考案されているが、本実
施の形態はいずれの場合にも対応し、それらの平均誤差
最小法または誤差拡散法の付加手法によって制約を受け
ない。
【0035】また、本実施の形態においては、ソフトウ
ェアにより平均誤差最小法を実施する方法を説明した
が、ハードウエアによって実現してもよく、それらの達
成手段によって制約を受けない。なお、本説明において
は、補正画素数C(ドットが打たれた場合の総補正画素
数は2C+1となる)について明確な数値を示していな
いが、CとV(dxy)については、実験により画像を
出力し、定めていくのが望ましい。本発明者の実験にお
いては、これらの数値が、小さい状態では、効果が低
く、大きくすると効果が大となり、あまり大きくし過ぎ
ると、過補正となることが確認されている。また、これ
らの数値はウェイトマトリクスの種類、大きさ等によっ
ても効果が変化するため、本実施の形態のそれぞれの系
によって最適値を実験により求めていくのが望ましい。
【0036】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第1の実施の形態では、ソフトウェアによって本発
明の平均誤差最小法を実現する方法を述べたが、第2の
実施の形態では、ハードウエアにて平均誤差最小法を実
現する方法を説明する。図3は本実施の形態のシステム
の構成例である。平均誤差最小法処理部を2値画像出力
プリンタ24内にハードウエアにより備えており、ホス
トコンピュータ23は例えばホストスクリプトのような
ページ記述言語等により2値画像出力プリンタ24と通
信を行い、2値画像出力プリンタ24側ではそれを展開
し、平均誤差最小法処理を施して2値画像を出力する。
このようなシステム構成は高速性に有利な方法で、電子
写真方式等のプリンタ装置に多く用いられる。
【0037】本実施の形態における、概略の構成図は第
1の実施の形態と同様に図1となる。図1中、誤差演算
手段5、誤差値補正手段6、誤差記憶手段7、補正値演
算手段9について以下詳細な構成図により説明する。図
10は、誤差演算手段5の構成図である。加算器31は
補正画像データDxyと−255を加算し、セレクタ3
2は2値化結果Oxyの結果が1(ドットオン)の場合
加算器31の出力値を選択し、2値化結果Oxyの結果
が0(ドットオフ)の場合補正画像データDxyを選択
し誤差値exy、として出力する。
【0038】図11は、誤差値補正手段6の構成図であ
る。フリップフロップ41〜44は、誤差値eをラッチ
する。なお、図中簡略化してあるが本実施の形態におけ
るフリップフロップ41、44は予め定められた数C個
存在し、C画素分の誤差eのシフトレジスタとして使用
している。加算器45は誤差値ex−c,yとLUT5
1から出力される数値の−V(dxy)を加算する。セ
レクタ46はFLGが0(オフ)であった場合誤差値e
x−c,yを選択し、FLGが1(オン)であった場合
誤差値ex−c,yと−V(dxy)の加算結果を選択
補正誤差値e’x−c,yとして出力する。加算器
47は注目画素の誤差値exyと−V(dxy)を加算
する。
【0039】セレクタ48は2値化結果Oxyの結果が
0(ドットオフ)であった場合誤差値exyを選択し、
2値化結果Oxyの結果が1(ドットオン)の場合誤差
値exyと−Vの加算結果を選択し補正誤差値e’x
yとして出力する。カウンタ49は、2値化結果Oxy
の結果が1(ドットオン)となった時に、0 の値がロ
ードされ、その値を1づつカウントアップする。なお、
カウンタ49は、そのカウンタ値がC+1となるとカウ
ントを停止する構成となっている。比較器50はカウン
タ49の値と、Cを比較しカウンタ49のカウント値が
C以下であった場合、FLG信号をオンする。LUT5
1は、入力多階調画像データdxyの入力値に応じて−
V(dxy)の値を出力する。
【0040】図12は、誤差記憶手段7と補正値演算手
段9の構成図である。フリップフロップ61は補正誤差
値e’xyをラッチする。FIFO(First ln
First out)62は補正誤差値e’を1ライ
ン分記憶する容量を持つラインメモリである。フリップ
フロップ63、64はFIFO62から読み出された注
目画素の1ライン前の補正誤差値e’をラッチする。乗
算器65〜68は注目画素周辺の補正誤差値e’と、ウ
ェイトマトリクスの重み係数を乗算し、加算器69は乗
算機65〜68の出力結果を加算する。
【0041】除算器70は加算器69の出力値をウェイ
トマトリクスの合計値6により除算し、フリップフロッ
プ71は誤差値補正手段6により出力されたFLG信号
をラッチして、1画素分遅延させる。なお、この際にF
LG信号を遅延させる理由は、FLG信号が発生した時
点における注目画素は、座標(x,y)であり、FLG
信号は、座標(x,y)の画像を2値化した結果が1
(オン)となった場合に、その次の画素(x+1,y)
からC個の画素を処理する為の判定信号であるから、こ
こでは1画素分遅延させる必要がある。加算器72は除
算器70の除算結果と−Vを加算する。セレクタ73は
FLGが0(オフ)であった場合除算器70の出力結果
を選択し、FLGが1(オン)であった場合加算器72
の出力結果を選択し補正値Exyとして出力する。
【0042】図13、図14は、第2の実施の形態の処
理手順を示したフローチャートである。まず、処理に先
立って主走査方向の画素カウンタxおよび副走査方向の
ラインカウンタyを初期値”0”とし、FLG信号を初
期化(オフ)する(ステップ40)。次に、補正値演算
手段9により、誤差記憶手段7より読み出された、2値
化済みの画素の補正誤差、ex−1,y−1と1を乗算
器68にて乗算し、e’x、y−1と2を乗算器67に
て乗算し、e’x+1,y−1と1を乗算器66にて乗
算し、e’x−1,yと2を乗算器65にて乗算し、加
算器69にてそれらを加算する。その結果を6により除
算器70にて除算し、補正値Exyを算出する。Exy
は第1の実施の形態の場合と同様にExy=(ex−
1,y−1×l+ex,y−1×2+ex+1,y−1
×1+ex−1,y×2)×1/6となる(ステップ4
1)。
【0043】ここでもし、FLGが0でない場合は(ス
テップ42;N)、各々の入力多階調データに対応した
予め定められた数値の−V(dx,y)とExyを加算
器72にて加算する(ステップ43)。前述したよう
に、これは、以前に走査された画素の2値化結果Oxy
が1(オン)であった場合の、その右側の画素の誤差値
の補正と等価である。なお、本実施の形態では、入力多
階調画像データの補正値に補正を行っているが、入力多
階調画像データに同様に補正を行っても同様の結果が得
られる。
【0044】次に、入力多階調画像データdxyと補正
値Exyを加算手段2により加算して補正画像データ
xyを算出する(ステップ44)。そして、2値化手段
3によって補正画像データDxyを予め設定された閾値
Tにより2値化する。この2値化方法は、DxyがTよ
りも小さい場合(ステップ45;Y)、出力2値画像デ
ータOxyを0(ステップ46)、DxyがT以上の場
合(ステップ45;N)、出力2値画像データOxyを
1とする(ステップ47)。次に、セレクタ32は、2
値化結果Oxyが1(ドットオン)であった場合は(ス
テップ48;Y)、Dxyと−255を加算器31にて
加算した結果を誤差値exyとし(ステップ49)、2
値化結果が0(ドットオフ)であった場合は(ステップ
48;N)、Dxyを誤差値exyとする(ステップ5
0)。
【0045】続いて、セレクタ48は、2値化結果Ox
yが0(ドットオフ)の場合は(ステップ51;N)、
exyの値をそのまま補正誤差値e’xyとして誤差記
憶手段7に出力し(ステップ53)、2値化結果Oxy
が1(ドットオン)の場合は(ステップ51;Y)、加
算器47により加算された注目画素の誤差値であるex
yと−V(dxy)の加算結果を、e’xyとして誤差
記憶手段7に出力する(ステップ52)。また、2値化
結果Oxyが1(ドットオン)となると、カウンタ49
が0クリアされ、カウントを開始する(ステップ5
4)。比較器50は、このカウンタの値の変化により出
力(FLG信号)をオンとする。なお、FLG信号は2
値化結果Oxyの1(ドットオン)となった画素からC
個分の画素の処理が終了するまでオンとなる。
【0046】次に、セレクタ46は、FLG信号が1
(オン)であった場合は(ステップ55;Y)、誤差e
x−c,yと−V(dxy)を加算器45により加算し
た結果を補正誤差値e’x−c、yとして出力し(ステ
ップ56)、FLG信号が0(オフ)であった場合は
(ステップ55;Y)、誤差ex−c,yを補正誤差値
e’x−c,yとして出力する(ステップ57)。この
注目画素と注目画素の左側の部分の誤差値の補正は、本
実施の形態の場合、注目画素の処理を行っている時に、
座標(x−C,y)の画素の補正を行い、以下注目画素
が進む毎に順次、2値化結果Oxyが1(オン)となっ
た画素(現在の注目画素)まで補正が行われる。
【0047】補正が行われた画素の補正誤差e’x‐
c,yはFIFO62に格納される。一方セレクタ48
より出力された注目画素の補正誤差e’xyは、フリッ
プフロップ61により1画素分遅延され、次の座標(x
+1,y)の補正値Ex+1,yを求めるために使用さ
れ、FIFO62には、現段階では保存されない。次
に、主走査方向の画素カウンタxをインクリメントする
(ステップ61)。これで1画素分の処理が終了であ
る。1画素分の処理が終了すると、主走査1ライン分の
処理が終了したか判断し(ステップ62)、終了してい
なければ(ステップ62;N)、次(右隣)の画素の処
理を行う。もし、先ほどの判断により主走査1ライン分
の処理が終了していれば(ステップ62;Y)、ライン
カウンタyをインクリメントし(ステップ63)、副走
査方向の処理が終了したかどうか判断する(ステップ6
5)。もし、終了していなければ(ステップ65;
N)、FLG信号をクリアし、次(下段)のラインの処
理を行い、全てのラインの処理が終了していれば(ステ
ップ65;Y)、この画像の処理は終了となる。
【0048】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、多階調画像データを平均誤差最小法により2値画像
データへ変換する画像処理装置において、注目画素の2
値化結果が1(オン)となった場合に、注目画素の、左
右の複数の画素の誤差値を減算して補正し、注目画素の
左側にも負の誤差の影響を与えているので、2値化によ
って形成されるドットの密度が疎な場合においても、ド
ットの分散性のよい、図6に示したような画像が得られ
る。また、ハードウエアにより平均誤差最小法を実現し
た場合、特に大きな誤差拡散マトリクスを使用せず、ま
た注目画素と同一ラインの誤差にのみ誤差値の補正を行
っているので、ラインメモリが最小限の数で済みコスト
的にも有利である。なお、本実施の形態では平均誤差最
小法にて行う方法であったが、これが誤差拡散法を使用
しても、理論的に効果は等価である。また、平均誤差最
小法および誤差拡散法には閾値にランダムノイズを重畳
したり、ディザマトリクスを使用して閾値を変化させる
方法、ラインの処理方向を互い違いに行う方法等が考案
されているが、いずれの場合にも対応でき、それらの平
均誤差最小法または誤差拡散法の付加手法によって制約
を受けない。
【0049】次に、第3の実施の形態を説明する。この
実施の形態の構成は、図15に示すしてあるが、第1の
実施の形態をほぼ同様であるので、内容的に重複する箇
所は適宜省略して説明する。図15は、本実施の形態に
おける平均誤差最小法処理部のブロック図である。重み
発生手段8は、ウェイトマトリクスを格納しその重みW
xyを発生させ、補正値演算手段9は、周辺画素の誤差
ex+i、y+jと重みWxyを積和演算すると共に、
FLGの状態を判定し、入力多階調画像データの補正値
(注目画素の右側の誤差値)を補正する。図2は本実施
の形態のシステムの構成例である。また、図4は、本実
施の形態におけるウェイトマトリクスである。
【0050】図16、図17は本実施の形態の処理の手
順を示したフローチャートである。以下同図をもとに本
実施例の動作を説明する。主走査方向の画素カウンタx
および副走査方向のラインカウンタyを初期値”0”と
し、FLGを初期化する(ステップ70)。次に補正値
演算手段9により、誤差記憶手段7より読み出された、
2値化済みの画素の誤差e’x+i、y+jと対応す
る、重み発生手段8より読み出されたウェイトマトリク
スの重みを積算し、各々を加算し、ウェイトマトリクス
の重みの合計にて除算して、補正値Exyを算出する。
この算出は、第1の実施の形態と同様である(ステップ
72)。
【0051】ここでもし、FLGが0でない場合は(ス
テップ72;N)、予め定められた数値VをExyより
減算し(ステップ73)、FLGを1減算する(ステッ
プ74)。これは、以前に走査された画素の2値化結果
Oxyが1(オン)であった場合の、その右側の画素の
誤差値の補正と等価である。なお、本実施の形態におい
ては、入力多階調画像データの補正値に補正を行ってい
るが、入力多階調画像データに同様に補正を行っても同
様の結果が得られる。
【0052】次に、入力多階調画像データdxyと補正
値Exyを加算手段2により加算して補正画像データ
xyを算出する(ステップ75)。そして、2値化手段
3によって補正画像データDxyを予め設定された閾値
Tにより2値化する2値化方法は、DxyがTよりも小
さい場合(ステップ76;Y)、出力2値画像データO
xyを0(ステップ77)、DxyがT以上の場合(ス
テップ76;N)、出力2値画像データOxyを1とす
る(ステップ78)。続いて、誤差演算手段7により補
正画素データDxyと出力2値画像データOxy、およ
び予め定められた値Bにより注目画素における誤差ex
yを計算する(ステップ79)。なお、Bは通常入力階
調の最大値のデータ(黒)と同一の値となる。例えば入
力多階調画像データが、8ビットだとするBは255と
なる。
【0053】次に、誤差値補正手段6は2値化結果Ox
yが0(ドットオフ)の場合は(ステップ80;N)、
exyの値をそのまま補正誤差値e’xyとして誤差記
憶手段7に格納し(ステップ82)、Oxyが1(ドッ
トオン)の場合は(ステップ80;Y)、注目画素の誤
差値であるexyと共に、予め定められた入力多階調画
像データdxyに対応したC(dxy)個分の、注目画
素の左側の(注目画素以前に走査された)画素において
算出された誤差exy(この場合kは1以上の自然数と
なる。なお、0を含めると注目画素の誤差をも含めるこ
とになる)から前述のVを減算し、補正誤差値e’x−
kとする。これにより、注目画素と注目画素の左側の部
分の誤差値の補正を行ったことになるが、前述の注目画
素の右側の誤差値を補正するためにFLGにC(dx
y)の値をセットする(ステップ85)。次に、主走査
方向の画素カウンタXをインクリメントする(ステップ
86)。これで1画素分の処理が終了である。
【0054】1画素分の処理が終了すると、主走査1ラ
イン分の処理が終了したか判断し、終了していなければ
(ステップ88;N)、次(右隣)の画素の処理を行
う。もし、先ほどの判断により主走査1ライン分の処理
が終了していれば(ステップ88;Y)、ラインカウン
タyをインクリメントし(ステップ88、ステップ8
9)、副走査方向の処理が終了したかどうか判断をする
(ステップ90)。もし、終了していなければ(ステッ
プ90;N)、FLGの値をクリアし、次(下段)のラ
インの処理を行い、全てのラインの処理が終了していれ
ば(ステップ91;Y)この画像の処理は終了となる。
【0055】図20は、入力多階調画像データdxyと
誤差補正画素数C(dxy)(本実施の形態の場合ドッ
トが打たれた場合の総補正画素数は2C+1となる)と
の関係を示した図である。図のようにC(dxy)は、
入力多階調画像データが小さい(濃度が低い)ほど大き
な値として、補正画素数を大きくしている。
【0056】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、多階調画像データを平均誤差最小法により2値画像
データへ変換する画像処理装置で、注目画素の2値化結
果が1(オン)となった場合に、注目画素の、左右の複
数の画素の誤差値を減算して補正し、注目画素の左側に
も負の誤差の影響を与えているので、2値化によって形
成されるドットの密度が疎な場合においても、ドットの
分散性の良い、図6に示したような画像が得られると共
に、入力多階調画像データの値によって、誤差値を減算
し補正する画素数を変化させているので、各々の入力多
階調データに最適な誤差値の補正が行え、しいてはより
画質の高い画像を出力する事が出来る。また、補正画素
を低濃度部になればなるほど大きくすることにより最
適な補正が得られると共に、階調の連続性も満足するこ
とができる。なお、本実施例では平均誤差最小法にて行
う方法であったが、これが誤差拡散法を使用しても、理
論的に効果は等価である。また、平均誤差最小法および
誤差拡散法には閾値にランダムノイズを重畳したり、デ
ィザマトリクスを使用して閾値を変化させる方法、ライ
ンの処理方向を互い違いに行う方法等が考案されている
が、本発明はいずれの場合にも対応し、それらの平均誤
差最小法または誤差拡散法の付加手法によって制約を受
けない。
【0057】また、本実施例においては、ソフトウェア
により平均誤差最小法を実施する方法を述べたが、ハー
ドウエアによって実現してもよく、それらの達成手段に
よって本発明は制約を受けないなお、本説明において
は、補正誤差値Vについて明確な数値を示していない
が、C(dxy)とVについては、実験により画像を出
力し、定めていくのが望ましい。本発明者の実験におい
ては、これらの数値が、小さい状態では、効果が低く、
大きくすると効果が大となり、あまり大きくし過ぎる
と、過補正となる事が確認されている。また、これらの
数値はウェイトマトリクスの種類、大きさ等によっても
効果が変化するため、本発明を実施するそれぞれの系に
よって最適値を実験により求めていくのが望ましい。
【0058】次に、第4の実施の形態を説明する。この
実施の形態のブロック図、システム構成、ウェイトマト
リクスは、第3の実施の形態と同様である。図18、図
19は本実施の形態の処理の手順を示したフローチャー
トである。主走査方向の画素カウンタxおよび副走査方
向のラインカウンタyを初期値”0”とし、FLGを初
期化する(ステップ100)。そして、補正値演算手段
9により、誤差記憶手段7より読み出された、2値化済
みの画素の誤差e’x+i、y+jと対応する、重み発
生手段8より読み出されたウェイトマトリクスの重みを
積算し、各々を加算し、ウェイトマトリクスの重みの合
計にて除算して、補正値Exyを算出する(ステップ1
01)。Exyは図4のウェイトマトリクスを使用して
展開するとExy=(ex−1、y−1×1+ex、y
ー1×1+ex+1、y−1×1+ex−1、y×2)
×1/6となる。
【0059】ここで、FLGが0でない場合は(ステッ
プ102;N)、各々の入力多階調データに対応した予
め定められた数値V(dxy)をExyより減算し(ス
テップ103)、FLG、を1減算する(ステップ10
4)。これは以前に走査された画素の2値化結果Oxy
が1(オン)であった場合の、その右側の画素の誤差値
の補正と等価である。なお、本実施例においては、入力
多階調画像データの補正値に補正を行っているが、入力
多階調画像データに同様に補正を行っても同様の結果を
得ることができる。
【0060】続いて、入力多階調画像データdxyと補
正値Exyを加算手段2により加算して補正データDx
yを算出する(ステップ105)。そして、2値化手段
3によって補正画素データDxyを予め設定された閾値
Tにより2値化する2値化方法は、DxyがTよりも
小さい場合(ステップ106;Y)、出力2値画像デー
タOxyを0(ステップ107)、DxyがT以上の場
合(ステップ106;N)、出力2値画像データOxy
を1とする(ステップ108)。次に、誤差演算手段7
により補正画素データDxyと出力2値画像データOx
y、および予め定められた値Bにより注目画素における
誤差exyを計算する(ステップ109)。なお、Bは
通常入力階調の最大値のデータ(黒)と同一の値とな
る。例えば入力多階調画像データが、8ビットだとする
Bは255となる。
【0061】次に、誤差値補正手段6は2値化結果Ox
yが0(ドットオフ)の場合は(ステップ110;
N)、exyの値をそのまま補正誤差値e’xyとして
誤差記憶手段7に格納し(ステップ112)、Oxyが
1(ドットオン)の場合は(ステップ110;Y)、注
目画素の誤差値であるexyと共に、予め定められた入
力多階調画像データdxyに対応したC(dxy)個分
の、注目画素の左側の(注目画素以前に走査された)画
素において算出された誤差ex−k(この場合kは1以
上の自然数となる。なお、0を含めると注目画素の誤差
をも含めることになる)から前述のV(dxy)を減算
し、補正誤差値e’x−kとする(ステップ113)。
これにより、注目画素と注目画素の左側の部分の誤差値
の補正を行ったことになるが、前述の注目画素の右側の
誤差値を補正するためにFLGにC(dxy)の値をセ
ットする(ステップ115)。そして、主走査方向の画
素カウンタxをインクリメントする。これで1画素分の
処理が終了である(ステップ117)。
【0062】1画素分の処理が終了すると、主走査1ラ
イン分の処理が終了したか判断し(ステップ118)、
終了していなければ(ステップ118;N)、次(右
隣)の画素の処理を行う。主走査1ライン分の処理が終
了していれば(ステップ118;Y)、ラインカウンタ
yをインクリメントし(ステップ119、ステップ12
0)、副走査方向の処理が終了したかどうか判断をする
(ステップ121)。終了していなければ(ステップ1
21;N)、FLGの値をクリアし、次(下段)のライ
ンの処理を行い、全てのラインの処理が終了していれば
(ステップ121;Y)、この画像の処理は終了とな
る。
【0063】図20は、入力多階調画像データdxyと
誤差補正値V(dxy)、誤差補正画素数C(dxy)
本実施例の場合ドットが打たれた場合の総補正画素数
は2C+1となる)との関係を示した図である。この図
のようにV(dxy)、C(dxy)は、入力多階調画
像データが小さい(濃度が低い)ほど大きな値として、
補正量を大きくしている。
【0064】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、多階調画像データを平均誤差最小法により2値画像
データへ変換する画像処理装置または画像処理方法にお
いて、注目画素の2値化結果が1(オン)となった場合
に、注目画素の、左右の複数の画素の誤差値を減算して
補正し、注目画素の左側にも負の影響を与えているの
で、2値化によって形成されるドットの密度が疎な場合
においても、ドットの分散性の良い、図6に示したよう
な画像が得られると共に、入力多階調画像データの値に
よって、誤差値を減算する値を変化させているので、各
々の入力多階調データに最適な誤差値の補正が行え、し
いてはより画質の高い画像を出力することができる。ま
た、誤差値の補正を、入力多階調データに対応した補正
画素数と補正値の両方を切り替えて行うことにより、精
度の高い補正量の調整を実現している。さらに、画素数
のみでなく、補正値をも切り替える事により補正画素数
の数を減らすことが出来、全体の計算量を減らすことも
できる。
【0065】加えて低濃度部になればなるほど補正量を
大きくすることにより最適な補正が得られると共に、階
調の連続性も満足することができる。なお、本実施の形
態では平均誤差最小法にて行う方法であったが、これが
誤差拡散法を使用してもよい。また、平均誤差最小法お
よび誤差拡散法には閾値にランダムノイズを重畳した
り、ディザマトリクスを使用して閾値を変化させる方
法、ラインの処理方向を互い違いに行う方法等が考案さ
れているが、本実施の形態はいずれの場合にも対応し、
それらの平均誤差最小法または誤差拡散法の付加手法に
よって制約を受けない。また、本実施の形態では、ソフ
トウェアにより平均誤差最小法を実施する方法を述べた
が、ハードウエアによって実現してもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1、請求項7記載の発明では、注
目画素の2値化結果が1(オン)となった場合に、注目
画素の、周辺の複数の画素の誤差値を補正し、注目画素
の左側にも誤差の影響を与えているので、2値化によっ
て形成されるドットの密度が疎な場合においても、ドッ
トの分散効果の高い平均誤差最小法または誤差拡散法処
理が行うことができる。また、特に大きなウェイトマト
リクスを必要としないのでコストアップに繋がらず、各
々の入力画像データに対応した補正値を持ちそれを切り
替えることにより、各々の入力画像データに最適な補正
値を使用することが可能で、しいては高画質な画像処理
装置を提供できる。
【0067】さらに、請求項1記載の発明では、誤差値
の補正を、誤差値から予め定められた数を減算すること
により行い、入力多階調データにより補正値を切り替え
ることにより装置を簡素化できる。また、請求項2記載
の発明では、低濃度に対応する入力多階調データであれ
ばあるほど、補正強度を強くして(全体的な誤差値の下
げ幅を大きくして)ウォームの目立ちやすいハイライト
部において効果を強くして、ドット分散効果を上げ高画
質化を行うと共に階調の連続性が保てるので高画質な画
像処理装置を提供できる。
【0068】請求項3、請求項8記載の発明では、注目
画素の2値化結果が1(オン)となった場合に、注目画
素の、周辺の複数の画素の誤差値を補正し、注目画素の
左側にも誤差の影響を与えているので、2値化によって
形成されるドットの密度が疎な場合においても、ドット
の分散効果の高い平均誤差最小法または誤差拡散法処理
が行える。また、特に大きなウェイトマトリクスを必要
としないのでコストアップに繋がらず、各々の入力画像
データに対応した補正値を持ちそれを切り替えることに
より、各々の入力画像データに最適な補正値を使用する
ことが可能で、高画質な画像処理装置を提供できる。さ
らに、誤差値の補正を、予め定められた画素数の誤差値
を減算することにより行い、入力多階調データにより補
正値(補正画素数)を切り替えることにより装置を簡素
化できる。
【0069】請求項4記載の発明では、低濃度に対応す
る入力多階調データであればあるほど、補正画素数を大
きくして、ウォームの目立ちやすいハイライト部におい
て効果を強くして、ドット分散効果を上げ高画質化を行
うことができ、且つ階調の連続性が保てるので高画質な
画像処理装置が提供できる。
【0070】請求項5や請求項9、請求項6記載の発明
では、誤差値の補正を入力多階調データに対応して補正
画素数と共に補正値を切り替えて行うことにより、精度
の高い補正量の調整を実現している。また、画素数のみ
でなく、補正値をも切り替えることにより補正画素数の
数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における平均誤差最小法処理
部の構成図である。
【図2】第1の実施の形態のシステムの構成例を示す図
である。
【図3】第2の実施の形態のシステムの構成例を示す図
である。
【図4】ウェイトマトリクスと呼ばれるマトリクスの一
例を示す図である。
【図5】従来の平均誤差最小法または誤差拡散法により
低濃度部を処理した出力画像の例を示した図である。
【図6】第1の実施の形態における出力画像の例を示し
た図である。
【図7】第1の実施の形態の処理の手順を示したフロー
チャートである。
【図8】第1の実施の形態の処理の手順を示したフロー
チャートであり、図7の続きである。
【図9】入力多階調画像データdxyと誤差補正値V
(dxy)との関係を示した図である。
【図10】誤差演算手段の構成図である。
【図11】誤差値補正手段の構成図である。
【図12】誤差記憶手段と補正値演算手段の構成図であ
る。
【図13】第2の実施の形態の処理手順を示したフロー
チャートである。
【図14】第2の実施の形態の処理手順を示したフロー
チャートであり、図13の続きである。
【図15】第3の実施の形態のにおける平均誤差最小法
処理部のブロック図である。
【図16】第3の実施の形態の処理手順を示したフロー
チャートである。
【図17】第3の実施の形態の処理手順を示したフロー
チャートであり、図16の続きである。
【図18】第4の実施の形態の処理手順を示したフロー
チャートである。
【図19】第4の実施の形態の処理手順を示したフロー
チャートであり、図18の続きである。
【図20】入力多階調画像データdxyと誤差補正値V
(dxy)、誤差補正画素数C(dxy)との関係を示
した図である。
【符号の説明】
1 多階調画像データ出力手段 2 加算手段 3 2値化手段 4 閾値発生手段 5 誤差演算手段 6 誤差補正手段 7 誤差記憶手段 8 重み発生手段 9 補正値演算手段 10 2値画像データ出力手段 21、23 ホストコンピュータ 22、24 2値出力プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/405 G06T 5/00 200

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調画像データを2値画像データヘ
    換する画像処理装置であって、 注目画素の多階調画像データに、周辺の既に2値化済み
    の画素から得られた誤差値にもとづく値を加えて補正
    し、補正画像データとして出力する手段と前記補正画像データを予め設定された閾値と比較して2
    値画像データへ変換する手段と、 前記補正画像データと2値化結果により誤差値を演算す
    る手段と前記2値化結果が0の場合は、前記補正画像データと2
    値化結果による誤差値をそのまま当該注目画素の誤差値
    とし、前記2値化結果が1の場合は、前記注目画素の誤
    差値及び既に得られている該注目画素の周辺の画素の誤
    差値を、それぞれ所定値によって減算して補正して誤差
    値とすると共に、前記誤差値を補正する所定値を前記入
    力多階調データの値によって変化させる手段と、 前記注目画素及び周辺の画素の誤差値を蓄積する手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記誤差値を補正する所定値は、前記入
    力多階調画像データが、低濃度データになるほど大きな
    値とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 多階調画像データを2値画像データへ変
    換する画像処理装置であって、注目画素の多階調画像デ
    ータに、周辺の既に2値化済みの画素から得られた誤差
    値にもとづく値を加えて補正し、補正画像データとして
    出力する手段と、 前記補正画像データを予め設定された閾値と比較して2
    値画像データへ変換する手段と、 前記補正画像データと2値化結果により誤差値を演算す
    る手段と、 前記2値化結果が0の場合は、前記補正画像データと2
    値化結果による誤差値を当該注目画素の誤差値とし、前
    記2値化結果が1の場合は、前記注目画素の誤差値及び
    既に得られている該注目画素の周辺の画素の誤差値を、
    それぞれ所定値によって減算して補正した値を誤差値と
    すると共に、前記誤差値を補正する周辺の画素の数を前
    記入力多階調データの値によって変化させる手段と、 前記注目画素及び周辺の画素の誤差値を蓄積する手段
    と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記誤差値を補正する周辺の画素の数
    は、前記入力多階調画像データが、低濃度データになる
    ほど大きな数とすることを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記誤差値を補正する所定値を、前記入
    力多階調画像データの値によって変化させることを特徴
    とする請求項3もしくは4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定値は、前記入力多階調画像デー
    タが、低濃度データになるほど大きな値とすることを特
    徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 多階調画像データを2値画像データヘ変
    換する画像処理方法であって、 注目画素の多階調画像データに、周辺の既に2値化済み
    の画素から得られた誤差値にもとづく値を加えて補正
    し、補正画像データとして出力するステップと、 前記補正画像データを予め設定された閾値と比較して2
    値画像データへ変換するステップと、 前記補正画像データと2値化結果により誤差値を演算す
    るステップと、 前記2値化結果が0の場合は、前記補正画像データと2
    値化結果による誤差値をそのまま当該注目画素の誤差値
    とし、前記2値化結果が1の場合は、前記注目画素の誤
    差値及び既に得られている該注目画素の周辺の画素の誤
    差値を、それぞれ所定値によって減算して補正して誤差
    値とすると共に、前記誤差値を補正する所定値を前記入
    力多階調データの値によって変化させるステップと、を
    有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 多階調画像データを2値画像データへ変
    換する画像処理方法であって、 注目画素の多階調画像データに、周辺の既に2値化済み
    の画素から得られた誤差値にもとづく値を加えて補正
    し、補正画像データとして出力するステップと、 前記補正画像データを予め設定された閾値と比較して2
    値画像データへ変換するステップと、 前記補正画像データと2値化結果により誤差値を演算す
    るステップと、 前記2値化結果が0の場合は、前記補正画像データと2
    値化結果による誤差値を当該注目画素の誤差値とし、前
    記2値化結果が1の場合は、前記注目画素の誤差値及び
    既に得られている該注目画素の周辺の画素の誤差値を、
    それぞれ所定値によって減算して補正した値を誤差値と
    すると共に、前記誤差値を補正する周辺の画素の数を前
    記入力多階調データの値によって変化させるステップ
    と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記誤差値を補正する所定値を、前記入
    力多階調画像データの値によって変化させることを特徴
    とする請求項8記載の画像処理方法。
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