JP2002274061A - 熱転写受像シート及びその製造方法 - Google Patents
熱転写受像シート及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2002274061A JP2002274061A JP2001080240A JP2001080240A JP2002274061A JP 2002274061 A JP2002274061 A JP 2002274061A JP 2001080240 A JP2001080240 A JP 2001080240A JP 2001080240 A JP2001080240 A JP 2001080240A JP 2002274061 A JP2002274061 A JP 2002274061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- transfer image
- receiving sheet
- perforation
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
く、全面に熱転写画像を有する印画物を切断装置等の設
備を具備しない単純な構造のプリンターで、安価に、ま
た容易に得ることができる、画像品質の優れた熱転写シ
ート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 熱転写受像シートは、カード型本体部と
該本体部の左右に連設された付属部とからなり、本体部
と付属部の境界に沿ってミシン目が刻設され、このミシ
ン目は該ミシン目に沿って付属部を本体部に対して折る
ことにより切り離し可能なマイクロミシン目である。
Description
ね合わせられ、サーマルヘッドやレーザー光を用いて熱
転写シートの昇華性染料が熱転写される熱転写受像シー
トであって、その端辺部に余白を生じることなく、全面
に熱転写画像が形成された転写物を得ることができる熱
転写受像シート及びその製造方法に関する。
熱転写シートを熱転写受像シートと重ね合わせ、サーマ
ルヘッドやレーザー光等の加熱手段により、熱転写シー
ト上の昇華性染料を熱転写受像シートに転写することに
より画像を形成する熱昇華型転写方式が用いられてい
る。
短時間の加熱によって多数のドットの集合からなる画像
の形成が可能である。また、このように形成された画像
は、使用する色材が染料であることから非常に鮮明であ
り、且つ透明性にすぐれているため、得られる画像は中
間調の再現性や階調性に優れ、極めて高精細な画像を得
ることができ、フルカラー銀塩写真に匹敵する高品質の
画像を得ることができる。
びソフトの発達により、熱転写方式は、コンピュータグ
ラフィックス、通信衛星による静止画像、CDROMそ
の他に代表されるディジタル画像及びビデオ等のアナロ
グ画像のフルカラーハードコピーシステムとして、その
市場を拡大している。
にわたっている。代表的なものとしては、印刷の校正刷
り、画像の出力、CAD/CAM等の設計及びデザイン
等の出力、CTスキャンや内視鏡カメラ等の各種医療用
分析機器、測定機器の出力用途、インスタント写真の代
替として、また身分証明書やIDカード、クレジットカ
ードその他のカード類への顔写真等の出力、さらには遊
園地、ゲームセンター、博物館、水族館等のアミューズ
メント施設における合成写真、記念写真、絵葉書として
の用途等をあげることができる。
の画像形成において、枚葉の熱転写受像シート上に端辺
部に余白のないように全面に画像を形成し、写真プリン
トと同様の用途に利用したいという要望が高くなってい
る。
には長尺体の受像シートを用い、熱転写により画像受像
シート上に形成した後、余白部を切断して除く方法が挙
げられている。しかし、この場合受像シートの供給シー
トの供給方式がロール状のシート供給部を有するプリン
タが必要であり、そのため切断装置を具備しなければな
らず、装置が複雑で、高価になってしまうという問題が
ある。
写画像を形成し、余白部を鋏で切り取ったり、予め受像
シートに切り取り用のミシン目を設けておき、画像形成
後に余白部をそのミシン目から切り取ることで取り除く
方法がある。しかし、前者の場合、鋏で切り取る際に、
鋏をわざわざ用意する等の手間がかかり、後者ではミシ
ン目にかかった部分の画像抜けが目立ち実用できるもの
ではない。それ故、端辺に余白を生じることなく、全面
に熱転写画像が形成された印画物を容易に、また満足で
きる品質で得ることはできなかった。
部を生じることなく、全面に熱転写画像を有する印画物
を切断装置等の設備を具備しない単純な構造のプリンタ
ーで、安価に、また容易に得ることができる、画像品質
の優れた熱転写シート及びその製造方法を提供すること
である。
は、上記の課題を解決するもので、基材上に染料受像層
を備える熱転写受像シートであって、カード型本体部と
該本体部の左右に連設された付属部とからなり、本体部
と付属部の境界に沿ってミシン目が刻設され、このミシ
ン目は該ミシン目に沿って付属部を本体部に対して折る
ことにより切り離し可能なマイクロミシン目であること
を特徴とする。
ば、本体部と付属部の間に折り取り可能なマイクロミシ
ン目に形成されているので、本体部及びミシン目に沿っ
た付属部の周縁部に画像を転写した後、付属部を折り取
った後において、本体部の端辺に生ずる画像抜け(白抜
け)は目立たない程度であり、印画物の美観が損なわれ
ることはない。
ン目は0.15〜0.35mmのカット部と0.15〜
0.30mmのアンカット部とからなるマイクロミシン目
に刻設されているのが望ましい。
関する課題を解決するもので、基材上に染料受像層を積
層してなる原反からのカード型本体部の左右両端に付属
部が連設された熱転写受像シートの周縁部の打ち抜きと
前記本体部と付属部の間へのミシン目の刻設をフレキシ
ブルロータリー刃を用いて同時に行うことを特徴とす
る。
トの周縁部の打ち抜きとミシン目を刻設を同時に行うこ
とにより能率的に熱転写受像シートを製造することがで
きる。しかもフレキシブルロータリー刃によりマイクロ
ミシン目を形成することができる。
シン刻設時の原反の流れ方向と垂直方向に刻設するのが
望ましい。原反流れ方向とミシン目の方向を同じにする
と、押し切りのため切断面が盛り上がることに起因す
る、加工時に発生する受容層面のしわがミシン目部のバ
リとなり、印画物の品位が低下する。
シブルロータリー刃の刃先角度は、25〜70°、好ま
しくは50〜60°であり、特に好ましくは実施例に挙
げるように50°である。50°のとき、加工時に押し
切りのため切断面が盛り上がることに起因する、加工時
に発生する受容層面のしわが発生しにくくなるので望ま
しい。
ロータリー刃のミシン目深さは、0.15〜0.80m
m、好ましくは0.25mm〜0.35mmであり、特に好
ましくは実施例に挙げるように0.27mmである。ま
た、ミシン目を0.15〜0.35mmのカット部と0.
15〜0.30mmのアンカット部とからなるマイクロミ
シン目に刻設するのが望ましい。
部をプレスロールで加圧して、平滑化してもよい。これ
によりミシン目刻設部分が平滑化され、熱転写画像にミ
シン目による転写ムラが生ずることがなくなる。また印
画物の端辺における画像抜け(白抜け)の発生も少なく
なる。
本発明について詳細に説明する。図1は本発明の熱転写
受像シートの平面図である。
カード型本体部1と該本体部1の左右に連設された付属
部2、2とからなる。本体部1と付属部2の境界に沿っ
てミシン目3,3が刻設されている。このミシン目3は
該ミシン目3に沿って付属部2を本体部1に対して折る
ことにより切り離し可能なマイクロミシン目である。画
像形成領域は本体部1並びにミシン3に沿った付属部の
端辺領域であり、一点鎖線4はその限界を示す。
示す。ここに例示する熱転写受像シートは基材11と染
料受容層12とからなる。
ン目が0.15〜0.35mmのカット部と0.15〜
0.30mmのアンカット部とからなるのが望ましい。ミ
シン目アンカット部が0.15mmより小さいと、ミシン
部の強度が弱いため、加工時にミシン部の破れが発生
し、また印画時にプリンター内で折れ曲がり印画抜けが
発生する。一方、0.35mmよりを大きくなると破断し
にくく、また破断した後のバリが大きいため品位が悪く
なる。
写した状態を示し、斜線を施した領域Aは熱転写された
領域を示す。また図4は転写後に付属部6をミシン目7
に沿って折り取った状態を示す。このように転写後に付
属部を折り取った後において、本体部の端辺に生ずる画
像抜け(白抜け)は目立たない程度であり、またコーナ
ー部にはミシン目は存在しないので、ミシン目に沿って
折り取った後のバリがコーナー部に存在して印画物の美
観が損なわれることはない。
を示す断面図である。基材11の一方の面上に、中間層
16を介して染料受容層12が積層され、基材11の他
方の面側に裏面層17が積層されており、図2に示す例
と同様にミシン目3が刻設されている。
他の例を示す断面図である。紙芯材20の一方の面側に
接着剤層23を介してミクロボイドを有するフィルム2
1を積層し、紙芯剤20の他方の面側に接着剤層24を
介してフィルム22を積層してなる基材11ののミクロ
ボイドを有するフィルム21の上に染料受容層12が積
層され、フィルム22には裏面層17が積層されてお
り、図2に示す例と同様にミシン目3が刻設されてい
る。
いう役割を有すると共に、画像形成時に加えられる熱に
耐え、また取り扱い上支障のない機械的特性を有する材
料が望ましく、例えば、ポリエステル、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、 セルロース誘導体、ポリエチレン・
酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロ
ン、ポリエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテ
ルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロ
アルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テ
トラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロプロ
ピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリ
デンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたは
シートを基材として使用できる。
トのほかに、これらのプラスチックに白色顔料や充填剤
を加えて成膜したた白色フィルム、或いは内部に空隙
(ミクロボイド)を有するシート、他にコンデンサーペ
ーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙(ポリオレフィン
系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、
キャストコート紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、
合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロー
ス繊維等を基材として用いることができる。
み合わせて接着剤層により貼り合わせた貼り合わせ基材
も使用できる。この貼り合わせ基材は、セルロース繊維
紙やプラスチックフィルム等の芯材に接着剤層を用い
て、合成紙や内部に空隙(ミクロボイド)を有するフィ
ルム等のクッション性のある貼合材と貼り合わせて構成
することができる。尚、貼り合わせ基材は、芯材の片側
に、貼合材を張り合わせたもの、或いは芯材の両側に貼
合材を貼り合わせたものの何れでもよい。
14(図3)は、接着剤を主体として構成される。接着
剤としては、接着機能を有するものであれば、特に制限
はなく、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無
水マレイン酸樹脂等のポリオレフイン系樹脂、エポキシ
系樹脂、ユリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等
を使用できる。中でもアクリル系樹脂の反応型のもの
や、変性したもの等を好ましく使用することができる。
と、接着力も向上し、耐熱性も上がるので好ましい。硬
化剤としては、イソシアネート化合物が一般的である
が、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、
酸無水物等も使用することができる。
料受容層12は従来公知のものを使用することができ
る。例えば、受容層12は、色材を転写または染着し易
い樹脂を主成分とするワニスに、必要に応じて、離型剤
等の各種添加剤を加えて構成する。
リプロピレン等のポリオレフイン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸
ビニル、ポリアクリル酸エステル等ビニル系樹脂、及び
その重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ボリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等
のオレフインと他のビニル系モノマーとの共重合体、ア
イオノマー、セルロース誘導体等の単体、又は混合物を
用いることができ、これらの中でもポリエステル系樹
脂、及びビニル系樹脂が好ましい。
転写シートと熱融着してしまうのを防止するために、離
型剤を配合してもよい。離型剤として、シリコーンオイ
ル、燐酸エステル系可塑剤、フッ素系化合物を用いるこ
とかができるが、その中でもシリコーンオイルが好まし
い。離型剤の添加量は、受容層形成樹脂100質量部に
対して2〜30質量部が好ましい。離型剤は受容層の材
料に添加混合するのに代えて受容層の表面に離型剤層を
積層するようにしてもよい。また受容層中には必要に応
じて蛍光漂白剤その他の添加剤を添加してもよい。
16(図3)を設けてもよい。中間層の機能として、耐
溶剤性能、バリア性能、接着性能、白色付与能、隠蔽性
能、クッション性付与、耐電防止性などが挙げられる。
このような中間層に様々な役割を担わせることで熱転写
受像シートに優れた機能を付加することができる。例え
ば、ポリオレフイン系樹脂、ビニル系共重合体樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリアミド樹脂などの弾性変形や組
成変形の大きな樹脂からなる中間層を用いて、熱転写受
像シートの印字感度を向上させたり、画像のざらつきを
防止することができる。その他、ガラス転移温度が60
℃以上の樹脂や、硬化剤等により硬化させた樹脂からな
る中間層を設けた場合は、熱転写受像シートを重ねて保
存したときにシート同士が密着してしまうのを防止する
ことができる。
インダーに、帯電防止性を有する導電性物質、例えば導
電性針状結晶(チタン酸カリウム、酸化チタン、硼酸ア
ルミニウム、炭化珪素、窒化珪素等の針状結晶の表面を
導電剤で処理したもの)を分散して形成してもよい。帯
電防止性を付与することで、熱転写受像シートの熱転写
プリンターの供給時にダブルフィード等の搬送トラブル
を防止することができる。
熱転写受像シートの搬送性の向上や、カール防止等の目
的で、裏面層17(図2、図3)を設けることができ
る。裏面層として、アクリル樹脂、セルロース系樹脂、
ポリカーカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリ
マー等の樹脂中に、添加剤として、アクリル系フィラ
ー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエ
チレンワックス等の有機系フィラー及び二酸化珪素や金
属酸化物等の無機フィラーを加えたものを使用すること
ができる。
脂からなるものが好ましい。さらに、裏面層中には添加
剤として有機フィラーまたは無機フィラーを添加しても
よい。これらのフィラーの働きでプリンター内での熱転
写受像シートの搬送性が向上し、またブロッキングが防
止されるなど熱転写受像シートの保存性も向上する。有
機系フィラーとして、アクリル系フィラー、ポリアミド
系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックス
などが挙げられる。また無機フィラーとしては二酸化珪
素や金属酸化物が挙げられる。
について説明する。本発明の製造方法においては、熱転
写受像シートの原反の切断をマグネット芯に予め鉄板を
削り刃を形成し研磨したシート状の刃材を巻き付けたフ
レキシブルロータリー刃を用いて打ち抜きとミシン目刻
設を同時に行う。切断線の形状は図7に示すように熱転
写受像シートの打ち抜き部31とミシン目刻設部31と
からなる。
ブルロータリー刃は刃先角度が25〜70°、好ましく
は50〜60°のものであり、特に好ましくは実施例に
挙げるように50°のものである。特に、50°を選択
するとき、打ち抜き及びミシン目刻設加工時に受容層面
に押切りのため切断面が盛り上がることに起因するしわ
が発生しにくくなるので望ましい。
向に対して垂直であるのが望ましい。なぜならば、原反
の流れ方向とミシン目を入れる方向を同じにすると加工
時に受容層面に受容層面に押切りのため切断面が盛り上
がることに起因するしわが発生し、ミシン目部のバリと
なり印画物の品位を低下させるからである。
シブルロータリー刃のミシン目深さは、0.15〜0.
80mm、好ましくは0.25mm〜0.35mmであり、特
に好ましくは実施例に挙げるように0.27mmである。
ミまた、ミシン目を0.15〜0.35mmのカット部と
0.15〜0.30mmのアンカット部とからなるマイク
ロミシン目に刻設するのが望ましい。
目の部分をプレスロール等で加圧して平滑化するのがよ
い。これによってミシン目に生じたバリを平滑化するこ
とができる。このとき適度の圧力で加圧することが大切
であり、強すぎるとプレスロールの後が筋状に残ってし
まい画像抜けとなる。
方の面側に内部にミクロボイドを有するポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東洋紡(固形分)製、FK00
3、厚さ38μm)を下記組成の接着剤層5.0g/m2 (
固形分)を用いて貼り合わせ、更に上質紙の他方の面側
に先に使用したのと同じ接着剤層5.0g/m2(固形分)
を用いてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ
(株)製、T−60、厚さ25μm)を貼り合わせ、貼
り合わせ基材を作製した。
イドを有するポリエチレンテレフタレートフィルムの面
に下記組成の中間層用インキをバーコーターにより塗布
量2.0g/m2で塗布し、ドライヤーで乾燥して中間層を
形成し、その後、中間層上に下記組成の受容層用塗工液
をバーコーターにより乾燥時塗布量5.0g/m2に塗布
し、ドライヤーで乾燥後、更に100℃のオーブンで3
0秒間乾燥して染料受容層を形成した。また、基材の裏
面側のポリエチレンテレフタレートフィルム(T−6
0)の上に下記組成の裏面層塗工液をバーコーターによ
り乾燥時塗布量5.0g/m2で塗布し、ドライヤーで乾燥
して、熱転写受像シートを作製した。
mm×86mmのカードサイズの本体部ノ左右に13mm×4
6mmの付属部がついた熱転写受像シートの周縁部の打ち
抜きと同時に本体部と付属部の間へのにカット部/アン
カット部=0.25mm/0.20mmのマイクロミシン目
の刻設をフレキシブルロータリーダイ(フレキシブルロ
ータリー刃の刃先角度、ミシン目深さ0.27mm)によ
って同時に行い、本発明の熱転写受像シートを作製し
た。
と、市販の昇華性熱転写シートを、受容層と染料層を重
ね合わせ、付属部をプリンターに固定し、熱転写シート
の裏面からサーマルヘッドで加熱し、テストパターンの
熱転写画像を形成した。印字条件は、線密度が300d
piのサーマルヘッドを搭載した256階調制御が可能
な熱転写プリンターを使用し、パルス幅が1ms、記録周
期が2.0ms/line、記録エネルギーが3.0J /cm2
で、画像を形成した。そのときの熱転写画像の形成領域
はミシン目を越えて付属部の端辺領域に達するものであ
った。
折り取り印画物を得た。得られた印画物はミシン目で切
り離された端辺に画像抜け(白抜け)が目立たなく、全
面に熱転写画像を有し、優れた画像品質を有するもので
あった。
る熱転写受像シートは基材上に染料受像層を備える熱転
写受像シートであって、本体部と付属部とからなり、本
体部と付属部の境界に沿ってミシン目が刻設され、この
ミシン目は該ミシン目に沿って付属部を本体部に対して
折ることにより切り離し可能なマイクロミシン目である
ことを特徴とするので付属部を利用してプリンターに固
定し熱転写画像を形成した後マイクロミシン目に沿って
付属部を折り取り分離して端辺部に画像抜け(白抜け)
のない優れた画像品質の印画物を得ることができる。
造方法によれば、基材上に染料受像層を積層してなる原
反からのカード型本体部の左右両端に付属部が連設され
た熱転写受像シートの周縁部の打ち抜きと前記本体部と
付属部の間へのミシン目の刻設をフレキシブルロータリ
ー刃を用いて同時に行うことにより効率良く熱転写受像
シートを作製することができる。
す図である。
転写受像シートの断面図である。
発明の熱転写受像シートの断面図である。
刃の形状を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 基材上に染料受像層を備える熱転写受像
シートであって、カード型本体部と該本体部の左右に連
設された付属部とからなり、本体部と付属部の境界に沿
ってミシン目が刻設され、このミシン目は該ミシン目に
沿って付属部を本体部に対して折ることにより切り離し
可能なマイクロミシン目であることを特徴とする熱転写
受像シート。 - 【請求項2】 ミシン目が0.15〜0.35mmのカッ
ト部と0.15〜0.30mmのアンカット部とからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。 - 【請求項3】 基材上に染料受像層を積層してなる原反
からのカード型本体部の左右両端に付属部が連設された
熱転写受像シートの周縁部の打ち抜きと前記本体部と付
属部の間へのミシン目の刻設をフレキシブルロータリー
刃を用いて同時に行うことを特徴とする熱転写受像シー
トの製造方法。 - 【請求項4】 ミシン目をミシン目刻設時の原反の流れ
方向と垂直方向に刻設することを特徴とする請求項3に
記載の熱転写受像シートの製造方法。 - 【請求項5】 フレキシブルロータリー刃の刃先角度は
25〜70°、好ましくは50°乃至60°であること
を特徴とする請求項3に記載の熱転写受像シートの製造
方法。 - 【請求項6】 フレキシブルロータリー刃のミシン目深
さは0.15mm〜0.35mm、好ましくは0.25〜
0.35mmであることを特徴とする請求項3に記載の熱
転写受像シートの製造方法。 - 【請求項7】 ミシン目を0.15〜0.35mmのカッ
ト部と0.15〜0.30mmのアンカット部とからなる
マイクロミシン目に刻設することを特徴とする請求項4
に記載の熱転写受像シートの製造方法。 - 【請求項8】 ミシン目の加工後に、ミシン目刻設部を
プレスロールで加圧して、平滑化することを特徴とする
請求項4に記載の熱転写受像シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080240A JP2002274061A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080240A JP2002274061A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002274061A true JP2002274061A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18936555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001080240A Pending JP2002274061A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002274061A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016032910A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
WO2017056970A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2017177784A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2019130680A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シートならびに熱転写受像シートの製造方法 |
JP2019195977A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写記録媒体用受像紙 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080240A patent/JP2002274061A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016032910A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
WO2017056970A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP6146556B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-06-14 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
KR20180063062A (ko) | 2015-09-30 | 2018-06-11 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 열전사 수상 시트 |
US10350927B2 (en) | 2015-09-30 | 2019-07-16 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer image-receiving sheet |
KR102443828B1 (ko) | 2015-09-30 | 2022-09-15 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 열전사 수상 시트 |
JP2017177784A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2019130680A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シートならびに熱転写受像シートの製造方法 |
JP2019195977A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写記録媒体用受像紙 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4478350B2 (ja) | 中間転写記録媒体及びその製造方法と画像形成方法 | |
JP2004181888A (ja) | 昇華転写用受像シート | |
EP0919397B1 (en) | Method for producing thermal dye transfer images on magnetic substrates | |
JP2540494B2 (ja) | 透過原稿作成用被熱転写シ−ト | |
JP2002274061A (ja) | 熱転写受像シート及びその製造方法 | |
JPH10291376A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP4202570B2 (ja) | 熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法 | |
JPH11291646A (ja) | 中間転写フィルム | |
JP2007008170A (ja) | 熱転写受像シートの製造方法 | |
JP2005096206A (ja) | 熱転写受像シートおよびその製造方法 | |
JP2002337458A (ja) | 画像形成方法及び中間転写記録媒体 | |
JP2004330442A (ja) | 熱転写受像シート及びその製造方法 | |
JP3183085B2 (ja) | 感熱被転写記録基材及び感熱被転写記録媒体 | |
JP2001191653A (ja) | 熱転写受像シート | |
JPH1086534A (ja) | 熱転写受像シート | |
JPH10100495A (ja) | 熱転写受像シートの作成方法及びその作成装置 | |
JP2607109Y2 (ja) | 印字用シート | |
JPH09300834A (ja) | 熱転写受像シート | |
JPH0881101A (ja) | 熱転写受像シートロール | |
JPH09300832A (ja) | 熱転写受像シート | |
JPH11245527A (ja) | ロール状熱転写受像シート | |
JPH11268429A (ja) | ロール状熱転写受像シート | |
JPH06106864A (ja) | 昇華型熱転写用受像媒体 | |
JPH11123879A (ja) | ロール状熱転写受像シート | |
JPH0952321A (ja) | 感熱被転写記録基材及び感熱被転写記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060403 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20061101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080822 |