JP2002282394A - ラケットフレームの製造方法及びラケットフレーム - Google Patents

ラケットフレームの製造方法及びラケットフレーム

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JP2002282394A
JP2002282394A JP2002038767A JP2002038767A JP2002282394A JP 2002282394 A JP2002282394 A JP 2002282394A JP 2002038767 A JP2002038767 A JP 2002038767A JP 2002038767 A JP2002038767 A JP 2002038767A JP 2002282394 A JP2002282394 A JP 2002282394A
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racket frame
frame
racket
resin
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Hiroyuki Takeuchi
宏幸 竹内
Kunio Niwa
邦夫 丹羽
Sadahiko Sasaki
貞彦 佐々木
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空ラケットフレームにおいて、打球時の不
快な振動を軽減すると共にフレームの軽量化を図る。 【解決手段】 マンドレル芯材50にPTFEチューブ
16と66ナイロンチューブ15を被せ、これらPTF
Eチューブ16と66ナイロンチューブ15の外周にカ
ーボン繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグ53
を取り付けて積層体70を形成し、次いで、該積層体7
0をマンドレル芯材50から外して金型Mのキャビティ
ーにセットし、上記PTFEチューブ16の内圧を高め
た状態で、金型を加熱して繊維強化された熱硬化性樹脂
の硬化層17を形成し、この後、成形されたフレーム8
0内の端部開口80aに突出しているPTFEチューブ
16の一端を持ってフレーム80内からPTFEチュー
ブ16を抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテニスラケット等の
ラケットフレームの製造方法及び該製造方法により製造
したラケットフレームに関し、詳しくは、打球時の不快
な振動を軽減すると共にフレームの軽量化を図るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】軽量化のためにフレーム内部を中空にし
た繊維強化樹脂製のテニスラケットフレームを金型成形
により製造する方法としては、例えば、以下の方法があ
る。
【0003】マンドレルにナイロンチューブ等の可撓性
チューブを被せ、この可撓性チューブにブレイド形態に
した強化繊維を巻き付ける、フィラメントワインディン
グにより強化繊維を巻き付ける、または、スリーブ状に
成形した強化繊維を被せる。次に、上記強化繊維を取り
付けた可撓性チューブFをマンドレルから外して、図1
2に示すように、金型MのキャビティC内にセットし、
可撓性チューブTにエア等の流体を注入して所定内圧を
かけ、この状態で、加温した金型M内に反応射出成形
(RIM)用の熱可塑性樹脂(例えばRIMナイロン)
のモノマーを注入し、反応射出成形して中空のラケット
フレームを製造する。
【0004】マンドレルに被せた可撓性チューブに、強
化繊維と熱可塑性樹脂からなる繊維とを混在させたブレ
イドを巻き付ける、フィラメントワインディングにより
強化繊維とともに熱可塑性樹脂からなる繊維を巻き付け
る、または、フィラメントワインディングにより成形し
た強化繊維と熱可塑性樹脂からなる繊維を絡み合わせた
コミングルヤーン繊維のスリーブを被せた後、この強化
繊維を取り付けた可撓性チューブをマンドレルから外し
て金型のキャビティ内にセットした後、ナイロンチュー
ブに所定内圧をかけ、この状態で、金型を加熱して上記
熱可塑性樹脂からなる繊維を溶融して成形する。
【0005】マンドレルに被せた可撓性チューブに、強
化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグシートま
たはブレイドを巻き付け、その後、ブレイドを外して金
型のキャビティ内にセットし、可撓性チューブにエア等
の流体を注入して所定内圧をかけ、この状態で、金型を
加熱して上記熱硬化性樹脂を硬化させて成形する。
【0006】上記の方法により金型成形されるテニスラ
ケットフレームは、図13に示すように、ストリング1
を張架するガット面2を囲む部分、即ち、トップ部3及
び両サイド部4を含むフェイス部6と、スロート部5
と、グリップ部7とからなり、その断面は図14に示す
如き中空部Sを有する筒形状となる。図14はフェイス
部6の断面を示しており、図中、8はグロメット嵌合凹
部であり、該グロメット嵌合凹部8の中心と、対向する
内面部9と貫通穴10,11を穿設し、グロメット嵌合
凹部8からガット穴10,11にかけてグロメット12
を嵌合し、グロメット12の穴12aにストリングの糸
13を挿通している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記中空の
テニスラケットフレームでは、フレームの弾性や強度を
調整するために一般にフレームの長さ方向においてフレ
ームの断面周長を異ならせる場合が多い。この場合、通
常、その外径がフレームの断面周長の変化に対応して変
化させたマンドレルを用いるとともに、その内径がフレ
ームの断面周長の最大となる部分の外形に近似させた可
撓性チューブを用い、可撓性チューブをマンドレルに被
せる際に、マンドレルのフレームの断面周長の小さい部
分と対応する部分において可撓性チューブを内側に折り
込み、この後、ナイロンチューブ上に強化繊維層を設け
るようにしている。よって、このようにして成形したフ
レームでは、上記チューブの折り込んだ部分がフレーム
の中空部内で舌片状の突起となる。フレーム内にこのよ
うなチューブの舌片状の突起があると、該チューブTの
舌片状の突起14が打球時に、グリップ部7において
は、中空フレームの内周面となったチューブTの内周面
T1に接触して微動したり(図15(A))、フェイス
部6においては、ストリングの糸13の挿通穴としてい
るグロメット12と干渉する(図15(B))ことか
ら、不快な振動を発生する可能性がある。
【0008】一方、上記中空のテニスラケットフレーム
は中空であることによりかなりの軽量化を図れるもので
あるが、女性や老人等の腕力の弱い人でもラケットをよ
り操作性良く扱えるように、中空のテニスラケットフレ
ームにおいても更なる軽量化が望まれている。
【0009】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、フレーム内からチューブが全部または部分的
に除去され、打球時の不快な振動が軽減すると共に、一
層の軽量化が図られた中空のラケットフレームを簡単に
製造できるラケットフレームの製造方法及び該製造方法
により製造したラケットフレームを提供することを課題
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、請求項1で、強化繊維と熱可塑性マトリ
クス樹脂及び/または熱硬化性マトリクス樹脂とからな
る中空状繊維強化樹脂からなるラケットフレームの製造
方法であって、金型内において加熱成形時に用いる最内
層の内圧充填用の可撓性チューブを成型後にその全長ま
たは所要箇所をを抜き取ることを特徴とするラケットフ
レームの製造方法を提供している。
【0011】また、本発明は、請求項2で、強化繊維と
熱可塑性マトリクス樹脂及び/または熱硬化性マトリク
ス樹脂とからなる中空状繊維強化樹脂からなるラケット
フレームの製造方法であって、金型内において加熱成形
時に用いる最内層の内圧充填用の可撓性チューブをシリ
コンゴムチューブまたはフッ素樹脂チューブとし、成型
後に上記シリコンチューブまたはフッ素樹脂チューブを
抜き取ることを特徴とするラケットフレームの製造方法
を提供している。
【0012】このような本発明のラケットフレームの製
造方法では、予め可撓性チューブのフレーム内から取り
除きたい部分をシリコンチューブまたはフッ素樹脂チュ
ーブで形成しておくだけで、可撓性チューブのフレーム
内から取り除きたい部分がマトリクス樹脂の成形後、マ
トリクス樹脂から分離した状態となり、該可撓性チュー
ブの取り除きたい部分をフレームの端部開口から簡単に
引き出して取り除くことができる。よって、完成したフ
レーム(請求項3)は可撓性チューブを全く内在しない
か、内在する可撓性チューブの量が少なくなり、中空部
内のチューブによる舌片状突起の形成量も少なくるの
で、軽量化するとともに、打球時の不快な振動も軽減す
ることができる。
【0013】上記フッ素樹脂チューブとしては例えばポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデ
ンフルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド
(PVF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体(PFEP)、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(PFA)等から選ばれる少なくとも一種の樹脂をチュ
ーブ状に成形したものを用いることができ、シリコンゴ
ムチューブとしては、例えば、高温加硫型シリコンゴム
をチューブ状に成形したものや、室温加硫型のシリコン
ゴムをチューブ状に成形したもの等を用いることができ
る。シリコンゴムチューブあるいはフッ素樹脂チューブ
の厚みは、チューブの抜き取り作業に支障をきたさない
程度にその形態を維持できる程度の厚みであればよく、
通常0.05〜0.2mmの範囲にあるものが好適であ
る。上記チューブのうち、薄い厚みで伸縮の自由度が大
きく、加圧時に広がりやすいて拡張しやすいポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)製のチューブが好まし
い。
【0014】ラケットフレームの中空部内に形成される
チューブの舌片状突起による打球時の振動の抑制、及
び、ラケットの軽量化のみを考慮する場合には、可撓性
チューブの全長の外周面に、可撓性チューブとしてフッ
素樹脂チューブまたはシリコンゴムチューブを用い、可
撓性チューブの全長を筒状フレームの成形後にフレーム
内から抜き取ればよい。
【0015】一方、可撓性チューブを完全にフレーム内
からから抜き取ると、フレームの強度が低下する可能性
がある。特に、打球時に大きな負荷がかかるフェイス部
が部分的に強度を維持できるなくなる可能性がある。こ
のような場合には、可撓性チューブの所要箇所に離形剤
を塗布する、または、フレームの全長とほぼ同一のチュ
ーブ長を有する小径のフッ素樹脂チューブまたはシリコ
ンゴムチューブにチューブ長の短い大径のナイロンチュ
ーブを被せた2層状チューブを用い、フレームの成形後
に可撓性チューブを部分的に除去し、フレームの比較的
高い強度が要求される箇所には可撓性チューブを残して
おく(請求項4)。
【0016】本発明のラケットフレームの製造方法にお
いて、金型内に熱可塑性樹脂のモノマーを注入して反応
射出成形により熱可塑性マトリクス樹脂を形成する場
合、熱可塑性(マトリクス)樹脂としてはRIMナイロ
ン(6ナイロン)が好適である。上記RIMナイロンを
用いる場合、金型のキャビティ内に重合触媒と開始剤を
含む溶融したラクタム類を注入し、これを加熱によりポ
リアミド重合するモノマーキャステイング法により成形
する。
【0017】上記モノマーであるω−ラクタム類として
は、α−ピロリドン、α−ピペリドン、ε一カプロラク
タム、ω一エナントラクタム、ω一カプリロラクタム、
ωーペラルゴノラクタム、ω−デカノラクタム、ω−ウ
ンデカノラクタム、ω−ラウロラクタム、あるいはこれ
らのc−アルキル置換一ω−ラクタム、並びにこれらの
2種以上のω−ラクタムの混合物等が挙げられる。ま
た、ω−ラクタムは必要に応じて改良成分 (ソフト成
分) を含むことができる。
【0018】上記ソフト成分は分子中に使用する開始剤
と反応する官能基を有し、しかもガラス転移温度(Tg
)の低い化合物で、通常官能基を有するポリエーテル
や液状ポリブタジエンなどが使用される。上記ω−ラク
タム類として使用される市販の原料としては、宇部興産
株式会社のUBEナイロン (UX−21) がある。これ
はアルカリ触媒とカプロラクタムからなるA成分と、ソ
フト成分を含むプレポリマーとカプロラクタムからなる
B成分とから構成されている。
【0019】上記重合触媒としては、水素ナトリウムが
好ましいが、その他のナトリウム、カリウム、水素化リ
チウム等の公知のω−ラクタムの重合触媒を使用するこ
とが出来る。その添加量はω−ラクタムに対して0.1
モル%〜0.5モル%の範囲が好ましい。
【0020】また、重合開始剤としては、N−アセチル
ーε一カプロラクタムが用いられるが、その他のトリア
リルイソシアネート、N一置換エチレンイミン誘導体、
1,1”一カルボニルビスアジリジン、オキサソリン誘導
体、2−(N−フェニルベンズイミドイル)アセトアニ
リド、2−N−モリホリノ一シクロヘキセン−1,3−
ジカルボキサイリド等の既に公知のイソシアネート、カ
ルボジイミド等の化合物を用いることが出来る。これら
の重合開始剤の添加量は、ω−ラクタムの量に対して、
0.05モル%〜1.0モル%の範囲内にあることが好
ましい。
【0021】また、反応射出成形(RIM)樹脂とし
て、上記RIMナイロン以外、RIMエポキシ樹脂、R
IMウレタン樹脂、RIMメトン樹脂などを使用するこ
ともできる。RIMメトン樹脂を用いる場合、重合性モ
ノマーとして、ジシクロペンタジエンのほか、ジヒドロ
ジシクロペンタジエン、トリシクロペンタジエン、テト
ラシクロペンタジエン、シクロペンタジエンーメチルシ
クロペンタジエン共二重体等が用いられる。
【0022】RIMメトン樹脂の重合触媒としては、タ
ングステン、モリブデン、タンタル等のハロゲン化物、
オキシハロゲン化物、酸化物、有機アンモニウム塩など
が好適に用いられる。また、重合開始剤(活性剤)とし
ては、周期律表第I族〜第IIIの金属のアルキル化物
を中心とする有機金属化合物、アルコール、フェノ一ル
など酸素含有化合物などが好適に用いられる。さらに、
上記触媒及び活性剤を含む溶液重合反応が非常に速く開
始されるので、成形用金型に充分に流れ込まない間に硬
化起こることがあるため、活性調節剤としてアルキレン
グリコールまたはポリアルキルレングリコールから選ば
れるグリコール化合物のモノエーテルおよび/またはモ
ノエーテルが好適に用いられる。
【0023】上記RIM用熱可塑樹脂のモノマーを金型
へ注入する際には、金型温度を通常40〜130℃の範
囲とし、通常、1〜5分間重合反応を行っている。
【0024】また、予め金型のキャビティ内に配置して
いる強化繊維層へのモノマーの浸透を向上させるため
に、金型キャビティ内を減圧状態にすることが好まし
い。
【0025】可撓性チューブの外周に取り付ける強化繊
維層を構成する強化繊維としては、カーボン繊維(炭素
繊維)、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、
スチールワイヤ、アモルファス金属繊維、アラミド繊
維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリエチレン繊
維から選ばれる1種または2種以上の繊維が好適に用い
られる。また、強化繊維層の可撓性チューブの外周への
取り付けは、可撓性チューブの外周へブレイド形態にし
た強化繊維を巻き付ける、フィラメントワインディング
により強化繊維を巻き付ける、または、スリーブ状に成
形した強化繊維を被せる等のいずれの方法でもよい。
【0026】可撓性チューブの外周に取り付ける強化繊
維層に予め熱可塑性樹脂からなる繊維を混在させ、金型
内で熱可塑性樹脂からなる繊維を溶融して熱可塑性マト
リクス樹脂を成形する場合、かかる熱可塑性樹脂からな
る繊維としては、6ナイロン等のポリアミド脂繊維、ア
ラミド樹脂繊維、ポリカーボネート繊維、ポリプロピレ
ンやポリエチレン等のポリポレフィン繊維、ポリアセタ
ール繊維、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・ス
チレン共重合体)樹脂繊維、塩化ビニール樹脂繊維、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)繊維、ポリフェニレン・オ
キシド(PPO)繊維などを挙げることができる。これ
らのうち、前述したように、強化繊維との接着性が良好
で、成形加工性及び強度の点においても良好なポリアミ
ド樹脂やアラミド樹脂が特に好適である。
【0027】また、強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させ
たプリプレグを使用する場合、強化繊維としては、前記
熱可塑性樹脂を用いる場合と同様のものを使用でき、特
に、カーボン繊維が好ましい。また、熱硬化性樹脂とし
てはエポキシ樹脂を用いるのが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。以下に説明する実際形態に係るラケットフレーム
は、市販のテニスラケットである住友ゴム工業(株)製
『GREAT IMPEADANCE』(商品名)の中
空ラケットフレームを比較対象にして作成したものであ
る。すなわち、図1に示すように、基本形状は前記図2
に示した従来の中空ラケットフレームと同じであって、
トップ部3及び両サイド部4を含むフェイス部6と、ス
ロート部5と、グリップ部7とからなり、フェイス部6
のトップ部3及び両サイド部4における3〜4時の位置
4aの断面周長を83.32mmにして最も大きくし、
スロート部5の断面周長を60.00mmとし、グリッ
プ部7(一本のフレーム)の断面周長を75.26mm
としている。
【0029】(第1実施形態)第1実施形態のラケット
フレームはフェース内はチューブを残し、スロート部と
グリップ部内のチューブを除去した構成からなる。図2
(A)(B)はこのラケットフレームのフェイス部の断
面図であり、図3はグリップ部の断面図である。
【0030】フェイス部6は中空部Sに面する最内周部
にナイロンチューブ(66ナイロンチューブ)15を有
し、該ナイロンチューブ(66ナイロンチューブ)15
の外周に強化繊維により強化されたマトリクス樹脂層1
7が形成された構造からなり、スロート部5の中空部S
内にはナイロンチューブ15による舌片状の突起14が
形成され(図2(A))、断面周長の最大部(トップ部
3及び両サイド部4における3〜4時の位置4a)の中
空部S内にはナイロンチューブ15による舌片状の突起
14は形成されていない(図2(B))。一方、グリッ
プ部7は強化繊維により強化されたマトリクス樹脂層1
7のみで構成され、内部に中空部Sを形成しており、内
周部にナイロンチューブ等の可撓性チューブを有してい
ないので、当然のことながら、中空部S内にはチューブ
による舌片状の突起は形成されていない(図3)。ま
た、スロート部は図示していないが、グリップ部7と同
様に可撓性チューブを有していないので、中空部内には
チューブによる舌片状の突起は形成されていない。
【0031】この第1実施形態の中空ラケットフレーム
は以下の方法により製造した。まず、第1工程で、図4
(A)に示すように、その外径を上記製造すべきラケッ
トフレームの断面周長の変化に対応して変化させたマン
ドレル芯材50に、上記製造すべきラケットフレームの
断面周長の最大部であるフェイス部のトップ部3から両
サイド部4の3〜4時位置4aにかかる部分の断面周長
の80〜120%の内径とした厚み0.08mmのPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン:テフロン(登録商
標))チューブ16を被せ、更に、図4(B)に示すよ
うに、このPTFEチューブ16のラケットフレームの
フェイス部に対応する部分の周面に該PTFEチューブ
16よりも内径が若干大きく、チューブ長がラケットフ
レームのフェイス部の全長にほぼ等しい、厚み0.04
〜0.05mmの66ナイロンチューブ15を被せた。
【0032】第2工程で、図4(C)に示すように、P
TFEチューブ16とナイロンチューブ15のマンドレ
ル芯材50のフェイス部に対応する領域の外周面に密着
せずに弛んでいる部分60、及び、PTFEチューブ1
6のマンドレル芯材50のスロート部とグリップ部に対
応する領域の外周面に密着せずに弛んでいる部分61を
内側に折り込み、この後、図4(D)に示すように、カ
ーボン繊維(三菱レーヨン製、TRH305、MH4
0、HR40)にエポキシ樹脂(台湾塑膠股枌有限公司
製、TC12K)を含浸させたプリプレグ53をマンド
レル芯材50の全長にわたって上記PTFEチューブ1
6及び66ナイロンチューブ15を覆うように被せた。
【0033】第3工程で、マンドレル芯材50からPT
FEチューブ16と66ナイロンチューブ15を重ねた
複合チューブの外周にカーボン繊維にエポキシ樹脂を含
浸さプリプレグ53を取り付けた積層体を引き抜き、こ
の積層体70を、図5(A)に示すように、金型Mのラ
ケットフレーム形状としたキャビティC内に湾曲させて
配置した。ヨーク部分18は、芯材として硬質発泡ウレ
タンを使用し、さらに、その外周面に上記と同様のプリ
プレグを被覆し、金型M内のキャビテイC内に配置し
た。
【0034】第4工程で、上記金型Mを100kgf/
cmのプレス圧にて150℃に昇温すると共に、最内
周のPTFEチューブ16内に9kgf/cmの圧力
空気を供給して加圧し、15分間保持してエポキシ樹脂
を硬化させ、カーボン繊維により強化されたエポキシ樹
脂硬化層17を形成し、5分間放置、冷却後、離型し
て、中空のフレームを得た。
【0035】第5工程で、図5(B)に示すように、上
記工程により成形した中空フレーム80の端部開口80
aから突出しているPTFEチューブ16の一端を手で
持って引張り、PTFEチューブ16を中空フレーム8
0の内部から抜き取り、グリップ部のチューブが除去さ
れた中空のテニスラケットフレームを得た。
【0036】(第2実施形態)第2実施形態のラケット
フレームはフェイス部はチューブを除去し、スロート部
とグリップ部内にチューブを残した構成からなる。図6
はこのラケットフレームのフェイス部の断面図、図7は
グリップ部の断面図である。フェイス部6は強化繊維に
より強化された熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)の硬化層
17のみで構成され、内部に中空部Sを形成している。
内周部に可撓性チューブを有していないので、当然のこ
とながら、中空部S内にはチューブによる舌片状の突起
14は形成されていない(図6)。一方、グリップ部7
は中空部Sに面する最内周部にナイロンチューブ(66
ナイロンチューブ)15を有し、該ナイロンチューブ
(66ナイロンチューブ)15の外周に強化繊維により
強化された熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)の硬化層17
が形成されており、中空部S内にはナイロンチューブ1
5による舌片状の突起14が形成されている(図7)。
また、スロート部は図示していないが、グリップ部と同
様にナイロンチューブを有し、ナイロンチューブによる
舌片状の突起が形成されている。
【0037】本第2実施形態のラケットフレームの製造
工程は、上記第1実施形態のラケットフレームの製造工
程と基本的には同じであるが、マンドレル芯材にPTF
Eチューブと66ナイロンチューブをこの順に被せる工
程において、マンドレル芯材の全長にPTFEチューブ
を被せた後、66ナイロンチューブをPTFEチューブ
のフェイス部に対応する部分ではなく、スロート部とグ
リップ部に対応する部分の周面に被せる点が異なってお
り、かかる製造工程により、フェイス部のチューブが除
去された中空のテニスラケットフレームを製造してい
る。
【0038】(第3実施形態)第3実施形態のラケット
フレームの全長にわたってフレーム内部のチューブを除
去した構成からなり、図8はこのラケットフレームのフ
ェイス部の断面図、図9はグリップ部の断面図である。
すなわち、本ラケットフレームはフレーム全体(すなわ
ち、フェイス部、スロート部、及びグリップ部7)が、
強化繊維により強化された熱硬化性樹脂(エポキシ樹
脂)の硬化層17のみで構成されており、図8、9に示
すように、フェイス部6〜スロート部〜グリップ部7に
かけて中空部S内にはチューブによる舌片状突起は形成
されていない。
【0039】本第3実施形態のラケットフレームの製造
工程は、上記第1実施形態のラケットフレームの製造工
程と基本的には同じであるが、66ナイロンチューブを
用いず、マンドレル芯材にPTFEチューブのみを被せ
る点が異なっており、かかる製造工程により、フレーム
の全長にわたってチューブが除去された中空のテニスラ
ケットフレームを製造している。
【0040】以上の第1〜第3実施形態のラケットフレ
ーム及び比較例のラケットフレームについて、フレーム
の重量(g)、バランス(mm)、慣性モーメント(g
・cm)を測定した。なお、比較例のラケットフレー
ムは前述したように市販のテニスラケットである住友ゴ
ム工業(株)製『GREAT IMPEADANCE』
(商品名)のラケットフレームを用いた。このラケット
フレームはシリコンチューブを用いることなく、厚み
0.04〜0.05mmの66ナイロンチューブのみを
マンドレルの全長に被せた以外、上記実施形態のラケッ
トフレームの製造工程と同様にして作製したものであ
る。
【0041】また、第1〜第3実施形態のラケットフレ
ームについて、上記市販のテニスラケットである住友ゴ
ム工業(株)製『GREAT IMPEADANCE』
(商品名)と同様構成(塗装の仕様、グリップ用外装材
の仕様、ストリングの材質及び張り方等を同じにして)
のラケットを完成させ、これら全てのラケットについ
て、振動減衰率(%)、慣性モーメント(g・cm
を測定した。
【0042】上記振動減衰率は、図10に示すように、
ガットを張ったラケットフレーム31を紐30でつる
し、グリップ部の下部に加速度計33を取り付け、イン
パクトハンマー32でラケットフレーム31のヨーク部
分をインパクトした時の振動減衰波形を加速度計33で
受信し、フーリエ変換後の振動減衰波形から振動減衰率
を計算して求めた。また、慣性モーメント(g・c
)は、図11に示すように、ラケットフレーム31
のグリップエンド7aをチャック(図示せず)で固定
し、グリップエンド部7aを支点としてトップ部3側を
振り子のように振った時の位置P1と位置P2の間を一
往復するのに要する時期(周期T)を求め、この周期T
を用いて下記の式(1)により算出した。
【0043】 [慣性モーメント]=M×g×h×((T/2)/π)−Ic M=m+mc h=(m×l−mc×lc)/M+2.6 …(1)
【0044】式(1)において、mはラケットフレーム
の重量、lはラケットフレームの重心位置、mcはチャ
ックの重量、lcはチャックの重心位置、Icはチャッ
クの慣性モーメントである。
【0045】また、上記バランス(mm)はラケットフ
レームを水平とする支持点で、グリップ端から距離で示
している。以上の測定結果は下記表1の通りである
【0046】
【表1】
【0047】また、上記第1〜第3実施形態のラケット
フレームを用いて完成させたラケットを実際にモニター
(テニス歴5年以上で、現在も週2日以上はプレーして
いる人)37人に使用してもらい、使用感についてアン
ケート調査を行った。なお、同時に上記市販のテニスラ
ケットである住友ゴム工業(株)製『GREAT IM
PEADANCE』(商品名)の使用感についても調査
した。アンケートではモニターにどのラケットが第1〜
第3実施形態のラケットフレームを用いて完成させたラ
ケットであるか市販のテニスラケット(住友ゴム工業
(株)製『GREAT IMPEADANCE』(商品
名))であるかは教えなかった。アンケート項目は、打
球時の振動、打球感、操作性の3項目で、評価はそれぞ
れのアンケート項目について各モニターに5点満点で採
点してもらい、全37人にモニターの採点結果の平均値
により評価した。評価結果は下記表2である。
【0048】
【表2】
【0049】表1から分かるように、いずれの実施形態
のラケットフレームも比較例のラケットフレームに比べ
てチューブを除去した分だけ重量が減少するとともに、
中空部内のチューブによる舌片状突起が減少し、振動減
衰性が向上していた。また、第2及び第3実施形態のラ
ケットフレームはバランス(支持点)が比較例のラケッ
トフレームのそれに比べてグリップ端側に移動して、フ
ェイス部が軽量になり、所謂、先軽のラケットフレーム
を実現していた。また、慣性モーメントは比較例のラケ
ットフレームに比べて減少していたが、反発性能が低下
するほど減少ではなかった。なお、この種のマトリクス
樹脂が熱硬化性樹脂からなるラケットフレームでは、慣
性モーメントが530000g・cmより小さくなる
と、良好な反発性能が得られなくなることを確認してい
る。
【0050】また、表2から分かるように、実施形態の
ラケットフレームを用いて完成させたラケットで実際に
テニスボールを打球した場合も、振動による不快感は比
較例のラケット(住友ゴム工業(株)製『GREAT
IMPEADANCE』(商品名))よりも軽減し、ま
た、打球感、操作性も比較例のラケットよりも向上する
結果が得られた。特に、第2及び第3実施形態のラケッ
トフレームを用いて完成させたラケットを使用した場
合、フレームのフェイス部のチューブを除去したことに
よるフレーム重量の減少とフェイス部側が軽くなったバ
ランスとにより、打球感と操作性が大きく向上する結果
を得ることができた。
【0051】なお、PTFEチューブの代わりにPTF
Eチューブと内径及び厚みを同一したシリコンチューブ
を用いる以外は同様の製造工程により上記第1〜第3実
施形態と同様の構造のラケットフレームを作製し、これ
らについても、上記と同様の物性測定、及び、完成ラケ
ットの使用感についてのモニタ−による評価試験を行っ
たが、ほぼ同一の結果を得ることができた。
【0052】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、フレームの長さ方向の少なくとも一部のチュ
ーブが除去されて、従来の中空ラケットフレームをより
も軽量化し、かつ、チューブの舌片状突起による打球時
の不快振動が軽減した、ラケットフレームが得ることが
でき、この結果、打球感及び操作性に優れたラケットが
得られるという効果がある。
【0053】また、従来の金型成形によるラケットフレ
ームの製造工程とは実質的に可撓性チューブの材料及び
/または形態を変更するだけなので、製造工程の増加や
製造作業が煩雑になるような不具合を生じることなく、
打球感及び操作性に優れたラケットを製造できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るラケットフレームの
平面図である。
【図2】 (A)(B)は第1実施形態のラケットフレ
ームのフェイス部の断面図である。
【図3】 第1実施形態のラケットフレームのグリップ
部の断面図である。
【図4】 (A)(B)(C)(D)は第1実施形態の
ラケットフレームの製造工程図である。
【図5】 (A)(B)は第1実施形態のラケットフレ
ームの製造工程図である。
【図6】 第2実施形態のラケットフレームのフェイス
部の断面図である。
【図7】 第2実施形態のラケットフレームのグリップ
部の断面図である。
【図8】 第3実施形態のラケットフレームのフェイス
部の断面図である。
【図9】 第3実施形態のラケットフレームのグリップ
部の断面図である。
【図10】 振動減衰率の測定方法を示す概略図であ
る。
【図11】 慣性モーメントの測定方法を示す概略図で
ある。
【図12】 (A)はラケットフレームの金型成形方法
を示す斜視図、(B)は該成形方法における金型のキャ
ビティ内を示した断面図である。
【図13】 ラケットフレームの平面図である。
【図14】 ラケットフレームのフェイス部の断面図で
ある。
【図15】 (A)(B)は従来発生する問題点を示す
ラケットフレームの断面図である。
【符号の説明】
3 トップ部 4 両サイド部 5 スロート部 6 フェイス部 7 グリップ部 12 グロメット 13 ストリング 14 チューブによる舌片状の突起 15 ナイロンチューブ 16 PTFEチューブ 17 繊維強化された熱硬化性樹脂の硬化層 M 金型 C キャビティー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化繊維と熱可塑性マトリクス樹脂及び
    /または熱硬化性マトリクス樹脂とからなる中空状繊維
    強化樹脂からなるラケットフレームの製造方法であっ
    て、 金型内において加熱成形時に用いる最内層の内圧充填用
    の可撓性チューブを成型後にその全長または所要箇所を
    抜き取ることを特徴とするラケットフレームの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 強化繊維と熱可塑性マトリクス樹脂及び
    /または熱硬化性マトリクス樹脂とからなる中空状繊維
    強化樹脂からなるラケットフレームの製造方法であっ
    て、 金型内において加熱成形時に用いる最内層の内圧充填用
    の可撓性チューブをシリコンゴムチューブまたはフッ素
    樹脂チューブとし、成型後に上記シリコンチューブまた
    はフッ素樹脂チューブを抜き取ることを特徴とするラケ
    ットフレームの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のラケットフレ
    ームの製造方法により製造されたラケットフレーム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のラケットフレームであ
    って、フレームのフェイス部における比較的高い強度が
    要求される箇所に可撓性チューブが残されていることを
    特徴とするラケットフレーム。
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