JP2002275115A - 界面活性剤 - Google Patents

界面活性剤

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JP2002275115A JP2001079389A JP2001079389A JP2002275115A JP 2002275115 A JP2002275115 A JP 2002275115A JP 2001079389 A JP2001079389 A JP 2001079389A JP 2001079389 A JP2001079389 A JP 2001079389A JP 2002275115 A JP2002275115 A JP 2002275115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に対する影響が大きいとされるノニルフ
ェニル基等のフェニルエーテル基を含有せず、フェニル
エーテル基を含有する反応性界面活性剤と同等の性能を
有する界面活性剤を提供すること。 【解決手段】 下記の一般式(1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応性の界面活性
剤、及びその具体的用途に関する。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤は、乳化、分散、洗浄、湿
潤、起泡等の幅広い性能を有している。それらの諸性能
を利用して、従来から繊維をはじめとし、紙、ゴム、プ
ラスチック、金属、塗料、顔料、土木建築等のあらゆる
分野に利用されている。特に最近は界面活性剤を使用し
た末端商品の高性能化への動きが活発化してきており、
それに伴って、界面活性剤が有する副次的な欠点も指摘
されている。
【0003】例えば、界面活性剤は塗料、印刷インキ、
接着剤等ではその製品の製造時、或いは製品の安定化、
更には作業性等の点で欠かすことができない成分として
製品中に含有されている。それら界面活性剤を含む製品
が、塗布、印刷、接着或いは粘着等の作業で現実に使用
される場合は、本来界面活性剤は不要であり、むしろ存
在している界面活性剤によって、塗膜、印刷面、接着皮
膜等の耐水性、耐油性等の性能を悪化させる場合が多
い。
【0004】また、乳化重合によってポリマーを製造す
る際に使用される乳化重合用乳化剤は、重合の開始反応
や成長反応に関与するだけでなく、生成したエマルジョ
ンの機械安定性、化学的安定性、凍結安定性及び貯蔵安
定性等にも関与し、更にエマルジョンの粒子径、粘性及
び起泡性等のエマルジョン物性、フィルム化した時の耐
水性、耐候性、接着性、耐熱性等のフィルム物性にも大
きな影響を及ぼすことが知られている。この場合の問題
点として、存在している乳化剤により、乳化重合したエ
マルジョンの泡立ちが多くなることや、接着性、耐水
性、耐候性、耐熱性等のフィルム物性の低下等が指摘さ
れている。また、懸濁重合によって製造されたポリマー
においても、懸濁重合用分散剤による同様の現象が指摘
されている。
【0005】これらの問題は、界面活性剤がポリマー中
にフリーで残存することに起因するものである。フリー
の界面活性剤を減らす方法として、重合時又は成形時に
ポリマーと反応して結合し、ポリマー中にフリーで残存
しないような界面活性剤、いわゆる反応性界面活性剤
(重合性界面活性剤とも言う)が開発されている。
【0006】反応性界面活性剤については多くの構造が
提案されている。反応性界面活性剤の疎水基に注目する
と、例えば、特公昭49−46291号公報では、炭化
水素基を有するスルホコハク酸エステル;特開昭62−
100502号公報、特開昭63−23725号公報、
特開平4−50202号公報、及び特開平4−5020
4号公報等では、アリル基又はプロペニル基を有する炭
化水素置換フェノールのアルコキシレート;特開昭62
−104802号公報等では、炭化水素基又はアシル基
を有するグリセリン誘導体のアルコキシレート;特開昭
62−11534号公報では、ホルムアルデヒドで架橋
した(置換)フェノールの誘導体;特開昭63−319
035号公報、特開平4−50204号公報等では、疎
水基としてα−オレフィンオキシド由来のアルキル基等
が挙げられる。尚、以上の従来技術では、炭化水素基と
は、アルキル基、アルケニル基、アリール基等を含んで
いる。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】こうした反応性界
面活性剤の中でも、疎水基としてフェニルエーテル基を
有する反応性界面活性剤は、乳化性、分散性、重合安定
性等が優れているために、多く使用されている。しか
し、近年、ノニルフェノールが生物に対し擬似ホルモン
作用を発現し、内分泌系を撹乱する作用があるのではな
いかといういわゆるエンドクリン問題の懸念が浮上し、
フェニルエーテル基を有する反応性界面活性剤について
も代替品が模索されている。しかし、フェニルエーテル
基外の疎水基、例えば、アルキル基、アルケニル基等を
有する反応性界面活性剤は、フェニルエーテル基を有す
る反応性界面活性剤よりも、乳化性、分散性、重合安定
性等の性能が劣るという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは鋭意
検討し、疎水基として特定の基を有する反応性界面活性
剤が、フェニルエーテル基を有する反応性界面活性剤と
同等の性能を有し、しかも環境に対する悪影響がほとん
どないことを見いだし本発明を完成させた。即ち、本発
明は、下記の一般式(1) (式中、R1〜R4は水素原子又はアルキル基を表わし、
5及びR6は水素原子又はメチル基を表わし、AOは炭
素数2〜4のオキシアルキレン基を表わし、Xは水素原
子又はイオン性親水基を表わし、sは0又は1の数を表
わし、mは0〜12の数を表わし、nは0〜1,000
の数を表わす。但し、R1〜R4のうち少なくとも2つが
直鎖アルキル基であるか、又はR1〜R4のうち少なくと
も1つが分岐アルキル基でなければならない。)で表わ
される反応性界面活性剤である。
【0009】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、R1〜R4
は水素原子又はアルキル基を表わす。但し、R1〜R4
うち少なくとも2つが直鎖アルキル基であるか、又はR
1〜R4のうち少なくとも1つが分岐アルキル基でなけれ
ばならない。
【0010】直鎖のアルキル基としては、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ド
デシル、トリデシル、テトラデシル、ヘシサデシル、ス
テアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリア
コンチル等が挙げられる。また、分岐アルキル基として
は、例えば、イソプロピル、イソブチル、2級ブチル、
ターシャリブチル、イソペンチル、2級ペンチル、ネオ
ペンチル、ターシャリペンチル、2級ヘキシル、2級ヘ
プチル、イソヘプチル、2−エチルヘキシル、2級オク
チル、イソノニル、2級ノニル、イソデシル、2級デシ
ル、2級ウンデシル、2級ドデシル、2級トリデシル、
イソトリデシル、2級テトラデシル、2級ヘキサデシ
ル、イソステアリル等が挙げられる。
【0011】また、R1〜R4のうち少なくとも2つが直
鎖アルキル基であるか、又は少なくとも1つが分岐アル
キル基でなければならない。R1〜R4のうち直鎖アルキ
ル基が1つだけで、他が水素原子の場合は、一般式
(1)で表される界面活性剤の乳化性、分散性、重合安
定性等が低く好ましくない。R1〜R4のうち少なくとも
2つが直鎖アルキル基であるか、又はR1〜R4のうち少
なくとも1つが分岐アルキル基であるということは、R
1〜R4中のメチル基の数の合計が2以上であると言いか
えることができる。メチル基の数に着目した場合、R1
〜R4中のメチル基の数は、3以上であることが好まし
い。尚、一般式(1)で表わされる界面活性剤の原料と
して使用できる市販原料の中には、後述するように多数
の構造異性体の混合物である場合もある。この場合、R
1〜R4中のメチル基の数は、1H−NMR等の分光化学
的分析方法により測定することができる。
【0012】R1〜R4の炭素数の限定は特にないが、R
1〜R4の炭素数の合計が4〜28であるときに、一般式
(1)で表される界面活性剤の乳化性、分散性、重合安
定性等が良好となり好ましく、6〜22が更に好まし
く、8〜16が最も好ましい。
【0013】一般式(1)において、(AO)nの部分
は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレン
オキシド、テトラヒドロフラン(1,4−ブチレンオキ
シド)等の炭素数2〜4のアルキレンオキシドを付加重
合する等の方法により得ることができる。(AO)
nが、アルキレンオキシドの付加重合により形成される
場合は、付加させるアルキレンオキシド等によりAOが
決定される。付加させるアルキレンオキシド等の重合形
態は限定されず、1種類のアルキレンオキシドの単独重
合、2種類以上のアルキレンオキシドのランダム共重
合、ブロック共重合又はランダム/ブロック共重合等で
あってよい。重合度nは0〜1,000の範囲の数であ
り、Xが水素原子の場合は好ましくは1〜200、より
好ましくは3〜100、更に好ましくは10〜50であ
る。Xがイオン性親水基の場合は、重合度nは好ましく
は0〜200、より好ましくは1〜100、更に好まし
くは2〜50である。
【0014】AOとしてはオキシエチレン基が最も好ま
しい。AOが2種以上の基である場合は1種はオキシエ
チレン基であることが好ましく、(AO)nの部分は、
好ましくはオキシエチレン基を50〜100モル%、よ
り好ましくは60〜100モル%含有する(ポリ)オキ
シアルキレン鎖である。
【0015】一般式(1)で表わされる界面活性剤は、
(AO)n中のオキシエチレン基の含量及びnの数によ
り親水性乃至疎水性を調整することができ、用途に応じ
て(AO)nの部分を適切に設計することが好ましい。
【0016】一般式(1)において、Xは水素原子又は
イオン性親水基を表わす。イオン性親水基としては、ア
ニオン性親水基、カチオン性親水基等が挙げられる。こ
のうちアニオン性親水基としては、例えば、−SO
3M、−R7−SO3M、−R8−COOM、−PO32
−PO3MH又は−CO−R9−COOMで表わされる基
等が挙げられる。
【0017】上記のアニオン性親水基を表わす式中、M
は水素原子、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアル
カリ金属原子;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ
土類金属原子(但し、アルカリ土類金属原子は通常2価
であるから、1/2);又はアンモニウムを表わす。ア
ンモニウムとしては、例えば、アンモニアのアンモニウ
ム;モノメチルアミン、ジプロピルアミン等のアルキル
アミンのアンモニウム;モノエタノ−ルアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノール
アミンのアンモニウム等が挙げられる。
【0018】R7及びR8は、メチレン、エチレン、プロ
ピレン、ブチレン、ペンテン、ペンタメチレン、ヘキサ
メチレン等のアルキレン基を表わす。なかでも原料の都
合から、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン等
の炭素数1〜4のアルキレン基が好ましい。
【0019】R9は、二塩基酸又はその無水物からカル
ボキシル基を除いた残基である。二塩基酸としては、例
えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン
二酸、テトラデカン二酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸;
シクロペンタンジカルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、
メチルヘキサヒドロフタル酸等の飽和脂環族ジカルボン
酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリレン
ジカルボン酸、キシリレンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
コン酸、メサコン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸;テ
トラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ナ
ジック酸(エンドメチレンテトラヒドロフタル酸)、メ
チルナジック酸、メチルブテニルテトラヒドロフタル
酸、メチルペンテニルテトラヒドロフタル酸等の不飽和
脂環族ジカルボン酸等が挙げられる。これらは製造段階
では無水物の形で用いられてもよい。
【0020】こうした、アニオン性親水基の中でも、−
SO3M、−PO32又は−PO3MHで表わされる基が
好ましい。
【0021】また、Xはカチオン性親水基でもよい。カ
チオン性親水基としては、例えば、−R10−NR1112
13・Y、又は−Z−NR111213・Yで表わされる
基等が挙げられる。上記のカチオン性親水基を表わす式
中、Yはハロゲン原子又はメチル硫酸基(−CH3
4)を表わす。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭
素原子、よう素原子等が挙げられる。また、R10はアル
キレン基を表わす。炭素数1〜4のアルキレン基として
は、例えば、上記アニオン親水基のR7で挙げたのと同
様のアルキレン基を挙げることができる。
【0022】R11、R12及びR13は、それぞれ独立に、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルカノー
ル基又はベンジル基を表わす。炭素数1〜4のアルキル
基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、2級ブチル、ターシャ
リブチル等が挙げられる。また、炭素数2〜4のアルカ
ノール基としては、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒド
ロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基等が挙げら
れる。また、Zは−CH2CH(OH)CH2−又は−C
H(CH2OH)CH2−で表わされる基である。
【0023】また、一般式(1)において、下記一般式
(2)で表わされる部分は反応基である。 一般式(2)において、R5及びR6は水素原子又はメチ
ル基を表し、mは0〜12の数を表わし、sは0又は1
を表わす。
【0024】一般式(2)で表わされる反応基として
は、例えば、ビニル、1−プロペニル、アリル、メタリ
ル、2−ブテニル、3−ブテニル、4−ペンテニル、3
−メチル−3−ブテニル、5−ヘキセニル、8−ノネニ
ル、10−ウンデセニル等のアルケニル基;アクリル、
メタクリル、2−ブテノイル、3−メチル−3−ブテノ
イル、2−ドデセノイル等の不飽和アシル基が挙げられ
る。これらの中でも、原料の入手の容易さや反応性か
ら、アリル、メタリル、アクリル及びメタクリルが好ま
しい。一般式(2)で表わされる基は、他の重合性の反
応基と共重合(ラジカル重合又はイオン重合)すること
ができる。また、Si−H基を有するオルガノポリシロ
キサンのように、重合性の反応基以外の基を有する化合
物とも反応することができる。
【0025】一般式(1)で表わされる界面活性剤の製
造方法は特に限定されないが、直鎖状の内部オレフィン
又は分岐オレフィンを酸化して得られるエポキシドを出
発物質として用いると、最終反応生成物中の一般式
(1)で表わされる界面活性剤の純度が高くなり好まし
い。この場合、直鎖状の内部オレフィン(末端以外の部
分に二重結合を有するオレフィン)を酸化して得られる
エポキシドを用いれば、R 1(又はR2)及びR3(又は
4)が直鎖アルキル基となる。また、分岐鎖を有する
オレフィンを酸化して得られるエポキシドを用いれば、
3及びR4が直鎖アルキル基(同時にR1又はR2がアル
キル基である場合もある。)、又はR1〜R4のうち少な
くとも1つが分岐アルキル基の何れかになる。
【0026】エポキシドの原料として用いられる直鎖状
の内部オレフィン又は分岐オレフィンの中で、特に好ま
しいのは、プロピレン及び/又はブチレンの2〜10量
体程度のオリゴマーである分岐オレフィンである。こう
したオリゴマーとしては、例えば、イソヘキセン(プロ
ピレンの2量体)、イソオクテン(ブチレンの2量
体)、イソノネン(プロピレンの3量体)、イソドデセ
ン(プロピレンの4量体又はブチレンの3量体)、イソ
ペンタデセン(プロピレンの5量体)、イソヘキサデセ
ン(ブチレンの4量体)、イソオクダデセン(プロピレ
ンの6量体)、イソエイコセン(ブチレンの5量体)、
イソヘンエイコセン(プロピレンの7量体)、イソテト
ラコセン(プロピレンの8量体又はブチレンの6量
体)、イソヘプタコセン(プロピレンの9量体)、イソ
オクタコンセン(ブチレンの7量体)、イソトリアコン
テン(プロピレンの10量体)が挙げられる。また、炭
素数6〜30であれば、プロピレンとブチレンの混合オ
レフィンのオリゴマーでもよい。尚、一般に、工業的に
得られるプロピレン及び/又はブチレンのオリゴマーで
ある分岐オレフィンは、多数の構造異性体の混合物であ
る。
【0027】上記のオレフィンを酸化してエポキシドに
するには、公知の方法を用いればよい。その中でも、過
ギ酸、過酢酸等の有機過酸を使う方法は、副反応物が少
なく好ましい。有機過酸は無水物を用いてもよいが、安
全面から過酸化水素より誘導された有機過酸を用いるこ
とが好ましい。この場合、使用される過酸化水素水の濃
度は30重量%以上が好ましく、50重量%以上がより
好ましい。使用される過酸化水素はオレフィンの不飽和
結合に対して当量以上用いることが好ましい。
【0028】酸化環化反応の反応温度は20〜100℃
が好ましく、30〜90℃がより好ましい。20℃未満
では反応が遅く、100℃を超えるとエポキシドの重合
が起こり収率が低下してしまうからである。この後、有
機過酸−過酸化水素を分液等の方法により除去してか
ら、水洗、乾燥、蒸留等の方法により精製することによ
り、目的とするエポキシドを得ることができる。
【0029】このあと、例えば、Xが水素原子の場合
は、直鎖状の内部オレフィン若しくは分岐オレフィンを
酸化して得られるエポキシドと、一般式(2)で表わさ
れる反応基を有するアルコール又はカルボン酸との反応
物に、公知の方法でnモルのアルキレンオキシドを付加
することにより得ることができる。付加反応の完了を確
認するには、例えば、IR吸収、エポキシ当量等を測定
すれば終点を確認することできる。また、上記の直鎖状
の内部オレフィン若しくは分岐オレフィンを酸化して得
られるエポキシドと、一般式(2)で表わされる反応基
を有するアルコール若しくはカルボン酸との反応、又は
更にアルキレンオキシドを付加する反応においては、必
要に応じて触媒を使用することができる。使用できる触
媒は、エポキシの開環反応に使用するものであれば特に
限定されない。例えば、第3級アミン、第4級アンモニ
ウム塩、三フッ化ホウ素又はそのエーテル錯塩、塩化ア
ルミニウム、酸化バリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等が挙げられる。
【0030】アルキレンオキシドを付加させる際の反応
条件は特に制限されない。通常は、室温〜150℃、圧
力0.01〜1MPaで、必要ならば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、三フッ化ホウ素等を触媒として使
用できる。Xがイオン性親水基の場合は、上記反応で得
られた化合物に更にイオン性親水基の導入反応を行う。
【0031】イオン性親水基を表わす式中、−SO3
で表わされるアニオン性親水基を導入するために硫酸エ
ステル化する場合は、アニオン性親水化剤として、例え
ば、スルファミン酸、硫酸、無水硫酸、発煙硫酸、クロ
ロスルホン酸等を使用することができる。硫酸エステル
化する場合の反応条件は、特に限定されないが、通常、
温度は室温〜150℃、圧力は常圧〜0.5MPa程度
の加圧下、反応時間は1〜10時間程度である。
【0032】イオン性親水基を表わす式中、−R7−S
3Mで表わされるアニオン性親水基を導入する場合
は、アニオン性親水化剤として、例えば、プロパンサル
トン、ブタンサルトン等を使用することができる。スル
ホン酸化する場合の反応条件は、特に限定されないが、
通常、温度は室温〜100℃、圧力は常圧〜0.5MP
a程度の加圧下、反応時間は1〜10時間程度である。
必要に応じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリを触媒として使用してもよい。また、必要に応
じて溶剤を加えてもよい。
【0033】イオン性親水基を表わす式中、−R8−C
OOMで表わされるアニオン性親水基を導入するために
カルボン酸化する場合は、アニオン親水化剤として、例
えば、クロロ酢酸(R5がメチル基に相当)、クロロプ
ロピオン酸(R8がエチル基に相当)又はこれらの塩等
を使用することができる。カルボン酸化する場合の反応
条件は、特に限定されないが、通常、温度は室温〜15
0℃、圧力は常圧〜0.5MPa程度の加圧下、反応時
間は1〜10時間程度である。必要に応じて、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリを触媒として使
用してもよい。
【0034】イオン性親水基を表わす式中、−PO32
又は−PO3MHで表わされるアニオン性親水基を導入
するためにリン酸エステル化する場合は、アニオン親水
化剤として、例えば、五酸化二リン、ポリリン酸、オル
トリン酸、オキシ塩化リン等を使用することができる。
リン酸化する場合には、モノエステル型の化合物とジエ
ステル型の化合物が混合体として得られるが、これらは
分離してもよいし、分離が難しい場合はそのまま混合物
として使用してもよい。リン酸エステル化する場合の反
応条件は、特に限定されないが、通常、温度は室温〜1
50℃、圧力は常圧、反応時間は1〜10時間程度であ
る。
【0035】イオン性親水基を表わす式中、−CO−R
9−COOMで表わされるアニオン性親水基を導入する
ために二塩基酸化する場合は、アニオン親水化剤として
は、前述した二塩基酸又はその無水物等が使用できる。
例えば、マレイン酸(R9がCH=CH基に相当)、フ
タル酸(R9がフェニル基に相当)又はこれらの塩若し
くはこれらの無水物等が挙げられる。二塩基酸化する場
合の反応条件は、特に限定されないが、通常、温度は室
温〜150℃、圧力は常圧、反応温度は1〜10時間程
度である。必要に応じて、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリを触媒として使用してもよい。
【0036】また、アニオン性親水化を行った場合は、
その後に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ;アンモニア、アルキルアミン又はモノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン等で
中和を行ってもよい。
【0037】イオン性親水基を表わす式中、−R10−N
111213・Yで表わされるカチオン性親水基を導入
する場合は、まず、塩化チオニル、臭化チオニル、ホス
ゲン等のハロゲン化剤により水酸基をハロゲン化し、そ
の後、3級アミン化合物を反応させることにより導入す
ることができる。また、3級アミン化合物の代わりに2
級アミン化合物を反応させた後に、ハロゲン化アルキ
ル、硫酸ジメチル等を反応させてもよい。水酸基をハロ
ゲン化する場合の反応条件は、特に限定されないが、通
常、温度は室温〜100℃、圧力は常圧〜0.5MPa
程度の加圧下、反応温度は1〜10時間程度である。ま
た、アミノ化する場合の反応条件も、特に限定されない
が、通常、温度は室温〜150℃、圧力は常圧〜0.5
MPa程度の加圧下、反応温度は1〜10時間程度であ
る。必要に応じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリを触媒として使用してもよい。
【0038】イオン性親水基を表わす式中、−Z−NR
111213・Yで表わされるカチオン性親水基を導入す
る場合は、まず、エピクロロヒドリン、エピブロモヒド
リン等のエピハロヒドリンを反応させ、その後、3級ア
ミン化合物を反応させることにより導入することができ
る。また、3級アミン化合物の代わりに2級アミン化合
物を反応させた後に、ハロゲン化アルキル、硫酸ジメチ
ル等を反応させてもよい。エピハロヒドリンを反応させ
る場合の反応条件は、特に限定されないが、通常、温度
は室温〜100℃、圧力は常圧〜0.3MPa程度の加
圧下、反応温度は1〜10時間程度である。必要に応じ
て、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ触
媒、又は硫酸、リン酸、塩化鉄、フッ化ホウ素、塩化ス
ズ等の酸触媒を使用してもよい。また、アミノ化する場
合の反応条件も、特に限定されないが、通常、温度は室
温〜150℃、圧力は常圧〜0.5MPa程度の加圧
下、反応温度は1〜10時間程度である。必要に応じ
て、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリを
触媒として使用してもよい。
【0039】本発明の界面活性剤は、従来、フェニルエ
ーテル基を有する反応性界面活性剤が用いられてきた用
途、即ち、乳化重合用乳化剤、懸濁重合用分散剤、樹脂
用改質(撥水性向上、親水性調節、相溶性向上、帯電防
止性向上、防曇性向上、耐水性向上、接着性向上、染色
性向上、造膜性向上、耐候性向上、耐ブロッキング性向
上等)剤、繊維加工助剤、無滴剤、繊維防汚加工剤等に
使用することができる。また、共重合体型界面活性剤
(例えば、特開平9−132608号公報、特開平10
−120712号公報等)の原料や界面活性剤変性オル
ガノポリシロキサン(例えば、特開平6−65379号
公報等)の原料としても使用することができる。
【0040】本発明の界面活性剤を乳化重合用乳化剤と
して使用する場合は、従来公知の乳化重合用乳化剤の通
常の使用量の範囲で任意に使用することができるが、概
ね原料モノマーに対して、好ましくは0.1〜20質量
%、更に好ましくは0.2〜10質量%使用することが
できる。また、本発明の乳化重合用乳化剤と他の反応性
又は非反応性乳化剤との併用も可能である。また、乳化
重合するモノマーに特に制限はないが、好ましくはアク
リレート系エマルジョン、スチレン系エマルジョン、酢
酸ビニル系エマルジョン、SBR(スチレン/ブタジエ
ン)エマルジョン、ABS(アクリロニトリル/ブタジ
エン/スチレン)エマルジョン、BR(ブタジエン)エ
マルジョン、IR(イソプレン)エマルジョン、NBR
(アクリロニトリル/ブタジエン)エマルジョン等に使
用することができる。
【0041】アクリレート系エマルジョンとしては、例
えば、(メタ)アクリル酸(エステル)同士、(メタ)
アクリル酸(エステル)/スチレン、(メタ)アクリル
酸(エステル)/酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸(エ
ステル)/アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸(エ
ステル)/ブタジエン、(メタ)アクリル酸(エステ
ル)/塩化ビニリデン、(メタ)アクリル酸(エステ
ル)/アリルアミン、(メタ)アクリル酸(エステル)
/ビニルピリジン、(メタ)アクリル酸(エステル)/
(メタ)アクリル酸アルキロールアミド、(メタ)アク
リル酸(エステル)/N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸(エステ
ル)/N,N−ジエチルアミノエチルビニルエーテル等
が挙げられる。
【0042】スチレン系エマルジョンとしては、スチレ
ン単独の他、例えば、スチレン/アクリロニトリル、ス
チレン/ブタジエン、スチレン/フマルニトリル、スチ
レン/マレインニトリル、スチレン/シアノアクリル酸
エステル、スチレン/酢酸フェニルビニル、スチレン/
クロロメチルスチレン、スチレン/ジクロロスチレン、
スチレン/ビニルカルバゾール、スチレン/N,N−ジ
フェニルアクリルアミド、スチレン/メチルスチレン、
アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン、スチレン/
アクリロニトリル/メチルスチレン、スチレン/アクリ
ロニトリル/ビニルカルバゾール、スチレン/マレイン
酸等が挙げられる。
【0043】酢酸ビニル系エマルジョンとしては、酢酸
ビニル単独の他、例えば、酢酸ビニル/スチレン、酢酸
ビニル/塩化ビニル、酢酸ビニル/アクリロニトリル、
酢酸ビニル/マレイン酸(エステル)、酢酸ビニル/フ
マル酸(エステル)、酢酸ビニル/エチレン、酢酸ビニ
ル/プロピレン、酢酸ビニル/イソブチレン、酢酸ビニ
ル/塩化ビニリデン、酢酸ビニル/シクロペンタジエ
ン、酢酸ビニル/クロトン酸、酢酸ビニル/アクロレイ
ン、酢酸ビニル/アルキルビニルエーテル等が挙げられ
る。
【0044】本発明の界面活性剤を懸濁重合用分散剤と
して使用する場合は、従来公知の懸濁重合用分散剤の通
常の使用量の範囲で任意に使用することができるが、概
ね原料モノマーに対して、好ましくは0.1〜20質量
%、更に好ましくは0.2〜10質量%使用することが
できる。また、本発明の懸濁重合用分散剤と他の反応性
又は非反応性分散剤、例えば、ポリビニルアルコール等
との併用も可能である。また、懸濁重合するモノマーに
特に制限はなく、上記の重合性炭素−炭素二重結合を有
する単量体の単独重合及び共重合に使用できるが、好ま
しくはハロゲン化オレフィン系、酢酸ビニル系等の重合
に使用することができる。
【0045】ハロゲン化オレフィン系の重合としては、
例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、塩化ビニル/マ
レイン酸(エステル)、塩化ビニル/フマル酸(エステ
ル)、塩化ビニル/酢酸ビニル、塩化ビニル/塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン/酢酸ビニル、塩化ビニリデン
/安息香酸ビニル等が挙げられる。酢酸ビニル系の重合
については前記乳化重合の場合と同様である。
【0046】本発明の界面活性剤を樹脂改質剤として使
用する場合、改質する樹脂の物性は、例えば、親水性の
調節、相溶性の向上、帯電防止性の向上、防曇性の向
上、接着性の向上、染色性の向上、造膜性の向上、耐候
性の向上、耐ブロッキング性の向上等である。改質の対
象となる樹脂は特に限定されず、前記モノマーの重合に
よって製造されるあらゆるポリマーに使用可能である。
また、例えば、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂、ポリアリールエーテル樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂等にも使用することができる。特に好
ましく使用することができる樹脂は、塩化ビニル、塩化
ビニリデン等のポリハロゲン化オレフィン類、エチレ
ン、プロピレン等のポリα−オレフィン類等である。
【0047】本発明の樹脂改質剤は、樹脂表面に塗工し
たり樹脂を加工する際に練りこむ等して樹脂に添加する
ことができる。また、樹脂製造時にモノマー成分の一つ
として他のモノマーと重合させれば、樹脂の分子中に本
発明の樹脂改質剤が組み込まれ、永久帯電防止等の永久
改質効果を得ることができる。
【0048】本発明の樹脂改質剤は、その化学構造中に
エーテル鎖を有しているため、モノマーに対して優れた
相溶性を示す。また、オキシアルキレン基を有する場合
は、必要に応じて該オキシアルキレン基の重合度(n)
及び構成するオキシアルキレン基の種類を改質の目的及
びモノマーとの相溶性に応じて選択することにより、親
水性を容易に調節することができる。このため本発明の
樹脂改質剤はモノマーとの相溶性とポリマーの改質効果
を同時に向上させることができる。また、本発明の樹脂
改質剤を使用することにより、使用された樹脂に永久帯
電防止性、防曇性等を付与することが可能である。
【0049】本発明の樹脂改質剤の使用量は、モノマー
の種類、改質の目的、要求される性能等により、種々変
えることができるが、モノマーに対して好ましくは0.
1〜80質量%使用することができ、特に親水性の不充
分な水溶性樹脂を親水性の高い樹脂にしようとする場合
では、モノマーに対して1〜80質量%使用することが
より好ましい。その他の用途、例えば、耐水性、接着
性、帯電防止性、防曇性、染色性、造膜性、耐候性、耐
ブロッキング性等の向上のため、或いはポリマーアロイ
のためのポリマーに相溶性を付与しようとする場合に
は、モノマーに対して0.1〜60質量%使用すること
が好ましい。
【0050】本発明の樹脂改質剤を使用する場合には、
樹脂物性の改善のためにジビニルベンゼン、エチレング
リコールジメタクリレート、メチレンビスアクリルアミ
ド等の架橋性ジビニル化合物等を通常の使用量の範囲で
任意に使用することができる。更に、乳化重合用乳化
剤、懸濁重合用分散剤、樹脂改質剤として使用する場合
は、例えば、金属酸化剤の存在によって樹脂ポリマーを
架橋させることも可能である。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例等において、%及び部は特に
記載が無い限り質量基準である。
【0052】<1>分岐オレフィンオキシド及び内部オ
レフィンオキシドの製造 (製造例1):イソペンタデセンオキシド 攪拌機、窒素導入管及び温度計を備えた3Lの4つ口フ
ラスコに、イソペンタデセン(プロピレンの5量体)
1,050g(5モル)、ギ酸230g(5モル)及び
溶剤としてトルエン500gを仕込み、60%過酸化水
素水425g(7.5モル)を55〜65℃で2時間か
けて滴下し、60℃で8時間攪拌を続けた後、60℃で
静置して下層(ギ酸−過酸化水素水層)を除いた。水5
00gによる水洗を2回繰り返した後、減圧下100℃
で、残留する水分及びトルエンを除去して、イソペンタ
デセンオキシドを得た。
【0053】(製造例2):イソドデセンオキシド イソペンタデセンに代えて、イソドデセン(ブテンの3
量体)を使用した以外は、製造例1と同様にして、イソ
ドデセンオキシドを得た。
【0054】(製造例3):7−テトラデセンオキシド イソペンタデセンに代えて、7−テトラデセンを使用し
た以外は製造例1と同様にして、7−テトラデセンオキ
シドを得た。
【0055】<2>本発明の界面活性剤の製造 (製造例4):本発明品(1) 攪拌機、温度計及び窒素導入管を備えた3Lのステンレ
ス製加圧反応装置に、イソペンタデセンオキシド904
g(4モル)、アリルアルコール232g(4モル)及
び触媒として水酸化ナトリウム40gを仕込み、反応装
置内の雰囲気を窒素で置換後、90℃で5時間反応させ
て化合物(A)を得た。化合物(A)852g(3モ
ル)に、130℃でエチレンオキシド1,320g(3
0モル)をフィードし、フィード終了後、2時間攪拌し
て反応させ、本発明の界面活性剤(1)を得た。
【0056】(製造例5):本発明品(2) 製造例4と同様の反応装置を用いて、界面活性剤(1)
362g(0.5モル)に、更にエチレンオキシド44
0g(10モル)を反応させ、本発明の界面活性剤
(2)を得た。
【0057】(製造例6):本発明品(3) 攪拌機、温度計及び窒素導入管を備えた500mLのガ
ラス製4つ口フラスコに、化合物(A)142g(0.
5モル)を入れ、0〜5℃に冷却した。これに、クロロ
スルホン酸58g(0.5モル)を滴下ロートを使用し
て滴下した。滴下後、同温度で1時間攪拌を行い、発生
するHClを窒素を吹き込んで除去した。その後、水酸
化ナトリウム水溶液で中和してナトリウム塩とし、本発
明の界面活性剤(3)を得た。
【0058】(製造例7):本発明品(4) 化合物(A)の代わりに界面活性剤(1)、水酸化ナト
リウム水溶液の代わりにアンモニア水溶液を用いた他
は、製造例4と同様にして、本発明の界面活性剤(4)
を得た。
【0059】(製造例8):本発明品(5) 製造例6と同様のフラスコに、界面活性剤(1)434
g(0.6モル)を入れ、40℃で五酸化二リン28.
8g(0.2モル)を1時間かけて添加した後、80℃
で2時間熟成した。この後、水酸化ナトリウム水溶液で
中和し、本発明の界面活性剤(5)を得た。尚、界面活
性剤(5)のリン酸のモノエステルとジエステルの割合
は、モル比で1:1であった。
【0060】(製造例9):本発明品(6) 製造例6と同様のフラスコに、本発明の界面活性剤
(1)362g(0.5モル)と、無水マレイン酸49
g(0.5モル)を入れ、80℃で2時間攪拌してエス
テル化した後、水酸化カリウム水溶液で中和し、本発明
の界面活性剤(6)を得た。
【0061】(製造例10):本発明品(7) アリルアルコールの代わりにアクリル酸を用いた他は、
製造例4又は製造例6と同様にして、本発明の界面活性
剤(7)を得た。
【0062】(製造例11):本発明品(8) イソペンタデセンオキシドの代わりにイソドデセンオキ
シドを用いた他は、製造例4と同様にして、本発明の界
面活性剤(8)を得た。
【0063】(製造例12):本発明品(9) 界面活性剤(1)の代わりに界面活性剤(8)を用いた
他は、製造例6と同様にして、本発明の界面活性剤
(9)を得た。
【0064】(製造例13):本発明品(10) 製造例6と同様のフラスコに、界面活性剤(8)341
g(0.5モル)、48%水酸化ナトリウム水溶液42
g(0.5モル)及びクロロ酢酸ナトリウム58g
(0.5モル)を入れ、90℃で2時間攪拌して、本発
明の界面活性剤(10)を得た。
【0065】(製造例14):本発明品(11) クロロ酢酸ナトリウムの代わりに、プロパンサルトンを
用いた他は、製造例13と同様にして、本発明の界面活
性剤(11)を得た。
【0066】(製造例15):本発明品(12) イソペンタデセンオキシドの代わりにイソドデセンオキ
シド、エチレンオキシドの代わりにエチレンオキシドと
プロピレンオキシドの混合物を用いた他は、製造例4又
は製造例6と同様にして、本発明の界面活性剤(12)
を得た。
【0067】(製造例16):本発明品(13) イソペンタデセンオキシドの代わりにイソドデセンオキ
シド、アリルアルコールの代わりにメタリルアルコール
を用いた他は、製造例4又は製造例6と同様にして、本
発明の界面活性剤(13)を得た。
【0068】(製造例17):本発明品(14) イソペンタデセンオキシドの代わりにイソドデセンオキ
シド、アリルアルコールの代わりに10−ウンデセノー
ルを用いた他は、製造例4又は製造例6と同様にして、
本発明の界面活性剤(14)を得た。
【0069】(製造例18):本発明品(15) 製造例6と同様のフラスコに、界面活性剤(8)341
g(0.5モル)、触媒として3フッ化ホウ素・エーテ
ル錯体5gを入れ、40℃にてエピクロルヒドリン38
g(0.5モル)を滴下して反応させた後、トリエタノ
ールアミン75g(0.5モル)でアンモニウム化し
て、本発明の界面活性剤(15)を得た。
【0070】(製造例19):本発明品(16) イソペンタデセンオキシドの代わりに7−テトラデセン
オキシドを用いた他は、製造例4又は製造例6と同様に
して、本発明の界面活性剤(16)を得た。
【0071】
【0072】
【0073】<<実施例1>>本発明の界面活性剤
(1)〜(16)について、それぞれの水溶液の表面張
力を、ウィルヘルミ法により測定した。結果を表2に示
す。尚、試験条件は以下の通りである。 測定条件:0.1%水溶液 測定温度:25℃
【0074】
【0075】<<実施例2>>本発明の界面活性剤
(1)〜(16)及び比較品1、2について、それぞれ
のカーボンブラックの分散性能及びトルエンの乳化性能
を下記の試験方法により測定した。結果を表3に示す。
【0076】<カーボンブラック分散性能試験方法>容
量100mLの共栓付メスシリンダーに、上記界面活性
剤1g及びカーボンブラック10gを入れ、水にて溶解
分散させ100mLに調整した。次に、そのメスシリン
ダーを1分間に100回振盪した後、25℃にて1時間
静置した。その後、液上面から30mLを抜き取り、グ
ラスフィルターにて濾過した後、105℃にて、グラス
フィルターを乾燥させ、グラスフィルター上の残査の質
量を測定し、次式により分散性を算出した。 分散性能(%)={グラスフィルターの残査質量(g)
/3(g)}×100
【0077】<トルエンの乳化性能試験方法>容量20
mLの共栓付目盛り付き試験管に、上記界面活性剤の
0.5%水溶液5mLとトルエン5mLを加えた。次
に、その試験管を1分間に100回振盪した後、25℃
にて1時間静置した。その後、乳化層の容量(mL)を
測定し、次式により乳化性を算出した。 乳化性能(%)={乳化層の容量(mL)/10(m
L)}×100
【0078】
【0079】<<実施例3>>本発明の界面活性剤
(1)、(9)、(13)、及び比較品1、2につい
て、JIS−K−0102の方法に従い、生分解性の試
験を行った。即ち、BODは生物化学的酸素消費量であ
って、水中の好気性微生物によって消費される溶存酸素
の量である。ここでは、試料を希釈水で希釈し、20℃
で5日間放置したときに消費された溶存酸素の量であ
る。また、TODは各試料の化学構造から求められる定
数である。結果を以下の表4に示す。
【0080】
【0081】<<実施例4>>本発明の界面活性剤
(1)〜(16)及び比較品1、2について、乳化重合
用乳化剤としての性能を見るために、スチレン/アクリ
ル酸エチル/アクリル酸の混合物をモノマーとして乳化
重合を行なった。尚、本発明の界面活性剤(1)、
(2)及び(8)は、それぞれ界面活性剤(4)を25
重量%併用して試験した。得られたポリマーエマルジョ
ンについて、その粒径、凝集物量、機械安定性、発泡
性、及びポリマーエマルジョンから得られるフィルムに
ついての耐水性を測定した。その結果を表5に示す。
【0082】<重合方法>還流冷却器、攪拌機、滴下ロ
−ト及び温度計を備えた反応容器に脱イオン水120g
を仕込み、系内を窒素ガスで置換した。別に混合モノマ
ー(スチレン/アクリル酸エチル/アクリル酸=49/
49/2質量比)100gに本発明の界面活性剤(1)
〜(16)又は比較品1、2を4g溶解し、この内の1
0gと過硫酸アンモニウム0.08gを反応容器に加
え、60℃で重合を開始した。そして残りのモノマーと
界面活性剤の混合物を2時間にわたって反応器内に連続
的に滴下し、滴下終了後2時間熟成しポリマーエマルジ
ョンを得た。
【0083】<粒径>重合後の上記ポリマーエマルジョ
ンの粒径を、電気泳動光散乱光度計(ELS−800、
大塚電子製)を使用し、25℃にて測定した。
【0084】<凝集物量>重合後の上記ポリマーエマル
ジョンを325メッシュの金網でろ過し、ろ過残渣を水
で洗浄後、105℃にて2時間乾燥させ、この質量を測
定し固形分に対する質量%で表した。
【0085】<機械安定性>重合後の上記ポリマーエマ
ルジョンをディスパーにて、2,000rpmで2分間
攪拌した後、上記の方法で凝集物量を測定し、機械安定
性を評価した。
【0086】<発泡性>重合後の上記ポリマーエマルジ
ョンを水で2倍に希釈し、この希釈エマルジョン20m
Lを100mLの目盛り付き試験管に入れ、10秒間上
下に激しく振盪させ、振盪直後及び5分後の泡量を測定
した。
【0087】<フィルムの耐水性>重合後の上記ポリマ
ーエマルジョンをガラス板に塗布して厚さ0.2mmの
フィルムを作成し、このフィルムを50℃の水に浸漬
し、白化してフィルムを通して8ポイントの文字が判別
できなくなるまでの時間を測定し、耐水性を評価した。
評価の基準は以下のとおりである。 ○:24時間以上経過しても文字が判別できた。 △:1時間以上経過すると文字が判別できなくなった。 ×:1時間未満で文字が判別できなくなった。
【0088】 *:本発明品1、2、8はそれぞれ本発明品4を25%
併用した。
【0089】<<実施例5>>本発明の界面活性剤
(1)〜(14)、(16)及び比較品1、2につい
て、懸濁重合用分散剤としての性能を見るために、塩化
ビニルをモノマーとして懸濁重合を行ない、得られた樹
脂に対して以下の試験法により試験を行った。結果を表
6に示す。
【0090】<重合方法>実施例5と同様の反応装置に
脱イオン水100g、本発明の界面活性剤(1)〜(1
4)、(16)又は比較品1、2を2g及びジ−2−エ
チルヘキシルパーオキシカーボネート0.2gを仕込
み、反応装置内を7kPaとなるまで脱気して酸素を除
いた後、塩化ビニルモノマーを100g仕込み、回転数
500rpmで攪拌下に57℃に昇温して重合を行っ
た。重合開始時、オートクレーブ内の圧力は0.8MP
aであったが、重合開始7時間後、0.4MPaとなっ
たので、この時点で重合を停止し、未反応の塩化ビニル
モノマーをパージし、内容物を取り出し脱水乾燥した。
【0091】<粒径分布>得られた樹脂粒子のうち25
0メッシュの篩(タイラーメッシュ基準の金網)を通過
しない粒子の質量割合を測定した。
【0092】<耐水性試験>以下の配合でゾルを調整
し、ゾルを0.5mm厚として190℃で10分間加熱
してシートとしたものを、23℃の水中に24時間浸漬
した後の光透過率を測定した。 得られた樹脂 50部 フタル酸−ジ−2−エチルヘキシル 30部 Ba/Zn系安定剤 1部
【0093】<熱性安定性試験>耐水性試験に共したも
のと同じゾルをアルミニウム製モールドに注入し、19
0℃の熱風雰囲気下で30分後の色調の変化をA(変化
少)〜E(変化大)の5段階で評価した。
【0094】
【0095】<<実施例6>>本発明の界面活性剤
(1)〜(16)及び比較品1、2について、樹脂改質
剤としての性能を見るために、スチレンの溶液重合を行
ない、得られた樹脂に対して以下の試験法により試験を
行った。尚、樹脂改質剤未添加のものをブランクとし
た。結果を表7に示す。
【0096】<重合方法>実施例4と同様の反応容器に
キシレン100gを仕込み、系内を窒素ガスで置換し
た。別にスチレン150g、本発明の界面活性剤(1)
〜(16)又は比較品1、2を15g、過酸化ベンゾイ
ル2g、ジ・ターシャリブチルパーオキシド1gの混合
溶液を調整し、反応温度130℃で上記混合溶液を2時
間にわたり反応器内に連続的に滴下した。更に、キシレ
ン10g、過酸化ベンゾイル0.5g、ジ・ターシャリ
ブチルパーオキシド0.5gの混合溶液を滴下し、2時
間反応させた。その後冷却して、ポリマー溶液を得た。
【0097】<防曇性>ガラス板上に、上記ポリマー溶
液を塗布して、0.2mm厚のポリマーフィルムを作製
し、このポリマーフィルムに対する水の接触角を測定す
ることにより防曇性を評価した。
【0098】<帯電防止性>上記ポリマーフィルムを温
度20℃、湿度50%の雰囲気中に24時間放置後、表
面固有抵抗を測定した。その後、家庭用台所洗剤で洗浄
処理し、イオン交換水で十分に洗った後、表面の水分を
乾燥除去してから温度20℃、湿度50%の雰囲気中に
24時間放置後、表面固有抵抗を測定することにより帯
電防止性を評価した。
【0099】<帯電防止効果及び防曇性の持続性>上記
帯電防止効果及び防曇性の試験をした後のポリマーフィ
ルムを、水を含ませた脱脂綿で50回水拭きした後、温
度20℃、湿度35%の雰囲気中に30分間放置後、表
面固有抵抗値及び水の接触角を測定した。
【0100】
【0101】
【発明の効果】本発明の効果は、環境に対する影響が大
きいとされるノニルフェニル基等のフェニルエーテル基
を含有せず、フェニルエーテル基を含有する反応性界面
活性剤と同等の性能を有する界面活性剤を提供したこと
にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 59/60 C07C 59/60 59/90 59/90 217/28 217/28 305/10 305/10 C07F 9/09 C07F 9/09 K C08F 2/18 C08F 2/18 2/24 2/24 A (72)発明者 小宮 薫 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4D077 AA03 AA05 AA08 AB03 AB14 AC01 AC05 BA02 BA13 BA14 DD29Y DE09Y DE10Y DE29Y DE32Y DE34Y 4H006 AA03 AB68 BN10 BP10 BR10 BS10 BS70 BU50 GP01 GP10 4H050 AA03 AB68 4J011 JA13 JB26 KA03 KA04 KA05 KA06 KA07 KB08 KB29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) (式中、R1〜R4は水素原子又はアルキル基を表わし、
    5及びR6は水素原子又はメチル基を表わし、AOは炭
    素数2〜4のオキシアルキレン基を表わし、Xは水素原
    子又はイオン性親水基を表わし、sは0又は1の数を表
    わし、mは0〜12の数を表わし、nは0〜1,000
    の数を表わす。但し、R1〜R4のうち少なくとも2つが
    直鎖アルキル基であるか、又はR1〜R4のうち少なくと
    も1つが分岐アルキル基でなければならない。)で表わ
    される界面活性剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、Xが、アニオン
    性親水基である請求項1に記載の界面活性剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)において、Xが、−SO3
    M、−R7−SO3M、−R8−COOM、−PO32
    −PO3MH又は−CO−R9−COOM(式中、Mは水
    素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子又は
    アンモニウム(但し、アルカリ土類金属原子は1/2)
    を表わし、R7は及びR8はアルキレン基を表わし、R9
    は2塩基酸又はその無水物からカルボキシル基を除いた
    残基を表わす。)で表わされるアニオン性親水基である
    請求項1又は2に記載の界面活性剤。
  4. 【請求項4】 一般式(1)において、Xが、カチオン
    性親水基である請求項1に記載の界面活性剤。
  5. 【請求項5】 一般式(1)において、Xが、−R10
    NR111213・Y、又は−Z−NR111213・Y
    (式中、R10はアルキレン基を表わし、R11〜R13は炭
    素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルカノール
    基又はベンジル基を表わし、Yはハロゲン原子又はメチ
    ル硫酸基を表わし、Zは−CH2CH(OH)CH2−又
    は−CH(CH2OH)CH2−で表わされる基を表わ
    す。)で表わされるカチオン性親水基である請求項1又
    は4に記載の界面活性剤。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1項に記載の界
    面活性剤からなる乳化重合用乳化剤。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5の何れか1項に記載の界
    面活性剤からなる懸濁重合用分散剤。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5の何れか1項に記載の界
    面活性剤からなる樹脂改質剤。
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