JP4202570B2 - 熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写シートと重ね合わせ、サーマルヘッドやレーザー光をデバイスとして、昇華性染料の色材を熱転写することにより画像が形成される熱転写受像シートに関し、端辺に余白を生じることなく、全面に熱転写画像が形成された画像形成物を容易に得ることができるものであり、また、その熱転写受像シートの製造方法と、その熱転写受像シートの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、熱転写方式を用いて被転写体に文字や画像を形成することが行われている。熱転写方式としては、感熱昇華型転写方式と感熱溶融型転写方式が広く用いられている。このうち、感熱昇華型転写方式は、昇華性染料を色材とし、それを画像情報に応じて発熱制御されたサーマルヘッドやレーザー光等の加熱デバイスを用いて、熱転写シート上の昇華性染料層中の染料を熱転写受像シート等の被転写体に移行させて画像を形成させる方式である。
【0003】
この感熱昇華型転写方式は、極めて短時間の加熱によってドット単位で染料の移行量を制御できる。このように形成された画像は、使用する色材が染料であることから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れているため、得られる画像は中間調の再現性や階調性に優れ、極めて高精細な画像を得ることができる。このため、フルカラー銀塩写真に匹敵する高品質の画像を得ることができる。
【0004】
マルチメディアに関連した様々なハードおよびソフトの発達により、この熱転写方式は、コンピューターグラフィックス、衛星通信による静止画像そしてCDROMその他に代表されるデジタル画像およびビデオ等のアナログ画像のフルカラーハードコピーシステムとして、その市場を拡大している。
【0005】
この熱転写方式による熱転写受像シートの具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものとしては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAMなどの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンター、博物館、水族館などのアミューズメント施設における合成写真、記念写真、絵ハガキとしての用途などをあげることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような熱転写方式の画像形成において、枚葉の熱転写受像シートの受像側の全面に画像形成し、端辺に余白がなく、写真プリントと同様の用途で使用したい要望が高くなっている。
それに対して、例えば、特開平8−169129にあるように、画像形成時には長尺体の受像シートを用いて、画像形成後に、余白部を切断する方法が挙げられているが、受像シートの供給方式がロール状のプリンターとなり、切断装置が必要となったり、装置が複雑で、高価になってしまうという問題がある。
【0007】
また、枚葉の受像シートを供給して、熱転写画像を形成し、余白部を鋏で切り取ったり、予め受像シートに切り取り用のミシン目を設けておき、画像形成後に余白部をそのミシン目から切り取ることで取り除くことが挙げられる。しかし、前者の場合、鋏で切り取る際に、鋏をわざわざ用意する等の手間がかかり、後者ではミシン目にかかった部分の画像に抜けが目立ち実用できるものではない。
このように、端辺に余白を生じることなく、全面に熱転写画像が形成された画像形成物を容易に、また満足できる品質で得られなかった。
【0008】
したがって、上記課題を解決するために、本発明の目的は、画像形成物の端辺に余白を生じることなく、全面に熱転写画像を有する印画物を単純なプリンターで、安価に、また容易に入手でき、画像品質の優れた熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基材上に、染料受容層を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有する熱転写受像シートの製造方法において、該基材上に染料受容層を形成した後に、ミシン目加工を熱転写受像シートの受容層面から行い、その後にミシン目が形成された部分を熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧して、平滑化し、かつ該ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾になるように、ミシン目のカット部の寸法を0.2〜0.25mm、アンカット部の寸法を0.25〜0.38mmにしてミシン目加工を行うことを特徴としている。
【0011】
本発明の熱転写受像シートは、基材上に、染料受容層を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有し、該ミシン目が形成された部分は熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧して、平滑化され、かつ該ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾であるもので、熱転写画像にミシン目による転写ムラ等が生じることなく、また該ミシン目で折って、ミシン目を間にして左右の部分を分離して、端部を取り除いて、画像形成物の端辺に画像抜け(白抜け)が目立たなく、全面に熱転写画像を有する印画物を容易に入手することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、本発明を更に詳しく説明する。
図1は、本発明の熱転写受像シートの一例を示す断面図である。熱転写受像シートは、基材1上に染料受容層2を設けていて、画像形成領域5内に、折って切り離し可能なミシン目3、4がある。
また、図2に本発明の熱転写受像シートの他の例を示す断面図であり、基材1上に、中間層6を介して、染料受容層2を設け、また基材1の他方の面に、裏面層7を設けたものであり、画像形成領域5内に、折って切り離し可能なミシン目3、4、8、9が設けてある。
【0013】
図3は、本発明の熱転写受像シートの他の例を示す断面図であり、基材1が紙10芯材の一方の面に、ミクロボイドを有するフィルム11を接着剤層13を介して設け、また紙10芯材の他方の面に、フィルム12を接着剤層14を介して設け、ミクロボイドを有するフィルム11の上に染料受容層2を設け、フィルム11の上には、裏面層7を設けた構成であり、画像形成領域5内に、折って切り離し可能なミシン目3、4が設けてある。
【0014】
以下に、本発明の熱転写受像シートの構成する各層とミシン目、その形成方法と熱転写受像シートの製造方法及び熱転写受像シートの使用方法について説明する。
(基材)
熱転写受像シートに用いる基材1としては、受容層を保持するという役割を有するとともに、画像形成時に加えられる熱に耐え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望ましい。このような基材の材料は特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートが使用でき、特に限定されない。
【0015】
上記にあげたものやこれらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色フィルム、あるいは基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するシート、他にコンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を用いることができる。上記の基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するものは、従来公知のものでよく、例えば、東洋紡績株式会社製のトヨパールSSP4255(厚み35μm)、モービルプラスチックヨーロッパ製のMW247(厚み35μm)等の基材内部にミクロボイド(微細な空孔)を有するポリプロピレンフィルム、ダイヤホイル株式会社製のW−900(50μm)、東レ株式会社製のE−60(50μm)等の内部にミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく使用される。
【0016】
また、基材として、上記の基材の複数の任意の組合わせで、接着剤層により貼り合わせた基材、すなわち貼り合わせ基材も使用できる。貼り合わせ基材は、セルロース繊維紙やプラスチックフィルム等の芯材に接着剤層を用いて、合成紙や基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するフィルム等のクッション性のある貼合材と貼り合わせることができる。尚、貼り合わせ基材は、芯材の片側に、貼合材を貼り合わせても、芯材の両側に貼合材を貼り合わせたものでも、いずれでも良い。貼り合わせの方法は、ドライラミネ−ション、ウエットラミネ−ション、ノンソルベントラミネーション、ECラミネ−ション、ヒ−トシ−ル等公知の方法を使用することができる。接着剤層は、芯材側に塗工してもよいし、貼合材側に塗工してもよいが、芯材に紙を用いる場合は紙の地合いを効果的に消すために、紙側に塗工することが好ましい。また、上記の基材の表面及び又は裏面に、コロナ放電処理等の易接着処理した基材も使用できる。
【0017】
(接着剤層)
貼り合わせ基材で使用する接着剤層13、14は、接着剤を主体として構成される。接着剤としては、接着機能を有するものであれば、特に制限はなく、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用できる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等が好ましく使用することができる。
【0018】
また、接着剤を硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。接着剤層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥する。
【0019】
(受容層)
基材上に設ける受容層2は、従来公知のものが使用できる。例えば、受容層2は、色材を転写または染着し易い樹脂を主成分とするワニスに、必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成する。
染着し易い樹脂は、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、及びその共重合体、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリプチレンテレフタレ−ト等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマ−との共重合体、アイオノマ−、セルロ−ス誘導体等の単体、又は混合物を用いることができ、これらの中でもポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好ましい。
【0020】
受容層は、画像形成時に熱転写シ−トとの熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。離型剤は、シリコ−ンオイル、リン酸エステル系可塑剤、フッ素系化合物を用いることができるが、この中でもシリコ−ンオイルが好ましく用いられる。離型剤の添加量は、受容層形成樹脂に対して0.2〜30質量部が好ましい。離型剤は、上述のように受容層に添加してもよいが、受容層表面に上述の材料を用いて別途形成しても良い。受容層中には、必要に応じて蛍光増白剤その他の添加剤を添加してもよい。受容層の塗布は、ロ−ルコ−ト、バ−コ−ト、グラビアコ−ト、グラビアリバ−スコ−ト等の一般的な方法で行なわれる。そして、その塗布量は0.5〜10g/m2(固形分換算)が好ましい。
尚、熱転写受像シートは、基材を適宜選択することによって、郵便葉書、各種カード類、透過型原稿作成用シート等の多くの用途に適用することができ、その基材が染着性のあるものであれば、受容層を設けないで、基材自体の上に熱転写画像を形成することも可能である。
【0021】
(中間層)
本発明においては、基材と受容層の間に各種の樹脂からなる中間層6を設けることもできる。中間層の機能として、耐溶剤性能、バリア性能、接着性能、白色付与能、隠蔽性能、クッション性、帯電防止性などが挙げられるが、これらに限定されることなく、従来公知の中間層全てが使用できる。このような中間層に様々な役割を担わせることで熱転写受像シートに優れた機能を付加することができる。例をあげると、クッション性を付与する樹脂として、弾性変形や塑性変形の大きな樹脂、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ビニル系共重合体樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを用いて、熱転写受像シートの印字感度を向上させたり、画像のざらつきを防止することができる。その他、ガラス転移温度が60℃以上の樹脂や、硬化剤等により硬化させた樹脂を用いて中間層を設けた場合には、熱転写受像シートを複数枚重ねて保存したときにシート同士が密着してしまうのを防止するなど、熱転写受像シートの保存性能を向上させることができる。
【0022】
本発明の熱転写受像シートの中間層では、熱可塑性樹脂からなるバインダーに、帯電防止性を有した導電性物質として、例えば導電性針状結晶を分散して形成することが好ましく行われる。この帯電防止性をもたせることで、熱転写受像シートの熱転写プリンターの供給時のダブルフィード等の搬送トラブルを防止することができる。その導電性針状結晶は針状結晶の表面を導電剤で処理することにより得られる。針状結晶としては、チタン酸カリウム、酸化チタン、ホウ酸アルミニウム、炭化珪素、窒化珪素等が挙げられる。そして、白色に着色させる点からTiO2系化合物が好ましく、さらに分散に対する安定性を考慮する必要があるが、分散強度に対する導電性の安定度という点でTiO2は硬度が高く、非常に優れており好ましい。硬度が低い場合には、分散時に結晶が折れ、導電性の低下を招くとともに塗料化時の若干の分散の変動で導電性が変化する問題が生じる。導電剤としては、SnO2/Sb系、InO3/Sn系、ZnO/Al系が一般に知られており用いることができるが、導電性、安定性、コスト等を考慮した場合、SnO2/Sb系が最も好ましい。
【0023】
導電性針状結晶の添加量としては、樹脂バインダーに対し1質量%〜500質量%程度まで添加することが可能であるが、少なすぎる場合には安定した導電性が得られず、また多すぎる場合にはコスト的にも不利であり、また着色の問題が発生する場合がある。よって、添加量としては樹脂バインダーに対し10質量%〜200質量%が好ましい。このような導電層である中間層には、白色度、隠蔽性、調色等の目的に応じて種々の顔料、染料、蛍光増白剤、その他添加剤を導電性を損ねないレベルで加えること可能である。
【0024】
(プライマー層)
基材の表面および/または裏面に、アクリル酸エステル樹脂やポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂などの接着性樹脂からなるプライマー層を塗布して、基材とその基材上に設ける層との接着性を向上させることができる。接着性樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体系樹脂等が挙げられる。
【0025】
(裏面層)
基材の受容層を設けた面と反対の面に、熱転写受像シートの搬送性の向上や、カール防止などのために、裏面層7を設けることができる。このような機能をもつ裏面層として、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリマー等の樹脂中に、添加剤として、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックスなどの有機系フィラー、及び二酸化珪素や金属酸化物などの無機フィラーを加えたものが使用できる。
【0026】
この裏面層として、上述の樹脂を硬化剤により硬化したものを使用することがさらに好ましい。硬化剤としては、一般的に公知のものが使用できるが、中でもイソシアネート化合物が好ましい。
さらに、上記裏面スリップ層中には、添加剤として、有機フィラーまたは無機フィラーを添加しても良い。これらのフィラーの働きで、プリンター内での熱転写受像シートの搬送性が向上し、また、ブロッキングを防ぐなど熱転写受像シートの保存性も向上する。有機フィラーとして、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックスなどがあげられる。この中では、特にポリアミド系フィラーが好ましい。また、無機フィラーとして、二酸化珪素や金属酸化物などがあげられる。
【0027】
(ミシン目)
本発明の熱転写受像シートでは、熱転写の画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目3、4、8、9を有している。
ミシン目として、ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾になるように加工することが望ましい。この範囲の折れ強度にすることで、ミシン目で1回折って、さらに折り返す程度で、切り離し可能となる。折れ強度が120gf/100mm巾未満であると、プリンターでの搬送中にミシン目から熱転写受像シートが切れたり、プリンターで使用する前にミシン目が切れていたり、トラブルとなる。一方、折れ強度が200gf/100mm巾を越えると、1回折って、さらに折り返す程度では切り離すことができず、またミシン目で切り離された切り口の毛羽立ちが目立ったりする等好ましくない。
【0028】
ここで、ミシン目での折れ強度とは、図4に示すように、ミシン目3の長さを100mmで切断して、ミシン目3を中央にして片側の熱転写受像シート23を水平板17に両面テープ等で固定し、他方の側の熱転写受像シート23を180°の角度で折り返す方向(図の矢印方向)に、200mm/minの引張り速度で引張り、ミシン目3が折れて切り離れた時の力を測定したものである。但し、その測定器はテンシロン引張り試験機を用いる。
上記範囲のミシン目での折れ強度にするには、熱転写受像シートの特に基材の厚さや強度に応じて、カット部15とアンカット部16の繰り返しからなるミシン目において(図4参照)、適宜、そのカット部とアンカット部の寸法を調整することになる。例えば、熱転写受像シートの基材の厚みが200μm程度で、カット部を0.2〜0.25mm、アンカット部を0.25〜0.38mm程度にして組み合わせたミシン目を用いることができる。
【0029】
また、ミシン目が形成された部分において、受容層面側からミシン目加工した場合、図5(a)に示すように、受容層側に、バリ18が発生しやすい。そのバリ18のために、熱転写受像シートの平面性が失われて、ミシン目3付近及びミシン目3にかかるように熱転写画像を形成して、そのミシン目を切り離して印画物を得る使用において、ミシン目付近の切り離した端辺に画像抜け(白抜け)が目立ち、印画物の体裁が低下し、つまり印字物の見栄えが悪く、好ましくない。したがって、ミシン目が形成された部分をプレスロールで加圧して、ミシン目に生じたバリを平滑化することが好ましい。これにより、ミシン目付近の切り離した端辺に画像抜け(白抜け)が目立たなく、画像品質の優れた熱転写受像シートが得られる。
【0030】
(熱転写受像シートの製造方法)本発明の熱転写受像シートの製造方法は、基材上に、染料受容層を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有する熱転写受像シートの製造において、該基材上に染料受容層を形成した後に、ミシン目加工を熱転写受像シートの受容層面から行い、その後にミシン目が形成された部分を熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧して、平滑化し、かつ該ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾になるように、ミシン目のカット部の寸法を0.2〜0.25mm、アンカット部の寸法を0.25〜0.38mmにしてミシン目加工を行うものである。
【0031】
ミシン目の加工方法としては、ミシン刃を取り付けた上型と台座の間に、熱転写受像シートを挿入し、上型を上下動させる方法や、図6に示すように、ロールシリンダーに平板状の横ミシン刃19を取り付け、そのミシン刃19と接触する圧胴22により、ミシン刃19と圧胴22の間に熱転写受像シート23を搬送させて、ロールシリンダーと圧胴を回転させて、熱転写受像シート23にミシン目3の加工を施す方法(いわゆる横ミシン目加工)や、図7に示すように、円盤状の縦ミシン刃20と、その縦ミシン刃20と接触する圧胴22を用いて、縦ミシン刃20と圧胴22の間に熱転写受像シート23を搬送させて、縦ミシン刃20と圧胴22を回転させて、熱転写受像シート23にミシン目3の加工を施す方法(いわゆる縦ミシン目加工)や、また熱転写受像シートに非接触で、YAGレーザー等のレーザー光を用いて、ミシン目加工を施すことも可能である。
【0032】
本発明の熱転写受像シートにミシン目加工を容易に、また大量に行うには上記の方法の中で、特に縦ミシン刃を用いてミシン目加工を行うことが好ましい。それは、縦ミシン刃による加工方法では、ミシン加工の位置合わせがX,Y軸の1軸のみで済み、簡単に行うことができるからである。尚、図1、3に示すようなミシン目を熱転写受像シートに2本平行に加工されたものは、縦ミシン刃を2枚用いて得られるが、図2に示すような熱転写受像シートにミシン目が縦と横方向に各2本ずつ形成されている場合には、一方向の2本は縦ミシン刃で形成し、他方向の2本は横ミシン刃で形成することが好ましい。
ミシン目は、そのミシン目の部分を手で折って切り離し可能なもので、好ましくはミシン目の部分で1回折って、さらに折り返す程度で、切り離し可能なものである。
【0033】
ミシン目加工を行った後に、ミシン目が形成された部分をプレスロールで加圧して、ミシン目に生じたバリを平滑化することが好ましい。すなわち、図8に示すように、縦ミシン刃の先端を切除して平坦化したようなプレスロール21を、バリの生じた部分に対応する裏面側から当てて、ミシン目3に沿って圧胴22とで加圧し、押さえ加工を施す。加圧の条件は、強すぎるとプレスロール21の跡が筋状に凹部となって残ってしまい画像抜けになり、好ましくない。また加圧が弱すぎると、ミシン目のバリを平滑化することができない。
【0034】
プレスロールは、図5(b)に示すようにロールの両側の角(エッジ)にRを付けて、プレスロールによる加圧の跡が熱転写受像シート、特に受容層面側で目立たないようにすることが好ましい。また、プレスロールによる加圧を熱転写受像シート全面に行うことも可能ではあるが、プレスロールにゴミ等が挟まったりして、押圧により熱転写受像シートに跡が周期的に付きやすく、好ましくない。したがって、幅が10mm以下程度のプレスロールでミシン目が形成された部分を加圧することが好ましい。
【0035】
図5(b)に示すようにミシン目のバリ18を平滑化するように、加圧条件を調整することになる。圧胴とプレスロールの両者の接触する表面の材質は、例えばステンレス鋼等の合金のような耐摩耗性に優れたものが好ましく用いられる。また、圧胴とプレスロールとの加圧条件は、熱転写受像シートの厚さや硬さにより適宜調整するが、例えば熱転写受像シートの搬送速度、つまり加圧する回転速度が30〜40m/分の場合で、2〜5kgf/4.5mm巾の加圧をすることが挙げられる。
【0036】
(熱転写受像シートの使用方法)本発明の熱転写受像シートの使用方法は、基材上に、染料受容層を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有し、該ミシン目が形成された部分は熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧して、平滑化され、かつ該ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾である熱転写受像シートにおいて、該熱転写受像シートに画像を形成し、該ミシン目で折って、ミシン目を間にして左右の部分を分離して、端部を取り除いて最終的に印画物を得るものである。上記の画像形成は、染料層を有する熱転写シートから染料を受容層に転写して画像を形成し、また耐久性をもたせるために、画像上の全面または一部に保護層を転写することができる。上記のミシン目を折る際に、ミシン目で1回折って、さらに折り返す程度で、ミシン目から切り離せるようなミシン目が好ましく用いられる。以上のような使用方法によって、画像形成物の端辺に余白が生じることなく、全面に熱転写画像を有する印画物を容易に入手でき、また画像品質の優れた印画物が得られる。
【0037】
【実施例】
以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
貼り合わせ基材の芯材である上質紙(坪量157g/m2)の受容層側に、基材内部にミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡(株)製、FK003、厚さ38μm)を下記組成の接着剤層を5.0g/m2(固形分)を用いて、(接着剤層はグラビア印刷機により塗工、乾燥して形成した)、貼り合わせ、さらに該上質紙の他方の面に、ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、T−60、厚さ25μm)を上で使用した接着剤と同じものを用いて、接着剤層を5.0g/m2(固形分)を用いて(接着剤層はグラビア印刷機により塗工、乾燥して形成した)、貼り合わせ、貼り合わせ基材を作製した。
【0038】
次に、この貼り合わせ基材の内部にミクロボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム面に下記組成の中間層用インキを乾燥塗布量が2.0g/m2になるようにバーコーターにより塗布し、ドライヤーで乾燥し、中間層を設け、その後、中間層上に下記組成の受容層用塗工液をバーコーターにより乾燥時5.0g/m2になる割合で塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に100℃のオーブンで30秒間乾燥して染料受容層を形成した。また、基材裏面のポリエチレンテレフタレートフィルム(T−60)の上に下記組成の裏面層塗工液をバーコーターにより乾燥時5.0g/m2になる割合で塗布し、ドライヤーで乾燥して、熱転写受像シートを作製した。
【0039】
(接着剤層用塗工液組成)
ポリエステル系粘着剤(SKダイン5273:綜研化学製) 80部
メチルエチルケトン/トルエン/酢酸エチル=1/1/1 20部
(中間層用塗工液組成)
ポリエステル樹脂(WR−905、日本ポリウレタン(株)製) 13.1部
酸化チタン(TCA−888、トーケムプロダクツ(株)製) 26.2部
蛍光増白剤 0.39部
(ユビテックスBAC、CIBA−GEIGY CO.製)
水/IPA(質量比2/1) 60部
【0040】
(染料受容層用塗工液組成)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12.0部
(#1000A、電気化学工業(株)製)
エポキシ変性シリコーン 0.8部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
アミノ変性シリコーン 0.24部
(24−510、信越化学工業(株)製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
【0041】
(裏面層塗工液組成)
アクリル樹脂(BR−85、三菱レイヨン(株)製) 19.8部
ナイロンフィラー(MW−330、神東塗料(株)製) 0.6部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 79.6部
【0042】
以上の長尺体である熱転写受像シートに対し、画像形成領域内に、カット部が0.23mm,アンカット部が0.28mmの繰り返しのミシン目が入るように、縦ミシン刃により、折って切り離し可能なミシン目を形成し、その直後に、そのミシン加工とインラインで、ミシン目が形成された部分を熱転写受像シートの裏面側からミシン目に沿って、プレスロール(加圧巾4.5mm)と圧胴で加圧して(プレスロールと圧胴ともに接触する表面の材質はステンレスで、加圧条件は3kgf/4.5mm巾)、ミシン目に生じたバリを平滑化し、さらに100mm×169mmの大きさの枚葉にシートカットし、本発明の実施例1の熱転写受像シートを作製した。
【0043】
上記の実施例の熱転写受像シートと、市販の昇華性熱転写シートを、それぞれの受容層と染料層を重ね合わせ、熱転写シートの裏面からサーマルヘッドで加熱し、テストパターンの熱転写画像を形成した。印字条件は、線密度が300dpiのサーマルヘッドを搭載した256階調制御が可能な熱転写プリンターを使用し、パルス幅が1ms、記録周期が2.0ms/line、記録エネルギーが3.0j/cm2で、画像を形成する。また、ミシン目にかかるように熱転写画像を形成し、つまり熱転写画像の形成領域内に、ミシン目が位置するようにした。
尚、得られた熱転写受像シートのミシン目での折れ強度は150gf/100mm巾であった。
【0044】
以上の画像形成物において、ミシン目の部分で1回折って、さらに折り返して、ミシン目を間にして左右の部分が分離され、端部を取り除いて、印画物を得た。その印画物は、ミシン目で切り離された端辺に、画像抜け(白抜け)が目立たなく、全面に熱転写画像を有し、画像品質の優れたものが得られた。
また、全面に熱転写画像を有する印画物を、受像シートの供給方式がロール状の複雑で、高価なプリンターが必要なく、単純なプリンターにより、安価に、また容易に入手できた。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、以上説明したように、基材上に、染料受容層を設けた熱転写受像シートにおいて、画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有し、該ミシン目が形成された部分は熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧して、平滑化され、かつ該ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾であるもので、熱転写画像にミシン目による転写ムラ等が生じることなく、また該ミシン目で折って、ミシン目を間にして左右の部分を分離して、端部を取り除いて、画像形成物の端辺に画像抜け(白抜け)が目立たなく、画像品質が優れ、全面に熱転写画像を有する印画物を容易に入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写受像シートの一例を示す断面図である。
【図2】本発明の熱転写受像シートの他の例を示す断面図である。
【図3】本発明の熱転写受像シートの他の例を示す断面図である。
【図4】ミシン目での折れ強度の測定方法を説明する概略図である。
【図5】熱転写受像シートのバリの発生した状態と、そのバリが平滑化された状態を示す断面図である。
【図6】熱転写受像シートに横ミシン目加工を行う説明図である。
【図7】熱転写受像シートに縦ミシン目加工を行う説明図である。
【図8】ミシン目が形成された部分をプレスロールで加圧する説明図である。
【符号の説明】
1 基材
2 染料受容層
3、4、8、9 折って切り離し可能なミシン目
5 画像形成領域
6 中間層
7 裏面層
10 紙
11 ミクロボイドを有するフィルム
12 フィルム
13、14 接着剤層
15 カット部
16 アンカット部
17 水平板
18 バリ
19 横ミシン刃
20 縦ミシン刃
21 プレスロール
22 圧胴
23 熱転写受像シート
Claims (1)
- 基材上に、染料受容層を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有する熱転写受像シートの製造方法において、該基材上に染料受容層を形成した後に、ミシン目加工を熱転写受像シートの受容層面から行い、その後にミシン目が形成された部分を熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧して、平滑化し、かつ該ミシン目での折れ強度が120〜200gf/100mm巾になるように、ミシン目のカット部の寸法を0.2〜0.25mm、アンカット部の寸法を0.25〜0.38mmにしてミシン目加工を行うことを特徴とする熱転写受像シートの製造方法。
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