JP2016032910A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016032910A JP2016032910A JP2014156355A JP2014156355A JP2016032910A JP 2016032910 A JP2016032910 A JP 2016032910A JP 2014156355 A JP2014156355 A JP 2014156355A JP 2014156355 A JP2014156355 A JP 2014156355A JP 2016032910 A JP2016032910 A JP 2016032910A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- layer
- length
- cut
- perforation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
Description
した部分の印画物表面が部分的にマット化すると考えられる。
前記ミシン目が200〜500μmのカット部と、100μm以上のアンカット部から構成され、かつ、(カット部の長さ)/(カット部の長さ+アンカット部の長さ)にて算出されるカット率が60%以上80%以下であることを特徴としている。
前記ミシン目が200〜500μmのカット部と、100μm以上のアンカット部から構成され、かつ、(カット部の長さ)/(カット部の長さ+アンカット部の長さ)にて算出されるカット率が60%以上80%以下であることを特徴としている。
る。基材と染料受容層との間に位置する他の層としては、例えば、断熱層、緩衝層、下引き層などが例示できる。
れのあるカット部に対し、下引き層や染料受容層に刃が入ってなく吸湿や水分の気化を誘引しないアンカット部を十分に設けるとよい。またコゲを誘引するカット部の長さやアンカット部との比率によって、視覚的な顕在化を抑制することができる。より具体的には、長さ200〜500μmのカット部に対して、アンカット部の長さを100μm以上とし、かつ(カット部の長さ)/(カット部の長さ+アンカット部の長さ)にて算出されるカット率について80%以下とすればよい。カット部の長さが500μmを超えると、コゲを誘引するカット部が長すぎてアンカット部を如何様に形成してもコゲが視覚的に顕在化してしまう。アンカット部の長さが100μm未満であると、コゲを抑制するアンカット部が短すぎてカット部に起因するコゲが顕在化してしまい、カット率が80%を超えると、アンカット部によるコゲの抑制効果が追いつかずにコゲが顕在化してしまう。
は単独、あるいは2種以上を混合しても良い。中でも、シリコーンエマルジョンを使用することが好ましい。また、染料受容層4は、必要に応じて、架橋剤や酸化防止剤、蛍光染料や、公知の添加剤を含有しても良い。
基材として厚さ140μmの長尺の上質紙を使用し、溶融押し出し法により裏面層として厚さ30μmのポリエチレン樹脂層を形成した。
ポリオレフィンエマルジョン 20部
(アローベースSB−1010、ユニチカ(株)製)
塩ビ共重合体エマルジョン 20部
(ビニブラン603、日信化学工業(株)製)
トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 4部
純水 56部。
塩ビ共重合体エマルジョン 35.5部
(ビニブラン900 日信化学工業(株)製)
変性シリコーンオイル 1.5部
(X−22−3000T 信越化学工業(株)製)
純水 63部。
カット部の長さを400μm、アンカット部の長さを180μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを350μm、アンカット部の長さを120μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例3の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを350μm、アンカット部の長さを180μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例4の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを300μm、アンカット部の長さを120μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例5の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを250μm、アンカット部の長さを120μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例6の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを600μm、アンカット部の長さを120μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを400μm、アンカット部の長さを60μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを300μm、アンカット部の長さを250μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを300μm、アンカット部の長さを60μmとした以外は、実施例1
と同様にして、比較例4の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを250μm、アンカット部の長さを250μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例5の熱転写受像シートを作製した。
カット部の長さを250μm、アンカット部の長さを400μmとした以外は、実施例1と同様にして、比較例6の熱転写受像シートを作成した。
熱転写記録媒体の基材として、厚さ4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その非易接着処理面に下記組成の耐熱滑性層塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/m2となるように塗布、乾燥し、耐熱滑性層付き基材を得た。次に、耐熱滑性層付き基材の易接着処理面に、下記組成のプライマー層を塗布し、続いて熱転写層塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/m2となるように塗布、乾燥して熱転写層を形成し、熱転写記録媒体を得た。
シリコーン系アクリルグラフトポリマー 50.0部
(東亜合成(株)US−350)
メチルエチルケトン 50.0部。
ポリビニルアルコール 2.5部
イソプロピルアルコール 30.0部
純水 67.5部。
C.I.ソルベントブルー36 2.5部
C.I.ソルベントブルー63 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 5.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部。
実施例1〜6、比較例1〜6の熱転写受像シートおよび熱転写記録媒体を使用して、熱転写受像シートにベタ画像を印画した後、35℃80%RH環境下に2時間保存し、コゲを評価した。なお、印画に使用した評価用サーマルプリンターは、印画速度が2.0msec/line、解像度が300×300DPIのものである。
コゲの評価は、以下の基準にて行った。△以上が実用上問題ないレベルである。
△:マット化がごく僅かに認められる
×:マット化が認められる。
切り取り評価は、以下の基準にて行った。△以上が実用上問題ないレベルである。
△:一度折って切り取り可能であるが、切り口に毛羽立ち等がみえる
×:複数回折り曲げないと切り離すことができない。
使用することができ、プリンターの小型化・高機能化に対応して簡便に高画質のフルカラープリントを得ることができるため、デジタルカメラのセルフプリント、アミューズメント用出力物等に広く利用できる。また製造上の環境負荷低減にも寄与できる。
2:断熱層
3:下引き層
4:染料受容層
5、6:ミシン目
7:背面層
Claims (3)
- 基材上に単層または多数層の塗布層を有すると共に、表面の塗布層が昇華性染料を受容する染料受容層であり、これら層のうち、少なくとも1の層が水系コーティング剤をコーティングして形成された層である熱転写受像シートであって、かつ、切り取り可能なミシン目を有する熱転写受像シートにおいて、
前記ミシン目が200〜500μmのカット部と、100μm以上のアンカット部から構成され、かつ、(カット部の長さ)/(カット部の長さ+アンカット部の長さ)にて算出されるカット率が60%以上80%以下であることを特徴とする熱転写受像シート。 - 基材上に多数層の塗布層を有すると共に、表面の塗布層が昇華性染料を受容する染料受容層であり、この染料受容層の下に位置する層のうち、少なくとも1の層が水系コーティング剤をコーティングして形成された層である熱転写受像シートであって、かつ、切り取り可能なミシン目を有する熱転写受像シートにおいて、
前記ミシン目が200〜500μmのカット部と、100μm以上のアンカット部から構成され、かつ、(カット部の長さ)/(カット部の長さ+アンカット部の長さ)にて算出されるカット率が60%以上80%以下であることを特徴とする熱転写受像シート。 - プリンターの搬送方向と交差する方向に前記ミシン目が延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014156355A JP6350078B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 熱転写受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014156355A JP6350078B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 熱転写受像シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016032910A true JP2016032910A (ja) | 2016-03-10 |
JP6350078B2 JP6350078B2 (ja) | 2018-07-04 |
Family
ID=55452051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014156355A Active JP6350078B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 熱転写受像シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6350078B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017177784A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2020006612A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10230684A (ja) * | 1996-12-19 | 1998-09-02 | Sony Corp | 熱転写用印画紙 |
US5904985A (en) * | 1997-12-09 | 1999-05-18 | Permacharge Corporation | Electret film composition adapted for printing on computer printers and the like |
JP2001162953A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法 |
JP2002274061A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
JP2003054142A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-26 | Asahi Glass Co Ltd | 耐光性の優れた染料拡散型熱転写受容シート |
JP2006240179A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写受容シート |
JP2008265335A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Fujifilm Corp | 熱転写方式を用いた画像形成方法 |
JP2010214695A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Fujikura Kasei Co Ltd | 染料受容層用エマルジョン樹脂組成物 |
-
2014
- 2014-07-31 JP JP2014156355A patent/JP6350078B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10230684A (ja) * | 1996-12-19 | 1998-09-02 | Sony Corp | 熱転写用印画紙 |
US5904985A (en) * | 1997-12-09 | 1999-05-18 | Permacharge Corporation | Electret film composition adapted for printing on computer printers and the like |
JP2001162953A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法 |
JP2002274061A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
JP2003054142A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-26 | Asahi Glass Co Ltd | 耐光性の優れた染料拡散型熱転写受容シート |
JP2006240179A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写受容シート |
JP2008265335A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Fujifilm Corp | 熱転写方式を用いた画像形成方法 |
JP2010214695A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Fujikura Kasei Co Ltd | 染料受容層用エマルジョン樹脂組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017177784A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2020006612A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6350078B2 (ja) | 2018-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6350078B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP6870198B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP6471513B2 (ja) | 熱転写両面受像シート | |
JP6361233B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2006240179A (ja) | 熱転写受容シート | |
JP7035564B2 (ja) | 熱転写受像シートならびに熱転写受像シートの製造方法 | |
JP2010076183A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP7069824B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2020055271A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2018126927A (ja) | 熱転写受像シートの製造方法 | |
JP2020157645A (ja) | 昇華転写用受像シート | |
JP7302157B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP6790982B2 (ja) | 昇華転写用受像シート | |
JP2020055270A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2017177493A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2021054020A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP6728624B2 (ja) | 熱転写受像シートの製造方法 | |
JP2017177783A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2021142704A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2023091661A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
JP2019142012A (ja) | 熱転写受像シート、印画物およびプリントシステム | |
JP2016068399A (ja) | 熱転写受像シート | |
JPH07137469A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2020062773A (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2020049880A (ja) | 熱転写受像シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180521 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6350078 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |